千早「……プロデューサーに関節技を?」 (42)

軽い逆リョナと微エロ…微エロ?注意です

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P「……ダメ?」

千早「いやダメというか……どうして私がそんなことを」

P「関節技NGなら絞め技でもいいんだけど?」

千早「NGってなんですか。意味わかりませんよ」

P「NGっていうのはだな、ノーグッドのりゃ」

千早「どうして私がプロデューサーにそんなことをしなくちゃならないんですか」

P「う~ん、俺がしてほしいからとしか言いようがないよね」

千早「…………」

P「あれ? 引いてる?」

千早「引かれないと思ってたことに二重の驚きを禁じ得ません」

P「ひどい!」

千早「こっちの台詞です! 幻滅もいいとこですよ! わざわざ夜遅くまで事務所に待たされて、挙句そんな話聞かされるなんて……」

P「そんな……千早だったら俺のこの難儀な性癖も受け入れてくれると思っていたのに……」

千早「難儀って自覚はあるんですね……」

P「お願い! お願いします! 5分で終わるから! 先っちょ(指関節)だけでいいから!」

千早「い、いい大人が土下座なんてしないでください! みっともない……わかりましたよ。少しだけですからね?」

P「ぃやったぁああああああ!!!」ポインポイン

千早「飛び跳ねて喜ばないでください、みっともない……」

千早「……で、何をどうすればいいんですか?」

P「う~ん……そうだな……じゃあ腕ひしぎあたりをお願いしようかな」

千早「腕ひしぎ……?」

P「こう、腕を足で固定して極める技だな。テレビとかどっかしらで見たことあるだろ?」

千早「なんとなくイメージは出来ますけど……」

P「実際にやりながら説明するから! そこに座って! ほら! はやく!」

千早「がっつき過ぎですよ……」

P「まず俺の右手を取って」

千早「はい」

P「……で、俺の右腕を挟みこむように両足で固定する」

千早「……こうですか?」スッ

P「おぅふ! 乗ってる! 千早の細い足が俺の体に乗ってる!」

千早「気持ち悪い声あげないでください! ただでさえ恥ずかしいのに……」

P「すまんすまん。つい興奮してしまった」

P「じ、じゃあ次は俺の右手首をしっかり固定して。手の平が上になるようにな」

千早「手の平が上になるように……」

P「いーや! それじゃだめだ! もっと体に密着させるようにして固定するんだ!」

千早「み、密着……こ、こうですか!?」

P「……うむ、おっけーだ! では最後にそのまま体を後ろに倒して――」

千早「えいっ!」ギリギリギリギリギリ!

P「ぎええええええええええっっっ!!!!!!????」

千早「すっ、すいません! 大丈夫ですかプロデューサー!?」

P「あ、ああまで躊躇なくやるとは……やはり千早には素質があるようだ」

千早「素質?」

P「ああ……天性のサディストの素質……とでも言うのかな。俺の目に狂いはなかっ」

千早「えいっ!」ギリギリギリギリギリ!

P「ぐええええええええええっっっ!!!!???」

千早「……こんなのの何が良いのかさっぱりわからないんですけど」

P「いやもうほんと、最高ですよ」

千早(すごく幸せそうな顔してる……)

P「あのね千早。最高でした」

千早「わかりましたから」

P「最後にもう一回だけ……お願いできませんかね?」

千早「……折れちゃっても知りませんよ?」

P「おお! いい台詞だ……!」

千早「…………えいっ!」ギリギリギリギリギリ!

P「おほぉおおおおおおおっっっ!!!!???」

千早(あの衝撃的な体験から一週間。なんだかプロデューサーの様子がおかしい)

P「う~ん……う~ん……」ソワソワ

春香「ねぇ千早ちゃん。プロデューサーさん、なんか変じゃない?」

千早「変ていうか変態だけどね……」

春香「え?」

千早「い、いや、なんでもないわ……」

P「う~ん……う~ん……」ソワソワ

千早「プロデューサー、どうしたんですか? そんなにソワソワして」

P「あっ、千早……」

千早「何か悩みでもあるんですか?」

P「いや……なんでもない」

千早「……そうですか? それならいいんですけど」

P「……う~ん……う~ん……」クルクル

千早(回り出した……やっぱり変だわ……)

春香(変だ……)

