千冬「私がブラコン?ご冗談を」 (35)

真耶「しかし・・・毎晩織斑君の部屋に忍び込んでは寝顔を撮り、それを待ち受けにしているとなるとそういう結論になってしまうんです」

千冬「ありえませんな、これはあくまでも姉の義務であり決してブラコンの内には入りません」

真耶(もうダメだこのブリュンヒルデ)

千冬「話はそれだけですか?一夏の夕食を見守る時間なのでもう行きますよ」ツカツカ

真耶「やっぱりブラコンじゃないですか!?」

食堂

千冬(まったく・・・山田先生はよくもまああれだけ妄想癖が凄いものだ。一夏可愛いよ一夏・・・)コソコソ

鈴「あんたって、年上が好きなの?」

千冬(いい質問だ中華屋、気に入った、殺すのは最後にしてやる)

一夏「う~ん、よくわからないけど好きになった奴がタイプなんじゃないか?」

シャル「なるほどね、それはいいこと聞いたよ」

千冬(あんのクソビッチめ・・・頭から喰ってやろうか・・・)

セシリア「お金持ちの女性などはどうなんですの?」

一夏「確かにお金も大事だけど、お互いを大事にできるかが大事なんじゃないか?」

千冬(金の力しか能の無いメス豚があああああああああ!今すぐ屠殺してやろうか!)

ラウラ「それならば私なんか完璧だぞ」

千冬(恩知らずめ、後で軍法会議だな。A級戦犯として銃殺刑だ)

一夏「ははは、恋愛とかほとんど考えたことないよ」

箒「お前は相変わらずだな・・・」

千冬(お前も相変わらず一夏に振り向いてもらえずに可哀想だよな、ブッ殺すが)

一夏「そろそろ、風呂行ってくる」

千冬(ロクな女に縁がないな一夏は、これはもう仕方がないので私が一生養ってやらねばならんな!)


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大浴場

一夏「ふう、貸し切りって贅沢だよな」ジャブジャブ

千冬「すまんが貸し切りではなくなったぞ」ガラガラッ!

一夏「うわあ!?千冬姉!?」//////

千冬「どうした、姉弟なのだから問題あるまい」

一夏「無いわけないだろ!」//////

千冬「たまには夫婦・・・じゃなかった姉弟水入らずで楽しもうじゃないか」

一夏「今夫婦って言ったよね!?」

千冬「夫婦も姉弟も似たようなものだ、というより私の辞書では同義語だ」

一夏「今すぐ千冬姉の辞書を広辞苑に差し替えてくださいお願いします!」

千冬「さて一夏、子供は三人欲しいぞ。家はもう建てた、後はお前が卒業したら新婚旅行に行こうな」

一夏「誰かあああああああああ!」

千冬「当然だが人払いをしてある、お前の声は届かない」ジリジリ

一夏「落ち着いてくれよ千冬姉!」

千冬「落ち着いているさ、落ち着いているから完璧な人生設計が組めたのだ、さあ家に帰るぞ一夏」ドスッ

一夏「!」ガクッ

千冬「ふふふ・・・もう逃がさないぞ一夏?」ズルズル

織斑家

一夏「うう・・・ここは、家?」

千冬「その通りだ、今日からお前には家から学園に通ってもらう」

一夏「そんなことをしてなんになるんだ?」

千冬「なに、家からお前と一緒に学園へ通いたいだけだ」

一夏「え?それだけ?」

千冬「それだけだ(今はな)」

一夏「何か、夫婦がどうとか言っていたのは・・・」

千冬「無論そのつもりだが、今は一緒に学園に通いたいだけだ」

一夏(まあ、千冬姉のことだ、そのうち落ち着いて元通りになるだろ)

