酉、間違えました。↓からやり直します。

ヤンキー「最後のライブシーンとか、マジ鳥肌っスよ」

頭「アぁ……けどな、そこいくまでのドラマがたまんネえ……。それあってこその、ライブだぜ」

ヤンキー「あの……それなんスけど」

頭「あァ？」

ヤンキー「自分、ちょっとそのドラマってーのが退屈に感じて……」

頭「ンだとぉ！」ｶﾞﾊﾞｯ

ヤンキー「スンマせン！　けど、アイドルはみんなイケてるし可愛いんスけど、なんだか自分には理解できなくって！！」

頭「チッ！　あのなァ……ムズかシーことなんざねーンだよ。いいか、７６５プロのアイドルってのはよ、いわばもうあの世界の伝説……レジェンドなワケよ」

ヤンキー「それはわかるっス」

頭「そのレジェンドたちがよォ、挑もうとしてるワケよ。アリーナっつーデケえ戦いによォ」

ヤンキー「はあ」

頭「ライブってのはよォ、俺らで言やァ……まあ、カチこみの喧嘩よ」

ヤンキー「！」

頭「わかるか？」

ヤンキー「わかるっス！　自分、がぜんピンとキタっス！！　アリーナでライブってプロデューサーの兄貴に言われた時のアイドルの盛り上がり、今ようやく実感できたっス！！！」

頭「チッ、テメーは遅ーんだよ。アリーナっつったらよォ、万を超えるキャパだぜ？　つまりはるるん達は、１２人でその中乗り込ンでいくわけよ？」

ヤンキー「やべえ……退屈して観てた冒頭のシーン……急にアツく感じてきたっス」

頭「ダぁロ？　ンでやっぱ乗り込むンなら助っ人がいるンだろっつーことなわけよ」

ヤンキー「自分らも、ケンカなら兵隊に集合かけるっスからね！」

頭「そこで呼ばれてンのが、魅離王吽（ミリオン）の７人よ」

ヤンキー「うおお……なんか自分、今頃燃えてきたっス！」

頭「つくづくわかりが悪ィやつだな、テメーはよ」

ヤンキー「つ、ついでに他のシーンの事も聞きてーんスけどいいっスか！？」

頭「なンでも聞けよ」

ヤンキー「志保ちゃんと春香ちゃんが、なんかモメるじゃねーっスか。アレ自分、なんかよくわかんねーんスけど」

頭「バカかテメーは！　一番大事なトコじゃねーか！！」

ヤンキー「マジすんません！　けど自分、あれなにモメてんのかわかんねーっスわ」

頭「つまりよォ、さっきも言ったけどはるるん達はアリーナに乗り込むワケよ」

ヤンキー「それはわかったっス」

頭「相手は万って数ダゼ？　さすがにステゴロってワケにゃいかねー」

※ステゴロ＝素手でのケンカ

ヤンキー「わかるっス」

頭「けどエモノの調達も、すぐってワケにゃいかねー」

ヤンキー「なるほど」

頭「志保チャンが言いてーのはよ、全員分のバールが無えなら、バール持ってるヤツだけでソッコーかませばいーんじゃねぇかってことよ」

ヤンキー「うお、そうだったんスか！」

頭「ンではるるんが言いてーのは、不意打ちはキメらんねーでも全員分のバールそろえてから正面きッて乗り込みゃいーンじゃん、ってコトよ」

ヤンキー「スゲーわかりやすいっス！！」

頭「そンでいおりんはよォ、新入りが多少やらかしやがっても自分がチャカでなんとかしてやっからまかせろって言ってるワケよ」

ヤンキー「いおりん、マジ天女！」

頭「バネＰの兄貴もよォ、理解ってンだよ。新入りがビビっちまってるのをよォ」

ヤンキー「さすが、プロデューサーの兄貴！」

頭「新入りッつてもよー、要は声かけられて集まった兵隊なわけよ。そこで兄貴は、魅離王吽の７人をテメェんトコの舎妹にしちまうんだよ」

ヤンキー「つまり俺らで言えば、伝説の族に声かけられてしかもただの兵隊じゃなくて、正式にメンツにしてもらえるわけっすね！？　スゲー！！」

頭「なァ、数あわせの兵隊で呼ばれたつもりが『７６５武露』のカンバンしょえるワケよ」

ヤンキー「自分、メッチャ燃えてきたっス！！！」

頭「可奈チャンなンざ憧れの総長、天海春香サンに目ェかけられてテンパリMAXよ」

ヤンキー「春香さんチーッス！」

頭「けどよ、可奈チャンはブルってビビっちまったわけよ。自分、兵隊だしバールも持ってねェし」

ヤンキー「アリーナに乗り込もうってのに、テメーだけバール持ってねぇわけっスもんね。可奈ちゃんの気持ちもわかるっスよ！」

頭「しかもだぜ、アリーナの前に軽ーく血祭りにあげよーって挑んだケンカで、ヘマしちまうワケよ。憧れのレジェンド達のバックでケツモチしてたのによォ」

ヤンキー「あれってそんな大ゴトだったっスか！？　自分、あのシーン甘く見てたっス！！」

頭「なァ、そのぐらいのことなワケよ。しかも心ない連中が、LINEであるコトないコト流しやがるワケよ」

ヤンキー「LINE怖いっス！」

頭「ヤケおこして可奈チャンは……入り浸っチまうワケよ……」

ヤンキー「え？　ま、まさか……」

頭「そうよ……ケーキバイキングよォ……」

ヤンキー「ケーキバイキング！　自分、行った時ねーっス……不良の自分には敷居が高いっス……」

頭「なァ、俺らみたいなのがキャッキャしながらケーキ選んでシクヨロきめてたら、なめられンだろ？」

ヤンキー「行きたくても行けないっス！！」

頭「だからフリョーにあるまじき行動に出ちまうンだよ、可奈チャンはよ……トーゼンにフリョーにあるまじき結果が待ってるってワケよ」

ヤンキー「自分むしろ、あの時の可奈ちゃんの体型のがグッとくるっスけどね！！」

頭「あァ？」

ヤンキー「自分、真照霊羅女傑衆（シンデレラガールズ）じゃあかな子ちゃんＰっス！！　カナつながりで」

頭「三村かな子チャンのＢＭＩは22.21の標準体型だろ！！　いいかげンにしろ！！！」

ヤンキー「すんません！」

三村かな子(17)
http://i.imgur.com/VvvmO2g.jpg
http://i.imgur.com/JAdHoOy.jpg

頭「まァいい。ンで可奈チャンは『自分、カタギになりますから』ってなるワケよ」

ヤンキー「でも、不良はそう簡単にやめられないっスよ？　焼き入れも怖えぇっス。あ、だから可奈ちゃんは逃げたんスかね？」

頭「なワケねーダロ！！！」

ヤンキー「すんません！」

頭「そこンとこよォ、流石にはるるんは理解ってンのよ。憧れのパイセンみてーになりてェっつー夢をよ」

ヤンキー「今なら自分もわかるっス！」

頭「はるるんのすごさは、そこだけじゃネーぜ」

ヤンキー「なんスか？」

頭「はるるんはよォ、見抜いてンだよ。可奈チャンの族としての才能をよォ……」

ヤンキー「えっ？」

頭「オメエ、はるるんは伝説の総長だゼ？　普段は実力を隠してンだけど、いざ本番となりゃあオメー、スゲー動きなワケよ」

ヤンキー「あー、いるっスよね。普段は静かで雰囲気ねえのに、いざケンカになると見てるだけでブルっちまうような人」

頭「おゥ、はるるんがまさにそれよォ。はるるんはよ、普段は自分の中のヤン気を必死に押さえ込ンでのよ」

ヤンキー「えー？　そんなとこ見た時ねーっスよ？」

頭「バぁカ。よく思い出して見ろよ、はるるんの普段の動きをよォ」

ヤンキー「普段の春香ちゃんスか？　つっても春香ちゃんはいっつも……ああっ！」

頭「気づいたかよ？」

ヤンキー「もしかして、春香ちゃんがいつも転んでんのは……」

頭「それよ。大きすぎる自分のヤン気と身体能力を押さえこンでるから、転ンじまうのよ」

ヤンキー「そうだったんスか！！」

頭「劇場版でも、それをテメーみてえなカボチャ脳でも理解りやすく見せてたろーが。しかも可奈チャンの潜在能力を見せながらよォ」」

ヤンキー「え？」

頭「プチシューよォ！」

ヤンキー「ああっ！！　じゃあ、あのプチシューのシーンで急に可奈ちゃんも春香ちゃんもヌルヌル動いてたのは！」

頭「はるるんと、可奈チャン、２人だけが別次元の動きをして見せてくれてンのよ。可奈チャンの甘い物好きと、はるるんに匹敵するヤン気をもってる伏線をよォ！！」

ヤンキー「自分、今までなんであのシーンだけヌルヌルしてたのかわかんなかったっス！」

頭「しょォがねえ野郎だな、マジでよ」

ヤンキー「なんか自分、もっかいちゃんと見直したくなったっス！」

頭「よォし、行くか！！　まだ特典もあるからよォ」

ヤンキー「あ……でも自分……」

頭「なンだよ？」

ヤンキー「自分、もう金がねえっス。上映館は遠いっス」

頭「しンぱい要らなエぜ」

ヤンキー「？」

頭「明日のよォ……3/8から劇場版THE IDOLM@STER MOVIEは全県公開だゼ？」

ヤンキー「本気っスか！？」

頭「ただし和歌山を除く！！！」

ヤンキー「！？」

頭「行くっきゃネーだろ！？　劇場版THE IDOLM@STER MOVIE！！！」

ヤンキー「行くっス！　もっかい見直して、レジェンドと魅離王吽のカチコミ見たいっス！！」

頭「よォし！　行くぞァ！！　盛り上げてイクぜ、劇場版THE IDOLM@STER MOVIE！！！　スピードの向こう側へ！！！！！！」

ヤンキー「うおおおぉぉぉーーーっっっススス！！！」


～おわり～