立体機動装置

小衣「方法はあるわ…この装置を使うのよ！」ｼﾞｬｰﾝ

シャロ「これなんですか？」

小衣「立体機動装置！これさえあればすごい速さで空を飛びまわったりできるのよ！」

シャロ「空を！？すごいですー！！」

小衣「ここのトリガーを操作してアンカーを射出、先っぽをどこかに引っかけて…それを巻き取る事で移動をうんぬんかんぬん」

シャロ「よく分からないけど分かりました！早速使ってみましょう！」ｶﾞｯ

小衣「あっ！？こら、シャーロック！まだ小衣も使った事ないのにー！」

シャロ「えーっと、ここを押せばいいんでしょうか？」ｶﾞｼｬｺﾝｶﾞｼｬｺﾝ

シャロ「よし！多分これで大丈夫なはずです！」

シャロ「さっそくアンカー射出ですー！どすこーい！！」ﾊﾞｼｭｯ!

ﾋｭｰｰ　ｻﾞｸｯ

小衣「あっ、アンカーが…>>10に引っかかった…」

小衣

小衣「あっ、アンカーが小衣に…って、えぇ！？」

小衣「えいっ、えい！あれ！？と、取れない…！」ｸﾞｲｸﾞｲ

シャロ「それで、これを巻き取ればいいんですよね！えいやー！」ｶﾞｼｬｺﾝ

小衣「ちょ、ちょい待ち！シャーロック！！アンカーに小衣が引っかかっぎにゃああああああああああああああ！！！」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ

シャロ「あぁっ！？ココロちゃんがすごいスピードでこっちに引きずられてきます！！」

シャロ「すごいじゃないですかーココロちゃーん！そんなに速く動けるようになったんですねー！！」

小衣「ココロちゃん言うなあああああああああああああああああああああああああああああああ」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ

ﾄﾞｶｰﾝ

シャロ「あいてて…たんこぶできましたー」ﾋﾘﾋﾘ

小衣「…………」

シャロ「ココロちゃん！この機械全然ダメじゃないですか！」

小衣「ダメダメなのはお前だー！あとココロちゃん言うなー！！」

小衣「ったくこれだからＩＱ三桁は…！貸しなさいよー、小衣がやるから」

シャロ「はいですー」

小衣「見てなさい！ＩＱ13000の天才美少女調査兵団明智小衣の、完璧な立体機動さばきを！」

小衣「とう！」ｼｭﾊﾞｯ

シャロ「すごいです！アンカーがあんなーに遠くまで飛びましたー！」

小衣「これが小衣の実力ってやつよー！あっはっはー！！」

シャロ「すごい…あんなに遠くまで飛んで…飛んで…」ﾋｭｰｰ

ｻﾞｸｯ

シャロ「……>>19に引っかかりましたー」

ボヨヨン

シャロ「アンリエットさんのボヨヨンに引っかかりましたー！」

小衣「げっ！！」

アンリエット「………あなた達」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

シャロ「あわわわわ…！怒ってますー！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

小衣「ヤバい！逃げるわよシャーロック！！」

シャロ「ココロちゃん！ここは立体機動を使いましょう！」

小衣「は！？」

シャロ「立体機動の速さなら羅刹悪鬼と化したアンリエットさんからも逃げ切れるはずです！」

小衣「いや立体機動使うったってアンカーがアンリエット会長のボヨヨンに…」

シャロ「ゴー！ですー！」ｶﾞｼｬｺﾝ

アンリエット「きゃあああああああああああああああああああああああ」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ

シャロ「あれ？」

小衣「引き寄せてどうすんのよー！！このアホー！！」

シャロ「うわああ！！アンリエットさんのボヨヨンがすごいスピードで迫ってきます！進撃の巨乳です！！」

アンリエット「あああああああああああああああああああああああああああ」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ

シャロ「怒られましたー」

小衣「ぐぬぬ…！」

アンリエット「新アニメが始まるというのに…あなた達はたるみすぎです！」ｶﾞﾐｶﾞﾐ

アンリエット「シャーロックも、明智さんも！あなた達には後輩が出来るというのに…少しは成長なさい！」ｶﾞﾐｶﾞﾐ

シャロ「ごめんなさいー！アンリエットさーん！！」

小衣「こ、小衣は悪くないわ…アホシャーロックが勝手に…」

アンリエット「…………」ｸﾞｼｬ

小衣「すいませんでした」

アンリエット「わかればいいのです、では…」ｽﾀｽﾀ

シャロ「……立体機動、アンリエットさんに握りつぶされちゃいましたねー」

小衣「あんたのせいでしょーが！弁償しなさいよねー！あれ高いんだから！！」

シャロ「無理ですー」

シャロ「それよりココロちゃん！他に素早い動きを身に着ける方法はないんですか！？」

小衣「それよりってなによ！ちゃんと弁償しろ！あとココロちゃん言うなー！！」ｽﾊﾟｰﾝ

シャロ「あうぅ…！」

小衣「困ったわね…立体機動無しでどうやって12分アニメのペースについていけば…」

シャロ「あっココロちゃん！あそこに>>30さんがいますよ！ちょっと話を聞きに行きましょう！」

小衣「ココロちゃん言うなってば！」

シャロ「おーい！>>30さーん！ちょっといいですかー！！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

>>30「ん？」

巨人

シャロ「巨人さーん！ちょっといいですかー」

巨人「？」ｽﾞｼｰﾝｽﾞｼｰﾝ

小衣「ひぃっ…！！」ﾋﾞｸｯ

シャロ「あのー、あたし達…速く動けるようになりたいんですけどー…」

巨人「………」

小衣「しししししししシャーロックぅ…！！なに巨人と仲良く話してんのよぉ…！！」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

