レスラー「あの頃、あそこは俺にとって遊園地だった」 (22)

架空の団体をテーマにしたプロレス物のSSです。

各登場人物に固有名詞あります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368766913

ドッオオン!

実況「おおっと唐島、木村を2メートルの高さからボディースラムで叩き付けたぁっ!」

解説「唐島は高身長ですからね、これは効きますよ」

実況「木村起き上がれない……さあ唐島カバーに入るっ!」







カンカンカン!

ワァァァァッ!

実況「ここで3カウント!唐島、ボディースラムからの体固めでフォールを奪いました!」

解説「いやー、この唐島のゴツゴツした戦い、これが彼の持ち味なんですね!」

実況「さあ、この後は本日のメインイベント!インターナショナルチャンピオンシップ
ヘビー級のベルトがかかった一戦……」

……熱気渦巻くリングを後にする1人のレスラー。名前は唐島浩二。IWE(International Wrestling Entertainment)の古参プロレスラー。
今年で45歳を迎える彼は、既に団体でもベテランの域に入っていた。
黒のパンツに黒のリングシューズ。
その風貌と同じく飾らない彼のファイトスタイルは数々のファンの心を捕らえた。

しかし、時代は唐島が思うよりもずっと早足だった。

みさき「お腹空いたぁ!さぁ食べるぞぉ!」

新人A「うっわ、みさき先輩、それマジで全部食べる気ですか?」

みさき「ん?当たり前じゃない、プロレスラーはね、身体が資本なの!身体を作って
なんぼのお仕事なんだから、食べても食べ過ぎるって事は無いんだよ?」

IWE女子部の寄宿舎。
食卓を囲む女子レスラーの中で一際小さい身体のこの女子レスラーは『みさき』。
およそレスラーには見えない小さな身体と大人しい風貌のみさきであるが、
リングの上では男子顔負けの激しい試合を魅せる。
プロレス業界において、女子はどうしても男子の前座的な位置付けを余儀無くされる。
みさきはそれを理解しているからこそ、それを穴埋めするかの様に激しく戦うのだ。

