ひろし「仕事やめてきた」(1000)
みさえ「……え?何言ってるの突然!?」
ひろし「だから仕事やめて来たんだよ」
みさえ「どうして!?」
ひろし「つかれた」
みさえ「でもあなた、これからしんのすけも大きくなるし、ひまわりだっているのよ?家のローンだってあるのに……」
ひろし「……」
みさえ「何があったのかは知らないけど、今ならきっとまだ会社戻れるわよ、ね?考え直して……」
ひろし「金金金金うるせぇなぁ……」ボソッ
みさえ「え?」
ひろし「安心してくれよみさえ、次の仕事の目処は立ってるんだ。突然で悪かったけど、ずっと前から考えてたことなんだ」
みさえ「次の仕事?」
ひろし「ああ」
みさえ「いつから勤務始まるの?……お給料は、今と同じくらいもらえるの?その会社はどこにあるの?」
ひろし「……」
みさえ「ねえ、あなた」
ひろし「なんでそんな質問ばっか繰り返すんだよ」
みさえ「え?」
ひろし「確かに急に辞めては来たけど、俺は少し安心してたんだ、一つの仕事に区切りがついて、気持ちを切り替えて次の仕事に向き合おうと思ってんだよ。家族を持って、一人で働いて養ってく気持ちなんてわからないだろ?少し休みたかっただけなんだよ」
みさえ「……」
ひろし「それなのに金やら次の仕事のことやら、ほかにもっとかけるべき言葉はあるんじゃねえのかよ、これまでお疲れ様とか、次の仕事までゆっくり休んでねとかさ」
みさえ「……あなた…………」
みさえ(確かに、そこまで思いつめてたなんて想像もしてなかった)
みさえ(子供達は奔放に育ってるし、私もパートにも出ず生活させてもらってるし……)
みさえ(この時代に共働きもせずに貯金しながら子供を二人も育てられるくらいこれまで働いててもらってたんだもんね)
みさえ(私が贅沢さえしなきゃしばらくの蓄えはあるし……少し充電させてあげた方がいいのかも)
一週間後
しんのすけ「ただいマン丸ー!って、あれ?父ちゃん今日もお仕事お休み?」
ひろし「そうだぞー!!“有給”だからな!!」
しんのすけ「ほほーい!!よくわからないけどユーキュー凄いぞ!!」
ひろし「しんのすけ!父ちゃんとキャッチボールでもしよう!」
しんのすけ「ふっお主に私の魔乳が捕れるかな?」
ひろし「魔球だろバカ!!」
しんのすけ「そうとも言うー」
ひろし「なんか懐かしいなそれ……」
みさえ「……」
夜
しんのすけ「スーピー」
ひまわり「くぴーくぴー」
ひろし「二人とももう寝ちまったか、たくさん遊んだからなー」
みさえ「二人とも嬉しいみたい」
ひろし「え?そ、そうか?ははっ、これまで仕事ばっかりでなんだかんだ構ってやれてなかったからなー」
みさえ「そうね」
ひろし「明後日は幼稚園休みか、晩飯、たまには外で食べるか?」
みさえ「それも良いわね」
ひろし「久しぶりに車出して遠出も良いなー」
みさえ「うん」
ひろし「……」
みさえ「……」
ひろし「……おい」
みさえ「え?」
ひろし「なんでさっきから返事がそんなにぶっきらぼうなんだよ」
みさえ「え?そ、そんなつもりはないけど……」
ひろし「何か言いたいことあるんだろ」
みさえ「……」
ひろし「何を言いたいのかは大体予想出来るけどな、言ってみろよ」
みさえ「……」
ひろし「……」
みさえ「しんのすけにウソをつくのはやめたほうがいいと思う」
ひろし「ウソ?」
みさえ「有給って」
ひろし「……」
みさえ「あの子幼稚園で言ってるって。“父ちゃんはユーキューだから働かなくてもお金もらえるんだゾ”って。幼稚園の子達はそれで大丈夫だと思うけど、周りの人はいずれおかしく感じるわよ、だって、いくら有給って言ってもあまりに長かったら……」
ひろし「そうやって世間体ばかり気にするんだな」
みさえ「世間体って……」
ひろし「それで?恥ずかしいから明日にでも働けってか?」
みさえ「恥ずかしいなんて言ってないじゃない」
ひろし「恥ずかしくないなら気にする必要なんてないだろ?」
みさえ「そういうことが言いたいんじゃなくて、次の仕事までお休みしてるならお休みしてるって、正直に言えば良いのにって話。変に有給だなんてウソをついたら、それが広まってどんな話になるかわからないじゃない」
ひろし「……」
みさえ「……そもそも、有給って言ってるのって、仕事辞めたことを少しでも後ろめたく感じてるからなんじゃないの?」
ひろし「……なんだと?」
朝っぱらからダークだな
しんのすけ「うーん、うーん……………ハッ」ガバァ
しんのすけ「……」
シーン……
ひろし「グーッグーッ」
しんのすけ(嫌な夢みたゾ……父ちゃんと母ちゃんが喧嘩して、父ちゃんが母ちゃんを叩いて……)
しんのすけ(でも父ちゃん普通に寝てるゾ、そんなことがあるわけないゾ……あれ?)
しんのすけ(母ちゃんが……いないゾ……)
早めに言っとく
マジキチ
朝
カチャカチャ
しんのすけ「うーん……」
みさえ「しんちゃん、おはよう、朝ごはん出来てるわよ」
しんのすけ「あ……母ちゃん?どうしたんだゾ、昨日の夜お部屋にいなかったから心配したんだゾ」
みさえ「お母さんね、昨日お二階で寝たの」
しんのすけ「え?どうして?」
ひろし「母ちゃん、お前達と寝るの嫌なんだってさ」
しんのすけ「え?」
みさえ「……」
ひろし「酷いよな、お前達を放っておいて一人で寝ちまうんだもんな」
みさえ「……」
しんのすけ「母ちゃん……?」
みさえ「早くお着替えして、ご飯食べちゃいなさい。幼稚園遅れるわよ」
しんのすけ(おかしいゾ…こんなのおかしいゾ。昨日まで普通だったのに、どうしてこんなことに……)
みさえ「ほら、早くしなさい!バス来ちゃうから」
しんのすけ「う……うん……」
ひろし「あんま急かすなよ、バスに遅れたら遅れたで良いじゃねーかよ」
みさえ「……」
ひろし「安心しろよしんのすけ、バスに遅れたら父ちゃんが車で送ってやるからな、だからゆっくり支度していいんだぞ」
しんのすけ「……う、うん……」
しんのすけ「行ってくるゾ……」
みさえ「行ってらっしゃい」
ひろし「なんだ、間に合ったのか、支度してたのに」
しんのすけ「……」
ひろし「まあいいや、頑張って来いよ!!」
しんのすけ「ほ、ほーい……」
ネネ「おはよう、しんちゃん!!」
マサオ「しんちゃんおはよう!!」
しんのすけ「おはよう……」
風間「どうした?なんか元気ないぞ?」
しんのすけ「なんでもないぞ……」
風間「朝ごはん食べ損ねたのか?それとも朝から怒られたのか??しっかりしろよなwww」
しんのすけ「……」
ネネ「しんちゃん……?」
ボーちゃん「しんちゃん、なんか、変」
帰りのバスの中
風間「それじゃあ今日、帰ったらすぐ公園集合な!!」
ネネ「リアルおままごとの小道具をなんでも良いから持ってくること!!」
マサオ「ひいぃ……それは勘弁してよ……」
風間「しんのすけも来るよな?」
しんのすけ「……」
マサオ「しんちゃん?」
しんのすけ(なんだか家の中おかしいし、あまりいたくないゾ……それなら、みんなと一緒にいるほうがずっと楽しいし気が楽だゾ……)
しんのすけ「行く」
風間「あ、ああ。待ってるからな」
しんのすけ「ただいまー……」
ひろし「帰ったかしんのすけ!!」
しんのすけ「父ちゃん」
みさえ「おかえりしんちゃん」
ひろし「しんのすけ、今から父ちゃんと車でお出かけするぞ!」
しんのすけ「え……でも、オラ風間くんたちとお約束があるゾ……」
ひろし「風間くんたちとはいつでも遊べるだろ!父ちゃんと車で出掛けるなんて滅多に出来ないんだから行くぞ!」
しんのすけ「でも……」
ひろし「……」
しんのすけ「先にお約束したのは風間くんたちだゾ……」
ひろし「……」
しんのすけ「……」
ひろし「じゃあ行って来いよ」
しんのすけ「と、父ちゃん?」
ひろし「しんのすけは父ちゃんより友達の方が大事なんだな」
しんのすけ「オ、オラそんなこと言って……」
ひろし「行くなら早く行けよ!!」
しんのすけ「」ビクッ
みさえ「あなた!!なんでしんのすけを怒鳴るのよ!!」
ひろし「コイツが訳わかんねぇこと言うからだろうが!!」
みさえ「コ、コイツって、そんな乱暴な言い方することないじゃない!!」
ひまわり「びえええええーん!!!」
しんのすけ「ね、ねぇ!!」
ひろし「ん?」
しんのすけ「オラ、やっぱり父ちゃんと一緒にお出掛けするゾ」
みさえ「しんちゃん……」
今までのってイマイチ「心底胸くそ悪くなる」ってほどじゃないんだよね
今回は期待して良いのかな?
A「釣れた!」
B「釣れた!」
こんな感じ
しんのすけ「お着替えしてくるゾ」
ひろし「そうかしんのすけ!!じゃあ父ちゃん車で待ってるからな!!早く来いよ!!」
しんのすけ「うん……」
しんのすけ(父ちゃんが怒ると家の雰囲気が凄く悪くなるぞ……オラも気をつけないとならないゾ……)
みさえ「しんちゃん」
しんのすけ「?なに?母ちゃん」
みさえ「……ごめんね」
しんのすけ「……」
みさえ「……」
しんのすけ「……大丈夫だゾ。……行ってきマントヒヒー!」
ガチャッバタン
みさえ「……行ってきます、でしょ……」
みさえ「……う、ううっ……」
みさえ(あの子はあの子なりに頑張ってる……あの人の機嫌を損ねないように……)
みさえ(……私も頑張らないと)
みさえ(きっと、機嫌を良くして満足したら、また前みたいに働いてくれるようになるわよね……)
前置きはどうでも良いからさ、とっとと女、子供や常識人気取りの糞どもが狂ったように糾弾するような内容書いてよ
ひろし「帰ったぞー」
しんのすけ「ただいまー」
みさえ「おかえりなさい!!」
ひろし「お?おお、ただいま……」
みさえ「二人とも疲れたでしょ?晩御飯出来てるから食べましょう!!」
ひろし「おお!なんだビールもいつもより良いやつじゃないか!」
みさえ「しんのすけの相手してもらったお礼よ!!」
ひろし「ははっそりゃ良いや!しんのすけの相手して良い酒が飲めるなら毎日でもするぜ!!」
みさえ「調子乗らないの!!」
ひろし「ちぇー」
しんのすけ(あれ……なんか、家の雰囲気がいつもみたいに戻ってるゾ……)
みさえ(私も明るく振る舞えばあんな風に怒ったりはしない……いつも笑顔を絶やさないようにしなきゃ……機嫌を損ねないように…損ねないように……)
しんのすけ(オラが父ちゃんの言うこと聞いてればお家の中が変な雰囲気にならずに済むぞ……父ちゃんのユーキューが終わるまで、父ちゃんの言うことはしっかり聞くようにするゾ……)
みさえ「もう一本あるけど、飲む?」
ひろし「良いのか!?どうしたんだよ今日は、大サービスじゃんか!」
みさえ「たまには良いのよ」
しんのすけ「じゃあオラもコーラでも……」
ひろし「お前は今日はコーラいっぱい飲んだだろーww」
しんのすけ「もうオシッコになっちゃったゾ!!」
風間「しんのすけ、なんで昨日来なかったんだよ?」
しんのすけ「悪かったゾ、父ちゃんにお出掛けしようて言われて断れなかったんだぞゾ」
ネネ「え?お父さんとお出掛け?良いなー」
マサオ「どこ行って来たのー??」
しんのすけ「とりあえずデパートでチョコビ買って……」
チーター「おいwwwお前ん家親父仕事クビになったんだろ?wwwww」
しんのすけ「え?」
ネネ「何言ってるのよ!しんちゃんのお父さんはユーキューなのよ!!」
チーター「ユーキューwwwwそんなの無意味に使わないし使えないってうちの母ちゃんが言ってたぞwwwwお前ん家父ちゃんニートだなニートwwwww」
しんのすけ「……」
チーター「やーい!ニート!!ニート!!」
ネネ「ちょっと、やめなさいよ!!そんなこと言うなんてサイテーよ!!」
チーター「サイテーヘンのニート!ニート!!wwwww……痛え!!」
マサオ「!!ボ、ボーちゃん!?」
チーター「て、てめぇ石なんて投げやがっ……ぎゃあ!!」ビシッ
ボーちゃん「人の悪口、許さない」
チーター「い、いてぇ、いてえ……」
ボーちゃん「しんちゃんの苦しみ、少しは、わかると良い」
チーター「い、いてぇ、いてぇよぉ……」
園長「ち、ちょっと何やってるんですかあなた達ー!!」
センセー!!ボーチャンガイキナリイシヲナゲマシター!!
風間「ボーちゃん、他の幼稚園に行っちゃうってな」
しんのすけ「……」
マサオ「チーターはかなりの大怪我みたい」
ネネ「でも当然よ、しんちゃんにあんな酷いこと言ったんだもん、ボーちゃんは悪くないわよ」
風間「……」
しんのすけ「……」
しんのすけ(クビ……ニート……)
ところでチーターって誰だっけ?
>>150
まつざか先生のクラスのワルぶった奴だろ?
しんのすけ「ただいま……」
ひろし「おかえりしんのすけ!」
みさえ「しんちゃんおかえり……」
しんのすけ「ただいま……」
ひろし「なんか大変だったみたいだなー、でもしんのすけになにもなくて良かった良かった!!」
みさえ「……」
しんのすけ(かあちゃん顔が暗いぞ……そんなんじゃ、また父ちゃんが怒るぞ……でも、オラも今はあまり元気出す気分じゃないぞ……)
ひろし「さて、今日は何か面白いテレビやってるかなー??」
しんのすけ(父ちゃんはユーキューになってからテレビの話題が増えたぞ、きっとずっと家にいてテレビばっかり見てるから、ほかに話すことややることがないんだぞ……)
しんのすけ(それに、最初のころはオラとお出掛けすることもあったけど最近はそれもなくなってきたぞ)
……
みさえ(なにがきっかけで突然怒り出すかわからない。
例えばあの人の問いかけがたまたま聞き取れなくて返事が出来ないと激昂する。
近所のお母さん達との井戸端会議も許されなくなった。
「どうせ俺の悪口言ってんだろ」とヘソを曲げて、しんのすけにも当たろうとする)
しんのすけ(一緒にお出掛けすることはなくなったけど、幼稚園から帰ってきてオラが風間くんたちと遊びに行こうとするとすごく機嫌が悪くなる。
それでも遊びに行って、
帰ると晩御飯のときに「なんか他の家の子が混じってウチの晩飯食ってるな」と嫌味を言われる。
我慢して食べていると「聞こえてんのかよ!!食うなって言ってんだよ!!」と箸を投げつけられたこともあった)
みさえ(仕事は出来る人だから、その気になって就職することはあった。だけど、一度ついた辞め癖は拭えず就職してはやめてを繰り返す日々)
みさえ(私としんのすけは必死でご機嫌取りをして、その日一日一日を少しでも穏やかに過ごせるように気の抜けない生活が続いた)
しんのすけ(……そうしているうちに、オラは小学三年生になっていた)
ここまでシロなし
しんのすけ「……」ガチャッ
ひろし「……」
みさえ「……おかえり、しんちゃん」コソッ
しんのすけ「ただいま、父ちゃんは?」コソッ
みさえ「……ごめん、機嫌悪い」
しんのすけ「そっか……」
みさえ「出掛けるの?」
しんのすけ「……うん、友達に誘われてる」
みさえ「そう……」
ひろし「しんのすけ、どこに行くんだ」
みさえ「あなた……」
しんのすけ「マサオくんの家に……」
ひろし「宿題は」
しんのすけ「……今日は出てないから遊ぼうって話になって」
ひろし「宿題がないなら予習しろ、父ちゃんが教えてやる」
しんのすけ「でも、約束が……」
ひろし「勉強の方が大事だろ、断れ」
しんのすけ「……でも、この間も断ったばかりだし、こんなんじゃ友達やめられせちゃう……」
ひろし「口答えすんじゃねえよ!!」
しんのすけ「……!」
ひろし「そんな程度で友達やめられるようなら大した付き合いじゃねぇんだよ!バーカ!!」
実体験語ってるレスがあるが、実際にこんな状態って有り得るのか…
俺は恵まれてたんだな…
ひま「『3マンでさぽしてくれる優しいおじさんいないかな~?春日部近郊で12:00に待ち合わせできるひと!』…っと」モシモシ
しんのすけ「……」
ひろし「お前から断りにくいってんなら父ちゃんが断ってやる」
しんのすけ「え?」
みさえ「あなた!」
しんのすけ「父ちゃん待って!!」
ひろし「うるせえ!……ああ、もしもし、野原ですか……ああ、マサオくん?……うん、うん。ごめんな、しんのすけ、体調崩しちゃってさ。……うん、ありがとな、伝えておくよ。はい、はいー」ガチャッ
みさえ(……)
しんのすけ(父ちゃんは、外面が凄く良くなった。家の中での表情と外では全く違って、まるで他の人みたい。……マサオくんも、まさか直前までオラ達に怒鳴ったあと電話してきたとは思いもしなかっただろうな)
やっぱりマジキチだった
ひろし「おいしんのすけwwwこんな問題もわからないのかよwww」
しんのすけ「う、うん……」
しんのすけ(父ちゃんが教えてくる勉強の内容は、オラの学校での範囲ではなかった。自分が得意な数学の、高校でやるような内容だった。……後に高校に進学した際、父ちゃんから教えられた数学が全部間違ってたことがわかったけど。
父ちゃんはオラ達小学三年生の数学がよくわからなかったらしい。
でも、せめて見栄としてオラやひまわりに勉強を教えてくる。
……オラ達に答えが合ってるのか間違ってるのか判断しようもない、高校レベルの問題を使って)
小学生に高校数学が分かるわけねえだろwww
しんのすけ(オラは小学校から野球を始めた。父ちゃんの機嫌が良いときにプロ野球を一緒に見ていて、ボソッと「野球やりたいなあ」と言ったら、少年野球に申し込みをし道具も一式買ってくれた。
機嫌が良いときと悪い時の振り幅が大きくて悩まされた。
……でも、野球をやれたことはオラにとって大きいことだった。
野球の練習や試合の時は堂々と外に出れたから)
しんのすけ(少年野球はPTAの繋がりが深いから、父母会等を通じて家族ぐるみでの交流が多くなる。
それ等は母ちゃんがやってくれて、試合にもひまを連れて見にきてくれた。
……父ちゃんが来ることは一回もなかったけど、逆にそれが凄く安心していた。
父ちゃんがいないときは、みんな昔みたいに笑い合えてたから)
気になるのは家のローンと生活費をどうしてるかだな
ひろしってなんの仕事してたっけ
>>226
確かに
どうやって暮らしてるんだ
しんのすけ(オラが野球を始めてからは、母ちゃんも楽しそうだった。
笑顔が増えて、合宿や試合に積極的に参加していた)
しんのすけ(父ちゃんも、そういったイベントに参加こそしなかったけど、家でオラや母ちゃんの話を楽しそうに聞いてくれてた。
野球を始めてから、幸せな日々が戻ったような気がした。
最初だけは)
しんのすけ(だけど、今となってはオラが野球をはじめたことが正しかったのか間違っていたのか、わからない)
しんのすけ(一時は幸せを取り戻してくれた野球だったけど、本当の意味でオラ達家族に終わりを告げたのも、野球だったから)
みさえが陰で働いていた→しかし、追い付かず借金まみれ→みさえ倒れる→しん、ひま、ひろしに本音でぶつかる→ひろし「俺はなんてバカだったんだ…」
バットでひろしを撲殺
>>240
ひろし「俺はなんてバカだったんだ…離婚しよう」
しんのすけ(オラ達の少年野球チームの監督は、凄くオラを気に入ってくれて、いつもレギュラーで使ってくれた。
それが嬉しくて、オラも毎日手を豆だらけにしながら練習していた。
この時は、将来プロ野球選手になりたいという夢も出来て、凄く毎日が幸せだった。
母ちゃんは、毎日練習に来て、オラやチームメイトにお茶やタオルを配ってくれた)
しんのすけ(思えば、この頃にどうして気付かなかったのかと思う)
/~⌒~⌒~⌒~⌒~⌒~ヽ.
,r:::::::::'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)
(:::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ
)::::::( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
(::::) |
)::::( く三) (三シ . |
|:::::)  ̄`メ、_,ルィ 、_,.イ´ ̄, .l
|::::::| 、,ィ或tュ、゙:ミ {,'ィt或アチ |
r⌒ヽ|. `ヽ 二ノ ト ` ‐''"´ |
| ヾ ,r'、 ヽ |
| ,/゙ー、 ,r'ヽ |
ヽンイ ,ノ `'" ,丶. |
|. ′ トェェェェェェイ,._ 〉∴ |
| ∴∵ ヘヾ'zェェェッ',シ'∵∴|
| ∵∴∵∴∵∴∵∴∴ |
| ∵∴∵∴∵∴∵∴∴∵|
\ ∵∴∵∴∵∴∵∴/
しんのすけ(いつの間にか、母ちゃんは父ちゃんと同じ部屋で寝ることがなくなった)
しんのすけ(何故か一人キッチンに布団を敷いて寝るようになり、遅くまで携帯を弄っていた)
しんのすけ(オラを送り迎えする際にわざわざ監督の家の前を通るようになっていた。
遠回りなのに)
しんのすけ(オラはだんだん、母ちゃんも嫌になった)
>オラを送り迎えする際にわざわざ監督の家の前を通るようになっていた。
あっ…(察し)
ひまわり空気
>>268
多分絵に描いたような不良少女に・・・
>>271
しんのすけより5歳も下だぞ…まさかまだそこまでは…
>>272
2階だと逃げ場がなくなるから1階で寝てる可能性がある、うちがそうだった
しんのすけ(そして、ある日)
しんのすけ「ただいまー……!?」
ひろし「ああ、おかえりしんのすけ」
しんのすけ「と、父ちゃん……?」
しんのすけ(窓ガラスが割れてるぞ……それに、母ちゃん、なんだか顔にキズが……)
ひろし「ほら」
しんのすけ「え?」
父ちゃんが渡して来たのはオラの大好きなチョコビ。
確かに大好きだけど、このタイミングで渡してくるのには正直凄く気味の悪さを感じた。
ひろし「これな、母ちゃんがやったんだよ。窓ガラス、全部母ちゃんが割ったんだ」
しんのすけ「え……?」
>>277
oh…
しんのすけ「母ちゃん……」
みさえ「……」
しんのすけ「ほんと……?」
みさえ「……」
母ちゃんは力無げに頷いた。
しんのすけ「なんで……?母ちゃんなんで……?」
>>278
ヒロシのDVが発動し始めたな
※生活費はナマポです(`・ω・´)b
正直この時のことはよく覚えていない。
どうしてこんな状況になったのかは多分聞かされなかったと思う。
ただよく覚えているのは、「しんのすけ、あんた本当はお姉ちゃんいるの知ってる!?」と母ちゃんがオラに言って、父ちゃんか慌てたように母ちゃんを殴って口止めしたこと。
そして、その日の晩御飯が、マクドナルドだったこと。
マクドナルドでは無料券貰えたのかな(´・ω・`)?
衝撃の事実
マック食べたくなった
お前らの糞レスなんかいらんのだよ
黙ってろグズども
>>304
60秒以内に食べたらタダ券貰えるんでしょ?
>>305
黙れよ
それから、家の雰囲気は完全におかしなものになった。
会話がない。
父ちゃんはずっとテレビを見ている。
母ちゃんは携帯を弄っている。
ひまとオラは同じ部屋で、勉強をさせられる。
オラは野球以外での外出は許されない。
ひまは、父ちゃんが「しんのすけは幼稚園のころ勉強しなくてバカになったからひまは今のうちから勉強しようなーww」と言われ、無理矢理書き取りをさせられる毎日だった。
>>305
しねしねしねしねしねしね
まだシロのなし
お前らきめえww
はよ
オラは、父ちゃんと会話をしなくなった。
家に帰っても、ただいまも言わない。
オラは自分の部屋を勝手に作り、食事もそこでするようになった。
次第にオラは外出についても何も言われなくなり、自由になった。
……と言うより、お互い無関心になってしまっていた。
早くしろゴミが
しね
ただ、ひまには悪いことをしてしまったと思う。
オラがそうやって自由になり過ぎたせいで、両親の気持ちは全部ひまに向いてしまった。
昔のオラ以上に、外出も付き合いも許されない。
軟禁と言っても大げさではない扱いを、受けるようになってしまっていた。
……そんな生活は、オラが中学三年生になるまで続いた。
もはや、両親のケンカや言い合い、怒鳴り合いは日常茶飯事だった。
ここまで例の画像なし
>>333
くっさ
>>344
くっさ~
>>347
くっせー
中学三年生の、そろそろ志望校を決めるか決めないかという時期。
いつものように家に帰ると、本当に何年振りかに、父ちゃんが笑顔で話し掛けてきた。
ひろし「ようしんのすけ、今からラーメン食いに行くけど、一緒に行こう」
しんのすけ「え?」
ひろし「ひまも行くから」
ひま「……」
ひまも、状況が上手く飲み込めていないといった表情だった。
シロは…(´;ω;`)
よくわからないが、ひまと父ちゃんと、三人で車に乗り、父ちゃんお勧めという少し離れたラーメンへ行った。
覚えているのは、ラーメンが美味しい店だというのに、ひまはチャーハンしか頼まなかったということ。
車内や店内でどんな会話をしたかは、全く記憶に残っていない。
マジでどうなるんだ
>>349
くっさ!くっさ~!
家に帰ると、先程は気付かなかった物が見えてきた。
母ちゃんの私物がなくなってた。
……ただ、昔買い込んでたダイエット用品等は残ってたけど。
よくわからないけど、その日オラとひまが学校へ行った後、何かあったんだろう。
オラは何故か、母ちゃんが家からいなくなってしまつまたという現実を、妙にすんなりと受け止めていた。
いつかこういう日が来ると、わかっていたんだと思う。
生活費どうしてんだろ、ひろしがデイトレでもやってんのか
>>383
ヒント:河本
>>383
もうひとつヒント:梶原
受験は、野球推薦があったから特に問題とすることはなかった。
父ちゃんはその日から気持ち悪いくらいに優しくなった。
小遣いをくれたり、食事を用意してくれたり。
昔のように冗談を言い合うような感じはなくなってしまったけど、穏やかな生活が訪れたような気は、どことなく感じていた。
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
圧
>>396
これ釣りだろ
てか書き溜めとけや
>>396
ちょ
まあ乙
ここから高校三年間は、それまでの生活が嘘のように穏やかだった。
父ちゃん、ひま、オラ。
三人での生活だったけど、父ちゃんは仕事を始めてオラ達の学費を払ってくれた。
ある日、いつものように三人で晩御飯を食べているとき。
父ちゃんが、母ちゃんのことについて語り出した。
パンツ脱いだ
ひろし「実はな、二人とも」
ひま「なに?」
ひろし「母ちゃんは、父ちゃんの貯金や、お前達が貯めていたお年玉を持って出て行ってしまったんだ」
しんのすけ「……」
ひろし「だから贅沢もさせてやれてないし、申し訳ないと思ってる」
ひま「……」
ひろし「父ちゃんは悔しいよ……母ちゃんを信頼して、父ちゃんが稼いだお金は全部任せていたから……ごめんな、二人とも」
いや、ひろしだろ
オラもひまも、その話を鵜呑みにするわけではなかった。
ただ、母ちゃんが出て行って、それからなにも連絡もなく、音沙汰もない事実から、見捨てられたという感情に飲まれるように父ちゃんの味方をしてしまった。
確かにこれまでの父ちゃんは良くない父親だったと思う。
だけど、今はしっかり働いて男手一つでオラとひまを育てようとしてくれているから。
だから、オラとひまはそのことについて、深く追求することはなかった。
高校は電車通学だった。
毎日のように決まった区間を乗っていると、降りる駅で自然と目が覚めるようになる。
母ちゃんがいなくなってから一年が過ぎたその日もオラは座席に座って眠っていた。
昼下がりの電車内は、何故か凄く眠気を煽るから。
トントン
……?
誰かがオラの肩を叩いた。
誰か知り合いかな?
そう思い目を開ける。
……懐かしい顔が映し出される。
オラは、何故かもう一度目を閉じ、再びその顔に目線を合わせる。
母ちゃんだった。
昼下がりの団地妻~みさえ~
>>470
団地じゃねーwww
みさえって設定上はすごく美人なんだよな
奇しくも同時に、降りる駅に着くアナウンス。
オラは何も言わず立ち上がり、降り口へ向かう。
みさえ「しんのすけ」
しんのすけ「……」
母ちゃんがオラに何かを書いた紙と一万円札を押し付けて来た。
頭には、父ちゃんの言葉が残っていた。
父ちゃんの貯金や、ひまとオラのお年玉を持って出て行ってしまった母ちゃん。
お金と紙を受け取る。
ちょうど、ドアが開く。
結局なんの会話もなく、オラは母ちゃんを避けた。
いち…まんえん?
>>473
しかも20代
紙には携帯番号。
恐らく母ちゃんの。
お金は、どうしようか悩んだ。
悩んだから、ひまにあげた。
どこから手にいれたのかは、今はまだ言わずに、いずれ話すから、と。
携帯の番号には、かける気が起こらなかった。
その日から母ちゃんと会うこともなく、オラは大学進学。
一人暮らしがしたかった。
だから、電車で四時間程かかる大学を選び、合格した。
父ちゃんも、一人暮らしをさせてくれると約束してくれた。
バイトして費用は自分で作ると言ったが、そんなのは良いから、大丈夫だからと、敷金も礼金も、家具代も全部出してくれた。
家でテレビばかり見ていた父ちゃんの面影はもうどこにもなかった。
オラは、はじめて春日部を離れ、一人で暮らした。
ふと母ちゃんに電話したらすでに病死してるの?
