マリエ「ここは...?」アイナ「死後の世界です」 (113)

ヴァルヴレイヴss

細かいことは気にせず暇つぶし程度に読んで頂きたい

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「マリエ、サヨナラ.....」



マリエ「うん.....」パチッ

マリエ「.....」

マリエ「どこ、ここ....」

アイナ「お久しぶりです、マリエさん」

マリエ「......?」

マリエ「あなた、誰?」

アイナ「あぁっ、そうだった。まずは記憶を戻さないと」

アイナ「RUNEさーんっ!こっちですー!」

RUNE「せーしゅんだねぇ~」ピカーッ

マリエ「なに?その、光ってるの...」

アイナ「これは、マリエさんの大切な一部です。いまお返ししますねっ!」ガシッ

マリエ「ちょっ...!何を」

アイナ「RUNE炸裂拳っ!!」バシィ

マリエ「ぐはっ」ドサッ

マリエ「うん....。あれ、アイナちゃん?どうして....」

アイナ「良かったぁ、成功です!」

マリエ「えっと、私.....。確かヴァルヴレイヴに乗って....」

マリエ「そっか、記憶を全部失って....。じゃあ、ここは...?」

アイナ「ハイ、死後の世界です」

マリエ「........」

アイナ「やっぱり、実感湧きませんよね?私もそうでしたけど....」

マリエ「うん。でも、こうしてまたアイナちゃんと話せるのは嬉しいかな」

アイナ「マリエさん....!」

アイナ「だけどびっくりしちゃいましたよ?まさかマリエさんまでカミツキだったなんて」

マリエ「カミツキ....って言うの?私やハルトのこと」

アイナ「はいっ!皆さんには神さまが憑いているんですから!」

マリエ「なんかカッコいい...」


『どうしてそんなことのためにマリエが死ななきゃならなかったんだ!!』


マリエ「この声、ハルト....?」

アイナ「マリエさん、こっちです!」

マリエ「?」

タカヒ『今は、こんなものしか無いけど...』

サトミ『どうして、こんなことに....!』


マリエ「これって....」

アイナ「そう、向こうの世界の映像です」

マリエ「....良かった、みんな無事に逃げられたんだ...」

アイナ「マリエさん、とってもかっこよかったですよ!」

マリエ「えへへ、ありがと」ムニュッ

アイナ「きゃっ!?もう、マリエさんてば///」

エルエルフ『咲森の生徒たちを交互にヴァルヴレイヴに搭乗させればいい。不死の軍団の完成というわけだ』

ハルト『お前....!!』


アイナ「本当に躊躇がありませんね、あの人....」

マリエ「.....」ムスッ

アイナ(頭を銃で撃たれたら、それは根に持ちますよね....)


ハルト『誰にも譲らない!分け合いもしない!この呪いは、僕だけのものだ!!』


マリエ「ハルト、覚悟を決めたんだね....」

アイナ「もうこれで何回目か分かりません」

マリエ「...そっか、ずっと私たちのこと見ててくれたんだもんね?アイナちゃん」

アイナ「ええ、まぁ見たくないものも見てしまいましたけど...」

マリエ「?」

カイン『喜べハーノイン。イクスアインの肉体は間もなく我が同胞のものとなる』

ハーノイン『貴っ様ぁぁぁぁ!!!』

バァン!!


ハーノイン「あー死んだ死んだ!カインの野郎えげつないぜ」

マリエ「あっ、ドルシアのチャラい人がきた」

ハーノイン「おほっ!美女二人組でお出迎えとは、あの世も捨てたもんじゃないねぇ」

アイナ「お疲れ様です、こちらにどうぞ」

ハーノイン「ん?あんた確か咲森に潜入したときに....。って、そんなことよりイクスの奴は無事か!?」


イクスアイン『その銃はハーノの...?』

カイン『彼は残念だったよ。儀式は仕切り直しだな』


ハーノイン「....良かった、これで思い残すことはねぇ」

ハーノイン「じゃ、あとはあの世巡りにでも行くとするかぁ」

アイナ「あの、私たちと一緒にみんなのこと見ていませんか?」

ハーノイン「....良いのかよ?俺たちはアンタらの仲間を何人も殺してるんだぜ」

マリエ「それはどうだけど...。でも、あなただって大事なもののために戦っていたんでしょ?」

ハーノイン「......」

マリエ「それに私だって、ドルシアの軍人をたくさん殺してる。あなたのことを責める資格なんてない」

ハーノイン「まさか、ヴァルヴレイヴに乗って....?」

マリエ「......」コクン

ハーノイン「...ははっ、ホント侮れねぇな。流石はエルエルフ率いる学生さんたちだ」

ハーノイン「ま、グリューナウの館ではあんたらの助けを貰ってるからな。お互い遺恨なしってことで良いかな?」

アイナ「私はもちろんオッケーです!」

マリエ「私も。これであなたとも友達になれるねっ」

ハーノイン「やれやれ、おめでたい連中だねぇ」

ソウイチ『胸を張れハルト!!お前は究極の生命体になったんだ!!』

ハルト『何が究極の生命体だ!そのために大勢死んだんだ!アイナちゃんもマリエも、ジオールの人が大勢...!』


マリエ「ハルト....!」

アイナ「ハルトさん...!」ジワァ

マリエ「なんかカッコよくなったね、ハルト。マンガの主人公みたい」

ハーノイン(ジオール人の大人ってやっぱクズばっかりじゃねーか)

エルエルフ『貴女を守るための国を手に入れた。リーゼロッテ....』

エルエルフ『俺に...攫われてくれ』

リーゼロッテ『ミハエル....!』


アイナ「....」

マリエ「.....」

ハーノイン「......」

アイナ「こんなこと言う人だったんですね」

マリエ「さむっ」

ハーノイン「こんな彼女がいるなんて聞いてねーぞ....。アードライが知ったらなんて言うか」

アイナ「やっぱり、『エルエルファァァァァァ!!!』じゃないですか?」

ハーノイン「よく知ってんな」

アイナ「あの世歴はお二人より長いですから」

クーフィア『カイン大佐の言ったとーり!こっちに来て正解だったぁ』


ハーノイン「あのクソチビ...!いまいい所なんだから空気読めよ」

アイナ「ムカつきます」

マリエ「....アイナちゃん大丈夫?顔が怖いよ」

アイナ「...あっ、ごめんなさい。私の命を奪った張本人なのでつい」

ハーノイン「いけぇエルエルフ!!その生意気なチビを黙らせろぉ!!」

アイナ「律儀にナイフで応戦してどうするんです!?勝つ気あるんですか!?」

マリエ(アイナちゃんがこわい)

