次の日

右京「おや、今度は僕のイスが無くなっています！これはイジメではないでしょうかねえ。」

亀山「右京さん～。どこかに置き忘れたんじゃ無いですか？」

右京「いえ、僕に限ってそんな事はありません！」

亀山「死ねよクズ」（小声で）

右京「何か言いましたか？『死ね』と聞こえたのですが」

亀山「聞き違いっすよ。俺はそんな事言いませんよ。」

右京「だといいんですがねえ」

右京（最近、妙な事が続きます。僕は亀山君の仕業ではないかと、ちと考えてしまうのですが・・・・・
　　　彼に限ってそんなことをするはずは無いですし。今日は一人で『花の里』に行きましょう。）

≪杉下右京は立ち入り禁止≫

右京「これは、どういう意味でしょうか。細かい事が気になってしまう、僕の悪い癖」

ガラッガラッ

たまき「杉下右京は立ち入り禁止と書いてあるのがわからなかったかしら？」

亀山「そうですよ、右京さん。右京さんは来ないでください。折角の料理が不味くなりますよ」

右京「そうですか・・・どうやら僕は嫌われているようですねえ。帰ります。」

キャラ崩壊もいいとこだな

亀山「ぷぷぷ、なんか声が震えていましたね。」

たまき「ぷぷぷ、そうですね。面白い。」

ガラッガラッ

みわこ「今、泣きながら歩いている杉下さんが歩いていたけれど、何かあったの？」

亀山「それはね、話は一週間前に遡るんだ」


～事が起こる一週間前～

伊丹「おいカメ、ちょっと顔かせよ。大事な話があるんだ。」

亀山「なんだよ。俺はヒマじゃないんだよッ！」

伊丹「俺が昨日、映画館に行ったとき、前列の方に警部殿がいたんだ・・・・・」

亀山「それがなんだよ。右京さんだって映画くらい見るだろう」

伊丹「それが・・・・あの野郎、上映中にもかかわらず≪映画館で携帯を開く≫行為をしていたんだ」

亀山「・・・・・・・チクショ！あの野郎。それは許せない行為だ。俺、そのこと皆に伝えておくよ。
　　　そうすれば皆自然にヤツから離れていくだろうよ。」

伊丹「あァ、俺もそれが良いと思う。」

亀山「おはようございます！」
右京「おや、いいところに来ました
先ほど気付いたのですが僕のティーカップが割れています
何か心当たりはありませんかねぇ」
亀山「いやぁ～俺は何も知りませんよ？
散々恨み買ってきましたからねぇ俺達

誰かが仕返しのつもりでやったんじゃないすか？」
角田「暇かっ？」
亀山「暇じゃねーっすよ右京さんのカップが割られてたんですしかも全部見事に」
角田「へぇーそうかじゃあコーヒーも飲めねぇな」
右京「一つ、気になることがあります」
亀山「どうしました？なにか思い出しましたか？」

右京「僕はティーカップが割れていたとしか言っていません」
亀山「えぇ 」
右京「しかし君は今まるで誰かが意図的に割ったような言い方をしていました」
亀山「そりゃそうでしょ！全部割れてたら誰かがやったとしか思えません！」
右京「そう、そこなんですよ
僕はティーカップが割れていた、としか言っていないはずなんです
割れていたカップは全て片付けたので僕の一言で状況を把握するには少々無理があると思うんですけどねぇ」