一方通行「ブラックブレット」 (25)
暗部の依頼で魔術組織から回収したそれを手にしながら一人つぶやく
一方通行「夢で並行世界に渡れる魔術道具だァ?くっだらねェ…」
一方通行「でもまァ?本物かどーか確かめねェとならねえしィ?」
一方通行「全ッ然まったくこれっぽちも興味はねえンだが?」
一方通行「仕方ねェ試すかァ…」
あっ一応、禁書とブラックブレットのクロスっす!
ベットに横になり、つまらなそうに息を吐きながら
一方通行(幼女ハーレム!幼女ハーレム!幼女ハーレム!!幼女に囲まれて暮らしてェエ!幼女達のヒーローになりたいィイ!)
そう全力で願いながら目を閉じ夢の中へと落ちていった。
???「…――のじゃ!おい!」
一方通行(…打ち止めの声?)
???「しっかりするのじゃ!…大丈夫か?」
一方通行「あァ…大丈夫だ打ち止…誰だァ?!」
???「なんの冗談じゃ?妾(わらわ)を覚えてないのか?もしや頭を打ったせいで記憶が…?」
一方通行「…少し混乱してるみてェなンだ (オイオイ…マジで並行世界来ちゃったンですかァ?)」
???「なんと!ホントに覚えておらんのか?妾はお主のイニシエーターで"ふぃあんせ"の延珠じゃぞ?」
一方通行「延珠?あ、あァ…そォだったな (こんな幼女が婚約者だとォ?!)」
延寿「いつもなら軽くあしらうのに…本当に記憶が?」ウルウル
一方通行「ま、まァ多分一時的なモンだろォ。記憶なんざ直ぐに戻る。」
延寿「ほんとうか?妾は信じていいのじゃな?」
一方通行「あァ俺は女(幼女)に嘘はつかねェ」
延寿「それでこそ妾の"ふぃあんせ"だ!」チュッ
一方通行「なッ!なにしやがる!(おおおおおおおおおおおお!!キス!!幼女からキスだとォ?!)」
延寿「なんだ?もっとしたかったのかレー太郎?」
一方通行「が、ガキのくせに何言ってやがる(して欲しかったに決まってんだろォが…)」
一方通行「…ん?」
延寿「ん?」
一方通行「オイ…今なんつったァ?」
延寿「なんじゃ///ほんとにもっとしたかった」
一方通行「それの後だ…」
延寿「レー太郎?ま、まさかお主、名前まで忘れてしまったのか?」
一方通行「…お、俺のフルネーム言ってみろォ」
延寿「なんと!ほんとに忘れてしまったのか?」
一方通行「あァ…ド忘れって奴だァ、頼む教えてくれ」
延寿「お主の名前は里見・アクセラ・レー太郎じゃぞ?」
里見・アクセラ・レー太郎「 」
一方通行(だせええェ!何だ何だなンですかァ!?キラキラネームも真っ青の壊滅的なダサさじゃねェーか!)
延寿「ほんとうに大丈夫かレー太郎?そろそろスミレ先生くるから…」
一方通行「スミレ先生だァ?そーいやここは病院か…そもそもなんで俺は頭なんて打ったンだ?」
延寿「そ、それは…」
ID変わったけど>>1です
一方通行「あァ?それは?」
延寿「妾が勢いよく抱き着いたせいで…転んで…もうレー太郎には抱き着かない方が…」
一方通行「なら仕方ねェな!ガキが遠慮なンてするんじゃねェ、これからもドンドン抱き付きやがれェ!」
延寿「レー太郎!」ギュッ
―――…コンコン
???「入るぞレー太郎君。」
一方通行「この声は…黄泉川?!」
―――…ガラガラ
室戸 菫(むろとすみれ)「やあ、意識は戻ったようだね」
一方通行「だから誰なンだよ!」
延寿「スミレは妾達の主治医だぞ!」
一方通行「…主治医ねェ」
延寿「スミレは四賢人と謳われた世界最高の頭脳を持ち「神医」という二つ名も持っておるが、今は重度の引きこもりじゃ!」
一方通行「流石に詰め込みすぎだろォ…(黄泉川の声に芳川みてェな性格で腕前は冥土帰しってかァ?)」
室戸「精密検査で脳波を計ってもしやとは思ったのだが…やはり記憶の混乱があるようだね。」
一方通行「分かってンなら話は早えェ、取り敢えず俺についての現状教えやがれ」
室戸「まず君の身体の事と仕事それに延寿ちゃんについて話そうか…」
――――…二時間後
一方通行「ガストレアと呪われた子供達…それにプロモーターとイニシエーターか」
延寿「むにゃむにゃ…レー太郎…」スヤア
室戸「あぁ…それと君の右手足の義体の事なのだが…」
一方通行「新人類創造計画か」
室戸「存命させるためにやむを得ない選択だったとはいえ、君に機械化兵士としての運命を与えてしまった」
一方通行「まァ構わねェぜ?クソくっだらねえ実験で何万人も殺戮するよりは余程可愛いもンだ」
今日は、ここまでにします。
このSSまとめへのコメント
里見・アクセラ・レー太郎と、「だから誰なんだよ?!」に吹いたwww
アクセラさん、流石です。
続き読みたいな