モバP「バレンタインに光から呼び出しとは」(142)

P「誰よりも予想外だったな、あいつも乙女らしい所があるじゃないか」

P「…これはもしかしてもしかするのか」

バーン
光「やあ!アタシのお出ましだ!」

P「おう、光おっすおっす」

光「うんおはようプロデューサー、それじゃ早速始めるぞ」

P「あ、ああ…お前の熱い想い、しかと受け止めや…る…」

光「すぐ準備するから待っててくれよな!」
ガチャガチャ

P「…え?それ…いつもの特撮ビデオじゃ」

光「ふっふっふ甘いなプロデューサー…大事なことを忘れてるぞ?今日はバレンタインなんだぜ?」

P「そのはずなんだけど俺の目にはいつもの光景が見えるんだ」

光「ああそっか、プロデューサーにもわかる所から始めないとな」

P「うん」

光「じゃあ見る前におさらいをしよう、プロデューサーも円谷プロくらいは知ってるだろ?」

P「まあな」

P「その特撮『ジャンボーグA』に登場する水爆怪獣、それこそバレンタインなんだ!」

P「そう…」

光「そしてそもそも水爆怪獣の命日というのはだ」

P「違う」

光「ん?プロデューサー何か言った?」

P「違うんだよおおお!!!」

光「わわっ!?」

P「光!お前はバレンタインという物を何もわかっていない!」

光「えーそうかな?バレンタインだからこそ用意したのに」

P「そうなんだよ!今日くらいは特撮は頭からはずしてくれ!」

光「それは無理だな…何故ならあたしと特撮は一心同体だ!」

P「そうかそうか!やっぱりお前は普段通りだな!ははははは!」

P「……………」

光「プロデューサー、いつまでふてくれさてるんだ?」

P「…お前に俺の気持ちは解るまい」

P「上のほうにちらっと『アイドルと心が少しだけ近づいた』ってテロップが見えたけどむしろ遠ざかったわ」

光「むう、そこまで言わなくてもいいじゃないか」

P「むしろお前のそのブレなさに安心したよチクショウが」

光「あははアタシそういうのと縁が無かったから良く解らなくて」

P「光、バレンタインってのはもっと特別な物なんだよ」

光「そう言われてもなー具体的にどういう事なのさ?」

P「それは…こう、胸が切なくなるような、ドキドキするような…ワクワクするような…ううむ」

光「…何だかはっきりしないな、もしかしてプロデューサーも良く知らないんじゃないの?」

P「おう、知らないぞ」

光「え?」

光「って事はもしかしてプロデューサーも今までバレンタインとは縁が無かったの?」

P「言わないでくれ…一般的な男は皆そういうものだ………と思う」

P「そもそもバレンタインってテレビや漫画で見るほど盛り上がるイベントじゃないからな」

光「あ、プロデューサーもそう思う?アタシもちょっと変だなーとは思ってた」

P「一々過剰すぎるんだよな、祝日でも何でもないのに」

光「うんうん」

P「何より今イベントを企画したり営業する側に立って確信した…これは商売する側が勝手にやっているだけだと」

光「そんな事言っていいのか?皆テレビ撮影だって凄い頑張ってるぞ」

P「それとはちょっと話が別、今やってるバレンタイン企画にはやる気たっぷりだし是非成功させたい」

P「が、個人的に『バレンタインに心から期待してる?』って言われるとなると…って話だ」

光「成る程ー」

光「…あっ、でもさ今年は違うんじゃないのか?だって」

P「アイドルの皆から貰えるだろうな」

光「そうだよ!これでプロデューサーの寂しい今までともおさらばさ!」

P「寂しいとか言うなっつーの…だがな、それじゃ駄目なんだ」

光「?」

P「そんなのは建前というか労わりというか…プロデューサーとして普段の世話のお礼、文字通り義理のチョコをくれるってだけだ」

光「あーそれもそっか、アタシだってビデオだけじゃなくて一応チョコは持ってきたもん」

P「そういう事、義理でも貰えるのは勿論うれしいんだが」

P「義理チョコじゃ俺の心は満たされない…っ!担当アイドルから本命なんて貰える筈も無いからな」

光「贅沢だな、貰えるだけいいじゃないかよ」

P「いいだろ!男の子だもん!夢くらい見たいんだ!」

光「それでアタシに呼び出されたから」

P「そう、こういう事で誰よりうとそうなお前が用意してくれる」

P「一体これはどういう事何だ…まさか…って期待してたんだ!」

P「それがバレンタイン怪獣とはな…はははどんなピエロだ…」

光「な、何かごめんなプロデューサー、そんなに期待してたなんて」

P「…いいよもう、勝手に期待してた俺が馬鹿だっただけ」

光「でも…」

http://i.imgur.com/f81tbPe.jpg
http://i.imgur.com/D7x8xTL.jpg
南条光(14)

