エレン「敵が恐竜になった」(78)

その時ー

次元の狭間が開いた。

「巨人」から人類の敵が変わった

そのせいでさらに人類はさらに追い込まれて行くこととなる

ミカサ「エレン!起きて!はやくしないとヤツらが来る!」

ゴォーンゴォーン

エレン「…え?マジかよ悪い!行くぞ!」

薪を置いて走り出すのは、それが走る邪魔にしかならないから

エレン「近くの地下シェルターは?」ハァハァ

ミカサ「えーっと…こっち!」

エレン「ふう…ここまで来ればひとまず安心だな」

ミカサ「うん…でも油断しないで…」

エレン「ああ、見張りは俺がやる!」

俺は地下シェルターの覗き穴から見る外の世界が好きだ…そして今日は

そこには「憧れ」が直接見えるから

リヴァイ「チッ…アンハングエラが五体…壁上護衛団は何してやがる」

調査兵団がいた

ハンジ「結構高いところ飛んでるね…私の『相棒』は相性悪いから、ケイジ行ってきて!」

ケイジ「はい、行くぞ『ズンガリプテルス』」

ギリギリ人間が乗れる位の翼竜が、余裕の表情を浮かべ青空を舞う

一回り大きな翼竜に近づくと、翼竜がこちらに気付き襲いかかってくる

それを右旋回で避け、

ケイジ「はっ…さっさとやっつけるか」

立体機動装置のアンカーを相手の胴体に食い込ませ、一気に近づき

背中に乗り、首を縄で縛って拘束した

ケイジの相棒は翼に噛みつき相手の動きを止めている。

やがて地上にまっ逆さまに落ちていった

その作業を調査兵団は数人単位で行い、壁内に侵入してきた翼竜達を全部捕獲した

エレン「カッコいー…」

地下避難警報が解除され、外に出たエレン達はアルミンと合流した

アルミン「エレンは今日の戦闘を見たの?良いなぁ…僕は家の中に居たから、外が見られなかったんだ」

家の中に居るものは家にある地下室に逃げるのが普通だ。エレンの家に地下室は二つあるが、もう片方には入れてもらえない

エレン「超かっこよかった。壁上護衛団より速くて、すごい勢いで捕獲していったぞ」

アルミン「今度壁外調査から帰ってくる時は絶対に見るぞ!」

エレン「ああ!」

しかし、そんな憧れを持つのは彼等だけで、日常的には

「今日みたいな戦力を壁上護衛団に回せば良いのに」

「ったく…いつになったら安全に暮らせるのやら」

と言った会話が飛び交うのが当たり前だった

世界観

人類は巨人に十年間苦しめられていたが、ある日急に巨人が居なくなり、代わりに「恐竜」と「翼竜」が現れた。しかも回復能力はあり、人間しか食わない。喉が弱点

『壁上護衛団』『調査兵団』『内地護衛団』の三つに別れる

捕獲された恐竜と翼竜は檻にいれられ、そのあと訓練兵団に入った新人たちと顔合わせをし、適合したものがその人の相棒となる。適合した人間の言うことしか聞かないが、一番最初に「人間を襲わないように」と命令させられる

立体機動装置は、相棒の種類によってすこし種類が変わる。

立体機動は原作の兵士より上手くない

しょっちゅう襲われるので一般市民は平和ボケしてない

エレン「…恐竜を駆逐できなかったらずっと飯くって寝ていきるだけの家畜と変わり無いのにな」

アルミン「しょうがないよ。地下施設に逃げても常に命の危険が付きまとっているんだから……この壁が壊されたら…人類は翼竜じゃなくて、恐竜に今度こそ追い詰められることになるんだけど…」

エレン「ああ、恐竜ってどんなやつなんだろうな」

ドゴォォン

エレン「なんだ?地震か?」タッタッ

エレン「え…?なんで…あれは」

その日人類は思い出した

昔は

恐竜ではなく『巨人』に支配されていた恐怖を

ドゴォォオオォォオオオオオオン

ミカサ「か…壁に…」

アルミン「穴が…?」

アルミン「逃げるぞ!二人共!」

エレン「壁の破片が飛んでいったところに…家が…母さんが!」

エレン(家に当たってる訳がない…とっくに逃げてるはず…あの角を曲がれば…いつもの…)

エレン「母さん!…ミカサ、そっちを持て!この柱をどかすぞ!せーのっ」

ギャァァァァアアアアアアアアアアアア

エレン「うっ!?」

ズシンズシン

エレン「ミカサ急げ!」

ミカサ「わかっている!」

カルラ「エレン!ミカサを連れて逃げなさい!母さんの足は瓦礫に潰されてる…ここから出られても走れないから」

エレン「俺が担いで走るよ!」

カルラ「言うことを…聞いてよ」

ズシンズシン

軽やかな足取りで死の足音は聞こえてくる

アルバートサウルス「ギャァァァァァァス」

エレン「やっべぇ…」

カルラ「!?ハンネスさん!まって!戦ってはダメ!子供たちを連れて逃げて!」

ハンネス「見くびってもらっちゃ困るぜカルラ!俺はかなりの数の翼竜を倒してきた!このくらい…」

Aサウルス「クルルルル…」

ハンネス(圧力が翼竜の比じゃねえ…!)

エレン「おい!?ハンネスさん!タペヤラに乗って戦わねえのかよ!母さんは?」

カルラ「エレン!ミカサ!生き延びるのよ!」

Aサウルス「ギェアアアッ!」メリメリメリ

エレン「やめろおおおおおおおおっ!!」

Aサウルス「ぱっくん!」

エレン「あ…」

空中

ハンネス「すまない…俺に…勇気があれば…」

エレン「いや…良いよ。翼竜しか倒したことないのにあんなでけぇの…」

ドシンドシンドシン

ミカサ「あ…あれも…まさか」

鎧の巨人「」フシュー

エレン「マジかよ…」

壁上護衛団はなんとか翼竜達をぶつけて足止めしようとしているが弾き飛ばされている。大砲も効かない

そして

ドゴォォオオオオン

ウォールマリアが突破された

エレン(もうあの家には…二度と…母さん…)

エレン(どうしてこんな目に…人間が弱いから?弱いやつは泣き喚くしかないのか!?)

エレン「駆逐してやる…この世から… 一匹…残らず!」

ハンネス「…」

五年後 解散式

首席ミカサ(ティラノサウルス)

二番ライナー(アンキロサウルス)

三番エレン(カルカロドントサウルス)

四番ベルトルト(テリジノサウルス)

五番アニ(ユタラプトル)

六番ジャン(スピノサウルス)

七番アルミン(クェツアルコアトルス)

八番コニー(ブラキオサウルス)

九番サシャ(トリケラトプス)

十番クリスタ(ステゴサウルス)

追記

ユミル(ジョバリア)

マルコ(アンハングエラ)

モブ「いーよなお前らは10番以内に入れてよ。やっぱり相棒の差か?どーせ内地護衛団に入るんだろ?」

ジャン「当たり前だろ、なんの為に十番以内に入ったと思ってんだ?」

マルコ「俺も内地にするよ!王の近くで仕事が出来るなんて光栄だ!」

ジャン「まだお利口さんをやってるのか?マルコ…」

ジャン「言えよ本音を…少しでも最前線から遠ざかることが出来るからだろうが!内地での安全で快適な暮らしが俺達を待ってるからだろうが!」ドンッ

マルコ「なっ…恥を知れよ!少なくとも俺は…」

ジャン「あーすまん、お前は優等生だったな」

ジャン「しかしおまいらならどうする?」

マルコ「おまいらて」

ジャン「俺達が内地ですめる機会なんてそうそう無いぜ?みんな内地に行きたいよな?」

ベルトルト「僕も内地に…」

アニ「私もだけど…あんたと一緒だとは思われたくないわ」

ジャン「ははは」

エレン「なあジャン、内地ではとりこぼしが来るぜ?決して完全に安全とは言えねえし…」

エレン「お前の脳内は今も昔も快適だろ?」

ライナー「ブフーッ」プゥ

アルミン「うあライナー…屁までこくとか…」

ジャン「俺がおめでたいやつだと言いたいんだよな?だがそれは違うぞエレン」

ジャン「完全な安全と言えないが…誰よりも俺は『現実』を見ている…四年前、人口の二割を投入して、総攻撃を仕掛けたが…」

ジャン「相棒さえ居ない一般市民はともかく、兵士も相棒ごと食い散らかされたじゃねえか。まあ弱い相棒しか使えねえ奴が主に出陣したが…」

ジャンル「あと何割足せば領土は奪還出来るんだろうな?もうわかってんだ…人類は恐竜に勝てない。俺は内地に行くさ。相棒も翼竜じゃねぇし、仕事もすくないだろ」

エレン「それで?」

ジャン「話聞いてたか?」

エレン「勝てないと思うから諦めるってとこまで聞いた。なぁ…諦めていいことあるか?あえて希望捨ててまで現実逃避する方がいいのか?」

エレン「そもそも恐竜相手に翼竜で相手する方が間違っているんだ」

アルミン(昔の調査兵団は翼竜が主だったけどね。今は獣脚類の捕獲方法も確立して、兵士の相棒も一部更新されてるんだけど)

エレン「四年前の敗因は恐竜に対しての無知だ…負けはしたが得た情報は確実に次の希望に繋がる」

エレン「お前は戦術の発達まで放棄して大人しく恐竜の飯になりたいのか…?冗談だろ?」

エレン「俺は…俺には夢がある…全部の恐竜を見たあとで…野生の恐竜を駆逐して…」

エレン「この狭い壁内から出たら…外の世界を探検するんだ」

アルミン(…恐竜好きなのに嫌いなのか…)

ミカサ(エレン…相棒大人しくしてるかな…)

ジャン「何言ってんだお前、おめでたい頭してるのはお前のほうじゃないか」

エレン「なんだと?」

ジャン「見ろよ誰もお前に賛成なんかしてねぇよ」

エレン「ああそうだな…さっさと行けよ内地に…お前みてぇな敗北主義者がココにいたら士気にかかわんだよ」

ジャン「勿論そのつもりだが?お前もさっさと壁外に行けよ…まあせいぜいその辺歩いてて翼竜についばまれてな」

エレン「めんどくせぇ…」

ジャン「へっ…」

バキッ

モブ男「うぉぉ!また始まったぜ」

ライナー(あーあ、勝てるわけねぇのに。一応三番だぞ?エレンは)

ジャン「おら!どうしたエレ…」

バキッ

モブ「おおおぉ…ローキック決まった」

ジャン(くっ…早くたちあがんねえと…)

エレン「別に内地に行くんだったら…この位平気だよな?肉屋のおっさんに教わった奥義!」

フィギュア4レッグロック!

アルミン(たまに翼竜が襲ってくるから…一般市民も防衛用に格闘術使える人もいるね。まあこの技は完璧対人格闘用だけど)

ジャン「ぐぁああ!!って…あれ?」

ミカサ「エレン…また私が見てない間に喧嘩して…」

エレン「いや、お前が相棒のこと考えて上の空になってただけだろ?あ、ちょいまち、魚屋のおばさん秘伝のその技は!やめろぉおお!」

プッつん

お見苦しい場面がありましたので少々お待ちください

アルミン(どの辺まで飛ばすんだろ)

ドンッ

エレン「いてえ…いてえ…魚屋のおばさん秘伝はダメだろ…」

ミカサ「熱くなるとすぐ衝動的に行動する」

エレン「お前を襲ったことないぞ」

ミカサ「…そうじゃなくて///」

エレン「さっきあいつなんて言ってた?」

ミカサ「ごめんなさい、エレンの絶叫で私は聞こえなかった」

アルミン「ああ、エレン。もうお開きだって。ジャンは負け惜しみで

『よかったな!エレン。お前はそうやってミカサにオンブに抱っこだ!』

って言ってた」

エレン「…」

ミカサ「…」

エレン「…」

ミカサ「…」

エレン「さっきあいつがなんか言ってたが…お前、配属兵科の希望は?」

ミカサ「私は調査兵団にする」

エレン「お前は首席だろうが…内地に行けよ」

ミカサ「私はあなたについていく。それに…内地だと。うちの子が民衆の目にさらされて、みかりん衣装を着た私と踊るはめになる」

エレン「だろうな。つか相棒をうちの子なんて呼ぶのお前ぐらいだぞ」

ミカサ「何より…もうこれ以上家族を失いたくない」

アルミン「やっと出番…僕も調査兵だね」

エレン「…お前も座学トップだし…壁上護衛団でもお前の相棒の実力を最大限…」

アルミン「空からエレンとミカサを守る。ジャンが言ってたみたいに翼竜についばまれないようにね。」

エレン「言ったな…ふふっ」

ハンネス「おうお前ら!」

エレアルミカ「…」バッ

ハンネス「あー、直っていいぞ」

ハンネス「規律は大事だがどうもお前らが相手だと慣れねえな」

エレン「ホントになれないよ。不細工なタペヤラに乗ってパトロールしてたのに今や壁上護衛部隊長だもんね」

ハンネス「くっそ…アルミンはいいなあ、クェツアルコアトルスだったか?なんならうちに来るか?そしたらだいぶ仕事が楽になる」

アルミン「ごめん、もう調査兵になるって決めたんだ」

ハンネス「そうか…あ、イェーガー先生の行方はまだなにも掴めていない。頼りは最後にあったお前の記憶なんだが…何か思い出したか?」

エレン「ぐっ…頭が…」

ミカサ「ハンネスさん!」

ハンネス「そうかすまねぇ…忘れてた!」

ズキズキ

グリシャ(腕を出しなさい!エレン!!)

エレン!

エレン「!?」ガバァッ

アルミン「大丈夫なの?あのあと急に倒れて運ばれたんだけど…すごくうなされてたけどどんな夢を…」

エレン「なんだっけ…あれ…忘れた」

エレン「はあ?調査兵団にするって?コニーお前…」

トーマス「お前の昨日の演説が効いたんだよ」

コニー「俺の相棒はでけぇし内地の邪魔になるし…ジャンと一緒に踊りたくないだけだ」

エレン「まあ正当な理由だな。ジャンはいつになったら内地護衛団は踊らないといけないという事実を知るんだろうか」

サシャ「あのぉ…皆さん…お肉、盗って来ました。後で皆さんで分けましょう。スライスしてパンに挟んでムフフフ」

コニー「戻してこい」

サシャ「やーです。それに大丈夫ですよ。土地を奪還すればまた、牛も羊も増えますから」

トーマス「なるほど…マリア奪還の前祝いか。俺も食う!」

サムエル「これ食ったからには腹括らないとな…俺も!」

ミーナ「じゃあ私も!」

あれから五年たった

人類は尊厳を取り戻しつつある

勝てる!人類の反撃はこれからだ!

バチバチぃっ

超大型巨人「」

今日は終わり

即興だから遅筆だけど許して。恐竜をいつ巨人と書き間違えるかビクビクしてます

追記

ミーナ(チンタオサウルス)理由は想像に任せる

トーマス(イグアノドン)特に理由はない

サムエル(カスモサウルス)出番が少ないため。ダズもカスモサウルス

最近の調査だと壁外の水辺には『大きなナニか』がいるらしい

予定が消えたから再開

エレン(え…?こいつは…あのときの!)

ブシューーーーーッ

エレン「あつっ…何が?」

「うああああっ」

エレン「みんなっ…立体機動に移れっ!」

トーマス「おい!サムエル!」

エレン(俺がっ…サシャ?)

ギュルルルザクッ

サシャ「サムエル!動いちゃダメですよ!」

エレン「よかっ…」

ドオオオオオオオオオン!

エレン「巨人…駆逐してやる!サシャ!サムエルを任せた!固定砲整備四班!戦闘用意!」

エレン「目標目の前!赤い巨人!これはチャンスだ!絶対に逃がすな!」

エレン(壁を壊せるのはこいつだけ…)

エレン「よう…五年振りだな…」

エレン(こいつは見た感じ動きが鈍そうだ…なら!)

エレン「普通に立体機動した方が速い!」

ギュルルル

ドゴォォォォオン

超大型巨人の右腕が『翼竜』討伐用の固定砲を破壊していく。

エレン(くっそ『巨人』との戦闘訓練なんてやってねえぞ…相棒は檻の中だし…)

エレン「よし!いける」

ズバッ

エレン(どうだ!喉元を…)

シュウッ

エレン(効いてない?…)

ブシューーーーーッ

エレン(すごい蒸気だっ…)

エレン「あれっ…消えた?」

エレン「悪い…逃した」

コニー「いや、俺達は誰も動けなかったんだから仕方ねえ。それよりどうする!早くしないと恐竜が入って来るぞ!」

その時彼らの頭上を黒い影が覆った。

翼竜か、と身構えるとその考えは当たっていた

エレン「アルミン!」

アルミン「エレン!みんな大丈夫か?もう巨人出現時の作戦は進行中だ。今体表が固い恐竜で壁を塞ごうとしている!気休めにもならないかもしれないけど、一旦本部に戻るぞ!」

上官「悔やまれることにもっとも恐竜相手の戦闘経験が多い調査兵士団は壁外調査のため出払っている!お前たち訓練兵も卒業演習を合格した立派な兵士だ!今回の作戦でも活躍を期待する!」

エレン「大丈夫かアルミン?」 

アルミン「ああ…僕も上位に入ったんだ。班長としてしっかりしないと…でも、あの穴を塞ぐには大岩をすぐに移動させないと…でもこうしてるうちにも小型恐竜が入ってきて…そっちの対応に追われて集中出来ないだろうな。いつ巨人が再び出てくるかわからないし」 


……
………

上官「皆心して命を捧げよ!解散!」

訓練兵「ハッ!」

ジャン「くっそぉぉ…なんで今日なんだ!」

ジャン棒「シャァァ」

ジャン「ん…?力貸してくれんのか?」

ジャン棒「シャァァ!」

ジャン「…じゃあサクッと生き残るか」


ミカサ「エレン、戦闘が混乱してきたら私のところに来て。うちの子と全力で守るから」

エレン「いや、いいよ。俺の相棒も強いし。な?」

エレン棒「クルルルル」

ミカサ「良いもん」

エレン「は?」

ミカサ「死なないでねっ!エレン!」ダッ

エレン「おい!待てよ」

アッカーマン、オマエハコウエイダ エ?ア。ハイ

エレン「…死なねぇよ」



エレン「ようし!34班前進!」

34班「おお!」

ドシンドシンドシン

エレン「!?恐竜がもうあんなに?何やってるんだ先輩方は!」

ミリミー「俺(私)の台詞とるな」

トーマス「前衛部隊がエレン「総崩れじゃないか」

トーマス(おい)

エレン(決して楽観視してた訳じゃ無かったが…これはあまりにも)

エレン「!?タルボサウルスだ!避けろ!」

右の道から突っ込んできタルボサウルスが、トーマスのイグアノドンに体当りする。倒れた相棒ごと吹っ飛ばされたトーマスは

ヴェロキラプトル「ギィィィイイッ!」

小さい狩人の手にかかる

トーマス「やめろ!離せっうあああああああああああああああっ!!!!」ブチブチブチ

あらかた食べ尽くしたヴェロキラプトルが、軽々と屋根に登り、気まぐれに立ち去ろうとしている

エレン「待ちやがれ!」

ナック「おい!?相棒を置いていくな!」

頭に血が上ったエレンを襲ったのは

アリノケラトプス「」ガブッ

エレン「」ゴロゴロゴロゴロ

ミーナ「エレンの…足が」

エレン棒「クルル…」オロオロ

主が倒れた恐竜がオロオロしている。連係してアリノケラトプスにおそいかかろうとも、巨大な角でミーナの相棒の首を、ミーナごと串刺しにした

ミーナ「ゴブゥッ………」

ミリウスの相棒も、コリトサウルスて戦闘向きではない。再び胸を貫かれ、そのすきに二人でとびかかるも角で一刀両断

トーマス「グボォッ」

ミリウス「アガァッ!!」

ダズ「ひっ…ひぃい!」

先程まで完全に空気だったダズも、タルボサウルスの口にくわえられ、奥に流し込もうとされていた

ダズ「やめてぇぇえええええっ!!」

エレン「うぉぉおおおっ!」

ドンッ

立体機動。恐竜操作の次に必要な訓練を一番真面目にやったのはエレンだった。口が閉じようというまさにその瞬間、ダズに体当りをかまして押し出した

エレン(俺は…外の世界に)

ブチィッ

エレンの腕以外が飲み込まれた

ダズ「ウオェッ…嘘だろ…?俺なんかを助けたって言うのかよ…エレン」カタカタカタ

ミカサ棒「!?グォオオオオオオッ!!」

ミカサ「どうしたの?エレンの匂いに何か変化が?」

ミカサ棒「グォオオッ!」

ミカサ「…無事だといいんだけど」

追記

兵士の恐竜は首輪がつけられている


ーー
ーーー
ドガッ

おやじ「うっ」

お兄さん「お…おい!!あんたたち…今がどんな状況かわかってんのか?」

会長「分かってるからこうなってんだよ!てめぇらこそ壁を出たかったら手伝え!」

モブ「ふざけんじゃねえよ!それ以上押し込んでもその荷台は通れねぇよ!何考えてんだ!人を通すのが先だろ!」

モブ「何やってんだ兵士!」

したっぱ「し…しかし」

会長「やってみろしたっぱ!俺はここの商会のボスだぞっ!」

したっぱ「だからどおしたぁああっ!!」クワッ

会長「お、おう」ビクッ

モブ女「大丈夫…お父さんがサイカニアで守ってくれてるからね…」

幼女「おかーさん、あれ」

ズシンズシンズシンズシン

カマラサウルス「クォォオオオッ!」

ウワアアドケェオシコメェ!!ニダイヲオセ

兵士「くそっ…なんであんなにはやく走れるんだ!」

兵士2「このままだミカサ棒「ぐぉおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!!!!」

それは閃光のように走っていき、カマラサウルスの尻尾に噛みついた。

ミカサ棒「グォオオオオッ!!」

唸り声をあげながら引きずり倒す。普通なら有り得ない馬力をもつティラノサウルスの主人は

カマラサウルス「クォオオ…」

ザシュッ

起き上がろうとするカマラサウルスの喉を切り落とした。

落ちた首の上に乗り、停止。

避難が遅い理由を目の当たりにして吠える

相棒が

ミカサ「吠えろ」

ミカサ棒「ぐおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ」ビリビリビリビリ

王者の雄叫びを聞いた商会の会長は、キチガイのしたっぱ兵士にまで弱気になって荷車を引いた


幼女「ありがとう!おねえちゃんと恐竜さん!」

モブ女「おかげでみんな助かりました。感謝します」

ミカサ「…」トンッ

ミカサ棒「くぉっ!」シンゾウササゲル

幼女「かわいい!」パァ

ミカサ「この子の可愛さがわかるの?ねぇ!」キラーン

イアン「おいアッカーマン。よくやったが配置に戻れ」

なぜこんなときに思い出す

あの子と最初にあったときのトキメキ…じゃなかった

勝者しか生き残ることのできない残酷な世界

ミカサ「撤退の鐘は…」

ゴォーンゴォーンゴォーン

モブ兵「撤退だ!ガスを補給しろ!壁を登るぞ!翼竜のやつは上に警戒しててくれ!」

ミカサ「前衛の撤退の支援をしてきます!!」

イアン「な…おいミカサ!」

私には…この世界に帰る場所がある

エレン…相棒!あなたたちがいれば私は何でもできる

ミカサ(何故?一時撤退の鐘は聞こえたはず…なんで壁を越えて行こうとしないの?)

ギャーギャー

グゲェーーグゲェー

ミカサ「翼竜が…あんなに」

コニー「クソッ!どーすんだよ!」

ジャン「どうもこうもねえよ…やっと撤退命令が出たっていうのに、翼竜がわんさか来やがった…一部は主が死んで野生化したやつだろうな…壁を登ろうにもあの数は…」

コニー「一か八かあそこに群がる翼竜を殺るしかねえだろ?俺らがここでグダグダやってたらそれこそおしまいだ!」

ジャン「今の俺たちにそれができるか?指揮官もいねえ、翼竜使いも少ないこの状況で戦えるかよ?」

コニー「…ダメかな?」

アルミン「おい!エレーン!あっ、コニー、エレン見てない?」

コニー「いや?見てないけど」

ライナー「あいつの班のダズならいたぞ?ほら…」

ミカサ「…わかった」

ジャン「うわっミカサ…いつの間に」

アルミン「ダズ…エレンを知らないか?」

ダズ「え、エレン…エレン…は…たっ…食べられた…俺を…かばって」

アルミン「なっ…」ガクッ

アルミン「ああ…エレン」ポロポロ

ミカサ「アルミン落ち着いて…今は感傷的になってる場合じゃない」

アルミン「…ああ、作戦、と言えるかはわからないけど考えた。皆集まってくれ!」

アルミン「よし、説明するよ。翼竜を使って…力ずくであそこを突破する方法を考えた。
まず、補給所におそらくある、鉄砲を持ってきて、散弾で翼竜の目を奪う

そして視力がなくなった翼竜はその辺りを旋回して留まる性質が有るのを利用して、邪魔なものを駆除しながら壁まで進む…って言うのはどうだろう。

ある程度近付いて、ブラキオサウルスとかの上から射撃、そして立体機動を使えばいけなくは無いと思うんだ」

コニー「?…でもよ、そんなに広範囲の敵に散弾が当たるのかよ」

アルミン「僕たちの立体機動装置には銃が取り付けられる。飛びながら射つんだ」

ジャン「落ちた時は…?」

アルミン「僕が全力で拾いに行く。そう何人も落ちられたら困るけど…安心してくれ」

マルコ「ああ、これしかなさそうだ。じゃあ討伐する係は…上位陣に任せていいかい?」

ミカサ「ええ」

モブ「って、そんなの出来るか!」

モブ2「そんな不安定な立体機動できるわけ無いだろ!」

ミカサ「…私は…あなたたちよりすごく強い!」

ミカサ「ので、私だけでもあそこの翼竜達を蹴散らすことが出来る!でもあなたたちは戦おうともしない!まだ何も始まる前から逃げ道を探しているだけ!」

モブ「仕方ないだろ!?あの数を突破するのにどんだけ空中にいることになると思うんだ」

ミカサ「出来なければ死ぬだけ…でも勝てば生きる…戦わなければ…勝てない」

アルミン「よし、まずは補給所に行かないと…」

ミカサ「正面突破であそこまで突っ切る!」

王者の叫びが、仲間を力付けるために再度響きわたる

ミカサ棒「グォオォオオオオオオオオオオオオオッ!!!」

ジャン「おい!俺達は仲間に一人で戦わせろと学んだか?」

ジャン棒「ジャアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンゥ」

ジャン「おい鳴き声へんだぞ」

アルミン「突っ込め!」

アルミン棒「クゥエエエエエエエエエエエエエエエッ!」

サシャ「行きますよ!相棒!」

サシャ棒「イモォォォオオオオオオオオオオオオオッ!!」

モブ「ははっ…あいつら…ケラトサウルス、力貸せっ!」

オオォォオオオオオオオオ

ジャン「みかさに続け!」

ドシンドシンドシンドシンドシンドシンドシン

アルミン「あれ?ミカサ…立体機動装置の様子が…」

プシッ

アルミン「ぐっ!?ガス漏れかっ!」

バコッ

ミカサ「相棒!そのまま突っ込め!」

ミカサ棒「グォッ!」ドシンドシン

………
……


ミカサ「こんなときにガス漏れ…」

ズシンズシン

カルノタウルス「グギャアアアアッ!」

また家族を失った…また…この痛みを思い出して…また…ここから始めないといけないのか…

この世界は残酷だ そしてとても美しい

いい人生だった

後ろからもカルカロドントサウルスが来ている。エレンのだ…主が居ない恐竜は再び人を襲い始める

たたかえ!

たたかえ!

ミカサ「」スッ…カチャッ

ごめんなさいエレン…私はもう諦めない

死んでしまったらもう…あなたを思い出すことも出来ない!

だからなんとしてでも勝つ!なんとしてでも生きる!

ミカサ「ウォオオオオオオオオオッ!」

ズシン

なぜか後ろにいたエレンの相棒が闘争本能を掻き立て、カルノタウルスに襲いかかる

次の瞬間…

ミカサ「えっ…」

エレン巨人「グゥオオオオオオオオオオオオオオッ!」

巨人の拳がカルノタウルスの顔面に炸裂した

ドォッ ズゥゥーン

かなりの距離転がったカルノタウルスがエレンの相棒の追撃を受け、

怒りの叫びをあげる巨人が一歩一歩噛み締めるかのように、グチャグチャに踏みにじる

ただひたすら困惑した

新しい巨人が出てきて、恐竜を殺している。しかもエレンの相棒と連係して

そして微かに高揚した

その光景は、人類の怒りが体現されたように見えたから

エレン巨人「グゥアアアアアアアアアアアアアアッ」

アルミン「ミカサっ!」

大きな翼竜に乗ったアルミンがミカサを引きずりあげる

アルミン「ガス漏れして落っこちたろ?怪我は…」

ミカサ「私は大丈夫」

屋根の上に降りる

コニー「おい!銃は無事回収できた!とにかく移動…」

アルミン「なっ…あれは…巨人!?」

コニー「ヤバいぞ!確か巨人も人しか食わないらしいじゃん!」

そこに現れたアンデサウルスと巨人が対面する。巨人はエレンの相棒を脇によせ、吼える

エレン巨人「アアァァァァアアアアアアアアアアアッ!!!」

アンデサウルス「ぐぁぁぁぁぁあああああああああっ!」

長い首をつきだし突っ込んでくるアンデサウルスの頭を

エレン巨人「…」スッ ブンッ

曇り空の絶え間から覗きこんだ光が体を照らし、格闘術の構えをした巨人が大振りの左アッパーで吹っ飛ばした。たしかにミチミチと肉の千切れる音をたて、丸い頭が飛んでいき

コニー「伏せろ!」

建物にぶち当たる。

それでも尚立ち上がろうとするアンデサウルスの首を

エレン「アァっ!!」

グチャリと踏み潰す

アルミン「止めをさした?弱点を理解してやったのか?」

ミカサ「格闘術の概念が有るようにも見えた。」

コニー「と、とにかく移動だ!あいつがこっちに来る前に」

アルミン「待って、ミカサのガスが漏れたんだ」

コニー「んなっ、そしたら立体機動出来ねぇじゃねえか」

アルミン「僕のを使って!まだかなり残ってるし、僕は射撃と仲間を拾うのに専念するよ」

ミカサ「…わかった」

コニー「皆、俺の相棒に乗って行くぞ!」

コニー棒「ウォォォォオオオオッ!」

ミカサ「…私の相棒は?」

コニー「アイツ、1頭でかなりやっつけて疲れてたから休ませてる。お前の心配してたぞ!」ニッ

ミカサ「流石うちの子」

コニー「じゃあ行くぞ!」

アルミン「ちょっと待ってくれ!提案がある!」

アルミン「無茶かも知れないんだけど…」

……

ズシンズシンズシン

ジャン「おい…あれ、まさか」

ライベルアニ「き、巨人!?」

アルミン「みんな聴いてくれ!この巨人は何故か恐竜や翼竜を殺しまくる!人間には興味が無いみたいなんだ!作戦の囮に使えるかも知れない!」

ジャン「んな夢みたいなことが…」

ライナー「な、なあ!あの巨人についてどこまで知ってるんだ!?」

コニー「え?なんかエレンの相棒と一緒に戦ってたけどよ」

ライナー(まさかエレンの野郎か?)

コニー「そんなことは後だ!早く行くぞ!」

アルミン「作戦よーい!」

マルコ「限界まで引き寄せろ!3…2…1撃てぇ!!!」

パンパンパンパンパンパン

ジャン「一斉に飛べ!」

若き兵士達が各々のコースで飛ぶ。邪魔な翼竜を駆除しながら前進する

アルミン「ハァッ!!」パンッ

再び視力を失った翼竜が旋回している。

数人が壁に着陸した頃

モブ「ぎゃああああああああっ!!」

一人食われた。皆に恐怖が伝染するなか

エレン巨人「グゥオオオオオオオオオッ!」

怒りの全力投球。野生のティタノサウルスの頭を引き契りぶん投げた。それが先程兵士を食った翼竜にぶちあたり墜落する。落ちた先にいたエレンの相棒が止めを刺した

ジャン「ははっ…心強いじゃねえか」

ほとんどの兵士が壁上に降り立ったころ、数人がクェツアルコアトルスに乗っていた

ミカサ「あの巨人…」

数匹の恐竜に体を食われていた。すでに野生の恐竜が20体は死んで蒸発しているのを見ると、力つきそうなのが伺える

アルミン(体が再生出来てないのか…)

ミカサ「どうにかしてあの巨人の謎を解明出来れば、この絶望的な現状を打破するきっかけになったかも知れないのに」

ライナー「同感だ!あのまま食われたら何もわからずじまいだ!あの巨人にこびりついてる奴等を排除して延命させよう」

ジャン「ああ…モブの仇もとってくれたしな」

そこに

ヴェロキラプトルが歩いてきた

エレン巨人「ぐぉおおおおっ!!」

辺りの恐竜をけりで一掃し、ヴェロキラプトルを踏み潰す。ディプロドクスが向かってくるがエレンの相棒が首に噛みつき力任せにねじ伏せた所をかかと落としで追撃し、落ちた首を叩き付け、エイニオサウルスを葬った。

そのまま後ろのダケントルルスの尻尾を掴みジャイアントスイングで遠くに居た、アルティスピナクスごと吹っ飛ばした

ここまで二十秒

ジャン「…必要なかったみたいだが…力尽きたみたいだな」

倒れた巨人から蒸気が溢れ、視界が遮られる

アルミン「相棒…」

アルミンの相棒が風をおこし、蒸気を吹き飛ばすと

ミカサ「エレン…?」

今日は終わり

誰も見てなくても俺は書く!

エレン「殺してやる…」

ミカサ「あ…気がついた?」

アルミン「意識は正常か?」

エレン「え?あれ?…ああ、大丈夫だ。でも今はどういう状況なんだ?」

アルミン「簡潔に説明する。まず調査兵団からの伝令が数時間前にきてて、『突如恐竜と翼竜の大群がまるで隊列を組んでいるかのように静止している』っていう内容でね。」

ミカサ「その数が多すぎて、突っ込まれるだけで壁が簡単に倒壊するぐらいらしい…」

アルミン「さっきまで僕たちは包囲されてたんだけど…そっちの対応にまわされたんだ。」

エレン「は…?包囲?どういう意味だ?」

アルミン「覚えて無いのか?君は巨人の中から出てきたんだよ?」

エレン「えっ、巨人?俺が…?冗談だろ?」

アルミン「僕たちもちゃんと見たし、壁の上から目撃した人も大勢居るんだ。」

エレン「そういえば俺は…」

エレン「…恐竜に食われて…」

アルミン「やっぱり…」

エレン「じゃあなんでこんな…」

モブ兵「トゥプスクアラの撃ち残しだ!対処しろ!」

アルミン「!?ヤバい…僕の相棒は休憩所に預けてる!」

ミカサ「くっ…私が」

エレン「うっ…体が動かねぇ…」

ミカサ「!?…後ろからも!一旦逃げよう!」グイッ

チャリン

エレン(この鍵…)

エレン「!?」ガリッ

ピカーン

突如現れた骨に肉付きができ、巨大な腕が二頭のトゥプクスアラを真上から叩き落とす。圧倒的重量に内臓が辺りに散乱した

エレン巨人「グォォォッ…」

辺りに緊張が走る

しかしアルミンの必死の説得でなんとか窮地を脱した

エレン「くっそ…なんだよこれ…地下室?…なんで俺んちの地下に大事な情報が…」

ピクシス「若者よ。巨人になれるというのはおぬしか?」

エレン「はい…あなたは?」バッ

ピクシス「そこらのおっさんじゃ。強いて言うなら南側防衛の最高責任者かのう」

アルミン「ドット・ピクシス司令!?」

ピクシス「なおってもよい。単刀直入に聞こう。お主は人類に心臓を捧げる気はあるか…と、その見事な敬礼を見るだけでもわかることじゃな。知ってることを話してくれ」

エレン「かくかくしかじか」

アルミン「それ禁句」

ピクシス「わかった…今からある作戦を実行するんじゃが…かなりの犠牲がでるじゃろう」

エレン「ハッ…しかし、その作戦とは」

その時、数々の吠え声が無数に聞こえてきた

ピクシス「実はの、壁の外で隊列を組んでいた恐竜達が、いっせいに進軍してるそうなんじゃ。そこで、数時間後に到着するであろう大群を…」

ピクシス「兵士のほぼすべての戦力で迎え撃つのじゃ」

エレアルミカ「「「!?」」」

ピクシス「憲兵団も含めてな。最低限各区の防衛を残して真正面からぶつかりあう。相手は軽々壁を押し倒せるほどの大群じゃ。小細工が通用せんからの。というわけで…」

ピクシス「これで人類最高戦力集結じゃ」

ギャァァァアアアアアアアアアアアア

グァァアアアアアッ

グェェェェェエエエエエッ

ギィェェェエエエエエエッ

オゥッオウッオウッ


アルミン「凄い…一体何人集まっているんだ…?」

ピクシス「…そろそろこの砦を守る最終決戦じゃのう」


その日人類と恐竜の壮絶な戦争が幕を開けた


多分続く

とりあえず保守

数時間後

エレン「作戦が始まったってのに…なんでこんな後方で待機なんだ?」

アルミン「実はエレンのことで確認したい事があるんだ。エレンが巨人になってる途中、いつもより相棒が知能的に動いてくれたんだよ」

ミカサ「うん、指示してないのに心臓を捧げたり、雄叫びをあげてみんなを励ましたりしていた」

エレン「へぇ…」

アルミン「君の相棒とエレンもかなりの連携がとれてたよ」

エレン「そういやなんか聞こえたような…」

?(おいご主人…こんなところでへばってんじゃねえよ!てめぇがやらなくて誰がするんだ!?)

エレン「あれはいったい…」

ageとかないと今日中には落とされちゃうんじゃね?

>>72そうですか

アルミン「声?」

エレン「ああ、俺を励ましてくれた」

アルミン「誰なんだろう…」

エレン棒「グオッ!」

エレン(まさかお前が…?……まさか、な…)


ライナー(どうすればいい…この進行は恐らく仲間のもの…しかしこの数は…)

ベルトルト「僕たちごと殺す気だね」

アニ「私もそう思う…」

ライナー(俺たちが故郷に生きて帰るためには…)

ライナー「なあ、ベルトルト、アニ、…兵士にならないか…?」

……


モブ「伝令!最前線で鎧の巨人、女の姿をした巨人が暴れています!」

エルヴィン「…こちらの損害は…」

モブ「0、です。相手の恐竜を倒しています、こちらの味方についているようです…」

エルヴィン(こちらの味方?…なぜそんな事を…エレンが巨人になれるという事は…知性のあるあいつらも中に人がいるのか?)

少し前
エレン「おい、何いってんだよライナー、お前らが巨人?疲れてんのかお前ら」

ライナー「いや、本当だ。さっきまでウォールローゼを壊そうとしていた」

エレン「…で、何故それを俺に言う?」

アルミン「…自分たちも危うくなってるからじゃないかな?」

ライナー「…そうだ。あの数の群れは俺たちを無視して進行する気だ。俺たちは故郷に帰る。そのために必要なことだと認識しているからな」

エレン「それではいそうですか、って信じると思ってんのか?」

ライナー「わかった、これをみたらわかるか?」ガリッ

鎧「…」フシューッ

ウワァァアアッヨロイダ!ヨロイガデタゾ!

エレン「お前ら…」

アニ「私達は人間側につく。それを信じろとは言わないけど…」

アニ「共闘する価値はあると思うよ」ガリッ

女型「…」クルッドスンドスン


壁の上
ベルトルト「はは…だれか僕たちを見つけてくれないかな…」

……


ライナー(流石にこの数は厄介だ…仕方ない、奥の手を使うか)

ライナー(相棒、力を貸してくれ)

ライナー棒(いいよーっ!)

アンキロサウルスの尻尾は強力なハンマーだが、その体も非常に頑丈だ。

鎧が右手で尻尾を掴み、鎧でコーティングしていく。相棒は前足を折り畳みその姿を徐々に変えていく

それは強大なハンマーだった

11mもあるこの恐竜が鎧でコーティングされ、振り回されれば、どんな恐竜も肉片となる!!

鎧の巨人 相棒装備!!

アニ(行くよ…)

アニ棒(おっけー)

同時にアニも自身の相棒、ユタラプトルを足に装着し、硬質化する。ユタラプトルの爪のように鋭利な刃物を装着して繰り出す蹴りは、どんなものでも切り刻む!!

女型巨人 相棒装備!!

エレン「あいつら追いかけてここまできたが…すげぇな…」

アルミン「エレン!配置に戻ろう!!ここは最前線だ!」

エレン「あ、ああ」

エレン(あれは俺にも使えるのか?)

エレン棒「ぐぉっ」

続く

途中、内地護衛団が憲兵団になってた…

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