菫「宮永TEL?] (56)

2作目です
まだ慣れない点も多々ありますので、至らぬ点があればご指摘いただけると幸いです

※百合

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401255321

菫「なんだそれは」

照「菫専用の携帯電話」

菫「照が?」

照「そう、私が菫の携帯電話」

照「……違うな、私は賢いからスマートフォンだ、スマホ」ドヤァ

菫「」

菫(馬鹿なのか?)

照「というわけで、これから菫が人と話すときは私を使ってほしい」

菫「すまん意味がわからないんだが」

照「まったく…これだから菫は…私みたいに賢くならないとスマホになれないよ?」ハァ

菫「ロン!(物理)」ドシュッ

照「あうっ!」グサッ

照「痛い、ひどい…」サスサス

菫「お前が悪い。……で?まだ宮永TELについての詳細を聞いていないんだが…」

照「そうだった…あのね、これから菫が人と話すときは私を使ってほしいの」

菫「それはさっき聞いたぞ。私が聞きたいのは宮永TELの使い方なんだが」

照「ちょっと待って菫のせっかち。おばさんみたい。これから説明するから」

菫「…まあ今のは聞かなかったことにしてやる」イラッ

照「まず菫から人に話しかけるときは…菫→宮永TEL→○○」

照「で、だれかが菫に話しかけてきたときは…○○→宮永TEL→菫…ってなる」

菫「つまり会話するときはいったん照を間に挟むってことか?」

照「まあそうなる」

菫「めんどくさいな…なぜそんなことをする必要がある」

照(……だって菫、最近インハイのことで忙しくて全然かまってくれないから)

照(なんて恥ずかしくて口が裂けても言えない………)

照「…お、おもしろそうだから」

菫「何か企んでないか?」

照「菫ひどい。友達を疑うの?」

菫「前に自分でプリン食べたの忘れて部員全員に聞いて回ったやつに言われたくないんだが」

照「……そんなことあった?」

菫「あった。……まあいいや、少しなら付き合ってやる。他に宮永TELのルールとか、言っておくことはないな?」

照「あ、待って。宮永TELを使うときはちゃんと耳元で話してね」

菫「ばっ……///そんな恥ずかしいことできるか!なんで耳元なんだよ!」


照「え?だって電話だよ?菫は電話使うとき顔から受話器話すの?」

菫「いや、離さないが……」

照「でしょ?」ドヤァ

照「もちろん私から菫に話を伝えるときも耳元で話す」

照(これで合法的(?)に菫と零距離に……)フフフ

菫「………はぁ、もうわかったよ。やればいいんだろ」

照「そう。やってみたら意外と楽しいかもよ?」

菫「…そうだ照。私から照に話したいことがあるときはどうするんだ?」

照「その場合は宮永TELに宮永照に繋ぐように言って。私が電話役と本人の二役をこなす」

菫「わかったよ…ルールはそれだけだな?」

照「うん。それじゃ今からスタート」

菫「……………………………………」シーン

照「……………………………………」シーン

菫「……………………………………」シーン

照「張りつめた~弓の~震えるつーるよ~♪」

菫「ッ!!?」ビクッ

菫「なっなんだ!?どうした照!なんか悪いものでも食べたのか!?」アセアセ

照「……今のは着信音。ちゃんと電話出て」

菫「知るか!先に言え!」

照「あれ?言ってなかった?宮永TELは着信音を全5曲搭載している優れもの」フンス

菫(5曲って……どちらかというと劣ってると思うんだが……)

照「じゃあもう一回やるから今度はちゃんと電話出てね」

TEL「張りつめた~弓の~震えるつーるよ~♪」

菫「」イラッ

菫「ロン!(物理)」ドシュッ

照「ふぎゃ!」グサッ

照「痛い、ひどい、どうして…」グスッ

菫「歌のチョイスに悪意を感じるんだよ」

照「え…むしろ菫と同じシャープシューターなア○タカが出てくるから喜んでくれると思って選んだのに…いやだった?」

菫「本当にそう思ってるのが性質悪いな……とにかくその歌はやめろ。他の歌は?」

照「同じくジ○リからテルーの唄」

菫「…他は?」

照「狙いうち」

菫「……殴るぞ?」ゴスッ

照「……殴る前に言って」イタタタ

菫「…で、残りの2曲は?」

照「残酷な願いの中で、とMIRACLE RUSH。どれがいい?」

菫(なぜまたその二つを…)

菫「うーん、MIRACLE RUSHにしようかな」

照「あれ、なんか意外」

菫「なんでだ?」

照「菫がこんな明るめの曲選ぶなんて…」

菫「…さりげなく私のこと馬鹿にしてないか?」

照「そんなことない。私は常に菫のことを尊敬しリスペクトしてる」フンス

菫「英語使えて得意げだけどな、照。それ同じ意味だぞ」

照「えっ…………………」

菫(このスマホに辞書のアプリは入ってなさそうだな…スマホというよりただのアホだが)

照「と、とにかく着信音はMIRACLE RUSHでいい?」

菫「ああ、それで頼む」

照「あ、そうだ菫。お願いがある。私からの着信音はテルーの唄でいい?」

菫「………お前それ恥ずかしくないのか?」

照「え、なんで?」

菫「いや、お前が恥ずかしくないならいいんだ。うん、それにしよう」

照「ありがとう。じゃあ改めて。今度こそちゃんと電話出てね」

菫「…ああ」

TEL「こーころを何にたとえよぉ~♪た~かのよ~ぉなこの心~♪」

菫(……ムダにうまいな)

菫「………もしもし」

照「あ、もしもし菫?プリン食べない?」コソコソ

菫(…うぅ……耳元で囁かれるとこそばい……///近い近い!照の顔が近い!)カァアアア

照「ねえ菫ってば。プリン食べようよ」コソコソ

照(菫いい匂いする…まつ毛長い…きれい)スンスン

菫「………あ、ああ、プリン食べよう」コソコソ

菫(照のやつ……ほんとにきれいな顔してるな……///眼とかすごいきれいだ………///)ジー

照(はぅ……耳元で囁かれるの想像以上にドキドキする……///しかも菫がすごい見つめてくる…///)ドキドキ

照「………はっ!プリンプリン!!プリン取ってくる!」タタタッ

菫「あっ、ああ頼む……」

菫(…これは…心臓に悪い…)ドキドキ


照「すみれぇ……」

菫「ん?どうした照」

照「プリンなかった…・・」ショボン

菫「そういえばお前昨日プリン8個も食べてたじゃないか」

照「……そうだった……うぅ…プリン…」グスッ

菫「ああ、泣くなよもう…」アタフタ

菫「私がプリン買ってくるから照はここで待ってろ。ついでにみんなの分のお菓子も買ってくる」

照「だったら私も一緒に行く」

菫「いや、だれか来た時に部室に誰もいないとかわいそうだからな。照は残っててくれ」

菫「心配しなくてもお前のプリンは多めに買ってくるから」

照「さすが菫。私の一番のパシリ」

菫「ロn 照「ごめん菫、冗談だから。射殺すのはやめて」

菫「まったく…じゃあちょっと行ってくる」

照「いってらっしゃい」フリフリ

数分後

照「………ひま」グテー

照「菫遅いな………」

ドアガチャ

淡「やっほーテルー♪」

尭深「こんにちは」

照「淡、それに尭深も…」

淡「あれー?菫先輩は?鞄あるのにいないね」

照「菫は今プリンを買いに行ってる」

照「あ、そうだ…。淡と尭深に言っておくことがある」

淡「お!なーにテルー!重大発表!?」

照「うん。重大……ものすごく重大」

淡「なになにー?もったいぶらないで早く教えてよテルー」

尭深(至極どうでもいいことのような気がする…)オチャズズッ

照「私は今日から菫の宮永TEL!」ババン

淡「…???????」

尭深(やっぱり)

淡「何言ってるのかさっぱりわからないよテルー!」


照「…淡は物分かりが悪いね。ちゃんと勉強してるの?」ハァ

淡(…え、今の私が悪いの?)

尭深(大丈夫、宮永先輩が悪い)

照「淡にもわかりやすく説明するとね」

カクカクシカジカコーイウワケデ

淡「なるほどなるほどー。つまりテルは菫先輩の電話なんだね」フンフム

尭深(宮永先輩って麻雀なかったらどうなってたんだろう…)

ドアガチャ

菫「ただいま照」

照「あ、おかえり菫。遅かったね」

淡「おかえりなさーい」

尭深「お疲れさまです」

一応テスト期間なので、今日はここまでです。読んでくださった方々ありがとうございます。
明日も投稿すると思いますので、そのときはまたお付き合いいただけると嬉しいです

続き投稿します

菫「お、なんだ。淡と尭深来てたのか」

淡(菫先輩帰ってきたし、ちょっとテルのことからかってみよ)フフフ

照「菫!プリンプリン!」ソワソワ

菫「はいはい。少しは落ち着けよみっともない……」

淡「テルー!ちょっといい?」

照「なに?今はプリン食べたい」

淡「宮永TELさん、菫先輩に繋いでほしいんだけど」

照「!…ひょっと待っぺ」モグモグ

淡(食べるの早い……)

TEL「モグモグ……はい、今菫に繋がってる」

淡(今電話がプリン食べてた……)

淡「あ、もうしゃべっていいの?」

TEL「うん、私が責任を持って要件は全部菫に伝える」

淡「うん、よろしく。じゃあ話すね」

TEL「どうぞ」

淡「菫先輩、この間のこと覚えてます……?」コソコソ

TEL(この間こと…?)

菫(ん?淡のやつ、私に何か用か?)

淡「先輩、あの日ものすごく激しかったじゃないですか…私、忘れられなくて…」コソコソ

TEL(え、なに、どういうこと…)

淡「女の子の恥ずかしい姿見たんですから……責任…とってくださいね?」コソコソ

TEL「」

淡「って伝えてね、宮永TEL」ニヤニヤ

TEL「り、了解した……」プルプル

尭深(……淡ちゃん、すっごい悪い顔してる……いったい何を言ったの…)

TEL「うけとぉたーみーらくるらっしゅ いまさいこーのーきーせきにのりこめー」ギロッ

菫(なぜそんな殺気に満ちた目で私を見る!?)

菫「……も、もしもし」

照「……………」

菫「…おい照………」

照「菫の馬鹿あああああああああああああああああああああああああ!」コークスクリューパンチ

菫「ぐはっ!?」ドゴォォン

ドンガラガッシャーン

淡「」

尭深(弘世先輩がドア突き破って飛んでいった……)
 

照「菫のエッチ馬鹿変態!信じらんない!」ウガァァァ

尭深「淡ちゃん……宮永先輩に何言ったの…?」

淡「……ごめんなさい」

尭深「謝らなくていいから…で、なんて言ったの?」

誠子「おい、なんか廊下に弘世先輩が飛んできたんだけど…」ヒョコッ

誠子「完全に気絶してるからとりあえず保健室に連れて行くよ」ヨイセ

菫「」カツガレル

尭深「あ、誠子ちゃんありがとう。お願いね」

誠子「何があったかは後で教えてくれな」

照「菫の変態!馬鹿あああああああああああああああああああああああ!」ビェェェ

淡「て、テルーちょっと落ち着いてよ」アワアワ

誠子(いったい何が……)

保健室

菫「……………ぅ」

誠子「あ、気が付きましたか、弘世先輩」

菫「……ん?ここは?」

誠子「保健室です。部室に入ろうと思ったら弘世先輩が飛んできたんですよ」

誠子「体とかは大丈夫ですか?どこかぶつけたりとかは……」

菫「ああ、まったく問題ない。大丈夫だ、ありがとう」

誠子「いえ、大事なくて良かったですよ。……それで何があったんですか?」

菫「照の修羅旋風拳を喰らったんだ」

誠子「は?」

菫「ものすごい威力だった……あいつ、そのうち爆風障壁とかも使えるようになるんじゃないか?」

誠子「先輩…頭打ちました?」

部室

照「うわぁぁん!菫のアホおおおおおおおおおおおおおおおおお!」ビェェェ

尭深(……まだ泣いてる…)

淡「ほらテルー、私のプリンあげるから泣かないでよ」

照「うわあああああん!菫のあんぽんたん!」ビェェェモグモグ

照「うぇえええええええん!すみr……うっぐぇ…ゲホゲホ」

尭深(泣きながらプリン食べてむせてる…)

淡「ああ!テルー大丈夫!?」アワワワ

尭深「淡ちゃん、宮永先輩は少し放っていたほうがいいかもしれない」

淡「え、でも…」チラッ

照「ゲホゲホッ……」モグモグ

照「うっ!?…ゲッホゲッホ」モグモグェェ

淡「そうだね、少し放っておいたほうがいいかもね……」

尭深「それで淡ちゃん、大体の予想はつくけど…宮永先輩に何を言ったの?」

淡「う…実は…」

カクカクシカジカ

尭深「なるほど。つまり淡ちゃんはこの間の6限目が体育だった日に体育着のまま部室に来てお腹出して寝てたわけね」

淡「うん。それで激しく怒られました。白糸台の次期エースがだらしない云々…」

尭深「それを宮永先輩に誤解を招くような言い方で話したと……」

淡「……うん」

尭深「」ポカツ

淡「あだっ!?……うぅ、ごびんなさい…」グスッ

淡「でもだって!テルも菫先輩もお互い鈍感だし!からかってて面白いんだもん!」

尭深「それはまあ分からなくもないけど…」

再び保健室

誠子「…つまり電話ごっこしてたら大星の話を聞いた宮永先輩に突然殴られたってことですか?」

菫「違う、修羅旋風拳だ」

誠子「それはもういいです」

菫「むぅ…」

誠子「で、大星が宮永先輩に何を言ったかは皆目見当もつかないと…」

誠子(大星はたぶん弘世先輩が誰かたぶらかしてたとか、そんな類のこと言ったんだろうけど…この人鈍感だから気づかないんだよな)ハァ

菫「おい、今少し失礼なこと考えなかったか?」

誠子「め、滅相もないです!」

誠子(なんでこんなとこだけ鋭いんだよこの鈍感は……まあ鈍感なのは宮永先輩もいい勝負だけど)

菫「やっぱり今失礼なこと考えただろ!」

誠子「そんなことより早く宮永先輩の誤解を解かないとですよ」

菫「誤解?…誤解ってなんだ?」

誠子「いいですか先輩…失礼ながらこの際なので言ってしまいますけど」

誠子「先輩は鈍感です」

菫「なっ!何を言っている!私はこれでも人の顔色には人一倍敏感だぞ!」

誠子「まあそれは置いといて」

菫「おい!話を聞け!」

誠子「……先輩、最近はずっとインハイのことで忙しくて宮永先輩といることが少なくなってますよね」

菫「ん?ああ、まあそうだな」

誠子「先輩は宮永先輩といれなくて寂しくないんですか?」

菫「……ベ、別ニ寂シクナンカナイゾ…」

誠子「本当は?」

菫「うっ……す、少し……寂しいです、はい」

誠子「ですよね、それは先輩自身でもわかってますよね。じゃあ宮永先輩はどうだと思います?」

菫「え、照…?」

誠子「はい。宮永先輩は弘世先輩といれなくて寂しいと思いますか?」

菫「…別に寂しくないんじゃないか?いっつもボーッとしてるし」

誠子「それが鈍感だっていうんですよ、先輩」

菫「どういうことだ」

誠子「先輩、宮永先輩とずっと一緒にいてなんで気づかないんですか」

誠子「ここ最近、宮永先輩とずっと退屈そうでしたよ。プリンの消費量も極端に減ってますし」

菫「え、でも昨日私が部室に行ったときはすでに8個食べてたぞ」

誠子「いつもは20個以上食べてたじゃないですか!」

菫「!!……そう……だったな」

誠子「宮永先輩も先輩と同じで寂しいんですよ。だから今日、かまってもらいたくて電話ごっこやろうとしたんじゃないですか?」

菫「………………照」

菫「……すまんが、少し照のところに行ってくる」

誠子「はい、いってらっしゃい」

部室

照「………………………」ムスッ

淡(泣き止んだと思ったら今度は明らかに不機嫌そうな顔を…)

尭深(これ…どうしたらいいの…)

ドアガチャ

菫「や、やあ、ただいま…」

淡尭深「!?」

照「……………………」ギロッ

菫「う……おい照…そんなに睨むなよ…」

照「……後輩に手を出す変態が何の用…?」

淡「て、テルーそれ誤解d…もがっ!?」

尭深「淡ちゃんは少し黙ってて…私たちここにいないほうが良いみたい…」ズルズル

淡「わわっ!?ちょ、襟引っ張らないでくだs…ぐえっ…苦しいっ」

尭深「すみません先輩方、私たちお先に失礼します」ペッコリン

ドアバタン

照「………………」

菫「な、なあ照……」

照「………………何?」ムスッ

菫「淡に何言われたんだ…?」

照「………菫、淡に何したの?」

菫「は?」

照「とぼけないで。淡にあんなことやこんなことして恥ずかしい姿見たんでしょ!?」ギュルギュル

菫「お、おい待て照!何のことだ!淡の恥ずかしい姿って何d……あ」

照「!……やっぱり思い当たることがあるみたいね」ゴゴゴ

照「死刑!」ギュルルルルル

菫「待て照!頼むから話を聞いてくれ!たぶん誤解だ!」

照「…?誤解?」ギュル…

菫「ああ…だからその、淡になんて言われたかちゃんと教えてくれないか?」

照「…『菫先輩、この間のこと覚えてます……?』」

照「『先輩、あの日ものすごく激しかったじゃないですか…私、忘れられなくて…』」

照「『女の子の恥ずかしい姿見たんですから……責任…とってくださいね?』……って言ってた」

菫「」

菫(淡のやつ……よくも誤解を招くような言い方を…)