P「それじゃ光、のんびり特撮でも見てよう…縁の無いもの同士、俺達にお似合いだ…」

光「………プロデューサー」

P「ん?」

光「アタシは決めたぞ!」

P「決めたって…何を?」

P「今からアタシとプロデューサーは────」

光「今からアタシとプロデューサーは────」
の間違い


………
……



拓海「うーっす、ただいま帰りました」


シーン


拓海「誰もいねーのか?(やけに静かだし珍しいな)」

かな子「…拓海さん?」

拓海「うおっ!?か、かな子か…驚かすなよ」

かな子「…まだ撮影してると思ってたんですけど…戻ってきちゃっていいんですか?」

拓海「野暮用で戻ってきただけだ、用事すませたらすぐ帰る」

拓海「それより何でこんな辛気臭いんだ?いっつも賑やか通り越して喧しいってのに」

かな子「………えっと…その……あはは」

三好「…あれ見て」

拓海「ん?(ソファーの方か、あそこは大抵誰かがダベって…)」


凛「………………」

まゆ「………………」

智絵里「………………」

凛「………………」

まゆ「………………」

智絵里「………………」




拓海「(オイ…どうすんだよあの空気)」

拓海「OK理解した、で、一体Pは何やらかしたんだ?」

拓海「(アイツらがあんな感じになるって言ったらアイツ関係だろうからな)」

かな子「ええと…何かしたって言うのか…」

三好「今絶賛やらかしてる最中かな」

拓海「んん?」

かな子「今日ってプロデューサーさんはお休みなんです」

かな子「けれど今のイベントもあるから事務所に顔を出してくれると言っていたんです、けど」

三好「それがいつまでたっても来ないんだ」

拓海「ふーん珍しいな、あの野郎時間にはうるさいのに」

かな子「お仕事には真面目ですからね、それで皆待ちぼうけをしちゃってるんです」

三好「せっかくチョコ用意したのに…あ、勿論あたしのは義理だからね、うん」

拓海「(それであいつらが牽制しあってあの空気に?いやでも…)」

拓海「なあ、とりあえず電話の一本でもかけたらどうだ?」

拓海「ここでじっとしてるよりマシだろ、単に遅刻なのか忘れてるだけなのかもはっきりするしな」


かな子「…………………」

三好「………………」


拓海「おい…お前らまで黙るなよ怖いから、アタシそんなおかしな事言ったか?」

かな子「…もう連絡はしたんです」

拓海「えっ?」

三好「そしたらさ」

P『すまん、今とても大切な用事の途中だ』

かな子「って、すぐに切られちゃったんです」

拓海「…成る程、そりゃ穏やかじゃねーな」

三好「プロデューサーがそんな事言うなんてびっくりだよ」

拓海「だな、何か用事があるにしろそんな態度ってのはな、おまけにアタシみたいな奴ならともかくかな子相手にだ」

かな子「はい…」

三好「全くだよね、よりによってかな子さんにそんな言い方は無いよ」

拓海「そう言うな、誰よりアタシらアイドル優先して動くアイツがそこまで言ったんだ」

拓海「つまりそんだけの大事をアイツはやってんだろ」

拓海「約束すっぽかされたのは腹立つかもしれねーけど勘弁してやったらどうだ?」

三好「…………」

かな子「…………」

拓海「っはーお前ら…いい加減に」



凛「─電話の向こう側がさ………騒がしかったんだ」

拓海「え?」

画像ありがとう、それと名前変換するの面倒で放っといたままにしてたの忘れてた

凛「まるで賑わってる街中にいるみたいにね」

拓海「そりゃ今日はバレンタインだから騒がしいのも」

智絵里「それに……女の人の声が…聞こえました」

拓海「っ……そ、それは…そういう事もあるかもなははは、そんだけ人が込み合ってんだろ」

まゆ「それとぉ…その女から…『プロデューサー』…って…聞こえたんですよねぇ」

拓海「」

拓海「そそそ、それは…何かアイツの仕事関係の相手とか…な!だから」

まゆ「ええ、電話越しだから誰の声かまでははっきりわからなかったです…けど」

まゆ「あの声は…間違いなくまゆ達とそう変わらない歳の子の声でした…」

まゆ「そして…お仕事の相手なら間違っても出さないような」

まゆ「プロデューサーさんにぃ…媚を売るようなぁ…!」

拓海「(アカン)」

紗南「あーあ」

かな子「あわわわわ…」

凛「私達アイドルの事を誰よりも優先してる、か」

まゆ「何処のどなたなんでしょうねぇ…誰より優先されてる子はぁ…」

智絵里「えへへ、まだ解りませんよ?何かの間違いかもしれま、いえきっとそうですよ、だってプロデューサーさんは私と今日バレンタインを」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


かな子「あ…ううぅ…」

三好「拓海姉さん何とかしてよ…」

拓海「あたしだって無理なもんは無理だ…ていうか関わりたくねえ」



ガチャ
ちひろ「ただいま帰りましたー…あら?皆そろって何してるんです?」

紗南「あ、あははははーちひろさんおかえりー」

拓海「お、おう、おかえり!何でもねーよははは」

かな子「な、何でもないですよ!プロデューサーさんはまだかなーってお喋りしてただけです!」

ちひろ「そうなの?でもプロデューサーさんならさっき見かけ」

凛「何処で?」

ちひろ「えっ」

凛「何処にいたの?いや誰といた?」

ちひろ「ちょ、ちょっと凛ちゃん落ち着いて…」

まゆ「…落ち着いていられない事情があるんですよねぇ」

ちひろ「ふぇぇ…」

智絵里「ちひろさんお願いです、プロデューサーさんは今何を?」

ちひろ「(智絵里ちゃんまで…)わ、わかりました、答えましょう…でもたいした事じゃないですからね?」

凛「……………」

まゆ「…………」

智絵里「…………」

ちひろ「(やだ何コレ怖い)」

拓海「で、アイツは?(結局何処の誰といたんだろうな、まあ誰でもヤバそうだが…)」

ちひろ「もー本当そんな構えなくてもいい事ですからね?ね?さっき偶然街で見かけたプロデューサーさんは誰かと一緒でした」

凛「女だよね?」

ちひろ「ええ、女の子です…けど」

智絵里「…けど?」

ちひろ「その相手は光ちゃんです」


一同『』

一同『』

ちひろ「続けますね、それで二人してこんな日にどうしたの?と聞いたら」

『秘密だぜ!』

ちひろ「って光ちゃんに言われて…」

ちひろ「また二人して何かの遊びでもしてるんだろうって放って置いたんです」

ちひろ「…ね?たいした事無かったでしょ?」


凛「…そうだね」

まゆ「ですねぇ、心配して損しちゃいました、うふ」

智絵里「はい光ちゃんですから、きっと二人で遊んでるだけですねえへへ」

アハハハハハハハハハ

かな子「(怖いです…)」

拓海「…ふう(何とかなったか)」

紗南「あ、あはははは、とにかくこれで丸く収まって」


ガチャ
美紗希「えー?それって絶対デートですよぉ?」

ちひろ「み、美紗希ちゃん…!」

拓海「あっはははは!それはねーって(ヤバイヤバイヤバイ)」

紗南「プププロデューサーがひ、光とデート…!?…な、ないね!絶対無いよ!どんなフラグが立ってもそんなイベント起きっこないって!」

美紗希「えーそうですか?途中から聞いてましたけどコレはたぶん絶対ですよぉ?」

凛「……何で?」

美紗希「だってバレンタインに二人でお忍びでお出かけ…もうコレってデート以外有り得なくなぁい?あはっ☆」

まゆ「…………」

美紗希「プロデューサーも光ちゃんもちょー大胆っ!」

智絵里「…………」

かな子「あ、そっか…大切な用事って…」

拓海「お前まで流されんな!」

http://i.imgur.com/iACCREc.jpg
http://i.imgur.com/2ioOOB7.jpg
衛藤美紗季(22)

