<校舎裏>
バキィッ!
番長「ぐへぇっ!」ドサッ
手下A&B「ば、番長っ!」
不良「もう一度いってみろよ。舎弟になれ、ってどういう意味だ?」グイッ
番長「す、すまねえ……悪かった……」ゲホッ
不良「聞こえねえよ!」
ドズッ!
番長「げぼっ! ……参った……許してくれぇ……!」ゲホゲホッ
不良「あぁ? そっちから吹っかけてきたんだろうが!」
手下A「も、もうやめてくれ! 番長が死んじまう!」
不良「うっせえ。こうなったらテメェら全員、とことんボコボコに──」
女「ウヒヒヒ……暴力、暴力」
不良「!?」ビクッ
女「暴行罪……傷害罪……」
女「暴力はよくないよ……。相手を傷つけ、自分を滅ぼす……」
女「ケガの程度によっては、賠償金がとんでもない額になるかもね……」
女「失明でもさせたら、それこそ目も当てられないことに……ウヒヒ……」
不良(なんだ、この女!? 制服はウチの学校だが──)
手下A「番長、逃げましょう!」グイッ
手下B「さ、肩に!」グイッ
番長「うぅ……」
タタタッ……
不良「あっ、逃げやがった!」
女「ウヒヒヒヒ……」
不良(くっそ、逃げられた……! もっとボコりたかったのによぉ……!)
不良(それもこれも、この女がジャマしやがったからだ!)ギロッ
女「ウヒッ……睨まれた」
女「怖い、怖い」
不良「なんだテメェは!?」
女「ウヒヒ……」
女「サヨナラ~……」スタタッ
不良「ちっ……!」
不良(くそっ……なんか毒気抜かれちまった。もう帰るか……)
翌日──
<校舎裏>
不良(あ~ダリィ、今日はここでサボるか)
女「ウヒヒ……」
不良「わぁっ!?」ビクッ
女「ヒヒヒ……サボリ?」
不良「……うっせえよ! わりぃかよ!」
女「一人でサボり……ぼっち? ぼっちなの?」
不良「ぼ、ぼっちじゃねえよ! 俺はつるむのが嫌いなんだよ!」
女「ウヒヒヒヒ……」
女「ぼっちで、サボり……孤独な上に怠惰……」
女「待つのは哀れな末路……」
女「だれもいないところで、孤独死……孤独死……」
女「そして、己を恨む……サボらなきゃよかった、と……」
女「ウヒヒッ……ヒヒヒヒヒッ……」
不良「う、うるせえ! 笑ってんじゃねえ!」
不良「ブン殴るぞ!」グッ
女「ヒヒッ」ササッ
不良(逃げやがったか……)
不良(イヤなこといいやがって……ムカつく女だ!)
不良「ちっ……やっぱり授業出るか」スッ
またある日──
<校舎裏>
不良(今日は誰もいねえよな……?)キョロキョロ
不良「さぁ~て、一服するか」
不良「…………」シュボッ…
女「ウヒヒッ」
不良「うおっ!」ブッ
不良「またテメェか! 幽霊かよ! ったく、タバコ吐き出しちまっただろうが!」
不良「高えんだぞ、タバコ!」
女「ウヒヒ……タバコは20歳になってから……」
女「まだ数年早いよ……」
不良「うっせえよ! 法律守るヤンキーがどこにいんだよ!」
女「若くしてタバコをたしなんだせいで……」
女「若くして肺は真っ黒になり……」
女「ぼっちだから誰にも頼れず、サボり好きだから治療にかかる金もなく」
女「一人寂しく死んでいく……」
女「肺を病んで死んでいく……ウヒヒヒヒッ」
不良「黙れやァ! ブン殴──」グッ
女「退散~」ササッ
不良「ぐっ……!」
不良(なんなんだ、あの女は……!)
不良(もういいや、タバコ捨てちまえ!)
さらにある日──
<校舎裏>
不良「…………」
不良「…………」ペラッ…
不良(おお、すげえ……でけえ乳だな、オイ!)ムフッ
女「ウヒヒッ」ヒョコッ
不良「のわっ!?」ビクッ
女「エロ本? エッチな本?」
女「鼻の下伸ばして……“自称”孤高のヤンキーがする表情じゃなかったね」
不良「わっ、見るんじゃねえよ、バカ!」バササッ
女「ウヒヒ……」
女「こんな本で鼻伸ばして、顔赤くしてるなんて──もしかして童貞?」
不良「バッ……ち、ち、ちげえよ!」
女「ウヒヒ、図星、図星」
不良「うぐぐ……!」
不良「テメェ……いい加減にしろよ」ガシッ
女「ヒッ?」
不良「いつもいつも俺のジャマしやがってよォ……喧嘩売ってんのか?」
女「ウ、ヒヒッ……」
不良「今日という今日は、ブン殴ってやる!」
不良「覚悟しやがれ……」グッ…
女「ウ、ウヒヒ……」
女「ぼ、暴行罪……傷害罪……」
女「私なんか殴ったら、賠償金とんでもないことに……」
不良「だからなんだよ」ギロッ
不良「俺が女を殴れねえようなヘタレと思ったら、大間違いだぜ」
女「ウヒヒ、ウヒ……」
不良「オラッ!」
ガッ!
女(あれ、痛くない……?)
不良「ってぇ~……間違えて壁殴っちまった」
不良「ほら、もう行けよ。何したいのか知らねえが、俺に関わってもいいことねえぞ」
女「…………」
女「フェミニスト、フェミニスト……ウヒヒッ」
女「フェミニストで童貞……案外紳士だね」
不良「るっせえよ! マジで殴られたくなきゃ、とっとと消えろ!」
女「サヨナラ~」ササッ
不良(ったく……)
不良(つうか、右手マジいてえんだけど。折れてねえだろうな……)ズキズキ…
女「保健室、行く?」ヒョコッ
不良「行かねえよ!」
ある日の放課後──
<学校の外>
不良(さて、バイクでひとっ走りしてから、バイト行くか)
不良「フンフ~ン」ゴトッ
女「ウヒヒ……バイク?」
不良「!?」ギクッ
不良「またお前か! 毎度毎度、幽霊みたいな現れ方しやがって!」
女「ウチの学校はバイク通学禁止……」
女「だから、学校の外にバイク隠してるんだ……」
女「ウヒヒ……なるほど、なるほど……」
不良「うっせえよ、悪いかよ!」
女「悪い」
不良「うっ……」ギクッ
女「でもね」
女「私を乗せてくれたら……沈黙してあげてもいいよ……。ウヒヒヒ……」
不良「!」
不良「そんなことなら……全然かまわねえけど」
不良「バイクに興味あるのか?」
女「一度乗ってみたかったんだよね……」
女「ウヒヒ……二ケツ、二ケツ」
不良「ちゃんとメット被れよ」
女「地獄のメットと書いて、ヘルメット……」
不良「変なこというな!」
女「ウヒヒ……デート、デート」
不良「はしゃぐなって。しっかりつかまっとけよ」
女「うん……」ギュッ…
不良(胸が……! ──って、意識すんな、バカ!)
女「ところで、このバイク……盗んだの? 盗んだバイクで走りだした?」
不良「盗むかバカ!」
不良「ちゃんとバイトして買ったんだよ!」
不良「オメェはサボり好きっていったがよ、これでもけっこう働き者なんだぜ?」
女「ウヒヒ……こりゃ失礼」
不良「まったく……じゃ、行くぜ!」
ドルンドルン……!
ブオオオォォォォォ……!
不良「どうだァ!?」
不良「気持ちいいだろォ!?」
不良「──って女にゃ、バイクの良さなんか分からねーかァ!? ハハハハッ!」
女「……怖い……」ボソッ
不良「え?」
女「怖いィィィィィ!!!」
女「あばばばばばばばばばばっ!!!」
女「スピード落としてェェェッ!!! 緩めてェェェッ!!!」
不良「お、落ちつけっ! マジで事故る! マジ地獄行く!」
不良「さ、叫ぶな! 揺れるな!」
女「怖いィィィィィ!!!」
女「死ぬ、死ぬ、死ぬゥゥゥゥゥ!!!」
不良「分かった、止める! 止めるから!」キキッ…
女「あ、アリガト……」
不良「ったくぅ~、スピードがダメならバイク乗りたいなんていうんじゃねえよ」
女「ご、ごめんなさい……」
女「すぐ降りるね……ウヒヒ」
不良「…………」
不良「……ま、まぁ、降りることはねえだろ」
ブオォォォ……
不良「このぐらいのスピードならいいか?」
女「ウヒヒ……う、うん」
不良「こんなスピードならチャリに乗った方がマシだってもんだ」
不良「ま、なんにせよテメェにも苦手なモンがあるって分かってせいせいしたぜ」
女「…………」
不良「ただ、このスピードだと追い抜いていく車の視線が冷たいから」
不良「横道に入るぞ」グイッ
女「ウヒヒ……お手数かけます」
不良「ふぅ……どうだった」
女「ウヒヒ……楽しかった。バイク乗るの初めてだったから……」
不良「こっちもあんなとろいスピードで走るなんて初めてだったよ」
女「ごめんなさい……」
不良「別に謝らねえでいいよ」
不良「ま、たまには……人を乗せて走るってのもいいもんだな」
不良「なんつうか、自分と他人の命を預かってる感覚っつうか……悪くなかった」
女「そう……?」
不良「ただ……今度からはいきなり現れるのはやめてくれ」
不良「マジで心臓に悪いから」
女「ウヒヒ……そうする」
不良「ま……せっかくだ」
不良「アドレス交換でもしようや。オメェも、ケータイかスマホぐらい持ってんだろ?」
女「ウヒッ!?」
不良「おわっ!?」
女「そ、そんな……いいの? ウヒヒッ……」
不良「いいの……って挨拶みたいなもんだろ、こんなもん」
女「ウヒ、ヒヒヒ……」
不良「なんで申し訳なさそうにしてんだよ」
女「不良君のケータイに、私なんかがおジャマしていいのかな……って」
不良「ハハハ、どういう理屈だよ」
不良「んじゃ、俺バイトだから」
女「ウヒヒッ……勤労少年、勤労少年」
不良「うっせえよ」
不良「じゃあな」
ブォォォォォ……!
女「…………」
女「ウヒヒ……今日は楽しかった、な……」
女(なんだかドキドキが止まらないから、少し歩いて帰ろう)
夜──
<繁華街>
女(今日はよかった……)
女(一人で突っ張ってる不良君を、なんだか自分を見てるようで放っておけなくて)
女(笑顔で頑張ったかいがあったな……)
女(また……バイク乗せてもらおうかな……)
女「ウヒ、ウヒヒヒヒ……」
「おい」
女「ヒッ?」ギクッ
DQN「オマエ……なに、人のツラ見てニタニタ笑ってんの?」
女「い、いやちが……」
バンダナ「なにがちがうってんだよ、あァん!? 笑ってたじゃねェか!」
ヒゲ「しらばっくれても、無駄だべ?」
女「えぇ~と、あの、ただの思い出し笑いでして……」
DQN「あんなキモイ思い出し笑いがあっかよ! あ~もう、プッツンきたわ」
ヒゲ「とりあえず、さらうべ?」
DQN「だな。何やるにせよ、ここじゃ目につく」
女「や、やめて……」
バンダナ「オラ、来い!」グイッ
<倉庫>
ドザァッ!
女「あ、う……」
女「ウヒヒ……あいたたた……」
DQN「学校で習わなかったか? 人のこと笑っちゃいけませんって」
女「ウヒ、ヒ……」
バンダナ「質問に答えろやァ! このクソアマァ!」ガンッ
女「ご、ごめんなさい……許して下さい……」
DQN「ハァ? ぜってー許さねーよ」
ヒゲ「人のこと笑うとかありえねーべ、マジ」
女「未成年の女子を拉致する方が……ずっと悪い……」
女「略取・誘拐罪……」
DQN「あァ!?」
ヒゲ「なんかいってるべ、コイツ」
バンダナ「反省してねェのか、このアマァ!」ブンッ
ボスッ!
女「うえっ……」
バンダナ「ちったァ反省しろやァ!」ビュッ
バキィッ!
女「えげっ……」ドサッ…
DQN「ヒュウ~、モロに腹と顔に入ったな」
ヒゲ「ハハハ、相変わらず容赦なさすぎだべ」
バンダナ「ったりめーよ、女はボコってヤるための生き物だろが」
バンダナ「特にこういうふざけたアマは、徹底的にしつけなきゃな」
女「ひっ……ひっ」ガタガタ…
ゴトッ……
DQN「お、なんか落ちたぞ」スッ
女「!」
バンダナ「それケータイか? ダッセェデザイン! ジジババかよ!」
ヒゲ「どれ、ちょっと覗いてみるべ?」
女「あ、ダメ……」
DQN「どれどれ……」ニタニタ…
バンダナ「…………」
ヒゲ「…………」
DQN「…………」プッ…
DQN「ギャハハハハハハッ!」
バンダナ「登録してあんの、たった一件って! なにこれ、ギャグ?」
ヒゲ「どんなにダチいねー奴でも10件はあんべ!? 家族とか!」
DQN「冗談だろ? これ、サブのケータイかなんかだろ?」
女「サブじゃない……です」
DQN「マジかよ~! バカじゃねーの!」
ギャハハハハハ……!
女「…………」
ヒゲ「オイ、その一件だけ登録してる奴にかけてみんべ?」
DQN「お、そうだな。かけてみるか」
バンダナ「やってみろ、やってみろ」
女「ダ、ダメ……。今、バイト中だから……迷惑が……」
バンダナ「テメェはすっこんでろ!」ブンッ
ガッ!
女「あがっ……」ドサッ
DQN「おかけになった電話番号は現在使われておりません、だったりして!」
ヒゲ「お、今の似てた!」
ギャハハハハハ……!
DQN「…………」ピッピッ
プルルル……
DQN「お、かかった」
『あ? なんだよ、今バイト中だからさ、悪いけど後で……』
DQN「もちもちぃ~?」
『?』
DQN「あたち、悪い人たちに町外れの倉庫にさらわれちゃったの~ん」
DQN「助けにきて~ん」
『…………』プツッ
DQN「ギャハハハハッ! ソッコーで切りやがった! そりゃ切るわなァ!」
バンダナ「心配すらされねえとか、マジ終わってんな、このアマ!」
ヒゲ「頭おかしい女と思われたべ? きっと」
女「…………」ガタガタ…
ギャハハハハハ……!
ア~ッハッハッハッハッハ……!
DQN「あ~、笑った、笑った。久々だわ、マジで腹筋鍛えられたわ」パンパンッ
バンダナ「おい、テメェも笑えや!」
女「ウヒヒ、ヒ……」
バンダナ「キメェんだよ!」
バキッ!
女「うげっ!」
ヒゲ「で、どうすんべ? この女」
DQN「ヒマだし……ヤッちまうか」
バンダナ「だな」
女(た、助けて……)
ヒゲ「あのさ、よく首絞めるとアソコの締まりもよくなるっていうべ?」
ヒゲ「あれ、やってみんべ?」
DQN「お、それいいな!」
バンダナ「じゃあ俺が絞めてやるよ」
女「やめてぇっ!」ガリッ
バンダナ「テメ……ひっかきやがったな! 血ィ出たじゃねえかよォ!」ギュウッ
女「がっ……!」
DQN「オイオイ、力入れすぎじゃね? 死んじまうぞ?」
ヒゲ「死んじまったら埋めちまえばいいべ」
バンダナ「ざけやがって! とっとと謝れや、コラァ!」ギュウゥ…
DQN「ハハハ、それじゃ声出せねーだろ」
ギャハハハハハ……!
女(うぅっ……。私、ここで死ぬんだ、な……)
女(不良君……バイト中なのにジャマして……ご、めん……ね……)
ブオオォォォォォ……!
バンダナ「──ん? なんだこの音」
女「?」
ブオオオオオォォォォォォォ……!
DQN「バイク、か?」
バンダナ「どんどんデカくなってんぞ!」
ヒゲ「なんでこんなところにバイクが来るん──」
ブオンッ!!!
キキィィッ……!
不良「……よう」ザッ…
女「あっ……!」
女「不良君……。な、んで……」ゲホゲホッ
不良「悪ィな。ブッ飛ばしてきたんだが、ちょっと遅くなった」
DQN「ハァ~?」
DQN「突然なんなんだ、テメェは」
DQN「今いいとこだったんだよ。死にたくなきゃ、とっとと失せ──」
バキィッ!
DQN「ごぶっ……!?」
ドサッ……
バンダナ「なっ……!」
ヒゲ「て、てめえ……! やりやがったな!」
バンダナ「ふざけやがって……切り刻んでやらァッ!」チャッ
ヒゲ「調子こいてんべ!?」サッ
不良「なぁ……」
女「え……?」
不良「オメェのいうとおり、暴力はよくないけどよ……」
不良「こんなクズどもなら、ブッ飛ばしちまってもいいよな?」
女「…………」
女「……う、うん!」
不良「よし、決まりだ」ニヤッ
バンダナ「死ねやァ!」ダッ
ヒゲ「オラァッ!」ダッ
バキィッ! ドゴォッ! ドズッ! ボゴォッ! ガゴンッ!
バンダナ「がはァ……ッ」ドザッ…
ヒゲ「うげぇ……っ!」ドサァッ
不良「あ~、スッキリした」フゥ…
不良「誰かのせいで近頃、ワルっぽいことができてなかったからな」
不良「わざわざブッ飛ばされるために俺を呼んでくれて、ありがとよ」
不良「おい、立てるか?」
女「う、うん……アリガトウ……」ヨロッ…
不良「間一髪だったな。電源入れっぱにしててよかったぜ」
女「でも……なんで来たの……?」
女「今、アルバイト中のハズじゃ……」
不良「まぁ……すっぽかしちまったからな。下手しなくてもクビかもな」
不良「でも……」
不良「俺はぼっちで童貞でフェミニストでサボり好きだからな」
不良「数少ない友だち、しかも女から助けを求められたら」
不良「バイトくらい余裕で抜け出しちまうよ」
女「……ぷっ」
女「ウヒッ……」
女「アハッ……アハハハハ……」
不良「!」ドキッ
不良(コイツ……もしかして普通に笑うと結構イケてるんじゃ……)カァァ…
不良(バッカ、照れてんじゃねえ!)
不良「オ、オイ!」
女「アハハッ、なに?」
不良「オメェは、アハハじゃなくウヒヒだろうが!」
女「ン、ああ……そうだったね……ウヒヒ……」
不良「それで良し!」
不良「さて……行くか」
不良「ところで結構殴られてっけど、ケガは平気か?」
女「ウヒヒ……これぐらいへっちゃら」
不良「じゃあつねってもいいか?」
女「や、やっぱり……痛いかな……」
不良「ようし、じゃあゆっくり走って病院に連れてってやるよ」
女「ウヒッ、こないだよりもう少しだけスピード出してもいいよ」
不良「ホントか? よぉ~し、だったら」
不良「こないだより5キロだけ速く走ってやるよ」ドルン…
女「ウヒヒ……レッツゴー!」
ブオォォォォォ……
~ 完 ~
このSSまとめへのコメント
こういうss好きだな