花太郎「えっ、僕がルキアさんの代わりを?」(255)

花太郎『む……無理っ無理ですよ! 僕なんかにルキアさんの代わりなんて……ほ、他の人頼んでください』

ルキア『他の者と言っても一護と面識がある者は限られておるだろう……。まさか隊長、副隊長には頼めぬ……花太郎、お前しかいないのだ』

花太郎『そ、そんなぁ……。あっ……、班目三席とかは……! 一護さんと仲も良さそうですし』

ルキア『……頼めると思うか』

花太郎『そう、ですね……』

ルキア『頼む花太郎、この通りだ。暫くの間、私の代わりに一護のサポートをしてやってくれぬか』

花太郎『うーん……そこまで言うなら…………。わかりました、僕なんかがルキアさんの代わりなんて勤まらないと思いますが……卯ノ花隊長に頼んでみます』

ルキア『本当か! 済まぬな花太郎、助かる』

花太郎『は、はは……ルキアさんの頼みは断れませんよ…………はぁ……』

花太郎(ただでさえ、仕事溜めてるのに卯ノ花隊長許可くれるかなあ……)

ルキア(やったぞ……これで心置きなく兄様と二人で行く現世旅行を楽しめる!)

花太郎「……という事で、一護さん。暫くの間お世話になります」

一護「そ、そうか……とりあえず頭上げろよ花太郎」

花太郎「あ、はい」

一護「床冷たいだろ、椅子座れよ」

一護(俺が帰るまでずっと部屋で正座して待ってた訳じゃないよな……?)


コン「いいんだよ! こんな奴は床で! 姐さん返せこの野郎!!」ベシッ

花太郎「あいたたた……す、すみません」

一護「いや、お前は悪くねえだろ。謝んなよ」

花太郎「そっ! そうですよね、はは……すみません」

一護「いや、だからさ。謝んなって……」

花太郎「え……あぁ! す、すみません……って、また謝ってしまいました、すみま……あ、違っ……!」

一護「……お、おう」

コン「ぺっ……! なんでこんな奴が……うう、姐さぁあん……」

花太郎「ルキアさんの代わり……僕に出来る訳ないけど一生懸命頑張りますね……!」

一護「ルキアの代わりって言ったって特にやる事ねえぞ」

一護「あいつ対して何もやってねえし」

コン「おい一護! てめー姐さんがいないからって言いたい放題だなこの野郎!」

一護「だからよ、花太郎。そんな気い張らなくていいからな適当にくつろげよ」

花太郎「え、でも……」

一護「いつも四番隊のとこでこき使われてんだろ、たまにはこっちでゆっくりしてけよ」

花太郎「あ、ありがとうございます……!」

一護「とりあえず、その床に正座するの、やめろ」


花太郎「えっと……一護さんのサポートって虚退治の手伝い以外具体的に何をすればいいのでしょうか」

一護「いや、何もしなくていいよ」

花太郎「いやいや、何もしないなんてダメですよ!ルキアさんが……」

ルキア『一護の奴はああ見えて ないーぶで繊細な奴なのだ。生活面も精神面もしっかり見てサポートしてやる必要があるだろう。心身共に万全にしてやって虚退治がスムーズに出来るようにしっかりサポートするのだぞ花太郎』

花太郎「って言ってましたし……あ、お肩でもお揉みしましょうか?」

一護「いや、肩凝ってねえしいいよ」

一護(ルキアの奴適当な事いいやがって……誰がナイーブで繊細だ!)

一護「つか、虚退治って言ってたけどお前虚退治についてくるのか」

花太郎「それは勿論。僕達死神は虚退治とプラスの魂葬が仕事ですから……」

一護「危ねえからここにいろよ……お前闘えねえだろ」

花太郎「闘えませんけど……一護さんのサポートしなきゃいけませんから」

一護「いや、いいって虚ぐらい一人で倒せるって」

花太郎「えっ……そんな…………虚退治も手伝えないなんて、じゃあ僕は一体どうしたら……」オロオロ

一護「うーん……そういやお前も結構霊圧持ってるもんな虚に狙われやすいし……連れてった方が安全か」

一護「仕方ねえ、一緒に行くか花太郎」

花太郎「は、はい! ありがとうございます頑張ります!」

一護「おう、危ねえから戦闘中は離れとけよ」

一護「ところで、お前どこに泊まるつもりなんだ。浦原さんとこか?」

花太郎「えっと……ルキアさんが以前、こちらにいる時に泊まっていた部屋をお借りしようと思って……」

一護(ルキアが泊まってた部屋って押し入れの事だよな……)

花太郎「……?」

一護「……ルキアの部屋に、か?」

花太郎「あ、はい。ルキアさんが……」

ルキア『いつでも一護のサポートが出来るように、一護の家にある私の部屋を使うといい。なに、気を遣うな。好きに使って構わんぞ』

花太郎「……って言ってくれて」

一護(好きに使って構わないって……さすがに押し入れじゃ花太郎には狭いだろ)

花太郎「それに僕、一護さんが近くに居てくれたら安心だなあって……」

一護(かと言ってもベッドは一つしかねーし)

花太郎「で、でも、一護さんが迷惑なら……僕、他をあたりますのでお気を遣わず……」

一護(やっぱり恋次の時みたいに浦原さん家か……)

花太郎「あの、一護さん……?」

一護「お、おう。すまねぇちょっと考え事しててな」

コン「てめーなんぞが姐さんの部屋使うなんておこがましいんだよ!」ベシッ ベシッ

花太郎「いっ痛い、痛いですコンさん」

一護「そうだなぁ……浦原さんとこに泊まれよ花太郎」

花太郎「……えっ」

コン「えっ」

一護「えっ」

花太郎「そそ、そうですよね……迷惑ですよね……すみません」

コン「お、おう……お前なんかは浦原んとこで雑用係としてこき使われたらいいんだ……」ベシッ…… ベシッ……

一護「迷惑とかじゃねえけど……。浦原さんとこだったら安全だしな。花太郎、お前浦原さん知ってたっけ?」

花太郎「は、はい。前に現世に来た時少しお世話になって……」

一護「おう、それなら浦原さん家まで道わかるな」

花太郎「はい、わかります……」

一護「そうか、なら大丈夫だな。じゃあ、俺宿題するから」

花太郎「あ、はい」

一護「……」

花太郎「……」

コン「……」ベシッ…… ベシッ……

花太郎「……ルッ! ルキアさんって……! そ、そのぉ……虚退治以外に現世で……普段は何をやられていたのですか……?」

一護「……あー、変な漫画や雑誌読んでたりしてたっけな。後は、普通に学校に来てたり……」

花太郎「へ、へぇ~……女性の方って雑誌とか好きですもんね。あはは……僕も何か読もうかな」キョロキョロ

一護「おう」

コン「……」カサゴソ

コン「……ほらよ。姐さんが読んでた雑誌達だ」ドン

花太郎「わわ、わあ……こんなに沢山! ありがとうございます」

コン「姐さんの事ならなんでも俺に聞いてくれ」

一護「そんなとこに……こんなに沢山隠してたのか、あいつ」

花太郎「……」

一護「……」

コン「……」ペシ…… ペシ……

花太郎「…………虚来ませんね……」

一護「そうだな……」

花太郎「…………」

花太郎「……」

花太郎「……」ウトウト

コン「お、おい……てめーもたれんなよ潰れるだろ……この野郎……!」

花太郎「」スヤスヤ

コン「花太郎コラ……俺様を枕にするとはいい度胸だなてめー……気持ち良さそうに寝やがって……チクショー……」

コン「てめーのせいで俺もなんだか眠く……」

花太郎「」スヤスヤ

コン「」スヤスヤ

一護「……」

一護「! 虚だ!」ガタッ

花太郎「へ!? わわっわ! 僕っ僕っ、ねっねね寝てません……! あわわすみません直ぐ仕事に戻ります! すみませんすみません」キョロキョロ

一護「虚が」

コン「なんだなんだ……むにゃむにゃ…………って! おいコラ!! てめーなに俺様を枕にしてやがったんだ!! ヨダレでズルズルじゃねーかこの野郎!!」

一護「おい、虚が」

花太郎「あ、あれ? コンさん……? あ、なんだあ……じゃあ僕、居眠りしてた夢を見てたんだ……あは、あははは」

一護「おい、聞けよ! 虚が、出たんだ!!」

花太郎「えっ!? 虚が!」

一護「おう。さっきから言ってんだろ……」

一護「さっさと行くぜ、花太郎」

花太郎「は、はい! 行きましょう!」

花太郎「あっ、やっぱり待って下さい一護さん!」

一護「ど、どうした」

花太郎「先に言っておかなくっちゃ! 僕、瞬歩出来ません!」ドン

一護「……そ、そうか。……ってそれはそんな胸張って言う事じゃねえよ!」

一護「もういい、お前はそこで待ってろ。コン、花太郎任せたぞ」

シュン

花太郎「そんなあ、ああぁ……一護さん待ってください……!」タッタッタッ

コン「お、おい、待てよ! おい!」


一護「ふぅ……」

花太郎「はぁはぁ……すみません、間に合わなくて……」

一護「……お前、待ってろって言ったじゃねえか」

花太郎「すみません、でも……僕……」

一護「でももへったくれもねえよ」

花太郎「すっ、すみません!」

一護「……帰っぞ」

花太郎「……はい」

一護(俺を追いかけてる途中で迷子になったり、虚に襲われたらどうすんだよ……斬魄刀も持たないで……って……あれ、そういや)

一護「お前、斬魄刀は……?」

花太郎「今回は一護さんのサポートですし必要ないかと思って置いてきたんです」

一護「いや、斬魄刀は必要だろ」

一護「斬魄刀なかったら魂葬とかもできねーじゃねえか」

花太郎「うーん確かにそうですね……これからはちゃんと持ち歩きますね」

一護(こんなんで死神務まるのかよ……)

一護(つか、俺がいねえ内に虚にやられねえかが心配だ……)

一護「……日が暮れる前に浦原さんとこに行っとけよ」

花太郎「あ、はい。わかりました……もう直ぐ日が暮れますね。ではそろそろ僕、おいとましますね」

コン「じゃあな一護」

一護「お前も行くのかよ」

コン「まあな。俺様がいねえとこいつなんにも出来ねえからな」

花太郎「あはは……ありがとうございますコンさん」

一護(コンが居るなら送る必要ねえか)

一護(いや、でも心配だ)

一護「花太郎、浦原さんとこまで……ってもう居ねえ…………」


花太郎「一護さん僕なんかがルキアさんの代わりだなんて迷惑に思ってるだろうなあ」

コン「そんな事ねえよ。あいつ人相も口も悪ぃけど根はいい奴だからよう」

花太郎「そうですよね、一護さんはいい人です。いい人だってわかってるけど……僕ちゃんとやってけるかなあ……」

花太郎「あ、一護さん家に瓠丸忘れてきちゃった……まあいいや」

コン「そんなんで大丈夫かよ……」

浦原「どうも花太郎サン! お久しぶりッス」

浦原「黒崎サンからお電話頂きました、お部屋ご用意してますんでどうぞどうぞ」

花太郎「ありがとうございます。暫くの間お邪魔させて頂きます」

雨「どうぞ、お茶です……」

花太郎「ありがとうございます……」

浦原「もっと早くに言ってくれたらご馳走用意させて頂いたのに! 本当、バウンドの件ではお世話になりました」

コン「早くって言われてもなあ……本当は一護のとこに泊まるつもりだったんだぜ」

浦原「あら? そうだったんッスかあ?」

花太郎「え、ええ。でも、一護さんばかりに頼る訳にもいきませんので……」

コン「一護が花太郎は浦原さんとこに泊まれって追い出したんだぜ」

花太郎「別に追い出されて来た訳じゃないんですけど……」

コン「姐さんはいいのに花太郎は駄目なんて下心丸見えだろ! まあ、お前が姐さんみたいな美少女に生まれくればよかったって話だがな」

花太郎「そんな無茶な……」

浦原「いやいや、ルキアさんがいなくなって単に一人になりたかっただけなんじゃないッスか? コンサンも追い出されてるし」

コン「俺は追い出されて来た訳じゃねえ!」

花太郎「ぼ、僕だって追い出されてませんよう」

浦原「そ・れ・に、黒崎サンだって思春期の男性なんスから、たまには一人で部屋を使わせてあげてくださいよ~」

花太郎「へ? あ、そうか一護さんも……そう、ですよね。ちゃんと気を遣ってあげないと……一護さんもああ見えてまだ10代ですもんねあはは……」

コン「……そう言うお前は一体いくつなんだよ…………」

今日はそろそろ風呂入って寝る

読んでくれてる人いるかどうかわからないけど明日また同じ時間ぐらいに続き書くわ

読んでくれてる人が居てびっくりしたありがとう 普通に嬉しいわ

風呂入ったら目が冴えてきたからちょっとだけ続ける
寝落ちたらごめん

テッサイさん「山田殿……湯の準備は整っております。お疲れのようにお見えします、よければ夕飯前に汚れと共に疲れも落としてくだされ」

花太郎「わあ、ありがたいです。現世に行くまでにお仕事済ませておこうと、ずっと徹夜でヘトヘトだったんです」

コン「そういや、お前隈酷いな」

花太郎「あ、でも滋養強壮剤飲んでたんで……ホラ、元気ハツラツみたいな顔してるでしょ?」

コン「ほらって言われてもよう……明らかにやつれてるぞお前」

花太郎「さて、お風呂行きましょうか。コンさんも洗ってあげます」


ジン太「お、おうう!? 誰だお前」

花太郎「あ、どうも。お風呂お借りしました」

ジン太「いや、だから誰だよ。何勝手に人様の風呂借りてくれてんだよ」

テッサイさん「店長のお客人ですぞジン太殿……」

雨「新しい居候の人だよジン太くん……」

ジン太「へぇ……あの赤髪のあいつの次は、黒髪の姉ちゃんかよ。家は宿屋じゃねえぞ」

ジン太「ってかなんで俺が帰った時誰も教えてくれなかったんだよ!」

雨「痛い、痛いよジン太くん」

テッサイさん「おかわりは如何ですか居候殿」

花太郎「え、いいんですか」

浦原「遠慮せずにどんどん食べてくださいね居候サン」

花太郎「え、ええと……じゃあ……」

雨「居候さん遠慮しないで下さいね……居候さん」

花太郎「あ、はい……えっと」

ジン太「居候の癖におかわりすんのかよ居候」

花太郎「じゃあ、おかわりで」

コン「俺も」

ジン太(見かけによらず、赤髪のやつより全然図々しいぞこいつ)

花太郎「今日はお世話になりました。明日からもよろしくお願いします」

浦原「いえいえ、我々に出来ることがあればなんでも言って下さいね~」

ジン太(うわあ……綺麗な土下座だ……)

雨「居候さん……お布団ひきました」

花太郎「ありがとうございます雨さん」

花太郎「では、僕はそろそろ……皆さんおやすみなさい」

浦原「はあい、おやすみなさい」

雨「おやすみなさい」

テッサイ「おやすみなさいませ山田殿」

ジン太(まだ8時前だぞ……)

花太郎俺も好き 原作での出番少ないけど

浦原さんの口調色々とおかしいな……訂正
ルキアさんじゃなくて朽木サンだった
後、テッサイにだけさん付けしてたわ済まぬ まさかの読んでくれてる人が居て嬉しくて舞い上がってた落ち着くわ

花太郎「……コンさんは床で寝るんですか?」

コン「そうだがなんか文句でもあんのかコラ」

花太郎「……お布団入ります?」

コン「なんでてめーと仲良しこよしで寝なきゃなんねえんだよ」

花太郎「もしかしてお風呂場で洗濯板つかってごしごし洗ってしまった事まだ怒ってるんですか?」

コン「あったりまえだろ! 俺様を干そうとした事も忘れてねえからな!」

花太郎「ごめんなさい……」

コン「……さっさと寝やがれ」

花太郎「……」

コン「……」

花太郎「……」

花太郎「……コンさん寝ました?」

コン「あああ! うるせえな!!」

コン「お前疲れてんじゃなかったのかよ!? さっさと寝ろよこの野郎!」

ジン太(うるせえ)

雨(眠れない)

花太郎「明日から不安で……眠れなくて」

花太郎「……」モゾモゾ

花太郎「コンさん一緒に寝ましょうよ」

コン「……」

花太郎「……」

コン「……ちっ」ゴソゴソ

花太郎「……僕、ちゃんと一護さんのサポート出来るでしょうか」ギュ

コン「俺様は抱き枕じゃねえぞ気持ち悪い」

花太郎「……今日読んだ雑誌に書いてる事もちんぷんかんぷんで、現世の事もよくわからないし、瞬歩出来ないし戦えないし、思春期の悩みもよくわからないし」

花太郎「一護さんのサポートを何一つ出来る自信ありません……」グス

コン「泣くなよ気持ち悪い……」

コン「……」

コン「まあ、その……」

コン「お前はお前のペースでやりゃあそれでいいんじゃねえか」

コン「そもそも虚の一匹や二匹一護の奴なら余裕だしな」

コン「……花太郎?」




コン「こいつ……寝てやがる」

限界きた……おやすみ


ジン太「くあ~……朝か。昨日はあいつらの所為であんまり眠れなかったぜ」

雨「すやすや」

ジン太「おい、起きろよ雨」

雨「痛い痛い痛い、ジン太くん朝から痛いよう」

ジン太「ばか、さっさと飯食って店の準備しねえとまた店長にどやされるぞ」

雨「店長が怒るのはジン太くんが真面目に店の準備手伝わないからだと思う……」

ジン太「雨の癖にうるせえぞ」

雨「痛い痛い痛い」

ジン太「……おっ」

雨「いい匂い……」

花太郎「あ、おはようございます。お二人共どうぞ座ってください」

ジン太「今日は居候が飯作りか」

テッサイ「山田殿がどうしてもとおっしゃったので」

花太郎「これぐらいのお手伝いはしないと……居候の身ですからね、あはは」

ジン太「おう、不味くねえけど特別美味くもない味だな」

雨「褒めるのに困る味ですね……」

浦原「アタシはこのなんとも言えない味嫌いじゃないッスよ~」

コン「美味え」

花太郎「えへへ……沢山食べてくださいね」

コン「これからお前はどうすんだ? 一護追いかけて学校行くのか? それとも昨日みたく一日正座したまま一護の帰りを待つのか?」

花太郎「今日はですね、前に働かせて頂いていたコンビニでまたアルバイトを始めようと思ってるんです。」

コン「おう、そうか」

花太郎「現世の勉強にもなるし、何よりいつまでも浦原さんのお世話になってる訳にもいきませんから」

コン「じゃあ、俺は先に一護の部屋に戻っとくぞ」

花太郎「はい! あ、そうだコンさん昨日はありがとうございます……僕は僕なりに僕のペースで色々頑張りたいと思います! じゃあ!」

コン「おう……ってお前起きてたのかよ! 狸寝入りとはいい度胸じゃねえか花太郎の癖に! おい待てコラ!!」

一護(結局、花太郎の奴、斬魄刀置いて行きやがった……心配だ)

一護(浦原さんとこに居るんならまだいいけど、どこかほっつき歩いてねえだろうな)

一護「はあ…………」

石田「朽木さんが尸魂界に帰ったらしいな、黒崎」

一護「ああ、今は現世旅行らしいけどな……」

石田(現世旅行……?)

石田「いくら朽木さんがいないからってずっとそうやって憂鬱そうにするのはあまりよくないと思うぞ」

石田「井上さん達が心配してる」

一護「ちげぇよ……ルキアは関係ねえよ。つか、俺そんなに憂鬱そうか?」

織姫「うん、黒崎君いつもより元気がないみたい」

チャド「ム……」

一護「井上……それにチャドも」

織姫「あたし、心配だよ……」

チャド「ム……」

一護「いや、本当に対した事じゃねえんだ。そんなに気にすんな」

織姫「ううん、あたし黒崎君の事ずっと見てたからわかるよ……」

一護「いやいや、本当に対した事じゃねえんだって」

チャド「ム……対した事じゃないのか……なら俺たちにも教えてくれたっていいじゃないのか一護」

一護「う、」

石田「観念しろ、黒崎。朽木さんと何があったんだ」

一護「……って事があってな……」

織姫「そう……黒崎君はその花太郎くんが心配なんだね」

チャド「ム……わかった、俺たちも見かけたら気にかけよう」

石田(てっきり僕は朽木さんが尸魂界に帰ったのが原因だと思っていたぞ黒崎)

織姫「そうだ! 黒崎君が学校行ってる間心配なら、花太郎くんも朽木さんみたいに学校に通ったらいいんじゃないかな?」

チャド「ム……確かに」

一護「いや、それは……ちょっと無理があるな。あいつ、見た目が中学生上がりたてかってぐらいだしな」

一護「それに学校は何しでかすかわからない分、余計に不安だ」

石田(朽木さんだって高校生には見えないよ黒崎)

一護「せめて前みたいに岩鷲が居てくれりゃあな……」

花太郎「コンさんコンさん……起きてください」

コン「んん、むにゃむにゃなんだよ花太郎。今、俺様昼寝を満喫するのに忙しいんだよ」

花太郎「昼寝って……もう、暇そうじゃないですか」

花太郎「ちょうどお昼時ですよ、一緒にご飯食べましょうよ」

コン「んなもん一人で食えよ俺はお前の所為で眠たいんだよむにゃむにゃ」

花太郎「コンさん寝ちゃった……折角店長からお弁当貰ったのに」

花太郎「一人で食べよう……ぐすん」

花太郎「お腹いっぱいだ……よいしょ」

花太郎「何しようかな……」

花太郎「そうだ! 瞬歩の練習しておこう」

コン(独り言うるせえ)

花太郎「僕が瞬歩出来るようになったら、きっと一護さんビックリするだろうなあ」

花太郎「瞬歩出来るようになったのか花太郎見直したぜ!」

花太郎「さすが俺のサポート代理だぜ!」

花太郎「これからは瞬神の花太郎と呼ぶぜ!」

コン「あああ! もうごちゃごちゃうるせえな! 練習すんならさっさとしろよ!」

花太郎「……シュッ」

花太郎「……シュッシュッ」

花太郎「……シュッ……シュッシュッシュッ」

コン「黙ってやれよ! うるせえな!」

花太郎「もう、集中してたのに」

コン「黙れ! 何がシュッだアホか!」

コン「シュッシュッ言いながら反復横跳びしたら瞬歩出来るようになるのかああん!?」

コン「そんなんで出来んなら俺様にも出来るわこの野郎!」シュッシュッ

花太郎「す、凄い……コンさんの反復横跳び……速過ぎる……!」

一護「って事なんだよ岩鷲」

岩鷲「いや、そんな事でわざわざ尸魂界まで来たのかよ自由だなお前」

一護「そんな事ってなんだよ、お前花太郎の事が心配じゃねえのか」

岩鷲「花より、お前がいない空座町のが心配だわ。虚出る前に帰れよ」

一護「そりゃあ浦原さんとこに預けてたら心配ねえけどさ。あいつも霊圧持ってから虚に狙われるってのに斬魄刀俺ん家に置いてくんだぞ心配だろ」

岩鷲「おい、人の話聞けよ。つか、花もあんななりしてっけどガキじゃあるまいしそんな心配するこたねえだろ」

一護「するだろ……瞬歩も出来ないんだぜ……逃げることも出来ねえなんてああ心配だ」

岩鷲「アホか、あいつも一応七席なんだから虚の一匹や二匹平気だし慣れてるだろ」

一護「そもそも心配なのは虚だけじゃねえ……あいつアホだから菓子に釣られて誘拐されるかもしれねえ」

岩鷲「アホはお前だ。だから花はガキじゃねえんだってば」

花太郎「はぁはぁ……瞬歩の練習って大変だなあ……」

花太郎「瞬歩はもっと大変なんだろうなあ……もっと鍛えないと」

コン「はぁはぁ、絶対間違ってるぜ……こんな練習方法」

花太郎「でも、四番隊の先輩が直々に教えてくれた練習方法ですし……」

コン「絶対騙されてるだろお前……」

花太郎「次は現世について勉強しようっと」

コン「姐さんの本は読まねえのか」

花太郎「ルキアさんの本はイラストが多いのでどちらかと言うと現世をマスターした人の娯楽用だと思って……今日は店長の部屋にあった本をこっそり借りてきたんです」

コン「おう、そうか」

花太郎「ほら、文字がいっぱいです! どれどれ……」

コン「どれどれ……」

花太郎「『はやく頂戴……』由紀がそう言うと、赤く熟れた由紀のそこに康介の肉棒が……にくぼうが……」

コン「ってなんじゃこりゃ!!」

花太郎「うわああ投げないでくださいよ! コンさん、これは店長の本なんですから!」

コン「駄目だ! この本は駄目だ! てめーには早過ぎる! 後、店長も駄目だ!」

花太郎「店長は駄目じゃないです良い人です!」

コン「とりあえずこの本は没収だ! 処分だ! ゴミ箱行きだ!」

花太郎「そ、そんなあ……店長の本なのに……」

花太郎「でも、まさかこんな内容の本だったなんて……ぼ、僕……」

コン「こんなもんを未成年の目の届くところにおいてる奴が悪い!」

花太郎「ぼ、僕は未成年じゃありません!」

花太郎「それにコンさんだって一護さんのベッドの下にいやらしい本隠してる癖に……」

コン「な、ななななんで知ってんだよてめー!」

花太郎「あ、やっぱりあのベッドの下の本ってそういう本なんだ」

コン「姐さんには言うなよ! 絶対にだぞ!」

花太郎「なんか変な場所にあるなあって思ってたんですよ」ゴソゴソ

コン「コラてめー何勝手に探ってんだ!」

花太郎「わあ、凄い……全部ボインだ」

コン「いい加減にしろ! この!」

花太郎「ああ、まだ中見てないのに……」

コン「見なくていいんだよ見なくて!」

花太郎「恥ずかしがらなくたっていいじゃないですか男同士なんだから~」

コン「うるせえ! 人のもん人の許可なく見るんじゃねえ!」

花太郎「でも、駄目ですよコンさん。こんな隠し場所じゃあ一護さんに見つかりますよ」

コン「別に一護なら構わねえよ」

花太郎「未成年の目の届くところに置いちゃいけないって言ったのはコンさんじゃないですか」

コン「いいんだよ男同士だしな。男はな、こーんなちっせえ時から特盛が好きな生き物なんだよ」

花太郎「さっきと言ってる事違うじゃないですか……。それに浦原さんも言ってたでしょ、一護さんは思春期だって。こんな過激な本見つかったら困るなあ……」

コン「どうせもう一護もその本に世話になってんだろ」

花太郎「とりあえず何処かに隠さなきゃ……」ゴソゴソ

岩鷲「そうだ、花を鍛えてやったらどうだ!」

岩鷲「いい機会だろ。花も修行出来て喜ぶだろうしな」

一護「修行? 危険だろ」

岩鷲「なんでだよ! さすがに過保護過ぎるぞお前」

一護「修行ってあれだろ……? 浦原さんや夜一さんが俺に戦い方教えてくれたあれだろ?」

一護「花太郎が耐えられる訳ねーじゃねえか。死ぬぞ」

岩鷲「いや、お前が受けた修行をそのまま花にやらせなくたっていいじゃねえか」

岩鷲「ほら、ちょっとした護身術ぐらい教えてやれよ……つか、そのぐらいなら知ってそうだけどな」

一護「護身術なんて実践で身に付けたからなあ……」

岩鷲「じゃあ俺が花に教えてやるよ。姉ちゃん直伝のな」

一護「岩鷲、お前がか?」

岩鷲「おう、なんだ不満か?」

一護「花太郎……砂になったりしねえよな……?」

岩鷲「しねえよ馬鹿野郎!」

花太郎「一護さん遅いなあ……瞑想でもしようかな」

コン「お前、瞑想とかすんのか想像出来ねえな」

花太郎「しますよ、そりゃあ僕だって一応死神なんだから……よっこいしょ」

コン「瞬歩の練習の時は脱がなかった癖に今回は脱ぐんだな義骸」

花太郎「そりゃあ瞑想ですもん霊圧使いますから」

コン「瞬歩だって使うだろ霊圧」

花太郎「へ? ああ! 本当ですね!」

コン「じゃあ今日の苦労は無駄だったって事か……」

花太郎「じゃあ、もしかして義骸を脱いだ今、瞬歩出来るかもしれない!」

コン「なんで変なところ前向きなんだよ……」

花太郎「はぁはぁ……やっぱり僕には無理なんだ……ごめんなさい一護さん……」

コン「つか、先ず練習方法が駄目だろこれ」

花太郎「あっ、いい事思い付いた」

コン「なんだ? いい事って……ってお前な、なななーーーーーっ!」

花太郎「そりゃあ!」ゴッ

コロン……

花太郎「よし、このぬいぐるみから出たコンさんの本体を」

花太郎「さっき脱いだ僕の義骸に入れて……と」

コン「てってめーいきなり何しやがる!?」

花太郎「コンさんはきっとぬいぐるみだから瞬歩出来ないだけで、あのスピードの反復横跳びが出来るのなら、僕の身体を使えば瞬歩が出来る! 筈です!」

コン「アホだろお前」

とりあえず今日はこの辺まで
明日はこれるかわからないけど明後日には続き書くつもりです

こんなssを読んでくれるだけじゃなく、レスつけてくれるなんてありがたや 嬉しいです

今日の朝も電車乗りながらちょこちょこっと書いたけど明日ももしかしたら朝少しだけ書くかもしれない 
今日は早めにコンと花太郎と添い寝して寝るわおやすみ

乙!なごむわぁ

>>59
>>60
せっかく乙言ってもらったけど
お風呂入ったら目さえたからまたちょこっと続き書きます
寝落ちしたら済まぬ

花太郎は出るだけで場の空気が和むよな

一護「ただいま……ってうわああ」

コン「はぁはぁ! はぁはぁ!」シュッシュッシュッシュッ

花太郎「頑張ってコンさん! 頑張って!」

一護「花太郎が息切れ切れに高速半分横跳びしてる隣で満面の笑みを浮かべながらそれを応援する花太郎が見える……」

一護「どういう状況だよこれ」

一護「へぇ、瞬歩の練習してたのか」

花太郎「はい、僕も早く一護さんの役に立てるようになりたくて……!」

コン「まあ、こいつグズだからなかなか出来ねえけどな」ハァハァ……

一護(なんでコンにやらせてたんだろ……)

一護「花太郎は花太郎なりに修行してんだな……」

花太郎「……?」

一護「いや、今日な岩鷲のとこに行ってきたんだ」

花太郎「岩鷲さん! いいなあ僕も会いたかったなあ」

一護「そこで岩鷲がお前の事鍛えてくれるって言ってたんだけどよ」

一護「お前はお前なりに修行してるみたいだからさ。それならそれでいいかと思ってな」

花太郎「……。」

花太郎「そ、そう……ですか…………」

一護「!! 虚か……!」

一護「行ってくる……俺の身体と花太郎を頼んだぞコン」

シュンッ

コン「おう、任せろ」

花太郎「……」

コン「んだよ、白けた顔しやがって」

花太郎「いえ、別に……何でもないです」

コン「今日は一護追いかけねえのかよ」

花太郎「僕は……きっと一護さんを追うべきじゃない…………と思って」

花太郎「……あいたたた! 痛いですコンさん!」

コン「うるせえ! また変な事考えてんだろ!」

花太郎「考えてません! あっ、痛い」

コン「お前はアホだから隠せる訳ねえだろ、吐いちまえ」

花太郎「いたた……もう、一護さんの身体でそれは普通に痛いです……」

花太郎「僕、どこかできっと一護さんに甘えてたんだと思います」

花太郎「役立たずな僕でも一護さんは許してくれるって……認めてくれるって」

花太郎「でもそれは間違いでした。今日の事でわかりました……一護さんもいつも助けられてばかりの僕の役立たず具合にウンザリして岩鷲さんに相談しに行ってたんだって」

花太郎「……本当、本当駄目だな……僕」

コン「……」

コン「お前が役立たずなのは間違っちゃいねえが、一護がいつお前にウンザリだって言ったんだよ」

花太郎「……」

コン「一護はお前に何度か助けられてんだぜ……それなのにんな事考えるようなそんな馬鹿でも薄情な奴でもねえよ」

コン「お前はアホみたいに一護追っかけて、役立たずなら役立たずらしく一護に助けられてりゃいいんだよ」

コン「そもそも自分が役立たずだってわかってんなら今日みたいにアホやってねえで真面目に修行しろよ」

花太郎(ア、アホやってる……? 真面目にやってたつもりなのに……)

一護「ふぅ…………」

一護「ついてくんなって言ったろ花太郎」

花太郎「……」

花太郎「僕は役立たずでアホだけど……一護さんのサポート代理ですから」

花太郎「瞬歩もまだ出来ないけど必ず出来るように頑張りますので……虚退治ご一緒させてください」

花太郎「お願いします」

一護「……頭上げろ花太郎」

一護「虚と戦うのは危険なんだぞ、巻き添えくらって怪我するかもしれねえ」

一護「あれだけ言ったのに斬魄刀も忘れてきちまうし」

花太郎(忘れてた……)

