アルミン「すごいよエレン!」(22)

エレン「どうしたアルミン?」

アルミン「壁に物凄い装置が取り付けられたんだ!」

アルミン「その名も回転式巨人迎撃槍!略して巨撃槍だ!」

エレン「すげぇな!ウォール教は許したのか?」

アルミン「勝手に付けたらしいよ。壁の外側に設置してあるから気付いてなと思うけど(笑)」

エレン「ひでぇな」

エレン「つーか何で急にそんな物を?」

アルミン「超大型巨人の対策兵器だよ。門の上側にある4本の細長い槍が回転しながら相手を貫くんだ!」

エレン「そうなのか。じゃあもし超大型巨人が来ても安心かもな!」

アルミン「うん!」

アルミン「エレンは固定砲整備4班でしょ?いいなぁ、あそこは巨撃槍の真上の場所だよ」

エレン「そうなのか!後で見てみるか!」

ーーー壁上ーーー

コニー「見ろよエレン!すげぇデカイな!」

エレン「おお…!」

ミーナ「超大型巨人だろうが何だろうがドンと来い!って感じだね」

サムエル「お前らあんまサボってると上官に目つけられるぞ!」

サシャ「お肉!お肉!」

チョドオオオオオオオオン!!!


超大型巨人「」

サシャ「」

ミーナ「」

サムエル「」

エレン「………は………?」

フシュウウウウウウ

エレン「くっ!何だ!?」パシュウ

コニー「くっ!」ズザザ

エレン「超大型巨人!?また門が破壊されちまう!」パシュウ

エレン「目標目の前!超大型巨人!これは好機だ!絶対に逃がすな!」

コニー「エレン!巨撃槍を使え!」

エレン「分かってる!」

エレン「よう…5年振りだな…」

超大型巨人「…」ズズズズズ

エレン「!?させるか!」カチン

巨撃槍「キュルルルルルルルルジャギン!!」

超大型巨人「ガアアア!」

エレン「や、やった!」

コニー「おいエレン!」

エレン「なんだ!?」

コニー「単発式拘束弾だ!」

エレン「あ!?何だよそれ!」

コニー「はぁ!?何で巨撃槍は知ってて拘束弾は知らねぇんだよ!」

エレン「悪かったな!それでその単発式なんたらってのはどうすんだ!」

コニー「そこの砲台を使うんだ!」

エレン「あ!?…おお!こんなのもあったのか!」

コニー「気づけよ!もういいから使え!弾は装填してある!」

エレン「分かった!」

エレン「こいつだな…」カチャ

超大型巨人「…」シュウウウウ

エレン「母さんの仇だ!!死ね!!」バシュウウウザク

他砲台「バシュウウウザクザクザクザク」

超大型巨人「ガアアアア…」ドシィン

コニー「すげぇ!やったなエレン!」

エレン「まだ生きてる…殺さないと…」

ミーナ「エレンコニー!巨人は!?」

コニー「エレンのおかげで仕留めれたぜ!まぁ半分はオレのおかげでもあるんだが」

サシャ「エレン!大丈夫ですか!?」

サムエル「エレン…巨人は…」

超大型巨人「…」

エレン「まだ生きてる。殺すぞ」パシュウ

コニー「待てよエレン!」パシュウ

エレン「こいつはでかいが、うなじの弱点は変わらないはずだ」チャキ

エレン「…」ズバッ

超大型巨人「…」フシュウウウウウウ

コニー「うお!?」

エレン「くっ…」

ベルトルト「」

コニー「おい嘘だろ?なんで中にベルトルトが…」

エレン「こいつが…超大型巨人を操ってたのか?」

サシャ「皆さん巨人が来ますよ!早く壁を登ってください」

エレン「あぁ…」グイ

エレン「…」パシュウ

ミーナ「あれ?エレンは何で人をかかえてるの?」

サムエル「あれ…ベルトルトじゃないか?」

エレン「…」スタ

ベルトルト「」ドサ

エレン「こいつが巨人の中から出てきた」

サシャ「エレン?それ冗談ですよね」

エレン「じゃあ何でオレはこいつを壁外から持ってきたんだ」

エレン「間違いない。こいつが超大型巨人を操って壁を壊したんだ」

ミーナ「そんな…ベルトルトが…」

エレン「こいつをここで殺す」

サシャ「え!?ちょっと待ってくださいよ!」

ミーナ「そうだよ!3年間ずっと訓練した仲間を殺すって言うの!?」

エレン「はぁ?こいつは巨人だぞ。こいつせいで母さんは死んだんだ」

ミーナ「きっと何かの間違いだよ!」

エレン「うなじを切ったら出てきたんだ。間違いねぇ」

ミーナ「でも!」

エレン「うるせぇ。お前がシガンシナ区にいたとしてこいつが壁を壊したせいで親が死んでそして今目の前に親の仇がいる。オレが今どんな気分か分かるだろ」

エレン「こいつは巨人なんだ…ベルトルトじゃないんだ…」チャキ

ミーナ「や、やめて!」

エレン「死ね…!」

ベルトルト(遂に死ぬのか…僕は)

ベルトルト(やっぱり無茶して壁を壊さなきゃよかったな)

やめろー!やめてください!

ベルトルト(叫んでるのはコニーとサシャかな…?)

ベルトルト(ライナーにお礼言いたかったな)

ベルトルト(エレンに一言謝りたかったな)

ベルトルト(アニに自分の気持ちを伝えたかったなぁ…………)

ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー
ーー


END

おわりです
モンハンやってて「進撃の世界にも撃龍槍みたいなの作れば壁守れるくね?」って思って書いてみました
因みに最後のベルトルトは気絶したフリをしてたんじゃなく殺されそうになる直前に目を覚ましたって事で

このSSまとめへのコメント

1 :  50:50   2020年03月12日 (木) 07:08:59   ID: Ixkn5Irk

そういえば、原作でも憲兵団が
雷槍の技術を隠してたから、余計に犠牲が出たんだよね、
結果的にライナーたちを動きやすくしてたのは、憲兵団だね。

壁中人類は、更に技術を発達させるべき

2 :  50:50   2020年03月12日 (木) 07:11:02   ID: Ixkn5Irk

壁中に潜入した戦士の中で
読者の人気が一番低いのは、ベルトルトだよね。

ベルトルトご愁傷さま

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom