ウオミー「タカくん、好きな人はいるの?」 (30)

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タカトシ「なんですか、藪から棒に」

ウオミー「家族になったんだから、交友関係を知っておくのは必要かと」

ムツミ「えっとねータカ兄の好きな人は」

タカトシ「お前は黙ってなさい」

ウオミー「それでどうなんですか?」

タカトシ「あ、これ言わないと話進まないパターンですね」

タカトシ「急に好きな人と言われても……」

ウオミー「じゃあ100マンポ譲って気になる人でもいいです」

タカトシ「その表示は悪意がある気が」

ウオミー「それは置いといて」

タカトシ「気になる人……、うーん……」

ウオミー「わかりました、じゃあ明日一日考えてきて」

タカトシ「え、あ、はい、って今日も泊まるんですか?」

ウオミー「ダメ?」

タカトシ「いや、いいですけど…・・」

ウオミー「わーい、お風呂ハイッテコヨー」

タカトシ「はぁ……」

>>2
ムツミ→コトミ

翌朝

タカトシ(うーん、気になる人と言われてもなー、必然的にうちの学校の人になるんだろうけど)

ムツミ「タカトシ君、おっはよー!」

タカトシ「あぁ、おはよう」

タカトシ(三葉か、まあ仲はいいし、良い子だけど)

ムツミ「ん?どうかしたの?」

タカトシ「いや、なんでもないよ」

ムツミ「そう?」

タカトシ(そういう対象としてみたことないもんなぁ、それに)

タカトシ「三葉って誰とでも仲良いよね」

ムツミ「んー、まあそうだね!」

タカトシ(これだしなぁ……)

校門前

タカトシ「あ、五十嵐さん、おはようございます」

カエデ「ひっ、急に後ろから声をかけないで!」

タカトシ「あ、すみません」

タカトシ(この人は……、いや色んな意味で無理だろうな、まともに近づけないし……)

カエデ「なに?早くしないと遅刻よ?」

タカトシ「あー、はい」

タカトシ(でも下ネタもないし、俺の周りではまだ普通の女の人な気がするんだけど……)

カエデ「ちょっ、なにジロジロ見てるの!!」

タカトシ「す、すみません」

タカトシ(俺の感覚が麻痺してるのかな……)

教室

タカトシ「はぁ……」

ムツミ「なんか今日のタカトシ君疲れてない?変だよ?」

タカトシ「あー、まあいろいろとね……」

ネネ「津田君疲れてるの?いいものあるけど試す?」

タカトシ「結構!」

タカトシ(……ないな、俺の周りでもかなり危険人物な気がする)

ネネ「ん?……あ、スイッチ切れてた」カチッ

タカトシ「いれんな」

昼休み

タカトシ「さて、と」

スズ「あれ?津田、今日はお弁当なの?」

タカトシ「あー、うん、ちょっとね」

スズ「珍しい、まあその方がバランスはいいけどね」

タカトシ(萩村かー、面倒見がいいし、今みたいに気を遣ってくれる)

スズ「なによ?」

タカトシ(普通に考えて良い子なんじゃ……欠点も特に……)

スズ「ちょっと、ボーっとしてんじゃないわよ!」

タカトシ(まあ口は悪いけど)

タカトシ「萩村ってさ、好きな人とかいるの?」

スズ「な、な、何よ、それっ!!」

タカトシ「いや、なんとなく」

スズ「い、いない、わよ……」

タカトシ「そりゃそうだよね、なんか想像つかないし」

スズ「くっ……ふんっ!!」ゲシッ

タカトシ「いってえええええ」

スズ「飲み物買いに行く!」

タカトシ(うーん、やっぱ違うかな……)

放課後 廊下

タカトシ「遅くなったな、生徒会室急がないと」

ナルコ「お、津田、ちょうどいいところに」

タカトシ「なんでしょう?」

ナルコ「ちょっとさ、手伝ってほしいんだけど来てくれない?」

タカトシ「密室以外ならいいですよ?」

ナルコ「えーダメー?」

タカトシ「さようなら」

タカトシ(ない)

生徒会室

タカトシ「こんにちは」ガラッ

シノ「遅いぞ!津田!!」

アリア「おつかれー」

タカトシ(この二人か……)

スズ(私もいるわよ)