新人B「……でもみさき先輩、それだけ食べてたら……気になりません?」

カナ「バーカ!そんな事言ってるからあんたは半分練習生なの!」

食事をかき込みながら新人Bを怒鳴りつけるのは牧野カナ。
明るい色の長い巻き髪、褐色に日焼けした肌、大きく誇張された胸。

みさきとは対照的に華やかな風貌の彼女はしばしばWWEのDIVAに例えられた。

カナ「食べたら食べた分動いて鍛えるの!そしたら体重は増えても[ピザ]ッたり
しないんだから」

新人B「はぁい」

みさき「そうだ。カナ、あなたに言っときたい事があるんだけど」

カナ「何よ」

みさき「あなたのリングコスチュームの事」

新人A「ぶ、ぶふっ!」

新人A「……スミマセン」

みさき「こないだ社長宛てに警察が来てたらしいわよ」

カナ「え?マジで?」

みさき「カナ、聞いてないの?」

カナ「ぜーんぜん」

新人B「みさき先輩……警察って、何があったんですか?」

みさき「こないだの試合のカナのリングコスチュームなんだけど……ちょっと
やり過ぎじゃないかって警察から指導が入ったのよ」

新人B「やり過ぎって、どう言う事なんですか?」

新人A「カナ先輩のリングコスチュームって、ローライズのショートスパッツ
ですよね?」

みさき「こないだは違ったのよ……それこそビーチバレーみたいなビキニで
出ちゃったの」

新人B「ビーチバレーって……あのちっちゃいマイクロビキニですか?」

カナ「あー!もう、みさきは堅いの!いーじゃんアレぐらい。下にサポーターは
着けてたし、それに今時アレぐらいのサービスはしないとお客さん来ないよ?」

みさき「だからってあれはやり過ぎよ。お客さん呼ぶなら試合で……」

コンコン

獅童「おーい、お取り込み中のとこ申し訳ねえが、ちょっといいか?」

みさき「……っ!」

ガバッ

みさき「獅童さんっ!女子部は男子禁制ですよっ!」ビシッ

獅童「いいじゃねえか、たまには可愛いお姉ちゃんの匂いでも嗅ぎたいんだよ」

野獣。
彼を形容するのにこれほどぴったりな言葉はあるまい。
獅童一馬。
金髪を後ろに撫でつけ、鍛え上げられた筋肉の鎧を100kg近い身体に帯びた
その巨躯は、見る者を畏怖させた。まさにリングの上で戦う為に産まれてきた男。

新人A&B「獅童さん、おはようございます!」

獅童「うーい、おはようさん」

みさき「はいっ!そこのドアまでっ!それ以上は」

ドッカリ

獅童「実はな、社長なんだが」

みさき「……遅かったか」

カナ「社長?……げっ、あたしの事かな?」

獅童「……?なんだカナ、お前何かやらかしたのかよ」

カナ「う、ううん。別に」

みさき「社長がどうしたんですか?」

獅童「ああ、飯食ったら社長室に来いってよ。何か社長直々に話があるそうだ」

カナ「話?」

獅童「詳しい内容は解らねえ。とにかく、俺や涼、S.C.A.Rやソレイユも
呼ばれてる。
……10時だからな、なるべく手早く飯終わらせちゃってくれや」

みさき「……唐島さんは?」

獅童「……ああ、あのオッサンも呼ばれてんだろ?つうか呼ばねー理由がねえしな」

チョンチョン

みさき「ねえ、ちょっと」

新人A「は、はい」

みさき「あなた、知ってたんでしょ?カナのコスチュームの事」

新人A「……ごめんなさい、でも、カナ先輩にどうしても黙っててくれって
言われて……」

みさき「ふう……いい?今回は警察の指導だけで済んだからいいけど、もし
うちの団体がそれこそ活動停止にでもなっちゃったら、あなたも私も行く所が
無くなっちゃうんだよ?」

新人A「……はい」シュン

カナ「ちょっとみさきぃ、新人ちゃんいじめないでよ?」

みさき「あんたが一番悪いんでしょうが!」

………………

ガッコン ガッコン

ガッコン ガッコン

ガッコ… ガッコ…

水上「……ソレイユ、頼むからベンチプレスやってる時にバーベルに体重を
かけるのはやめてくれないか」

ソレイユ「ははは、俺如きが乗ったところで君にはどうって事はないだろう」

水上涼。今IWEの中で最も(女性を中心に)人気を集める若きレスラー。
端正なルックス。均整のとれた体躯。経験と技術に裏打ちされたレスリング。
彼は完璧な筈だった。

ソレイユ「さて……余り君をいじめるのも酷かな?」

ソレイユ「よっ……と」ヒョイ

水上「ふー……」ガコン

ソレイユ「しかし練習熱心な事だ。たまには筋肉を休ませろ。過剰な筋肉は
返って動きを邪魔する」

水上「……そんなに付いてるか?」グイッ

ソレイユ「なぁにを言ってる。君が花道を帰って行く時、こぞって君の身体を
触りに来るのは女性ファンじゃないか。……たまに違うのもいるけどな」

水上「……やめてくれ、俺は入場と退場が一番苦手なんだよ」

大仰に手を広げて水上の言葉に答えるマスクマンの名はザ・ソレイユ。
試合中はもちろん、ジムでもオフでもソレイユは絶対にマスクを脱がない。
故に、IWEの人間は彼の素顔を知らない。更に、国籍も。ただ、マスクから
見える目が綺麗な茶色をしているので日本人ではないのだろうと言う結論には
落ち着いているのだが、ソレイユの流暢な日本語がその結論を危うくする。
彼はその名が示す通り、太陽の様にリングを舞っていた。……1年前までは。

