京太郎「清澄高校麻雀部員共」まこ「5万円。コミコミじゃ」 (1000)

咲の本編を下ネタ交じりに進めていくだけのスレです。時に小ネタ、番外も

※非安価進行

※京太郎が中心になります

※キャラが下ネタ連発。「○○はそんなこと言わない」可能性が大なので注意!


まとめwiki
http://www59.atwiki.jp/45451919/pages/1.html

前スレ:京太郎「清澄高校麻雀部員共」優希「4つん這いで待機だじぇ!」
京太郎「清澄高校麻雀部員共」優希「4つん這いで待機だじぇ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399279453/)

過去スレ:京太郎「清澄高校麻雀部員共」
京太郎「清澄高校麻雀部員共」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395322283/)

京太郎「清澄高校麻雀部員共」咲「2本挿し!」
京太郎「清澄高校麻雀部員共」咲「2本挿し!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396471849/)

京太郎「清澄高校麻雀部員共」和「人の体に口3つ」
京太郎「清澄高校麻雀部員共」和「人の体に口3つ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397911601/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400497226


清澄高校
須賀キョータロー
麻雀部員。好きなものはウォークマン。ノイズキャンセリング中もツッコミは欠かさない。

宮永サキ
麻雀部員。好きなものはブックカバー。どんな本でも隠せるから。

原村ノドカ
麻雀部員。好きなものはヘアーゴム。髪を縛ったりぽっちを縛ったり。

片岡ユーキ
麻雀部員。好きなものはタコス。食べさせるのもたべさせてもらうのも。

染谷マコ
麻雀部員。好きなものは裁縫針。さすがに先端は怖いので反対側でつついたり。

竹井ヒサ
麻雀部長。好きなものはロト6。1000円でも当たったらその週は解禁。


阿知賀女学院
新子アコ
麻雀部員。好きなものは携帯電話。メールの消去にはいつもちょっとだけ悩む。

高鴨シズノ
麻雀部員。好きなものはサクランボ。実もヘタも舌で弄ぶのが趣味。

松実クロ
麻雀部員。好きなものは安倍川もち。おもちを肴におもちを食べる贅沢。

松実ユウ
麻雀部員。好きなものはホッカイロ。冷たい刺激より熱い刺激に敏感。

鷺森アラタ
麻雀部長。好きなものはネクタイ。常に誰かに縛られている気がして学校に行くのが楽しみ。

赤土ハルエ
麻雀顧問。好きなものは情報誌。わりと読む目がガチ。

龍門渕
天江コロモ
麻雀部員。好きなものはツッコミ共の集合写真。毎晩おやすみまで見つめている。

龍門渕トーカ
麻雀部長。好きなものはマイクにカメラ。声は耐えるより防音室で思いっきり出す派。

井上ジュン
麻雀部員。好きなものは銭湯。一瞬で見たモノを目に焼き付ける。

沢村トモキ
麻雀部員。好きなものはマウス。自分のおもちをパッド代わりにすることも。

国広ハジメ
麻雀部員。好きなものは紐。どうにか隠せないか試行錯誤中。


鶴賀学園
蒲原サトミ
麻雀部長。好きなものはぶかぶかシャツ。それを着て下を穿かずに車に乗ってみたい。

加治木ユミ
麻雀部員。好きなものはアイマスク。小さな気配を感じ取る練習中。

東横モモコ
麻雀部員。好きなものは便箋選び。相手によってどれにするか考えるのが楽しみの一つ。

津山ムツキ
麻雀部員。好きなものは寺巡り。精神統一による手刀は随一。

妹尾カオリ
麻雀部員。好きなものはホットミルク。よく零す。胸に。

風越女子
福路ミホコ
麻雀部長。好きなものはインスタントカメラ。ズーム機能は使いこなせないから。

池田カナ
麻雀部員。好きなものはアイスクリーマー。妹の前ではボケは少ない。

吉留ミハル
麻雀部員。好きなものは麦わら帽子。被ると目線の怖さが増す。

文堂セイカ
麻雀部員。好きなものは文房具。キャップのために鉛筆に毛筆も用意。

深堀スミヨ
麻雀部員好きなものはドーナツ。100円セールになるとつい行ってしまう。

久保タカコ
コーチ。好きなものは猫。撫でたくてもすぐ逃げられる。


白糸台
弘世スミレ
麻雀部長。好きなものはエスプレッソ。濃ければ濃いほど後の衝動が待ち遠しい。

宮永テル
麻雀部員。好きなものはたけのこ。きのこも好き。全部好き。

大星アワイ
麻雀部員。好きなものは傘。一通りの必殺技は習得(したつもり)済み。

渋谷タカミ
麻雀部員。好きなものはコンパクトミラー。意外と前髪の行方が気になる。

亦野セイコ
麻雀部員。好きなものはレディグレイ。人に頼むとアールグレイが届くのが悩み。

プロ勢
小鍛治スコヤ
女性プロ。好きなものはエステ。服を買いに行きはじめました。大人だもの。

戒能ヨシコ
女性プロ。好きなものは屋内プール。近場に休憩所があるプールは年間会員。

藤田ヤスコ
女性プロ。好きなものはカツ丼。精力が必要な時には二杯目が出る。

三尋木ウタ
女性プロ。好きなものは百人一首。100のシチュのうち48個はプレイ済み。

瑞原ハヤリ
女性プロ。好きなものは子供の夢を育てる事(公称)。迫りくる大台に必死。

野依リサ
女性プロ。好きなものは日記。書いてる途中に色々濡れることもある。

前スレ終了後使用していきます。

>>1000
うーん、難しいのねえ



衣「ふんふんふーん」

透華「あら、衣もネット麻雀を始めましたの?」

衣「うんっ、これならキョータローやモモコ達と打てるんだー」カチカチ

透華「本当に仲良くなりましたわね…嬉しいやら寂しいやら。いいことですわ」


衣「衣の勝ちだー」

衣「ふふんっ、衣は高校二年のお姉さんだぞっ。背はちょっとだけ低いけど…」

衣「む、この相手も同じなのか。きっと凄く低いに相違ない」



????「なになに、お互い低くて困りま」

??「読むなあー!」ドゴッ

????「ぐあー!」

??「気にするな萩村、小さい方がローアングルで見れて便利だぞ」

???「そうそう、羨ましいよー」

????「いたた…とは言っても、相手どれくらいなのかなー」

??「きっと私より小さいんでしょ。困ってるって言ってるくらいだもの」

(((いやー、それは無いんじゃないかな)))

本編透華は22時ころからですが、書き溜めゼロなので時間かかるかもー。

本編透華よー。ただし出すのが遅いぜー。

憧「ふう…全国出場か」

憧「とりあえずやることはやったかな」

玄「うん、大変だったけどね」

穏乃「みんなー!」ダダダッ

穏乃「新聞! 新聞見た!?」

憧「ああ…ネットで見た見た。残念でした」

穏乃「もーっ! エロ画像の話なんてしてないよ! 長野の優勝校のこと!」

憧「奇遇ねー、私も長野の優勝校の話しかしてないわー」

玄「和ちゃん、やっぱり勝ち上がってきたんだ!」

憧「清澄って聞いたことないけどねー」

穏乃「でもこれで全国で会えるんだ…!」

穏乃「うおおおおおお! あっちいいいいい!」

憧「燃えすぎ燃えすぎ…」

穏乃「はー、はー…あつっ! 着てらんないよ!」ジジジッ

憧「ジャージの下になんで肌色が見えんのよ!」

憧「昔から言ってることだけどさあ!」

憧「そういえば宥姉と灼…さんは?」

玄「灼ちゃんは赤土先生と買い出し、おねーちゃんはクラスメイトにもみくちゃにされてたよ」

憧「え…助けなくて大丈夫なの?」

玄「たくさんの手に弄ばれるから、あったかくなってるんじゃないかな」ポヤーン


晴絵「お、揃ってるねー」

灼「ふう…いいデートだった…」ツヤツヤ

宥「はあ…は、ぁ…ん…」ハアハア

玄「おねーちゃん!? 大丈夫?」

宥「う、うん…」

穏乃「ボロボロですけど…何かあったらすぐ言って下さいね!」

宥「ありがとう…それじゃあ、濡れちゃったからパンツ替えてくるね…」

憧「何でも素直に言えとは言ってないわよっ」

晴絵「昔はねえ…私の頃は県代表だと練習試合したらダメだったんだよ」

穏乃「20年前だもんむぎゅっ」

晴絵「ふざけたこと抜かすのはこの口かー?」グイグイ

穏乃「むええー…」

晴絵「ところが今は規定が変わって、代表校同士じゃなきゃ試合していいらしい」

晴絵「つまるとこ、各県の2位となら戦っていいわけよ」グイグイモミモミ

穏乃「ほふへー」

玄「ふあっ!? あうぅ、ふえ…」

晴絵「あーいいなーこれ! ちょっと分けてくんない?」モミモミ

灼「私の! 私のも!」

宥「あったかくなれそうな手の動き…はぅ…」

憧「それで近隣県のナンバー2んとこに行くわけね」

晴絵「そうそう。方々の許可は取ってるよー」モミモミ

穏乃「はらははほはひー」

晴絵「長野? いいよ、そこからにしようか」モミモミ

玄「おもちが、おもちが焼き餅になっちゃうよぉ…あふぅ…」

灼「はるちゃん! 放置プレイもいいけど!」ハアハア

憧「じゃー話もまとまったとこでー…」

憧「まずは晴絵からツッコミ行くわよー」

晴絵「近場だし車でいこっか」


憧「晴絵、ずっと運転してて平気?」

晴絵「へーきへーき、でも何か歌でも歌ってくれるといいかなー」


穏乃「子猫とにゃーん」

灼「金太負けるなとお姫様~」

玄「オリオン座の下でー」

宥「うやうやしく服を脱ぎー…」

憧「桜の花びらー紛れる季節をー」

晴絵「どれか一曲にしようか。せえのっ!」

「「「「「セーック○!」」」」」

憧「まあ分かってたけどね」

今日はここまででー。なかなか…本編のネタがワンパなのをどうにかしたいね。

おつー

阿知賀が終わったら全国のよてい。同時だと進行がグチュグチュになりそうなんで。
シノハユは出るのも時間かかりそうだし全国終わってからもしかしたら?
阿知賀本編透華よー。

玄「サービスエリアついたっ」

晴絵「お昼はここで済ませようか」

灼「着いたらあんまり時間ないし…」

憧「屋台とかもあるのねー。結構迷っちゃうかも」

玄「あれ、おねーちゃん?」

宥「ここあったかい…」


宥「でも…イカ焼きのにおい…」ムワァ

玄「お、おねーちゃんの服がイカ臭くなっちゃった!」

晴絵「ぶっかけたらすぐ洗わないとダメじゃん」

憧「アンタ車降りてから今までのやり取り見てたでしょーが」

晴絵「適当に食べたら行くよ。酔ったら大変だから必要な分にしときなー」

玄「はーい」

灼「いちごカレーパン…」

宥「あったかくなりそう…」

憧「やめときなって。私は何にしようかなー」

穏乃「私はフランクフルトかったよ!」

玄「スコッチエッグ2つ買っちゃった」

晴絵「やっぱカルピスだよねえ」

憧「並べない、スコッチエッグで挟まない、カルピス垂らさない!」

憧「あんたらいつ打ち合わせしてんの!?」

――車中――

憧「ふあ…ねむー…」

晴絵「寝ちゃっていいよー、私はそういうの気にしないから」

憧「それじゃお言葉に甘えて…」


穏乃「玄さん、あれ持ってきました?」ヒソヒソ

玄「微振動だけどいいかな?」ヴヴヴ…

灼「強すぎると起きちゃうから丁度いい…」ヒソヒソ

憧「んー、やっぱり起きちゃおっかな!」

ハギヨシ「ようこそお越し下さいました」

憧「すごっ、本物の執事じゃん!」

穏乃「ひつじ?」メエー

晴絵「おー、いい男」

ハギヨシ「ありがとうございます。どうぞこちらへ、お嬢様方が皆様をお待ちです」

憧「あれ、晴絵がイケメンにがっつかないなんて珍しいじゃない」

晴絵「ん? いやまあ…」


晴絵「さっき40回手を出そうとしたけど全部視線とか仕草で制されちゃってさー」ヤレヤレ

ハギヨシ「申し訳ございません、執事ですので」

憧「なんつー無駄な達人業」

透華「お待ちしておりましたわ!」

純「こいつらが奈良代表か?」

一「こいつらとか失礼だよ純くん、罵る様な言い方は好き嫌いあるんだから」

穏乃「あ、私大丈夫ですよ」

玄「私もー」

宥「ちょっとだけ…あったかくなるから…いいよ?」

灼「はるちゃん以外の罵声はどうでもい…」

智紀「M候補は三人…」

透華「がってん承知ですわ! よくお越しくださいました、メス犬三匹さんと阿知賀の方々!」

穏乃「わ、凄い歓迎されてるよ憧!」


憧「あ、どうも阿知賀の新子憧っていいます」ペコッ

衣「衣は天江衣だっ、アチガも一人だけかー?」

憧「龍門渕もですか。お互い大変ですねー」

穏乃「ふおぉ…全然勝てない! 凄い! ヤバイ!」

憧「凄いわねー、三連続海底とかオカ持ちかあ」

衣「ふふんっ、陽は高くとも海底くらいなら支障なし!」

玄「すっごく強いですねー。和ちゃん…えっと、清澄高校は衣さんに勝ったの?」

衣「ノノカ…? 衣に土を付けたのはノノカじゃなくて嶺上使いだぞ」

宥「嶺上使い?」

穏乃「何言ってるか全然分かんないけど…」

穏乃「多分、鞭使い蝋燭使いとかそういうのの一つなんですね!」キラキラ

衣「答えに掠ってもいないっ!」

透華「あら、傾向としては間違っていないのではなくて? 道具は使わないようですけど」

穏乃「く、詳しく!」ガタッ

憧「対局中は座ってなさい」

衣「ノノカは知り合いなのか?」

憧「ん? まーね。ちょっとの間だけど、一緒に麻雀とかお花見とかして遊んでたの」

衣「そっか…やはり幼少のみぎりから凄まじかったのか…?」

憧「へ? ああ…」

憧(多分胸のこと、よね。テレビで見た時スゴかったし)

憧「そりゃもう、同年代とは一線を画してたし…あそこの玄と晴絵もいたけど、それ以上だったわ」


玄「とととともきーさんもイイおもちがー!」ワキワキ

智紀「あーれー…おたすけー…」

晴絵「お菓子甘いわねー、そろそろ苦いもん欲しくない?」

ハギヨシ「どうぞ。当家自慢のコーヒーでございます」スッ

晴絵「ありゃ残念…」


衣(昔からアレ以上の呆け者だったと言うのか…)プルプル

憧(てゆーか玄も相当よねー、改めて見るとデカッ)

晴絵「それじゃ、ありがとうございました」

透華「いいえ、こちらこそ楽しく打たせてもらいましたわ」

純「長野と当たらなければ応援してやるよ」

穏乃「あはは、じゃあウチの応援はできないですね!」

一「へー、言うね…頑張ってね」

玄「ともきーさんまたお会いしましょう! ぜひ!」

智紀「ん…ばいばい…」


憧「それじゃこれで。良かったらこれ、携帯の番号とメアド」

衣「う…衣は携帯は使わない…」

憧「あちゃー、それじゃあ…手紙とかどう?」

衣「…うんっ!」パアッ


透華「行ってしまいましたわね。随分原村和に会いたがってましたけど」

衣「うん…」

衣「アコはなんで和に会いたかったのかな…大変になると思うのに」

一「昔の友達だからじゃない? たまに前の相手との相性を思い出す感じで」

衣「経験も無いのに適当な事を…」

ホットライン。レベル4

憧「もしもしー?」

『はいはい、何か用か?』

憧「アンタってさ、何か部活とかしてる?」

『ああ、まあ。麻雀やってるけど』

憧「マジ? 私と同じじゃない…結構打てる感じ?」

『いや全然。高校からだからやっと役覚えたとこだよ』

憧「あ、そーなんだ…じゃあ雑用みたいなことしてるんだ?」

『まあな。でも部員少ないから、今年の県大会の個人戦出るぜー』

憧「大丈夫なの? 緊張してチョンボとかしたら赤っ恥よ」

『さすがに県大会までには…なんとかなると思うぜ!』

憧「そこはなんとかなるぜ! でしょ。ま……頑張ってね」

『おう。わりーけどちょっと用あるから切るわ』

憧「あ、忙しかった? ごめんね」

『気にすんなって。またな』

憧「うん、またねー……麻雀部なんだ、結構奇遇よねー」

今日はここまででー。アコチャーの衝撃やいかに。

京ちゃんは紳士だから自分からはひん剥かないけど不可抗力ならしかたないね。夏風邪を引くかどうか…
阿知賀本編透華よー。

晴絵「えーと真門女子、片瀬乃木…龍門渕以外には全勝か」キュッキュ

玄「いい感じですねー」

穏乃「でも三箇牧の荒川さんには敵わなかったよ?」

晴絵「そらそーよ。荒川憩は去年の個人戦2位、あれにポンポン勝てたら全国優勝よ」

灼「やっぱり優勝は難しいかな…」

晴絵「いやいや総合力よ。一人が突出するより五人全員のアベレージね」

晴絵「だから真似する必要は無いってこと。ウチらはウチらのやり方でね」

宥「真似はしないで…頑張ります…」

玄「じゃあこのナース服はどうしましょう?」

晴絵「せっかくだし真似して着てみればいいんでなーい?」

憧「前言翻すの早すぎ…てゆーか6着も!?」

晴絵「で、明後日からの夏休みはまず10日間の強化合宿」

晴絵「そんで数日休んで――東京の全国大会へ出発するよ!」

穏乃「よしっ…頑張るぞー!」

玄「おーっ!」

灼「おー…」

宥「う、うんっ」

憧「はいはい」

憧(こういうのって良いわよね…ただ)


晴絵「いやー私もまだまだイケちゃうんじゃない?」

灼「はるちゃー! 凄くいい! 凄く! イイ!」ハアハア!

晴絵「そう? でもこのナース服ちょっとミニすぎない?」

憧(このレジェンドキッツい…)

穏乃「わー、温泉旅館だ!」

憧「へー…結構いいとこじゃない。風情あるわ」

玄「うーん…」ガサゴソ

晴絵「くろー? 何してんの」

玄「こういうとこは多分この辺に…あ、あった!」

灼「なに…?」

玄「じゃじゃーん! 旅館の経験を生かして見つけ出したのです!」フンス

宥「そ、それはダメだよう…!」

憧「なになに?」ヒョイッ


玄「おふだ」ニコニコ

憧「う、うわあああああああああ!!!」

穏乃「温泉温泉ー♪」

憧「はー、いいお湯だわー」

灼「気持ちい…」

宥「あったかーい…」ポカポカ

玄「あれ? 穏乃ちゃん、何持ってるの?」

穏乃「えへへー…あひる隊長!」

晴絵「お、なんか懐かしいねー」

穏乃「しかもこれは特別性でね…」ポチッ

あひる隊長「」ヴヴヴヴヴヴヴ

穏乃「ほらほら玄さん、完全防水仕様!」グイグイ

玄「ひゃふっ…ふあー…なんだかのぼせてきちゃったよ…出ちゃいそう」ハアハア

憧「今すぐスイッチを止めろぉー!」

晴絵「それじゃ明かり消すよ」パチッ


玄「そして私はパンツを数えたんです…いちまーい…にまーい…」

穏乃「ひええ…」ガクガク

灼「全然怖くな…」ガタブル

宥「さささ寒いよぉ…」ガタガタ

玄「そしたら一番下にあるはずのお気に入りが無いのです…いちまい、足りなぁーいっ!!」

「「「うわあああああ!」」」

憧「うっさ…」

玄「そして私は気付きました…その一枚は…プールの更衣室に忘れたまま、穿かずに帰ってきたことに…」

憧「ちょっ!」

穏乃「なーんだ、普通だー」ホッ

灼「びっくりしたけど最後で安心した…」フー

宥「寒くなくなってきたよぉ…」ハフゥ


晴絵「あー、ビールうめー」ヒック

晴絵「みんな乗った? 忘れもんはないね」

穏乃「大丈夫!」

灼「飲み物とお菓子もある…」

玄「着替えとかも後ろに積んであるよ」

宥「毛布もあるから…」

憧「夏でしょ、ってのはもういいか…あとはいい?」

晴絵「あっ! ちょっと待った! 確認しとかないと!」

憧「もー、何?」

晴絵「えっと…あったあった!」

晴絵「いやー、青ゴム持ってきちゃったかと思ったよ。赤派なのにねー」タハハ

憧「そんな好み知ったこっちゃねーわよ」

ちょっと繋がり分かりにくいっすね。全国行きの出発シーンと言うことで脳内補完ひとつ。

――浜名湖SA――

穏乃「休憩―!」

憧「さすがに長い間車乗ってると疲れるねー」

灼「東京へはあと3時間くらい…」

憧「遠いわねー…そういえば宥姉は?」

玄「まだ寝てるよー」

晴絵「私ら売店行ってくるけど、何か欲しいもんある?」

憧「んー…飲み物と、ウナギパイ」

晴絵「おっけー! 夜のお菓子ね、夜のお菓子」

憧「なんで二回言ったのよ」

穏乃「夜のお菓子!? 先生、私もっ!」

憧「うん、アンタの想像してるのとは違うからね」

玄「あれ遊園地かなあ」

憧「浜名湖パルパルね」

穏乃「あっちは? ロープウェーがあるけど」

憧「えーと…舘山寺温泉だって。オルゴールミュージアムがあるみたい」

穏乃「へー、色々あるんだね」

憧「そうねー。イチゴ狩りもできるし、ちょっと行ったら動物園と植物園もあるらしいし」

玄「わあ! 今度は遊びに行きたいねっ」

憧「ウナギもあるもんね。高いけど…」

穏乃「おおっ! ウナギで元気付けて温泉で!」

玄「家族連れが人数増やしちゃうねー」

憧「家族旅行でそれはキッツイでしょ」

玄「でもちょっと曇ってて良かったねえ」

憧「これで晴れてたら死んじゃうわよー」

穏乃「あれ…制服の子がいるよ?」

玄「私達みたいだね」


怜「……」フラッ


穏乃「うわっ!? 倒れた!」

憧「ヤバッ、熱中症?」

玄「だ、大丈夫!?」


竜華「怜っ」ガシッ

怜「りゅーか…またごめんな…」

怜「うぅ、踵が小石に乗ったのが悪いんや…」

竜華「ドジなんやから。足元ちゃんと見んと危ないやろ」


憧「なんだドジっ子か…」

ホットライン。レベル5

『もしもし、ちょっといいか?』

憧「んー、ちょっとだけなら良いわよ。なに?」

『いや…なんつーか、東場でやたら強かったり、悪い待ちでアホみたいに引いて来たりって結構あるのか?』

憧「あー……オカ持ち居るんだ」

『オカモチ? なんだよそれ』

憧「勝手に呼んでるだけなんだけどね。オカルトチックな打ち方する人のこと」

『ふんふむ…かもな、南場になったら普通になるし…まあ勝てないんだけど』

憧「正直対処法が分かってないならあんま気にしないほうがいいんじゃない?」

『そんなもんか』

憧「ずっと打ってるならまだしも、始めたばっかでしょ。まずは打ち方覚えてからよ」

『確かに部活仲間にも同じような事言われてるな…サンキュー、助かったぜ』

憧「どういたしまして。それじゃ、切るわね」

『おう、じゃあな』

憧「じゃーね……っと、早くお風呂入らないとお姉ちゃんに入られちゃう」

今日はここまででー。ようやくトッキー登場の巻。
みんな浜名湖行こうぜ!

静岡県民ではないけれど浜名湖は大好き。毎年行ってたからね、仕方ないね。
阿知賀本編透華だけどちょびっとよー。

怜「美味しいなーウナギパイ」

竜華「うん、さすが夜のお菓子やね」

憧「そろそろ風評被害よね…」

穏乃「えっと…足挫いたりしてない?」

竜華「あーいつもの事やし、お騒がせしてごめんな」

怜「ウチはちょっと病弱でな…なかなか登校もできへんし」オヨヨ

竜華「年に2,3回風邪引く程度やん」

竜華「あとは寝坊だの教室移動忘れだの、そんなんばっかやでー」

怜「ちょあー! 言ったらあかんー!」

憧「ダメじゃん」

玄「そういえば何で制服なんですか? あとおもち大きいですね」

竜華「あーこれ。学校の部活で移動中やから。そっちこそなかなかのおもちやな」

憧「え…まさかこの人」


「トッキー! バスガデルデー」


竜華「おっと、そろそろ行かんと…楽しかったで!」

怜「ほなこれでなー」ペコリ

竜華「それとな…おもちの人」スッ

玄「? はい、なんでしょう」

竜華「ふむ…」ムニュッ

玄「わわっ、じゃあこちらもー」ムニュムニュ

竜華「ふーむ」ムニュムニュモミモミ

玄「ほえー」モミモミムニュムニュ

憧「やっぱボケじゃん…っていうか、なにこれ…なに?」

穏乃「行っちゃったねー」

憧「なんだったのあの人たち…」

晴絵「おまたー、ここに居たんだね」

晴絵「あれ? 千里山の制服じゃん」

穏乃「千里山?」

灼「向こうにバスが四台あって、あの制服でいっぱいだった」

玄「はー…っていうことは」

穏乃「集団デリ?」

憧「仮にそうだとしても規模が壮大すぎるでしょっ」

――東京――

宥「はふぅ…やっと着いたぁ…」

憧「さすがに疲れたわねー。晴絵もお疲れ様、ありがと」

晴絵「ま、引率者だしね。部屋はデラックスツインを三つ取ってあるよ」

玄「わわっ! 贅沢なのです…」

灼「すご…」

晴絵「部屋割り決めて、その後でバイキング行こうか」


穏乃「憧と一緒だー!」

憧「意外性は無いでしょ。松実姉妹に、あの二人。私らも幼馴染だし決まってたようなもんじゃない」

穏乃「そっか! うわー、でもすごいよ憧! シーツがスベスベで肌に吸い付いてくる!」

憧「あのねえ…バイキングだって晴絵が言ってたでしょ! さっさと服着直しなさい!」

穏乃「ええー…シーツ巻いたらダメかな?」

憧「いいわけあるかっ!」

ピンポーン

憧「晴絵ー、私達行けるわよー」

晴絵『はいはいちょっと待ってー』

ガチャッ

晴絵「お待たせ!」

憧「なんでシーツ一枚なのよ!」

灼「肌触りが半端ない…」

穏乃「だよねー! 私もやっぱりシーツにしようかなあ」


憧「ったく…玄ー、宥姉ー、準備できた?」コンコン

玄『はーい』

ガチャッ

玄「シーツの肌ざ」

憧「もういいっての…なにあのお化け」

玄「肌触りがいいけど一枚じゃ寒いからって」

宥「……」モゾモゾ

宥「が、がおー…食べちゃうぞー…」モゾモゾ

憧「それ怪獣じゃん」

穏乃「ちなみに何を食べるんですか?」

宥「え? えっと…ど、どうて…あぅ」

憧「仕草は可愛くても言葉が全然可愛くないっ」

穏乃「はー、疲れたー」ボフッ

憧「ついに来たね東京…全国大会」

穏乃「うん……」

憧「和に会いに行く?」

穏乃「いや、向こうが来ないならこっちも行かない」

憧「何それ。意地張ってんの?」

穏乃「……うん」

憧「あっそ…しょーがないわね。なに考えてるか知らないけど、付き合うわよ」

穏乃「ごめん…」

穏乃「憧も同じだもんね。会いたいけど会わないことで微妙な快感が続くっていう」

憧「今度から何考えてるか事前に教えてくれる?」

ホットライン。レベル6

憧「もしもしー?」

『ういー。どしたー、何か用か?』

憧「んー…別に用ってことはないんだけどね」

『なんだそりゃ…ま、暇だしいいけどな』

憧「ありがと。そうだ、アンタ今度の連休とか予定入れてるの?」

『いんや。部活したりハンドボールするくらいだな』

憧「えー、つまんないじゃない。どうなの? デートとかさ」

『相手がいねーよ…』

憧「ふーん…私がデートしてあげよっか。電話で」

『おっ、マジで?』

憧「ばーか。そんな暇ありませんー」

『期待させといてそれかよー』

憧「あはは…っと、ごめん家族が呼んでるから切るわね」

『おう。またな』

憧「またねー……はーい、今行くー!」

今日はここまででー。本編がちょー進まないよー。

うるさいハンドミキサーは大事な相棒だ。
機械に頼らず生クリームなんて作ろうと思ったら、腕が上がらなくなっちまう。
ま、贅沢なんてしませんよ。植物性の生クリームをトロっと冷やしたボウルに流し込めばいい。

咲「わわっ、京ちゃんの手の隙間から白くてドロってした液体が漏れちゃってるよぉ…」

ボウルの下には氷水。ハンドミキサーがガチャガチャ音を立てて、混ぜる砂糖で角が立つ。
ほら、ハンドミキサーが重くなってきた。ちょっと持ち上げるとひっついてきた生クリームが甘くてしつこい光を照り返しやがる。

和「ダメです…そんなにかき混ぜたら泡立ってきちゃいますぅ…」ハアハア

指についたのを舐めてみな。そしたら分かるさ、安いクリームと砂糖の混ざった、よくある生クリームの美味さがな。
で、その後はこっちですよ。夜に卵と牛乳の液に付けておいた食パン。
マーガリンを溶かしたフライパンの上に乗せれば…ジュワっと広がる卵の焼ける匂い。牛乳が混ざって随分とマイルドだけど、それがいい。

優希「私の用意した卵に京太郎の買ってきた牛乳…ちょっとエッチだじぇ」ポッ

さあ出来てきたぜ。焦げ目がついたらひっくり返す、俺の好みはちょっと固めだが…柔らかいのもいいかもな。
しっかりマーガリンの香ばしい焦げ目がついたフレンチトーストの出来上がりだ!
おっと…ちょっと焼きが甘かったかな? ナイフで切ったら中は少し生な部分も…いや、これもいいだろ。

久「ぴったり閉じてると思って開いたらビッチョビチョってこと? 須賀君も好きねえ」

知らんがな。
そんなことより、お待ちどさん! 生クリームの出番だぜ!
黄色と茶色の眩しいトーストの上に、クドイ生クリームを豪快にぶちまけろ!

まこ「こりゃあ凄い。見えとる部分が全部粘っこい白で覆われとる…」

最後はナイフで一口大に切って、フォークで摘まんで口の中。
口の中をコーティングする生クリームと、噛めば噛むほどジュワッと広がる卵とマーガリン。どこかキャラメルっぽい味がするのは気のせいか?
飲みこめば、もっとすごい。食道を落ちる生クリームが最後の抵抗とばかりにしつこく残りやがる。
なんつー、クドイ。これを全部食べたら吐き気がしそうだ。

京太郎「――ごちそうさまでした!」

ああ――これがいいんだよ。その日の飯が食えないくらい気持ち悪くても、それが生クリームの醍醐味だろ?

生クリームは好き嫌いあるからね、しつこいからね。俺は朝から200mlホイップして食ったら一日死にそうでした。
本編阿知賀透華よー、けどちょっとだけ待ってね!

――会場――

晴絵「じゃあ灼、抽選をお願いね」

灼「ん」

穏乃「クジかー、懐かしいなあ」

宥「? なんのこと…?」

玄「ああ! 昔やってた罰ゲームの?」

憧「あったわねー。なんでもいう事聞く奴」

宥「な、なんでも…」ゴクリ

憧「いやいやさすがに小学生の時だったし、エロいのは一回も無かったわよ?」

穏乃「そうそう」


穏乃「私が入れたの、一回も引かれなかったんだよね」ガックリ

憧「あったんかい!」

宥「そういえば、なんで灼ちゃんが部長なんですか?」

晴絵「おっ、唯一の三年生としては欲求不満か?」

宥「いえ…私は檀上で抽選は無理なのでありがたいですけど…」

晴絵「おやおや? 何が無理なのかなあ?」

玄「詳しく言ってくれないとわかんないよ、おねえちゃん」

宥「あっ、あうぅー…」カァッ


穏乃「まー濡れちゃう気持ちはよく分かるからね」ウンウン

憧「緊張という単純明快な答えの持ち主は居ないわけ?」

俺は悪くねぇっ

コピペ間違えました。



穏乃「ねー、偶然和に会っちゃったらどうする?」

憧「それはもう仕方ないんじゃない?」

玄「早く会いたいもんねー」

宥「私も会ってみたいなあ…」

晴絵「ふふっ、あの豊満なおもちがどうなってるやら…」

憧「晴絵は全然成長してない分、違いが鮮明にわかるわね」ニコッ

穏乃「そういえば赤土先生って薄いよね」

玄「ポイントカードはおもちじゃないですか?」

宥「あったかくない…?」

晴絵「イジメかくぉらー!」

穏乃「こんなこと言ってるとホントに会っちゃうかも!」

憧「正直会いたいからねー」


「……」カツカツ


玄「ひっ!?」ゾワッ!

晴絵「っ、!」ゾワッ!

宥「あ、っ…」ゾワッ!

穏乃「え、あ…」ゾゾッ!

憧「今の制服って、清澄高校?」

穏乃(同い年の、なんて言ったっけ…)

穏乃(咲…宮永咲! 私の倒すべき相手だ…!)