シャロ「え？」

小衣「巨人が人の言葉なんて分かるワケないでしょ！！それに奴らは人を食うのよ！！」

シャロ「人っておいしいんですか？」

小衣「知るか！！とにかく逃げるわよ！」

小衣「倒しても死なない謎の化物なんて調査兵団に任せておけばいいの！」

シャロ「謎？」

シャロ「…謎と聞いては放っておけません！謎は…解き明かせばいいんです！」

シャロ「ミルキィホームズ！出動です！！」ﾀﾞｯ

小衣「調査兵団に任せろって言ってんでしょーが！！このアホ探偵！！」

巨人「がおー」ｽﾞｼｰﾝｽﾞｼｰﾝ

シャロ「わわわ！でっかいですー！！」

シャロ「ココロちゃーん！どうすれば勝てるんですかー！？」

小衣「戦うなー！小衣に聞くなー！！あとココロちゃん言うなー！！」

小衣（……ん？待てよ、確か…）

小衣「シャーロック！確か巨人には…弱点があるはずよ！！」

シャロ「弱点！？」

小衣「そこを叩けば巨人なんて一撃で倒せるわ！えっと…確か…！」

小衣「>>43よ！>>43を攻撃すれば巨人を倒せる！……はず！」

スポンジのようにもろいスネ

小衣「すねよ！スポンジのようにもろいすねを叩けば巨人なんてイチコロだって聞いたわ！」

シャロ「分かりました！シャロ、いっきまーす！」ﾀﾞｯ

巨人「がおー」ｽﾞｼｰﾝ

シャロ「でっかいからすねが狙いやすいですー」

シャロ「……バリツ！！」ｶﾞｯ

巨人「………………！！！」ﾄﾞｼｰﾝ

シャロ「やりましたー！」

小衣「おぉ…本当にやっちゃった…」

シャロ「本当にスポンジみたいですー」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ

小衣「ちぎっては投げちぎっては投げするのやめなさいよ！」

シャロ「………？これは…？」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ

シャロ「…ココロちゃん！巨人のすねの中から人が出てきました！」

小衣「だからココロ言うな……って、えええええ！？」

>>50「…………」ｺﾞﾛﾝ

小衣「ほ、本当に人だわ…！」

ラビット

小衣「すねよ！スポンジのようにもろいすねを叩けば巨人なんてイチコロだって聞いたわ！」

シャロ「分かりました！シャロ、いっきまーす！」ﾀﾞｯ

巨人「がおー」ｽﾞｼｰﾝ

シャロ「でっかいからすねが狙いやすいですー」

シャロ「……バリツ！！」ｶﾞｯ

巨人「………………！！！」ﾄﾞｼｰﾝ

シャロ「やりましたー！」

小衣「おぉ…本当にやっちゃった…」

シャロ「本当にスポンジみたいですー」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ

小衣「ちぎっては投げちぎっては投げするのやめなさいよ！」

シャロ「………？これは…？」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁ

シャロ「…ココロちゃん！巨人のすねの中から人が出てきました！」

小衣「だからココロちゃん言うな……って、えええええ！？」

>>50「…………」ｺﾞﾛﾝ

小衣「ほ、本当に人だわ…！」

ラット「うぐぐ…くそ…！」ｺﾞﾛﾝ

シャロ「あなたは…！怪盗ラビットさん！」

ラット「ラットだーー！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

小衣「こんなとこで何やってんのよーライダーキックー」

ラット「だからラットだっつってんだろ！？」

シャロ「驚きです！ラテンバイオリズムさんが巨人だったなんてー！」

小衣「巨人で怪盗とかややこしいのよ！ラブライブ！！」

ラット「お前らわざとやってんだろ！」ｶﾞｰﾝ

ラット「………ごほん」

ラット「へへへ…驚いたか！俺様の新たなトイズ！巨人化能力のトイズ！！」ﾊﾞｰﾝ

シャロここ「巨人化！？」

ラット「この力で新アニメなんてぶっ潰す！！そしてアルセーヌ様主役のアニメを作ってやるぜー！」

シャロ「そんな事…させません！！」

小衣「怪盗が主役なんて冗談じゃないわ！！」

シャロ「怪盗ラッキークローバー！あなたを逮捕します！」

ラット「ラットだーーーーー！！！」

シャロここ「シャロここホームズ！出動です！」ﾀﾞｯ

ラット「いい加減名前くらい覚えやがれー！！巨人化のトイズ！！」ｼｬｷｨﾝ!!

ｽﾞﾓﾓﾓﾓﾓﾓﾓﾓ

小衣「また巨人化したわ！！」

シャロ「平気です！またすねをボッコボコにすればいいんです！」

シャロ「バリツ！！」ｽﾞﾄﾞﾝ!　ﾍﾞｷｨ

シャロ「…………ぎにゃああああああああああああああああああああああ！！！硬いですー！！」ｽﾞｷｽﾞｷ

小衣「硬い！？さっきはスポンジだったのに！！」

巨人ラット「巨人は体を硬化できるんだよ！お前らのパンチなんて効くかバーカ！」

小衣「そんな…！それじゃあ勝ち目なんてないじゃない！！」

シャロ「くっ……！」

シャロ「ココロちゃん…！あたしにいい考えがあります！今こそ素早く動く方法を見つける時なんです！」

小衣「え！？」

シャロ「おじいちゃんが言ってました！握力×体重×スピード＝破壊力だと！！」

シャロ「つまり、物凄いスピードでバリツを叩きこめばラケルさんのすねを壊すことができるはずです！」

巨人ラット「ラットだーーーーー！！」

小衣「で、でも…どうやって…！」

シャロ「…ここはあたしが食い止めます！ココロちゃん、どうにかして素早く動く方法を見つけてきて下さい！」

シャロ「ＩＱ130000のココロちゃんなら…できるはずです！」

小衣「シャーロック……」

小衣「……ココロちゃんって、言うな！」ﾋﾟｼｯ

シャロ「あいてー！」

小衣「分かったわ！天才美少女警察官明智小衣に任せておきなさい！！絶対に素早く動く方法を見つけて帰ってくるわ！」ﾀﾞｯ

シャロ「ココロちゃんファイトですー！！」

小衣（急いで、素早く動く方法を…！）

小衣（きっと、>>60だったら知ってるはず！！）

不動遊星

小衣（伝説のデュエリスト、不動遊星ならきっと素早く動く方法を知っているはず！）ｽﾀﾀﾀﾀﾀ


ネオドミノシティ
　サテライト

小衣「見つけたわよ！サテライトの流れ星！」

遊星「…誰だ？」

小衣「こまけぇ事はいいのよ！不動遊星！素早く動く方法を教えなさい！」

遊星「素早く…アクセルシンクロか」

小衣「なんでもいいわ！そのアクセルシンなんとかのやり方を教えなさいよ！」

遊星「無理だ、話を聞いて出来るものじゃない」

遊星「光をも超えるシンクロ召喚を会得するにはクリア・マインドの境地に辿り着かなくてはいけないんだ」

小衣「クリアアサヒがどーだか知らないけど！それを覚えるにはどうしろってのよ！」

遊星「>>65だ」

髪型をカニにする

遊星「髪型をカニにするんだ」

小衣「カニって…あんたみたいに？」

遊星「そうだ…この髪型は空気抵抗を極限まで減らすための髪型なんだ」

遊星「それだけじゃない、隙間から取り込んだ風を髪の中を通して後ろに流し自らのスピードにも出来る」

遊星「明智小衣、あんたの髪の長さなら出来るはずだ」

小衣「…ふん、小衣なら楽勝よ！」

小衣「感謝するわよ不動遊星！これでシャーロックを助けられる！」ﾊﾞｯ

遊星「その、シャーロックって奴の事…大切なんだな」

小衣「べっ、別に！？ただ、いなくなったらアホが一人減ってほんの少しだけさみしいから…それだけよ」

遊星（アクセルシンクロに本当に必要な物、それは…仲間との絆）

遊星（明智小衣、あんたはもう持っているみたいだな）

遊星「……………」

遊星（バイクに乗る時はヘルメットをかぶるから髪型は特に関係ないのは…黙っておくか）

小衣「待ってなさいよシャーロックー！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

偵都ヨコハマ
　市街地

巨人ラット「どうした？もうお終いかよシャーロック！」

シャロ「う……うぅ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

巨人ラット「明智小衣も逃げちまったみたいだし…これで終わりだな」

シャロ「ココロちゃんは逃げてなんていません！絶対に来てくれます！」

シャロ「あたしには聞こえます…ココロちゃんが、風を切って走ってくる音が！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

小衣「シャーーーーロックーーーーー！！！」ｽﾞｷﾞｭﾝ!!

巨人ラット「速ぇ！？」

シャロ「ココロちゃ……カニさん！！」ﾊﾟｱｧ

小衣「カニさん言うな！！待たせたわね！」

シャロ「カニさん…！絶対来てくれるって、信じてました！」

小衣「行くわよシャーロック、今度はこっちが攻める番なんだから！」

シャロ「はいっ！！」

シャロカニ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

巨人ラット「速ぇ…！くっ！捕らえられねぇ！！」

シャロカニ「二人の拳！！握力！！×！！」

シャロカニ「二人の体！！体重！！×！！」

シャロカニ「二人のアクセルシンクロ！！スピード！！＝！！」

シャロ「あたしとココロちゃんの、バリツの破壊力ですー！！とりゃあああああああーーーーっ！！！」

ｽﾞﾄﾞﾝ!!

巨人ラット「……………！！！」

小衣「や、やったの……？」ｼｭｳｳｳｳｳ…

シャロ「あたしのバリツが……！ラゼンガンさんのすねを！>>74しました！！」

犬の餌

シャロカニ「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

巨人ラット「速ぇ…！くっ！捕らえられねぇ！！」

シャロカニ「二人の拳！！握力！！×！！」

シャロカニ「二人の体！！体重！！×！！」

シャロカニ「二人のアクセルシンクロ！！スピード！！＝！！」

シャロ「あたしとココロちゃんの、バリツの破壊力ですー！！とりゃあああああああーーーーっ！！！」

ｽﾞﾄﾞﾝ!!

巨人ラット「……………！！！」

小衣「や、やったの……？」ｼｭｳｳｳｳｳ…

シャロ「あたし達のバリツが……！ラゼンガンさんのすねを！>>74しました！！」

シャロ「あたし達のバリツが……！ライトニングリターンズさんのすねを！犬の餌にしました！！」

犬型生命体バトルキメランテス「わんわんお、わんわんおー」ﾓｸﾞﾓｸﾞﾑｼｬﾑｼｬ

巨人ラット「うぐおあああああああ！痛ぇ！！やめろおおおおおおおおお！！！！」

小衣「弱点のすねがボロボロに…これは、小衣達の勝ちね！」

シャロ「やりましたねココロちゃーん！あたし達、ヨコハマを守ったんですよー！」

小衣「だから…！ココロちゃんって言うなって…！」

小衣「………」

シャロ「？」

小衣「はぁ…もう今日はいいわ、ツッコミ疲れた…」

小衣「どうせ止めてもあんたは止めないし…新アニメでもずっと呼んでそうだわ」

シャロ「はいっ呼びます！だってココロちゃんはココロちゃんですから」

小衣「あっそ……」

シャロ「えへへー」

小衣「…………」ﾌｯ

ネロ「おーい！シャロー！」ﾀｯﾀｯﾀｯ

コーデリア「大丈夫ー！？」ﾀｯﾀｯﾀｯ

シャロ「あっ、みなさん！」

エリー「シャロと、明智さんが…巨人と戦ってるって…聞いて…」

コーデリア「急いで私達も駆け付けたんだけど…ちょっと遅かったみたいね」

小衣「フン、来るのが遅いのよー！もうちょっと速く来ればＩＱ1300000の天才美少女警察官明智小衣の大活躍が…」

ネロ「うわ、なんだよ明智、その変な髪型」

小衣「こ、この髪型は…」

シャロ「変じゃないです！！」

ネロ「うわ、シャロ？」ﾋﾞｸｯ

シャロ「これは、小衣ちゃんが新アニメでいっぱい活躍するための速さを追及した髪型なんです！」

シャロ「つまり！この髪型になれば12分アニメでも前と変わらず活躍できる、すごい髪型なんですよ！！」

エリネロデリア「！！！！」

偵都ヨコハマ　
　ホームズ探偵学院

アンリエット「……貴女達」

シャロ「はい？なんですか？アンリエットさん」

アンリエット「その髪型は…なんなのかしら」

カニシャロ「新アニメで素早く活躍するための髪型ですー！」

カニデリア「会長もどうですか！？新しい後輩たちに遅れをとってはいけないわ！！」

カニネロ「ほらなにしてんのさエリー！もっと前に出ないと！せっかく素早く活躍できても後ろにいたんじゃ画面に映らないだろー！？」ｸﾞｲｸﾞｲ

カニエリー「恥ずかしい…です…」

アンリエット「…………」

アンリエット「『ふたりはミルキィホームズ』放送開始までに…」

カニシャロ「？」

アンリエット「その髪型を直さなかったら、貴女達は退学です！！！」

カニホームズ「ええええええええええええええええええええええええええええええ！！！！？」

カニ小衣「結局小衣が一番速くてすごくて、主人公にふさわしいって事なのよねー」

次子「お前もその髪直さなかったらアニメに出さないからな」



おしまい