ソレイユ「もったいない!」

ソレイユ「入場こそレスラーの真骨頂ではないか!俺は入場に命をかけているからな。
響き渡るテーマ、照らすライト。ランプ脇を吹き上がる炎。ああ、考えただけで
イッてしまいそうだ」

水上「……あんたにゃかなわないな」ポリポリ

水上「……で、何の用だっけか?」

ソレイユ「おお、そうだ。社長がお呼びだそうでね」

水上「社長?……かーっ、あのババア、また何かあんのかよ……」

ソレイユ「内容は俺も聞かされてない。君と俺、一馬にS.C.A.R、唐島……それと
みさき、カナが呼ばれているな」

水上「まあ、唐島のオッサンは当然として、俺とか女子の連中もか?」

ソレイユ「同じ釜の飯を食っている選手に線引きをするのは好ましくはないが
……まあ、君がそれだけ社長に買われていると言う事だよ」

ソレイユ「……そのうち、社長から夜のご褒美があるかも知れんな」

水上「……謹んであんたに譲るよ」

………………

新人A「ねえみさき先輩……女子の寄宿舎が男子禁制なら、男子の寄宿舎も……」

みさき「仕方無いでしょ。獅童さんが用事があるからって呼んで来いって言うんだから」

新人B「……うわっ。通路にパンツとか干しっぱなし……」

カナ「うふふ、いいねいいね、その初々しい反応」

新人B「す、すいません」

みさき「そう言えばあなたたちはS.C.A.Rに会った事はある?」

新人A&B「いえ……」

新人A「でも、どんな人かは噂でなら……」

カナ「ふぅん……ま、最初はみんな結構ビックリするんだけどね……よし、S.C.A.Rの
部屋に着いた」

新人B「何か……部屋の中から音がしますけど……」

カナ「あー、気にしない気にしない」

コンコン

カナ「S.C.A.R、入るよー」

ガチャッ

新人A「カナさん、返事も無いのにドアいきなり開けちゃ……」

カナ「いいのいいの」

新人B「うわ、真っ暗……」

ギシッ ギシッ

新人A「……えっ?これ……何の音?」

バッ!

新人A&B「きゃあああっ!」

みさき「うわっビックリした……ちょっとS.C.A.Rさん、何やってるんですかっ!」

S.C.A.R「……見ての通り、鍛錬を行っている。……この梁の所にある棒に
脚を引っ掛けると、ちょうど良い腹筋の鍛錬になるのだ」

クルッ

スタッ

S.C.A.R「……何の用かな?」

初めてこの男の姿を見た者は息を飲むだろう。しかし、誰もそれを責められはしない。
長身痩躯のその身体には筋肉による凹凸が刻まれている。
だが、その身体に刻まれているのは筋肉の凹凸だけでは無かった。
周囲の人間、そして本人も、その身体中に刻まれた傷痕について語る事はしない。
しかし、かつてこの男の身に降りかかったであろう惨劇がどんな物であるかは、
身体の傷痕が雄弁に語る。
いつしか周りの人間、そして本人でさえも名をS.C.A.R【傷】と呼ぶ様になった。