>>496
やめろ
やめろ
大学は楽しかった。
父ちゃんとひまは時折訪れ、オラも長期休みは実家に帰り、ごく普通の、平凡な生活を完全に取り戻していた。
そんなある日。
オラはふと、母ちゃんのことを思い出した。
今、何をしているのか。
あのとき、どうしてオラに携帯の番号とお金を渡したのか。
どうしてオラ達を置いて、なんの連絡もなく消えてしまったのか。
ひまとオラのお年玉、父ちゃんの貯金は今どうなっているか。
母ちゃんから貰った携帯番号は既に無くしていた。
だから、昔の少年野球の関係者に適当に当たり、なんとか母ちゃんの連絡先までこぎつけた。
母ちゃんに連絡をすると、凄く喜んだような声でオラの電話を歓迎してくれた。
大学が休みの日に、春日部の駅前で待ち合わせをし会うことになった。
だけど。
そのときオラを待っていたのは、母ちゃんじゃなかった。
「久しぶり、しんのすけ」
しんのすけ「……」
何故この人がここにいるんだろう。
そして、どうしてこの人がオラを待っているのか。
点と線が繋がる、とは正にこのことを言うんだと思った。
母ちゃんは、少年野球の練習、試合、合宿に必ず参加していた。
車で外出すると、父ちゃんがいないときは何かにつけてこの人の家の前を通っていた。
そして、毎晩携帯をぽちぽち弄っていた相手も、恐らくこの人なのだろう。
オラを待っていたのは、少年野球の監督だった。
浮気か
だけど一つ腑に落ちないことが。
監督はおしどり夫婦としても有名なくらい、奥さんを大事にしていた。
だから、オラの中では母ちゃんの一方的な片想いなんだろうなと漠然に思っていた。
今監督がここにいるということは、母ちゃんと再婚したということなのだろうか。
頭の中でこんがらがった問題が増える。
混乱する。
監督「とりあえず車に行こう」
良いのか悪いのか、オラはちょっとしたことでは表面的には動じないようになっていた。
しんのすけ「はい」
だから、この時も多分、冷静に見えていた、と思う。
ホモスレ
まず車内で聞かされたこと。
母ちゃんが家からいなくなったあの日。
母ちゃん、まず監督に連絡をしたらしい。
そして、父ちゃんに酷く殴られていたようでまずは病院に直行。
家に帰すのは無理と判断し、母ちゃんはしばらくホテル住まいをしたらしい。
母ちゃんと監督はそれ以前から浮気関係。
これを機に監督はなんと離婚し、家を出て母ちゃんと二人でマンションに暮らし出す。
そしてオラもひまも気付かなかったが、父ちゃんと母ちゃんは離婚し、オラとひまの親権を裁判で競い合っていたらしい。
監督「みさえのおまんこは気持ちよかったぞ!」
しんのすけ「お、おう」
監督「ぞうさんズッポシ入っちまったぞ!」
しんのすけ「お、おう」
話をしている内に二人が暮らしているマンションに。
ちょっと嫌味なくらい高級そうなマンションに、高級そうな家具 。
母ちゃんがオラ達に連絡をしなかったのって、この生活が凄く幸せだったからなんじゃ……と勘ぐってしまう。
久しぶりに見た母ちゃんは髪を染め、少し老けていたけど昔と何ら変わらない笑顔だった。
オラは、表情は崩さずに聞こうと思っていたことを一つ一つ、聞いて行った。
連絡をしなかった件について。
離婚調停の際、オラとひまが書いた調書(オラとひまは書いた記憶がない、恐らく父ちゃんと弁護士が書いた)に、二度と連絡したくない、会いたくない、父ちゃんと一緒に暮らしたいと書いてあり、表立って会うことが叶わなかった。
携帯番号とお金を渡した日、オラを見つけたのは本当に偶然。
紙とペンは常に持ち歩いていたため、咄嗟にそれに携帯番号を書き渡した。
そして、父ちゃんの貯金、オラとひまのお年玉。
それは、絶対に持ち出していない。
むしろ、母ちゃんが昔から貯めていた貯金を逆に持っていかれた、と話された。
通常運用が↓みたいな感じだからこのSSは
かなりマシなほう
ひまわり「たうーっ」
しんのすけ「ひまのおなか切らないでーっ!」
ビイイーーーーーッ
ひまわり「きいーっ!」
しんのすけ「わーっ!ひまがしんじゃうー!」
みさえ「えーと、これは、ニンジンのペーストと乳児用のおせんべいと…」
みさえ「ってこれ食べさせたのあたしじゃん、やーだあ」
みさえ「へー、こんな風になってるんだ」
みさえ「まだ消化しきってないのねー」
みさえ「おっ、意外と食べれるじゃなーい、しんのすけも食べるー?」
しんのすけ「…オラはいらない」
みさえ「なーによ、ひとつの食べ物を2回食べられるってコトなのよー」
みさえ「食費が半分になって大助かりじゃない、ねえひまー?」
ひまわり「…ケホッ…た…い…」
一番可愛そうなのはボーちゃん
>>586
中国語のやキャラクター紹介ではボーちゃんは
「阿保」と書くらしいな
実はちびまる子の方のひろし
父ちゃんと母ちゃん、どちらを信じて良いのかわからなかった。
母ちゃんと監督が、「あの男からは離れて一緒に暮らそう、いずれはひまも一緒に」と誘いをかけてくる。
ここに置かれている豪華な家具は、もしかしたら父ちゃんの貯金や、オラ達のお年玉によるものかもしれない。
でも、今オラ達が暮らしているお金も、オラ達のお年玉や、母ちゃんの貯金によるものかもしれない。
何を信用していいのかわからなかった。
オラは、何も言葉が出なかった。
>>595
そのヒロシの呑んだくれ感は異常
親が仲悪い家って多いと思うけどお前らにそういうのいる?
>>602
くっさ!くっさ~!くっさ~!
最後に、母ちゃんが封筒を渡して来た。
中には10万円入っていた。
確かに、こんなお金をポンと渡せるんだからわざわざ父ちゃんの貯金やオラ達のお年玉を持ち出す必要はないのかもしれない。
オラは受け取らなかった。
バイトしてるし、父ちゃんが仕送りもしてくれてるから、と。
何となく父ちゃんとひまの顔が見たくなって、実家に寄った。
突然の帰宅で、父ちゃんは驚いていたけど嬉しそうだった。
大学はどうだ?とか、お金は大丈夫か?とか、凄く心配してくれた。
オラは、今の父ちゃんを信じたいと思った。
これは難しいな
息子だから母親に付きそうなもんだが
そういや姉ちゃんの伏線がまだ回収されてなくね
母ちゃんと会って感じたことは、会話のほとんどに監督が口添えをしてきて、母ちゃんの意見なのか監督の意見なのかわからなくなっていたこと。
都合の悪いような内容は、監督が全ていなしていたこと。
だから、後日オラは母ちゃんと二人で会うことにした。
そして、それを最後にしようと思った。
しんのすけ「母さん」
みさえ「なに?」
しんのすけ「父さんは、今立派にオラとひまを育ててくれているよ」
みさえ「……」
しんのすけ「確かに母さんを殴ったり、暴言を吐いたり、それは許されないことだったかもしれない」
みさえ「それはそうよ?」
しんのすけ「だけど父さんは今俺の学費も、家賃も払ってくれてるし、仕送りまでしてくれてる。
母さんや監督は、父さんがこれまでどんなに母さんに酷いことをして、苦しめたから俺とひまに父さんの元から離れなさいと言ってくるけど、それは違うと思うんだよ」
しんのすけ「俺は、今の父さんを信じたいと思う。母さんが家を出て行ってから俺とひまを男手一つで育ててくれた父さんを。
」
しんのすけ「子供の立場からわがままを言わせてもらうけど、どんな理由があったとしても子供を手離して出て行くのも酷いことだと思うからね」
みさえ「……」
しんのすけ「だから、母さんのところへは行けない。俺もひまも。監督のことを今から父親となんて思えるわけがないし」
みさえ「……そう」
しんのすけ「うん」
みさえ「ならもう良いわよ」
しんのすけ「……」
みさえ「じゃあね、しんちゃん」
しんのすけ「……母さん、昔言ってた、俺の姉さんっていうのは」
みさえ「あなたには関係ないと思うわよ?会うこともないだろうし。それじゃ」
女は所詮メスブタ
>>702
きも
>>705
くっさ
そして更に時間が過ぎて、オラは就職、ひまは大学生。
母ちゃんとはそれから会っていない。
ひまにも連絡は取っていないらしい。
後から調べてわかったことだけど、親権争いをしたという母ちゃんの言葉はどうやら嘘だったらしい。
確かに父ちゃんは、オラとひまの親権を欲しがってどんな手を使ってでも勝ち取るつもりだったようで、オラとひまの調書を偽造したのも残念ながら本当みたいだ。
だけど、母ちゃんは「正直子供はいらない」というスタンスで、争いにすらならなかったらしい。
これは監督の入れ知恵で、親権を勝ち取ってあの頃からオラ達を育てたらめんどくさいけど、オラ達がある程度育って飽くまで“自分の意思”としてこちらに来るように先導すれば働き手も増えて生活が潤う、とのことだったらしい。
>>706―707
あ?死ねや糞ガキ
スルースキル無いですねーwwwwwww煽り耐性0だなお前らwwwwwwwwww
>>715
くっさ!くっさ~!くっさ~!くっさ!
まんこほじり虫くっせえぇぇ~!
おええええwwwwwww
マジでvipperならスルースキル磨いとけよwwww馬鹿かこいつらwwwwww
くせえ
きんめええええwwwwwww
女性差別キタコレwwwwwwwww
つかSSに男も女も無いだろwwwwwwwwwwww何なのこいつらwwwwwww
煽り耐性ひくすいるwwwwww
>>733
まんこほじり虫~!まんこほじり虫~!
あー、くっさ!くっさ~!
やべえええええええwwwwwwめっちゃ殺伐としとるwwwwwww
すげええええwwwwwwwこの怖さとアングラさがVIPさwwwうおおおおおおおおおwww
ID:Hlxycud50
こいつ必死過ぎるwwwwwwwww
女にトラウマでもあんの?wwwwwwwwwwwwwwww
>>743
顔くっさ~!おー!くっせえぇぇ~!
くっさ!くっさ~!まんこほじり虫くっせえぇぇ~!
しねしねしねしねしねしねしね
あーきめえwwwwwwつかssスレ住人ってきめえの多すぎwwwwwwwwwwww
何なんだこれwww他スレと空気が違いすぎwwwwガキ視界ねえなwwwwちゃんと学校行けよwwww
うーん、なんかこういうの物書きとして許せないんだが
何この幼稚な文章^^
>>768
くっさ
すまん
自己投影し過ぎて自分で気持ち悪くなってきたから終わる
姉さんの話までこぎつけたかったがクレしんの設定からだと難しかった
乙
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>777
じゃあ箇条書きでこの先全部書いて
ID:Hlxycud50
てめえのがくっせえんだけどwwwwwwwww
女は所詮メスブタwwwwwwwwwきめえwwwwww
トラウマ蘇っちゃった?wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>771
黙ってろ、このくらい簡素な文の方が面白いんだよ
だれも貴様のレスなんて期待していない、貴様が物書きなんてどうでもいい
えwwwえwwwそれともなんですか?wwwwwww
物書き()アピールしたいんですかー?wwwwwwはいはいwwすごいですねwwwww
>>802
よぉ、メスブタ
くっさ!くっさ~!
まんこほじり虫~!まんこほじり虫~!
>>777
しねしねしねしねしねしね
>>792
フェイスブックはじめる
姉から連絡がくる
知らなかったことがほとんどわかる
おわり
>>814wwwwwwwwwww
ダメだこいつwwwwwwwwwwwwきおすぎるwwwww
スルースキルの欠片も存在しねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>821
くっさ
こんなスレ、もう落とせよ
>>826
くせえのはお前wwwwwwwwwwwwわかる?wwwwwww
くっせえのはお前だからwwwwwwwwwwwwww
>>771
続き書いてくれ
>>831
くっさ
>>834
くっさ
つたんねえ
これが今のVIP
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
843 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/01/10(木) 13:20:34.11 ID:gMDcSruG0
つたんねえ
これが今のVIP
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
おい、ID:Hlxycud50かかってこいよwwwwwwwwwwwww
このスレの95割は間違いなくゆとりだなwワロス
>>ID:8tgMtjvt0
くせーんだよ、このチンカス野郎。俺はID:Hlxycud50さんの味方だ、しね
>>ID:8tgMtjvt0、ID:gMDcSruG0
くっさ
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
ひまわり「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
みさえ「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
しんのすけ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいゾ・・・」
ひろし「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ぼーちゃん「・・・ありがと」ファサ
では、
ひまわり、みさえ、しんのすけ、ひろし、ぼーちゃん、俺「皆さんありがとうございました!」
終
ひまわり、みさえ、しんのすけ、ひろし、ぼーちゃん「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
>>865
はああああ!!!!???95割ってなんですかあああ!!!?
バーーカwwwwwwwwwwwww
俺「うわっスレすげぇ伸びてる何処まで進んだかな^^」
俺「」
なんだこのスレ
やべえ
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、しんのすけ達のみんなへのメッセジをどぞ
ひまわり「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
みさえ「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
しんのすけ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいゾ・・・」
ひろし「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ぼーちゃん「・・・ありがと」ファサ
では、
ひまわり、みさえ、しんのすけ、ひろし、ぼーちゃん、俺「皆さんありがとうございました!」
終
ひまわり、みさえ、しんのすけ、ひろし、ぼーちゃん「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
>>1000まで
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
で埋めるスレです
一番かわいそうなのはぼーちゃんだな…
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
誰か
ID:Hlxycud50 vs ID:8tgMtjvt0 スレを建ててくれ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
ってかこれは>>1の実話なの?
スレが荒れまくったから打ち切ったんじゃないの?
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>901
実話らしい
当時を思い出して嫌になって打ち切ったんだと
/ ̄ ̄ ̄\ うーっす
/ ⌒ ⌒ ヽ ,, -―-、
/ ( ●)(●) | ___⊂[(_ ^ω^)ヽ
| (__人__)/::::::::/ / (⌒マ´ヽ、| オエーー!!!!
/. ` ⌒´/::::(゜)/ (⌒ヽrヘJつ
| | /:::::::::::::: ト、.,..> _)、
| イ =彳li lli!.:::::::::::\\\_)。` ヽ。o
ヽ、 `ヽ/li┌──┐li. l:::::\\゚。、。、o
`ヽ ,/li li├──┤!.li/⌒ ヽ ヽU o
|ill /⌒ヽ─┤:iil| `ヽU ∴l
|!l ( ^ν^);┘ii;l| U :l _n.__
/⌒ 丶' ⌒)iill| , -=ミ;彡[I_ 三ヲ (
./ ヽ / /;iil| /:::::::::::::::::::) ̄ (⌒
/ /へ ヘ / /li;iil| /:::::::::::::::::::::::::::::⌒Y⌒:::ヽ
/ \ ヾミ //ii;iill| l:::::rィノツノtゝミン、ノノン、::::::l
(__/\ \___ノ/;;i;iil| !::::: '"^'"`~` ヾ( l:::::ノ
|i i| }! }} //| ',:::j ==ュ r== 〈:::::j
|l、{ j} /,,ィ//| fヾ}, ィ赱、 i i r赱ミ l:イ
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ lと', `"" ,l l `"" ,リぅ!
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ | ヽ-ヘ .,_ ,ィ''。_。ヽ、_,. /_ン'
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 ', / _lj_ } ,'
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ l、{ ^' ='= '^' /!
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉 l ヽ. `""´ ノ l、
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V::::ヽ,ィ{ `' ― '´ }ヽ、
// 二二二7'T'' /u' __ /::::::/`ヽ ヽ ,/ lヾ丶、_
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /:::/-‐ \ヽ ,/ l ゙',:::lヽ ``丶、
_/ // 广¨´ /' /::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽヽ /,、 l ',:::l:::l \
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/::::// ヽ }'、 ,ィ''´ \ l l::::l:::l , -ヘ
`丶 /:::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{::.. イ Y´ ヽj ',::::l:::', / ヽ
ほとんどコピペと予測変換
楽チン
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>922
さっきから寒いよ君wwwwwwww
他にやる事ないの?wwwてかコピペで煽ってるつもりなの?www
要は俺と言い争っても勝てないからコピペで煽った気でいるんだろ?wwwwwwwwwwww
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>924
え?あーうんうんそうそうえ?あーあーね
は?あーうんうんあ?
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
IDで抽出してみろ
俺とメスブタ、どっちのレスが定量的にも内容的にもくっさいか一目瞭然
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
こんな顔真っ赤にして必死な奴久しぶりでワロタ
新参増えてんだなぁ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
今北産業
ぬるぽ
>>969
ガッ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
人徳って言いたかったんじゃないかな?
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
>>ID:8tgMtjvt0
くっさ
▼ ▌ ▊ ▲ ▋◥▍ ▍ ▌ ▉ █ ▊ ▼
▌ ▊ ▊ ▋ ▊ ▌ ▌ ▲ ▐◣ ▉ █ ▋ ▌
◢▉ ▋ ◢▌ ▊ ▲▋ ◥▋ ▍▋ ▌ ◥◣ ▊ ▉ ▲ ▐◣◥◣
▌▊ ▋ ▐▂▄▋ ▲▃▊ ▋ ▐▃▌ ▐▄▂▲ ▋ ▊ ▊ ▋
▍ ▐! ▋ ◢ ▌ ▐◢▀ ▉ ▐◣ ▌▐ ▍ ◥▋ ▋ ▋ ▌
▌ ▋ ▍ ▐▂▄▃▃▃▄▂ ▼ ▌◥▌▲▲▃▃▄▂▌ ▌ ▲ ▍
▐◣ ▊ ▌ ▐◣ ▋▆▓▍ ▼ ◥◣ ▍ ▼ ▋▆▓▍ ▌ ▼ ◢◤▐◤
▍ ▉ ▋ ▐◣▲▃▲◤ ◥▎ ◥◣▲▃▲◢▌ ◢◤ ◢◤
▌ ▍ █ ▊ ◥◣ ▼ ▼ ◢◤ ▼ 銀ちゃんが1000ゲット☆
▲◢▌ ▼ ▼ ▐◣▲ ◢▍ ▲◢▋ ▋
▋ ◢▊ ▲ ◢▀◣ ◢▀◣ ▲ ▌ ▐◣▌
▼ ▋ ▍ ▓▃ ▐ ▐◣ ◥▃▂ ▂▃◤ ◢▌ ▌ ▃▓ ▋ ▋
▐◤ ▓ ▓▅▌ ▌ ▌ ▐▅▓ ▓ ▊▼
▲◢◤▌▓ ▓ █ ▌ ▌ █ ▓ ▓◤
◥▓ ▓ ▉ ▐◣▂ ▂◢▋ ▊ ▓ ▓
▓ ▓ ▌ ▉ █▆▅▆█ █ ▋▓! ▓
◥▓ ▓█ ◢◤ ◥████◤ ◥◣ █▓ ▓
▂▓▆██ ▂▅◤◥███◤◥▅▂ ██▆▓▂
▃▅▇██████! ▂▃███▃▂ ██████▇▅▃
▂▅██████████ ▂██▂ ██████████▅▂
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません