種島ぽぷら「いらっしゃいませー！7名様でしょうか？」

キョーコ「はい、そうです」

種島「ただいま混んでおりまして…別れていただくことになりますがよろしいですか？」

キョーコ「はい、構いません」

種島「それではこちらにどうぞ！」

ーーーーー
ーーー
ー

ジロー「男と女で別れたか。まあ、食べる量の違いもあるし妥当だな」

緑谷「東雲さん…」

赤城「なんだ二人とも。そんなにあいつらと一緒が良かったのか？」

ジロー「むう、そういうわけではないが…」

緑谷「うう…なんで…」

ジロー「へこむな緑谷！さっさと頼むぞ！」

赤城「そうだな、すみませーん」

伊波まひる「は、はい…」

赤城「ジロー、お前から頼め」

ジロー「おお、わかった。ええと、そうだな…」

伊波「えっと、お客様」

ジロー「む？」


伊波「…お殴りしてもよろしいでしょうか！？」

小鳥遊宗太「駄目に決まってるだろ。ほら、行くぞ」

伊波「はうう～…」


ジロー緑谷赤城「…」

轟八千代「大変申し訳ありませんでした…ご注文が決まっておられるのでしたらお伺いいたします」

ジロー緑谷赤城「は、はい！すみません！これお願いします！」

轟「は～い、ではしばらくお待ちください」

ジロー「びびった…」

緑谷「あの人の腰にあるのって、さ…」

赤城「ああ、刀だ。間違いない」

ジロー「飾り、だよな…？」

赤城「…そうであることを願う」

まさかのはじあく

ーーーーー
ーーー
ー

キョーコ「いやー、ここのお店なかなかよさそうだね！」

ユキ「また太っちゃわないかな…」

アキ「私と走るか？」

ユキ「いーやーだー」

乙型「キョーコ様、はやく注文したほうがよいのでは？」

キョーコ「ん、そうだね。はやく食べたいからね。すみませーん」

山田葵「はい、なんでしょう」

キョーコ「注文なんですけどいいですか？」

山田「はい、山田はがんばって注文を聞き取ります」

アキ「お、おう。なら、私はこれね」

ユキ「私はこれー」

キョーコ「んー、私もこれかな」

乙型「私はありませんのでお気になさらず」

山田「はい！これとこれとこれとお気になさらずですね！かしこまりました！」

乙型「え…」

山田「お待ちくださーい」


キョーコ「今の子、天然？」

ユキ「舞台にいると輝きそうだね！」

アキ「ユキはいつもそれだな…」

乙型「あの、私の言葉は注文になってしまったのでしょうか？」

キョーコ「多分大丈夫だよ。うん、ほかの店員さんがよほど天然でなければ」

白藤杏子「おい、お前ら。お気になさらずっての注文したやつ、誰だ」

キョーコユキアキ「！？」

乙型「あ、私ですが…」

杏子「なんなんだそれ。うちにそんなメニューは無い」

乙型「あ、それはですね…注文がないので気にしないで下さい、という意味だったのですが…」

杏子「なんだ…」

種島「杏子さん！なんでそんな事でお客さんにいろいろいってるの！？」

杏子「あー、すまん。私の勘違いだった」

種島「もー、しっかりして下さいよ。すみません、ご迷惑をおかけしました」

乙型「いえいえ、大丈夫ですよ」

種島「すみませんでした…ほら、杏子さん、戻ろう！」

杏子「そうだな。何にせよ、後で山田はデコピンだ」


ユキ「今の人もキョーコって言うんだね！ね、キョーコちゃん！」

キョーコ「そうだね、でも別に珍しくない名前だし…」

アキ「それもそうだな」

キョーコ「はー…それにしてもジローは後でまた蹴る！」

アキ「まだ怒ってんの？もういいじゃんか」

キョーコ「いいや、蹴る！」

ーーーーー
ーーー
ー

小鳥遊「伊波さん！どうしてまた男の人の注文取りにいっちゃったんですか！？」

伊波「うう…だって、私も男性恐怖症を克服しないといけないなって思って…」

小鳥遊「はぁ…それは僕を殴らなくなってからやって下さい。ほんとに、お願いしますよ」

伊波「ごめんなさい…」

小鳥遊「反省してるならいいですが…」

佐藤潤「おーい、小鳥遊。これ持ってってくれ」

小鳥遊「はーい！あ、そういやあれの注文は女の人だったな…伊波さん、お願いします」

伊波「は、はい…」

小鳥遊「いつまでへこんでるんですか？しっかりして下さい」

伊波「うう、分かってるよ…分かってるけど…」

小鳥遊「けど、なんですか？」

伊波(頑張ったねって言ってくれないかな…)

小鳥遊「…まあ、自分から努力したのは認めます。頑張りましたね」

伊波「た、小鳥遊君…！うん！ありがとう！」

小鳥遊「はいはい、持ってって下さい」

伊波「はーい！」

ーーーーー
ーーー
ー
杏子「山田！」

山田「は、はい！なんですか？」

杏子「…とりあえず、こうだ」

山田「！？痛いです…なんでデコピンなんですか？」

杏子「私に恥かかせたからだ」

種島「あー！杏子さん、葵ちゃんをいじめちゃ駄目だよ！」

杏子「種島、止めるな。もうデコピンはしないからな」

種島「あ、そうなんですか。ならいいですよ」

杏子「山田！私はクレーマーとかなら私に言えとは言った。けどな、あんなことで呼べとは言ってない」

山田「山田はわからない注文されたからクレームと思って店長に報告したんです」

杏子「そうか。なら次からまず種島や小鳥遊に聞いてからにしろ」

山田「わかりました！」

種島「私は戻りますねー」

ーーーーー
ーーー
ー
そう、私たちがこんなとこにいるのはジローの発明品が原因だ。

ジローは私の家の近所で住む場所を探してた。

それでよさそうな所が見つからないから結局また私の家に泊まっていたのだが…

収納スペースを増やすとか言って変な発明してユキたち呼んで皆でそこに入ったところまではよかったんだけど…

ジローのミスで出口が私の家じゃなくて北海道になってしまったらしい。

とにかく私はジローを蹴っておいたがまだ足りない。

帰りはまたジローがなんとかするといってるのでせっかくだから観光しようとユキが言ったのでそうなった。

で、知らない場所だから迷って、お腹減ったのに食べ物屋もわからずに、さっきに至るというわけ。

ああ、思い出したらまた腹立ってきた。

大学のレポートあいつに手伝わせてやろ。

うん、それで妥協だ。

ー
ーーー
ーーーーー

用事出来たのでここまでです。
>>3の人が言われてる通り、
【はじめてのあく】と【WORKING】のクロスです。
時期ははじめてのあくのほうはコミックス終了の後。WORKINGはアニメの1期しか見てないのでそのあたりです。
亀進行のうえ、課題が重なってるのでさらに亀に加速がかかります。
それでもいいと言う方、よろしくお願いします
(一応質問とかにも答えます)