お風呂に行きます

保守ありがとうございました

まゆ「じゃあ確かめましょうか」

ちひろ「えっ」

凛「はいコレ」

智絵里「…はい」
カチャカチャ

拓海「お前ら…何してんだ?」

凛「別にどうもしてないよ、ビデオを見るだけ」

智絵里「光ちゃんは事務所にいた形跡があります…だから」

智絵里「プロデューサーさんと会っていたかもしれない」

智絵里「この防犯カメラの映像を見れば…二人の事が解るかもしれません」

まゆ「再生すれば一目両全ですからぁ…うふふ」

美紗希「皆凄いねっ」

ちひろ「」

ちひろ「あのーそういうのは守秘気味というか誰でも見れるものじゃ」

凛・まゆ・智絵里「…………」

ちひろ「好きなだけ見ていいですよ!」



拓海「これもう(あの二人が無事にすむか)わかんねえな」

紗南「プ、プロデューサー…光とって…なあまさかあたしも…」

かな子「紗南ちゃん?」

美紗希「あ、再生始まりましたよー」

ザザザザ…


P『……………』

光『……………』

拓海「さあ鬼が出る蛇がでるか」

凛「拓海さんそんな心配しなくても平気だって」

拓海「え?」

凛「さっきはちょっと熱くなっちゃったけど実際光とプロデューサーだしね」

凛「まずそんな事有り得ないしちひろさんの言うように適当に遊んでる可能性のが高」


P『さ、それじゃ行くか』

光『ああ、アタシとプロデューサーの初デートにな!』


凛「……………」

拓海「あのバカ」

美紗希「きゃーっ☆」

かな子「わあっ…」

紗南「えーっ!?」

P『…光、もうちょっと…こう…ムードというか…』

光『うん?駄目だったか?』

P『いや…まあいいさ、お前はそれでこそだ』

光『んー?まあプロデューサーがいいならそれでいいか』

P『そうね…』


ちひろ「プロデューサーさんアイドル相手に何を───」

まゆ「……………」

智絵里「……………」

凛「……………」

拓海「(もう駄目だなこりゃ…)」

………
……

P「…でだ、光はどこか行きたい所とか無いのか?」

光「え?」

P「それかやりたい事でもいいぞ」

光「何処でも連れてってくれるのか?」

P「いけそうな所ならな、せっかく付き合ってくれてるんだ…バレンタインに」

光「ああバレンタインだぜ!」


あの後光に

『期待させちゃったんだからアタシが責任を取る!プロデューサー!アタシが今日は付きあうぜ!』

となし崩しに何故かにこうなってしまった


光「へへへ、バレンタインもデートもいいね!」

P「そうだな」

P「(でもたぶんコレ…何か違う)」

光「そうだなーじゃ今映画館でやってるアレを…っ」

P「…光?」

光「いや駄目だ…これじゃ駄目だ!」

P「遠慮するなって、今日はそういう日なんだから」

光「そうじゃないんだ!プロデューサーはバレンタインのドキドキを味わいたいんだろ?」

光「だったらアタシのわがままじゃなくてプロデューサーのわがままをアタシが受けるべきだ!」

P「お前…そこまで」

光「実はさ今日プロデューサーに期待されてたって知った時結構嬉しかったんだ」

光「ちょっと恥ずかしかったけどね、バレンタインってそういう人達の日って事くらい知ってるし」

P「……………」

光「でもだからこそ!プロデューサーにはちゃんとバレンタインを楽しんで欲しいんだ!」

P「………その心意気受け取った!」

P「今日の俺はプロデューサーとしてでなく、一個人として一人の男としてお前と向き合おう!」

光「ああっ!満足させてやるぜプロデューサー!!!」

P「おうよっ!期待してるぜ光!!!」

………
……

しかしナンジョルノとやよいは本当に14歳に見えないな

P「…しかし」

光「~♪」

P「(実際何をしようか、付き合ってくれるとは行っても光相手にそこまで変な真似をさせたくないし)」

光「なあプロデューサー、さっきから街をフラフラしてるだけだけど…これでいいの?」

P「あ、ああ、これが所謂ウィンドウショッピングだ、これは立派なデートだ」

光「そっか!良かったぜ!」

P「(かといって何もしないのも光の期待に答えないようで悪い)」

P「(うーん…どうしたもんか)」

光「しかし寒いぜ…ヒーローは寒さ何かに負けないけどこの寒さは…うう」

P「(…そうだいいことを思いついた)」

P「光、前にカップルがいるだろ?あの二人を見るんだ」

光「え?」

『なあ…そろそろ手、離さないか?』

『はあ!?このスーパーアイドル伊おモガモガ』

『ストーップ!お前何この街中で名前を叫ぼうとしてんだ!』

『…っ…ん…も、もう、解ってるわよ、ちょっと油断しちゃって…ってそれより何勝手に顔に触ってるの!変態!変態!変態大人!」

『しょうがないだろ…バレたらヤバい、だからこの手も離した方がいい』

『アンタ…この私と手を繋げるのよ?一体何の不満があるって言うの?』

『いやそういう訳じゃ…だが変装してるとはいえ、こんな街中で余りうかつな真似はするべきではないんだって」

『平気よこの人ごみだもの誰も見ちゃいないわ、それに見られたら見られたで…にひひっ』

『…勘弁してくれ、洒落にならん』



光「仲良しだな!」

P「…何か見覚えがあるような、いやまあそんな事より」
ギュッ

光「…っ!?」

P「これでよし」

光「プ、プロデューサー…?」

光「えっと…これって…」

P「光の手小さいなーここまで小さいとは思わなかったよ」

光「あ、ああ…ヒーローはもっとたくましい方がいいんだけどね…」

P「それはいかん、せっかくこんな可愛いのだからな、それに寒いのならこうするべきだ」

光「そう、か?うんならいっかな…ってプロデューサー!」

P「うん?何か変か?デートだろ?」

光「あ…うん、そうだったね」

P「これくらいは当然だって、前のカップルもやってるぞ」

光「おぅ…」

P「(急に静かになってしまった…)なあ光、今どんな感じだ?」


光「…………………恥ずかしい、かな」

着実に脂肪フラグ立ててるなこのP

P「……え」

光「……………」

P「(やばい何この可愛い生き物)」

光「それにプロデューサーの手は大きくて…」

P「あ、ああ」

光「羨ましいんだけど…安心するや」

P「……………」

光「……………」

P「っは!」

光「…うん?」

P「(え、俺ってこんな美少女とデートしてたっけ?)」

今更気づいたのか

光「………………」

P「(でもいいよな…光から誘ったんだし…もう少しくらい許されるよな?)

P「よし、じゃあ次のステップだ」

光「え…?これより…手をつなぐより凄い事をするのか…!?」

P「あ、ああ…デートなんだ、当然だろう?」

光「…くっ…プロデューサー…本当に本気なんだな…うう」

P「な、何、へーきへーき!ほらまた前のカップルを見てみるんだ」

光「うん…ってあれ?」

凄い事(意味深)

『ハニー!』
ドーン

『おうっ』

『んなっ!』

『んー暖かいのー』
スリスリ

『痛い、重い、離してくれ』

『やーなの!そしたらハニー逃げちゃうでしょ!』
ムギュー 

『アンタはもう…はぁ、さっさと離れなさい、コイツが困ってるでしょ?』

『ハニーは照れ屋だからねー素直じゃないの…それに今も本当は喜んでるよ?』
ムニュウウ

『はははなにをいってるんだみき?』

『…………鼻の下』

『…っは!』

『ん~♪』

『こんの変態…っ』

ザワザワ

『あれ765のアイドルズじゃね』

『おいあれどうする?撮っちゃいます?撮っちゃいますか!』

『そのための悪徳?あとそのための又一?』

『金!金!金!』




光「プロデューサー、アレっていいのか…?」

P「まあ人の恋路に口出しは野暮ってもんだ…それより、金髪の子の様子見てたろ?」

光「え、うん、凄かったな、おもいっきりぎゅーって……え?」

P「……………」
スッ

光「え…えっと…もしかして」

P「…ハグ、してくれないか?」


光「う…………うん」

早苗さーん

光「どう…?」
ギュー

P「……………」

光「……………」

P「……………」

光「…………」

光「…な、何か言ってくれよ!コレすっごい恥ずかしいんだぞ!」

P「あ、すまん、幸せに浸っていた」

光「っ…」

P「幸せだ、心の底から」

光「よ、良かった…ぜっ」

P「(恥ずかしさを堪えてる顔またいいなあ…)」

光「プロデューサー…もういい?」

P「光」

光「何さ…」

P「お前胸大きいな」

光「っえ!?ななな??」

P「(アこれは、ヤバイ)」

P「(意識しないのが無理…いや、コレ本当にでかい)」

P「(CってかDレベル、それが光についてるってのが相乗でもう理性が)」

光「あーもーおわりっ!プロデューサーのエッチ!そんな事言うとか」

P「………………」
ギュウッ

光「あっ…」

P「……………」

光「…………」

P「…………あ」

光「……………」

P「す、すまん!つい気持ちよくて!今離れるから」

光「いいよ」

P「…あ、いや」

光「いいってば」

P「…しかし」

光「プロデューサー…アタシってこの胸好きじゃないんだ、アクションしにくいし」

P「………」

??「72言ってるのかしら」

P「…そうか、ごめん、俺は」

光「でもさ今日は良かったって思えるんだ」

P「?」

光「だってプロデューサーが喜んでくれたんだから」

P「」

光「へへっ、ありがとうプロデューサー…アタシの胸も無駄じゃなかったみたい」

P「いや…礼を言うならこっちだろ、ありがとう光」

光「うん…でも、だから…もう本当に恥ずかしいけど…!」
バッ

光「こうなったらとことん行ってやる!プロデューサー…アタシの胸今日はプロデューサーの好きにしていいぜっ!!」
ババッ

P「……………」

美少女にこんなこと言われて我慢出来る男がいるだろうか

>>111
ホモじゃなきゃ無理だろ

スッ

光「あれ?」

P「さっそろそろ帰るか」

光「…遠慮しなくていいんだぞプロデューサー?アタシの事」

P「それ以上言っちゃ駄目」

光「んー?」

P「遠慮じゃないんだ、そうじゃないんだ」

P「俺が俺でいられる限界ってのがあってなー」

光「…うーん?良く解らないぞ」

P「俺は今日はもう十分すぎるくらい楽しんだ、それでいいだろ?これ以上はバチが当たっちまう」

光「…うん!そうだな!アタシはプロデューサーが満足してくれたらそれでいいぜ!」

P「そうか、いい子だなお前は」

光「ああっ!」

事務所前

