しんのすけ「オラ漫画描いたんだゾ!!」 (58)

みさえ「しんちゃんよく描けてるねー!」

しんのすけ「それほどでも~」

ひまわり「タタタタタ」クシャクシャ

みさえ「ひまわり駄目じゃないそんなことしちゃ!」

しんのすけ「・・・・・・・!?」

みさえ「もう…ごめんねしんちゃん…」

しんのすけ「べ…別に構わないゾ…」

翌日

マサオ「へぇ~しんちゃん漫画描くんだすごいね~!」

ネネ「上手~!」

風間きゅん「なかなかうまいな!」

しんのすけ「それほどでも~」

ボーちゃん「ボー………」ゴソゴソ

マサオ「どうしたのボーちゃん?」

ボーちゃん「ボクも…マンガ描イテル……」

しんのすけ「…!?(クッ…オラよりめちゃくちゃ上手いゾ…)」パラパラ

マサオ「すっごい上手だよボーちゃん!」

ネネ「なにこれプロみたい!」

風間きゅん「これは凄いよボーちゃん!」

ボーちゃん「ボー…///」

しんのすけ「(オラだって…オラってもっと上手く…)」

しんのすけ「オラだって…本当はもっとうまいんだゾ…」

マサオ「し…しんちゃんも十分上手だよ…」

しんのすけ「嘘じゃないんだゾ!たまたま手抜いてただけなんだゾ!」

風間きゅん「どうしたんだよしんのすけ…」

しんのすけ「(今に見ていろよハナタレ小僧…!!)」

翌日

しんのすけ「母ちゃんオラもっと漫画家になりたいんだゾ!」

みさえ「しんちゃんが漫画家に~?」

しんのすけ「オラ決めたんだゾ!絶対に絶対に漫画家になるって決めたんだゾ!」

みさえ「…(どうせすぐ飽きちゃうだろうけど…せっかくやる気出してるんだしここ応援してあげようかな)」

みさえ「頑張ってねしんちゃん!ママも応援するわ!」

しんのすけ「やってやるゾ!」

翌日

しんのすけ「ここが…漫画専門店か…」ゴクリ

みさえ「たくさん画材あるね~しんちゃんはどれが欲しいんだっけ?」

しんのすけ「オラは…オラは…えーっと…」キョロキョロ

しんのすけ「(確かボーちゃんの原稿は鉛筆描きじゃなくてもっとしっかりした感じの線だったゾ…)」

しんのすけ「これがいいゾ…」

みさえ「じゃあ買おうか」

店員「お買い上げありがとうございまーす」

しんのすけ「…」

みさえ「本当にそれでよかったのしんちゃん?」

しんのすけ「い…今はこれでいいんだゾ…口出ししないでほしいゾ…」

みさえ「それならいいんだけど…」

翌日

しんのすけ「よぉ~し描くゾーーーッ!」

しんのすけ「オラオラオラオラオラオラオラ!」カキカキ

みさえ「(しんちゃん頑張ってるなぁ…ここは親として全力でサポートしてあげなきゃ…!!)」

しんのすけ「で…できたゾ…会心の出来だゾ…さっそくみんなに見せに行くゾ!」

公園

しんのすけ「これが!オラの本気だゾ!」どんっ!

風間きゅん「前よりはるかに上手くなってるな!」

ボーちゃん「…シンチャン…コレ…何でカイテるの?」

しんのすけ「ほうほうボーちゃん…もしやそれを聞き出してオラの技術を盗む気ですな?」

ボーちゃん「ソウじゃなくて…普通マンガはGペンで描くモノ…筆ペンでは描かない…」

しんのすけ「…………!!」

お前この前しんのすけが失明する糞SS書いた>>1だな

ボーちゃん「それに…枠線は定規でミリペンで丁寧に描く…フリーハンド駄目…」

しんのすけ「ギクギクゥ!!」

ボーちゃん「ホカニモ色々アルけど…もっと練習したホウガイイヨ…」

しんのすけ「そ…そういうボーちゃんはどうなのさ!早く見せるゾ!」

ボーちゃん「ボクのハマダ完成シテナイ…」

しんのすけ「…ハッ!散々指摘しておいてまだ完成してないのか!片腹痛いは!」

ボーちゃん「…」

>>23
そ…そーです(小声)

しんのすけ「まったくボーの奴文句ばっかり垂れ流しやがって…許せないゾ!」

しんのすけ「ただいまー」

みさえ「おかえりしんちゃん」

しんのすけ「母ちゃんオラもういっかい画材店行きたいゾ!」

みさえ「えぇ~また?つい最近行ったばかりじゃない」

しんのすけ「オラの漫画はあんなもんじゃないんだゾ!もっとハイクオリティなものを描きたいんだゾ!」

翌日

しんのすけ「Gペンに丸ペンにインクにミリペンに…揃うものは全部揃ったぞ…!」

しんのすけ「ついでに漫画の描き方ブックも買ったし…よし!気合入れて描くぞ!」

しんのすけ「なになに…Gペンは強弱を付けてかくもので…丸ペンは細い線を描くものか…」

しんのすけ「…なんゾこのGペン!?思ったような線が描けないゾ!不良ひんだゾ!」

しんのすけ「Gペンはもういいゾ!丸ペンにするゾ!」

しんのすけ「…ふぅこれならなんとか描けそうだゾ…力を入れればそれなりに太い線も描けるしGペンの代わりになるゾ」

5時間後

しんのすけ「ついにできたゾ!オラの傑作が!早速みんなに見せに行くぞ!」

公園

しんのすけ「どうだ…これがオラの全力だ…」

ボーちゃん「前よりマシにナッテルケド…」

しんのすけ「どうだまいったか!?」

ボーちゃん「…しんちゃん自分の原稿をミテなにかイワカンはないの…?」

しんのすけ「なにがだゾ!またいちゃもんつける気か!」

ボーちゃん「…トーンが貼ってなくて真っ白…ベタも全然デキテナイ…」

ボーちゃん「それにGペンじゃナクテ丸ペンで描イテルでしょコレ…」

ボーちゃん「線もガタガタだし…内容もメチャクチャ…」

ボーちゃん「しんちゃんハこれでホントウにプロを目指シテルノ…?」

しんのすけ「ウルサイ…ウルサイゾおまえええええぇえぇぇえええええええ」グサッ

ボーちゃん「グッ」

風間きゅん「なにやってんだしんのすけ!」

しんのすけ「刺してんだよペンを!こいつが二度と漫画描けないようにしてるんだゾゾゾゾオオオォォオオオ」

ネネ「ていっ!」ドスッ

しんのすけ「ガフッ」ドサッ

ボーちゃん「アリガトウ…ネネチャン」

ネネ「伊達に毎日ウサギ殴ってないわよ」

マサオ「いつものネネちゃんじゃない…」

翌日

みさえ「あんたなんてことしたの!人を傷つけるためにペンを買ってあげたんじゃないのよ!」

しんのすけ「許せなかったんだゾ…あいつだけは許せなかったんだゾ…ハァハァ」

しんのすけ「母ちゃん…オラ絶対に漫画家になるから…絶対になるから…ハァハァ」

それからしんのすけは漫画作りに没頭して友達と遊ぶことは少なくなっていった

小学6年生の夏

しんのすけ「フゥ…なんとか夏休み中に仕上がったゾ…それじゃあ明日早速持ち込みに行く準備しなきゃ…」

しんのすけ「…みんなはどうしてるかな…あの一件があって以来もう全然遊んでないゾ」

しんのすけ「特にボーちゃんには悪いことをしてしまったゾ…刺したのが左手で本当によかったゾ…」

しんのすけ「ハァハァそれにしても出版社に電話するのは緊張するゾ…そうでなくても人と会話してないのに…」

しんのすけ「でもこれをやらなきゃ漫画を見てもらえないんだゾ…」

翌日

編集者「君本当に小学生…?」

しんのすけ「そう…だゾ…」

編集者「凄いよ本当に!このまま練習していけば必ず化けると思うよ!」

しんのすけ「本当…ですか…?」

編集者「本当だよ!それにして金の卵が一気に二つも転がり込んでくるなんて驚いたなぁ…」

しんのすけ「え…ふたつ…?」

編集者「うん 君と同学年の子でね…」

しんのすけ「その子は…オラより…うま…かったですか…?(まさかボーちゃんじゃ…)」ドクンドクン

編集者「えーっと…君も十分上手だよ!うん!(あの子と比べたらこの子なんて屁みたいなもんだけどね…)」

しんのすけ「ただいまー母ちゃん見てみてこれ!」

みさえ「どうしたのしんちゃん慌ただしい…」

しんのすけ「出版社の人から名刺もらったんだゾ!これでオラもプロ入りなんだゾ!」

みさえ「この調子で頑張ってねしんちゃん!」

翌日

しんのすけ「やぁみんなおはようさん」ズカズカ

チーター「なんだマンガオタク?そんな態度とってまた虐められたいのか?」

しんのすけ「オラはマンガオタクなんじゃないゾ…それよりこれを見るゾ!」

チーター「ジャソプの名刺じゃんソレ どこで手に入れたんだオイ」

しんのすけ「オラが…マンガ…を持ち込んで…貰ってきたんだぞ!」

チーター「嘘つけマンガオタク ボーから譲ってもらったんだろ」

しんのすけ「ボーちゃんも同じものを持ってるの…?」

チーター「だからソレ ボーから貰ったんだろ?クソみてぇな嘘ついてんじゃねぇよマンガオタク」

ボーちゃん「チガウよ…ボクのはココにあるよ…」スッ

しんのすけ「ボ…ボーちゃん!?ボーちゃんもジャソプに持ち込みに行ってたんだ…」

ボーちゃん「うん…あのあと担当さんから連絡がキテ…ボクと同学年というのはしんちゃんの事ダッタンだね…」

ボーちゃん「ライバルができて嬉しいよ…」

しんのすけ「でもオラ…昔ぼーちゃんい酷いことしたぞ…」

ボーちゃん「そんな昔のこともういいよ…」

しんのすけ「ぼーちゃん…」

このあと二人は真夏に熱いキスを交わし二人三脚で頑張っていったとさ

真夏のキスの淫夢  完

ちゃんとした鬱展開にしないと全然楽しくないなと身にしみました
もうねる

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