晴絵「いやー急に怖気が走ったせいでなんか濡れちゃったよ」ヤレヤレ

玄「はふー、M心をくすぐられるプレッシャーだったのです…トイレトイレ」ツヤツヤ

宥「あ、あったかーい…けど、冷えたら風邪引いちゃいそう…」モジモジ

憧「なにこの急な地獄絵図! なにがあったわけ!?」

――翌日――

玄「おはよー、あと5分でミーティングだよー」

憧「ん…うわ、マジだ…朝シャンしてる時間ないじゃん」

穏乃「何…? ここどこ…?」

玄「ホテルだよー、東京の」

穏乃「ああー……」

憧「はー…慣れてないホテルってちょっとダル…」


穏乃「え!? ここ休憩所!?」ガバアッ

憧「んー…ツッコミはあと5分待って…」ダルー

晴絵「もう見てると思うけど、昨日の抽選の結果がこれね」バサッ

穏乃「これって…清澄が完全に逆側だ!」

憧「昨日玄が「決勝まで行かないとだね!」って言ってたでしょ」

灼「でもこれだと清澄より前に…」

宥「白糸台とあたっちゃう…」

玄「日本で一番強い高校だね」

憧「…うちらが勝てなかった三箇牧の荒川さん、いたでしょ」

憧「あの人が、白糸台の宮永照はヒトじゃないって言ってた」

「「「「……」」」」

穏乃「それじゃあ…じゅ、じゅうか」ゴクリ

晴絵「なるほどね…インハイチャンプはソッチの趣味か」フーム

宥「アブノーマルだよぅ…」ガクガク

玄「そんなの、勝てないよ…」ヒック…

灼「とんでもな…」フゥ

憧「あんたらそのうち訴えられるわよ!」

晴絵「ま、今心配したってしょうがない。今出来る事をやってこうか」

穏乃「んじゃ東京見物!」

晴絵「それはインターハイが終わってからね。今日はホテルでテレビの前で待機!」

宥「えと…左上ブロックの観戦ですか…?」

晴絵「いや、初戦の相手をチェック。確実に倒せるようにね」

憧「っていうことは1日麻雀研究かあ。ま、仕方ないわね」

灼「お菓子とか用意しとく…」

晴絵「んじゃー10分後に私たちの部屋集合で」


憧「あんたらはそれを部屋に戻してきなさい」

穏乃「えー」ヴヴヴ

玄「そんなー」ブルブル

晴絵「こらこら! 教師の前でそんなモン出すんじゃないっての」

憧「おー、晴絵が教師っぽい」

晴絵「というわけでこれはボッシュートね」ジュルリ

憧「晴絵、アンタ教師教師、思い出せー」

ホットライン。レベル7

『もしもし? 今ヒマか?』

憧「んー。まあヒマだけど…何?」

『いや別に用はないけどさ…なんか微妙に空いた時間ってあるだろ?』

憧「あー、お風呂の待ち時間とか、晩御飯ができるまでとか」

『おっ! よく分かったなー、風呂までちょっとかかりそうでさ。微妙すぎてネト麻もできねーし』

憧「そういうのってイヤよね。ドラマも見れないし」

『そこで思ったわけですよ。手ごろな暇つぶしねーかなーってな』

憧「なるほどねー、つまり私は手頃な女ってわけ? あははー」

『あっはっは。よく御存じで。お、風呂空いたから切るわ。じゃあなー』

憧「うっさいアホ! もう掛けてくんな!…ったくー、しまいにゃ怒るわよー」

今日はここまででー。美味しいご飯が食べたいお時間。
ツッコミ勢を一堂に会するべきかどうか…むむむ

咲さんと菫さんが意気投合して、照が陥落させられる…とか。
咲「お姉ちゃんだってムラムラしたら自家発電するでしょう?」
菫「ほーら、こっち側にくれば(快)楽になるぞ」
照「わらひはぁ…まけなひぃ…」

量が多くて、男でも満足できる。そして安い。そんな料理の一つがこれだ。
用意するのは玉ねぎ、鶏ミンチ、パン粉、卵。まずは玉ねぎを縦と横にザクザクと、微塵切りにはせずにカット。

咲「京ちゃん…なんでそんなことするの…? ひどいよ…」ウルウル

いいから離れてろ。あと擦ると余計目が痛くなるぞ。
後はもう適当にボウルにぶち込んでしまえ。さっきの材料を目分量! 適当にドバっとぶち込め!
そんでー…手で混ぜる! 思いっきりな!

和「ああんっ! お肉がグチュグチュ音を立てちゃいますぅ…なんか私こういうのばっかじゃないですか? いいんですけど」

お前が率先して声出してんだろ…
まあ分かってるとは思うけど、ハンバーグだな。鶏の淡白な色のせいで肉々しい感じは薄い。
でもな…焼く前でもわかる、この鮮やかな照り。卵が絡んだおかげで黄金色の宝石みたいじゃねーか。

優希「タコスはまだかー? ひき肉ならタコスだろー」

知らんがな。タコスがいいなら普通に帰れ。
さあ焼くぜ! 整形なんて適当だ、丸くして平べったくしてフライパンにー、置く!
裏表に焼き目を付けるからな、少しだけ時間が掛かる。その間に用意するのはこれだ。
本つゆ、みりん、醤油、片栗粉。分量? 好きにしろ! 混ぜて、混ぜる。出来上がるのは黒い汁…いいねえこの匂い、日本人って匂いがプンプンしやがる。

久「片栗ってなんでクリの花の匂いがしないのかしら…白くて粘り気はあるのにねー」

食用失格だそんなもん。
おっと…ジュウウっと良い音がフライパンからするじゃんか。両面焼けて白い肌に黒いワンポイント。これこそハンバーグって色だよな。
さてと…次はどうするか。分かってるよな。ここにさっき作った黒い汁をザバッと投入すればいい!
おおう! くるぜ来るぜ! 醤油の焦げる匂い、本つゆのダシの香り。でも後で会おうな、一旦閉めとくぜ。

まこ「あー…涎が出るわ。こんだけ出ればわざわざ濡らさんでもええな」

…よし! ここだ! ムワッと襲い掛かる湯気は正に和風。日本の繊細な調味料を後先考えずに混ぜ込んだだけの味付けだが、淡白すぎるハンバーグには合うんだぜ?
ほら、盛り付けるだけで白い肉が焦げ茶色のトロミで覆われてく…あとはご飯でもあれば御の字ってもんだ。

京太郎「――ごちそうさまでした!」

――ああ、これがいいんだよ。男の一人飯なんて、適当にウマイもんができたらそれでいい。そうだろ?

片栗粉を粗末にしちゃいけません! コンニャクもな。
阿知賀本編透華よー…量は少ないけどね。

晴絵「すみません遅れましたー」ガラガラ

トシ「まだ時間きてないよ、久しぶりだねえ」

晴絵「お久しぶりです。ドリンクは頼みました?」

トシ「ああ、あんたは何にする?」

晴絵「ビール…といいたいですけどウーロン茶ですね。明日うちのチームが試合なんで」

トシ「そうらしいわねえ、びっくりしたわ」

晴絵「福岡ではホントにお世話になりました。リーグもいい経験でしたよ」

トシ「そうかい? しかしなんだね、しばらく見ない間に落ち着いたかい?」

晴絵「はは、さすがに社会人ですからね。そうそう馬鹿なことは言いませんよ」

トシ「そうかい…ああ、店員さん。ちょっといいかい?」


店員?「失礼します。ご注文は?」

晴絵「メイド姿のお姉さんのラブジュースで」

店員?「ありがとうございます。今ここででもよろしいですか?」

トシ「ああ、全然変わらないね。懐かしいったらないよ」

トシ「ところでプロに行く気はないのかい? 話くらいきてるだろ」

晴絵「なくは無いんですけどね…」

晴絵「少なくとも今はあの子達を見ておきたいんです」

トシ「ふむ…随分入れ込んでるね」

晴絵「まあ後輩っていうのもありますし、阿知賀のレジェンドとしては追い抜いて欲しいですし」

トシ「なるほどね…阿知賀の子達は相当見込みがあるみたいだねえ」

晴絵「それはもう! みんなそれぞれ良い腕ですし、新子って言う子なんて――」

晴絵「うちの唯一のツッコミですから!」フフッ

トシ「大変だね、その子も…うちもツッコミは一人だけど、あんたのトコよりはマシだろうねえ」

――蛇足――

店員?「お会計4545円になります」

晴絵「はいはい、ところでお姉さん連絡先教えてくんない?」

店員?「それは秘密にしておきましょう。秘密は女を魅力的にすると言いますから」

店員?「しかしどうしてもということでしたら…」スッ

晴絵「デジーさん、ね。また縁があったらよろしく!」

『さあインターハイ二日目! 本日は左下ブロックの一回戦、12校が3校に絞られます!』

晴絵「みんな、準備はいい?」

「「「「「はいっ!」」」」」

晴絵「よし! それじゃあ新生阿知賀、全国初お披露目といこうか!」

『あと15分で試合開始となります。出場校の先鋒選手は対局室へお集まりください』

晴絵「出番だよ玄!」

穏乃「がんばってください!」

宥「わわ」

憧「全国デビュー!」

灼「気合で」

玄「おまかせあれ!」

ハラリ

玄「わわっ!? 処理してるのにー」

晴絵「こらこら、本番中にも毛落とすなよー」アハハ

憧「穿けえええええ!!」

『一回戦第6試合! 岡山代表は讃甘高校。先鋒は新免那岐!』

『あれだねえ、ひとーつ人の世の生き血をすすり、って感じじゃない? 知らんけど』

『福島代表は裏磐第高校の森合愛美! 特技はスキーとのことです』

『スキーはいいねえ。出会いも男もそこらへんにいるからね、知らんけど?』

『…奈良県代表、阿知賀女学院は松実玄!実家は旅館経営だそうです』

『旅館! いいねえいいねえ、二人旅行に布団は一つってかい?』

『……えー、富山代表は射水総合高校。先鋒は昨年個人戦15位、寺崎遊月!』

『富山っていうとダムがあるねぃ。そういや私もコーヒー飲み過ぎて決壊しそうなんだけどねぇ』

『さっさと行ってこいアホプロがっ!』

『手厳しーねー、そんじゃちょいと行ってこようか。すぐ戻るよ』

『帰ってくんな!』


憧「なんか実況も大変なのねー」

クロチャー処理してるのか
処理しない派でジャングルな子もいそう

玄(全国大会…これが、みんなの最初の一打)トン

玄(ここまで長かったけど…ここまで来れた)トン

玄(みんなのために、がんばるよっ!)コトッ

遊月「ロン! 11600」

遊月(地区大会では稼ぎ頭だったみたいだけど、守りはうっすいねー)

玄「あ、あうぅ…」


憧「あちゃー、しょーがないけど守りが薄いわねー」

穏乃「憧! 何言ってんの!?」フシャー!

憧「な、なによいきなり…」

穏乃「玄さんはそんな尻軽じゃないよ! 赤土先生じゃないんだから!」

晴絵「おいおいキラーパスかよ…うん、玄は大丈夫じゃない?」

憧「ホントどうやって教師になったわけ?」

『阿知賀の松実選手、高め三色タンピンドラ3の3門張でテンパイ…は?』


えり「えっと…どういうことでしょうか三尋木プロ。聴牌すら取らないとは」

咏「わかんねー! すべてがわかんねー、目隠しプレイの相手くらいわかんねー」

えり「黙れアホプロ」

咏「ありゃりゃ厳しい…っと」

えり「阿知賀女子、松実選手、ドラを重ねて張りかえしました」

咏「うーわ、またドラ5とかマジっすか」

えり「また…?」

咏「前局もあの子はドラ5あったんよ。そんくらい見とけー、そんなんだから男ができないんだぞー」ケラケラ

えり「っさいわアホプロ!」イラッ!


憧「実況席、テンション高すぎじゃない?」

晴絵「そう? はやりんとかはもっとアレだよ? のよりんとか解説しないし」

憧「プロの世界って…」

ホットライン。レベル8

憧「もしもーし」

『よ。もう掛けてくんなって言ってたの誰だっけ?』

憧「私から掛けないなんて言ってないけど? 暇ならちょっと相手しなさいよ」

『へいへい。都合のいい男になってやりますよ』

憧「よろしい…ねえ、アンタんとこって雨降ってる?」

『いや、今日は降ってねーな。梅雨って言ってもこんなんだろ』

憧「そうなの? こっちは降ってるわよ。地味に降ってて外出る気にならないのよねー…」

『別にいいじゃん。小雨なら傘差せばどこでも行けるだろー?』

憧「はー…デリカシーないわねー。髪の毛跳ねちゃうし、メイクも乗りにくいし嫌なのよ」

『そんなもんか…俺の周りってあんまそういうの気にしないからなあ』

憧「ま、私が気にしすぎなのかもだけどね。しずならどーせ、この雨の中走り回ってるし…」

『俺はそっちの方がいいかもなー。気持ちいいし』

憧「はいはい…っと、誰か来たから一旦切るわね。暇だったらまた電話するから携帯持っといて」

『無茶苦茶だぁ!』

憧「うっさい…はいはーい、しず? えー…しょーがないわね。準備するからちょっと待ってなさい!」

今日はここまででー。明日小ネタ消化する時間があるといいけんども…
一回戦は多分ビュンビュン巻いていく所存。もとから描写も少ないですからね。

店員さん出島さんだと思ったけど、この時間軸だともう七条家のメイドだったな

前スレの小ネタをちょっと消化していきたい(希望)

前スレ>>976
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/19(月) 20:13:40.76
京ちゃんが決勝メンバーと仲良くしてるとことか見てみたいっす
それにちょっと嫉妬する清澄メンバーもありで


咲「京ちゃん、明日のお休み、もし暇だったら和ちゃんの家行かない? 優希ちゃんも一緒だよー」

京太郎「明日かあ…わり、ちょっと用があるんだ」

咲「そうなの? えと…麻雀部関係の事だったら手伝うけど」

京太郎「麻雀っちゃ麻雀だけど、個人的なのだから大丈夫だって…っと」

モザイクカケラー

京太郎「へいへい…おー、久しぶり。明日だよな、分かってるって」

京太郎「そっちこそ遅れんなよ? なんつーかお前ら三人ともマイペースだし…」

京太郎「じゃあまた明日な……わり、それでえーと、明日なんだけど」

咲「ふーん…友達?」

京太郎「ああ、個人戦の決勝で戦った三人いただろ? あの後連絡先交換してさ」

咲「ふーん」プクー


咲「じゃあいいもん! 四人で濃厚にねっとり絡んでこれば!」プイッ

京太郎「人の友情に奇妙なエッセンス加えんな」

>>977
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/19(月) 20:17:36.47
ワイルドな京ちゃんで下ネタ言うたびに強引に口で口塞いで黙らせたい



和「二つ考えたんですけど、一つ目はワイルド須賀君。人がボケたら唇で口を塞いできます」

優希「くあー! これはエッロエロな空間になりそうだじぇ!」

咲「もう一つはスーパーワイルド京ちゃん! 変な事言ったら下の口を口で塞いで」

京太郎「後者はただの変態だろ!」

久「んー、前者でいいんじゃない? 後者は学校でやったら危ないし」

まこ「あー…それなら歯ブラシを持ってこんといかんのう」

咲「私、磨いてきたよ!」

和「同じく。レモン飴と焼肉飴だったらどっちを口に含んでおいたほうがいいですか?」

優希「タコス味もあるじぇ!」

京太郎「おやおやー、選択肢が出てこないぞー?」

和「須賀君須賀君」

和「こういうシーンでは選択肢が出るのは中か外かを選ぶときですよ」

京太郎「……」

和「んー」ドキドキ

京太郎「いや…しないし」

「「「「「えー」」」」」

京太郎「する可能性を高く考慮しすぎだろ!」

>>978
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/05/19(月) 20:18:14.50
次スレ乙
逆に京ちゃんに膝枕をねだる京竜ください



竜華「むむむ…どうしよ…」

京太郎「清水谷先輩? 何悩んでるんですか、らしくないですね」

竜華「なんや京太郎、ウチも悩むときくらいあるわ!」

京太郎「はは、でもあんまり見ないですよね」

竜華「うぐぅ…確かに見せることは少ないけど…あかん、なんかくらくらしてきた…」

京太郎「今日は帰ります?」

竜華「んー…ここらで一つ、膝枕が怖い」

京太郎「男の膝枕ですか? かったいだけでしょ」

竜華「物は試しや。ほらほらさっさと足伸ばせー」

京太郎「へいへい…こんなもんですか?」

竜華「せやせや…隙アリや! そんじゃいただきまーす!」ガバア!

京太郎「うおおおおおどこに頭埋めようとしとるんじゃああ!」グググ

あわあわ


淡「うっわー、見て見てきょーたろー! 雲が一個もない!」

京太郎「暑いよなあ…絶対暑いよなあ」

淡「うわぁ、あっつー! 焼けるー!」

京太郎「テンションたけーなあ。つーかなんで長袖なんだよ、熱いだろ?」

淡「はー…分かってないなあきょーたろー」

京太郎「焼けないように、か?」

淡「ちっがーう! こうして手首から先だけ出しておくとねー」


照「淡、その手は? 妙に黒いけど」

淡「ああ…ちょっと奴らを封印した影響でね」フフッ

京太郎「計画的犯行か」

触発されてちょっとだけヤンデレ書いてもいいですかね…

みんなの思うヤンデレとはさっぱり違うのに成り果てました。すんまそん



いつからだろう。
幼馴染が、同級生が、先輩が。こんな風になってしまったのは。

「京ちゃん!」

思わず漏れたため息が聞こえなければいいんだけどな。

「おう、咲。どうした?」
「えへへ…はいこれ、お弁当!」

知ってるよ。毎日だもんな、きっと今日も昨日や一昨日とは違うメニューなんだろ。
それも俺が好きな物や、苦手でも食べられるように工夫がしてあるんだ。

「ありがとな。一緒に行くか?」
「い、いいよぉ…私なんかが一緒に行ったら、付き合ってると思われたら嫌でしょ?」

ほんと高校生になってからは髪型を気にしてさ、知ってるんだぜ? 身だしなみに時間も掛けてるの。

「私なんか、全然だよ。和ちゃんみたいに、胸も大きくないし、優希ちゃんみたいな元気さもないし、全然、全然」

「ごめんね、頑張ってるのに京ちゃんの隣も歩いたらダメなままで、ダメだよね」

「あ、ごめんね! 気持ち悪いよね…もっと頑張るから。もっと頑張るから…」

頭掻きむしるの止めたんだな。
その方がいいよ…例えその理由が髪が傷むとか、俺まで悪くみられるからとかでも、全然いいよ。
だからきっと、一人になってから何かするんだろ。外から見えない場所に、自分で罰だって言いながら。

「それじゃあ京ちゃん…私、ちょっと寄る所があるから」
「ダメだ。一緒に登校しよう」

だから、咲の両手を握ってやるんだ。

「わ、わ…」

目を潤ませて自分の両手…というより俺の手を見る咲は、今日の間は自分の手を汚さない。
俺を汚したくないから自分の手を汚さない。知ってるんだよ咲、お前の事は。

「須賀君」
「和」

部室に独り、同級生が座っていた。
いつものことだけどな…誰よりも早く部室に来て、俺を待ってる。

「飯は食べたか? 飲み物は?」
「何も。いつも通り手は付けましたけど、全部戻しちゃいました」

浮かべる笑顔はいつもの綺麗な笑顔。同級生の男子一同が見惚れてる、原村和の笑顔なんだ。

「水、飲んどけ。あとこれも食べとけよ」
「はい」

言いながら手も伸ばさないのはいつものことだ。にこにこと笑みだけを浮かべて、何もしない。

「…口、開けろよ」
「はい」

まるで鳥の雛みたい…今更だな。これだって毎日繰り返してることじゃないか。
俺が食べさせないと、飲ませないと水分すら取ろうとしない。
こうやって部活の前に飲みこませて、終わるまで監視しないと後で戻すかもしれない。

