モバP「『徹底解明! 〜ローゼスグンマーとの過ごし方〜』」 (12)

誕生日(5月4日)の内にスレを立てておきたかった
sage進行で

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P「……」

       ぺらっ


  ——グンマー(和名 日下部若葉)は現在でもまだ謎の多く残る生き物です
     現在、グンマーは亜種であるローゼスグンマー(和名 日下部若葉)やエンジェルグンマー(和名 日下部若葉)
     サバンナグンマー(和名 日下部若葉)、トゲツキサバンナグンマー(和名 日下部若葉)などの種類が確認されていますが
     その実態や生活について言及した本は多くありません。
     特に、本書で扱うローゼスグンマーはグンマーの中でも希少な種であるため、研究も少なく、専門書も全く発刊されていません。


P「……」

       ぺらっ

  ——本書ではこれから、『ローゼスグンマー』との理想的な付き合い方を学んでいきます

     ポイントは3つです
     1.グンマーをしっかり観察すること
     2.グンマーとの関係を急がないこと
     3.グンマーへの愛情を忘れないこと

     以上に気を付けて、グンマーとの生活をよりよいものにしていきましょう!

P「……」

おいww

  ——STEP1 まずは軽い挨拶から

  ——グンマーは人懐こい生き物です。
     それはローゼスグンマーでも変わりません。
     そのため、基本的に出会ったその日から友好な関係を築くことができるでしょう。
     まずは気軽な挨拶を交わし、グンマーとの交友を深めるところから始めてみましょう。

P「若葉さん」

若葉「あ、プロデューサーさん!」

P「おはようございます」

若葉「うふふ、おはようございます〜。今日はお天気みたいで良かったですねぇー!」

P「そうですね。昨日貸した傘、持ってきてくれましたか?」

若葉「もぉー!! 子ども扱いしないでくださいよぉー!!
    ちゃんと持ってきてるに決まってるじゃないですかぁ! ほら!」

P「そうはいってもねぇ。若葉さん、昨日傘忘れたじゃないですか」

若葉「……うっ……それは〜、その〜……う、うっかりしちゃってて〜……」

P「そういううっかりが無いように、俺がプロデューサーとして確認してるんです。
  ほら、若葉さん、傘持ってきましたか?」

若葉「……持ってきましたよう……」

P「ハンカチは? ティッシュは? おトイレにはちゃんと行ってきましたか?
  バスに乗ったらしばらくおトイレ行けませんからね、出なくても行かないと」

若葉「……うぅー……!! もう、プロデューサーさん!!」

P「ははは。言いすぎましたね、ごめんなさい」

  ——ただし、グンマーとの交友を深めるにあたって注意しなければならないことがあります。
     それは、『彼女のコンプレックスを刺激し過ぎないこと』です。
     グンマーは小動物同様、とても繊細な生き物です。
     環境の変化に対してはそこまで不快感を示しませんが、特に自身のコンプレックスに対しては明らかな不快を示して敵対行動を見せます。

     グンマーとの交友に慣れていない人は、彼女がそういった反応を見せることを喜んで何度もからかい
     結果としてグンマーとの信頼関係を崩してしまうことが多々あります。

     グンマーを刺激し過ぎると、最悪の場合彼女は群馬県に帰ってしまいます。
     反応を見るために少々からかうのもいいですが、その際はアフターケアを忘れないようにしましょう。


P「いやぁ、単なる確認だけだとつまんないですからね。ちょっとふざけすぎましたか」

若葉「……そういうの、あんまり好きじゃないです〜……」

P「もし本当に持ってきてないと思ったらあんな確認の仕方しませんよ。
  忘れ物はありませんか?」

若葉「はい! ちゃんと必要なものは持ってきましたよ〜!」

P「そうですか、じゃあ確認するまでもなかったですかね?」

若葉「プロデューサーさんはちょっと心配症がすぎますよ〜!
    私だって立派な大人なんですからねぇ〜、もう少し私のこと信じてください!」

P「分かりました、以後気をつけます。
  それじゃあ若葉さん、仕事に行きましょう。車に乗ってください」

若葉「はい! ……あ、その前に〜……
    プロデューサーさん、ネクタイ、曲がってますよぉ〜!」

  ——では、グンマーとの良好な関係を築くにはどうすればよいのか。
     有効な手段として、グンマーの面倒を見ると同時に、グンマーに面倒を「見てもらう」ことがあげられます。
     グンマーは体格や性質とは裏腹に、責任感が強く、面倒見のいい種族でもあります。
     そのため、わざとだらしない状態を見せて彼女に手直しを頼み、彼女のモチベーション恒常を図るのもいいかもしれません

P「へ? ……ああ、本当だ」

若葉「ちょっとしゃがんでもらえますか? 直してあげますから〜!」

P「あー、ありがとうございます」

若葉「まったく〜、プロデューサーさんは世話が焼けますねぇ〜♪」

        しゅっ   しゅっ

P「いやぁ、若葉さんと一緒の仕事だと、どうも気がゆるんじゃうんですよねぇ」

若葉「駄目ですよぉ〜、しっかりしないと! いつも私が傍に居られるわけじゃありませんからね!」

P「肝に銘じておきます」

若葉「はい! えっとー、確かこっちをー……」

        しゅっ  しゅっ

P「……」

若葉「……あ、あれ〜……えっと……ここを、こうして……」

  ——ただ、面倒見がいいのと実際に面倒が見られるかどうかは別問題です
     必要に応じて助言や手助けを行いつつ、面倒をみてもらいましょう

P「そっちの大きい方を通すんです」

若葉「あ、これをこっちですね〜!」

        しゅっ   きゅっきゅっ!

若葉「はーい、できましたよぉ〜!!」

P「ありがとうございます」

  ——STEP2 ご飯を食べさせよう!

  ——グンマーは食事回数が2〜3回と小動物にしては非常に少なく
     また、一度の食事量も少ないことが特徴としてあげられます。
     これは後述のアイドル活動にも関わってきますが、グンマーも他のアイドル同様体重調整に余念がありません
     あまり多い食事量や複数回に及ぶ食事だと、例えそれが本当に必要だったとしても彼女は多すぎる食事を拒否するようになります

     なので、少ない食事で必要な栄養素の摂取を行う必要があり、それをクリアするためにも栄養管理は非常に重要となってきます
     肉・野菜・魚・穀物・その他諸々、バランスを考えた食事を用意してあげましょう

若葉「さっきからなに読んでるんですか〜?」

P「内緒です。ところで若葉さん、お腹すきませんか?」

若葉「お腹ですかぁ〜? んー……そういえば、朝食べる時間が無くて、ちょっとだけすいてますね〜」

P「それは丁度いい。俺も朝ごはんまだなので、よければいっしょに食べに行きませんか?」

若葉「わぁ〜!! いいんですか? えへへ、じゃあ、お言葉に甘えちゃいます〜♪」

P「何か食べたいもの、ありますか?」

若葉「んー、そうですねぇ〜……出来れば、あんまり重いものは食べたくない、ですかねぇ。
    それ以外なら何でも……あ、でも、時間もないですし〜、手軽に食べられて、お安いものとかがいいですね〜!」

P「となると……サンドイッチとか」

若葉「あ、それ素敵です〜! サンドイッチにしましょう!!」

P「分かりました。じゃあお店の方に向かいますから、別の物が食べたくなったらすぐに言ってくださいね」

若葉「大丈夫ですよ、今日はなんだかサンドイッチな気分ですから〜!」

P「サンドイッチな気分、ですか」

若葉「はい! サンドイッチな気分です〜! あ、今のなんだか、OLさんっぽくなかったですか〜?
    『私、今日はサンドイッチな気分なの』……なーんて、ふふふふふ♪」

P「んー……どちらかというとただの駄々っ子かと」

若葉「むっ!」

P「いや失礼」

——— ファーストフード店

P「じゃあ、お題は俺が持ちますから、好きなの頼んでください」

若葉「えぇ〜! いいですよぉ、自分の分くらい自分で出せますし!
   こう見えても私、トップアイドルですから! このくらいちゃーんと払えます!!」

P「一緒に払った方が早く済みますし、女性に払わせるのは気がひけますからね。気にしないでください」

若葉「うー……でもぉー……」

P「じゃあこうしましょう。ここは俺が持つ代わりに、若葉さんはその分仕事をいっぱいがんばってください。
  若葉さんが頑張って働いてくれたらその分だけ俺にもお金が回ってくるので、それでチャラってことで」

若葉「……本当にいいんですか?」

P「勿論」

若葉「……じゃあ、約束です! 今日はいつも以上にいーっぱい頑張っちゃいますからね〜!!」

P「はい、お願いします。じゃあどれ食べるか決めちゃってください」

若葉「はい! 今日は、いーっぱい働くから、しっかり食べちゃいますよぉ〜!
   後からワリカンって言っても聞きませんからね〜♪」

P「ええ、どうぞー」

        ・  ・  ・  ・  ・  ・

若葉「……」

      もぐもぐもぐもぐ

P「……」

若葉「……」

      ぱくっ
            もぐもぐもぐもぐ

P「……」

若葉「……ん……あの、プロデューサーさん?」

P「どうかしましたか?」

若葉「えっと……なにかついてますか?」

P「なにか、というと?」

若葉「いえ、そのー……ずっと私の方見てるなぁって……もしかして、マヨネーズとか顔についちゃってます〜?」

P「いえ、なにも」

若葉「……?」

      ぱくっ
            もぐもぐもぐもぐ

P(うわぁ、あんなにほっぺた膨らませて……いっぱい噛んでるなぁ、可愛いなぁ)

  ——グンマーは食事姿が非常に愛らしいことで有名です
    ただ、前述の通りグンマーは食事をあまりとりたがりません
    愛らしいからといって無理やり食事を取らせるのはやめましょう

  ——今回は出先の食事で出来る管理の方法を述べておきましょう。
     基本的にグンマーは、食べ物に関する趣向はあまりないため、食べ物を差し出されればなんでも食べます。
     その習性を利用して、栄養バランスを考えながら料理を差し出してあげれば、栄養管理は問題なく行えると言えます。

若葉「……〜♪」

          もぐもぐもぐもぐ

P「若葉さん、若葉さん」

若葉「……ん……んん!」

          もぐもぐもぐもぐ

P「あ、食べ終わってからでいいですよ」

若葉「……!」

          もぐもぐもぐもぐ        ごくん

若葉「……ん、んぐ……はいっ! なんですか〜?」

P「まだお腹すいてます?」

若葉「……? え、ええ、わりと……」

P「じゃあはい、あーん」

若葉「……?」

P「はい、あーん」

若葉「あ、くれるんですか〜?」

P「ええ、どうぞ」

若葉「あ、じゃあ、貰っちゃいますね〜! あーん……」

         もぐもぐもぐもぐ

P(可愛い)

若葉「あ、そっちも美味しいですねぇ〜!」

P「でしょう?」

若葉「えへへ、じゃあ、プロデューサーさんも、あーん♪」

P「……それは?」

若葉「おすそわけです〜! こっちも美味しいですよぉ〜!!」

P「……そうですか。じゃあ、いただきます」

若葉「はい、あ〜ん♪」

仕事があるから短いけどここまで
続きは明日で

乙です

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