S.C.A.R「そちらは……女子部の新人かな」

カナ「新人っつっても、もう1年だよ?」

S.C.A.R「そうか、それは失礼した。何せ私は試合以外は殆ど部屋から出ないものでね」

カナ「鍛錬鍛錬ってさあ、こんな暗い部屋に引きこもってちゃ気が滅入んない?
たまにはジムに顔出してさ、新人に胸でも貸してあげたら?」

S.C.A.R「……私の技術など余り役に立つまい。私より涼や一馬達に学んだ方が
よほど有意義と言うもの……さて、用件を聞こうか」

みさき「社長が呼んでます。獅童さんや水上さんも呼ばれてて」

S.C.A.R「社長がか……珍しいな」

カナ「どーせアレじゃね?退屈なお説教とかさー」

S.C.A.R「それは君がお説教を食らう様な事ばかりしているからだろう?少なくとも
私は説教された事など無いぞ」

カナ「ぶー」

みさき「ミーティングは10時からだそうです。S.C.A.Rさん、遅れないで下さいね?」

S.C.A.R「ああ、解った」

………………

苑華「みんな集まってくれたわね。ご苦労様」

獅童「5分遅刻だぜ、社長」

みさき「獅童さんっ!社長に何て事を!」

苑華「弱小団体の社長と言っても色々と忙しいのよ。と言っても、獅童君に
合わせてあげたと言った方がいいかしら?」

獅童「そいつぁカナに言ってやった方がいいんじゃないっすか?」

カナ「はあ?何それ意味解らん」

棚橋苑華。メジャーに近いインディーと揶揄されるIWEを切り盛りする女社長。
父から受け継いだとは言え決して経営は楽ではないIWEを、女の幸せを投げ打ってまで
引き受ける彼女を不幸だと言うのは早計であろうか。

唐島「……みんな今夜も試合があるんだろう?俺も早いとこコンディションを
整えておきたいし、話は手短にしてくれないか」

カナ「(うげ……このオッサンまた始まったわ……)」

みさき「(ちょっと!カナ!)」

苑華「……今日こうやってみんなに集まってもらったのは他でもないわ」

苑華「近年この業界は若干盛り上がって来たとは言え全盛期にはまだまだ遠く、
決して楽観視出来る状況にはありません」

苑華「我が団体にも固定のファンが付いてくれるとは言え、それだけに
頼るのはとても危険な事なの」

苑華「そこで、我がIWEとしては他団体交流を取り入れる事にしたわ」

S.C.A.R「他団体交流……?」

ソレイユ「他団体交流なら今までもやってきたじゃないか、何を今更」

水上「俺らも色々なリング上がって来たしなあ。上がってないとこってあったっけ?」

唐島「………………」

唐島「……おい、まさか」

苑華「……そう、そのまさかね」

獅童「???意味解んねー」

苑華「時期はまだ未定でこれから詰めますが、我がIWEはUCAとの交流試合を
開催する事が決まりました」

水上「なっ……!」

獅童「UCAだと?」

唐島「………………」

苑華「まだ試合の時期は未定だとは言え、そう遠くはありません。各自、トレーナーの
指導のもと……」

唐島「どっちからだ」

苑華「……何がかしら」

唐島「どっちから話を出したんだ」

苑華「……UCAの方からよ」

唐島「……ふん。UCAこそ他団体交流をやらないといけないほど切羽詰まっている
訳じゃないだろう」

苑華「向こうにも当然何らかの思惑はあるでしょうけど、うちにはそこを深く
探るほどの余裕は無いのよ」

唐島「くだらん。思惑も何もガキでも解る事じゃないか」

苑華「唐島さん、解ってちょうだい。あなたにはメインも……」

唐島「俺は降りる」

苑華「唐島さん!」

唐島「ナメられるぐらいなら……俺はレスラーを辞めてやるさ」

………………

UCA(Ultimate Combative Association)。
所謂『プロレス悪夢の10年』の間に誕生、『ガチ』の戦いを謳い、急成長した
総合格闘団体である。
打。蹴。極。ショー、エンターテインメント的要素を一切排除したUCAの試合は、
プロレス八百長スキャンダルに辟易していた格闘技ファンの心をいとも容易く
掴んだ。

獅童「お前、どう思うよ」

水上「……UCAの事か」

獅童「ああ。俺はどうも納得がいかねえんだよな。大体、UCAがうちと交流試合
やって何の得があるってんだ」

水上「今までもプロレスと総合の交流試合はあったけど、殆ど失敗してるからな」

水上「ま、そもそも試合が成り立たないんだよ。見た目には同じでも細かいとこで
ルールが違ってたりする。そうすると、必ずどっちかが不慣れなどっちかの
ルールで戦わなきゃいけなくなる。そこで既に試合じゃないからな」

水上「そう考えりゃやっぱり向こうさんにも得は無いよな。金出して興行打って、
グダグダな試合じゃお客さんも離れるだろうし」

獅童「ったく……ここ最近でやっと会場に満員御礼出せるぐらいになったってえ
のに、大事なとこで面倒事が振って来やがる」

水上「あの暴露本さえ無けりゃなあ……っと、今愚痴っても仕方無いか。俺達に
出来る事はその日その日の試合をしっかりと
こなすだけ……今夜の俺の相手は……お前か」

獅童「へへっ、ここ一週間試合が無かったからな。腕が鳴るぜ」

水上「……お手柔らかに頼むぜ?」

………………

ワァァァァァッ!

水上「ぐっ!ぐあっ!」

実況『おおっと!獅童、長身の水上をネック・ハンギング・ツリーで持ち上げた!』

解説『水上は182センチですが、獅童もそれを上回る193センチですからね。
これは水上しんどいですよ』

女性客「きゃー!涼ーっ!」

男性客「おらー!獅童!死ねーっ!」

水上「(……お手柔らかにって言ったのに……)」

ドサッ

獅童「おらー!お前ら見とけー!」

ブー ブー

実況『今日も獅童一馬悪逆の限りを尽くしています、会場からは大きなブーイング!』

ドンッ

水上「くっ!」

実況『あーっと獅童、水上を足で踏みつけてフォールだ!』





……

水上「うぉぉっ!」バンッ

実況『水上返しました!カウント2.95!』

みさき「うっわぁ……相変わらず獅童さんエグいなぁ」

S.C.A.R「……だからと言って、一馬のあの姿ではあのヒールスタイル以外似合うまい」

みさき「そりゃそうですけど……あれ?」

S.C.A.R「どうした?」

みさき「S.C.A.Rさん、ほら!あの、あそこのリングサイドの席!」

実況『しかし水上ダメージがある!自力で立てない!』

グイッ

実況『さあ獅童、水上の髪を掴んで立たせ……これは危ない!獅童の腕が
飛んで来る!逃げろ水上!』

獅童「おらぁぁぁっ!」

ブンッ! スカッ!

獅童「っ!」

実況『おっと、水上、獅童のラリアットをかわし……バックを取った!』

ガシッ!

獅童「(ちょっ……涼……こんな技持ってるとか……聞いてないんですけど)」

実況『バックから!腕を取って!そして!水上が!投げる!』

フワッ

実況『ドラ!ゴン!スープ!レーックス!』

バァァァンッ!







カンカンカン!

ワァァァァァッ!

S.C.A.R「あれは……見た事がある顔だな」

みさき「あの人ですよ!UCAのトップ選手の高津アキラ!」

実況『カウント3!満身創痍から水上涼、逆転勝利です!』

S.C.A.R「何故ヤツがここに来ている?UCAとの話はマスコミにもまだ流してない筈だ」

みさき「……私、UCAって余り好きじゃないんです」

S.C.A.R「好きじゃない、とは?」

みさき「だって……あの人は違いますけど、体中にタトゥー入れた人がいるし、
何か試合内容も試合じゃなくて、『殺し合い』みたいな……」

S.C.A.R「君が今更見た目で臆するとは珍しいな」

みさき「……あっ、ごめんなさい、そんなつもりでは……」

S.C.A.R「冗談だよ……しかし、私の知っていたUCAはそんな連中はいなかった」

みさき「そうなんですか?」

S.C.A.R「ここ数年……UCAが『武神』と言う下部組織を作った……知ってるか」

みさき「いえ、知りません」

S.C.A.R「君が知らんのも無理は無い。武神の存在はUCAも積極的に明らかに
していないからな」

みさき「……どう言う事ですか?」

S.C.A.R「……明日、私は社長の所に行く。興味があるなら君も一緒に来るといい」

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