千早「……で、今日もまた夜遅くまで残らせて、何の話ですか?」

P「……俺はね、努力したんだ。千早と過ごしたあの一夜の出来事を忘れようと努力したんだ」

千早「変な言い方やめてください」

P「でもどうしても忘れられない……それどころか毎夜夢に見るくらいなんだ。千早にネルソンホールドをかけられる夢を」

千早「…………」

P「そんな哀れそうな眼で俺を見るのはやめておくれ……あ、でもそれも悪くないかな……」

千早「……要するに、また私に技をかけてもらいたいってことですよね?」

P「よろしいんですかっ!?」

千早「予測はしてましたし……でも本当に、これで最後ですよ!」

P「げへへ……ありがてぇ……!」

千早「……で、その寝る子はなんたらっていうのはどうやればいいんですか?」

P「ネルソンホールドな。羽交い締めってわかるだろ? まずあの形だな」

千早(羽交い締め……プロデューサーの後ろから両脇に私の両腕を通せばいいのね)

千早「……こうですか?」

P「ああ。次に通した両手を俺の後頭部で組んで固定する。後はそのまま手で頭を押し曲げるようにするだけだ」

千早「わかりました。…………いきますよ?」

P「お願いします」

千早(……よく考えてみると、この体勢だとお互いの体が密着して……胸が……胸が当たって……当たって……)

千早「――なくて悪かったわね!!」グイッ! ボキィ

P「ふぎっ!!!???」

千早「あ、ああっ! すみません、プロデューサー!」

P「け、頚椎はさすがにやばいから手加減してね……?」

千早「――……え? まだあるんですか?」

P「もう一つだけ! もう一つだけ! なにとぞ!」

千早「……なんて技ですか?」

P「ふへへ感動で涙が出そうだぜ……!」

千早「さっさと終わらせて帰りたいんですけど……早く教えて下さい」

P「アキレス腱固めって言ってですね……」

P「まず向い合って座った状態になります」

千早「はい」

P「次に俺の左足を右脇に抱えてください」

千早「……こうですか?」

P「その時に手で足のアキレス腱のあたりを固定します。手首をあてがうようにしてやるとグッドですね」

千早「手首で……固定する」

P「あ、いい感じ。やっぱり飲み込みがいいな。さすがだ」

千早「そ、そうですか?」

P「後は俺の左足を千早の両足で固定するんだ」

千早(な、なんだか体全体でプロデューサーの足に絡みついてるみたいね……)

P「よしオッケー! 最後は体を後ろに反らして思う存分極めてくれ!!」

千早「……これ、やりすぎるとアキレス腱切れちゃったりします?」

P「いや、それはまずない。だから思いっきりやっちゃってくれたまえ!!」

千早「い、いきますよ……えいっ!」

ギリギリギリギリギリ…………

P「あっ……あっ……あ~~~~~!!」

千早「い、痛いですか、プロデューサー?」

P「痛いぃ……!! めちゃくちゃ痛いぃぃぃ……!!」

千早「そんなに嬉しそうな顔で……も、もっと痛くできますけど!?」

P「いいぃぃぃっっ!! お願いぃぃぃっっ!!!!」

千早「じゃ、じゃあ……これならどうですか!?」

ギリギリギリギリギリ!

P「がぁあああああっっっ!!!」

ギリギリギリギリギリ…………

P「いだいっ!! イタイタイタイタイ!!! ちょっ……切れる! アキレス切れるからっ!!」

千早「アキレス腱は切れないってさっき言ったじゃないですか! 大丈夫ですよ、ほらっ」

ギリギリギリギリギリ!

P「んぎぃいぃいぃっっ!!!??」

千早「あはっ……すごい。ちょっとしか力を入れてないのにこんなに痛がるなんて……って」

千早(……私、今笑ってた? プロデューサーにアキレス腱固めして、泣き叫んで痛がるプロデューサーの顔を見て、声を聴いて、笑ってた?)

P「もっ!! もういいから!!! タップ!! タップ!!!!」

千早(どうしよう……私……プロデューサーがこんなに必死に頼んでるのに、全然やめたくない! 私、もっともっと…………って、さっきから左脚になにか固いものが当たって……)

千早「……あ」

P「え? ……あっ!? す、すまん俺のp坊がつい元気に」

千早「いやあああああああっ!!!!」

ゲシッ!

P「そこをキックは……死ぬ……」バタッ

P「う、う~ん……す、すごい絞まってる……気持ちいい……う、う~ん……」

千早(ひどい寝言。事務所の他の誰かに聞かれたら一発アウトね)

P「う、う~ん……あ、それはやばいっすガチでやばいっす……う、う~ん……」

千早「…………起きろっ!」バシィ

P「はっ……俺は一体……」

千早「目が覚めましたか」

P「千早……そうか、思い出したぞ。俺は千早にp坊を」

千早「言わなくて結構」

P「はい」

千早「……とりあえず、今日はもう終わりでいいですよね?」

P「へへぇ。ありがとうごぜぇやした……って、あれ? 今日はって……」

千早「……気が変わりました。これから先も、たまになら付き合ってあげます」

P「お、俺はまだ夢を見ているようだ…………」

千早(そういうわけで、私とプロデューサーの倒錯的な関係はそれ以降も続いた)

千早(困ったことにあの時、自分の中に芽生えた加虐欲求が日に日に大きくなっていくのを感じる)

千早(仕方がないのでプロデューサー相手にその欲求を発散させて、プロデューサーは私で被虐欲求を発散させるという日々)

千早(つまりこれはWin-Winの関係、またの名を「具合が悪くなるほどひどい状況」という)

春香「ちーはーやーちゃん♪ おはよ♪」

千早「春香。おはよう」

春香「あれ、本? 何読んでるの?」

千早「あっ……こ、これはね」

春香「さ、『サブミッション魂』……格闘技の本? えっ、千早ちゃん格闘技始めるの? まじ?」

千早「い、いやこれはそういうわけじゃなくて……ちょっと読んでみてただけよ」

春香「そうなの?」

千早「そうなのよ!」

千早(いけないいけない……サブダマはこっそり読むようにしないと)

トゥルルルルル、トゥルルルル……ガチャ

小鳥「はいもしもし765プロダクションで――って……えっ……ちょっ……本当ですか!?」

春香「……なんの電話だろう?」

千早「さぁ……」

小鳥「はい……はい……ええ、こちらは心配しないでください。はい、では……」ガチャ

春香「どうしたんですか、小鳥さん? なんだか深刻そうな顔ですけど……」

小鳥「うん……あのね、春香ちゃん、千早ちゃん。落ち着いて聞いて欲しいんだけど……プロデューサーさんが入院しちゃったの」

春香「えっ……ええぇぇ!?」

千早「ちょっ……それ、本当なんですか!?」

小鳥「今、ご本人から電話があったの……」

春香「それで……何の病気なんですか!? それとも、怪我!?」

小鳥「う、うん……あのね…………その……ね……」

千早「…………?」

小鳥「……痔だって」

春香「」千早「」

P「――いやぁ一時はどうなることかと」

千早「たかが痔で大げさですよ」

P「痔を馬鹿にしちゃいかんよ……いかんのよ……」ガタガタ

千早「……それより! さっさと始めましょう、プロデューサー」

P「おお、千早がいつになく積極的だ」

千早「やりたくないんですか!?」

P「やりたいです! ていうか、やってください!」

千早(10日間入院、その後も血圧上げちゃならないとかで合計でひと月近くも我慢させられてたんだから……溜まりに溜まってるのよ)

千早「今日は私のほうでメニューを考えてみました」

P「え? そうなの?」

千早「何か問題が?」

P「そりゃありませんけども」

千早「じゃ、始めますよ。座って、右手を出してください」

P「へぇ」

千早(プロデューサーの右手を持って、私の右足をプロデューサーの肩にひっかける)

P「おぅ!?」

千早(今度は左足を上げて、両足でプロデューサーの肩と頭を固定して、締め上げる!)

千早「えいっ!」

ギュゥゥゥゥゥ!!

P「うぐぅっ……さ、三角絞め…………!!」

千早「ど、どうですか!? プロデューサー!? 痛いですかっ!?」

P「い、いひゃい……ちょっと……強すぎりゅ……」

千早「まだまだですよ……それっ」

ギュゥゥゥゥゥ!!

P「ぐうぅううぅぅっ!!?」

千早(すごい……今日の私……変だわ……始めたばかりなのに、もう心が踊りだしそうなくらい楽しい……! )

千早「えへへ……どうですか、プロデューサー? これ、気持ちいいですよね? ……ね?」グイッ

P「ごぁっ……!!」

千早「幸せそうな顔……! こんな目に遭わされて……自分の担当するアイドルの股で顔挟まれて……嬉しいんですか? ……変態?」グイッ!