一護「それに、虚退治について来なくたって俺のサポートはお前には出来るだろ」

一護「俺が怪我して帰ってきたら治療してくれる、それだけで十分過ぎるんだ」

花太郎「で、でも! 僕は……僕は、治療以外は何にも出来ません……せめて、虚退治ぐらいは一緒に行きたいんです」

花太郎「怪我の治療だって……僕が知らない間に一護さんが怪我するなんて嫌だし……」

花太郎「ルキアさんみたいに強くないし……コンさんが言うように美少女じゃないけど……ちゃんとサポートらしく一護さんの側にいたいです……」

花太郎「……僕、…………一生懸命頑張りますから……その…………」ポロ

花太郎「……………………置いてかないで…………」ポロポロ……

一護「! !!」

一護「……わっ、わかった」

花太郎「ぐす……」

一護「わかったから泣くんじゃねえよ……、俺が悪かった……お前が虚退治の事そこまで思ってるなんて知らなかった」

一護「ほら、涙ふけ」グイグイ

花太郎「……ん、痛いです一護さん」

コン(泣き落としか……ずりぃな……)

花太郎「い、一護さん……痛いです、親指が結構目に入って、あっ痛」

こっそり覗いてた石田(あんな小さな子を泣かすなんて黒崎の奴……)

こっそり覗いてた織姫(よくわからないけど、よかったね虚退治一緒に行けるみたいで)

こっそり覗いてたチャド(ム……よかった)

一護「そういえば、今日も走ってきたのか? 今回は結構距離離れてっけど」

花太郎「いえ、今日はコンさんに乗ってきました」

コン「乗るってなんだよ、俺様は乗り物じゃねえぞ」

コン「俺様は下部強化型だからな、瞬歩なんぞ使えなくてもこんな距離ちょちょいのちょいだ」

花太郎「下部強化型……ああ、だから反復横跳びがあんなに速いんですね!」

一護「そうか……確かに走ってくるには遠すぎるよな。……よいしょっと」

花太郎「うわあ!」

一護「しっかりつかまっとけよ花太郎」

花太郎「あ……待って一護さんなんだかこの体勢不安定で怖……ひい!」

シュン

コン「あ! おい待てよ俺を置いてくなよ!」

一護「よし、ついた」

花太郎「う、うわぁ……怖かった」

一護「……まだ目ぇ赤いな…………悪かったな花太郎」

花太郎「いえ、僕こそ……我儘言ってすみませんでした」

花太郎「急に涙がこぼれてきて……あはは、いきなり泣き出して気持ち悪かったでしょ? ごめんなさい……」

一護「花太郎……手、出してみろ」

花太郎「はい?」

花太郎「……? これは……飴玉?」

一護「今日、啓吾……クラスメイトに貰ったんだ」

花太郎「えっ! そんないいんですか?」

一護「おう」

花太郎「わあい、ありがとうございます! 嬉しいな」

コン「飴玉一つで機嫌とれるなんて安っすいなあ」

一護「うるせえよ」

あかん
おやすみ

乙!
飴ちゃんで喜ぶのちょろくてかわいいなw

一護「もう外が暗くなっちまったな、今日は浦原さん家まで送ってやるよ」

花太郎「えっ、わざわざいいですよそんな」

花太郎「ただでさえ今日は迷惑かけちゃったのに!」

一護「迷惑なんかじゃねえよ、それにお前……心配だしな」

花太郎「い、いいですよ……! それに、一護さんだって学校行って疲れてるでしょ……ゆっくり休んでください」

一護「ほら、行くぞ」

花太郎「だ、駄目です! そんな事されたら僕、申し訳なくて死んじゃいます」

コン「いいじゃねえか送ってもらえば、めんどくせえな」

一護「よいしょっと」

花太郎「う、うわああ! あっ待って一護さん待ってそんな乱暴に抱えないでわああ」

花太郎「怖かった……凄い怖かったです……」

浦原「あっどうも~、黒崎サンじゃないッスか~」

一護「おっす、浦原さん。悪りぃな、今日も花太郎の事頼む」

雨「ちらっ」

一護「今日は直ぐ帰っから茶はいいよ雨、ありがとな」

浦原「ええ~ゆっくりしてってくださいよ、黒崎サンなら大歓迎ッスよ」

浦原「なんなら、花太郎サンと一緒に泊まって行きます?」

一護「そういう訳には行かねえよ、明日も学校なんで」

浦原「そうッスか、残念です」

一護「じゃあ、俺はこれで。ちゃんと賢くしとけよ花太郎」

花太郎「あ、はい。今日はありがとうございました一護さん!」

コン(賢くしとけよって完全ガキ扱いじゃねえか)

花太郎「テッサイさん、僕にも何か手伝える事ありませんか?」

テッサイ「では、味見係をお願いしますぞ」

花太郎「はい」

ジン太「んな、味見してる暇あったら食卓にこれ運ぶの手伝えよ居候」

花太郎「あ、はい! わかりました」

雨「あっ……駄目、山田さんは味見係しててください……私達が運ぶんで」

花太郎「え、でも」

テッサイ「どうぞ、山田殿はこちらへ」

ジン太「なんか赤髪の兄ちゃん時と違ってこの黒髪の姉ちゃんには甘くねえか、居候差別だろ」

雨「ジン太君にも……わかる時がくる、よ」

ジン太「はあ? 雨の癖に偉そうに」

雨「痛い、痛い痛い」

浦原「いや~、やっぱりテッサイの作る食事は美味しいッスね~」

雨「美味しい」

花太郎「本当美味しい……隠し味とかあるんですか?」

テッサイ「隠し味は……愛情ですぞ」

ジン太「ん、おかわり」

テッサイ「はい」

花太郎「あ、お味噌汁なら僕が入れてきますよ」

テッサイ「いえ、山田殿は……」

花太郎「僕が一番近いですし、テッサイさんは座っててください」

ジン太「居候を甘やかしてばかりじゃダメだぜ」

雨「ジ、ジン太くん……やめておいた方が……」

ジン太「なんだよ雨、文句あんのか。居候はこき使ってなんぼだろ」

花太郎「そうですよ、全然使ってくださいね。どうぞ、ジン太さんお味噌汁ですってうわあああ!」ドン バッシヤン

ジン太「う、うおおお! あちちちちち!!」

花太郎「あ、熱! すみませんすみません!」

ジン太「な、なななんで何もねえとこで転ぶんだよ! 熱!!」

雨「ほら……ジン太くん、やっぱりやめた方がよかったんだよ……」

ジン太「まさか味噌汁ぶちまけるとは思わねえだろ! くそ、風呂行ってくる」

花太郎「ひい、すみません! 本当にすみません!! うわああ床も汚してしまいましたごめんなさい!」

テッサイ「私が拭いておきますので、山田殿はどうぞ風呂場へ……お湯も沸いておりますぞ」

花太郎「申し訳ございません……お洋服も汚してしまって…………うう、すみません」

ジン太「ったく、散々だぜ」サバァン

花太郎「失礼します」ガラガラ

ジン太「お、おおおう!? 何入ってきてんだてめー!」

花太郎「先程はすみませんでした。あ、やっぱり二人でお風呂は狭いですかね」

ジン太「そそそそそういう問題じゃねえよ! うわあ入ってくんじゃねえって!」

花太郎「赤くなってる……軽い火傷してますね。すみません直ぐ治します」

ジン太「前を隠せバカ!」


花太郎「あっもう、ちゃんとこっち向いてくださいジン太さん……治療ができないじゃないですか」

ジン太「むっむむ向けるかアホ!」

花太郎「なんでそんなに恥ずかしがってるんですか……男同士なのに」

ジン太「恥ずかしいとかそういうんじゃねえ…………って………あ、はあ? ちょっと待て男同士って……」

花太郎「うわあ、鼻血も出てるじゃないですか……」

ジン太「………………お前男か」

花太郎「えっ」

ジン太「女じゃねえのか」

花太郎「なっ、何を言いますか……この逞しい胸板が目に入りませんか?」

ジン太「…………いや、そんな貧相な胸板初めて見だぞ」

花太郎「そもそもこんなキリリとした凛々しい顔つきなのに女性と間違うなんて」

ジン太「…………キリリ? 凛々しい? ねえよ」

雨「……ジン太くん、山田さんの事やっぱり女の人だと思ってたんだね……」

ジン太「あ、てめ何覗きにきてんだよ」

浦原「あれだけ叫んでたら心配にもなりますっしょ」

ジン太「店長まで……つか、お前知ってたんなら教えろよ」

雨「痛い痛いよ、ジン太くん」

そろそろ風呂入って寝る
明日は更新出来ないけど明後日はちょこちょこ更新したいと思います


>>75
一護とかルキアとかに貰ったものはなんでも嬉しそうに受け取りそうなイメージだわwちょろいぜ花太郎

花太郎さん男らしいじゃないかどことは言えないけど!!!!1
続き待ってる。乙

花太郎「あ……コンさん先に寝てる」

コン「お前に昼寝を邪魔されたから眠いんだよ」

花太郎「ぬいぐるみも睡眠が必要なんですね……不思議だ」

花太郎「ちょっと寄ってくださいよ真ん中とるのはずるいです」

コン「うるせえな……お前は床で寝ろ床で」

花太郎「あ、酷い……僕だって今日は色々あって眠たいんですよ、もう」

コン「おいコラ! てめーそんなに押したら潰れるだろうが」

花太郎「はいはい……おやすみなさい」

花太郎「……」

花太郎「…………コンさん」

花太郎「…………もしかしてお布団ひいといてくれてたんですか」

コン「あ? 俺様は自分が寝るためにひいたんだよ勝手に入んじゃねえ」

花太郎「ありがとうございます……」

コン「断じてお前の為じゃねえからな……っておいコラ! だから俺は抱き枕じゃねえんだぞ気持ち悪い!」

ジン太(くそうるせえ)

雨(なんでぬいぐるみが睡眠必要なのか気になって眠れない)

花太郎「……」モゾモゾ

コン「…………やけに早起きだな」

花太郎「ひいっ、び……びびびっくりした……おはようごさいますコンさん…………。起こしてしまいましたね……すみません」

コン「まだ外暗えじゃねえか」

花太郎「あ、はい……早いうちから朝食の支度をしておこうかと思って…………」

花太郎「今日は美味しい朝ごはん期待しててくださいね」

コン「……おう」

テッサイ「ちらっ」

花太郎「ど、どうですか……?」

ジン太「昨日の方が美味いんじゃねえか?」

雨「普通、です……」

浦原「アタシは嫌いじゃないッスよ本当本当」

コン「美味え」

テッサイ「ふむ……」

テッサイ「隠し味がきいてますな」

花太郎「……!」

花太郎「ほ、本当ですかテッサイさん……! や、やったあ…………!」

コン「で、今日は何やんだ? 昨日みたいに瞬歩の練習か? それともエロ本探りか?」

花太郎「え、えろ……って…………もう、あれは現世の勉強ですって」

花太郎「今日はですね……とりあえず朝はアルバイトで、後は折角一護さんに虚退治をご一緒させていただく許可をもらったので、少しでも役に立てるように瞬歩の練習は勿論、瞑想や素振りもやりたいなあと思ってます」

コン「おう、いい心掛けじゃねえか」

花太郎「でも、その前に現世スーパーに行こうかな」

コン「スーパー? なんでだよ……まさかバイトの面接か……? なんだ? コンビニのバイト、クビになっちまいそうなのかよお前」

花太郎「ちっ、違いますよ……! 酷いなあ…………」

花太郎「じ……実は…………今朝、テッサイさんに褒められて、その……少し自信がついてきたというか、もう少し料理の腕を上げたいというか……え、えへへ」

コン「もじもじすんなよ気持ち悪ぃな」

花太郎「そして、いつの日か美味しい朝ご飯を皆さんに……! ルキアさんに……!」

コン「お、おう……お前がどうしようがお前の勝手だからな……なんも言わねえけどよ…………」

花太郎「さて、今日も頑張るぞ」

店長「最近は売上げが上がってきてるからな、忙しいと思うけどしっかりやってくれよ」

花太郎「はい~、頑張ります」

「おーい、店のものはおらぬのか?」

花太郎「あっ、すみません……すぐレジ開けますね……って!」

ルキア「久し振りだな花太郎」

花太郎「ルッ、ルキアさん!?」

花太郎「どうして……朽木隊長と現世旅行に行ってる筈じゃ…………」

ルキア「何……少し様子を見に来ただけだ、上手くやってるようではないか花太郎」

花太郎「いえ……そんな…………あ、ありがとうございます」

ルキア「……それと、渡したいものがあってな」

花太郎「? 渡したいものですか」

ルキア「一護のサポートに行き詰まった時に読むといい」

花太郎「これは……」

ルキア「ああ、これは『死神代行☆サポートマニュアル』というものだ」

今日はここまでです
ルキア出てくると書くの凄い楽しいwwwwチャドと織姫ももっと出したいwwwでも明日早いから大人しく寝ます
明日は書けないけど明後日には書きにくる 読んでくれてる人本当にありがとう嬉しいわ 気軽にレスしてください

>>86
花太郎は性格男らしいというか男前なところあるよなw
外見は、アニメでファーストフード店で女子の制服着せられてたりメイドやったりしてるから女子に間違われやすいのかなって思ってたけど、外見も男らしいとこ普通にあるよ……な……?どことは言わないけどwwww


花太郎「えっと、この絵ってもしかして」

ルキア「私がかいた」

花太郎(やっぱりルキアさんが…………)

ルキア「このマニュアルには私が現世で経験した事も細かに書いてある。現世にまだ慣れぬ花太郎の知らぬ事も沢山書いてある筈だ、暇があれば読むといいだろう」

花太郎「あ、ありがとうございますルキアさん、参考にさせて頂きます」

花太郎(この手書きノートの表紙のウサギは一護さんと、僕……なのかな……)

ルキア「済まぬがもう少しの間一護の事を頼んだぞ花太郎」

花太郎「え、あっはい。ルキアさんも現世旅行楽しんできてくださいね」

ルキア「ああ、土産を楽しみにしておいてくれ」

ルキア(一人で任せてしまって、花太郎がプレッシャーを感じ思い悩んでいないか少し不安に思っていたが……)

花太郎「お土産話も沢山聞かせてくださいね」

花太郎「ルキアさん……?」ポケラ~ン

ルキア(どうやら大丈夫そうだな)フッ

花太郎「な、なんで僕の顔見て鼻で笑うんですか、も~」

ルキア「さて、私はそろそろ兄様の所に戻るとしよう」

花太郎「もう、戻られてしまうんですね……」

ルキア「……そう暗い顔をするな、旅行が終わったら私が現世の良い所を案内してやろう」

花太郎「本当ですか! えへへ、嬉しいなあ」

ルキア「ああ、礼もせねばならんからな」

花太郎「お礼なんて……そんなあ」

ルキア「本当に感謝しているぞ花太郎……では、また」

花太郎「はい、ルキアさんまた……」

コン「おい、やけに嬉しそうだな」

花太郎「あ、コンさん。ただいま帰りました」

コン「なんだ? そんなに朝のが嬉しかったのかよ。ちっと褒められただけでその調子だなんて安い奴だな」

花太郎「朝……? あっああ~……いえ、それもありますけど……実は、先ほどルキアさんとお会いして……」

コン「何ぃ!? 姐さんと会ったのかてめー! どっどこだどこで会ったんだ! 今行きますよ姐さぁん!!」

花太郎「もう帰られましたよ……ってあいたたたた」

コン「ったくてめーは本当役立つだな! 姐さんが帰ったら真っ先に俺様に知らせろよ!」

花太郎「痛いですっコンさんってば……仕方ないじゃないですかバイト中だったし……」

コン「バイト? んなもん抜け出してくればいいだろうが!」

花太郎「そんな無茶苦茶な……」

花太郎「よいしょ」

コン「……姐さんの鞄なんて出して何するつもりだよ」

花太郎「あ、これルキアさんのだったんですね、ちょっとお借りします」

コン「どっか出かけんのか」

花太郎「……えっとですね、今から現世スーパーへ行こうかなって思って…………」

花太郎「……」チラッ

コン「…………なんだよその目」

花太郎「コンさんも一緒に行きましょうよ」

コン「はあ?……ま、まさかてめー……俺様をそんな狭い鞄の中に入れていこうって気じゃねえだろうな」

花太郎「ほら、中にタオルをひいてみました。ふわふわ快適ですよ」

コン「そんなんで釣られると思うなよ、なめてんのか」

花太郎「冷たいなあ……」

コン「買い物ぐらい一人で行けや、ガキじゃあるめぇし」

コン「いや、ガキだったか」

花太郎「……」ムッ

花太郎「ガキって……コンさんの方が年下じゃないですか」

花太郎「それにちっちゃいし」

コン「うるせぇ! 精神年齢の話してんだよ精神年齢の! つか、てめーはいったい いくつなんだよ」

花太郎「精神年齢だって僕の方が上ですよ、きっと」

コン「てめーみたいな乳臭いガキの精神年齢が俺様より上な訳ねえだろ」

コン「つか、本当てめーいくつなんだよ」

花太郎「もういいです。スーパー、一人で行きます」

コン「おい、俺様の質問を無視するったいい度胸だな花太郎の癖に」

花太郎「…………質問って、そんな事聞いてどうするんですか……僕達死神にとっては年齢なんてあってないようなものなのに」

コン「いいから答えろよ」

花太郎「……ううん、そうだなあ…………何歳ぐらいに見えますか」

コン「てめ、そういう質問返しは見た目に自信があるお姉様方しか使っちゃいけねえんだぞ!」

花太郎「なんですかそれ」

コン「何笑ってんだよ!」

花太郎「いいから……ほらっ、いくつに見えますか」

コン「…………」

コン「よくて中学生ぐらいだ、よな…………」

花太郎「……」

花太郎「スーパー行ってきます」

コン「な、なななんだよ! なんでノーコメントなんだよ」

花太郎「あっもう……ちょっと引っ張らないでくださいよ」

コン「んだよてめー! 不満か? よくて中学生ってのに不満なのか? いくつって言えば満足なんだよ!」

花太郎「どうせ僕は背も伸びないし、よくて中学生ぐらいですよ」

コン「ああ! もうめんどせえ!!」

花太郎(結局一人で来ることになってしまった)

