白雪姫「キスして目覚めさせてくれた王子がとんでもないデブスだった」 (19)

白雪「…死にたい」



注、口調は適当なためキャラ崩壊注意

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375355252

シンデレラ「…あぁ…」

ベル「…ああ…」

オーロラ姫「…あぁ…」

白雪「何よその憐れむような目は!そうよ!どうせならもっと憐れみなさいよ!存分に見下しなさいよちくしょー!」

ベル「ま、まぁ落ち着きさないよ白雪、子供のイメージが崩れるわよ」

白雪「なぁにがイメージよどうせあたしなんかディ○ニーヒロインの中で一番イメージと現実が違うわよ」

白雪「王子、見た目はあんなだし臭いし日昼夜問わず[ピーー]求めてくんのよ!しかも足の指フェチ、キモいわよ!臭いわよ!しかもマザコン!最悪よ!赤ちゃんプレイって何よ!どんな育ち方したr…」

シンデレラ「ストップストップ!それ以上言ったら子供泣きますわよ!」

ベル「いや、既に言っちゃいけない一線超えてるから」

シンデレラ「あ、つ、辛いのはあなただけじゃないわ。私なんか原作が酷いのですよ?目玉つつかれたり足抉られたり(自分自身じゃないけど)」

白雪「私は実際に3回殺されたわよ!その結果は超デブスと結婚することになったのよ!」

ベル「何で断らなかったのよ」

白雪「平民の出のあんたとは違って対面ってのがあんのよ。助けてくれたお礼とけじめはちゃんとしろなんて無理やり結婚させられたのよ」

シンデレラ「ぷっ」

オーロラ「ぷっ」

ベル「ぷっ」

白雪「笑うなぁ!」

オーロラ「というかせっかく皆でファミレスに集まったのに何なの、その話題」

シンデレラ「まぁストレスも貯まりますよね、皆お姫様業が忙しいし」

ベル「いやお姫様業って何よ」

白雪「そのお姫様業ってのには糞豚野郎と結婚することも含まれているって言うの!?」

オーロラ「どうどう」

オーロラ「…で、落ち着いた?」

白雪「…えぇ、ごめんなさい」

ベル「それは向こうに呆然とした顔で口をあんぐり開けている女の子に言うべき言葉よ」

白雪「店員さん、私が頼んだ肉料理まだ?」

ベル「聞きなさいよ」

オーロラ「しょうがないわよ。ここの美味しいんだから」モグモグ

シンデレラ「美味しいですよね。私このネズミ料理好きよ」

ベル「あなた罪悪感ってないの?」

シンデレラ「確かにあのネズミたちには助けてもらったけど他の個体を食うぐらいいいじゃないですの」

白雪「ちょっと、私の前でりんごなんか食べないでよ」

ベル「あ、ごめんね、そういえばあなたトラウマだったわね」

白雪「りんご美味しかったのに食べようとしたら吐きそうになってもう食べれないのよ…」

白雪「食べようとするたびににっくき魔女にやられてことが頭に浮かぶわあの王子の醜悪な豚面が目に浮かぶわ吐き気を催すわ…そういえばあの豚この間もね…」

ベル「ま、また始まったわよ」

シンデレラ「し、白雪?まだいいほうです。私なんて名前が"灰かぶり"ですよ?子供たちにも灰かぶりとしか覚えてもらってないのですよ。これでもちゃんと本名あるのに…」

オーロラ「私なんか起きたら100年後でカルチャーショックがやばかったのよ。お城の人たちはまだしも外の人たちが時代を先取り…いや、実際に先を走っていて何がなんだかわからなかったもの」

ベル「…わ、私たちなんか…え~と、村八分に合いそうになるわおじいちゃんキチガイ認定されるわあの人は人間だったわ」

白雪「おい最後」

ベル「私あの人と会いすぎてケモナーになっちゃったのよ!なのになんなのあの最後、なんでモフモフ失っちゃったのよ!あの獣臭い体臭とかも好きだったのに!!乱暴な性格に戻ってもいいからまた神様だっけ?に獣に戻してもらえないかしら!あの手触り、筋肉、顔、モフモフ、匂い、もふもふ、もふもふ、もふもふくんかくんかあぁくんかくくんか!!(ry」

オーロラ「またあの女の子がこっちを泣きそうな目で…」

アリエル「お待たせ~、ちょっと舞踏会で遅くなっちゃったわ~」

ベル「あら、魚」

シンデレラ「ごきげんようです魚」

オーロラ「遅いわ魚」

アリエル「人魚だよ、せめて元ってつけて」

ベル「だってこの中で一番の勝ち組じゃない、そりゃみんな妬むわ…ちょっとなんで真っ先に魚料理頼んでんのよ」

アリエル「いやー、人間の作る魚料理っておしいいんだもん♪」

皆(共食い…)

アリエル「でもあたしってそう勝ち組かな?海から上がったからもう海の家族のもとに戻れないよ?」

ベル「え?それ気にしてたの?」

アリエル「まぁ全然だけどね♪王子さえいれば魚もザリガニもお姉様がたももういらないもん」

オーロラ「やっぱり一番幸せじゃないの」

アリエル「いや、一番幸せなのはアリスでしょ。夢オチほど平和な終わり方はないよ」

シンデレラ「続編扱いの実写映画がクソだったりゲームでは精神病院に入れられてたり家族が死んでたり本編以外では結構悲惨ですけどね」

ベル「でも乙女ゲーに出演してなかった?うろ覚えだけど。それは羨ましいわよ」

白雪「あなたも出てみたら?」

ベル「ケモナー向け乙女ゲーなんてそうそうないものよ」

皆『ハートフル彼氏』

ベル「…鳥に興味はないわよ」



※何故か男向けエロゲはありました>ケモナー向け

シンデレラ「ところでアリスは呼ばないでよかったのですか?」

ベル「カオスになっても困るし」

オーロラ「架空のお友達の話されても困るし」

アリエル「大体身分が違うよ」

シンデレラ「酷い言いようですね…と言いますかファミレスで愚痴っている姫に姫の資格なんかないと思いますわ」

シンデレラ「そういえば私たち童話の主人公って何かと小動物に縁がありますね」

白雪「あー確かに、私は森で暮らしている時ウサギやらリスやらに色々世話焼いてもらってたしね」

シンデレラ「私はやはりネズミたちですわね」

ベル「私は小動物じゃなくてかっこいい猛獣よ!」ドヤッ

オーロラ「私ドラゴンと戦ったわよ!」

ベル「ま、負けた…」orz

アリエル「いや、何の勝負だよ」

オーロラ「そういえば小人って小動物にはいるの?」

白雪「見た目おっさんな小動物なんて嫌よ。どうせならショタが良かったわ」

ベル「アリエルも何かと小動物に縁があるわね」

アリエル「縁も何も元々魚だよ」

白雪「でも確かにけっこう縁あるわね。蛙に変えられた王子とかネズミに変えられたお姫様とか白鳥に変えられた兄たちとか」

ベル「お姫様は出ないけどツバメに尽くされた王子とかもいたわ」

オーロラ「動物じゃないけど女の子を花にした主人公とかもいたわね。あれは映画化しないのかしら」

アリエル「ありえるかもね。ラプンツェルが映画化したし」

ベル「…」

白雪「…」

シンデレラ「…」

オーロラ「…」

アリエル「え、何、このギャグが滑ったみたいな感じの空気」

シンデレラ「ど、ドンマイですよ。滑るなんてよくありますよ」

アリエル「ギャグ言ったつもりないよ!」

白雪「アリエルがありえる…ぷっ」

オーロラ「ぷっ」

ベル「アリエルがありえる。これは流行るわね」

アリエル「言うなぁ!///」

白雪「そういえば赤ずきんって不遇よね。同じグリム童話の話で認知度もけっこう高いのに映画化されてないなんて。それに物によっては狼に食われたじゃなくて男に(性的に)食われたことになってるし」

シンデレラ「短編アニメーションでなら映像化されていますよ。確か、後半はスルーするとして」

白雪「え、そうなの?」

シンデレラ「何故か三匹の子豚も出演してたけどね」

アリエル「何で」

シンデレラ「さぁ?そればかりは書いた人に聞かないと」

ベル「あ、三匹の子豚単体なら見たことあるわ」

アリエル「三匹なのに単体?」

ベル「いや、そう言う意味じゃないわよ」

シンデレラ「どうだったの?」

ベル「内容は特に言うことないけど三匹目の弟の家に飾ってあったお父さんの写真がひどかったわね」

アリエル「へえ?」

ベル「料理された姿が飾ってあって下にfatherって書いてあったわ」

皆「…あぁ」

アリエル「ディズニーって結構ブラックだからね」

シンデレラ「ミ○キーたちの短編アニメーションなんてブラックジョークで成り立っているようなもんですもの」

ベル「ところで誰かジゼル姫って覚えている人いる?」

アリエル「誰?」

シンデレラ「誰でしたっけ?」

オーロラ「知らないな」

白雪「あぁ、あの新参者ね」

ベル「魔法にかけられたっていう映画の主人公よ」

オーロラ「あぁ、あのとんでもファンタジーね」

シンデレラ「なんかオチが残念だったわ。童話世界のお姫様が現実世界の男と結婚して現実世界の女が童話世界でお姫様になったり」

アリエル「姫が男を差し置いて魔女と戦っていたのが印象的だったよ」

オーロラ「ディズニーは昔の方が良かったわ。最近はCGに頼りすぎ、ジブリを見習いなさいよ」

シンデレラ「あれもゲド戦記以降酷くなってるわよ。手書きなのはいいけど」

オーロラ「最近のディズニーも昔みたいに手書きにして欲しいわ。ラプンツェルやカーズみたいな立体的なCG嫌いなのよ」

ベル「だから最近ディズニー見に行ってないのね」

オーロラ「えぇ、モンスターズユニバーシティも見に行こうか迷ってるわ」

アリエル「迷ったら見に行くべきだと思うよ」

白雪「あーあもう帰る時間ね。帰りたくないわ」

アリエル「なんなら泊めてあげようか?」

白雪「私水棲生物じゃないから遠慮するわ」

アリエル「今は陸に住んでるよ!」

白雪「ま、ありがたいけど断るわ。一応お姫様なんだからお城に戻らなきゃ」

シンデレラ「さんざん結婚相手を殺したいって言っていたじゃない」

白雪「まぁね。でもなんとか好きになってみるわ。まずはダイエットさせるところからね」

ベル「一ヶ月断食させましょう!」

オーロラ「死ぬわよ。それ」

シンデレラ「魔法使いのおばあさんに頼んでその王子の存在を無かったことにしてもいいですわよ?」

オーロラ「じゃあ私も精霊のおばさんたちに頼んで」

アリエル「あぁ、あのタコみたいな魔女でもいいかも」

ベル「じゃあ私は旦那に頼んで」

白雪「あんたら怖い事言うわね。それとベル、そろそろあなたの旦那は人間だと知覚してあげなさい」

白雪「とりあえず金と権力を使って最高のインストラクターでも雇ってみるわ。じゃあもう帰るわ。バイバイ」

シンデレラ「そうね。さようなら」

オーロラ「さよなら」

アリエル「じゃあね」



終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom