モノクマ「安価とコンマで殺伐とした学園サバイバル~!」 (974)

ダンガンロンパSSはクールに、いつかハッピーに咲き誇るよ



※ダンガンロンパ1・2・ゼロのネタバレ注意
※他作品ネタ、メタネタ多発注意
※キャラ補正、崩壊などもあるかもしれません
※安価、コンマでの判定を多用します
※安価が悪くても十神のせいにしない
※コンマが悪くても十神のせいにしない
※とにかく十神のせいにしない
※さくらちゃんが天使



◆すたーと

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391332651

希望ヶ峰学園は乗っ取られてしまった。
一体それは、誰が起こしたのかは分からない。
なぜこんな事になったのか分からない。

分かっているのは、

「この学園に放り込まれた人間と戦う事」

「降参させるか殺せば勝ち」

「最後のひとりになれば優勝」

それくらいか。

…さて、ここにひとり、体育館で寝ている人物がいる。
さぁ、物語を始めようか。

◆難易度設定
主人公で難易度が変わります…


セーフティ:大神
→戦闘で負けません
→負けても戦闘リスタートが可能です
→滞りなく物語が進行します

イージー:桑田
→戦闘でほぼ負けません
→負けても戦闘リスタートが可能です
→致命的なミスがない限り物語は進行します

ノーマル:九頭龍・辺古山のどちらか
→ふたり一組扱い、どちらかが死亡すると負けになります
→負けるとチェックポイントからリスタートです
→大きなミスがない限り物語は進行します

ハード:不二咲
→戦闘がかなりシビアになります
→負けるとチェックポイントからリスタートです
→ある程度うまくやらないと進行は止まります

リスキー:西園寺
→戦闘にほぼ勝ち目がないです
→負けるとある程度巻き戻されます
→相当うまくやらないと進行は止まります


他の人物を指名する事も可能ですが、難易度は上記以外はシークレットです

お好きな人物を指名してください

また書き忘れたぁぁぁ
↓が出たら選択多数決
注意書きない限り、最初に3表入ったものを採用


難易度:ノーマル
人物:九頭龍
以上でよろしいですか?

…目を覚ますと、そこは見覚えの無い体育館だった。


辺古山「坊ちゃん!ああ、よかった。お目を覚まさなければ、どうしようかと…」

九頭龍「………」

辺古山「………坊ちゃん?」

九頭龍「ペコ、ここはどこだ?」

辺古山「それが………」

九頭龍「…テメーにも分かんねー場所って事か」


一体何があった?
そもそもオレは………あれ?

ここに来る前、オレは何をしていた?

思い出せねぇ………。


「よーやく目を覚ましたね?待ったよー、飽きちゃったよボク」


ふと顔を上げると、そこにクマがいた。


九頭龍「………は?」

辺古山「………何者だ」

モノクマ「ボクはモノクマ!このゲームの主催者さっ!」


………ゲーム?
クマのぬいぐるみが喋っていると言う非現実的な状況に思考が停止しかけている。

しかしこのクマはそんなのお構いなしと言わんばかりに………


モノクマ「早速ルール説明するからね!」

あなたはこのゲームの参加者です。

学園内にいる人物を全員撃破すると優勝です。


1:戦闘について
コンマ判定になります。
戦闘描写レスの直下以降のコンマで判定になります。
九頭龍か辺古山のコンマと、相手のコンマの差が
+~10→命中
+~30→強打
+~50→致命傷
50以上→一撃必殺
となります。また44・99を除いたゾロ目にはボーナスが付きます。
44・99の場合はかなり不利な状況になってしまいます…。
そして逆もありえます。相手のコンマが九頭龍・辺古山を上回った場合はカウンターを受けます。

一撃必殺時、または戦闘の状況によっては相手を殺してしまいます。


2:行動について
学園内であればどこにでも行く事が出来ます。
ただし、場所移動時には毎回判定があり、規定数以上のコンマが発生すると、誰かに発見されます。


3:会話について
一部の生徒を除いて、戦闘せず会話をする事が出来ます。
もちろん戦闘せずに相手を降参させて、仲間に加える事も出来ます。
ただし生徒を仲間にしても、直接戦闘に参加する事は出来ません。


4:そのた
なるべく生存者が多い状態でクリアしましょう。殺し合いなんてくだらないもんね!



………以上が基本ルールです。
またこのルールは都度修正されます。

モノクマ「はい、わかった?」

モノクマ「とにかくこの学園の中にいる人と戦って勝てばいいわけよ」

モノクマ「おっけー?」

九頭龍「………待てよコラ、いきなり意味わかんねぇんだよ!」


他に質問ある?

殺しすぎるとsan値が減って精神ピンチになったりしますか

九頭龍「………学園にはオレ達以外にも人間がいるんだな?どいつが一番ヤバイか…」

モノクマ「そんな君達が有利になるような事言うと思う?まぁ言うけど」

辺古山「言うのか」

モノクマ「背中に鬼を背負った人とー、あと強くはないけど頭おかしな白髪薄幸の青年は気をつけてねー」

………誰だろうか。
いや、分かった気はするけど、そいつじゃなきゃいいな、と思っているオレがいた。


辺古山「ところでもうひとつ」

モノクマ「はにゃ?なに?」

辺古山「優勝するとどうなるんだ」

モノクマ「それはまだ内緒だよー?」

九頭龍「………テメー」

モノクマ「間違いなく言えるのは、君達はここから出られますって事だけ!以上!」


モノクマは大した事を教える気はねぇようだな。
ちっ、使えねぇ。

>>20
メタ的な視点での回答になります。

SAN値とかの計算はありません。
が、罪悪感が溜まっていくかもしれません。
九頭龍・辺古山のキャラクターやセリフだったり、選択肢に影響が出ます。

あまり生徒が死に過ぎる・殺しすぎると、エンディングに影響が?

モノクマ「もういいでしょ?ね、みんなもうお待ちかねなわけよ!」

モノクマ「はい、スタート!スタート!」

モノクマ「ほらほら、体育館からさっさと移動してよ!」

モノクマ「いいね!」



…モノクマが頑としてオレ達を体育館から出そうとしている。
なんだよ、めんどくせぇなこいつ。


辺古山「坊ちゃん、いかがしましょう?」


1移動→移動場所の指定も
2持ち物確認
3???
4???
5会話する

>>25

2

九頭龍「………まずは持ち物を確認しよう」

辺古山「はっ」

モノクマ「だからさっさと体育館から出ろって言ってるでしょー!!」



モノクマを無視して、オレ達は今何を持っているのか確認してみた。
ここに連れて来られる前、何をしていたか思い出せないままだが…持ち物見りゃ思い出せんじゃねぇかと、オレは思った。


九頭龍「………ん?なんだ、これ」

モノクマ「あー、それね。電子生徒手帳…マップが見れたり、生徒の情報が乗るアイテムだよ。相手との連絡もそこから出来るんだ」

モノクマ「スマホの電話出来ない版って思ってもいいくらい何でも出来るよ」

辺古山「私の分もあるのか」


◆電子生徒手帳を手に入れた
メニューが更新されます


他に何か持ってないのか…?

辺古山「私はこの竹刀を持っています」

ペコが肩から提げた袋を見せる。普段から使い込んでいる竹刀だ。

九頭龍「オレは…」

直下
40以上でなんか入ってる
70以上でピストル

判定:05…何も持ってない



九頭龍「ダメだ。ポケットには何も入ってねぇ」

辺古山「そうでしたか…ですがご安心を。私が坊ちゃんをお守りします」

九頭龍「………あぁ」


ペコがそう言ってくれるのはありがたいが、
オレは…お前が死んだら、生きていく意味がねぇよ。ペコ。


モノクマ「ねぇ、いい加減移動してよぉー」

辺古山「うるさいクマだ。叩き切りたいところだが…」

モノクマ「GMにそんな事したらゲームオーバーだからね!」


辺古山「………いかがしましょう?」

1移動→場所指定も
2持ち物チェック
3電子生徒手帳
4???
5会話する


>>30

1食堂

ちょっち中断やで
30分くらいで戻るで

再開やで


九頭龍「………」


辺古山「迷うのなら移動しましょう、坊ちゃん」

ここにずっといても何もはじまらねぇ事は確かだ。
ペコに賛成した。


九頭龍「そうだな……こっから近い場所に移動して様子見るか…」

辺古山「でしたらまず、食堂を目指しましょう。お腹は減っていませんか」

九頭龍「水は飲みてぇな」

辺古山「御意」


ペコが電子生徒手帳のマップを確認しながら場所を決めた。
食堂か…。
喉の渇きを覚える。ここは一旦食堂ってのは悪くねぇ選択だ。



◆直下、移動判定
コンマ20以下で誰かに見つかる
70以上で誰かを見つける

判定:55…見つからなかった



◆体育館→食堂へ移動中


随分と薄気味悪い学園だ。
ライトは暗い、廊下も変な色になってやがる。

こんな場所が学園?
間違いなく学び舎なんて呼べるような場所ではねぇな…。
刑務所みたいだ。
いや、行った事はねぇけど。


辺古山「しかし、静かすぎますね」

九頭龍「オレ達以外にも参加者がいるんなら、もう少し気配がしてもいいようなもんだがな」

辺古山「………坊ちゃん、どうやら食堂はこちらです」


体育館から続く廊下の奥に、別棟とつながっている門があった。この奥は寄宿舎と呼ばれる場所らしい。
…ここで仮眠を取る事は出来んのか?
また後で考えるか。


そして危うげなくたどり着いた食堂には…


1大柄な女性とジャージの少女
2金属バットを片手に持った赤髪の少年
3怯えるように震える白衣の少女
4誰もいなかった

>>38

3

◆食堂、到着


ぎいい

危うげなくたどり着いた食堂の扉を開く。

「ひゃああ!?」


辺古山「人の声!?」

九頭龍「大方、このゲームの参加者だろ?」

辺古山「……気をつけて入りましょう」


中に入ると、そこには怯えるように震える白衣の少女が立っていた。


白衣「な、なんなんですかぁ!あなた方も私をいじめに来たんですか!?」

九頭龍「いじめる?何の話だ?」

白衣「ふ、ふゆぅ、そんな言い方したって知ってるんですよぉ!」

白衣「これがゲームだからって、私に攻撃するんですね……ふえぇん…」

白衣の少女は泣いている。
だが、やる気は満々らしいぞ。
あんまり戦いたくはねぇが……。

辺古山「坊ちゃん……いかがいたしますか?」

九頭龍「……ちっ」


1戦闘を仕掛ける
2会話を試みる
3食堂を立ち去る
4ほか

>>44

2 罪木か

オレに戦闘の意思はない。
とにかくこいつと会話を試みた。

ふと。

そう言えばこいつとは、初対面のような気がするのだが、
しかし不思議とそいつの名前が口を突いて出てきた。


九頭龍「………罪木か」

白衣「ふえぇ!?」

辺古山「坊ちゃん?この者と知り合いで?」

九頭龍「いや、知らねぇよ…何か思いついた名前なんだ」

白衣「…う、うう、確かに私は罪木…罪木蜜柑ですぅ」


白衣の少女は、罪木と言うらしい。
つーか、なんでオレはこの女の名前を知ってるんだ?
…分からねぇ。
その罪木は、まだ若干赤い目でオレを見てくる。


罪木「あの、あなた達は…」

九頭龍「オレは九頭龍冬彦。こっちは辺古山ペコだ」

罪木「九頭龍さんに、辺古山さん…ですね」

九頭龍「あぁ。オレはテメーとドンパチやりあう気はねーんだ」

辺古山「信じられない、と言うなら武器を捨ててもいい」

罪木「ふえぇ!?そ、そこまでしなくてもいいですよぉ!」


◆罪木の警戒が解けた


さて、これからどうしたもんか。
戦う事はねぇだろうけど…かと言ってこのままってのもなぁ。


1降伏を促す
2同盟を組む
3情報交換する
4連絡先交換する
5そのほか

>>48

1

このまま話していても仕方が無い。
かと言って戦闘するのはオレとしてもあまりいただけない…。
無抵抗な女を殴るってのは、極道の精神に反するんだよ。


九頭龍「…なぁ罪木。オレはテメーと戦いたくない」

罪木「は、はい……」

九頭龍「だから………頼む、オレ達に降伏してくれないか」

辺古山「坊ちゃん……!」


もちろんこのまま無条件降伏してくれりゃ一番軽いんだ。
こいつが素直に降伏さえしてくれりゃあ……。


◆直下コンマ、罪木のリアクション
50以下で素直に降伏
51以上は豹変し戦闘

判定:16…素直に降伏した


罪木「ふ、ふゆぅ…」

罪木は悩んでいる。
まぁそうだろうな。出会ってすぐの、しかもなぜか自分の名前を知ってるやつに降伏を促されても困るだけだよなぁ。
と思ってたら。


罪木「………分かりました。私はおふたりに降伏しますぅ」

辺古山「いいのか?罪木」

罪木「はい、こんな…誰に何されるか分からない状況…私にはもう我慢出来ませんでしたから」

九頭龍「よかった…」

戦わなくて済む、っつーのはどれだけいい事か。
罪木が降伏宣言したその時、電子生徒手帳が音を立てて鳴り始めた。


辺古山「なんだ?」

罪木「………あ」


◆罪木蜜柑が 九頭龍冬彦に 降伏しました


システムメッセージが出てきた。
どうやらこれで罪木はこのゲームの参加権を失ったらしい。

罪木「………よかったですね」

九頭龍「いや、ありがとう罪木」

辺古山「ところで坊ちゃん、この電子生徒手帳に坊ちゃんの居場所が周知されているようですが」

九頭龍「…何?」

慌てて電子生徒手帳を見直す。


◆エリア:食堂
◆罪木蜜柑が 九頭龍冬彦に 降伏しました


………まずい。
これじゃオレから自分の居場所をバラしてしまったようなもんだ。

辺古山「このままでは我々を狙ってくるモノもいるでしょう…」

罪木「そ、そんなぁ!辺古山さん、九頭龍さん!逃げてくださぁい!」

九頭龍「でも罪木はどうすんだよ」

罪木「わ、私はゲームの参加権がなくなりましたからぁ……」

九頭龍「………」

辺古山「坊ちゃん、次の行動はいかがされますか?」


食堂を逃げるか
それとも食堂で迎え撃つか。
あるいは………?


1場所移動
2移動せず迎え撃つ
3電子生徒手帳
4???
5会話をする


>>56

1ランドリー

九頭龍「こっから一番近くて身を隠せそうな場所っつーと…」

辺古山「すぐそばにランドリーがあります」

九頭龍「ランドリー…小さそうだが、身を隠すにはちょうどいいか…?」

罪木「う、うゆぅ、私はまだここにいますからぁ………」

九頭龍「ああ、そうだな。罪木はむしろ動くと危険だと思う」

罪木「…ああ、九頭龍さん達の事を聞かれたら適当に嘘を教えておきますねぇ」

辺古山「恩に着る」

九頭龍「………すまねぇ、罪木。何もしてやれなくて」

罪木「そんな、いいんですよお。私は…って、そんな事よりも急いでくださぁい!」



罪木に急かされるようにオレ達は食堂を出た。
幸いランドリーはすぐそこだ。
どうやら誰にも気付かれずにそこまで逃げ込めそうだ。
近すぎる、か?

いや、構わない。場所を選んでる余裕がまずねぇ。

ばん、と扉を開けると……


1もっさりしたウニ頭が!
2特徴的なアンテナが!
3色取り取りの2本角が!
4まさかの誰もいない


>>60

1

扉を開けると、もっさりしたウニ頭が!


九頭龍「!?」

ウニ「!?」

辺古山「!?」


お互いに驚いちまっている。
…さらにはこのウニ頭、よくよく見るとランドリーの椅子に座ってぼーっとしていたようだ。


ウニ「な、なっ…何だ?何だべ!」

九頭龍「ちっ…静かにしろ!」

ウニ「あれか!?俺をこ、殺しに来たのか!」


こいつは明らかに取り乱している。
つーか、俺が食堂から来たと言う発想はねーんだな?
ウニ頭をそのままにしておくとまずい、かと言ってこいつを無視して外に出れば違うやつにやられる可能性もある。
じゃあどうする?こいつとやるのか?
2対1とは言えこの狭さだ、ペコの能力があまり発揮出来なさそうだ…。

どうする!オレ!


1問答無用!殴る
2とりあえず会話を試みる
3脅してみよう
4違う場所に行こう
5ほか


>>64

九頭龍「待て…オレはテメーを殺しに来たわけじゃねぇ!」

ウニ「は?…し、証拠はあんのか!」

九頭龍「オレは武器を持ってねぇだろ?それが証拠だ。人を殺すなら、武器くらい持つだろ」

ウニ「………」

両手を見せるオレ。
そこにウニ頭のほんとか?と言わんばかりの視線が飛んでくる。

辺古山「私は竹刀を持っている…が、竹刀では人は殺せない。いかに慌てていても、その位は分かるだろう?」

ウニ「…そ、そうかもしれんけど……」

九頭龍「オレ達はただ少し身を隠したいんだ。頼む…オメーには手を出さねぇ」

ウニ頭はうーんと、少し悩むように首をかしげて…

ウニ「ほ、ほんとだろうな……?危害とか加えんなよ?」

まだビクビクしているが、ランドリーへの滞在の不信感やオレに対する敵対心はなくなったようだ。


◆????の警戒が解けた


◆直下コンマ、イベント判定
60以上で誰かがランドリーに来る

判定:44…ファンブル、ヤバいのがくる


九頭龍「つーか、オメーの名前を聞いてなかったな。オレは九頭龍冬彦。こっちは辺古山ペコだ」

ウニ「九頭龍…っち、な」

…っち、ってなんだ。

ウニ「俺は葉隠。葉隠康比呂だべ」

辺古山「葉隠…?聞いた事があるぞ、確かどこかの組長の娘を脅して金を奪ったと言う…」

嫌な方向に覚えられる人間ってやつだったのか、こいつ。
ある意味やばいぞ。

葉隠「ちげーべ!俺はただちょっと話をしただけなんだって…ちょっと大袈裟に…」

九頭龍「…日本が公に銃社会じゃなくてよかったな、葉隠」

ヤクザの組長の娘から金を取るようなやつだ。
恨まれていてもおかしくはない。

葉隠「全くだべ…銃社会だったら一瞬でお陀仏だろうなぁ」

…その時、扉が開いて。


「つえーヤツはここかぁぁぁっ!?」


葉隠「………は?」

九頭龍「ん?」

褐色の、とても活発そうな女がそこにいた。

活発「おい、オメーら!オレとバトれ!」

葉隠「え?いやいや、ランドリーで?オメー何を」

活発「うるせぇ!」どんっ

葉隠「」

活発「こねーんならオレから行くぞ…!」

辺古山「………坊ちゃん、これは」

九頭龍「マズイな」

葉隠「ど、どうすんだよぉ!?」

活発「いいからさっさとオレとやれ!」


場所が狭い。
その上話も通じない。
これはやばい……。


◆強制戦闘に発展します

◆戦闘開始


活発「オメーら3人、まとめて倒してオレが勝つ!」

葉隠「え?俺も?いやいや!俺は……」

九頭龍「こいつは関係ねぇだろう!」

辺古山「しかし坊ちゃん、場所が場所だけに、もし葉隠を狙われてもかばう余裕はありません」

辺古山「ならば勝負を一瞬で決めるしか」

九頭龍「………だが場所的に武器は使えねぇ」

活発「なにつべこべ話してんだよ!オレから行くぞ!?」


九頭龍と辺古山の行動

1攻撃
2防御
3回避

↓1が九頭龍、↓2が辺古山
それぞれ行動を数字で指定。正否判定はそのレスのコンマ
また↓3が活発な女性の戦闘コンマになる

九頭龍:90、辺古山:45
活発な女性:68…差分22

◆難易度調節について
九頭龍と辺古山は2人1組のため、2回判定のうちコンマの高い方で判定をします
よって今回は九頭龍の90が採用になり、両者行動成功になります
下手したらイージーになるかもしれないけど、仕方ないね



活発「おらああぁっ!」


活発な女性が、ほぼ距離のないランドリーの中へと走り込んで、オレ目掛け蹴りを繰り出してくる。

九頭龍「ちっ!」

その蹴りは想像よりスピードが乗っている。
が、この程度ならまだ受け止められるだろう。
両腕を頭の前で交差させて、蹴りを何とかいなす。

辺古山「坊ちゃん!」

それを見たペコが、足を引っ込めながら次の動作に移りかけていた活発な女性に飛びかかる。
もちろん、これだけ狭い場所だというのにそんなスムーズに動けるペコもすごい。
だが、それ以上に、この女は蹴りからの次の動作が早かった。

辺古山「貴様!」

がっ、と辺古山の拳が女の腹に当たった。


活発「お?オメーもなかなかやるじゃねーか……まだまだぁ!」

葉隠「ひいっ!?」

活発「仕方ねぇ、まずオメーからやるっ!」

九頭龍「!」

◆葉隠判定、直下コンマ
30以下で気絶、それ以上なら当たるけど痛い
なおゾロ目もしくは10以下で一撃必殺

判定:39…葉隠君は男の子なので我慢します


活発「うりゃあっ!」

どうやって動いたんだか、無理矢理に体をひねっているようにしか見えねぇが…。
その活発な女の鋭い蹴りは、吸い込まれるように葉隠の腹に刺さった。

葉隠「………うげ…っ」

どんがらがっしゃん

葉隠は吹っ飛ばされて、部屋の奥の方で頭を打って悶絶している…。
しかしそれが返って活発な女性の気に障ったようだ。

活発「! 一発で倒せねぇ!?なんでだ!」

活発「くそっ!倒れろよ!オメー!」

九頭龍「………ペコ!」

辺古山「分かってはいますが、しかし!」

活発「何だオメーら…さっさと倒れろよ…!」


活発な女性はまだ血気盛んだ!
こっちがやる気がねぇって事を伝えりゃ矛を収めるのか?
それとも……やっぱやるしかねぇのか?


◆九頭龍と辺古山、行動指定
1攻撃
2防御
3回避
4説得

↓1が九頭龍、↓2が辺古山
それぞれ行動を数字で指定、判定はそれぞれのレスのコンマ
↓3が活発な女性のコンマ

九頭龍:65、辺古山:33クリティカル
活発な女性:77クリティカル
77>33…活発の勝ちか、それにしても差分44…あっ(察し)



九頭龍「いい加減に…」

辺古山「止まってもらおうか!」

今度は二人同時に攻撃を仕掛ける。
長い時間一緒にいたペコだ。
どこからどうやって攻撃をするのか、手に取るように分かる。

あいつがどうやって動きたいのかが、よく分かる…!

活発「お?ようやくやる気になったのかよ!でも!」

軽く構えた活発な女性は、にやりと不敵に笑ってから再び鋭い蹴りを放って

…鋭い蹴りを…放って…?


オレ達の拳が当たるよりも早く、こいつの蹴りがオレとペコの頭を蹴り飛ばした。
カウンター気味に蹴りを食らったせいか、オレは背中を机の角にぶつけて息が詰まる。
一方ペコはパイプ椅子を派手に散らかしながら、部屋の床に突っ伏した。

…なんて野郎だ。
こんな狭い部屋で、ほんとに3人まとめて蹴り飛ばされる…。

体力はかなりやばいな、背中がズキズキする…。
ペコは…視界の端で見ると、何とか立ち上がったみたいだ。


活発「よえーなオメーら。もういいや、じゃあな」


◆ハプニング判定
40以下で活発な女性がなんか踏む
60以上で葉隠ェ

はい書き忘れたけど直下です直下
このレスの直下でおなしゃす

活発「あばよ、名前も知らねーよえーやつ!」


活発な女性がさらに距離を縮める。
やべぇ。
オレ…ほんとに殺される…?

と思ったその時。


ぐにっ


活発「………ん?」


◆活発な女性が踏んだのは

1怪しげなお札
2水晶玉
3雑誌
4腹巻
5スク水(ゲス顔)

>>95

2

それは水晶玉。
透明で、それなりに大きい。

………つーか、なんで気付かなかったんだ?

いや、それはオレもペコも、この女もだ。
そもそもなんでこんなところに水晶玉が……。

などと考えているとその女性は足を滑らしてぐるんっと体が後ろに傾く。
まるでスローモーションみたいにゆっくりと後ろに倒れて行くのを、オレは呆然と眺めていた。


ごちんっ


活発「ってぇ!?」

九頭龍「…はっ、テメーも運が悪いな!水晶玉なんて踏みやがって」

葉隠「す、水晶玉?割れてねーか?」

九頭龍「割れてはねーぞ」

活発「くっそ、くそっ!卑怯だぞ、オメーらっ!オレと正々堂々戦えっ!」


活発な女性は頭を打って痛そうにそこに丸まっている。涙目で訴えてきてもそんなに説得力がねぇんだが……。
それより何より、戦闘でもなんでも、今がチャンスだ。
オレはペコ、そしてようやく立ち上がった葉隠に視線を送り……


1全員で袋叩き
2全員で説得
3縛りあげる
4とりあえず会話を試みる
5ほか


>>99

選択3だけどコンマがまさか88クリティカル


オレはペコと葉隠に視線を送り…


九頭龍「今だ!」

辺古山「大人しくしろ!」

葉隠「こ、んのっ!さっきはよくも蹴ったな
!」

活発「な、何すんだよ!離せっ!離せっ!!」


…3人がかりで活発な女性を捕まえて、洗濯物を干すために天井に張ってあったロープで適当にそいつを縛った。
腕を後ろ手に回し、もちろん手首をひねって逃げられるなんて事のないように気をつけて縛る。
足癖も悪いようなので、ついでに両足も足首辺りでぐるっとロープを回して拘束した。


数分後。


活発「ちくしょう…殺せよ、殺せ…オメーらはどうせ、そうやってまともにバトれねーからって卑怯な技使うんだろ…?」

九頭龍「馬鹿野郎、誰がテメーなんか殺すかよ…」

辺古山「全くだ。殺し合いなど不毛で不要。そんな無意味な事は出来ない」

活発「うるせぇ…もう殺してくれ」

葉隠「な、あ…なんでこいつ、こんなに殺せ殺せって言うんだ?別に死ななくてもいいじゃねーか」

九頭龍「プライドがあるんだろ、本人的にも」

活発「オレは別に死にたくて殺せって言ってんじゃねーんだ!」

活発「負けたやつは…よえーやつは死ぬ。それがオレが今まで生きてきた世界なんだよ」

辺古山「………坊ちゃん」


気持ちは分からなくもない。
オレもまぁ、似たようなもんだからな。
弱い組は強い組に食われ、潰される。
オレはいつまでも強い側だから、こうした死ぬ怖さはまだ味わった事がねーんだけどな。


活発「さあ、殺してくれ。よえーオレが生きてても意味がねーんだ。このゲームだってそうだろ…殺せば勝ちなんだ」

葉隠「九頭龍っち、オメーならこいつどうする?」

九頭龍「………オレは」


殺すのが果たして正解なのか?
本人が死にたがってるから殺す…それでいいのか?


オレは
1降伏を促した
2言われた通りに殺した
3辺古山に任せた
4葉隠に任せた
5そのほか


>>105

仲間にした

コンマ99ファンブルふたりねぇ
ちなみに現在のチェックポイントは>>62よ!



オレは…縛り上げたその女の顔を見つめた。

九頭龍「オレは九頭龍冬彦。こっちが辺古山ペコで、こいつが…」

葉隠「……葉隠康比呂だべ」

活発「何のつもりだよ…」

九頭龍「テメーは強い。確かにオレ達は卑怯な手段を使ってしか、テメーを倒せなかったんだからな」

辺古山「もしかして坊ちゃん」

九頭龍「ああ、オレの仲間になっちゃくれねーか?」

活発「………は?」

九頭龍「それにまだテメーの名前も聞いてねぇ。名前は?」

活発「………赤音。終里赤音だ」

九頭龍「終里だな。なぁ、オメー」


と、何か言いかけた時だった。


◆コンマ99ファンブルの挽回判定やで
40以下でファンブル継続、終里さんが大変なことに
再び44・99が出たら葉隠さんもイってしまう(意味深)

◆があって何も書いてなかったら直下というルールにしましよう
ね?
このレスの直下でおなしゃす

判定:71…セーフ



何か言いかけたその時。


ビーッ!ビーッ!

聞きなれない音が部屋のあちこちから鳴っている。
ポケットの中…もしかして、電子生徒手帳!

オレが、ペコが、葉隠が、そして終里…と名乗っていたそいつは手が縛られていたので電子生徒手帳を見る事が出来なかった。


手帳には、こんな文字が浮かび上がっていた。

◆場所:物理準備室
◆苗木誠が 霧切響子に 降伏しました



九頭龍「……苗木?霧切?」

聞き覚えのない名前だ。

葉隠「ん?んん?なーんかどっかで聞いたような名前だべ………」

一方で葉隠が首を傾げている。
そんなリアクションしているのはこいつだけだ。………そのふたりと何か関係があるのだろうか?

辺古山「それよりも、坊ちゃん…終里を解放して差し上げてください」

終里「何だよ……いいから殺せっ!」

九頭龍「殺すわけねーだろ?それに…オメーに勝った俺達と一緒にいりゃ、もっとつえーやつと会えるかもしれねーだろ」

終里「………」

九頭龍「オレ達と一緒に来いよ、終里」

終里「…オレをつえーやつに会わせてくれるのか、オメーが」

九頭龍「ああ……否が応でも会うんだろうしな」

辺古山「このゲームの性質を考えれば、まぁそうなるだろう」

終里「なら……オレは、オレはつえーやつと戦いたい。オメーらがやらせてくれるってんなら…」

終里「分かった、一緒に行くぜ」


◆終里赤音が仲間になりました


九頭龍「で?テメーはどうすんだ、葉隠」

葉隠「んあ?俺も連れてってくれるんか?」

辺古山「正直、お前が何の役に立つか…私にも分かっていないが」

葉隠「ちょっ、ひどいべ!」

九頭龍「とにかくテメーも来い」

葉隠「………行ってもいいけど、俺はまだ降伏しねーからな!」

九頭龍「その方が好都合だ。参加権がなくなっちまうんだしな」


◆葉隠康比呂が仲間になりました


…そういや罪木は何してんだろうな?

九頭龍「さて………」


◆電子生徒手帳について
メニューで電子生徒手帳を選択すると、以下の行動が選べます
1マップを見る…一度でも会った事がある生徒の場所の履歴が残る
2連絡する…電子生徒手帳同士の通信機能。メールみたいなやつ
3情報を見る…現在の参加者や、仲間たちの情報、持ち物の情報
4おしらせ…全員に対する通知を確認する
5ペット…へんないきもの



終里「つーかその、さっきは悪かったな…いきなり蹴っちまって…」

九頭龍「しゃあねーだろ、過ぎた事は過ぎた事だぜ」

辺古山「さすが坊ちゃんです」

葉隠「…俺らここでうるさくしてたのに、誰も来ねーな?」

辺古山「もしかしたら、もう寄宿舎には誰もいないのかもしれないな」

九頭龍「なるほどな」


1場所移動
2持ち物チェック
3電子生徒手帳
4休憩
5会話する

>>123

降伏→出番減

仲間になる→出番増

なのかな?

九頭龍「………罪木はなにしてるんだろうな」

辺古山「罪木、ですか」

このランドリーに誰も来なかったのは、もしかしたら罪木が上手くやってくれたからかもしれない。
とは言え、ウニ頭が既に陣取ってたり、なぜか活発な女とバトったりする羽目になって大変ではあった……。

罪木は無事なのか?

もしかして誰かに襲われてたりしねーだろうな!?


オレは慌てて、すぐそばの食堂へと向かう。
電子生徒手帳ではもう罪木の場所を特定出来ない。罪木には、既に参加権がないからだ。


罪木がそこにいる事を期待してオレは扉を開いた。


◆罪木判定、直下コンマ
65以下で無事、ちゃんと嘘言って全員追い払った
それ以上だと罪木は怪我してる
なお44・99だと死んでる

罪木ちゃん無事把握
早いけど今日はここまでです、寝ます
前スレ1000の言う事は可能な範囲で実行



>>124
降伏→ゲームの参加権がなくなる→出番ちょい減る
降伏でも連絡とれるような設定にすりゃよかったと今更後悔してます
最初の設定だと降伏した瞬間にモノクマに殺されてました
なお仲間になる→出番増える、は必ずしもそうとは言えないので割愛です

質問
プリキュアの後日談はそのうち書くの?

現在の状況

☆九頭龍
持ち物:なし
仲間:辺古山/葉隠/終里
今までに罪木を降伏させた

辺古山
持ち物:竹刀

葉隠
持ち物:水晶玉

終里
持ち物:なし


◆他参加者の状況
罪木蜜柑が九頭龍に降伏した、場所は食堂
苗木誠が霧切響子に降伏した、場所は物理準備室
死亡者はまだいません



降伏でもメール連絡出来るようにシステム変えるってモノクマが言ってたから出番減らないよ、やったね蜜柑ちゃん!

>>130
そ、そのうち…明日とか…(震え声)

◆ランドリー→食堂へ移動
◆チェックポイント



九頭龍「………罪木?」

ぎぃ、と扉を開くーーー


罪木「く、九頭龍さん、辺古山さん!無事…でしたかぁ?」

よかった、罪木は無傷だ。

九頭龍「色々あったけどまぁ、死んではねぇな…」

辺古山「それに仲間も増えた。現状、出来る事は多いだろう」

罪木「色々?今までに何があったんですかぁ?」

九頭龍「あー…それはな…」


とりあえず、さっきまでの流れをかいつまんで説明した。
そういや、全く意識して無かったが、ゲームに放り込まれてもう30分程経っているらしい。
時間が経てば経つほど、勝手に行動する参加者も増えるだろう。
もしオレのあずかり知らぬところで死人が出てたら…どうしようもねぇな…。


葉隠「ーーーと言うわけだべ!」

辺古山「まるでお前が今まで説明していたような口振りだな」

終里「な事よりよー、オレ…動いたら腹が減ったんだけど…」

九頭龍「オメーらはほんと自由だな」

罪木「お腹が空いてもおかしくありませんよ?今はお昼…だ、と思いますし。食堂の時計がそのくらいを指してますから」

言われて視線を上げると、確かに食堂の時計は12時頃になっていた。
…タイミングよく、終里の腹が鳴る。

終里「なぁ九頭龍…腹が減っては戦は出来ぬっつーだろ!」

そんな慣用句誰に習ったんだ?…いや、そのくらいは知ってて当然か?
まぁいい、とりあえず…

1場所移動
2電子生徒手帳
3休憩する
4会話する

>>136

2

九頭龍「その前に確認する事がある」

終里「確認する事?」


オレは電子生徒手帳を取り出した。
この手帳のメニューはまだ開いていない…一体何が出来るのか、確認すべきだろう。

ボタンを押して起動させる…。


☆Welcome☆
九頭龍 冬彦


起動すると持ち主の名前が出るみてーだな。これはどの手帳でも共通なのか?


☆電子生徒手帳メニュー
1マップ…学園のマップ確認、会った事がある生徒の履歴確認
2連絡…簡易電子メール的なの
3情報…現状の確認、参加者の確認
4おしらせ…システムメッセージ、全体へのおしらせ
5ペット…へんないきもの


…メニューが出た。
電子生徒手帳で出来る事はこの5つしかねぇらしい。他になんかねーのか?

…さて、どうしよう?
>>140

5…へんないきもの
で、昼進行



九頭龍「これは何だ?」

「ペット」と書かれた文字がある。
画面にそのまま触れると………

ぱっ、と画面が一瞬暗転し、





『ぴー!!』

画面に卵の殻をかぶってる謎のいきものが現れた!

九頭龍「」
辺古山「」
罪木「わぁ……か、わいいですね!」


罪木が顔を引きつらせながら、画面のそれを褒めた。
…無理しなくていいぞ?罪木……。


『あちしは、でんしペットでちゅー!』

『くずりゅークンのそだてかたで、いろんなスガタになりまちゅ!』

『ガンバってウサミにしてほしいでちゅ!』

◆ペットについて
起動すると、九頭龍に質問してきます
回答によって成長します
最も希望溢れた回答をし続けると最終的にウサミになります
また、成長すると電子生徒手帳にいくつかの機能が追加される事があります
ガンバってね!


ペット『さっそくシツモンでちゅー!』

ペット『くずりゅークンは、イヌはスキでちゅか?』


九頭龍「………これ、答えねーといけねーのか?」

葉隠「だろうな。ま、素直に答えればいいべ。心理テストっつーうさんくせーもんがあるだろ?あれと一緒だべ」

辺古山「…お前の方が胡散臭いのだが」


◆回答
1大好き!食べちゃいたい!
2猫の方が好き!
3鳥の方が好き
4ヘビの方が……
5上記以外の動物の方が好き
6むしろ動物は嫌い
7一番嫌いなのはお前だ

>>144

九頭龍ならたぶん4だと思った

回答:4…だってヘビかっけーじゃんヘビ


九頭龍「オレはこん中ならヘビが好きだな」

終里「ああ!あいつ、酒に漬けるとうめーんだろ?」

辺古山「それはマムシだと思うぞ」

罪木「それ以前に未成年はお酒を飲んじゃダメですぅ!」

葉隠「俺は成人してっけどな、あっはっは」

九頭龍「待て、話がズレてる」


ぴっ、と画面をタッチした。


ペット『はわわっ!ヘビでちゅか!』

ペット『たしかに…ヘビはかっこいいでちゅ!くずりゅークンらしいでちゅ』

ペット『けどけど、ヘビはさむいとねちゃうんでちゅよ』

ペット『かうのがたいへんそうでちゅね!』


ぴろろーん
◆????が上がった


ぱっ


………突然画面が、電子生徒手帳のメニューに戻った。
何だったんだ?
意味が分からねぇ……。


終里「それより、九頭龍!オレは腹が減ったんで、飯食っていいか?」

辺古山「かと言ってここに長居するのも危険ですが…坊ちゃん」

九頭龍「あ?ああ…」

まだ若干、ペットの唐突さに呆気に取られていたオレだったが……


1場所移動(終里:+1)
2一旦食堂で食事しよう
3電子生徒手帳
4会話する


>>147

2

昼ここまで


九頭龍「終里の言う事にも一理ある。まず腹ごしらえをしよう」

終里「そう来なくっちゃな!」

辺古山「………そうですね」

ペコが何かを言いたそうにしたが、オレの言葉を聞いて押し黙った。
もちろんペコの言いたい事も分かるが、オレも腹が減ってたんだ…すまねぇペコ。

食堂の奥、厨房には多くの食材が用意されている。
つーか、むしろ既製品も多い。
なぜかドーナツがいくつも用意されている……。
時間もない、ドーナツをいくつか拝借する事にした。

と言うか終里が食ってた。


食事?中だが、何か話をしたい……。
どうする?

1今後の方針…索敵重視とか、説得重視とか
2作戦会議…仲間へ指示出し
3他愛もない会話…適当にテーマを
4腹を割って話そう…いきなりあなたが部屋に入ってきて(ry
5ほか

>>150

できるなら↑
だめなら↓

ハッハッハ!風紀委員(ジャッジメント)だっ!
欲張りな君達は逮捕させてもらおう!
時間がないのにいくつも話せるか!
風紀委員の規定に乗っ取り再安価だ!

>>156

両方ともこなすなんてことをしても、十全に話し合いは出来ない…それを念頭に置いてもらおう!

分かりにくくした1が悪いのでオシオキしながらも1進行



九頭龍「とりあえず、今後の方針を決めたい。…いいか?」

飯を食い続けるペコ達に、オレは話しかけた。

九頭龍「今後、どうしても誰かと戦わねーといけねー事があるだろう」

終里「オレの時みたいに…か?」

辺古山「可能性は否めない。それが臨むにしろ、望まないにしろ…な」

九頭龍「オレ達はまだ誰も殺してねぇ…そろそろ覚悟決めておかねーとならねぇかもな」

葉隠「それ、って…誰かを殺すかもしれんって事か…?」

罪木「う、ふゆぅ…」


だが、それも癪に障る部分がある。
あのモノクマ、とか言うやつの好き勝手にさせていいんだろうか。
かと言って覚悟決めておかねーと…何かあった時にどうすりゃいいか分からねー。

今後は…

1戦闘は避け、説得重視(終里+1)
2過度な戦闘はしない
3必要なら殺害も否めない(葉隠-1)
4殺る時はオレが殺る(辺古山+1)

プラマイの数字の説明はのちのち
>>163

1進行



…やっぱり、出来ない。
例えオレが極道だろうと、他人を殺してまでゲームに勝ちたいとは思えねぇ。
なるべく戦闘は避けよう。

九頭龍「…戦闘は避け、説得重視で行く」

罪木「九頭龍さん…九頭龍さんなら、そう言ってくれると思いましたよぉ!」

罪木は何かを期待するような目でオレを見た。…というか、オレの何を知っていてそんな事を…?

一方で、それが納得いかない奴もいる。

終里「おい、待てよ…オメーはオレをつえーヤツと戦わせてくれんじゃねーのか!」

九頭龍「あ、ああ…」

終里「話がちげーぞ、九頭龍!」

葉隠「ま、まあまあ!わーわー言ったって話進まねーべ!」

辺古山「………若干悔しいが、それは葉隠に同意する。終里、絶対に戦闘をしないとは言っていないぞ」

終里「けどよぉ……!」


…その時。
オレの電子生徒手帳だけが、音を出さずに震えた。
って、バイブも備えてんのか、これ!?
もはやスマホじゃねーか…。

手帳を確認する…。


◆終里赤音の【ポジティブ値】が上がった


…ポジティブ値?
なんだそりゃ?

しかし生徒手帳はそれ以外の文字を出す事なく、消灯した。
…何だったんだ?
ポジティブ値?それに…なんでそんなもんがオレの電子生徒手帳に…?


それからしばらく、オレ達は終里をなだめるのに必死になっていた。
「なるべく」戦闘は避ける。ただし、終里が挑みたくなるような強敵とは、少しだけ手合わせを考えないといけないな。


辺古山「随分、時間を食いました」

終里「飯も食ったぞ」

葉隠「誰が上手いことを言えと」

辺古山「ともかく、長居は無用です、坊ちゃん。どうされますか?」

九頭龍「ん?そうだな…」


1移動…場所指定も、学園内ならどこでも
2電子生徒手帳
3休憩する
4会話する…相手も選択
5連絡先の交換


>>170

九頭龍「………移動するにしても、はぐれたらまずいだろ?連絡先の交換をしておこう」

辺古山「なるほど…分かりました」

葉隠「ん?オメーらもお互い、連絡先知らんの?」

九頭龍「ま、ペコとは離れねぇし」

辺古山「………」

終里「じゃ、オレがはぐれてもつえーヤツがいたら教えろよ?」

罪木「あ、私も連絡先を…」

九頭龍「降伏したあとも連絡は出来るのか」

罪木「………みたいですぅ。私に連絡をくれれば、こっちの辺りの事はお教え出来ますよぉ」


◆連絡先を交換しました
◆辺古山・葉隠・終里・罪木の連絡先を入手しました
◆今後はもしはぐれてもすぐに連絡を取り合えます

◆一度でも会った事がある生徒のおおまかな場所は、生徒手帳のメニューからマップで確認出来ます


辺古山「………くれぐれも坊ちゃん、我々の居場所は既に把握されている可能性がある事をお忘れなく」

九頭龍「………ああ」


1移動…場所指定も
2電子生徒手帳*
3休憩する*
4会話する*


>>174

1物理準備室

*は菊穴かな?(すっとぼけ)

>>176
九頭龍「……は…?」

辺古山(よかった、坊ちゃんが清らかで)

終里(清らかっつーかバカなんじゃね?)

葉隠(メタ的に言うと強制イベントだべ、俺の占いは3割当たる)




九頭龍「さっきの苗木と霧切…とかっていうヤツが気になるな。物理準備室を目指してみねーか?」

辺古山「しかし……」

おもむろに葉隠がマップを開く。

葉隠「あー…こっからちょっと遠いな。誰かに見つかるかもしれんぞ?」

終里「そん時ゃオレがぶっ飛ばしてやる!」

辺古山「早まるな終里。もしかしたら弱いかもしれん」

九頭龍「とにかく善は急げだ。行くぞ、テメーら」

オレ達は席を立つ。
少しだけ、悲しそうに眉を垂らした罪木を残すのは心苦しいが……

九頭龍「後で連絡するぜ、罪木」

罪木「えへへ……お待ちしてますぅ」


…さて、ぱっぱと行ってしまおう。
誰かに見つかる前に………。


◆移動索敵判定、直下コンマ
10以下で誰か見つける
60以上で誰かに見つかる
なおぞろ目は………

判定:82…み、見つかったー!

◆食事→物理準備室へ移動中


改めて教室のある棟に足を踏み入れた。
最初に体育館から出た時少し通って以来か。

辺古山「しかし不気味だな」

ぽつりとペコが漏らした。
続けて、葉隠が言葉を返す。

葉隠「昔はこんなんじゃなかったのにな……」

その言葉に、違和感。

終里「ん?オメー、ここにいた事あんのか?」

葉隠「………ん?」

九頭龍「テメー…何か隠してんのか?」

葉隠「いや、いやいやいや、そんなんじゃ…」

辺古山「………」

ペコが何かを考えているようだ。
つーか、何だ?
オレ達にはまだなんか秘密があるんじゃねーのか?

だが、まだ何も分からねぇ……。

悩みながらも順調に校舎の2階に上がり、
さて3階へ行こうとした時、背後から呼び止められた。
それは、


1大柄な学ランの男
2いかついリーゼントの男
3黒いスーツの金髪の男
4フードをかぶった小柄な少女


>>184

3把握じゃ
コンマ神降臨
あとそろそろ誰か死ぬかも
というわけであれです、ちょい中断じゃ
風呂行ってくる

再開するでー!プレイヤーさんおるー?(CV竹達

ここまでのあらすじ
九頭龍が飼うならヘビ





「おい」


突然、後ろから声をかけられた。
振り返るとそれは……


「何をしている?」

黒いスーツを着た金髪の男だった。
…スーツ、だよなあれ。オレも似たようなもん着てるが…いや、素材が違うな。
だいぶ手も金もかかってる品だ。


辺古山「………何者だ」

金髪「ほう、質問に質問を返すのか。不躾な愚民だな」

終里「グミ?辺古山はうめーのか?」

金髪「………ちっ、とにかく…どこに行くつもりだ?」

葉隠「んー、どっかで見た事あるような?…でもどこで見たんだべ…?」

金髪「話を聞け………!」

九頭龍「テメーは何が言いたい?」

金髪「だからどこへ行くつもりかと聞いている」

なんだか金髪の男は苛立っている。一方で葉隠が神妙な顔をして首を傾げているが…。

1素直に目的地を言う
2はぐらかす
3葉隠に任せてみよう
4終里に任せよう
5無視する


>>197

3進行



九頭龍「おい葉隠」

葉隠「は、はい?」

九頭龍「あいつの事を知ってんのか?」

葉隠「あ、いや……知ってるっつーか、見た事あるようなってレベルの…」

九頭龍「………よし、任せた」

葉隠「は?」

九頭龍「あいつと話して、戦闘を回避してくれ…頼む」

もしかしたらもしかするかもしれない。
さっきから、オレ達の記憶にない事を口走っている葉隠なら……。
それに、この金髪の男についても何か知っているかのような様子だ。

……ここは葉隠に任せてみる。


金髪「何だ?何をごちゃごちゃ話している?」

葉隠「あ、ああー………その、何かオメーに見覚えがあるって話だべ」

金髪「何?むしろ俺の事を知らない、とでも言うつもりか?」

………そっとオレ達は目を逸らした。

金髪「俺はお前みたいな愚民の事は知らんが…」

葉隠「ひでぇべ」

金髪「そんな特徴的な髪型をしていて俺が記憶していないと言う事は…」


◆イベント、コンマ神お願い!判定。直下
50以上なら、なんかそれなりにいい感じに
なお44・99および20以下でコンマ神即死イベントが発生

判定:43…ギリセーフ!あっぶね!



金髪「…俺とお前は初対面、と言う事だろう?それ以外にはあり得ない」

葉隠「んなっ…オメーなぁ」

金髪「それより、」

金髪が勝手に話を変えた。

金髪「………お前達、3階に行くんじゃないだろうな?」

九頭龍「何でだ?」

金髪「霧切…とかいう女の名前を見てから、どうも苛々していてな。あいつは…あの女は俺が殺す」

終里「あ?何言ってんだ、オメー?つえーヤツがよえーヤツを殺すんだ。それが当たり前だろ」

辺古山「終里…!」

金髪「どうやらお前達とは相容れないらしいな…」

きっ、と金髪がオレ達を睨みつける!
背後には階段がある。逃げるのも可能だろうが…すぐに追いつかれるか…。
それに目的はどちらも一緒なんだ。どうせ見つかるだろう……。

金髪「先にお前達を始末する」

そう言って金髪が構える…!
いつの間に…いや、腰に付けたホルダーから、細身の剣を取り出している…!
やべぇ、あれって…レイピア?


◆強制戦闘に発展しました

◆戦闘を開始します


金髪「………ふん、俺は完璧だ。だからお前達愚民がいくら束になろうと問題ではない…全員まとめて相手してやる」

どうやら本気でやる気だ。
穏便に済ませたかったが、葉隠が拒絶されたんじゃ仕方が無い。
それは誰も悪くねぇ。強いて言うなら、この金髪が悪い。


終里「オメーつえーんだな?じゃあやるぜ…!」

辺古山「終里!勝手に飛び出すな!」

九頭龍「…ちっ!」


◆九頭龍・辺古山、行動指定
1攻撃
2防御
3回避
4終里の援護

↓1が九頭龍、↓2が辺古山の行動を指定
また成否は指定レスのコンマで判定
↓3が金髪の男の判定コンマになる

九頭龍:74、辺古山:86
金髪の男:34
コンマ値の高い辺古山を採用…差分52

差分52

あっ

50以上は一撃必殺



九頭龍「終里!危ねぇ!」

金髪「ふんっ!」

終里「うおぅ…っ!?」

その細腕からは、想像出来ない速度の突きを繰り出す金髪。
終里はなんとか、持ち前の身体能力の高さでそれを躱す。

九頭龍「テメー…っ!」

終里「っつー…オメーつえーな…!」

金髪「終わりだと思ったのか!?」

びゅっ!
風を切る速度の突きが再び終里を狙う!

九頭龍「テメーっ!」

オレもなんとかしようと走り込んだのだが、

金髪「遅い」

切っ先はいつの間にか、オレの方を狙っていた。
…まぁ、これで終里から注目を反らせたなら何よりだ。


金髪「後悔するんだな、俺と対峙した事を」

辺古山「それは私のセリフだ」

金髪「…何?」


オレ達が金髪の視界を奪っている間に、ペコが金髪の背後に回っていた。


辺古山「坊ちゃんを狙うものは、私が許さない」


そして、






ごしゃっ










ペコの竹刀が、金髪の男の頭へと食い込んだ。

頭が、割れる。
例えなら聞いた事があるが、それを間近で見たのは、

これが初めてだ。

…初めてだし、最後にしたいと、切に思った。

葉隠「ひっ…!?」

終里「………あ?」

階段側に避難していた葉隠が短く悲鳴を上げ、まだ構えを解いていない終里が不思議そうに目を丸めた。

オレの目の前のその人物は、頭から滝のように血を流している。
虚ろな目でこちらを見つめ、もう焦点が合わない目でオレの方を眺め……。

倒れた。


ビーッ!ビーッ!

電子生徒手帳が鳴る。
夢であって欲しい。そう願った。
各々が手帳に浮かび上がった文字を見つめる……。


◆場所:2階エントランス
◆辺古山ペコが 十神白夜を 殺害しました


………まさか、竹刀で人を殺せるなんて。


◆辺古山の【ポジティブ値】が上がった
◆終里の【ポジティブ値】が上がった
◆葉隠の【ネガティブ値】が上がった



………オレ達は………


1移動を再開
2電子生徒手帳
3少し休む
4会話をする

>>224

………。


九頭龍「………少し、休もう………」


九頭龍「上に霧切がいるなら…ここにいれば、分かるだろ」

オレは……眼前にいる、まだ筋肉の痙攣している金髪の男…だったものを見下ろしながら言う。
当然そんなもののすぐそばに寄れるわけもなく、葉隠は居心地悪そうに階段の方に寄ってこちらには来ない…。
一方終里はと言うと、苦虫を噛み潰したような顔をしているものの、オレ達のすぐ近くまで来ている。

そしてペコだが、ペコもまた困惑の表情を浮かべていた。
人の頭蓋を割る感触が嫌なのか、眉を釣り上げている。それでも、血に濡れた竹刀は手放さず、むしろ血を払って袋に戻した。
ペコは…初めからあの金髪を殺す気だったのだろうか?

………。

人が死ぬところを、人が人を殺すところを、初めて見た。
………。


1話しかける…誰か指名も
2金髪の男の体を漁る
3電子生徒手帳
4そのほか


>>228

………こうなったら、仕方が無い。

次の事も考えて、オレは金髪の男の身体を探る事にした。
頭からはまだ血が吹き出ている…うっ、と何かがこみ上げてくるのをなんとか我慢した。

葉隠「ひ、い、九頭龍っち…な、何してるん…?」

オレの姿に、かなり葉隠が引いている…。
だいぶ嫌われちまったか?


とりあえず、こいつのレイピアはオレが預かる事にした。
腰にホルダーも付けていたので、それももらう事にする。
そう言えば………こいつ、さっきの手帳には【十神白夜】…って出たな?
………。
どっかで聞いたような………。



◆追加持ち物判定、直下コンマ
30以上でゴミ
50以上でそれなりなもの
80以上で鋭利なもの
ゾロ目だと???

あい

ごそごそ………。


ん?ポケットに何か入っている?恐る恐るそれを取り出すと

………包帯だった。


いや、何に使うんだよ。
怪我したら使うのか?テメー死んでるのに?
バカか。
…だが、この包帯は随分と頑丈だ。そうだな、例えば人の首を絞める事位なら出来そうな…。

………。

いやいや、何を考えてんだオレは。
とりあえずもらう事にした。
ついでだし、こいつの手帳ももらっておくか。

終里「大したもん持ってなかったな。飯もねーし」

九頭龍「……本当に死んだんだな」

辺古山「済まん…十神、とか言ったな。私は…」

葉隠「………うう、こんなんがずっと続くん…?」

九頭龍「悪い、本当に悪かった」

辺古山「坊ちゃんが謝る必要はありません……私が早まったばかりに」

九頭龍「………」


1移動を再開する
2電子生徒手帳
3持ち物の確認
4会話をする


>>236

1

九頭龍「…ずっとここにいても仕方がねぇだろ…行くぞ」

辺古山「はっ」

葉隠「………ああ」

終里「おう!次はつえーヤツだといいな!」


このままここにとどまる意味や必要性を感じない。
とにかく、今の目的は……霧切、とか言う奴に会う事。

十神があそこにいた、と言う事は、もしかしたら待ち伏せを狙ってたのかもしれねぇ。


オレ達は2階のエントランスから、3階の物理準備室への移動を再開した。


それにしても、細心の注意を払わないといけない。
なんせこっちは現状、場所がバレてるんだ。
ペコの居場所は今、オレの場所だってさっきバレてる。
そろそろ誰かに狙われてもおかしくはない。


◆直下、索敵コンマ判定
70以上で誰かに見つかる
44・99だとやばいのに見つかる
なお20以下で、どこかで誰かが死ぬ

十神「俺を殺した罰を受けてもらおう」ステンバーイ…


◆2階→物理準備室へ移動中
◆チェックポイント


九頭龍「しかしどうも、入り組んだ建物だな」

ぐねぐねと曲がっている廊下を見て、独り言のようにつぶやいた。

辺古山「………そうですね」

ペコはなんとか普段通りに振舞おうとしているが、まだ顔色は悪い。

終里「こんなとこ疲れるだけじゃねーかよー…あー!さっさとバトりてぇ!」

終里は……元気、と言うかやる気に満ちている。頬を赤く染めて、早く戦いたいとうずうずしている。

葉隠「………十神、白夜……なぁ……うぷ」

葉隠の様子はあまりよろしくない。先程から何か思い出そうとしている。

………何かしらのフォローを入れておいた方がいいのか?
そして続いた3階の廊下、美術室前のエントランス。

そこでオレ達は、ある人物に見つかった。


1根暗そうなメガネの女学生
2カメラを首から下げた少女
3爬虫類のような顔の男
4真面目そうな軍服風の青年


>>244

4把握

すまんでちゅ、今日寝るでちゅ
盛り上げる要素いくつか考え中、ポジティブ値とネガティブ値は次の電子生徒手帳を見ると説明あるかもしれなあい
十神があんなすぐ死ぬとは思ってなかった…十神は犠牲になったのだ

ご意見ご感想はいつでも募集、私雑談好きです
おやすみなさい、おやすみなさい

現在の状況
◆物理準備室へ移動中
◆美術室前でエンカウント発生

☆九頭龍
持ち物:レイピア/包帯
仲間:辺古山/葉隠/終里
罪木を降伏させた

辺古山(+1)
持ち物:竹刀
十神を殺害した

葉隠(-1)
持ち物:水晶玉

終里(+2)
持ち物:なし


◆他参加者の状況
苗木誠が霧切響子に降伏した。場所は物理準備室
十神白夜が辺古山に殺害された。場所は2階のエントランス

◆ヘルプについて
電子生徒手帳にヘルプを設置しました
何か分からない事がある時は、電子生徒手帳を見ましょう



◆りすたーと

オレ達は何者かに見つかった。


「君達!もしやこの意味不明なゲームの参加者かね?」


九頭龍「……あ?」

目の前に、仁王立ちの青年がいる。
軍服にも似た学生服を身に纏い、ぴちっとボタンと言うボタンの全部を閉めている。
足元はこれまたいかついブーツだ。
本当に軍人なんじゃないかとオレは少しだけ思った。

…終里が爛々とした目で軍服の青年を見ている!


終里「だとしたらどうすんだ?」

軍服「ふむ…いや、僕はこのゲームをなんとかして終わらせたいのだが…なるべく、穏便にだ」

終里「はぁ?つえーヤツだけが生き残るんだぞ!オメーはつえーのか?」

軍服「君は…戦おうと言うのかね?僕と?」

葉隠「そ、そうだぞ?なんでもかんでも戦えばいいってもんじゃ…」

終里「うるせぇ!」どんっ!!

葉隠「」


…終里が興奮してやがる!
さっき目の前で人が死ぬところを見たせいか?このゲームは、戦わないといけないと思っているのか?
いや、でもまだ止められるはず…。
………だが、もし終里と協力すれば………一瞬で仕留める事も………。
さっきみたいに?…オレはなるべく、説得重視で行くと決めたばっかりなんだぞ…!


1全力で終里を止める
2これに乗じて軍服の青年に襲いかかる
3軍服の青年と会話をする
4辺古山に任せる


>>255

1

オレはペコと目を合わせると、一度だけ頷いた。


九頭龍「終里!相手に戦う意思がねぇのに戦おうとすんな、ボケが」

辺古山「先程もひとりで先行して…危なかったのを忘れたのか」

終里「うるせぇな!敵がいたら倒すのがこのゲームなんだろ!」

九頭龍「………ペコ!」

辺古山「はっ」


オレ達はふたりで終里の体を捕まえた。
必死で軍服の青年に襲いかかろうとしているが、いくら終里と言えどこっちはふたり。
しばらくじたばたしていたが、やがて諦めたように力を抜いた。


終里「……何だよ!仕方ねぇ…」

辺古山「最初の約束も、敵意がある相手との戦闘は認める…と言っただけだ。勘違いするな」

終里「……おう、悪かったよ」

軍服「も、もう大丈夫なのかね?」

九頭龍「オメーも穏便に終わらせたいんだろ?このゲームを」

軍服「ああ、なるべく戦闘などせず…もちろん殺し合いなどご法度だ!」

九頭龍「もちろんだ」


どうやら話が通じるようでよかった……。
しかし、軍服の青年は視線をズラすと…。

葉隠「ん?んん?なーんかどっかで見た事あるようなないような?」

軍服「な、な、なんっ………」

九頭龍「?」

軍服「なんなんだね、この校則たる校則を破りに破った破天荒な男は!?」

葉隠「へ?俺?」

軍服「いけすかない…風紀委員として、君を取り締まる!」

九頭龍「いやいや、だから穏便に……」

軍服「ああ、無論だ!初回なので厳重注意に留めよう!」

葉隠「………あー、あの…」

終里「オメーら知り合いなのか?」

葉隠は歯切れ悪そうにしている。
そして終里はと言うと、かなり落ち着いたのか深い呼吸を繰り返している。


1軍服と別れ、移動再開
2電子生徒手帳
3少し休んで軍服と会話
4葉隠と会話してみる
5ほか


ごめんちゃい、安価出し忘れた!
軍服「このゲームが終わったら彼を丸刈りにするので許して欲しい」

葉隠「」

>>260でおなしゃっす

1

九頭龍「…悠長にしている場合じゃねぇ。とにかくオレ達は物理準備室に行くぞ」

若干ドスを効かせてみた。
緩んだ空気を一瞬で締める。

辺古山「………仰せのままに」

ペコの表情も締まる。

軍服「む?この先の物理準備室へ行くのか?」

九頭龍「ああ、霧切ってやつが気になってな」

軍服「…そうか、気をつけて行ってくれ」

葉隠「おう、オメーもな!」

終里「つーか、オメー名前は?」

軍服「………あああ!初対面の方に名を名乗るのを忘れるとは!僕はなんて浅はかなんだ…!」

軍服の青年が頭を抱えている。
突っ込むのもめんどくせぇな…。

軍服「こほん。見苦しいところを失礼した……僕は石丸清多夏だ」

九頭龍「石丸……な、覚えておくぜ」

こっちも全員紹介する。
石丸と葉隠がお互いに妙な顔をしているのが気になるが…、今それを詮索する暇はないだろう。


◆石丸清多夏と知り合いました
◆石丸と3階廊下で出会った事が電子生徒手帳に記録されました


適当な挨拶をして、オレ達は別れた。
目指す物理準備室はもうすぐ、目の前だ………。



◆判定、直下コンマ
41~69→霧切と苗木がいた
70以上→誰もいない
40以下→白髪の薄幸少年
44・99→参加者の死亡情報
ゾロ目→???

判定:07…Oh、ヤバイやつが


◆物理室に到着
◆チェックポイント


がらがら


目的の物理準備室は、マップで確認する限り、この物理室の奥だ。
物理室の中では、大きな機械が……一体何に使われてるんだかさっぱりだが、静かに、しかし確実に動いている……。

これは何に使うもんなんだろうな?


辺古山「着きましたね、坊ちゃん…相手が好戦的でない事を祈りましょう」

九頭龍「ああ、そうだな」

頷いて、奥の扉を開ける。









「………あはは、ここで待ってて正解だったね………」










ねっとり、と。
首筋を舐め回すような、まとわりつくようなセリフがオレ達の耳元に届いてきた。
……実に、嫌らしく、生理的に受け付けない声色だ。

扉の向こう側にいたのは、白髪の青年だった。

白髪「やぁ、君達もゲームの参加者なんだよね?」

九頭龍「………あぁ」

辺古山「一歩遅かったようですね」

葉隠「こいつがその、苗木っち?ってやつ…とは思えんもんなぁ…」

終里「何なんだ、オメー…?」


石丸にすぐさま飛びかかろうとした終里ですら、少し引いている。
明らかにヤバイオーラを醸し出しながら、そいつは不敵に笑っている…。
なんつーか、こいつとだけは戦っちゃいけないような、そんな…。


白髪「苗木クンを探してるの?あはは、それならもういないよ。霧切さんと一緒に移動しちゃったんだ」

九頭龍「あぁ、そうか。じゃあもうここには用は…」

白髪「………ねぇ」

九頭龍「あ?」

白髪「ボクを殺してくれないかなぁ」

九頭龍「………は?」


1こんな危ないやつは無視して出て行く
2少しだけ会話を試みる
3仕方が無い、戦うか
4なぜ殺されたいのか聞いてみる
5そのた


>>267

4

4進行



九頭龍「何で殺されたいんだ?」

聞こうか聞くまいか、少し悩んだが……聞いてみる事にした。
オレの疑問を受け止めた白髪の青年は、一瞬嬉しそうに笑んだ、




ように見えた次の瞬間、語り出した。


白髪「ボクはね、このゲームが君達の希望をさらに輝かせるためのものだと思っているんだ」


矢継ぎ早に、立て板に流れる水のように、


白髪「だってそうでしょ?こんな絶望的なゲームに参加するために集められたんだから、きっと君達にはその困難を乗り越えるための何らかの才能があるんだよ…」


まるで演説のように…


白髪「困難を乗り越えた先にあるのはきっと希望だよ!この大いなる絶望が君達の希望をさらに輝かせるのさ!」


持論を展開している。超理論すぎて、オレ達は追いつけない。


白髪「そのためにボクは、君達に絶望を作ってあげたいんだ…。普通に生活していたら、殺人なんて絶対にしないでしょ?」

白髪「だからその罪深さを、怖さを、気持ち良さを、君達に教えてあげたいんだ!」

白髪「そしてボクの命というゴミ屑みたいなものを踏み台にして、君達は命の尊さとか、あるいは今生きている事のありがたさとか…さらなる希望へ転じるんだよ」

白髪「ねぇ、ボクは死ぬのはいつだっていい。だからさっさと殺してよ」


………意味が、分からない………。

全員が言葉を失っている。
そりゃそうだ。一方的に訳のわかんねぇ理論押し付けられたんだ。
混乱して当然だろう。

…白髪の青年はまだ笑顔を崩さない…。


1無視して出て行く
2もう少し話してみる(辺古山-1)
3仕方が無いので戦う
4一思いに殺ってあげる(葉隠-1)


>>270

1

(本人の言うところの「ゴミ屑」をコロコロったところで罪深さや命の尊さなんて感じないような)

>>271
だからこその「意味がわからない……」
だったりじゃなかったり



九頭龍「……テメーみたいなの、相手してられっかよ。行くぞ」


これ以上ここにいたら頭がおかしくなりそうだ。
全員を促して、オレはそこを出て行こうとする。


白髪「なんだ…殺してくれないんだね…」

白髪「………ふふ」


変な事考えるやつもいたもんだ。
忘れよう。
ゴミ屑にも、一寸の虫にも五分の魂。
例え自称ゴミ屑だって人間は人間なんだ。
殺せるわけが、ない。


◆????と出会いました
◆????と物理準備室で出会った事が電子生徒手帳に記録されました


びっしょり、全身に嫌な汗をかきながら、オレ達は物理室を出た。
現在、物理室前だ。


辺古山「しかし……行くあてがなくなってしまいましたね」

葉隠「どうすんだ?むやみに動いたってどうしようもないし」

九頭龍「………そうだな」


1移動…場所の指定も。学園内ならどこでも
2電子生徒手帳
3休憩
4会話をする
5作戦会議


>>275

………。


九頭龍「一度頭をスッキリさせるぞ」

九頭龍「………いいな?」


色々あって混乱している。
オレ達は間違いなく、どうしようもなく、
お互いに混乱したり絶望している。

むやみに動いたってどうしようもない、と言う意見には賛成だった。
だから、少しだけ、
本当に少しだけ。

廊下の壁に背を預けて、一息ついた。




◆イベント判定、直下コンマ
40以下で十神の手帳に連絡が
70以上で参加者の死亡が
44・99ゾロ目で狼の刺青の女の急襲
それ以外は何も無い

ビーッ


………?
ポケットから音がする。
何かと思って見ると、あの時奪っておいた十神の手帳が鳴っている…。

…ほんとに手帳かこれ。

とか何とか、疑いながらそれを起動すると…。



☆新着メール:1件


十神のやつ、誰かと連絡先の交換を済ませていたのか?
大方あの感じから察するに、
「連絡先が欲しいのか?くれてやるからすぐに俺の目の前から消えろ」
とでも言ったのだろう。
相手は誰だ?











From:腐川冬子
Message:
白夜様うそですよね白夜様が殺されたなんて信じられません白夜様白夜様お願いです無事なら連絡をください



……かなり取り乱した様子が文章から伝わる。
句読点が無くて読みにくいが…そんなもの打ってる暇もなかったんだろう。

辺古山「十神に誰かから連絡が来たのですか?」

九頭龍「……あぁ」

この手帳を持っておく事は果たして正解なのか。
だが、これでひとり参加者がどんなやつなのかうかがい知れた気がする。
しかし、このメールはどうするべきだろうか?


1十神のふりをして返信…俺は無事だと一言
2全くの他人のふりをして返信…手帳が落ちてて~みたいな内容
3自分が殺したと嘘をつく…ペコへのヘイトを減らす
4このメールは無視する…そして消す
5その他…手帳の確認や移動ならその行動も指定


>>283

3

………しばらく悩んで………。


九頭龍「返信しよう」

辺古山「ぼ、坊ちゃん!?」

九頭龍「まぁ心配するな、上手くやる」


ペコに見えないように手帳の面を隠して…
腐川、と言うやつへの返信を作った。


To:腐川冬子
From:十神白夜
Message:
残念だったな、十神白夜はオレが殺した。辺古山、とか言う名前が手帳に出たと思うが、あれは嘘だ。十神を殺したのは九頭龍冬彦…オレだ。


…こんな文章にしておけば、最悪ペコが狙われる事はなくなるだろう。
ペコには死んで欲しくない。

ペコに内容を確認されないように返信して、あとは相手のリアクション待ちだ。
すぐに返事が来るかと思ったが、まだ何も起こらない……。


葉隠「なぁ、これからどうすんだ?……あと何人くらいいるんだろうな…、ちょっと占ってみるか?」

終里「オメーそんな事出来んのかよ?」

辺古山「坊ちゃん、次の指示を」


1場所移動
2電子生徒手帳
3会話をする
4作戦会議する


>>286

2

そういえば色々と気になることがある。
今度は自分の生徒手帳を取り出した。

あのポジティブ値だのなんだのって数字………。
それに、謎のペット………。
次行く場所をマップで見ておくのもいいかもしれねぇな……。


☆Welcome☆
九頭龍冬彦


☆電子生徒手帳メニュー
1マップ…学園のマップ確認、会った事がある生徒の履歴確認
2連絡…簡易電子メール的なの
3情報…現状の確認、参加者の確認
4おしらせ…システムメッセージ、全体へのおしらせ
5ペット…へんないきもの
6ヘルプ…ゲームの補足が書いてある


…あれ、ヘルプが増えてる?
まぁいい…。

>>290

6

まぁ、ですよね



…オレはぽちっと、ヘルプの文字を押した。


☆ヘルプ
◆ポジティブ値とネガティブ値について


…あった。
今まで気になってたこれを読むしかないだろう。
他の項目がどんなものか気になったが、とりあえずまずはこの疑問を解決する他ない。



◆ポジティブ値について
【ポジティブ値】とは、このゲームに対する参加意欲や戦闘意欲の上昇を表す数値です。プラス値で表し、最大値は+5です。
これは学内のオーバーロストテクノロジーによって、参加者の心拍数や体温の変化などから割り出しています。
この値が高ければ高いほど、戦闘に積極的に参加するようになります。
しかし高すぎると、誰彼構わず戦闘に発展させたり、気に入らない事があるとプレイヤーに襲いかかったりするようになります。
また、ポジティブ値が高くなると選択肢や会話に一部影響が出ます。
参加者の中にはポジティブ値が上がりやすいタイプの人がいます(例:終里)。


◆ネガティブ値について
【ネガティブ値】は、ポジティブ値とは逆に、ゲームへの嫌悪感や否定的な感情を表します。マイナス値で表し、最大値は-5です。
オーバーロストテクノロジーで(ry
この値が高ければ高いほど(マイナスなので低ければ低いほど?)、戦闘を避けるようになります。
しかし低くなりすぎると疑心暗鬼になり、他人や自分へ否定的になったり、緊迫状態が長く続くと自害しようとします。
また、ネガティブ値が高いと選択肢や会話に一部影響が出ます。
参加者の中にはネガティブ値が上がりやすいタイプの人がいます(例:罪木、葉隠)。


◆ポジティブ値とネガティブ値の上下
それぞれ、以下の条件で上下します。
○戦闘を行う、もしくは殺害する
○仲間と会話をする
○特定の状況で行動を行う
○戦闘から逃げる
○そのたもろもろ


………長い………。
とにかく、ポジティブ値とネガティブ値に気をつければいいのか?

そういや確か…
辺古山で+1、終里が+2で葉隠が-1、か…。

まだ何とかなる…んだよな?


オレは手帳から顔を上げた。
ちなみに十神の手帳も確認したが、そっちにはヘルプなんてものは乗っていなかった。
………なんでオレの手帳にだけ、しかもわざわざ、こんな事が書いてあるんだ……?


辺古山「坊ちゃん?」

九頭龍「あ?ああ、いや…」

辺古山「…廊下にずっといる、と言うのはあまり得策とは言えないでしょう…ここは迅速に行動すべきと考えます」

終里「そうだな、んで!見つけたヤツを殴ればいいんだろ!」

葉隠「いやいや、すぐ殴るってのはあんまよくねぇんじゃあ…」

九頭龍「まぁそうだな……」

辺古山「移動されませんか?」


ペコが移動を促してくる。どこに行くかはまだ決まっていないが…。
ここは上に行く階段が近い。4階に上がるというのも悪くないだろう。


1場所移動
2電子生徒手帳
3休憩(辺古山-1)
4会話をする
5連絡を取る


>>294

1化学室

弐代を仲間にすればポジ値ネガ値の管理が楽になりそうな気がするだ

-5←0→+5
なので、ネガ値とポジ値は表裏一体
進め方次第では臆病な終里、ヤル気満々な葉隠を見る事も可能

っていうの書き忘れたべ!ごめんだべ!




九頭龍「4階に行ってみるか……まだ参加者がいるかもしれねぇだろ?」

辺古山「なるほど」

九頭龍「科学室っつーのがあるらしい。そこに行こう」

終里「飯はあんのか?」

九頭龍「…多分ねぇぞ」

終里「えー?」

葉隠「プロテインくらいならありそうだべ」

九頭龍「………かもな。行くぞ」




◆移動開始


◆直下コンマイベント
末尾が1・3・5・7なら生徒手帳
2・6・8・0ならメールイベント
4・9の時は………えーっと………

判定:5…あちしの時間でちゅ


◆移動中
◆3階→4階


ビー!ビー!


階段を上がる最中、手帳がけたたましく鳴り始めた。
なんだっつーんだ?
いよいよもってケータイ然としてきたそれをポケットから取り出し、起動する。


☆Welcome☆


☆進化したでちゅ!☆


………進化?


辺古山「坊ちゃん?それは…」

九頭龍「わからねぇ、一体何が」

起こっているのか、と言いかけて。


画面が暗くなった生徒手帳には………




『くずりゅークン!ヘビミでちゅ!!』



………。

にょろにょろした、うさぎみたいなヘビがいた………。

『あちしはくずりゅークンの気持ちで成長するでちゅ!』

『まだまだ成長したいから質問するでちゅ!』


拒否権なんて聞いちゃくれない………。


終里「またわめいてんのか?適当に遊んでやれよ、九頭龍」

九頭龍「ああ、おう…」


『早速質問するでちゅ!』


『この中でくずりゅークンが欲しいのはどれでちゅか?』


1愛だよ!愛!
2金だべ!間違いねぇ!
3仲間…かな
4たったひとつの真実、それだけよ
5貴様の心臓をもらってやろう!
6才能…才能が欲しい
7この中にはないよ?


>>311

ペコの視線がやや気になる。

九頭龍「………」

辺古山「坊ちゃん?」

九頭龍「……いいか、今からオレが押す選択肢…見なかった事にしろよ」

辺古山「?」


その時ーーーオレは!
躊躇いなく1を押したっ!
1!1!1!!
そうっ!愛だよ!愛!

っだー!恥ずかしい!!


『はわわっ!愛が欲しいんでちゅか!』

『………でもくずりゅークン、周りをよく見るでちゅ』

『くずりゅークンにはもうあるんじゃないでちゅか?』

『らーぶらーぶ………』


ぷつん


………。

相変わらず意味の分からない事を勝手に言って、手帳は真っ暗な画面に戻った………。

何なんだよあいつ。
ペットに文句を言ってやろうと思って、手帳をもう一度起動する。

………ペットのボタンが押せなくなっていた……。

随分と勝手なペットだ。

◆4階廊下に到着、科学室へ移動中
◆チェックポイント



そんな事をやっている内に、オレ達は階段を上がり切っていた。
マップ通りなら、まっすぐと一直線な廊下の先にだだっぴろいホールが出てくる。

そこにひとつ、情報処理室があり………

さらにその奥が、今から行こうとしている科学室だ。

しかしどこも相変わらず静かすぎて、不気味だぜ……。


辺古山「……坊ちゃん、先程の事なんですが」

九頭龍「ペコ」

辺古山「………ですが」

九頭龍「聞くな」

辺古山「………」

葉隠「ん?喧嘩かー?仲良くした方がいいぞ?」

別にそんなんじゃねぇし!


◆移動判定、直下コンマ
70以上で誰かを見つける
44・99で………

判定:61…見つけられない
というわけで再開やで!そろそろ即死イベント仕込んでもええよな!(ゲス顔)



情報処理室をすり抜けて、オレ達は4階の奥側…科学室を目指す。

葉隠「科学室っつーくらいだからな。薬がある…と思うべ!」

辺古山「また適当だな……」

会話のネタがないんで適当に話をしてみる。

九頭龍「……そういや、葉隠は占いが得意…なのか?」

葉隠「お?あ、うん…まぁな!俺の占いは3割当たる!」びしっ

終里「オレはな!パルクールが得意だぞ!」

九頭龍「パルクールか…」

辺古山「町の中で行うトレーニング、だったか?」

葉隠「そっちの特技は何なん?」

辺古山「………私は剣道だな」

九頭龍「オレはー……」


1ドンパチ
2射的です
3人を的にしての射的です(真顔)
4恐喝とか……?
5適当にはぐらかす

>>318

5

九頭龍「オレはー………ってなんでいちいちそんなの言わねーといけねんだよ!」

葉隠「ありゃ、もしかして九頭龍っち…」

九頭龍「………変な事言ってみろ、切れるぞ。ペコが」

辺古山「」?!

………適当にはぐらかしてみた。


◆生徒の情報が更新されました
◆生徒の技能が発覚しました!生徒手帳に記録されました


◆技能について
…メタ的な説明をすると、必殺技です。色んな面で使えます。覚えておきましょう。
基本的にはその技能を持った生徒に対しての効果になります。
また、技能は仲間との会話で思い出したり身につけたりします。

◆辺古山…武士の情け
辺古山のコンマ判定が採用され一撃必殺が出た時、相手を殺さず気絶させる事が出来る

◆葉隠…運命開花
自分の判定が有利な時、差分の数字が3の倍数なら追撃

◆終里…桃色筋肉
自分の判定が不利な時、差分45以上の攻撃を一度だけ回避する



九頭龍「………とにかくバカ騒ぎしてる場合じゃねぇ。科学室はこっちだな?」


オレはその、科学室と思わしき場所の扉を開ける……!


◆イベント判定、直下
40以下→鎖を身につけた大柄な男性が!
70以上→生徒手帳が鳴り始めた…
44・99→腐川から返信が

ほんとね、なんもかんも説明する前に十神さんが死んだので私もね、慌てましたよ


判定:07…クソじゃあああああ!

◆科学室到着
◆チェックポイント


がらがらがら

「無っ!?何もんじゃあ!」

科学室の中から声がする。

九頭龍「怪しいもんじゃねぇ、オレ達はゲームの参加者だ」

葉隠「それってもっと怪しくねぇか?」

辺古山「お前は黙っていろ」

オレ達がゆっくりとその中に足を踏み入れると…
そこには、大柄な男性がいた。
体には鎖が巻いてあり、先端にはホイッスルがつけられている。足には下駄?だよな…それに、なんつーか…でかい。
そして眉のあたりがバチバチ言っている。
なんだこいつ。


終里「…おっさん、つえーだろ…!」

男性「無?何じゃお前さんは…光るものはあるのに、勿体無い事を…」

終里「るせぇ!おい、おっさん!オレと一回殴り合いしねーか!」

九頭龍「よせよ、終里!初対面の人間に殴りかかるってのは…」

男性「ほう…お前さん、ワシと戦いたいのか?」

終里「ああ!やらせてくれ!」

葉隠「うーん、何度聞いても………」

辺古山「葉隠(竹刀袋をちらつかせる)」

男性「ふむう…」

九頭龍「………すまねぇ、血気盛んなやつで。詫び入れさせてもらう。おい、終里!こいつだって、いきなりそんなの言われても」

男性「まぁいいぞ?」

九頭龍「まぁいいって言うに決まっ………え?いいのかよ?」

男性「模擬戦くらいなら付き合ってやってもいいぜよ」

九頭龍「お、おう」

………あれ?

終里「おし!おっさんはオレが倒す!」

九頭龍「お、おう…」

辺古山「あまりやりすぎるなよ」

…まぁ、相手もいいって言ってるし、ここは黙って見守るに限るか。


◆直下コンマで終里さん判定
70以上でなかなか
90以上でかなりいい具合
コンマは高ければ高いほど良い

判定:09…さすがにおっさんは強かった


終里「うおおおおっ!」


終里はまるでここぞとばかりにきらきらと目を輝かせて飛びついた!
しかし、難なくそれをいなす男性。
おっさん、と呼ばれるのも分かるくらいにガタイがよく、またその顔には自信が満ち溢れている。

男性「甘いぞ、終里とやら!」

どんっ

終里「うおっ…!」

バランスを崩した終里に対して、容赦のない蹴りが飛ぶ。
続けざまに拳が何度も、何度も!

終里「これは…やべぇ…!」

男性「まだまだぁ!」


…激しい戦闘が繰り広げられている、ようにみえる。
が、実際本気でやってるのは終里だけだ。
額から玉粒の汗を垂らして、肩で息をしている。
相対した男の方は、ある程度動いたはずなのに息ひとつ切らしておらず、むしろ最初に見た時から立ち位置が変わっていないようにすら見える。
つまり、終里は一方的に動いて、一方的に疲れただけなのだ。

それだけで、実力差がうかがえる。


終里「はぁ…はぁ…、まだだ…オレはまだ負けてねぇ…」

男性「阿呆!!」

終里「」びくっ

男性「無理をして体を壊してしもうたらどうするつもりじゃあ!!」

終里「けど…」

男性「けどもタニシもあるかぁ!そこに直れ!ワシが戦闘とは何か教えてやるわ!」

九頭龍「………」

どうしてこうなった…。

男性「ほれ、そこの3人方もこっちに来い」

辺古山「…私達もか?」

葉隠「いや、なんで……」

男性「いいから来るんじゃあ!!」

辺古山「」
葉隠「」
九頭龍「」

………そのあと、終里になんであんな無茶苦茶な動きをさせてるんだと怒られた。
いや、オレ達は知らねぇよ…。
何か言おうとするとデカイ声を出されたので何も言い返せなかった…。

…もしかしてこいつなら、終里を止めてくれるかもしれない。

それから数分、素直に男の話を聞かされた。


男性「はぁ…全く、お前さんは柔軟な筋肉を持っとるのに、宝の持ち腐れじゃ…」

男性「……それはそうとお前さんら、なんでここに来たんじゃ?」

九頭龍(今更かよ!)


1仲間になってもらう
2自分も手合わせを願う
3降伏を促す
4連絡先を交換する
5ほか

>>333

1進行


九頭龍「…実は、オレ達は今、仲間になってくれるやつを探してる」

九頭龍「なるべく戦わず、なんとか穏便にこのゲームを終わらせたい」

男性「…ほう、なるほどな。それはええ考えだと思うわい。それでワシを?」

九頭龍「ああ。テメーは強い。が、それだけじゃねぇ…終里の事をよく見てた」

九頭龍「オレ達なんか全く気付いてなかったのに…だから、仲間になって欲しいんだ」

男性「応、いい心がけじゃ!ワシは弐大猫丸…お前さんらの意見に賛成じゃあ!」

弐大、と名乗った男はがっはっは、と豪快に笑った…が。

弐大「……しかしのお、理想と現実っちゅうのは別じゃあ。もしかしてお前さんら」

弐大「さっきの…十神、とかいう男を殺したりしてはおらんよな?」

ぎろっ、と弐大がこちらを睨む…。
確かに、今のオレ達の方針と十神を殺した事は真逆の状況だ…。
素直に話せば弐大は仲間にはならないだろう、かと言って隠しても無駄だと言うのがすぐに分かった。
一体どうしたら…。


1正直に話す
2多少はぐらかす
3事故だったと答える
4自分達が先に襲われた事を強調(葉隠+1)
5ほか


>>337

4

4進行


九頭龍「………」


きっと、この程度の小細工じゃ弐大には通用しないだろうが……。


九頭龍「…ああ、十神はオレ達が殺した」

弐大「無ッ!?」

九頭龍「だが…オレ達は背後から襲われた。そんで、返り討ちにしてやったって事だ」

九頭龍「先に襲われたのはオレ達なんだ。もちろん、オレの指示の出し方が下手だったのが悪いんだけどよ」

終里「そんな事ねぇよ!卑怯な不意打ちとかしてくるあいつが悪いんだ!」


葉隠(………そう、だよな?俺達はなんも悪くねぇ、よな?)

◆葉隠の【ポジティブ値】が上がった
◆現在の葉隠のポジネガ値は±0


辺古山「そして……それをやってしまったのが私だ、弐大。今回は九頭龍坊ちゃんの方針を無視した私に責任がある」

弐大「ふむう…嘘とは思えんのう。つまりお前さんらは先に襲われたんじゃな」

弐大はしばらく黙りこくって何か考えていた。それから……

弐大「………命をかけた決闘で負けたんなら、十神も心残りはないじゃろうな」

◆あるある、いっぱいある


九頭龍「もちろん、だからと言って許してくれなんて言うつもりなんかねぇ」

弐大「…なるほどのう。少しお前さんらに興味が湧いてきたわい。それに、終里……お前さんにものう」

終里「って事は?」

弐大「ワシも一緒に着いていってやろう」

葉隠「……マジか!」

弐大「ただし」

辺古山「……条件があるのか?」

弐大「応。お前さんらが、最初に言った「なるべく戦わずゲームを終わらせたい」…その言葉、信じるぞ」

弐大「命をかけた決闘は付き合ってやるべきだと思うが、無駄な戦闘は避けるべきじゃな」


◆弐大猫丸が仲間になりました


終里「えー?じゃあつえーヤツが来ても戦えねーって事か?」

弐大「……お前さんはどうしてそんな、命を投げ出す事をするんじゃ」

終里「よえーヤツは死んでつえーヤツは生き残る。それが、オレが今まで生きてきた世界なんだよ!」

弐大「阿呆!!」

終里「」

辺古山「弐大、すごいぞ…たったひと吠えであの終里を黙らせるとは……」

葉隠「俺もちょっとこえーべ…」



◆他参加者判定、直下コンマ
50未満で写真家が、51以上で舞踊家が…
44・99ゾロだとまさかの展開

十神と比べて真昼ちゃんは好戦的じゃないから大丈夫でしょ

ただしこのスレのコンマは呪われている

↑本当に呪われた(´;ω;`)

ビーッ!ビーッ!


けたたましい音がオレ達のポケットから響いた。
電子生徒手帳か。
一体なんの通知なのかと、各々がポケットから手帳を取り出した。

そして、凍りつく。

そう、オレ達はこの瞬間、忘れてしまっていたのだ。

このオレ達が今置かれている状況はーーー


◆場所:美術室



最悪の、人間の命がかかったゲームなんだ、って事を。



◆小泉真昼が 山田一二三に 殺害されました




九頭龍「………!?」

葉隠「他の参加者!」

辺古山「しかしどちらもまだ私達とは出会っていないな」

九頭龍「そんな事より…場所、美術室だ!」

美術室っておい、さっきまでいたとこじゃねぇか…!?
オレ達、3階に長居してたはずだよな!…なんで助けてやれなかった!

終里「あー、あの石丸?ってヤツと会ったのもその辺だったな」

九頭龍「」!!

弐大「お前さんら、別な参加者と会うたんか」


石丸は無事なのか!?つーか、なんでオレ達は気付けなかったんだよ…!!
ちくしょう……!

辺古山「………坊ちゃん」

九頭龍「ちくしょう…っ!」

辺古山「悔いている間に、別の参加者が殺される可能性があります」

九頭龍「」!

弐大「…厳しい言い方じゃが、そうなるのう。その、石丸とか言うのがまだ3階におるなら、様子を見てやる方がええじゃろう」

葉隠「いや、でも…石丸っちの事だし、3階の異変に気付いてるんじゃねぇんか?」

終里「山田…なんて読むんだ?」

辺古山「ひふみ、だろう。古風な名だな」

九頭龍「………すまねぇ、みんな。オレ達も行動しよう」


石丸とは手帳で連絡を取る事も出来る。
…もちろん、3階に行く事も出来るが…オレ達が殺される危険だってある。
下に降りるのは今は避けるべきか?
それとも…。
あるいは、この参加者を殺したやつを倒しに?
…どうする、オレ…!

1場所移動…場所も指定
2電子生徒手帳
3一旦落ち着く
4会話をする
5作戦会議をする


>>351

2石丸

1びじゅちゅしちゅ

「殺伐とした学園サバイバル」だから仕方ないね
1進行



九頭龍「美術室に行こう。そんで、この山田ってヤツを倒す」

辺古山「坊ちゃん…」

弐大「なるべく戦わずゲームを終わらせたい、んじゃあなかったんかのう」

九頭龍「そのゲームを終わらせる障害になるものがいるなら、倒すしかねーだろ。もちろん殺さずにな」

葉隠「美術室は…場所、もう分かってんべ?」

終里「ああ!そいつをぶっ倒す!」

弐大「そうじゃな、その息じゃあ!」

九頭龍「…ペコ、力を貸してくれ」

辺古山「貴方が行く場所へなら、どこへでも…坊ちゃん」

オレ達は決意を胸に、4階から3階への移動を開始した…!


◆移動判定、直下コンマ
20以下でさらなる犠牲者
80以上で狼の刺青の女の急襲を受ける
それ以外は3階廊下までイベントなし
44・99ゾロは悲惨な事に

うあ

◆4階科学室→3階廊下へ移動中
◆チェックポイント


九頭龍「くっ、石丸…無事でいてくれ…!」

オレは冷や汗をかいていた。
目の前で人が死ぬところを、さっき見たばかりのはずなのに。
それでも、誰かが死ぬのはやっぱり怖かったんだ。

それはペコ達も同じなようで、言葉を出さずとも石丸の心配やらなんやら、あいつらもしているようだ。
頼む、無事でいてくれよ。

足早に、5人で廊下を駆けて行き、慌てて階段を下がって行く。


そして、なんとか降りてきた。
祈りが届いたのか、オレ達が3階の廊下に辿り着いても
石丸の死を伝えるようなメッセージは届いてこなかった。


だからと言って気は抜けないんだが。

息を切らしながらも3階に着いたオレ達の前に現れたのは…


1和服の少女
2特攻服の青年
3ゴスロリの女
4片手に漫画本を持った男性


>>360

オレ達の前に現れたのは、

「うっ…ひっぐ、おねぇ…おねぇ…!」

泣きじゃくる和服の少女だった。
高そうな着物だ。組の若頭があんなの好きそうだな、とひとり思った。
しかし、その着物にはところどころ血がついており、今や価値を失っている…。


九頭龍「…テメー、大丈夫か」

和服「ひっ!」

和服の少女…むしろ、見た目にはガキと呼んだ方が早そうだが、がビビって後ずさりした。

弐大「大丈夫じゃあ。お前さんを取って食ったりせんわい」

辺古山「…怪我はないか?」

和服「………うん」

素直に頷く。子供は涙で顔をぐしゃぐしゃにしていた。


九頭龍「なぁ、何があったんだ?」

和服「……おねぇが…殺されちゃったの…」

和服「わたし達、学園でゲームなんてやってられないと思ったから…だから、どっか安全なところを探してて…ひっく」

和服の少女は泣きながらも説明してくれる。

和服「それで、美術室に入ったんだ…そしたら…突然小泉おねぇが、準備室から出て来たデブに…刺されて…」

終里「………そうか…」

さすがの終里も「よえーから死んだんだ」とは言えない様子だ。

和服「あたしを逃がす代わりに…ううっ、おねぇは美術室に残ったんだけど…」

葉隠「………殺されちまったのか」

辺古山「惨い…」

弐大「…その話じゃと、恐らく敵さんは美術室で待ち伏せしとるじゃろうなぁ」

九頭龍「ああ、だな。初めから自分達の拠点を美術室にするつもりなんだろう」

辺古山「その山田と言う男は、どうやら頭が切れる男のようだな」

和服「………ううん、もうひとりいた。なんかゴスゴスした、黒い服着た女がいたの…!」

葉隠「ゴスゴスした女?肌が白かったり、ギャンブルうんぬん言ってたりしねーか?なんか俺…浅からぬ縁がありそうだべ」

九頭龍「テメーなら、そいつに利用される位はしてそうだな」

葉隠「ひでぇ!」

辺古山「お前、名前は」

和服「………西園寺、日寄子」

辺古山「そうか。西園寺……お前が逃げた時、山田は追ってきたか?」

西園寺「ううん、部屋の中に…」

辺古山「…やはり、今美術室に行っても待ち伏せされている……」

弐大「どうするかのう?」


1作戦会議をする
2せっかくだからオレはこのまま行くぜ
3一旦食堂まで引こう
4石丸と協力出来ないのか?
5ほか
選択肢次第で各キャラのポジネガ値が変動

>>366

3

九頭龍「一旦食堂まで引こう。このまま突っ込んでも死ぬだけだ」

辺古山「現状、一度落ち着くには上策かと思われます」

弐大「じゃな。西園寺を落ち着かせんといかんし…」

西園寺「おねぇの仇……討ちたいよぉ……ぐすっ」

九頭龍「泣くなボケが」

西園寺「」!

九頭龍「…本気で小泉の弔い合戦すんなら、負ける戦はしねぇ。いいか?一度落ち着け」

西園寺「………う、ん」

葉隠「とりあえず…そうだな」

終里「行かねーのか?」

弐大「ワシはお前さんにも死んで欲しくはないぞ、終里」

終里「」!

………冷静になるべきだ。
誰かが殺されたからやり返しに行く、なんて短絡的な発想じゃあ…ダメだ、ダメなんだ。
それに、相手は明らかに美術室から出る気はない。
分が悪いのは目に見えている。
無茶してオレ達が死んでも元も子もない…。

西園寺のためにも、小泉のためにも。
絶対に、美術室の山田と謎の女はぶっ飛ばすと決めた。


◆ゲーム内の目的が出来ました


罪木の様子も気になる。それに西園寺を落ち着かせて話を聞きたい。
相手の様子さえ分かれば、こっちも作戦を立てられるからな。


◆3階美術室前から食堂まで移動
◆判定あと2回

◆移動判定、直下コンマ
70以上で誰かに見つかる

見つかるのが怖くなってきた

判定:56…見つからない
今更だけど2キャラに囲まれてる葉隠ってなんか新鮮



◆3階美術室前→食堂へ移動中


九頭龍「若干遠いが…仕方がねぇな」

辺古山「むしろ、この付近で休息を取る方が危険です。ここは自分達の知っている安全な場所まで行くのが得策」

弐大「そうじゃな」

葉隠「……まぁ、この学園…もう安全なとこなんてどこもねーけどな…」

西園寺「そうなんだよね…ぐすっ、わたしがもっと早くそれに気付いてれば…」

葉隠「あ、いや…オメーは悪くねーって…」

終里「そうだ。その山田ってデブが悪いんだ!卑怯な真似しやがって…」

弐大「卑怯ではないぞ、終里。待ち伏せも立派な作戦じゃからな…やり口は汚いがのう」

辺古山「……確かに、普通に戦う人間のやる真似ではない。本気で、他人を殺すやり方だ」

葉隠「むむむ、なーんかピンと来そうなんだけどなー…」


◆技能が判明しました!

◆葉隠…インスピレーション占い
行動時、葉隠と会話をすると占いをしてもらえる

◆西園寺…舞踊の心得
コンマ判定が不利な時、一度だけやり直しが出来る


◆判定あと1回

◆移動判定、直下コンマ
60以上で誰かに見つかる

判定:16…見つからない


◆移動判定終了
◆移動成功!


その後、2階から1階へと向かう差中、あの十神が死んだ場所を一瞬見た。

…そこに血の海は残されていたが、なぜか十神の死体は消えていた。
死体を誰かが運んだ?
だとしたら…一体誰が?何のために?
疑問は尽きねぇが、しかし…。


薄気味悪い廊下を歩いて、ようやく寄宿舎の方まで来た。
しかし、誰とも会わなかったのが逆に恐ろしく感じてくる。
…なんで誰もいねーんだ?
みんな隠れてやがるのか?

西園寺「怖いよぉ…おねぇ…」

ぎゅっ

辺古山「………大丈夫だ。私達が付いている」

西園寺「…うん、ありがと……」

辺古山「そんな…礼を言われるような立場の人間ではない。私は…殺めてしまっているのだから…」

西園寺「………え?」


そうしてようやくたどり着いた。
相変わらず静かな寄宿舎だ。
……罪木は無事でいるよな?

食堂の扉を開けると………


◆イベント判定、直下コンマ
末尾が奇数で別な参加者もいる
偶数だと罪木しかいない
ただし末尾が4・9の場合、罪木がががが

バカモン!

西園寺の技能
【舞踊の心得】
>コンマ判定が不利な時、一度だけやり直しが出来る

の1回は西園寺にとっての1回
つまりマジでほんとに1回こっきりです
(プレイヤーが西園寺だったら戦闘毎に1回とかでバランス取るんだけどもね!)

ほんとに1回しか使えませんが、今【舞踊の心得】を使いますか?
YesかNoの選択多数決、多い方を採用

今はまだ使いたくない

すみませんでしたあああああ

>>390

っ「十神が悪い」

判定:9で進行、罪木さん終了のお知らせ



食堂の扉を開けると……


随分、ひどく荒れていた。
最初に来た時とは全く違う!
椅子も机もあっちこっちに飛んでいて、部屋中が汚くなっている。

その中にひとつ。
見覚えある黒い四角が落ちていた。


スリープ状態から起動する…


画面は、メッセージ入力画面だった。


To:九頭龍冬彦
From:罪木蜜柑
Message:
今寄宿舎に来るのは危険です、赤い髪の人おとk


………そこまでで終わっている。


九頭龍「つみ、き?」

食堂のどこにも、その罪木の姿はない。
床に、血痕のようなものが残っている……。
それを辿って行くと厨房の中に……


辺古山「坊ちゃん!こちらに来ては!」

オレよりも先に厨房の中を確認していたペコが、声を上げた。


………。

罪木が、罪木蜜柑が…

物言わぬ姿になって、厨房の隅っこに横たわっていた…。

腕には殴られたような跡がいくつも残っている…。
それに、腹には包丁が刺さっている…。

殺した側も相当取り乱していた事が窺い知れる。
そいつもきっと…疑心暗鬼になってたんだろう。

けど、なにもゲームの参加権を失った罪木を殺さなくたって…!

………ッ!!


九頭龍「……なんでアナウンスされなかったんだ」

辺古山「恐らく、ゲームから既に降りた罪木は参加者ではないから…でしょう」

九頭龍「じゃあなんで…参加者じゃねぇ罪木が…殺されてる」

辺古山「それは、………」

九頭龍「………クソが…ッ!」

葉隠「………」

西園寺「ひどい……」


………。



1赤い髪の男を探す(全員+1)
2>落ち着け
3罪木に手を合わせる
4ひとしきり泣く(辺古山、終里が-1)


>>400

4

………我慢出来なかった。
一体、なんで罪木が死ななきゃならねぇんだよ。

降伏したんだ。
怖いから、何をされるか分からないから、降伏してくれたんだ。
もちろん、参加者なら全員知っているはずだ。

なのに、なんで。


九頭龍「………すまねぇ…、罪木……すまねぇ……」

よろよろ、と冷たくなった罪木に近寄る。
その体に触れる。

もう動かない。
もう笑わない。
もう驚かない。

………罪木は、間違いなく、死んでいる。


九頭龍「罪木…!オレが…鈍感なばっかりに…!すまねぇ、すまねぇ…!」


涙が溢れていた。
そして、それは止まらなかった。
十神の死、小泉の死…それよりもはるかにオレの胸にぐさり突き刺さる死だった。


辺古山(…坊ちゃん…どうか、ご自身をお責めにならないでください…)

終里(オレがバトったら…ああやって死ぬヤツが出るのか…?それは…オレは…)


◆辺古山と終里の【ネガティブ値】が上がった!
◆辺古山のポジネガ値は±0、終里のポジネガ値は+1


…泣いているところを見せた。けれど、それを恥るつもりなどない。
罪木の事も悲しいけれど、オレ達は罪木の分も生きる義務がある…。


1場所移動
2電子生徒手帳
3食堂で一旦休憩
4会話をする

>>406

2

………。

オレ達は一度、厨房を出た。
荒れ果てた食堂の椅子に座り、各々物思いにふけっている……。
何を言えばいいのか、お互いに分からないと言うような顔をしている。

食堂の時計は、どうやってやったのか…何かが当たった跡があり、ガラスが割れて動かなくなっていた。
体感だと、もう何十時間もここにいる気がする。

オレは一旦、生徒手帳を取り出した。


☆電子生徒手帳メニュー
1マップ…学園のマップ確認、会った事がある生徒の履歴確認
2連絡…簡易電子メール的なの
3情報…参加者、技能確認
4おしらせ…システムメッセージ、全体へのおしらせ
5ペット…へんないきもの
6ヘルプ…ゲームの補足が書いてある


>>410

2石丸

……まさか石丸も何か、危ない目にあっているんじゃないか?

不安になったオレは、石丸へメッセージを送る事にした。


To:石丸清多夏
From:九頭龍冬彦
Message:
オレが降伏させたヤツが死んだ。テメーは無事か?3階は危ねえらしい、もしいるなら逃げろ。


石丸に何事もなけりゃいいんだが…。


西園寺「……他の人、無事なのかなぁ」

葉隠「正直、なんとも…」

辺古山「現状無事と言う言葉は嘘でしかないだろう…我々だって、な」


◆イベント判定、直下コンマ
40以下で誰かの死が
70以上で石丸が…
44・99だと十神の手帳に腐川のメッセージ
なんでも十神のせいにするのやめてください!(憤慨)

判定:76…えっ、えっ?



…メッセージが帰って来ない。
嫌な予感が、少しだけ、けれど、ほんのわずかに…


ビーッ!ビーッ!


その予感が当たらなければいいのに、と、
その時のオレは切に願ったのだ。
あんないい奴が、
あんな真面目そうな奴が…


◆場所:2階図書室


その先を、オレは見たくなくって。




◆石丸清多夏が 腐川冬子に 殺害されました





…は?

腐川…冬子…?


辺古山「………坊ちゃん!これは…!?」

九頭龍「ああ…腐川冬子…」


間違いない。
十神の手帳にメッセージを送ってきた女だ…!

でも、何で石丸が?

十神を殺したのはオレだ、と腐川には連絡を送ったはずなのだが。



◆現在の死亡者
十神白夜/小泉真昼/石丸清多夏
罪木蜜柑(参加権なしの状態で襲われた)



葉隠「いきなりどんどん人が…」

弐大「いかん、このままでは疑心暗鬼が広がって…!」

西園寺「なに?この学園で何が起きてるの!?」


◆追加でイベント判定、直下コンマ
30以下でまさかの兄弟が
80以上で食堂にフェンリル降臨
なお44・99は…

判定:36…よかった…兄弟無事やで
ごめ、チェックポイントは412あたり


九頭龍「ちっ、くそが…」

わけがわからない。
なんで石丸まで死ななきゃいけねぇんだ?
そもそも、腐川冬子…女だろう?
あんな強そうなヤツを一体どうやって殺したんだ…。

………。

ダメだ、考えろ…。
なんか考えてねぇと、脳みそが腐っちまう気がしてきた。


葉隠「山田とか言うのに、赤い髪の男っつったか?」

辺古山「それにこの腐川冬子…この辺りが今は危険だな」

西園寺「おねぇ…ぐすん…」

弐大「慌てたらいかんぞ。こういう時が危ないんじゃ」

終里「…つーか、その腐川ってやつはつえーのか…?」

九頭龍「………」


赤い髪の男…、罪木をあんな風にしやがった男らしい。
食堂を急襲したと言う事は、もしかしたらまだこの辺りにいるかもしれねぇのか?
………。
それに腐川冬子…、なんで十神に執着してたんだ…?
…謎が深まる。


1場所移動
2電子生徒手帳
3一旦全員で現状の整理する
4気を紛らわすために会話する…相手指定
5そのた

>>433

4葉隠に赤い髪の居場所占ってもらう

4把握
今日はここで寝るでちゅ、ごめんでちゅ、私の体力不足でちゅ
明日もやれたら朝からダラダラやるでちゅ
質問疑問あとこれおかしくね?とかあったら教えて欲しいでちゅー

ぶっちゃけ、こんなにいっぱい死ぬと思ってませんでした…特に真昼ちゃん好きな方、本当にごめんね
おやすみなさいおやすみなさい

お昼やけどだらだらと再開すんでー


現在の状況
◆食堂に滞在中
◆行動→葉隠に占いを依頼


☆九頭龍
持ち物:包帯/レイピア
技能:ーーー
仲間:辺古山/葉隠/終里/弐大/西園寺
罪木を降伏させた

辺古山(±0)
持ち物:竹刀
技能:武士の情け(一撃必殺で敵を殺さず気絶させる)
十神を殺害した

葉隠(±0)
持ち物:水晶玉
技能:運命開花(差分3の倍数で追撃)/インスピレーション占い

終里(+1)
持ち物:なし
技能:桃色筋肉(差分45以上の攻撃を一度だけ回避)

弐大(±0)
持ち物:ホイッスル
技能:ーーー

西園寺(??)
持ち物:なし
技能:舞踊の心得(一度だけコンマ判定をやり直す)

◆他参加者の状況

小泉真昼→山田に殺害された
場所は3階美術室
どうやら美術室に居座っているらしい
普通に入っても待ち伏せされている
山田の他にもうひとりいるらしい、ゴスゴスした女との事

石丸清多夏→腐川に殺害された
場所は2階図書室
腐川冬子は、以前十神の生徒手帳にメッセージを送っている
九頭龍は「十神は自分が殺した」と嘘のメッセージを返信した

罪木蜜柑→赤い髪の男に襲われた?
場所は食堂・および厨房
既に降伏し、ゲームの参加権を失った罪木は殺害にメリットがない
が、疑心暗鬼になったと思われる参加者に襲われた模様
なお参加者ではない罪木の死は通知されなかった


◆現在の目的
3階美術室へ行き、小泉の仇を討つ




◆さいかい

ちくしょう…オレがもっとなんでも気付ければ…。
もっと…強ければ…。

…だめだ、だめだ…!
そんな事ばっかり考えたって、どうしようもねぇんだ…。
分かってる、分かってるんだけど…。

…ここは一か八か。


九頭龍「…葉隠」

葉隠「ん?って、顔色悪いぞ、九頭龍っち…まぁ…仕方ねぇかもしれんけど…」

九頭龍「なぁ葉隠、赤い髪の男がどこにいるか…占ってくれ」

葉隠「ん?ああ、いいけど…」

辺古山「坊ちゃん、それをいかがするつもりですか?まさか…」

弐大「殺しに行く、とでも言うんかのう?」

九頭龍「………正直、わかんねぇ。でも、とにかくはっきりさせたい」

葉隠「んじゃ、ちょっと待ってろよ…むむむ!」

葉隠は目を閉じ瞑想を始めた。
…あれだな、こいつ、黙ってりゃそれなりに……いや、そんな事もないか。
極限状態でオレは何を考えてんだ。馬鹿か。


葉隠「………出たべ!」

◆占い判定
直下が校内ならどこでも、場所を指定
その占いが合っているかどうかはコンマで判断
コンマ末尾が3・6・9のいずれかなら成功

やべ、場所指定するの忘れてた…
ランドリーで

判定:直下が75なんで失敗…なんだけど、
場所指定の>>444のコンマが55って言う素敵なものを見たのでおまけしておきますね!
よく見たら直下11:35:35:75って綺麗だし!(適当)








しばしの静寂の後。


葉隠「………出たべ!赤い髪の男はランドリーにいる!」

九頭龍「当たるんだろうな」

葉隠「3割はな!」

西園寺「それってつまり、7割外れるんじゃん!能無しゲジゲジ!」

葉隠「」!?

弐大「これお前さん、ゲジゲジって…」

西園寺「早くおねぇの仇を討ってよ…ぐすん…」

九頭龍「………ちっ、とにかくランドリーに行くぞ」

辺古山「仰せのままに」


2度目のランドリー訪問。
しかも今度は、人がいると分かっていて足を踏み入れる。
怖い、なんてもんじゃない。
だが、行かないといけない。

なんで罪木が死んだのか、はっきりさせねぇといけねぇんだから。

がちゃ

◆ランドリー到着
◆チェックポイント


「ひっ!く、来るな…来るなよ、アホボケうんこタレぇぇっ!」


ランドリーの奥側に、両手で金属バットを握った赤髪の青年がいた。
目が血走っており、かなり錯乱しているのがうかがえる。
何事かわめき散らしながら、オレ達に警戒と殺意を放っている!


九頭龍「………テメーが罪木をやったのか?」


よく見るとその金属バットには、多少凹んだり傷が出来ている。
これで罪木を何度も殴ったのだろう。
何度も、何度も………。


赤髪「知らねぇよ!どうせオメーらも…オメーらも俺を殺す気なんだ…!なんだよ、何でだよ!俺が何したっつーの!?」

辺古山「慌てるな!」

赤髪「そうやって俺を騙す気なんだな!?」

弐大「……ふむう、話が通じないのう…あまり手荒な真似は好かんのじゃが」

終里「一発殴って話を聞かせりゃいいだろ?」

赤髪「やんのか!やんのか?!おい…やっぱり殺す気なのか!!」

九頭龍「………」

赤髪「あいつみたいに…俺を騙すんだろ…いい顔して仲間になるとか言って…」


どうする………?
相手はかなり取り乱している。このままじゃ埒があかねぇ……。

1問答無用で戦闘(全員+1)
2構えを解き説得(終里、西園寺に+1)
3自分が殴られに行く(辺古山+1)
4そのほか、可能なもの


>>449

>>448+なんで参加権のない罪木を殺したのか聞く

九頭龍「なぁ、一体今までに何があったんだよ!」

辺古山「我々はお前に敵意はない、ただ話を聞きたいだけなんだ」

赤髪「うるせぇ!そんな事言ったって無駄だぜ……騙されねぇからな!」

弐大「むう、頑固なやつじゃのう…」

九頭龍「……それと、なんで罪木を殺した」

赤髪「罪木…?」

九頭龍「ああ、食堂にいた…白衣着た女だ」

赤髪「…そ、そんなやつ」

九頭龍「罪木は既にゲームからリタイアしていた。殺すメリットがねぇんだ。なのに、なんでテメーは罪木を殺したんだって聞いてんだよ」

赤髪「………!?」


…?
赤髪が明らかに動揺している。
まさか罪木がゲームを降りた事を知らなかった…とか、言わねぇよな…?
オレの中のぐつぐつしたものが込み上げて来るのがわかる…。

………知らないとなると……話は変わってくる……。
電子生徒手帳の管理については特にルールがなかった…。
例えば、奪われたとか、落としたとか…そう言う事があるなら知らなくても仕方が無いのかもしれないが…。


赤髪「そ、そんな…あいつ、参加者じゃねーのかよ…」

終里「……おい、オメー…まさかよえーヤツを一方的に殴った…とか言わねーよなぁ?」

赤髪「あ、ああ…あ………」

終里「覚悟は出来てんだろうな?」


終里が赤髪を一発殴ってくれるらしい。

1終里にやらせる
2終里を止める
3自分が殴る
4赤髪の武器を奪いに行く

>>453

3

赤髪「俺は………なんて事……」

終里「とりあえず一発…」

九頭龍「待て、終里」

終里「?」


ばきぃっ!!


赤髪「っ」どさっ

九頭龍「………ほんとなら、テメーを殺してやりたい位だ!」

九頭龍「だけど……それじゃ意味がねぇ……」

辺古山「………坊ちゃん」

赤髪「………オメーら、あいつの知り合いなのか……」

九頭龍「みたいなもんだ」

赤髪「………」


………こいつが、罪木を……。

衣服はところどころボロボロになっていた。返り血らしきものも、少し付いている。
金属バットは、近くで見れば見るほどその傷跡がひどいものである事が分かる。


九頭龍「改めて聞かせろ。テメーに何があったのか」

赤髪「………ああ」


赤髪の男は観念したようにうなだれ、バットを離した。
ランドリーの床に力なく腰を下ろしたまま、彼は語り始める。

赤髪「……俺の名前は桑田怜恩…だと、思う」

弐大「だと思う、じゃと?」

赤髪「思い出せねーんだよ!……最初に配られた手帳っつったっけ?あれにそう書いてあったんで…そうだと思うけど…」

葉隠「自分の名前が思い出せねーって…記憶喪失なんか?」

赤髪「そうなのかも……」

桑田と名乗った男……それも不確かな情報だが、彼はここまでの経緯を話し始めた。


桑田「俺さ、4階?からゲームが始まったんだ…目ぇ覚めたら変なクマにそう言われて、手帳とバット渡されて……」

モノクマ『ん~?ちょっと間違えたかなァ~?』

桑田「………って言ってたけど何か分かんねぇから無視してたわけ。で、うろうろしてたら……俺の事知ってるって女の子と出会ったんだよ」

…桑田のテンションが少しだけ上がった。

桑田「その子は俺の事知ってるって言うし、怯えてたから一緒に音楽室に行ってよ……そしたら……突然その子に襲われて………」

九頭龍「女に襲われた……?」

桑田「ああ。そん時手帳落としちまうし、どこだか分からなくなるし、ストール巻いた男に襲われるし………」

桑田「わけわかんなくなって、とりあえず食堂行ったらまた人がいて…」

辺古山「それで疑心暗鬼になっていたお前は、ゲームを降りたとは知らず…罪木を」

桑田「………許されるとは思わねぇ。オメーらがそれで気が少しでも晴れるなら…俺を殺してくれ…もうさ、俺…こえーよ…」


………。
今までの話が嘘だとは思えない。
それに記憶喪失…オレ達にも、少なからずその予兆はあるはずだ。
…なんで桑田は、自分の名前が分からなくなる程まで記憶を消されてる?
……ますます謎が深まる。

しかし…こいつはどうしたもんか。

1仲間に加える(???+1)
2降伏を促す
3一思いにやってあげる(弐大、葉隠-1)
4さらに話を続ける


>>458

1

九頭龍「テメーのやった事は許されねぇ。が」

オレは大きく息を吸い込んだ。
………罪木、テメーなら、オレがこの後なんて言うか分かってくれると、思ってる。


九頭龍「このまま死んで終わりなんてのも許せねぇ。テメーは罪を償え」

桑田「………え?」

九頭龍「テメーはオレの盾になって働けっつってんだよボケが」

辺古山「坊ちゃん…」

葉隠「…オメーって……その、すげーな…」

弐大「罪を憎んで人を憎まず……慣用句としては存在するが、実行するんなら難しいのう」

周りから色々な声が上がっている。


西園寺「九頭龍おにぃってさ、そう言うところ甘いよねー。敵なんだからざくっとやっちゃえばいいじゃん!」

西園寺「……自分の大事な人を殺されたのに、なんでそう言う事出来るわけ…?」

終里「オレもそれにはちょっと賛成だぜ…九頭龍、ちょっとオメーは優しすぎんだよ」


◆西園寺と終里の【ポジティブ値】が上がりました
◆終里は+2、西園寺は???です

◆ポジ値ネガ値について
参加者の中には、ポジ値ネガ値がシークレットの人がいます。言動から傾向を読むしかありません…。


桑田「…ああ、わかった…」

素直に頷いた桑田は、もう暴れたりせずゆっくりと立ち上がる…。
まだその顔には怯えや困惑が見えるが、フォローを入れればなんとかなるだろう。


◆桑田怜恩が仲間になりました
◆現在の桑田のポジネガ値は+3

◆ランドリー
◆チェックポイント


弐大「しかし大所帯になったのう」


ふと弐大がそんな事を言い始めた。
確かにな。これだけの人数で移動するのは危険かもしれない。
だが、かと言って人数が減ってしまっては…襲撃された時に不利になる可能性がある。


辺古山「この人数で移動する事にはメリットもデメリットもある…」

桑田「ひとりで動くのはもうごめんだぜ」

九頭龍「もちろんだ。ひとりが一番あぶねぇのは…石丸の件でも分かったし」

…このあと桑田に、状況を説明したのでご安心ください…。

葉隠「んじゃどーすんだ?」

九頭龍「そうだな…」


1分散させる
2このままで移動する
3作戦会議をする
4ほか

>>464

2

九頭龍「別れて、守れないってのが一番怖い。オレ達は…このまま移動しよう」

終里「…分かった。オメーがそう言うんなら、それが一番なんじゃねーか?」

辺古山「そうですね。全員で力を合わせるべきかと思います」

西園寺「でも人殺しと一緒になんていられないよー、ぶーぶー」

桑田「………だろうな」


◆団体行動のメリット、デメリット
大人数での行動にはそれぞれ以下のメリット・デメリットがあります
メリット→戦闘で不利になりにくい、仲間を増やしやすいなど
デメリット→移動で見つかりやすい、ポジネガ値が変動しやすくなるなど
それぞれ状況に合わせて行動人数を調整しましょう


葉隠「よし、方針も決まった事だし…次はどうするべ?」

辺古山「なぜお前が仕切っている」


…音楽室、美術室に図書室か…。
最優先は美術室なんだろうけど…。

1場所移動
2電子生徒手帳
3一旦休憩
4会話する
5作戦会議する


>>468

5

ぶっちゃけると桑田っちの記憶はそこまで気にしてなかった、反省はしてない
強そうなやつは念入りに消してる、くらいのメタ的な思考で大丈夫です





九頭龍「ちょっと作戦会議をしよう」

桑田「作戦会議?」

弐大「それはいいかもしれんのう、人数も増えたんじゃ。方針が変わるのも仕方があるまい」

辺古山「そうだな。現状どうあるべきか、一度話し合おう」

九頭龍「………今危険なのは図書室と、美術室」

西園寺「早くおねぇの仇を討ちに行ってよ…!」

九頭龍「だが石丸の事を考えると図書室も気になる」

九頭龍「どっちに行くにしろ戦いは避けられねぇ…」

九頭龍「……」

葉隠「んー……参ったなぁ」



◆今後の作戦、安価
戦闘重視?説得重視?それとも……?
今回は自由に決めちゃってください
なおその内容如何では誰かのポジネガ値が変動します
>>478

全員殺して行く

………。
ダメだ、どうしようもない…。
自分の中からドロドロとした、恐ろしい感情が溢れ出てくるのが止められない…!


九頭龍「……殺すか、どっちも」

そうだ。
殺せばいいんだ。
危ないんならどっちも。
そもそも十神を殺した時から、オレ達はもうおかしくなってたんだ。

死に対する感情が薄くなるのを感じる…。


辺古山「坊ちゃん?」

九頭龍「いや、参加者全員殺せば…」

桑田「はっ?オメー、な、何言って…」

九頭龍「これはそう言うゲームなんだろ、これだけの人数が死んでるんだ…もう生ぬるい事は言ってられねぇだろう」

西園寺「だからっておにぃまで人殺しになってどうすんのさ!」

九頭龍「じゃあ他の参加者も言葉でなんとか出来る可能性があるっていうのか?」

葉隠「それはないかもしれんけど…、けど!さっきと言ってる事違いすぎんぞ!」

桑田「それってよぉ、俺の事も殺すって事だよなぁ…?!」

九頭龍「ボケが、テメーにはまだ罪を償うって仕事が残ってんだろ。せいぜい、オレの代わりに死ねや」

辺古山「坊ちゃんっ!!落ち着いてください!!」

九頭龍「オレは落ち着いてる!!」

弐大「よさんかい、九頭龍!お前さん、まだ動揺しとるんじゃあ!」

九頭龍「………」

九頭龍「なんならテメーから死ぬか?」

弐大「………九頭龍、お前さん…本気、なんか…」

九頭龍「………」

辺古山「坊ちゃん…何か考えあっての事なんですよね…?そうだと言ってください…!」

桑田「………っ!」


◆イベント判定、直下コンマ
40以下で桑田の先制攻撃だべ
60以上でさらなる訃報が届く
44・99でてーれってー

チェックポイントからやり直しでもいいのよ

安価↓
チェックポイントは今どこ?

>>486
現在のチェックポイントは
>>461
仲間を分散させるか、大所帯で移動するかの選択肢から
なのでちゅ
ただチェックポイントに戻るには一回エタる必要があるのでちゅ…

安価下に委ねるでちゅ

もうどれ選んでも桑田の先制攻撃なんで桑田さんがキレたら強いって描写いれておきますねー




九頭龍「そんなもんねぇよ」

桑田「………ふざ、ふざけんなよ…情けで俺を助けといて、参加者全員殺すって…」

終里「そうだぞ……罪木を見て流した涙はニセモンだったってのかよ!」

九頭龍「それは本当だ。だからこそ、オレはこのゲームを許さねぇし、参加者も許さねぇ」

九頭龍「石丸を殺した腐川も、小泉を殺ったっつー山田とゴスロリも許さねぇ」

九頭龍「テメーらもオレ自身も」

九頭龍「だから全員殺す」

桑田「だったら」


いつの間にか、桑田が金属バットを手に取り戻していた。
一部分がてらてらと、真っ赤に染まっている。
やっぱり、罪木を殺したのはこいつだったんだなと、ひとり思った。


桑田「テメーは勝手にひとりで死ね」

弐大「よさんかい、桑田ーーー」



ごしゃっ

葉隠「ーーーと言う夢だったのさ!」

九頭龍「夢なら仕方ねーな」

辺古山「葉隠、お前もごしゃっとされたいか?」

葉隠「いいえ、遠慮しときます!」

辺古山「そう言うな葉隠、私は本気だぞ」

葉隠「本気なんじゃねーかぁぁぁ!!」


◆リロード>>461
◆チェックポイントまで戻ります


弐大「それはそうと、九頭龍。この人数での移動はちと大変かと思うがのう」

九頭龍(この話さっきもしたと思うんだけどな、面倒だがそういう仕様だからこっからやれよテメーら)

辺古山(坊ちゃん……誰に説明しているのですか)

九頭龍(こいつ、直接脳内に……?!)

終里「九頭龍ー?」

桑田「なぁ、どうすんだよ?」


◆大人数行動をするかしないかの選択肢から再開です
1仲間を分散させる
2このまま大人数で行動する
3ランドリーを拠点にする
4そのほか
>>497

流れ無視は無効にしましょか?

安価下
明らかに流れ状況無視はスルーにしたほうがいいかと

それって安価スレの意味あるのか?
明らかすぎるのはあれだけどカオスなことになるのも安価スレの面白みだし

うーん安価無視は萎えるしやめて欲しいかな

>>500>>501と言う貴重なご意見感謝です
「あまりにも状況にそぐわない安価であれば流して上下、そうでなければ例え流れ無視でも続行」で行きます
1としても安価無視するとか流すとかはあまりしたくないですし、せっかく取ってもらった安価なのでちゃんと組み込みたいのでちゅ
なるべくゲームそのものが終わらないようにはして行きますのでお願いしますでちゅ
細かい事はまたエタったら考えましょう

いいね?

というわけで1進行だからね?いいね?



九頭龍「確かに人数が増えてきたな。ここいらで一回、分けるか」

九頭龍「…大人数で動けば誰かに見つかる可能性が増える。だからこそ、少人数での行動も必要になるだろう」

辺古山「私は何があっても九頭龍坊ちゃんと共に行きます」

九頭龍「………分かった。じゃあ残りは……」


◆現在の仲間
終里(+2)
持ち物:なし
技能:桃色筋肉(判定不利時に差分45以上の攻撃を一回だけ絶対回避)

葉隠(±0)
持ち物:水晶玉
技能:運命開花(有利時、差分が3の倍数で追撃)/インスピレーション占い

弐大(±0)
持ち物:ホイッスル
技能ーーー

西園寺(???)
持ち物:なし
技能:舞踊の心得(コンマ判定を一度だけやり直す)

桑田(+3)
持ち物:金属バット・硬球
技能:ーーー


◆誰を連れて行こう?
>>509

桑田

九頭龍「………桑田、テメーは一緒に来い。他のヤツは…弐大、任せてもいいか?」

弐大「お?難儀な事を言うのう!じゃが…お前さんの願い事ならなるべく叶えてやるとしようかの」

桑田「なんで俺を…」

九頭龍「言ったろ?テメーには罪木を殺したその罪を償ってもらうって。だからテメーは一緒に来い」

桑田「…ああ、分かった」

辺古山「それに、行動すれば何かを思い出せるかもしれない。そうだろう?」

葉隠「んじゃここで一旦お別れってことかいな」

九頭龍「そうなるな。ま、連絡先は持ってるだろ?何かあったらすぐ言えや」

………ついでに弐大達と連絡先を交換しておいた。


◆終里・葉隠・弐大・西園寺と別れる事になりました
◆今後は生徒手帳からメッセージのやり取りが可能です


辺古山「と言う訳ですが……」

桑田「つーか…これからどうするんだ?人数減ったのはいいけどよ」

九頭龍「そうだな」

1場所移動
2電子生徒手帳
3一旦休憩
4会話する
5作戦会議


>>514
今日下手したらここまでかも

1 図書室

図書室把握
再開今日夜

のろのろうだうだと再開3進行





九頭龍「………とりあえず……図書室へ行こう。何で石丸が死ななきゃならなかったのか……それに」

辺古山「腐川冬子が何者なのかはっきりさせる必要がある…と」

桑田「あー…なるほどな」

九頭龍「テメー実はなんも分かってねぇだろ」

桑田「………」

辺古山「ともかく移動しましょう」



◆移動中のイベント、選択
1桑田と会話イベント
2ぺこちゃんと会話イベント
3新たな犠牲者が
4ペットでちゅー!

>>525

3

3選ぶなんて絶望的ぃ!




ビーッ!

またか。
いい加減、この手帳から溢れ出すような警告音にも慣れ始めている自分がいた。
慣れちゃいけねぇんだろうな、と自分を戒めながらも、
その画面へと目を凝らす………。




◆場所:5階植物庭園
◆花村輝々が 戦刃むくろに 殺害されました

◆通知
◆これからある参加者にプレゼントを届けます!
◆楽しみですね!




文字だけだとこうも、随分と残酷なものだ。

とりあえず、まだ会っていない参加者達の小競り合いがあったらしい。場所は5階か…。
………。
そいつがオレ達のところに来ない可能性なんて微塵もない。
たとえ距離がいくら離れていようと、気は抜けない…。



ビーッ!
………矢継ぎ早にもうひとつ、通知。


◆場所:4階音楽室
◆舞園さやかが 霧切響子に 降伏しました



桑田「!」

音楽室、か……。

………。
霧切響子……。
結構序盤にひとり降伏させてたよな?
………。


桑田「なぁ、図書室後回しにして、音楽室行かね?」

辺古山「なぜそうなる。坊ちゃんの話を聞いていなかったのか?」

桑田「いや、けど…舞園って、最初に襲いかかってきたヤツだし…」

九頭龍「………しかし女が男に襲いかかるって…どんだけナメられてんだよ、テメーは」

桑田「う、うるせぇな!」


九頭龍「ま、テメーの言いたい事も分かるぜ。音楽室に行きゃ、こいつらと接触出来る可能性がある」

辺古山「しかし、現状一瞬足りとも無駄には出来ません。いかがいたしますか?」



1そうだな、音楽室に行こう
2いや、図書室に行こう
3その前に廊下に危険がないか確認しよう
4ほか


>>530

1

確かに桑田の意見にも一理ある。
……このまま図書室に無理やり行くよりも、どうやら相手を降伏させるのに長けているらしい霧切のところに行くのは間違いではないだろう。

九頭龍「そうだな。音楽室に行こう。戦闘を避けるためにも…話の分かるやつを味方に付けておきてぇしな」

桑田「おっ、話分かるじゃん!」

辺古山「…坊ちゃんがそう仰るなら、そうしましょう」


桑田(…あれ?九頭龍ってもしかしていいヤツなんじゃね?)


◆桑田の【ポジティブ値】が下がった
◆比較的友好的になっ、た?


九頭龍「だが気をつけるぜ…かなりの距離を移動する事になる」

辺古山「幸い人数も少ないですし、あまり見つからずに行けそうですが…」

九頭龍「そうである事を祈るしかねぇな」


◆校舎1階から4階音楽室まで移動します
◆判定残り3回


◆移動判定、直下コンマ
80以上で誰かに遭遇
それ以外はまったりと会話

◆判定:52…見つからない
◆1階→2階へ移動


廊下は静かだ。
いや、静かすぎるくらいだ。

学生がいるんだからもう少し賑やかでもいいくらいだと言うのに、
まるで廃校じゃねーか。


辺古山「しかし桑田、なぜお前は記憶を失ったのだ?」

桑田「そんなの分かってたら、今頃記憶取り戻す努力してるよ……」

九頭龍「金属バットは渡されたっつってたな?テメーのか?」

桑田「知らね。っつーか野球とか嫌いだし。」

九頭龍「………」

辺古山「坊ちゃんは野球の話なんてされていないが?」

桑田「は?金属バットの話振ってくるって事は野球の話だろ?」

九頭龍「テメー、もしかして」

桑田「あーもう!とにかく俺は野球とか嫌いなんだって!」

辺古山「黙れ桑田。敵に見つかったらどうする」

桑田「………理不尽じゃねーか…」

九頭龍「とりあえずテメーに野球が関係ありそうなのは分かった」

…桑田がなんか言ってたが無視した。


◆判定残り2回
◆移動判定、直下コンマ
75以上で誰かに見つかる
なお20以下でイベント

◆判定:87…誰かに出会った
◆2階→3階の廊下へ移動
◆チェックポイント


こつこつ、と階段を上がる。
確か、前に来た時は奥の通路で石丸に会ったんだったな。
その石丸も…今や図書室で絶命…。

オレ達に会うやつが次々と死んでる…なんて事はねーよな?

しかもここには美術室がある。
恐らくは罠を張って待っているであろう、小泉の仇がそこにいる。

それが分かると、途端に声を出すのが怖くなる。
逃げ出したい。
ここにはいたくない。

山田とゴスロリが、今はまだ引きこもっているからいい。
だが、もしもこれで、出て来たら?
オレ達も不意を突かれて刺されたら?


辺古山「……坊ちゃん…不安ですか」

ペコにばれた。
不安だよ、バカ。


そうして歩んできた長い、細い、そしてやけに暗い廊下。


電柱がなぜか何本も立ち並ぶ危険な美術室の手前で、オレ達はあいつに出会った。


1血に飢えた氷の覇王
2狼の刺青の女
3蛇のような面の男
4でっぷりと太ったツノ?のある男
5って西園寺?!

>>545
ふろいてくる

1

さくっと再開



「くくく……よもや、俺様の固有結界に紛れ込むとは……貴様らも運のない……」


不意を突かれた。
変な声が廊下に響き回る……。

あー、こんなのいたら山田も出て来ねえだろうな……。


辺古山「…くっ、誰だ!姿を現せ!」

「くくっ、活きのいい贄だ。俺様が食らってやろう!このーーー」


電柱の影から、人が現れた!


田中「制圧せし氷の覇王!田中眼蛇夢がな!フハハハハ!!」


辺古山「」
九頭龍「」
桑田「あ!さっきの!」


田中「ふん、牙を失いし百獣の王か…黄泉の使者より供物は賜ったか?」

桑田「はぁ?」

辺古山「………分からんが、とりあえずお前が記憶を取り戻したかどうかを聞いているようだな」

九頭龍「そうなのか?」

田中「くっ、よくぞ見破ったな辺古山!さすがだな…俺様の認めた魔剣士(マジックナイト)のうちの一人を務めるだけある!」

桑田「はぁ…心配してんのかなんなのか分かんねーけどよ、残念ながら俺はなーんも思い出せてねーっつーの」

田中「……随分と念入りな封印を施されているようだな。それも、貴様だけではなく…」

九頭龍「何が言いてぇんだ」

田中「くっ、しかし俺の魔力だけでは貴様らにかけられた魔術を全て解くに至らん…」

辺古山「敵意はないと言う事か?」


…えーと、その、こいつどうしよう?


1もう少し話してみる
2仲間になるように頼む
3とりあえず無視する
4美術室を警戒する


>>552

4

4進行



九頭龍「つーかうるせんだよテメーは」


こいつ……田中っつったか?がいかにやべーヤツでも、それが倒さない理由にはならない。
あんまりでけー声出して侮られて、美術室から不意打ち食らったらどうすんだよ!

……いや、むしろこいつと山田がグルって可能性だってある。
気は抜けねぇな…。
オレ達は美術室の様子を特に警戒した!


田中「貴様らはあの、魂が形どる神秘の部屋に用か?」

辺古山「違う。私達は、お前のせいで山田とやらがこちらに来ないかと警戒しているのだ」

田中「案ずるな。辺古山と九頭龍…貴様らふたりの魔力を全て開放すれば、洞窟に潜む悪魔ごとき余裕で征服出来るだろう」

桑田「つかさ、なんでオメーはこいつらの名前知ってんの?」

田中「………何……だと……?」

辺古山「お前が私を知っているのかもしれんが、私はお前と初対面のはずだ」

田中「やはり強固な封印が貴様らにも施されているのか…」


◆美術室の判定、やっときまさぁ
直下コンマ60以上で美術室から殺気が感じられるよ!行動指定はそのあとだよ!
20以下だとほんとに不意打ちされるよ!

◆判定:42…あれ?何もなかった


田中「あちらの部屋からは特になんの気配もしないな」

桑田「つー事はあれか?もしかしてやっぱ引きこもってんのか?」

辺古山「かもしれないし、あるいは何かを作っているとか」

田中「ガンダムか」

辺古山「多分違う」

田中「………」

九頭龍「…それはともかくだ。なんでテメーはオレ達を知ってやがる?」

田中「むしろ、俺様としては『なぜ貴様らは覚えていないのだ』と言わせてもらうところだが?」

九頭龍「………何?」

桑田「あー…わかんね。俺も九頭龍達も何か忘れてるっつーのかよ」

田中「貴様は何事も忘れすぎなのだ、百獣の王」

辺古山「レオン…ライオン、だからか」

桑田「こじつけてね?」

九頭龍「………ちっ」


美術室から出てくるつもりはなさそうだな、あいつら。
つまりここに長居しても、大した収穫はねぇって事だ。
そして、こいつが山田とグルじゃねーって事も分かった。


1移動を再開する
2田中を仲間…いや、仲魔にしてみる
3もうちょっと会話する
4情報交換
5ほか


>>560

2

九頭龍「なぁ田中」

田中「……王の風格を讃えるはやはりお前か、九頭龍よ」

九頭龍「………」


やりにくい相手だ。
…けど、オレの知らねー事を知ってそうだしな。
ここはこいつに頼み込んでみるか。


九頭龍「その王の風格に逆らうつもりとかねぇだろうな?」

田中「俺を従える事が出来るのは俺様のみよ!」

九頭龍「それで満足してんのか?ボケが」

辺古山「坊ちゃん」

九頭龍「………いいからテメー、オレ達と来いや。テメーには色々聞かねーとならねーんだからな」

田中「なっ…貴様と同じ覇道を行けと言うのか…この、俺様に!」

田中「………」

田中「………あ、ありがとう………」

九頭龍「」

桑田「おいおーい…キャラ、違いすぎんだろー……」




◆田中眼蛇夢が仲間になりました


田中には敵意はない。
と言うか、オレ達に好意しかないようだ。
言ってる事は分からんけど。

田中「ところで貴様はどこへ向かうつもりだったのだ」

九頭龍「ああ、4階の音楽室だ」

辺古山「……しかしこう、田中に聞きたい事がいくつもあると言うか…」

桑田「どうすんだ?音楽室の方は急がねーとどっか行っちまうかもしれねーぞ?」

辺古山「それに、先程の通知も気になるところだ」

田中「気を抜けば上階より、古の狼が舞い降りるであろう…九頭龍、迅速な対応が今の鍵だ」


田中に言われるのはなんだかとても癪だが、正論なんで言い返せねぇ。
…会話するよりも、音楽室に急ぐべきか?それとも………。


1移動を再開する
2電子生徒手帳
3会話をする
4作戦会議をする
5周りを見回す


>>566

2で連絡先交換

九頭龍「………あー、そうだ。田中、手帳貸せ」

田中「む?何をするつもりだ」

九頭龍「連絡先入れとくんだよ、テメーがどっか行ってもいいようにな」

辺古山「抜かりありませんね、坊ちゃん」

桑田「男と連絡先交換しても楽しくなくね?」

九頭龍「テメーちょっと黙ってろ」

桑田「」

田中「……ふ、ふん、俺様に言霊を投げかけるつもりか!そ、そのような事など、この制圧せし氷の覇王たる俺にするもの、今まで一人もいなかった!」

田中「その勇気買ってやる!さぁ、九頭龍よ、これが俺様と貴様を繋ぐ絆だ」


◆田中と連絡先を交換しました!
◆以降なにかあったらすぐに連絡が取れます


九頭龍「……よし、と。どうだ、テストで送ったメッセージ、届いたか?」

田中「しかと見届けたぞ」

桑田「で、なんでそれに保護かけてんだよ」

辺古山「本文にテスト、としか書いていないのにか?」

田中「………だ、だまらっしゃい!」



◆イベント判定
40以下で狼が再び誰かを襲う
70以上でついにオーガ降臨
それ以外は会話イベント

◆判定:61…会話イベント
ことごとく登場を逃す残姉、なおオーガはどのみちもうすぐ登場する模様




桑田「つーか、オメーって知り合いなの?」

田中「ああ。俺様と九頭龍、辺古山は同じ学年の生徒であった…それも、現世に存在するためのかりそめの姿でしかないが」

九頭龍「クラスメイトだったってのか」

田中「しかしなんらかのきっかけで、俺達は監禁され、強固な封印でもって記憶やその才能を封じられているようだ」

辺古山「記憶や…才能を?」

田中「何かに秀でた才能を、貴様らは持っているはずなのだ、が…」

九頭龍「思い出せてねぇと」

田中「ゆえに弱い者もいるだろうし、強い者もいる。なぜ俺様にその術が通用しなかったかと言うと、俺様が事前にこの肉体に仕込んでいた魔法陣が(ry」

桑田「才能を…封印されている、か」

辺古山「興味深い話だ」

九頭龍「桑田もそうかもしれねーなぁ。身体能力は高そうなのによ」

桑田「うるせーな!つかさ、田中テメー最初に会った時は襲いかかってきたじゃねーか!」

田中「貴様が俺様のこの漆黒のストールを苔にするからではないか!」

田中「これは田中キングダム…いでよ!破壊神暗黒四天王!」


田中のストールからハムスターが出てきた!

田中「ふはははは!これぞ究極の奥義!俺様自身を寝床として提供してやり、代わりにこやつらを俺は使役する」

田中「人呼んで田中キングダム」ちゅーっ!

九頭龍(だせぇ)

桑田「……俺もなんか忘れてんのかな」

辺古山「お前はやはり体育会系だろうな。バットを持っているんだから、やはり野球部………」

桑田「あんな練習ばっかりの競技のなにが楽しいんだよ!やっぱロックじゃね?」

九頭龍「チャラついてるな、桑田」


◆技能が判明しました!

◆田中…田中キングダム
戦闘判定に+5する。1戦闘につき4回まで


九頭龍「さて、と。遊んでる場合じゃねーな」

辺古山「あまり時間は食いませんでしたが、そろそろ移動しましょうか」

桑田「だな。霧切捕まえようぜ」

九頭龍「霧切が何か知ってる可能性は高いな。苗木……とかいうのも一緒にいる…のか?」

田中「降伏させた生徒は学内にはいるが、特に大きくルールに縛られる事はないようだ。つまり、やつにとってはかなり使い勝手のいい飛び道具!」


1移動再開
2電子生徒手帳
3さらに会話をする
4作戦会議
5あたりを警戒


>>577
あんまり進んでないけど今日ここまで、おやすみ

1

田中の技能は田中自身にのみ有効なの?
他のキャラ的に自身にのみっぽいけど四天王使役するんなら仲間の援護もできそうだと思って

なにはともかくおつ

>>578
田中「ふはははは!よくぞ見破った、人の子よ!俺様の田中キングダムは戦闘ならば常に使用可能!
そして1戦闘に4回までの制限があるが…1判定で4匹全員を使う事も出来るのだ!必殺を狙うのだな!」

だそうです
電子生徒手帳に記載しておきます



現在の状況
3階廊下から4階音楽室へ移動再開

☆九頭龍
持ち物:レイピア/包帯
技能:ーーー
仲間:辺古山/桑田/田中
連絡先:仲間+終里/葉隠/弐大/西園寺
特記:辺古山と2人1組
罪木を降伏させた

辺古山(±0)
持ち物:竹刀
技能:武士の情け(自分の判定採用時に一撃必殺せず気絶させる)
十神を殺害した

桑田(+2)
持ち物:金属バット/硬球
技能:ーーー
特記:記憶喪失。自分の名前も忘れていた

田中(±0)
持ち物:ひまわりの種
技能:田中キングダム(戦闘判定+5を4回まで)
特記:九頭龍と辺古山の事を知っている


◆他参加者の状況
花村が戦刃むくろに殺害された、場所は5階の植物庭園
舞園さやかが霧切響子に降伏した、場所は4階音楽室
とある参加者にGM(ゲームマスター)がプレゼントを届けた
美術室には山田とゴスロリ女(小泉を殺害)、図書室には腐川(石丸を殺害)がそれぞれ居座っている模様


◆りろーど

◆3階廊下から4階音楽室へ移動再開


九頭龍「………」

後ろの美術室を振り返る。
驚くほど静寂に包まれており、何が起きるか分からない…。

本当にここに人がいるのか?
少し不安になるくらいだ。
だが、可能性が今だゼロではない限り、美術室に触るのはやめといた方がいいだろう。


辺古山「行きますよ、坊ちゃん。…霧切がまだ上にいればいいのですが」

桑田「でもマップみた感じだと、階段ってひとつしかなくね?」

田中「バカめが!転移魔法を使われたら終いだろう!」

辺古山「………エレベーターがあれば、という話か?」

九頭龍「そこらへんはバリアフリーではなさそうだな」


この学園は、そういうハンディ抱えた人間が来たらどうするつもりだったのか分からないくらい入り組んでおり、
また移動も階段のみととても不便だった。
オレはよくドンパチやるんで、怪我してたら階段上がれねーじゃねーか………。

………ん?


◆移動判定、直下コンマ
80以上で誰かに見つかる
それ以外は手帳イベント

判定:90…見つかった!?


◆4階へ到着
◆移動判定終了


オレ達はまた4階にやってきた。
相変わらず廊下は狭い。
奥に見える情報処理室も相変わらずだ。

以前と違う事があるとすればーーー

九頭龍「」!


オレ達の移動を阻むように、そこに誰かがいた事だった。


1童顔の小柄な少年
2震える可愛らしい少女
3恰幅のいい白いスーツの男性
4美しい金髪の外人


>>585

2

プレイヤーさんいたらちょびっとだけ再開しまちゅ

(ステルス兵も大歓迎)
2進行




そこには、可愛らしい少女がいた。
ふわっとしたスカートがとても似合う。
そして怯えるような表情でこちらを見つめているが……


「あ…桑田君!よかったぁ…知ってる人がいて安心したよぉ」


桑田「アポ?」

辺古山「お前、思い出せないのか」

桑田「………ぜんっっぜん」

「え?僕の事、忘れたの………?」

桑田「え?いや、その」

辺古山「こ、これにはわけがあるのだ!」

田中「まだ慌てるような時間ではない!」


少女の顔はみるみるうちに泣きそうなほど歪んだ。
桑田も辺古山も、なぜか田中までもがそれを見て慌てている。


九頭龍「あー…その、桑田は訳ありでな。記憶喪失なんだ」

少女「え…?そう、なの?」

桑田「自分の名前も忘れてたくらいだぜ」

少女「そっか…でも、この状況なら、何が起きててもおかしくないよね…」


意味深そうに呟く少女。
…どうにも怪しい。


九頭龍「あー…なぁ、オメー」


1なんでここにいるんだ?
2桑田とはどんな関係?
3何か知ってるのか?
4今まで何してたんだ?


>>595

3進行



九頭龍「何か知ってるのか」

少女「…あ、うん…その、断片的に…なんだけどね」

桑田「ん、そりゃどう言う事だよ」

少女「実は、僕……ずっと怖くて情報処理室にいたんだけど」

辺古山「あの目の前の…か?」

少女「うん…そこでね、色々と調べて見たんだ。今の状況とか、このゲームの事……」

九頭龍「どうやってだ?この状況、どう考えてもパソコンなんて…」

少女「ハッキングしたよぉ」

田中「なんと…貴様、あの電子の箱を使役する技を持つのか…恐ろしい子…!」

少女「で、色々調べてたら、すぐそばに霧切さんと舞園さんがいるのが分かったから、会いに行こうと思って……」

九頭龍「そこでオレ達の階段を上がる足音が聞こえたってわけだ」

田中「身の竦む思いを味わったと言うのだな…」

少女「……でも、君達に現状を話すより前に…霧切さんに会いに行くのがいいのかな?」

辺古山「どうだろうな。幸い、この様子ならまだ霧切達には間に合うだろうし」


1先に音楽室
2いいや、情報処理室
3そのほか

>>599
あと>>600の言う事は可能な範囲で実行

3連絡先の交換と仲間になってもらえないか

1

599と600を実行



九頭龍「そうだな。まずは音楽室だ。…テメー、名前は?」

少女「あ、不二咲千尋…です」

九頭龍「よし、不二咲。オレは九頭龍冬彦…こっちは辺古山ペコだ」

辺古山「よろしく頼む」

九頭龍「で、こっちg田中「我が制圧せし氷の覇王!田中眼蛇夢!」

不二咲「」

桑田「おい田中テメー、不二咲軽く引いてるじゃねーか」

九頭龍「………とにかく。テメー、ひとりじゃあぶねーだろ?オレ達と来ないか?」

不二咲「え?いいの…?」

辺古山「拒む理由がないからな」

不二咲「やった…ひとりで怖かったんだぁ。ありがとう!」


◆不二咲が仲間になりました
◆連絡先を交換しました


桑田「………さて、さっさと行きますか」

九頭龍「ああ、霧切には会わねーといけねー気がするんだ」


まだ霧切は中にいるはずだ。
オレ達は意を決して、音楽室の扉を開けた!


◆判定、直下コンマ
70以下でまだいる、71以上だと別の人がいる
なお44・99だと

判定:82…嘘だろ…?でも44じゃなくてよかった


オレ達は意を決して、音楽室の扉を開けた!


………?


「一足遅かったな、もうここには誰もいない」


………異様に腕と舌の長い、蛇のような面構えの男がそこに立っている……。
全く殺気がないのに、分かる…こいつは強い、普通に当たってもまず勝ち目がない!
オレ達の方に、ゆらっ…とゆらめいて視線をこちらにやってくる…。


九頭龍「テメーが霧切……なわけねーよな、霧切は女だったはずだから」

男「ああ、違う。霧切達は、既に何処かに行ったようだ」

不二咲「……そっか、外に出ようかどうしようか迷ってる間に……」

桑田「つかテメー誰だよ?」

男「名乗るような人間じゃあない、ここには俺の守るべきものがないからな」

九頭龍「どう言う意味だ?」

男「俺はここにいる意味がないと言っている。なのにも関わらずこんな場所に放り込まれている…面倒だ」

辺古山「………」


どうやら戦闘する気は本人にはないようだが、同時にゲームにも嫌悪感があるようだ。


1とりあえずおはなし
2無視して情報処理室
3ついて来るか聞いてみる
4ほか


>>612

1 これは斑井だな

九頭龍「じゃあオメーはこのゲームに参加する気はほぼないっつー事か?」

男「まぁ、そう解釈してもらっても構わない。俺が人を殺したところで、それは守る事でもなんでもないからな」

辺古山「守る事に随分と執着するのだな?」

男「……俺にはかつて、守らなければならない人が、ものがあった。それを守れなかった事を、今でも後悔している」

男「【超高校級のボディーガード】などと大層な名前をもらっておいてこのざまだ。誰が許しても俺自身が許さない」

桑田「超高校級……」

男「知らないなら知らないで構わない。俺はこのゲームで積極的に動く気はない、とだけ言おう」


男は今の今まで、そしてそのあとも、能面のように表情を変えない…。
だが、守れなかった、と語ったその瞬間だけは、どこか苦しそうに顔を歪めていた。


男「とにかく、行け。ここにはもう何もない、が…俺にはまだやる事がある」

九頭龍「オレ達と一緒に来ないか?」

男「面白い誘いだが、遠慮しよう。俺は俺のために、このゲームを終幕させる方法を探す」


どうやらこいつは、ゲームをさっさと終わらせる方法を探しているようだ。
仲間になる気配もないし、ひとりで行動を続けるようだな。
さてと……どうしたもんか……。


1霧切を探しに
2とりあえず情報処理室へ
3あと少しおしゃべり
4そのほか


>>617

せめて連絡先の交換だけでも

九頭龍「せめて連絡先の交換だけでもしないか?」

男「なるほど、互いに有益な情報を交換し合うと言う事か」

九頭龍「………いいだろ?」

辺古山「坊ちゃん、しかし」

男「………」


男はしばらく何事か考えた後………


男「………いいだろう。互いに、このゲームをなるべく穏便に終わらせる方法を探ろう」

九頭龍「礼を言うぜ。オレは九頭龍冬彦…テメーは?」

男「本当に名乗るほどでもない、が…名がある方が分かりやすいなら」

男「俺の事は斑井…斑井一式と、そう呼んでくれ」


◆斑井一式と連絡先の交換をしました
◆今後は互いに情報を交換出来ます


桑田「っかー、しかし…なんの収穫もなしか。参ったな…」

辺古山「そうだな、このままだと何も…」


ビーッ!ビーッ!!

九頭龍「あ?なんだっつーんだよ」


電子生徒手帳がいきなり鳴り始めた。
果たして吉報か、それとも…




◆場所:1階保健室

◆左右田和一が ソニア・ネヴァーマインドに 降伏しました




斑井「死者が出た、と言う訳ではなさそうだな」

田中「………雌猫め、色気を使い…あの小物をたぶらかしたか」

不二咲「うーん…とにかく、これからって………どうしようか?」


1情報処理室へ
2霧切を探しに
3保健室へ行ってみる
4ほか


>>622

4 別れたメンバーと連絡を取ってみる

九頭龍「………そうだ、あいつらは何してるんだろうな?」


ふと、離れた仲間の事が気になって連絡をしてみる事にした……。


To:終里赤音 etc.(他3件)
From:九頭龍冬彦
Message:
オレ達は今4階に来た。仲間も増やしたぜ?
そっちはどうだ、はぐれたりしてねーか?


もしもバラバラになってたら困るんで、あいつら4人全員に連絡を入れてみる事にした。

…さて、返事はすぐに来るだろうか……?


斑井「お前達は仲間が多いのか?」

辺古山「……の、つもりだ。全員でなるべく戦闘せずにこの局面を終えたいのだが」

桑田「けど、どうやっても避けられない戦いってのもあるんだろうな…」



◆判定、直下コンマ
30以下でなんかヤバげな返事が
80以上だと仲間の訃報が
それ以外は現状が送られて来る

判定:69…ロックかぁ、男女で行うと楽しいよね!(神代)



返事は思いのほか、早く届いた。

九頭龍「………なにしてんだ、あいつら」



From:西園寺日寄子
Message:
みんな一緒だよー!
これから弐大おにぃが命令して、小泉おねぇの敵討ちに行くんだ
もちろんあのボンレスハムは殺したりしないし無理しないから!


From:終里赤音
Message:
おう みんないっしょにいる
これから美術室だ ぜってーかつ


From:葉隠康比呂
Message:
弐大っちがメール打てねーらしい。あとで練習させとく!すまん!
とりあえず俺らで美術室に行くぞ
あ、全員にメールしたろ、九頭龍っち!みんな返事書いてたぞ!


………どうやら、西園寺の目的達成に動いているようだ。
そのあと遅れて弐大からもメッセージが届いた。



From:弐大猫丸
Message:
てすと


………おい、弐大………!



不二咲「なんにしても、まだ無事…みたいだね」


このあとどうしよう?
1場所移動
2休息
3会話する
4情報処理室へ
5ほか


>>632

九頭龍「とりあえず、オレ達は情報処理室に行くとするか」

辺古山「そうですね」

田中「くっ…鎮まれ、我が右手……!」

不二咲「………ええと、こっちだよぉ」


不二咲と一緒に、音楽室を出る。
斑井が、一言じゃあな、と短く挨拶して、オレ達は別れた。


九頭龍「でー…こっからが本題なんだ、不二咲」

桑田「そうそう、なんか調べてたっつったじゃん?あれって何なんだよ」

不二咲「うん、情報処理室に着いてから説明するねぇ」


最初に会った時より随分と落ち着いたらしい。
柔和な笑みを浮かべながらも、不二咲は力強く頷いてオレ達を情報処理室へといざなう。
そして、オレ達もそんな不二咲へとついて行く。

だって罠なはずがないのだ。

こんな、子が。

◆情報処理室
◆チェックポイント


そうして辿り着いた情報処理室は、無造作にパソコンがいくつも置かれていた。


不二咲「このパソコンは…まるで僕にハッキングしてくれと言わんばかりの状態でね……」

早速やばいセリフが聞こえた気がするが、うん、気にしない事にしよう……。


不二咲「どうやら僕達は、ある人物にそれぞれ記憶と才能を消されて…この希望ヶ峰学園で殺し合いさせられてるみたいなんだ」

九頭龍「ある人物?」

不二咲「それが誰なのかは…ごめんねぇ、分からなかったよ…ごめんねぇ…」

辺古山「それが分かれば苦労しないものを、な」

桑田「ほんとな、俺の記憶消したの誰だっつーの!」

不二咲「……その代わりわかった事もいくつかあるんだ」

田中「ふむ、では聞かせてもらおうか?貴様の探し当てたアカシック・レコードをな!」

九頭龍「不二咲…」


1桑田の事は分からないのか?
2ゲームを穏便に終わらせる方法は?
3なぜ希望ヶ峰学園で殺人が?
4そのほか


>>636

2進行


九頭龍「ゲームを…」


不二咲「?」

辺古山「坊ちゃん?」

九頭龍「…このゲームを、穏便に終わらせる方法はねぇのか?これ以上、誰が死んだ、殺したなんて…もう見てられねぇよ…」

桑田「九頭龍、オメー」

九頭龍「…」

田中「貴様も記憶が抜ければ、ただの犬に成り下がるのだな…九頭龍」

九頭龍「…ちっ」

不二咲「うーん…そうだね…このゲームを穏便に終わらせる方法か…」


そう言うと不二咲は、パソコンに向き直った。
そして凄まじい勢いで何かを打ち込んで行く…。
指の速さが尋常ではない。オレの目じゃ追えないぞ!
…ハッキング、と言いこのタイピングと言い…。
こいつは一体…?

やがて、不二咲が口を開いた。


不二咲「うん、穏便にゲームを終わらせる方法は>>640

ウサミを見つける

宇佐美さん把握でちゅ
早いけど今日もここまででちゅ
明日からはウサミ発見伝がスタートします
ご期待ください
また明日も多分今日と同じ位の時間から、なんかあればお願いします、雑談好きです
おやすみなさい、おやすみなさい

おちゅでちゅ
安価次第ではシリアルになる可能性もあるんでちゅか?

てんてろりーん
再開するでちゅー!オーディエンスは集まってまちゅかー?


>>643
>安価次第ではシリアルになる可能性もあるんでちゅか?

そうでちゅ!

ここまでのあらすじ
があるとでも思っているのか





不二咲「とにかく、このゲームを穏便に終わらせる方法は、ウサミを見つける事だよ」

…はぁ?

九頭龍「ウサミ?」

不二咲「ちょっと待ってて…ほら、これ」


不二咲が再びカタカタとキーボードを叩くと、数秒後にはそれの写真が出てきた。
羽の生えたウサギ、と言うのが一番早い。
しかし手には怪しげなステッキを持っており、何というかその………


桑田「魔法少女っぽい」

辺古山「プリキュアじゃないのか」

プリキュア?後日談?知らないですねぇ…

それはともかく、この殺し合いゲームを終わらせる方法が、ウサギを見つける事って…。


不二咲「どうやらこのウサミには、ゲームを操っている人物を倒す力があるみたいなんだ」

桑田「嘘くせぇなおい」

九頭龍「………」



1それでも可能性があるなら探そう
2どうやったら見つかるんだ?
3捕まえたらウサギ鍋だな
4ほか


>>655

2

4 プリキュア後日談はよ

1と2は可能?なしなら↓

>>654
明日時間あれば……ね……




1と2


九頭龍「………それでも、可能性があるっつーなら探そう。そいつに、賭けてみよう」

辺古山「かなり分が悪い賭けですが?」

九頭龍「でも、負けられねぇだろ」

桑田「おいおいおい…、オメーら頭イかれちまったのか…?」

田中「否。奴らはもう一人の自分を認め成長したのだ…この戦いに勝つための仮面を付けて、な」

九頭龍「で、それはいい。どうやったら見つけられる?」

不二咲「うぅーん…そうだなぁ…」

辺古山「参加者達に聞ければいいのだがな」

桑田「……ああもう、そんなら歩き回って探すしかねーだろ!」

田中「ヴァカめが!それではいつまで経っても終わらんわ!ならば俺様の魔術にて虜にしてやる!」

不二咲「そう、だね……もう少し時間があれば、構内の監視カメラの映像をハッキング出来る、かも…」

辺古山「なるほど」



◆お待ちかねのイベント判定、直下コンマ
奇数で残姉が…
偶数でオーガが…
なお44・99は…

判定:21…残姉イベント!しかし!



カタカタと規則的に不二咲の指がキーボードを叩く。
と、
ざざっ、とパソコンの画面がゆらいだ。

不二咲「…うん、映像…出るよ」


ぱっ、と映ったのは、まるで南国のような陽気な場所だ。
なんか馬鹿でかい花が咲いていて、そのすぐそばに高いコック帽を被った男が赤く染まって倒れている。
そばにはニワトリ小屋があるようだ。
そしてそこにひとり、女が立っている。全身が黒く、両手に機関銃を持っていた。


不二咲「ここは…5階の植物庭園!」

辺古山「ではあれは花村…と言うやつか」

桑田「んじゃ、あっちが戦刃?」

九頭龍「なんだあいつ…」


殺気が、すさまじい。


田中「時に不二咲、電子回路を通じ言霊をこちらに連れて来る事は可能か?」

不二咲「音声も、って事?うん、出来ない事は…」


と、何かを言いかけた不二咲が、


不二咲「…あ」


止まった。


九頭龍「………不二咲?」

辺古山「坊ちゃん!誰かが植物庭園に!」

九頭龍「何ぃ?!」

そこには、なんか………アホ毛の立ってる男がいる。
そばには手袋をはめた紫色の女と……


桑田「舞園、さやか」

辺古山「…やはり」

田中「つまり奴らは、降伏してもなお傍に立ち続けていると言うのか…黄金の精神で!」

不二咲「苗木君…霧切さん、舞園さん…みんな無事だったんだねぇ」


苗木『戦刃さん!』

戦刃『………誰?なぜ私を知っているの?』

不二咲が安堵の表情を浮かべてるが…画面の中の戦刃は銃器を来客に向けている!

霧切『ふぅ…やはりそうなのね。私達と同じ…戦刃さん、と言ったかしら』

舞園『何も思い出さないんですね…』

苗木『そんな………なんで………』

戦刃『思い出さないとか…さ…でも………』

苗木『……っ!…………!』


桑田「ん?画面乱れてね?」


パソコンの画面が、いきなり暗くなって、

モノクマ『こらー!』

画面にモノクマが現れた!


九頭龍「」

モノクマ『他人の覗き見なんていけません!君達はやってやって殺りまくるのが義務なんです!』

モノクマ『不二咲クン?パソコンを使ってもいいよって置いておいたからって調子にのったらダメだよ!』

モノクマ『激おこだよ!プンプンだよ!』

九頭龍「なんか足りねぇぞ」

モノクマ『それはさておき』

九頭龍「おい!」

モノクマ『このまま戦刃さんをほっといていいの?もしかしたら、苗木クンたち死んじゃうよ?』

モノクマ『それにさぁ、美術室?あれも大丈夫?西園寺さん殺されてない?』

モノクマ『あとね、体育館にもしかしたら強敵がいるかもしれないね。あ、ウサミの場所?体育館とかプールじゃない?』

辺古山「………」

モノクマ『とにかくさっさと動いてください、いいですね!』


ぷちん
パソコンが勝手にシャットダウンした。


不二咲「……そんな、全部モノクマの思い通りだった……って事?」

桑田「それよりよぉ、あいつなんか気になる事言ってなかったか?」

九頭龍「………」


苗木、と呼ばれたやつは記憶が消されてないようだ…恐らく、あの感じからしてあいつは自分から霧切に降伏したんだろう。
だからって戦刃に殺されないとは限らない。

それに確かに…美術室に行った弐大達も気にはなる。特に西園寺が倒される可能性は…なきにしもあらずだ。

…ウサミの居場所を、モノクマは知ってるらしい…だが、さっきのは明らかに罠…だよな?


1植物庭園へ
2美術室へ
3プールへ
4体育館へ
5ほか

>>665
あと>>666の言う事は可能な範囲で実行

3

1→3ルート
葉隠無双?そんなの他の生徒に悪いべ?って葉隠が



九頭龍「植物庭園は上だったな?…急ぐぜ、苗木達があぶねぇ」

辺古山「仰せのままに」

桑田「………あー、もう!アホアホアホ!やるっきゃねーんだな!?」

田中「ついに俺様の力を解放する時が来たか…」

不二咲「苗木君…無事でいてね…」

九頭龍「行くぞ」


短く言葉にして、すぐに情報処理室を出た。

オレ達は、階段を駆け上がる。
誰かに見つかるなんて気にしていられなかった。
急がなければ、救えるはずの命が消えてしまうかもしれない。

不二咲の祈りが通じていてほしい。

オレ達はなんとか走って、息も絶え絶えで植物庭園までたどり着く。


九頭龍「………苗木!」


まだ会った事も無いその生徒の名を呼んで。


◆苗木っち判定、直下コンマ
30以下で戦刃が降伏してるシーン
44・99で苗木っちが撃たれるシーン
それ以外は戦闘やで

判定:60



苗木「!?」

戦刃「………また、増えた。盾子ちゃんからは、とにかく減らせって言われてるのに」

ガチャンッ!
無機質な金属音が響く…。

苗木「キミ達は?なんでボクの…あ、桑田クン、不二咲さん!」

桑田「…ええと、オメーも俺の知り合い?」

舞園「あ……そ、の…」

霧切「後悔しても仕方ないわ、舞園さん。それに…」

戦刃「話なんてしてる場合じゃないと思うんだけどな。」


植物庭園の奥には、まだ逝きたての死体が転がっている。
それを背にするように戦刃。
相対するように苗木達。
そして、入り口付近にオレ達。

戦刃「………私は、軍人。傭兵…戦刃むくろ。あなた達素人になんて、負けない!」


明らかな殺意を感じる!


◆戦闘を開始します

戦刃「とにかくまずは…減らす!」

戦刃はマシンガンをオレ達に向けている!


霧切「………くっ、無闇に動いてもダメね…ねぇ、そこのあなた達。協力しない?」

九頭龍「初めからそのつもりだったんだよ!」

辺古山「しかし相手はマシンガン…あまり無理は禁物です、坊ちゃん」



◆九頭龍、辺古山の戦闘指示
1攻撃
2移動
3フェイント
↓1が九頭龍、↓2が辺古山への指示。各レスのコンマで判定する
↓3のコンマ+10が戦刃の判定レス

◆田中の技能『田中キングダム』を使う場合はレスに『田中キングダム』と記入。また力添えするハムスターの数を選択。最大4匹

九頭龍:80、辺古山:64…九頭龍のコンマ採用
戦刃:78+10
差分-8…攻撃当たらず




九頭龍「ちっ、ペコ!」

辺古山「はっ」


ペコの見切りは早い。
故にオレはあえて、ペコを正面から突っ込ませる。


戦刃「正面?!でも!」がちゃ

辺古山「銃?だが当たらなければどうと言う事はない!」


だだだだだだっ!

銃弾が一気に地面をえぐった!
ペコの足元の芝生が中空を舞う。
だが一発も当たらない。

そもそもマシンガンは、数打てば当たる理論の武器だ。
なによりペコもずっと眼前にいるわけではない、相手の真ん前から少しずつズレている。


戦刃「小癪な!」

苗木「戦刃さん…もうやめてよ!」

戦刃「………うっとおしい、まずあなたから仕留める……っ!」

舞園「苗木君!」


その間にオレは、戦刃の背後へと回った…っ!


◆九頭龍、辺古山の戦闘指示
1攻撃
2援護
3苗木をかばう
4ほか

↓1が九頭龍、↓2が辺古山、↓3が戦刃のレス

九頭龍:71、辺古山:22クリティカル
戦刃:74
…戦闘はまだ終わらない



戦刃「邪魔…私はあなたを知らない!」

苗木「そんな……」

九頭龍「っ!あぶねぇ!」

ばっ

戦刃「!?」


オレは苗木に銃を撃たせないよう、背後から突然戦刃の眼前に飛び出した!
射的が急に何かに遮られて驚く戦刃…しかししっかりと銃を握って離さない!


戦刃「ちっ!」

グリップ部分でオレの背中を殴ってくる…かわせない、それにそこまで痛くもない。少し息は詰まった、が


辺古山「隙ありぃ!」

戦刃「なっ…!」

ぱしぃん!


ペコの竹刀が戦刃を捉えた。
足元を狙って放たれた素振りは、綺麗に戦刃の足を直撃する。

前回のようにうまくはいかないらしい、足の骨はやっぱり頑丈だ……折れたりはしないだろう。


戦刃「あまり………バカにしないで!」


戦刃が激昂している!


1攻撃
2援護
3フェイント
4ほか

↓1が九頭龍、↓2が辺古山、↓3が戦刃
もしコンマが拮抗してもそろそろ決着、かも

九頭龍:48、辺古山:84…辺古山を採用
戦刃:34
差分:50…辺古山の技能『武士の情け』発動
◆自分のコンマが採用された時、一撃必殺せずに相手を気絶させる



九頭龍「誰がバカに…するかよっ!」


間違いなくこいつは強い。
オレもペコも、そう感じていた。

多少ダーティな手段を使わないとならないくらいには。

普通の戦闘なんてやっていられない。
それはもしかして、戦場でも同じなのかもしれないなとひとりごちた。

オレは、弾かれるように前方に飛び出したが、すぐさま反転した。
戦刃に襲いかかるためだ。


戦刃「だから、そんな単調な攻撃で---」

九頭龍「ああ、これだと確かに単調だ。が」


距離を詰め、殴る。
………と見せかけて、上着を勢い良く脱ぎ、戦刃へ覆い被せるように投げた!


戦刃「ブラインド!?でも!」


ババババババッ!!
あっと言う間に上着は蜂の巣にされてしまう。
はらり、と木の葉のごとく生地が破けて地面に落ちる。


じゃりっ。


その銃撃音で、戦刃は気づく事が出来なかった。

辺古山「………残念だな、こちらだ」

戦刃「……っ!」


ペコの有効範囲内に、自分がいるのを戦刃は知らなかった。

戦刃の戦闘技術は『殺すため』のものだ。

だけど、ペコは違う。
ペコのは『倒すため』のものだ。
だからオレのヒットマンなんて似合わねぇから、無理しなくていいのに。

そばにいれば、それだけでいいのに。


戦刃「しまっ」

辺古山「遅い!」


………ペコの繰り出したのは、突きだった。

剣道の突きは、あれはほら、あんな硬い防具を付けてるからなんとでもなってるんだ。
戦刃は防弾チョッキみたいなのを着ていたが明らかに薄い。

その中間、腹の真ん中あたり、即ち

鳩尾。


そこに、渾身の突きが入った。


戦刃「………!!」


どさっ


そして戦刃は、動かなくなった。


◆戦闘を終了します

九頭龍「………やりすぎだ、ペコ」

辺古山「失礼いたしました」

桑田「うわ………」

霧切「状況が状況、仕方が無いにしても…ためらいがないわね?」

辺古山「……坊ちゃんのためなら、命くらい投げ出す覚悟は出来ている」

ペコの冷たい視線が地面に刺さった。
そして戦刃は、銃器を取り上げられていた。
腕はあの包帯で巻いておく。これで暴れるのも無理だろう


苗木「それで、ええと……なんでそっちのふたりはボクの事を?」


戦闘が終わると、苗木が神妙な顔で聞いてくる。
オレたちを疑っている、というわけでもなさそうだ。


1素直に話す
2とりあえず連絡先を
3ごまかす
4情報交換をする
5ほか


>>703
今日ここまで、ねます。魔法石はたまりました、おやすみなさい

>>652で複数選択が桶だったのは話の流れ上繋がったので、その代わりモノクマさんにキレてもらいました
>>599>>600は自分で設けたルールなので複数選択になりました


というわけで
○選択肢を複数選択するのは不可能
の俺ルールを発動します

大変に申し訳ないが>>701の選択安価からやりなおし
安価は>>709

1

1進行



ボロボロになった上着を拾う。…あー、こりゃもう着れないな。

九頭龍「不二咲は何でか知らねぇが、記憶がなくなっていないらしい」

苗木に振り向いてから、単刀直入でいて、簡潔に伝える。
その言葉で全てを察する事が出来ると、先ほどまでのリアクションから想定していた。


苗木「え?じゃあ不二咲さんがボク達の事を説明してくれたの?」

不二咲「うん、僕もひとりで行動する勇気がなかったから…」

桑田「つーか、なんでオメーらは覚えてて、俺は自分の名前すら思い出せねーんだよ」

霧切「それに対してはひとつ、仮説が立つわ…きっとあなたの才能は、有効活用すれば優位に立てるものだからだったのよ」

辺古山「………仮説の意味がよく理解出来ないのだが?」

霧切「つまり、このゲームの中で勝ちすぎる存在だから…じゃないかしら?」

田中「即ち、きゃつらは記憶と共に才能を抜き取られているのか。哀れな……」

舞園「………その、桑田君…成り行きとは言え、襲いかかったりしてすみませんでした…」

桑田「でもオメーにも理由があんだろ?……ちぇっ、恨み損じゃねーか」

九頭龍「さて、こっちは解決したな」


1プールに向かう
2誰かに話しかける
3電子生徒手帳
4ほか


>>713

>>711

連絡先交換…九頭龍さんがどんどんリア充になる




九頭龍「とりあえず、苗木に霧切…あと舞園っつったな。協力してくれ、とは言わねぇ…だが」

霧切「私達の連絡先を知りたい…とでも言うつもりかしら」

九頭龍「!」

霧切「……私は、あなたを信用したわけではないの」

舞園「き、霧切さん!」

霧切「だってそうでしょう?私は記憶を奪われているのよ?」

霧切「あなた方も記憶を失ったと言った…けれど、それがどこまで事実か確認する術がない」

苗木「けど、霧切さん…不二咲さんもいるのに」

霧切「それでもなお、よ。不二咲さんがもし九頭龍君達と結託していて、私達を罠に嵌めるつもりだったらどうするの?」

辺古山「…貴様」

九頭龍「待てペコ!霧切が疑うのも仕方がねぇだろ…」

苗木「………じゃあ霧切さん、ボクが九頭龍クン達と連絡先を交換するよ」

霧切「あなたはゲームから脱落した身……何かあればあなたが盾になるとでも?」

苗木「………うん」

舞園「そうだ!桑田君…落としましたよね?生徒手帳」

桑田「あ、俺の?そういやそうだったな」

舞園「これは返しておきます。本当に…すみませんでした」


◆桑田は生徒手帳を取り戻した!やったね
◆苗木・桑田と連絡先を交換した!


これからどうしよう?
1プールに向かう
2誰かに話しかける
3電子生徒手帳
4ほか

>>717

2苗木

2→苗木



……一通り終わったな。
あとはプールに行ってもいいんだが…。


九頭龍「なぁ、苗木」

苗木「ん?どうしたの?」

九頭龍「ああ、ちょっと話がしたくてな」



何の話しよう?
>>720

ウサミ探しについて

九頭龍「なぁ、苗木…ウサミ、って知ってるか?」

苗木「ウサミ?」

九頭龍「ああ、なんでも…そいつを見つければこのゲームが穏便に終わるらしいんだが」

苗木「うーん…何だろう?ウサギなのかな…あ、それだと」


苗木が何か思い出したように言う。


苗木「ボクの電子ペットがウサギっぽい、けど…」

苗木「………関係ないよね?」

九頭龍「どうだろうな、オレ達は『ウサミを探せばゲームが終わる』としか分かってねぇ状態なんだ」

苗木「そっか…」

九頭龍「それも、プールや体育館にいるかもしれない…とモノクマの奴から言われた。罠かもしれねぇが」

苗木「可能性があるなら行くしかないよね!」

九頭龍「オメーもそう思うか?苗木」

苗木「うん……ボク達もウサミ?って言うの、探してみるよ。霧切さんと一緒に行動してるから、君達には付いていけないけどね」


……電子ペットがウサミっぽい、か。
ちょっと気になるが、それは有効な情報になるんだろうか……?

苗木はウサミを知らない、か。記憶のある苗木が知らねぇって事は…霧切や舞園も知らなさそうだな。


行動
1プールに移動
2誰かに話しかける、人物と内容指定
3電子ペット
4ほか

>>725

1

1進行



九頭龍「…罠だとしても進まなきゃなんねぇ時がある…そして、それが今」

九頭龍「………テメーら、プールに行くぞ」

辺古山「仰せのままに」

桑田「お?おお……移動すんのか?」

戦刃「」

田中「して九頭龍、あの狼の子は…」

九頭龍「手を縛ったし、銃も取り上げてある。それにあの威力の突きだ…しばらくは起き上がれねぇだろ」

苗木「そっか………行くんだね、九頭龍クン」

九頭龍「苗木、テメーらもせいぜい気をつけろよ……死ぬな」

苗木「九頭龍クン達も……」

霧切「ふぅ……私達もそろそろ行きましょうか」


霧切達と別れ、オレ達は下のプールを目指す。
……しかし、霧切響子……オレの想像よりも遥かに、冷静な女だった。
なんで苗木の事は信用しているのか、そこまで探る隙も時間もねぇ。
ただ、なんだろうな……。
苗木は、確かに……何の根拠もねぇが、オレを信頼させてくれる気がする……。


◆5階植物庭園から2階プールまで移動します
◆移動判定残り2回


◆移動判定、直下コンマ
70以上で誰かに見つかる
それ以外は会話イベント

判定:20…会話イベント


◆5階植物庭園から2階プールへ移動中



オレ達はずんずんと進んでいく。


桑田「つかさ、その…ウサミの情報とかあった?」

九頭龍「いや、苗木もウサミは知らねぇらしい」

不二咲「そうだね…苗木君が知らないなら…誰が知ってるのかなぁ」

九頭龍「あとはそうだな、電子ペットがウサミに似てるっつってたな」

田中「電脳の魔獣か?」

不二咲「電子ペット?…ちょっと待って、生徒手帳に電子ペットなんて入ってるの?」


不二咲が突然変な事を言い出した。
階段を下りながら、不二咲が自分の手帳を取り出す…。


不二咲「ほら、僕の手帳」

『ねみー』

桑田「…ペット?じゃねぇ…よな」


…手帳の中には謎の女の子がいた。
おい、なんで不二咲だけこんなもんが…。


◆移動判定、直下コンマ
70以上で誰かに見つかる
44・99で何かしらの訃報
30以下で会話中断
それ以外は会話イベント発展、無事にプールまで到着

ちょっとお風呂行ってくる

こちらダベーク、安価スレに潜入した
応答してくれ!

大明神さんなぜコンマ77なの?神なの?


◆移動判定終了!
◆会話発展
◆チェックポイント


『ペット?…ああ、違うよ。私はナナミ』

桑田「ナナミ?…ウサミ、ナナミ、ウサミ…」

不二咲「あ、似てる!」

ナナミ『ウサミちゃんがどうかしたの?』

九頭龍「………つーか、普通に会話出来てるのは何でだ」

辺古山「というよりも!ウサミを知っているのか、お前」

不二咲「それよりなんで僕の手帳にいるのぉ…?」

ナナミ『ち、ちょっと待っていきなりいっぱい聞かれても…』

田中「電子の魔獣とかまけているところすまんが、まもなく水の満たされた棺桶へ到着する」

桑田「素直にプールって言えよ!なんだ、棺桶っつーのは!」


わいわいがやがやしながらオレ達はプール前までついたらしい。


ナナミ『ウサミちゃんを探してるの?確かに…プールにいる、と思うよ』

不二咲「あ、でも僕、その…プール、入れないんだ、水が…怖くて」

九頭龍「ん?そうなのか?」

辺古山「しかし不二咲をひとりで残すのは危険だな…」

田中「ならば如何様にするのだ!」


1誰かが不二咲と残る
2誰かが先にプールを見に行く
3無理やり突☆入
4ほか


>>741




九頭龍「……確かにな。なら誰かが不二咲とここに残るか」

田中「それは名案だな…くく、俺様の魔力を解放してやろうか?」

辺古山「田中は動ける方なのか?」

田中「もちろん!俺様はあらゆる魔獣と渡り歩くだけの力を持たねばならんのだからな!」

桑田「つかさ、誰でもいんじゃね?」

九頭龍「違うな。ここに残ってる間に襲われたらどーすんだよ」


………さて、誰を不二咲と一緒に残すかな。
田中はああ言ってるが、戦闘能力は未知数だ。
桑田も……記憶が取り戻せてない以上、あまり頼れねぇか?
ペコが一番いいんだろうが、そうなるとオレとの連携が取れねぇ。中でドンパチやられたら……。


◆誰を不二咲と残す?↓選択多数決
1田中
2桑田
3辺古山

2:桑田残す


九頭龍「………桑田、テメー残れ」

桑田「はぁ!?いや、俺まだ記憶が…」

九頭龍「大丈夫だろ、テメーなら。」

不二咲「それに…お話ししてたら何か思い出せるかもしれないし」

桑田「いや、その…おい、誰かに襲われて無事でいれる自信ねーよ」

九頭龍「とりあえずあれだ、頑張れ」

桑田「おーい!!」


桑田がなんか言ってるが無視する。
俺とペコ、田中の3人でプールの扉を開けると、まずは前室があった。男女に分かれている。


辺古山「………この部屋に何か仕掛けがあるとは思えませんが……しかし念のため。無事にプールで再会しましょう」

九頭龍「当然だ。こんな部屋で誰かに襲われてたまるかよ」

田中「ならば行くぞ、人の子よ!」


そしてオレ達は無事に、何事もなく更衣室兼トレーニングルームを抜けて………


◆イベント判定、直下コンマ
50以下でウサミ発見伝
ただし末尾が奇数だとスイマーがご乱心
偶数だと……?

判定:16…おっ、ウサミ発見伝。



ばんっ!と扉を開けると、目の前には確かにプールがあった。


九頭龍「………普通のプール、だな」

辺古山「全くそうですね」

「でもここに来る前にみんな服を脱ぐんだって思ったら興奮しない?」

田中「ふん…そんなもの、ただ人が野生を取り戻しただけではないか」

九頭龍「とにかくウサミを探すぞ、テメーら」

辺古山「……今、何か違和感が……」

九頭龍「どうしたペコ?」



??「よく分かったね!君のお尻の感度を調べたのさ!」


魔法のように、マジックのように。
プールサイドのその場に人間がぱっ、と現れた。
気配が、全くなかった。
背は低く、手には生徒手帳らしきものをもっている。


辺古山「!?」

田中「なっ…貴様ぁ!俺達に何をした!?」

九頭龍「それ以前にテメーはなにもんだ」

??「あはは、早漏だなぁ君達は。もっとプレイは長く楽しまないと!」

辺古山「……だから何者だ!」

??「女の子に怒鳴られるのは嫌いじゃないよ…僕は神代、神代優兎」


神代、と名乗ったそいつは、にこりと笑った。


神代「探してるのはこれ、でしょ?」

九頭龍「それは…」

神代「なんか、ウサミ?って自分の事を名乗ってるウサギが中にいるよ!」

辺古山「それを一体どこで!」

神代「え?このプールサイドで見つけたよ…いやぁ、あれは自分に陰毛が生えたのを見た時と同じような興奮が」

田中「きき、きききき、貴様、何を、言って…いる!」

九頭龍「田中、テメー下ネタ耐性なかったのか」

田中「ばばばばばバカを言え!俺様は魔獣共の繁栄に全力を尽くすものだぞ!」

神代「つ、つまり動物のエクストリームな性交渉を見ている、と…?それは難易度高いね!」


…なんだか、こう…。
自分のペースが思い切り乱されている。


辺古山「そんな事はどうでもいい!!」


あ、ペコが怒っている。
こう言う不埒な男は、ペコが一番嫌いなタイプだ。


辺古山「神代と言ったな…荒事にしたくなければ、さっさとそのウサミを私達に渡せ!」

神代「それなら…条件があるよ」

九頭龍「………何?」

神代「>>756

水泳対決

神代「水泳対決で勝てたらいいよ」

九頭龍「待てなぜそうなる」

神代「いや、水着ってポイント高いと思うんだよね。パレオならパレオ、ビキニならビキニ、スク水ならスク水の良さがあるって言うかさ。ちなみにそっちの女の子」

辺古山「………辺古山ペコ、だ」

神代「そっか、辺古山さんだね!で、その辺古山さんは着るならどんな水着?ほら、辺古山さんって肌が白いからきっとビキニ着たら似合うと思うよ、お腹が真っ白で不健康そうだけどツヤのある透明な肌!そんなもの見たら僕あっと言う間に勃起して勝負にならなくなっちゃうかもし」

辺古山「私はウェットスーツ派だが?」

神代「ウェットスーツ!ウェットスーツ!?すごいね、スク水よりぴったり体にフィットちゃんじゃないか!全身のフォルムがとっても綺麗に見えそうだね。辺古山さんは隠れ巨乳っぽいし、是非ともそれでお願いするよ!」

九頭龍「分からんが、テメーは今ここで一発殴るべきな気がする」

田中「待て、九頭龍!その拳を…収めろ…!!」


………というわけで。
神代がただ単に水着を見たい、と言う理由だけで水泳対決が決まった。
しかも体良く、更衣室にすでに水着が用意されている…らしい。
ペコも諦めたのか、仕方なしに着替えに行って、それからしばらく。
さっき言っていたウェットスーツはなかったらしく、スクール水着を身に纏い戻ってきた。


神代「よーし、張り切っちゃうよ!」


◆水泳対決、判定
↓1が辺古山、↓2が神代
コンマ比べ合い、数値高い方が勝ち
ただしゾロ目はクリティカル、44・99は怪我する

辺古山:21、神代:70
えっ、勃起どこ行ってん




九頭龍「よーい」


…間抜けだ。なんでオレが審判やってんだ?


九頭龍「どんっ!」


オレの合図で、神代とペコはプールへと入って行く。
あ、ちなみに生徒手帳は濡らしても壊れないらしい…が、念のためプールサイドに置いておいてもらった。


………。

……おい、なんだあいつ………。

雪面のトビウオか……?

神代はーーー

エントロピーを凌駕したーーー


神代「君の水着姿が綺麗だったから、今日はスク水記念日」

辺古山「!?」


結果はなんと神代の圧勝…。


神代「ふう……今日はついてるなぁ!」

九頭龍「テメーどうなってやがる、身体能力的な意味で」

神代「男には教えません」

九頭龍「」

辺古山「くっ、私の負けだ…好きにしろ…」


◆イベント判定直下
30以内→颯爽とスイマーが!
70以上→保健室に異変
それ以外→神代さんの追加安価

判定:51…神代さんが調子乗った



神代「いいね、そのセリフ!私の負けだ、好きにしろ…興奮してきた」

九頭龍「ほんと変態だな」

神代「光栄です」

九頭龍「褒めてねーよ」

辺古山「申し訳ありません、坊ちゃん…」

九頭龍「ペコ、テメーは悪くねぇ」

田中「………」

九頭龍「田中が黙るとか珍しいな」

神代「さーて、それじゃあ負けた辺古山さんには僕のお願いを聞いてもらおうかな?」

辺古山「くっ………!」

九頭龍「…下手な事言ってみろ、殺すぞ」

神代「まあまあ………事と次第ではウサミを譲ってもいいし」

辺古山「…それで、お願いとはなんだ」

神代「>>771

ボディーガードして

こいつ………マジか………



神代「ボディガードして!」

九頭龍「」

田中「………は?」


神代さん、正気ですか?
…いや、え?
何、テメー誰かに狙われてんの?


辺古山「ボディガード?しかし…」

神代「いろいろと大変なんだよ!僕の影の薄さを使ってもどうしようもないし」

田中「ボディガードとなると……しかし、何のために使うのだ。己の身を守るためか」

九頭龍「………神代、テメー誰に狙われてる」

神代「言っても大丈夫かなぁ?ええっとねぇーーー」


◆神代さんを狙っている人とは?
1松田(江ノ島のパンツ盗まれて激おこ
2日向(パンツコレクション盗まれて激おこ
3カムクラ(不衛生なので消そうとしてる
4他(参加者誰か、理由も


>>777

1

さすが松田きゅん


神代「………松田夜助って言ってね、まぁ普通のクーデレなタイプの男なんだけど」

九頭龍「クーデレ?」

神代「とにかく、その松田夜助に狙われてるの!」

辺古山「お前、その松田に何かしたのか」

神代「いや?」

田中「では何故なのだ…?」

神代「あー、でもあれかな。僕のオカズがなくって、仕方なく松田君の彼女?のパンツを彼の目の前で盗んだから」


それしかねーよバカ!!


神代「って言うかどうしてあんなところにパンツがあったのかはわかんないんだけどね!」

辺古山「………分かった。ボディガードはしてやろう」


九頭龍「テメーの要求は飲む。だからウサミを渡してくれねーか?」


◆判定、直下
神代さん機嫌いいから70以下でウサミくれる
ただし44・99は

よし、神代さんからウサミもらた
次回から「とっとこマラ太郎~夜助君から逃げるのだ!へけっ!」が始まります

というところで今日おわり
明日仕事が残業さえなければ終われるくらいまで進めたいですぅ
おやすみなさいですぅ

ヒル(更新)ナンデス




神代「…ほんとだね?覚えておくよ?」

九頭龍「ああ、オレの仁義にかけて嘘はつかねぇ」

辺古山「………坊ちゃん」

田中「ふふ、思い出して来たか?九頭龍…己が才能、己が存在を」

九頭龍「あ?」


◆技能が発覚しました
◆九頭龍…極道の仁義
戦闘時に発動宣言し、自身のコンマ+30する。1戦闘1回まで


神代「ともかく、ここは危険だよ。きっと松田君もそのうち気付くだろうし…」

九頭龍「ああ。さっさと逃げる他はねぇだろうな。プールにゃあ遮蔽物も少ない。隠れるには向いてねぇだろうし」

辺古山「しかし坊ちゃん、逃げるとしてもどこへ?図書室の件も気になります」

田中「それに西園寺達も俺を煩わせる…奴等が傷を負っていないかどうか、確認する術があればよいのだが…」


オレ達の取れる選択はいくつかある。

1図書室を見に行く。腐川は何をしてやがる?それに…石丸はなんで…

2美術室を見に行く。終里と弐大がいるんだ、問題はないだろうが…

3体育館に行く。スタート地点だが、未だ戻っていない。それに、モノクマがなんか言ってやがったよな?

4…ウサミが何かに使えねぇか、それも踏まえて情報処理室に戻るのもありか?

5こっちから松田夜助を見つけてぶっ倒す。そうすりゃこんなにビビる必要とかねぇよな?

6それとも…他に何かあるだろうか?


◆今後の方針選択
>>787

3やで!再開やで!俺やで!




九頭龍「ひとまず体育館を目指すか。…石丸の事は気になるが、相手は殺人を犯してる…オレ達が死んだら、石丸が報われねぇだろ」

辺古山「………坊ちゃん」


◆今後の方針は『体育館を目指す』になりました


神代「とにかく体育館を目指すんだね?そしてその倉庫に男女が閉じ込められて、狭いし暗いしマットがあるからって」

田中「征くぞ、我が力を解放する時が来た!」

九頭龍(下ネタを強制シャットダウンしやがった)

神代「なんだよぉ………あ、忘れるところだった。はい、ウサミ」



◆九頭龍はウサミを手に入れた!



ウサミ『てんてろりーん!』

九頭龍「!?」

ウサミ『ようやくあちしを見つけまちたね、九頭龍クン!』

九頭龍「な…」

辺古山「喋り出した…?」

ウサミ『あちしはモノクマの支配を止めるプログラムでちゅ!だから、モノクマの『コア』に打ち込んでくだちゃい!』


……ウサミがこのタイミングで喋り出した?もしかして、体育館に何かあるのか?


◆なにかしらの判定、直下コンマ
99に近ければ近いほどいい、遠いとやばい
ゾロ目はクリティカル
44・99は………

判定:44ファンブルうわああああああ




びーっ



びーっ



びーっ



………生徒手帳の音?
おい、なんだよ…なんでこんな時に…?



◆さらに直下コンマ末尾判定
1・5→弐大
2・6→終里
3・7→西園寺
4・8→葉隠
9→霧切
0→苗木

44のあと777かー、すげぇなぁ


トリプルセブンご褒美
どれがいい?
1美術室での戦闘が無傷で終了
(ただしこれを選ばなくても戦闘はもうすぐ終了する)
2桑田と不二咲が松田撃退
3体育館で何が起きてるか発覚する
4そのた


ごほうび1



◆場所:3階美術室
◆弐大猫丸が 山田一二三を 降伏させました

◆弐大猫丸が セレスティア・ルーデンベルクを 降伏させました


九頭龍「………弐大!」

田中「やったのか…あやつ」


プールの扉を出て廊下に戻ると、既に桑田と不二咲もその報を生徒手帳で確認していた。


不二咲「あ、九頭龍君!見た?」

九頭龍「ああ…あいつら、やったんだな」

桑田「しかも誰かの死んだ情報もねぇ、って事は」

辺古山「…全員無事に生きている」

九頭龍「………本当に、よかった………」


ぴーっぴーっ
ついでにあいつからメッセージが届いた。


From:西園寺日寄子
Message:
九頭龍おにぃ!見てる?わたし達は誰も死ななくて、おでぶちゃんを倒したよ
弐大おにぃが記憶を取り戻したって!自分は「マネージャーだ」って言ってた!
でもあんなむちむちなマネージャーなんていないよね、面白い!


◆技能が判明しました!
◆弐大…コーチング
敵からの一撃必殺を無効にし、大打撃にする

桑田「いやー…何にせよ、向こうは大丈夫そうだな」

神代「こんなところでのんびりしてないで、体育館に行こうよ!」

ウサミ『モノクマのコアを探してくだちゃい!』

不二咲「体育館?モノクマのコア?」

九頭龍「…ああ、そうだった…その辺は歩きながら説明する」

辺古山「松田、とか言うのがいつ来るか分からんからな。用心しろ、皆」


◆移動イベント選択
1ナナミとウサミの会話
2松田の話
3体育館の話
4そのほか

>>814

1

1進行

忘れてた
◆チェックポイント
◆2階プール前→1階体育館へ移動


不二咲「あ、そう言えばさっき、ナナミちゃんはウサミちゃんを知ってるような感じだったよねぇ」

九頭龍「そういやそうだったな」


不二咲は生徒手帳を取り出し、ウサミの入った手帳へ近づける。


ナナミ『…ウサミちゃん?』

ウサミ『ナナミさん!』

九頭龍「手帳にはカメラもねーのにどうやって判断してるんだ?」

不二咲「赤外線通信、じゃないかな」

桑田「はぁ?いつの時代だよそれ」

神代「赤外線でポケモン交換が出来る時代な出身の子?やだなぁ、昔はケーブル使ってたんだから、それよりかマシじゃない」

辺古山「待てお前何歳だ」

ナナミ『探したよ、ウサミちゃん。それで…出来そう?』

ウサミ『もちろんでちゅ!あとはコアを見つけるだけでちゅ!』

田中「盟約を交わした電脳の使途達だったのか…」

不二咲「このナナミちゃん、どうやら僕がプログラミングしたみたいなんだけど…全然おぼえてないんだよねぇ…」


◆移動判定、直下コンマ
30以下で松田とばったり
70以上でオーガとばったり
それ以外は体育館に無事に到着
なお左右田の出番はもうない模様

判定:11…おっ、松田発見伝。…いやダメじゃん



階段を降り切った辺りで、神代の全身に緊張感が走ったのをオレは見た。


九頭龍「ん?どうし…」

「おい、お前」


目の前から突然、無粋な声が聞こえてきた。
他人の事はまるで気にしていないと言う感じの、冷たい刺さるような物言いで。

そして顔を上げると、手に本を持った白衣の男がそこに立っていた。
神代の反応を見るところ…もしかして。


白衣「神代優兎と言う生徒を見なかったか。…いや、見えないかもしれないが」

辺古山「待て。お前は何者だ?名も名乗らぬ不躾な輩に話す言葉はない」

不二咲「す、すごいね辺古山さん」

白衣「………俺の事は今はどうでもいい。神代優兎は生粋の変態だ。それにもし『見えなかったら』今頃何をされていても知らんぞ」

桑田「それどういう意味だ?」

白衣「神代優兎は『超高校級の諜報員』だ。そして……影が薄い。普通の人間には、その存在が感じられない程にな。俺でさえ集中しないと分からない程だ」


………なるほど。今は会話していて、そこまでの集中力がないって事か。


九頭龍「おい、テメー」

1名前を名乗れ、でなければ帰れ
2邪魔だ、と無視して体育館へ
3神代を生贄にする(ゲス顏)
4そのほか

>>824

九頭龍「テメー何者だ?素性の分からねぇやつに渡す情報はねーぞ。テメーから名乗れ」

辺古山「でなければ帰れ」

白衣「……そう来るか」


白衣の男は少し何か考えるようにうつむいてから、仕方が無いと言わんばかりに顔を上げる。


白衣「………松田夜助だ。あの変態に、ちょっと物を盗まれて困っている」

九頭龍「松田、夜助」

桑田(おいどーすんだよ九頭龍)

辺古山(神代を守るのが私の役目。松田夜助に抵抗の気があれば戦闘になる)

九頭龍「盗まれたものっつーのはなんだ?」

松田「言う義務があるのか?」

九頭龍「……そんな言えねぇような大事なもん盗まれたのか、すまねぇ…ご愁傷様だったな」

松田「………」

辺古山「して松田。もしも今神代が、その盗まれたものを持ってきたらお前はどうするつもりだ?」


◆松田さんチェック、直下コンマ
01~40→一発殴る
41~60→謝れば許す
61~80→物を返せば許す
81~98→殺す
ゾロ目と44・99は当たったら考える

判定:67→物を返せば許す



松田「…そうだな。その盗んだ物を返せば、許してやってもいい」

辺古山「意外だな…そこまでの怒りはないのか」

松田「時間も経って落ち着いたからな。別に殺したい程に頭に来ているわけでもn神代「松田様ー!ごめんちゃい!!」

九頭龍「」
辺古山「」


………神代がいつの間にか、パンツ片手に松田の目の前にいた………。


桑田「うおっ!?どっから出て来やがった!」

松田「…こいつの才能はこれなんだ。と言うか、なぜパンツを盗んだ」

神代「だって、お姉ちゃんの事をブスブス言うから要らないのかと思っちゃったでしょ!」

神代「せっかくお姉ちゃんが松田君のために目の前で脱いでくれた愛液たっぷりのパンツだってのにもったいない!!」

田中「こいつはクズだ…人の形をした肉だ…!」


神代の嘘とも本当ともつかない下ネタで田中が絶句している。


松田「その言い方は気持ち悪いが…だが、あのブスをブスと呼んでいいのは俺だけだ。そして」

松田「あのブスのものを持っていていいのも俺だけだ………分かったか、神代」

神代「………!」

不二咲「と、とにかくこれでコンプリート、なのかな?」

辺古山「短い付き合いだったな」

神代「えっ、僕の出番終わり?!」

松田「ああ、そうだ。お前達はこれからどこへ行く」

九頭龍「あ?体育館に…」

松田「今はやめておけ。絶対に……な」

辺古山「………何?体育館で何か起きているのか?」

桑田「っつーかそれならもうまず見た方が早くねぇか」

ナナミ『うん……間違いないよね、ウサミちゃん』

ウサミ『はい!この近くにモノクマのコアがありまちゅ!』

九頭龍「罠としても行くしかねぇか……?」


◆体育館に
1いく
2いかない
なおレスコンマで判定あり、99に近ければ近いほどラッキー
>>833

1

1…あらやだ、77!って順調!もうこの話終わっちゃう!
◆チェックポイント




…覚悟を決める。

九頭龍「………行くしか、ねーか」

辺古山「終わらせましょう、坊ちゃん」


がらっ

体育館の扉を開けると、そこでは死闘が既に繰り広げられていた。


大和田「いい加減に……倒れやがれぇっ!」

大神「ぬおおおっ!!」

朝日奈「っ!さくらちゃん!大和田!」

ソニア「いけません…!無理はなさらないで!」


どうやら生徒達が結束して、何かと戦っているようだ。
大柄な筋肉質の女?とジャージの女がそれぞれ連携し、その隙を妙な髪型の男が埋めて行く。
後ろには金髪の美女がおり、彼女が指示を出して戦闘しているようだ。
そして、その相手は…


??「………ツマラナイ…もっと、見せてくださいよ…あなた方の可能性を、才能を」

??「君達は取り戻せる自分があって羨ましいよ。僕には………そんなものない」


髪の長い悪魔のような男と、スーツを着た太った男が立ち並んでいた。
そして体育館の一番奥、ステージの一番奥に何かがある。
この距離じゃ何があるんだかわからねぇが、とにかく何かがある。

下手にこの戦闘に手を出せば、もしかしたら邪魔になってしまうかもしれない。


1それでも戦闘に介入
2邪魔にならないように、静かに行動
3隙を突いて一気に奥まで走る
4そのほか

>>839

77出てるし、補正もありありの3進行



九頭龍「………あいつらの戦いを邪魔するのは仁義に反する。だからそれはしねぇ」

九頭龍「だが、このゲームは一刻も早く止める必要がある。だから」

九頭龍「オレがウサミを持って、あの一番奥までダッシュする。いいな?」

辺古山「ですが!…この戦闘の中を走るのは!」

九頭龍「チャンスは待てば必ず来る。そこに合わせるぞ」

桑田「ちっ、もしオメーに誰かしら殴りかかって来たらその、助けてやってもいいぜ!」

不二咲「ぼ、僕も怖いけど…」

田中「と言うわけだ。貴様は俺達に背を預け、行ってくるがいい」

辺古山「………」

九頭龍「ああ、ありがとよ」

辺古山「………坊ちゃん」

九頭龍「ペコ、お前もありがとう。お前は…お前だけは死ぬなよ」

辺古山「坊ちゃん!」


◆九頭龍判定、直下コンマ
50以内で無事に走り抜ける
70以内でちょっと怪我する
71以上でかなり怪我してる
ゾロ目はもうゲーム終了までいけるかも
なお44・99は

判定:40…今日の坊ちゃんは何かが違う




大和田「オラァ!!」

鋭い拳が、太った男?に突き刺さる。

??「その程度の痛みじゃ僕は止まらない!」

朝日奈「もう!あんたもいい加減素直になりなよ!」

言い争いながら、殴り合いを続けている。


そして、その隙を狙った。


九頭龍「うおおおおっ!!」


??「! しまった!」

大神「む?」

大和田「ちぃ、新手か!?」

朝日奈「ち、違うよ!なんか私達とは関係ない方にーーー」


ばっ、と思いっきりジャンプする。
ステージの上になんとかしがみつき、飛び乗った。
ちくしょー、オレの背の低さに泣かされるところだった。
危ない危ない。
……だが、この程度で止まっている場合じゃない。

背後から確実に殺気を感じる。
おそらくさっきの、悪魔のような男だ。
立ち止まってられない…早く行動を起こさねーと!

そう思って、オレは顔を上げた。

目の前には、まるでロケットのように見える謎の機械があった。


九頭龍「………は?」


1とりあえず殴る
2ウサミに聞く
3ウサミを差し込めそうなとこに突っ込む
4せっきがーいせーん
5そのほか

>>852

2

2で進行


九頭龍「ウサミ!」

手に持った電子生徒手帳に呼びかけた。


ウサミ『はわわっ!九頭龍クン、これがモノクマのコアでちゅ!』

九頭龍「な事ぁいいんだよ!ウサミ、どうやったらテメーはゲームを止められる!」

ウサミ『うーんと、このモノクマのコアに侵入すればいいんでちゅ!』

九頭龍「ならその侵入の方法は!?」

ウサミ『ええとでちゅね』


??「茶番はおしまいにしてくださいよ………」

大和田「テメー!相手はこっちだろうが!」

??「うるさいな!」

大神「カムクラよ…我を倒せないからと、そちらに行くのか!」

カムクラ「………随分、ツマラナイ売り文句ですね」


九頭龍「早くしやがれ!時間がねぇ!」

ウサミ『侵入する方法は!そう!そのロケットにスロットがあるはずでちゅ!そこにあちしを差してくだちゃい!』

九頭龍「………スロット!?そりゃテメー……




どれだよ!」

ロケットっぽい形のそのマシーンには、なんと
びっくりするくらいのカードスロットがあった。
そうだな、全部で16カ所ってところか。


いやいやいや!
これを全部試してる時間なんてねぇよ…!
恐らく、正解はひとつ。
そして残りは、ダミー………!!

どれが正解か、ウサミに解析させてるうちに時間がなくなっちまう!
カムクラ?とか言うのも来る。
まずい、まずい!まずい!!


九頭龍「ちっくしょう…ひたすら試せってか!?」

ウサミ『はわわっ!スロットがいっぱいでちゅか!?』

………だが、たかが16カ所だろ?

九頭龍「………やってやるよ!」


◆判定、直下コンマ
80以上で正解発見、終了
それ以外はカムクラが進行してくる

判定:98…すげぇ、一番ギリギリで高いやつだ
魅上「あなたが神か」




100分の1の奇跡でも、
16カ所のスロットでもーーー


九頭龍「オレは諦めねぇ!」


それが、石丸や花村、小泉…
そして、罪木のためになるとオレは信じている。

生きている。
オレは生きている。
まだ前に進める、だから。

諦めない!


がしゃっ!


ウサミの手帳をスロットへ、力強く、叩きつけるようでもあったが、差し込んだ。




ウサミ『…く、九頭龍クン…行ける、いけまちゅ…これなら!』

九頭龍「!」

ぴーーーーーーーっ!!



全校中に、けたたましい音が鳴り響いた。


ぴょーん

モノクマ「ちょっ…なに、何?!メインシステムがやられた!?」

ウサミ『やいやい!モノクマ!あんたの悪事もここまででちゅ!』

モノクマ「なっ…なんだよぉ!」

ウサミ『この学園のシステムはあちしが乗っ取りまちた!』

ウサミ『学園中の監視カメラの停止!』

モノクマ「ようやくこれで!世界中を絶望に落とせると思ったのに!」

ウサミ『カムクラクン!もう戦闘をやめるんでちゅ!』

カムクラ「………う、うう」

ウサミ『それにみなさん!失われた記憶の回復は可能でちゅ!争いはやめてくだちゃい!』

モノクマ「ぽっと出がボクの、邪魔を……!」

ウサミ『モノクマ!あんたの操縦システム、及び自爆装置も解除しまちた!』

モノクマ「………!」

九頭龍「これで、おわっ…」


江ノ島「てない!」


九頭龍「!?」

江ノ島「なんだよ!なんなのよ!」

江ノ島「そもそも、今戦闘をやめて何になるっつーんだよ!」

江ノ島「テメーらすでに人殺しじゃねーか!無駄無駄無駄、無駄なんだよぉ!」



「無駄じゃない」



江ノ島「………は?」



九頭龍「ようやくお出ましか?黒幕さんよぉ!」

九頭龍「テメーがどうこう言おうが関係ねぇ……オレ達にはオレ達の未来がある」

九頭龍「罪は背負おう、その罰は受け入れよう。…テメーが命張って戦った証としてな!」


弐大「というわけじゃい、諦めるんじゃなぁ」

葉隠「だべ。オメーみてーなのは削除削除ぉ!だべ!」

終里「うっし!オレとバトるか!」

西園寺「全く、おにぃって無茶しすぎじゃない?」



九頭龍「弐大達か…いつ来たんだよ」

弐大「さっきの音を聞いて来たんじゃあ」

山田「」きゅう
セレス「なぜ私達まで……」


辺古山「それに我々もいます、坊ちゃん」

桑田「つかさ、俺の記憶奪ったのテメーなん?」

不二咲「みんなで怒らないとね!」


江ノ島「うそ………私の出番、少なすぎ………?」

こうして……
オレ達は、何人かの犠牲を出しながらも、この学園での殺し合いを止める事に成功した。


江ノ島は、体育館にシステムを置いておいて、誰かしらに解析させるのを待っていたらしい。
そして偽のスロットに手帳を差し込んだ途端、ロケットがボーン!
……体育館内の生徒が全員死んでたかもしれない。

その罠もすり抜けて、オレは今生きている。
これからも生きていく。

…そばには、ペコがいる。
ペコは、成り行きとは言え人を殺してしまった。
けれど、悔いている。
だからきっとやり直せる。

人は、いつだってやり直せる。
そして、いつだって前に歩んでいける。
綺麗事だが、それが事実だ。


そして、オレは綺麗事なんて言う立場じゃねぇ事も分かっている。
それでもーーー



九頭龍「生きているって素晴らしい」


今は心からそう言えた。
だからオレは…今までとは違う九頭龍組を作り上げてみせる。
ペコのために、必ず。

リザルト

九頭龍冬彦

仲間:多い…リア充でしたね!

戦闘:普通…強制戦闘あったし。

死者:少ない…これはほんとお見事。小泉と花村はごめん
ぶっちゃけ葉隠は最初のイベントで死んでてもおかしくなかったのに…

判定:神…ここぞと言うところでちゃんと決めてました
十神は成仏したようですね

技能:少ない…説明遅かったからしゃーない、これ1が悪い

死亡:ほぼなし…あの一回だけとかすげぇな

総合:S…九頭龍クンとしてほぼ満点


備考:グダグダな部分は全部1が悪い


お疲れさまでした!

次どうする?


1サバイバルを別難易度で
2次スレはよ
3ネタ出しオナシャス

葉隠ホラーがずっと気になってるの

>>873

朝日奈「葉隠は絶対死なないマン」
ってタイトルでカキカキしてますがあんま進んでませんのでお待ちを




1子育てクイズ?ダンロン☆マイエンジェル
申し訳程度のクイズ要素を引っさげてあのダンロン☆マイエンジェルが帰ってきた
………多分


2このまま2週目に突入する
主人公変更、難易度の変動と出会うメンバーや場所の変更などありで


3舞園「淫魔と」葉隠「性奴隷?」
葉霧、葉罪の次は舞葉(あくまでも主導権は舞園)だと思うの


4今まで主人公やってない人の安価スレ

5水曜どうでしょうのアレ


候補こんなもんっす

2が多いので2週目に移ります
とりあえず主人公決めたら次スレでいいかな?かな?

◆難易度設定
前回:ノーマル…九頭龍と辺古山
評価:Sクリアなので技能発覚状態でスタートします

難易度とキャラの表は>>4あたり見ていただければ
十神はノーマルでの進行になります、腐ってもエリート

とりあえず………
お好きなキャラクターをお選びください

十神
技能:帝王学(-55以上の攻撃を無効にする)

セレス
技能:ラッキーセブン(次回判定時にコンマ末尾が7なら強制的に優位になる)

石丸
技能:正々堂々(全てのプラス・マイナス補正を一度だけ無効にする)

の3名で再投票

だべ

>>915
だべは誰のシナリオでも無駄に絡んでくるイメージ
なお悪評を覆すために早めに技能を2つ付けたが効果は

主人公は石丸でいいね?
いいね?


石丸清多夏
持ち物:???
技能:正々堂々(一度だけ全てのプラス・マイナス補正を無効)

ちょっとルールをまとめます、お待ちを

よし、ゲームの舞台決めます

1希望ヶ峰学園
2ジャバウォック島
3とある王様ゲームが行われた街
4探偵がBARにいるあたり
5そのた

万城目サンダーで一致ですん


ルール改訂版貼りますん、
何か足りなかったら教えてほしいですん

ルール☆改訂版

あなたはこのゲームの参加者です。
学園内にいる人物を全員撃破すると優勝です。


1:戦闘について
コンマ判定になります。
戦闘描写レスの直下以降のコンマで判定になります。
あなたのコンマと、相手のコンマの差が
+~10→命中
+~30→強打
+~50→致命傷
50以上→一撃必殺
となります。また44・99を除いたゾロ目にはボーナスが付きます。
44・99の場合はかなり不利な状況になってしまいます…。

逆もありえます。相手のコンマがあなたを上回った場合はカウンターを受けます。
一撃必殺時、または戦闘の状況によっては相手を殺してしまいます。

一部の生徒には『技能』と呼ばれる才能が備わっています。
これらは会話イベントや、戦闘によって発覚する事があります。積極的に会話しましょう。


2:行動について
基本的には制限はなく、どこにでも行く事が出来ます。
ただし、場所移動時には毎回判定があり、規定数以上のコンマが発生すると、誰かに発見されます。
時折、何かしらのイベントが発生します。


3:会話について
一部の生徒を除いては会話をする事が出来ます。
情報の交換や連絡先の交換などが可能です。
駆け引き次第では仲間を増やす事も出来るでしょう。
もちろん戦闘せずに相手を降参させる事も可能です。
また、降伏した生徒はゲームへの参加権を失うため、たとえ殺害されても告知はされません。


4:電子生徒手帳について
電子生徒手帳は、様々な行動が起こせる便利なアイテムです。
生徒と連絡先を交換すれば、いつでもメッセージのやりとりをする事が可能になります。
連絡先を知っていれば、たとえ降伏した生徒とでも連絡が出来ます。
また、時折電子ペットが現れます。電子ペットは成長すると、生徒手帳の機能を拡張します。


5:ポジティブ値・ネガティブ値について
参加生徒にはポジティブ値とネガティブ値と言うものが存在します。
それぞれが相反しており、どちらかが上がるとどちらかは下がります。
ポジティブ値は上がれば上がるほど戦闘に積極的になりますが、上がりすぎるとあなたに襲いかかります。
ネガティブ値は上がれば上がるほど消極的になり、上がりすぎると自害しようとします。


5:勝利条件について
あなたがこのゲームに勝利する条件は以下の通りです。
○全ての参加者を殺害する
○全ての参加者を降伏させる
○一定の条件を満たす

問題なければ明日からスタートしますん
誰も死なないようにクリアするにはむつかしいですん

なお総合:S報酬はもうひとつ考えてます
技能も前回のとはかぶらないようにする予定です

またあした
おやすみなさい、おやすみなさい

今夜再開予定
なお当然ながら石丸の難易度はハードです、石丸らしい新しい要素が入ってきます
詳しくは次スレでご説明します

ご褒美ですが
1難易度カスタム…石丸のメンタルがちょっと強くなる
2ほーのぼーのチケット…「殺伐とした」の部分を削除削除削除ォ!する
3サイレントなヒルのとあるメモリーズ…石丸戦闘禁止縛り、難易度緩和
4ほか…チートなご褒美は禁止

好きなの選んで待ってて欲しいでちゅ

窮地に石田化でよろし?
よろしければ1を、もう一度聞き直す場合は2を押してください

石丸のメンタルちょっと強化
でスタートしまちゅ
新スレ建てまで今しばらくお待ちください

新スレだぞ!はっはっは!!

モノクマ「安価とコンマで殺伐アイランドモード」
モノクマ「安価とコンマで殺伐アイランドモード」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392204698/)

どうでもいいけどR18スレ建てたい、いや、勃てたい
建てたいんや…

並行させちゃう?させちゃう??
ただしネタが思い浮かばない模様
バカで生まれてすいません

上の案の3番がR18っぽいけどそれじゃあかんの?

>>970
俺得スレでちゅからね…まぁやるけど…

今何個書いてるやつあるの?

>>973
モノクマ「安価とコンマでアイランド」
舞園「淫魔」
霧の王とニンゲン
スレ3つ+かきため
バカで生まれてすいません

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