ジョナサン「悪魔城の系譜を紐解くぜ!」蒼真「え?」 (309)

蒼真「………」ババババババ

ジョナサン「ちょっ蒼真やめろって!ドーザーなんかしたらホストに蹴られるぞ!」

シャーロット「そうよ!私もアスシャロ自重してるのに!」

蒼真「だってよ…」

ジョナサン「…ああ、もしかしてお前」

蒼真「いつまで経ってもHoD2も追加DLCも来ないだろ!こうやって俺は鬱憤を晴らしてるんだ!」

シャーロット(だからってサキュヴァルミリリンドーザーはどうかと思うんだけど)

ジョナサン「まァいつまで経ってもステージは変わんねぇし、気分転換したいよな…うーん」

ジョナサン「そうだ!蒼真、お前新米だもんな、ヴァンパイアハンターの歴史なんて知らないだろ?」

蒼真「まぁそうだが、特に知りたいとも…」

ジョナサン「まぁまぁいいだろ、もう通しもホァイも飽き飽きしてるだろ?」

シャーロット「ここはヴァンパイアハンターの戦いの歴史を記した本の中だからね、そういうのもできるわよ」

ジョナサン「お前の魔法で、知りたい歴史が乗ってるページに飛べるか?」

シャーロット「当ったり前でしょ、私は天才魔女なのよ」

ジョナサン「ヤァルジャン!さぁ行こうぜ蒼真、どうせ暇じゃん」

蒼真「…金箱開けてからな」\ナニッ!?ソンナ…バカナ!!/\【グングニル】/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390575447

悪魔城ドラキュラ Harmony of despairの世界観を元にして悪魔城シリーズを蒼真達に語らせます
作品の評価については私の主観が若干入るかもしれませんが気にしないでホァイしてください
なお時系列順ではなく作品の発売日の早い順になぞっていきます。
初SSです。

シャーロット「じゃ、行くわよ…感覚は絵画を移動する時と同じだから、酔わないでよね」

蒼真「げぇアレかよ、苦手なんだよな…」

ジョナサン「そうか?あの浮遊感とスピード感はすっげぇ楽しいけど…」

蒼真「俺はそれが慣れないんだよ!」

シャーロット「ごちゃごちゃ言ってるともう魔法が起動するわよ、舌を噛まないようにね!」

蒼真「ちょ、マジかよ!?」

ジョナサン「来た来たァッ!!」

\う”わ”ぁー!/\ィイーヤッホォォォォウ!!/\うわぁー♪/

ペラペラペラペラ…パタン


~第1章~
「全ての始まり」


蒼真「…は、あれ?ここは10章じゃないのか?」

ジョナサン「あー、まぁそうだな、だってここは…」

シモン「」ヨロシク

シャーロット「最も高名なベルモンド、シモン・ベルモンドさんが主人公の『悪魔城ドラキュラ』」

シャーロット「英題は『CastleVania』ディスクシステム最初期の作品よ」

ジョナサン「悪魔城シリーズの元祖ってワケだ」

蒼真「シ、シモンってそんなに凄い人だったのか」

ジョナサン「そりゃあそうさ、続編にも主人公として出て、11もの機種に移植されてリメイクされること6回だ」

蒼真「マジですげええ…俺なんか続編が1つ出たくらいだ…」

シモン「」アリガトウ

シャーロット「シモンさんの活躍した時期は中世、1691年の…」

蒼真「場所はわかるぞ、トランシルヴァニアだろ?」

ジョナサン「お、さすがにそれぐらいわかるか」

蒼真「まぁな、ドラキュラと言えばトランシルヴァニア、だからな」

ジョナサン「ちなみにトランシルヴァニア地方は英題の『CastleVania』という造語の元にもなってるぜ」

シャーロット「話を戻すわね、先祖クリストファーのドラキュラ討伐から100年経った復活祭の日にそれは起きた」

シャーロット「トランシルヴァニアには『魔王ドラキュラは100年に1度、キリストの力が弱まる頃に、邪悪な心を持つ人間の祈りによって復活し、復活のたびに魔力は強くなる』…そんな伝承があってね」

シャーロット「…それは真実だった、皮肉にも復活祭の日にドラキュラ復活の黒ミサが、邪悪な人間たちによって行われた」

蒼真「邪悪な、人間…」

シャーロット「そして、戦慄の夜が訪れた」

シャーロット「明けない夜と狂気に蠢く魔物たちが、人々を絶望へと追いやった」

シャーロット「そのとき、受け継がれた聖なるムチを手に立ち上がったのが…」

シモン「」マカセロ

シャーロット「シモン・ベルモンドさんなのよ」

蒼真(超かっこいいじゃんか…!!)

ジョナサン(さすがご先祖は格が違った…!!)

シャーロット「悪魔の巣窟をただ一人突き進み、立ちふさがる巨大な暗黒を祓い、清め…」

シャーロット「ついには伝説の悪魔・ドラキュラを単身討伐し、トランシルヴァニアの平和を取り返した…」

シャーロット「…やっぱりすごい人ね、改めて振り返ると」

シモン「」アリガトウ

ジョナサン(すげーマジすげー、やっぱベルモンドってすげーなぁ)

蒼真(HoDじゃドット絵なんて不遇くさい扱いなのに、とんでもなくすごい人なんだな…)

シャーロット「じゃあ、お次はゲームの方に注目しようかしら」

蒼真・シモン・ジョナサン「\まかせた/」

シャーロット「『悪魔城ドラキュラ』、全6ブロックが3つのステージに分割されて18ステージの2Dスクロール型アクション」

シャーロット「移動の速度が一定なの以外はだいたい『スーパーマリオ』なんかと同じタイプね」

シャーロット「操作については、十字キー移動・ジャンプ・ムチ攻撃・サブウェポン使用の4つだけとスマートにまとまってるわ」

シャーロット「それぞれのブロックの最後には決まったボスが配置されていて、どれも強敵ね」

シモン「」ブンッブンッ

シャーロット「あ、そうですね…ムチ攻撃はアイテムで強化できて、リーチと威力が上げられます」

蒼真「ロウソクを壊すと色んなアイテムが出るってのもこのころからだろ?」

シャーロット「そうね、5種のサブウェポンやそれを使う為のハート、体力回復用の肉などが出てくるわ」

シャーロット「他にも条件を満たすことで画面に出現するアイテムなんかもあるのよ」

ジョナサン「んで、ブロックのボスを倒して魔力の玉をとればブロッククリア、次のブロックに移行すると」

シャーロット「そしてこのゲーム…いや、シリーズ全体を語る上で欠かせないのが」

蒼真「BGMと難易度…だろ」

シャーロット「その通りよ、1ブロック目から流れる不朽の名曲『Vampire Killer』を筆頭に質の高いBGMが流れ続ける」

蒼真「悪魔城シリーズの新作が出るたび、いつもアレンジされてるもんな」

シャーロット「会社が同じKONAMIということもあってか、BEMANIシリーズでもアレンジを加えて譜面化されているのよ」

ジョナサン「ゲーセンの音ゲーコーナーで『Bloody Tears』が流れるのを聞いた人はたくさんいるだろうな…」

シャーロット「5ブロックの『Heart of Fire』なんかは…」

ユリウス「シキシキシキソシキソシシシキソクデェーヤ!!」スィィーッ

蒼真「げぇ!変態ッ!!」

ユリウス「誰が変態だ!これが一番早いからこうしているまでだ!」

ユリウス「…『Heart of Fire』はアレンジを加えられ、そのまま俺のテーマ曲にもなっているぞ」

ジョナサン「それを言うためだけに追っかけてきたのかよ!?」

ユリウス「特に問題はない」キリッ

ユリウス「それでは俺は戻る、またな…ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥ(ry」

ジョナサン「つーか魔法も使えないのに、ユリウスはどうやってここに来たんだよ…」

蒼真「ユリウスはチートだからな…おまけに変態ときた」

シャーロット「き、気を取り直して難易度の話に移るわよ…」

シャーロット「正直このゲームの難易度は、2Dスクロール型アクションの中でもっとも高い位置に属していると言っても過言ではないわ」

シャーロット「ジャンプ中の方向転換不能、階段昇降中の攻撃不可、パターン化必須のボス戦、画面を忙しなく飛び回る小さい敵」

シャーロット「そして被ダメージ時に起きる、リカバリー不可の吹き飛ばされモーション…これらが全てかみ合って、屈指の難易度を形成しているわ」

シモン「ウッ」

蒼真「あーっと、つまりまとめると…?」

ジョナサン「操作性が悪い、それから来る落下死・突き落とされの多発、ボスが強い…ってとこか」

シャーロット「でも救済措置もあるのよ、ゲームオーバー時にはそのブロックの最初でセーブすることができるの」

シャーロット「そのままコンティニューもできるし、タイトルに戻されることもないから、いわゆるイラつかない『死んで覚えるゲーム』としてこのゲームはまとまってると思うわ」

シャーロット「ボス戦に関しても同じように救済措置ととれるモノもあるわ、『聖水ハメ』っていうのがね」

シャーロット「ボスに何もさせず一方的に倒すことができるから、禁じ手にしている人もいるわね」

蒼真「それほど強力なのか?聖水が強いのはまぁなんとなくわかるけど…」

ジョナサン「俺もサブウェポンを使えるからわかる、あれはとんでもなくヤバいぜ」

ジョナサン「聖水は敵に当たるとその敵の身動きを取れなくしつつ効果が消えるまでダメージを与える、あとはわかるよな?」

蒼真「あ…連続して投げ続けたら…」

シャーロット「…そういうわけよ」

シモン「」シマッタ

蒼真「…この作品はどういうものだ、と言えるんだ?」

シャーロット「同年代に発売された『ゼルダの伝説』『ドラゴンクエスト』等にも勝るとも劣らない…」

シャーロット「まさにアクションゲームとしての傑作ね、今の今まで続くシリーズの基礎を作った偉大な作品よ」

ジョナサン「ゲームバランスとしては荒削りだったかもしれないけど、逆にそれが売りになってると思うぜ」

ジョナサン「ゴシックホラーをコンセプトにしたステージやBGM、作品全体の雰囲気なんかを取ってもいいところばかりだしな」

蒼真「…」

蒼真(消え去ったドラキュラの魂にも、こんなに重みのある歴史が続いていたんだな)

ジョナサン「もうここはいいのか?」

蒼真「ああ…解説ありがとよシャーロット、次に行かせてくれ」

シャーロット「わかったわ、…と言っても、次のページはそう遠くないと思うケドね」

蒼真「シモン」

シモン「」ココダ

蒼真「…またな」

ジョナサン「ご先祖様!バァイ☆」

シモン「」サヨウナラ


\うぉあ”ぁぁぁぁ/\ェエキサイティンッッ!!/\キャー!/

シャーロット便利すぎワロタ…とりあえず今日はここまでです
次は明日の夜になります、ドラキュラⅡ編です

マリア「よろしく~♪」

マリア「紹介のルールの説明が足らなかったから混乱してるね、ごめ~ん…」

リヒター「説明は俺にま”か”せ”ろ”!”」

リヒター「『名前が同じだけの別物…』つまり悪魔城ドラキュラFC版とSFC版のような関係のものについては」

リヒター「タイトル名が同じでもシステムが変わっているので紹介させていただく」

リヒター「だがほぼシステムの変わらないX68000版、MSX版については紹介はしない、す”ま”ん”…」

マリア「それと『時系列内外を問わず全作品を紹介する』と言っちゃったケド…」

マリア「『Lord of Shadow』シリーズだけは一度も触ったことがないから説明できないみたい」

マリア「ただ、知ってる限りでは古参ファンの中で物議を醸した作品で」

マリア「売上は至上最高クラスのものだ、ってことを一応伝えておくよ」

リヒター「それでは再開するぞ、よ”ろ”し”く”な”」

~第2章~
「呪いの封印」

蒼真「は!…ここは?見晴らしのいい綺麗な丘だけど…」

ジョナサン「ここは『天使の丘』、ベルモンド一族が眠る墓地だ」

シャーロット「そしてここは再びトランシルヴァニア、1698年」

シモン「」ヨロシク

シャーロット「シモン・ベルモンドさんの新たな戦い、『ドラキュラⅡ 呪いの封印』よ」

蒼真(さっきカッコつけて「またな」なんて言わなきゃよかったよ…)

シャーロット「英題は『CastleVaniaⅡ:Simon's Quest』シモンの冒険って意味ね」

シャーロット「対応ハードは前作と同じくディスクシステム、発売は1987年」

ジョナサン「1年足らずでこのゲームは作られたわけだな」

シャーロット「このシリーズでは主人公が続投するということは珍しいわね、他は蒼真くんぐらいよ」

蒼真「俺、意外とすごいかな?」

シャーロット「こら、調子に乗らないの」

シャーロット「今回のストーリーはこうよ、7年前の戦いで英雄となったシモンさん」

シャーロット「しかし、その身体にあるドラキュラから受けた傷痕は未だ癒えず、死期さえ感じられるようになっていった」

シャーロット「ある日の朝、シモンさんはここ天使の丘で自分の生涯を振り返っていた」

シモン「…」

シャーロット「いつしかそこには朝霧が立ち込めていた、そしてシモンさんは背後に気配を感じる」

シモン「!」

???「………」

シャーロット「気配の主は女性だった、そして女性は静かに語り掛けてくる…」

???「あなたの命は邪悪な呪いに左右されている、このままではあなたは命を落とす」

???「もし…今もあなたの心が邪悪に対し命をかけて立ち向かう勇気を持つなら」

???「神はあなたに再び力を授けるでしょう」

???「ドラキュラの肉体は粉砕されて7年目の今日、復活を始めます」

???「5つに分けられたドラキュラの肉体を見つけ出し、城の跡で焼き払い封印してしまえば」

???「あなたの傷は呪いから解放され、そしてドラキュラの伝説にも永遠なる終止符が打たれることでしょう」

シモン「…」

蒼真「チェンジッ!!…これでいいか?ジョナサン」

ジョナサン「ヤァルジャン!迫真の演技だぜ、さすがパペットマスター!」

シモン「」ヨクヤッタ

シャーロット「シモンさんの新たな決意と共に、新たな戦いがここに幕を開けた…」

シャーロット「と、こんなところよ」

ジョナサン「ん、結末は入れてくれないのか?」

シャーロット「それは…また後でよ」

シャーロット「さて、ゲームの紹介の方に移るわね」

シャーロット「実はこのゲームは前作とジャンルが違って、アクションRPGになってるのよ」

蒼真「具体的にどう変わるんだ?」

ジョナサン「アクションの面では操作性的にも変更点はないが、RPG要素…ドラクエシリーズのようなシステムが盛り込まれてる」

ジョナサン「ハートがサブウェポン用のアイテムの範囲を超えて、いわゆる経験値になったんだ」

蒼真「それって…ハートを集めるとレベルアップするってことなのか」

ジョナサン「ああ、レベルアップすることで体力の最大量が増えたり防御力が上がったりする」

ジョナサン「それとアイテムを購入するための通貨にもなった、ムチを強化したりサブウェポンを購入したりできる」

蒼真「あれ、でもサブウェポンって別のを取ったら元のストックしてあるのは消えるんじゃないのか?」

シャーロット「ところがそうじゃないの、これもドラクエシリーズのように今まで取ったアイテムは保存されるのよ」

ジョナサン「サブ画面を呼び出して、自由にサブウェポンを切り替えれるようになったんだ」

蒼真「そりゃ便利だな、すごい進化じゃないか?」

シャーロット「そうね、他にもイベント用のアイテムなんかもサブ画面にストックされるわ」

蒼真「マジでRPGそのものなんだな…」

シャーロット「ステージについては構成が分かれていて…」

シャーロット「一つは話しかけると攻略の為の情報がもらえたり、アイテムを買えたりできる人の住む『街』」

シャーロット「封印すべきドラキュラの遺骸が安置してある、従来のようなアクションステージの『館』」

シャーロット「そしてそれらを繋いでいる『フィールド』この三つが存在していて、それぞれ自由に行き来できるわ」

ジョナサン「ただし『館』についてだが、壊せたりすり抜けられる床・壁が多くなってて、探索の要素も強まってる」

蒼真「壁の中に肉が埋まってるのは変わんないのか」

ジョナサン「…そこに突っこむのは野暮ったいってもんだぜ、蒼真」

シモン「」\【うまいにく】/

シャーロット「さらにこのゲーム、あの『ドラゴンクエストⅢ』よりも早く、昼夜の概念が導入されているの」

シャーロット「『ソシテ…センリツノ ヨルガ オトズレタ…』このメッセージとともに時間帯は切り替わる」

シャーロット「辺りは夜になり、普段は安全な街の中にも敵がはびこり住民は皆いなくなる」

シャーロット「そして敵の強さが上がるという脅威があり、しかし経験値も倍近く手に入る」

ジョナサン「まさに魔の時間帯だな」

シャーロット「ただし、館や民家など建物内にいる時は時間の経過はないわよ」

ジョナサン「BGMも前作のクオリティを維持してるよな、いい曲ばかりだ」

シャーロット「そうね、さっきあなたが例として挙げた『Bloody Tears』

マリア「ら~らら~♪ららら~ら~ら~♪」

蒼真「!?」

ジョナサン「!?」

シャーロット「!?…うん、そう、マリアがHarmony of Despairで口ずさんでいたり、このゲームでは昼のフィールド面で使われてたりするわよね」

ジョナサン「さ、三大名曲『Vampire Killer』『Bloody Tears』『Beginning』の一つだな」

蒼真「マ、マリア!?どこから来たんだ!?」

マリア「9章から来たよ!」

蒼真「…ああ、ホァイして画面外に行ったのか…」

ジョナサン「画面外にスッ飛ぶとページを移動できるってことかよ…新事実だな」

マリア「リヒターお兄ちゃんもどっか行っちゃった」

蒼真「あいつショートカット失敗したな…石盤つけたままじゃなきゃいいが…」

蒼真「気を付けて帰れよ…」

マリア「うん!じゃあね!」シュンシュンブワッ!シュンッフワァ…

ジョナサン「おお、1発成功じゃないか…丁度よく壁と天井の角があってよかったな」

シャーロット「無事に射出されていったわね、それじゃあ今度は…」

シャーロット「…問題点を、挙げていこうかしら」

ジョナサン「あー…やっぱ来ちゃうよな…」

蒼真「?説明を聞く限り面白そうなゲームだが、そんなに問題があるのか?」

シャーロット「山積みよ」

蒼真「えっ」

ジョナサン「山積みだ、まずアクションだが…」

ジョナサン「道中の敵の行動パターン、単調すぎる上に耐久力ばかり無駄にある…そしてハートを得るには敵を倒さなきゃならない」

ジョナサン「夜にはその耐久力も二倍になり、かつ街にまでその敵が現れる、つまりだ」

ジョナサン「どうやっても作業から逃れることができないんだよ」

蒼真「…マジかよ」

ジョナサン「まだある、ボス戦のボリュームだ」

ジョナサン「最終戦、ドラキュラを除いてボスは2体しかいないし、行動パターンも少ない、だがハメるパターンも無数にある」

ジョナサン「前作と比べてボス戦が簡単すぎたんだ」

シャーロット「そのボスの1体『死神』も、前作の鬼畜難易度の戦闘から大きく劣化してるわね」

シャーロット「前作では予兆もなしに小さな鎌を空間から発生させ飛ばすという攻撃、大鎌を振り下ろす攻撃が脅威だったけど」

シャーロット「『ドラキュラⅡ』では、体から遅い小鎌を定期的に出すという攻撃パターンしかなかったのよ」

蒼真「じ、じゃあ謎解きなんかの要素は?RPGならあるんだろ?」

ジョナサン「それも残念ながら問題がかなりある」

ジョナサン「謎解きのヒントは住民や住民から買える『文献』というアイテムに記されているんだが…」

ジョナサン「ドラキュラが倒れてもまだ魔物が存在している、という情勢の中の混乱を演出しているのかどうかは知らないが…ヒントをくれるはずの住民が、嘘をついている時がある」

蒼真「混乱するのはプレイヤーの方だろ、何の意味があるんだ!?」

シャーロット「それとジョナサンが言った『文献』だけど、これ、ストックされないのよ」

シャーロット「1回読んだらそれっきり、読み返すことなんてできない…メモでも取れってことかしらね」

蒼真「ならいっそのこと、ノーヒントで…」

シャーロット「それはかなりの困難だと思うわ、このゲームの謎解きは難解極まっている」

ジョナサン「謎解きの例としては、『青水晶』っつーアイテムを使って普段入れない水の中に潜るイベントがあるけど」

ジョナサン「入ることのできる水は限られていて、それを判別する方法を見つけるのも難しい」

ジョナサン「まず『青水晶』について渡される時でさえロクな説明もないし、何に使うかわからないかもな」

ユーキャンヒッミー

ジョナサン「ストレスのたまる要素はこれだけじゃない、システムにもある」

シャーロット「このゲームはエリアの移動を頻繁に繰り返すけど、そのたびにロードが発生するのよ」

蒼真「…どれくらいの長さの?」

シャーロット「1分強よ」

蒼真「長すぎるだろ…」

シャーロット「まぁ、この問題点はWiiウェアのバーチャルコンソールで解決されることにはなったけど」

ジョナサン「その快適さで、逆に前作から劣化したグラフィックとかの粗さなんてのも目立つようになっちまったな…」

蒼真「………」

ジョナサン「どうした?」

蒼真「じゃあ、このゲームはダメなモノだって事か?」

シモン「…」

シャーロット「そんなコトはないわ、言い切れる」

蒼真「…どうしてだ?あれだけの問題点を抱えておいて」

シャーロット「この『ドラキュラⅡ』はね、悪魔城シリーズの一大転機となった作品…その全ての原点なのよ」

蒼真「それって一体…」



ジョナサン「『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』…探索型悪魔城という1大ジャンルを築いた作品さ」

>>23
シャノア「アルバス!今こそ滅びの時だ!えぇーやッ!!」

アルバス「ははは、アタランヨアタランヨ、兄弟子を舐めるなよシャノア」

シャノア「ならばこれで!えッえッえッえぇーやッ!!!」E:ジャッジメントリング&デスリング

アルバス「…!?HoD仕様でアクセサリー2つつけるのは卑怯だzシャノアァァーッ!!」

シャノア「申し訳ありませんでした、兄弟子は連れて帰るのでそのまま続けてください」

ジョナサン「えぐいな…さすが歴代火力2位、ヴェヌスはやっぱヤバいわ」

シモン「」

シャーロット「あまりの火力にシモンさんも混乱してるわね、早く続きに移りましょう」

ジョナサン「『月下の夜想曲』のシステムはあらゆる点で『ドラキュラⅡ』を踏襲している」

ジョナサン「例えば魔導器システム、これは『ドラキュラⅡ』に存在する「ドラキュラの遺骸を集めることで特殊能力が得られる」というシステムの発展型と受け取れる」

ジョナサン「それと武器を購入することで攻撃力を上げられるという点でもそうだ、『月下の夜想曲』ではそれはRPGらしく数値化されたけどな」

シャーロット「ちょっとこじつけっぽいケド、水に飛び込むとそのままミスに繋がったりする所なんかもね」

シャーロット「悪魔城シリーズは確かに良作ぞろいよ」

シャーロット「だけど良作ばかりじゃない、こうやって実験的なシリーズを重ねたりもすることで成熟していったの」

蒼真「………」

蒼真「失敗も認めて、どれだけかかろうと次に活かせればそれでいい…ってコトか」

ジョナサン「そう受け取るなら、それでいいんじゃないか?」

蒼真「ふ…そうかよ」

ジョナサン「まーたカッコつけちゃって、『ふ…』てなんだよ、『ふ…』って」ククッ

蒼真「うるさいな!俺はそういうキャラでもいいだろ!」

シャーロット「ふふふ…じゃあ、次に行く?」

蒼真「ああ、頼むよ」

シャーロット「今度こそしばらくシモンさんとはお別れよ、『またな』…って言ってあげたら?」プクク

蒼真「やめろってそういうの!…今度こそ、またな!」

シモン「」マカセロ

ジョナサン(それでも言うのかよ)

シャーロット「次からはしばらく、伝説をなぞることになりそうね」

蒼真「何か言ったか?シャーロット」

シャーロット「いいえ何も?ほら飛ぶわよ」

蒼真「えっちょ」



シモン「………」

???「強い仲間たちがいるのですね」

シモン「!」

???「しかし、この世界ではあなたの戦いは終わることはありませんよ」

???「この世界は繰り返す、ただの記憶…わかっているのでしょう?」

シモン「…」

シモン「」マカセロ

???「なるほど」

???「この偽りの世界が解き放たれるまで…戦うというのですか」

???「それもよいでしょう、あなたの選んだ道です」

???「立ち向かう勇気を持つあなたに、神のご加護があらんことを」フッ…

シモン「…」

公式で何の説明もなかった謎の女さんの謎をさらに深めてしまった…
今日はここまでです、ありがとうございました
次はドラキュラ伝説&悪魔城伝説です

ジョナサン「しくじったッ!!」

ジョナサン「『マルチエンディング制』もドラⅡから月下に受け継がれていたのを説明するのを忘れていた…」

ジョナサン「しくじったしくじったしくじっ(ry」

アルカード「貴様には死すら生ぬるい…」E:デュプリケーター&おやじのいこう

ジョナサン「グゥワァー!!」

ユリウス「大丈夫か」\[R2]蘇生する/

ジョナサン「死ぬかと思ったぜ…」

ユリウス「『悪魔城ドラキュラ AC版』については残念ながら紹介しない、すまん」

ユリウス「あれもあれで別物な気もするがな、強化された演出面・変わらぬBGMの質・ムチ強化で出る剣・十字架ビーム…」

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「余談なのですが、本来なら私とアルバス含めDS3部作プレイアブルキャラで解説を進めるつもりでしたが」

シャノア「主人公に絞ると私のキャラ性が解説に向かず、ユリウスモード組・アルバスまで入れるとさすがに多くなるということで」

シャノア「私たち刻印キャラが、特に補足などの必要ない時にこうして投下開始を知らせる役割となりました」

アルバス「それでは投下を始める、よろしく頼む」

アルバス「…とはいえ、書き貯めなどはないから『投下』と呼ぶには些か疑問が残るが」

~第3章~
「悪魔どもが伝説」

蒼真「うん、またトランシルヴァニアだよな…」

シャーロット「ここは1576年、シモンさんの最初の戦いから…115年前」

シャーロット「それまで語り継がれてきたクリストファー・ベルモンドさんの戦い『ドラキュラ伝説』よ」

ジョナサン「英題は『CastleVania:The Adventure』1989年にゲームボーイで発売された」

ジョナサン「初の携帯機での悪魔城シリーズだから、考えてみりゃ俺らの大先輩だよなァ」

クリストファー「君たちは…そうか、わが孫の知り合いたちというのは君たちか」

蒼真「あっ、クリストファーさん…?ですか?」

クリストファー「いかにも、何やら床に潜りスライディングして上がってきたシモンという孫に君たちを聞いたよ」

ジョナサン(あの後ホァイしたんだな…)

クリストファー「何もないところだがゆっくりしていきたまえ」

シャーロット「その赤ちゃんは…もしかして」

ソレイユ「」

クリストファー「起こさないでくれよ、可愛いだろう?ソレイユと言うんだ」

シャーロット(やっぱりソレイユ・ベルモンド、この時代にはもう生まれているはずだものね)

シャーロット「あなたの戦いの記憶を訊きたくて伺いました、話してくれますか?」

クリストファー「勿論、時間はたくさんある」

クリストファー「さて、どこから話そうか…?」

蒼真(考えてみりゃ、当事者から話を聞くのは初めてだな)

クリストファー「…そう、始まりはある一人の悪魔崇拝者だったそうだ」

クリストファー「男はこの国の外れの城で、毎晩のように悪魔召喚の儀式を行っていた」

クリストファー「魔物に溢れた城はやがて、瘴気の漏れ出す混沌の巣窟となっていた」

クリストファー「そしてその中心にいた男も強大な魔力と永遠の命を得て、魔王となった」

クリストファー「これが魔王ドラキュラの誕生となった」

蒼真(俺の中にいた魔王も、最初は人間だったのか…)

ジョナサン「………」

シャーロット「どうしたの?ジョナサン」

ジョナサン「いや…これからの説明がややこしくなるなァって…」

シャーロット「…そうね、特にこれ関連は」

クリストファー「君たちもドラキュラの居城を攻略したことがあるのだろう」

蒼真「俺は日食の中のと…あとアレ何なんだろうな、ドラキュラ城もどきというか」

ジョナサン「俺たちは復活しかけたドラキュラ城をまた封印したな」

クリストファー「私の攻略したドラキュラ城はとにかく罠だらけだった、くぐり抜けるのはとても恐怖を感じたよ」

シャーロット「そうですね、『ドラキュラ伝説』はとても即死級のトラップが多いですから」

シャーロット「それと相変わらず操作性は重いですし、全体的に足場の感覚が広いからギリギリのジャンプを1発で成功させなければならない場面がとても多く点在してましたね」

シャーロット「1度でも失敗すれば即死が確定してしまう場面も、特にステージ3なんかは多量にありました」

クリストファー「よく知っているね、それと敵に関しても素早く手ごわい奴ばかりだった」

ジョナサン「コウモリが絶妙な速さだったのと、ムチの出が遅いせいで叩き落とし辛かったんだよな」

クリストファー「ははは、情けないことにね」

ジョナサン「ムチの強化の仕様が変わっちゃって、1度ダメージを受けると1段階弱体化するようになっちまった」

ジョナサン「2段階目の強化では火の玉が出せて遠距離攻撃もできるんだが、さっき話したコウモリなんかに1度でも被弾しちゃうと…なぁ」

蒼真(火の玉って言うと、シモンのコマンド技か…)

ジョナサン「それに、聖水やクロスなんかのサブウェポンも廃止されちまってる」

蒼真「え、あの伝統のサブウェポンがかよ!?」

クリストファー「そうだな、当時の私はサブウェポンが使えずあらゆる局面で苦労したよ」

クリストファー「偉大な英雄ラルフ・クリストファーと同じ名前を頂いているというのに…といった未熟さを感じたよ」

シャーロット「だけど新しいアクションもあったわ、ロープを登ったり」

シャーロット「それとドラキュラ含め、各ブロックのボスは弱く設定してあったおかげでそれ以上の難化はなかった」

ジョナサン「ゲームオーバーした面での即コンティニューができなくて、最初からになるって不満もあるけど」

ジョナサン「ハードゲーマー向けのよく調整された難易度の悪魔城シリーズだと思うぜ」

蒼真「サブウェポンもないならないなりに、戦い方はありそうだしな…」

ジョナサン「…ただまぁ、人によっては見逃せない部分もあるな」

蒼真「それってどんな?」

ジョナサン「前作『悪魔城ドラキュラ』のストーリーとの明確な矛盾だ」

シャーロット「『悪魔城ドラキュラ』のストーリーはこうだったでしょ?」

シャーロット「魔王ドラキュラはかつてこの世に復活した、しかしそれはクリストファーさんの手によって再び倒された」

ジョナサン「そしてそれから100年後に復活したドラキュラをシモンが再び討つというストーリーだが…」

ジョナサン「復活したどころが、『ドラキュラ伝説』では1576年に始めて魔王ドラキュラは生まれたことになっている」

蒼真「あ…」

シャーロット「まあ、この設定は今はなかったことにされてるけど」

シャーロット「漆黒に塗りつぶされて作品ごと闇に葬られるなんて事態は起こらなかったわね」

ジョナサン(漆黒?あっ…)

蒼真「どうしたジョナサン、さっきからおかしいぞ」

ジョナサン「いや…なんでもないんだ、なんでも」

シャーロット「BGMも例に漏れず1面からいいものが収録されてるわ」

ジョナサン「『Battle of Holly』…もとい、『Holy』とかな」

蒼真「なんでわざわざ言い直すんだ?…まさか」

ジョナサン「その通り、KONMAI特有のスペルミスだ」

ジョナサン「『柊の木の戦い』ってなんだよってな」

シャーロット「『ドラキュラⅡ』の時に言い忘れてたケド、海外移植の時にもスペルミスが起こって」

シャーロット「もともと分かりづらいヒントがますます分かりづらくなる、なんてコトもあったのよ」

蒼真「今も昔もKONMAIクオリティ、か」

クリストファー「あの戦いは本当に長く苦しい戦いだった」

クリストファー「しかし魔王ドラキュラを封印し故郷へ帰った時、私はとても大きな達成感と充足感に包まれていたよ」

シャーロット「その通りです、『ドラキュラ伝説』は難しいゲームではあるけど、同時にクリア時の達成感もその分大きい」

シャーロット「人によって好みは分かれるけど、これもまた悪魔城シリーズに恥じない作品だと考えます」

蒼真「それじゃあ、次に行かせてもらっていいか?」

クリストファー「もう帰るのか?…とは言っても、やるべきことがあるなら止めはしないが」

蒼真「…そうですね、まだ知らなきゃいけないことがたくさんある」

シャーロット(へぇ…)

ジョナサン「クリストファーさん、また会うことになると思うぜ!具体的には…15年後だな!」

クリストファー「15…?何を言って」

\ヒィ――z___ヤッホォォォウ!/

クリストファー「…もう行ってしまったか、せっかちな子達だ」

ソレイユ「ふ…ふぇ」

クリストファー「おや、お目覚めか…15年後にはこの子はどうなるんだろうな」

クリストファー「…いつか、親としてこの子の為に戦う日も来るだろうな」

シャノア「という訳で、今日の『ドラキュラ伝説』編はここまでです」

シャノア「本当は悪伝まで行きたかったのですが、遅筆が祟り断念せざるを得なかったようです」

シャノア「後でルミナーレとクストースの合成印術をおごっておいてあげましょう」

アルバス「それと次の更新は金曜と遅くなる」

アルバス「できれば早めに更新したいが、何分事情があるもので…申し訳ないとのことだ」

シャノア「次回は悪魔城伝説編です、稚拙極まる文章ですが何卒最後まで付き合ってください」

シャノア「ありがとうございました」ニコッ

アルバス(やはり…お前の笑顔こそ俺の目的だった)

因縁の始まりとも言えるPS2のキャッスルヴァニアの話はやらないのかい?
それとも発売された作品順に紹介していく感じ?

アルバス「よろしく頼む」

アルバス「>>51についてだが、その通り発売順に紹介している」

アルバス「もちろん『CastleVania』、厳密に言えば『Lament of Innocence』についても紹介するつもりだ」

シャノア「>>5で回答した通り、基本的にはKONAMI公式年表の時系列内外関係なく」

シャノア「LoSシリーズを除き発売日順に全てのシリーズを紹介していきます、いつ終わるかはわかりませんが」ヒョイヒョイ

アルバス「シャノア!俺のエビフライを取るんじゃない!」

シャノア「公式絵での借りは返しましたよ…あるふぁす」モグモグ

アルバス「シャノアァァァー!!」

シャノア「んっ…それでは、よろしくお願いします」

~第4章~
「真正なる討魔」

蒼真「…ここは!?トランシルヴァニア…なのか!?」

ジョナサン「ひでぇな…後世の景色がどこにもねぇ」

シャーロット「噂には聞いてた…けど、ホントにひどい…!」

蒼真「お、おい!説明してくれよ!」

シャーロット「…ここは、1476年のトランシルヴァニア」

シャーロット「ドラキュラ伯爵が誕生以来、最初に復活を遂げ…その全土が殺戮と暗黒の焦土に変えられた年」

蒼真「ひどい…ッ、見渡す限りが血の海だ…」

ジョナサン「いくらなんでもクるものがあるぜ…シャーロット、大丈夫かよ?」

シャーロット「すごく、気分悪い…!」

ジョナサン「大丈夫そうじゃないか、早くここを離れようぜ!」

蒼真「そうした方がいいな…」





ジョナサン「あのエグい風景も離れてきたな…」

ジョナサン「ここらまで来ればちょっとはマシだろ、立てるかシャーロット」

シャーロット「ごめん…おぶって、もらっちゃってっ」

ジョナサン「別に構うこたねぇさ」

蒼真(ちょっと羨ましいかな…いや俺には美那が)

「生存者がいたぞ!歩いてきたのか!?」

蒼真「人…?」

ジョナサン「闇の気配はしねぇ、それに『生存者』ってことは…」

グラント「お前たち大丈夫か!向こうには何かあったか!?」

ジョナサン「やっぱ、グラント・ダナスティさんか」

グラント「俺を知っているのか…?なら話は早い、俺が拠点の村まで案内する」

蒼真「ついて行っても大丈夫なのか?」ヒソヒソ

ジョナサン「大丈夫だって、彼もハンターだ」ヒソヒソ

ジョナサン「シャーロットのこともあるし、さっさと行こうぜ」ヒソヒソ

「グラント、向こうはどうだった」

グラント「生存者がいた、しかし話を聞いてみたが…彼ら以外の生存者は見込めなさそうだ」

シャーロット「あ、彼は!」

ジョナサン「ラルフ・C・ベルモンド…!」

蒼真「あの人がか…確かに、こう、惹きつけられるような感じがする」

ラルフ「君たち…よく生き残った、後の事は俺たち正教会のヴァンパイアハンターに任せろ」

ジョナサン「あー、実は俺たち…ムッムッホァイホァイ」

ラルフ「カサカサドゥエドゥエ…なるほど、未来から来たと」

蒼真「信じてくれるんですか!?」

ラルフ「時を止める魔導器もあるぐらいだしそれくらい訳ないだろう」

シャーロット(本の中じゃなきゃありえないケドね…)

グラント「仮設の避難所はいっぱいだぞ、どうする?」

ラルフ「場所がないなら教会でもいい」

グラント「いいのか…?とは言っても緊急事態だ、四の五の言ってる場合じゃあないな」

グラント「歩けばすぐ教会がある、俺たちは復興の手伝いに戻るから、おとなしくしてるんだぞ!」

蒼真「あ…はい」

蒼真「失礼しまーす…」ギィィ…

「…あなたたちは?」

蒼真(き、きれいな人だ…)

ジョナサン「まぁ、旅人…かな」

シャーロット「あなたは!サイファ・ヴェルナンデスさんですよね!?」

サイファ「そうです、私はサイファ…あなたも魔法使い?」

シャーロット「憧れてました!!ライトニングボルト、あの術式どうやって作ってるんですか!?」

サイファ「え、えぇ…ちょっと待ってね」

ジョナサン「…ちょっと説明できそうにないな、あれじゃあ…」

「ならば俺に任せることだ」

蒼真「こ…この声は!」

アルカード「ロゥ!」スィーッ

ジョナサン「アルカード!床下からウィングスマッシュ侵入かよ!」

サイファ「あなた…久しぶりだけど、教会にいてもいいの?」

アルカード「そんなことはどうでもいい」

蒼真(出たよ…)

サイファ「それに随分様変わりしたのね、美しくなっちゃって…」

シャーロット「あ、アルカードさん」

アルカード「む、今の時代でこの姿は不相応か」

ジョナサン「お、おい…まさか」

アルカード「ダークメタモルフォーゼ!」ボワン

蒼真「は?何をして…グッハwwwwwwwwwwwwwwwww」

ジョナサン「ブハwwwwwwwwwwwwwwwww」

アルカード「どうだ」(バシタカード化)

蒼真「ふざけんなよwwwwwお前wwwwwwクッwwwwwww」

ジョナサン「死ぬwwwwwww笑い死ぬwwwwwwwww」バンバンバンバン

サイファ「そ、そっちの方が似合ってると思うわよ」

シャーロット(お世辞ですよね…)

アルカード「………」ビキビキ

蒼真「wwwwwwwwwwwwwwwww」

ジョナサン「wwwwwwwwwwwwwwwww」

アルカード「…」E:妖刀むらまさ


アルカード「死ね!」

蒼真「ウワァー!」

ジョナサン「グゥワァー!」

アルカード「とは言ったものの俺とてそこまで器量の小さい者ではない、行け」(月下ード)

妖精「霊薬だよー♪」

蒼真「助かったよ…」

ジョナサン「死ぬかと思ったぜ…」

サイファ(一度斬っておいて何言ってるのかしら…)

アルカード「そろそろ茶番は終わりだ、解説に移らせてもらうぞ」

ジョナサン「よろしくなっ!」

ジョナサン「『悪魔城伝説』1989年、80年代もいよいよ9日で終わりという時に発売されたFC用カセット」

アルカード「ディスクシステムでない理由は、この『悪魔城伝説』がVRC6という大容量拡張チップを搭載したからだ」

蒼真「ジャンルは?またARPGなのか?」

ジョナサン「いいや、アクションに戻った」

ジョナサン「1作目『悪魔城ドラキュラ』の正当進化として『悪魔城伝説』は出来上がったんだ」

アルカード「ストーリーについては俺が話そう」

アルカード「先ほど見ただろう、あの惨状を」

蒼真「ああ…ひどいものだった」

アルカード「父ドラキュラは、トランシルヴァニアに飽きたらずついにはヨーロッパ全土を魔物共の手で殺戮の海に沈めようと目論んだ…」

アルカード「正教会はこれに軍隊を派遣した、しかし…誰一人として戻る者はいなかった」

アルカード「国内でも父に抵抗する人々が現れたが、すべてが残酷な刑罰に処されるか、魔物に変えられてしまった」

アルカード「先程の男、グラント・ダナスティもその一人だ、魔物の姿でラルフと戦い…そして解放され、仲間となった」

蒼真「ラルフは随分とカリスマのある男なんだな」

アルカード「俺も父によって人間を捨てさせられ…闇の眷属と化し、地下に逃げ延びて同志を探した」

蒼真「なんだって?生まれた時からその身体じゃなかったのか」

ジョナサン(実はその辺も今は曖昧なんだがな)

アルカード「そして正教会はとうとう、当時は裏の世界で生きる者たちだったヴァンパイアハンターに討伐を依頼する」

アルカード「始めにサイファ・ヴェルナンデスが向かった、しかしかつての者たち同様帰ることはなかった」

アルカード「やがて教会内でこんな声が挙がるようになる…」



アルカード「真正ヴァンパイアハンター・ベルモンド家の血の力を借りるべきだと」

アルカード「ヴァンパイアハンターとして最も古い血筋を持ち、闇の者たちと幾度も戦い退けてきた一族」

アルカード「しかし、そのあまりに強い力は迫害を受ける理由ともなり、ベルモンドは人々の前から姿を消していた」

アルカード「だがその血は絶えてはいなかった、ベルモンドの名を継ぐ一人の若者…」

アルカード「ラルフ・C・ベルモンド、彼が父ドラキュラ討伐へ乗り出した」

アルカード「ドラキュラとベルモンドの長きに渡る因縁が、再び動き出したのだ…」

Prayer『テレレーテーレーレーレーーレレーテーテレレテレレレテーーーレレレーーー♪』

ジョナサン(頭の中でスタートデモが流れたぜ…)

蒼真(さすが耽美系男子、語りも耽美風だな)

ジョナサン「そしてこの『悪魔城伝説』、基本的なシステムはすべて『悪魔城ドラキュラ』を引き継いでいるんだけどな」

ジョナサン「何よりも魅力的だったのはとんでもなく多数の変更点だ」

蒼真「推測だがステージ数とかギミック、敵が増えたりしたんだろ?」

ジョナサン「そうさ、ブロック数は約2倍の15個になって分岐によってステージが選べるようになったぜ」

アルカード「ルートによっては私やグラント、サイファをパートナーにして操作できるようになった」

アルカード「ただし、1人しか連れてはいけないがな」

ジョナサン「パートナー全てにラルフの短所をカバーできるような特徴があるし、ステージ攻略中に交代できる」

ジョナサン「GoLの俺とシャーロットみたいにな!これでその場面に必要なキャラをプレイ中に選べるようになったんだ」

アルカード「そして『悪魔城伝説』最大のポイントは…VRC6の拡張音源によって実現した」

アルカード「当時のファミコンソフト史上最高の質のBGMだ」

蒼真「そんな言い切っちゃっていいのかよ!?」

アルカード「事実だ」

ジョナサン「事実だしなァ…」

蒼真「えぇー…」

アルカード「疑うならば聞くがいい、来たれ!」\http://www.youtube.com/watch?v=tdlOdjd1DMo

蒼真「こ、これは…!」

ジョナサン「FC後期に生まれたコナミ脅威のメカニズム、VRC6の力は絶大だったよ」

ジョナサン「増えすぎた音源は『コナミ矩形波倶楽部』という変態技術者達に渡った」

ジョナサン「結果として生まれたのがこの数々の名曲たちだ、この中から1番を選べなんて俺には酷すぎてできないね」

アルカード「アクション、BGM、そしてさらに強化された演出とすべての面で悪魔城は強化され」

アルカード「数ある悪魔城シリーズの中でも1,2を争う名作がここに『伝説』として生まれた」

アルカード「極論を言えばステージクリア型悪魔城は、すでにここで完成していたかもしれん…」

ジョナサン「当然、悪魔城シリーズな以上難易度は高めだけどな」

蒼真「すげぇ…じゃあ『悪魔城伝説』は今までのシリーズ…いや、KONAMIの当時の集大成だったってことか」

ジョナサン「まぁそうなるか、あらゆる面に対して気合いの入り方が尋常じゃなかったしな」

シャノア「申し訳ありません…」

シャノア「遅筆なのは重々承知かと思いますが、今回は特に酷かったです…」

シャノア「ぶつ切りになる形にはなりますが、今日はこれで終了とさせていただきます、失敗しました…」

アルバス「別スレのバンキラSSについても今日更新すると言ったができなかった、申し訳ない」

アルバス「明日の昼から両スレとも更新させていただくという形で、どうか手を打っていただきたい…」

シャノア「投下開始します」

ジョナサン「ただなァ…『悪魔城伝説』は傑作だよ、だけど…」

アルカード「『CastleVaniaⅢ;Dracura's Curse』はそうは行かなかった」

蒼真「それって、海外版ってことか?」

アルカード「その通りだ、海外版と国内版では大きな違いがあった」

アルカード「敵や罠から受けるダメージの無駄な増加、一部グラフィックの劣化」

アルカード「特にVRC6の廃止は『悪魔城伝説』で実現していたBGMの質を大幅に下げた」

ジョナサン「あまりにも違うんだよな、いい曲なんだけど悪伝である以上VRC6の音源がないと物足りないっつーか…」

アルカード「この劣化の背景にはアメリカのゲームレンタル制度がおそらく絡んでいる」

アルカード「ゲームを貸して利益を上げる以上、やはり短い時間でクリアしてもらうと困るのだ」

蒼真「そのためにわざわざ…『悪魔城伝説』を劣化させたってのかよ」

アルカード「非常に残念なことではあるがな…」

ジョナサン「だけどやっぱ『CastleVania』、海外では相当な売り上げを叩きだした」

蒼真「そういや、悪魔城シリーズは海外の方が人気なんだっけか」

ジョナサン「マリオとかメトロイドに並ぶ程度にはな」

蒼真(それってめちゃくちゃ凄いって事じゃないのか…?)

ジョナサン「まぁぶっちゃけ、悪魔城シリーズは国内よりか海外の方が熱が入ってる」

アルカード「『Lord of Shadow』も海外では今までの路線を吹き飛ばすほどの人気だったそうだ」

アルカード「でなければ2作目3作目と、同じシリーズが作られる訳がないのだからな」

ジョナサン「海外ではアクションゲームが出るとまず『CastleVania』と比べられると言ってもいいぜ」

ジョナサン「有志による自作ゲームもたくさん作られる、国内では冷めてるしれないが…悪魔城シリーズはあっちじゃ1大ジャンルだ」

ジョナサン「最近じゃ国内でも『Harmony of Deapair』で息を吹き返しつつある」

蒼真「やっぱ向こうじゃ吸血鬼ものってのはウケるのか…?」

アルカード「だがもちろん賛否両論の点も存在する」

アルカード「1つは機動力が大幅に上がりあまりに高性能なキャラクターとなったグラント」

アルカード「それと………」

蒼真「…どうした」

ジョナサン「アルカードルートの難しさだろ、主に他2人に比べてアルカードが弱いせいで起きた現象だ」

アルカード「………」

蒼真「アルカードが弱い?…想像もつかないが、どんな風に?」

ジョナサン「サブウェポンが時計しか使えない、メイン攻撃の威力が超至近距離で出さないと鞭にも届かないなんてことはザラにあった」

ジョナサン「蝙蝠化の飛行は便利なんだけど…というかルートによっては必須だな、飛ばないと越えられない場所があったし」

アルカード「昔の事だ…」

蒼真「へぇ~…」ニヤニヤ

ジョナサン「あと、ドラキュラの出自とかまた矛盾が生まれた」

蒼真「またかよ…」

アルカード「父は初代において『100年前に最初の復活を遂げる』と供述されたが」

アルカード「時系列的にありえなくなる、『ドラキュラ伝説』があるからだ」

アルカード「1説にはこれは急遽別の開発にて『ドラキュラ伝説』が生まれたからだと考えられている」

ジョナサン「あとこのオープニングデモで、『シモン・ベルモンドの時代をさかのぼること100余年』なんて書いてるが」

ジョナサン「年表じゃシモンさんの前はクリストファーさんだろ?」

蒼真「それじゃ…『悪魔城ドラキュラ』『ドラキュラ伝説』『悪魔城伝説』は互いに矛盾し続けるってことかよ」

ジョナサン「本当なら『ドラキュラ伝説』も『悪魔城伝説』も同じクリストファーさんの物語なんだがな…」

ジョナサン「まぁラルフさんも『ラルフ・クリストファー・ベルモンド』だケド」

ジョナサン「そんなことが気にならなくなるぐらいにはこのゲームは名作なんだぜ」

蒼真「『悪魔城伝説』…文字通り、伝説ってことなのか」

ジョナサン「以降のステージクリア型にも探索型にも、大きな影響を与えた作品だ」

ジョナサン「BGMだって、今現在リメイクされてない曲がないぐらいだぜ」

アルカード「初代の発売から3年、悪魔城ドラキュラはここに円熟の時を迎えたのだ」

シャーロット「ちょ、ちょっと!大変!」

ジョナサン「はぁ?どうしたんだよ」

シャーロット「よくわかんない、たぶんページを移動しすぎたからか本の中の結界が乱れて…あっ!」

蒼真「結界が乱れると…どうなるんだ?」

シャーロット「今からよくわからないとこに飛ばされるってことよ!!」

蒼真「はぁ!?聞いてないz」ファンファンファンファンファファファバシュウーッ

ジョナサン「おい!蒼真がGoL風に飛んでいっちまったぞ!?」

サイファ(旅人ってこんな慌ただしいのね…)

シャーロット「ちょ…つかまって!離れちゃったら困るから!」

ジョナサン「お、おう!まかせ」バシュウーッ



アルカード「行ってしまったか…」

ラルフ「…ん?アルカード?眠りについたんじゃ…」

グラント「あの小僧達はどこ行ったんだ?」

アルカード「俺はだいたい600年後から来た、奴らはまた旅に出た」

グラント「600年後…?まあ懐中時計なんてのもあるぐらいだしな」

サイファ(それで納得できるものじゃないんだけど…)

サイファ「こうして4人が揃うのも久々ね」

グラント「ああ…あの凄まじい戦いを思い出した」

ラルフ「思えばお前達も、よく俺についてきてくれた…改めて礼を言いたい」

アルカード「そんなことはどうでもいい」

アルカード「人間達にとって今、一番重要なことは…この世界が立ち直ることだろう」

グラント「相変わらずつれない奴だなァ…」

ラルフ「アルカードの言う事ももっともだ、俺たちがやらねばならない」

ラルフ「そうだろう?サイファ」

サイファ「ええ…一刻も早く、あの美しいワラキアを取り戻したい」

ラルフ「先はまだまだ遠いな」

アルカード「お前たちならいずれ乗り越えられるはずだ」

ラルフ「…ん?」

アルカード「…フッ」

アルカード「いつの日か、穢れしわが故郷を清めてくれることを待っているぞ」バサッ

ラルフ「…また行ってしまったか」

グラント「俺たちもいつか伝説になるのかねぇ」

サイファ「そんな先の事はわからないわ」

ラルフ「もし俺たちが伝説になるのだとしたら…」

ラルフ「それは、俺たちが未来を作れたときだけだろう」

シャノア「『悪魔城伝説』編、これにて終了です」

アルバス「次回は『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』編となる」

アルバス「なおバンキラSSは9時ごろ更新の予定だ」

シャノア「ぼくドラの設定があまりに飛躍しているものでどう繋ぐか迷ったそうですが」

シャノア「HoD空間であまり考える必要ないんじゃないか?ということで今回の展開になりました」

アルバス「それではこれで〆る、ありがとう」

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「申し訳ありません、今回は連絡のみになります」

シャノア「このスレを進めたいのも山々なのですが、他にも書きたいSSがあるそうなので」

シャノア「もう1つのスレは不定期、こちらのスレはこれから金曜の夜~日曜の定期更新とさせていただきます」

アルバス「更新が減ってしまって不満に思う方もいるかもしれないが…」

アルバス「どうしても書きたいモノができてしまったので、申し訳ないがこれで納得していただきたい」

シャノア「連絡はここまでです」

シャノア「それでは今回は爆発オチで終わりたいと思います、ありがとうございました」E:ヴォル・ミナーレ&アケルブス

シャノア「消し飛べッ!!」\シャノアァァーッ!!/

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「金曜夜になりましたので、投下開始します」

~第12000章~
「ぼくドラキュラくんだよ~~ん!!」

蒼真「う…な、なんだここ」

蒼真「城の…中…!!?」

あーまーないと「ガシャガシャ」

まじょ「あらぁ?あなただぁれ?」

しにがみさん「も、もしやそのお力、わが主では!?」

蒼真(絵がおかしい…カオスすぎんだろ!?)

しにがみさん「この世界に似つかわしくない耽美風なお姿…まちがいなくわが主!復活を待っておりましたぞ!」

しにがみさん「息子ドラキュラくんは今出払っておりますが、もうすぐ帰ってくることでしょう!」

蒼真(死神ってこんなんじゃなかっただろ…)

蒼真(つーか…俺、ドラキュラ伯爵と勘違いされてんのか)

蒼真「あー、そうだな、ちょっと寝起きだから世界の状況がわからん、説明してくれないか」

蒼真(ちょっと苦しいか…?)

しにがみさん「かしこまりました!私でよければ!」

蒼真(通じるのかよ…)

しにがみさん「『悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん』は1990年でFCに、1993年で続編としてGBに発売されました」

蒼真「おいそれゲームの説明じゃ」

しにがみさん「細かいことは気にしなくてもよろしいのです!」

蒼真「アッハイ」

蒼真(…しかしずいぶんキャラ違うな死神、何があってこんなことに)

しにがみさん「舞台は12000年の魔界で」

蒼真「ぶッッッ!?!?!?」

蒼真「い、いちまんにせんねん!?ここがか!?」

しにがみさん「長く苦しい眠りでしたね、ドラキュラ様…」

蒼真(…き、気が遠くなってきた)

しにがみさん「続けますね、1万年の眠りから覚めたこの城の今の主・ドラキュラくん様は

しにがみさん「当時あれだけいた手下たちがなぜか減っていることに気付きます」

しにがみさん「それもこれもあのガラモスとかいうヤツの計画のせいで…!!」

蒼真「ガラモス?どんなヤツだ?」

しにがみさん「主はあのような小物など知らなくともよいのですが…」

しにがみさん「ヤツはわが主達が眠っている間に密かに計画を進め…」

しにがみさん「あろうことかこの魔界の実権をごっそりいただいてしまっていたのです!!」

蒼真(そいつはすごいな…ドラキュラを出し抜くなんてそうそうできるもんじゃないだろ)

しにがみさん「ドラキュラくん様はこの状況を見かねて1人立ち上がりました」

しにがみさん「なんとたった1万9歳の身でガラモスから魔界を取り返そうと戦い始めたのです!」

蒼真(…1万9歳?)

蒼真「というか息子って、アルカードはどうしたんだ?」

しにがみさん「アルカード様?そのような方は存じ上げませんが…」

蒼真「アルカードがいない…?」

蒼真(アルカードじゃなくて「ドラキュラくん」って…クッ、アルカードがそう呼ばれてると思うと…ww)

まじょ「あたしからも説明していーい?」

しにがみさん「こ、こらまじょ!ドラキュラ様になんて口を利くか!」

まじょ「だいたいこの人ドラキュラ様じゃないでしょぉ?力は似てるかもしんないけど」

しにがみさん「ひ、人違い…!?失礼しました…」

蒼真(やっぱバレてたか…)

蒼真「い、いや…俺も乗っかっちゃってたし」

まじょ「じゃー説明するよぉ」

まじょ「このゲームについてだけどぉ…ぶっちゃけ悪魔城ロックマンってカンジ」

蒼真「身も蓋もないな」

まじょ「操作が空中での方向転換を受け付けたり、攻撃がショットでタメ撃ちできたり、ステージクリアごとに新アクションができたり…」

まじょ「…たまたまそうなっただけよぉ、うん」

蒼真(本当にそうなのか…?)

