レイジ「ふーん」(もみもみ
アイラ「ばっ・・・バッカじゃないのアンタっ!!」
レイジ「うっせーぞ!カリは返すのが俺の主義だ!!」(もみもみ
的なヤルキナイネンちゃんの肉まんを愛でるssを君たちに託した
セイ「レイジは…レイジは無事なんですか!?」
ラル「セイ君…落ち着いて聞いてくれ…」
ラル「レイジ君は…命に別状は無い…しかし…」
病室
レイジ「大きな星が点いたり消えたりしている。アハハ、大きい…彗星かな。いや、違う、違うな。彗星はもっとバーって動くもんな。暑っ苦しいなココ。ん…出られないのかな。おーい、出してくれよ…なぁ。」
セイ「レ…レイジ?何ふざけてるのさ…?」
ラル「救急隊員が駆けつけた時には既に、あの状況だったそうだ…」
レイジ「あれ…誰だ?…誰でもいいから…ここから出してくれよ…おーい。」
チナ「ラルさん、レイジ君を出してあげてください!何でこんなところに…」
ラル「…今のレイジ君は、我々の事も分かっていない。ここに運びこまれる間にも、暴れて大変だったそうだ」
ラル「結論から言おう、レイジ君は…狂ってしまっている」
セイ「ラルさんまで…冗談言ってる場合じゃないんですよ?…まだ大会は終わってないし…人がそんな簡単に狂うなんて…笑えませんよ…?」
チナ「セイ君…」
セイ「レイジ…何か気に入らない事があったの?…機嫌直してよ…謝るからさあ…」
レイジ「…?」
チナ「ラルさん…少しセイ君に時間をください。今はまず、落ち着かないと…」
ラル「うむ…その通りだ」
………
チナ「セイ君…大丈夫?」
セイ「うん…もう落ち着いた。ありがとう」
ラル「いきなり知らせて悪かった。しかし、事は一刻を争うと思ったのでな」
セイ「ラルさん、レイジは何故あんなことに…?」
ラル「その答えは…信じられないかもしれんが…おそらくガンプラバトルにある」
チナ「そんなことって…!?」
セイ「…!詳しく聞かせて下さい」
ラル「レイジ君は病院に運ばれるまで、とある模型店でガンプラバトルをしていた」
ラル「そしてその時使っていたガンプラが…これだ」
チナ「これは…ガンダム?」
セイ「Zガンダム…!もしかして相手の機体は!」
ラル「…その通りだよセイ君」
ラル「ジ・Oだ」
………
アイラ「(まずい事になったわね)」
アイラ「(まさかガンプラバトルで、あんな事になるなんて…)」
以下回想…
レイジ「あれ…肉まん女、何してんだこんなとこで?」
アイラ「変なアダ名で呼ばないでよっ」
レイジ「いや、だってお前の名前知らないし…」
アイラ「まあいいわ。今日はあなたと勝負をしに来たの」
アイラ「ガンプラバトルで、ね」
レイジ「へえ、お前もガンプラバトル始めたのか!」
アイラ「勘違いしないで。世界大会出場者のあなたが、どれだけの実力なのか…それが知りたいだけよ」
レイジ「何だよその言い方。可愛くねーぞ」
アイラ「それで、勝負するの?しないの?」
レイジ「決まってんだろ…!その勝負、受けて立つぜ!」
模型店
アイラ「使う機体はお互い、店が貸している物のみでいいわね?」
レイジ「いいぜ、じゃあ俺は…この『Zガンダム』で勝負だ!」
アイラ「なら私は…この『ジ・O』を選ぶわ」
レイジ「よし…!Zガンダム、行くぜ!」
アイラ「ジ・O…出撃します」
<BATTLE START>
………
レイジ「(こいつ…強い!)」
レイジ「(借りたままのガンプラだから、なんとか応戦できてるが…)」
レイジ「(もしこいつの力に合った機体を使われてたら…!)」
アイラ「(なるほど…中々のものね)」
アイラ「(ビルドストライクじゃなきゃ、まともに戦えないかと思ってたけど…!)」
アイラ「(弘法筆を選ばず、ということかしら…!)」
バシイイン
レイジ「しまっ…!」
レイジ「(ビームサーベルが!)」
レイジ「(ハイメガランチャーは当たりそうにねぇし、ライフルのエネルギーもあんま残ってねぇ…!どうする…!?)」
アイラ「(ビームサーベルは封じた…)」
アイラ「(お互い、エネルギーは少ないはず…!近接戦闘で、一気に勝負を着ける!)」
レイジ「(…!そういえば…)」
レイジ「なぁセイ、この2つ並べて置いてあるガンプラ…なんか意味あんのか?」
セイ「あぁ、ウイングガンダムだよ。新機動戦機ガンダムWの主人公、ヒイロ・ユイがのるMSで、武装は頭部バルカン、マシンキャノン、ビームサーベルときて大威力のバスターライフル!更に…」
レイジ「で?その隣に置いてあるのは?」
セイ「それはウイングガンダムのバード形態だよ。変形することで、単独での大気圏突入が可能になるんだ!」
レイジ「ふーん、変形ね…他にも似たような奴ってあんのか?」
セイ「うーん…有名な機体だと、これの後継機のウイングゼロ、Zガンダム、ZZガンダム、アッシマーにギャプラン、メッサーラ、ガザシリーズ、メタス、リゼル…」
レイジ「スイカバーみたいな形だな…なんだガンダムか」
セイ「む、ウェイブライダーを馬鹿にしちゃいけないよレイジ。これを見て」ピッ
<ココカライナクナレェェェ!!
レイジ「えっ何これ…」
セイ「これが有名な『ウェイブライダー突撃』だよ!」
レイジ「あのなぁ…こんな危険な事しないだろ、普通…」
レイジ「(あの時は気にも止めて無かったけど…)」
レイジ「(今こそ、アレをやるべきなんじゃねーのか…!?)」
アイラ「考え事してる余裕は無いんじゃない?」ゴォッ
レイジ「…しまった!(追い付かれたか!)」
アイラ「これで…終わりよっ!」
…………!
レイジ「俺はもう…負けない!!」ドォッ
アイラ「なっ…(ビームサーベルが弾かれた!?)」
レイジ「俺の体を通して出る、力を…!!」
アイラ「ウェイブライダーに変形した!?」
レイジ「ここから…いなくなれぇぇっ!!」
ドンッ…ゴォォォッ…ガシャァァーーン
<BATTLE ENDED>
アイラ「まさか、ジ・Oをウェイブライダーごと、バトルフィールドから押し出すなんて…」
アイラ「まあ、結果は引き分けだったけど」
レイジ「…」
アイラ「…?どうしたの?」
レイジ「これで終わったのか…?光、だけが、広がっていく…?」
アイラ「光…?ちょっと、何を言ってるの?」
レイジ「フフフ…フハハハ…名無しさん、潰れちゃいな…」
アイラ「…!?しっかりして、レイジ!」
…以上回想
セイ「じゃあ、レイジは本当に…」
ラル「うむ…カミーユ・ビダンと同じように、魂を…」
チナ「そんな…!そんな酷い事が…!」
セイ「委員長…」
セイ「ラルさん、治す方法は無いんですか?」
ラル「セイ君…ここからは、男2人で話がしたい。チナ君は席を外してもらえるかな」
チナ「わ、分かりました…」
ラル「セイ君、機動戦記Zガンダムの最終回で、カミーユ・ビダンは精神崩壊した」
セイ「そして、機動戦記ガンダムZZの最終回で回復したんですよね」
セイ「つまり…治るまで待とうって言うんですか?」
ラル「無論、それも方法の1つだろう。しかしセイ君、新訳Zを忘れていないか?」
セイ「…新訳Zではカミーユは、無事だった…なら、そこにヒントが…?」
ラル「そういう事だよ、セイ君」
ラル「そして…新訳Zで何故カミーユが精神崩壊しなかったかの理由の1つに、『ファ・ユイリィと肉体関係にあったため』とある」
セイ「…!」
セイ「でも…本当にその方法で、レイジは正気を取り戻せるんでしょうか?」
ラル「確かに確証は無い。だが…レイジ君の人生と、君の夢が駄目になるかどうかの瀬戸際だ」
セイ「…!はい…」
ラル「やってみる価値はある」
セイ「…母さんに、電話してみます」
ラル「セイ君…この話をチナ君に伝えるかどうかは、君が決めてくれ」
セイ「分かりました、ラルさん」
コソッ
アイラ「(お見舞いに行こうと思っていたら、とんでもない事を聞いてしまったわ…)」
アイラ「(その方法で、レイジが治る可能性があるなら…で、でも…///)」
アイラ「(に、肉体関係ってやっぱりそういう…JustなCommunicationの事よね…///)」
アイラ「(べ、別にあいつのために私がそこまでする必要なんて…///でも…このままだとあいつ、一生あのままかもしれないし…///)」
病院
チナ「セイ君、ラルさんと何を話してたの?
セイ「…いや、たいした事じゃないよ、委員長は気にしなくていいから…」
セイ「(委員長には、あの話は伝えないでおこう)」
セイ「(これはあくまで、僕とレイジの問題なんだ)」
チナ「…レイジ君、無理をしていたのかな」
セイ「え…」
チナ「私にはよく分からないけど、きっと、戦うって事を純粋に楽しむって事は、すごく難しいと思う」
チナ「レイジ君も多分、そういう事で少なからず、プレッシャーがかかっていたんじゃないかな…」
セイ「委員長…」
グッ…
セイ「(僕は、自惚れていたのかもしれない)」
セイ「(ガンプラを作って、レイジに渡して、一緒にバトルフィールドに立って)」
セイ「(そうして、自分が戦った気になっていた…だけど)」
セイ「(他のファイター達は、自分で作って、自分で戦って、自分で勝利を掴んでる…!)」
セイ「(僕は、あくまでもビルダーで、ファイターにはなれないんだ…)」
セイ「(レイジ…僕は君の事を、本当に理解しては、いなかったのかな…)」
セイ「委員長…僕、先に帰ってるから」
チナ「あ…分かった。じゃあ、また明日…」
………
セイ「ラルさん…」
ラル「セイ君…君の言いたい事は分かっている」
セイ「じゃあ…」
ラル「うむ…!このラルの知る戦いの方法、できる限り君に教えよう!」
アイラ「(自分のしようとしている事が、正しいかどうかは分からない…)」
アイラ「(でも今は、やるべきと思った事をやるだけよ)」
アイラ「(それに、どこかの自爆マニアも言ってたじゃない)」
緋色「感情のままに行動するのは、人間として正しい生き方だ」
アイラ「(…待ってなさいよ、レイジ)」
病室前
チナ「(私も、そろそろ帰ろうかな…)」
チナ「…?誰ですか?」
アイラ「あなた…レイジの知り合い?まさか…恋人!?」
チナ「ちっ…違います!あなたは、確か…レイジ君と、一緒にいた…」
………
チナ「(『しばらく2人にして欲しい』って言うから、病室の鍵も開けちゃったけど)」
チナ「(一体、何をする気なんだろう…?)」
病室
アイラ「(ふ、2人っきりになったのはいいけど)」
レイジ「…肉まんの花が、咲いている」
アイラ「(この状況で、どうやって肉体関係に持ち込めばいいのよ!?)」
アイラ「(とりあえず…>>38でも試して見ようかしら)」
アイラ「(あんまりハードだと、もっと酷い事になるかもしれないし…)」
………Ξ(卍^o^)卍
フェリーニ「おや…お嬢さん、こんな所でどうしました?」
アイラ「…!」ピキーン
アイラ「…変態」ボソッ
フェリーニ「えっ」
アイラ「まさか妹に欲情するなんて…!馬鹿!変態!死ね!」
フェリーニ「えっ、えっ」
アイラ「誰か…誰か警察!警察呼んで!」
フェリーニ「ご、誤解だあぁぁ」
ラル「言い訳は署で聴いてもらいなさい」ガシッ
フェリーニ「\(^o^)/」
………Ξ(卍^o^)卍
「それでも!書ききりたいssがあるんだぁぁ!!」
ぱふぱふ
このSSまとめへのコメント
えっ