菫「あのな、照。それは私と淡がどうこうあったっていう訳じゃない」

照「…どういうこと?淡とあんなことやこんなことしたんじゃないの?」

菫「付き合ってもない後輩にそんなことするわけないだろ…私って信用ないのか?」

照「…じゃあ淡と何したの?」

菫「何をしたっていうか…あいつが腹出して寝てたから注意してやっただけだが…」

照「腹出して寝てたからチューしてやった!?」

菫「注意だ!注意!」

照「ああ…なんだ」ホッ

菫「まったく……。そのな、あの日淡は6限目が体育だったらしくてな」

菫「体育着のまま部室に来てソファで腹丸出しで爆睡してたんだよ。よだれとイビキ付きでな」

照「じゃあ恥ずかしい姿っていうのはそのこと?」

菫「たぶんな。それしか思い当たらないよ」

照「じゃあ…激しかったっていうのは…?」

菫「ずいぶん激しく叱ったからな…そのことじゃないか?」

照「………………」

菫「…どうしたんだよ黙りこくって」

照「………うぇぇ……」グスッ

菫「!!?どどどどうしたんだ照!何か気に障ること言ったか!?」アセアセ

照「……うぅ…」フルフル

照「違うの……なんか安心して……」グスッ

照「それに勘違いで菫にひどいことしちゃったし…」グスン

菫「私のことなら気にするな。ほら、この通りピンピンしてる」

照「…でも……修羅旋風拳なんて殺人技を菫に……」グスングスン

菫「……………………」

ギュッ

照「!!?」

照「す、菫!?どうしたの…///」

菫「照…私なら本当に大丈夫だ」ナデナデ

菫「それに、今回のことはお前に非があるわけじゃない。な?」

照「………ん…」ギュゥ

菫「……なあ、宮永TEL……」

照「……?」

菫「宮永照に…繋いでくれないか?」

照「……わかった」

TEL「うけとぉたーみーらくるらっしゅ いまさいこーのーきーせきにのりこめー」

TEL「…ピッ」

照「……もしもし」

菫「………………」

照「………菫?」

菫「………………照、好きだ」ミミモトデササヤク

照「…っ!?」///

菫「……その、だから…もしよかったら……私と…その…つつつ付き合ってくれないか…?」///

照「……………」グスッ

菫「!?あ、いや、その…嫌ならいいんだ!私のことは気にするな」アセアセ

照「違う……すごく嬉しくて……」グスッ

菫「え…?」

照「…わ、私も…菫のことが…その、大好きだから……だから私からもお願いしたい」

照「菫……私と…付き合ってほしい……///」

菫「……っ」ギュゥゥゥ

照「す、菫……ちょっと苦しい…」ケホッ

菫「あ、ああ…すまん!」バッ

照「もう…菫の馬鹿力…」キュッ

菫「照は…私なんかでいいのか?」

照「うん、菫がいい」

菫「……………///」テレテレ

照「照れてる菫…かわいい」

菫「ば、馬鹿言うな……///お前のほうがよっぽどかわいいじゃないか」

照「……えへへ///」テレテレ

菫「…………………………照」ギュッ

照「ん?なぁに菫?」

チュッ

照「!!?」

菫「す、すまん照…つい///」

照「……………もっかい」グイッ

菫「んむ!?」チュゥ

照「………んぅ」プハッ

菫「……照…///」

照「………ねえ菫…」

菫「…ん?なんだ照」

照「私は菫の携帯電話だから…だからこれからも…ずっとそばにいるからね」

菫「!…ああ、もちろんだ。言っておくが、一生機種変するつもりはないからな」ギュゥゥゥ

照「うん…!」ギュゥゥゥ


カン!

一応これで終わりです。
途中、いらんことを書き込んで皆さんに不快感を与えてしまったようで、大変申し訳ありませんでした。

最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。

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