花太郎(うわあ……見た事ない食材でいっぱいだあ……)

花太郎「うーん……」キョロキョロ

織姫「あれ……? もしかして花太郎くん?」

花太郎「えっ……! あっはい、えっと……どうもこんにちは」

織姫「あ~! やっぱり黒崎くんが言ってた花太郎くんだ!」

花太郎「えっと」

織姫「どうしたの? 一人でお買い物? 黒崎くんは?」

花太郎「あの貴女は」

織姫「あ! もしかして黒崎くんのお使い? 偉いな~よしよし」

花太郎「えっ偉い……! えへへ、ありがとうございます」

花太郎「井上織姫さんっていうんですか」

花太郎「僕は山田花太郎です」

織姫「よろしくね、花太郎くん。覚えやすくていい名前だね~」

花太郎「! ほ、本当ですか! よく言われるんですいい名前だって」

織姫「うん、凄く覚えやすいよ! 覚えやす過ぎて逆に覚えにくいぐらい」

花太郎「覚えやすいですよね~一護さんは覚えにくいって言うんです……って、え? あれ、覚えにくいんですか?」

織姫「ううん、覚えやすすぎて覚えにくいだけだよ」

花太郎「え、あっ……ええと、それは覚えにくいと言う事では……」

織姫「えっ」

花太郎「あ、いえ、なんでもないです……」

織姫「花太郎くん一人……なんだね、黒崎くんはどうしたの?」

花太郎「一護さんですか? 一護さんは家に居ると思いますよ」

織姫「ダメだよ!」

花太郎「え……?」

織姫「一人で出歩いちゃダメだよ! 黒崎くんはね、すごくすっごく花太郎君の心配してるんだよ」

花太郎「心配……ですか?」

織姫「うん……少し妬けちゃうぐらい花太郎くんの事、心配してるの」

花太郎「や、妬けちゃうくらいですか……」

織姫「今もきっと心配してる筈だよ……早く帰った方がいいと思う! 送ったあげるね」

花太郎「えっ、いいですよ……さすがに一護さんもそこまで心配症じゃないと思いますし」

織姫「ううん、私も改めて会ってみて花太郎くんの事心配する黒崎くんの気持ち凄くわかるもん」

花太郎「うっ、酷いなあ……」

織姫「花太郎くんだって霊圧持ってるんだよ……? 斬魄刀も持たないで外をうろついていたら虚に襲われちゃうよ」

花太郎「あ、でも今日は斬魄刀持ってきてますから大丈夫ですよ」

花太郎「ほら……ってあれ? あ……そういえば昨日、一護さん家に忘れてきてしまったまんまだった…………」

花太郎「あは、あははは……」

織姫「……黒崎くんの気持ち今、すっごくわかるよ」

織姫「さ、帰ろう花太郎くん」

花太郎「え、ええっで、でも僕買い物が……」

織姫「あ、そっか何か買いにスーパーに来てるんだもんね」

織姫「そうだ、買い物付き合うよ!」

花太郎「ええ~、いいですよ織姫さんも何か買い物があるんですよね、邪魔しちゃ悪いし……」

織姫「ううん、気にしないで。あたしは夕飯の買い物に来てるだけだから……一緒にまわろ!」

花太郎(夕飯の買い物……! 朝ごはん作りの参考になるかもしれない!)

織姫「もしかして、一緒にまわるだなんて迷惑だったかな……」

花太郎「へ……? いえ、そんな迷惑だなんて……是非、一緒にまわりましょう」

一護「ただいま」

コン「おう、今日は早かったな」

一護「……」キョロキョロ

一護「花太郎はどうしたんだ?」

コン「あ? あ~あいつなら今スーパー行ってんぞ」

一護「スーパー……? つか、一人にさせちまったのか」

一護「どこのスーパー行ったかわかるかコン」

コン「知らねえよ……まさか追いかける気かよ」

一護「ああ、あいつまた斬魄刀ここに置いてっちまってるからな」

コン「またかよ……まあ、大丈夫だろ」

一護「大丈夫じゃねえよ、虚だけじゃなくて不審者とかにも狙われるかもしれねえし……一人はマズイだろ」

コン「いや、大丈夫だろ。ほら、花太郎の近くにさっきから特盛井上さんの霊圧感じるじゃねえか」

一護「本当か」

一護「…………」

一護「……う、うーん」

コン「てめー本当に霊圧感知すんのは下手くそだよな」

一護「……」ソワソワ

一護「…………」ソワソワ

コン「落ち着けよ」

一護「あ、ああ……」

一護「つか、お前何読んでんだ? まともな本なんて珍しいな……」

コン「これか? これは花太郎の奴が持ってきた本なんだけどな……これが読み始めたら続きが気になって気になって……それに一途な由紀ちゃんが可愛いんだ」

一護「花太郎が……? あいつ本とか好きそうだしな、どんな本だ?」

コン「普通の恋愛小説だ」

一護「どれどれ……ってなんで逃げんだよ」

コン「今俺様が読んでんだろうが」

一護「どんな本か見るだけじゃねえか」

コン「だから恋愛もんだよ、読みたきゃ花太郎に許可とれよな」

一護「なんで隠すんだ」

コン「今日のお前はやけにくいつくな」

一護「おらっ」

コン「おっと、危ねえ」

一護「おらあっ」

コン「うおっ! 危ねえ危ねえ」

一護「あ、ルキア」

コン「えっ! 姐さん!?」

一護「隙あり」

コン「あ、てめーズルいぞ! 離しやがれ」

一護「しつけえな……諦めろよ」

コン「しつこいのはてめーだろ! それに、俺の純粋な姐さんへの気持ちを弄びやがって」

一護「いいから本に抱きつくな、読めねえだろうが」

コン「読めなくていいんだよ」

一護「なんでそこまで読ませたくねえんだ、花太郎の本だろ?」

コン「花太郎の本だからだよ、あいつに一護だけには見せるなって言われてんだよ」

一護「花太郎が? なんで俺だけには見せられない理由はなんだよ」

コン「知らねえな、花太郎の奴に直接聞けよ」

コン「ただ、花太郎はすっげえ、すっっっげえお前には見せたくなさそうだったぜ」

一護「本当かよ……」

コン「…………やっと諦めやがったか」

一護「俺には見せたくない本…………」

コン「おうよ」

一護「恋愛もの……なんだよな」

コン「そうだぜ、由紀ちゃんのな」

一護「誰だよ由紀ちゃん……」

一護「あっ、もしかして花太郎の実体験を元にしたエッセイか」

一護「それで恥ずかしがってんのか」

コン「ちげえよ、あいつ恋愛とか無縁そうじゃねえか」

コン「つか、本とか書けるように見えんのか」

一護「だよな……花太郎と恋愛ものの小説がそもそも結びつかねえ」

コン「それはそれでひでえな」

コン「あいつ、冴えないくせに女子に好かれるルックスしてっけどな」

一護「……花太郎花太郎……花太郎といえば治療だよな……医学の事とか…………も踏まえた恋愛もの……だと、コンは読まねえか。難しいもんな」

コン「おい、おいこら」

一護「花太郎花太郎……花太郎が好きな花を売ってる花屋が出てくる本だな……」

コン「別に花太郎の奴、花が好きだから花太郎って名前じゃねえと思うけど」

一護「そこの花屋で働いてる由紀が、冴えないくせに女子にモテる男と恋に落ちるんだ」

コン「おい、待て……何勝手に捏造してんだ」

一護「内容が花屋由紀の恋愛ものなら見せたくねえ理由にならねえか……内容以外に他になんか理由にあるんだろうな」

コン「由紀ちゃんは花屋じゃねえって」

一護「お前は理由知ってるんだよな」

コン「まあな」

一護「コンには言えて俺には言えない理由か……」

織姫「へえ~じゃあ毎朝、お手伝いしてるんだね! 偉い偉い」

花太郎「あ、ははは……ありがとうございます」

織姫「料理の練習かあ……それならあたしの家で練習する、っていうのはどうかな」

花太郎「えっ、織姫さんのご自宅ですか?」

織姫「あたしの家で練習するんだったら花太郎くんを一人にする事にならないし、それにあたし一人暮らしだから食事も自分で作ってるんだ! 少しでも参考になればいいなって」

花太郎「自炊なさってるんですね、まだ若いのに凄いなあ……。織姫さんに料理を教えて貰えるなんてとっても嬉しいです、是非お邪魔させてください」

織姫「ううん、教えるって程上手に出来ないけどね。じゃあ決まりだね! 材料買ってあたしん家へゴー! だよ!」

一護「つまり、その本の内容は花太郎にとって俺に見せちゃ都合の悪い内容って事か」

コン「まあ、そういう事だな」

一護「別に、俺だけに、ただいけずで見せたくないって訳じゃねえよな」

コン「んな、小学生みたいな事するかよ」

一護「……俺に見せちゃマズイものってなんだ………………」

コン「うう、由紀ちゃ~ん……」

一護「つか、お前……俺に見せたらマズイもんを俺の前で堂々と読むなよ」

コン「花太郎が見せたくないだけで、俺様はお前がこれを見ようが見まいがどうだっていいからな」

一護「ますますわかんねえ」

コン「逆に考えて見たらどうだ? お前が花太郎には見せたくない恋愛ものの小説ってどんなだよ」

一護「花太郎には見せたくない……? そもそも花太郎と恋愛小説が結びつかねえからなあ……」

一護「……」

一護「…………最後に心中しちまう話とか」

コン「お、おう……」

一護「ハッピーエンド以外は見せたくねえなあ」

コン「じゃあこの本はそういう内容って事でいいんじゃねえ……」

一護「じゃあってなんだよ」

コン「そう思ってた方がいいって話だ」

花太郎「お邪魔しま~す……」

織姫「どうぞどうぞ~! ほら、こっちがキッチンだよ」

花太郎「ど、どうも」

織姫「さて、織姫先生のお料理教室はじまるよ!」

花太郎「わあい」パチバチ

織姫「花太郎くん、はいエプロン! 髪も縛ってあげるね。あっ手も消毒しなきゃ」シュッ シュッ

花太郎「あっ、ありがとうございます」

花太郎(手際いいなあ……毎日お料理するれば僕もこんな風にテキパキ出来るようになれるのかな……!)

織姫「さて、今日買ったものは……ネギとバナナとバターとようかん」

花太郎「それと食パンとあんこの缶詰ですね」

織姫「ふふふ、もう花太郎くんには今から何を作るかわかっちゃったかもしれないなあ」

花太郎(さっぱりわからない)

花太郎「なんでしょうか……現世の食べ物はあまり詳しくないけど、材料からして甘辛いもの……かなあ……?」

織姫「そうそう、近いよ! よしじゃあ料理始めよっか!」

花太郎「あ、はい」

花太郎(何作るか教えてくれないんだ……)

織姫「ふんふんふ~ん」

織姫「先ずはこのぶつ切りにしたネギをフライパンで焼いていきます!」

花太郎「ネ、ネギが最初でいいんですか……?」

織姫「えっ……」

花太郎「あっいえ、すみません……ついバターがあったので、料理本を読んだ時バターを最初に使う料理が多くて…………料理によっては使う食材の順番は異なりますもんね」

織姫「うーん……そうだなあ…………」

織姫「じゃあバターから最初に入れよっか!」

花太郎「じゃ、じゃあ!?」

織姫「うん、そうしよそうしよ! そしてネギを細かく輪切りにしといてもらってもいいかな」

花太郎「えっ! ぶつ切りじゃなくていいんですか」

織姫「いいの、いいの! ほら、料理ってアイデアが大事だから」

花太郎「料理はアイデア……なるほど! そうだ、メモを取っておこう」メモメモ

織姫「ネギを輪切りしてもらってる間、あたしは……そりゃあ!」

花太郎「うわっ! えっ? ええっ!?」

織姫「とりゃ! おりゃ! ていいい!」

花太郎「ななな何やってるんですか織姫さん……!」

織姫「何って……ようかんを潰してるんだよ」

花太郎「な、何故そんな事を……!」

織姫「えっ、料理に使うから……」

花太郎「あ、ああ! 料理に使うんですね!」

花太郎(急にようかん虐め始めたかと思ってビックリした)

花太郎「てっきり僕、デザートに食べるものだとばかり……料理に使うんでしたね、ははは」

織姫「バナナも潰して……おりゃ!」

花太郎「か、皮ごといくんですね……」

織姫「あ、本当だ……皮ごと潰しちゃったけど……ちょっとぐらいならわからないかな」

花太郎(あ、わざと皮ごと潰したんじゃなかったんだ)

花太郎「そう、ですね……大きい皮をこうやって取り除いて後は混ぜちゃえばわかりませんよきっと……」

花太郎「ほら、少しあれですが……」

織姫「そうだね……潰したようかんも混ぜるから大丈夫だよ、ね……」

花太郎「ようかんも混ぜてしまうんですか」

織姫「うん! 刻んだネギも入れて……こうやって綺麗に混ぜてお団子にするの」

織姫「後は、バターをひいたフライパンで炒めて……」

花太郎(美味しそうな香り……)

織姫「完成! 簡単なのに凄い美味しいの!」

花太郎「美味しそうですね……!」

織姫「タッパーに詰めておくからよかったら持ち帰ってね」

花太郎「いいんですか! ありがとうございます」

花太郎「あの……そういえば、食パンとあんこは……」

織姫「これはこのまま あんこをつけて食べるんだよ」

花太郎「このままです、か……えっ食パンも切らずに……?」

織姫「うん、このまま齧って食べるのが凄く美味しいの」

花太郎「齧って……現世の人は豪快だなあ……」

普通に不味そうだな

一護「とう!」

コン「危ねえって!」

一護「カバー外して表紙ぐらい見せてくれたっていいじゃねえか」

コン「ダメだダメだ!」

コン「見たかったら花太郎に許可とれよな」

一護「今、花太郎いないだろ」

コン「だったら諦めろよ……っと危ねえ」

花太郎「あの~……」

一護「うおっ」

コン「うわっ! てめー帰ってたのかよ!」

一護(いつの間に……!)

花太郎「今さっき帰りました……ところで僕に何か用事でも…………」

一護「ああ、コンが花太郎の許可なしじゃ本を見せてくれねえつってて……」

コン「おうよ、一護には見せるなって言ってただろお前」

花太郎「本、ですか?」

コン「これだよこれ。ほら、店長の」

花太郎「ああ~その本ですか……ってコンさん何勝手に読んでるんですか! もう、一護さんの前だってのに」

コン「あっコラ! まだ読みかけだったのによう」

一護(やっぱり俺が見たら何か都合悪いのか……?)