P「うぐっ……!!」

千早「ダメですよ……本当にどうしようもないんですね? 恥ずかしいと思わないんですか? ねぇ、どうなんです?」

P「ぐっ……はぁ……はぁ……」

千早「黙ってないで答えてくださいよ、プロデューサー?」グイッ!

P「うぐううっ!!!」

千早「あはっ、無理ですよねぇ? 息をするのもやっとなのに……」

千早「大丈夫ですかプロデューサー? 顔、真っ赤じゃないですか。興奮しちゃってるんですか? ……また、おっきくしちゃってるんですか? 私に技をかけられて、おっきくしちゃってるんですか?」

P「ちょっ……千早……もう、無理……死んじゃう……」

千早「えっ……もうギブアップなんですか?」

P「ギブ…………ギブアップ……!」

千早「……仕方ないですね。じゃあ、最後に強いのいっときましょうか……」

P「ちょっ……!」

ギュウウウウウウウ!!

P「ッッッ……!!!」

千早「……はい、終わりですよ」

P「うっ……うぅ」バタ

千早「……プロデューサー? 大丈夫ですか? ……駄目みたいですね」

P「……う、うぅ」

千早「あ、プロデューサー! 気が付きましたか?」

P「ち、千早……お前、何して……」

千早「何してって……今から腕ひしぎをかけてあげようと思ってたんですけど」

P「え……? い、いや……悪いけどもう充分で……」

千早「いきますよ? いきますよ? いいですよね?」

P「ちょっ……待っ……!!」

千早「えいっ!」ギリギリギリギリギリ!

P「うっっぎぃぃぃいいい!!!??」

千早「ああ……すごい……気持ちいい……!」

P「いいいいっっ!!??」

千早「そんなに良いですか? もっと強くいってみましょうか?」

P「ちっ……ちがっ……!」

ギリギリギリギリギリ!

P「ぎゃあああああ!!!」

千早「あ、あの、プロデューサー! 私、お願いがあるんですっ! お願いが! 聞いてくれますか!?」

P「わかったから! なんでも聞くから離してくれっ!!」

千早「プロデューサー! 私……プロデューサーの骨を折ってみたいんです!」

P「はっ…………はぁ!???」

千早「いいですよね?? この右腕の骨、折っちゃってもいいですよね?? だって絶対プロデューサーも気持ちいいですから!! だからっ、ね?」

P「ふっ……ふざけんな!!! そこまでしろなんて言ってないぞ!!! 離せっ!! 離してくれ!!!」

千早「あ、暴れないでくださいよ! やり辛いじゃないですか」

P「お前、おかしいぞ!? 腕を折るって……自分が何言ってるかわかってるのか!?」

千早「わかってますよ……。利き手を骨折したら色々不便しますよね。でも心配しないでください。着替えとか食事の時は手伝ってあげますから……」

P「なっ……!?」

千早「あっ、お風呂も大変ですよね……で、でも私、プロデューサーなら大丈夫ですよ! ちゃんとお世話してあげますから!」

P「そんなのいいよ!! いいから離してくれ!!!」

ブチッ……

P「っっがあああああああっ!!!!??」

千早「あっ、今ブチッって音しましたね。肘の靭帯が切れたんですね! わぁっ、すごい!」

P「お、お願いだ千早。折るのだけは勘弁してくれ……頼む」

千早「ふふっ……またそんな。股間を膨らませながら言ったって説得力皆無ですよ? じゃあ……そろそろいきましょうか」

P「ちっ、違うんだ、これは――」

千早「せーのっ」グイッ!

ギリギリギリギリギリ!

P「うぅぐぁあああああああああぁあああっっ!!!!」

ギリギリギリギリギリ!

P「いいいぃいいひいいいいいいいいいっっ!!??」

ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ…………パン

千早「あっ……!」

千早「あはは…………!」

千早「プロデューサー……プロデューサー?」

P「」

千早「また気絶しちゃったんですか? もう……仕方のない人ですね」

P「」

千早「…………どうしよう」

P「」

千早「…………あっ」

P「」

千早「もう片方の腕も折ったら……起きるかな?」

終わりです
読んでくださった方はありがとうございますそしてごめんなさい

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