少しですが投稿します。

ーーーーー
ーーー
ー

轟「お待たせしました～」

ジロー緑谷赤城「あざーっす！」

轟「それではごゆっくり～」


ジロー「模造刀と分かってても怖いな…」

緑谷「だね…」

赤城「そんなことより食べるぞ。腹が空いてかなわん」

ジロー「そうだな。いただきます！」

緑谷赤城「いただきます！」

ジロー「むお、うまい！」

緑谷「僕もこれくらい料理できればいいのに…」

赤城「そうだな」

轟「すみません。これ、先程のお詫びです」

ジロー「ぬ？別に構わんのだが…」

緑谷「ジロー君、せっかくだから貰っとこうよ」

赤城「人の好意は受けとっておくべきだぞ」

ジロー「そうか…なら貰うか」

轟「は～い。では私はこれで」

相馬博臣「お待たせしました。こちらがご注文の品になります」

キョーコ「ありがとうございます」

ユキ「わ～！美味しそう！」

相馬「ではごゆっくり」

伊波「はわわっ、男の人…！」

相馬「うわまずい！」

伊波「いやーっ！！！！」

相馬「ぐぼぉっ！？」

キョーコ「あーあ、いいの貰っちゃったよあの人…」

アキ「ありゃキョーコ並みの腕力だな」

乙型「私が見たところ、あちらの方が強いとなってます…」

アキ「まじか！？大丈夫か？あの店員…」

ユキ「まあ殴られるの分かってたみたいだし大丈夫じゃないの？」

キョーコ「そうだね、気にしない気にしない」

山田「じーっ」

アキ「うおっ！？吃驚した…」

ユキ「どーしたの？」

山田「山田はどうしたらそんなお山になるのかを知りたいのです」

キョーコ「山？」

ユキ「山…」

アキ「や、山…」

ユキ「あっ、アキちゃんと乙型ちゃんの胸のことね！」

キョーコ「っ！？」

山田「そうです、その二人のことです。どうすればいいんですか？」

アキ「はぁっ！？し、知らないし…」

乙型「私もジロー様に大きくしていただいたので…」

キョーコ「乙型ちゃんのは聞く人によっては危ない意味にとらえられるね」

ユキ「うんうん、アキちゃんは私と赤城君で大きくしたんだよ」

アキ「な、ユキ！」

山田「そうなのですか。人に大きくしてもらえばいいんですね！」

ユキ「そうそう、頑張ってね～」

山田「はい！山田は頑張ります！」

アキ「…ユ～キ～？」

ユキ「アキちゃん怒らないで…」

ー
ーーー
ーーーーー

ーーーーー
ーーー
ー

相馬「いてて…伊波ちゃんは突然現れると防ぎようがないからね…」

佐藤「いつもの罰だ。もっと殴られてろ」

相馬「そんなこと言ってると轟さんに」

佐藤「…」

相馬「痛いよ佐藤君！けらないで！」

相馬「それにしてもさっきの子たち、どっかで聞いたようなメンツだなー…」

相馬「あっ、青木さんから聞いてたメンバーそっくりなんだ！いろいろ聞いとこっと」


佐藤「あの客たちも災難だな。相馬に目をつけられるなんて…」


山田「相馬さん！」

相馬「なんだい？」

山田「山田の胸を大きくしてください！」

相馬「ぶふっ！何言っちゃってるの！？」

山田「山田はあのお客さんたちの胸が羨ましくて羨ましいのです」

相馬「そうだな…佐藤君に頼めばいいんじゃない」

佐藤「…」

相馬「痛い！痛いって佐藤君！フライパンは危ないよ！」

山田「ダメですか…残念です…」

ー
ーーー
ーーーーー

以上です
少なくて申し訳ない…
感想書いてくださった方々、ありがとうございます。頑張ります。

あと亀ですがなるべく毎日少しずつ更新することを目標とします。

相馬『どーも、青木さん。今うちの店に前話してくれた子たちがいるんだけど何か話のタネない？』

青木『うーん…そうは言っても、なあ…ジローとキョーコちゃん、緑谷と東雲、赤城と中津川がカップルであるくらいしかないな…』

相馬『なるほどなるほど。ありがとう！お礼はまた女の子紹介すればいいよね？』

青木『ありがたい…頼む』

相馬『はーい』

ーーーーー
ーーー
ー

相馬「よしよし。今はこれくらいで後はその時に応じて仕入れよう」

佐藤「客で遊ぶな」

相馬「やーだなー佐藤君。人聞きの悪いこと言わないでよ」

佐藤「…山田。相馬が遊んでくれるそうだ」

山田「わーい！相馬さん！何して遊びますか？」

相馬「ちょ、佐藤君！？山田さんもまだ仕事中だから…」

山田「なら山田は相馬さんの仕事が終わるまで待ちます！」

相馬「…はぁ。分かったよ。終わってからね」

ジロー「ぷはー、食った食った！」

緑谷「ここの料理美味しいね」

赤城「またそのうち来るか。阿久野の発明でな」

ジロー「任せとけ！」

キョーコ「終わった？」

ジロー「おー！」

キョーコ「なら行こ。そろそろ帰らないとお父さんが心配するから」

ジロー「だな。会計は赤城がしてくれるそうだ」

赤城「なに！？聞いてないぞ！」

ジロー「む？そうか」

緑谷「ははは…誰がお金払うの？」

ユキ「私が払うー！」

アキ「いー…そこは男衆に払わせようぜ…」

ユキ「今お金持ってる人、私以外でいる？」

「…」

ユキ「なら決定ね！この埋め合わせは緑谷君にしてもらうから！」

緑谷「へ？」

ジロー「任せた」

赤城「頼んだぞ」

乙型「おめでとうございます」

キョーコ「式には呼んでね」

アキ「子供の名前の相談してもらってもいいからな」

ユキ「ちょ、皆話とんでない！？」

緑谷「あわわ…東雲さんと…」

ユキ「緑谷君！しっかりして！」

ーーーーー
ーーー
ー
伊波「ありがとうございました～」

キョーコ「さて、ジロー。帰るアイテム出して」

ジロー「そう急かすな。さっきのとこまで戻ってからな」

ユキ「えー！また歩くのー…」

ジロー「入って入口を閉じ、また開けたらもとの場所に戻るようにするからな。我慢してくれ」

ユキ「ぶー…」

緑谷「ま、まあまあ。戻ったら埋め合わせするからさ」

ユキ「ほんと！？」

緑谷「う、うん」

アキ「ラブラブだねー…」

赤城「見せつけるなバカップルども」

キョーコ「あんたらには言われたくないと思うよ」

ジロー「歩くぞ。じゃないと帰れん」

ー
ーーー
ーーーーー

ユキ「着いたー！」

アキ「このくらいでへばるなよ…」

ユキ「いーの！さ、ジロー君。頼むよ！」

ジロー「おう。えーと…」


ジロー「より、OKだ。皆入ってくれ」

キョーコ「はいはーい」

ユキ「やっと帰れるんだね」

アキ「そう言うな。楽しかったろ？」

ユキ「まあね！」

赤城「とりあえずいい休みにはなったな」

緑谷「明日からまた頑張れるね」

ジロー「よし、閉めるぞ」

キョーコ「え？ジローは入んないの？」

ジロー「外から微調整するからな。すぐに行くから大丈夫だ」

キョーコ「…不安だから私もでとくよ」

ジロー「な、おいキョーコ…」

キョーコ「いいから！早くやっちゃって！」

ユキ「お、これは…」

アキ「キョーコ、うまく行ったら連絡くれよ」

赤城「ジロー、しっかりな」

ジロー「おい…すぐに俺たちも行くんだからな…」

ジロー「まあいい。また後でな」

「はーい」

ーーーーー
ーーー
ー
キョーコ「…で、なんで私たちは帰れないの？」

ジロー「だから、閉めてまた開ける手段がないからであってだな…」

キョーコ「もー！どーすんのよ！」

ジロー「いや、こっちに親父が住んでた空き家があるみたいだから、とにかく今日はそこに…」

キョーコ「ばっ、あんたね！分かってんの！？」

ジロー「む？とにかく考えるのは明日だ。乙型にはもう連絡して親父殿にも連絡済みだから安心してもいいぞ」

キョーコ「そういうことじゃなくて…！」

ジロー「金のことか？それはバイトして稼ぐしか…」

キョーコ「はぁ…もういいや。とにかく行こ」

ジロー「俺はさっきからそう言ってたんだけどな…」

キョーコ「…なんか言った？」

ジロー「何も言ってない！だから蹴るな！」



キョーコ「…バカ」


ジロー「さて、ここがしばらくの居城になるわけだが」

キョーコ「案外綺麗なんだね。ちょっとびっくりだ」

ジロー「うむ、俺の発明品もいくつかあるからしばらくは生活できるぞ」

キョーコ「へえ、その発明品で帰れないの？」

ジロー「生活のためのものしかないから無理だ」

キョーコ「だよねー…なんにせよ、明日からバイトがんばろー！」

ジロー「おー！お？ノリノリだな、キョーコ」

キョーコ「え、別に…」

相馬「あれあれ？そこにいるのは今日のお客さん？」

キョーコ「へ？あの、どちら様？」

相馬「ほら、今日のファミレスで会ったでしょ？」

キョーコ「あー！ボディ貰ってた店員さん！」

相馬「そこ覚えてるんだ…まあいいけど。この辺に住んでたんだね」

ジロー「うむ、今日から事情があってしばらく住むことになったんだ」

相馬「事情？なんだか面白そうだね…そうだ！うちでバイトしない？」

キョーコ「へ？なんでそうなるんですか？」

相馬「何と無く。お金に困ってないの？」

キョーコ「う、それは…」

相馬「君らのことは青木さんから聞いてるからね。いろいろ知ってるよ」

ジロー「青木か、懐かしいな…」

キョーコ「あの筋肉の人だよね？久しぶりに聞いたなー」

相馬「ま、まぁとにかく、バイトするなら店長に融通しとくよ」

キョーコ「是非お願いします！」

相馬「うん、ならまた明日からお願いね」

ジロー「任せておけ！」

ここまでです。時間ない…トリ忘れは見逃してください。お願いします…

ーーーーー
ーーー
ー
キョーコ「さて、バイトはいいけど家に連絡しないと…」

ジロー「そういえばキョーコ、大学はいいのか？」

キョーコ「あ、それは大丈夫。夏休みだし、卒業に必要な単位も取れてるからね」

ジロー「それはよかった。連絡なら乙型に伝えといたから安心していいぞ」

キョーコ「へー、乙型ちゃんには伝言できるんだ」

ジロー「もちろんだ！すごいだろ？」

キョーコ「んー、そうでもないかな。もともとそんなこともできそうだったし」

ジロー「む…そうか…」

キョーコ「落ち込まないの！ほら、今日の夕飯どうするの？」

ジロー「それについては俺の発明品で作るとしよう。なにがいい？」

キョーコ「えーとね、今日のファミレスでジローが食べてたやつ！」

ジロー「なんで知ってるんだ？」

キョーコ「へ？いや、そりゃずっと見てたから…って何言わせんだ！！」

ジロー「ぐほっ…理不尽だ…」

ーーーーー
ーーー
ー

ジロー「というわけで今日からしばらく世話になるジローだ。よろしく頼む」

キョーコ「同じくです！よろしくお願いします！」

杏子「あー、昨日相馬から聞いてたがお前らだったのか。うちでは決め事は一つだ。面倒ごとを起こすな、以上」

キョーコ「そ、それだけですか…」

杏子「ああ、だから適当にやってくれ。私のことはクレーマーとかの時に呼んでくれればいいからな。じゃあ早速働けー」

ジロー「任せておけ！この天才の実力を見せてやる！」

キョーコ(あっ、そういえばジローにはパシリの才能あったからな。以外と向いてるかも…)

小鳥遊「おはようございます。あれ、新人さんですか？」

ジロー「おお、先輩か！今日からしばらく世話になる、ジローだ！」

キョーコ「ちょ、ジロー！すみません…」

小鳥遊「いえいえ、昨日のお客さんですよね？小鳥遊です。よろしくお願いします」

種島「私も先輩だよ！」

ジロー「む？」

キョーコ「小学生！？」

種島「高校生だよ！小鳥遊君よりいっこ上の学年だよ！」

キョーコ「あっ、すみません…」

ジロー「む、なら小鳥遊もそこのも俺とキョーコより年下か」

小鳥遊「え、大学生の方ですか？」

ジロー「俺は悪の組織【キルゼm
キョーコ「こいつは社会人。私は大学生です！」

種島「へー、ところで名前は？私は種島ぽぷらだよ！」

キョーコ「キョーコです。こいつはジローですが、バカなので色んなこと面倒見てやってください」

ジロー「俺は天才だ！」

キョーコ「はいはい…」

種島「じゃ、二人とも料理できるの？」

キョーコ「私はできますよ。ジローは無理です」

種島「うんうん。ならキョーコちゃんキッチン係やって！ジロー君は接客ね！」

ジロー「うむ、りょうかいした」

小鳥遊「なら僕が仕事教えますね」

種島「あー！カタナシ君！それは私がやる！」

小鳥遊「ああ、いつも通り先輩はちっちゃくえ可愛いなぁ」

種島「ちっちゃくないよ！酷いよ！」

小鳥遊「もー、そう言ってる先輩もいいですが…任せますね。僕は普通に仕事してます」

種島「はーい。行こっか、ジロー君、キョーコちゃん！」

ジロー「ふふふ…海の家で培った経験を活かす時がきた！」

キョーコ「ほらいくよジロー」

ジロー「うお、歩けるから離せキョーコ！」

種島「キョーコちゃんは佐藤さんにキッチンのこと教わってね」

佐藤「俺に面倒なことを押し付けるな、種島。お前が説明すればいいだろ」

種島「私はジロー君に教えないといけないの！だからお願いね！」

相馬「ここで轟さんへのポイントを稼ぐのもありだよ？」

佐藤「…」

相馬「ちょ、佐藤くん、やめてよ、痛いってば！」

キョーコ「あのー、何をすれば？」

佐藤「ああ、料理つくるのがメインだ。まかないも作ったりするからな」

キョーコ「なるほどなるほど。わかりました」

佐藤「あと店長が来た時は追い払え。あいつは食うだけ食う餓鬼みたいなやつだからな」

キョーコ「わ、わかりました…料理は一度見れば多分作れるので難しそうなのだけ見せてもらってもいいですか？」

佐藤「ああ、わかった」


相馬「ふむふむ、キョーコちゃんはお嫁さんスキルが高い、と…」

種島「えっとね、ここにお皿を、片付け、るんだけど…」

ジロー「うお、危ない…俺がやるぞ」



種島「それからこういう便のケースを運んだり…」

ジロー「大丈夫か？俺がやっておく」



種島「それから、デザートのパフェの盛り付けとかも…あっ！」

ジロー「危ない！」

種島「わっ！ジロー君、そのマント動いてるよ！？」

ジロー「む？これは俺の意思で動かせるマントだ」

種島「へー、すごいね！あ、パフェは…」

ジロー「もう終わったぞ。キョーコやユキの食べるやつの盛り付けやってたから簡単だからな」

種島「…私、また先輩らしいことできなかった…」

小鳥遊「先輩落ち込まないでください！」

種島「か、カタナシくん…」

小鳥遊「落ち込んでる先輩も可愛いけど、やっぱりちょこまか動くいつもの元気な先輩のほうがいいです！」

種島「慰めてないよね！？」

ジロー「…騒がしいな」