リーゼロッテ『ミハエル....。私も、愛したかった....』

エルエルフ『リーゼロッテェェェェ!!!』


マリエ「......」

アイナ「......」

ハーノイン「......」

マリエ「....なんていうか、その」

マリエ「まるで世界があの人を死なせるように動いていた感じだったね」

アイナ「マリエさんのときもそう思いました」

ハーノイン「つーか初恋相手の中身が婆さんなんて知ったら、エルエルフの奴発狂するんじゃないか」

マリエ「普通誰でもそうなると思う」

アイナ「やめてください台無しです」

リーゼロッテ「ここは....」パチッ

アイナ「RUNE炸裂拳っ!!」ドスッ

リーゼロッテ「ぐはっ」ドサッ

ハーノイン「何なのアレ」

マリエ「必殺技?」

ハーノイン「殺すの!?」

リーゼロッテ「死後の世界....。よもやマギウスの私がこんな場所に来ることを許されるなんて」

ハーノイン「あんたのおかげで生きる希望を持ち続けられた奴がいるんだし、そのくらい当然だと思うけどな」

リーゼロッテ「その制服....。あなた、ミハエルのお友達?」

ハーノイン「どうかなー、俺が知っているのはエルエルフっていういけ好かない面の奴っすよ」

マリエ「そのエルエルフだけど、リーゼさんが死んじゃったから完全に意気消沈してるよ」

アイナ「というか、流木野さん地球に置いてけぼりなんですが....」


イオリ『お父さん....!?』

イオリ父『イオリ、イオリ!』

サンダー『まったく、泣かせるじゃねぇか!』グスッ


マリエ「良かった、みんな無事に帰れて」

アイナ「....でも、ショーコさんたち絶対悲しみますよ?マリエさんのことで....」

ショーコ『.......』(合掌)

女子生徒『今でも信じられません....。マリエ先輩が死んじゃうなんて....!!』


マリエ「」

アイナ「」

マリエ「......割とあっさりだった」

アイナ「....ほっ、ほら!きっと私たちの見ていないところで泣いているんですよ、ショーコさん!!私のときもそうでしたし.....」

マリエ「...ちゃんと画面に映ったんだね。アイナちゃんのときは」

アイナ「」

マリエ「アキラちゃんも私のことガン無視だし」

アイナ「」

マリエ「こうやってみんなから忘れられていくの、なんかヤだな.....」

アイナ「....あっ、マリエさんよく見て!」

マリエ「ふぇ?」

アイナ「お墓です!福神漬けと、ヘンテコなぬいぐるみ!!きっとショーコさんとアキラさんが供えてくれたんですよ」

マリエ「......!」

リーゼロッテ「素敵なお友達をお持ちですのね、羨ましいわ」

マリエ「みんなっ.....」ウルウル

ハーノイン「あーあ、女の友情は美しいねぇ。どーせ俺の死はもっと雑に扱われてるんだろーけど」

アイナ「そんなことないと思いますけど...」

ハーノイン「まぁ別にいいけど!野郎に悲しまれても全然嬉しくねーし!?別にあいつらのことなんてどーでもいいし!?」

リーゼロッテ「あら、あれは....」


アードライ『ハーノインの遺品だ』スッ

クーフィア『裏切り者の遺品なんて....。コレ、ボクたちの髪の色と一緒だったんだね』


ハーノイン「」

アイナ「」ニヤニヤ

マリエ「せーしゅんだねぇ~」ニヤニヤ

ハーノイン「イヤ、違うって!あれはたまたま....」

マリエ「ツン!ツン!デレ!ツン!!」

アイナ「デレ!ツン!ツン!!」

ハーノイン「何なのその歌」

ハーノイン(つーかクリム姐さん俺のことガン無視かよ)

もしかして、以前サキのソフトリョナ(でいいのか?)SS書いた人?

>>20
残念ながら人違い
たぶんあなたRUNE吸われてる


クーフィア『あぁ!?それエルエルフの....』

アードライ『これは、私のだ』


アイナ「ブレませんねあの人」

マリエ「どうしてホモが沸いてるんですかね」

ハーノイン「言うな」

>>20
残念ながら人違い
たぶんあなたRUNE吸われてる


クーフィア『あぁ!?それエルエルフの....』

アードライ『これは、私のだ』


アイナ「ブレませんねあの人」

マリエ「どうしてホモが沸いてるんですかね」

ハーノイン「言うな」

>>20
残念ながら人違い
たぶんあなたRUNE吸われてる


クーフィア『あぁ!?それエルエルフの....』

アードライ『これは、私のだ』


アイナ「ブレませんねあの人」

マリエ「どうしてホモが沸いてるんですかね」

ハーノイン「言うな」

>>20
残念ながら人違い
たぶんあなたRUNE吸われてる


クーフィア『あぁ!?それエルエルフの....』

アードライ『これは、私のだ』


アイナ「ブレませんねあの人」

マリエ「どうしてホモが沸いてるんですかね」

ハーノイン「言うな」

何という誤連投 申し訳ない


アマデウス『お分かり頂けただろうか?そう...この生き物は人間ではない。化け物だ!』


ハーノイン「くっそ...!カインの野郎好き放題やりやがって」

アイナ「どうして流木野さんばかりこんな酷い目に遭うんですか....。ハルトさんに襲われたときだって」

マリエ「えっ、何それ」

アイナ「あっ」

フィガロ「聞きたいかね?ならば私が教えてあげようじゃないか」

マリエ「あっ、モーゼ(笑)の人」

アイナ「ちょっ....、やめてください!」

フィガロ「何を隠そう、ハルトくんは流木野サキさんを強姦してしまったんだよ」

マリエ「」

フィガロ「確かジオール総選挙のときだったかな?指南ショーコが演説をしている最中、野外で......」

ノブ「黙ってろ」バキッ

フィガロ「タコス!!」ドサッ

アイナ「ノブさん!」

ノブ「騒がしいと思って来てみたら、何だか濃ゆい連中が集まってるな」

マリエ「....ひょっとして、私がハルトにショーコのこと任せちゃったせい...?」

リーゼロッテ「イエ、おそらくRUNE補給の発作によるものでしょう。あなたに非はないと思いますよ?」

ハーノイン「ヴァルヴレイヴこえー」

ノブ「じゃ、俺は帰らせてもらうぜ。頼むからあんまり騒がねーでくれよな」

マリエ「いいの?サンダー頑張ってるのに」

ノブ「当然。いま見ちまったら、アイツの口から直接武勇伝を聞く楽しみが無くなっちまうからな」

ノブ「それが何年、何百年先になるか分からねーが気長に待つさ」タッタッタッ....

リーゼロッテ「あれが、巷で言う所の『漢の友情』ですか....」

ハーノイン「....オイ、なんかいつの間にか向こうがえらいことになってるぞ」

ジェフリー『慈悲など無用!これは害虫の駆除行為だと思え!!』

モブ『待てよ、俺たちは....ぐぁああああ!!!』


マリエ「っ.....!!」

アイナ「ひどいっ....!こんな.....!!」

咲森の生徒たち「なんだよあの死に方....」「脚本家の悪意が見えるようだよ....」ゾロゾロ

マリエ&アイナ(そっとしておこう)

ハーノイン「歯がゆいな...。エルエルフが腑抜けてなけりゃカインを止められたかもしれねーのに....!!」

リーゼロッテ「やはり我々マギウスは、人間とは同じ道を歩めない存在.....」

マリエ「.....そんなこと、ない!」

アイナ「マリエさん....」

マリエ「大丈夫。ショーコなら、きっと...!きっと何とかしてくれる」


ショーコ『隣にいる仲間を信じて!!乗り越えよう!!』


マリエ(....そうだよね、ショーコ...!)

イオリ『やっぱり....!化け物じゃない!!!』

ハルト『イヤ、これは....』


マリエ「」

アイナ「」

ハーノイン「.....こんな間抜け野郎に勝てなかった自分が猛烈に恥ずかしい」


ショーコ『その身体のこと、どうして教えてくれなかったの....?信じてたのに....!!!』


マリエ「」

アイナ「」

リーゼロッテ「これは....良くありませんね」

ちょこっと再開


ショーコ『もう....私の知ってるハルトはどこにもいないんだね』

ハルト『何を言ってるんだショーコ!?僕は....』

ショーコ『触らないで嘘つき!!!』バシィ


マリエ「」

アイナ「」

ハーノイン「」

リーゼロッテ「」


イオリ『総理!決断を....』

ショーコ『っ......!!!』


マリエ「え、イヤ....え?まさか、そんな....えっ?」

アイナ「いやいや、ありえませんよね?ショーコさんですよ?まさかそんな.....」

ハーノイン「お二人さん、気持ちは分からなくもねーけど」

リーゼロッテ「なぜ、世界はこうも残酷なのでしょう」

ショーコ『これより私たちは、時縞ハルトの身柄を拘束し連合軍に投降します!!』

キューマ『ショーコお前っ、何を....!!』


ハーノイン「あちゃー」

マリエ「.......」

アイナ「.....マリエ、さん」

マリエ「...もし私が生きてたら」

アイナ「えっ?」

マリエ「ショーコ、私のことも嘘つき呼ばわりしたのかな」

アイナ「」

ハーノイン(だんまりか....。流石のアイナちゃんもフォローの限界だよな)

サンダー『っざけんなよォ!!俺たちが今まで何のために戦ってきたと思ってんだァ!!!』

イオリ『何を偉そうななこと言ってるの!?化け物のクセに!!』


マリエ「とりあえずあのクソアマを殴りたい」

アイナ「同感です」

ハーノイン「俺もいい?」

リーゼロッテ「正直私も」

キューマ『俺たちは化け物じゃない....。カミツキだ!!』

キューマ『アイナが言ってくれたんだ...!俺たちには神様が憑いてるって!だからカミツキだって!!』


アイナ「犬塚先輩...!」ジーン

ハーノイン「....オイ。この流れヤバくねーか」

マリエ「ヤな予感しかしない」

リーゼロッテ「お約束ですね」

キューマ『山田!一発は任せる!!俺の盾を使え!!』

サンダー『先輩....!くっっっそォォォォォォォ!!!!!』


アイナ「.....何やってるんですか先輩」

アイナ「こっちに来ちゃダメって、言ったのに.....!!」


キューマ『なぁハルト、聞かせてくれよ。お前、ショーコのことどう思ってるんだ....?』

ハルト『....好きでした。いや、好きなんです。これからもきっと....!』

キューマ『....ははっ。知ってたよ、ずっと前からな....』

ハルト『先輩!?.....うわぁああああああああああああ!!!!』


キューマ「.......」

アイナ「.......」

キューマ「......よ、よう」

アイナ「.....ばか」

キューマ「」

アイナ「....でも、許してあげます。皆の盾になる先輩、カッコよかったですから」

アイナ「お疲れ様です、犬塚先輩。あとはハルトさんたちを信じましょう!」

キューマ「....サンキュー、アイナ」

アイナ「....あっ、あとそれから」

キューマ「?」

アイナ「あのっ、その......」

アイナ「告白、の件ですけど....////」

キューマ「」

アイナ「わっ、私なんかで良ければ全然っ.....!むしろ、嬉しいですっ.....///////」カァアア

キューマ「マジでかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ハーノイン「おうおう、お熱いねぇ」

マリエ「....犬塚先輩」

キューマ「おう、マリエもいたのか。って、オイオイ何だよその悲しそうな顔は....」

マリエ「......ごめんなさいっ!!」

キューマ「えっ」

マリエ「ショーコのこと....!総理大臣になってからずっと頑張ってて、色んなことを押さえ込んでて....」

マリエ「ようやく努力が実ったのに全部台無しにされちゃって、ハルトの秘密も知って、混乱しちゃってただけなの、だから....!!」

キューマ「マリエ.....」

マリエ「だからお願いっ....」

マリエ「北川さんのことは恨んでも、ショーコのことは恨まないであげて!!」

リーゼロッテ「さりげなくあの人を売りましたね」

ハーノイン「感動場面が台無しだな」

キューマ「何言ってんだよマリエ。俺が好きでやったことなんだし、恨むわけないだろ?」

マリエ「....でもっ」

キューマ「それにお前が謝るようなことでもないさ。変わらないな、そういう隅々まで気の利くところ」

キューマ「きっとお前なら昔みたいにハルトとショーコを仲直りさせられたんだろうけど、俺にはあれが精一杯だったよ。ゴメンな?」

マリエ「先輩....、ホントにありがとう」

キューマ「おう、じゃあ報酬に金をくれ!」

マリエ「...あははっ、やっぱりブレないね」

アイナ「この世界はお金が無くても不自由しませんよ?」

キューマ「良いんだよ!金ってのはそこにあるだけで幸せになるもんなんだよ」

ショーコ『人間であるという確証がない以上、シャトルに乗せるわけにはいきません!』

サンダー『バァカ言ってんじゃねぇよ!!犬塚先輩がどういう想いで守ってくれたと思ってんだ!?この石頭野郎ぉ!!』


キューマ「落ち着け山田...」

マリエ「.....」

アイナ(あぁあ....。マリエさんの目がどんどん虚ろに)

アードライ『私の目を撃ったのは....』

サキ『貴方の想像通りよ。貴方を撃ったエルエルフはジャックされていた』

アードライ『やはり....』


ハーノイン「なるほどねー、あの甘ちゃん坊やがエルエルフの体を乗っ取ってたワケか」

キューマ「ホレ、羊羹やるよ」

ハーノイン「おっ、サンキュ」

キューマ「200円な」

ハーノイン「みみっちい!!」

ハルト『犬塚先輩....!マリエもアイナちゃんも....!!君の、君のせいで!!』

エルエルフ『失ったのはお前だけじゃない...!!俺もリーゼロッテを失った!!』

エルエルフ『自分だけが未来を望もうなんて許されると思うな...!お前は指南ショーコの父親を殺している』


マリエ「えっ」

キューマ「えっ」

アイナ「......」

マリエ「....そうなの?」

アイナ「」コクン

キューマ「ちなみにショーコはそのこと....」

アイナ「ご存知です」

リーゼロッテ「これもまた、運命のいたずらですか.....」

ハーノイン(この婆さん同じようなことばっか言ってんな)

リュージ「ハッハッハ。呼ばれた気がしたから来てみたよ」

マリエ「あっ、ショーコのパパ」

リュージ「我々大人が不甲斐ないばかりに君たちに過酷な運命を強いてしまったこと、この場を借りてお詫びしよう」ドゲザ

アイナ「そんな、やめてください!」

キューマ「そうそう、俺たちはこれでも自分たちのやりたいようにやれてそこそこ楽しかったですし」

マリエ「たくさん思い出もできたしね」

リュージ「そうか....。君たちのような友達に恵まれて、ショーコはさぞ幸せだっただろう....」

デリウス「おーいリューちゃん!そろそろ飲み会の時間だよー!!」

リュージ「あぁ、いま行くぞデリちゃん!!では諸君、また会おう」

マニンガ―「飛び入り参加が6人だと!?」

アウレリア「元々の参加者と合わせて10人です!」

マニンガ―「分かっとるわ!」

ハーノイン「......何なのアレ」

リーゼロッテ「ジオールの総理とドルシアの将校が肩を組んで歩く....。ステキなことではないですか!」

マリエ(てゆーかおっさん同士で『ちゃん』の付けあいって.....)

ピノ『ドコにしまったかなぁ?最初の日だから~....。あった!』

ショーコ『ハルト、まさか....。私のために.....!?ハルト....!うぅ....うわぁああああああああああああ!!!』


ハーノイン「あーあ、知っちゃったかぁ」

マリエ「まぁ私のことはスルーなんだろうけどね」

アイナ「マリエさん拗ねないでください」

ハルト『君が好きになった子はマギウスだった!君より長く生きていて、不死身で!人の命を食う化け物だったんだよ!!』

エルエルフ『黙れ!!黙れ、黙れ、黙れ、黙れぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』ドゴッドゴッ


リーゼロッテ「......」ザワワ

アイナ「....」ガクブル

キューマ「....」

ハーノイン「...つーか傍から見ると完全にギャグだなあの二人」

キューマ?『もう良いんじゃないか?ハルト。お前、十分頑張ったよ』

ハルト『先輩....?』


キューマ「えっ、何アレ」


マリエ?『もう休んでもいいんじゃない?』

アイナ?『そちらの世界は、辛いことばかりじゃないですか?』


アイナ「わ、私たちまるで死神じゃないですか!?」

マリエ「解せぬ」

ハーノイン「どこまでもめでたい奴だな時縞ハルト」

リーゼロッテ?『貴方にはまだ、できることがあるでしょう?』

エルエルフ『君と同じ人生を歩むことはできない.....。だが、君の夢を継ぐことはできる!』


リーゼロッテ「それでいいのです、ミハエル...!あなたはどうか、希望を持って生きてください....」

ハーノイン(めでたい奴だなんて口が裂けても言えねぇ)

フィガロ「やれやれ、一人旅団ともあろうものが随分とおめでたいものだねぇ」

マリエ&アイナ「フンっ!!」ドスッ

フィガロ「レタス!」ドサッ

キューマ「逞しくなったなお前ら」

サキ『ハルト!エルエルフも....!会えた、また.....!』

エルエルフ『時縞ハルト、改めて契約だ。世界を暴くための!』

ハルト『違うよエルエルフ。これは契約じゃない、約束っていうんだ!』


キューマ「サキ、無事で良かった....」

マリエ「....ハルト。何回決意表明すれば気が済むのかな」

アイナ「もう数え切れませんよね」

ハーノイン「何とかしてやれよマリえもん」

マリエ「しょうがないな~ハーのび太くんは」

キューマ「お前ら仲いいな」

アードライ『これは、まさか....!?』

イクスアイン『そうだ。ハーノインを殺したのはカイン大佐だ』

イクスアイン『私はハーノインの....!友の仇を討ちたい!!』


ハーノイン「イクス.....!」

キューマ「アンタもいい仲間に恵まれてるんだな....」

マリエ「目が離せなくなってきたね」

エルエルフ『利害は一致したな』

アードライ『エルエルフ特務大尉!原隊復帰を認める!!』

エルエルフ『ブリッツンデーゲン!』


ハーノイン(俺もお前らとひと暴れしたかったぜ...)

マリエ「ぶりっつんでーげん」

アイナ「ぶりっつんでーげん!」

ハーノイン「何でマネした」

ショーコ『私は総理として、安全の確認できない貴方たちを受け入れる訳にはいきません!』

ハルト『!?』

ヴァルヴレイヴⅥ『』ガイン!!!

アキラ『っ..........!!!!』


キューマ「アキラ.....」

マリエ「......」

アイナ(あああ、マリエさんが完全にお通夜ムードに)


ピノ『あのニンゲン、ずっとここで泣いてた!ハルトゴメン、ゴメンって』

ハルト『あっ....』


リーゼロッテ「互いを想う気持ちが、かえって二人を遠ざけてしまったのですね.....」

マリエ「.....うん、まぁ私のことはスルーだよね。知ってた」

マリエ「でも別にいいもん。どんなことがあってもショーコのことずっと好きだし」

ハーノイン「ハンカチ貸すぜ」

マリエ「....ありがとハーノさん」

アキラ『取り付いた!これで....』

クーフィア『やっっと来たぁ!!』


ハーノイン「ホンっっト空気読めよあのクソチビがぁぁぁぁ!!」

キューマ「おい、アンタの仲間じゃないのかよ?」

ハーノイン「細かいことはいいんだよ」

アイナ「犬塚先輩、私を殺したのあの人です」

キューマ「5号機!!お前も天国にいるんだろ!?今すぐ来い!!」

フィガロ「やってしまえ山田くん!!そのガキを思う存分!!」

リーゼロッテ「あの子の邪魔が入らなければ、もう少しミハエルの傍にいられたのに....」

マリエ(クーフィア被害者の会....)

研究員「私も混ぜてください!」

マリエ「えっ、あなた誰」

研究員「あのクソガキに惨殺されたしがない研究員です。ちなみに私がヴァルヴレイヴⅠを地上に逃がしたお蔭でモジュール77は救われたと言っても過言ではありません」

マリエ「あー、それはどうも」

サンダー『俺はなァ....。カミツキになったこと全っ然後悔してねぇぜ!』

サンダー『仇が討ててダチを守れて....!最高じゃねぇか!!』


マリエ(あ、死にそう)

アイナ(山田さんその台詞は....)

キューマ(何だろうこの既視感)


サンダー『じゃあな、アキラ....。ノブの奴、以外と寂しがり屋でよ....』

サンダー『防御はちゃんとやれ、か.....。その通りだよなァ、霊屋....』

アキラ『山田ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁあああ!!!』


ハーノイン「あぁぁぁぁぁのクソチビまたやりやがったぁぁぁ!!!」

アイナ「~~~~~」ブツブツ ブツブツ

フィガロ「オーマイガっっ!!」

リーゼロッテ「チッ」

研究員「クソがぁぁぁぁぁ!!!」

キューマ「山田ぁ!!お前のそーゆー詰めの甘いところ良くないぞ本当!!!」

マリエ(この人たち超こわい)

サンダー「オーッス!お前ら元気にしてたか!?」

アイナ「がっかりです」

リーゼロッテ「失望しました」

フィガロ「見損なったよ」

ハーノイン「迂闊な奴め」

研究員「もっと頑張れよ」

キューマ「守りがなってないんだよ守りが」

サンダー「」

マリエ「わ、私はカッコよかったと思うよー」

ノブ「アンタら、冗談とはいえ俺の相棒をあまり責めないでくれよ」

サンダー「あっ....」

ノブ「.....以外に早かったなサンダー」

サンダー「おまっ.....!!ノブ!?会いたかったぜコンチキショー!!」ガシッ

ノブ「こっちの台詞だぜ、まったく!まぁ再会を喜ぶのもいいが、今はあっちの方が重要そうだぞ」

サンダー「あん?」


アキラ『拡散しろ、拡散しろ、拡散しろ.....!!!!!』カチャカチャ

アマデウス『('A`)』

ショーコ『世界が、暴かれた....!?』


ハーノイン「ぷっはは!!奴らと同じ手口でやり返すとは、エルエルフの奴いつにも増して冴えてるぜ!!」

キューマ「おっさんのどアップ顔を晒して反撃とは....シュールだなぁ」

アイナ「それにしても、何というか....。つくづく流されやすい市民さんたちですね」

フィガロ「まったく、人間とはつくづく愚かな生き物だね」

マリエ「何さま?」

アードライ『退け!これはキミたちが忠誠を誓うべき相手ではない!!』

霊屋『一発逆転、乾坤一擲!俺たち勝ったんだよ山田くん!!』


サンダー「ざまぁみやがれドルシア野郎共!これで俺たちの勝ちだぜ」

リーゼロッテ「イイエ、まだ終わりません」

アイナ「リーゼさん...?」

ハーノイン「あぁ、奴が動く...!」

カイン『ダミーレイヴ如きが...』

アキラ『あぁっ!?』

ハルト『アキラちゃん!!』


キューマ「奪取した2号機か!」

フィガロ「パイロットスーツも身に付けず戦闘とは...。負けることなど考えていないワケか」


女キャスター『先ほどの映像は、危険生物7号による改変映像ということです』

男キャスター『あの学生、いや化け物の策略ということですか?』

WIRED『何だよニセ映像かよ~』『良かったー!』『化け物はあいつらだけってことなんだよね!!』


キューマ「えっ」

ハーノイン「は?」

サンダー「あ?」

フィガロ「最早ため息しかでないね、この愚民どもには」

サンダー「くっだらねぇ!こいつらには譲れないもんの一つもねぇのかよ!」

マリエ「頭の中ウルトラハッピーすぎだよね」


イクスアイン『カイン!!ハーノインの仇ぃ!!!』


ハーノイン「イクス....!!」

アイナ「愛されてますねハーノさん!」

ハーノイン「男にモテても嬉しくありません」

クーフィア『へぇー、王子様も裏切るんだぁ』

アードライ『クーフィア...!』

クーフィア『ヴァルヴレイヴにパーフェクトダミー....。今日はご馳走だねぇ!!』


ハーノイン「....イヤ、ホントすんません。うちのチビが空気読まなくて」

キューマ「頼むぞホモドライ!!」

ハーノイン「アードライな」

アイナ「アードライさんに勝利を、カミツキさま仏さま....!!」

マリエ「私たち既に仏だけど」

リーゼロッテ「どうか勝ってくださいまし...!エルエルフのおホモ達」

ハーノイン「どんだけホモ推しなの」

フィガロ「奴が死ねば、もうあの不愉快な顔を見ずに済むのだーー!!」

マリエ「イヤ、死んだらこっちの世界に来るから変わらないでしょ」

ノブ「サンダーの仇だ!いったれホモ王子ー!!」

サンダー「俺の仇だ!やっちまえホモ王子ー!!」

ハーノイン「......」

マリエ「......」

ハーノイン「....しのびねーな」

マリエ「構わんよ」

イクスアイン『ゼロ距離で....!刺し違えてでもお前だけは!!』

カイン『身を挺しての攻撃、見事だったよイクスアイン。評価Aをやろう』

イクスアイン『ハーノ....。まったく、お前はこんな時にまで.....』


イクスアイン「......」

ハーノイン「......よっ」

イクスアイン「ハーノ!?それになんだこの不可思議な空間は....!?私は確かに死んだはず」

ハーノイン「死後の世界、だとよ。まったく、神様ってのは意外とメルヘンチックなお人らしいぜ?」

イクスアイン「....済まないハーノイン。結局お前の仇も討てず.....」

ハーノイン「あーもう、泣くな泣くなうっとうしい!」

ハーノイン「....イヤ、謝るのは俺の方かもな。余計な手がかりを遺さなけりゃ、お前は生きていられた筈だった」

イクスアイン「馬鹿を言うな。お前の死の理由も分からず生きる続けることなど俺にはできなかったさ」

ハーノイン「イクス....。へへっ、言うようになったじゃねーか泣き虫メガネ」

イクスアイン「お前....!!」

ハーノイン「さっ、しみったれた話はここまでにしてカインの野郎の最期でも見届けてやろうぜ!」

今更アレだけど最終回未視聴の方もいると思うので以降ネタバレ注意で
本当申し訳ない

リーゼロッテ「ミハエルのお友達、やはりいい子たちばかりですわね。誰かさんを除いて」

アイナ「イクスさんが来てくださったおかげで、メガネ人口が増えました!」

キューマ「アイナ、しばらく会わないうちに少し変わったよなぁ」

イクスアイン「モジュール77の学生たち...!?ハーノ、お前よりによってコイツらと...」

ハーノイン「もう死んでんだからんなこと気にするこっちゃねーだろ!?いいから来い!」

イクスアイン「ちょっ...」

マリエ「いまいいとこだよー」


カイン『このスピード、太刀筋...。エルエルフか!』

ハルエルフ『僕はまだ生きている!あなたたちに消されはしない!!』

サキ『ハルトがショーコさんを選ぶって分かってるけど....。でも私、諦めないことにしたんだ!』


アイナ「流木野さん....!」ウルウル

リーゼロッテ「なんていじらしい」

キューマ「サキって見かけによらず一途だよな」

イクスアイン「しかしなぜそんなことを独り言で言う必要がある」

マリエ「開幕マジレスとは」

ハーノイン「イクスがいれば俺たちツッコむ必要ねーな」

クーフィア『さっすがアードライ....。強いなぁ...』

アードライ『クーフィア...』

クーフィア『やっぱ最高だよ...。カッコい....』


クーフィア「.....何ここ」

アイナ「......」

フィガロ「......」

研究員「.....」

キューマ「.....」

リーゼロッテ「.....」

サンダー「......」

クーフィア「え?何でボク包囲されてんの?え?」

アイナ「.....ですか」

クーフィア「は?」

アイナ「何なんですかあの死に方はぁぁ!!??」

クーフィア「!?」

フィガロ「なぜもっと悪役らしい死に方をしなかった!?」

研究員「あんな最期見せられたら、責めるに責められないじゃないかぁ!!!」

クーフィア「なにあんたら、誰!?」

キューマ「だけどお前がアイナを殺したのは事実だ。とりあえず一発殴らせろ。もしくは1億円よこせ」

クーフィア「」

マリエ(犬塚先輩がキレてらっしゃる)

クーフィア「...って、ハーノインにイクスアイン!?ちょっ、見てないで助けてよぉ!!」

ハーノイン「自業自得」

イクスアイン「悔い改めよ」

クーフィア「」

キューマ「いくぞ!これはアイナの分!」ドゴッ

クーフィア「痛い!」

キューマ「さらにもう一発!これもアイナの分!!」ドゴッ

クーフィア「2発とか聞いてない!!」ドサッ

イクスアイン「.....」

ハーノイン「おいもうだんまりか。頼むからツッコんでくれ」

イクスアイン「パンチのフォームがまるでなっていない。あれでは手首を痛めるぞ」

マリエ「そこかよ」

キューマ「もう100発ほど殴ってやりたいがこれでチャラにしてやる」

アイナ「これで遺恨はなしということで。仲良くしましょうねっ!」

クーフィア「ふざけんな!!遺恨残りまくりだよ!!」

研究員「あーすっきりした!もう満足!かーえろっと」

フィガロ「本当は寂しいんだろ?しょうがないから私が仲間に入れてあげるよ」

クーフィア「何で上から目線なんだよ!!」

サンダー「誇っていいぜチビ!まぐれとはいえ天下のサンダーさまに一矢報いたんだからな!」ガシッ

クーフィア「ちょっ、気安く触んなよおっさん!!」バタバタ

リーゼロッテ「怖がらなくて結構よ?これからは、わたくしが貴方に礼儀を教えて差し上げますから」ニッコリ

クーフィア「」

マリエ(ご愁傷様)

ハーノイン(アデュー)

ハルエルフ『傷ついても傷ついても諦めなかったみんなのために!あなたには負けられない!!』


サンダー「いけぇハルトーーーー!!!」

マリエ「......」

アイナ「......」

イクスアイン「....何故だろう。赤の他人ということを差し引いても、言葉が全く心に響いてこない」

フィガロ「取ってつけたような台詞だね」

サンダー「オイお前ら気合いが足んねーぞ!もっと腹から声出してこーぜ!」

ハーノイン「馬鹿は気楽でいいねぇ」

サンダー「あんだと!?」

アイナ「ほ、褒められてるんですよ!」

サンダー「お前良い奴だな!」

マリエ(バカ....)

マギウス『クーデターだと!?』

女マギウス『確認されただけども7件、ドルシア国内で発生しています...!』


イクスアイン「突然すぎるだろう」

キューマ「...ひょっとしてドルシア総統って元々あまり人望なかったんじゃ」

ハーノイン「否定はしない」


ハルエルフ『みんな諦めてなかった!だから僕も...!!』

カイン『歴史を知らぬ小僧がぁあ!!』

ヴァルヴレイヴⅠ『』パリーン

マリエ「ハルトの記憶が....!」

フィガロ「何だかなぁ、マリエくんで同じことをやっているせいでイマイチ涙腺への刺激が足りない」

アイナ「傍観者ぶりがプロの領域ですねモーゼさん」

ハーノイン「カインにも正義はあった...のは分かったが何かこう」

クーフィア「ポッと出すぎだよね」

リーゼロッテ「あの時私が説明すべきだったのでしょうか....」

イクスアイン「それ以前の問題では」

ハルエルフ『とどめぇ!!』

プルー『カイン、カイン!!』

カイン『プルー.....!』


カイン「.......」

ハーノイン「.......」

イクスアイン「.......」

カイン「久方振りだな、ハーノイン。そしてイクスアインは先ほど振り」

リーゼロッテ「.......」

カイン「リーゼロッテ....。キミの目指した『人とマギウスの共存』は、今でも叶うと信じているのかい?」

リーゼロッテ「もちろん、変わらず。私の願いを引き継いでくれた者がいますから」

カイン「エルエルフか....。フッ」

ハルト『何も、分からないんだ...。ここは、どこ...?君は、誰...?』


マリエ「そんな、ハルトまで....」

キューマ「何やってんだ...!お前までいなくなっちまったらショーコは...!!」


エルエルフ『覚えていないのか...!?何も!俺と契約したことも、月で殴り合ったことも!!』


ハーノイン「なぜよりにもよって月の話を持ち出すか」

イクスアイン「一体アイツはどんなバカをやっていたんだ」

ハルト『君は、知ってるの....?僕のこと....』

エルエルフ『あぁ、お前は....。俺の友達だ』

ハルト『.........』


ハルト「ん....。ここは....?」パチッ

アイナ&マリエ&リーゼ「「「RUNE炸裂拳っ!!」」」ドゴォ

ハルト「ぐへぇ!?」ドサッ

イクスアイン「何だアレは」

ハーノイン「必殺技だとよ」

イクスアイン「殺してどうする」

ハルト「そっか....。死んだのか、僕は」

ハルト「....ははっ、結局ショーコや流木野さんへの責任も果たせず....。どこまでも中途半端だな」

サンダー「...オイ、ハルト。お前に一つ聞きてぇ」

ハルト「なに?山田くん....」

サンダー「お前はヴァルヴレイヴに乗って戦ってるとき、手ぇ抜いてたのか?」

ハルト「いきなり何を...!?そんなことするわけないじゃないか!」

サンダー「だったら何も恥ずかしがることねぇぜ!お前の全力をバカにする奴がいたら俺がぶっ飛ばしてやっからよ!」

ハルト「山田くん...」

サンダー「サンダーだって言ってんだろ」

マリエ「ところでハルト」

ハルト「?」

マリエ「月面でエルエルフと殴り合ってるときに『RUNEの合言葉』みたいなのあったよね。結局あそこでしか使ってなくない?」

ハルト「あっ」

アイナ「私、てっきりあれが最終決戦のカギになると思ったんですケド....」

ハーノイン「別にそんなことなかったな」

ハルト「」

マリエ「あとさぁ、アイナちゃんから聞いたんだけどRUNEを補給するためにエルエルフに噛みついてたんだよね」

マリエ「だけどいつの間にか私と同じ症状になってRUNEだだ漏れになっちゃったのはどうしてなんだろう」

ハルト「」

キューマ「お前、自分の父親に最高傑作とか言われてたけど.....」

フィガロ「欠陥品呼ばわりされていたマリエくんと同じ死に方というのは腑に落ちないねぇ」

ハルト「」

クーフィア(これが噂のオーバーキル.....)

ザザ....ザ.....

サンダー「何だぁ?おい映像が乱れてんぞ」

キューマ「ちょっと神さまー!早く直してくれよー!このドケチーー!!」

アイナ「やめてください犬塚先輩」

パッ


アキラ『帝国歴0年....。それは後に第三銀河帝国始まりの年になるワケだけど、その頃の私たちはもちろんそんなこと想像もしてなかった』


マリエ「この声、アキラちゃん....?」

ハーノイン「うぉっ、アードライが映ってやがる!」

イクスアイン「成程....。王党派と結束してドルシア革命を果たしたということか」

カイン「クリムヒルトめ、やってくれたじゃないか」

クーフィア「何でちょっと嬉しそうなの」

アキラ『疑心暗鬼になった人々は世界中でマギウスを探し合い...』

アキラ『遂には、101人評議会もマギウスの存在を隠し切れなくなった』

WIRED『マギウスが見つかったぞー!』『間違えて殺された人も増えた』『こんな時代に生きてる意味あるの....?』


リーゼロッテ「」

カイン「」

ハルト「」

イクスアイン(哀れな.....)


アキラ『世界はもう、隠し事をするには繋がりすぎていたんだと思う』

サンダー「.........」

キューマ「.........」

マリエ「........」

アキラ『ともあれ私たちは、居場所を手に入れた.....』


アイナ「わぁっ、見てください!生徒会長と二宮先輩の結婚式ですよ!!」

キューマ「サトミの奴、大勝利じゃないか」

ハーノイン「ぷっははははは!?オイ見ろよイクス!エルエルフの奴が牧師だぜ!!!」ゲラゲラ

イクスアイン「よせハーノイン....。....っく」プルプル

リーゼロッテ「ミハエル.....。あなたの笑顔が見られてよかった」ウルウル

クーフィア「何なのあの爽やかな笑顔....。キモいなぁ」

リーゼロッテ「」ジロ

クーフィア「すいませんっしたぁーーーー!!!」

ハーノイン「ちょwwwwwアードライがブーケ受け取ってるんだけどwwwwwww」

イクスアイン「よせっ、ハーノ......!!」プルプル

フィガロ「めでたくホモ王子卒業だね」

ノブ「性転換もありえるな」

ハルト「君たち彼を何だと思ってるの」

マリエ「ガチホモ」

ハルト「....あのさぁ」

ハーノイン「!?オイ見ろイクス!!クリム姐さんの露出がエライことになってやがる!!」

イクスアイン「よせハーノイン」ダラー

アイナ「イクスさん鼻血出てます」

カイン「見事な着こなしだクリムヒルト...。評価Fをやろう」ダラー

クーフィア「カイン大佐鼻血出てるよ」

ハーノイン「チックショウ!俺もクリム姐さんの生おっぱい拝みたかったぁ!!未練ありまくりだったぜ!!」

マリエ「ハーのび太さんキモイ」

ハーノイン「あんだぁ?嫉妬かマリエもん!そりゃそうだよなぁ~、お前みたいなぺったん娘じゃ無理ねぇよなぁ~」

カイン「残念ながら戦力外だ。評価AAをやろう」

マリエ「」

アイナ「マリエさんっ、抑えて!!」ガシッ

マリエ「どいて。そいつら殺すから」

イクスアイン「もう死んでいるよ」

リーゼロッテ「まぁまぁマリエ、そう気を落とさず...。私だって似たようなものですわ」

マリエ「.......」モミッ

リーゼロッテ「きゃっ!?」

マリエ「......Bか。負けた.....」

キューマ(.....何とかフォローしてやれハルト)
ハルト(無理です)

ザザ.....ザ....

ハルト「また映像が乱れて....」

パッ


皇子『その小さな国が、僕らの銀河帝国になったのぉ!?』

サキ『歴史の始まりって、案外そういうものなのよ』

アキラ『』ニコッ


クーフィア「何アレ!?ちっこいエルエルフだ!」

ハルト「流木野さんにアキラちゃんも....。さっきの銀河帝国っていうのと関係があるの?」

アイナ「それはですね....。かくかくしかじか」

カイン「200年後の世界.....」

サンダー「つまりこれから起こることってワケか!天国半端ねぇ!!」

リーゼロッテ「....ともあれ、人とマギウスが共存できる国が生まれたのは喜ばしいことです」

アイナ(無理やり納得したような顔を.....)

第53生命体『』ウニョウニョ


クーフィア「何、あの気持ち悪いの!!」

ハルト「....あれ、僕のパイロットスーツを着た人が....」


ショーコ『秘密兵器でもあると思ってた?』


ハルト「」

マリエ「」

キューマ「」

サンダー「」

アイナ「」

ショーコ『これはね、《始まりの騎士》っていう英雄の像。この国を創るときに死んでいった、私の大切な人なの』

ショーコ『わたしたち仲良くしましょう?それで全てが解決するなんて思わないケド.....』

ショーコ『そうしたら痛みも喜びも.....。半分こにできるから!!』


ハルト「」

マリエ「」

キューマ「」

サンダー「」

アイナ「」

ハルト「ショーコ.....。どうしてマギウスになったんだよ」

ハルト「キミを危険な目に遭わせたくないから、僕は戦ってきたのに....!!」

ハルト「.....何だったんだろう、僕の人生」

ハーノイン「」

イクスアイン「」

クーフィア「」

ヴァルヴレイヴⅠ『』ウィイイイン


キューマ「....何だ?1号機のコックピットが」

アイナ「これって.....。私たちの写真ですよね?」

ハーノイン「え!?何なのこのお祭り騒ぎ!何コレ!」

サンダー「月に付いた後、指南の提案で文化祭やったんだよ」

イクスアイン「端々に映っているエルエルフがシュールすぎる」

ハーノイン「あの野郎ォ!自分ひとりだけ抜け駆けしやがってうらやまけしからん!!」

マリエ「ハーノさんうるさい」

ハーノイン「騒がずにいられるかよ!!俺もメイド服のマリエちゃんに奉仕されたかったつーの!!超カワイイんだけどあの写真くれよ」

マリエ「えっ」

ハーノイン「うん?」

マリエ「......//////」カァァ

ハーノイン「.......あの、マリえもん?」

マリエ「...../////」プイッ

ハーノイン(なんだこの可愛い生き物)

アイナ「せーしゅんですねぇ~」ニコニコ

『ニンゲン、シンジマスカ?』


ブツンッ

フィガロ「おや、映像が消えてしまったよ」

イクスアイン「.....一つ分かったことがある」

カイン「何だイクスアイン」

イクスアイン「....我々の敵はヴァルヴレイヴでもジオール人でも、ましてマギウスでもない」

イクスアイン「...真の敵はあの世界そのものだったということだ」

サンダー「可哀想ごっこのクソ市民どもとかな」


???「やっと能天気なお前らでも呑み込めたようだな」

キューマ「誰だ!?」

???「私は世界....。あるいは神....。あるいは、脚本家」

ノブ「なんか最後えらく規模小さくないか!?」

神「キミたちはいい道化だったよ....。おかげで私の計画は無事成功だ」

カイン「....どういう事だ」

神「君たち全員の生涯は、全て私の掌の上だったという訳さ」

神「そしてここは死後の世界でも、まして天国でもない」

神「不要となった登場人物の、いわば『ゴミ捨て場』さ」

マリエ「っ......!」

リーゼロッテ「人の生を何だと...!!」

神「愚かなアリどもが必死に未来を掴もうと足掻くさまは、滑稽だがそこそこ楽しめたよ」

サンダー「てめぇ、ふざけやがって....!!」

神「ふざけてなどいない、大真面目さ」

神「これから君たちが主人公の『群像劇』を、全世界に広めてあげよう。そして君たちは物語のヒーローとして永遠に語り継がれるのだ」

クーフィア「クソが....!ぶっ殺してやる!!」

神「フッ、神に抗おうとはつくづく愚かな....。まぁせいぜい頑張ってくれたまえ」フッ

ハルト「..........」

ハルト「みんな、お願いがあります」

キューマ「....言ってみろ、ハルト」

ハルト「僕と一緒に、こちらの世界に革命を起こしてほしい!!」

ハルト「ショーコがカミツキになるなんて結末、絶対に認めない!神を倒して、何としてもあの未来を変えたいんです!!」

アイナ「もちろんですっ!こっちには優しい神さまが憑いてるんですから、絶対負けません!」

キューマ「あぁ、俺も戦う!そして生き延びて....!生きてアイナと添い遂げる!!」

マリエ「それ違う人のセリフ」

ハーノイン「この世界に神なんていねぇ....。あの歪みは俺が断ち切る!」

マリエ「ハーノさんどうしたの」

カイン「このままでは終わらん....。マギウスの紡いできた歴史のために!」

イクスアイン「....ブリッツンデーゲン!!」

リーゼロッテ「ミハエル....。今度こそ私があなたの道を作ってみせます!」

サンダー「よぉーしチビ助!どっちが先にあのクソ野郎をぶっ飛ばせるか競争だ!!」

クーフィア「上等!負けても泣きべそかかないでよね」

ノブ「やれやれ....。またサンダーの伝説が一つ増えちまうな」

フィガロ「モーゼであるこの私を差し置いて神さま気取りとは....。不遜も甚だしいな」

マリエ「.......」

マリエ(ショーコ.....。もう会えないけど私はずっとショーコの友達だよ。だから......)

マリエ「ショーコの未来の思い出は、私が守って見せる!!」

ハルト「みんな、行きましょう!!僕たちの戦いはこれからです!!」

ハルト「革命をぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

一同「レーーーーッツ!!シャーーーーーーーーーーウト!!!」



『キャクホン、ユルシマスカ?』

  YES    NO

オチが思いつかないので、オー・コウチを登場させてみた

読んでくださった人サンクス

マリエは俺の嫁

オチが思いつかないので、オー・コウチを登場させてみた

読んでくださった人サンクス

マリエは俺の嫁

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