彡(゚)(゚) Jの奇妙な冒険 (919)

 
  ドンドンドンドン!!
 
ホリィ「J太郎!」

ホリィ「ねえ、J太郎!! ドアを開けて!!」 ドンドン

ホリィ「お願い……部屋から出てきて!!」



彡(゚)(゚)「うっとうしいんや!! このアマ!!」 床ドン!




               __., ,..... -; ,..., ,...,
        ,,.. -‐ ゙ ' "          /
       ; '"                /
      /          ┌- ‐' ゙ ̄
      /,.. - ' " '゙7    /   -‐─ -、
            /   /;'  / /゙;. /ヽ ヽ
            /   /   l V / ノ  .i
           /   /   ヽ- '"ヽ,,,...ノ
        ,,. - '    /      ' ,= ''''--, ;-; ._ ;-;_    ,-------,,---, , -、
    ,,.. - '"     /      、= ,..x.., =,‐ ‐// //    / 二二 // / ;`' = ヽ
  ; '"       , ‐'       '二二 ̄コ/.//,/ /i l,‐、___ ;=======./  ;ノ`' '=゙
  /      , ‐'"        /~。~// / < ',/"'~l゙l`ソ;_゙; ;'゙/ 二二' // /./_ ゚ ゚_/
 /    , ‐'"          , '==',/ /,''゙,., l,-'"/,゙; o ;‐/ ─‐ .// ;v, '゙,.-、ヽ
../  , ‐'"           /. -─-、,/.'゙゙  "‐'".`" '‐‐' '─── ' '‐' '"゙   v'
  ̄

 

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ジョセフ「J太郎!! 母親に向かってなんという口の利き方じゃ!!」

彡;(゚)(゚)「ファッ!? その声はジッジやないか!」

ジョセフ「大切な用件でお前を訪ねに来たら……ずっと部屋に引き籠っているそうじゃないか!」

ジョセフ「ジョースター家の血が泣いているぞ!!」

彡(゚)(゚)「やかましい! ワイはずっとこの部屋でなんJして野球見て過ごすんじゃ!」

ホリィ「無駄よパパ。 今まで何人ものカウンセラーや相談員さんが立ち向かっていったの」

ホリィ「でも、ことごとくJ太郎の屁理屈と心無い罵声で、皆精神を病んで病院送りになってしまったわ…うぅぅ……」

ジョセフ「ホリィ…… 安心せい 助っ人を呼んである」

ホリィ「助っ人?」

ジョセフ「アヴドゥル! 君の出番だ!」 パチン


アヴドゥル「……」 ズォォォ


ホリィ「パパ……この方は……?」

ジョセフ「ホリィ、下がっておれ」

        マジシャンズレッド
アヴドゥル「魔 術 師 の 赤!!」 バァァァ!


アヴドゥル「部屋の周囲を炎で包み、熱でいぶり出す!!」 ゴォォォォ!

彡;(゚)(゚)「ファッ!? 急に部屋が暑うなったで!?」

ジョセフ「いいぞアヴドゥル。 その調子だ」

彡(゚)(゚)「エアコンの温度下げまくったる!!」 ピピピピピ

ホリィ「なかなか出て来ないわぁ……」

ジョセフ「……」

アヴドゥル「やむを得ない! ドアを焼き壊させてもらいます!」

 ゴォォォ…! メラメラメラメラ…!

  バゴォ───z___ ン ッ !!

彡;(゚)(゚)「ファッ!? 何してくれとんねん!?」

彡;(゚)(゚)「しかも家燃えとるやないか!? 何やこのブサイク黒人は!?」

アブドゥル「……」

ジョセフ「何ッ! J太郎……やはりこの炎が見えるのだなッ!!」

アブドゥル「……」
 

                 野球民君、セックスしよ!
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ドンドン!

              . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::ドンドン!
       /:彡ミ゛ヽミー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽミ ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

 
ホリィ「J太郎~! 全然部屋から出てこないからママ心配したのよ~!」

彡(゚)(゚)「なんやマッマ相変わらずやな  あとジッジ久々やな」

ジョセフ「J太郎……! お前に重要な話があって来た……!」

彡(゚)(゚)「なんやいきなり訪ねてきて話もクソもないわ ドアはよ直せや」

ジョセフ「我々はDIOという男と因縁を持っている!!」 バン!

彡(゚)(゚)(ガイジかな)

───

ジョセフ「というわけじゃ」

彡(゚)(゚)「知らんわ」

ジョセフ「とにかくDIOという邪悪な存在が蘇った」

ジョセフ「J太郎。お前もジョースター家の一員だ。 用心しろ」

彡(゚)(゚)「」(鼻ほじ

ホリィ「J太郎! 明日からまた学校通えるわね!」

彡;(゚)(゚)「学校!? とっくに退学やろ!?」

ホリィ「んも~ ママが無理言ってずっと学校に籍を置かせてもらってたのよぅ」

彡(゚)(゚)(このアマ)

ジョセフ「J太郎。 お前先ほど、アヴドゥルの炎が見えると言っておったな」

彡(゚)(゚)「せやで」

ジョセフ「ということはお前にも『スタンド』があるということ!」

彡(゚)(゚)「スタンド? 野球の話か?」

ジョセフ「野球ではない。 これじゃ! 隠者の紫(ハーミットパープル)!」 ジャキィィン

アヴドゥル「魔術師の赤(マジシャンズレッド)!」 コケェー

彡(゚)(゚)「あ、似たようなんなら最近出たで」

彡(゚)(゚)「おら出ろや」 ズオォォォォ

  ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョセフ「こ、これは……ッ!」

彡(゚)(゚)「こいつめっちゃプラモ作り上手いねん」

アヴドゥル「なんと力強いヴィジョン……! なんて強力なスタンド……!」

彡(゚)(゚)「ワイが梶谷のファンやったところから……」

彡(゚)(゚)「ベイスター・プラチナ世代と名付けた!!」 ドォ──ン!

ジョセフ「もうちょっと短くならんか」

彡(゚)(゚)「ほなスタープラチナでええわ」

ホリィ「さっ、今日はもう遅いし皆寝ましょ? J太郎、明日はちゃんと学校行くのよ?」

彡;(゚)(゚)「はぁ……」
 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

                 ねえ!いるんでしょ!ねえったら!
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::あんなこと、言うんやなかった…::::::::ドンドン!

         (;)(;)ミ   . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::   ドンドン!
       /:彡ミ゛ヽミヽ . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

小学生の頃…

            人
          (´ω`;)  ひっく…ひっく…
          ( ∀ )
          (UU )
          (_(_つ

                    人          また原住民にいじめられたんか
ひっく…             (;´ω`)    (゚)(゚)ミ  ホンマしょーもない生き物やで!
わたし、キモいから…     ( ∀ )   つ  ミ
野球民君だって、        ( UU)   ⊂ ⊂)
キモいって思ってるでしょ?  と_)_)   (_(_)

                      人          何言ってんねん
                    (;´ω`)    (゚)(゚)ミ  草野球でバンバンホームラン打ちよるやんか
野球民君…            ( ∀ )   つ  ミ 将来はブストスみたいないい女になれるで

ブストスって人は知らないけど、( UU)   ⊂ ⊂)
ありがとう…            と_)_)   (_(_)

私、大きくなったら          人                
野球民君のお嫁さんになって (・´ω`)    ああ、ええで(適当)  彡(゚)(゚)         
いいかな?            ( ∀ )                 彡  と 
                   ( UU)                 (つ つ

                   と_)_)                  (_ヽ_,)

                              あら、鷹娘ちゃん
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::うちの子ならいるわよ
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::ワイは大馬鹿者やで…::::::::

         (;)(;)ミ   . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::     おじゃましまーす!
       /:彡ミ゛ヽミヽ . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::     やきゅーみんくん!
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  人

         ああ…. . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::: (・´ω`・)  :::
       /:彡ミ゛ヽミー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::  _(  ∀  )_ :::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽミ ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::/。゚o o  。゚o o\ :::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : :/(∴;●∵;) (;∵●;∴)\:::::::::::::::   おしまい
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

(・´ω`・)「しりとり」

彡(゚)(゚)(は?なんやこいつ)

(・´ω`・)「しりとり」

彡(゚)(゚)「…りす」

(・´ω`・)「すまた」

彡(゚)(゚)「…たぬき」

(・´ω`・)「きす」

彡;(゚)(゚)「す…すな」

(・´ω`・)「なかだし」

彡;(゚)(゚)「しっ、しんし!」

(・´ω`・)「シない?」

彡;(゚)(゚)「…!?」

(・´ω`・)「シない?」

彡(゚)(゚)「…いいよ」

(・´ω`・)「よくみて」

彡(>)(<)「て言われても…///」

(・´ω`・)「もう!」

彡;(゚)(゚)「うわっ!?」(ズボンを無理矢理下げられる)

(・´ω`・)「っとに…普段偉そうなくせにこういう時は無抵抗…ヘタレやねぇ」

彡(>)(<)「エロすぎるんやお前は!

(・´ω`・)「はいはい…こんなにおっきくしちゃて☆ 変態さんなんやからぁ~」

彡(>)(<)「あぅぅ…くそ…」

(・´ω`・)「そんなえっちな人は… こう!」(チンコパクッ

彡(>)(<)「うぉっ…っく…んんでりゅ…っ…ああぁ…」(ドピュドュッ

(・´ω`・)「あはっ♪いっぱい出たね♪ 次こっち…ほしいでしょう…?」(クパァ…

彡;(゚)(゚)「う…うん…」

(・´ω`・)「…あたしの勝ちww」

                  (^)(^)ミ 
                  ノ   ミ
          (・´ω`・)   つ  ( )))  鷹娘イケるやん!

.           _>/⌒丶   /⌒ヽ<_   
         (( イ   \ 丶./ /_、-c 
         "'\c-、ii_丶,,____、,__.ヾ))

   ズコズコ   ((ヾ.__,、___,,/   //'"
  ズコズコ i三三 ,三     ̄ ̄ ̄ ̄"'
       ヽヽ三三,、ノ,,___,,,,....--ー  i ズコズコ
    ズコズコ  r'" ̄ ̄ ̄ ̄   三, 三三i  ズコズコ     ☆☆はっぴぃえんど☆☆
          i  ー--....,,,,___,,ノ、,三三ノノ
.          \                ズコズコ

     彡(゚)(゚)

   ,-,っ.彡 と   そんなことよりワイのダンスよう見とけや
  ./,{ヌじ,ヽ只>、
 〈__>i \V7l |

    〉   o | ,!
    / __ハ__ゝ_〉、
   /'´ /ヽ \トノ

  ./  /  \ .〉
  .|  |   / /
   |  |  〈__,/
   .|_|  t__)
  (_)'


      彡(゚)(゚)
       彡  と   ミュージックスタート
      f<|只/7ヽ    
      |<V//、\
      |.! o  {_/ /
      lノハ  (_|]/
     t,Y.|\/

      | |  |
       | |  |
      | |  |
      |_|_|

      (__t___)

       彡(゚)(゚)
   /`\  彡  と /´\    
  < ,/\ `<ヽ只7 /\, >.

 <''v'   `| <V> l'    ヽゞ>
       .}  o /⌒ヽ
       |  ノ  /|  |
       ヽ'´__/ |_|

        / ./  l| |
        / ./   .゛‐'
      . / ./
     ,〈__./

     ゞ'´__)

       彡(゚)(゚)
        彡  と、       
 ____/ |ヘ只|/、\_____ri_

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  '^       _)o  |
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        .〈  /、. \
         ヽ. ヽ.、 >
           ヽ ,〉´j
          (_,フ ̄

     彡(゚)(゚)
      彡  と    
  . /´ ̄l<|只/7ヽ

  /__/ ̄|<V//、ν‐¬'r',-、
  {.ii.}  .! o  { .ー―┘ー'
  `´  ノ ハ  ヽ
      Y, \/
      ./ ./
     ./ ./ |
    _/ ./|  |
   (___>'. ,―、
       `--'

                ノ''〉
         彡(゚)(゚)  ./\っ
         彡 と / /    
      /^,<ヽ只7 /
     / ,イ  <V>l'
   ,< /  }  o..|
  ノ ,ij   / __ハ_>
 `    /´./\ \

    / /    \ \
   / /     / /
 / /     < ./

(__γ'       ゝ_´)

    ┌、
    ,ミ,へ.
     \ \゚)(゚)
     / / と    ンン~
    i' /ゝ只7.ハ

     `ゝ` <V/ ノ
       } /´/|
      ./< ,イ、 >,
     〈{''ノ_ノ_, \/

     / ,ィ/  /
    / /.〈 ,ム
  / /   \ \

                彡(゚)(゚)
      ( 、       彡  と        ノ)_   アーイ!
     (_て_,|| ̄ ̄ ̄ ̄<|只/7ヽ ̄ ̄ ̄ ̄||、ノ__)

         ̄ ト、__  `|<V//´ ̄ ̄ ̄ ̄ 
  ,, , -‐= ' ¨_<  〈  . ! o  { 二二ニニニ==‐__∧____
 r ( γ''"~    レ^┘ .,ノハ   >   ̄   ̄ ̄ `i,.、i´  `)ヾ
 ` ー ,,`'' ... __/{  . ____ __ __     __,./\___.-ー~" ,ノ
   ~"''. .〉   >.ニ  ー- - ‐‐ ニ ニ. 、   〈 .==''~
      ― 、/  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄    ̄  !/`ヽ
             /  /   .\ \
           ._〈  /      \/、
           (__j        (__ノ'

     ri
  人  .(ゞ)
 `Y´  | |

     .| |(゚)(゚)  決まった…

     .| |  と
       f<|只/7ヽ
      |<V//、\   .i
     _.! o  {_/ /  __人__
   '´ ̄`-' ヽ.,(_|]/   .`Y´
   |  | ̄.´\ \    !
  _|_|     .\ ,>、
  (____フ      (__ノノ

     彡(゚)(゚)
      彡  と  どや?完ぺきやろ?
     r.<ヽ只7i     ノし
     l | <V>l|__ _ ri  て
     l |  o..{、__|_|'{〕 (
     |__|  ハ_>
     | ljl.´ | |
     `´|  | |
       |  |/
     . /|  |             
     〈_.|_|             
     ヽ_t__)   

       (゚)(゚)ミ
       つ ミ   久しぶりやから緊張したわ
     ,r<只/7ヽ

    / |<V//、\

    〈 '、! o  {_/ /
     Y_),ハ  (_|]/
    /´ _\/、

   / /川 \ \
   |  |  川  |  |
  _|_|  川  |_|_

 (___ノ  ● t___)
     ポト

  ___(´・ω・`)  ))))))   お掃除は
 ⊂r___つ_つ         ルンバにおまかせ
  (,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,)  ))))))

         ____

    (´・ω・`)/   ./..|    リクライニングチェア買っちゃった
    (∪ ∪)/  ./  |       おかねはだしてないけど
  i'''i `∪∪´ i'''i ̄,,,,,,/

    ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄

       ______

       \|        (___
      ♪ |\            `ヽ、 ♪
        |  \            \  ♪
         |   \            〉
   ( ´・ω・)|♪   \          /   このピアノは
 ∥ / つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ   マホガニーでできてるんだってさ

 ∥( 匚______ζ--ー―ーrー´    どんな木なのかなあ

  〓〓:_))∥    ||       .||
 ∥    ∥. ∥    ◎      .||    ♪
.       ◎            .◎

        ☆
  ドシャーン!  ヽ     ほんものは音がちがうね
         =≡=           ☆
      ♪   / 〃(´・ω・`)    / シャンシャン
    ♪   〆  ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
         ||  γ ⌒ヽヽコ ノ  ||
         || ΣΣ  .|:::|∪〓  ||   ♪
        ./|\人 _.ノノ _||_. /|\
         ドチドチ!

        `ヽ`ヽ      __,. -―┐
_ノl.      |  |   ./ /  \(´・ω・`)    ロケットだってただでのれる
ゝ  >   、__ノ ノ   \/   ○ と、   )
 ̄V       ̄     〈\   / |(_ノ
            ★*☆丶>く_/
    ☆     x☆ x ★ ☆     ___/|
         ☆ ★ x ☆      〉   >
         ★ x * ★      '⌒ヽ/
         ☆x★ x
         * ☆

          ☆:
           x

 ☆    .    *  。    Φ

       ___
      ,:'    ヽ
 +    !(´・ω・`) !  。   宇宙から見た地球って
    ⊂[ト=====']つ      こんなちっちゃいんだ

  *   !::.ロ.∵メ、
      (ソ (ソ  `ー 、    ☆
  。           ヽ

      (´・ω・`)     フリーザの乗り物
     〔∪ ̄∪〕      特注だよ
     目-目-目

      ヽ- -ノ
         V
、 ._  _.:;~⌒^^⌒⌒´⌒` ̄

 ⌒ ⌒    ....::::::::::.:::.::;: :::... .::::
:;;;:::;::;: :::;:;;:::::::..::::::::::::::::;:::::::::::::::::::::::

       ⊂⊃
                ⊂⊃
           _______

          /       /   | \
.      ♪~/ (´・ω・`)/卩  |  )ゝ   ストレスフリーな生活って
       γ ̄/ ̄ ̄/ ̄ ヽ ̄ ̄ ̄___ `ヽ    いいよね

      ◯{      ノ◯ / ̄ ヽ   / / ̄ヽ }
     |____`-囗--イ_____ノ () | |.__|__| () | | =3
.     ヽゝ ̄ ̄ ̄   ヽゝ__ノ  .  ヽゝ__ノ

   ___ハ__
   、____丿
    ゙゙(´・ω・`)     メキシコから少し足伸ばしてエクアドルまできちゃった
    /゙゙゙c○c○))
     `u-u'

       ____,,
__,,─''''" ̄
        /''"| ̄ ̄|"'ヽ/''"| ̄ ̄|"''ヽ
        |::::::|   |::::::::|:::::|__|:::::::|  ホテルのぼったくりタクシーは乗らないのが通の楽しみ方

       /|::(´・ω・`):::::::|::::::::::::::::::::::::::|  お金はいくらでもあるけど、常識は疑わなきゃね
     //|:(     ):::::|:::::::::::::::::::::::::/
    // /  `u-u'     ̄ ̄  | .|
  //   |二二二二二l二二二二|_,|/|

  ┌ ( ´・ω・)     ガガガガガガガッ!!!!!!
  ├ (   ┏ ○┓_ _ _ _从._,
  ├ ∟つ┏┓三((〓((━(。゚。)   ━ 二 三  ━  ━  ━
  └ ≡≡≡ノ  ̄  ̄  ̄  ̄ ⌒Y⌒
    (__(__)       化け物退治もおまかせ

  彡(゚)(゚).    .|
  彡   と    |
  /⌒ヽ_.ィ、   \ おう、金払えや

  ( r.   )     \
  ヽノノー-l       .(・ω・´)  ……
..  |__/_/        (     )
  └ー'ー.        `u-u' \

                      \

   ホント、馬鹿だよねぇ
   (`・ω・)     |
  .(    )    .\
   .`u-u'       \
  なんJは誰のものや? (´・ω・`)  お金さえあれば仲間はいくらでも出来る

     .(´・ω・`)       .(     )
     (つ  ヘ グリグリ    `u-u'
      ./ /(_)))          \
    (_)(。)(;)ミ⊂⌒`つ  もう堪忍や…

 .
 彡(゚)(゚) !
 彡   と 

                     ( (c :; ]ミ 法を馬鹿にしてるナリか?
.                    |/| |X|-||  ハマ流しの実刑ナリよ!
               ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
               ┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┃    .(@)(@)ミ
               ┃                ┃     ノ   ミ
 __         .. .___┃_  ……、全部でっちあげや__ . つ  ( ||
 | ( (c :; ]ミ  /    /|    (゚)(゚)ミ     .|\     ⊂    U/
 || ○|X|| ヽ ./    /  |    ノ   ミ      |  \    \ ̄ (・ω・`|| 裁判だって思うがまま
 ヽ_⊃⊃/    /     _つ  ( __        \    \ ノ|○V ||

   ┃_/    /     / ⊂    ヽ\\、      \    \. _ノ

     .| ̄ ̄ ̄~|      .∥.| .  |  |  |  | ||       | ̄ ̄ ̄~|┃
                    ∥.|  (_,)_)   | ||

   ○
_   。 o

┻┓∬ 。  彡(。)(;)   
 |||。o    彡   と  
( ̄ ̄o) ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄)

.i ̄○ ̄ ̄○ ̄o゚ ̄0i           (´・ω・`) 歴史が教えてくれること、それは“人は殺せる”ってことさ
(_oノ_O_゚_Oo_)           (     )
                         `u-u'

  * ゚o. ||i゙.jk、| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ,:'li !|| + o゚
 ゚.o ゜  ||L.li_j|         |!_,ji..l||            ー―t77
  * 。゜ ||i´il^il         |i^li`i|| ゚ o * 。      __」
 + 。 o ||l_,jl..!i         |!..jl_,l|| 。*゚ 。             ̄Z_
  ゜ ゚  ||i"ll´i|         |i`ll゙'i||     ゜ ゚ * ゚o.
 ( *゚マ)つ         _____   娘と過ごす幸せな日々って素敵だよね ゝ
( ´∀) o゚゜   .(´・ω・`)((((ー※;    〉Y >> * 。゜            _ノ
/ つつ゚ .ニニiニニ<_;ァY(・ω・´jj`ヽ,ニニi_<ィヘヽ(∇゚*)
 ( *^ー)v  ̄l| ̄ ̄L ノ〈っ%c 〉,ハ,) ̄ ̄|l ̄∩∩ノ
 ,〉`ニァノ. ̄l| ̄ ̄ ! '~/ ゙; ん~'  ̄ ̄|l ̄7 (ー゚ *)
( ´A)  ̄l| ̄ ̄ ̄'ー(ニ〈゚? 。?〉 ̄ ̄ ̄ ̄|l ̄とと_ハ
〈 つつ`l| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ー-‐'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|l ̄j  ヾ,

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;;;;;;┌――― /    ⊃――――─── .(゚)(゚)ミ
;;;┌――――しー-J―(。ω゜`)⌒`つ――ノ   ミ
┌――――――────────── .つ  (
┴―――――――┴――――― ━┓⊂     ヽ――
                   パーン    l   /∪
                           u-u

    彡(゚)(゚)    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
   彡  と '''''""" ̄ ̄            -=ニニニニ=-

   /⌒ヽ_.ィ                         _,,-''"
                      (;ω;`)    -''";  ;,
                      (     ),,-''"'; ', :' ;; ;,'
                       u-u''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     

           ̄ ̄ ̄二二ニ=-
        '''''""" ̄ ̄            -=ニニニニ=-
                                _,,-''"

                                -''";  ;,
                            ,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                       _,,-' '", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'   糸冬

┏━━━━━┓
┃  / \ .┃
┃ /     \┃
┃ (゚)(゚)ミ  ┃
┃ ノ   ミ  ┃
┃ つ  (  ┃
┃  )  (  .┃
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(´・ω・`)y━・

(´・ω・`)y・

(´・ω・`)y


(´・ω・`)おいやきう、買ってこいや

面白いやんwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>49
くっさ

>>4の続き

───

 翌日

彡(゚)(゚)「ほな行ってくるで」

ホリィ「J太郎がちゃんと学校に通うなんて……うぅっ」

彡(゚)(゚)「約束やからな しゃーない」



女生徒A「あっ、J太郎だわ!」

女生徒B「嘘! あの引きこもりのJ太郎が!?」 サッ

女生徒A「ちょっとアンタ、何あたしの後ろに隠れてんのよ!」

女生徒B「あんたこそ何あたしに隠れようとしてんのよ!」

女生徒A「やめてよ! J太郎と目が合ったらどうすんのよブス!」

女生徒B「こっちだってJ太郎に見られたくないのよペチャパイ!」

女生徒A「ブスブスブスブスブスブストスブスブス」

女生徒B「ペチャパイペチャパイペチャパイペチャパイ」

彡#(゚)(゚)「うっさいわ!! 犯すぞ!!!」

女生徒A「キャーッ! あんたに言ったのよ!」

女生徒B「いいえッ! あんたに言ったのよッ!」




花京院「……アイツがJ太郎か」

花京院「…」 足ベチャー

彡;(゚)(゚)「痛っ!? 何やねん!?」ズショォッ

 ドザザ

彡;(゚)(゚)「階段から落ちる! 何か掴むもの!!」

 ガシッ

女生徒A「え?」 グイ

彡(゚)(゚)「糞女はポイーで」

 ゴロゴロゴロ! ズザザザ! グショビチャ

彡(゚)(゚)「間一髪やったで。 クッション役がおって助かったわ」

女生徒A「」

          スタンド
花京院(何と強力な幽波紋……そして迷いの無い判断力……)

花京院(あの方が始末しろと言うのも無理はない……)

花京院(……が、)

花京院(私のスタンドの敵ではない……!) ゴゴゴゴゴ
 

 


花京院「君、足を切ったようだが」

彡(゚)(゚)「ん? お前誰やねん」

花京院「私は花京院典明。 ハンカチをどうぞ」

彡(^)(^)「おお! すまんな! クリーニングして返すで!」 フキフキ

花京院「じゃ、また」

彡(^)(^)「おう!」

彡(゚)(゚)(気持ち悪いやっちゃな。 ハンカチ捨てたろ) ポイー

───

彡(゚)(゚)「学校来たけどやっぱつまらんな」

彡(゚)(゚)「でも早引けしたらマッマがまた何か言うやろうし……」

彡(゚)(゚)「しゃーない。 保健室で寝とこ」
 

 
 保健室

ガラララッ

彡(゚)(゚)「熱が40度ぐらいあってしんどいから寝させてや」

校医「オホホ それじゃあ体温を測るわね」

彡(゚)(゚)(アカン)

彡(゚)(゚)「あの、その」

校医「この体温計でェェェ」 万年筆ブンブン

彡()()

校医「お熱を測るわよォォォ」ブンブン ビチャァ ビチャァ

彡()()

校医「アナタァァァ まさかこれが体温計に見えないなんて言うんじゃないでしょうねェェェ」

       |
   \  __  /
   _ (m) _
      |ミ|
   /  .`´  \
     (゚)(゚)ミ
     ノ  ミ
     つ  ∩
     |⊃  /
    ⊂_ /

       ∪

彡(゚)(゚)「センセ、それ最新式の体温計やん」

校医「そうよォォォ その通りよォォォ」

彡(゚)(゚)「黒い汁が出たら体温40℃なんやろ?」

校医「そうよォォォ」



彡(-)(-) zzzZZZ

彡(-)(゚)「ハッ もうこんな時間か」

彡(゚)(゚)「ほなセンセ、熱下がったみたいやからワイは帰るで」

校医「キキキケケケケ」

彡(゚)(゚)「日本語が通じへんな まあええわ 勝手に帰るで」

校医「クケェ──ッ!」 ガバッ

彡;(゚)(゚)「ファッ!? 襲ってきた!?」

校医「ギィィィィィ」 ギリギリギリギリ

彡;(゚)(゚)「強っ!? パワー型池沼か!?」
 

 
花京院「ククク……」

彡;(゚)(゚)「あっ! 今朝のマフラー男やん! 助けてくれ!」

花京院「状況が分かってないようだな…… その女医は私が操っているのだ!」

彡(゚)(゚)(こいつもアカンやつや)

花京院「その女医の体内に私にスタンドを潜ませた! お前のスタンドがいかに強力だろうと……もはや貴様に勝ち目は」

彡(゚)(゚)「体内? よっしゃ!! ベイスタープラチナァァァ!!」 ズォォォ

  ドッゴォォォォ!!

校医「ゲバヒャァァァ──ッ!!」 ドッガシャァァン

花京院「ぐふぅぅぅゥゥッッ!?」 ゴキャッ

彡(^)(^)「よっしゃ! 体内におるなら女医ごと殴れば腹パン一発やん」

花京院「ば、馬鹿、な…… なんの躊躇も無く殴っただと……!? 貴様ァ! それでいいのか!!」

彡(^)(^)「え? こいつから襲ってきたんやで 正当防衛やしヘーキヘーキ」

花京院(こ、こいつ……)

花京院( 自分のことしか考えていない……! )

 ニョロ…ニョロ…

彡(゚)(゚)「うわ、なんやお前のスタンドのルックス エグいな」
 

 
花京院「ド腐れ外道がァ───!!」 ビチャァァ 

彡(゚)(゚)「自分めっちゃ液漏れしとるやん 壊死ニキかな?」

花京院「エメラルドスプラ────ッシュッッ!!」

  ドッゴォォォォォォ!!

彡()()

花京院「フフフ……体液に見えたのは『破壊のエネルギー』の象徴!」

 ズル…

彡()()

花京院「マトモに食らってしまっては立ち上がることも……」

彡(x)(゚)「う、ぐ……」 ヨロ…

花京院「立ち上がる気か…… しかし悲しいな……まるでボクサーの前のサンドバックだ」

彡( )( )「……」

彡( )( )「ワイは……いわゆる『クズ』のレッテルを貼られとる」

彡( )( )「気に食わないコテに粘着して個人情報バラ撒いたり」

彡( )( )「親の財布から金を抜き出して野球カード買い漁ったり」

彡( )( )「料金以下の不味い飯を食わせるレストランの食べログを荒らしたりはしょっちゅうや」

彡( )( )「せやからな」

花京院「御託はいいッ!! エメラルドスプラーッシュッッ!!!!」

 ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!

彡(゚)(゚)「堕ちることは、怖くないんやで」 ダッ!!

花京院「ば、馬鹿なッッ!? 意に介さず突っ込んできたッ!?」

彡(゚)(゚)「…」 ダダダダダ!

花京院「エメラルドスプラッシュの砲弾の嵐を! その身で受け止める気か!!」

花京院「いいだろう! 渾身のォォ エメラルドスプラァァ───ッシュッッ!!!」

  ド ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!!


彡(゚)(゚) グイッ!

校医「うぅ……」

花京院「ば、馬鹿なッッ!!? 女医を盾にして突っ込んできた!?」

 ボゴッ ドゴゴッ ボゴォッ!

校医「アギャバァァハァァ!」ドゴボゴドゴゴゴ

花京院「女医がッ! エメラルドスプラッシュを受け止める盾になっているッッ!?」

彡(゚)(゚) 「これで貴様に近付けるで~!」 ダダダダ!
 

 
校医「グチャグチャビチョグチャ」

彡(゚)(゚) 「よっしゃ! もう貴様はワイの射程距離内や!!」

花京院「馬鹿なァァァ!!! コイツ、人として越えてはいけない領域を……!!」

彡(゚)(゚) 「越えちゃいけないラインなんてスタートラインみたいなもんや」

花京院「う、うぐあああぁぁあああ!! し、死ねェェェ!!」 ガバァァッ



彡(゚)(゚) 「 お前が死ぬんやで 」


   ズオオオオォォォッッ!!


彡#(゚)(゚)「ンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴ!!!!!」

  ドゴ バキ ベキ ドゴ ボゴ ドゴ バキ ドゴゴゴゴゴゴ!!

彡#(゚)(゚)「ンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴンゴ!!」

  ボコ バキ ベキ ドゴォォ ボッゴォン バキベキボキバキ


彡#(゚)(゚)「だいじっこォォォォォォォ!!!!!」


    ドッゴォォォォォォォォオオ!!!!


花京院「ぐはぁぁぁぁぁァァ─── ッッ!!?」 バキィィ ドッゴォォォン!


 ズル…
  
    ドサ…


花京院「……つ……強すぎ、る………」 ガク…


彡(゚)(゚)「ち~ん(笑)」

 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
 

                              
    \     ..\                                     彡(゚)(゚)
      \     \                                   彡  と   超えちゃいけないラインなんてスタートラインみたいなもんやし
       \     \  超えちゃいけないライン                 /u /フ'フ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \ ̄ ̄ ̄ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                      〈///

          \     \                             ∠∠/
           .\     .\                           彡
             .\_/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                   .|       .|
                                                                     
                                                                     
な ん で も 実 況 J は ソ チ オ リ ン ピ ッ ク を 応 援 し て い ま す     

                              
    \     ..\                                     彡(゚)(゚)
      \     \                                   彡  と   超えちゃいけないラインなんてスタートラインみたいなもんやし
       \     \  超えちゃいけないライン                 /u /フ'フ
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な ん で も 実 況 J は ソ チ オ リ ン ピ ッ ク を 応 援 し て い ま す     

>>61の続き

 
───

 ガラガラ…

彡(゚)(゚)「ただいまやでー」

ホリィ「おかえりなさ~い」 パタパタ

花京院「うぅ……」 ガク…

ホリィ「J太郎!? その人はだあれ!?」

彡(゚)(゚)「ワイの舎弟なんやけど、セルビアン・フィルムっていう映画見せたら倒れてしもたんや」

彡(゚)(゚)「しばらく家で休ませて欲しいんやけど」

ホリィ「そうなの……分かったわぁ」

彡(゚)(゚)(マッマ……)
 

 

ジョセフ「これを見ろJ太郎」

肉の芽「ドクンドクン」

彡(゚)(゚)「ニキビかな?」

ジョセフ「こんな禍々しいニキビがあるか! これはDIOの細胞を埋め込まれているのじゃ!」

アヴドゥル「この肉の芽を使って、DIOは人を操っている」

ジョセフ「そしてこの肉の芽は脳にまで達している! 外科手術で取り出そうとしても脳を傷つけてしまう!」

彡(゚)(゚)「ほなどうすんねん」

ジョセフ「……どうすることもできん……数年で、この少年の脳は肉の芽に食い尽くされてしまう」

彡(゚)(゚)「あっそ(無関心)」

ジョセフ「……」

アヴドゥル「……」

彡(゚)(゚)「……何や」

ジョセフ「お前のスタンド……確か精密な動きができるよな」

アヴドゥル「パワーもなかなか……」

彡;(゚)(゚)



彡;(゚)(゚)「アカンて!! アカンて!!」

彡;(゚)(゚)「うわ! 気持ち悪!! なんやこれ!!」

彡;(゚)(゚)「ほら!めっちゃ腕上がってきてる! イヤァァァ感触イヤァァァ!!」

彡;(゚)(゚)「やめや!やめやめ! 中止! 中止!!」

彡;(゚)(゚)「ああああああああもおおおおお」 ズボォッ!

     オーバードライブ
ジョセフ「波 紋 失 踪!!」 バシュゥゥゥ!

アヴドゥル「よくやったJ太郎! 偉いぞ!」

彡;(゚)(゚)「あーもう……まだ気持ち悪い感触残っとるわ……」

花京院「う……」

彡(゚)(゚)「なんや、目覚ましたんか」

花京院「な……なぜ自分の命の危険を冒してまで私を助けた……?」

彡(゚)(゚)「そこんとこやけどワイにもようわからん(展開が)」

花京院「……」ウル

 
 
    _______|\

   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

  
───

 翌日

アヴドゥル「ホ……」

アヴドゥル「ホリィさんッッ!!」

ホリィ「……」 グッタリ


アヴドゥル「ホリィさんにもスタンドが発現してしまった……」

アヴドゥル「しかし、抵抗力の無いホリィさんには呪いのように作用している……」

アヴドゥル「このままでは数十日でホリィさんは……死んでしまう!」

ジョセフ「ぉ……オ……」 ワナワナ

ジョセフ「ウオオオオオオオオ!!!」

ジョセフ「ホリィィィ!!!」

彡(゚)(゚)「やかましいジジイやな」

ジョセフ「ッ J太郎ッッ!」

彡(゚)(゚)「マッマが死んだらワイの世話する人がおらんくなってまうやん」

彡(゚)(゚)「どないしたらマッマ助かるん?」

アヴドゥル「DIOを探し出し……奴を倒すしかない!!」

彡(゚)(゚)「ほーん、で? DIOとやらはどこにおるんや」
 

 
ジョセフ「それは……わしも念写をしてみたんじゃが……」

 バサッ

ジョセフ「どうしても暗闇の背景しか映らんのだ……これじゃあ手掛かりにならん……」

アヴドゥル「コンピューターで解析してみたり専門家に任せたりしたが、さっぱり分からなかった……」

彡(゚)(゚)「専門家? ちょっと写真借りるで」

ジョセフ「……? 何をする気だ?」

彡(゚)(゚)「ちょっとな」

 ──30分後

彡(゚)(゚)「おい、なんか背景にハエが映っとって、それエジプトにしかいない種類らしいで」

アヴドゥル「!? ば、馬鹿な!? 専門家にも見つけられなかったのに!?」

彡(゚)(゚)「特定の専門家ならこっちの方がゴマンといるわ」

ジョセフ「エジプト……! 最後に目撃された場所とも一致する……!」

アヴドゥル「奴はエジプトにいる……!」

花京院「僕も同行してかまいませんか」

彡(゚)(゚)「花京院」

花京院「そこんところだが……私にも良く分からない……が、」

花京院「お前のおかげで目が覚めた、それだけさ」

彡(゚)(゚)(ガイジかな)

アヴドゥル「時間が惜しい。すぐにでも出発しましょう」

ジョセフ「うむ、ホリィはSW財団の医師たちに任せることにしよう」

彡(゚)(゚)「マッマの命はどうでもええけどワイのメシ作る人がおらんくなるのは困る」

ジョセフ「こいつ……!」

彡(゚)(゚)「ぷ~ん(笑)」

アヴドゥル「まあまあ、二人とも」

ジョセフ「う、うむ……そんな場合ではなかったな……」

ジョセフ「行くぞ!」 ザッ


彡(゚)(゚)


彡::::::::::)


  ザッ

 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

 
───

  パシャッ

DIO「やはり……居場所に気付いたか……」

DIO「来るか……このエジプトに…… ジョセフ……J太郎……!」

───

 飛行機内

ゴォォォォ……

ジョセフ「今……見られた……!」

ジョセフ「DIOに確かに見られた感触があった……! 気を付けろ! 敵のスタンド使いが乗っているかもしれん!」

彡(-)(-)「ンゴーンゴー」 zzZZZ

ジョセフ「のんきな奴じゃな……」

 ブゥゥ~~ン

ジョセフ「ハッ……」

 ブゥゥゥウゥゥゥ~~ン

ジョセフ「ッ!? 飛行機内にクワガタじゃと!? 皆!起きるんじゃ!」
 

 
花京院「どうしました?」

ジョセフ「あれを見るんじゃ!」

 ブゥゥウゥゥウン

アヴドゥル「クワガタ……! まさかッ!」 

ジョセフ「何か知っているのか、アヴドゥル!?」

アヴドゥル「聞いたことがある……事故に見せかけて大量殺戮をするクワガタのスタンドがいると……!」

ジョセフ「何ィ!?」

彡(-)(-) zzzZZZ

ジョセフ「J太郎! 起きるんじゃ!」

 ブゥゥゥウゥゥン!!

アヴドゥル「い、いかん! クワガタがJ太郎の傍に!」

  ブゥウゥゥウウウウン!!

彡(-)(゚)「ファッ!? 何や、扇風機ニキか!?」

クワガタ「ウジュルジュルジュルゥ~~」

彡(゚)(゚)「なんやこいつ 福島産かな?」

アヴドゥル「気を付けろッ! そいつは『灰色の塔(タワーオブグレー)』ッ!」

クワガタ「ギチギチギチギチ」 ジュルジュルジュルジュル

アヴドゥル「人の舌を好んでひきちぎるスタンドだッ!!」

彡(゚)(゚)「とにかく捕まえてペットショップに売り飛ばすで!」

  ズォォォォォ!

彡(゚)(゚)「ンゴンゴンゴンゴンゴォォォ!!」 シュバババババ!




   ブゥゥ~ン

クワガタ「キヒヒヒヒヒヒ」

彡(゚)(゚)「!!」

アヴドゥル「ば、馬鹿な……! ガンプラPGを30分で組み上げるスピードを持つスタープラチナのラッシュを避けたッ!!」

ジョセフ「なんて素早いスタンドなんじゃッ!」

クワガタ「ククク……アクビが出るぜノロマがぁ~~」 ジュルジュルジュル

花京院「こ、こいつを捕えるのは無理だ……! そうか、本体! 本体を叩くしかない!」

ジョセフ「し、しかし……この乗客の中のどいつが本体なんじゃ!?」

彡(゚)(゚)「全員シバいたらええんちゃう」

ジョセフ「馬鹿もん! パニックになるわ!」
 

 
クワガタ「ククク……」 シュンッ

ジョセフ「! 消えたぞ!」

アヴドゥル「あっ、あそこです!」

クワガタ「ククク……」 ブゥ~ン

ジョセフ「な、何をする気じゃ……」

アヴドゥル「ま、まさかッ!!」

クワガタ「キヒャァ───z____ ッ!」ブゥゥゥゥウゥン!

  ボコボコボコボコ 

    ズリュゥゥゥゥゥン!

ジョセフ「ッ!? や、やりおったァァ!?」

アヴドゥル「じ、乗客たちの舌を……!」

クワガタ「キキキ……舌をひきちぎってやったぞ……そして俺の目的は……!」

   ズシャァァァッ!
  
     Massacre!
 (マサクゥル! みな殺し!)

花京院「な、何て奴だッ!!」

彡(゚)(゚)「花京院、ちょっとええか」

花京院「はい?」

爺「う~ん……トイレでもいくかのう……」

爺「ベチャ ん? 何じゃこれは……」

爺「ヒエッ」

爺「ち、血……」

花京院「当て身」 ドスッ

爺「──」 チーン

花京院「……他の乗客が気付いてパニックになる前にコイツを倒さなければなりません」

彡(゚)(゚)「よっしゃ、ワイがパッパッと倒しちゃるで」

花京院「いやJ太郎……! ここは僕が……!」

彡(゚)(゚)「でしゃばるなや。 ここはワイ一人で十分や お前ら手出すんやないで」
 

 
ジョセフ「だ、大丈夫なのかJ太郎! こいつのスピードは並じゃないぞ!」

彡(゚)(゚)「所詮虫ッコロやしヘーキヘーキ」

クワガタ「てめぇ~……さっき俺を捉えられなかった奴が何言ってんだァ~~?」 ブゥゥゥン

彡(゚)(゚)「うっさいわ クワガタなんぞ小学生の中じゃカブトニキの下位互換のナンバー2や」

クワガタ「……」 ピキピキ

彡(゚)(゚)「やクN2」

クワガタ「……」 ピキピキピキ

彡(゚)(゚)「ワイの超本気スピードで叩き潰したる  かかってこい!!!」

クワガタ「後悔」

クワガタ「するぞッッ!!!!」 ブゥゥゥゥン!!

アヴドゥル「速いッ!! これまでとは比べ物にならないスピードッッ!!」

彡(゚)(゚)「ンゴンゴンゴンゴンゴンゴ!!」 シュババババババ!

クワガタ「遅い遅い遅い遅い遅いんだよノロマなトンチキがァァァ!!!」 ビュッ シュッ ビュッ

ジョセフ「か、かわされているッ!!」

アヴドゥル「い、いかん!! J太郎ッ!! 口を閉じろォォ! 舌を引っこ抜かれるぞォォォォ!!」

彡(゚)(゚)(もう遅いわ)
 

 
クワガタ「キケケケケケッ!!」 シュバッ

ジョセフ「もう奴はJ太郎の顔の前じゃああぁぁああァァ!!!」

アヴドゥル「間に合わないッッ!! J太郎の舌がひきちぎられてしまうッッ!!」

クワガタ「もらったァァァ!!!」 ギュゥゥゥゥゥゥゥン!!

彡(゚)(゚)「…」

彡(゚)(゚)(後は頼んだで)

 カパッ

ジョセフ「ば、馬鹿な!? J太郎の奴、口を閉じるどころか開けおった!?」

アヴドゥル「く、口の中にいるのは……」

   ド ド ド ド ド ド

ハイエロファントグリーン
法 王 の 緑 「 コ オ ォ ォ ォ ォ ォ オ ォ ォ 」

ジョセフ「花京院のスタンドッ!! ハイエロファントグリーンじゃッ!!」

クワガタ「な、何ィィ───z___ ッ!?」

花京院「我がスタンド、ハイエロファントグリーンは人の体内に潜むことが出来る……」

アヴドゥル「奴はJ太郎の口へ一直線に飛んでいる……! もはや逃れる術は無いッ!!」

クワガタ「アギャァァァァァァ!!」 ブゥゥゥゥン

ジョセフ「ぶちかませッッ!! 花京院ッッ!!」

花京院「……」 ズオオォォォォッ


花京院「エメラルド・スプラッシュッッ!!!」

 ドゴ ボゴ ドゴドゴドゴドゴ

  ドゴオオォォォォォオォォォッ!!!

クワガタ「アギャァァアアアァァアアァ!!」 バシュゥゥゥッ

ジョセフ「当たったッッ!!」

花京院「ようやく一発当たったか……しかし、一発でもクワガタ程度なら十分なダメージ!」
 

 
クワガタ「ア…ギ…ァ…」 フラフラ

彡(゚)(゚)「今のお前なら福留でも打てるで」

クワガタ「ひ、一人で、戦うと、言った、くせ、に……」 フラフラ

彡(゚)(゚)「は? なんでタイマン張る必要があんねん こっちのが人数多いんやからリンチは当たり前やろ」

クワガタ「ギ…ク、クズヤロウがァ……」

彡(゚)(゚)「キャッチャーが煽って、ピッチャーが刺す。 常識やろ」

クワガタ「コ、コ、コノヤロォォォ!」 ギュゥゥゥゥン!

彡(゚)(゚)「少年野球から」 ズォォォォ

彡(゚)(゚)「出直せや!!!!」 シュババババババ!!

 ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ドゴォォォォッ!!

クワガタ「アギィィヒィィィイイィッッ!!!」 ブシャァァ ドグチャァァァァ

爺「うぎゃばァァ───ッ」ブシャァァァ!

花京院「なんと、さっきの爺さんが本体だったとは……」

彡(゚)(゚)「口ん中めっちゃベシャベシャする」

    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
 

 
───

ジョセフ「……にしても変じゃ」

アヴドゥル「どうしました、ジョースターさん」

ジョセフ「この飛行機、さっきから傾いて飛行しとる」

ジョセフ「……まさか!」 ダッ

CA「お、お客様! 困ります! そこから先はコックピットルームで、関係者以外立ち入り禁止です!」

ジョセフ「分かっておる!」

彡(゚)(゚)「どけや」 ズォォォ

 ドゴッ! ドゴォ!

CA「……」 ガク

彡(^)(^)「女なんか腹パン一発やで」

花京院「……」

ジョセフ「な、なんてこった……やられた!」


 バァ ──z___ ン !

 ボタボタボタ… ビチャビチャ…


ジョセフ「パイロットが全員殺されておる!」

花京院「一体どうすれば……」

ジョセフ「仕方ない……ワシが操縦して不時着させよう。 プロペラ機以来じゃがな」

花京院「プロペラ……」
 

 
ジョセフ「J太郎は乗客への指示を頼む」

彡(゚)(゚)「は? なんでワイが……」

ジョセフ「お前が乗務員を気絶させたんじゃろうが!」

彡(゚)(゚)「チッ」


彡(^)(^)「あー、お前ら、今から当機は不時着するで。シートベルトしっかり締めとき。これ全部門倉って奴が悪いんやで」

ジョセフ「しかし、ワシこれで飛行機の墜落は人生3度目じゃぞ」

彡(゚)(゚)「お前二度と乗るなや」

ジョセフ「揺れるぞッ!! しっかり掴まっとれ!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴゴ

彡((゚゚)((。゚))「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙」



  ───香港沖35kmに不時着

 

 
ジョセフ「飛行機はもう使えんな……海路で行くしかない」

彡(゚)(゚)「? 何でや また飛行機乗ればええやん」

ジョセフ「いかん! 多くの一般人を巻き込むことになる!」

彡(゚)(゚)「知ったこっちゃないわ 飛行機一択やで」

花京院「また墜落するかもしれないということですか……」

彡(゚)(゚)「船が一番やな ずっとそう思っとった」

アヴドゥル「とりあえず、作戦会議、兼腹ごしらえ、としてどこかへ入りませんか」

ジョセフ「ふむ、それならワシお勧めの店に行くとしよう」

彡(゚)(゚)「チャイナ服のネーチャンがおるとこがええな」



ジョセフ「どうじゃ、なかなか良い店じゃろ」

花京院「ええ、お茶も美味しいですし」 スッ

彡(゚)(゚)「?」

店員「フタをずらすとおかわりのサインになるんだぞ」

彡(゚)(゚)(今のヒゲの店員どっかで見たことあるな)

アヴドゥル「しかし、50日以内にDIOに会わなければ……」

ジョセフ「日数は問題ない。 しかし、それより心配なのはDIOが差し向けてくる『刺客』じゃ……!」

花京院「刺客……スタンド使い……」 ゴク

アヴドゥル「何にせよ、用心するに越したことはないというわけですな」

ジョセフ「うむ」

ポルナレフ「あのう……すみません」

彡(゚)(゚)(なんやこのソニックブーム撃ちそうな奴は)


    _______|\
   [To Be Continued...  >
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ポルナレフ「私はフランスから来た旅行者なのですが……漢字が難しくてメニューが読めないのです」

ポルナレフ「私の代わりに注文していただけないでしょうか?」

ジョセフ「おお! 構わんよ! して、何が食べたいんじゃ?」




  バァ───z___ ン!


アヴドゥル「ジョースターさん……リクエストと全然違う料理が出てきましたが……」

花京院「これ……カエルですよね?」

ポルナレフ「……」

ジョセフ「わ、わぁっははははは! まーまーいいじゃないか! ワシのおごりじゃぁ! 皆で食べよう!」

アヴドゥル「モグ… うむ、意外と悪くない」

彡(^)(^)「なんやこれイケるやん!」 パクー

ジョセフ「さあさあ、どんどん食べた食べた!」
 

 
ポルナレフ「いやぁ、手間暇かけてこさえてありますなぁ」

彡(^)(^)「ムシャムシャガツガツ」

ポルナレフ「見てくださいよ、ほらこのニンジンの形」

彡(^)(^)「バクバクムシャムシャ」
      
ポルナレフ「星の形……  私の知り合いが、首筋にこの形のアザを持っていたなァ~~」 ドン!

ジョセフ「ッ!」

アヴドゥル「ッッ!」

花京院「何ッ……!!」

彡(^)(^)「偶然やな! ワイらが探してる奴も同じアザ持っとるで!!」 バクバクー

ポルナレフ「……」

彡(^)(^)「意外と星のアザ持ってる奴って多いんやな!! 知らんかったで!!」 ガツガツー

ポルナレフ「……あと、エジプトにいるって言ってたかなァ~~」 ドドン!

ジョセフ「ッ!」

アヴドゥル「ッッ!!」

花京院「ッッ!!!」

彡(^)(^)「マジか!! ワイらが探してる奴もエジプトおるで!! エジプト人気やな!!」 ムシャムシャ

ポルナレフ「……」

ポルナレフ「あと、名前がDIOって言ったかな」

彡(^)(^)「マジか!! ワイらが探してる奴もDIOって言うんやで!!」 パクパクー

ポルナレフ「お前らが探しているDIOという男の命令で私はお前らを殺しに来た」

彡(゚)(゚)「ジッジ!!! こいつ敵のスタンド使いや!!!!」

  ゴゴゴゴゴゴッ!!

花京院「ッ!? 皆テーブルから離れろッ!!」


   バキィッ!
        ビュンビュンビュンビュンッ
    
  シャキィ───z_____ ンッ!!


        シルバーチャリオッツ
ポルナレフ「銀 の 戦 車ッッ!! これが私のスタンドッッ!!!」
 

 
花京院「剣士のスタンド……!!」
 
アヴドゥル「マジシャンズ・レッドォォォッ!!!」 ゴォォォォォォッ!

ポルナレフ「フンッ!!」 

 ズバァッ ズバァッ ズバァァァンッ!

アヴドゥル「!」

ジョセフ「馬鹿なッ!? アヴドゥルの炎を切り裂きおった!?」

アヴドゥル「ぬう……」

ポルナレフ「最初に死にたいのは貴様のようだな……アヴドゥル!!」



アヴドゥル「……」 キッ!


ポルナレフ「……」 ギン!



彡(^)(^)「床に落ちても旨いで」 パクパクー

    _______|\
   [To Be Continued...  >
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───

ポルナレフ「名乗らせていただこう……我が名は……」

        ジャンピエール
ポルナレフ「 J ・ P ・ ポルナレフッ!!」

ポルナレフ「そして……ッ!」

  シュババババッ  ドッバァ!

ポルナレフ「予言しよう! その火時計が12時を燃やし尽くす前にッ! 貴様を切り刻むッ!」

アヴドゥル「……」 パチン

 ゴォォォッ! メラメラメラッ!

ポルナレフ「!」

ジョセフ「な、なんと! テーブルの下半分が燃えおった!」

                マジシャンズレッド
アヴドゥル「私のスタンド" 魔術師の赤 "は炎を自由自在に操る……
      火は下から上に昇るだけではない、と覚えておいていただこう」
 

 
ポルナレフ「ふむ……流石全ての始まりを意味する『炎』のスタンド……」

ポルナレフ「だがッ!」 シュンシュンシュン シャキンッ!

           シルバーチャリオッツ
ポルナレフ「我が"銀 の 戦 車"の剣捌きは炎を切り裂くことができる……! これが何を意味するか分かるか?」

アヴドゥル「……」

ポルナレフ「貴様の攻撃は効かない……!ということだッ!」 ドン

アヴドゥル「……」キッ

彡(^)(^)「パクパク」

ポルナレフ「場所を変えよう……貴様のスタンドは広い場所で真価を発揮する。それを叩きのめしてこそ我が勝利!」

彡;(゚)(゚)(!? 移動するんか? ワイまだ食っとる途中やで!)

アヴドゥル「いいだろう」 ザッ

彡;(゚)(゚)「ちょっ、ちょっとタンマ!」

アヴドゥル「どうした、J太郎?」

彡(゚)(゚)「やっぱ勝負ってその場でやるべきやと思うねん」

ポルナレフ「その場?」

彡(゚)(゚)「いちいち場所を移して戦うとかアホらしいと思うねん」

彡(゚)(゚)「その場の環境とかギミックとか使って闘うんが真の強者やと思うんや」

彡(゚)(゚)「やからスマブラの終点厨は死ね」

ポルナレフ「成程……一理ある」

花京院「……」

アヴドゥル「ふむ、しかしこの場で戦えば他の一般人を巻き込むことに……」

彡(゚)(゚)「任せろや」

彡(゚)(゚)「お前ら!! 巨人ファンがこの店に放火したで!! 早よ逃げろや!!」

 \ ワーワー / \ キャー / \逃げろー/

彡(゚)(゚)「皆いなくなったで」

ポルナレフ「成程……これで」

  シャキィィィン!!

ポルナレフ「心置きなく戦える、という訳だ」

アヴドゥル「ふん……」 ズォォォォ…!

彡(^)(^)「パクパク」
 

 
ポルナレフ「ほら、得意の炎を吐いてみせな」 ズォォォ…

アヴドゥル「……」

ポルナレフ「来ないのなら……」

ポルナレフ「こっちから行くぞッッ!!」

 シュバァァッ!!

アヴドゥル「くっ……マジシャンズ・レッド!!」

 ゴォォォォッ!

ポルナレフ「無駄だと言っているだろうがァァ!!」 シュバッ シュババッ シュバァッ!

ジョセフ「い、いかん! 炎がことごとく斬られている!! 奴に届かない!」

アヴドゥル「くっ……!」

ポルナレフ「ホラホラホラホラホラァァ!!!」

   ズバァァッ!

アヴドゥル「くっ、うゥ……!」 ヨロ…

  ブシュッ ボタボタ…

ジョセフ「いかん! 斬られた!」

花京院「い、いえ! 傷は浅いようです! しかし、どうしたら……!」
 

 
アヴドゥル「……」 ポタ…ポタ…

ポルナレフ「ククク……『魔術師』ごときが……」

ポルナレフ「『戦車』に勝てると思うなァァァッ!!!」 シュバァァァァッ!!

アヴドゥル「……」 ピタ…

ジョセフ「あッ! あの構えは!」

花京院「構え!? 構えがどうしたんですか!?」

ジョセフ「い、いかん! 巻き添えを食らうぞッ! 皆伏せろーッ!」

花京院「くっ……!」 サッ


アヴドゥル「クロス・ファイア……」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


アヴドゥル「 ハリケーンッッ!! 」 ゴオオォォォッ!!!


花京院「ッ!? 何て巨大な火柱だッ! ポルナレフ目掛けて飛んでいくぞッ!」

ジョセフ「これで奴も終わりじゃーッ!」



ポルナレフ「……」

ポルナレフ「フッ」 ニヤ

        .. .. . . .
ポルナレフ「これしきの威力か? この剣さばきは炎を弾き飛ばすと……」

ポルナレフ「言っただろうがァァ───ッ!!!」

  シュバァァッ ズバァァァッ ゴォォォッ!!

アヴドゥル「!?」

花京院「だ、ダメだッ……あの大技さえも……」

ジョセフ「弾き返されたッ!」

  ドッゴォォォォォッ!!

アヴドゥル「ぐはああぁぁァァッ!!」 ドッギュゥゥン!

  ゴシャァァァッ!

ジョセフ「い、いかん! アヴドゥルの奴、厨房まで吹ッ飛ばされたぞッ!!」

ポルナレフ「ククク……我がスタンドの前では炎など……無力!」 ドン

ジョセフ「アヴドゥル──ッ!!」
 

 
   ……

      ガラ…

   ガラ、ガラ…  
        ザッ

アヴドゥル「……」 ドォ───z___ ン!

ポルナレフ「フフフ……立ち上がったか……」

アヴドゥル「……」 ポタ…ポタ… シュゥゥゥ…

花京院「うぅ……斬られたダメージに加えて自分の炎を受けたダメージも……」

ポルナレフ「フフフ……」 ビッ

アヴドゥル「……なるほど、炎が効かない、というのは本当らしい」

ポルナレフ「……?」

アヴドゥル「ふんっ!!」 ブンッ

ポルナレフ「!」 ビュッ

 バシィッ!
      サクッ

ポルナレフ「包丁……? 何をするかと思えば、スタンドで刃物を投げただけか」

アヴドゥル「ふんっ! ふんっ!!」 ビュッ ビュッ

ポルナレフ「なァ~にをしている?」 バシッ バシッ

  ビュンッ ビュンッ ビュンッ
  
   バシッ バシィッ ビシィッ!

花京院「だ、ダメだ……! 包丁、鉄鍋、野菜……手当たり次第に投げてるだけだ!」

ジョセフ「もう打つ手はないのかッ」

ポルナレフ「ん~~ ガッカリだぞアヴドゥル……もういいッ! もう終わりにしてやるッ!!」 ズォォォ…
 

 
アヴドゥル「……」 ブンッ!

ポルナレフ「だから無駄だとォォ」 ビュッ 

   ズバァァァッ!!

     バッサァァァァ! パラパラパラ…

       ぶわああァァァァ

ポルナレフ「ッ!? こ、これは……ッ!?」

  パラ… パラ… もわぁぁァァ…

        . . .
花京院「こ、小麦粉だッ! 小麦粉の袋を投げて、斬らせたんだ!!」

ポルナレフ「目潰しのつもりか……? くだらんッ!! やはり貴様には失望したッ! すぐに楽にしてやるッ!!」

   シャキンッ! ズォォォォォオォォッ!!!

アヴドゥル「……場の環境を利用してこそ強者……成程、J太郎、お前の言う通りだ」

彡(゚)(゚)「モグ?」

アヴドゥル「クロスファイア……」 メラメラメラ…

アヴドゥル「ハリケーンッ!!」 ゴオオォォォッ!

ポルナレフ「効かんと……言っているだろうがァァ─── ッ!!」 ズバァァッ ズバァァッ ズバァァァッ!!

   チリ…

ポルナレフ「むッ!?」

アヴドゥル「なるほど、貴様のスタンドには炎は通じない……だが!」

  ボゥゥッ! メラメラッ!

ポルナレフ「何ィッ!?」

アヴドゥル「炎をどれだけ小さく切り刻もうと……」

  カッ!!

アヴドゥル「小さな火種があれば……十分ッ!!」

 
  ┣” ッ  ゴォオオォォォオォォンッ!!!


ポルナレフ「ギャアアァァアァッ!!」 ボブシュゥゥゥッ

         .. . .
花京院「ふ、粉塵爆発ッ! その為に小麦粉を……!」

ジョセフ「やったぞッ! 奴は全身大ヤケドじゃあッ!」



::ξ( )( )::  プスプス



店員「粉塵爆発は、大気中を舞う可燃性の粉塵に引火することで引き起こされる。
    爆発が起こる条件は限定的とされるが、家庭でもコンロの傍で小麦粉が舞うだけで結構な炎が上がることもある。
    粉と火を扱うときは注意するんだぞ」

    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

 
 パラ…
  パラ…

ポルナレフ「……」 プスプス… シュゥゥゥ…

 ドォ───z___ ンッ!!


アヴドゥル「強敵だった……安らかに」 スッ

ジョセフ「全身火傷と爆風のダメージ……奴は重症じゃ。 3ヵ月は再起不能じゃろう」

花京院「敵を撃退できた、という訳ですね」

::ξ( )( )::

ジョセフ「うむ。 とりあえずは一安心じゃな」

アヴドゥル「……」

ジョセフ「とにかく、先を急ごう なーに、しばらくは追手の心配もないじゃろう」

花京院「ふう……突然の刺客でしたからね。嫌な汗をかきましたよ」

ジョセフ「リラックスせい。 わしのウォークマンでBEATLESでも聴くかね」

花京院「ほほう、SONYの。ジョースターさんハイカラですね」

アヴドゥル「これは最新型ですな。 私にもちょっと見せてくださいよ」 ヒョイ

::ξ( )( )::



   ボ ゴ ン ッ !

アヴドゥル「!!」

花京院「ッ!? や、奴のスタンドがッ!」

 ボゴンッ ボゴンッ バシュゥゥゥ…

チャリオッツ
銀戦車「…」 バギッ ガラン… シュウゥゥ…

花京院「甲冑を脱ぎ捨てているぞッ!!」

ジョセフ「一体何を……」

ポルナレフ「……」パチ

ポルナレフ「フフフ……」

ジョセフ「や、奴は再起不能なんじゃかじゃないッ! 全然元気だッ!」

花京院「ダメージを受けたのはスタンドの甲冑だけ……! ほとんど軽傷だ!」

ポルナレフ「ブラボー!! おおブラボー!!」 パチパチ

アヴドゥル「宙に浮いている……!?」

ジョセフ「何じゃァ!? 何が起こっているッ!?」
 

 
ポルナレフ「フフフ……感覚の目でよーく見てろ!」

アヴドゥル「うっ……これは……!」

  ギュオンッ!  シュタッ  

ポルナレフ「甲冑を脱ぎ捨てたシルバーチャリオッツだッ!!」 

ジョセフ「や、奴のスタンドの動きがまるで見えなかったぞ……」 ゴクリ

ポルナレフ「フフフ……我がスタンドの本来のスピードについて来れるかな?」

花京院「し、しかし甲冑を脱ぎ捨てたということは、奴は裸も同然! 次喰らわせれば、今度こそは……!」

ポルナレフ「チッ、チッ、それが出来るかどうか……」

ポルナレフ「その目で確かめろッ!!」 バッ

  ズラァァァァァァァァァァァ

ジョセフ「ッ!? 奴のスタンドが6,7……ふ、増えたぞ──ッ!?」

アヴドゥル「こいつ……残像を作る程のスピードで……!」

ポルナレフ「フフフ……『ゾッ』としたようだな」

花京院「し、しかし……いくら増えたように見えても結局は一体だ! また爆発で攻撃すれば……」

                  ..
ポルナレフ「そして私は……反省した! 真の強者とは! 自身の腕に驕らず! 環境をも最大限に利用するッ!」

   ズバァッ ドシャァァッ ズバズバズバズバァッ

ジョセフ「や、奴は何を……!? 床、いや、地面を切り裂き始めたぞッ!?」

花京院「と、とにかくチャンスですッ! アヴドゥルさん攻撃を───ッ!」

アヴドゥル「マジシャンズ……!」 コォォォォ

 ガキン…

ポルナレフ「ビンゴォ!」

 シュバッ ビキッ

  ブシュウウウウゥゥウウゥゥ!!!

   ボタ…ボタ… ビチャビチャ バシャァァァァ


アヴドゥル「ッ!?」

花京院「こ、こいつ……」

ジョセフ「水道管を……ッ!!」

   ブシュゥウゥゥゥゥゥ…

     ビチャビチャビチャ  パシャッパシャッ

::ξ( )(゚)::「ファッ!?」 ビチョビチョ

ポルナレフ「これで、貴様の炎も……小麦粉も役立たずだ」

アヴドゥル「……」ギリ…
 

 
ポルナレフ「そして……我がスタンドの最高スピードで……」 ギ…ギ…ギシ…

ポルナレフ「 切 り 刻 む ッ !! 」 ズォオオォォォ!

   ドギュュゥゥゥ───z____ ンッ!!

アヴドゥル「皆ッ! 出口の位置を確認しろッ!!」

ジョセフ「!」

花京院「!」

彡(-)(゚)「?」

ポルナレフ「今更逃げようというのか? 無駄だッ!!」

  ギュオオォォォッ!!

アヴドゥル「クロス・ファイア・ハリケーン……」 ギリ…ギリ…ギリ…

アヴドゥル「 スペシャルッッ!! 」

   ゴォォォッ ゴォォォッ  ゴォォォォッ!

         クロスファイアハリケーンスペシャル
 アヴドゥルの  C ・ F ・ H ・ S  が炸裂した!
 巨大な火柱を分裂させて相手に発射する!
 分裂した火炎はコントロール可能!
 アヴドゥルの最強の必殺技なのだ!

            
花京院「や、やったッ! 同時に複数の攻撃! 対して奴のスタンドは1体! 防御できるはずがないッ!」

 ゴ オ オ ォ ォ オ ォ ォ !

 

 
ポルナレフ「フフフ……成程、これが貴様の正真正銘の必殺技というわけだ……」

ポルナレフ「しかァァし!!」 バババッ

  ズオオォォォッ!

花京院「ああッ! スタンドが奴の周りを取り囲んでいるッ!!」

ジョセフ「残像とは思えん完璧な円陣ッ! 奴に死角なんて無いッ!」

  ゴォォォオォォッ

 クロスファイア
 C ・ F ・ Hの一つがポルナレフへと迫る! しかし……!

アヴドゥル「……」 クイ

  カクンッ 

ポルナレフ「何ィ───ッ! 軌道が下に曲がっただとッ!」

 その行き着く先は、床!!
 正確には水浸しになった床の上!

ポルナレフ「ククク……炎で床に穴でも空けようというのか? その穴から不意打ちしようとでも?」

アヴドゥル「……」

ポルナレフ「それは既に封じているッ!!」

  ドジュウウゥゥウゥゥ…

        クロスファイア
 アブドゥルのC ・ F ・ Hが床にブチ当たる!
 しかし、水に濡れた床を焼くことはできない!
 ただ大量の湯気を立ち昇らせるだけである!

  モワァァァァ…

ポルナレフ「無駄だと言っただろうがァァ! そしてッ! 水道管からの水しぶきで炎の威力も落ちている!」

アヴドゥル「……」
 

 
ポルナレフ「万策尽きたなアヴドゥル! そして死ねィッ!!」 ドギュゥゥゥゥン!

アヴドゥル「クロスファイアは……まだ残っているぞ!!」 クイッ

  カクンッ カクンッ グンッ グオオォッ

             ハリケーンスペシャル
 アヴドゥルの放ったC ・ F ・ H ・ Sが、一斉に地面へと激突する!!

   ボジュウウゥゥッ  シュウウゥゥウウゥッ  バシュウウゥゥゥッ!

ポルナレフ「ッ!? 何ィッ!?」

アヴドゥル「貴様の撒き散らした水ッ! これを利用させてもらうッ!」

 辺り一面の床から、一斉に湯気が立ち昇る!
 アヴドゥルの放った高熱の炎から生み出される水蒸気!
 それは凄まじい勢いで店内を埋め尽くす!

ジョセフ「ゲホッ!ゲホッ! な、何て湯気の量じゃ! 何も見えんぞ!」

彡(゚)(゚)「めっちゃムシムシする」

花京院「ハッ……そういえば、さっきアヴドゥルさんが出口を確認させたのは……」

アヴドゥル「皆ッ! 店から出るんだ!」

ジョセフ「!」

花京院「!」

彡(゚)(゚)「!」

花京院(確かに、あの時出口を確認していなかったら……)

ジョセフ(全く視界が効かない今、脱出は不可能だったはずじゃ……!)

ジョセフ「皆! 今はアヴドゥルを信じて店から出るんじゃ!」 ダッ

花京院「し、しかし! アヴドゥルさんを一人置いて……」

アヴドゥル「心配はいらない……こいつを……」 ズォォォォォォ…

アヴドゥル「 倒す!! 」 ギン!

花京院「……コク」 ダッ

彡;(゚)(゚)(何や知らんけど離脱や離脱ゥ!) ダッ
 

 
ポルナレフ「ほう……この霧に紛れて攻撃するつもりか……だが!」

  ズオオォォォォォ…

ポルナレフ「私のスタンドによる円陣の防御は完璧!! 一切の隙も許さない!!」 ジャキィィィン!
 
 カチッ

アヴドゥル「フフフ…」カチッ

ポルナレフ「気に食わんな。 この程度で本当に私の虚を突けるとでも思っているのかな?」

アヴドゥル「フフフ……」

ポルナレフ(奴は、わたしの位置をおおまかには把握している……)

ポルナレフ(が、それはこちらとて同じこと……奴の位置は……)

アヴドゥル「フフフ……」

ポルナレフ(奴の声で分かる……! 私は10年の修行を積んだ身……! おおまかな位置だろーがアッという間に切り刻むことができる)

アヴドゥル「フフフ……」

ポルナレフ(そして……奴は攻撃を仕掛けてくる気配が無い……)

ポルナレフ(狙いは明らか……奴はしびれを切らした私が攻撃するのに合わせて『カウンター』を叩き込む気だ……)

ポルナレフ(お互いの視界を奪った上で、心理戦に持ち込んだ……! 先に動いた方の敗け……!)

  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ポルナレフ「……というのが、如何にも私を舐め腐ッた考えだ」 ギン!



花京院「はぁ……はぁ……ようやく外だ!」

ジョセフ「おお、花京院! 無事脱出できたな!」

彡;(゚)(゚)「ぜぇぜぇ……何やねん! モワモワで気持ち悪かったわ!」

ジョセフ「J太郎も無事じゃな」

花京院「アヴドゥルさんはまだ中で戦っているのですね……」

ジョセフ「……何にせよ、戦いは佳境を迎えておる…… もうじき、決着が付く!」



ポルナレフ「甲冑をはずした私のスタンドのスピードに『合わせて』攻撃だと?」

アヴドゥル「フフフ……」
        . . .. . . .
ポルナレフ「思い上がったなッ!! アヴドゥルッ!!」

 ズギャアァァァアアァァァァンッ!!

 

 
ポルナレフ「私のスタンドのスピードにィィィィィ」 ギュオオオォォォォンッ!

ポルナレフ「ついて来れるかァァァ─── ッ!! ホラホラホラホラホラホラホラホラホラァァ─── ッ!!」

   シュバババッ  ズババババァァァッ!!
 
      ズバァッ ドガバァァッ! ズオォォッ  ズバァァァ──ッ!!

ポルナレフ「手応えありィィッ!!」 ギンッ!





「決着は……」

ジョセフ「んむ?」

アヴドゥル「もう、ついてますよ」  ┣" ン !!

ジョセフ「ア、アヴドゥルッ!?」

花京院「何故ここにッ!?」

彡(゚)(゚)「何やお前も逃げ出したんかいな」

アヴドゥル「チッ♪ チッ♪」




ポルナレフ「こ、これはッ……!!」

 『ギ…フフフ…ギシ…フ……カチッカチッカチッ』

   ボロ…  ガシャンッ!

ポルナレフ「ウォークマンだッ!! や、奴め! 自分の声を録音したウォークマンをッッ!!」

ポルナレフ「私を足止めする為に……ッ!!」 ギリギリギリギリ




アヴドゥル「何ぶん、時間が必要だったのでね……」

花京院「時間……?」

アヴドゥル「思ったよりしっかりした造りだった……柱も太い……『溶かし、焼き切る』には時間が必要でした」

ジョセフ「アヴドゥル、お前……一体何を……」




 ギシ……

ポルナレフ「……!」

 

 
  パラ…
       ギ、ギシ…… パラ…

 
   ギ ギ ギ…… 

ポルナレフ「な、何の音だ! チャリオッツ!! 高速の剣捌きで霧を晴らせェェェッ!!」

   ビュンビュンビュンビュンビュンッ  ギュンギュンギュンッ

       バァァァァアァァ─── ッ !!


 霧が晴れ、視界が一気に開ける!
 その時ポルナレフが目撃したのは!


 メラメラメラ… ゴォオォォオッ!

ポルナレフ「な、何ィィ─── ッ!! 店の柱一本一本に……炎が巻き付いている! いつの間にッ!」


        レッドバインド
アヴドゥル「赤 い 荒 縄……! 私の炎は巻き付いた物を……『焼き切る』!!」 ドン!

  ギュオォォッ ギ、ギ、ギ、ギ、ギ…
 
         ドプッ  ズバアアアァァァアアァンッ!!


 柱が一斉に焼き切れる!
 同時に、店は一気に崩壊! 崩落!
 圧倒的な質量が、ポルナレフに襲い掛かる!

 ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ !!

ポルナレフ「うおおォオォォォォッ!!! チャリオッツッッ!!! 屋根を! 壁を! 柱をッ! 襲い来る物を全て切り裂けェェッ!!!」

チャリオッツ  シャ─────イアァ────────── ッ !!
銀の戦車「SHAAAAAAAAYYYYYYYEAAAAAAAAAAAA!!」
 
  ギュオオオォォッ!! ビュンビュンビュンッ! ギュンギュンギュンッ! ズバァァァッ!

  ズバァァッ ズバッ  ドッバアァァァァ!!

ポルナレフ「いっ、いかんっ!! 余りに質量が多すぎるッ! 斬るのが間に合わ───」

  ズッ
    ┣"シャアアアアァアアァァァァァッ!!!



アヴドゥル「炎は全ての始まりであり……全ての終わりを司る……」 ボウッ

                        マジシャン
アヴドゥル「覚えておけ……これが、『魔術師』だ……!」 ┣"ンッ!!


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
 
 

 
 ガラ…ガラ… ガシャン
             
   パラパラ… カランカラン

彡(゚)(゚)「ひゃー、ド派手やな」

ジョセフ「店の方はSPW財団に何とかしてもらうとして……」

花京院「しかし、これでやっと一安心ですね」

アヴドゥル「……」 ボウッ

花京院「アヴドゥルさん……?」

アヴドゥル「……」 ジッ


   ガシャン!!

ジョセフ「ッ!」

  ガシャ… パラ…パラ… ガラン

ポルナレフ「う……うぅぅ……」 ズ…ズズ…

ポルナレフ「……ぐ……」 ボロ… ヨロ…

花京院「な、何て奴だッ! あれだけの瓦礫に押し潰されながら……!」

ポルナレフ「シ、シルバー……チャリ、オッ…ツ……」 ブツブツ

 シィ────z____ ン…

ポルナレフ「……」 ブツブツ
        . . ...
ジョセフ「で、出てない…… 奴のスタンドが出てないぞ」

アヴドゥル「もうスタンドパワーを使い切ったのでしょう」
 

 
ポルナレフ「……」 ブツブツ

ポルナレフ「……負ける、訳には……いかん、のだ……」 ブツブツ

アヴドゥル「……」 スタスタ

花京院「ア、アヴドゥルさんッ!」

ジョセフ「アヴドゥルッ! うかつに近付いては……」

ポルナレフ「……シェリー……」 ヨロ…

 ドサ…

アヴドゥル「…」 ハシッ

 死闘……!
 正に、互いの精神と、命の削り合い!
 それを制したのは、アヴドゥル!
 そして、アヴドゥルは感じていた! 
 ポルナレフの、DIOの肉の芽の支配をも超えた、誇り高い騎士道精神を!
 命懸けで戦った相手だからこそ、アヴドゥルはポルナレフの本質を肌で感じることができたのだ!
 そしてそれは確信に変わった!
 ポルナレフが最後に呼んだ名が……『DIO』ではない、ということで!!

アヴドゥル「心配ありませんよ。 もう気を失っています」

ジョセフ「ふむ……」

アヴドゥル「こいつは何か理由があってDIOの支配に下ったに違いない……」

アヴドゥル「殺すには惜しい。 肉の芽を取ってやろう」

ジョセフ「うむ」

アヴドゥル「…」 チラ

ジョセフ「…」 チラ

花京院「…」 チラ

彡(゚)(゚)「?」

彡(゚)(゚)

彡;(゚)(゚)

    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

 
───

ポルナレフ「……ぅ」

ポルナレフ「ハッ!」 パチ

ポルナレフ「…!」ガバッ キョロキョロ

ジョセフ「目が覚めたかね」

ポルナレフ「お、俺は……」

アヴドゥル「……」

ポルナレフ「そうか、俺は負けたのか……」

アヴドゥル「ミスター・ポルナレフ……良かったら、事情を話していただけないかな」

アヴドゥル「DIOの下についた理由を。」

ポルナレフ「……仇だ」

花京院「仇?」

ポルナレフ「妹の仇だ。 俺は……妹を惨殺した男を……探している」

ジョセフ「何と……」

ポルナレフ「DIOは言ったのだ……忠誠を誓えば、妹殺しの犯人を探し出す、と。」

ポルナレフ「そして私は……肉の芽を植えられ……君たちを襲ったのだ」

アヴドゥル「ふむ……やはりDIOという男、人の心の隙間に入り込むのが上手い奴だ」

ジョセフ「邪悪な男よ」

ポルナレフ「……ムッシュ・ジョースター。良ければ左手を見せていただけないか」

ジョセフ「左手を……?」 ゴソゴソ シュル…

ジョセフ「見ての通り、左手は義手でな……50年前の名誉の負傷じゃよ」

ポルナレフ「失礼した……そして礼を言う」

ジョセフ「何故左手を?」

ポルナレフ「俺の妹を殺した犯人は……『両腕とも右腕』らしいのだ」

アヴドゥル「両腕とも右腕……」

彡(゚)(゚)(どうやってバット握るんや)

花京院「推測だが……DIOは、両腕とも右腕の男も既に仲間にしているな……」

ポルナレフ「とにかく、俺はあんた達に着いていくことに決めた……DIOを目指せば、妹の仇にも会える!」

彡(゚)(゚)「どうするんや」

ジョセフ「構わんよ。強力なスタンド使いが仲間になるんじゃ。こっちとしてもありがたい」

ポルナレフ「……恩に着る」 コク…

ジョセフ「よし! チャーターした船に乗り込んで出発じゃ!」
 

  
───

 船上

  ブザァァァァアアァァァ

花京院「うーん、船の上は心地いいですね」

彡(゚)(゚)「誰かキャッチボールせーへん?」

ジョセフ「お前たち、ずっと学生服とは……」

花京院「学生ですからね、一応」

彡(゚)(゚)「……誰もせーへんのかいな。 しゃーない壁投げしとこ」 ポーン バシッ ポーン

  バタバタバタ!

ジョセフ「? 何じゃ? 騒がしいな」

船員「密航者です……」

ガキ「この野郎っ! 離しやがれ!」 ジタバタ

船員「このガキ……船の貨物室に忍び込んでいたみたいで……」

ジョセフ「おい! 困るぞ! わしら以外は乗客は乗せないでくれと頼んでおいたはずじゃ!」

船員「そう言われても……密航者までは……」

ガキ「頼むよぉっ! シンガポールの親父に会いに行くだけなんだっ!」 ジタバタ

船員「ダメだっ! 海上警察に突き出してやる!」

彡(゚)(゚)「まあええやないか」

船員「え?」

ジョセフ「J太郎?」

彡(゚)(゚)「ちょうどキャッチボールの相手が欲しかったんや おいガキ、キャッチボールするぞ」

ガキ「うっさい!! 俺はサッカー派なんだよ!」

 ッポーイ  ザバッチャアアアァンッ!!

ジョセフ「子供を海に放り投げたァァッ!!?」

彡(゚)(゚)「残当」

ガキ「ぶはぁっ! あぷっあぷっ」 バチャバチャ

船員「こ、この辺りは鮫がウヨウヨいる海域ですよォォッ!?」

花京院「ハイエロファントグリィィィィィンッ!! 引き揚げろォォォッ!!」 ギュォォォォオォンッ
  
  ザバァッ…

花京院「ふぅ……」

ガキ「ゲホッ…ゲホッ……」 ポタポタ…
 

  
ガキ「こ、この野郎! 何だか分からねぇが、俺を放り投げやがったな!」

彡(゚)(゚) ポーン バシッ ポーン 

船長「……失礼」 ズォォォォ

ジョセフ「船長……!」

船長「密航者というのは……こいつかな」 ジッ

ガキ「うっ……うぅ……」

船長「こやつには到着まで物置に入っていてもらおう。 向こうに到着次第、警察に引き渡す」

ガキ「くっ……」

船長「そして」

  パシッ

彡(゚)(゚)「あ! ワイのボール!」

船長「甲板でキャッチボールをするんじゃない……船員たちの仕事の邪魔だ」

彡(゚)(゚)「……」

船長「これだから野球狂いは困る」 ブツブツ

彡(゚)(゚) イラッ

  シュバババババッ

   ボコボゴボゴボゴッ!!

船長「んぐァァッ!!?」 ボコボコボコッ! ブュゥゥッ!

ジョセフ「J太郎!?」

彡(゚)(゚)(あ、つい)
 

 
船長「ひ、ぐ……!?」 ポタ…ポタ…

ジョセフ「何をやっとるんじゃJ太郎!?」

彡;(゚)(゚)「あ、いや」

花京院「一般人にスタンドを使うなんて!」

彡;(゚)(゚)「その、これは」

アヴドゥル「流石に許せんぞJ太郎!!」

彡;(゚)(゚)「あの、その」

ポルナレフ「見損なったぞJ太郎!!!」

彡;(゚)(゚)「これは、あのな」

彡;(゚)(゚)「……」

彡;(゚)(゚)「こ、こいつスタンド使いやねん」

船長「スタ、ンド……?」 ポタポタ

ジョセフ「!! 何ッ!?」

彡;(゚)(゚)「やからちょっとボコしたんや」

船長「???」

花京院「この船長スタンド使いだったのかッッ!!」

船長「????」

アヴドゥル「じゃあこの船長が……敵のスタンド使い!!」 ギンッ

彡;(゚)(゚)「あー……うん、せやから、その、うん」

ポルナレフ「DIOの……手先!!」 ズオォォッ!

船長「?????」

ジョセフ「この船長が……敵!!」 キッ!

花京院「ただでは済まさない!!」 ズォォッ!

アヴドゥル「炎で焼いてくれるッ!!」 ゴォォッ!

ポルナレフ「再起不能になってもらうッッ!!」 シャキィィィン!

彡;(゚)(゚)「あ、いや、そこまで、うん」

船長「フフフ……よくぞ見破った……」 ズォォォォ…

花京院「これがこいつのスタンド!!」

ポルナレフ「まるで半漁人の様なスタンドだな!」

ジョセフ「J太郎! よくぞ見破った!」

彡( )( )「うんわいぜんぶおみとおしやからなさいしょからわかっとったで」

船長「ククク……船長に化けて一人ずつ殺す予定だったが……こうなったら5人まとめてブッ殺してやる!!」 コォォォ


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
 

 
───
 
船長「ククク……」

花京院「こいつ……」

 ド ド ド ド ド ド ド 

船長「シブい……シブいねェ~ いやぁシブい」 ニヤニヤ

彡(゚)(゚)「……」
                     ダークブルームーン
船長「ご名答……俺のスタンドは"暗 青 の 月"、 水中で無敵を誇るスタンド……!」 ズォォォ…

ポルナレフ「正体を現しやがったな、この野郎……」 ギリ

アヴドゥル「こいつ……スタンドから邪悪なエネルギーがひしひしと伝わって来るッ!」

暗青月「ククク…… J太郎……よくもこの俺様にパンチを叩き込んでくれたなぁ」 ズォォォ

彡(゚)(゚)「……」

暗青月「類稀なるスピードとパワー ……噂通りの手ごわいスタンドのようだ……だがしかしッ!」

   ガバァッ! ガシィッ!

子供「わッ!?」 ガシ…

暗青月「このガキが手に入ったのが俺に運が向いている証拠……」
         . ..
ジョセフ「ま、まさかッ!」

アヴドゥル「子供を人質にッ!?」

ポルナレフ「なんてヤローだッ!!」

子供「な、何だ!? 動けねぇ!」 ジタバタ

  ポト…

子供「離せっ! 離せよっ!」 バサ…

花京院「! あの子供、女の子だったのか!」

彡(゚)(゚)「……」
 

 
暗青月「俺は今からこのガキと海に飛び込む。 J太郎、お前はガキを助ける為に、俺を追って海に入らざるを得ない……即ち!」

暗青月「水中で無敵の我がスタンドと……海の中で勝負しなければならないということッ!!」 ドン

  ガバッ!

少女「キャァァァッ!!」

暗青月「着いて来いッ! J太郎!! 海の藻屑にしてやるッ!!」 バッ

花京院「ああッ! 奴が海へ飛び込みます!」

暗青月「ギャハハハハ! この勝負もらったァァ!!」 ダンッ! ヒュゥゥゥ…

ジョセフ(くっ……何てことじゃ……! J太郎のスタープラチナは強い! しかしそれも地上での話!)

彡(゚)(゚)「……」

少女「イヤアアァァァッ!」 ヒュゥゥゥ…
                           ブ ル ー ム ー ン
ジョセフ(J太郎も迷うはずじゃ! 海の中で敵 の スタンドと戦うのは余りに危険! 躊躇して当然じゃ!)

彡(゚)(゚)「……」

暗青月「海の中に入ってしまえばッ! こっちの物だァァァッ!!」 ヒュゥゥゥゥ…

ジョセフ(しかしッ! 奴は先手を打ってきた! 子供を人質にッ! 何て卑怯な!)

彡(゚)(゚)「……」

少女「助けてェェ─── ッ!!」 ヒュゥゥゥゥ…

ジョセフ(子供を人質に取られてしまっては! J太郎も動かざるを得ない! 敵はなんて外道な手を使ってくるんじゃ!!)

彡(゚)(゚)「……」

暗青月「ギャハハハハハハァッ!!」 ヒュゥゥゥゥ…

ジョセフ(子供の命をタテにされては、J太郎も動かざるを)

彡(゚)(゚)「……」

少女「イヤアアァァァッ!」 ヒュゥゥゥ

ジョセフ(動かざるを)

彡(゚)(゚)「……」

暗青月「ギャハハハハァァッ!」 ヒュゥゥゥ

ジョセフ( 動 )

彡(゚)(゚)「……」

少女「いやあああぁぁぁぁッ!」 ヒュゥゥゥ

彡(゚)(゚)「……」 シィ───ン
                          ハーミットパープル
ジョセフ「動かんのかァァァッ!!!!  隠 者 の 紫ゥゥゥゥッ!!!!」

  ヒュバァァァァァァッ!! シュバアアァァァァァッッ!!

    スカッ

ジョセフ「くッ!」

ポルナレフ「ダ、ダメだ! 敵の落下速度が速すぎてハーミットパープルでも届かないッ!」
 

 
ジョセフ「届かない分は……」 バッ

花京院「ジョ、ジョースターさんっ!?」

ジョセフ「わしも飛び込んでッ!!」 ダンッ! ヒュゥゥ─── ッ!

暗青月「なッ、何ッ!?」

ジョセフ「無理矢理にでも伸ばすッ!!」 シュバァァァァッ!!

  グルグルグルグルッ!   ガシィィッ!

少女「わっ!?」

ポルナレフ「や、ヤッた!! 女の子をつかんだッ!」

ジョセフ「花京院ッッ!! この子を……」 ググ…

ジョセフ「頼んだぞ─── ッ!!」 ブンッッ!

少女「キャアァァッ!?」 ポーン

花京院「ハイエロファントォォォ!!」 ヒュバァァァァッ!

  ガシィッ!

少女「キャッ!?」

   シュルルルル…  ガシッ

花京院「やれやれ、大丈夫かい?」

少女「う、うん……」

ポルナレフ「よし! 子供は無事だ!」

アヴドゥル「しかし……ッ! このままではジョースターさんが海にッッ!!」

  ザブゥゥゥゥゥンッ!!

暗青月(ククク……先に海の中で待ち構えさせてもらうぜェ……) ズォォォォ…

ジョセフ「……」 ヒュゥゥゥ…
 

 
暗青月(人間はよォ……空でも飛べない限り空中で落下を止めることはできねェ……)

ジョセフ「……」 ヒュゥゥゥゥ…

暗青月(テメーが重力に引っ張られて落ちる場所!タイミング!完璧に把握したッ!) ドドドドドドド

暗青月(水中の攻撃は回避不能ォォォォッッ!!!) ド ド ド ド ド ド ド 

暗青月「俺のスタンドの鋭い鋭い水かきでェェェェ!!!」 ギラァ─── ッ!

ジョセフ「……」 ヒュゥゥゥ…

暗青月「切り刻んでやるッッ!! 今だァァ─── ッッ!!」 シュバァァァァァッ!

    ギャンッ! ズギャァァッ!
  シュババババッ! シュバッ! シュバッ!
      ドギャァァァァッ!
      
暗青月「……ハッ!?」

暗青月「て、手応えがねェッ!?」

暗青月「ば、馬鹿なッ!? ど、どうし、奴は……」 ザバッ


   ザザァ…

        ザザァ…


         . .. .. . . .
ジョセフ「……久しぶりじゃ、実に」

花京院「あッ!!」

アヴドゥル「ジョースターさんが……ッ!」

  ド ド ド ド ド ド ド

ポルナレフ「う、海の上に………海の上に立ってるぞォ─── ッ!!」

ジョセフ「……」 バチャバチャ… バシッバシッ バチャ…

アヴドゥル「は…波紋ッ! 波紋だッ!!」

ジョセフ「……」 ドォ─────z_____ ンッ!

暗青月「な、何ィ─── ッ!?」

ジョセフ「ふぅ……ちと心配じゃったが、やろうと思えば出来るもんじゃ」

暗青月「ッ……!」

ジョセフ「ま、こんぐらいなら修行前でも出来たんじゃから朝飯前じゃがね」

暗青月「貴様……!」

ジョセフ「ハーミットパープルッ!!!」 シュバァァァァァッ!

  グルグルグルッ ガシィィッ!

暗青月「ぐゥッ!?」 ガシィッ!

ジョセフ「捕まえたぞッ!」
 

 
花京院「やった! 奴を縛り上げたぞ!」

アヴドゥル「待て! 奴の様子が変だ……」

暗青月「……ククク……」

ジョセフ「……」

暗青月「何だ? このチンケなスタンドは……」 ググ…

ジョセフ「……」

暗青月「やはりオイボレのチンカスみてーなスタンドだなァ~ッ! ちょいと力を入れただけで簡単に脱出できそうだぜェ~?」 ググ…

ジョセフ「……」

ポルナレフ「だ、ダメだッ! スタンドパワーは相手の方が上だッ!」

暗青月「ククク……こんなショボいスタンドでこの俺に」

ジョセフ「…」 コォォォォッ

      オーバードライブ
ジョセフ「波 紋 失 踪 ッッ!!」
 
ビリビリビリッ! バチバチィッ!

暗青月「お゙お゙ぉぉお゙ぉ゙ぉお゙オ゙ォッ!!?」 ビリビリビリィッ!

ジョセフ「……」

暗青月「……」 ビリ…

暗青月「………ク」

暗青月「ククク……」

暗青月「クハハハハハハハハハァァッ!!!」

ジョセフ「……」
 

 
暗青月「効かん効かん効かん効かん効かん効かんんんんッッ!!」 バァァァ

暗青月「最初はビビらされたがッッ!! 全然大したことねェじゃねーかァァ!!」 ズォォォ…

暗青月「ご自慢の波紋とやらもッ! 一瞬体が麻痺するだけッ!」 ビリ…

ジョセフ「……」

暗青月「数秒も経てば復活するぜェェ!!」 バァァァ

ジョセフ「その数秒で」

暗青月「あァん?」

ジョセフ「その数秒で、貴様を倒す」

暗青月「はァァァ?  てめェのチンケなスタンドでェェッ!! やれるモンならやっ」

   ガブァァァアアァァァッッ!!!
    
       ザクッ バリバリッ

暗青月「てみ」

    バブシュゥゥゥゥウゥッ!! ボタボタッ  ブシャァァァッ!

暗青月「何ィィィッッ!!?」

ジョセフ「忘れたのか……貴様はJ太郎に殴られて……」

───

船長『 ひ、ぐ……!?』ポタ…ポタ…

───
      . .
ジョセフ「出血している……ッ!」

暗青月「ハッ……」 ブシュゥゥ…

ジョセフ「そしてこの海域は……」

───

船員 『 こ、この辺りは鮫がウヨウヨいる海域ですよォォッ!?』

───
 
  ザバッ

       ザバァァッ  
 
  バチャバチャバチャバチャバチャァッ!!


ポルナレフ「さ、鮫だァ──── ッ!! 鮫がウヨウヨ集まってるぞォォッ!!」

 サバァッ! バシャバシャッ!

暗青月「ひ、ィ……ッ!?」

ジョセフ「タイミングを計っておったのよ……貴様の血の匂いを嗅ぎつけて鮫が集まるの時をな……」
 

 
暗青月「てめェ……ッ! こんな、こんな戦い方ッ!」

ジョセフ「んン? 歳のせいか良く聴こえんな?」
          
暗青月「こ、このジジ…」

サメ「ガブァァァアアァァァァァッッ!!!」 ガブゥゥゥッ!

サメ「シャァァァァッ!ブァァアアァァァァッ!」 グワァァァッ!

サメ「グァバアァァアアァァッ!!」 バグゥッ! ブヂィィィッ!

  バリバリバリッ バキバキボキ ブヂィィッ!

暗青月「ぎゃああああぁぁぁアァァッ!!?」 ブュゥゥッ メキョォォッ グチョォォッ

暗青月「ス、スタンド……ッ! 俺のスタンドでサメ共を……ッ!」

  ビリ…

暗青月「ギャアアァアアァッ! 痺れてスタンドが動かせないッ! こんな、こんな馬鹿なァァッ!!」

  バリボリベキボリ ザバァァッ グシャァッ グチョビチャ
                              
     ジュルジュルジュル  ベリィィッ バキベリボキボキ バクゥゥッ!


ジョセフ「オイボレ? チンケなスタンド? 何とでも言うがいい」


ジョセフ「それでも勝つのがッ! このワシ! ジョセフ・ジョースタァァーッッ!!!」


    ┣"ォ────z_____ ンッ!!


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
  

 
───

ジョセフ「ふぅ……やれやれじゃな」

花京院「ジョースターさん、お疲れ様でした」

アヴドゥル「しかし、まさか船長に成り変わっているとは……気が抜けない旅になりそうだ」

ポルナレフ「J太郎が見破らなかったらと思うとゾッとするぜ」

彡(゚)(゚)「せやな」

アン(家出少女)「あんたたち……一体……」


   ドゴォォォォンッ!!
             ドッゴオオォォォ!!


アヴドゥル「船の底が爆発したッ!?」

ポルナレフ「あの野郎……! 爆弾を仕掛けていやがった!」

花京院「脱出せねばッ!」

ジョセフ「ボートに乗るんじゃッ! 急げ!」

───

  ザザァ…
        ザザァ…

 
 ジョセフ達と家出少女、そして水夫たちは緊急ボートに乗って脱出!
 現在、救難船を待ちつつ、香港沖を漂流中!

ジョセフ「救難信号も打った。水も食料もある程度あるし、夜になっても照明弾がある。 何とかなるじゃろう」

花京院「ふむ……」

アヴドゥル「まあ、こうなったからには気長に待つしかありませんな」

彡(゚)(゚)「狭いんやけど何人か降ろしてええか」

花京院「敵の攻撃も、なりふり構わなくなってきましたね」

ポルナレフ「無事シンガポールに着けるかなァ」

アン「……」 ギュッ

ジョセフ「お嬢ちゃん、水を飲むといい。 落ち着いて救助を待つんじゃ」

アン「あんた達……一体……」
 

 
ジョセフ「わし達は旅を急ぐ者……もっとも、君はシンガポールの親父さんに会いに、ワシは娘を救いに、じゃがな」

アン「……」 ゴク

アン「ブゥゥゥ───── ッ!!!」 ブシャァァッ!

ジョセフ「おいおい、吐き出すんじゃあない!」

アン「み、み、みんみん、みんな、見てあれ!」


   ズ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ 


ジョセフ「なんと!!」

花京院「巨大な……!」

アヴドゥル「貨物船!!」

彡(^)(^)「「よっしゃ!助かったで!」

ポルナレフ「救難信号をキャッチしてくれたんだ! タラップも下りてる! 乗り移ろうぜ!」

花京院「しかし……妙です! ここまで近づくまで気付かなかった……? 人の姿も見えない……」

ポルナレフ「誰も乗ってない訳ないだろッ! 俺は乗るぜ!」 ダッ

ジョセフ「ふむ……ま、乗るしかないようじゃな」

───

花京院「……おかしい」

アヴドゥル「うむ、人っ子一人いない……これは妙ですよ、ジョースターさん」

ジョセフ「甲板はおろか、操舵室、船長室、船倉に至るまで調べたが、誰もいない……」

ポルナレフ「まるで幽霊船だぜ」

花京院「だが、幽霊船のようにボロボロという訳でもない……計器類も正常に作動している……一体何が起こっているんだ?」

アン「みんな! こっちよ! こっち来て!」

ジョセフ「んん?」

 ギシ…
      ギシ…

猿「……キ…」

彡(゚)(゚)「猿や」

花京院「これは……オランウータンですね。 オスでしょうか、体が大きい……」

猿「……」 ゴソゴソ

ジョセフ「猿なんぞどうでもいい! 他の手がかりを探すぞ! 来い!」

 ゾロゾロ
 

 
───

 甲板

アヴドゥル「船をすみずみまで調べたが……やはり人っ子一人見つからない」

花京院「というより、人がいた気配すら見つかりません……これは一体……」

ジョセフ「うーむ……」

  ギギ…
        ギィィギィィ…

ジョセフ「む?」

    ギィィィ…

ジョセフ「ば、馬鹿な……クレーンが勝手に動いておる……!?」

  ド ド ド ド ド ド ド 

ジョセフ「アヴドゥルッ!! 水夫が危ないッ!!」

  ギュゥゥゥンッ! ギギギギギギッ!

水夫「あぼッッ!!?」 ドッグショアアァァァ!!

ジョセフ「ッ!」

ポルナレフ「これは……スタンド攻撃ッ!?」

アヴドゥル「ッ!? 馬鹿なッ!? 近くにいたのに、全く気付かなかったぞ!?」

アン「ひッ……!?」 サッ ギュゥ… プルプル

彡(゚)(゚)「ブチ抜かれた頭蓋骨から血と脳味噌がドバドバと」

アン「解説しないでッ!!!」

ジョセフ「皆! 警戒するんじゃッ!!」

花京院「僕のハイエロファントで周囲を探ってみます!!」 ズォォォォ… シュルシュルシュル…
 

 
ジョセフ「クソッ……なんてことじゃ! 皆! 機械の近くに寄るんじゃあない!」

水夫A「おいおい、海に関しちゃ俺たちの方が専門家だぜ」

水夫B「故障の原因を見てるんじゃねーか」

その他「そーだそーだ」

ジョセフ「命が惜しかったら全員ワシの命令に従ってもらう!! 全員船室で大人しくするんじゃッ!」

 ゾロゾロ…

アン「……」

ジョセフ「君もだ」

アン「あんた達……まるでトラブルを引き寄せているみたい。 疫病神、なの……?」

花京院「……」

ジョセフ「…… 君に対して一つだけ、真実がある」

アン「……」

ジョセフ「我々は、君の味方だ」

アン「本当?」

ジョセフ「本当だ」

アン「本当に本当?」

ジョセフ「本当だとも」

アン「全員?」

ジョセフ「早く水夫たちと部屋に入るんだ。ここは危険だ」

───

 パタパタ

アン「あら…」

猿「……」

アン「あんた、この船に乗ってる人知らない? 飼い主さんは?」

猿「……」 コンコン

アン「鍵を開けろって……? ダメよ! キーがどこにあるか分からないし……」
 

 
猿「…」 スッ

アン「リンゴ……? くれるの……? ありがとう」

アン(でも、妙だわ……切り口が真新しい。 やっぱり誰かがいるんだわ)

 シュボッ

アン「え?」

猿「スパー…」

アン(タバコ!?)

アン「あ、あんた……凄く頭のいい猿なのね……」

猿「…」 ゴソゴソ… パラ…

アン「さ、猿のあんたが人間の女の子のピンナップ見て、楽しいの……?」

猿「…」 ニヤニヤ

アン「…」 ゾク…

水夫A「おい! 何してる!」

アン「えっ…」 ビク

水夫A「オランウータンの力は人間の5倍もあるんだ! 腕を引きちぎられるぞ!」

水夫B「すぐ檻から離れろ! 我々と来るんだ!」

アン「う、うん……」

 スタスタ

     ギィ…  バタン


猿「……」

 
 

  
───


 操作室

水夫A「おい、無線機が全然役に立たねぇぞ!」

水夫B「おかしいな」

水夫C「もう一度やり直してみろ!」

アン「……」

アン「…」 クンクン

アン「うえ……どっかでシャワー浴びたいな……」 キョロキョロ

───

 シャワー室

アン「…」 ペタペタ

 シャァァァァァァ…

アン「~♪」
 
 シャァァァァァァ…

アン「ふんふんふ~ん♪」 パチャパチャ

  シャアァァァァァァ…



   のそ…

アン「ッ!?」 ビクッ

猿「……」 ズオオォォォオォォォオ…

アン「ひッ!? な、なんで……」

 ギィ…

アン「!!!」

 少女の目に映った物……!
 それは、猿の背後!
 操作室にいたはずの水夫たちが、無惨にもバラバラにされ殺されている現場!
 間違いなく……この猿の仕業!
 

 
アン「ひ……ぃ……」 ズル…

猿「ウゥゥヒキ…」 のっそォ…

 ズズズ…

アン「キ、キャアアアァァァァッ!!」



彡(゚)(゚)「おい、エロ猿」

猿「ッ!!?」

 突如、『上』から聞こえてきた声!
 それは──

彡(゚)(゚)「ッ!」 ボッゴォオォオォォォ!!

猿「ウギイイィィィィイィッ!!?」 グシャァァァッ!

 J太郎──!
 少女のピンチに舞い降りた主人公!
 パンチ一発で猿をブッ飛ばした!

彡(゚)(゚)「ったく。 邪魔な猿や」

アン「あ、ありがとう……」

彡(゚)(゚)「フン」

アン「あなたがいなかったら……私……あの猿に……」 ゾク…

彡(゚)(゚)「卑猥でハレンチな猿や。 ワイはああいう輩が一番許せん」

アン「助けてくれてありがとう…」 グス

彡(゚)(゚)(あの猿を殴った時に『スタンドエネルギー』の感触があったで……あの猿、スタンド使いや!)

アン「あれ? 何でアンタ、上に…… 天井にいたの? え、どうし」

彡(゚)(゚)「下がっとれ。 奴はまだ」

猿「…」 ムクッ


  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



彡(゚)(゚)「ヤる気や」



    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
  

ジョセフ「我々は、君の味方だ」

アン「本当?」

ジョセフ「本当だ」

アン「本当に本当?」

ジョセフ「本当だとも」

アン「全員?」

ジョセフ「早く水夫たちと部屋に入るんだ。ここは危険だ」



一人協力的じゃない奴がいるのをごまかしてますね…

 
───

猿「……ウギィ…」 ムク…

彡(゚)(゚)「……」

猿「ウギギギギ…」

猿「ウギギギィィィァァァァ!!」 くわっ

アン「ひっ……」

彡(゚)(゚)「一丁前にブチキレとるんやないで、エテ公のクセに」

猿「ウキャァァァ── ッ!!」 ズォォォォッ

彡(゚)(゚)「!」

  バキッ! ギュルルルルゥンッ!

アン「せ、扇風機が……!」

  ザシュッ! 
        ブシュゥゥッ!

彡;(゚)(゚)「ぐッ……!?」 ボタボタ…

 敵のスタンドの姿は見えない……!
 しかし、扇風機が高速回転しながらカッ飛び、J太郎に突き刺さった!
 敵の能力は一体!?

  グニャァ…

彡(゚)(゚)「へ? 曲がっ……」

   ベチィィィンッ! バキィッ!

彡( )( )「ぶはッ!? 痛だッ!?」 ドザァ

猿「ウキキキキキッ!」

彡( )( )「……」 ダラ…ダラ…
 

 
猿「…」 チラ

アン「ひッ……」

猿「フヒッ…ウキ…」 ジリ…

 猿が鼻息を荒くしながら少女に迫る!


  ガシャン…

猿「ウギ?」

彡( )( )「エテ公の分際でぇ……人間様に刃向いよったな!」

彡(゚)(゚)「もう許さんッッ!!」 ズォォォォ…!

彡(゚)(゚)「スタープラチナァァッ!!!」 ヒュボァァッ!

猿「……」 ニヤ

  バリィィィンッ!
    シャキン シャキン シャキン!

彡(゚)(゚)「ファッ!?」

  またしても! 突如ガラスが割れ、破片がJ太郎目掛けて降り注ぐ!

彡(゚)(゚)「スタープラチナ!! キャッチや!!」

  シュバババババッ!

彡(゚)(゚)「まとめて投げ返す ッ!」

  ブンッ!
   シュバァァァ── ッ!

猿「……」 ニヤ

 投げナイフのように、猿目掛けて放たれたガラス片! しかし!

猿「…」 クイ

  ギュゥゥゥ────z_____ ンッ!

アン「ガ、ガラスが方向を変えてJ太郎に戻っていくわ!」

彡;(゚)(゚)「ファッ!?」

  グサ グサ グサ グサァッ!

彡( )( )「あでででで痛だだだッ!?」 グサッ グサァッ

猿「ウキキキキィ!w ヒーホホホホホw」 キャッキャ

 ドサ…

彡( )( )「……」 ボタ…ボタ…
 

 
アン「J太郎! J太郎! しっかり!」 ユサユサ

彡( )( )「おいクソ女……」

アン「へ?」

彡(x)(゚)「何、ボサッとここにおるんや」

彡(x)(゚)「ワイがクソ猿をしつけとる間に、さっさとジッジ達に知らせに行かんか」

彡(゚)(゚)「このエテ公、リンチでボコボコにしたるんや! 急げ!」

アン「! わ、分かった!」 ダッ

 タッタッタッタッ…

彡(゚)(゚) (あとはこの猿を足止めすれば、ワイの大勝利や。 さすがワイ、天才やな)

猿「……」 ズズ…

彡(゚)(゚) (! 壁に潜ろうとしとる! そんなこともできるんか)

猿「…」 ズブズブ…

彡(゚)(゚) (壁に潜って女を追う気やな!)

彡(゚)(゚)「なんや、逃げるんか?」

猿「……」 ピタ

彡(゚)(゚)「所詮おさるさんやな 人間様にはケツまくって逃げるしか能が無いエテ公っちゅうことっちゃ」

猿「…」

彡(゚)(゚)「女のケツ追いかける前にテメェの汚ぇケツどうにかしろや糞猿」

猿「…」 ピキ

彡(゚)(゚)「猿顔で毛深いとか抱かれたくない男ランクインまっしぐらやな お前鏡見たことあるんか?」

猿「…」 ピキピキピキピキ

彡(゚)(゚)「そんなナリで、一丁前に人間様相手に発情とか笑かすわ~」

彡(゚)(゚)「素直にメス猿狙えや~ あ、猿からも相手にされんかった~? どんま~い」

猿「…」 ピク

彡(゚)(゚)「あ?w マジで? ガチやった?w ガチでメス猿に相手にされへんかった?w すまんすまんw」

彡(゚)(゚)「お前サル界でもブッサイクそうなツラしとるもんな~ 志村動物園から取材来るんちゃうの~? 『懸命に生きるブス猿』ってめっちゃスタジオ泣けるで」

彡(゚)(゚)「どうせ好きなメスに『ほら、バナナ』とか差し出しても『え~』とか言って受け取ってもらえんかったんちゃうの?」

彡(゚)(゚)「そんでメス猿とその友達猿から『あいつバナナ渡してきたw』『えwキモいw』『臭そうw』とか陰で言われてたんちゃうの?」

彡(゚)(゚)「気の毒すぎるわ~ 猿以外に行こうとしたその気持ち! 同情するわ~ どんまいやわ~」

彡(゚)(゚)「ま、プランクトンでもお前みたいなクソボケカスなアホクズ猿なんかお断りやけどな」



猿「……」

猿「…」 ズボッ

猿「………」



猿「ヴグキャア゙ア゙ァァァァアアァァァァ!!!!」 ガバッ  ダッ!


彡(゚)(゚)「ハン。 こんな小学生並のヌルい煽りでも乗ってくるあたりがエテ公やな」
 

 
猿「ウギィィィィアァァァァァァ!!」 ド ド ド ド ド ド

 激怒した猿が猛烈な勢いでJ太郎へ襲いかかる!

彡(゚)(゚)「フン。人間様と猿の違いはなぁ!」

  バキバキィッ! ヒョイ

彡(゚)(゚)「こうやって鉄パイプを武器に」

  グニャァ…

彡(゚)(゚)「へ?」

   グルグルッ ガシィ!

 壁の鉄パイプを引きはがして武器にしようとしたJ太郎!
 しかし! 逆に鉄パイプがグニャグニャと絡みつき、J太郎の腕を締め上げる!

彡(゚)(゚)「ファッ!?」

猿「ウギィィィィッ!!」 バキィッ!

彡( )( )「あぼァッ!!」 ドシャァ!

彡(x)(゚) (何でや……鉄パイプが飴細工みたいやったぞ、この船手抜き工事すぎるやろ!)

彡(゚)(゚)「ほなこっちの配管を……」 ガシッ

  グルグルグルッ ガシィ!

彡;(゚)(゚)「ファッ!?」

猿「ウギィィァァァァィッ!!」 ボゴォッ!

彡( )( )「おぼっ!?」 スタップ

 ドシャァッ ゴロゴロゴロッ

彡( )( )「う……ぐ……」

猿「ウギギギギ…」 メラメラメラ…

彡( )( ) (あかん……殺される……こいつ、めっちゃキレとる……何でや)
 

 
彡( )( ) (武器や……武器がいる…… ワイに合った、バットみたいな武器……)

彡( )( ) (やけどコイツ、船の中のもん好きに動かしよる…… コイツが動かせん、棒みたいなもん……)

彡(゚)(゚)「ハッ」

猿「ウギィィィィ! ギギギッ!!」 ズォォォッ!

 猿が額に指を当て、力を込める!
 すると周囲のガラス片、扇風機、ボルト、ネジなどが一斉にJ太郎へ襲いかかった!

  ビュオオォォォッ! シュゴォォォッ! ビシュゥゥゥッ!

猿「ウギギギギィ!」(どうだッ! ここにテメェが好きにできる物質なんか無ェんだよッ!)

猿「ウギィィィギギッ!」(まずはその拳と腕をギッタンギッタンにしてやるゼェェェ!!)

彡( )( )「おぉぉぉぉッ!」

  ブチブチブチィッ!

    ブン ブン ブン ブンブンブンッッ!!

 バキ ベキ ベキ ボキ ベキ グサ ドシャ ドチャァッ! ベキィッ!


猿「ウキキキキキキ!」(ヒヒヒッ! これでテメェは終わ……)



 パラ… パラ…

    ガシャンッ!  バラ、バラ… ボト…


彡(゚)(゚)「……ふぅ……」 ズォォォォォ…


猿「ウギィィィッ!?」(ば、馬鹿なッ!? 俺の砲弾を全部撃ち落としただと!?)

彡(゚)(゚)「……やっぱ、弾き返すならバットやな」

  ブラン…

猿「ギッ!!?」

 J太郎が手にしていたモノ……それは……!

彡(゚)(゚)「お手製バット」 ボタ… ボタ…


  ド ド ド ド ド ド ド ド ド 


 死んだ水夫からもぎ取った…… 腕!


  ド ド ド ド ド ド ド ド ド 


彡(゚)(゚)「意外と使えるでコレ」 ブンッ ブンッ

猿「ゲェ──── ッ!?」

彡(゚)(゚)「ちょっと手貸してもろたで」
 

 
猿「ギ、ギィッ!!」 ゴォォッ

 猿がボルトを弾丸のように飛ばす!

彡(゚)(゚)「ふん」 ブンッ!

  バシィッ!

彡(゚)(゚)「効かんわ」

猿「ギ…ギ…」

彡(゚)(゚)「ついでに言っとくとな、人間が猿よりも優れてるんは……」

   ブチィッ

 J太郎は水夫の頭をもぎ取ると、

彡(゚)(゚)「フンッ!」

 ノックの様に、頭を腕バットで打ち飛ばす!

猿「ひィッ!?」

  ゴォォォォッ!! ゴシャァッ!

猿「ウギィィィッ!!?」
  
 ブッ飛んだ頭が猿の顔面に命中!

彡(゚)(゚)「頭を使うとこや」

猿「イ、ギ、ウギ…」 ボタ…ボタ…

猿「ギ………」

 猿は考えた。
 こいつは生かしちゃおけないと。
 女遊びを邪魔された恨みもある。
 散々コケにされた怒りもある。
 しかし、それ以上に、猿はこいつに負けることを恐れた!
 こいつに敗北することは、自身の誇りを! 生きることを! 命の輝きを! 否定されることだと感じたのだ!
 猿は己の誇りの為に! 完全なる勝利を誓った!!

猿「……ッ!」 ギン!

彡(゚)(゚)「なんや、めっちゃ反抗的な目やな」

彡(゚)(゚)「野蛮な猿め」


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

>彡( )( )「おぼっ!?」 スタップ

二度見した

>彡(゚)(゚)「ちょっと手貸してもろたで」

返す気あるんですかねぇ

彡(゚)(゚) 「越えちゃいけないラインなんてスタートラインみたいなもんや」
彡(゚)(゚)「なんやこいつ 福島産かな?」

これってなんJに元ネタあるの?自前ネタなら感服

彡(゚)(゚)彡(゚)(゚)彡(゚)(゚)                                  超えちゃいけないラインなんぞスタートラインみたいなもんや     彡(゚)(゚)
/   と  と彡  と                         彡(゚)(゚)                          彡(゚)(゚)                彡  と
U    U   U │                        彡  と                         彡  と                /u /フ'フ

      \  ヾゝゝ\                      /u /フ'フ          彡(゚)(゚)           /u/フ /フ             〈///
        \      \                    〈///          彡  と         〈 // //             ∠∠/
         \      \.,.,.,.,超えちゃいけないライン  ∠∠/           /u/フ /フ        //∠/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  \  ̄ ̄ ̄ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                       〈 // //
             \      \  彡(゚)(゚)                        //∠/      彡(゚)(゚) \                  彡(゚)(゚)
              \      \ 彡/フ'フ                                 彡  と                 彡  と
                \_/| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                               /u /フ'フ                /u /フ /フ
                       |       .|   
ソチオリンピック時が初出だけどそっちのAA見つからんかった                           〈/// 

>>337の続き 
 
───


 甲板

ジョセフ「結局誰も見つからなかったか……」

ポルナレフ「こいつぁますます妙だぜ。 ホントに幽霊船なんじゃねーのか?」

花京院「む?」 キョロキョロ

ジョセフ「どうした、花京院」

花京院「ジョースターさん……女の子とJ太郎が消えています」

ジョセフ「女の子は船員と一緒におるはずじゃが…… J太郎まで?」

花京院「……」

ポルナレフ「……妙な胸騒ぎがするぜ……」

花京院「人気の無い幽霊船…… そこでJ太郎が消えた……」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョセフ「ッ! まさか……!」

ポルナレフ「ヤバいぜ! 急いでJ太郎を探そう!」

花京院「ああ!」

三人「「「女の子が危ない!!!」」」

───

 ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣"

猿「ウギ……」

 ゴソゴソ…

彡(゚)(゚)「ん?」

猿「…」 スッ

   バン!

 猿が取り出したのは……辞書!

 記された言葉は……

 『 Strength  < 強さ > 

  < タロットで、8番目のカード。
    挑戦、強い意志、秘められた本能を暗示する。> 』

彡(゚)(゚)「……成程な。 それがお前のスタンド名ってわけや……」

彡(゚)(゚)「やけど負けへんで!! ストレングテフ!!!」
 

 
───

花京院「僕のハイエロファントで探ってみます!」

法皇「…」 ズルズルゥゥゥゥッ!

ポルナレフ「しかしよぉ、J太郎とアンは流石に歳離れすぎじゃねーかぁ?」

ジョセフ「年齢も考えず若い娘に手を出すなんて、ジョースター家の男としてあっちゃあいかん!!」

───

猿「…」 ズブブ…

彡(゚)(゚)(!? 壁に潜った!?)

猿「ウギ……」 ズブブブブ…

彡(゚)(゚)(何や……壁の中から不意打ちで攻撃する気か……)

 シィ───z___ ン…

彡(゚)(゚)(しかし、どっから来ても返り討ちにしたる!)

 シィ───z___ ン…

彡(゚)(゚)「……?」

彡(゚)(゚)「オラ来んかい糞猿!!」 ドゴォォッ! ボゴォッ! 

  パラ… パラ…

彡(゚)(゚)「……」

 シィ───z___ ン…

彡(゚)(゚)「……」

彡;(゚)(゚)「!? あかん! 逃げられた!!」

 あいつ……先にジッジ達を始末するつもりや!
 

 
───

ジョセフ「どうじゃ、花京院」

花京院「今、コンテナの中や配水管等も探っているところです…… ですが、誰もいませんね」

ジョセフ「そうか……」

 タッ タッ タッ タッ

花京院「まだ探し始めたばかりですからね…… もう少し奥の方も探してみます」

 タッ タッ タッ タッ

ジョセフ「んん?」

アン「皆ぁ!」 タッ タッ タッ タッ

ポルナレフ「おぉ!? 無事だったのか!」

アン「無事じゃないわよ!! 大変だったんだから!! 今ね、J太郎が……」

花京院「無事じゃない!?」

ポルナレフ「J太郎が何を!?」

ジョセフ「うわああああああああ!!! わしの孫が!! わしの孫がとうとう!!」

花京院「ジョースターさん! 落ち着いてください! まずは説明を聞きましょう!」

ジョセフ「そ、そうじゃな……」

花京院「辛いと思うが……話してくれるかい?」

ポルナレフ「……」 ゴクリ

ジョセフ「……」 ゴクリ

アン「とっても怖かった…… あんなの初めて…… そう、猿、ケダモノだわ…… シャワールームに入ってきて……」

ジョセフ「……」 ワナワナ

アン「J太郎が、ケダモノみたいなそれを力いっぱい…… ケダモノは色んな物を飛ばしたわ……」

花京院「……」 ワナワナ

アン「ああ! とっても怖かった…… 血もいっぱい出て…… 私、何もできなかった……」 ギュッ

ジョセフ「いぃぃぃやああぁぁぁァァァ!! 聞きたくない! 聞きたくなかった!! わしの孫が! ああ!」 ノオォォォ

アン「だから……早くJ太郎を助けにいかないと!」

ジョセフ「え?」

花京院「どういうことだい……?」

───

彡;(゚)(゚)「ファッ!? 何やこれ!?」

 ズズズ…

彡;(゚)(゚)「通路に壁みたいなんが出来とる…… 来たときはこんなん無かったで! あの猿の仕業やな!」

彡(゚)(゚)「スター・プラチナァァァァ!!」 ヒュバッ

 ドッゴォォォォオォォ!! グシャァァァ!

  パラ… パラ…  シューシュー…
  
彡(゚)(゚)「くっそ……ジッジ達が先に猿をブチのめしてもーたらワイの分が無くなるやないか!」

彡(゚)(゚)「急ぐで!」 ダッ

次の壁「ドーン」

彡( )( )
 

 
───

花京院「つまり……彼女の話から考えると……」

ポルナレフ「あの猿が……スタンド使い!?」

ジョセフ「しかも、一番可能性が高いのは……"この船自体がスタンド"だということ……!」

アン「あーんもう! スタンドだか何だかよく分かんないけど、とにかくJ太郎が……!」

アン「 ッ 」 ゾク…

アン「な……」 バッ



猿「ウギィ……」 ドォ────z____ ン!



花京院「あっ、あれはッ!!」

ポルナレフ「猿……! しかも、船長の服を着て葉巻吸ってやがるぜ……」

ジョセフ「既に……『来ていた』のか!」

アン「ひ、ひぃッ……」 ブルブル


猿「…」 カチャ、カチャカチャ…カチャ…


ポルナレフ「ル、ルービックキューブで遊んでやがる……」

アン「か、隠れなきゃ!」 サッ

ジョセフ「J太郎は……?」

花京院「恐らく、敗北したか、捕われたか……とにかく、あの猿を一刻も早く倒すしかないようです!」

ポルナレフ「花京院、お前はスタンド戻すのに時間がかかる。 ジョースターさんのスタンドも戦闘向きじゃあない」

ポルナレフ「ここはッ!」 バッ

ポルナレフ「我がシルバーチャリオッツが相手をするッ!!」 ドギュゥゥゥゥン!!

銀戦車「…」 ズォォォォッ! ヒュッ ビュンビュンビュンビュンビュン!  シャキィィィ───ン!
 

 

猿「…ウギ」 カチャ… カチャ…

   カチ

猿「…」 ググ…

  バキィッ!

 猿は、完成させたルービックキューブを握り潰した! 
 それが戦闘開始の合図であるかのように……ポルナレフは飛び出した!

ポルナレフ「うおぉぉぉぉ!! 速攻で決めさせてもらう!!」

銀戦車「…」 ボンッ ボボンッ!

ポルナレフ「甲冑をはずし……最高速度の剣撃をォォォお見舞いしてやるッッ!!」 ヒュバババババ ズバァァッ!!

猿「ウギ」

 ずにゅううっぅううううぉォォン!

ポルナレフ「ぬオァッ!? 地面が波打つッ!?」

 突如、地震かのように甲板が揺れ、波打った!
 同時に、猿が立っていた部分が急激に盛り上がる!

ジョセフ「なっ、何じゃあ!?」

  ずもももも にゅぐぬももももゥゥゥ

 その盛り上がりは止まらない!
 猿を中心に、小山のように甲板が隆起している!
 いや、甲板だけではない!
 その場にあったコンテナが、クレーンが、ありとあらゆる物体が猿に引き寄せられ、巨大な"何か"を作り始めた!

  ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
 
ポルナレフ「なッ、何をするつもりだ!?」


 やがてその山は! ウネウネと形を変えて、次第に"ある姿"に変わっていく!

 それは……!

花京院「あれは…… 巨大な"女性像"……!!」

アン「あ……あれは猿が持ってたピンナップに載ってた女の人だわ……」


  ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" 


 ──異様──!

 甲板からにょっきりと上半身を出した、高さ10mはあろうかという巨大な女性の石像──
 石像とは言うが、材料は船のかき集め……ところどころにクレーンやコンテナがはみ出している。

猿「……ウギ」 ニタァ…

 その肩に、猿が乗っていた!
 不敵な笑みを浮かべて!


ポルナレフ「チッ……猿の癖に妙に芸術的なモン作りやがって」

ジョセフ「オーノーッ! まるっきり『キング・コング』の真逆じゃないか! タチの悪いパロディだッ!」

花京院「皆ッ!!! 気を付けてッッ!!!」

花京院「来るぞッッ!!」
 

 
猿「ウギ」

女像『…』 ググググギギギギ……

ジョセフ「おい……像が拳を握って振りかぶってるぞ……」

ポルナレフ「まさか……嘘だろ……!?」

花京院「逃げろォォォ! 逃げるんだッ!!」

猿「ウギイィィィイィィィイィィ!!!」

女像『…』  ブ ン ッ !!


   ┣" 
     ッ
       ゴォオオォォォオオオオオォォオオォッッ!!!!


ポルナレフ「うおおおおおおおォォォオォォッ!?」

ジョセフ「ひィィッ!? 何て馬鹿みたいな威力じゃあッ!?」

花京院「"大きい=強い"……! まさに……まさに自然界の掟だ!」

花京院「だが、シンプルだからこそ……否定できない強さがあるッッ!」


猿「ウギィ」

女像『…』 ググギギギググ…


ジョセフ「また来るぞッ!」

ポルナレフ「い、急いで逃げ……」

 ズブブブブ…

花京院「なッ……何ッ!?」

ポルナレフ「い、いかん! 甲板に体が沈み込む!」

ジョセフ「な、何ということじゃ……! 捕まった……!」

女像『…』 グググ……ッ

花京院「ぬ、抜け出せないッ!!」

ポルナレフ「おいおいおいおいホントにこれが猿のやることかよォ──ッ!!」

ジョセフ「ぬおぉぉぉおぉッ! ジョースター家の伝統まで封じられるとは……ッ!」
 

 

猿「…ウギ」 スパァ~ッ

女像『…』  グ オ オ ォ ォ ォ ォ ッ

 逃げることすら封じられたジョセフ達を……

 ストレングス
 女 性 像の巨大な拳が襲う───!!!

   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 



     ボゴボゴドゴボゴドゴボゴッ

   ボコッ!

彡(゚)(゚)「やっと出られたでぇ──── ッ!」 ヒョコ

ベキベキ… ゴソゴソ…

彡(゚)(゚)「あの糞猿め! 壁壊さんで天井壊して登ってった方が早いんや! ざまあみろや!」 ガバッ


花京院「J太郎──── ッ!?」

彡(゚)(゚)「ん? 何やお前ら仲良く埋まって。 新しい遊びか?」
 

  
ポルナレフ「J太郎!! 後ろだ後ろォォ───!!!」

ジョセフ「潰されるぞォ──!! 逃げるんじゃァ─── ッ!!」

彡(゚)(゚)「ん?」 クルッ


女像『…』 ズオオオォォオオォオッ!!  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 



彡(゚)(゚)「…」 ズオオオオオォォォオォッ!

   ス タ ー プ ラ チ ナ ッ !!

白金『 オ オ オ オ オ オ ォ ォォ オ ォォ !!!』


   ┣"
      ッ
                   ストレングス
 スタープラチナの拳と───女 性 像の拳が

         ゴ

       かち合う!!

          オ
         オ
        オ
         オ
          ォ
          ォ
           ッ
           ッ
          !!!


  ミシ… ミシ…ッ!!

彡( )( )「おおおォォオォオオォォッ!!!」 ビキビキビキビキビキィィッ!

    ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 

彡( )( )「オオオオオオォォオオォ!!」 ビキビキビキビキ…!


    ズズズズズズズ…


       パラ… パラ…

彡( )( )「……」



ポルナレフ「……止め、た……?」

ジョセフ「た、助かった、のか?」
 

 
彡(゚)(゚)「……ふん。 ワイのスタンドのパワー舐めとったらあかんで」 サッ サッ

猿「ウギィィ」

 ……またこいつか……


彡(゚)(゚)「おいクソ猿。 降りて来いや ブチのめしたる」


猿「……」 クイ

女性像『…』 ズ オ オ オ ォ ォ オ オ ォ ォ オ


彡(゚)(゚)「降りて来んのやったら……こっちから行くで」

……ボタ…  ボタ、ボタ…



ポルナレフ「J太郎……! J太郎なら……!」

花京院「……不味い」 タラ…

ジョセフ「どういうことじゃ? 花京院」

花京院「このままじゃJ太郎は……負ける……!」


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

>>337から再開してもええかな

>>337の続きから

 
───

 甲板

ジョセフ「結局誰も見つからんかったか……」

ポルナレフ「こいつぁますます妙だぜ。 ホントに幽霊船なんじゃねーの?」

花京院「む?」 キョロキョロ

ジョセフ「どうした、花京院」

花京院「ジョースターさん……女の子とJ太郎が消えています」

ジョセフ「女の子は船員と一緒におるはずじゃが…… J太郎まで?」

アヴドゥル「……」

ポルナレフ「……妙な胸騒ぎがするぜ……」

花京院「人気の無い幽霊船…… そこでJ太郎が消えた……」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ジョセフ「ッ! まさか……!」

アヴドゥル「不味いッ!」

ポルナレフ「ヤバいぜ! 急いでJ太郎を探そう!」

花京院「ああ!」

四人「「「「女の子が危ない!!!」」」」
 

 
───

 ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣"

猿「ウギ……」

 ゴソゴソ…

彡(゚)(゚)「ん?」

猿「…」 スッ

   バン!

 猿が取り出したのは……辞書!

 記された言葉は……

 『 Strength  < 強さ > 

  < タロットで、8番目のカード。
    挑戦、強い意志、秘められた本能を暗示する。> 』

彡(゚)(゚)「……成程な。 それがお前のスタンド名ってわけや……」

彡(゚)(゚)「やけど勝つのはワイや! かかってこい! ストレングテフ!!!」
 

 
───

  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

アヴドゥル「花京院、不穏な空気になってきた。 一旦ハイエロファントを戻した方がいい」

花京院「そうですね……甲板周囲の様子を探りながら戻してみますよ」

ジョセフ「くそッ、もしJ太郎がトンでもないことしでかしたら、わしゃご先祖様に顔向けできんぞ!」

ポルナレフ「全くだぜ。 恋をするのは構わねーが、無理やり手を出すなんてことはしちゃいけねぇ」

ジョセフ「そうじゃそうじゃ」

ポルナレフ「色恋は男を磨くとはいえ、そこら辺はきちんとしなくちゃあな」

ジョセフ「そうじゃそうじゃ」

ポルナレフ「ましてや年齢も考えず若い娘に手を出すなんて、男としてやっちゃあイカンぜ」

ジョセフ「カモメが飛んどる」

花京院「陸が近いんですかね」

───

猿「……」 ジッ

 猿の決意に満ちた顔……!
 彼は勝利に執着する!
 ただ貪欲に、完全な勝利のみを求める!

猿「…」 ズブブ…

彡(゚)(゚)(!? 壁に潜った!?)

猿「ウギ……」 ズブブブブ…

彡(゚)(゚)(何や……壁の中から不意打ちで攻撃する気か……)

   …ミシ…

         …ミシ…

彡(゚)(゚)(しかし、どっから来ても返り討ちにしたる!)


  シィ───z___ ン…


彡(゚)(゚)「……?」

彡(゚)(゚)「オラ来んかい糞猿!!」 ドゴォォッ! ボゴォッ! 

  パラ… パラ…

彡(゚)(゚)「……」

  シィ───z___ ン…

彡(゚)(゚)「……」

彡;(゚)(゚)「!? あかん! 逃げられた!!」

 あいつ……先にジッジ達を始末するつもりや!
 

 
───

ジョセフ「どうじゃ、花京院」

花京院「今、コンテナの中を調べているところです…… ですが、誰もいませんね」

ジョセフ「そうか……」

 タッ タッ タッ タッ

花京院「船の奥の方を見ることができませんでしたが…… J太郎たちはそこに居るんでしょうか?」

 タッ タッ タッ タッ

アヴドゥル「ん?」

 タッ タッ タッ タッ

ジョセフ「ンん!?」

アン「皆ぁ!」 タッ タッ タッ タッ

ポルナレフ「おぉ!? 無事だったのか!」

アン「無事じゃないわよ!! 大変だったんだから!! 今ね、J太郎が……」

花京院「無事じゃない!?」

アヴドゥル「J太郎が何を!?」

ジョセフ「うわああああああああ!!! わしの孫が!! わしの孫がとうとう!!」

アヴドゥル「ジョースターさん! 落ち着いてください! まずは説明を聞きましょう!」

ジョセフ「そ、そうじゃな……」

花京院「君……辛いと思うが……話してくれるかい?」

アヴドゥル「……」 ゴクリ

ポルナレフ「……」 ゴクリ

ジョセフ「……」 ゴクリ

アン「とっても怖かった…… あんなの初めて…… そう、猿、ケダモノだわ…… シャワールームに入ってきて……」

ジョセフ「……」 ワナワナ

アン「J太郎が、ケダモノみたいなそれを力いっぱい…… ケダモノは色んな物を飛ばしたわ……」

アヴドゥル「……」 ワナワナ

アン「ああ! とっても怖かった…… 血もいっぱい出て…… 私、何もできなかった……」 ギュッ

ジョセフ「いぃぃぃやああぁぁぁァァァ!! 聞きたくない! 聞きたくなかった!! わしの孫が! ああ!」 ノオォォォ

アン「だから……早くJ太郎を助けにいかないと!」

ジョセフ「え?」

花京院「どういうことだい……?」
 

 
───

彡;(゚)(゚)「ファッ!? 何やこれ!?」

 ズズズ…

彡;(゚)(゚)「通路に壁みたいなんが出来とる…… 来たときはこんなん無かったで! あの猿の仕業やな!」

彡(゚)(゚)「スター・プラチナァァァァ!!」 ヒュバッ

 ドッゴォォォォオォォ!! グシャァァァ!

  パラ… パラ…  シューシュー…
  
彡(゚)(゚)「くっそ……ジッジ達が先に猿をブチのめしてもーたらワイの分が無くなるやないか!」

彡(゚)(゚)「急ぐで!」 ダッ

次の壁「ドーン」

彡( )( )
 

 
───

花京院「つまり……彼女の話から考えると……」

ポルナレフ「あの猿が……スタンド使い!?」

アヴドゥル「有り得る……! 確かに動物のスタンド使いは存在する!」

花京院「しかも、最も恐ろしいのは……話から察するに……」

ジョセフ「……"この船自体がスタンド"だということ……!」

ポルナレフ「船自体がスタンドなんて! そんなブッ飛んだ話が……!」

アヴドゥル「……それが、有り得るのだ、ポルナレフ」

花京院「しかし、スタンド使いでない者にも見える、触れるスタンドということは……」

アヴドゥル「うむ、途方もない、圧倒的なエネルギーだ。 私もこれ程のものは見たことがない」

花京院「……」 ゴクリ

アン「あーんもう! スタンドだか何だかよく分かんないけど、とにかくJ太郎が……!」

アン「 ッ 」 ゾク…

アン「な……」 バッ



猿「ウギィ……」 ドォ────z____ ン!



花京院「あっ、あれはッ!!」

ポルナレフ「猿……! しかも、船長の服を着て葉巻吸ってやがるぜ……」

ジョセフ「既に……『来ていた』のか!」

アヴドゥル「わざわざ姿を現すとは……『確固たる自信』があるッ! 我々を倒せるという『自信』がッ!」

アン「ひ、ひぃッ……」 ブルブル
 

 

猿「…」 カチャ、カチャカチャ…カチャ…


ポルナレフ「ル、ルービックキューブで遊んでやがる……」

アン「か、隠れなきゃ!」 サッ

ジョセフ「J太郎は……?」

花京院「恐らく、敗北したか、捕われたか……とにかく、あの猿を一刻も早く倒すしかないようです!」

ポルナレフ「花京院、お前はスタンド戻すのに時間がかかる。 ジョースターさんのスタンドも戦闘向きじゃあない」

ポルナレフ「アヴドゥル、お前の炎も船を燃やしちまわねぇか心配だ」

アヴドゥル「……」

ポルナレフ「ここはッ!」 バッ

ポルナレフ「我がシルバーチャリオッツが相手をするッ!!」 ドギュゥゥゥゥン!!

銀戦車「…」 ズォォォォッ! ヒュッ ビュンビュンビュンビュンビュン!  シャキィィィ───ン!


猿「…ウギ」 カチャ… カチャ…

   カチ

猿「…」 ググ…

  バキィッ!

 猿は、完成させたルービックキューブを握り潰した! 
 それが戦闘開始の合図であるかのように……ポルナレフは飛び出した!

ポルナレフ「うおぉぉぉぉ!! 速攻で決めさせてもらう!!」

銀戦車「…」 ボンッ ボボンッ!

ポルナレフ「甲冑をはずし……最高速度の剣撃をォォォお見舞いしてやるッッ!!」 ヒュバババババ ズバァァッ!!

猿「ウギ」

 ずにゅううっぅううううぉォォン!

ポルナレフ「ぬオァッ!? 地面が波打つッ!?」

 突如、地震かのように甲板が揺れ、波打った!
 バランスを崩し倒れるポルナレフ!
 それと同時に、猿が立っていた部分が急激に盛り上がる!

ジョセフ「なっ、何じゃあ!?」

  ずもももも にゅぐぬももももゥゥゥ

 その盛り上がりは止まらない!
 猿を中心に、小山のように甲板が隆起している!
 いや、甲板だけではない!
 その場にあったコンテナが、クレーンが、ありとあらゆる物体が猿に引き寄せられ、巨大な"何か"を作り始めた!

  ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 
 
ポルナレフ「なッ、何をするつもりだ!?」

 

 
 やがてその山は! ウネウネと形を変えて、次第に"ある姿"に変わっていく!

 それは……!

花京院「あれは…… 巨大な"女性像"……!!」

アン「あ……あれは猿が持ってたピンナップに載ってた女の人だわ……」


  ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" 


 ──異様──!

 甲板からにょっきりと上半身を出した、高さ10mはあろうかという巨大な女性の石像──
 石像とは言うが、材料は船のかき集め……ところどころにクレーンやコンテナがはみ出している。

猿「……ウギ」 ニタァ…

 その肩に、猿が乗っていた!
 不敵な笑みを浮かべて!

アヴドゥル「何ということだ……」

ポルナレフ「チッ……猿の癖に妙に芸術的なモン作りやがって」

ジョセフ「オーノーッ! まるっきり『キング・コング』の真逆じゃないか! タチの悪いパロディだッ!」

花京院「皆ッ!!! 気を付けてッッ!!!」

花京院「来るぞッッ!!」

猿「ウギ」

女像『…』 ググググギギギギ……

ジョセフ「おい……像が拳を握って振りかぶってるぞ……」

ポルナレフ「まさか……嘘だろ……!?」

アヴドゥル「来るッッ!!」

花京院「逃げろォォォ! 逃げるんだッ!!」

猿「ウギイィィィイィィィイィィ!!!」

女像『…』  ブ ン ッ !!


   ┣" 
     ッ
       ゴォオオォォォオオオオオォォオオォッッ!!!!


ポルナレフ「うおおおおおおおォォォオォォッ!?」

ジョセフ「ひィィッ!? 何て馬鹿みたいな威力じゃあッ!?」

アヴドゥル「あんなものを食らったらミンチじゃあ済まないぞッ!」

花京院「"大きい=強い"……! まさに……まさに自然界の掟だ!」

花京院「だが、シンプルだからこそ……否定できない強さがあるッッ!」
 

 

猿「ウギィ」

女像『…』 ググギギギググ…


ジョセフ「また来るぞッ!」

ポルナレフ「い、急いで逃げ……」

 ズブブブブ…

花京院「なッ……何ッ!?」

ポルナレフ「い、いかん! 甲板に体が沈み込む!」

アヴドゥル「うおおォォ! み、身動きが取れないッ!」

ジョセフ「な、何ということじゃ……! 捕まった……!」

女像『…』 グググ……ッ

花京院「ぬ、抜け出せないッ!!」

アヴドゥル「だ、ダメだッ! スタンドごとガッチリ捕まえられている……ッ!」 ググ…

ポルナレフ「おいおいおいおいホントにこれが猿のやることかよォ──ッ!!」 ジタジタ

ジョセフ「ぬおぉぉぉおぉッ! ジョースター家の伝統まで封じられるとは……ッ!」
 

 

猿「…ウギ」 スパァ~ッ

女像『…』  グ オ オ ォ ォ ォ ォ ッ

 逃げることすら封じられたジョセフ達を……

 ストレングス
 女 性 像の巨大な拳が襲う───!!!

   ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 



     ボゴボゴドゴボゴドゴボゴッ

   ボコッ!

彡(゚)(゚)「やっと出られたでぇ──── ッ!」 ヒョコ

ベキベキ… ゴソゴソ…

彡(゚)(゚)「あの糞猿め! 壁壊さんで天井壊して登ってった方が早いんや! ざまあみろや!」 ガバッ


花京院「J太郎──── ッ!?」

彡(゚)(゚)「ん? 何やお前ら仲良く埋まって。 新しい遊びか?」

アヴドゥル「J太郎!! 後ろだ後ろォォ───!!!」

ジョセフ「潰されるぞォ──!! 逃げるんじゃァ─── ッ!!」

彡(゚)(゚)「ん?」 クルッ


女像『…』 ズオオオォォオオォオッ!!  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 



彡(゚)(゚)「…」 ズオオオオオォォォオォッ!

   ス タ ー プ ラ チ ナ ッ !!

白金『 オ オ オ オ オ オ ォ ォォ オ ォォ !!!』


   ┣"
      ッ
                   ストレングス
 スタープラチナの拳と───女 性 像の拳が

         ゴ

       かち合う!!

          オ
         オ
        オ
         オ
          ォ
          ォ
           ッ
           ッ
          !!!

 凄まじい音と衝撃!!
 船が揺れ、空気が震え、風が吹き荒れる!
 
  ミシ… ミシ…ッ!!

彡( )( )「おおおォォオォオオォォッ!!!」 ビキビキビキビキビキィィッ!

 J太郎の腕が悲鳴を上げる!
 スター・プラチナはパワー型のスタンド!
 しかし、嗚呼、蟻が象の踏込みを支えるような、圧倒的サイズ差!

彡( )( )「オオオオオオォォオオォ!!」 ビキビキビキビキ…!
 

 
 ありったけのスタンドエネルギーを拳に込めて、必死に押し返そうとするJ太郎!
  
彡( )( )「オオオォォオオォオあああァァ!!!」

   ドギャアァァァンッ  ベキィィメキョメキィィッ!

 J太郎の立っていた部分が崩壊し始める!
 その圧力に耐え切れず、甲板が砕け散る!

 それでも……!

彡( )( )「オオオォオオオォオォオアアァァ!!!」 ビキビキビキビキビキ!

 押し込むッッ!

猿「……」

女像『…』 ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

彡( )( )「ンゴオオォァァぁあああああああ!!!!」 ビキビキ、メキ、メキョビキィ……!


   ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴゴゴ…

    ズズズズズズズ…


       パラ… パラ…


彡( )( )「……」



ポルナレフ「……止め、た……?」

 

 
ジョセフ「た、助かった、のか?」

彡(゚)(゚)「……ふん。 ワイのスタンドのパワー舐めとったらあかんで」 サッ サッ

猿「ウギィィ」

 ……またこいつか……


彡(゚)(゚)「おいクソ猿。 降りて来いや ブチのめしたる」


猿「……」 クイ

女性像『…』 ズ オ オ オ ォ ォ オ オ ォ ォ オ

 ほとんど無傷の女像が、またも戦闘の構えを取る。

彡(゚)(゚)「降りて来んのやったら……こっちから行くで」

 ……ボタ…  ボタ、ボタ…



ポルナレフ「J太郎……! J太郎なら……!」

花京院「アレを倒せるかもしれない……!」

アヴドゥル「……不味いな」 タラ…

ジョセフ「どういうことじゃ? アヴドゥル」

アヴドゥル「このままじゃJ太郎は……勝てない……!」


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

 
───

ジョセフ「勝てない、じゃと?」

ポルナレフ「で、でもよぉ! スタープラチナのパワーなら……!」

アヴドゥル「良く見るんだ」


彡(゚)(゚)「……」 ボタ…ボタ…


花京院「J太郎の拳から、血が……! いや、拳だけじゃない! 良く見ると腕も肩もボロボロだ!」

アヴドゥル「今の攻撃を受け止めた時に傷付けたのだ。 あれだけのパワーとまともにぶつかったのだ。 無理もない……。」

花京院「くっ……」

アヴドゥル「それだけじゃあない」 ギリ…


女神『……』 ギシ…

彡(゚)(゚)「……」


ジョセフ「お、おい……妙じゃ……J太郎の奴……」

ポルナレフ「ス、スタンドを出してないぞッ! 敵はもう構えているッ!」


彡(゚)(゚)「…」


アヴドゥル「恐らく、J太郎はもうスタンドを出せない……!」
      .. . .
花京院「出せない?」

アヴドゥル「恐らく……"使い切っている"! スタンドパワーを!」

ジョセフ「な、何じゃとォ───!?」

アヴドゥル「元々スタープラチナは強大なパワーを持つスタンド……。 消費するスタンドエネルギーも並じゃあない。
       ましてや先刻、全力を振り絞ったのだ。 今スタンドを出せば……J太郎は残りの精神力も尽きてしまう」

ポルナレフ「お、おい……ってことはまさか……」

ジョセフ「J太郎は"生身"で戦うしか無いということかッ!? あのバカでかいスタンドとッ!?」
 

 

女像『…』 ギシ…ギシィ…!


ポルナレフ「来るぞッ!! J太郎逃げろォ───!!」


猿「ウギィィィ!!!」 ズォォァッ!

女像『…』 ブンッ!

 女像の拳がJ太郎へと迫る!

   ゴォオオォォォォッ!

彡(゚)(゚)「…」


アヴドゥル「無理だッ! 避けられないッ!」

花京院「いえ……チャンスは……」

花京院「 僕が作ります!! 」

花京院「 ハイエロファントッ! 」 カッ!

ポルナレフ「花京院!? お前、スタンドを出せるのか!?」

花京院「忘れたんですか? 僕は調査の為にスタンドを外に出していた……! そして、ハイエロファントは今……!」


   ピシ…

       ビキ…


猿「ウギ……?」


花京院「 エメラルド・スプラッシュ!! 」

  ドゴ ボゴ ドゴ ドゴ ドゴォ!

 女像の一部──胸の辺りを構成していたコンテナが弾け飛ぶ!
 その衝撃で大きくバランスを崩す女像!


  バッガァァァッ!

ハイエロファント
法皇 の 緑「…」 ドギュゥゥゥ──z___ ンッ!

アヴドゥル「そうかッ! ハイエロファントが潜んだコンテナごと相手は取り込んでいたのかッ!」
 

 
花京院「エメラルド・スプラッシュ!!」 ドゴドゴドゴドゴゴゴッ!

猿「ウギ…ィ!」

女像『…』 グラァァ…

 女像の拳が狙いを逸れ……

   ドッゴオォオォォォォオ!!

 巨大な拳が甲板へ突き刺さる!  その場所は、正にJ太郎の目の前! 
 ギリギリ外れた! 花京院の抵抗によって!

彡(゚)(゚)「…」


花京院「逃げるんだァ──! J太郎───!」


猿「ウギィィィァッ!」 バッ

女像『…』 ズズズズ…


彡(゚)(゚)「…」 ダッ!

ポルナレフ「ッ!?  J太郎の奴、敵の"腕"の上を走り出したぞッ!!」

ジョセフ「ハッ……J太郎の奴、まさか……」


猿「……」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


ジョセフ「猿の所まで行く気じゃッ!」

ポルナレフ「女像の肩に乗っているエテ公をッ! 直接攻撃する気かッ!」
 

 
花京院「援護しますッ! エメラルド……ッ 」 コォォ…

猿「ギッ!」 カッ

 と、女像の髪の毛が蛇のようにうねる!    

   シュルルルルッ! シュバァァァッ!

 そしてハイエロファントを捕え、縛り上げる!

花京院「ぐ、うッ!」 ギリ… ギシ、ギシ…

ジョセフ「花京院ッ!」

彡(゚)(゚) ダダダダダダダ!

花京院「J……太郎…… 頼、む…… 奴、を……」 ギシ、ビキ…

ポルナレフ「行けぇ── ッ!  J太郎ォ─── ッ!」


猿「ギィィィ!」

女像『…』 ズオオォォオォォ…


ジョセフ「い、いかん!」

アヴドゥル「奴にとって、走ってくるJ太郎は『腕を登ってくるアリ』みたいなもの……! 叩き落とすのは簡単……!」

ポルナレフ「し、しかもJ太郎はスタンドを使えないんだろ!? 一発で潰されちまう!!」


女像『…』 グオオオォォオォォォ

 女像が、もう片方の手を大きく振り上げる!
 狙いは一つ! 腕を登るJ太郎を……叩き潰す為!

花京院「J太郎──── ッ!!」

彡(゚)(゚)「…チッ」


女像『…』 オ オ オ ォ ォ オ ォ ォ ォ

   ド ド ド ド ド ド 


彡(゚)(゚)(あかん、か)

  J太郎に向かって、その巨大な手の平が振り下ろされる───!

 

 


アン「  こ っ ち よ ッ !!  」


 その時、突如姿を現した家出少女!
 バスタオルを巻いた格好のまま、女像の前へ飛び出した!

猿「ッ!?」

ジョセフ「なッ!?」

アヴドゥル「何ッ!?」

ポルナレフ「ば、馬鹿野郎ッ! てめぇはスッこんでろォ───!」

花京院「あの子は……!? い、一体何を……」



アン「うぅゥゥ……キスだって………」


アン「 キ ス だ っ て ま だ な の に ッ !! こ ん チ ク シ ョ ォ ォ ォ ─── ッ !! 」


 そう叫び、少女はバスタオルを自らおっ広げた!
 何も身に纏わない、素の自分の姿を、盛大に晒したのだ!!


ポルナレフ「にゃにィ─── ッ!?」

ジョセフ「Oh my……」

アヴドゥル「…」 ダクダクダクダク


花京院「はッ……猿のスタンドの動きが……」


女像『…』 ピタァ── ッ


花京院「止まっているッ!!」


猿「…」 ジィ── ッ


ジョセフ「い、今じゃッ! 猿が裸に気を取られてる間に走るんじゃ─── ッ!」

彡(゚)(゚)「…」 ジー

ジョセフ「お前まで止まってどうするんじゃァァァ─── ッ! 走らんかァァァァ─── ッ!」

彡(゚)(゚)「ハッ」 ダダダダダダ!
 

 
猿「…ハッ」

猿「ウギ?」 クルッ

彡(゚)(゚)「…」 ダダダダダダ!

猿「ウギィ!?」 バッ

花京院「やった! もう猿の傍まで迫っている!」

ポルナレフ「だ、だがしかしッ! J太郎はスタンドを使えないッ! どうするつもりだ!?」


彡(゚)(゚)「おらッ! 一緒にダイブや!」 ダンッ!

  ガシィッ

猿「ウギィッ!?」  ドンッ!


アヴドゥル「さ、猿にタックルして飛び出したッ!?」

ジョセフ「そうかッ! 落下するエネルギー! それで猿を倒そうと……!」

花京院「しかし、J太郎も一緒に落ちている! 自分も無事じゃあ済まないぞ!」


  ヒュゥゥゥ──

猿「ウギィィィ!」 ジタバタジタバタ

彡(゚)(゚)「暴れんなやこの猿!!」 ガシィ!

  ヒュゥゥゥ──


ポルナレフ「い、いや! このまま落ちると、落下地点は海…… いや、」


  ドッサアアァァァァ!!

猿「ウ、ギッ!?」 ゴロゴロゴロッ

彡(゚)(x)「あいででで」 ゴロゴロゴロ


ポルナレフ「き、救命ボートだッ! 俺たちが乗ってきたッ!」

アヴドゥル「確かに救命ボートの底なら柔らかい…… だが……」

ジョセフ「ま、不味いぞッ! J太郎はスタンドが使えんッ! あの猿にどうやって勝てっていうんじゃァッ!」
 

 
猿「…」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

彡( )( )「…」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ


彡( )( )「ここは船の外、お前のスタンドの範囲外や」

猿「ウギ…」

彡( )( )「ワイもスタンドは出せん……割とギリギリの精神力で戦っとる」

猿「……」

彡( )( )「せやから」

  ザッ

彡( )( )「男同士……」

 スッ
       ス テ ゴ ロ
彡( )( )「 素手勝負や 」

猿「!」

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

彡( )( )「勝ち目は薄い、確かにな」

彡( )( )「せやけど」

彡(゚)(゚)「ワイにも『誇り』があるッ! 正々堂々勝負して! 勝ってみせる!」

彡(゚)(゚)「それがワイの決意! 『ジョースターの血統』の誇り!」

猿「…」 ググ…

彡(゚)(゚)「 かかってこいや! 」 バァ──ン!

 オランウータンの背筋力は300kgと言われている!
 その力は凄まじく、飼い主の顔面を剥ぎ取る事故も報告されている!
 単純な喧嘩で、人間がオランウータンに勝てる訳がないのだ!

猿「…」

 猿は思った。
 自身の前に堂々と立つ人間を見て思った!
 これこそが! 人間賛歌!
 誇りを失わない生き物の姿!
 勝ち負けなど二の次! 勝ちを捨ててでも、戦いに身を投じる!

 それこそが、人間の姿!

 猿は誓った。
 敬意を表し、自身も全力で戦うと!
 

 
猿「ウギイイイィィイッ!!」

 勢い良く猿が飛びかかる!
 J太郎は腰へ手を伸ばすと、ポケットから何か取り出した!

彡(゚)(゚)「…」 チャキ

ジョセフ「あッ! あれはッ!」

───

ジョセフ「救難信号も打った。水も食料もある程度あるし、夜になっても照明弾がある。 何とかなるじゃろう」

───

ジョセフ「照明弾ッ!」

花京院「そうか! あれを拾う為に救命ボートにッ!」

彡(゚)(゚)「…」 チャキー

猿「ウギィィィァッ!!!?!」

彡(゚)(゚)「…」 ドン

 バシュンッ!

     ボッ!!

猿「オギィィィッァアァァッ!!?」 ボバッ!

 猿のドテッ腹を、照明弾が貫通する!

 そして!

猿「ギャァァァィィァァッッ!!!」 ゴォッ! メラメラメラメラァ

 猿が勢いよく燃え上がる!!

 ゴォォォオォォォッ!

   メラメラメラ…!

      ジュゥゥウゥ…


アヴドゥル「……」


花京院「……」


ジョセフ「……」


ポルナレフ「おおっ、拘束が解けたぞ!」

ジョセフ「猿は……黒焦げじゃ……」

  ジュゥゥゥ……

        ……




彡(゚)(゚)「煽って、叩いて、炎上」

彡(゚)(゚)「いつも通りやな」



    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

この先こんな長い戦いは無いと思うわ

 
───

 グニャァァ…

ポルナレフ「船が…歪んでやがるッ!」

花京院「急いで救命ボートに乗るんだッ!」

 ドザザザ ダダダッ

    
    グニャァァ…  ズブブブ… ザバババ

アン「信じられない…あんなに巨大だった船が、縮んで沈んでいくわ……」

アヴドゥル「なんということだ……あの猿は自分のスタンドで海を渡ってきたのか……」

ポルナレフ「とんでもないスタンドだったぜ……危うく全滅するところだった」

ジョセフ「強敵じゃった。 これからの道中、こんな奴らと戦っていかねばならんのか……」

花京院「……」

彡(゚)(゚)「猿肉イケるで」 ムシャムシャ
  
───

 昔々、スマトラという国の王子が新しい領土を求めて航海に出たとき、

                                 |
                                    i|   |L三i      i|_
                          「iiiii|| _i|_ _i|=.  |ii|_| |     「=|Tl
        ___::::::::::::: __i__    ___     :|iiiiii|| :|iii|匚| |L| | :::|ii| | |     |:=|:l:|
.        /iiii||   「i| L|   |iii|」 |   :|iiiiii||_:|iii||| |L|_|┌i|ii|_| |     |:=|:l:|
       |iiiiii||   |:i| | |   |iii|T.|┌┬i|iiiiii|| :|iii||| |L| ||l|ii| | |_    |:=|:l:|: _ _
       |iiiiii||   |:i| | | _|iii|T:||||lTlli|| :|iii||| |L| ||l|ii| |「ll|| __ lTTlil:l:| |ii|_|
       |ii〕-〔 _  .|:i| | |::| ll |ii「三冂||──il -「||三|iil |l 「i\_「「|L| |l:| |i|┐|ii|_|  ┌::|
       |i| __:l|=l┐|:i| | |::| ll |..|:三|i |||三三|l|=|:||三|「| ̄|-tii i|:|:|iii| ||t |i|┝|ii|_|_├l:|
       |i「ii 丁:l|Π--t| ll |lll「| ̄|「 ̄|三「ll|l|-|:||三||:|  |==|i |:|:|iii| || l| |i|┤冂i|三|l-l:|
      _|i|:ll |liTl|「l liiiiil|:| ll |lll|:|┐||:_|三|i__l|-|:||三||:| 「ニ 「| ̄| ̄|il|冂 |i|┤|=|l|三|l‐┐

 liiヨl「T‐-「ii「l┐|三i!| ̄lTl|:| |「ニil:ニニfl 三|_≧!= 冖≦ ]Tli 「==::|iiiii|三|il||=| |i|┤|「|li||iL==_l|


 白いたてがみの獅子、シンガの住む島を見つけ、王子はその島をシンガプーラと名付けた

                , ―‐ 、   
             /r‐' ,ェェr‐..、   
               | l |   ____Y)........
               | l ヽ  ┴‐┬'''''''''' ::::.........
               | l  l `ー‐1      ::::::::.......
             7レヘ!    /        ::::::::::::.....
             l |. |    /           :.:.:.:::::...
             /7ーー7777!             :.:.:.:::::....
            T--l⌒ヽ{ l               :.:.:.:.::::::...
               |vv'レ⌒!'ー!                :.:.:.:.::::::...
              |vv'ヽソー1                 :.:.:.:.::::::.
           _ヽVVVー7__               :.:.:.:.:::::..

         ,~~~~~~~ヽ  ヽ、             :.:.:.:.:.:..::..
        ∠二二二二⌒二二二二二二ユ  

 世界中の船やタンカーが行き交う海峡の国……

 自由貿易によって、西洋と東洋が溶け込む多民族国家───シンガポール!


 ピーッ! ピッピーッ!

警察「おいッ! 貴様ッ! お前だよお前ッ!」

彡;(゚)(゚)「逃げるで!」 ダッ!

花京院「な、何故逃げるんです?」

アヴドゥル「反射的、という奴だろうな」

ジョセフ「…」 ダッ!

アヴドゥル「ジョースターさん!?」
 

 
彡(゚)(゚)「ここまで逃げれば大丈夫やろ」

ポルナレフ「シンガポールに着いて早々、警察と追いかけっことは……先が思いやられるぜ」

花京院(多分ポルナレフの荷物が原因なんだろうなァ)

アン「ほんとよ……いい加減にしてほしいわ」

ポルナレフ「ッ! お前ッ!?」

アヴドゥル「着いてきたのか……」

ジョセフ「たくましい子じゃのう」

アン「何だよッ! 文句あんのかッ! 父親と落ち合うまでどこ歩こうがアタシの勝手だろうがッ!」

花京院「このまま着いてくるつもりでしょうか……」 ヒソヒソ

ジョセフ「しかしどうする? 泊まる金も無いんじゃあないか?」 ヒソヒソ

アヴドゥル「しょうがない、我々でホテル代をめぐんであげましょう」

ポルナレフ「おいJ太郎、彼女に伝えてやんな」

ジョセフ「プライドを傷付けんように気を付けるんじゃぞ」

彡(゚)(゚)「分かっとるわ」 ゴソゴソ ポイ チャリン、チャリン

彡(゚)(゚)「拾えやコジキ」

アン「ッ!」 グチャン! (金玉蹴りッ!)


   ゚  ゚
彡( )( )
 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

───

 シンガポールのホテル

  912号室

彡(゚)(゚)「ここがワイの部屋か」 ガチャ

彡(゚)(゚)「何やこの変な人形」 ヒョイ

人形「…」

彡(゚)(゚)「まあええか」 ゴミ箱ポイー

人形「…」

彡(゚)(゚)「風呂は変なとこないな」 ヒョイ

彡(゚)(゚)「ベッドも大丈夫やし」 ギシギシ

彡(゚)(゚)「冷蔵庫の上も水滴だらけの飲み物が大量に置いてあるだけやし」

彡(゚)(゚)「よっしゃ! 何もないやんけ!」

彡(゚)(゚)「休憩や休憩」 ゴロゴロ

彡(゚)(゚)「テレビでも見るか」 ポチ

TV『ホニャララ』

彡(゚)(゚)「外国語ばっかで分からへん 何か分かるもん放送してないんか」 ポチポチ

TV『にいちゃーん』

彡(゚)(゚)「何や、火垂るの墓やっとるやん 字幕版やし、ワイでも分かるな」

TV『せつこー』

彡(゚)(゚)「しゃーない、暇潰しに見るか」

 1時間後

彡(;)(;)

彡(;)(;)「戦争が悪いんや……戦争が……」

彡。(゚)(゚)「争いは何も生まないんや……人は怒りも恨みも引っ込めて、平和に生きるべきなんや……」

彡。(゚)(゚)「ワイはごくたまに暴力的になることがあるからな、これからは心入れ替えて生きてくで」

 ムズムズ

彡(゚)(゚)「……蹴られた金玉がムズムズするな」

彡(゚)(゚)「! せや、冷蔵庫で冷やせばええんや」

彡(゚)(゚)「パンツ脱いで……」 スルスル スッポン

彡(゚)(゚)「これでよし」 ブランブラン

彡(゚)(゚)「冷蔵庫の冷気で冷やせばええんや」 ブランブラン

 下半身裸のJ太郎は、金玉を冷蔵庫に向かって突き出す!
 そして扉の取っ手に手をかけた!

彡(゚)(゚)「えい」 ガパッ

デーボ「ん? うわ゙あ゙ああ゙あ゙ああ゙あ゙ああ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!」

彡( )( )「ギャアア゙ア゙アア゙ア゙アアア゙ア゙ア゙アア!!!!!」 ブランブランブランブラン

デーボ「いぎゃあ゙ぁ゙あ゙あ゙あぁぁああ゙ああ゙あ゙ぁぁ゙あ゙ああ゙ぁ゙ああ!!!!!!」

彡( )( )「ホギャアア゙ア゙アア゙アァ゙ァア゙ア゙ア゙アア゙ア゙ァ゙!!!!」 ブランブランブランブラン
 
───

ジョセフ「呪いのデーボ?」

アヴドゥル「ええ、奴は恐ろしいスタンド使いです」

 
ジョセフ「そいつが、DIOの手先として襲ってくる可能性が高い、と」

アヴドゥル「ええ。 デーボは殺し屋としてのキャリアも長く、多くの要人やVIPが犠牲となっています」

ジョセフ「なんと…… そして、そいつの特徴は?」

アヴドゥル「一度、姿を見たことがあります。 全身傷だらけでした」

ジョセフ「傷だらけ?」

アヴドゥル「ええ……恐らく奴のスタンドは……『恨みをエネルギー変える能力』!」

ジョセフ「恨みを?」

アヴドゥル「ええ。 奴と出くわしたとしても……奴を攻撃すると不味いことになります」

───

彡(゚)(゚)「殺し屋やと!?」

デーボ「そうだッ! 俺はお前たちを殺しに来たッ!」 バァ───z___ ンッ!

彡(゚)(゚)「フンッ! せやったら手加減せんでッ!!」 ズオオォォォッ!

デーボ(ククク……出たなスタープラチナッ!)
 

 
デーボ(さあッ! 攻撃してこいッ!)

彡(゚)(゚)「 オ オ オ オ オ オ ォ ォ オ !!! 」 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

デーボ「さあ来いィッ!!!」 バァ ──── ン!!

彡(゚)(゚)「オラァァァァァッ!!!」 ズオオォォォォッ!

彡(゚)(゚)「ハッ…」

     『 にいちゃーん 』 『 せつこー 』

彡(゚)(゚)「……」 ピタッ

デーボ「ん?」

彡(゚)(゚)「……」

彡(゚)(゚)(せや……争いは良くない…… ここは平和的に解決や!)

彡(^)(^) ニコッ

彡(^)(^)「まあ、茶でも飲んで落ち着こうや」

デーボ「!?」

彡(^)(^)「まあまずはゆっくり話し合いを、な」 コポコポ

デーボ「な、何!?」

彡(^)(^)「ほら、お茶入ったで」 コト

デーボ「茶などいらんッ!!!」 ガチャーン! バシャァッ!

     彡(^)(^)



   [        ]
     彡(^)(^)



   [lllll      ]
     彡(゚)(゚)


彡(゚)(゚)「ハッ」

彡(゚)(゚)(いかんいかん、怒ったらアカン。 平和や、ワイは平和に生きるって誓ったんや)

彡(^)(^) ニコッ

デーボ「!?」

彡(^)(^)「ほら、お菓子もあるで」 スッ 

デーボ「いらんッ!!!」 バシッ! グシャァッ!


   [lllll      ]
     彡(^)(^)



   [llllllllll    ]
     彡(゚)(゚)


彡(゚)(゚)「ハッ」

彡(^)(^)「ええんやで」 ニコニコ

デーボ「クッ……!」

デーボ(何故だ……何故攻撃して来ない……!)
 

 
デーボ「ほら! 攻撃して来い!」 ズイッ

彡(^)(^)「まあまあ」 ニコニコ

デーボ「ほら、ここだ、この顔にブチ込んで来いッ!!」

彡(^)(^)「まあまあ」 ニコニコ

デーボ「ほら掛かって来いよ粗チン野郎!」


   [lllllllllllllll  ]
     彡(゚)(゚)


デーボ「ほらほらどうした腰抜けチキン野郎が!」

   [lllllllllllllllllll ]
     彡(゚)(゚)


彡(^)(^)(ハッ、いかんいかん) ニコニコ

デーボ「クッ……」

彡(^)(^)「ほら、一緒にテレビでも見ようや」 ピッ

デーボ(クッ……こうなったら、一旦和解したフリをして、スキを見てブッ殺してやる!)

 「ワーワー」 カキーン 「アァイ!」

彡(^)(^)「ほら、なぜか日本の野球の試合やっとるで」

デーボ「そこまで言うなら……見てやろうか」 ドスッ

彡(^)(^)「ほら、見てみい 坂が打つで」

 ビュッ  ズバン!

彡(^)(^)「ハハハ、キャッチャーのミットが地面に着いとるやん どう見てもボールやな」

白井『アァァイ!!』

彡(゚)(゚)

 ワーワー クソボールヤナイカ! ワーワー


     [lllllllllllllllllll ]
       彡(゚)(゚)



   [llllllllllllllllllllll] [llllllllllllllllllllll]
 [llllllllllllllllllllll]彡( )( )[llllllllllllllllllllll]
    [llllllllllllllllllllll] [llllllllllllllllllllll]


デーボ「んン゙!!?!」

───

ジョセフ「しかし……それだったら最初に再起不能になるぐらいボコボコにしてしまえばいいんじゃあないか?」

アヴドゥル「まあ、それはそうなんですが……」

───

彡(゚)(゚)「あ、もしもし? フロントか?」

彡(゚)(゚)「掃除をお願いしたいんやけど」

彡(゚)(゚)「せや、大至急や」

彡(゚)(゚)「床にミンチをぶちまけてしまったんや 頼むで」

    _______|\
   [To Be Continued...  >
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【ザ・アンパイア】 19歳でプロデビューしたエリート審判員 白井

春から秋まで、全国の球場を日々の仕事場にしている白井だが、プライベートでも球場に足を運ぶことがあるという。白井は自他共に認める、AKBの大ファンな
のだ。「昨年はシーズン中の休みを利用して、コンサートに4回行きました。推しメンですか?大島優子です。卒業を発表しちゃいましたけどね(笑)」
心身共にタフな仕事を続ける中で、AKBのライブが何よりのリフレッシュになるという。そして驚くべきことに、AKBから得たインスピレーションを、白井は仕事にも
活かしているという。「昨年は、ストライクをコールするとき指で"K"の文字を作っていたんですよ。大島優子が「チームK」のメンバーだったのがヒントなんですが、
スコアブック表記では、三振は「K」と表しますから(笑)」。

 
───

  翌日

 コンコン

ジョセフ「む? 誰じゃ?」

アヴドゥル『私です』

ジョセフ「おお、入ってくれ」

 ガチャ

アヴドゥル「失礼します」

ジョセフ「どうしたんじゃ?」

アヴドゥル「いえ……いつ刺客が来るかと思うと……落ち着かなくて」

ジョセフ「確かにな…… いや、しかしちょうど良かった。 アヴドゥルにも見てもらおう」

アヴドゥル「見る?」

ジョセフ「ああ、念写をしようと思う」

アヴドゥル「!」

  ゴト…

ジョセフ「このテレビを使ってな」

アヴドゥル「テレビを使って?」

ジョセフ「ハーミットパープルッ!」 ズオォォッ! バシバシバシィッ!

  ビシッビシッ! バリバリッ!

アヴドゥル「テレビにハーミットパープルを!」

 ガチャ ガチャガチャガチャ ガチャ

アヴドゥル「チャンネルが滅茶苦茶に変わっている!」

ジョセフ「いろいろな言葉を探して文章にしようとしておる。 念写というより"念聴"じゃな」

ジョセフ「ま、これをする度にDIOにテレビを壊されるのが厄介じゃが」

アヴドゥル「DIOに?」

ジョセフ「ああ。 奴は見られていると感じると、すぐに妨害してブッ壊してくる……おかげで念写も楽じゃないわい」
 

 
   ビシッ バシバシッ!

 『我』 

    『ワレ』  『の』

   『中』

      『に』

ジョセフ「! "我々の中に"という文章になったぞッ!」

  『裏』

   『ギリ』

  『者』

  『ガイル』

アヴドゥル「!! "我々の中に裏切り者がいる"ッ!?」

ジョセフ「念聴を続けるぞッ!」

 バシバシバシッ!

 『DIO』 

  『の』

   『手下』

ジョセフ「!!」

  『そ』
      『の』

  『名』 『は』

ジョセフ「その名はッ!?」

   バシッ! バシバシバシッ!



  『 ア 』 『 ヴ 』 『 ドゥ 』 『 ル 』



アヴドゥル「死ねェッ!! ジョセフ・ジョースターッ!!!」 ガバァァッ!

ジョセフ「何ィ────z_____ ッ!?」

 ジョセフを襲った物!
 それはアヴドゥルの体から大量に溢れる黄色い粘液!

ジョセフ「ア、アヴドゥルッ!? では無いなッ!?」

 粘液がジョセフの体を包み、自由を奪う!

ジョセフ「ぐ、ぐうう! か、体が焼ける……!」

 ジュゥゥ…  ジュゥゥゥ…
                                イエローテンパランス
アヴドゥル「ククク……焼けているのではない。 我が『 黄 の 節 制 』は、あらゆる物を消化し、吸収するのだッ!」

ジョセフ「しょ、消化じゃと……!? ってことはこれは消化液ってことか! バ、バッチィ!」
 

 
アヴドゥル「ったくよォ~~、もっと隙を見てゆっくり始末を付けるつもりだったが……
       侮れんのはテメーのゴミカススタンドのチンケな念写能力よのォ~~」
 
アヴドゥル「まさかこんなに早く"正体"をバラされるとはよォ~ ドブネズミみてーな老いぼれジジイの癖にヤるでないの、ジョースターおじいちゃんンン!」

   ブジュルジュルジュル…

ルジョセフ「うおおぉォォォ! ハーミットパープルッ!」 シュバァァァッ!

 ジョセフのハーミットパープルが、部屋の電気スタンドへ伸びる!

  シュルシュルッ!

ジョセフ「これでも食らえッ!」 ブンッ!
                          
 そして、電気スタンドを偽アヴドゥルへとブン投げるッ!
  
アヴドゥル「む!」

   ドッガァ!

ジョセフ「よしッ! ヒットじゃッ! ブッ壊すほどシュー……」

アヴドゥル「んン? あァ~~~?」 ズ ル リ ッ

 アヴドゥルの顔が、溶けたように崩れ落ちるッ!

ジョセフ「何ィッ!?」
                          . . ... . . . . . .. .
アヴドゥル「あ゙ァ゙~~  せっかくのよォ、せっかくのブ男が台無しだぜッ!」 ズルズルズルッ! ボトボトボトボト

ジョセフ「Oh my……」
                                            テンパランス
???「まだ分からねェーのかクサレ脳みそジジイがッ! 俺は全身に『黄の節制』を纏っているのだッ!」 グニョグニョグニョ

ラバーソール「そしてッ! 我がスタンドは全ての攻撃をも吸収するゥゥゥ! 最強の鎧ィィィ!」 グニョニョニョニョニョ!

ラバーソール「テメーのスットロいヘナチンスタンドが勝てるワケがないのだァ~~ッ!!」

ジョセフ「くッ……」

  ボト… ボト…

ラバーソール「そしてこれが俺の本体のハンサム顔だッ!」 ババァアン!

ラバーソール「骨一つ残さずッ! テメーの肉体を消化して"喰って"やるッ!」 ジュルルゥゥゥ!

ジョセフ「くッ!?」

  ドギャァァッ! ヌブブゥゥゥッ!

 消化液がジョセフの体に纏わりつく!

ジョセフ「ぐぬ、こ、こいつはッ!」

ラバーソール「言っておくが我がスタンドに弱点はなイィィ! 何しようと無駄だッ!」

 
ジョセフ(この粘液……凄い力で絞め付けてくるッ! 脱出できんッ!) ギュゥゥゥ

ジョセフ(し、しかし既に消化は進んでいる! どうしたらッ!) ジュゥゥゥ…

ラバーソール「おいおいオイオイィ 無駄だっつってんだろーが田吾作がァ!」

ラバーソール「テメーをブヂュルブヂュル潰してッ! 吸収してッ! 次はテメーに成り変わってJ太郎でも始末してやんよォ!」

ジョセフ(ぐうぅ……ここで……ここでワシが負けたら、孫が危ない! クソッタレ!)

ラバーソール「さあ、大人しくミンチになって"潰し喰われ"なァァァ!」 ズォォォォッ!

  ミシ、ミシ… メキョメキョメキョ…

ジョセフ(ぐ、ヌゥゥ! 絞め付けが強く……! こ、このままワシを押し潰す気かッ!)

ジョセフ(し、しかしワシのハーミットパープルでは力が弱すぎてコイツに対抗できんッ! あと何か、何か手は……)

 メキョ、メキョ… ボキ…

ジョセフ(ぐ、ぐうぅ…… は、波紋で痛みを和らげ…… ハッ、そうじゃ! 波紋じゃ!)

ジョセフ(し、しかし吸血鬼でもないこいつに波紋を食らわせても攻撃は収まらんじゃろう……)

  ミシミシ… メキィ!

ジョセフ「ぐ、ぐふッ!」 ドロォ…

ラバーソール「大人しく喰われてろっつってンだろーがタコ助ッ! 俺のスタンドは無敵なんだよォッ!」

 
ジョセフ(スタンドが無敵……ならば……ならば本体になら……)

ジョセフ(し、しかしハーミットパープルでどう攻撃しろと言うんじゃ……残念じゃがパワーもスピードも持ち合わせておらんのに……)

ジョセフ(唯一の取り柄は『念写』能力ぐらい……  くゥ~~ッ!)

   メキョメキョメキョォ! ボキボキィ!

ジョセフ「ぐふァァッ!!」 ドロォ…


ジョセフ(い、いかん……)


ジョセフ(……もう……)


ジョセフ(……意識、が……)



   ……


  『ハイジャックされたのはスピードワゴンのじいさんだろ?』


ジョセフ(こ、これは……?)


  『ここでマンガ読んでっから、いいから気にせず勝手にやってくれ』


ジョセフ(これは……子供の頃のワシじゃ……)

ジョセフ(そうか……これが死に際に見るという……走馬灯……)


  『後先考えずにムチャする奴よ』


ジョセフ(スピードワゴンのじいさん……フフッ、すまんな、わしゃ未だに変わらんようじゃよ……)



 
  ……

ラバーソール「テメーのチンケなスタンドでェ、我がイエローテンパランスに勝てるとでも思ったかッ! 老いぼれジジイがッ!」

ラバーソール「やはりテメェはクソッタレJ太郎一行の足手まといッ! こんな簡単に行くとは貴様から始末して正解だったぜェッ!」

  ……

ジョセフ(足手……まとい……)

 『俺の爺さんは、お前の祖父が足手まといになったおかげで惨死したのだ!』

ジョセフ(……お前は……)

 『そんな血統の男と仲間になれるかッ!』

ジョセフ(おいおい、言い過ぎじゃろう…… 相変わらずお前は……)

 『無理だね! お前の波紋では、この女の子にさえ勝てやせん!』

ジョセフ(酷い言いようじゃな…… それにお前も、波紋で女の子を操作するなんて……)

ジョセフ(……波紋で……  操作……)

ジョセフ(人体を……操、る……)

 『JOJO── ッ! 俺の最期の波紋だぜ── ッ! 受け取ってくれ─── ッ!』

ジョセフ(…………ッ)


ジョセフ「ッはァ!!」 ガバッ!

タバーソール「んン~? 大人しく気絶してれば楽に死ねたものをッ! 更に押し潰してやるゥゥ!!」 ズオオォォォッ!

  メキ、メキョ…


ジョセフ「ぐぅぅ……ッ! ハーミット……パープル……ッ!」 ズォォォッ!

  ズズ… ズ…!

 イエローテンパランス         ハーミットパープル
 黄 の 節 制の粘液の中を、 隠 者 の 紫 が突き進む!

ラバーソール「何……?」

ジョセフ「届け……届けッ!」 ズオォオォォォォッ!

  ズズズズズ… ズズズズッ!

ラバーソール「あァン? 何をしようとしている? お前の能力は『念写能力』……そんなモンで何をしようと言うんだボケナスがァ─── ッ!」

ラバーソール「テメーは俺の養分になるしかないんだよォ──! ドゥーユーアンダスタンンンンドゥッッ!!」
 
  メキベキボキベキベキィ!

ジョセフ「ぐっ、ぐァ、うぐぅぅうぅ……」 ドロォォ…ッ

ジョセフ「と、届けッ! 届いてくれッ!」

 粘液の中を、必死に突き進むハーミットパープル!
 そして、ついに!

  ズズズ… 

   チョン

ラバーソール「あァ?」

ジョセフ「はぁ……はぁ……ようやく届いたか……」

 ハーミットパープルの先っちょだけが、ラバーソールの顔の頬に辿り着いた!

ラバーソール「てめェ何を……」
 

  
ジョセフ「確かに……ワシのスタンドの能力は『念写』。 戦いには向いちゃおらんよ」

ジョセフ「じゃが、ワシには『波紋』もある。 二つを組み合わせれば、それなりに戦うことも出来るということじゃよ」

ラバーソール「あァ? なーに言ってやがる? ボケジジイの戯言はもうウンザリだッ! まとめてすり潰して……」 ズオォォッ

ジョセフ「受け取ったぞッ! 『人体を操る波紋』ッ!!」

       ディープパープルオーバードライブ
ジョセフ「 深 紫 色 の 波 紋 疾 走 ッ !!!」

 ジョセフは渾身の力を込め、ハーミットパープルに波紋を流した!
 『人体を操る波紋』はジョセフにとって初めてであるッ!
 しかしッ!
 ジョセフは『魂』で理解していたッ!
 何よりも強い絆で結ばれた、アイツからッ!
 確かに"受け取った"のだッ!!

ラバーソール「一体なniヲ……ァ、いギ☆♪#が&@……ッ!?」

ジョセフ「波紋で貴様の口を操るッ! そこにハーミットパープルによる『念写』を加えるッ!!」 バリバリバリバリッ!

ラバーソール「ッ!?」

 バシバシバシッ! バチッ! バリバリバリッ!

ラバーソール『 D 』

ラバーソール『 I 』

ラバーソール『 O 』

ラバーソール『 の 』

ラバーソール「!!?!」

ジョセフ「さっきのテレビの『念聴』と同じじゃよ……貴様の口と声帯を使って、」

ジョセフ「 " D I O の 居 場 所 "を念写する!!」

ラバーソール「!!?!?!」

ラバーソール「ば、バカなッ! やめ」

 バチバチバチッ! 

ラバーソール『 い 』

ラバーソール『 ば 』

ラバーソール『 し 』

ラバーソール『 ょ 』

ラバーソール『 は 』

ラバーソール「て、てめぇッ!!」

ジョセフ「言ったじゃろう……DIOは、こちらからの捜査を妨害すると……ッ!」

───

DIO「……!」

───

ジョセフ「次にお前は『頼む許してくれ』と言う」

ラバーソール「た、頼むッ! 許してくれッ!」

ラバーソール「ハッ」

ジョセフ「……駄目だ。 お前はワシの孫を始末すると言った。 そんな奴は許しちゃおけん」
 

 
ラバーソール『 ぁぐェ 』

  ドッパァァァァアアァン!! ボギョォォッ!
    グチャァァァアァァッ!  グショァァッ! 

 ラバーソールの頭が吹ッ飛んだ! 
 爆発! ハンサム顔が爆発!
 感付いたDIOの妨害によって、弾け飛んだッ!

   ピューピュー
     ピチョ ピチャ
      ドサッ!

 ラバーソール、再起不能!

 そして本体が死んだことにより、粘液も蒸発し、消えていく。

   シュゥゥゥ…

ジョセフ「……ふぅぅ……」 ドサッ

 壁を背にし、その場にへたり込むジョセフ。

ジョセフ「やーれやれ、この歳で戦いはこたえるわい」

ジョセフ「……にしても、なかなかソッチに行かせてくれんのう、友よ」

ジョセフ「……」

ジョセフ「……」 フッ

ジョセフ「ヘヘッ……また助けられちまったな  ありがとよ」



 その頃

花京院「…」レロレロレロレロレロレロ

彡(゚)(゚)「ワイの方が速いわ!」レロレロレロレロレロレロ 

アン「やめなさいよ二人とも! みっともない!」

    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

アンが花京院をみっともないとは言わない気がするな・・・
>>519の最期だけ訂正するわ

  
 その頃

さくらんぼ「…」コロコロ

花京院「おっ」

ココナッツのスジ「…」 カサカサカサカサ

彡(゚)(゚)「おっ」

花京院「レロレロレロレロレロレロレロ」

彡(゚)(゚)「ガツムシャジュルジュルジュルガシュプチプチプチプチ」
 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

┏━━━━━┓

┃  /  \  ┃
┃/      \┃
┃ 彡(^)(゚) n.┃ ─ほな、また─

┃..彡  と( E)┃

┃γ    y / ┃
┃/     |ヽノ ┃
┗━━━━━┛

 
───

 ジョースター一行は、シンガポールからインドへ!


ジョセフ「アヴドゥル……いよいよインドを横断する訳じゃが」

アヴドゥル「はい」

ジョセフ「その……ちょいと心配なんじゃよ いや、わしはインドという国は初めてでな」

アヴドゥル「心配、と言いますと」

ジョセフ「インドという国はこじきとか泥棒ばかりいて、カレーばかり食べていて熱病なんかにもすぐにでもかかりそうなイメージがある」

ポルナレフ「俺もカルチャーギャップで体調を崩さねェか心配だな」

アヴドゥル「フフフ…… それは歪んだ情報ですよ」

アヴドゥル「みんな素朴で良い人たちばかりですよ」

アヴドゥル「さあ! コルカタです。 出発しましょう!」





   バクシーシ! バクシーシ! 
        恵んでくれよ! 
  金くれー! ハローマイフレンド  バクシーシ!

              オージャパニーズ

 バクシーシ! 少しでイイのでお金くだサイ 
        バクシーシ! 
 タクシーあるよ ヘイ道案内するよ  バクシーシ!

        おっぱいパブあるよ
  最高の腕時計いかが  バクシーシ! 

  バクシーシ!  バクシーシ!  バクシーシ!  バクシーシ!  バクシーシ!


ポルナレフ「なっ……なんじゃこりゃぁ……」

ジョセフ「Oh……こりゃ思っていた以上じゃな……」
 

 
花京院「早速財布をスられてしまいました……」

ジョセフ「花京院、サイフをポケットに入れておくなぞ不用心じゃぞ」

ジョセフ「わしのように、ちゃあんとリュックの底に大事にしまって……」

ジョセフ「ん?」

 ペラペラ

ジョセフ「Oh─── ッ!? リュックの中身がほとんど無くなってるぞッ!? なぜだッ!?」

  ポトポトポト

ジョセフ「Holy Shit!!! ナイフでリュックの底を切られているッ! そこから財布も盗まれてるぞォォッ!!」 ノォォォォ

ポルナレフ「こ、これがインド……」

 ツンツン

彡(゚)(゚)「?」

少女「…」 スッ

彡(゚)(゚)「? 何や? 紙キレ?」

 『私は口がきけません。 親切な方のお恵みで生活しています。』

少女「…」 ウルウル

彡(゚)(゚)「…」 スッ

 J太郎がおもむろに、服の上から少女の乳首をひねり上げる。

   ギュムニィィィ

少女「痛ぁぁぁァッ!?」

 悲鳴をあげると、急いで少女は逃げ出した。

彡(゚)(゚)「何や、喋れるやんけ」

花京院「……」


 コルカタ! 人口千百万人!
 浮浪者の数は二百万を超す!
 十九世紀のイギリス人はこの街を「この宇宙で最悪の所」と呼んだ!
 そこら中が汚くて臭い! 衛生という概念が無いに等しい!
 そして、老若男女問わず、お金に関して非常にがめつい!
 無論親切な人もいるが、観光客が接する人間はほぼ間違いなく詐欺師だと思っていい!
 気を抜けば身ぐるみ剥される国! それがインドだ!

  
ジョセフ「とりあえず、あのレストランで一旦落ち着こう」

 カランコローン

店員「いらっしゃいませ」
 

 
ジョセフ「全員分のチャーイを頼む」

ジョセフ「ふう、よっこらせ」 ドカッ

花京院「何というか……インドに入ってからドッと疲れたような」

アヴドゥル「ハハハ、要は慣れですよ。 慣れればこの国のふところの深さが分かります」

彡(゚)(゚)「ワイは気に入ったで」

ジョセフ「マジかJ太郎! マジで言ってるのか!」

店員「お待たせしました、チャーイです」

 [ チャーイ ]
 インドの庶民的飲み物。紅茶と砂糖としょうがを牛乳で煮込んだもの。

花京院「! これは……エスニックなテイストのミルクティー、という感じ! 美味しいですね」

ポルナレフ「ンまい! こいつァイケるぜ!」

ジョセフ「ふむ、ホッと一息……というところじゃな」

彡(゚)(゚)「ガリガリガリガリガリガリ」

アヴドゥル「? J太郎、何を食べているんだ?」

彡(゚)(゚)「は? 出されたお冷に入ってた氷やけど」

アヴドゥル「!! い、いかん! すぐに吐き出せ!」

彡(゚)(゚)「?」

アヴドゥル「いいか! インドの氷は『インドの水』を凍らせているんだ! 慣れない日本人が口にしたら……」

彡(゚)(゚)

   グルギュルグルルルギュルルルルグルギュルルルルル

彡( )( )

彡( )( )「ひィィ! トイレ! トイレはどこや!!」 グルグルギュルギュル

店員「え?」

彡( )( )「はよ言えや!! 殺すぞ!! 漏れてまうやろ!!」 ブリブリィィビチビチビチ

店員「あっちの奥です」

 ダダダダダ! バタン!

アヴドゥル「…… 一言先に言っておくべきだった」

ポルナレフ「やれやれ、インドってのは大変な国だねェ」
 

 
ジョセフ「とりあえず、食う物を注文しようか」

花京院「カレーばかりですね」

アヴドゥル「J太郎は大丈夫だろうか……?」

< ……

花京院「トイレは静かですね」

<あっ……

アヴドゥル「なんか声がしたぞ」

<…! ……!

ジョセフ「妙な声が聞こえるのう」

<……ィ! ……!

ポルナレフ「?」

<~~~~ ッ!

花京院「?」

 ガチャ

ポルナレフ「お、出てきた」

彡*(゚)(゚)

花京院「? J太郎?」

彡*(゚)(゚) ポ~

ジョセフ「J太郎?大丈夫か?」

彡*(゚)(゚) コク

ポルナレフ「?  まあいいや 次は俺が入るぜ」 ガタ

 ガチャ 

    バタン





 \ ぎィにゃぁぁぁぁあぁぁああぁ!!! /

 
  
    _______|\

   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

汚かった(小並)
http://i.imgur.com/uKD0Iyi.jpg

 
───

ポルナレフ「……豚が顔を出す便所だとッ! 何を考えてんだよ全く!」

ポルナレフ「……ここで用を足す気にはならねぇ。 手だけ洗って出よう……」

 ジャー ジャバジャバ

ポルナレフ「やれやれ、インドか……一生慣れねぇ気がするぜ……」

 ……ギシ

ポルナレフ「ん?」 クルッ

ポルナレフ(……今、鏡ごしに背後に怪物が映った気がしたが……)

 シーン

ポルナレフ(……気のせいか。)

ポルナレフ(ま、インドでショッキングなことばっかりだったからな……幻覚を見ても仕方ねぇか)

 ギシ  ギィィィイ…

ポルナレフ「……」

ポルナレフ「違うッ!! 幻覚じゃないッ!!」 バッ

ポルナレフ(!? 振り返っても何もいない!?)

ポルナレフ(だが……!)

  ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" 

ポルナレフ「鏡の中には存在するッ!! 何だこいつはッ? 敵の……」

ハングドマン『…』 ギラッ

ポルナレフ「敵のスタンドッ!!」

ハングドマン『…』 シュバァァァァッ!

ポルナレフ「うおおおッ! 何だかヤバいッ!! シルバー・チャリオッツッッ!!」 ズォォォァァァァッ!
 

 
ポルナレフ(背後を攻撃しても何もいないッ! こいつは……!)

ポルナレフ「チャリオッツ!! 鏡を攻撃しろォォッ!!」

銀戦車『…』 シュバァァッ! バシッ! シュバァァ─── ッ!

 ガチャァァッ バリィィィンッ! 

    ガチャ… パラ… カチャ…


   バタァ───ンッ!

ポルナレフ「皆!! 敵だ! 敵のスタンドが現れやがったッ!」

ジョセフ「なッ、なんじゃとォ!?」

彡*(゚)(゚)「トイレ空いたか? 次ワイ入るで」

ポルナレフ「奴は…… 奴は確かにッ!」

花京院「ポルナレフ落ち着くんだ! 興奮しすぎだ!」

彡*(゚)(゚)「わかる」
                    . . . . .
ポルナレフ「奴は確かに……  両手が右手だったッ!!」

アヴドゥル「! ということは……!」

花京院「ポルナレフ! 君が探していた……」

ポルナレフ「ああ……」

  グ…  グッ

ポルナレフ「妹の…… 仇だ!!」 ギンッ
 

 
───
 
   ザッ

ホル・ホース「……よう」

 カウボーイルックに身を包んだ男。
 彼の名はホル・ホース。
 "皇帝"の暗示を持つスタンド使い。

 声をかけたのは、地べたに座っているコジキのような男。
 ジョセフ達がいるレストランを見張るように、先ほどからじっと座っている。
 そしてその手は……両手とも、右手。
 
ホル・ホース「首尾はどうだい  J・ガイルの旦那」


J・ガイル「…」 ニヤァ


ホル・ホース「ふーむ。 上々ってことですかい? で、ジョセフ達は?」

J・ガイル「…」 スッ

ホル・ホース「ほう、向かいの店ねぇ」

J・ガイル「……」

ホル・ホース「ま、いっちょよろしく頼むぜ J・ガイルの旦那」

 彼の人生哲学は、『一番よりナンバー2』
 

 
───

ポルナレフ「……俺はここから別行動を取らせてもらうぜ」

花京院「待てポルナレフ! 敵のスタンドの正体も分からないのに、危険すぎる!」

ポルナレフ「うるさい! 俺は行くといったら行く! 長年探していた妹の仇だ!!」

ポルナレフ「"鏡のスタンド"が現れたということは! 本体は近くにいるかもしれねぇ!!」

ポルナレフ「今探さねぇと逃げられちまう!!」

アヴドゥル「……これは、ミイラ取りがミイラになるな」

ポルナレフ「何だと……ッ!」

アヴドゥル「まだ分からんのか。 敵はお前をおびき出そうとしているんだぞ!」 ガシッ

アヴドゥル「今! 別行動を取ればそれこそ敵の思うツボだ! 負ける! 命を捨てに行くようなものだ!!」

ポルナレフ「うるせぇ! 敵が待ち受けてるだぁ? 上等だ! 全部ブチのめしてやろうじゃねぇか!」

アヴドゥル「落ち着けポルナレフ! 冷静さを欠いたお前が勝てる訳がない! 今は皆で……」

ポルナレフ「離せッ!」 バシィッ!

アヴドゥル「ぐっ……」

ポルナレフ「てめぇの説教を聞いてるヒマはねぇんだぜ! アヴドゥル!」

アヴドゥル「……」
 

 
ポルナレフ「ジョースターさん! 俺は"両右手の男"を追う! 止めても無駄だぜ!」

アヴドゥル「忠告を聞かずに行くというか…… 何て奴だ……」

ポルナレフ「…」 フン!

 ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ポルナレフ「……」 ハッ

 ポルナレフが視線を感じて振り向く。
 レストランの窓からは外の通りが見える。
 通りの真ん中に立っているのは、ボロボロの布をまとった男。
 顔は布に隠れて見えない。 が、布の端から覗いた手は─── 両手とも、右手!

 その男が、途端に走り出し、視界から消える!

ポルナレフ「ッ!! あいつだ!! あいつがッ!!」 ダッ

 慌てて追いかけ、店を飛び出すポルナレフ。

ポルナレフ「クソッ! どこだッ! どこ行きやがったッ!」 ダダダダ!

アヴドゥル「待てッ! ポルナレフ! 戻って来るんだッ!」 ダッ

 更にそれを追う、アヴドゥル。

アヴドゥル「皆! 彼を一人にするのは危険です! 皆で追いかけましょう!」 ダッ ダッ ダッ

 アヴドゥルも店を飛び出し、ポルナレフの背中を追う。

ジョセフ「わ、分かった! 行くぞ花京院!」

花京院「J太郎はどうします!?」

ジョセフ「そ、そうじゃ! ワシが呼んでくる! 花京院はアヴドゥルとポルナレフを追ってくれッ!」

花京院「分かりました!」 ダッ
 

 
ジョセフ「J太郎を呼ばなくては……」 ダッ

 ドシィィィ~~~~ンッ!

ジョセフ「ぐえっ!?」

女「キャアッ!?」

 ドサッ  

ジョセフ「おっと、申し訳ない、レディ。 今とても急いでいたもので……」

女「いえ、大丈夫です…… それよりおケガは? 腕にぶつかったようですが……」 ナデナデ

ジョセフ「いえ、何とも」

女「そうですか…… 失礼しました」 ペコリ

ジョセフ「いえいえ」

ジョセフ「っと、こうしちゃおれん、早くJ太郎を……」 ダッ

 ズルズルズルッ

         ガシャァァァァンッ!

 突如、近くのテーブルのクロスが引っ張られ、料理が床にぶちまけられた!

客A「おいィィッ!? 何すんだジジイッ!!」

客B「キャアアァァッ! 私たちの料理がッ!」

ジョセフ「なッ!? ワシは何もしとらんぞッ!?」

客A「何言ってやがるッ! 腕にテーブルクロスの端っこがくっついてんだろうがッ!」

ジョセフ「え?」

 ジョセフの腕に、テーブルクロスの端がしっかりとくっついている。
 それ故、ジョセフが歩くと同時にクロスが引っ張られてしまったのだ。

ジョセフ「なッ、何じゃこりゃ……」

客A「こ~のアメリカ人がッ! チューインガムでもくっつけてんのかよッ! てめぇッ!」

ジョセフ「何じゃぁ? せ、静電気か何かか?」 グイ

 クロスを引っ張ると、


    ガッチィィ


ジョセフ「な゙ッ!? 何じゃこりゃああぁァァ!?」

 腕から生えた『口』が! テーブルクロスを咥えこんでいるッ!

ジョセフ「口!? 歯がある!? こ、これは一体ッ!?」


   ガチ…ガチ、ギ、ギリ…


     パカッ


   『チュミミ~ン』


 

 
───

花京院「ポルナレフッ! アヴドゥルさんッ!」 タッタッタッタッ

花京院「そう遠くへは行ってないはずだ! すぐに見つかる……!」

花京院「ッ!?」

  ギイィィィイ! キキキキキキャキャキャキャ!!!

 突如、花京院の前に車が飛び出してきた!
 
花京院「な、何だ!? おい! 危ないじゃあないか!!」

  ドルルルルルル…

 車の窓は土埃で汚れていて、中が見えない。

花京院「どいてください!! 今急いでいるんだッ!」

  ドルルルルルルル…


     グォ…   ブオオォォオオオォォォンッ!!!!

 

 
───

ホル・ホース「どうやら追いかけているのはポルナレフ……と、その後をアヴドゥル、のようだ」 タッ タッ タッ タッ タッ

J・ガイル「……」 タッ タッ タッ タッ

ホル・ホース「さーて、奴らはバラバラだ。 一斉に叩いて片付けるぜ!」 タッタッタッタッ


───

   「奴はどこだッ!」


       「ポルナレフ─── ッ!」


 「こいつは一体……!」


          「ま、まさかッ!?」

 
   「ああ^~」


 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

 

                r ‐=ニ=‐ 、       ___              ____
    /⌒ヾヾヾヽハッッ,   ||| || || || | |  ヾ``´    __}     rrrf^h^h-、  l ⊂ ニ ⊇l     __     __
   {            リ    |ヽll lレ' ヾ |  ミ o (( )仞|    l」」エ」lココ.」   |      |     | へヽ__/ へ |
    }  (("`}ノ}ハlヽlミ   || `"   ミ  ( ァ=ニ二二ニ⊃  {三>≦三}= ニ二二二二ニ=  ヽヒ_/  \_ノノ
   {  l (゚)(゚)  ミ   (゚)(゚)   ミ   彡  (゚)(゚)   ((゚)(゚)   ミ`` 彡  (゚)(゚)      Y (  )  Y
    } ノ  ノ      ミ    ノ       ミ   彡     ゝ    ノ     ミ(T) 彡     ゝ       (゚) (゚)   ミ
   {/   つ   (    つ   (ハ  Zハ    と r ュ (T)つ   ( (T)_..lヾ   と ‐- 、    ノ      ミ
      ノ├rf‐'"´ }、__ / ハ___ハ \.| 00]__―' l_":|))(ノヽ`= =シー(T)_ レヘ  /l| ノノ \  つ     ミ
    /  | || / r''´  ‐-  ソ r'"  ̄    o |  ヽ ̄ ̄ト、)ー==-(T)  \   ̄        /ヽ    ノヽ

>>600
さっきから気になってしょうがない
こいつ頭のドットがズレてやがる・・・

                   r ‐=ニ=‐ 、       ___              ____
    /⌒ヾヾヾヽハッッ,   ||| || || || | |  ヾ``´    __}     rrrf^h^h-、  l ⊂ ニ ⊇l      __     __
   {            リ    |ヽll lレ' ヾ |  ミ o (( )仞|    l」」エ」lココ.」   |      |     | へヽ__/ へ |
    }  (("`}ノ}ハlヽlミ   || `"   ミ  ( ァ=ニ二二ニ⊃  {三>≦三}= ニ二二二二ニ=  ヽヒ_/  \_ノノ
   {  l (゚)(゚)  ミ   (゚)(゚)   ミ   彡  (゚)(゚)   ((゚)(゚)   ミ`` 彡  (゚)(゚)      Y (  )  Y
    } ノ  ノ      ミ    ノ       ミ   彡     ゝ    ノ     ミ(T) 彡     ゝ       (゚) (゚)   ミ
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      ノ├rf‐'"´ }、__ / ハ___ハ \.| 00]__―' l_":|))(ノヽ`= =シー(T)_ レヘ  /l| ノノ \  つ     ミ
    /  | || / r''´  ‐-  ソ r'"  ̄    o |  ヽ ̄ ̄ト、)ー==-(T)  \   ̄        /ヽ    ノヽ

・・・・・・これで落ち着く

 
  前回までの!Jの奇妙な冒険!

 インドに入国した一行を待ち受けていたのは敵チームの襲撃だった!
 ポルナレフは両右手の男を追って外へ!
 更にそれを追うアヴドゥル!
 二人を探す花京院は謎の車と出会う!
 店内のジョセフは腕にできた謎のデキ物に困惑!
 果たして4人は! 無事インドを脱出できるのか!

 

 
───

ジョセフ「な……何じゃァこれは……!」

 ギチ…ギチチ…

ジョセフ「歯じゃ……! 歯が生えておる! こ、これはまさか……!」

客A「オイ! てめぇ~このジジィッ! このブチ撒けた料理どうしてくれンだァ!?」

ジョセフ「ち、違……これは……!」

??『黙れこのトンチキがぁ!!』

ジョセフ「ッ!?」

客A「あァん!? てめェ~ジジイッ! 今なんつッた!」

ジョセフ「ち、違う! わしじゃな……」

??『ガタガタ抜かしてっとブッ殺すぞボケナスがァ!!』

ジョセフ「な……ッ!?」

ジョセフ(これは……腕のデキ物が……ッ デキ物がしゃべっておる!!)
 

 
客A「てめェ……」 ジリ…

  ガシッ

客A「おォ!! ナメてっと痛い目合わすぞクソジジイッ!!」

ジョセフ「じゃから違うと……!」


  ブ ヂ ィ ッ


客A「?」

ジョセフ「?」

 ピュ…  ピュ

客A「あ……?」

 ピューピュー

客A「あ゙ぁ!? お、俺の指がァッ!?」 ブシュゥゥ… ポタ…ポタ…

ジョセフ「ンな゙ッ!?」

  ゴ ゴリ… ギチ… 

ジョセフ(デ、デキモノが……ッ!  デキモノの歯が……指を食いちぎっておるッ!!) ギャンッ!

 
  ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" 

 『グチチ… ボリ ゴキ ペキ ムシャ ゴク ボリ グシャ』

ジョセフ「喰……ッ!?」

客A「て、てめェェェッ! 良ぐもッ! 俺の指をォォォッ!! 殺しでや゙るッ!!」 バッ ギラッ

ジョセフ(ナ、ナイフを……ッ!)

 ミシ… メキ… ミシミシ…

  『ちゅみみ~~ん』 ニョキキ

ジョセフ「せ、成長しておるッ!? こいつは……ッ!?」
 

 
客A「死ねェェェッ!!」 バァッ!

      ハーミットパープル
ジョセフ「隠 者 の 紫ッ!!」

 グルグルグルッ ガシィッ!

客A「お、ごッ!?」 ギシ…ギギ…

客B「ちょっと! どうしたの!?」

客A「う、動け、ね……」 ギチ…

ジョセフ(フーッ……とりあえずは良し、と。 しかしどうしたものか……)

 『ヘイッ! ジョセフ・ジョースターッ!』

ジョセフ「ッ!? な……ッ!」

 『ケケケ……直は早いッ! ついに手が生えてきたよォォォ』 ニ゙ョニョニョ…

ジョセフ「き、貴様ッ! 敵のスタンドじゃなッ!」
 
  バッ ガシッ

ジョセフ「このフォークでッ!!」  ギュンッ!

  ガチィィィン!!

ジョセフ「何ぃッ!?」

 『キヒヒヒ……』 ギチチ…

ジョセフ「は、歯で受け止めおったッ!」

  グイングイン!

ジョセフ「なッ、何というパワーじゃッ!」

  ボキィッ!

 『バリ…ボリ… ゴクン』

ジョセフ「な、何と……」
 

 
 『ヘイッ! ジジイの貧弱なパワーでアタシが止められるかいッ!』

  メキ… ゴリ… ニョキキ… ググッ

ジョセフ(せ、成長していく……ッ! 不味いッ!)

          エンプレス
 『アタシの名は女 帝!! 貴様をブチ殺してェェ……』 コォォ…

ジョセフ「ッ!」

女帝『DIO様にホメていただくんだッ!!』 ビュッ! シュバッ!

ジョセフ「うおおッ!!」 バッ

女帝『チィ……』 コキコキ

ジョセフ(ま、不味いッ……今の攻撃は何とか避けられたが……)

  メキ…メキ…

ジョセフ(こいつは急速に成長しておるッ! 恐らくあと数分で、ワシの首に……)

女帝『手が届く』

ジョセフ「ッ!?」

女帝『……と、次にお前は考えるゥ~~   ケケケケッ!』

ジョセフ「こ、こいつ……!」 ギリ…

女帝『テメェーの考えることなんざお見通しなんだよトンチキィ! "あと数分"なんて考えてるんだろうが……甘いんだよォォ!』

ジョセフ「……」 タラ…
 

 
女帝『キキキ……アンタは考える……"アタシをどうしよう"。 どうしたら"アタシを抑えられるだろう"ってねッ!』

女帝『それがジジイの浅知恵なんだよッ!!』

客B「ちょっと、アンタ!? どうしたんだい!?」

客A「ぐ、ゴ……う、動けねぇ上に……力が……抜け……」

客B「!? あ、あんた……指が……ッ!?」

客A「あ……ァ……?」

 ジュルジュルジュルジュルジュル

    ムグググ… ムクムクムク
                                    . . ..
客B「な、何これ……さ、さっきの指のケガから、気味の悪いデキモノが急激に膨らんでるわッ!」

ジョセフ「ッ!? ま、まさかッ!?」

女帝『ケケケケッ! そうさッ! さっき指を食いちぎった時に、"アタシのスタンド"を仕込んでおいたッ!』

客A「あ……ぁ………ァ……」 シナシナ…

客B「い、イヤァァァッ! しなびていくわッ! 冷蔵庫の奥の使い忘れたキャベツみたいにッ!」

ジョセフ「貴様……ッ!」

女帝『"流血箇所"は大好物さ~~ッ! そこからチューチュー吸って!吸って!吸いまくってェェッ!!』

  ムク ムク ゴキュ ドクン ドクン ドクン

女帝『急激に成長するッ! そしてッ!』

 寄生元の血を吸いつくした女帝Ⅱ!!
 そして、それは巨大な"口"となるッ!

  ゴキゴキ メキ ギギギギギ

ジョセフ(な、なんということじゃ……気色悪い肉の塊じゃが……歯がある! 唇がある! 紛れも無い……口!)
 

 
ジョセフ「ハ、ハーミット……!」

女帝『無駄だよッ!!』

 ブンッ! ブチブチッ!

ジョセフ(!!! ハーミットパープルが引きちぎられた!何というパワー……!)

女帝『そしてッ!! アタシはまだまだ腹ペコさァァッ!』

客B「あんた! あんたァッ!」 グスグス ユサユサ

ジョセフ「ハッ……  不味いッ!! 逃げろォォ───ッ!!」
  
客B「え……」

  バ ク ン ッ!

      ゴリ… ペキョ…

  ブシュ… ピュ、ピュー…

   ゴリリリ

       ゴクン



ジョセフ「Oh my……ッ!!」 ググ… ギリ…

 メキ… ゴキゴキ…  メキメキメキ…!

 女帝は成長する……! 人間二人分……!より巨大に……! より強く……!

女帝『ケケケケッ!! 良かったねぇ~~ "全身で"大好きな彼と一つになれたじゃあないかァ~~!』

女帝『そしてアタシのスタンドはぁ……姿形も自由自在ィィ……!!』 メキョメキョメキョメキョ…

ジョセフ「ッッ……!」

 巨大な肉の塊となった女帝Ⅱが次第にその形を変えていく……!
 醜悪な女の顔……! そして幾本もの触手が、メデューサの髪のようにうねる!
 

 
ジョセフ「……」 タラ…

 巨大な顔が低い声を響かせる。

女帝『アタシに頭からかじられるかい? それとも』

 腕から甲高い声が叫ぶ。

女帝『アタシに首を切り裂かれるかい?』



   『『 さあ 』』




 『『  選 び な ッ !! 』』


 
    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/

 
 
  

ほんまにすまん

   
───

 ブルルルルル… ドルン! ドルン!

花京院「何だこの車は…… どいてください! 急いでるんだッ!」

車「……」 ブルルル…

花京院「おいッ! 聞いているのかッ!」 コンッ!

車「……」 キュルル… ブルル…

花京院「……よし。 これで通れる…」 スッ

車「…」 ブオオオオッッ!!!

花京院「何ッ!?」

車「…」 ギュキャキャキャキャ!! ブオオォォォオンッ!!
 

 
花京院「くッ……向かって来るッ! これは……」

車「ブオオオオオオォォォッ!!」

花京院「敵のスタンド使い───!? ハイエロファントォォッ!!」

 ズオオォォォッ!

花京院「食らわせろッ! エメラルド……!」

花京院「はッ!?」

  バァ ───z____ ン …

花京院「い、いない……!? 一体どこに……」

  スッ…

花京院(はッ… 急に暗く……ッ!) バッ


車「グオオオオォォッ!!!」 バァァァァ


花京院「うッ……上だとォ───ッ!?」

車「ブッ潰れろォ─── ッ! 花京院ンン!!」 グオオォォッ
 

 
花京院「ハイエロファント!! 僕をブン投げるんだッ!!」

 ズオォォッ!! ギュィィ…ブンッ!

車「キヒャアアァァ───ッ!!」

  ┣"ッ 
     グシャアアァァッ!!!

花京院「ぐ、うッ!」 ズザザ…

車「チィ…」 ブルルルル…

花京院(馬鹿な……車が飛んだり跳ねたり……有り得ない……!)

車「…」 ドルンッ ドルンッ ドルンッ!

花京院(乗り物を自在に操るスタンド……? 猿のスタンドの様に……? ハッ……猿のスタンド……!)

車「…」 ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" ┣" 

花京院「分かったぞ…… 貴様……その車自体が……スタンド……!」

花京院「車のスタンド能力ッ!」

車「…」 ブルルルル…

 
車「クククク…… ご名答……」

ZZ「俺の名はZZ(ズィー・ズィー)…… スタンド名は運命の輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)…」

花京院「ホウィール・オブ・フォーチュン…」

ZZ「その暗示は……別れ…状況の悪化……」

 ドルルルルル

ZZ「そして……」

 ヴオオオォォォォッ!!

ZZ「危機の到来───!!」 ズオォォォ

 メキ…メキメキ… ベキョ メリメリ メキメキィッ!

花京院(馬鹿な……車が変形して…凶悪な姿へ……ッ!) タラ…

 シャキィ゙────ンッ!!

ZZ「ミンチになりなッ! 花京院ッ!!」 ギャキャキャキャキャ! ブオオオオォォンッ!

花京院「くッ… エメラルド・スプレッシュッ!!」 キィィィン…ドゴゴゴゴゴッ!

 ゴンッ! バシッ! ベシッ! ドゴンッ! 

車「グオオォォォンッ!!」

花京院「なッ……き、効いていないだとッ!?」

ZZ「キヒャヒャヒャヒャぁぁッ!! てめェのチンケな攻撃でッ! 俺のスタンドの装甲を破れると思うなよォッ!!」

 ブオオオォォォッ!

ZZ「終わりだァァァ─── ッ! 死ねェェ─── ッ!!」 グオォォォッ!

  グラァ… ドシィィィ───ンッ!!

ZZ「にゃにィ─── ッ!? 前に電柱が倒れて来ただとッ!」 

花京院「さっきのエメラルドスプラッシュは……貴様を狙っていたんじゃない。」

 グラァ…  バキ…
  ミシミシ…  ベキ、ビキ
    グラァァ…

花京院「周囲の電柱を狙っていたんだ!」

 バキッ! グラッ! ドッシャァァァッ! 

  ドシィィ──ン! ボキ ドゴンッ!

    パラ… パラ… パラ…    


車「ン゙ 邪魔だァァァァッ!!」 ズゴォォォッ! ベギィッ!

車「こン゙な鼻クソみてーな電柱ごときでェェ」 ベギッ ボギッ バリ

車「俺がやられると……」 グオッ

花京院「…」 ダッ

車「チッ……建設中のビルに逃げ込んだか……」

車「まあいい……」


  ズズ…  ニュルンッ シャキン! ジャキ

    ズリュッ  ジャキ シャキィ───ンッ!


    _______|\
   [To Be Continued...  >
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/
 

 
彡(゚)(゚)「そ、それじゃ舐めるで…」

女子A「う、うん…」

彡(゚)(゚)(あぁ~ 蜜に濡れてテロテロしとるやないか! すぐむしゃぶりつきたいンゴォォ!)

彡(゚)(゚)「あむっ」 ペロー

女子A「痛っ!」

彡;(゚)(゚)「ファッ!?」

女子A「あ、歯、立てないで……」

彡;(゚)(゚)「す、すまん……ワイ慣れてへんもんやから……」

女子A「え……な、慣れてない……?」

彡(゚)(゚)「せや。 ごめんな……」

女子A(……)ウズ…

女子A(な、なんか凄く嬉しい……!)

彡(-)(-)「…」 …ペロ

女子A「ひあっ…」 ビクンッ

 ペロ レロ ヌプ 

女子A「あっ、ふ、ぅんっ…」 ピク、ビク

 ペロペロ レロ ヌチュ 

女子A「んっ、あ、あぁぁ…ひ、あ…っ」 ビクッ ビクッ

彡(゚)(゚)(これがクリトリスやな!) ペロペロ チュゥ チュバッ

女子A「ああぁあああぁっ…! んっぁあぁっ…」 ビクンッ ビクンッ

彡(;)(;)(ワイの拙いクンニで感じてくれとる… なんてええ子なんや…)
 

このスレの作者さんすみません誤爆しました

 
───

 ガーン!ガーン! ドゥルルル…

工員A「フーッ、こんなもんか」

工員B「おーい、そろそろ俺たちも休憩しようぜ」

工員A「ああ、そうだな」

 ダダダッ!

花京院「はぁ、はぁ…」

工員A「ん? なんだあんちゃん」

工員B「このビルは工事中だぞ」

工員C「観光地と間違えてんじゃねぇかァ~?」 ケケケ

花京院「み、皆ッ! 急いでここを離れるんだッ!」

工員A「はァ~~?」

工員B「あんちゃん何言って…」

 ボゴッ! ボギャァッ!

車「ッチィィィ!! 入り口が狭いんだよォォォ!! ブッ壊して入ったるぜェ!!」 メキメキメリ…

 バキバキ… メキョ メリ゙ィッ!

工員A「な゙っ、何だありゃァ!?」

工員B「く、車の化けモンだッ!!」
 

 
花京院「急いで避難するんだッ!! 殺されるぞッ!」

工員B「ひ、ひィ~~ッ!」 ダダダッ

工員C「あ…あ……」

花京院「おいッ! もたもたするんじゃあないッ!」

工員C「ま、待ってくれッ!」

工員C「まだ上の階にジイさんが一人……」

花京院「ジイさん…?」

工員C「ああ…屋上でクレーンを操作してるはずだ…」

花京院「…分かった。 そのジイさんは僕に任せて! あなたがたは逃げてください!」

工員C「わ、分かったッ!」 ダッ 

工員C「兄ちゃん! 死ぬなよ!」

車「うおらァァッ!!!」 ベギャッ!

 ズ ズ

  ドルルルル

花京院「……」

車「ご対めェ~~ん」 ドルルルル

花京院「……」 ド ド ド ド ド ド

 クルッ ダッ

花京院「…」 ダッダッダッダッ

車「ア゙ッ! 階段で上に逃げやがったッ!」

車「……」

車「…ク」

車「クキ、クキキキコココ…!!」

車「…無駄だ! 逃げ場なんて無ェ! この『ホイール・オブ・フォーチュン』から逃げられると思うなよッ!!」
 

 
───

 屋上

 ギギ… ガコン

爺さん「……ん、何だか下が騒がしいのォ~…」

爺さん「ま、ええか。 はよ鉄骨組まんと…」 ギギ…

 ダンッ

花京院「はぁ……はぁ……」 タラ

爺さん「んン? 新入りさんかえ?」

花京院「ここは危険だッ! すぐに逃げ……」

 メキ…

花京院「ッ…」

 ゴッ… ベリ… ズズ…

花京院「何だ…何の音……」

 ズゴッ! ズル… メ゙ギ

花京院「音がだんだん近づいている……ッ! まさかッ!!」 ブワァッ

 ズ ン !!

車「ハロォ~~ッ!! 花京院ンン!!」 ズボッ メキ… ズボッ

花京院「馬鹿なッ!! か、壁を登ってきたというのか!! ビルの外壁をッ!」
 

 
爺さん「あわわわわ……な、何じゃあ……?」

花京院「お爺さんッ! 隙を見て逃げてください!」

車「キヒヒヒヒ! 人の心配してる場合かよォォ!」 ブルルルルン!

花京院「一般人を巻き込むわけにはいかない!!」

車「ほォ~~ッ 立派なこと言うじゃねェか…… だが…」

  グオオォォッ!

車「巻き添えだッ! 一緒にブッ潰してやる ッ!!」 ブルルルルッ!!

花京院「向かって来たッ!」

花京院「ハイエロファントォォォッ!!」 ズオオォォォッ!

法皇の緑『エメラルド・スプラッシュ!!』 キラ… ドゴゴゴゴォォッ

車「それは効かねェっつっただろォォ!!」 ガキンッ ガキンッ!

花京院「まだまだッッ!!」 ギャンッ!

法皇の緑『ッ!』 ドゴゴゴゴゴゴゴォォッ!

車「無駄だァァァァッ!! 効かん効かん効かンンッ!!」 ガギンッ ガギッ! ガキィィンッ!

花京院「くっ……」

爺さん「ひ、ひええェェッ!」

車「終わりだッ! 挽き肉にしてやるッ!!」 グオオオォッ!!

  メキョ バキッ! 

車「おォ!?」

花京院「今のエメラルドスプラッシュはお前に向けて撃ったのでは無い……」

  ベキベキベキ バキョォ! ボロッ…

花京院「忘れたのか、ここは建設中のビル…… "床"だってまだまだ未完成だ……」

花京院「そこにスプラッシュをブチ込んだッ! 脆弱な床が、果たしてお前の巨体を支えられるかなッ!」
 

 
車「うおおォォォッ!!?」 ズルッ

車「き、貴様……また、こんなコスい手を……ッ!」

 バキバキ ベキッ 

花京院「トドメだッ!! 落ちろッ!」

法皇の緑『── ッ!』 ドゴゴゴゴゴゴォォッ!

 ベキベキ ベリ バキ ボキ 

  ボロッ…

車「う、ぐおォォッ!!」 ズルッ

 グラ…

 ズルゥッ
      ヒュゥ──

      ドッガァァァッ!


爺さん「お、落ちたぞッ! 車の化けモンが下の階に落ちおった!」

花京院「はぁ……はぁ……」

花京院(下に落としたとは言え……大したダメージにはなっていない……。 すぐにまた襲って来る!)

花京院(どうする……? 一旦引いてジョースターさん達と合流すべきか……?)
 
 \ ブルル…  ブルルルン! ガラ…ガシャ… /

爺さん「ヒエッ…まだ動いとる……」

花京院(いや、今ここで逃がしたら、もっと厄介なことになる……! ここで倒さなければならないッ!)

花京院(どんな手を使ってでも───!) ギャン!

花京院「……お爺さん」

爺さん「ひ、ひょえ……?」

花京院「先に……謝っておきます」

    _______|\
   [To Be Continued...  >
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ジョセフside >>679の続き

───

ジョセフ(なんてことじゃ……)

 『チュミミーン』

    『チュミミーン』 ズリ…ズリ…

ジョセフ(史上最悪の……挟み撃ちッ!!)

腕女帝『キヒヒヒヒッ! どうだいッ! 確かにアタシはまだアンタを攻撃できる程成長しちゃァいない』

腕女帝『でもッ!』


大女帝『ア゙ダジならァ……』 ズル…

ジョセフ「くッ……」

大女帝『丸ガジリにでぎるッ!』 ズルゥッ…ズル…

ジョセフ(ええい、クールになるんじゃジョセフ・ジョースターッ!)

ジョセフ(ピンチ、ピンチじゃ……じゃがワシはこれまで幾つもの死線を潜り抜けて来たじゃろうッ!)

ジョセフ(観察、まずは敵を観察し……分析ッ!)

ジョセフ「…」 チラ

腕女帝『チュミミーン』 グリ…ボキ、ゴキ

ジョセフ(成長しているッ……! この腕に憑りついた奴、今はまだ小うるさいだけじゃが…成長すればトンでもない障害になるッ!)

ジョセフ(このまま未成長のうちに叩き潰しておかないと……不味い!)

ジョセフ(そして……) チラ

大女帝『ヂュミ……ヂュミミィィィン…』 ズル…ズル…

ジョセフ(ドでかい肉団子の様なアレ……動きは鈍いが…あんなものに齧られたらたまったもんじゃないわい!)

ジョセフ(まずはデカい方から逃げて、その後ゆっくり小っこい方を始末……)

腕女帝『ヘイッ!』

ジョセフ(ッ…! 何じゃあ…?)

腕女帝『どーせお前はこの場から逃げて、アタシを始末しようとか考えてるんだろうッ! トンチキの考えそうなこったい!』

ジョセフ「ぐっ……」
 

 
腕女帝『だがねェ、逃げ切れるかなッ! それッ!』

大女帝『ぐぅ……ぬううぅぅッッ!!』 ズル…  ジュルッ! ジュババババッ!

 大女帝から、幾本もの肉の触手が飛び出すッ!

ジョセフ「なっ……」

  シュバババァァァッ!!

ジョセフ「何じゃとォ───ッ!?」

腕女帝『キケケケケケケッ!』

大女帝『ヂュミ゙ミ゙ィィィィィンッ!!!』 グバァ

 ジュルルルッ! ニ゙ュルン゙ッ!  

          ハーミットパ-プル
ジョセフ「ハ……隠 者 の 紫ッ!!」 

   シュバアァァァッ!  ビュンッ!ビュンッ!

ジョセフ「ハタき落とすんじゃァァァッ!!」 シュバァァァッ!

腕女帝『キヒヒヒヒッ! てめェのチンケなスタンドで……』

  バシィッ! バシィンッ!

ジョセフ「ぐ……っ」 ビリビリ…

ジョセフ(パワー負け……じゃと……)

腕女帝『何が出来るってンだよォ──── ッ!!』

大女帝『あ゙ぁあ゙あ゙ぁぁぁァァァッ!!!』 ニ゙ュルゥゥバァァァァッ!!
 

 
ジョセフ「老兵は………」

腕女帝『あ゙?』

ジョセフ「老兵の戦い方があるッ!!」 コ ォ ォ ォ ォ ォ ォ

  バチバチッ  シュルッ 

   シュバッ! ズバァァッ!

腕女帝『ッ!!?』

大女帝『ギ…!?』

   ボト… ボト… 
       ボチャッ  シュゥゥゥ…

腕女帝『触手が……切断されたッ!?』

 シュルルルルルッ!
      
    ズバァッ!

   キラ…キラ…

腕女帝『や、奴のスタンドがキラめいているッ……!? こ、これは……ッ!?』

ジョセフ「英国紳士たるもの……食器は上手に扱えんとなぁ!」

  キラ…キラ…

 ハ ー ミ ッ ト
 隠者の紫に纏わり付く煌めき……それは…

腕女帝『ナ…ナイフやフォークを……ッ!』

ジョセフ「……」ニヤ

腕女帝『波紋でくっ付けたなッ!! まるでワイヤーソーのように……ッ!』

ジョセフ「おぉぉぉォォォォッ!!!」 ビュンッ!

  ズバァァッ!

大女帝『ギャアアアアァァァァッ!!』 ブシュゥゥゥッ!

ジョセフ「レディ、少し肉が付きすぎのようじゃのう……しょうがない、ワシが…」

 ビュンッ ビュンッ ビュンッ ビュンッ!

ジョセフ「削ってやらんとなァァァッ!!」

  ズバァァァッ! ズバッ! ズバシュッ ズバァァァッ!

大女帝『あ゙ あ゙ァ ぎィィあ゙ァァァァァッ!!!』 ブシュッ! ジュルッ! ボシャァァッ!

ジョセフ「おお、いいサイズになったのう。 後はきちんとドレスアップして……」

 グルルルルルッ! グサグサッ シュルルッ グサァッ!

大女帝『ギ……ィ……』 ギギギ…

ジョセフ「輝くんじゃよォォォォォォッ!!!」 コ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ

ジョセフ(借りるぞお祖父ちゃん……ッ!!)

      メタルシルバーオーバードライブ
ジョセフ「 銀 色 の 波 紋 疾 走 ッ !! 」

  ビリッ バチバチバチィィッ!!

大女帝『GYAAAAAAAAAAAAッッ!!!』 ジュゥゥゥッ! バジュウウゥゥゥッ!
 

 
ジョセフ「よしッッ!! 勝っ」 ギンッ

   ブシュ

ジョセフ「た………」

  グリ… グサァァ…

ジョセフ「ンな゙ッッ!?」

 首に深々と刺さる鉄釘。
 それが伸びる元は…

腕女帝『チュミミィ~~ン……油断してんじゃないよトンチキィ……』

ジョセフ「こ、こい、つ……」 ググ…

腕女帝『キヒヒヒヒ……てめェが私の人形と遊んでる間に…もう既に成長は終わっていたのさァ……』

ジョセフ(ば……馬鹿な……不味い……こ、これ、は……) グ…

 自身に刺さった感覚で分かる。
 もはや敵が一捻りするだけで、頸動脈が断ち切られると。

腕女帝『終わりだッッ!! ジョセフ・ジョースタァァーッ!!』
 
    _______|\
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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月10日 (土) 00:35:45   ID: 9dKG6jJN

あかん顔中草まみれや

2 :  SS好きの774さん   2014年08月12日 (火) 13:23:21   ID: CJHAN1uV

所々で妙にハイクオリティで草生える

3 :  SS好きの774さん   2014年09月22日 (月) 11:28:59   ID: N5jR08u1

これはぐう畜ですわ

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