タカトシ(心の声で会話するんじゃありません)

シノ「よし、揃ったところで始めようとするか、来月の目標だが……」

タカトシ(天草会長かー、いや、普通にお世話になってる先輩だし、一緒にいることも多い)

タカトシ(尊敬はしてるし……)

シノ「どうした?津田?イッたのか?」

タカトシ「あー前言撤回」

シノ「前言ってなんのだ?」

タカトシ「いえ、こっちの話です」

アリア「今ずっとシノちゃんのこと見てたよね?」

シノ「なっ!?」

タカトシ「み、見てないですよ!!」

アリア「あれー?そうかなー?」

タカトシ(七条先輩、仕草とか色々と色っぽい、男子の中でも人気がある……)

アリア「視姦してるのかと思ったよー」

タカトシ(ただ下ネタがひどいんだよなぁ……)

シノ「む、なんだ今度はアリアのことをずっと見て」

タカトシ「い、いえ!」

アリア「津田君?そんなに見ても穿いてなから下着は濡れないぞ?」

タカトシ「だから視姦じゃない!」

スズ「津田さいてー」

タカトシ「なんでそうなるの!?」

シノ「まったく、今日の津田は変だぞ」

ランコ「そうですね」

タカトシ「は、畑さん!?」

シノ「何か知ってるのか?」

ランコ「ええ、今日の副会長は朝から数名の女子をじっと見つめてましたから」

シノ「て、手当たり次第か!?」

タカトシ「待ていいいいいいい」

アリア「津田君?じゃあどうして?」

タカトシ「そ、それは……」

ランコ「答えなくてもいいですよ、勝手に書きますから!」

タカトシ「待った!!」

ガラッ

スズ「ん?」

ウオミー「こんにちは、皆さん」

シノ「ウオミー!」

ウオミー「シノっち、元気でしたか?」

シノ「どうしたのだ、今日は」

ウオミー「いえ、タカ君?」

タカトシ「はい?」

ウオミー「鍵忘れちゃったから、一緒に帰ろ?」

ビキッ

ランコ「おや、何か血管が切れるような音が……」

シノ「ど、ど、どどどど」

タカトシ「こ、これは、そのお姉ちゃんが泊まってて!」

スズ「……まさかあのお弁当」

シノ「ベントー!?」

ウオミー「おいしかった?タカ君?」

タカトシ「あ、はい、おいしかったです」

シノ「ぐぬぬ……」

アリア「シノちゃん、落ち着いて?」

シノ「わ、私は落ち着いてる!」スパー

スズ(なぜタバコを吸うポーズを?)

アリア「あれ?今日も津田くんのおうちへ?」

ウオミー「はい、着替えもありますし」

シノ「い、いったいどれだけ出入りしてるのだ!!」

スズ「待ったー!!」

シノ「どうした!萩村!」

スズ「そ、その津田がずっと女子を見ていたという話に戻りましょう!!」

シノ「そ、そうだったな」

タカトシ「あ、忘れてた」

スズ「ふぅ……」

アリア(スズちゃんも変な貧乏ゆすりしてるなぁ)

ウオミー「タカ君?もしかして好きな人を決めていたんですか?」

シノ「!?」ガタッ

スズ「!?」ガタッ

ランコ「ほほー」

アリア「それ詳しく聞きたいな?」

タカトシ「あ、いえ、お姉ちゃんから好きな人はいるのかと聞かれまして…・・」

ウオミー「一日猶予をあげたんです」

タカトシ「それで俺の周りの女性から考えていたんですが……」

アリア「なるほどねー、それでいたのかなー?その人は?」

シノ「!?」ガタッ

スズ「!?」ガタッ

タカトシ「あ、いえ、それがやはり好きというと……」

アリア「なーんだ」

シノ「くっ……」

スズ「ちっ……」

アリア「じゃあ現状で津田君には好きな人はいないんだね?」

タカトシ「まあ、そうなるんですかね……」

アリア「じゃあ私が立候補したらどうなるのかな?」

シノ「!!!!」ガタッガタッ

スズ「!!!!」ガタッガタッ

ランコ「面白い」パシャ

タカトシ「な、何を言ってるんですか!?」

アリア「んー?何って好きな人候補になれるかなーって」

タカトシ「え、えっと……」

シノ「ガタッってやってる場合じゃない!!な、何を急に!」

アリア「これだけ長いこと一緒にいるから急でもないよー」

スズ「で、でも、そういうのは……」

アリア「どうなのかな?私は候補になれる?」グイッ

タカトシ「そ、それは七条先輩は魅力的ですし、気には……」

アリア「♪」

ウオミー「待った」

アリア「どうしたの?」

ウオミー「タカ君も男の子、そんなわがままボディで迫られたら頷いてしまいます」

シノ(おぉ、ウオミーナイスだ!)

ウオミー「そのようなやり方は適してないと思います」

アリア「んーそうかな?」

ウオミー「はい、……タカ君、私はどうでしょうか?」

シノ&スズ「お前もかい!!」

シノ「わ、私としたことが思わず突っ込んでしまった……」

タカトシ(会長が下ネタを言わない……)

シノ「ウオミー!!」

ウオミー「はい?」

シノ「はい?じゃなーーーい!!なんでウオミーまで津田に迫っているんだ!!」

ウオミー「気になるからです」

アリア「気になるね♪」

シノ「じゃ、じゃあ私は、私はどうなんだ!津田!!」

タカトシ「えええ……」

スズ「……そうよ!津田!私はどうなのよ!」

津田「お、お前もか萩村……」

ランコ(リア充氏ね)

アリア(面白くなってきた♪)

タカトシ「そ、そういわれても……そりゃまったく気にならないといえばウソですが……)

ウオミー「全員気になると」

シノ「ごごご、5Pか!?」

タカトシ「やっぱりそうなるの!?」

スズ「そ、そんなのダメよ!絶対!!」

アリア「じゃあ津田君?この中だと誰が一番気になる?」

タカトシ「な……」

タカトシ(なんだ、この状況は……)

ウオミー「それいいですね、聞きましょう」

シノ「そ、そそそそそうだな」

スズ「い、いいいい考えですね」

タカトシ(どうしよう、これ答えないといけないのかな……)

タカトシ(でも、誰が一番とかは……)

シノ「さあ!早く答えろ!!」

タカトシ「あ、あの……、皆さんのこと気になるのは確かなんですが、その……」

タカトシ「俺の中で皆さんに順位みたいなものをつけることは出来ないです……」

シノ「津田……」

タカトシ「正直まだ好きとかそういうのかはわからないです、でも全員魅力があって……」

ウオミー「ふぅ、わかりました、タカ君、もういいですよ?」

アリア「ちょっとからかいすぎたかな、ごめんね」

スズ「……反省」

タカトシ「い、いえ、すみません、なんか」

シノ「なに、こちらが悪かった、こんなこと無理やり聞くことじゃないな」

ウオミー「そうですね、シノっち。あと皆さんも……」

シノ「なんだ?」

ウオミー「抜け駆けはダメですよ?」ボソッ

シノ「なななな!」

アリア「はーい♪」

スズ「そそそんな私は別に!」

タカトシ「どうしたんですか?」

ウオミー「いえ、なんでも」

シノ「ま、まあもう今日は解散だ!解散!」

タカトシ「あ、もうこんな時間ですか」

アリア「何もしてない気がするけど」

スズ「疲れた……」

ランコ(これ記事になるかしら)

ウオミー「それでは、お疲れ様です」











ウオミー「タカ君、帰りに歯ブラシ買いに行っていいかな?」

シノ「まてええええええええええええい!!!」

ウオミー「どうしたました?」

シノ「今抜け駆けは禁止と……」ボソッ

ウオミー「ええ、言いましたけど?」

シノ「いや、どう考えてもおかしいだろ!」

ウオミー「タカ君の家用の歯ブラシがダメになったんで、買うだけですよ」

スズ「どれだけ泊まってるの……」

アリア「同棲?」

タカトシ「い、いや、ほらお姉ちゃんは家族ですから、うちも両親いないこと多いんで!」

シノ「でも結婚できるぞ!!」

タカトシ「ふぁっ!?」

ウオミー「皆さんは学校は同じですから、これくらいはハンデとしてありですよ」

シノ「認めんー!認めん、認めんー!」ポカポカ

タカトシ「今日帰れるのかな、これ……」

終わりです

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