サトシ「俺と旅して来たみんなはそれぞれ夢持ってたなぁ」

ユリーカ「サトシって色々な人と旅して来たんだよね！」

サトシ「うん。タケシはジムリーダーだったな」

シトロン「だった？今は」

サトシ「今はポケモンドクターになるため勉強中だよ」

サトシ「ただのドクターじゃないんだぜ。ブリーダーとしての知識も持つスーパードクターだ！」

ユリーカ「へえー」

サトシ「それにカスミ。カスミは今ハナダでジムリーダーをやってる」

セレナ「カスミ？女の子？」

サトシ「女だよ。セレナにはカスミのような活発さがないんだよ」

サトシ「俺に文句があったらいつでも突っかかって来いよ」

サトシ「あーそれとケンジ。ケンジは・・・何だろ。ケンジはケンジだぜ」

ピカチュウ「ピカ」

サトシ「ハルカとヒカリはトップコーディネーターになるために修行中で」

ユリーカ「ハルカとヒカリ？サトシってモテモテだね」

サトシ「モテモテ？」

ピカチュウ「ピカ(モテモテとは複数の女性または男性に言い寄られる事だ)」

サトシ「どういう事だ？」

ピカチュウ「ピカ(お前がポケモンの事が好きなようにカスミもハルカ、ヒカリ、デントもお前の事が好きなんだろ)」

サトシ「ふーん。そうなんだ」

ピカチュウ「ピカ(まあ四人の好きは友としてお前に好意を寄せてるんだろな多分)」

サトシ「あ、マサトが居たな。あいつも何れトレーナーになるから楽しみだぜ」

シトロン「この写真の子がハルカですか(10歳なのに胸がありますね)」

サトシ「ハルカっておっぱいあるだろ？ママと一緒だぜ」

サトシ「だからハルカにはタケシの次に甘えたな。おっぱいがママと一緒だから」

セレナ「・・・」

セレナ「ねえサトシ。この写真は」

サトシ「ヒカリだろ？どうしたんだ」

セレナ「仲良いんだね。ハイタッチって」

サトシ「ヒカリとはタケシの次に気が合ったからな」

サトシ「親友ってやつさ」

セレナ「親友・・・」

サトシ「けど風呂とか入らなかったら腋から酸っぱい臭いするんだぜ」

サトシ「あいつの格好腋丸出しだから」

ピカチュウ「ピカ(あまり楽しそうにヒカリの話をするな)」

サトシ「何で？」

ピカチュウ「ピカ(セレナがヤキモチを妬いている。ここは平等に)」

サトシ「焼き餅？よく解らないけど・・・」

サトシ「ほらセレナもたまに腋が臭い事あるから心配するなよ！な？」

セレナ「・・・」

セレナ「皆それぞれ夢がある。それなのに私は・・・」

シトロン「エエーッ！イッシュ地方は男二人旅だったのですか！？」

サトシ「うん。デントって奴さ」

サトシ「俺が一緒に旅して来た中で三番目に料理が美味しかったなー」

ユリーカ「デントって人の夢は」

サトシ「デントの夢はソムリエマスター。ソムリエの王者」

シトロン「ソムリエマスター？何ですかそれ」

サトシ「さあ？デントだから多少の奇行は黙認してた」

サトシ「デントは明るく振舞ってるけど内面は心の闇に沈みかけてたから仕方ない」

ピカチュウ「ピカ(デントの闇を理解できるのはサトシぐらいだったな)」

サトシ「どうだセレナ？夢は見つかったか？」

セレナ「えーっと・・・うーん」

サトシ「やる気あるのか？いい加減にしてくれよ」

セレナ「ごめん」

シトロン「そういえばサトシって色々な。地方に行ったのですよね」

シトロン「やっぱり強いトレーナーも居たのですか」

サトシ「みんな強かったぜ！カントーならヒロシ、ジョウトならジュンイチだろ」

サトシ「ホウエンの時はマサムネ。シンオウはジュン、ナオシさんそれにコウヘイや」

サトシ「イッシュ地方に行った時はデントや仲間との思い出しかないな。ライバルも居なかったし」

シトロン「じゃあ一番のライバルは」

サトシ「シゲルとシンジ。この二人は絶対に忘れない最大のライバルだった、そうだろピカチュウ」

ピカチュウ「ピカ(ああ)」

サトシ「カロス地方にもシゲルやシンジみたいなライバルが居ると思うと燃えるぜ！」

ピカチュウ「ピカ(フッ。同感だ)」

セレナ「イッシュ地方の事を覚えてないなんて。他の事は覚えてるのに」

セレナ「まさかカロス地方での事も忘れちゃうんじゃ」

ユリーカ「どうして覚えてないの」

サトシ「ロケット団も居なかったしなーまるで張り合いがなかったぜ」

ピカチュウ「ピカ(全体的に中途半端な世界観だったな)」

セレナ「私の夢・・・夢・・・」

セレナ「ねえサトシ」

サトシ「どうしたセレナ」

セレナ「夢って何でもいいんだよね」

サトシ「ああ。その夢のために旅を続けるなら全力で応援するぜ」

セレナ「そ、その夢が下らない事だったら」

サトシ「は？夢に大きいも小さいも関係ないだろ」

ユリーカ「そうだよ！ね？デデンネ！」

デデンネ「デデンネ(お、そうだな)

サトシ「言ってみな」

セレナ「私がサトシに初めて出会った時から思ってた事・・・」

セレナ「そう私は」

サトシ「早く言えよ」

セレナ「あ、あのね私・・・私はサトシの」

サトシ「うん」

セレナ「お、お嫁さんになりたいなーって」

シトロン「エエーッ！？」

ユリーカ「それってサトシと結婚したいって事だよね！？」

サトシ「お嫁さん？結婚？」

ピカチュウ「ピカ(お嫁さん。つまりお前の女房になりたいって事だ)」

サトシ「女房？」

ピカチュウ「ピカ(俺達の友バタフリー達のようにサトシとセレナがなるんだ)」

ピカチュウ「ピカ(もっと身近な人で言えばハルカの両親センリ夫妻のようにな)」

サトシ「俺とセレナがバタフリーやセンリさんみたいになるのか」

セレナ「だ、だめかな・・・？」

サトシ「じゃあ結婚するかセレナ！」

シトロン「いいのですか！？そんな軽々しく」

サトシ「だってそれがセレナの夢だろ？俺は別に構わないぜ！」

シトロン「しかし」

サトシ「細かい事はいいんだよ」

サトシ「これで結婚した事になるのか？」

シトロン「いやいや手続きだとか式の準備とか諸々ありますよ」

ユリーカ「それにサトシとセレナのママに挨拶しないとダメだよ」

サトシ「タケシやヒカリ達にも伝えなきゃな」

ピカチュウ「ピカ(そうなると大会には出られそうにないな)」

サトシ「しばらくバトルは御預けか・・・セレナの夢のためだもんな仕方ないぜ」

ピカチュウ「ピカ(大会もジムリーダーも逃げない。気長に行こうサトシ)」

サトシ「そうだな」

セレナ「・・・」

サトシ「セレナ？」

シトロン「気絶してますよセレナ」

ユリーカ「嬉しかったんだねセレナ」

サトシ「ママに連絡しなきゃ」

サトシ「えっ、ママ居ないの」

ケンジ「うん。オーキド博士と旅行に出かけててさ」

ケンジ「カスミはジムに予約が立て込んでて」

ケンジ「そうそう！タケシも」

サトシ「ふーん、みんな忙しいんだ」

サトシ「それに比べてケンジって相当な暇人なんだな。ハハハハハ」

ピカチュウ「ピカッカッカ」

デデンネ「デデデデデ」

ケンジ「・・・用は何なのサトシ」

サトシ「ああ、俺結婚するんだ」

ケンジ「えっ！？け、結婚って」

サトシ「結婚だよ。詳しい事はまた今度なじゃあな！」

ケンジ「待てよサトシ！どういう事だよ！？まるで意味がわからないぞ！」

セレナ「ママ。私ね結婚するんだ」

セレナママ「そう・・・」

セレナ「あ、あれ反対しないんだ」

セレナママ「セレナが旅に出た時から覚悟は決めてたわ」

セレナママ「頑張りなさい！」

セレナ「ママ・・・」

フォッコ「フォフォフォ(この世界の人間は10歳になれば立派な大人)」

ケロマツ「ケロケロ(酒も煙草もギャンブルも何でも御座れだ)」

ハリマロン「マーリマーリ(それにセレナの体つきは立派な大人だから)」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(エロい体つきなら暴漢に襲われても文句は言えまい)」

ホルビー「ホホホ(一理ありますな)」

ピカチュウ「ピカ(ハルカやヒカリ達にも伝えなきゃな)」

サトシ「お、そうだな。タケシ達には直接会って伝えなきゃな」

サトシ「久しぶりに会いたいしさ」

ピカチュウ「ピカ(そうだろ)」

サトシ「そうと決まればまずはハルカとマサトのとこだな！」

ピカチュウ「ピカ(お前の事だからタケシが先かと)」

サトシ「やっぱりタケシは最後に報告したい」

サトシ「重大な事っぽいからタケシは最後がいいなって」

ピカチュウ「ピカ(お前らしい判断だ)」

サトシ「うん」

サトシ「よし付いた」

シトロン「ここがホウエン地方ですか」

サトシ「そうだよ」

ハルカ「サトシ～！」

サトシ「ハルカ！久しぶりだな！」

ハルカ「この子がセレナで貴方達がシトロンとユリーカね」

ハルカ「初めまして！私ハルカ。この子はバシャーモ」

バシャーモ「バシャー」

ユリーカ「バシャーモだよお兄ちゃん！」

シトロン「本当ですね。僕達はバシャーモに縁がありますね」

ハルカ「立ち話も何だから家来ない？」

ハルカ「ここ」

ユリーカ「へぇ～凄い大きい」

ハルカ「入って、どうぞ」

シトロン「お邪魔します」

ハルカ「いいよ、上がって上がって！」

サトシ「あれ？今日センリさん達は？」

ハルカ「パパとママなら旅行に言ってて私とマサトだけなんだよね」

サトシ「ふーん、そうなんだ」

サトシ「どうして親は旅行好きなんだろな」

ハルカ「さあ。けど仲が良いのっていい事かも」

サトシ「だよな」

セレナ「・・・」

ハルカ「サトシはカロス地方で頑張ってるんだよね？どう順調？」

サトシ「いつも通りかな。ハルカは」

ハルカ「今度またカントーの方に行こうかなって思ってるの」

ハルカ「そういえば私に何かあって来たんだよねサトシは」

サトシ「ああ。俺結婚するんだセレナと」

ハルカ「エエーッ！？本当に？」

サトシ「うん。な？」

セレナ「う、うん」

ハルカ「そうなんだ。ふーん」

マサト「・・・」

サトシ「お、マサト。久しぶり！」

マサト「久しぶりだねサトシ・・・」

ハルカ「結婚の意味解ってるの？」

サトシ「あれだろ。センリさん達みたいになるんだろ？」

ハルカ「簡単に言えばそうだけど・・・やっぱり少し違うかも」

マサト「ねえセレナって言ったよね」

セレナ「うん。貴方がマサトだよね」

マサト「気安く呼ばないでよ」

マサト「どうやってサトシを誑かしたのさ！何様のつもりだよ！」

セレナ「え、あの急に言われても」

マサト「サトシはいつかお姉ちゃんとくっ付く僕のプランがメチャクチャだよ！」

マサト「何か取り柄あるのセレナ？手持ちは何体？」

セレナ「フ、フォッコだけ」

マサト「手持ちが一匹？半端な覚悟でサトシの女気取らないでよ」

セレナ「ごめん・・・」

セレナ「そういえばまだフォッコだけだった」

セレナ「サトシも言ってたなぁ・・・どうしよう」

フォッコ「フォフォフォ(諦めないで)」

セレナ「えっ？」

フォッコ「フォフォフォ(今からゲットすればいいだけの話し)」

フォッコ「フォフォフォ(誰もが度肝を抜くポケモンを)」

セレナ「うん！そうだよね！」

フォッコ「フォフォフォ(そうと決まれば私に付いて来て)」

フォッコ「フォフォフォ(どういうポケモンをセレナは求めているんだ)」

セレナ「やっぱり・・・サトシと同じ」

フォッコ「フォフォフォ(甘ったれるな)」

フォッコ「フォフォフォ(そんなんじゃマサトにまたネチネチ言われるぞ)

フォッコ「フォフォフォ(マサトはまるで姑だ)」

セレナ「じゃあ、どうしたら」

フォッコ「フォフォフォ(誰も見た事のないポケモンを)」

セレナ「それって」

フォッコ「フォフォフォ(伝説のポケモンだ)」

セレナ「伝説って？」

フォッコ「フォフォフォ(ああ！)」

セレナ「あ、あそこに居るスバメじゃダメかな」

フォッコ「フォフォフォ(ダメだ)」

シトロン「あれ？セレナが居ませんよ」

ユリーカ「本当だ！サトシ！」

サトシ「どこ行ったんだセレナは」

ユリーカ「探しに行かなきゃ」

サトシ「大丈夫だろ。セレナはしっかりしてるし」

ハルカ「ダメよサトシ！」

ハルカ「夫婦になるんだから奥さんの側に居てあげなきゃ」

サトシ「そんなものなのか」

ハルカ「だってうちの両親はそんな感じだから」

サトシ「難しいんだな夫婦って」

ハルカ「サトシにはまだ少し早すぎるかも」

ハルカ「けどこれから何だから頑張って」

サトシ「うん」

サトシ「おーいセレナー！」

シトロン「返事をしてください！」

ユリーカ「あ、あれ！」

セレナ「ううっ・・・」

サトシ「セレナ！大丈夫か！？」

ハルカ「しっかりして！」

マサト「・・・」

セレナ「大丈夫、大丈夫だと思う・・・」

セレナ「それより見てサトシ・・・ポケモンゲットしたよ・・・」

セレナ「出て来てグラードン・・・」

グラードン「グラ～」

ハルカ「グ、グラードン！？」

サトシ「マジかよ。あのグラードンをゲットするなんて！凄いよセレナ！」

セレナ「えへへへ・・・」

ハルカ「それよりも手当てしなきゃ！セレナ死んでしまうかも！」

サトシ「お、そうだな。大丈夫か？大丈夫か？」

マサト「ただで温室育ちに娘かと思ったら・・・」

マサト「負けたよ。君には」

マサト「もう行っちゃうんだ」

サトシ「早いとこみんなのとこ回らなきゃ行けないからな俺たち」

マサト「・・・」

マサト「あ、そうだセレナ。ごめんね酷い事言っちゃって」

セレナ「いいよ別に気にしてないから」

ハルカ「サトシは次はどこ行くの？」

サトシ「そうだな～ヒカリのとこかな。あいつも実家に戻ってるらしいし」

ハルカ「奇遇かも！私もシンオウ地方に行こうかと思ってたの！」

サトシ「コンテストか。どうだコンテストは順調？」

ハルカ「ま、まあね。ハハハ」

マサト「本当はあまり順調じゃないけどね」

サトシ「マサトはどうする？」

マサト「僕は留守番任されてるからいいよ。ここでお別れだねサトシ」

サトシ「ああ。立派なポケモントレーナーになれよマサト、待ってるからな」

マサト「うん！」

シトロン「さあ行きましょうサトシ！」

ユリーカ「また遊びに来るね～！」

セレナ「マサト一人で留守番できるのかな」

ハルカ「マサトはしっかりしてるから。それにポケモン達が居るから安心かも」

ピカチュウ「ピカ(セレナはまた一つ成長した。だが道のりは険しいぞ)」

デデンネ「デデンネ(ですね)」

サトシ「到着」

ユリーカ「はえ～ホウエン地方と比べると寒いね」

ピカチュウ「ピカ(急な温度の変化は体調を崩しやすい)」

デデンネ「デデンネ(これからトレーナーになるなら自然の力を舐めるな)」

ユリーカ「あ、はい」

サトシ「ヒカリ居ないな。待ってるとか言ってたのに」

セレナ「サトシ、あれ」

ポッチャマ「ポッチャマ・・・」

ハルカ「あの子ヒカリのポッチャマかも！」

サトシ「ポッチャマ！久しぶりだな！」

ポッチャマ「ポチャ(オッス。ピカチュウさんもお元気そうで)」

ピカチュウ「ピカ(お前は相変わらずだな)」

ポッチャマ「ポチャ(君がセレナだね？)」

サトシ「ヒカリはどうしたんだ？」

ポッチャマ「ポチャ(時期に来る。ほら噂をすれば)」

「退け退け！危ないぞ！」

サトシ「いててて・・・」

シトロン「大丈夫ですかサトシ！？」

ジュン「何だよ何だよ！何だってんだよ！罰金だぞ罰金！！」

サトシ「ジュンか？ジュンだよな！？」

ジュン「サトシ？もう到着してたのかよ！」

ヒカリ「サトシ！」

サトシ「ヒカリ！」

サトシ「っていうかジュンは何で居るんだ？」

ヒカリ「私が呼んだの。何か暇そうに毎日ブラブラしてるらしいから」

サトシ「ふーん、旅しろよ」

ジュン「こう見えても修行したんだぜ俺！そんであれさ」

サトシ「あれって？」

ジュン「苦労したんだぜ。シンジだよシンジ！シンジが戻って来てるらしいんだよ！」

サトシ「シンジが！？どこに居るんだよジュン！」

ジュン「知らねえ。けどシンオウに戻って来てるらしいぜ！」

セレナ「シンジって？」

サトシ「ライバルさ」

ジュン「そして俺にライバルだぜ」

サトシ「ヤヤコマ！」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(はい)」

サトシ「こんな顔してる奴探してくれないか？こんな顔で背丈がこんなんで」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(はい)」

ジュン「そうか！空から探せばいいんだよな！サトシにしちゃ頭がいいな」

サトシ「旅に関してはベテランだから俺」

ヒカリ「貴方がセレナね？私ヒカリ！」

セレナ「私はセレナ。この子はフォッコ、それに手持ちにグラードンが」

シトロン「僕はシトロンです！」

ユリーカ「あたしユリーカ！こっちはデデンネ」

デデンネ「デデンネ(宜しくなポッチャマ)」

ポッチャマ「ポチャ(は？俺は先輩だろ？態度デカいぞ後輩のくせに)」

デデンネ「デデンネ(俺は筋金入りのカロスっ子。態度はデカくて当然さ)」

ポッチャマ「ポチャ(後でツラ貸せよ。目にもの見せてやる)」

デデンネ「デデンネ(いいぜ。ムカつくんだよペンギンが)」

ユリーカ「もうお友達になったんだねポッチャマと！」

デデンネ「デンネ！」

ポッチャマ「ポッチャマ！」

ヒカリ「サトシと結婚するんだ。へえ」

セレナ「うん。でも少し不安かな」

ヒカリ「どうして？」

セレナ「ほらサトシのあの表情」

セレナ「ライバルと居る方が楽しそうだなって」

ヒカリ「大丈夫大丈夫！サトシってあんな感じだから」

セレナ「うん」

ハルカ「シンジってどんな子なの？」

ヒカリ「無愛想かな。とにかく愛想が無いって言うか」

セレナ「ライバル・・・他にも居るの？」

ヒカリ「私が知ってるのはシンジでしょそれにジュンに・・・」

ハルカ「後ほら・・・えーっと忘れちゃったかも！サトシがよく話題に出してた」

ヒカリ「ポケモン川柳の人のお孫さん？」

ハルカ「うん！オーキド博士のお孫さんの・・・確か名前は・・・ヒロシ？」

ヒカリ「そうそう！ヒロシ！」

セレナ「シンジにヒロシか・・・どんな人なんだろ」

ピカチュウ「ピカ(ヒロシのブラッキーにシンジのエレキブル)」

ピカチュウ「ピカ(俺にとってもいい好敵手だった)」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(サトシ！)」

サトシ「ヤヤコマ！見つかったか？」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(ここより南方60km先にそれらしき男が)」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(サトシの脚なら30分もあれば着くかと)」

サトシ「どっちだ南方って」

ジュン「あっちじゃねえか」

ヤヤコマ「ヤヤヤ(つべこべ言わずに付いて来い)」

サトシ「うん。解った」

サトシ「じゃあ俺たち行ってくるから」

セレナ「行くって？」

サトシ「シンジのとこだぜ！行くぞジュン！」

ジュン「おう！」

シトロン「興味深いですね。そのシンジという人」

シトロン「いい勉強になりそうです！僕も行きますサトシ！」

セレナ「行っちゃった・・・」

ヒカリ「ほらサトシだし。大丈夫！大丈夫！」

ハルカ「女の子は女の子同士で。ね？」

ユリーカ「だってセレナ」

セレナ「うん！」

「コドモネエ～」

ピカチュウ「ピカ(ん？)」

ポッチャマ「ポチャ(どうかしましたかピカチュウさん)」

デデンネ「デデンネ(ピカチュウさん？)」

ピカチュウ「ピカ(いや気のせいだ。ほら行くぞ)」

ヒカリ「ここ」

ユリーカ「へえ。大きいお家だぁ」

ヒカリ「入って、どうぞ」

セレナ「お邪魔しまーす」

ヒカリ「いいよ、上がって上がって！」

ハルカ「・・・」

ヒカリ「どうしたのハルカ？」

ハルカ「え、いや・・・お腹空いたなって。えへへ」

ヒカリ「大丈夫！私が何か作ってあげる！」

セレナ「それじゃあ私も！」

ユリーカ「じゃあさ皆で作ろうよ」

ハルカ「うん！それいいかも！」

ポッチャマ「ポチャ(おい、表出ろ。さっきの続きだ)」

デデンネ「デデンネ(ああ。そうだったな)」

ポッチャマ「ポチャ(目にもの見せてやる偽でんきねずみめ)」

デデンネ「デデンネ(ペッ)」