アルミン「最近みんなの視線が…」(32)

ベルトルト「…」ジッ

ライナー「…」ジロッ

アルミン「…」スタスタ

サシャ「それでミカサがですねぇ…」

クリスタ「あっ…サシャ…」チラッ チラッ

サシャ「あっ…」ジッ

アルミン「…」スタスタ

ユミル「…」ギロッ

アルミン「…っ」ダッ

アルミン「おはよう、エレン、ミカサ」スッ

エレン「…おはよう」

ミカサ「…おはよう」

アルミン(目を合わせてくれない…)

エレン「…冷めないうちに食べようぜ」

アルミン「…うん」

ミカサ「…」ジロッ

アルミン「…!」ジッ

ミカサ「…」サッ

アルミン「…」

格闘訓練

アルミン(誰も組んでくれない…教官に怒られる…)

アニ「アルミン、組もう」

アルミン「!」パァァ

アルミン「うん!お願いするね!」

ライナー「…チッ」ジロッ

アルミン「…」

アニ「どこ見てんの」ガッ

アルミン「うわっ!?」ドサッ

アニ「ふん、雑魚」ギギギ

アルミン「いたたた!」

ベルトルト「…」ジロッ

書庫

アルミン「よいしょっ」スッ

アルミン「えっと、この本は前に読んだな」パラパラ

エレン「あっ…」ジッ

アルミン「あっ」

ライナー「おいエレン、行くぞ」ガッ

エレン「ああ…」プイッ

スタスタ

アルミン「…」

アルミン「…」ペラッ

アルミン「…」

男子寮

ガチャッ

アルミン「…」スッ

マルコ「!」

ライナー「よし、みんなもう寝るぞ。解散解散」スクッ

コニー「これからだったのによぉ」スクッ

ベルトルト「仕方ないさ…」チラッ

アルミン「…」

ベルトルト「…」プイッ

ジャン「あーあ。疲れるな」ゴロッ

アルミン「エレン、おやすみ」ゴロッ

エレン「…お、おやすみ」ササッ

アルミン「…」

ライナー「zzz」

ベルトルト「zzz」

ジャン「zzz」

コニー「zzz」

マルコ「zzz」

エレン「zzz」

アルミン「…」

エレン「…いつも側にいやがって、うっとうしい…zzz」

アルミン「…っ」ポロポロ

アルミン「ぅぅ…」ヒック ヒック

翌朝

アルミン「zzz…んっ」ムクッ

アルミン「…今日は休日だっけ」キョロキョロ

アルミン「…もう誰もいない…まだ朝食の時間じゃないのに」

アルミン「…」

アルミン「僕なんか…」

アルミン「ぅぅ…」グスッ

食堂

アルミン「…」スタスタ

コニー「おい、来たぞ」ヒソヒソ

サシャ「寝ぐせついてますね」ヒソヒソ

ユミル「だらしねーな」

クリスタ「ちょっとユミル」ヒソヒソ

アルミン「…」スタスタ

アルミン「おはよう、エレン、ミカサ…」スッ

エレン「…」

ミカサ「…」

アルミン(もう挨拶すらなくなった…)ウルッ

ミカサ「…もう無理!」ダキッ

アルミン「えっ」

ミカサ「ふふ…」ギュー

アルミン「いたたた!」バタバタ

エレン「あ!ずるいぞミカサ!」ガタッ

ミカサ「次はエレンが抱き締めるといい」ギュー

ライナー「ミカサが不可侵条約を破ったぞ!」ガタッ

ベルトルト「アニに続いて、なんてことだ!」ガタッ

アニ「エレン、次私ね」ガタッ

クリスタ「あっ、その次私ね!」ピョンピョン

ユミル「クリスタぁ…アルミンの野郎…」ギリリ

サシャ「クリスタの次は私ですね」

コニー「その次俺な」

アルミン「ちょっと、どういうこと…ミカサ、痛い!」ジタバタ

ミカサ「あっ、ごめんなさい」モフモフ

アルミン「なんなのこれ」モフモフ

ライナー「アルミン大好きクラブだ」

アルミン「へ?」モフモフ

エレン「ミカサ、交代な」

ミカサ「はい」パス

エレン「よしよし」モフモフナデナデ

ベルトルト「僕はコニーの次ね」

ライナー「ちくしょう、順番が遠くなったな。俺はベルトルトの次な」

アルミン「あの、状況が把握できないんだけど」モフモフ

エレン「俺がアルミンをもふもふしてる」モフモフ

アルミン「そうじゃなくって」モフモフ

なごみんの人か?

アルミン「さっきまでみんな僕に冷たかったのに…」モフモフ

サシャ「冷たい?」

アニ「ほらエレン、代わって」グイッ

エレン「おわっ!?」ドサッ

アニ「ふふん…」モフモフ

ライナー「冷たいって、どういうことだ?」

アルミン「…みんな僕と目を合わせてくれないし、合ってもすぐに反らすし」モフモフウルウル

ベルトルト「かわゆす」

マルコ「ああ、それか」

ライナー「アルミン、ミカサと目を合わせてくみろ。ミカサ、目を反らすなよ?」

ミカサ「努力する」

アルミン「…」ジッ モフモフ

ミカサ「…」ジッ

ミカサ「ふふ…」ニヘラ

ライナー「なっ?お前と目を合わせると顔がゆるむんだよ」

アルミン「そんな理由で…じゃあ、僕を避けてたのは?」モフモフ

アニ「アルミンいいにおい」モフモフクンカクンカ

クリスタ「アニ、まだ?」ピョンピョン

アニ「も少し、も少し」モフモフ

エレン「不可侵条約」

アルミン「不可侵条約?」モフモフ

ベルトルト「そう。こうなるとアルミンに迷惑だから、必要以上にアルミンと接触しないことにしたんだ」

クリスタ「アニぃ!」グイッグイッ

アニ「わかったわかった」パス

アルミン「…必要以上に避けすぎじゃない?」ムニー

クリスタ「ほっぺ柔らかーい」グニー

ライナー「おふっ」

ベルトルト「眼福眼福」

マルコ「それがライナーやミカサが過剰に反応するもんだから、結局挨拶まで制限するとかなんとかまでいっちゃって…」

ミカサ「アルミンには悪い虫を近づかせない」

アルミン「やりすぎだよ。苛められてるのかと思ったよ…」ムニー グスッ

クリスタ「ごめんね、アルミン」グニー

アニ「涙目アルミンきゃわわ」

エレン「すまん、アルミン…嫌いにならないでくれ」

アルミン「…うん。前みたいに一緒だよ」ムニー

サシャ「クリスタぁ、まだですかぁ?」

クリスタ「はい、どうぞ」パス

サシャ「ありがとうございます」モフモフ

アルミン「人を物みたいに…」モフモフ

ライナー「しかし昨日はアニが不可侵条約を破りやがった」

アニ「仕方ないじゃん。我慢の限界だったし」

ライナー「一歩間違えればアルミンに怪我させるようなことしやがって」

アニ「怪我させてないし」

ベルトルト「しかも寝技…これは罰に値するよ」

エレン「アニは三日間アルミンと話すのも目を合わせるのも、アルミンに触るのも禁止な」

アニ「そんな!?」

ライナー「悪いが昨晩男子寮で決めたことだ。従ってもらう」

アルミン「ちょっと、それはひどいよ。昨日アニが組んでくれたの、すごく嬉しかったんだ」モフモフ

サシャ「アルミンはいい子ですねぇ」モフモフナデナデ

ライナー「仕方ない。アルミンの天使っぷりに感謝しろ」

アニ「アルミンマジ天使」ドゲザ

アルミン「やめてよ…」モフモフ

ベルトルト「次は僕だ」チョイチョイ

サシャ「はい」パス

ベルトルト「んふふふ」ナデナデ

コニー「あれ?俺の番は?」

ライナー「俺の次だろ。もう忘れたのか?」

コニー「そうか。そうだったな」

アルミン「コニー…」モフモフ

ジャン「俺はコニーの次だ」

マルコ「ジャンの次で」

ライナー「ユミルはいいのか?」

ユミル「誰がそんなやつ…」プイッ

ベルトルト「ユミルはアルミンにクリスタをとられて寂しいんだ」モフモフ

アルミン「それって僕が悪いの?」モフモフ

クリスタ「もー、ユミル!アルミンをバカにしちゃだめ!」

エレン「平和だな」

ライナー「ベルトルト、はよ」クイクイ

ベルトルト「ほいさ」パス

アルミン「…これいつまで続くの?」モフモフ

ライナー「今日は休日だからなー」モフモフ

翌朝

アルミン(結局一日中もふもふされた…)グッタリ

アルミン(教官までもふもふしてくるし…)

アルミン「おはよう、エレン、ミカサ」スッ

エレン「おはよう、アルミン」ソワソワ

ミカサ「おはよう、朝ミンゲット」ナデナデ

アルミン「うわっ」

クリスタ「いいなぁ」ジッ

アニ「…」ジーッ

ベルトルト「羨ましい」ジロッ

ライナー「くそっ、明日からアルミンをこっちに呼ぶぞ」ジッ

アルミン(みんなの視線がすごいんだけど…)


終わり

わかってるとは思うけど、エレンの寝言はミカサのことね

>>16
はい

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