千冬「何か質問は?」

一夏「ないよ、とりあえず無害そうだし従っておくよ」

千冬「賢明な判断だ」

一夏「時間も時間だし、寝たいんだけどいいか?」

千冬「ああそうだな、私もそろそろ寝ようと考えていたところだ」

千冬の部屋

一夏「何で一緒に寝るんだ?」

千冬「夫婦は同衾が基本じゃないか」

一夏「ああ、まだその設定続くんだ」

千冬「設定ではない、本気だ」ガシッ

一夏「抱き付くなよ、寝にくいだろ」

千冬「今から慣れろ」

一夏「むちゃくちゃだよ」

千冬「くー」zzz

一夏「寝るの早っ!」

千冬「一夏・・・愛している」zzzz

一夏「!!」//////

千冬「くー」スヤスヤ

一夏「実の姉だぞ、落ち着け俺・・・・」ドキドキ



千冬「あの頃は♪」ゆさゆさ

一夏「はっ!?」ガバッ

千冬「おはよう一夏」ニコッ

一夏「千冬姉・・・」

千冬「なんだ?私と夫婦になる決断でもできたか?」

一夏「何でその起こし方なんだ?というかなぜ起きられたんだ俺!?」

千冬「夜な夜なお前の寝顔を見に行くときに口ずさんでいた」

一夏「え?この場合選曲のセンスにツッコめばいいの?夜な夜な忍び込んでたことにツッコめばいいの?」

千冬「私のあn」

一夏「言わせねえよ!?」

千冬「ふふふ・・・これで夫婦漫才をするという目標は果たされた」カキカキ

一夏「千冬姉が壊れていく・・・」

千冬「さて、残り800ほどだな」

一夏「聞きたくなかった!」

千冬「聞かなくとも自然とこなしていくさ」

一夏「まあいいや、飯作るよ」

千冬「よろしく頼む」

一夏「了解」

リビング

千冬・一夏「いただきます」

一夏「久しぶりに作ったから口に合わないかも」

千冬「合わなくても私が合わせるさ」

一夏「千冬姉・・・」

千冬「それが夫婦というものだろう?」ニコッ

一夏「/////////・・・・夫婦ではないけどな!」ドキドキ

千冬「なんだ、美味いじゃないか」ズズー

一夏「それはよかったよ//////」ドキドキ

通勤・通学の姉弟夫婦

一夏「よし、準備OK」

千冬「待て」

一夏「何だよ千冬姉、忘れもんか?」

千冬「手を繋いで行くぞ」ガシッ

一夏「まあいいけど」

千冬「♪」

一夏「ご機嫌だなあ・・・」

IS学園

一夏「意外と掛からないんだな」

千冬「まあな、私は職員室だからここまでだ、ちゃんと勉強するんだぞ」

一夏「了解先生」

千冬「それでいい」

一夏「またあとでな先生」

千冬「敬語を使わんかまったく・・・」

教室

一夏「おはよう」

箒鈴シャルセシリア「一夏!(さん!)」

一夏「おお?どうしたみんなして」

鈴「どうしたもこうしたもないわよ!」

箒「織斑先生と手を繋いで登校していたのは本当か!?」

シャル「僕は見てたから隠しても無駄だよ!」

セシリア「どうして手を繋いでいたんですの!?」

ラウラ「今すぐ処刑してもいいんだぞ!」

一夏(千冬姉のあれはさすがに言えないよなあ・・・少しぼかしながら説明するか)「かくかくしかじか」

セシリア「ふーむ?」

箒「・・・」

鈴「ん~~~~」

ラウラ「ふむ」

シャル「つまり、織斑先生は一夏と結婚したくて、それで家があるから夫婦生活のつもりだと」

一夏(やっちまったああああ!純度100パーのストレート投げちまったあああああああああ!!)

五人「・・・・・・・・・・」

鈴「何の冗談よ!?」

セシリア「織斑先生がそんなこというはずありませんわ!」

シャル「そんなすぐバレる嘘ついてまで隠すの!?」

箒「よりによって自分の姉を利用するなんて見損なったぞ!」

ラウラ「嫁失格だな!」

五人「ふん!」

一夏「えー・・・・・」

千冬(堅物な私のイメージが強すぎて事実と思わなかったのか、これだから小娘の相手はちょろい・・・)ニヤッ

一夏「はあ・・・困ったなあ」

千冬(一夏可愛いよ一夏、今すぐ押し倒して胸に顔を押し付けながら窒息寸前まで姉の母性を味あわせたい・・・)

山田(もうホントどうしようこの変態・・・)

一夏「おっと、危ない危ない、うっかり転ぶところだった」

千冬(ドジな一夏も可愛いよ、転んで擦りむいたところをペロペロしたい・・・)

山田(変態でも才能さえあれば世の中渡れるんだから不公平ですよねえ)

一夏「・・・」ブルッ

千冬「一夏可愛いよ一夏可愛いよ一夏一夏可愛いよ一夏一夏可愛いよ一夏」ハアハアハアハア

真耶「聞こえてますよ織斑変態」

千冬「ん・・・ああ山本か、今忙しいから帰れ」シッシッ

真耶「山田です、教育委員会にチクりますよ鬼畜変態痴女」

千冬「お前の乳は一夏の目の毒だし眼鏡属性が付いたらどうするんだいいから帰れ山崎」

真耶「織斑くうううううううううん!!ここに変態のお姉さんがきゃあああああああ!」

一夏「!?」バッ

千冬「ん”ん”・・・奇遇だな織斑、今から昼食に行かないか?」////////

一夏「次二時間目だから無理じゃないですか?」

千冬「愛の前では時間など無力だ」ズルズル

一夏「え、ちょ、離してくれ!」

千冬「一夏とデート一夏とデート・・・ふふふふふ・・・・」ズルズル

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