一護「俺の前で……って俺に見られちゃ困るような本なのかよ」

花太郎「えっ……! あ、いえ全然そんなんじゃ……ありませんよねコンさん、ね?」

コン「さあな」

一護「じゃあ見せてもらってもいいか」

花太郎「見せる……! いやいやいやこれはちょっとダメです」

一護「……?」

花太郎「これは、その……あれなんです! 借りたもので、大事な本なので……えっと、ダメなんです」

一護「なにか理由があるのか、俺に見せられない」

花太郎「いえ、そんなあ……でもこれは…………ううん、参ったなあ……とりあえずこの本の話はお終いにしましょう」

一護「……」

花太郎「ほら、本なんかより見てください! 今日は織姫さん家で一緒に料理してきたんですよ! 美味しそうでしょ?」

コン「いっ井上さん家に……!? てめーなんて羨ましい! ふざけんな!」

花太郎「あっ痛い痛いですコンさん」

一護「井上と仲良かったんだな、知らなかったぜ」

花太郎「いえ、今日スーパーで知り合ったんですよ」

コン「お前のそういう直ぐ女子に警戒心持たれず好かれるルックスは本当に羨ましいな」

コン「だが、姐さん時も思ったが冴えないからいつも友達止まりで終わりそうなタイプだよなお前」

花太郎「…………」

コン「おい無言で抓るな! 俺様の頬が伸びるだろ!!」

花太郎「よかったら食べてください! 井上さん特製レシピですよ」

コン「特盛井上さんの手作り! ううん生まれてきてよかった」

一護「い、井上の料理か……あいつ普段の食いもんはあれだけど……」

コン「みっ見た目もあれだけど……井上さん特製だ…………美味いに決まってる!」

今日はここまで
明日の夜からまた書きます
やっぱ織姫達書くの楽しいわwww
もっと色んなキャラも出したい

>>128
不味そうだよなwwww
これでもネギとバナナとバターとようかんで出来る美味しそうな料理を必死に考えたんだぞwwwww

乙!
面白い続き待ってる
花太郎可愛いくて花太郎に目覚めたわ

花太郎「どうですか?」

コン「お、おおおう…………」

コン「……………………うん」

花太郎「? なんで向こう向いて座り直すんですか? まだ全然残ってるのに……」

花太郎「ほら、コンさんあーん」

コン「いや…………俺は、もういい」

花太郎「……? そうですか……」

花太郎「一護さんもどうぞ! 遠慮しないでくださいね」

一護「いや、俺もいいわ」

花太郎「えっ……折角織姫さんと作ったのに…………」シュン

一護「…………」

一護「………………やっぱりもらうわ」

花太郎「本当ですか……!」パァアア

花太郎「ほらほら、一護さんもあーん」

一護「いや、自分で食えるって……つか、一口がでけえよ」

一護「………………」

一護「お、おお、おう…………」

一護「………………うん」

花太郎「………………はい」

一護「……甘え」

花太郎「甘いですよね…………」

一護「…………おう」

花太郎「甘い……甘いけど、その中で凄くネギが主張してきますよね…………」

一護「そうだな……」

花太郎「現世のお料理って独特ですよね…………あっもう一口いります? ほらあーん」

一護「だから自分で食えるって」

一護「…………」

一護「お、おおう………………」

花太郎「不思議な味で癖になりますよね……もう一口どうぞ」

一護「不思議な味だけど、癖にはならねえよ」

一護「つか、お前は食わないのか」

花太郎「あっはい、僕はいいです」

コン「てめー…………」

花太郎「さてと、ルキアさんから頂いた『死神代行☆サポートマニュアル』を読もうかな」

一護「サポートマニュアルとかあるのか……ってそれルキアの手作りかよ」

コン「姐さん直筆のノートだと……!?」

花太郎「ええ、そうみたいですよ。ほら……わかりやすくルキアさんの手描きイラストが沢山……!」

一護「…………この変なイラストがない方がわかりやすいだろ」

花太郎「わあ、ルキアさんオススメの現世勉強の為に読んだ本や雑誌の情報も載ってますよ! 黒崎家の夕飯のバリエーションとかも……! 凄い書き込まれてますね」

花太郎「あっ見てください! なぞなぞもありますよ! なるほど……このなぞなぞを解いたら読める仕組みなんですね……!」

一護「…………これってサポートマニュアルだよな?」

今日はここまでで寝ますおやすみ……

>>134
花太郎に目覚めてくれて凄く嬉しいwwwwもっと花太郎好きが増えて花太郎関連のSSも増えて欲しい


花太郎があーんしてくれるならなんでも食える
…食える(震え声)

乙乙
花太郎可愛いな パンツ脱いだわ

一護「なんだよこれ……全然サポートに関して書いてねえじゃねえか」

花太郎「そんな事ないですよ~」

花太郎「ほら、ここに死神代行サポートの心得とかも書いてますし……ここなんて黒崎家の見取り図が!」

一護「見取り図!? ルキアの奴いつの間に見取り図なんて書いてやがったんだ」

花太郎「あ、見取り図によると……ルキアさんのお部屋ってここの押入れだったんですね」

一護「おう」

花太郎「押し入れなのに結構広いんですね」

花太郎「最初、僕は浦原さん家じゃなくてルキアさんの使ってた部屋をお借りしようと思ってたんです」

一護「そういや、言ってたな。けど、お前には狭いだろ」

一護「しかもそこは部屋じゃなくて押し入れだしな」

花太郎「よいしょ……」

一護「おい、何入ってんだ」

花太郎「いいですね……こう戸を閉めた時の狭さと薄暗い感じ…………」

コン「お前、好きそうだよな押し入れとか」

花太郎「好きです……凄く落ち着きます…………」

コン「ほらよ、姐さんが使ってた電気スタンド」

花太郎「わあ、ありがとうございます」
花太郎「そうだ、コンさんもどうぞ~落ち着きますよ」

コン「よいしょ……おう、悪くねえな」

花太郎「戸を閉めて……灯りをつけたら、ほら! 秘密基地みたいですよ」

コン「秘密基地か……雑誌とか菓子とかも持ち込むか」

花太郎「いいですね……いいですね!」

一護「……おい」

花太郎「下のお布団もふかふかですし、このまま寝っ転がっても大丈夫ですよ」

コン「いいな、快適じゃねえか」

花太郎「僕、今夜はここで寝ます」

コン「うおっ、てめーだから何度も言ってるだろ俺様は抱き枕じゃねえんだぞ」

花太郎「はあ~……この部屋凄く落ち着きます…………ふぅ」

コン「まあ、悪くはねえよな」

一護「おい」

コン「なんだよ一護」
コン「言っとくけどお前が入れるスペースなんてねえからな」

一護「ち、ちげえよ。そんなんじゃねえけど」

花太郎「一護さんは…………大きいから入るのは……少し難しそうですよね………………」ウトウト……

コン「羨ましかったら小さくなれってこったな」

一護「無茶言うなって……つか、もう出ろよお前ら」

コン「あっ、馬鹿野郎開けんじゃねえよ」

一護「なんでだよ」

コン「秘密基地を荒らされちゃ困るからな」

一護「荒らさねえし、ここ押し入れだからな。いいから開けるぞ」

コン「てめーまさか無理矢理入る気じゃねえだろうな! 花太郎、戸抑えるぞ」
コン「……? おい、花太郎? 花太郎!」

花太郎「へ? あ、すみませんあまりに心地良くて少し眠ってしまいました…………」

コン「しっかりしろよ……ほら抑えるぜ。一護が入ってくるぞ」

花太郎「あ~やっぱり一護さんも入りたかったんですね」

一護「違うっつってんだろ……いいから開けろって」

一護「おら」

コン「あっくそ、無理矢理開けやがって」

花太郎「わ、眩しい」

一護「…………よいしょ」

コン「あー! てめーやっぱり入ってくるんじゃねえか!」

一護「…………」

花太郎「うわあ、おっ押さないでください狭いですって」

コン「おい潰れる潰れる! 一護お前さすがに無理があるだろ!」

花太郎「あっ、ちょっと変なところ触らないでくださいよ~」

コン「てめ、一護! スタンド倒してんじゃねえよ危ねえな」

一護「…………」

コン「…………」

花太郎「…………」

一護「ただ狭いだけじゃねえが」

コン「お前のせいでな」

一護「って事は今日泊まってくのかよ」

花太郎「あ、はい。折角こんなにいい部屋が空いてるなら是非使わせてもらいたいなあ……と思いまして」

一護「いいけどよ……そこは部屋じゃねえし、ただ狭いだけの押し入れだぜ?」

コン「ただ狭いのはお前のせいだって言ってんだろ」

花太郎「あはは……一護さんもお一人で入られたらまだ狭く感じないと思いますよ」

一護「いや、もう入らねえよ。つか、今日家に泊まるんなら浦原さんに電話しとかねえとな」

花太郎「あ、すみません。お願いします」

コン「じゃあ、部屋に戻ろうぜ花太郎」

花太郎「そうですね……ルキアさんから頂いたマニュアルもゆっくり読みたいですし」

コン「こんな時に電気スタンド便利だぜ」

一護「押し入れで読むのかよ」

花太郎「えっ駄目ですか」

一護「暗いとこで読むと目悪くなるだろ……」

コン「しゃーねえな、一護が寂しがるからこっちで読んでやるか花太郎」

一護「ちげえよ! 寂しがるってなんだよ」

花太郎「あはは……」

今日はここまでです。
昨日一昨日はちょっと携帯没収されていて更新できなかったすまぬ
明日は夜、更新できるかわからないけど明後日には更新しにきます
そして、レスありがとう

>>140
無理すんなwwwwでも、バナナとようかんだから食えない事はない……筈!多分

>>141
なんで脱ぐんだよwwwww履けwwwww

一護「ほらよ、夕飯の残りだ」

花太郎「! !!」
花太郎「そ、それは……もしかして、サポートマニュアルに載っている黒崎家でのルキアさんオススメメニューランキング第一位のカレーライスですか……!」

一護「そんな事も載ってんのかよ」

花太郎「ありがとうございます! 現世カレーはじめて食べます……!」
花太郎「凄く美味しそう」

花太郎「す、凄く美味しいです!」

一護「そうか……って、そんなに慌てて食わなくても誰も取らねえよ」

花太郎「一護さんお料理も出来るんですね!」

一護「いや、これ作ったの俺じゃねえよ」

花太郎「あ、そうなんですか……」

花太郎(レシピ教えて貰おう思ったのに……)
花太郎(やっぱり織姫さんに聞こう)

一護「? 何書いてんだ」

花太郎「あ、えっと……これですか?」
花太郎「これは日記です。一日の終わりに今日の出来事と、現世で学んだ事、あと一護さんの事を書いてます」

一護「俺の事とか書いてんのかよ……」

花太郎「はい、一護さんのサポートが終われば報告書などを書かないといけませんので、勿論報告書には死神代行の一護さんの事を書くんですよ……先にこうやって日記帳に色々と書いとかないと、僕忘れっぽいから」

一護「ふーん……大変なんだな、どれどれ」
一護(ルキアが報告書とか書いてんの見たことないような)

花太郎「あ、ちょっと……もう……人の日記帳覗き見しないでくださいよ」
花太郎「恥ずかしいじゃないですか」

一護「あ、ああ……すまねえ」

一護(俺について何書いてるのか気になる)

コン「お前意外と達筆だよな」

花太郎「そうですか……? あまりこの現世の鉛筆は使い慣れてなくて……知らない人の字みたいですけど」

一護「……どれ」

花太郎「あ! もう~一護さんってば、だから覗かないでくださいよ」

コン「人の日記帳覗き見るなんて悪趣味だぞ一護」

一護「ちょ、ちょっと待てよ」

コン「なんだよ」

一護「なんでコンには普通に見せてんだ」

花太郎「え……それは、だってコンさんぬいぐるみですし……ねえ」

一護「いや、こいつ改造魂魄だぞ」

コン「細けえな……そんなに見たいのかよ」
コン「たいした事書いてねえぞ、今日なんて朝飯と井上さんの料理、晩飯のカレーの事ぐらいしか書いてなかったしな」

花太郎「あっ、なんで言っちゃうんですか恥ずかしい」

一護「見たいとかじゃねえけど……でも、昼間の本といいお前らなんでも俺に隠し過ぎじゃねえか」

花太郎「昼間の本……! あ、あ、あれは駄目ですよ! どうぞ、僕の日記は見てくださって結構ですので」

一護「いやいや、だからそこまで見たい訳じゃねえけど…………ほら、隠されたら気になるだろ」

コン「そういやあの本の続き気になるぜ……読ませろよ花太郎」

花太郎「だ、駄目ですよ一護さんがいるのに……!」

一護「それだ、なんで俺の前でその本読んじゃいけねえんだよ」

一護「コンはいいのに」

花太郎「えっと……あの、その……」

一護「見られたらマズイもんなんだろ」

花太郎「うう、その……ですね…………この本は………………恥ずかしい本なんです」
花太郎「日記帳もこの本も一護さんに見られてしまっては、僕は恥ずかしくて生きていけません……」
花太郎「で、でも……一護さんがどうしても見たいとおっしゃるなら……うう、恥ずかしいけど恥ずかしいけど……!」

一護「お……おう…………そんなに恥ずかしい事が書いてあるのか」

コン「おい、そろそろやめてやれよ一護、花太郎の奴こんなに恥ずかしがってるのに可哀想だぜ」
コン「泣きそうな顔してんじゃねえか」

一護「お、おう……そうだな、別にそこまで見たいって訳じゃねえからいいよもう」

花太郎(なんとか誤魔化せた……)

花太郎「一護さんまだ眠らないんですか?」

一護「ああ、まだ課題が終わってねえからな」
一護「俺に構わず先に寝ろよ」

花太郎「いえ……僕もまだ眠たくありませんので」

一護「そうか……、ん? 花太郎、前に正座するなって言っただろ」

花太郎「え、ああ~すみません癖でして……」

一護「って、お前めちゃくちゃ眠たそうな顔してるじゃねえか……先寝ろって」

花太郎「えっと、僕は元からこんな顔ですけど……」

一護「…………お前結構、頑固なところあるよな」

花太郎「そ、そ、そんな事ないですよ~……」
花太郎(ほ、本当に正座は癖で、眠たくもないんだけどな……)

今日はこのへんまで
明日また続き書きますおやすみ

一護「そろそろ寝るか……って花太郎の奴やっぱり眠たかったんじゃねえか、すわりながら寝てやがる」

コン「器用な奴だな……おい、起きろ! さっさと布団に入れ花太郎」

一護「あ、お前……乱暴に起こすなよ」

花太郎「う、ううーん……あっ、ああ! すすすみませんいつの間にか寝てしまってたみたいで」

一護「ったく、先に寝とけって言ったろ、ほら……よいしょっと」

花太郎「あはは……すみません」


花太郎「では、おやすみなさい一護さん」

一護「おう、また明日な」
一護「ってコン、お前もそっちで寝るのか」

コン「まあな、花太郎の奴一人で寝れねえんだよ」

花太郎「そうなんですよね~、最近、コンさんがいないと抱きしめるものがなくて、なかなか寝付けないんです」

一護(抱き枕にされてる……)

花太郎とコン仲良くていいなw
和むわ
乙乙

花太郎「はあぁ……この暗くて狭い感じ……凄くいいです」

コン「おい、俺様の顔が潰れる潰れる……押しつぶす気か!」

花太郎「あ、もう……暴れないでくださいよ~、狭いんだから」

コン「俺様は抱き枕じゃねえんだぞ! じゃねえ!」

一護(抱き枕にされてる自覚なかったのか……)

一護「ふああぁ……よし!」
一護(今日は親父のうぜえモーニングコールを受ける前に起きれたぜ)

花太郎「あ、おはようございます」

一護「う、うおお……! なんでお前またそこで正座してんだよ…………」

花太郎「物音を立てて一護さんを起こしてしまう訳にはいけませんので」

一護「俺が起きるまでそこで何もせずに正座してたのかよ……」

花太郎「えっ、あ~……何もせずにって訳じゃないですよ。義骸を着替えさせたりマニュアル読んでたりもしてました。今日は良い天気だなあ、と窓を眺めてたらたまたま一護さんが起きられたのです」

一護「義骸を着替えさせたり……ってお前、それ義骸に入ってから普通に着替えた方が楽なんじゃねえか」

花太郎「はっ! ほ、本当ですね……そうすればよかった」

一護「なんで今まで気付かなかったんだ……」

花太郎「大変だったんですよ……この義骸を着替えさせるの……よいしょっと」

一護「うわあ……お前、押入れに義骸入れてたのか、狭かっただろ」

花太郎「あ、いえ寝るときは義骸に入って寝ましたよ」

一護「じゃあなんで着替える時、義骸からわざわざ出たんだ」

一護「おい、その義骸の服……」

花太郎「はい、我ながら似合うでしょう?」

一護「俺の制服じゃねえか……似合う似合わない以前にサイズがあってねえ」
一護「つか、何やってんだよお前」

花太郎「よいしょっと……ううーん、少し大きくて動き辛いですね」
花太郎「でも、かっこいいですよほら」

一護「そんなポーズとってもかっこよくねえよ」

花太郎「そうですか……折角、一護さんの制服の予備お借りしたのに…………」

一護「いやいや、何勝手に借りてんだ」


花太郎「昨日マニュアルを読んだらルキアさんが一護さんと一緒に学校に通っていたと書いてあったので、僕も一護さんのサポートとして学校へ行こうかと」

一護「……ダメだ」

花太郎「えっ」

一護「いや、ダメだろ普通に」

花太郎「せ、折角一護さんと同じ制服着てかっこいいのに……」

一護「かっこよくねえし、そもそも俺はルキアが学校に来んのも反対だったしな」

一護「それにお前不自然だろ……」

コン「おい、お前ら朝からうるせえぞ! 人が折角心地よく寝てるってのに……ってうお! 花太郎てめーなんだよそれ!」

花太郎「一護さんの制服です」

コン「ぶっかぶっかじゃねえか!」

花太郎「笑わないでくださいよ」

一護「ほらな……せめてルキアみたいに自分のサイズにあったやつ用意しろよ」

花太郎「ルキアさんみたいに……あ! そうだっ、コンさんルキアさんが着てた制服ってここに置いてありますか?」

一護(嫌な予感が……)

コン「おい、裾気を付けろって裾踏んで転けるなよ。姐さんの制服? 何につかうんだ」

花太郎「あるんですね!」

コン「あるっちゃあるぜ、ほらここに」

花太郎「ありがとうございます!」

一護(そんなとこになんであるんだよ)

花太郎「ほら、やっぱり……ぴったりです!」

一護「待て待て待て」

花太郎「これで学校行けますね」

一護「待てって言ってんだろ」
一護「とりあえずそこ座れ、正座で」

一護「コンも笑うな、ちょっと静かにしろ」

花太郎「何かいけませんでしたか……?」

一護「……お前、先ずそれ女子の制服だからな」

花太郎「えっ、男女で違うんですか」

一護「見たらわかるだろ見たら。前にこっちでハンバーガーショップでバイトしてた時も思ってたけど、お前なんでそんな普通に女物着てんだ」

コン「ぷっ……くうはははは! そっちのが似合ってるぞ花太郎ぶははは」

花太郎「そんなに笑わなくても……」

一護「つか、戸惑いなくルキアの服を着るお前の神経を疑うぜ」

一護「とりあえずお前それ脱げよ……」

バンッ

一心「いっっっちごーーー朝だぞぉおおぉぉ」

一護「あっ」

花太郎「あっ」

コン「あっ」

一心「えっ?」

一護「お、おおおお親父ノックしてから入れっていつも言ってんだろ、おら!」

一心「待て一護、先に答えろ誰だその娘……ルキアちゃんじゃあ…………ないよな」

一護(蹴り避けられた……)

一護(まずい……こんな朝にぬいぐるみ抱えた女物の制服着ている見た目中学生ぐらいの男を正座させているなんてどう言い訳していいか全然わかんねえ)

花太郎「ど、どうも……」

一護(どうもじゃねえよ、状況読めてんのか)

一心「あ、どうも……どういう事だ一護」

一護「こっちが聞きてえよ……」

一心「えっ……」

夏梨「おい親父、変な散策はやめろって。一兄だって男だよ、女の一人や二人いるだろ」

ゆず「そうだよお父さん。知らない間に泊まってたのはびっくりしたけど、昨日の一兄の話し声はやっぱり独り言じゃなかったんだねよかった」

一護「夏梨……ゆず……!」

花太郎「すみません、勝手にお邪魔して」

一護(こいつら花太郎が女だと思ってるのか……! まだ女の服着た男よりましか)

一護「いや、こいつはルキアの知り合いなんだ! ルキアと同じ境遇にあってな……俺の部屋に泊める事になっちまったんだ!」

一心「そうか、ルキアちゃんの知り合いだったのか……! じゃあ暫く家に住まうって事か」

ゆず「ルキアさんと同じ境遇だなんて辛かったですね……」

花太郎「えっ、そうなんですか?」

一護「そうなんだよ!!」

夏梨「見苦しいよ一兄……こんな朝に制服のまま一つしかベッドのない部屋にいるなんて、昨日の夜何があったかなんて小学生のあたし達にだってわかるよ、ねえゆず」

ゆず「えっ、じゃあもしかして一兄……」

一護「違う違う違う! 泊めただけだ! それにこいつはおと……」

ゆず「? おと……? お父さん?」

一心「えっ」

一護「ちが、違うけどそれでいい」

一心「えっ!」

夏梨「ルキアさん並みの上玉前に一兄は我慢出来たのか……ところであんた名前は?」

花太郎「あ、えっと……山田花た」

一護「花子! 花子だ!!」

花太郎「えっ」

一護「お前は花子だよな! なあ!!」

花太郎「ひい! は、ははは花子です……」

一護(なんとしても女装した男だと思われる訳にはいかねえ)

夏梨(こんな必死な一兄久しぶりに見た)

花太郎「山田花子です……」

ゆず「花子さん! 覚えやすくていい名前ですね」

花太郎「! えへへ、よく言われるんです」

一護(呑気に笑やがって……本当に状況わかってるのかこいつは……)

今日はここまでです
眠たい……誤字が多いのは眠たい所為にするわ済まぬ
レスありがとう明日もまた更新するわ

>>158
花太郎とコンはなんだかんだで仲良いイメージあるwww悪態付きつつも花太郎の事面倒見てくれてるんだと思うわwwww

花子ちゃんはやっぱり、花子ちゃんの名にふさわしいぱんつなんだよな!(ゲス顔)

ルキアの服着てるって事はもしかしてパンツもルキアのパンツだったりして

>>170
>>171
お前らwwwww

コン「あっ、お前そんな格好すんなよスカートの中見えてんぞ」

花太郎「えっ、ああすみません……ってコンさん、下から覗かないでくださいよ」

コン「下着は男物なんだな」

花太郎「そりゃあ、そうですよ。下着も女性用だったら僕、ただの変質者ですよ」

一護「女の服着てるだけで十分にただの変質者だけどな」

コン「てっきり俺様は、姐さんの服着てっから姐さんの下着も勿論つけてんだろうなって思ってたわ」

一護「ぶっ……」

コン「汚ねえな、茶吹くなよ一護」

花太郎「ル、ル、ルルキアさんの下着だなんて……そっそんな事しませんよ! 見ますか!? ほら、ちゃんと男物ですよ!」

一護「見せなくていいって……う、うおお見せなくていいって言ってんだろ! ……ってそれ俺の下着じゃねえか!」

花太郎「まだ使っていなかったようなのでお借りしました」

一護「勝手に借りてんじゃねえよ!」

夏梨「とりあえず一兄着替えたら? 時間やばいよ」

ゆず「あ、もう学校行かなきゃいけない時間だよ!」
ゆず「ほら、一兄も花子さんも早く支度して」

一護「お、おう……!」

花太郎「は、はい……!」


一護「ふう……なんとか誤魔化せたな」

花太郎「そうですね……、どうやら僕が死神だって事は気付いてないようでしたね」

一護「……そこかよ…………つか、死神だって事がバレてもいけねえのか……忘れてた」

花太郎「もう、一護さんったら。バレたら一大事なのに~」

一護「お前のせいで俺はもう既に一大事だったからな」

一護「とりあえず花太郎、お前は浦原さんとこに行けよ」

花太郎「ええ~、一緒に学校へ行っちゃダメなんですか……」

一護「ダメだ」


浅野「いっ」バッ
浅野「ちっ」バッ
浅野「ごーーーっ!」バッ

浅野「おっはよーー!」

ガッ

一護「おっす。啓吾に水色」

水色「おはよう一護」

水色「そしてはじめまして、一護の知り合い?」

花太郎「あ、どうも……」

浅野「あー! ズルイぞ水色抜けがけか!」
浅野「まあ、真の抜け駆けは朝から女子と登校してるお前だ一護ーー! どういう関係だ!」

一護「どういう関係でもねえよ」

水色「ん? あれ、君って女の子?」

花太郎「えっ、えっと……」

浅野「いくら絶壁だからってそれは失礼だと思うぞ水色」

水色「うーん……まあ、いいか」

浅野「つか、一護に彼女が居たなんてなあ。しかもまあまあ可愛いじゃん」

一護「そんなんじゃねえよ」

浅野「嘘つけ、お前がこの娘と二人で家から出てくるのを見たんだぜ。なあ、水色」

水色「親戚か何かじゃないの? 恋人同士には見えなかったけど」

一護「水色の言う通りだ、こいつは親戚で暫く家に泊まってるんだ」

浅野「まじかよ! 同じ歳の女子と一つ屋根の下で暮らすなんて羨ましいぞ一護ーーー!!」

一護「さっきからうるせえなお前は」

水色「僕達も学校までご一緒させてもらってもいいかな」

花太郎「えっ、あ~はい、勿論です」

水色「僕は小島水色、一護に軽く足らわれてる彼は浅野啓吾。君の名前は?」

花太郎「山田…………花子です」

水色「山田さんだね、よろしく」

浅野「啓吾って呼んでくれよな! 絶賛彼女募集中だぜ! よっろしくーー!」

花太郎「あ、はは……よろしくお願いします」

一護(面倒な事になってきたな……)

花太郎(一護さんの友達と一緒にだなんてなんだか新鮮だなあ)

織姫「おはよー黒崎くん」

石田「やあ、黒崎」

チャド「む、おはよう一護」

一護「おっす」

花太郎「ど、どうも~……」

織姫「あれ? 花太郎くんだ!」

花太郎「あっ織姫さん! そうだ、織姫さん昨日はありがとうございました」

織姫「わーい、朽木さんみたいに花太郎くんも今日から学校に通うんだね」

花太郎「はい、よろしくお願いしますね」

一護「あんま迷惑かけんなよ花太郎」

チャド(むむ、女……なの、か?)

石田(……なんで女子の制服なんだ黒崎の趣味か?)

たつき「あれ、織姫の知り合い?」

織姫「そうだよ、昨日一緒にお料理したの」

たつき「あんたと料理って……」

一護(昨日のあれか……)

織姫「花太郎くん、私の友達のたつきちゃんだよ」

花太郎「たつきさん、ですね。山田花子ですよろしくお願いします」

たつき「ああ、うん? 太郎? 花子? ややこしいな」

一護「花太郎ってのが、あだ名なんだよ」

たつき「そうなの? つか、一護とも知り合いなんだね」

一護「ああ、こいつは親戚で暫く家に泊めてるんだ」

織姫(あだ名だったんだ……)

たつき(家に泊めてるって事は……一護と一つ屋根の下で……)

千鶴「ひ~め! 今日も相変わらず可愛いわね~!! 今夜こそあたしと一緒に楽しい事しましょうね!」

たつき「させるか!」

織姫「あ、はは」

織姫「花太郎くん、こっちは千鶴ちゃんだよ」

一護「そいつには気をつけろよ」

花太郎「どうもはじめまして」

千鶴「花子ちゃんね、聞いてたわ。会って早々だけど、隙あり!」

花太郎「うわあ!」

一護「あ、おいやめろって!」

千鶴「うーん、朽木さん並みに絶壁ね……でもこのガードの緩さ、純真そうでいいわね」

たつき「初対面の相手に何やってんの、この年中発情期!」

花太郎(胸揉まれたけど、ば、ばれなかった……?)

一護(ば、ばれなかったのか……?)

千鶴「この純真さ、ひめ と花子ちゃんは絶対こっちの道へくるわ~ふふ、ふふふふふ」

たつき「絶対にさせない」

千鶴「まあ、それより気になるのは、黒崎よね」

一護「……なんだよ」

千鶴「ひめに私の魔の手が忍び寄ってる時は何も言わないのに、花子ちゃんの時は止めるのはどういう事なのかな~!」

たつき(確かに……今の親戚だとしてもおかしいよね)

一護(こいつ自分で魔の手とか言ってやがる……)

花太郎「はっ! もしかして一護さん僕の事が……!」

一護「ねえよ!」

ルキア「ふむふむ……どうやら花太郎の奴、やっと学校へ行ったようだな」

恋次「ったく、学校へ行くのもルキアのマニュアルなしじゃ行けねえのかよ情けねえな」

理吉「花太郎さん、楽しそうですね!」

ルキア「ふ……そうだな。とりあえず今のところは作戦の方は順調に進んでいるな……」

恋次「つか、なんであいつ女物着てんだ気持ちわりぃな」

理吉「花太郎さん、学校へ行く気がなかったのか自分用の制服を用意してなかったみたいでルキアさんの物をそのまま着てるみたいなんです」

恋次「なに!? じゃああれはルキアの服かよ……! あの野郎ふざけんなよ……!!」

ルキア「落ち着け恋次。あれは私がもしもの時にとコンに前から渡していたものだ」
ルキア「それに、現世ではリサイクルという言葉があってだな……」

恋次「うるせえ! 制服ぐらい自分で用意させろよ!」

先生「~~で、~~なるので答えは~~なる」

花太郎(現世の勉強って難しいなあ……)

先生「この問題をちょっとやってもらおうかな、う~んそうだな……誰にやってもらおう」

一護(……花太郎の奴、話聞いてなさそうな顔しっからな、当てられそうだ……)
織姫(花太郎くんが当てられたらきっとまだわかんないだろうな……)

一護「先生、俺がやりま」
織姫「先生あたしが」
先生「ああ~、転校生の山田だったか……? さっきの公式を当てはめて~~を~~すれば、ここはどうなる?」

一護(しまった、遅かったか)

花太郎「えっ、あ……はい、えっと……えっと……」

石田「…………」スッ……

花太郎「……!」
花太郎「~~に、なります」

先生「おお、よく聞いてたな正解だ」

花太郎(助かった……)
一護(ナイス石田)
織姫(ナイス石田くん)

たつき「…………!」
たつき(一護……今、あんた率先して問題解こうとした……?)

花太郎「石田さん、先の時間はありがとうございました」

石田「ああ、山田さんか。いや、気にしないでくれ。当然の事をしたまでさ」

浅野「いやいや、当然の事って事はないだろ! なんだなんだ! 女子に興味なさそうな石田も山田さん狙いかー!?」

石田「ち、違う。僕にはそんな趣味はない!」

水色「石田″も″なんですね、浅野さん」

浅野「ぎく……っ。つか、その敬語やめろって言ってんだろ水色!」

水色「でも、転校してきたばかりの山田さんを当てるなんて意地悪な先生だったね」

浅野「だよなー! あの教師はだめだ! 山田さんは答えれなくて当然だから気にしなくていいんだぜ!」

花太郎「あはは、ありがとうございます」

水色「今日の浅野さんはテンションが妙に高めですね」

浅野「だから敬語やめろってば!」

石田「…………」スッ
石田「…………黒崎、ちょっと廊下へ」

一護「……?」



石田「あれは一体どういう事だ、説明しろ黒崎」

一護「ああ、花太郎の事か。何があったか知らねえけど、あいつはちょっと抜けてんだよ、そんな責めねえでやってくれ」

石田「ち、違う! 責めてなんかいないだろ! 山田さん……いや、山田くんが何故……!」

一護「何故学校にってか? それは俺も聞きたいぜ……なんでこうなったんだ」

石田「そうじゃなくてだな! 話を最後まで聞け!」
石田「なんで山田くんは……その、女子の制服なんだ」

一護「ああ、その事か」

石田「先ず、その事だろ……。僕の記憶が正しければ彼は確か、君の話を聞く限り男だった……筈だ」
石田「何故……何故ああなった」

一護「まあ、そこは気にすんなよ」

石田「いやいや気にするだろ!」

石田「……もしかして彼は本当に女性なのか?」

一護「いや、女じゃねえだろ」

石田「じゃ、じゃあなんで女子生徒の制服を着てるんだ! ただの変質者じゃないか!」

浅野「そういえばさ、山田さんのあだ名ってどういう由来な訳?」

花太郎「あだ名ですか?」

浅野「ほら、一護に花太郎ってよばれてんじゃん」

花太郎「ああ~、あれですか。あれはですね……きっと″花太郎″っていうのが覚えやすくて良い名前だからだと思います!」

水色「逆に覚えにくくない?」

浅野「いやいや、確かに覚えやすいよ! きっと覚えやすいから花太郎なんだな! 響きとかもいいし」

花太郎「えへへ、ですよね!」

浅野「じゃあさ、俺も山田さん、じゃなくて花太郎って呼んでもいいかな」

花太郎「はい、是非」

浅野「…………よっしゃ!」

水色「啓吾は本当、わかりやすいなあ……」

一護「……って事があってな」

石田「朝から大変だったんだな。山田くん、大人しそうにみえて意外と大胆な事をするんだな……。黒崎があれだけ心配してたのも少しわかるような気がするよ」

一護「とりあえず、学校では山田花子って事になってるから、ばれねえように気を付かってくれねえか」

石田「ああ、わかった。…………だが、隠し通せるものなのか?」
石田「着替えとかもあるんだぞ、幸いうちの学校はプールの授業はないとはいえ、体育はあるんだからな」

一護「体育か……あいつ鈍臭いから怪我しねえか心配だ」

石田「いやいや、心配しどころが違うだろ」

石田「そうだ。それに、黒崎だって浅野くんのあの態度を見ただろ……あれは完全にあれだろう……?」
石田「少しマズイんじゃないか?」

一護「啓吾がどうした? あいつ今日はやけにテンション高かったけど」

石田「ったく、鈍い奴だな君は……」

浅野「ほんっっっとうに一護とはなんでもないんだよな!」

花太郎「もう、さっきからそう言ってるじゃないですか~」

水色「啓吾は心配性なんだ、ごめんね」

浅野「じゃ、じゃあさ……今付き合ってる人とかいんの?」

花太郎「そんな~、僕……じゃなかった、私なんかにそんな人いませんよ」

浅野「……なんかじゃねえって! 俺は花太郎の事、普通に可愛いと思うぜ! 彼女になって欲しいぐらい!」

花太郎「は、はあ…………」

浅野「嘘じゃねえって、その顔信じてねえな! なら、もし今気になる奴とかいなかったら試しに俺と付き合って……ぐは!!」

一護「てめー……人がいねえ間に何口説いてんだ」

浅野「ひでえ一護! 不意打ちとはひでえぞ一護!」

水色「不意打ちじゃなきゃいいんだってさ一護」

一護「おう、そうか……歯食いしばれよ」

浅野「うおお! そうじゃねえよ! 一護さんの親戚口説いて、す、すいませんっした!」

一護(すまん、啓吾…………あいつは男なんだ)

たつき(……親戚が口説かれるぐらい別にいいじゃねえか)

織姫「たつきちゃん、次は体育だよ!」

たつき「……あ、ああ、そうだね行こうか織姫」

織姫「…………たつきちゃん、どうかした……? なんか、元気ないね……」

たつき「そ、そう? 昨日ちょっと夜更かししたからかな~あはは」

織姫「………………たつきちゃん……」

たつき「いいから、ほらっ! 次は体育なんだろ、着替えに行こ」

織姫「……うん」

織姫「あっ、待って! 花太郎くん更衣室わからないんじゃないかな……一緒に行って案内してあげなきゃね!」

たつき「…………そう、じゃあ あたし先行ってるね」

織姫「えっ……、あ、たつきちゃん待って……ってもの凄い早歩きで行ってしまった……」

織姫「ここが更衣室だよ!」

花太郎「あ、ありがとうございます……」

織姫「どうしたの? 着替えないの?」

花太郎「うわああ! あ、いえ! その、はい着替えます!」

織姫「花太郎くん、顔真っ赤だけど大丈夫?」

千鶴「ひめの特盛を前にしたら例え女子でも興奮しちゃうよね、わかるわかる」

たつき「こらこら織姫に近づくな」

千鶴「ふふふ、ふふふふ……体操服もひめが着るとけしからん服に見えてくるわね」

織姫「きゃっ」

たつき「いい加減にしろ!」

千鶴「ぐはっ!」

花太郎「今の内に……」ゴソゴソ

石田「今日は男女合同で50m走らしいよ」

一護「そうか、よかった」

浅野「よし! よし!!」

水色「そんなに気合い入れて、空回りしなきゃいいんだけどね」

織姫「あ、黒崎くん達だー! おーい、くーろさーきくーん!」

花太郎「一護さーん! 皆さんはそちら側なんですねー!」

一護「おう! 今日は女子から先に50m、走らされるらしいから転ぶんじゃねえぞー!」

花太郎「50m走か……もっと近くで一護さんの走り見たかったなあ……」

織姫「だよね……」

たつき「…………」
たつき(近くで見たかったって……本当はこのこ一護の事が……)

たつき「…………ふぅ」

織姫「たつきちゃんお疲れ! かっこよかったよ!」

たつき「ふふ、ありがとう織姫」

千鶴「さっすが、たつき速いねえ」
千鶴「そして、次は我らがひめの走り!! 揺れる特盛を目に焼き付けなきゃ!」

「よ~い、どん!」

織姫「……!」タッ

男子「うおお~~!」

千鶴「うひょおおお!!」

花太郎「お、おお~……!」

一護「次は花太郎か……転ぶんじゃねえか心配だ」

石田「君は心配し過ぎだ」

浅野「さっすが井上さん良い特盛……じゃなくて、走りだったぜ」

千鶴「揺れるひめ……最高だったわ」

たつき「あんたねえ……」

織姫「次は、花太郎くんだね! 頑張って!」

一護「無理すんなよ! ゆっくりでいいから転ぶんじゃねえぞ!」

花太郎「あはは、頑張りますね」

「よ~い、どん!」

花太郎「……」タッ

一護「い、意外に速え……」

織姫「すっご~い!」

たつき「…………」ムッ

浅野「山田さん、脚綺麗だなあ……」

水色「浅野さん、気持ち悪いなあ……」

一護(そういやあいつ、向こうであのすげえ階段上がってる時俺たちより前、走ってたしな……それにしても意外だ)

花太郎(補給が遅れれば他隊にどやされるので足腰は鍛えてるんです……!)

一護「…………ふぅ、よし」

織姫「さすが黒崎くん!」

たつき「はやいね」

花太郎「お疲れ様です~」

石田「くそ、また黒崎に越された」

千鶴「黒崎に見惚れてる可愛い可愛いひめ! 隙あり~!」

織姫「きゃあっ」

たつき「やめろ!」

千鶴「痛てて……仕方ないガードの緩い花ちゃんで我慢するか」

花太郎「もう……僕で妥協しないでくださいよ」

一護(……もうすでに千鶴に揉まれる事に慣れてやがる)

千鶴「それにしても絶壁ねえ」

きゃっきゃわいわい

浅野「おーい、今から俺走るぞー」
浅野「……」
浅野「うう、ちくしょう……一護ばっかりに構いやがって! 羨ましいぜ!」

水色「僕が見てますよ浅野さん」

浅野「お前はお前で敬語で余所余所しいしな……」

チャド「む……!」

浅野「ああ、チャドありがとうな」

「よ~い」

浅野「はあ……」
浅野(一護達だけじゃなく、山田さんも千鶴に胸揉まれてて見ててくれてねえ……水色とチャドぐらいか……)

花太郎「そんなに強く揉まれると痛いですよ」

千鶴「あれ、花……あんたブラつけてないの?」

花太郎「へ? ぶら ですか?」

一護(しまった……男だってばれるか?)

浅野(ノ、ノーブラだと!!?)ズルッ

「浅野~、フライングだぞ」

水色「はあ……やれやれ」

千鶴「下着よ下着、まあ花みたいに絶壁だったらいらないでしょうけど」

花太郎「下着なら着てますよ白いタンクトップの」

一護(まずい、ばれるか……ばれるのか……どうにか阻止できねえか石田)

石田(女子同士の下着の話に割り込めというのか黒崎ふざけるな)


千鶴「それにちゃんとブラつけないと、ほらこんな事されちゃうわよ……ふふふ花の良いとこ見っつけた」

花太郎「……あっ、ん……」
花太郎「……ち、ちょっと……千鶴さん!」

浅野「…………!!?」

「おーい浅野ー! もう、よーいどんしたぞー走れー」

千鶴「お、抵抗するのか可愛いねえ……ってちっちゃいのに意外と力強い……」
千鶴「にっ逃げられた……」

花太郎「そ、そこはダメです……!」

千鶴「あれ、怒っちゃった?」

一護(女子同士のいけない何かを見てしまった)

石田(いや、山田くんは男だよ黒崎……。とりあえずバレていないようでよかったよ)

千鶴「さっきはごめんね……? やりすぎた?」
千鶴「花、ちょっと涙目になってたよね……」

花太郎「いえ、そんな……ちょっとびっくりしただけですよ!」

千鶴「ごめんね……」

花太郎「ふふ、でも次やったら揉み返しますからね」

千鶴「うわああ……何このこ可愛い」

石田(揉みかえすか……男だと通報されかねない……女子の位置を上手く利用している……やるな山田くん)

千鶴「揉み返されたい!」バッ

花太郎「あはは……変わってますね千鶴さんって」スッ

千鶴「やあ!」バッ

花太郎「……もう、やめてくださいってば」スッ

千鶴「おりゃあ!」バッ

花太郎「うわあ、危ない」スッ

石田(よ、避けられたのか……避けられたのに避けていなかったのか……胸を揉まれるのも満更でもなったのか)
石田(確かに女子に胸を揉まれるなんて経験はなかなか出来ないだろうけど……男とばれるリスクが重すぎるだろ)

一護(女子同士の……いけない何かを見てしまった)

石田(だから、山田くんは男だって言ってるだろ)

今日はとりあえずここまで……眠たい……眠たい……明日は更新出来ないけど明後日にはきます
読んでくれてる人ありがとナス!
パンツパンツしてるレスも……う、嬉しいわwwww

花太郎「はぁ…体育疲れました。」

たつき「山田だっけ?ちょっと来て」

~校舎裏~

たつき「あんた一護とどういう関係なの?」

花太郎「ただの親戚ですよ。」

たつき「嘘だろ、親戚ってだけじゃない。普通に見てたら解るから。」

花太郎「本当ですよ。」

たつき「本当の事言わないんだったらもういいよ。戻りな」

花太郎「本当の事ですよ…」

~更衣室~

花太郎「早く着替えないと…」

花太郎「あれ?僕の制服がありません」

織姫「どうしたの花太郎くん。もしかして制服がないの?」

花太郎「そうなんです…制服がなくて着替えられないんです」

織姫「ゴミ箱の中とか探した?」

花太郎「ゴミ箱の中ですか?」

花太郎「…ゴミ箱の中にありました。なんでこんな所に僕の制服が…。」

織姫「きっと黒崎君に花太郎君がべったりし過ぎだから罰がくだったんじゃないかな」

花太郎「え…どういう事ですか」

織姫「わからないの?ルキアちゃんの代わりだからって調子に乗るなって事だよ」

花太郎「織姫さん…まさか貴方が…」

織姫「なんの事?早く授業行かないと間に合わないよ?」

たつき「授業なんて受けなくていいんじゃない?さっきの問題も答えられないぐらいの頭なんだから授業受ける意味ないでしょ」

織姫「そうだね。授業受けられないように、ここに閉じ込めちゃおう」

花太郎「あ…待って!」

…ガチャ

花太郎「…そんなぁ…閉じ込められてしまいました…」

花太郎「開きません…」

花太郎「一護さんの助けを待ちましょうか…でも、この事をなんて説明すればいいかわかりませんし…」

花太郎「…この窓から抜け出せますかね」

花太郎「…なんとか抜け出せました!」

花太郎「とりあえず教室へ行きましょう」

~教室~

花太郎「遅れてすいません…」

一護「花太郎じゃねぇか。どこ行ってたんだよ」

水色「もう授業終わっちゃったよ」

啓吾「昼休みだぜ山田さん。」

一護「飯食わねぇの?」

花太郎「…食べます。」

一護「あれ?なんかお前ゴミ臭くねぇ?」

水色「本当だね。ちょっと食事中なのにやめてほしいかな」

一護「向こう行ってろよ花太郎」

花太郎「す…すいません」

啓吾「おいおい…山田さんが可哀想だぜ。なんかあったんじゃねぇ?大丈夫山田さん」

たつき「でも食事中にこの臭いは勘弁して欲しいんだけど」

織姫「だよね。なにこの臭い?花太郎くんの体臭なの?」

啓吾「おい言い過ぎだって。やめろよ…山田さん泣きそうな顔してんじゃん」

一護「またかよ…最近俺、こいつによく泣かれて面倒臭ぇんだわ」

一護「男の癖にべーべー泣きやがって」

たつき「はぁ?男?」

千鶴「それってまじ?」

一護「あ、やべ」

水色「やっぱりね…僕は会った時からそうじゃないかと思ってたんだよ」

千鶴「はぁ?信じらんないんだけど」

織姫「どうしよ…昨日女の子だと思って花太郎君家にいれちゃったよ…怖いよ黒崎君」

啓吾「一護冗談だろ?」

花太郎「すいません…僕…」

たつき「おい。何処に逃げようっての?」

千鶴「逃げるつもり?ありえない。最低よ」

花太郎「…すいません!」

水色「あ…逃げた。」

啓吾「…いい加減にしろって!山田さん泣いてたじゃねぇか!山田さん待って…」

織姫「追いかけるの浅野君?花太郎君は私達を騙してたんだよ?」

啓吾「まだ山田さんの口から男だって聞いた訳じゃねぇし確かめてもねぇじゃん!」

たつき「何?それって一護の言葉が信じられないって事なの?」

一護「まじかよ啓吾」

啓吾「そうじゃないけど…みんなでよってたかってこんなのイジメだろ」

織姫「わからないの?みんなで責められるような事を花太郎くんがしたって事だよ?」

~黒崎家~

花太郎「学校飛び出してきてしまいました…。」

花太郎「とりあえず着替えないと…。」

ガチャ

ゆず「あれ?花子さん帰ってたの?」

花太郎「…はい」

ゆず「何この臭い…くさーい」

かりん「本当だ…なんだよこれゴミ臭い」

ゆず「花子さんの臭い?ちょっとこのままだと一兄の部屋がゴミの臭いで充満しちゃうよ」

ゆず「出てってくれないかな?」

花太郎「…す、すいません」

ゆず「本当こういうのやめてほしい。折角私が掃除しても意味ないじゃない」

花太郎「…ごめんなさい」

かりん「…ゆず言い過ぎだぞ。」

かりん「でもどうしたんだ花子さん?ゴミでもかけられたのか?とりあえず臭いからシャワー浴びてきてよ」

かりん「制服も洗っといてやるからさ」

花太郎「あ…ありがとうございます!」

ゆず「なんで泣いてるの…?気持ち悪い…」

~風呂場~

かりん「着替え置いとくからね」

花太郎「…はい!本当にありがとうございます!」

花太郎「さてと…服着ましょうか…」

花太郎「これ…ゆずさんのワンピースですね…」

花太郎「いいんですかね着ても…」

ゆず「かりんちゃんなんで私の服渡したの!?」

かりん「へ?ダメだった?あたしの服よりゆずの服の方が似合うかなって思っただけだけど」

かりん「ルキアさんの時だってゆずの服だったろ?」

ゆず「だって!ゴミ臭くなっちゃうじゃん!」

花太郎「…着ない方がよかったみたいですね…」

花太郎「でも、これしか着るものないし…とりあえず逃げましょう」

花太郎「そうだ…裏原さんのところへ行きましょうか…」

浦原「うわ…山田さんどうしたんですか?」

浦原「山田さんの趣味は知りませんけど、その格好はちょっとダメなんじゃないですか?」

雨「うわ…」

ジン太「ねーわ…」

浦原「何があったのかわかりませんが、とりあえず子供達に悪影響なので帰って頂けませんか?」

花太郎「すいません…すいません…」

花太郎「戻りましょう…一護さんの部屋に…」

ジン太「待てよ居候」

花太郎「はい?なんでしょうか?」

ジン太「その服ってゆずって女の服じゃねぇのかよ」

花太郎「そうですよ。」

ジン太「ふざけるな!何てめぇ平然とゆずの着てるんだ!!!おら!」

バキッ

花太郎「ひい痛いです!」

花太郎「酷いめにあいました…とりあえず自分で治療して…」

花太郎「一護さんの部屋へ…でもやっぱり昼間の事があって気まずいのでバイト先のコンビニへ行きましょうか…」

~コンビニ~

花太郎「こんにちは…」

店長「あれ?山田君?その格好は…」

花太郎「すいません…ちょっと事情が…」

店長「話を聞くよ。ほら奥へ」

~休憩室~

店長「はぁはぁ…どういう経緯でこんな格好してるんだい?」

花太郎「やめてください…触らないで」

店長「こういう事されたくてこんな丈の短いワンピース着てきたんだろ?」

花太郎「ち…違います。ぁ…ゃあ………」

店長「はぁはぁはぁ…ずっと可愛いと思ってたんだよ…まさかそっちから誘ってくれるなんてね…」

花太郎「一護さん助けて…」

店長「はぁはぁ…他の男の名前呼んじゃうなんて酷いねぇ…はぁはぁ…ほらちゅー、ちゅ」

~その頃の一護達~
~放課後~

千鶴「私の純情を穢しやがって…許せない」

たつき「許せないね。見つけ出してボコボコにしてやる」

織姫「花太郎君見つからないねぇ…このまま野放しだなんて…怖いよぉ…黒崎君…」

一護「安心しな。俺が絶対捕まえてみせるからな」

啓吾「なんでこんな事になってんだよ…。」

水色「啓吾は平気なの?僕たち騙されてたんだよ?」

啓吾「だけどよぉ…これはやり過ぎだろぉ…」

~コンビニ~

岩鷲「花の様子見に現世に来たけど…花がいねぇなぁ…。」

岩鷲「この辺りに霊圧感じるんだけどなぁ…」

岩鷲「ん?声が聞こえる?この部屋か?」

店長「はぁはぁはぁ!気持ちいいかな!?気持ちいいのかな!?」

花太郎「いやぁぁあ!あ…あっあっあっ!」

岩鷲「…うわ…ねぇーわぁ…。」

花太郎「う…うぐ…酷いめに会いました…」

岩鷲「よう…変態野郎」

花太郎「…岩鷲さん!」

岩鷲「寄るなよ気持ち悪い」

花太郎「…すいません」

岩鷲「お前と今日限り縁を切るから」

岩鷲「それだけだ…じゃあな」

花太郎「そんな…なんで岩鷲さん…」

花太郎「どうしましょう…もう行くところがなくなってしまいました…」

たつき「やっと見つけたよ…!」

花太郎「た…たつきさん…!」

織姫「うわ…何イカ臭い…」

千鶴「絶対許さない…許さない…」

たつき「ここは私と織姫に任せて…千鶴は一護達呼んできて…」

千鶴「わかったわ…」

たつき「まったく…手こずらせやがって…」

織姫「ふふ…黒崎君に手を出すからこんな事になったんだよ?花太郎くん?」

花太郎「ひ、ひい…」

バキッ ボキッ ゴンッ

花太郎「ひいいい」

たつき「はは!いい気味だよ…一護に色目使った事を後悔しな!」

織姫「いいね…たつきちゃんもっとやっちゃぇ」

千鶴「黒崎達連れてきたわよ!」

一護「待たせたな…。」

花太郎「い…一護さ…ん…!」

啓吾「酷い…なんて事を…。」

一護「酷い有様だな花太郎…」

一護「…あれ?それゆずの服じゃねぇ?」

水色「この臭い…このカピカピしたの精液だよね」

一護「花太郎まさかお前…ゆずの服着て…」

水色「女装しながら自慰とは良い趣味してるよ」

一護「てめぇ!!ふざけんなよ俺の妹に!!!」

ドカッ ボキッ

啓吾「おいおい…やめろって一護!これはやっぱりやりすぎだろ!」

一護「啓吾は黙ってな!これは俺と花太郎の問題だ!!」

たつき「一護だけじゃ足りなくて妹にまで手出したのお前www」

織姫「うわ…引くわぁ…怖いよぅ黒崎くぅん」

花太郎「このままじゃ死んでしまいます…義骸から出て逃げましょう」

花太郎「なんとか一護さん達から逃げ出せました…」

花太郎「怖かったです…現世には逃げ場がないですね…」

花太郎「ルキアさんとの約束を破る事になりますけど、ソウルソサイティに一旦帰りましょう」

ルキア「どういう事なのだ花太郎」

花太郎「…ルキアさん!」

ルキア「私との約束を破るとはどういう事なのだ?何があったのだ?」

花太郎「ああ…ルキアさん!ルキアさん!」

花太郎「すいません…僕現世で上手くやっていけませんでした…すごく酷いめにあいました…う…うぐ…うぐぐ…ぐすん」

花太郎「でもルキアさんが来てくれて僕…僕…ルキアさーん!」

ルキア「寄るな変態!」

バチンッ

花太郎「ル…ルキアさん…???」

ルキア「岩鷲からも一護からも話はもう聞いているのだ」

ルキア「さすがに今回は庇いきれぬ」

ルキア「もう既に通報させてもらった」

花太郎「違うんです…誤解なんです…」

ルキア「寄るな汚らわしい」

花太郎「ルキアさん…」

ルキア「馴れ馴れしく呼ぶな戯けが!」

花太郎「ひいい!!!」

恋次「いい様だぜ!!」

ルキア「恋次…」

花太郎「…うぐ………。」

恋次「ははん!よかったなルキア!晴れてこいつの変態行為が見つかったおかげでよぅ!わざわざあの作戦実行しなくてよかったじゃねぇか!」

ルキア「あぁ…そうだな。」

花太郎「あの作戦ですか…?」

恋次「お前…本当にルキアとあの朽木隊長が旅行行ってたと思ってんのか???」

花太郎「どういう事ですか?」

恋次「あんなの全部嘘だよ」

恋次「お前をソウルソサイティから追い出す為のな…。」

花太郎「そ…そんなぁ!」

ルキア「すまぬな花太郎」

ルキア「最初は私も反対したのだが…お前の本性を知った今…あの作戦は正しかったと気が付いのだ。」

花太郎「ご…誤解なんですよぅ…。」

花太郎「逃げましょう…このままだと捕まってしまいます。」

恋次「逃げる???この俺からかよ??出来ると思ってんのか??」

バキッ

恋次「ほらほら!逃げてみろよ!!!」

バキッバキッバキッ

ルキア「おい恋次!それをこっちにやるな汚らわしい!」

バチンッバチンッバチンッ

花太郎「ひいいい」

1の和み系な進行が好きだから、ゆっくりでいいんで続けてくれたら嬉しい
花太郎かわいいよ花太郎

>>1の書く花太郎可愛いくて好きだよ
ちゃんとパンツ履くから続き書いて欲しいです

いち来ないな
割と楽しみにしてたよ

>>1の続きくるまで一応パンツ脱いだまま保守っとく予定
もう書くつもりないんだったら一言言ってくれ 悲しいけど

>>227
恋次「おらおら!」

ルキア「たわけたわけ!」

花太郎「ひいい……! す、す、すみません! すみません!」

俺「そこまでだ!」

恋次「誰だ……? お前は」

ルキア「邪魔をするでない!」

俺「うるせえ! 花太郎をいじめる悪いルキアにはこうだ!」
俺「この可愛いチャッピー人形を! こうして……! こうしてやる!」

ルキア「うわあああ」

俺「そして、いじめっ子恋次には……恋次の斬魄刀で沢庵を切ってやる! おりゃ! おりゃりゃりゃりゃ!」

恋次「うおおおお」

俺「もう安心だぜ花太郎!」

花太郎「あ、えっと……ありがとうございます……?」

俺「立てるか? ほら涙ふけって」

花太郎「ありがとうございます、貴方は一体……?」

俺「ふっ、俺かい? 俺はただの君のファンさ……!」

花太郎(う、うわあ……)

俺「さっきの話聞いてたぜ……逃げるとこないんだってな」
俺「よかったらさ、その……俺ん家に来ないか! ここから近いんだ! いい考えだろ? 行こうぜ? な?」

花太郎「え、あの……その、僕……えっと」

俺「そんなに首、横に降るなよ! ほら、遠慮するなって……ってぐわああ!」

一護「大丈夫か花太郎!」

花太郎「い、一護さん!」

一護「よし……もう大丈夫だからな。怖い思いさせちまったな……」

花太郎「いえ、あの人は僕を助けてくれたんですが……はっ! そういえば一護さんは……」
花太郎(一護さんは……一護さんはゆずさんの事で僕に対して凄く怒ってたんだった……!)
花太郎「す、すみませんすみません! ぼ、僕……! その、誤解なんです! 殴らないで!」

一護「何言ってんだよ……俺がお前を殴る理由なんてないだろ」
一護「それとも、何かしたのか?」

花太郎「い、いえ! 何もしてません……してませんよ!」

一護「つか、殴るんならこいつだよな……おら!」

「いった~い! 何すんのよ一護!」

一護「花太郎に変な幻覚見せやがって……! もうこんな事すんなよリリン!」

リリン「ちぇー……ばれちゃったか……。ちょっとからかってやろうと思っただけなのに」

花太郎「! 小鳥みたいなぬいぐるみが喋ってる! コンさんみたい……!」

リリン「コンみたいだなんて失礼ね! あたしは対バウンド用に作られた改造魂魄よ! あんな奴と一緒にしないでちょうだい」

花太郎「……つまり、さっきの怖い一護さん達も岩鷲さんもルキアさんも全部、全部リリンさんが見せていた幻覚……という事ですか」

一護「ああ、そうだ」

リリン「ふふん、凄いでしょ!」

花太郎「はああ…………」

一護「おっおい、花太郎大丈夫かよ……急に座り込んで」

花太郎「よかった……てっきり僕……一護さん達に嫌われちゃったのかと思って……あはは、よかったあ」

一護「……おう、早くに気付いてやれなくて悪かったな……ほら、もう大丈夫だから泣くなよ」

花太郎「ん……一護さん痛いです……そんな乱暴に頭わしわししないでくださいよ~……」

リリン「っていうここまでが幻覚なんだけどね」

花太郎「えっ!?」

リリン「あはは! う・そ・よ! あんたってからかいがいがあるわよね~」

花太郎「でも、凄いですね……感覚が全部リアルでした……怖かった……」
花太郎「まだ殴られた所が痛いような気がしますよ……!」

リリン「ふふん、あったりまえよ! そんじょそこらの幻覚と一緒にしないでちょうだいね」

花太郎「もう暫くは一護さんの事が少し怖いです」

一護「おい、幻覚の中で俺は一体何したんだよ」

花太郎「それに、岩鷲さんやルキアさんに会う時、嫌われてしまってるんじゃないかと不安です……後、店長の顔が……もうまともに見れない……」

一護「? 何があったんだ」

花太郎「い、言えませんよそんな事……」

一護「……学校戻るか、そろそろ昼休みだしな」

花太郎「はい! あ……その、虚が出たわけでもないのに学校抜け出してまで来てくださりありがとうございます……ご迷惑おかけしました、一護さん」ペコリ

一護「いや悪いのはリリンだしな、それに俺も本当にもっと早くに気付いてやれてれば……」

花太郎「いえ、幻覚にかかってしまうなんて……現世に来てから少し気が緩んでしまっていました…………」

一護「おう、そうだな気が緩んじまって……」
一護「……いや、お前は尸魂界に居た時もそんな感じだったろ……」

花太郎「そ、そんな事ないですよ!」

一護「リリンなんかにちょっかい出されねえように、もっとこう……見た目をシャキッとしてみたらどうだ? こうシャキッと」

花太郎「もう酷いな~、僕ちゃんとシャキッっとしてるじゃないですかあ」

一護「どこがだよ……」

織姫「お昼だよーたつきちゃん!」

たつき「あんたまたそんなのがお昼?」

織姫「えへへ……」

織姫(そうだ……花太郎くんもお昼誘ってあげなきゃ……でも、たつきちゃんの様子が心配……)

花太郎「…………」キョロキョロ
花太郎(一護さんがいない……)

たつき「……おい転校生!」

花太郎「は、はい!」

たつき「…………いつまでも弁当持ってうろついてないでさっさと座って食べなよ」

たつき「ここ、空いてるよ」

織姫「……たつきちゃん!」

花太郎「あ、ありがとうございます……! お邪魔します」

織姫「えへへ……、どうぞどうぞ! みんなで食べた方が美味しいもんね!」

たつき「織姫、あんたのお弁当を見ると美味しいものも美味しく感じない時があるけどね」

花太郎「あはは、さすがにそんな事は……」
花太郎「…………」
花太郎「………………わかるような気がします」

たつき「………………うん、今日は一段と凄いお弁当だ」

織姫「今日は作り過ぎたからたつきちゃんと花太郎くんにも分けてあげるね!」

たつき「う、うん? えっ、い……いいよいいよ……あたしは自分のお弁当だけでいっぱいいっぱいなの」

花太郎「あいたたた……僕も急にお腹が痛くなってきました……今日はちょっとご遠慮します」

浅野「うおおお! 羨ましいぜ! 俺も千鶴みたいになりてえ!」

水色「なりたいというか……もう既にかなり近いと思うよ啓吾」
水色「後、ご飯粒飛ばすのやめてくれない?」

浅野「ったく……水色はクラスの女子には興味ないもんな! なあ一護、お前も見てただろ! 体育の時の女子同士のあれ!」

一護「……お、お、俺は何も……見てねえ、よ」

浅野「見てなかったのかお前! よかったぞ~、こう千鶴がな……後ろからガバって山田さんに抱き付いたと思ったらな……なんとな……なんとな!」

一護「お、おう……」

浅野「山田さんノーブラだったんだよ!」

花太郎「へえ……僕のーぶらだったんですね……」

浅野「そうノーブラだったんだよ興奮すんだろ! しかもその後山田さんの乳首が千鶴に……ってうおおい! なんで山田さんがここに!!」

花太郎「あはは……」

たつき「なんつー話してんだらお前達は……」

水色「浅野さんと一緒にしないで欲しいなあ」

浅野「おいこら、水色! 言っとくけどその場に居合わせた時点で同罪だからな!」

浅野「…………つーか、今の話全部聞いてたの山田さん……?」

花太郎「あはは……大丈夫ですよ、僕は何も聞いてません」

浅野「うわああ絶対聞いてた! 笑い方不自然だもん! 聞いてたよ絶対!」

一護「ところでどうしたんだよお前ら」

花太郎「実は一護さん達が屋上で食事してると聞きまして~」

織姫「これを届けに来たの!」

一護「………………お、おおう………」

水色「………………うわあ………」

浅野「な、何これ……? 井上さん……」

織姫「今日のあたしのお昼ご飯!」

一護(昨日食ったのよりグレードアップしてやがる……)

水色「それを何故僕たちに?」

織姫「作り過ぎたからお裾分けにきたの!」

浅野(こんな嬉しくない女子からのお裾分けはじめてだぜ……)
浅野「しっかーし! 井上さんの手料理! これを食べずして何が男だ! いただきまーす!」

今日はここまでで……
来るの遅くなって本当にすまぬ
色々考えてみたけど、
どうしても花太郎が可哀想なまま終わるのに納得できなくて>>227から無理やり繋げてみた
明日はこれるかわからないけど明後日は更新しにきます

>>231
ありがとう!
更新のペース遅いけど、もう少し続けてみます!
花太郎可愛いよな花太郎
もっともっと花太郎の可愛いさを表現できるようにがんばるわ

>>232
おお、ありがとう!花太郎に愛を込めてるからね!
遅くなったけどこれかれも続けていくつもり!パンツ履け……って履いてたか!

>>233
きたよ!ただいま!

>>234
ありがとう!
でもパンツは履いてくれ!
悲しいって言ってもらえて嬉しいです

浅野「」

織姫「ほら、チャドくんもどうぞ~」

チャド「む……、むむ!」
チャド「い、一護……!」

一護(すまんチャド……俺にはどうする事もできん)

チャド「む、むぐう!」

チャド「」

花太郎「一護さんもほら、あーん」
花太郎(昨日のあれをちゃんと完食した一護さんなら大丈夫です……これも完食出来ますよ)

一護(ふざけんなよ花太郎……ちゃんと完食って、昨日のあれは最後の方なんか無理やりお前が俺の口ん中に突っ込んだんじゃねえか)

花太郎(大丈夫一護さんなら……大丈夫……)

一護(大丈夫じゃねえよ! お前も食え!)

花太郎(あ、僕はいいです)

一護「おい花太郎……むぐ!」

花太郎「まだまだありますからね~」
花太郎(ふふふ……暴れる患者さんに食事を取らせるのには慣れてるんですよ……! 覚悟、一護さん!)

浅野「さすが井上さんの料理……俺たち凡人じゃ対処し切れねえってのか……」

チャド「む……だが、一護はあれをどんどん食べていくぞ」

浅野「なん……だと……? ほんとだすげえ一護……ってなんで山田さんにあーんしてもらってんだ羨ましい」

水色「さすが一護だね」

浅野「つーか、お前もせめて一口ぐらい食えよ水色」

花太郎「よく噛んでくださいね! はい、次あーん」

一護「むぐ、むぐぐ……」

花太郎(一護さん、完食まであと一歩……織姫さんの笑顔まであと一歩ですよ!)

一護(後で覚えてろよ……!)

たつき(…………これはおかしいよな、いくら親戚だからってあーんはないよな……おかしいよな)

織姫(黒崎くんあんなに沢山食べてくれてる! 嬉しいなあ)

一護「…………ふう」

織姫「黒崎くん! こんなに沢山食べてくれるなんて思ってなかった! えへへ、ありがとう!」

一護「おう」

水色「やっぱり一護だね、だから一護はモテるんだよ? 啓吾」

浅野「……うん」

花太郎(一護さんにいっぱい食べてもらえて織姫さん嬉しそう……よかった)

一護(お前もちっとぐらい食ってくれてもよかったんだけどな花太郎)

花太郎(あはは……一護さんは屋上に来るまでのたつきさんと僕の苦労を知らないからそんな事を言えるんですよ……)

一護(…………お前も食ってたのか)

石田「う……ちょっと僕トイレ行ってくる」

チャド「む、俺も……」

一護「石田……チャド……よく頑張った……」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年04月19日 (土) 08:53:47   ID: ZsrB1wlx

花太郎可愛いな……

2 :  SS好きの774さん   2014年04月23日 (水) 00:40:14   ID: g_H0B6oA

エロ展開を期待していいのか否か

3 :  SS好きの774さん   2014年04月24日 (木) 14:46:39   ID: Lt_iViZT

途中から書き手変わってない?

4 :  SS好きの774さん   2014年12月19日 (金) 19:32:57   ID: 0KmiruiN

いやー花太郎いいですわ~

5 :  SS好きの774さん   2015年11月27日 (金) 23:53:39   ID: IgOujuL4

途中からいつもの織姫アンチっぽい書き手に変わってるような
アンチなのか何なのかは知らないけど毎回SSで織姫の性格が黒い

6 :  SS好きの774さん   2018年12月11日 (火) 00:49:34   ID: QQWPb4XH

荒らしの対処が斬新ですごい

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