姫柊「先輩が風邪をひいたそうです」 (31)

凪沙「38.5度・・・風邪だね」

古城「あーマジか。風邪とか何時ぶりだよ・・・」

古城(つーか、吸血鬼も風邪引くんだな)

凪沙「じゃあ、古城くん私学校行ってくるから大人しくしてなきゃだめだよ?」

古城「ああ、分かってるよ。つーか怠くて動きたくねぇし」

凪沙「なるべく早く帰ってくるけど何か食べたいものとかある?」

古城(血・・・とは言えんからなぁ)

古城「いや、何でもいいぞ」

凪沙「そう言う答えが一番困るんだけどなぁ・・・まあいいや、いってきまーす」

古城「おー」

バタン

チッチッチ

古城(暇だな・・・寝るか)

ガチャッ

古城(ん?・・・凪沙、何か忘れ物でもしたのか?)

姫柊「・・・先輩、起きてますか?」

古城(姫柊?・・・なんで?)

姫柊「寝てる・・・見たいですね」

古城(やべっ、起きるタイミング逃した)

姫柊「・・・」ツンツン

古城(なぜ頬をつっつく・・・)

姫柊「・・・///」ニヘラ

古城(なんだ、何が起こってるんだ!?)

姫柊「ちょ、ちょっとだけなら・・・////」

古城(おい、何する気だ!?)

姫柊「そーっと、そーっと」

古城(ひ、姫柊の手が顔に!?)

姫柊「・・・先輩の匂い///」クンカクンカ

古城「何をしてるんだお前は!?」

姫柊「せ、先輩起きてたんですか!?///」カァーッ

古城「あっ・・・」

姫柊「わ、忘れてください!///」チャキッ

古城「ひ、姫柊落ち着くんだ!まずその槍を下ろせ!」

姫柊「えいっ!」ザクッ

古城「ぎゃぁぁぁぁ」

・・・

古城「う、うーん」メサマシ

姫柊「あ、先輩。起きたんですか」

古城「ひ、姫柊?そうか、風邪引いて寝てたのか・・・ん?何か大切な事を忘れているような?」

姫柊「そ、そうですか?た、多分重要なことではないと思いますよ」シドロモドロ

古城(ダメだ思い出そうとすると頭痛がする・・・)

古城「ところでなんで姫柊が俺の部屋にいるんだ?」

姫柊「なんでって・・・看病するために決まってるじゃないですか?」キョトン

古城「いや、そんな可愛らしく小首傾げられても」

姫柊「か、かわいい・・・///」

古城「いや・・・今のは・・・///」

姫柊「・・・///」

古城「・・・そ、そういえばお前学校は?」

姫柊「休みました。出席日数も問題ないですし」

古城「つまりサボりか」

姫柊「先輩のために休んであげたのにその言い方はヒドイです・・・」ウー

古城「そ、そうか。お、俺のために・・・///」

姫柊「あっ///」

古城「・・・///」キマヅイ

姫柊「あ、あの・・・お昼食べますか?///」

古城「お、おう///」

古城(やばい、この雰囲気はヤバイ・・・どうにかしなければ)

姫柊「じゃ、じゃあ作って来ます///」

ドタドタドタ

古城(・・・はぁ、なんか知らんけどすごく疲れた、むしろ悪化しそうだ)グッタリ

・・・

古城(しばらくして姫柊が昼飯のうどんを用意して部屋に戻ってきた)

姫柊「味・・・どうですか?」

古城「あ、ああうまいよ」

姫柊「そ、そうですか♪」

古城「でも、なんか珍しい味付けだな。なんつーか・・・すごく食が進むんだが」

姫柊「多分隠し味のおかげですね」エッヘン

古城「へー何が入ってるんだ?」

姫柊「私の血です」キッパリ

古城「は?」ボーゼン

姫柊「・・・じょ、冗談です」

古城「今の間はなんだ?」

姫柊「さあなんでしょうか?それよりも先輩、薬飲みますか?」

古城(露骨に話題をそらされた・・・えっマジなの?)

古城「つーか風邪薬って吸血鬼にも効くのか?」

姫柊「おそらく・・・」

古城「まあ飲まないよりはましか」

姫柊「・・・あの、薬より早く治るかもしれない方法があるんですけど」

古城「え、そんな方法があるのか?」

姫柊「はい、確証はないんですけど・・・///」

古城「?」

姫柊「せ、先輩は吸血鬼ですから・・・その、血を吸えば元気に・・・」

古城「は?」

姫柊「だ、だから・・・私の、血を///」

古城「いやいやいや、待てよ。そんなたかが風邪くらいで姫柊の血なんか!」

姫柊「私の血・・・なんか?」

古城「いや、そういう意味じゃないって!」

姫柊「・・・」ジトー

古城「いや、だからさ・・・そんなお前を血の従者にしちまう危険性すらあるんだし。それ以前にそんなことしたら風邪が感染るだろうが」

姫柊「別に首筋に牙を立てろなんて言ってません、要は血を摂取できればいいんですから」

古城「そんなこと言ったってどうやって?」

姫柊「こうすれば良いんですよ」サクッ

古城(そう言うと姫柊は指先を軽く切って差し出してきた)

姫柊「どうぞ///」ウツムキ

古城「どうぞって・・・おまえ」

姫柊「大丈夫です、これなら私に影響はありませんから・・・///」

古城(つーか、何考えてんだ姫柊は、こんな恥ずかしいこと出来るかよ・・・)

姫柊「先輩、早くしてください///」

古城(恥ずかしいならお前もやるなよ!)

姫柊「やっぱり私の血は飲めませんか?」ウルウル

古城「いや、そうじゃないけど・・・」シドロモドロ

姫柊「なら!」

古城「ああ、分かったよ!飲めばいいんだろ!」

古城(まあ血が欲しいのは本当だしな・・・)

古城「じゃあ・・・」カプ

姫柊「あっ///」

古城「・・・///」チュー

古城(しかしこれ凄い絵面だよな・・・パジャマ姿で中学生の指をくわえてる男・・・)

姫柊「せ、先輩ちょっと痛いです///」

古城「あ、すまん。強く吸い過ぎたか?///」

姫柊「いえ、別に・・・いいんですけど///」

ガチャ

姫柊・古城「「!?」」

浅葱「古城~、お見舞いに来て・・・やっ、た・・・わよ・・・」ドサッ

古城「あ、浅葱!?」

浅葱「こ、古城あんたなにやってんの!?」

古城「い、いやこれは・・・」アタフタ

姫柊「・・・///」ウツムキ

浅葱「せっかく、心配してお見舞いに来てやったってのに・・・」プルプル

古城「いや、まて浅葱少し落ち着こう」

浅葱「まさかあんたが・・・中学生の手をなめ回すような変態だったなんて!」

古城「嘗め回してねぇよ!」

浅葱「じゃあさっきのは何なのよ!」

古城「そ、それは・・・」シドロモドロ

姫柊「あの、私はこれで!///」ダッ

古城「おい、ちょっと俺を置き去りにしないでくれ!」

シーン

古城「・・・」アセダラダラ

浅葱「さて、古城じっくり説明してもらおうかしら・・・」ゲキオコ

古城「あ、浅葱・・・冷静に、冷静にな」

浅葱「この淫魔が!」

古城「ぎゃぁぁぁぁぁ!」

バタン

姫柊「はあはあ///」

姫柊「先輩大丈夫でしょうか?///」

姫柊「あっ、指まだ濡れてる・・・///」

姫柊「・・・///」

姫柊「えいっ///」パクリ

姫柊「んっ~~~!///」ジタバタ

姫柊(私は何をして!?///)

姫柊「も、もうちょっとだけ・・・///」ニヘラ

次の日、姫柊雪菜は風邪で寝込んだ

とりあえずコレで終わり
ストブラSSは需要無いのか・・・
人気がない訳じゃないのに

ストブラSS増えろ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年01月19日 (日) 02:41:10   ID: C-J9ogmD

国家公認ストーカーさんかわいい

2 :  SS好きの774さん   2017年06月20日 (火) 23:39:39   ID: IIOgc4mF

最高

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