某所で行われたBBSセッションをSSとなるように改変して、書いていきます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390934358
二条「葉乳堕ってのはどこにあんのかねえ」
二条「この近くにあるってことは判ってるんだが……」
二条「病院に行けばわかるかね辺鄙な町の病院には、暇な奴らが集まるもんだしな」
ギイイイと木製の古い扉を開け病院に入る
すると近くにいた看護婦が話しかけてくる
看護婦「あら、もしかして親族の方?」
二条「ああ、いえ、私は違いますよ」
二条(親族?)
看護婦「あらそうなの?」
看護婦「ってことはマスコミの方?」
看護婦「いやー大変みたいねーあの土砂崩れで何人か死んじゃったって話しでしょ?」
看護婦「それに山の村との大きな道も崩れちゃって連絡取れないらしいんでしょー?」
二条「連絡取れないんですかー……」
二条(マスコミ?)
看護婦「ええそうよー」
看護婦「徒歩ルートも有るみたいだけどこの町の人達も使わないらしいしね」
二条「その村までの道って知ってます?」
看護婦「私は知らないわー」
看護婦「おじいちゃんとかおばあちゃんなら知ってるだろうけどねー」
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桜井「病院かなあ」
桜井「そういうところなら人も安定しているだろうしね」
と、病院に向かっているところで一人の男とぶつかる
男「おっとすまんね」
男「大丈夫か?」
と、言いながら男は手を差し延べる
桜井「いえ、こちらこそすいません」
桜井「大丈夫ですよ」ニコッ
桜井も手を取って立たせてもらう
男「俺は迅牙ってんだ」
迅牙「お前は?」
桜井「あ、はじめまして」
桜井「僕は桜井っていいます」
桜井「ちょっと道を探していたもんで」
桜井「ぼんやりしてました」
迅牙「そうかそうか」
迅牙「良い名前だ」
迅牙「考え事でもしてたのか?」
ガバッとアームロック気味に耳を近づけ
迅牙(葉乳堕村のこと……とか?)ホソボソ
桜井「!?」
桜井「よ、よくわかりましたね」
迅牙「俺もそうだからな」
迅牙「それにこんな町に里帰りって服装でもなく来るってことは最近起こった葉乳堕の事件についてだろうって推理したまでさ」
桜井「もしかして、探偵さん?」
迅牙「いやいや、俺はある人の依頼で来ただけだよ」
迅牙「ま、旅が趣味だしちょうどいいからな」
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