まじょ「でも移動やBGM、ステージクリア型のシステムに伝統の時計塔とか…」

まじょ「ちゃんと見ていけばいくほど、間違いなく悪魔城だってわかるわよぉ」

しにがみさん「あの忌まわしきヴァンパイアハンター共はおらんがな…」

まじょ「1面に使われてる作風に合わせたBEGINNINGのアレンジなんかは気に入る人もいるかもね」

まじょ「敵キャラなんかも…うーん…」

蒼真「どうしたんだ」

まじょ「いや、敵キャラは全然悪魔城じゃないかなぁー…なぁんて」

蒼真「…そりゃまたどうしてだ、スパイダーマンでも混じってるとでも?」

まじょ「いや、その通りなのよねぇ…」

蒼真「えっ」

まじょ「スパイダーマンどころかキングコング、果てはキョンシーまでいるものだから…うーん」

まじょ「だいいちキャラクターデザインまで漫画風だしぃ…」

蒼真「」

まじょ「まぁどのみちギャグ世界だから気にすることなんてないわよねぇ!」

蒼真(こんなカオスな空間が悪魔城に存在すると思ってなかった…)

まじょ「そんな『悪魔城すぺしゃる』だけど、ゲームとしての出来はかなりいいのよ」

まじょ「上下左右4方向に打てるショット、それをホーミングさせたり冷凍効果をつけたりもできるしぃ」

まじょ「『悪魔城伝説』みたいにコウモリに変身したり、上下さかさまに歩くこともできたり…」

まじょ「1990年までの悪魔城シリーズの中では、もっとも操作の自由度が高かったわぁ」

蒼真「方向攻撃の系譜はここからだったのか…」

蒼真「しかしホーミング弾って、まるでアルカード形無しだな」

まじょ「実際強かったから仕方ないわよねぇ…」

蒼真「それで、こんなんだけど後のシリーズに影響はある…のか?もしかして黒歴史化してたり」

まじょ「こんなのだけど馬鹿にできないくらいかなりあるのよぉ?」

まじょ「『月下の夜想曲』でここのラスボスのガラモスが裏ボスで出てきたりしてるし」

まじょ「『ギャラリーオブラビリンス』で砂漠ステージの構図が似せられたり」

まじょ「一部の敵…サッカーボーイなんかもここから来たのよぉ」

蒼真「俺がサッカーSCできるのもこの作品のおかげだったのか!」

しにがみさん「シリーズ中では異端児扱いではあるが」

しにがみさん「我が主ドラキュラくん様の雄姿をどうにかもう一度見たいものだ…」

まじょ「コミカルな路線は若干ながら一部の探索型悪魔城に継がれたんだケド…」

まじょ「こういう飛びぬけた作品っていうのはやっぱり、今の時代だと出しづらいわよねぇ…」

蒼真(カレー食って『うんまぁい…』とか言ってるのは中途半端なだけだろうか…?)

しにがみさん「しかし客人様、あなたはどうやって帰るのだ…?」

まじょ「ここは魔界だってわかってるのよねぇ?」

蒼真「…あ、あ?」

蒼真(考えてみりゃ、12000年の魔界からどうやって帰るんだ!シャーロットもいないぞ!?)

???「おやぁ?なんだかぼくちゃんに似てるひとがいるねぇ~」

しにがみさん「ドラキュラくん様!戻られましたか!」

蒼真「…こ、これが」

ドラキュラくん「ようこそわが城へ…ぼくドラキュラくんだよ~~ん!!」

蒼真(これが魔王ドラキュラの息子…)

蒼真「」プッツン

蒼真「うおおおおおォォォ!!!!」E:ブラックパンサー

しにがみさん「ど、どこへ行くのだ!?」

ドラキュラくん「あのひとすんごいはやいねぇ~…変態ってひとだね!」

まじょ「もうなんかいろいろと崩れちゃったのね…」

蒼真(も、もうダメだ…耐えられない!カオスすぎる!)

蒼真(あの新技で抜け出すしかない!もうどうにでもなれ!)E:アクス

しにがみさん「部屋を変えた…あ、あれは!」

蒼真「部屋出口ギリギリで斧必殺使用からメニュー開いて魔封陣練習…!!」シュピン!シュゥシュゥシュゥ

しにがみさん「魔封陣ホァイ!!」




蒼真(ああ…俺どこに行くんだ…)ingame:4972:20:45.15



シャノア「今回はここまでです」

アルバス「しかし悪魔城名物とはいえ、TAS動画を知らない人への配慮が足らなかった…すまん」

アルバス「念のため蒼真が何をしたか確認しておくと…」

アルバス「壁の中を上に落ちている、ということだ」

シャノア「今後、探索型悪魔城では特色としてTASについても言及する予定があります」

シャノア「もしそれが気に入らない方がいらっしゃれば取りやめますが…どうでしょうか」

アルバス「それでは今日の投下を終了とする」

アルバス「ありがとうございました、ユーキャンヒッミー」

シャノア「翼よッ!」

シャノア「申し訳ありません、次の更新についてを忘れていました」

シャノア「明日はGoL組でドラキュラ伝説Ⅱ編です」

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「今回からトリップをつけることにしました」

シャノア「それでは、『ドラキュラ伝説Ⅱ』編、投下開始します」

~第6章~
「英雄2度立つ」

シャーロット「空間座標検索、擬似空間的多層結界内部の流れを掴んで…」

シャーロット「座標移動速度は~~、方向は~~、…次に出るのは…」

ジョナサン「おい何ブツブツ言ってんだ!落ちそうだぞ、掴まれ!」

シャーロット「~~ページ、西暦に直すと…1591、年!…きゃあぁ!!」

ジョナサン「シャーロットォ!!」

バシュゥゥーッ



シャーロット「いったぁ~…こ、ここは?」

ジョナサン「…1576年、に面影があるか?」

クリストファー「…おお!お前さんたちはあの時の」

ジョナサン「クリストファーさん!ってことは」

シャーロット「えぇ、やっぱりこの時代は1591年の…クリストファー・ベルモンド2度目のドラキュラ討伐の年」

ソレイユ「…お知り合いですか、父さん」

クリストファー「ああそうだ、あれはお前の生まれて間もないころだっただろうか…」

ソレイユ(父さんの生まれて間もない頃の人なのに、どうしてこんな若いんだ…)

ジョナサン「つーか蒼真はどこ行っちまったんだ…?大丈夫か?」

シャーロット「探すための触媒もないし、今見つけるのは無理そうね…」

シャーロット「まぁ、何度かホァイすれば戻ってこれるでしょ…きっと」

ジョナサン(身も蓋もねぇな…)

クリストファー「彼らは未来から来たそうだ、挨拶なさい」

ソレイユ「は、はあ…初めまして、ソレイユ・ベルモンドです」

ジョナサン「よろしくなっ!」

シャーロット「よろしくね」

ジョナサン「ソレイユ、ドラキュラを討伐した時の話…よかったら教えてくれねぇか?」

シャーロット「そのために私たちは未来から来たの」

ソレイユ「…僕がやったわけじゃありません、むしろ僕は邪魔をして」

クリストファー「ソレイユ、終わったことを悔やむな…どれ、私から話そうじゃないか」

ソレイユ「…父さん」

クリストファー「あれはソレイユの成人式、その真っ最中のコトだった」

クリストファー「ちょうど儀式を終えたソレイユの周りに霧が立ち込めていた」

クリストファー「最初は気のせいかと思っていた…しかし、私の勘は当たってしまっていた」

クリストファー「霧はドラキュラの残した最後の闇の魔力だった」

クリストファー「その霧を介してドラキュラは、聖なる力を受け継いだソレイユを操ってしまった…奴はその時をずっと待っていたのだ」

ソレイユ「………」

ジョナサン「霧化はドラキュラの十八番だったって訳か」

クリストファー「その翌日にはソレイユは村を去っていた、当然私は追いかけた」

クリストファー「しかし…ドラキュラは巧妙に城を隠していた、城を守る結界をさらに4つの別の城へと張り巡らせていたのだ」

シャーロット「それって、まるでブローネルの結界…」

クリストファー「私はその夜、4つの城へと挑み全ての結界を壊した…その頃にはもう日が昇っていただろうか」

ソレイユ「…そして、姿を現した悪魔城の中で僕と戦った」

ソレイユ「僕がバカだったんです」

ソレイユ「最強のヴァンパイアハンターの力を受け継いで浮かれて…」

ソレイユ「ドラキュラに操られて力を増幅させられていた時、僕は歓喜すら覚えていた」

ジョナサン「………」

ジョナサン(中身のない、張りぼての最強…か)

シャーロット(ジョナサン…やっぱり、まだ)

クリストファー「終わったことだ」

クリストファー「それに…ヴァンパイアキラーはまだお前を認めているじゃないか」

リヒター「おい!!それでは俺の面子はツ”ァ”ッ”!!」

ジョナサン「シャーロット!」\[R2]デュアルクラッシュ/

シャーロット「ジョナサン!」

シャーロット・ジョナサン「「サウザンドエッジッ!!」」

リヒター「う”ぁ”あ”お”ぉ”ぉ”あ”ぁ”…し”ま”っ”た”し”ま”っ”た”し”ま”っ”た”」

ジョナサン「だいたいリヒターは追憶の夜想曲で普通に使えてるだろ…くたばりなッ!」

シャーロット「すいません、続けてください…」

クリストファー「ははは、相変わらずだな君たち」

ソレイユ(これが相変わらずって、そんなことって…)

骨リヒター「ア”ル”カ”ー”ド”ォ”!”ア”ル”カ”ー”ド”ォ”!!”」

アルカード「ワカッタワカッタ…」\[R2]蘇生する/

リヒター「助かっすまん\こ/ツァッ!!」

ジョナサン「あーまたどっか行ったか…」

シャーロット「ラジチャ中にホァイとか器用なことするわね…」

ソレイユ(だから動きがおかしいじゃないですか!変態なんですか!?)

シャノア「申し訳ありません、作者が寝落ちしていたようです」

シャノア「引き続き投下続けます、今度はゲーム解説編です」

クリストファー「そういえばあれから自分を鍛えなおしてな…」

クリストファー「今ではサブウェポンも問題なく使えるようになった、身体も随分と軽くなったよ」

ジョナサン「そうなんだよな、『ドラキュラ伝説Ⅱ』ではサブウェポンが使えるようになったんだ」

シャーロット「FC悪魔城のシステムとの統合が成されたのよね、ハートがいつも通り弾数になったり、代わりに回復アイテムが肉になったり」

シャーロット「それに『ドラキュラ伝説』的な部分も残したり改良しつつね」

ジョナサン「鞭弱体化が一部の攻撃でしか行われなくなったり、足場の間隔が狭くなったり、ロープを降りるのが早くなって捕まり中でも鞭を振れたり…」

クリストファー「クリストファー・ベルモンド、壮年にして成る…ってね、ははは」

ジョナサン「『ドラキュラ伝説』にも鞭のパワーダウンだとかいい要素はあった、だがやりすぎちまってたんだよな…」

シャーロット「そういう部分を調整して、さらに4つの城に挑むという斬新さや大迫力の大型ボスといった新要素は」

シャーロット「『ドラキュラ伝説Ⅱ』をGB屈指の良作にしたわ、もちろんBGMもね」

ジョナサン「…そういや、蒼真がいないと俺たちの会話が不自然だよな」

シャーロット「まぁ、蒼真くんに悪魔城の歴史を教えるって目的だったしね…!?」

ソレイユ「これは…闇の気配!?」

シャーロット「上…それとも下!?」

クリストファー「…聖鞭の出番か?」シャラン

ジョナサン「いや…必要なさそうだ」

ジョナサン「噂をすれば…ってやつか」

「ぉぉぉぉぉぉおおおおおお!?!?」

シャーロット「…あぁ、この空間内の座標の動き方おかしいと思ってたら…あの新技かぁ」

蒼真「うりゃあっ!!」ボゴォン

ソレイユ「じ、地面から生えてきた…!!」

蒼真「ようやく着いた…」

シャーロット「よくマップ切り替え位置わかったわね、初見でしょ?」

蒼真「ここに来れたのほとんど奇跡だよ…」




蒼真「そうか、ここは1591年なのか」

ジョナサン「まぁな、お前こそ12000年に行ってたとは驚きだけどな…」

ソレイユ「あなた…闇の力を感じますが」

蒼真「…そうだな、俺はドラキュラの生まれ変わりだし」

ソレイユ「そ、それって…やはり危険な存在なのでは」

蒼真「だけど…俺は普通の大学生だよ、それ以上の意味なんてない」

ソレイユ(普通…?こんな白コートで?)

クリストファー「君の姿がないと思っていたが、なるほど別の場所にいたのか…」

蒼真「あれはマジモンの混沌の産物だよ…」

蒼真「それで、BGMの話なんだっけ?」

ジョナサン「おう、…まぁこれはBGMに限った話じゃないんだが]

ジョナサン「『ドラキュラ伝説Ⅱ』のBGMはGBの限界を惜しみなく使ってる、『悪魔城伝説』にもひけはとらねえぜ」

蒼真「あの『悪魔城伝説』にかよ…」

シャーロット「全体的に後のアレンジには恵まれないけど、いい曲ばかりよ」

シャーロット「特にキャッチーなのは『original sin』、あの独特な重低音の響きとそれを活かしたメロディライン」

シャーロット「悪魔城シリーズの中ではこれ以外じゃあまり聞けないような響きね」

蒼真「GB音源でもそれなりにできるもんなんだな」

シャーロット「それ以外だと全体的に緊張と恐怖を煽る曲が多いわね」

ジョナサン「書き直しされた敵の造形と相まってあまり夜にやりたくないような雰囲気が出たな」

蒼真「ドラキュラシリーズなんて一部除いてそんなもんじゃないか?」

ジョナサン「最近のは色合いの明るさがあるからまだマシさ」

ジョナサン「海外版の『CastleVaniaⅡ:Belmont's Revenge』じゃクロスが斧に代わるなんてのもあったが」

ジョナサン「これもシリーズの傑作さ、前作の不満をうまい具合に処理して昇華した」

シャーロット「そういうのは、長い歴史の積み重ねにしかできないことね」

蒼真「…そういや、ベルモンド家が敵キャラになってるってのはこの作品が初めてか」

ジョナサン「ん?あ、そうだったな…人間同士の戦いってのは斬新な要素の一つでもあった」

蒼真「…ソレイユ、だっけ」

ソレイユ「…なんでしょうか?」

蒼真「闇に飲まれんなよ、闇を生み出す混沌と戦うんだ、そして打ち勝て…いいな?」

ソレイユ「は、はい…」

ジョナサン(あー、体験談ってヤツだな…)

シャーロット「次…行くの?危ないかもだけど」

蒼真「構わないさ、こう(ホァイ)やって戻ってこれるってわかったし」

ジョナサン「それ正規の行き方じゃねぇじゃん…」

蒼真「クリストファーさん、ありがとう」

クリストファー「15年越しに友人に会えたんだ、感謝するのはこちらさ」

蒼真「…そうですか、じゃあ」

ファンファンファンファンファファファバシュゥゥーッ…

ソレイユ「………」

ソレイユ「混沌に打ち勝て、か」

ソレイユ「できるんでしょうか、一度負けた僕に」

クリストファー「できるさ…お前はベルモンド家を継ぐものとなったのだから」

クリストファー「必ず…この聖鞭の導きがあるはずだ」

クリストファー「私はもう力を保てる時間が少ない…お前は操られていたとはいえ見事な力を見せた」

クリストファー「お前が継ぐのだ、若いお前が…だ」

ソレイユ「…やってみせます」

ソレイユ「父さんが安らぎを手に入れられるように…」

シャノア「今日はここまでです」

シャノア「次回は『悪魔城ドラキュラ(SFC)』編なのですが…」

アルバス「ストーリー的には一度振り返った歴史をまたやらせるというのも何なので、俺たち以外のDS組でなく」

アルバス「今度はHoDプレイアブルキャラ中のベルモンド家を組ませて作品の紹介を行う」

シャノア「それでは、ありがとうございました」

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「なんだか時間が余っているので今日は急遽特別コーナーをやろうと思います」

アルバス「題して『はじめての悪魔城HoD』だ」

アルバス「このスレを見ている方々に『悪魔城ドラキュラ Harmony of despair』を全力で販促する」

アルバス「…といった趣旨だそうだ」

アルバス「安価で『悪魔城HoD』の疑問についてなんでも答える」

アルバス「文字通りなんでもだ」

アルバス「もちろん初心者、これから始めようとする方、未見さんだけでなく既プレイの方々もどんどん参加してくれ」

アルバス「HoDの話題なので俺は失礼する、じゃあな…ユーキャンヒッミー」

シャノア「アルバス…なぜDS組なのに貴方は出れなかったんだ…」

シャノア「それでは安価>>128からよろしくお願いします」

シャノア「申し訳ありません、age忘れです…」

シャノア「安価は>>129からとさせていただきます」

ふみだいだい

安価なら>>1のメインキャラ

マリアちゃんはなんであんなに可愛いんですか

>>129

マリア「よろしくぅ~!」

シャノア「マリア…ファンメッセージですよ、よかったですね」

マリア「えへへ…なんだか照れちゃうね!」

リヒター「マリアが可愛いのはきっと聖なる力のせいだろう、きっとそうだ(輪廻のさわやかスマイル)」

リヒター「月下で雰囲気は変わったがそれでも追憶の夜想曲のポトレでは凛々しくも美しい…」

\テンプテーション!/

リヒター「い”い”女”だ”ぁ”…(HoDの熱血スマイル)」

マリア「いやぁ~…」

玄武「ヴォォー」

リヒター「それでは次は>>133に向かって、ツ”ァ”ッ”!”!”」

悪魔城HD2は期待出来ますか?

>>133

シャノア「HD2は…」

シャノア「………」

シャノア「…現状、家庭用ゲームをKONAMIで制作しているのが小島プロダクションだけである以上」

シャノア「とても難しいと思います」

シャノア「発売から約4年経って、PSNダウンロード1位と輝かしい功績も持ち今なお新規プレイヤーが増え続けているゲームですが」

シャノア「当時の制作スタッフ陣も解散し、プロデューサー・IGA氏も行方知れずという現状では…まだどうにもなりません」

シャノア「HoDwikiに行けばわかるのですが、過去作の主人公を出して・新要素を追加してHD2をという声は」

シャノア「人口の多さから今でもちょくちょく出ます、それは日本だけでなく海外でも…」

シャノア「それだけ悪魔城をオンラインで、しかもほぼラグなくできるというのは魅力的で秀逸だったのです」

シャノア「実を言うとこのSSを書きはじめたのも…」

シャノア「これを通して悪魔城の知名度が上がり、シリーズ新作や大好きなHDの続編に」

シャノア「少しでも繋がればいいな…という目論見があったからです」

シャノア「…余計な話になりました」

シャノア「次の安価は>>137です」

悪魔城を語る際にはTASについては欠かせないので↑

>>137

ペポゥ…デデデレンデン

ムッズザーズザーズザーズザーズザーズザーズザーズザーズザー

マクシーム「ここからはこの俺、マクシーム・キシンが説明請け負った!」

マクシーム「ホァイという名称は俺の出演作『CastleVania 白夜の協奏曲≪コンチェルト≫』で俺が発していた…」

マクシーム「ジャンプをする際のいかにも変態的なボイス『ムッ ムッ ホァイ』から来ている」

マクシーム「意味としては…おおまかに言えばバグを利用した壁抜けワープの総称だ!」

マクシーム「俺はTAS動画で加速・ワープ・変態的性能を全て駆使し、恐らくARPG中最速のタイム『22.75秒』で城を陥落させた」

マクシーム「そのあまりのインパクトから壁抜けワープ全体を『ホァイ』と呼ぶようになったのだ!」

マクシーム「ちなみに現在『22.75秒』は『1マクシーム』という単位になっている」

マクシーム「ホァイは恐らく探索型悪魔城ならば人力ですべて再現可能だ」

マクシーム「特に『Harmony of Despair』ではオンラインでも容易く再現でき…」

マクシーム「その気になれば道中をすべてすっとばし1人で1分以内にステージを終わらせることも可能だ」

マクシーム「人力でホァイを成す猛者たちは敬意を表して『変態』と呼ばれるようになる…」

マクシーム「さぁ!君もキシン流を習ってHoDでホァイしよう!」

ジュスト「何を吹き込んでんだ!オラオラオラァ!!」

マクシーム「ジュストーッ!!」

ジュスト「HoDでは入った部屋によってはホァイSCは嫌われる、注意して使うんだぞ」

ジュスト「それじゃあ次は>>141、出でよ!」

>>139さんのために参考資料(22.73秒) キシン流奥義出した時点でボタン操作完了なのでタイム計測はそこまでです
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20197298

ツール無しでも1分かからず崩れる城
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15778769

>>137でとってるので安価なら↓

あ……ありのまま今起こった事を話すぜッ!

>>141のプレイ動画を見ていると思ったら延々とスタッフロールを見ていた』

何を言ってるのか分からねーと思うが俺も何をされたのか分からなかった……
催眠術とか超スピードなんてチャチなもんじゃ断じてねーもっと恐ろしいもんの片鱗を味わったぜ……


安価なら下で

>>142

マクシーム「キシン流奥義!」

デヤァホァイホァイホァイホァイホァイデヤァホァイデヤァ

ドラキュラファントム「ヴォー」

ファァァァァァァァァァファン プリッ

フィィィィボンゴロゴロゴロ… NKT…

デレデレデェェェェン

IGAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA

TAKEDA☆TAKASHI

しまむらゾーン

んー… キャストーッ!

よう! ドゥゥゥゥゥゥゥゥン

マクシーム「だいたいは伝わっただろうか」

マクシーム「それではこの辺りでお暇させてもらう、明日も安価は続行する」

マクシーム「ありがとうございました」

マクシーム「よろしく頼む」

マクシーム「安価再開する、次は>>148だ」

マクシーム「ルールは>>125に記載してある」

マクシーム「どういうゲームなのか、なんて質問でもなんでも来てくれ」

マクシーム「それでは行くぞ!」ペポゥ…

>>1がHDに追加して欲しいキャラは?

シャノア「安価が集まりませんね…」

シャノア「安価があまりに集まらないとちょっと困るので…勝手ながらルールを改定させていただきます」

シャノア「安価先までに集まった全てのレスに回答するという方式にしたいと思います」

シャノア「今の場合>>148までなので、>>147さんの問いに答えさせていただきます」

>>147

シャノア「それでは、>>1が参戦を希望するキャラに出てきてもらいます」

キャリー「ここだよ!」

シャノア「『悪魔城ドラキュラ黙示録』から、キャリー・ヴェルナンデスさんです」

キャリー「よろしくねっ!でも3Dだからわたしのドットってまだ存在しないのよね…」

シャノア「理由は…『特殊コス時のスライディングの時のアレ』だそうです」

シャノア「…下衆が」チッ

シャノア「忘れていました、次の安価は>>154までです」

>>1が一番好きな章は何章?

>>1が思う最強のヴァンパイアハンターは?

シャノアも二段ジャンプ時に両手を胸の前で揃えてるの可愛いと思うよ

>>154

レオン「あの5本の剣が浮いてるいろいろするのをHDで見ることができるのか…」

ドラキュラ「なかなか面白そうではないか?レオン…お前も面白い動きは多々あるが」

レオン「…貴様はHDにも出れて良いな、俺はドット絵がギャビリンスで用意されていたというのに…」

>>152

蒼真「7章だな、地獄の3か月ミリリン&ヴァルマラソンを思い出してほっこりするらしいぜ」

>>153

リヒター「ツ”ァ”ッ”!”!”\ここだ/」

リヒター「ユリウスも浮かんだらしいが、何分戦いが十分に描写されていない現状ではどうも…という事で」

リヒター「最強のヴァンパイアハンターの称号を持ちハイドロストームがチートな俺が>>1の中では今でも最強だ」

>>154

シャノア「………………」

シャノア「…ありがとうございます」

シャノア「…次安価は>>159です」

ユリウス「どうした?顔色が赤いがベニテングダケでも取ったか?」

シャノア「………」

なんでリヒターさんみすみす洗脳されてしまったのん?最強なのに

もし追加DLCが来たら>>1はどの作品のどのステージを配信してほしい?

キシン流について>>1の解釈を交えたりして教えてください

HDHDって言われてもわからないから
早くどんなゲームなのか教えろよ

>>156

リヒター「そ、それは…」

アルカード「一応フォローを入れさせてもらうと、輪廻真ENDの『そ、それは…』を聞く限り」

アルカード「すでになんらかの形で輪廻の時代から洗脳の呪いをかけられていたのではないかとは推測できる…」

マリア(17)「ちょっと無理やりだけどね…」

シャノア「おかげで後世で私やアルバスにエクレシア…」

ジョナサン「俺たちモリス・リカードの一族にいろいろと迷惑がかかったよな」

リヒター「すまんすまんすまん…」

>>157

ジュスト「俺たち『白夜の協奏曲』組のが欲しいらしい」

ジュスト「あの広めの悪魔城で変態たちが駆け巡る様を一度見てみたいそうだ」

>>158

マクシーム「『キシン』という名前はなんとなく東側を思わせる響きなので源流は東洋だと思うぞ」

マクシーム「それが流れ流れてヨーロッパまで辿り付きヴァンパイアハンターに伝わる…といったところだろうか」

マクシーム「呼吸法による回復なんてのもそれっぽいしな」

>>159

シャノア「とうとう本題ですね…」

シャノア「『悪魔城ドラキュラ Harmony of deapair』ちぢめてHD、XBOX360/PS3対応のダウンロード専用ソフトです」

シャノア「ジャンルはアクションRPGで、6人までのオンラインマルチプレイが可能です」

シャノア「価格は1500円なのですが、6人の追加キャラと5個のステージと2つのBGMパックのDLCが存在し」

シャノア「全部まとめると約3500円となります」

シャノア「発売は2010年後半期ですが、未だに新規プレイヤーがいたりとまだまだ活気づいています」

シャノア「操作性としては…わかりやすく言うとスマブラですね」

シャノア「ゲームの流れとしては章毎に決められたダンジョンを1~6人で攻略するというもので」

シャノア「そのダンジョンのボスを倒し最後の宝箱を開ければクリアーとなります」

シャノア「道中にも宝箱があり、そこから強い武器やスキル・防具を取得することもできます」

シャノア「1~11章までのダンジョンがあり、章の数字が高ければ高いほど敵は強くなります」

シャノア「オフラインでは1~4人、オンラインでは1~6人でプレイができ」

シャノア「ホストが部屋を建て、そこにゲストが入るという形になります、ステージ選択はホスト依存です」

シャノア「まぁ、ゲストが要望することもできますが」

シャノア「操作についてですが、まず操作できるキャラクターは11人います」

シャノア「蒼真・アルカード・ジョナサン・シャーロット・ユリウス・リヒター・マリア・ヨーコ・シモン・風魔とそしてこの私、シャノアです」

シャノア「通常攻撃の仕様が違う組に分けると」

シャノア「通常攻撃を武器によって変えられる蒼真・アルカード・私と」

シャノア「通常攻撃が固定のジョナサン・ユリウス・リヒター・マリア・シャーロット・ヨーコ・シモン・風魔と大別されます」

シャノア「移動については左右方向キーで移動、ボタンでジャンプ・二段ジャンプ、方向キー下でしゃがみです」

シャノア「二段ジャンプ中にさらにジャンプしようとすると下・斜め下方向へのキックができます」

シャノア「しゃがみ中にジャンプボタンを押すとスライディングキックができます」

シャノア「…ちょっと、これ以上何を説明していいかわからないそうです」

シャノア「人に教えるということはこうも難しいのですね…」

シャノア「今日は次の安価で終わりにさせていただきます」

シャノア「次安価は>>168です」

簡単にいえば2D探索型の悪魔城を複数人でできるんだな
マップや敵やギミックも歴代の2D悪魔城から来てるからシリーズをやったことある人にとっては感涙モノ

ゲームの難易度ってどんくらいなの?
いつもの2D悪魔城でいいの?
あとストーリーとかあるのかな

このゲームのギミックの楽しみに方について
初心者や未経験者にも楽しめるような説明を求めよう、キャラ固有の裏道なんかも含めて

>>166

シャノア「そうですね、HDの敵・味方、ギミック・ステージのドットはほぼ全て過去作品からの丸々コピーです」

シャノア「元々HDは『過去作品のドット絵を全てハイデフ画面にぶっこんでみよう』といった趣旨で作られたそうで」

シャノア「だから『Harmony of Despair』ちぢめてHDなのです」

>>167

シャノア「難易度は、正直言ってキャラにより変わります」

シャノア「一番成長が早く最終的にも最強の蒼真はもっとも簡単ですし、成長の遅いその他はさしずめドングリの背比べといったところです」

シャノア「初心者であればまず蒼真を触ることをおすすめします、だけど自分の使いたいキャラを使うのが一番ですが」

>>167

シャノア「言い忘れました、ストーリーは欠片も存在しません」

シャノア「設定としては歴代ヴァンパイアハンターの記憶が本の中に閉じ込められ、それをプレイヤーは見ているというものがあります」

>>168

シャノア「このゲーム特有の面白さ…ですか、参考になりました」

シャノア「特有のものとしては…実用的で害のないバグがマルチプレイでも使えることと」

シャノア「プレイヤー達の異常なノリの良さ、それとショートカットの多さ、協力・連携プレイの自由さ、ネタの異常な多さですね」

シャノア「誇張かもしれませんが、HDプレイヤーのノリの良さと順応性・新規への優しさは」

シャノア「他のどのオンラインゲームよりも高いです」

シャノア「初見のマップで迷ってもすぐに道を教えてくれたり、何度死んでも蘇生してくれたり」

シャノア「ネタを振ったら即フォローしてくれたり…これらは全て実際に>>1が遭遇した状況です」

シャノア「私やユリウスはパーソナルスキルという特殊移動でショートカットを行えますが」

シャノア「実質、オンラインプレイでは行けない場所のあるキャラはいません」

シャノア「他のキャラに踏み台にさせてもらったり移動の補助ができるスキルを使ってもらうことで」

シャノア「普段そこには行けないキャラも、簡単にそこに行けるようになったりします」

シャノア「また、どんなキャラも単独プレイ時には行けない場所がステージによってはあります」

シャノア「ギミックを多人数で動かすことによって行けるようになる場所が必ず用意されているのです」

シャノア「そういう協力プレイを求められる時が多いというのもこのゲームの魅力ですかね」

シャノア「それではここで締めさせていただきます」

シャノア「ありがとうございましたしんでしまった!」

シャノア「失敗しました…予測変換をそのまま打っていました」

シャノア「今度こそ、ありがとうございました」

シャノア「魔法使い組は踏みつけ不可なのは言われたら言おうと思っていましたが」

シャノア「思い返すと魔法使い組を使おうとする人にとってはゲームの面白さに直結することでしたね、先に説明するべきでした、失敗しました…」

シャノア「きれぼし脳もバレてしまいましたし、これはもうダメかもわかりませんね」

アルカード「悪魔城年代記…これは買いだな、蒼真」

シャノア「以降はいつも通り定時更新となります」

シャノア「別スレも近いうち更新します、長らく放置して申し訳ありません」

シャノア「安価コーナーについては今後定時以外の日にちに暇ができたらやろうと思います」

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「バレンタインドゥエーですね、HoDではそんな部屋も建っていることでしょう」

シャノア「…チョコレートですか?」

シャノア「先程拾ったベリークルーラーでよければ」

シャノア「それでは投下します、『悪魔城ドラキュラ(SFC)』編です」

~第7章~
「伝説は塗り替えるもの」

ユリウス「シキシキシキシキ」

リヒター「デアァッ!ツ”ァ”ッ”!”」

ユリウス「…そういえば最近シモンの姿を見ないな」

リヒター「ホァイしてからそれっきりだな、どこへ行ったのか…!?」

ユリウス「あ、あれは…」

シモン「」ムン

ユリウス「シモン…にしてはムキムキすぎるぞ」

リヒター「あ、あれはSFC版シモン!いつの間にFC版ドットから変わったのだ!?」

ユリウス「何か違うのか…?」

リヒター「お前は携帯機組だからわからないかもしれんが、俺はもともと据置機組だ…だからわかる」

リヒター「お前の全方向鞭の先祖でもあり、鞭振り回しの先祖でもあるのだぞ!」

シモン「」ヌン

ユリウス「俺たち鞭組の仕様の原点はここからだったのか…」

リヒター「『悪魔城ドラキュラ(SFC)』、SFC黎明期の傑作のひとつだ」

リヒター「Angry Video Game Nard…あの『AVGN』をもってしても欠点を見出せなかったほどのな」

ユリウス「お前が解説に回るのか」

リヒター「良いだろう、元々輪廻では大学の助教授でもやってそうな装いだったのだからな」

リヒター「FCからSFCに移るに至って、ボタンが増えたことはこのゲームにも大いに影響した」

リヒター「サブウェポンが1ボタン制になり、今までの操作性の悪さを改善したのだ」

リヒター「それだけではない、ジャンプ中の空中制御、しゃがみ移動、先ほど言った8方向鞭、弾消し用の振り回し鞭…」

リヒター「そして新たな要素、鞭によるワイヤーアクション」

ユリウス「…SFC版のシモンとは、ほぼ俺と同じなのではないか?」

リヒター「というか同じだ、お前のHoDにおいての元ネタなのだろう」

リヒター「より快適に、より進化して、初代『悪魔城ドラキュラ』は帰ってきたのだ」

リヒター「…そういえば、シリーズ中でももっともホラー要素が濃いかもしれん」

ユリウス「なぜだ?基本的な敵はどれも変わらないはずだろう」

リヒター「それはそうだが、今回はBGMと演出の面が大きい」

リヒター「城に着くまではおろか、城に着いてからも静かでおどろおどろしいBGMが続く」

リヒター「制作側がおそらくSFCの音源に慣れてなかったところもあるのだろうがかえって味を出しているな」

リヒター「あの『Bloody Tears』がさらに悲壮感漂う曲となっていたりする」

ユリウス「やはり、そういった不都合も良い点にできたゲームこそが良いゲームとして残るのだな…」

リヒター「『悪魔城伝説』ではあったルート分岐はなくなった、逆にあってもこのゲームでは困ると思うがな」

ユリウス「…ステージ自体が広いからか?」

リヒター「あんな広いステージを何個もやらされては悪魔城まで身体がもたん…」

リヒター「欠点らしい欠点といえば…プレイヤーキャラが悪魔城にしては強すぎることか」

ユリウス「8方向鞭か、それはまあFC版の者たちよりも強いだろうな…」

リヒター「それだけではない、連射性も良すぎるしリーチもあるうえ火力も高い」

リヒター「はっきり言ってSFC版ではクロス以外のサブウェポンが必要となる時はないだろう」

ユリウス「対地対空を鞭のみでこなせるから、か」

リヒター「その通りだ、クロスが必要とされるのも鞭以上の超火力があるからだ」

リヒター「難しいのは道中だけと言ってもいいほどに今回のシモンは強かったのだ…」

シモン「」ムキッ

ユリウス(それはまぁ、アレではな…)

リヒター「『悪魔城伝説』と比べてもこのゲームは見劣りしない」

リヒター「面クリア型悪魔城の初心者がやるには丁度いい難易度なのでは…と俺は思う」

ユリウス「確かに、FCの悪魔城はアクションゲームが苦手な者にはキツいものがあったからな」

リヒター「これだけ長く続いていれば、マニアを唸らせるだけでなく新たなユーザーも引き込まねばならない」

リヒター「事実、『悪魔城ドラキュラ(SFC)』発売当時には悪魔城シリーズは5週年を迎える頃だったのだ」

ユリウス「1991年、ということか」

リヒター「新ハードの黎明期で、絶対数の少ない期間にこれだけの作品を作れたというのは凄いことだな」

リヒター「事実、外国版…つまりSNESの『SuperCastleVania:Ⅳ』は凄まじい売り上げを見せたらしい」

リヒター「悪魔城シリーズ全体にも、SFC普及にも貢献したと言える作品だな」

リヒター「まぁその後の悪魔城シリーズではSFC作品は一つしかなかったが…」

ユリウス「それはお前の作品ではなかったか…?」

リヒター「言うな、恐らく正史ではない…」

リヒター「初見でイグゼクスと呼ばれるような作品はないんだ…いいな」

ユリウス(触れてはいけない所だったらしいな)

シモン「」ムキン

リヒター「そして、シモンはどうしたら戻れるのだろうか?」

ユリウス「戻りたがっている訳でもないのだし、このままでいいのではないか?」

シモン「」\すまん/\ここ/

シャノア「今回はここまでです」

シャノア「次回は『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』編です」

シャノア「ようやく悪魔城シリーズの転機の一つまでこぎ着けましたね…」

シャノア「次の更新は明日の夜になります、ありがとうございました」

アルバス「よろしく頼む」

アルバス「申し訳ないが今日の更新は中止となった」

アルバス「別スレの展開が盛り上がってきたのでそちらを書こうと思う」

アルバス「子供のころから追いかけたタイトルなので何卒理解していただきたい…」

アルバス「ありがとうございました」

レオン「俺はかなり先か...」

レオン「俺はかなり先か...」

二回も同じ事を言ってるのは、バグです。
すみません。

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「とりあえず今日は生存報告だけとなります」

シャノア「別スレを見てくださっている方は生存を知っているとは思いますが…」

シャノア「なにしろどちらもマイナージャンルで関連性もないので、一度報告に来ました」

アルバス「放置している間に板が落ちたりTASで悪魔城建設と崩壊ラッシュが起こったり色々あったな」

アルバス「フルマクシーム"in bound"が10分を切りさらには1週間を待たず7分台に突入したり」

アルバス「新レギュレーションハートキャッチドラキュラや月下"gliched"なども次々生まれた」

シャノア「さらには行方知れずのIGA氏の消息が分かり、3月17日にカリフォルニアで講演を行うなど」

シャノア「悪魔城界にとっては激動の期間でした」

シャノア「次回更新はホァイトドゥエーに、『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』を宣言通り書きます」

別スレどこだ~?

>>204
浩一「はァ…?インフィニット・ストラトス?」です

シャノア「よろしくお願いします」

シャノア「…来てしまいましたね、ホァイトドゥエーにまさかの新フルマクシーム」

アルバス「レギオン・セイントの足払いによる撃破高速化や移動方法変更が更新点だろうな」

アルバス「今宵はHoDのオンラインも賑わうことだろう」

シャノア「今回はリヒターとマリアの『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』です」

~第8章~
『次代の幕開け』

蒼真「…あれ、ここは9章…にしてはちょっと違うな」

シャーロット「予定通りならここは1792年、あの最強のヴァンパイアハンターこと…」

リヒター「ツ゛ァ゛ッ゛!!\ここだ/」

ジョナサン「おわ!?」

リヒター「この俺、リヒター・ベルモンドと」

マリア「とうっ♪」

マリア「わたし、マリア・ラーネッドの時代だね!」

ジョナサン「リヒター、お前今までどこにいたんだ?」

リヒター「10章で遊んでいたらムキムキのシモンと会ったのでここに来たんだ」

ジョナサン「意味わかんねーよ」

リヒター「…おっと、輪廻の時代では俺の声はまた別の声か、ツァッではいかんな」

マリア「そこまで気遣わなくていいと思うよ、リヒターお兄ちゃん」

リヒター「マ゛リ゛ア゛ァ゛!」

\オ゛ー゛ラ゛ブ゛ラ゛ス゛ト゛!!/\おーらぶらすとっ♪/

蒼真「解説に来たんなら来たで早く本題に入ってくれ!」

シャーロット「暑苦しくて体感温度が上がってる感じがするわ…」

リヒター「悪いな、では解説に入るとしよう」

リヒター「『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』、PCエンジンで1993年に発売された悪魔城初のCD-ROM形式ソフトだな」

リヒター「なぜXかというと当時悪魔城シリーズの10作目だったからだ」

ジョナサン「ローマ数字で10ってな」

リヒター「横スクロールアクションという当時の悪魔城の基本形を踏襲していることに変わりはないが」

リヒター「制限時間の撤廃やキャラの救出などによる、後世に続く『探索型』の要素が含まれている」

リヒター「思えばこれは布石だったのだな…」

リヒター「SFC版等の多方向攻撃は撤廃されてしまったが、新たな攻撃方法も生まれた」

リヒター「過去の作品では集めるとハートは余りがちだっただろう?」

ジョナサン「ま、ザコは鞭で事足りるもんな」

リヒター「そのハートを一気に消費して、所持サブウェポン事に異なる大技を繰り出す…」

リヒター「この俺の編み出した『アイテムクラッシュ』、それが追加された」

蒼真「あれってシューティングゲームのボムみたいなもんだっけか?」

リヒター「その通りだな、基本的に全画面を覆い尽くし無敵時間と共に大ダメージを与えるものだからな」

リヒター「他にもアクション面では俺はジャンプより跳躍の大きい宙返りを使えたり…」

マリア「わたしがシリーズ初の二段ジャンプを使えたり、スライディングもできるようになったよ!」

ムッズザーズザーズザーズザーズザーズザームムムムムムムムッ

蒼真「なんか聞こえてきたんだが…」

シャーロット「あれはスライディングも超性能だし3段ジャンプだし比べものにならないわよ…」

マリア「あとの悪魔城だとプレイアブルキャラが隠しで2人っていうのが多いけど、わたしがその先駆けだね!」

リヒター「…メインキャラより高性能の、な」

蒼真「…おい、リヒター?」

リヒター「いいんだ…月下じゃ俺の方が強い…」

リヒター「マリアはステージクリア型では最強なほどに強いんだ…メイン攻撃の連射性能といい動きといい火力といい…」

マリア「マリア兵器だもん!!」

ジョナサン「兵器なんて言われる原因だよな…」

シャーロット「以降のアルバスさんや…」

デヤァホァイホァイホァイデヤァデヤァデヤァヴォー

シャーロット「…あれみたいに、そういう超性能隠しキャラの伝統は引き継がれていったのよね」

リヒター「今で言うムービーシーンも追加要素としてあるな」

リヒター「アニメ調の作画で書かれた紙芝居形式のムービーが要所要所で流れるのだが…」

リヒター「これについては今なお賛否が分かれている」

蒼真「…なんでだ?今の探索型にだってそういうシーンはあるだろ?」

リヒター「キャラクターデザインが明確になった悪魔城はここからだからな…」

リヒター「絵が挟まることでホラー的要素が崩れると言う人々が後を絶たなかった」

リヒター「後に女性ファンを引っ張るためかと思うほどに耽美系のキャラデザが続いたこともあって」

リヒター「そういう風潮の元を作った可能性のある輪廻は少なからず批判されている」

シャーロット「可能性で批判されちゃたまんないんだけどね…」

蒼真「ゲームが面白ければいいんじゃないのか」

ジョナサン「そうじゃない人もいるってことさ、そればっかりはどうしようもねえ」

リヒター「さて、どうしてこのゲームが悪魔城全体を引っ張るほどの力を持つかわかるか?」

蒼真「え…すごく面白いからじゃないのかよ」

リヒター「その通りだ、CD-ROMという大容量ソフトは『血の輪廻』を名作へと押し上げてくれた」

リヒター「全14ステージというボリュームと美麗なドット、軽快になったアクション」

リヒター「悪魔城だけでなく様々な地を転戦するという新鮮さ」

リヒター「相変わらずの、恐怖を煽り引き込ませる演出の巧さ」

リヒター「ライトユーザーも飽きさせない難易度設定とやり込み要素」

リヒター「『乾坤の血族』『Slash』などの新たな名曲と三大名曲のリメイクという過去のファンへのサービス」

リヒター「戦闘にメリハリを付ける、シリーズ初のボスラッシュ」

リヒター「これだけ詰め込んで面白くないわけがなかったのだ」

リヒター「ついには悪魔城シリーズで初めてキャラクター設定を引き継いだ続編が出る」

リヒター「『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』」

蒼真「それって…」

リヒター「もう知っているだろう、探索型悪魔城の祖として」

リヒター「ステージクリア型の最高峰から探索型悪魔城の最高峰が立て続けに生まれた」

リヒター「だから悪魔城ドラキュラXの系譜は今なお色濃く残っているのだ」

マリア「このときからのファンの人が一番多いんじゃないかなぁ?」

ジョナサン「続編が他に出たのは蒼真ぐらいだしなぁ」

シャーロット「あれは暁月から蒼月までの期間が短かったからっていうのもあるんじゃない?」

蒼真「まるで俺がとりあえず続投したみたいな言い方すんなよ!」

リヒター「問題点という問題点は…」

マリア「プレミア化、かなぁ」

蒼真「プレミアって…最近の悪魔城は全部プレミアだろ、どれぐらいなんだ?」

リヒター「最低で8500円からだ」

蒼真「ちょ」

リヒター「PCE最後期のソフトということもあって絶対数が少ない」

リヒター「ある意味移植である『悪魔城ドラキュラXX』の評価も優れない上、先の…」

ジョナサン「月下の発売と大ヒット、がなぁ」

リヒター「それで前作を買い求める者が急増したためにプレミア化したのだ…」

リヒター「PSPの『悪魔城ドラキュラ Xクロニクル』の発売でいくらかは収まったものの」

リヒター「VC配信もされず、依然として『血の輪廻』はプレミア扱いのままだ」

シャーロット「FC以外の悪魔城シリーズの宿命ね…」

リヒター「VC配信はwiiで成されていた、すまんすまんすまん…」

マクシーム「死ねっ☆」

(多段ヒットの音)

リヒター「ぐあ゛あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛…」\7676767676767676 CRITICAL!152/

リヒター「…さて、お前たちはこれからどうするんだ」

蒼真「え?続けるに決まってるだろ」

リヒター「そうか、まだシリーズは折り返し地点にすぎない」

リヒター「ここからは雰囲気もガラっと変わっていくぞ、長いだろうが頑張るんだな」

マリア「わたしはついていけないけど、頑張ってね!」

蒼真「お前らついてこようと思えば余裕じゃないか…」

ジョナサン「そういう突っ込みは野暮ってもんだぜ、気持ちの問題だろ」

シャーロット「じゃあ次に行っていい?」

蒼真「ああ、いつでもな」

ファンファンファンファファファファバシュゥーッ

シャノア「今回はここまでです」

シャノア「思えば『奪われた刻印』は『血の輪廻』を探索寄りにしたものかもしれませんね」

シャノア「そういえばスレ主が久々に私を使ってHoDに潜るそうです、楽しみですね」

アルバス「シャノア!避けるんだ!」

シャノア「…!?」

デヤァホァイデヤァホァイホァイホァイホァイデヤァ

シャノア「う゛ぁぁーあっ!?」

アルバス「ユーキャンヒッミー…何者だ!」

???「ふっ…」

マクシーム「ホァイトドゥエーの更新記念だ!この予告欄は俺が貰った!」

アルバス「なんだと…アタランヨオリンピック出場者でもないお前が何を!」

マクシーム「次回は『バンパイアキラー』編だ!切り裂けっ!」ビシィシャンシャンシャン

アルバス「待て!アタランヨ…くそ、ギリギリで追いつけん!」

※マクシームのフロア最速通過は8F、アルバスは12F

コ○マ「俺達にまかせろー」
mer○uryst○am「3Dキャッスルヴァニアを宜しく」

泣きたくなってきた

残ってた…書きます

ジョナサン「っと、シャーロット!ここは?」

シャーロット「ここは…えーと、1914年?って」

ジョナサン「…マジ?」

蒼真「どうしたんだジョナサン?いきなり青い顔になっちまって」

ジョナサン「…1914年ってことはだな、間違いなく俺の――」

ビィィンッ!

蒼真「鞭!?」

シャーロット「壁に引っかけた…誰か来る」

ジョニー「なんだいお前ら、そっちもヴァンパイアハンターか?」スタッ

ジョナサン(や、やべえ…!親父!)

蒼真(すげえ…見事に逆三角形な筋肉モリモリのマッチョだ、男の憧れってやつだぜこれは)

エリック「…どういった経緯で時間を遡ったかは知らんが、久々だなジョナサン」

ジョナサン「ウィ…エリックさん!」

ジョニー「なんだ知り合いか?」

エリック「…お前の息子だよ」

ジョニー「…HAHAHA!お前がそんな冗談飛ばすとは珍しいなエリック」

エリック「………」

ジョナサン「………」

ジョニー「…マジで?」

エリック「時を止める懐中時計なんてものがあるのだ、不思議ではないかもな」

ジョニー「あー…まあな」

蒼真「なんでみんなそれで納得すんだよ…!

ジョニー「へえ~~こいつが俺の子供ねえ…」ジロジロ

ジョナサン「っ、なんだよ」

ジョニー「ほっせえなあ~~こんなんでハンター勤まんのかぁ?半人前ってとこだろこりゃ」

ジョナサン「うっせえよ!あんたの筋肉が異常なんだっつの!」

蒼真「…シャーロット、説明してくれよ」

シャーロット「ああそうね、1914年は…第一次世界大戦があるのは知ってるでしょ」

シャーロット「邪悪な殺意と理不尽な死が…そんな狂気が世界にまき散らされる時代、それを利用した魔女がいた」

シャーロット「エリザベート・バートリー、彼女はその狂気で叔父にあたる魔王ドラキュラを再びこの世に蘇らせんと狂気を世界に広げ、ヨーロッパ中の魂を一挙に手中に収めようとしたわ」

蒼真「とうとう世界規模かよ」

シャーロット「邪悪あるところにはまた大きな光も灯される、この一大事を収めるために当然ハンターは立ち上がるわ…今回も、またふたり」

シャーロット「それが目の前のジョニー・モリスさんとエリック・リカードさんと言うわけ」

ジョナサン(おい、シャーロット!)ヒソヒソ

シャーロット(っ、何よ!近いっつの)ヒソヒソ

ジョナサン(俺らの血の因縁についてはそれっぽくぼかしてくれねえか、あれはまたGoLの時でもいいだろ)

シャーロット(…しょうがないわね、まだジョニーさんにわだかまりがあるわけ?)

ジョナサン(そんなんじゃねえけど…面と向かって会うと、なんつうかさ)

シャーロット(ま、いいでしょ)

蒼真「どうしたんだよ?」

シャーロット「なんでもない、それでジョニーさんのモリス家はベルモンド家の血を分けた分家の宿命で」

シャーロット「エリックさんは…恋人のための復讐っていう執念で、それぞれドラキュラ討伐に向かうのよ」

エリック「………」

ジョナサン「んじゃゲーム作品としての視点に移るか」

ジョナサン「メガドライブで出た悪魔城シリーズ11作目、発売日は1994年3月18日」

ジョナサン「いつもの横スクロール悪魔城だが…なんつうかな、意欲作って感じかね」

蒼真「意欲作…新しいシステムを取り入れたりだとかか?」

ジョナサン「そうだな、特に移動方法か…従来の歩行・ジャンプ・階段上りなんか以外に特殊な移動方法が増えた」

ジョナサン「親父であれば天井に鞭をひっかけてロープアクション、エリックさんなら槍で棒高跳びみてえに飛び上がる」

ジョナサン「輪廻が敵を倒す爽快感を模索したなら、こっちはひたすら突き進む爽快感を模索したんだぜ」

ジョナサン「あとはだな…ステージギミックがやたら多くて、演出も凝りに凝ってるって感じか」

ジョナサン「…ただなあ、メガドライブの音源に悪魔城とマッチするものがないっつうか…なんか間抜けてるっつうか…」

蒼真「?」

シャーロット「ちょっと!」

ジョナサン「わりい、ただの主観だよな」

ジョナサン「それとあまり注目されねえがストーリーのスケールのでかさがある」

ジョナサン「WW1っつう歴史の一大事件を裏にヨーロッパの国々を転戦して回る…すさまじいぜ、これは」

ジョナサン「ステージの演出に国際観を持たせて幅を広げただけでなく同時にかつてない強敵の予感も持たせてる」

ジョナサン「キャラ設定も後々の悪魔城に広がりを持たせることに成功したんだ」

ジョナサン「ベルモンド家でない親父、アルカードの槍で戦うエリックさん…後々にキャラや設定を作るための土台はたいていここでできた」

蒼真「俺は?」

ジョナサン「たいして関係ねえ」

蒼真「…わかってたけどさ」

ジョナサン「ゲーム性については基本はまあいつもの悪魔城だが、特殊移動と一緒にちょっと変わったとこがあるな」

ジョナサン「ハートがジュエルに置き換わってたり、サブウェポンは斧・聖水・ブーメランだけしかねえ」

ジョナサン「まあアイテムクラッシュじみたことはできるぜ、ジュエルを多く消費して全画面攻撃やら強化攻撃やらな」

蒼真「やっぱり輪廻の影響ってのは大きいんだな」

ジョナサン「あれはほんとに一大転機だったからなあ…」

ジョナサン「でだ、武器も段階を踏んで強化できるが…そういや光の鞭を振るうのは親父だけだな、なんなんだありゃ」

ジョニー「ん、ヴァンパイアキラーか?知らねえよ、修行してたらなんか光ったんだよ」

シャーロット(そんなんだから寿命縮まったんじゃないかしら…)

ジョニー「力の引き出しすぎってヤツかもな?まあ心配いらねえだろ、HAHAHA!」

エリック(いつもこうだ…)

ジョナサン「難易度についてはそれほど高くないな、特殊移動の無敵時間が存在するし」

ジョナサン「BGMも言う事なしの良曲ばかり、ちょっとステージ構成に難があったりだとか」

ジョナサン「構成的にエリックさんが有利なステージが多かったりだとか、そんなのは些細な問題だ」

ジョナサン「全体的な仕上がりはかなりのものだと言えるぜ」

蒼真「へえ簡単なのか、初心者向けってとこなのか?」

ジョナサン「………」

蒼真「なぜ黙る…」

シャーロット「…とてもじゃないけどこのゲームから悪魔城を始めたいなんて思う人はいないわ」

蒼真「そりゃどうしてだよ?なんか裏でもあるのか」

シャーロット「このゲームは素晴らしかった、アクションゲーム全体で見てもね」

シャーロット「だが、しかし、まるで全然…」



シャーロット「現状の値段とがつり合ってないのよ!」

蒼真(生々しすぎる…!)

蒼真「…つったって、そりゃいくらぐらいなんだよ?たかだか一ゲームソフトがそんなに」

シャーロット「…中古から37500円からよ」

蒼真「…は?」

シャーロット「37500円」

蒼真「…はあああ!?」

シャーロット「バンパイアキラーにはただ一度の移植もなければバーチャルコンソールすらいくら待っても来ない」

シャーロット「そのうえメガドライブ実機が必要ともなれば出費はさらにかさむでしょうね…ひどいものよ」

蒼真「なんだってそんなことに…早くなんとかしてやれよ…」

シャーロット「私たちだってそうは思うけどね…」

ジョナサン「Circle of the moonがWiiUでVC配信されるそうだ、希望を持ち続けようぜ…」

シャーロット「さて、これでここは一通り終わりってところだけど…」チラ

ジョナサン「!」

ジョニー「んん?」

シャーロット(いいの?何も言わなくて)

ジョナサン(いいんだよ!こっぱずかしいじゃねえか)

シャーロット(…後悔しない?)

ジョナサン(んぐ…)

ジョナサン「…くそ、お前ら先行ってろ!」

蒼真「どうしたんだよあいつ」

シャーロット「ふふ、知-らない♪」

ファンファンファンファファファファバシュゥー…ッ

ジョナサン「親父!」

ジョニー「…同じくらいの背の奴に親父と言われるのも不思議だぜ」

エリック「茶化すな、聞いてやれ」

ジョニー「いつからお前そんなに大人びたよ、ったく」

ジョナサン「っと、その…俺はだな」

ジョナサン「あんたの背中を見て育った覚えもねえ、だが…それでも」

ジョナサン「あの時から…あんたは目標に変わったんだ、だからな!」

ジョナサン「ヴァンパイアハンターとして、親父より高みに昇ってみせる!じゃあな!」バシュゥー…ッ

ジョニー「なかなか骨のありそうな奴じゃないか」

エリック「お前の息子だからな」

ジョニー「よせやい、照れくさいな」ヘヘッ

シャノア「今日はここまでです」

シャノア「長い間お待たせして申し訳ありません、このスレが残っていたのも驚きでしたが…」

シャノア「今後ですが、いったんこのスレは落とそうと思います」

シャノア「次に紹介するのは悪魔城に最大の衝撃を与えたいわば最高最後の一大転機ですので」

シャノア「新スレを建てて再開するという形で続きをしようと思いました」

シャノア「なので一旦皆様とはお別れですね、形は違えど必ず続けていきます」

シャノア「それでは、またの機会に」

\さようなら/

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というか誰か見てたんですかね…もしまとめられるなら安価部分は消してまとめてくれると嬉しいなあ

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