「須賀君。いいんですよ…もう、私の事なんて気にしなくても」

咀嚼と嚥下。生きるのに必要なそれは和にとって、俺に言われたからしてることなんだ。
いつからだったかなんて覚えてないけど、毎日毎日言わないと、きっと和は何もしない。
ただ座ったまま、目が覚めているようで眠っているようで、何だってせずに終えていく。

「和」
「はい」
「いつもみたいに生活して、明日も学校に来いよ」
「はい」

和は笑っている。穏やかに、幸せそうに。
俺に自分の命を押し付けて、本当に幸せそうに笑っていた。

「京太郎」
「優希か」

近寄ってくる優希は一歩ずつ、軽やかな足取りで。
ぴったり1メートルの間を置いて立ち止まって、クリクリと丸い瞳で見上げてくる。真っ暗な瞳のまま、無邪気に笑いながら。

「のどちゃんも、咲ちゃんも、邪魔だったら言うんだじぇ?」
「…ばーか、そんなわけねーだろ」

手の平で優希の頭を撫でる。いつもみたいに、ゆっくりと。
くすぐったそうに笑う優希はいつもの優希で。

「くすぐったいじょー! もっと優しくしろ、犬!」
「ほーれほれ、してほしかったらいつもみたいに言ってみな」

……ああ、そんな目するようになったの、いつからだったっけな。
指の隙間から見えるお前の目が、そんな風になっちまったのは。

「……」
「優希」

手をそっと離す。ガクンと糸が切れたように優希の頭が垂れさがって、微動だにしなくなって。
たっぷり数分…日に日にこの時間が長くなっていく。

「……のどちゃんと咲ちゃんは、友達だじぇ」

色のない声。腹の底から湧き上がる低い声は、まるで呪詛のようだった。

「だから……」
「優希!」
「……………………何も、したりしません」

それでいい。それでいいんだ。その言葉が口から出れば、今日の所はいつもの優希になれるから。
そうすれば、顔を上げた優希の顔はいつもの無邪気で楽しげな笑みに戻るから。

「優希、部活行くか?」
「おう! さっさと行ってみんなと麻雀打つじょ!」

いつまで、いつまでなら大丈夫なのか。この方法がいつまで通じるのかすら分からない。
けど今の俺には何の考えも無くて。くすぶる焦りだけを腹に抱えたまま、優希と歩調を合わせるしかなかった。

一旦ここまででー。本編は22時頃から始めましょー。

ヤンデレは別次元なので下ネタは混ざらないけど、混ざったらただのR18になるます。
奉仕、依存、独占。お好みでどうぞ。

ちょっと手間を掛けて美味いもんを食べたいとなると、俺のメニューの一つはこれだ。
用意するのは卵、玉ねぎ、米、鶏肉。そして便利な基本のトマトソース。
まずは米を研ぐぜ? 普通にな。さすがに説明なんていらないだろ…みんな、いらないよな?

咲「それくらいは大丈夫だよ…京ちゃん? なんでそんな目で見るの?」

……まあ、洗剤を入れようとしたのは中一の頃だもんな。今は大丈夫だもんな。
炊くときにトマトソースを入れる。水代わりにドバっといっとけ。
そんであらかじめ炊いておいたものがこちらです。三時間待ちなんてありえないぜ。

和「あらかじめ濡らしておいたのを、今濡れましたって演出されると萎えますよね」

もちろんフライパンは拭いたものを用意しようね!
鶏肉は一口大、玉ねぎは細かく刻んでフライパンへ。おっと、見て見ろよ。玉ねぎから出た水分が良い音しながら湯気出してるだろ。
嗅いでみればもちろん…おおう、刺激的で食欲をそそられる!

優希「んっ…ふ、あ…きょーたろー…もう、我慢できないじぇ…」

おすわり。よしって言うまで待機な。
玉ねぎから出る水分がしっかり飛んで肉と玉ねぎが絡んだら、ここに炊いたトマトライスに投入!
香りで言えば、さっきの比じゃあない。トマトの芳香が部屋全体に広がって、涎が止まらないね。
シャモジでかき混ぜればかき混ぜるほど…くあー! 匂いが襲い掛かってくる!

久「いやー、さすがにシャモジは入らないわよ? 柄の方ならまだしも」

すみません、全然違う話してるんで。部屋間違えてません?
最後はこれだ。むしろこれが無いとそもそも完成しない。
卵はたっぷり一人三個。ケチケチしないで使ってくのが贅沢だよな。
しっかり菜箸でかき混ぜたら、油を敷いたフライパンへ流し込む…フライパンは動かし続けるのがミソだ。

まこ「しかし、腰を動かし続けるとどこで出したかわからんのう…」

なんか直接的すぎやしないか? ネタ切れかよ。
フライパンを振ると黄色い卵が金色のさざ波を作っていく。固まらないように慎重に…好みは半熟だ。
最後に熱を通した卵を、盛り付けておいたトマトライスの上に掛ければ、今日はこれで決まり!
半熟ふわとろ卵のオムライス、召し上がれ!

「「「「「いただきまーす」」」」」

まあ卵を焼くのに6人だと時間がかかりすぎるのが難点だけどな。
そろそろ俺の分を…

「おかわりー」「私も卵おかわり!」「すみません、こっちにも」「同じく」「はよう頼むわ」

ちょっと待て。コレステロール取りすぎだ!
ああ――もう、ちょっと待ってろ! 今焼くから!

正直本編以外が混じりすぎてるから、本編沿いの小ネタですらないネタは別スレでもいいかもわからんすね。
とりあえず今日の所は阿知賀本編透華でー。

えり「ったく…と、松実選手テンパイ! 片和了りのノベタンですが、ドラ6の大物手です」

えり「しかし、どうしてリーチを掛けないんでしょうか? 手がバレないように?」

咏「んー…かけたら二つ目の赤が来た時に困るからとか。知らんけど」

えり「はあ…しかし、和了り牌になっていた牌が次々と捨てられていきます。勿体ないような気が」

咏「いや知らんし。まあ周りの友達が童貞捨ててったら焦る気持ちはわかるけど?」

えり「だーから関係ないこと言うなって何度言わせるんだっての!」


愛美(よし、まずは…)

愛美「リーチ!」

玄「あ…それ、ロンです! 16300!」

愛美「うぐっ…山越しって、キツイなあ」


咏「おっ、あの選手面白い事言うねい」パタパタ

えり「は? ツモ切りに対して山越しで当たったら辛いと思いますけど…高打点ですし」

咏「いやいや。こう…二つの山を越えたところがキツイって上手い言い方だよねえ」アハハ

えり「今のマイク切ったんで、放送では聞こえてませんからね」

咏「さすがえりちゃんだねぃ」パタパタ

えり「松実選手、またドラが…」

咏「おーう」


玄「ツモ! 6000オールです」

愛美(またドラ6!? こいつ、最悪のドラ爆麻雀だ…!)


咏「ドラの由来はドラゴンなんだよねー」

えり「英語のドラゴンなら、竜ってことですね」

咏「そそ。だからドラが集まるってことは多くの竜に好かれてるってコト」

咏「言うなれば…彼女は阿知賀のドラゴンロード!」ドンッ!

えり「……」

咏「……」

えり「恥ずかしいんですか?」

咏「言うなよぅ…」

『阿知賀のドラゴンロード!』

淡「……」ボーッ

菫「む、淡が敵情視察とは珍しいな。気になる高校はあるか…淡?」

尭深「大丈夫…? 風邪? 発情した?」

誠子「お前や部長じゃないんだから…」

淡「か……」

菫「か? かもかも?」

淡「かっこいい…!!」キラキラ

淡「いいなー! 私も二つ名欲しいー!」

セーラ「うっはー、暑い暑い! やっぱホテルは涼しいなー」

泉「園城寺先輩、サボってないですかね」

浩子「見に行きましょうや」


竜華「おかえりー」

セーラ「なんやトッキー、また竜華の太もも枕か」

怜「んー…やっぱこれがええわー」

浩子「泉は自販機寄ってから戻るそうですわ」

セーラ「しっかしズボラやなー、パンツ丸見えやん」

怜「別にみんなしかおらんし…」ダルー

竜華「東京見物はどうやった?」

セーラ「それがあつーてあつーて、ファミレスで延々ダベっとったわ」

浩子「おばちゃんから伝言ですー、今日あった試合の動画と牌譜見とけって」

泉「すいません、遅れましたーって園城寺先輩なんですかその恰好!?」

怜「パンツ見えとるくらい大目に見てやー…」

泉「いや、パンツ裏表逆ですよ!」

怜「……」


怜「はよ言ってやぁー!」ダダッ!

セーラ「ドジやなー」

竜華「おかえり。早速やけど動画見る?」

怜「そうするわ…」

セーラ「えー、汗かいてるし腹減ってるしー」

浩子「ウチらは戻ってきたばっかですからね」

竜華「あ、でも汗に蒸れた匂いってええんちゃう?」

セーラ「せやな」

浩子「このまま見ますか」

泉「ほな30分後にここに集まりましょう。食事はルームサービス、皆さんシャワー! はい解散でー」

浩子「仕切るねえ、さすがのツッコミ要員や」

セーラ「それじゃ一人15分シャワーかー? 短いなー」

竜華「一緒に入ればええやん」

セーラ「そしたらイロイロあって余計時間掛かってまうやんけー!」アッハッハ!

泉「だーっ! 集合は一時間後! はい解散!」

怜「最初はどの試合見るー?」

竜華「トーナメントで一番近い所でええんちゃう?」

浩子「それじゃ第6試合ですね。岡山、福島、奈良、富山です」

セーラ「ここで勝ったんは…」

竜華「あ! 言わんといてー。結果分からんほうが楽しく見れるし」

泉「でも次対戦する相手をマークした方がいいんと違います?」

怜「あ、あの子…」


『…奈良県代表、阿知賀女学院は松実玄!実家は旅館経営だそうです』


竜華「あああああああ! サービスエリアで会ったおもちフレンドや! いい感触のおもちの人!」

泉「はあ!? ちょ、何があったんです!?」

怜「簡単に言うとなー……」

怜「りゅーかがあの子の胸をいきなり揉みしだいたんや」

泉「何してんですかぁ!? 菓子折り! 後で菓子折り買ってこんと!」

竜華「決めた! 私この子を応援するでっ!」

竜華「頑張れー! くろちゃーファイト!」

セーラ「試合に勝ったら敵やっちゅーの…それもええな。展開的に」


『大将戦終了―! 阿知賀女学院、二回戦進出です!』


竜華「きたー! おめでとー! ばんざーい!」

怜「はしゃいどるとこ悪いけど、次はうちらがこの子らと戦うんやでー」

竜華「はっ…ど、どっちを応援すればええんや!?」オロオロ

浩子「また愉快な事言いますね」

竜華「うーん…」ムムム

セーラ「おお、悩んどる。どんだけ好感度高いんや」

竜華「決めた! 私この子を応援するで! おもちこそ正義やー!」

泉「ホンマに何言ってるんですか先輩」

ホットライン。レベル9

『もしもし、お嬢さんでございますか』

憧「おかけになった電話番号は現在アンタに対応しておりませんー」

『へいへい。伝言はできるんすかね?』

憧「だめー。てゆーか掛けるなって言ったでしょ。まだ有効なんですけどー」

『お前からは掛けていいのに!?』

憧「そーですぅ、許した覚えはありません」

『じゃあどうすれば許していただけますかねー』

憧「んー…誠心誠意謝ってみて?」

『雑! すんませんでした、今度からは気を付けますー』

憧「2点。100点満点ね」

『誤差じゃん…本当に申し訳ありません。二度とおぜうさまのご気分を損ねないよう全力を尽くします!』

憧「んんん…ま、いいわ。許してあげる」

『へへー、ありがとーごぜーます。それじゃー…っと、誰か来たっぽい』

憧「あ、そうなんだ。じゃあまたね」

『宅配便だったらまた電話かけるから携帯持っててくれ』

憧「イ・ヤ。ばいばーい」

『ちょっ、俺はちゃんと持ってたのに』ブツッ

憧「……ま、持ってくだけならいいわよね。しず達から電話くるかも知れないし?」

今日はここまででー。明日から一週間くらい一回の更新量が減るかもしれません。

京太郎「ああ疲れた…」

学校帰り、部活動。青春の一ページってやつだけど、さすがに21時を超えるのはキツい。
家に電話したのはいいけど、帰ってきた返事は『食べるもの無いよ』との無情な言葉。
米の一粒も残ってないとか。炊いてくれよと思わざるを得ない。

京太郎「……もういいか、カップラーメンで」

長野にだってコンビニくらいあるさ。気のない店員の声を掻い潜って向かうはカップラーメンコーナー。

京太郎「うへ、たっけーなぁ…」

スーパーはな、21時じゃ締まってるんだよ。
痛む懐に思わず声が漏れるけど、ここで買わないのは俺の腹が許さない。
さて…どうしたもんか。定番の醤油味はもちろん、有名店監修だの、豚骨醤油だの。
うーん、これは難しいぞ? 食べなれた奴なら安定してるけど、このバリエーションは捨てがたい。
こいつは動物性素材は使ってないこってりラーメン…城一郎特製? 誰だよ。

京太郎「うん、うん…ここは庶民派ですよ」

いいね、スガキヤってのがいい。和風とんこつ醤油っていうのがよく分からんけど、良いね。
それに最近のコンビニは食べるスペースもあるのが親切だ。お湯もあるし、至れり尽くせりだな。
よし、よし。注いで…5分か。長い時間も味を想像するエッセンスって奴だろ。
ああ……それにしても、この時間って静かだよな。時々外を通る車のせいで寂しくなるぜ…ん?

京太郎「もしもし」
『あ、京ちゃん? 今どこ? もー、先帰っちゃうんだもん。もしまだご飯食べてなかったらみんなでラーメン食べに行かない?』
京太郎「行く。すぐ行くって部長に伝えといてくれ」
『分かったー』

5分? 知らねーな…食えればいいんだ食えれば。こんなカップラーメンに時間はかけてらんねーよ。
ああ――これがラーメンのいいとこだよな。麺類だから消化も早い。すぐにみんなと一緒に食べに行けるくらいには、さ。

ラーメンは毎日は食べられないけど、たまに食う分には美味しいよね。
阿知賀本編透華よー。

――翌朝――

『インターハイ第二回戦第二試合、ここからシード校の千里山女子が姿を現します』

『インターハイ決勝常連校の牙城を崩すことができるのか―!』

玄「およ?」

怜「その節はどうも…ウチの竜華が申し訳ありませんでした」ペコリ

玄「りゅーかさん? ええと…」

怜「ほら、あのおもちの大きい、ウチと同じ学校の」

玄「ああ! 黒い長髪のおもちさん!」

怜「今更やけど、突然あんなことされてびっくりしたやろ」

玄「はあ…」


泉「清水谷先輩、試合が終わったら謝り行きますからね」

竜華「はーい」


玄「でもりゅーかさんのおもちも、とても良かったのです!」

玄「こう…揉み解す感触が相当素敵で…」エヘヘ


泉「やっぱ行かんでええです」

竜華「えー、また会いたいー! 揉みあうんやー!」

ギバ子「試合始まっちゃった!?」

ひな「まだ前口上だよ」

綾「解説はまた三尋木プロかー。小鍛治プロがいいんだけどなー」

凛「そお? 三尋木プロとえりちゃん面白いよ」


『二回戦第二試合は埼玉の越谷女子、兵庫の釼谷高校』


綾「そろそろかー」

凛「…きたっ!」


『奈良の阿知賀女学院は10年ぶり、二度目の出場です』

『なんてーか、制服にリボンっていいよねぃ。肌蹴た時とか特に』

『ええい、無駄口挟むなアホプロめ!』

『次は千里山女子! シードのため二回戦からの登場です!』

『他の子達は一回ヤってるからねえ、場の空気に上手く溶け込めるかがミソじゃない? 知らんけど』

『言い方! 真面目にやらんかっ!』


凛「あはは、やっぱりこの二人の漫才好きだなー」

えり「二回戦からは上位二校の勝ち抜きになります」

咏「二校ってなーんかエロスが足りなくねー?」

えり「高校生に訳の分からないことを求めないでください」

咏「あはは、まあトーナメント自体は普通に半分が敗退ってわけ? わっかんねーけど」

えり「そうですね…ランダム性の高い競技ですから、波乱も十分にあり得ます。本人達には相当な狭き門と感じられるのではないでしょうか」

咏「あっはっは! そりゃー高校生ならまだ狭い門だろー! 知らんけどー!」バンバン

えり「言うまでもないですけど、もうマイク切ってるんで…はい、再開します」

えり「先鋒戦、試合スタートです!」


憧「なんかたまーに音飛ばない? この実況」

晴絵「んー…まあ、うたたんだし。放送禁止用語言ってんじゃない?」

憧「キャストミスが分かってるならさっさと替えなさいよ!」

玄(よし、がんばるよ!)フンス!

怜(阿知賀のおもちさん…ホンマにドラゴンロードなら、それだけ手が透けて見えるってことやんな)

怜(しかも一回戦の打ち方から見ると、おもちさんはドラを捨てられん)

玄「……」トン

怜「ロン。1300」

玄「はい」ジャラ

怜(…やっぱり。竜華達ならこんな時、どう言うんやろな)


竜華「くあー! くろちゃーの手がスッケスケや! 私はどっちを応援したらええんやー!」ヌヌヌ!

浩子「楽しそうですね先輩」

セーラ「まー、阿知賀を応援するんはええんちゃうかー。ウチともう一校は次行けるわけやろー」

泉「江口先輩余裕ですねー」

竜華「あー…でもええなー、カメラで見てもいい形のおもちや」ハフゥ…


怜(まあアホなこと言っとるんやろなー)

えり「二回戦最初の和了りは千里山ですが…奇妙な和了りでしたね」

咏「どの辺が?」

えり「阿知賀はドラ切りでテンパイなのに切らず、千里山は3門張を捨てて安いカンチャンにしてきました」

咏「そうだねぃ…阿知賀がドラを切りたがらないのは一回戦から。千里山が奇妙なのも地区大会と同じだね」


憧「玄…」


憧『ドラが切れない? 誰かのリーチの後とか?』

玄『ううん、そーいうのじゃなくて…ドラを一つでも捨てるとね、そのあと何ゲームかドラが来なくなっちゃうの』

和『……はぁ』

玄『うちのおかーさんがね、もう少しドラを大事にしなさいって言ってたの』

玄『何回も言うから、ドラが来るたびに思い出しちゃって…それでドラを大事にしたら、たくさん来てくれるようになったの』

憧『…のどかー、いつものアレ言わないの?』

和『現象はともかく、気持ちは否定したくありませんので』


「うーむ」

「あらアナタ。玄の様子はどう?」

「ハッハッハ、ドラは大事にしているみたいだけどなあ」

「あらあら…大事にしなさいって言ったのは、ポイントの高い相手はとっ捕まえておきなさいってことだったのだけど」

「え」

「あらあら、まあまあ」ニコニコ

ホットライン。レベル10

憧「もしもしー?」

『うーい。昼時に掛けてくるなんて珍しいな』

憧「暇だったし…ね、お昼ご飯食べた?」

『いんや、今作ってるとこ。つってもカップラーメンだけど』

憧「カップラーメンって作るって言うのー?」

『お湯沸かすのも大事だろー…あったあった、スガキヤラーメン』

憧「ふーん…ちょっと待ってて。私もカップラーメンにする」トトッ

『ん? まあいいけど』

憧「えっと…シーフードかなー。お湯入れて、っと」


『うっし、できたぜ』

憧「こっちもできたわよー。それじゃ、いただきまーす」

『いただきます! あちっ、あづっ! つーか携帯しながらとか食いにくい!』

憧「あはは、落ち着いて食べないからそうなるのよ」

『ええい…一旦切るぞ。また後で』

憧「ん、またね…ラーメン好きなのかなぁ」

今日はここまででー。母ちゃん?生きてるよ、超生きてますん。
チキンラーメンは極稀に2,3口食べる分には美味しい。

カップラーメンを使う時は、しっかり中の温度も確認しないとダメだぞっ☆
牌のお姉さんとの約束だからねっ☆

食べるって言っても色々あるだろ?
ご飯? いいね、毎日三回食べるもんなら美味い方がいいよな。
デザート? いいね、飯の後に甘いものって、なんであんなに幸せになるんだろうな。

咲「京ちゃん…い、いいよ? 破いても…京ちゃんになら」

破らないと食べられないからなあ。
問題はもう一つの『食べる』ってやつで、これはいわゆる『おやつ』になる。
ご飯ほど腹は膨らまず、デザートほど気取らないのがおやつだ。それだけにおやつってのは魅力的で…恐ろしいもんなんだぜ。
そう…このポテチみたいな。

和「素敵です…パンパンに膨らんで、張ってますね…」ゴクリ

たまにあるよな、こういう妙に膨らんでるやつ。
一人なら縦に引き裂くけど、今日は大人数だしいわゆるパーティー開けだ。見ろよ、ギットギトの油で上がったジャガイモが、艶やかな黄色い照りを見せつけてやがる。
匂い? ポテチだぜ、芳醇な香りなんてするわけないだろ…でもな、このほのかに感じるジャンクな油の匂い…唾が出るには十分だろ?

優希「きょーたろー、味は? タコス味はあるんだろうな!」

ドンタコスでも食ってろ。
最近は色んな味があるよな。ご当地味ってのもあるし、それぞれ美味いのは間違いない…けどまあ、ここはド定番のうす塩と、コンソメ。両方嫌いって奴はポテチ自体が嫌いなんじゃないか?

久「須賀くーん。見て見て、ポテチ二枚でアヒル口ー」

小学生かっ!
しっかしさすがポテチ。みんなの手が伸びる伸びる…さっさと俺も食べないとな。
うん、うん。パキンと割れるポテチの感触がやっぱり最高だ。
それと舌に乗っかったときの濃すぎる塩味…口の中をまんべんなく覆う油。指先? 言うまでもなく塩と油でベトベトよ。

まこ「あちゃあ、潮で指がベットベトじゃ…ん、舐めるんも悪くないのう」

食い終わった後は舌でねぶる。これがポテチの流儀だよな。
おっと…ごちそうさまとは言わないぜ? そいつはご飯の時間まで取っとくよ。

イマイチ本編が進まぬぇー感。それでも亀並みに進めていきませう。
阿知賀本編透華よー。

玄(ドラ…こっちを捨てたら…でも…)トン

怜「ロン。2600」

玄(また、直前に変な待ちになってる…)


えり「また変な待ち方をしましたね」

咏「面白いねぇ、変な待ちに変えるとだいたい和了るし、不可解な鳴きの場合は大抵誰かのツモ和了をずらしてる」

えり「未来予知……ですか?」

咏「さすがにそれはないなー、二巡先に裏目ってるのとかあるし。でも一巡先に裏目を引くことはないんだよね」

えり「一巡分だけの直感、ですか」

咏「羨ましいよねぇ」

えり「まあ…そんなものがあるなら、確かに羨ましい話かもしれませんね。雀士にとってはさぞ――」

咏「避妊に役立つねぇ」パタパタ

えり「麻雀さっぱり関係ないじゃないですか」

怜「リーチ」トッ

美幸(園城寺のリーチ…!)

玄(この人のリーチ、なんでリー棒勃てるんだろ?)

怜(……今日こそは)ソー…

カラン

怜(またリー棒が立たんかったかぁ)ガックシ


セーラ「お、出たなトッキーの願掛けリーチ」

泉「いやいや無理でしょう…リー棒って縦に突っ立つ形じゃないですよ」

浩子「そもそも何の願掛けやら、清水谷先輩は知ってます?」

竜華「知らんなー。でもリーチの度にちょこちょこ変わるらしいでー」


怜(落とした財布、戻ってこんかー…もう4個目やで…)

咏「しかし関西最強の名門、千里山。それがいきなり先鋒に据えた無名のエース」

えり「確かに園城寺選手は…突然現れましたね。その後は破竹とも言える勢いですが」


怜「リーチヅモ一発」

玄「ほあー…早いねぇ」


えり「まさか本当に一発ツモとは」

咏「まー偶然かもしれんけど、一巡先が分かるってんなら聴牌速度も早そうだねぃ」


怜「リーチ」ドッ…パタッ

ソフィア(二連続だとぉ!?)

美幸(やだこれもー!)

玄(凄いよ…これが全国なんだ)

怜(手鏡も戻ってこんかなー…お気に入りやったのに…)

宥「玄ちゃん…」

晴絵「さすがの千里山、か」


『先鋒戦終了ー!』


玄「あ…ありがとうございました…」ガクガク

美幸「おつかれっしたーもー…」

怜「お疲れ様でした」ペコリ


憧「あたし迎えに行ってくる!」

穏乃「あ、私も!」

宥「待って…私が行ってくるから…まかせて」

晴絵「一人で大丈夫?」

宥「はい…私、玄ちゃんのおねーちゃんですから…」


宥「玄ちゃん」

玄「おねーちゃん…」

宥「よく、我慢できたね…まだ我慢できる?」

玄「……も」

玄「漏れそう、かも…」ガクガク

宥「そっかぁ…ペットボトル、いる?」

玄「ま、まだわたしにはその道は早いので…ト、トイレッ」カクカク


穏乃「トイレ大丈夫かなあ、玄さん。心配だなー」

憧「そっちで震えとったんかい!」

ホットライン。レベル11

『もしもし、今大丈夫か?』

憧「んー…寝るまででいいなら…」

『あー、疲れてる感じならまたにしとくけど』

憧「部活がねー…そろそろ県大会だから、毎日ガッツリなの」

『なるほど。うちもみんな遅くまで打ってるぜ? もちろん俺も』

憧「そっか…アンタも麻雀部だもんね」

『おう。とりあえず役と計算は覚えたからな、なんとか大会に間に合ったよ』

憧「おめでと…ねえ、そういえばさ…」

『ん?』

憧「アンタって…どこ、住みだっけ…」

『そういや言っ――――たか。俺は――県の――高校だよ』

憧「……ん、ごめん…ちょっと寝ちゃってたかも…」

『そっか、それじゃまたにしとくよ。明日か、―――――、―――?』

憧「……すぅ」

『―――? ―――――――――――。……おやすみ』

今日はここまででー。お互いの名前を知る日はいつになるやら…
明日明後日はさらに少ないかもですが、お休みにはしないつもり。ちなみに土曜は更新お休みになります。

パチ屋の前を通ると咲の絵があるけんども、初心者一人じゃ行けないよね。

休みの昼とかさ、料理するのも面倒くさいって時あるよな。そんで米だけはある、そんな時。
そこで使えるのが庶民の味方、レトルトカレーじゃないかと思うのはいいことだと思う。
用意? スーパーでまとめて買っとく、それだけでいいって。つーかそれ以外無いだろ?

咲「たくさん買って、間に挟んだ本の表紙が見えないようにするんだよね」

スーパーにエロ本は売ってねえよ。お子さん連れの家族も来るっつーの。
まあ…準備も何も無いよな、せいぜいご飯を炊くとかそれだけだし。

和「初めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな。お漏らしプレイの極意ですね」

米に謝れ!
そうそう、ご飯炊いた時はお湯沸かして、その中で温めるのがいいかもな。
それか冷や飯に最初からぶっかけて、レンジでチンして出来上がり。こっちのが楽だけど。

優希「ぶっかけご飯……へ、変な物食べさせたら怒るじょ!?」

ぶっかけご飯に謝れ。
さて…俺は何にしようかな。金もあんまり無いし、ここはスーパーのPB商品69円で…

久「あ、私飛騨牛カレーにするわ…ちょっと須賀君? そんな目で見ても、私はピッタリ閉じてるわよ?」

ブルジョワめ、飛騨に謝れ。サルボボに謝るべし。
咲は野菜カレー、和は100時間煮込みカレー、優希はタコス…は無いからキーマカレーか。
染谷先輩は…

まこ「これにするか」スッ

り…LEEの30倍…正気かこの人…
あとは五個入りのレトルト白米を買って部室への道を行く。なんせ部室には炊飯器がないからな…電子レンジはあるのに。
ああ――そういや、スプーンってあったっけ…

既に食べなくなってきてる件について。これが飯テロとして成立してるのだろうか…
阿知賀本編透華よー。

――女子トイレ――

玄「ふう…ごめんねおねえちゃん、点棒いっぱい取られちゃった…」ズーン

宥「大丈夫だよ…先鋒はエースポジションだから荒れるって、赤土さんも言ってたじゃない」

玄「うう、でも私もそのポジションなのに…責められてもしょうがないよ…」

宥「みんな、玄ちゃんを責めたりしないよ?」

玄「ううん…これは責められても仕方ないよ。むちとかろーそくとか」ハアハア

宥「…えいっ」ペチン

玄「ひゃっ!? も、もー! 不意打ちは卑怯だよー!」

玄「もー…食い込みがズレちゃったのです」ポッ

宥「うん…いつもの玄ちゃんだね。安心した…」

怜「帰ったでー」フラフラ

竜華「お帰りー、玄ちゃー負けてもーた…」

怜「何のあてつけや。ちょっと休むわー」ポフッ

セーラ「ん? 体の調子悪いんか?」

怜「……お腹空いた…」グルル…

浩子「そういえば何も食べずに行きましたね」

怜「何か食うもんないん?」

泉「そうは言っても、昼はまだ先ですし」

セーラ「チョコならあるでー」

怜「それでええよ…ちょーだい」

セーラ「おう! 元気出るでー、このチョコ」

泉「私の独断でダメです」

泉「ほな私、行ってきますけど…」

竜華「頑張れいずみー!」シャキーン

セーラ「お、竜華は復活したな。泉も頑張りやー」

怜「行ってらっせー…」フリフリ

浩子「こっちで見とくからな、下手打ったら仕置きや」

泉「いやまあ…ご心配おかけしませんので、ゆっくり休んでください」

泉「あと私がおらんうちにボケ倒さんように…ホンマ頼みますよ!」


泉『お手柔らかにー』

宥『よ、よろしくお願いします』


竜華「見えたッ! この玄ちゃーのお姉さんも相当なおもちや! 頑張れ宥ちゃー!」

セーラ「わっかりやすいなー竜華は。ま、泉は平たいもんなー」

浩子「まあウチじゃ一番小さいですからね…とはいえデータも古いし、今度剥きましょうか」

セーラ「おっ、ええなー。そんじゃヒモを巻いて下着代わりに」

怜「お腹すいたわー…」グター


泉「なんか嫌な予感がする…」

宥「ん…」トン

泉(一打目に三索て、船久保先輩のゆうたとおりか)


怜「ツモの偏り…」

浩子「あの妹あれば姉も然り…そう思ったわけですよ」

セーラ「でもプレイング見ててもヘンなとこ無かったでー」

竜華「いや…なんかウチに似とる気がするんや」

怜「そかー? ウチとも似てるわ」

セーラ「ほー、どんな風に?」

怜「なんか来る牌がわかってるみたいな打ち方する時あるんや…」

浩子「私が思ったのもそこですわ…けど清水谷先輩との共通点は知りませんでした」

怜「せやな。竜華はどんなとこが似てる思ったん?」

竜華「ん、あの宥ちゃーの姿勢見て?」

竜華「胸の重さがダルくて、同じ姿勢を取りがちなんや…ウチとおんなじや!」

怜「そかー…」

ホットライン。レベル12

憧「もしもし、私だけど今大丈夫?」

『おーう…だいじょうぶだぞー…』

憧「ぜんぜん大丈夫じゃなさそーなんだけど」

『部長が個人戦に向けてって、スパルタでさあ…』

憧「へー、大事な時期に良い部長さんじゃない」

『まーな…でも、さすがに疲れるよなー…』

憧「仕方ないでしょ。その分麻雀も上手くなるんだから」

『うん…』

憧「アンタだって、どうせなら個人戦優勝! みたいな気迫ないの?」

『うん…』

憧「…聞いてる?」

『うん…』

憧「…………私の名前、聞きたい?」

『うん……ん、わり…なんだって?』

憧「しーらないっ。それより今日はちゃんと休むこと! いいわね?」

『おー…ごめんな、おやすみ』

憧「おやすみ……また今度、ね」

今日はここまででー。山も谷も無い展開なのに遅くて申し訳。

すんまそん、今日はえらい忙しかったんで本編更新は無しでー。
ちょっとだけ小ネタストックとホットラインだけ落とす感じになるかもです。申し訳。

驚くことなかれ、今日は豪華に寿司だ!
…つっても高校生に行ける寿司なんて限られてるけどな。
目の前を静かに動くレーン、家族連れの騒がしい店内…ま、それは6人で座ってる俺らのボックス席も同じだろ。

咲「えっと…あ、あれ? これってどうやって注文、わわっ! おあいそになっちゃったよぉ!」

誰だ、ポンコツを奥に座らせたの。
お茶も粉入れすぎて凄まじく濃い茶だし…ま、いいや。それよりどうすっかな…
流れるネタは色んな物があるけど、見た目パサパサなものも多い。ここはやっぱり注文するべきか?
和は…サーモンか。いいよな、ピンクからオレンジの色合いの艶やかさ、そして玉ねぎを大量に乗っけても取りきれない臭み。口の中いっぱいになって、それがクセになるんだよな。

和「三皿ありましたけど…これが私のに一番近い色だったので」

髪の毛の話かな?
しっかし意外とこう、普段は安っぽいと思うネタでもこの場にいると美味そうなんだよなあ。
炙りサーモンマヨだの、キャラメルバナナだの…後者はちょっとチャレンジャーだけどさ。

優希「ずずっ、はふはふ、はむっ! 美味いじぇ! これがラーメンか!」

初っ端から寿司食わずにラーメン食ってるし…いや、美味いけど。
醤油はあんまりあっさりじゃないんだよな、それ。麺が縮れてて上手い事絡んできて、口の中で醤油と魚介の香りがブワッと広がって。鼻の中まで充満するから満足感がすっげえの。
よし…ここはハマチでいこう! 白身の淡白な味には醤油とワサビが良く似合う。空いた更にワサビと醤油を垂らして、ハマチをちょんちょんと…酢飯に乗っけて口の中。うん、うん…
いいね、酢飯が餅みたいに詰まってるのも、ハマチがちょっと生臭いのも、いい感じだ。

久「須賀くん、あーんして、あーん」

おお、緑色のネタに緑色の酢飯、ってそれワサビだろ! 誰が食うか! ちょっ…やめろ! 入れようとすんな!
ったく…それじゃあそろそろ、ごちそうさん。
あいにくと小遣いが少ないから、俺の中じゃあ500円が一つの区切りだ。ワンコイン+αで、それ以上だと高く感じるんだよなあ。
ま、これにはもう一つ狙いがあるんだけど…五枚の皿を入れて、画面を見つめて少し待つ。
子供っぽい? 俺、優希、咲。少なくとも半分がガン見してる以上セーフだろ…さて、当たるか…うしっ!

まこ「おお、当たったか。何が入っとるんじゃ? その大きさだとゴムくらいか」

そういうガチャは薬局の前とかに置いてあるんで。
中身は…………? 寿司屋のキャラじゃないよな、これ。コラボかなんかか。
しかしなんだな、当たった時はテンションあがるけど、これはいらねーよなあ…ほら、プレゼント。
ああ――いいよな、こういうグダグダ話しながら食べる時間。これが青春ってもんだろ?

ホットライン。レベル13

『もしもし?』

憧「あ…な、何?」

『いや特に用はないんだけど…どうした?』

憧「別に…明日、県大会だから早く寝ようかと思ってるくらいだし」

『ああ、そっちは明日なのか。ごめん、邪魔したよな。また――』

憧「ちょっと、何勝手に切ろうとしてるわけ? 明日が本番の私に何かいう事ないのー?」

『頑張れ超頑張れすげえ頑張ってくれ全国で会おうぜ!』

憧「好き放題言うわね…しかも雑すぎ。もうちょっと工夫しなさいよね」

『うーん…では頑張ったらご褒美をあげようかね』

憧「はあ? どうするってのよー。顔も名前も知らないじゃない」

『いやいや、ここは俺の甘い声でだなー。告白ボイスとか?』

憧「……ふー」

『そんな面倒くさそうにしなくても…』

憧「明日に備えて私寝るから。おやすみ」

『うぅ…じゃあ、一個だけ!』

憧「ばいばい」

『ちょまっ、えーと、えっと……が、がんばれ!』

憧「……ふふっ、引っ張ってそれー? つまんない男ねー」

『うぐぅ』

憧「でも、ありがと。私頑張るから…ばいばい」

『ああ。それじゃあ』

憧「……うん、頑張ろっと」

ホットライン。レベル???

憧「ね…私、馬鹿みたいだよね」

『何がだよ』

憧「だって私、アンタの名前も顔も知らないのよ? それなのにさー…」

『別にいいんじゃねーの? いや知らんけど』

憧「なにそれ、プロの真似? それよりもまさか私がかー、って感じ」

『まあいつ何が起こるか分からないって言うし…そういうこともあるだろ』

憧「ふーん…アンタも、そういう感じ?」

『さあなー』

憧「また適当にはぐらかして…今日はもうダメだからね」

『へいへい』

憧「……ま、アンタがわりとイケメンで良かった、かな?」ピッ

「俺も。意外と美少女でちょっとビビってる」ピッ

憧「…ちょっとだけ、肩貸して」

「おう」

憧「一つだけまず言っときたいんだけど…聞いてくれる?」

「俺も言いたいことあるんだよ。まだ言ってないし、知らないことなんだけどさ」

憧「じゃあ私からね。あのね、私の名前は――」

まあIFっちゅーかなんちゅーか。今日はこれだけで申し訳。
明日は本編進めていきませうー。

おつ
やはり憧はメインヒロイン…!?


しかし咲で回転寿司って言うとこれ思い出すな
http://i.imgur.com/xt378qX.jpg

ホットラインに関しては小ネタと違って本編中の出来事になりますん。
もちろんレベル???は対象外ですが。

本編が進まぬぇ…仕方ないだろ! NANAKACRASHがスマホアプリにあったんだ! 俺は、俺は悪くねぇっ!
というわけで透華よー。

そうだ、パスタにしよう。SUGAズキッチン始まります。
時間が無い、金が無い、手間を掛けたくない。そんなナイナイ尽くしに丁度いいのがパスタってやつだ。
用意するのはスーパーで安く売ってる輸入パスタ。これで十分じゅーぶん。

咲「でも安いの優先だと、好みじゃない子に当たっちゃうかもしれないよ?」

ああいうのはな、写真を信じる方が馬鹿なんだ。知らんけど。
ソースは適当に買えばいい。大体2,3人前だからミートソース、カルボナーラ、ボンゴレ、ペペロンチーノ。その辺を集めておけば安心だ。
けど今日はこいつ、アボカドを使いたい。選ぶのは固くないやつな。
鍋にたっぷり水を入れて火にかける。その時間が長いぶん、ソースに掛ける時間も取れるってもんだ。

和「須賀君ソース作るんですか? ホワイトソースですよね、お手伝いしましょうか?」モジモジ

白さなんぞ無いし、お呼びでない。座ってなさい。
まずはアボカドの皮を剥きますよっと。

久「須賀君被ってるの? 大変ねー」

口を挟むのがはえーよ。もうちょっと大人しくしてなさい!
包丁でぐるりと切れ目を入れたら捻じって開けて、種を取る。で、アボカドはちゃっちゃとボウルへポイ!
そんでスプーンで潰す潰す! 潰しながら醤油、ワサビ、本つゆを投入だ!
匂いはほとんどない。だけど潰す感触がどんどんねばっこくなって、ドロっしてくのが楽しいよな。

まこ「ちょっとかたまりが固すぎんか? 詰まりそうで怖いがのう」

そんな高粘度のモンは出ないから安心してください。
さて、パスタが茹で上がったら当然これ。オリーブオイル! 掛けろ! 湯水のように! 部長が買ってくれたから容赦しないぜ!
でもってアボカドソースをパスタの上に盛る! するとどうよ、少しずつ熱で匂いが…
アボカドは森のバター。濃密な油脂がぶわっと広がって、口の中までコーティングされるみたいだ。

優希「京太郎ー、出来栄えはいかがだー?」

うん、食べてみればワサビと本つゆの、さっぱりと抜ける爽やかさ! 立つ鳥のよーにアボカドのしつこさを残さない…ワビサビだな。

京太郎「――今日はこれで決まり! 和風アボカドソースの簡単パスタ」

ああ――いっかいちゃんとやってみたかったんだよ。これ。

本編行こか。書きながらだからおっそいですが。

浩子「まあそれは置いといて、ですよ。今朝、彼女の牌譜からツモの分布を調べてみたんです」

竜華「んー…そら何万回ツモれば平たくなるやろーけど。セーラのおもちみたいにぺったんこやで」

セーラ「なんじゃそら…けど公式戦の牌譜くらいなら誰でも偏るくらいあるやろー?」

浩子「そうなんですけど、それを加味しても特異的な傾向が出たんですよ」

怜「どんなん…?」

セーラ「ちょっと見せえ…これは、泉は知ってんのかよ?」

浩子「そらもちろん、朝一番にメモで渡しました」

竜華「ふーん」


泉(でも船久保先輩…『マン○と中で溢れとる』ってイマイチ分かりにくいですって…)

泉(とゆーかそれで分かるってどうなんやっちゅー話で!)

宥(なんだか凄く悩んでる…?)

宥(玄ちゃんが取られちゃった点棒…おねーちゃんが絶対取り返すから…!)

宥「リーチ…!」


『なんでコイツ冬でもないのにマフラーしてんの?』

『剥いて確かめよーぜ!』

宥『うぅー…』

玄『やめるのですボクたち! とうっ!』

宥『くろちゃん…』

玄『剥くのなら! まずはビデオとカメラを用意すべきです!』クワッ!

『え、でも俺達別に…』

玄『それに剥き方がなってないのです! ただ引っ張るのは全然ダメです!』

『マ、マフラーだけ取って、でもその後謝ればって思って…』

玄『おねーちゃん、剥くから準備しましょう!』

宥『う、うん…がんばるっ…』グッ

玄『さあボクたち! まずは練習から…あれ? どこいっちゃったのかな?』


宥(うんっ…頑張るよ…!)

泉(あー、なんか先輩達みたいな面倒くさい気配がするな、この人…)

泉(ま…それはともかく容赦は無しってことで。ボケ相手なら心情的にもやりやすいわ)


竜華「ふんふむ、宥ちゃーはえらい萬子と中が寄ってきとるなー」

怜「偶然っちゅーのは…?」

浩子「プレイングから見てもそれは無さそうです。白は切っても中は切らんかったり、浮いても萬子は抱えたり」

セーラ「なるほどなー。自分のツモの偏りがわかっとるからそういう打ち方になる、か」

怜「でも一部が突出するんは、バレやすくて厳しいなー…」

竜華「そか? ええ事もあるやん」

浩子「まあ手が進みやすい、染めなら点も上がりやすいとかありますが」

竜華「いやいや」

竜華「大きくて長いほど、男として誇りになるやん?」ニコッ

怜「みんな女の子やでー…」

宥(あったかい色の牌、来て…)

宥(蝋燭…お灸…ホットパック…対面座位…)ポワーン

宥(あったかそう…)モジモジ

泉(アカン、これアホなこと考えとる! ツッコまんと…いや対局中やし…でもツッコミとして!)グググ


穏乃「なんか千里山の人、震えてるねー」

玄「おトイレを我慢してるのかなあ」

晴絵「え? そんなに濡れてるのかね」

憧「なんでトイレって単語を聞いたあとの発言がそっちになるわけ?」

灼「でも我慢してるのは間違いなさそ…」

憧「んん…なーんか、あの人親近感というか」

憧(敵だけど、なんか応援したくなるわねー)

泉(アカン、集中や…せめて対局中は牌に集中せんと)トン

泉「ポン!」

宥「あ…」

宥(あったかくない牌…でも、この点差だもの、切らないと…!)

泉「ロン! 3900!」

宥(索子と筒子の食いタン…これ、私の打ち方バレてる…)

宥(あったかくない…あったかくないのに…きちゃうよぅ…)ハフゥ…

泉(これが部活ならっ! ツッコんどるのにぃ!)


竜華「なんか泉、辛そうやな」

セーラ「公式戦で本格的なボケは初めてやからなー、本場のツッコミの血が騒ぐんやろ」

浩子「やったらアカン言われると、余計にやりたくなるますからね」

怜「大変やなあ泉、頑張りやー…全部任せるわ」

宥(でもそれなら…いつもみんなと打ってる時の打ち方で…)トン

泉(なんや、索子と筒子は万遍なく捨てて中も切っとる…メンチンか?)

泉(ここはオリか…ひとまずスジで、っ!)

宥「ロン。タンヤオ三色ドラ1、12000です」

泉(染まっとらん…? これって)


竜華「どゆことー?」

浩子「あっれー…これって、もしかして…赤い牌か!」

セーラ「プロファイリング間違っとったんか。メンタリストの名折れやなあ」

浩子「なった覚えはないですが、しかしこれはすぐには対策できんですわ」

竜華「そんなぁ…宥ちゃー、赤ならなんでもええお尻の軽い子やったんか…」シクシク

怜「りゅーかはおもちなら何でもええ、おもちマニアやろ…よっぽど向こうのが健全や」

竜華「それは違うで怜! おもちは手を出さんのが礼儀! オモチストの流儀や!」

怜「サービスエリアで手から出しとったアホは何処のどいつやねん」

ホットライン。レベル14

憧「もしもーし」

『あー…うん、どした?』

憧「ふふ、分かっちゃう?」

『そりゃ嬉しそうな声してるからなあ』

憧「まあねー。ウチの麻雀部、全国決まったから!」

『マジか!? すげー! おめでとう!』

憧「ありがとっ…ね、アンタんとこは次の週末だっけ?」

『おう! 俺は応援と雑用だけどな!』

憧「先に団体戦だもんね。決まったら教えなさいよー?」

『そうだな、団体優勝と個人戦突破の朗報でも教えてやるかなー』

憧「すっごい自信じゃない。ま、骨は拾って…あげられないから慰めてあげるわね」

『ぐう…へへ、慰めはいらないぜ! 見てろよー』

憧「いやいや、見れないでしょ。どこのどなたよアンタ」

『それもそうだった。すまんすまん』

憧「そうそう…………あ、ごめん。ちょっと用事」

『そっか、またな!』

憧「うん、また……」

憧「……ばか。教えるか、聞いてきなさいよ…今更聞けないじゃない…ふんだ」

今日はここまででー。明日は更新ナッスィングで。
明後日はできるか不明…。>>651はマジで咲ちゃん魔王すぎだべ

イマイチ重いのは食べたくない、そんな暑い夏の日もあるよな。
そしたら俺はこれで行く。三玉百円、スーパーのおうどんだ。

咲「ヌードルより太くて刺激が微妙なんじゃないかな?」

お前に男の何が分かるってんだよ。食いもん粗末にすんな!
まあ……用意も別に大したことないけど。うどん、醤油、みりん、ほんつゆ。お好みで削り節、ワカメ、温泉卵、天かすってとこかな。

和「さすがにカスはちょっとツラいんですが」

真顔で何言ってんだお前は。どうしたら思考がそっちに向かうのか……
さて、まずは湯を沸かす。で、うどん入れる。少ししたらザルにあける。水でジャバジャバする。
ここまで5分、麺類の時間のコスパがいかに優れているかがよく分かるぜ。

優希「そ…そのぶん、デートなら他にたくさん回れる…かも」モジモジ

? どこからその考えが出現したのか…今日はみんな飛ばしてんなあ。
汁はさっきの醤油とみりん、本つゆを適当に混ぜて水割りに。うどん入れる。

久「須賀くーん、私ロックね」

はいはい、氷もいれときますよ。まあ麺が締まっていいですよね。
そんでチョイチョイとお好みで盛って…ほい出来上がり!
音を立てて啜れば醤油とつゆのスキッとした塩辛さ。卵を割ればマイルドに、ワカメが絡めば歯ごたえが。物足りなさは天かすが補ってくれる。
簡単に噛み切れる安物だから、食べにくさとは無縁だ。つるりと喉を流れる麺は次から次へ、胸を通って落ちていく。

まこ「なあ京太郎…わしの分、ワカメが多くないか?」

いえ、それ俺の分っす。ワカメ好きなんで。
……ええい、誰が酒の話をしとるか! 和はなんで残念そうなんだよ!

京太郎「――ごちそうさまでした!」

ああ――うん、腹はそれなりに膨れるよな、百円のお味でございます。それでもあっさり食べるには、十分だろ?



                    /
                    / でものどっちの搾乳なら
                  ∠  ちょっと見たいかも
          ∧_∧    \_____________

         (  ´Д`) _
          /⌒ヽ/   / _)
          /   \\// 
          /    /.\/
         /   ∧_二つ
         /   /
        /    \
       /  /~\ \
       /  /   >  )
     / ノ    / /
    / /   .  / ./
    / ./     ( ヽ、
   (  _)      \__つ

ひと肌でぬるくなった日本酒って絶対美味しさ減弱。
本編透華よー。

『次鋒戦終了ー!』

『点数はちょびっと変わったけど、順位は同じだねぇ。とゆーか…なんか暑くねぇ?』

『まあ…若干季節にそぐわない気はしますが、個人的な体質もありますからね。それを言ったら三尋木プロも着物じゃないですか』

『そうなんだけどねぃ…ほら、私は着物だから下穿いて』ブチッ

『続いて中堅戦は15分後に開始となります。各校の選手の方は容易をお願いします』


宥「ただいまー…」

憧「お帰り宥姉」

玄「おねーちゃん、ごめんね…ありがとう」

宥「ううん…ちょっとしか取り返せなかったよ…」

玄「そんなことないよ、次鋒でトップだもん! 私が弄ばれちゃったから悪いんだよ!」

憧「それはそうだよね」

玄「あうぅ…」ガーン

穏乃「そのせいで漏れ「でも玄の相手は全国常連校のエース」

晴絵「点棒が入るんじゃな「これくらい元々織り込み済み!」

灼「代わりに棒「あとはあたしらが取り返せばいいだけ!」

憧「私に任せなさい!」

憧(こんだけ潰しておけばしばらく大人しくしてるかな?)

セーラ「んじゃ行ってくらー」

浩子「その恰好で行く気かいな。さっさと着替え」

セーラ「うぐぐ…なんで試合だけスカート穿かなあかんねん」

竜華「毎度やなあセーラ、あと二時間我慢しいやー」

セーラ「マジで嫌やわ、このヒラヒラ…なんでこんな…」

浩子「言うて強制されるんも嫌やないやろ」

セーラ「まーな…あーくそ、スースーする…」

泉「ただいま戻りました! 江口先輩、ちょおっと待ったぁ!」

セーラ「行ってくる…!」ダダッ

泉「待たんか江口先輩! 穿いてかんかぁ!」

怜「お、間に合ったなー」

泉「園城寺先輩も手伝ってくださいよ!」

憧「よろしくお願いします」

梢「よろしくお願い申し上げます」

史織「よろしくぅ。あと一人ぃ?」

セーラ「いやースマンスマン! とうっ!」ザッシャー!

セーラ「場決め終わってる?」

憧「どぞ」

セーラ「んじゃ捲らせて貰うわ…とうっ!」バサッ!

憧「……」

セーラ「おっ、可愛らしいパンツやないか。なかなかええ仕事やな!」ニカッ

憧「……せい!」ズビシッ

セーラ「あだっ! しょ、初対面の相手にチョップするか普通ぅ」

憧「初対面の相手のスカートを捲る奴が普通論を語るんじゃないわよ!」

憧「ったくー…」

セーラ「へへっ、お手柔らかにな」

憧「はいはい、よろしく」

憧(…こんなんだけど去年のインハイはエースをつとめてたのよね。なにはともかく、ひとつ和了る!)


憧「チー!」

憧「ポン!」

憧「ロン! 7700!」

史織「はやーい」

梢「はい…」


『中堅戦、最初の和了りは阿知賀女子! 最下位脱出です!』

『阿知賀はこの子が一番うまいねぇ。上級生がアレだから埋もれちゃってるけど』

『アレというとやはり…少々特殊であることですか?』

『そうさねぃ。やっぱり目立つってなるとそっちでしょ。知らんけど』

『まあ…そうですね。いわゆる一般的から逸脱したものは印象に残りやすいですから』

『そそ、だから普通を上手く仕上げてるのは良くも悪くも目立ちにくいわけ。そういうのは運が悪いとヘコんじゃうからねぇ』

『なるほど……』

『そろそろボケてもいーい?』

『お昼ご飯抜きますよ』

『世知辛いねぃ…』

竜華「あの子が千里山に転校して来たら、うちの一年生でトップテンは入れそうやな」

怜「上から目線やな…」

泉「副露センスが光りますね、鳴きからの加速が小気味いいです」

泉「それに…」


憧「ツモ!」

憧「ロン」

セーラ「はっ、上手いこと鳴くもんやなあ」

憧「…どーも」

セーラ「これなら相手を萎えさせんやろーなー…羨ましいわ」

憧「本気で羨ましそうなのが腹立つわね!」


泉「あのツッコミは部内でもトップレベルですよ…」ゴクリ

怜「そこに着目するんか…宿命やなー…悲劇なんやな…」

『次の親番は阿知賀の新子選手になります』

セーラ(はしってんなあ…けど、団体戦は最終的な収支や)

セーラ「リーチ!」

セーラ(ウチは3900を三回刻むより、12000を和了るほうが好きやねん)

セーラ「ツモ、3000・6000…やっぱ大きい方が気持ちええな」

憧(やっぱそう上手くはいかないか…)

セーラ・憧(より多く奪う!)


竜華「ほー…セーラもおもち流入門者やったか。まあ手始めは大きさからでえーよ」

怜「なんやその上から目線…」

ホットライン。レベル15

『もしもしー』

憧「ん、ちょっと久しぶり?」

『だな。こっちも団体戦と個人戦終わったぜー』

憧「そうなんだ、それでどうだったの? あんだけ言ったんだから一回戦敗退とかナシにしてよー」

『ふっふーん…全然問題なし。女子団体戦、県大会優勝ー!』

憧「マジ!? うっわー…それじゃあ私達と闘うかも?」

『かもなー。全国大会、お互い頑張ろうぜ!』

憧「はいはい…ってアンタ男子でしょ!」

『そういやそうだったっけ』

憧「ったく、しょーもないボケしちゃって…それで? 個人戦はどうだったのよ」

『ああ、決勝で負けたよ』

憧「っ……そう、なんだ……」

『さすがにレベルが違ったわー。つっても初心者の俺があそこまで行けたんだし、満足満足』

憧「けっ…しょう、ってことは、三位以内なら全国ってこと、よね」

『ん』

憧「……あ、のっ! ごめん、私用事あるから!」

『ありゃ、タイミング悪かったなー。それじゃまたな』

憧「うん…………馬鹿じゃないの。ワザとらしい…なにやってるんだろ。なんて言えば、良かったのかな…」

今日はここまででー。そろそろ友好関係が色々な方向に延びていきそうな予感。
阿知賀本編がこのままだと相当長くなりそうでこーわーいー

憧「ふー…あっついわねー」パタパタ

憧「なによこの日差し、まだ六月の初めじゃないの?」

憧「うー…太陽まぶしー」

穏乃「憧ー! どしたの、手の平太陽に向けて」

憧「眩しいからねー…ってそれ、アイス?」

穏乃「うん! はいこれ、憧のぶん!」

憧「いいの? ありがと、うわー、卵アイスなんて久しぶりー」

穏乃「えへへ…そういえば憧、荷物は? 何も持ってないけど」

憧「部室ー。ほら、早くいこ?」

穏乃「うんっ!」


晴絵「うーん…」

灼「はるちゃん、どうしたの? 生理?」

晴絵「うんにゃー。ブログのネタが無くてさー」

玄「うぅ…この暑さでいいんじゃないでしょーか…」ダラダラ

宥「はふー…あったかーい…」ポワポワ

晴絵「そーだね、適当に撮っとくかー…お、憧と穏乃だ。あの二人でいいか」カシャッ!

晴絵「えーと本文は…『教え子が手ブラのまま白いのが入ったゴムを咥えてました。目線はセルフで隠してます』っと」カチカチ


晴絵「という感じでブログに乗っけてもいい?」

憧「よく許可を求める気になったわね。携帯ブチ壊すわよ?」

そろそろこの時間に食いもんの話を書くのは自分への試練だと気付く今日この頃。



外食っていいよな。用意する手間も片付ける面倒くささも無いし、だいたい美味い。
加えて高校生の小遣いでも行けて、腹が膨れるなら言うことなしだ。
そうなると回転ずしみたいなのじゃなくて、牛丼なんていいんじゃないか?

咲「牛丼って牛と玉ねぎだから…他人丼になるのかな?」

じゃあ世にあるほとんどの丼は他人丼だな…で、何をメモしてるか知らんが破いちまえ。
メニューを見れば案外色々あるのが嬉しい。チーズ、野菜、ねぎ玉…牛丼だけでも目が泳いじまう。
他にも色々あるぞー、鶏そぼろ、ウナギ。カレーもいい匂いがするんだよなあ…あと、マグロなんてのもあるぜ?

和「失礼ですね須賀君。私は別にマグロなんかじゃないですよ!」プンスコ

じゃあマグロ以外で適当に選んでくれ。
牛カレーなんてのもあるから、迷ったらそっちでもいいかもな。味が濃いのが混ざるのが難点だけど。
うーん…俺はやっぱ、ねぎ玉で。サッパリネギかつ肉と米。箸が進むぜ。

優希「うー…このそぼろ丼、タコス風にしてほしいじぇ…」

また今度作るから我慢しとけ、な?
おっ、来た来た。注文から出てくるまでの速度、腹が減ってる時には最大の魅力だよなあ。
うんうん…大量の刻みネギに乗っかった薄い肉。味がしっかりついてて見た目からも濃いのが分かる。
箸で掬うように米、ネギ、肉をまずは大きく一口。するとどうよ、ガツンと飛び込んでくる牛丼の味!
噛むと今度はネギ特有のサパッとした辛みで肉のしつこさを忘れちまう…するとどうよ、また肉が味わいたくなる!

久「同じ相手とスるときって色んな刺激が無いとマンネリなのよねえ」

知った風な口を聞くなよ乙女部長…あだっ! グーは痛いっすよ…
さて…二、三口食ったら今度は生卵を手に取ろう。個人的には黄身と白身で分けて、まずは白身から投入。
白身は味が薄いから、肉と思いっきり絡めて啜るように頬張るのがオススメだ。

まこ「京太郎はなかなかエロい食い方するのう」

しーらね。てか染谷先輩はうな丼特盛か…うん、別に他意は無いよな。最近滅茶苦茶暑いし。
でもって最後は黄身オンリー。箸で割ればトロリと丼に被さって、黄色い光沢が新しい味を予感させる。
もちろん頬張れば…黄身だ! 卵だよ、ホント卵! 肉とネギを覆い隠すほど卵!
最後は残った米をかき集めて食べればおしまい…じゃあないぜ? 備え付けの麦茶が最後の幕の主役だ。
こいつは喉を潤すんじゃなくて、口の中を洗い流すためにある。そう思うわけで。

京太郎「――ごちそうさまでした!」

ああ――これがいいんだよ。全体的に安っぽい牛丼と満腹感、そしてコスパ。みんなと気軽に入れる店っていいよな。

放置してたwikiの阿知賀編、その他ちょいちょい更新しました。
http://www59.atwiki.jp/45451919/pages/1.html

そいじゃ本編透華よー。

えり「中堅戦終了です。千里山と阿知賀のたたき合いとなりましたね」

咏「相互スパンキングってエロくねぇ?」

えり「晩御飯抜きです。阿知賀は見事順位を二位へ上げました。千里山は変わらずトップですが、更に他校を突き放しています」

咏「ありゃ、スルーされちった…ところで晩って打ち合わせだよねぇ? お弁当でるよね?」

えり「晩ご飯抜きです」

咏「ちょっ」

えり「続いては副将戦になります。各校の代表選手は入室してください」


灼「二位浮上、やったね」ブイッ

憧「でも稼ぎ負けた…あとよろしくっ」

灼「努力する」ブイッ

憧「…それ、いつまでやってんの?」

灼「対局が始まるまで?」

憧「なんで疑問形…ってゆーかなんでよ」

灼「忘れないために…」ブイッ

憧「何を?」

灼「はるちゃんのブイライン」ブイッ

憧「せいっ」ベチッ

竜華「あの子はなんであんなグローブしとるんやろ」

怜「あー…ボウリングのグローブらしいわ…なんでか知らんけど」

セーラ「ただいまー。なんでも叔母さんの家がボウリング経営しとるからやってー」

泉「おかえりなさい。そういえばインタビューで言ってましたね」

竜華「てことは実家の宣伝かあ、孝行やなー。うちはてっきり…」

怜「てっきり?」


竜華「ほら、中指と薬指だけ出てるやん? てっきり日本指で慰めとるとき他の指が濡れんよーにかと」

セーラ「うひゃー暑かったわー。いっそ全裸がええなーやっぱ」

泉「両側からボケの挟み撃ちかい! せめて順番に来て下さいよ!」

祖母ちゃんでしたね、申し訳。


友香「よろっ」

玉子「よきに」

浩子「ほな、よろしくです」

灼「よろしくお願いします…」

灼(まだ二回戦…負けてなんかいられない…)

浩子(釼谷と阿知賀は実績が少なくてイマイチ分析できとらん)


セーラ「分からんなー、クセっちゅうクセもないし」

泉「牌のバラつきも誤差レベル。牌譜の数も少ないですね」

セーラ「お手上げやなあ」

竜華「でも大丈夫かな浩子…」

怜「どないしたん…?」

竜華「あの子、こういうとき相手を見ようとするっていうか…」

竜華「相手をモノみたいに見るっていうか…その視線もええんやけどな? わりと」

怜「Mちゃうしその気持ち分からんなー…」

友香「リーチでー」

灼(四巡目で親リー…)

浩子(ベタオリ以外ないな)

玉子「チー、一発消しである!」

友香「ふっふーん、オリでくるならツモるだけでー」

友香「8000オールでー!」

友香「んー…やっぱ和了ると気持ちいいわけでー!」ブルッ


憧(顔が赤い…ボケ? でも言葉自体は普通にありそうよね…)

穏乃「ねえ玄さん、憧がなんかすごい真剣な顔してる…」ヒソヒソ

玄「うん、やっぱり憧ちゃんも全国に向けて真剣なんだね」ヒソヒソ


泉(しかし今の言葉が蛇足というのは確かやし…それとも目立ちたがり? 分からんなぁ…)

竜華「泉、なんか釼谷の子に注目しとるな」ヒソヒソ

セーラ「まー開幕親倍はこえーけどな」ヒソヒソ

灼(また三位転落…抜き返さないと!)


『副将戦終了ー!』

『千里山は圧倒的リードのまま、釼谷が二位に躍り出ました! そのすぐ後ろを阿知賀が追い、越谷女子は厳しい状況です』


玉子「ノオォォである~…」

友香「いっし! お疲れした!」

浩子「お疲れ様ですー」

灼「お疲れ様でした…」

灼(届かなかった…)

灼(そういえばみんな女子だから、ヌキ返すなんてできないんだった…)


晴絵「さすがにヌキ返すのは難しいね」

玄「灼ちゃん…」

晴絵「女子ばっかだからヌキ返すのは至難の業、か…」

憧「真面目な顔してそんな頭悪いこと考えられるの晴絵くらいよ」

ホットライン。レベル16

憧「……」ポチポチ

憧「なんて言えばいいんだろ…ドンマイ? 次がある…がんばれ、とか?」

憧「あんだけ普通に言ったんだもん、そんなにショックとか、受けてないのかな…」

憧「…ショックじゃないわけ、ないよね…」

憧「あーもー、どっちなのかハッキリしなさいよね!」

憧「……」ピッ

憧「『アンタ』、かあ…名前も知らないアンタに言える事、できることって言うと」

憧「一個だけよね」ピッ

憧「もしもしー?」

『おう、どしたー?』

憧「寝るまで暇だから相手しなさい」

『ウイ、マドモアゼル…あー、メルシーな。普通に電話してくれて』

憧「どういたしまして。てゆーか、私だっていつまでも気にしたりしないわよ」

『ははは、その方がありがてーよ。そうだ、今日なんだけどさ…』

憧「そうなのー? そういえば私も――」

今日はここまででー。明日は飯はお休みにして本編進められれば、になるかも。
あくまで予定は未定ですがー。

>>48
>
>涼(だがしかしそろそろ本当に寝ないと、明日に支障をきたしてしまう)
>
>
>(そうじゃ!抱きついてみるのはどうかの!!ワシはやっぱ天才じゃの!)
>
>
>ギュー
>
>
>(おうおう、かなり落ち着く)
>
>
>ファ~ア
>
>
>(寝るか...。)
>
>
>スピー
>
>
>AM3:30 涼就寝
>
>
>>786
>えり「中堅戦終了です。千里山と阿知賀のたたき合いとなりましたね」
>
>咏「相互スパンキングってエロくねぇ?」
>
>えり「晩御飯抜きです。阿知賀は見事順位を二位へ上げました。千里山は変わらずトップですが、更に他校を突き放しています」
>
>咏「ありゃ、スルーされちった…ところで晩って打ち合わせだよねぇ? お弁当でるよね?」
>
>えり「晩ご飯抜きです」
>
>咏「ちょっ」
>
>えり「続いては副将戦になります。各校の代表選手は入室してください」
>
>
>灼「二位浮上、やったね」ブイッ
>
>憧「でも稼ぎ負けた…あとよろしくっ」
>
>灼「努力する」ブイッ
>
>憧「…それ、いつまでやってんの?」
>
>灼「対局が始まるまで?」
>
>憧「なんで疑問形…ってゆーかなんでよ」
>
>灼「忘れないために…」ブイッ
>
>憧「何を?」
>
>灼「はるちゃんのブイライン」ブイッ
>
>憧「せいっ」ベチッ
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らは

正直本編小ネタどころか無関係の話もバンバン無造作に突っ込んでるという、すでにやりたい放題な件。
適当にポイしてくから良ければ見ていただければ幸いです。
予告通り初っ端本編透華よー。

『勝負は大将戦に突入します!』


憧「しず! 頼んだからね!」

玄「頑張って!」

宥「あったかーいの…お願い…」

晴絵「穏乃、行ってきな! イキまくってこい!」

憧「その言葉の勢いは認めるけど、内容は若干不認可ね」

穏乃「うん! まかせとけ!」

穏乃「こんなとこで負けていられるか! 私は準決勝に行くぞ!」

憧「そーゆーワザとらしいセリフはNG!」

穏乃「…あばばばば」ズガーン


『阿知賀女子高鴨穏乃、ダマッパネに放銃! 後半南三局でこれは痛い!』

『最後の親番でツッパりたい気持ちは分かるけどねぃ、迂闊だったねぇ』

『そうですね…さあ、いよいよ後半戦オーラス、最後の一局です!』


穏乃(うわうわ…ヤバイヤバイ!)

穏乃(配牌もヤバイ…ついでに尿意もヤバイ!…でもっ)

穏乃(あきらめるわけがない!!)


えり「親の千里山は二位と約9万点差、連荘はありません」

えり「その中で釼谷が二位確定へ一歩リードしています。阿知賀は難しい局面に立っていますね」

咏「ははぁ…なるほどなるほど。逆転手は作れなくもないねぇ」パタパタ

えり「そう…ですね。端に近い牌が多い印象です。ドラも端牌ですからチャンタ系でしょうか」

咏「はてさて。わっかんねーけど、私もいきなりド真ん中より端っこからジワジワされる方が好きだねぃ」パタパタ

えり「ご飯抜きです」

咏「もう晩御飯はダイエットついでに抜いとくよ」パタパタ

えり「朝です」

咏「へっ? 朝はモーニングビュッフェ…えりちゃん? マジで?」

穏乃(できたっ…逆転手! 高めダマハネ!)

竜華(テンパイか…玄ちゃーや宥ちゃーには悪いけど、出るか引いたら和了らせてもらうで?)

莉子(平和テンパイ…なんでもいいから、早く和了らないと!)

景子(こっちは大物手イーシャンテン、か。ラス確だけど…全国の舞台で、和了りたい)


穏乃(ほかの人たちも早そうだ…参っちゃうなぁ、和了られたら終わっちゃうんだ…)

穏乃(和了られるわけには、いかないんだ…)スゥ…

穏乃(絶対に)


竜華「っ、ひっ!?」ゾクゾクッ

莉子「こ、れっ…!?」ゾクッ

竜華(な、なんやこれ…ウチは別にMと違うのに、この感覚、アカンて)ハアハア


晴絵「ありゃ、想像よりずっと早く来ちゃった…生理じゃないよん?」

玄「阿知賀のドM製造機!」

灼「能力もツモも、性癖も封じる…代わりに、縛り付けて支配する…」

憧「みんなMだとツッコミが一種類でいいから楽よね…とでも言うと思ったかアホどもー!」

穏乃(安目だとリーチでも裏が乗らないとダメ。ダマで高目を待つ!)

竜華(ちょい悩んでの赤5…釼谷あたりに当たりそうやけど、そうでもないんか?)トン

穏乃(安目…)

莉子(三面張なのに全然来ない…それならとにかく、振り込まなければ…)トン

穏乃(同巡で高目処理…!)


えり「これはさすがに、千里山と釼谷で決まりでしょうか」

咏「おいおい、終わらないうちにそういうコト口に出すなよえりちゃん」

えり「そう、ですね。失言でした」

咏「それにあいつのツラ見てみなよ」

咏「むしろなんか、始まってるぜぇ」

えり「ええ…高鴨選手の顔は今だ気迫に満ちています。最後まで勝負の行方は」

咏「始まってるっつっても生理じゃないけどねぇ。いや知らんけど」

えり「無理やりオチ作らなくていいので」

穏乃(よしっ!)


灼「三暗刻…」

憧「その変化も考えてたけど…残りが少なすぎ、って言ってる傍から」


穏乃(ツモり三暗の目はなくなったか…なら!)トッ


玄「七対子…!」

灼「これなら釼谷に直撃で逆転…」


穏乃(他家からの出和了はスルー!)トン

竜華(なんやこの子…さっきから手がコロコロかわっとる。ウチらはさっぱり和了れんのに)

莉子(……)ピタッ

莉子(1筒…上家は4筒だけど、少し怖い…)チラッ

穏乃「…」ゴッ

莉子「ひっ、う」トン

穏乃「ロォン! 6400!」

竜華(ウチの和了り牌が抱えられとる…多分、他家のも)


『こ、これは…』

『キッチリだったな。案外計算できる女じゃないか』


晴絵「ふふん、うたたんの目も節穴だねぇ…うちに計算の浅い尻軽なんて居ないっての」

玄「え?」ジッ

宥「はぅ…」ジー

灼「はるちゃんジョークもお上手…」ジィッ

晴絵「ありゃりゃー?」

憧「いまさらだけどさー、びっくりするほど緊張感無いわよね」

ホットライン。レベル17

『もしもーし…』

憧「どーしたのよ、元気ないじゃない?」

『そりゃなあ…暑過ぎだっての。全然寝れねーよ』

憧「ふーん」

『一言で終わらされちまったよ。余裕だなお前…』

憧「だってエアコン付けてるし」

『うわ! ずりい!』

憧「アンタもエアコン付ければ? 寝苦しいでしょ」

『電気代が高いっつってまだ禁止令でてるんだよ…扇風機フル稼働、パンイチで我慢してる』

憧「はあ? さいてー、女の子にそういう事言うー?」

『うるせー…こちとら暑いんじゃー…』

憧「はいはい。んー、ちょっと身体冷えちゃいそうかな。布団被って寝るから」

『健康に悪いぞ、エアコン切って俺と同じ熱帯夜を苦しむがいい』

憧「頑張ってねー」

『ちくしょー…おやすみ! もう寝る!』

憧「拗ねない拗ねない。おやすみー」


翌朝

憧「うぅ…体、ダルい…」

今日はここまででー。言うても更新速度が上がらない不具合。
チャっと準決勝行きたいね、チャチャっと。

中途半端だと痛くなっちゃうから気を付けようね! どうでもいいけど歴史秘話ヒストリアって面白い。
本編透華よー。

『試合終了ー! 準決勝進出は千里山女子と阿知賀女子学院に決まりました!』

穏乃「いやったあああ!」

莉子「あ…う」

竜華「ありがとうございましたー」

竜華(諦めが悪いっちゅーか、大した子やね…)

竜華「決勝戦、よろしくなー」

穏乃「あ、はいっ!」

竜華(おめでとうは無しやけど…玄ちゃーとまた会えるんわ嬉しいもんやな)

竜華(揉みしだきたいわー…っと、それよりも…)タタッ


竜華「ただいまー、替えのパンツあるー?」

泉「戻ってきてからの第一声がワケわかりませんけど!」

浩子「準決も阿知賀女子と再戦が決まりましたか」

セーラ「なんや嬉しそうやなー、そんなボーリングの子が気にいったん?」

浩子「……」

セーラ「ふふん」

浩子「まあひん剥いて隅々研究したい感じはありますね」クイッ


怜「りゅーかは嬉しそうやな…」

竜華「んー? 玄ちゃーのおもちは中々やからなー、同卓できる怜が羨ましいわー」

怜「あー…竜華、ドラローさんなー…」ゴニョゴニョ

竜華「なにー!? 写真! 写真は無いん!? 次撮ってきてー!」

怜「カメラ持ち込んだら失格やろ…」


泉「はー…阿知賀の新子さん、ちょい挨拶してこようかな…」

「「「「「「かんぱーい!」」」」」」

穏乃「ベストエイトおめでとー!」

憧「んぐっ…ん、ぐっ…ぷはー! オトナの味だねー!」

灼「お茶だけどね」

穏乃「ちょっと苦味があるのが格別!」

玄「少し濃い方がおいしいもんね」

宥「私は…あったかいと、もっといいなぁ…」


晴絵「全員の話を総合するとアバ茶がいいという判決になるかな?」

憧「即刻控訴するからそんな判決破棄してしまえ…宥姉もそわそわしない!」

晴絵「でも、浮かれるのもほどほどにしとかないと、明後日がきついよ」

憧(いったいどの口が…)

晴絵「今日は千里山に何点差つけられた?」

灼「9万点…」

晴絵「そう。明後日の準決勝にはその千里山より強い高校が出てくる」

穏乃「白糸台…!」

晴絵「そう、今日お前たちに圧勝した千里山よりも強いと言われる白糸台」

晴絵「それに福岡の強豪新道寺。三校相手に二位以上じゃないと決勝には行けない」

憧「わかっちゃいたけど…改めて聞くとしんどいわねー…」

晴絵「マスコミから見ればうちらの決勝進出はよく言えば――」


晴絵「自家発電中に鍵を掛けてなくてお母さんが遠慮なく階段を上がってきたような」

憧「絶望的ってことなら短くまとめなさいよ」

晴絵「悪く言えばバレッバレのパッドで巨乳アピールするみたいな」

憧「何がいいたいのか頭で纏めてから口に出しなさい」

パシャパシャ!

記者「まずは準決勝進出おめでとうございます! 史上初の三連覇に向けて、何か一言!」

菫「おい照…」

照「ん…」ガタッ


照「三連覇は私たちの一大目標です! そのためには明後日の決勝戦は負けられません!」ニコッ

照「今年も手ごわいチームが多くて試合がとても楽しみです!」

照「一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いいたします!」ペコッ


記者「ありがとうございます! ところで宮永選手、長野の清澄高校という高校はご存じですか?」

照「…はい! 同じ全国の舞台で戦う相手として、注目しています!」ダラダラ

照「そそそれではしつれいをばっ!?」ドテッ

記者「み、宮永選手? 大丈夫ですか?」

照「は、はい! むむむ、武者震いが止まりませんので! 失礼します!」カタカタ


菫「危なかったな照…照?」

照「 」

菫「歩きながら意識飛んじゃうと危ないぞ…いや、プレイには悪くないか?」ムムム

晴絵「そんじゃ私は監督会議行ってくるわー」フイー

憧「晴絵ってホントシリアス保てないわよね」

晴絵「いやー、そのまま外で食ってくるからみんなはルームサービスでも頼んどいてー」

灼「イってらっしゃい…」

ガチャン

宥「次はあの準決勝だね…」

玄「じゅんけつ…」

灼「はるちゃんが越えられなかった壁…」

穏乃「破られなかったしょじょ」

憧「文脈読め文脈ぅー」

ガチャッ

晴絵「そんときは清らかだったからね?」ソーッ

憧「はよ行かんかい!」

井上「何気なくオレのケツが狙われてる?」

穏乃「うー…そんなことよりおうどん食べたい! ラーメン!」

憧「どっちよ」


灼「なんで突然ラーメン…」

穏乃「ふへへ、やっぱり東京来たら食べなきゃーって思って」

穏乃「あれ…? 赤土さんだ! それに熊倉さん…」

玄「それって、福岡の監督をしてた人だっけ」

憧「ああ…しず、よく見えるわね…ってこっち来たっ」


トシ「それで? プロ行きの話はどーするの?」

トシ「教え子を準決勝まで導いたのもプラス評価になってるのよ」

晴絵「はは…また後でメール入れますんで」


憧「晴絵…あたしらをダシに使ったってこと…?」ワナワナ

灼「そんなわけない…」

憧「でもっ!」

穏乃「落ち着いて憧! 考えても見てよ!」


灼「はるちゃんならそんな器用な真似できずに口から垂れ流すから」

憧「それもそーね」ポンッ

強い信頼だな(メソラシ)

玄「ふあ…なんだか眠いねー」フラッ、プニョン

玄「…これ、おねーちゃんじゃない…誰?」バッ


桃子「どもー…申し訳ないっす」ユラ…

穏乃「な、何もないところから人が!」

智美「どしたー、モモー」ワハハ

桃子「急いでいたら人にぶつかってしまったっすよー。もうしわけございません」ペコリ

玄「いえいえ! こちらこそありがとうございました!」

桃子「え?」


玄「いやあ…なかなかのおもちでございました…是非今度は揉み解したいところで」ムフー

穏乃「何もないところから人が…透明人間プレイができる!?」

桃子「あー…ソッチの人種さんっすねー…」

ホットライン。レベル18

憧「はー…はー…もしもし…?」

『おう…どーした? なんか息荒いぞ』

憧「っ、は、あ…しょーがないでしょ。走った、後なんだから…」

『走ったって、ランニングとか?』

憧「そ…ふうー…20分くらい走ってきたの」

『へー。結構運動してるのか』

憧「別にいつもはしてないけどね…暑くて9時過ぎてからアイス食べちゃったの」

『そういうことか。俺も久しぶりに走ろうかなあ』

憧「好きにすればー…うー、汗でべったべた…ぐしょぐしょで気持ちわるーい…」

『さっさと風呂入ればいいだろ?』

憧「そーする。入ったらもう寝るー…じゃあね」

『おう。じゃあなー』


憧「ばいばい……あ、お父さんただいまー。え? ただの知り合い(多分)だけど?」

今日はここまででー。これで阿知賀は…まだ先は長いぜ!
明日は所要により更新ナッスィング。明後日ももしかしたなさげかもー。

明日はPCに触る時間がないので新スレは明後日になると思います。
新道寺はボケとツッコミは固まってるけどマジで方言がエグイ件。もう語尾だけのエセ方言でよかとー?

次スレ立てました。本編の続きはこちらで明日以降やっていきたいところ。

京太郎「清澄高校麻雀部員共」久「6は英語でー?ほらほら、○ックス」
京太郎「清澄高校麻雀部員共」久「6は英語でー?ほらほら、○ックス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402058080/)

今日は小ネタで終わりにしたい所存ー。リクなぞあれば是非にと思う今日この頃。



ガッツリ肉、サッパリ野菜。そんなのとは違う気分の時、選択肢に上るのが魚ってやつだ。
食い方も色々あるよな、刺身、焼き、煮る…みんな違ってみんな良い。日本人の心って感じだろ?

咲「じゃあ今日は女体盛り? 和ちゃんは体温高いから私かなぁ…」

刺身じゃねえ座ってろ、脱ごうとすんな。お前もわりかし体温高めだろーが!
しかし刺身は正直高い。数切れで400円近いと高校生には辛いとこだし、腹も膨れにくい。
そこでこれですよ…マグロの漬け丼! これなら米が腹に溜まって大満足だ!

和「なんなんですか? 私はマグロじゃないですから、確かめてみてくださいよ!」

なんでお前は半ギレしてんですかね。お前の頭の辞書は自費出版とかなのか。
まあキハダとか、その辺のは買わないでおくぜ。狙い目は備長マグロ、これが安いんだよ。
あんまりスーパーには無いことも多いし刺身だと正直微妙もいいところ。けど漬けならそこはあんまり関係ないからな。

久「穴さえあれば顔やスタイルはなんでもいいってことかしら?」

言いたいことは分からんでもないが言い方ってもうちょい工夫できるよね。
大事なのは前日から漬けておくこと。食う直前に付けても微妙な生臭さのほうがしっかり残っちまう。
液は醤油、みりん、料理酒、本つゆ、わさびを密閉容器へ。味を見ながら適当に混ぜて、テキトーに切った切り身を沈めていく。
そんで冷蔵庫へ入れて、次の日まで待つ。そんだけだな。

まこ「ほー…壺の中で色々混ざった液に付けこむわけじゃな」

だから言い方! 壺だと上が密閉出来てないだろ!
盛りつけは簡単に、ご飯をよそったらその上に刻みねぎを好きなだけ。漬けマグロを乗せて、最後に温泉卵を落とせば漬けマグロ丼の出来上がり!
手間もそんなにかからないし、食べる時もササッと準備できるからおすすめだ。

優希「たとえばー…旦那が急に帰ってきた時に出したりとかー…」

? まあいいんじゃね? 俺も遅い時とかでこれが出てきたら嬉しいかもな。
さて…箸を突き入れればほかほかの湯気、けどネギのおかげで上のマグロは冷たさが残ってる。いい塩梅だ。
上品にそれぞれ食べるなんてしないぜ? 米とマグロ、ねぎを一度に掻き込むのがいいだからな。
アツアツの米のかぐわしさ、醤油とワサビがベースになった香ばしさ引き立てあいやがる…それをネギの辛くサッパリした味が邪魔してくる! 次を寄越せって言いやがる!
まあ待てよ…焦らない焦らない。何のための温玉だ? 真ん中から割ってみればトロリと溢れる黄身の色。
しっかりマグロと絡ませれば…赤黒い艶に黄身の化粧、輝きが止まらねえ…口に入れればマイルドな君が、マグロの尖った味を包み込む…!

京太郎「――ごちそうさまでした!」

ああ――これがいいんだよ。素材が安いなら調味料をぶちかませ。これがお値打ちってやつ…とは違うか?

飯テロで優希がヒロイン力を上げてきてやがる……!
リクならピュア勢と過ごす京太郎とか欲しい
あとは京太郎と健夜の結婚生活(夢オチ)とか

照とイチャイチャか
照の世話を焼きずて、咲さん大魔王まった無しな小ネタお願いしゃっす

トラウマなてるてるを癒やしたい…と言いつつ本音は咲ちゃんを煽りたい

>>1おかえり~&飯テロ乙
風邪ひき京ちゃんin阿知賀オナシャス

新スレ立て乙です。
プロ勢が宅配便のお兄さんを連れ込む手腕をみたい…

あと、咲さんがエロいこと言う病気が治ったふりして、てるてるをカラオケボックスに連れ込むのを所望。

>>973 こんな感じで?


佳織「あの…須賀君? あれって何する所なの? 休憩にお金かかるんだ…」

洋榎「アホやなー、休憩っちゅーことは…アレや。VIPルームやな!」

マホ「VIPですか! マホも早くVIPになりたいですー」

京太郎「はいはい…さっさと抜けますよ。手貸して下さい」
 
佳織「わ、わ…うん…あれ? なんだか自販機もあるんだ」ギュッ

洋榎「なんや? 0.02…ミリ? 薄っぺらいなー、何売っとんねん」

京太郎「はいはい愛宕さんもそっちに行かない」ギュッ

洋榎「ひゃっ…あ、うぅ…」

マホ「愛宕先輩真っ赤っかです! 熱ですかー?」

洋榎「う…ちゃう、いや、違わんけど、手が熱いんや…」ボソボソ

マホ「はー……! 須賀先輩! 謎が全てとけました!」

京太郎「んー?」

マホ「須賀先輩に触れると熱が上がるんです! しょーこに妹尾先輩も真っ赤です!」ドヤッ

マホ「これでマホも熱くなれば物的証拠は完璧です! 先輩、おんぶしてください!」

京太郎「はいはい…おー。軽い軽い」

マホ「きゃー! 先輩おっきいですー!」


>>374 なんか、なんか違うでこれ…



玄(はふー…なんだか温かいよぉ…)ヌクヌク

京太郎「おしおし、いい子にしてたかー?」ナデナデ

玄(ふえ? 京太郎君? はふー…なかなかいい撫で具合ですね…)

京太郎「はは、可愛いなーお前は。ほれほれ」

玄(? ど、どうしたのですか京太郎君…いつもそんなこと、言わないのに…ん、あ…ひっ、う!?)

京太郎「こういうのが好きなんだよな。いつもみたいに気持ちよさそうな顔見せてくれよー」

玄(やっ! そこ、なん、でっ!? あ、あ、あぅっ!)

京太郎「よーしよしよし…そんじゃ風呂行くか? ぬるま湯でサービスしてやるからなー」

玄(お……ふろ…? や、やだ、これ以上はダメだよ…!)



玄「んう……朝かぁ……」ガバッ



玄「京太郎くーん!」

京太郎「玄さん、おはようご」

玄「昨日はお風呂、気持ちよかったね!」ニコニコ

京太郎「!? ちょっ…せめて前振りくれないと対応できないだろぉ!?」

>>975 いちゃいちゃとはなんだったのか



京太郎「あの、照さん」

照「……」

京太郎「なにが怖いのか正直全然分かんないんですけど…布団被ってるの、暑くないですか?」

咲「もー、お姉ちゃんってばー」ニコニコ

照「……だだだだいじょぶぶ」ブルブル

京太郎「いや、息荒いし汗かいてるでしょ…とりあえずこれ、スポーツドリンクです。一口飲んじゃいましたけど…」

照「ありがと……」ゴクッ

咲「……はへー」

京太郎「はい、これタオルです。俺のですけど、使ってないんで綺麗ですから」

照「あ…ありがと…」フキフキ

咲「ほーん…」

京太郎「っと、替えの服も…ちょっと待っててくださいね、俺のでよければ替えのシャツあるんで取ってきます」


照「……さ、さき?」ブルブル

咲「おねーちゃん…少し、お話しようか? 麻雀卓あるし」ポンポン

照「……た、たすけ」

咲「麻雀って楽しいよね?」

>>976 なんとなくこんな感じでいかがでせう。



京太郎「けほ…37.2度…ま、これくらいなら薬飲んどけば大丈夫だよな」


穏乃「キョータロー! おっはよー!」

京太郎「おう、おはよーさん。今日も元気だなー」

穏乃「ふっふー。元気が一番でしょ?」

京太郎「穏乃ならそーだな。元気がないと心配になるし」

穏乃「まあねっ! その証拠に、正常位よりも騎乗位の方がいい!」

京太郎「ふーん…」

穏乃「…あり? どしたの京太郎、いつもならここで――」

京太郎「そんじゃ、元気なトコ見せて貰おうか」ギュッ

穏乃「…へ? きょ、たろ…?」

京太郎「んー…穏乃は小さいから、後ろから抱くとすっぽり入るんだな。俺的にはいい抱き心地なんだけど…」

穏乃「……あっ、やっ! だ、だめだよ…」

京太郎「どしたー? 元気ないぞ穏乃。こんなもんか?」ギュゥッ

穏乃「ふあっ!? ち、ちかいよ、きょーたろー…」

京太郎「全然元気ないじゃねーか…大丈夫か? しょーがないな」ヒョイッ

穏乃「わ、え、あ…」

京太郎「軽い軽い。お姫様だっこってこんなもんか。それじゃ保健室まで行くぞー」

穏乃「保健室なんて行ったことないよ…な、なんで?」

京太郎「そりゃあ…」


京太郎「寝るためだよ、決まってんだろ?」

残り少ないのでとりあえず埋めてしまいませう。

>>1000ならツッコミ勢に平和が訪れない

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