P「すっかり遅くなってしまった」

光「あっと言う間だったぜ…」

P「本当に今日はありがとう光、心からバレンタインデートを楽しめたよ」

光「うんアタシも…バレンタインもデートも…こんな素敵な物だったんだな」

P「ああ…また楽しみたいくらいだ」

光「プロデューサーがしたいならアタシはいつでも大丈夫だぜ?」

P「ふっ…本当に頼もしいよお前は」

光「へへっプロデューサー、これからはアタシがいるから寂しくないぞ!」

P「勿論だ!これからもよろしくな!」

光「おうよっ!」

P「(…ん?でもコレって…もしかして…俗に言う)」





拓海「…よお、お熱いじゃねーかご両人」

P「お、拓海じゃないか、今日の撮影はどうだった?」

拓海「……………」

P「うん?」

三好「もうイベントは終わった後…みたいだね、何今のパーフェクトなアフターコミュはさ」

光「んんん??」

かな子「凄く、幸せそうです二人とも」

P「…さっきからお前ら何言ってんだ?」

光「そうだよ、何が何だか解らないぜ」

ちひろ「どの口でそれを言うんですかねえ?」

P「えっ」

美紗希「祝福しなきゃねー恋人にはそれが必要だからぁ☆」

P「っ!?いやいやお前何言ってんだ!」

光「ア、アタシとプロデューサーはそんなんじゃ無いって!」

凛「ねえプロデューサー」

P「お、おう凛!お前はそんな」

凛「手と手…恋人繋ぎして互いに片寄せあってべったりくっついてる状態で…何ほざいてんの?」




P・光『あっ』

線香くらいは供えてやるよ

P「すっかり忘れてた!今の状態が自然すぎて!」

光「ああ、せっかく頑張ってくっついたのにプロデューサーと離れるの勿体無くて」

P「光と離れるのが勿体無くて…事務所までこうしてようって約束してたんだよな」

光「…でも今こうして事務所まで着いちゃって…離れるとなると何だか寂しいな」

P「そうだな…でもいいだろ?また繋げばいいじゃないか!」

光「あ…うん!恥ずかしいけど…プロデューサーがそうしたいなら…へへっ」

P「カワイイなあもう!」

キャッキャウフフ

ちひろ「うーんこの」

おいままゆが息してないぞ

まゆ「うふ…ふぅ」
バタリ

P「え!?お、おいまゆ!?どうした!」

光「急に倒れるなんて…早く救急車を!」

智絵里「………嘘………嘘です」
ブツブツブツブツ

P「智絵里まで!一体何が…」

光「まさか何処かの刺客の攻撃を…っく!仲間は絶対このアタシが守るぜ!」



凛「光は14歳だし…あ、でも見た目は…やっぱりプロデューサー…」

紗南「…はーまーいっか、あの調子見てたらどうでも良くなってきた」

かな子「うふふ、見てるだけでほんわかしてきちゃいますね」

拓海「アタシはこれからの事考えるだけでで頭が痛くなりそうだけどな」

美紗希「大丈夫☆愛があれば何でも上手くいくからぁ♪」

………
……



P「なあ光、ちょっと思ったんだけどさ」

光「何さプロデューサー、今日は久しぶりのデートなんだから遠慮は無しだぞ」

P「俺達って付き合ってるみたい、だな」

光「…っえ!?」

P「…うすうすそんな気はしてたけどな、コレ完全にカップルだ」

光「あー………そっか」

P「……………」

光「……………」

P「…………どうかな」

光「ふっ、そんな事答えるまでもないぜ」

P「それもそうか、じゃ今日も」

光「でも」

P「……………」

光「それならプロデューサーの口から、ちゃんと言って欲しい…かな」

P「ああ勿論、じゃ光るもな?」

光「うんっ!」


P「光、俺と───」

光「プロデューサー、アタシと───」


おしまい

保守や支援ありがとうございました
光の新カードが欲しいです、みくにゃんはいいです

もう爆発すればいいんじゃないかなと思いました怪人みたいに

>>1
おつおつばっし☆

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom