ナッシュ「我らバリアン一家七兄弟!」 (142)

とりあえず注意事項

平和な世界の平和な七皇の話

キャラ崩壊多々

他作品キャラがクラスメートやモブで出てくる予定

デュエル描写までしっかりするかどうかは決めてないけど、№もRUMも特別でも何でもないただのカード。ランク4使うデッキなら、普通にホープや101は入ってる


アストラルはほんとにただの背後霊



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387113059

ナッシュ「それで…どういうことか説明して貰おうか」

ベクター「はぁ?我等が長男サマは、こんなことも言わなきゃ分かんないんですかぁ?」

ベクター「このベクター様が、てめぇのカップを割ってやったってだけだろうが、ナッシュおにぃちゃん?」

ナッシュ「てめぇ!あれ、限定品だったんだぞ!どうしてくれる!」

ベクター「んなもん、俺の知ったことじゃねぇんだよ!」

ナッシュ「なんだとこの野郎!ちょっとくらいは反省しやがれ!」

ベクター「反省?なにそれ?」

ベクター「そんな言葉、聞いたこともねぇなぁ」

ナッシュ「今俺が言ったばっかりだろうが!」

ミザエル「…またやっているのか、あの二人は」

アリト「よく飽きねぇよな…」

ミザエル「…そういえば、ギラグはどうした?いつもならこの時間、爛々と目を輝かせながらテレビを見ているだろう」

アリト「ああ、あいつなら今日はコンサートだからって朝早くから出て行ったよ」

ミザエル「コンサート…?またあの歌の下手なアイドルか」

アリト「だろうなぁ…」

ミザエル「学校サボってまで行くようなものなのか…?」

ドルベ「朝から随分と騒がしいな…一体どうしたんだ?」

アリト「ナッシュとベクターが喧嘩してんだよ」

ドルベ「またベクターが何かやらかしたのか…」

アリト「なんでも、ナッシュのお気に入りのカップを割っちまったみたいだぜ」

ドルベ「ナッシュの…?あの水色のカップか?」

アリト「ああ」

ドルベ「なるほど…よりにもよって、アレを」

メラグ「ベクタァァァアアアァ!」

アリト「っ!?なんだ?」

メラグ「よくも…よくも!」

ベクター「おうおう、相変わらずのブラコンっぷりだな。今回の被害者はナッシュだけだぜぇ?」

メラグ「黙れ!私がようやく説得して買ってもらったペアのカップだったのに…!」

ナッシュ「め…メラグ、少し落ち着け…」

メラグ「凍りつかせてあげるわ、ベクター!」

ベクター「冗談じゃねぇ、俺はさっさと逃げるぜ」

メラグ「逃がさない!」

ミザエル「おい、家の中で暴れるな!」

アビス「皆様、朝食が出来上がりましたが…」

ナッシュ「あ、ああ…すまない…」

ナッシュ「メラグ、ベクター!朝食だ。喧嘩は後にしろ」

メラグ「くっ…命拾いしたわね…」

アリト「そういや、ギラグの奴いねぇし、ぽん太には俺が餌やらねぇとな

ベクター「…おい、どういうことだ?」

アビス「どうかされましたか、ベクター様?」

ベクター「どうもこうもあるか!何で俺の飯が食パン一斤なんだよ!」

アビス「…?何か問題でも?」

ベクター「あるに決まってんだろ!他の連中はフレンチトーストにスープ、サラダだってのに、何で俺は焼かれているどころか、切られてさえいない食パンなんだよ!」

アビス「ナッシュ様のカップを割ったのでしょう?朝食を抜かれなかっただけでもありがたく思っていただかないと…」

ベクター「またナッシュ贔屓かよてめぇ!」

ミザエル「いや、少なくとも今回は全面的にベクターが悪い」

アリト「今回は…ってか、大抵そうだろ」

ベクター「畜生…俺の味方は誰もいねぇのかよ!」

ナッシュ「ベクター…分かってるとは思うが、朝食残したら、夕食はその残りだけだからな」

ベクター「くっそ…いつか絶対一泡吹かせてやる…!」

ナッシュ「いや…俺はもう何度もしてやられてるんだが…」

ドルベ メラグ「「じゃんけん…ぽん!」」

ドルベ「よし!では、私はナッシュの隣を貰うとしよう」

メラグ「くっ…それじゃあ、私はナッシュの正面ね」

ナッシュ「ああ…今日はドルベが勝ったのか」

ドルベ「君が真ん中に座ってくれさえすれば、この不毛な争いもしなくてすむのだが…」

ナッシュ「俺は絶対あのクソ親父に近い席は嫌だ」

アリト「何も本人がいない時まで徹底しなくてもいいだろ…俺も嫌だけどな」

ベクター「ナッシュ、苺ジャム取ってくれ」

ナッシュ「ああ、ほら」

アリト「そういや、そろそろ文化祭だな。俺達のクラスは喫茶店らしいんだけど、他はどうなんだ?」

メラグ「私たちのクラスは演劇をすることになっているわ」

ドルベ「メラグはお姫様の配役だな。私は騎士の一人だ」

アリト「へぇ…ミザエルは?」

ミザエル「決闘だ」

アリト「……は?」

ミザエル「勝てばレアカード贈呈…一回500円で挑戦出来るらしい」

アリト「ああ、そういうのか…んじゃ、ナッシュは?」

ナッシュ「……知らん」

アリト「ナッシュ……?」

ナッシュ「…そろそろ時間か…」

アリト「…いやいや、答えろよ!」

メラグ「ナッシュはバンドよね」

アリト「……は?」

ドルベ「メラグっ…!」

メラグ「何処かのアイドル呼んできて、同じステージで演奏するらしいわ」

アリト「…おい、そのアイドルってまさか…」

メラグ「ええ。ギラグがご執心のあのアイドル」

ナッシュ「…全く、なんで俺がそんなことを…」

アリト「いや、十中八九客寄せのためだろ」

メラグ「アイドルで男子生徒を、ナッシュで女子生徒を釣ろうって魂胆が透けて見えるわね…」

ドルベ「くっ…奴らめ、ナッシュを一体なんだと…」

ナッシュ「遊び半分でやってた演奏を家族の前で披露なんて、ほとんど拷問だぞ…」

ナッシュ「ギラグなら絶対に見に来るだろうし…ベクターのやつには後でなんて言われるか…」

ベクター「ああ、なんて言ってやろうかなぁ~?今から楽しみだぜ」

アリト「なるほどな…それで言いたくなかったわけだ」

ナッシュ「…まぁいい。とにかく、さっさと登校しよう。遅刻するようだったら俺はサボるぞ」

アリト「その理由で、今年に入ってもう6回くらいは欠席しただろ…」

ミザエル「もうパジャマで登校なんてことは無いようにな」

ナッシュ「…いつまでも掘り返すなよ」

アリト「いやいや、あれは一生忘れらんねぇって」

ベクター「あー…苺も飽きてきたな…」

ナッシュ「林檎と薔薇ならあるぞ…ほら」

ベクター「薔薇?なんだ、薔薇のジャムって?」

ナッシュ「得体が知れなかったから俺も使ったことねぇんだ」

ベクター「てめぇ!俺を毒味役にしようとしやがったな!」

ナッシュ「うるせぇ!カップ割られたんだからこのくらいいいだろうが!」

ミザエル「その辺にしておけ…もう時間ギリギリだ」

アビス「ナッシュ様、今日サボったら、夕食はピーマンと玉葱をふんだんに使った料理にしますよ?」

ナッシュ「…分かったよ」

ナッシュ「どうせ練習もさせられるんだろうし、おいそれとサボれない立場にいるわけだしな」

ナッシュ「んじゃ、行ってくる」

メラグ「私たちも行きましょうか」

ベクター「あ、おい!ちょっと待てよ、てめぇら俺を置いてくつもりか!」

ナッシュ「はぁ……さっさと食えよ」

今日の放送でバリアンが大量に逝ってしまったからやってみた

とりあえず、101~103までが二年で、ほかは一年

ドルべとメラグ、ギラグとアリトとベクターがそれぞれ同じクラスで、ミザエルとナッシュはそれぞれ一人ずつ

他作品キャラについては、作品単位の安価で決める予定。なるべく早く決めたいから、人が多ければ今日中に安価とるかも

面白いわ

ちなみに七皇は人間とバリアンの姿どっち?

やっぱ人少ないですね…

それじゃあ長めに、23:30まで作品単位で。そこから知ってて書きやすい作品から2,3選抜しますね

同じ人は2回まででお願いします。

遊戯王の他シリーズはちょっとややこしくなるからやめてくださいね。あと、漫画版からは少なくとも八雲さんの出演は決定しているので

>>17一応人間の姿のつもりだけど、特に言及することもないと思うので、好きなほうで想像してもらって大丈夫ですよ

それじゃ、とりあえずまどマギとはがないは確定で

すみません、ペルソナはアニメ視聴しただけで、印象強く残ってるのが番長くらいしかいないから…

そのうちもう一作品くらいは安価とるかもしれないので、その時はどうぞよろしくお願いします

まどか「ウェヒヒwwwwwwwwww」

ベクター「ウッヒヒヒヒヒヒャハハハハハwwwwww 」

まで想像した

遊馬「は?シャークがバンド?」

アリト「なっ…!?」

ベクター「はい。何でも、文化祭でアイドルと一緒にステージに立つみたいですよ」

遊馬「へぇ…シャーク、楽器も出来たのか」

アリト(ベクターのやつ…早速やりやがった…!)

ベクター「勿論ですよ。ナッシュ兄さんは自慢の兄ですから!」

アリト(相変わらず気持ち悪い演技だ…)

アリト「なぁ、遊馬」

遊馬「ん?」

アリト「あいつ、この事あんま知られたくないみたいだからさ。なるべく黙っててくれないか」

遊馬「ああ、分かったよ。んじゃ、このことは秘密だな」

小鳥「何かの拍子でうっかり、なんてことがないようにね」

遊馬「ああ、分かってるって!」

徳之助(…くく、なんだか面白そうなこと聞いたウラ)

鉄男「なぁ、メラグさんが何するかは…」

アリト「あいつは演劇でお姫様だってさ」

鉄男「お姫様……」

アリト(こいつも難儀な相手に惚れちまったもんだよな…)

アリト(あいつ、仮に付き合いはじめたとしても、恋人よりナッシュのこと優先しそうだし…)

アリト(下手したら結婚した後もナッシュナッシュ言ってたり…)

委員長「そういえば、ベクターくんはどうするんですか?」

ベクター「へ?」

委員長「いや、コスプレするモンスターですよ。とどのつまり、そろそろ決めてもらわないと衣装の製作が間に合いません」

ベクター「え、ええっと…そうですねぇ…」

アリト「お前、アレ好きだったろ…ほら、ダンデライオン」

ベクター「はぁ?」

遊馬「ダンデライオン…?」

アリト「ああ、こいつ、昔はダンデライオンのぬいぐるみ抱いて寝てたんだぜ」

ベクター「おいてめ……アリト!そういうことは」

小鳥「でも、確かに似合いそうね、ダンデライオン」

委員長「それじゃあ、ダンデライオンで申請しておきますね」

ベクター「そんな……」




八雲「おはよう、ナッシュ」

ナッシュ「八雲か…」

八雲「あ、それ持ってきたんだ」

ナッシュ「ああ、結局やらされることになったからな」

八雲「久しぶりだね、ナッシュの演奏を聞くの」

ナッシュ「ったく…お前が推薦なんてしなけりゃ、こんな面倒なことしなくて済んだんだけどな」

八雲「クラス単位の催しなんだから、ナッシュもちゃんと参加しないといけないだろ?」

ナッシュ「そりゃあそうだろうけどな…」

ナッシュ「別に演奏なんてしなくても、裏方でいいだろ、裏方で…」

八雲「はいはい、いつまでもぐちぐち言うのはやめなよ」

八雲「もう決まったことなんだからさ」

ナッシュ「……はぁ」




さやか「いやぁ…うちのクラスはデュエルするだけだから、文化祭の準備期間は楽だよね」

杏子「私は飲食店が良かったんだけどな」

さやか「んじゃ、来年はそれにする?」

杏子「来年まで同じクラスとは限らないだろ?」

さやか「そりゃそうだ」

ミザエル「貴様等…よそ見している暇があるのか?」

さやか「へ?」

ミザエル「タキオンドラゴンでメガロアビスを攻撃…ダメージステップに入るぞ」

さやか「げ…それってもしかして…」

ミザエル「手札からオネストの効果を発動…私の勝ちだ」

さやか「ありゃりゃ…やっぱり負けたか」

杏子「勝つどころか、超時空さえ引きずり出せてないよ…やっぱ強いな、ミザエル」

さやか「うんうん、伊達に『真の銀河眼使い』名乗ってるわけじゃないよね」

ミザエル「それで…いきなり2対1のデュエルなんて挑んできた理由、聞かせてもらおうか」

さやか「ほら、文化祭でプロのデュエリストとタッグデュエルするって企画あるでしょ?」

さやか「私と杏子のデッキって、タッグ組むには相性いいしさ、折角だから参加しようってことになったわけ」

さやか「んで、どのくらい戦えるか試すために、デュエルを挑んだってこと」

ミザエル「なるほど…まぁ、理屈は分からなくもない」

ミザエル「だが、それなら相手もタッグのほうがよかったのではないか…鹿目まどかと暁美ほむらにでもタッグを組んでもらって…」

さやか「いやいや、こういう時は、相手はなるべく強いほうがいいんだよ」

杏子「それに、いくらかアドバイスでも貰えないかと思ってさ」

ミザエル「アドバイス…?」

杏子「そう、アドバイス」

さやか「強くなるには、強い人に教わるのが一番だからね。それで、何かなかった?」

ミザエル「…プレイイングに大きなミスは見当たらなかったな。となると、後はデッキ構築になるが…」

さやか「デッキ構築?」

ミザエル「だが、そうなると…」

ミザエル「……やはり、デッキ構築なら私ではなくナッシュに聞いておけ。水属性はあいつの領分だ…水精鱗はともかく、そっちはほとんどナッシュと同じようなデッキだろう」

杏子「え!?そうなのか!?」

さやか「いや、あんた知らなかったの…?てっきり、私はそのデッキ、シャーク先輩のを参考にしたもんだと思ってたんだけど…」

杏子「いや、全然…」

ミザエル「とにかく、アドバイスなら私ではなくナッシュに求めることだ。私は水属性のデッキ構築など知らん」

さやか「いやでも、先輩にこんな図々しい頼みごとするのって、結構…」

さやか「それに、私ああいうタイプはどうも苦手で…」

杏子「ま、上条恭介とは全く逆のタイプだよな。私は別に苦手でもなんでもねぇけど」

杏子「というか、ミザエルも性格面でいえばシャーク先輩とたいして変わらないだろ?」

さやか「…確かに、言われてみれば…」

杏子「んじゃ、そういうわけでさ、シャーク先輩にはあんたからよろしく言っといてくれよ」

ミザエル「そのくらいのことは自分で頼め」

杏子「いやいや、私らあの人と接点全然無いし、あのいつも不機嫌そうな顔してる先輩が、そんな関係ない相手の頼みなんか聞かないだろ、普通」

ミザエル(相変わらず妙な誤解をされてるな、あいつ…)

ミザエル「理由がなんであろうと、ダメなものはダメだ」

杏子「えー…いいじゃないかよ、今度なんか奢るからさ」

ミザエル「そういう風に私を通じて他の兄弟達と親密な仲になろうと謀った者が何人いたと思う?」

ミザエル「もしもここで私は言う通りにしたら、後から来た者にも同じ処理を施さなければならなくなってしまう」

ミザエル「そんな面倒な役回りは御免だ」

さやか「相変わらず…変なとこで律儀だよねぇ、ミザエル」

ミザエル(まぁ、それで万一本当に付き合いだしたりなんかしたら、メラグに凄い形相で怒鳴られそうだしな…)

杏子「そういや、マミのやつは二年じゃなかったか?」

さやか「そうだけど…シャーク先輩とは違うクラスでしょ?」

杏子「でも、確かマミのクラスにもバリアン兄弟はいただろ?」

さやか「ああ、そういえば…」

杏子「ならさ、マミに頼んでその兄弟経由で…」

さやか「おお!行けるかもね」

ミザエル(…ん?二年にいる兄弟経由…?)

杏子「んじゃ、早速行ってみようぜ!幸い、今は準備期間中だから、教室の外出歩いても問題ないしさ」

ミザエル(確か、ドルベとメラグは同じクラスで…)

ミザエル(そのルートだと、確実にどこかであのブラコンに嗅ぎつかれることに…)

ミザエル「待て!二人とも…」

ミザエル「………」

ミザエル「遅かったか…」

高等部

夜空「なっ…どういうことだ!?」

トーマス「どういうことだと言われましてもね…」

トーマス「ただでさえ中等部と合同でやる文化祭で、使用率の高い体育館のステージなんて、今更申請されてももう埋まっちゃってますよ」

夜空「演劇をやる、とはずっと前から言っていただろう!」

トーマス「使用場所の申請とは別ですよ。ちゃんと期限通りに申請しても、デュエルで負けて使えなかったところだってあるんですから、今更特別枠で入れるわけにもいきません」

夜空「くっ…」

トーマス「大体、どうして演劇なんですか…貴方達の部活内容とは全く関係ない気がするんですが…」

夜空「別にいいだろう!サッカー部がタコ焼き作ってたりするんだから!」

トーマス「体育会系はそうなるでしょうけど、美術部みたいな文化系の部活は、しっかりと内容に則したことをしてますよ」

夜空「私達は隣人部を文化系の部活にしたつもりなんてないぞ!」

トーマス「なら何をする部活なんですか…"友達募集"なんてポスターで」

トーマス「まさか、遊びほうけているわけではありませんよね?さっき入って来た時、何故かパソコンの画面を見てにやけている金髪の生徒がいたような気がしましたが」

星奈「あ、あはは…な、何のことかしらね?」

トーマス「もしも本当にそんなことしかしていないなら、僕達も生徒会として放置しておくわけにはいきませんが…これ以上無茶な要求を続けるなら、今ここで部室内を調査してもいいですよ?」

夜空「ぐっ…分かった…仕方ない、今回は諦めよう」

トーマス「はい、よく出来ました。では、僕は生徒会の仕事がありますので。演劇をやめて別のことをするなら、今日中に修正したものを提出してくださいね」

バタン

夜空「くそ…まさかこんな事でつまずくとは…」

小鷹「まぁ、仕方ないさ。今回は完全にこっちの落ち度なんだから」

小鷹「もうどうしようもないんだし、今は演劇の変わりに何をするか考えよう」

理科「そうですね…とりあえず、折角作った衣装をどうにかして使う方向でいきましょう」

理科(それにしても…あのポスターを解読出来るってことは、もしかしたらあのアークライト先輩も…)

小鷹「んじゃ、コスプレ喫茶とかか?」

夜空「却下だ。絶対に何処かと被る」

小鷹「別にいいだろ…こっちには夜空も星奈もいるんだから、規模が小さくてもそれなりの売上は期待できるしな」

星奈「でも、インパクトでは完全に負けると思うわよ。元々は演劇のための衣装なんだし、最初からコスプレのために作られた衣装と比べたらどうしても地味になっちゃうし」

小鷹「いや、だからそもそもそんな勝ちにこだわる必要があるか?」

星奈「はぁ?んなもん、あるに決まってんでしょ」

星奈「間抜けな愚民共が、仲良しこよしの友情ごっこで作り上げたものなんて、この私にとっては何の障害にもならないって鼻で笑ってやるのよ!」

夜空「そうだな…確かに、今回は肉の言い分にも一理ある」

小鷹(こいつら、本当に友達作る気あるのか…?)

夜空「そうと決まれば真面目に話し合うぞ!さぁ、皆、じゃんじゃん意見を出せ!」

生徒会室

トーマス「あーー!くそ!どうしてこの俺があんな馬鹿共の面倒みなきゃなんねぇんだ!」

バン!

トーマス「大体、なんだ書類の提出忘れって!どうしてあいつらのミスで俺が文句言われなきゃなんねぇんだよ!」

カイト「落ち着け、トーマス…それが俺達生徒会の仕事だろう」

トーマス「てめぇは直接会ってないからそんなこと言えるんだよ!ったく、こっちはファンサービスでぶっ飛ばしてぇのを必死で我慢してやってるっていうのに…あいつら…!」

トントン

トーマス「っ!?」

「すみません、ちょっといいですか?」

トーマス「はい、どうぞ」

カイト(…相変わらずの変わり身だな)

ドルべ、メラグのクラス


マミ(…どうしよう…)

マミ(後輩からの頼み事だからって、舞い上がって内容も聞かずにOKしちゃったのはまずかったわね)

マミ(そういえば、あの二人は一年で、去年のシャーク君とメラグさんを見てないから…)

メラグ「とりあえず、一通り台詞は覚えたわ。そっちは?」

ドルベ「私も一通りは大丈夫だ。それにしても、流石だな、メラグ…あの量の台詞をもう覚えてしまうとは。私の倍以上はあっただろう」

メラグ「私が多いというよりは、貴方の台詞が少ないのよ。確か、最初に脱落する騎士でしょう?」

ドルベ「一応二番目だ」

メラグ「あら?そうだった?」

メラグ「でもまぁ、台詞を覚えるだけならたいしたことないわよ。展開も台詞もワンパターンだから。どこかで聞いたような話だしね」

ドルベ「まぁ、中学生の素人が考えたシナリオだからな…」

マミ(知らないのよね…メラグさんが、常軌を逸したブラコンだということを)

マミ(ドルベ君ならまだ何とかなるかもしれないけど、シャーク君の話をドルベ君がメラグさんに黙っているとは思えないし)

マミ(もしメラグさんの耳にこのことが入ったら、一体どんな制裁を受けることになるか…)

マミ(……ちょっと怖いけど、やっぱり本人に直接頼むのが一番安全かもしれないわね、これは…)

マミ(幸い、去年は同じクラスだったし、面識が全くないわけでもないし)

パチパチパチパチ

八雲「やっぱり上手いね、ナッシュ」

ナッシュ「八雲…聞いていたのか」

八雲「うん。裏方の仕事は大体終わったしね。あ、ナッシュの衣装も出来てるよ?」

ナッシュ「はぁ?衣装!?」

八雲「それにしても、ここまで上手いなら、あの下手なボーカルは勿体ない気がするね」

ナッシュ「おい、故意に俺の発言を無視するな!衣装ってなんだ、俺は何も聞いてねぇぞ!」

八雲「はぁ…ナッシュ、そんなことは言わなくても分かるだろう?」

八雲「文化祭でアイドルとステージに立つっていうのに、制服のままで演奏するなんてこと、あるわけないじゃないか」

八雲「ま、直接言えば反対されるだろうからって、衣装が出来て逃げ道をなくしてから伝えるつもりだったみたいだけどね」

ナッシュ「冗談じゃねぇ…こっちはギラグとベクターが…下手すりゃあのクソ親父まで見に来るんだぞ!」

ナッシュ「そこで妙な格好なんてしてみろ…墓に行った後も笑い話にされるに決まってる!」

マミ(それにしても、何でシャーク君は最近あんな不機嫌そうなのかしら?)

マミ(去年はシャーク、なんてあだ名が浸透するくらいには親しみやすかったのに…)

マミ(やっぱり、メラグさんとクラス分けられたから?)

マミ(メラグさんも大概だけど、シャーク君も結構なシスコンだったし…)

マミ「えっと…確かここって言ってたわよね、シャーク君が練習してるのって…」

トントン

マミ「失礼しま…」

ナッシュ「あ?」ギロッ

マミ「ひっ!?」

マミ(ま、まずい…何だか分からないけど、非常によくないタイミングだったのは間違いないわ)

マミ(こ、こんな形相のシャーク君、メラグさんに彼氏が出来たってデマが流れたとき以来だもの)

八雲「落ち着きなよ、ナッシュ。その人はクラスメートじゃないだろ?」

ナッシュ「…ああ、そうみたいだな。あの目立つ髪型は覚えてる…確か、去年同じクラスだったろ。巴マミ、だったか」

マミ「あ、うん。覚えてくれてたんだ…意外」

ナッシュ「悪かった。ちょっと色々あってな」

ナッシュ「それで、どうしたんだ?俺かコイツに何か用か?それとも、この部屋を何かに使うのか?」

マミ「えっとね、ちょっとしたお願いがシャークくんにあるんだけど、いま、時間いい?」

ナッシュ「全体練習まであと15分ちょっとだ。それまでにすむ話なら…」

マミ「それなら大丈夫。話自体はすぐ済むから」

アリトたちのクラス

ガラッ

ギラグ「た、大変だ!」

遊馬「お、ギラグじゃねーか。遅かったな」

アリト「なんだ、コンサートは終わったのか?」

ギラグ「おお!最高だったぜ」

アリト「へぇ、よかったじゃねぇか」

ギラグ「ああ…って、いや、そうじゃねぇ!それどころじゃねぇんだ!」

アリト「なんだよ…」

委員長「そういえば、ギラグ君の衣装は古狸でしたよね?もう出来てると思いますんで、ちょっと試着してみてください」

ギラグ「へ?あ、ああ…」

委員長「ほら、試着室はあっちですよ」



アリト「…何だったんだ、一体?」


更新、遅くなってすみませんでした

とりあえずミザエルにクラスメートが欲しかったから、まどマギ勢は一つ学年下げました

…そうすると、文化祭のバンドのメンバーがいなくなってしまった

デッキはどうしても夜空だけ思いつかない…エア友達=トークンで幻獣機も考えたんだけど、それは文化祭のイベントであの夫婦が使う予定ですし



自縛神とかsinとかのフィールドに一体のしか存在出来ない(=ボッチ)系とかどうだろうか

スキドレsin

ナッシュ「RUM…4枚もいるか?」

杏子「いや、どうしてもコイツ出したいんだよ。元々、ダークナイトを最大限に生かしたくて作ったデッキだしな」

ナッシュ「なるほど…まぁ、コンセプトを根底から覆すのはよくないか…だが、それならダークナイトは最低二枚いるだろ」

杏子「うーん…でも、代わりに何抜けばいいんだ?バハムートは1枚にするときついし、深淵に潜む者も何かと便利だぞ?」

ナッシュ「…このメインデッキだと、ランク5を出す手段はランクアップを除けばセイバーシャークと簡易融合しかないだろ」

ナッシュ「なら、クリスタルゼロとアビススプラッシュ、どっちかは抜いていいんじゃねぇか?」

ナッシュ「ついでにレベル5の融合モンスターも抜けば、枠一つ空くしな」

杏子「なるほどなー…この二枚だと、やっぱ抜くのはアビスのほうか」

ナッシュ「よし、じゃ、余った枠には…そうだな、FAクリスタルゼロなんてどうだ?ダークナイトから出せたらかなり心強いぞ」

杏子「あー…それな、前に入れようかと思ったこともあるんだけど、持ってないんだよ。最近、どこにも売ってないしさ」

ナッシュ「…仕方ねぇな、なら、試合の時だけは俺のを一枚貸してやるよ」

杏子「お!いいのか?サンキュー!」

マミ(な、何だか思いのほかあっさりOKしてもらえたわね…しかも想像以上に協力的)

さやか「な、なんか思ってたより随分フレンドリーな感じですね…」

マミ「まぁ、去年は大体こんな感じだったような気がしなくもないけど…」

ガラッ

メラグ「ナッシュ、一緒にお昼を…ん?」

マミ「……あ」

ナッシュ「ああ、メラグか」

マミ(ま、まずい…いや、あのメラグさんがシャーク君をお昼に誘わないわけないから、当たり前といえば当たり前の展開だったかもしれないけど…)

さやか「あの人…メラグ先輩ですよね?」

マミ「え、ええ。シャーク君の双子の妹さんよ」

マミ(やっぱり美樹さんは知らないみたいね、彼女の度を越したブラコンっぷりを…)

さやか「双子って割には、あんまり似てませんね」

マミ「そう?私は結構似てると思うけど?」

マミ(主にブラコン、シスコンっぷりとか)

メラグ「はぁ…ナッシュ」

マミ「っ…!?」

メラグ「またそんなことしてるの?」

マミ「……え?」

ナッシュ「いいだろ、別に。好きでやってんだから…あ、そいつは多分二枚でいい」

杏子「二枚か…まぁ、最近は強脱とかアークナイトで除去されるしな…確かに3積みはやりすぎだったかも」

メラグ「それはいいけど、あんまり根を詰めすぎないようにね、文化祭の練習もあるんでしょ?」

ナッシュ「ああ…まぁ、一応これでいいんじゃないか」

さやか「んじゃ、次は私の番ね」

さやか「よろしくお願いします、シャーク先輩」

メラグ「…相変わらず、名前よりもあだ名のほうが浸透してるのね、ナッシュ…」

マミ(あ、あれー?なんか、もしかして私の考え過ぎだった?)

ドルベ「すまない、少し遅れてしまった…」

ナッシュ「ドルベか。悪いけど、飯は先にメラグと済ませててくれ。俺はこっちを診てるから」

ドルベ「しかし…」

メラグ「どのくらいで終わりそう?すぐ終わりそうなら、待っておくけど」

ナッシュ「いや、どうせ八雲も待つことになるしな」

ドルべ「…そういえば、彼の姿が見えないが、一体どうしたんだ?」

ナッシュ「準備サボって俺の練習聞きに来たのがばれて、今説教されてる」

ガラッ

マミ「あら…暁美さん?」

ほむら「巴マミ…貴女、確か大量にSHSP購入してたわよね?」

マミ「え、ええ…QBがCMしてたから、つい」

ほむら「それなら、フェルグラント余ってないかしら?出来れば一枚、交換してほしいのだけれど…」

マミ「それは構わないけど…貴女のデッキって、そんなにエクシーズしないデッキじゃなかった?」

ほむら「ギャラクシー・クィーンズ・ライトを入れて、エクシーズの頻度を多くしたのよ。だから、一枚だけだと心許ないの」

マミ「…OK、分かったわ」

ほむら「ありがとう」

マミ「それにしても、貴女がこういうこと頼むのって珍しいわね。いつもならお店でシングル買いじゃないの?」

ほむら「最近売ってないのよ、あのカード…なんだか人気出てきたみたいで…」

ほむら「文化祭のタッグデュエル企画にまどかと出ることになっているから、なるべく早く手に入れておく必要もあるしね」


遊馬たちのクラス


アリト「で、何だったんだよ、大変なことって」

ギラグ「あ、ああ…実は、ここに来る前に一回家に寄ったんだけど、親父が帰って来てたんだよ」

アリト「はぁ?あいつ、あと二月は海外のはずだろ?」

ギラグ「多分、文化祭を見ようと無理に仕事切り上げて来たんじゃないか?」

遊馬「親父?…そういや、見たことなかったな。どんな人なんだ?」

ベクター「父さんはとてもいい父親だと思いますよ。普段は仕事で海外に行っててほとんど会えませんけど、僕達のことは心配してくれてるみたいで、小豆に手紙とか送ってきますよね」

アリト「ああ…まぁ、父親としては出来た男なんだが…女関係が最悪なんだよ」

遊馬「女関係?」

アリト「俺達って、双子のナッシュとメラグ以外は皆異母兄弟でさ…」

遊馬「イボ…?」

小鳥「異母兄弟。腹違いの兄弟とも言うけど、要するに、母親が皆違うってことよ」

遊馬「はぁ?えっと…それじゃあ、六人の女と子供作ってんのかよ?」

ギラグ「そうだな…というか、そうでもないと同じ学年に二人も三人も子供出来たりしないだろ」

アリト「で、最悪なのがナッシュ、メラグとドルベのとこだな」

遊馬「…?」

アリト「お前はあんまり気にしたことないかもしれないけど、うちの兄弟の二年組の序列はナッシュ、ドルベ、メラグの順なんだよ」

遊馬「へ?いや、おかしいだろ…シャークと妹シャークが双子なら…」

アリト「そうだな、連続してないとおかしいことになる…普通はな」

小鳥「まさか…」

ギラグ「多分そのまさか、であってる。出産した日が同じだったんだよ。で、ナッシュが取出された直後、メラグが出て来る直前にドルベが生まれちまったんで、ややこしいことになってんだ」

小鳥「さ…最低よ!何それ!」

アリト「やっぱそんな感想だよな…それで、あの三人は心底親父のことを毛嫌いしてんだよ。帰ってきても喧嘩になんかはならねぇけど、食卓の空気が信じられないくらい重苦しくなって…ナッシュに至っては、視線さえ合わせようとしないんだぜ」

小鳥「ねぇ!それ、貴方達のお母さんはどう思ってるの!?」

アリト「さぁ?俺、覚えてねぇしな」

小鳥「……へ?」

ギラグ「死んじまってんだよ、俺らの母親」

ベクター「確か、年末か何かで海外旅行に行こうって話になったのが原因だったんですよね?」

ギラグ「いや、皆無事に出産おめでとうってことじゃなかったか?俺たちを婆さん達のとこに預けてさ」

アリト「そうそう。でも、皆が乗ってた飛行機が墜落しちまったらしくてさ。今頃天国か地獄にいんだよ」

小鳥「え…あの、その…ごめんなさい、そんなこと聞いちゃって…」

アリト「いいっていいって、気にすんな」

ギラグ「まぁ、俺らが物心つくまえの話だし…たまにアルバムとかで親の顔見ても、なんだかしっくり来ないよな」

アリト「そうそう。ま、なんだかんだで、俺達にとって親といったらあのサウザンドになっちまうよな」

アストラル「サウザンドだと…?」

遊馬「うわぁ!?ビックリした…起きてたのかよ、アストラル」

アストラル「ああ。昼休みがはじまったころくらいには起きていた」

遊馬「お前、深夜番組の見すぎで昼夜逆転してるだろ…」

小鳥「なに、遊馬…また背後霊?」

遊馬「ああ」

アストラル「ところで…アリト、君達の父親は、サウザンドというのか?」

アリト「ああ。そうだけど…知ってるのか?」

アストラル「いや…どこかで聞いたような気が…」

遊馬「お、何か思い出せそうか?」

アストラル「…いや、すまない。記憶を取り戻すきっかけになるかと思ったんだが、今のところは何とも…」

アリト「何なら、俺が親父に聞いとこうか?アストラルって奴、知らないかって」

ギラグ「そうだな。何か分かるかもしれないぞ」

アストラル「ああ…そうだな。よろしく頼む」

ベクター「気にしないで下さい。それに、どうして僕達兄弟に遊馬君の背後霊が見えるのかも気になってましたから」

遊馬「皆…ありがとな!」

小鳥(…は、話についていけない…)

鉄男「悪い悪い、遅くなっちまった」

委員長「全く…もう少しは減量してください。サイズ合わせるの大変だったんですから」

鉄男「わ、悪かったって…」

キャット「さて、それじゃ、お弁当食べましょ。あ、遊馬、今日は遊馬の分まで一杯作って…」

小鳥「あ!ちょっと、抜け駆けは…!」

遊馬「あれ…そういや、徳之助は?」

サチ「えっ!?文化祭でバンド!?」

遊馬「っ!?」

徳之助「そうそう。なんでも、あのアイドル、さなぎちゃんと同じステージでベースを弾くらしいウラ」

遊馬「徳之助!」

徳之助「あ…やばっ!?」

遊馬「お前…どういうつもりだよ」

徳之助「どういうつもり…と聞かれれば小遣い稼ぎとしか言えんウラ」

遊馬「小遣い稼ぎ?」

徳之助「朝、あの話を聞いてから、シャークのクラスに行ってからチケットを大量に購入してきたウラ」

徳之助「で、うまいこと噂が広まって注目度が集まれば、このチケットを高値で転売出来るんじゃないかと…」

遊馬「お…お前ってやつは…」

鉄男(いや、正直アレは迂闊に徳之助の前であんな話をしたベクターに落ち度があると思う…)

アリト(ベクターの野郎…さてはこれを狙ってやがったな)

ベクター「…ククッ」ニヤニヤ

遅くなってすみません…

夜空のデッキについて、色んな意見、ありがとうございました。いくつか参考にさせてもらおうと思ってます

ドン・サウザンドは遊戯王内のキャラでは多分一番崩壊すると思う…

おまけ

数ヶ月前

マミ「ただいま」

QB「やぁ、お帰り、マミ」

マミ「QB…なんだか久しぶりね」

QB「今回は撮影で色んなところを飛び回っていたからね」

マミ「その台詞を聞く限りだと、動物タレントとしてはうまくやっていけてるみたいね」

QB「まぁね。ほら、遊戯王のドラマで、僕、主人公の相棒役やってるだろう?」

マミ「ええ。毎週欠かさず見てるわよ。宇宙を飛び回って最強のランクアップを目指す物語だったわよね?主人公がデッキを変えると、性格とか髪の色も変わってたわ」

QB「そうそう。その関係でね、今回、パックのCMにも出演したんだよ?」

マミ「そうなの!?それは…放送が楽しみね」

QB「さぁ、幕引きの時だ」

QB「闇より深き深淵より…現れよ、終焉の化身!」

QB「CNo.96!ブラックストーム!」

QB「さぁ、刮目するといい…これが、絶望の姿だよ」

QB「遊戯王オフィシャルカードゲーム、デュエルモンスターズ」

QB「SHADOW SPECTERS…7月20日発売!」

QB「この先のデュエルは、エントロピーをも凌駕する」




マミ「…ねぇ、貴方、闇落ちでもするの?」

QB「ネタバレは厳禁だよ、マミ」

マミ「…そうね。後の楽しみにとっておくとするわ。今は…」

マミ「…とりあえず、3箱くらい予約しておきましょうか」

ギラグ「ナッシュ、どうして言ってくれなかったんだよ!?」

ナッシュ「……どうした、いきなり?」

ギラグ「さなぎちゃんとライブするんだろ!?言ってくれれば俺だって…!」

ナッシュ「あのなぁ…一応、これはクラスでの出し物なんだぞ」

ナッシュ「いくら兄弟だからって、クラスどころか学年さえ違うお前を誘えるわけないだろ」

ギラグ「むぅ…」

ナッシュ「それで…わざわざそれを言う為に俺を呼び出したのか?」

ギラグ「ああ、いや、それだけじゃないんだ」

ギラグ「実はな、帰ってきてんだよ…親父が」

放課後、バリアン家

ドン「おお、帰ってきたか。お帰り」

アリト「ああ」

ミザエル「本当に帰っていたのか…」

ドン「うむ。そろそろ文化祭だろう?折角だから、見て行こうと思ってな」

ベクター「ああ、文化祭といや、ナッシュの野郎はバンドするみたいだぜ」

アリト「あ!?おいこら!?」

ドン「ほう、バンドか…息子の晴れ舞台、見逃さずに済んだのは僥倖だな」

アリト(こいつ…よりによって親父に…)

ベクター(くくく…ざまぁみやがれ)

ドン「しかし…どうやらそのナッシュの姿が見えぬようだが?」

ドン「やはり、舞台の上での役割となると、練習も遅くなるものなのか?」

ギラグ「ナッシュなら、メラグとドルベを連れて友達の家に寄ってくるらしい」

ドン「友達?ああ、八雲君のところか?あの孤児院の」

ミザエル「違う、私のクラスメートのところだ」

ドン「ミザエルの?」

ミザエル「美樹さやかに佐倉杏子…どうやら、デュエルを教えることになったらしい」

ドン「ほう…名前の響きからして、その二人は女子か」

ドン「なるほど…いやぁ、まさかあのナッシュがなぁ…」

ドン「ちょっと度を越しかけたシスコンだったから、そういう面では心配していたのだが…どうやら無駄なことだったか」

ベクター(…大体何を考えてるかはわかるけど、このバカ親父、盛大に勘違いしてやがるな…流石の恋愛脳だ)

ベクター(つーか、そんな下心あったらドルベはともかく、メラグなんて連れていく訳ねぇだろ)

アリト「そういうわけで、今日はあいつら、あっちで飯食ってくるらしいから」

ドン「…なに?」

アリト「だから、ナッシュと、ナッシュに付いてったメラグとドルベも、そのダチの家で夕食食ってくるらしいんだよ」

ドン「ま、待て!ということは…今夜は、あの三人がいないまま夕食をとるということか!?」

アリト「だから、そういうことだって何度も言ってるだろ?」

ドン「ば、馬鹿な…折角我が帰って来たというのに、あの三人は…!?」

ドン「今夜は久々に家族全員が揃うからと、アビスに豪華な夕食にするようにと言ったというのに…」

ギラグ(ああ、それで買い出しに行って今いないんだな…)

美樹家

さやか「しっかし…まさか恭介以外の家を部屋に入れる日がくるとは…」

ドルベ「恭介というと、上条恭介のことか?」

さやか「え?知ってるの?」

ドルベ「それなりに有名だからな、天才バイオリニストと」

さやか「へぇ…私、その恭介の幼なじみなんだよ」

杏子「絶賛片想い中だよな~」

さやか「ちょっ…杏子!?」

ドルべ(微笑ましいことだ…)

ドルベ「しかし……」

メラグ「……なに?」

ドルベ「メラグ、いくらナッシュが女友達の家に行くからといって、そこまで不機嫌になることはないだろう」

メラグ「別に。気にしてるわけじゃ…」

ドルベ「断言しよう。ナッシュにその気は一切ないから、心配することはない」

さやか「というか、そのシャーク先輩はどうしたんですか?」

メラグ「ナッシュなら、生徒会に呼び出されたから少し遅くなるとのことです」

杏子「生徒会?何かしたのか?」

メラグ「何かした…というよりは、何かさせられそうになっているんでしょうね、恐らく」

ドルベ「まぁ、位置をメールで送れば道に迷うこともないだろうが…それにしても、またあの男か」

さやか「……?」


高等部生徒会室


ナッシュ「それで…高等部の生徒会が、俺に何の用だ?」

トーマス「ああ。ちょっと手伝ってほしいことがあんだよ」

ナッシュ「あ?」

トーマス「こっちの生徒会は今、ちょっと困ったことになってんだよ」

ナッシュ「困ったことって…」

トーマス「人手がな。足りねぇんだ」

ナッシュ「は?」

トーマス「俺達生徒会が、毎年文化祭で問題が起きないように見回りをしているのは知ってるよな?」

ナッシュ「…そういや、去年やってたな、そんなこと」

トーマス「で、勿論今年もその必要があるんだが…どうしてもメンバーが足りねぇんだ」

ナッシュ「足りないって…生徒会と風紀委員で回るんだろう?足りないなんてことがあんのか?」

トーマス「例年ならその通りなんだけどな。今年は風紀委員が見回りしねぇんだ」

ナッシュ「は?」

トーマス「今年はやたら変な部活が増えたからな。文化祭は、その変な部活を活動不十分で潰すのに最適な機会だからって、風紀委員のほうはそっちに人員割かれちまってんだよ」

ナッシュ「…それ、どっちかといえば生徒会の仕事だろ?」

トーマス「そりゃそうなんだが…ただ、部活を認めるのも、出し物について調整するのも生徒会だからな。何かあれば生徒会の責任になるからって、見逃すんじゃないかと危惧されてるらしい」

ナッシュ「…それで、生徒会だけでは見回りをするのが難しいから、俺にも強力しろってか?」

トーマス「ああ。お前引き込めば、二人はくっついてくるしな」

ナッシュ「…まぁ、ドルベとメラグはそうだろうな」

トーマス「んで、ミザエルにはカイトが声かけることになってる。見回りも、最終的には実力行使になる可能性が高いから、デュエルの腕前がある奴に頼む必要もあるしな。お前たちの一家は、そういう意味じゃ頼りにさせてもらってるよ」


ナッシュ「…仕方ねぇ、そういうことなら」

バタン

ナッシュ「っ!?」

夜空「ほら、持ってきたぞ。企画書だ」

トーマス「…はい。確かに受け取りました」

トーマス「……」パラパラ

トーマス「うん。一通り目を通したところ、問題はなさそうですね。受理しましょう」

夜空「よし。それでは、私は戻るぞ。準備も色々とあるしな」

トーマス「ええ。頑張って下さい」

バタン

ナッシュ「…何だったんだ、今の?」

トーマス「隣人部の部長だよ」

ナッシュ「隣人部?何の部活だ?」

トーマス「友達を募集してる部活」

ナッシュ「…は?」

トーマス「さっき言ってた、潰されそうな部活の筆頭候補だ」

隣人部室

小鷹「お、問題なく受理はされたんだな」

夜空「当然だ。私が書いたんだからな」

星奈「でも、結局部員とデュエルじゃ被っちゃってるじゃない」

理科「いいじゃないですか。その辺りはコスプレみたいな衣装で差別化出来ますよ」

理科「それに、被っているっていっても中等部ですからね。年齢層は別れるだろうから、そこまで売り上げに響くこともないんじゃないかと」

理科(まぁ、ここの部員のコミュ力で初対面の人と問題なくデュエル出来るかどうかと言われたら微妙な気もしますけどね)

夜空「…そういえば、どういうわけか中等部の男子生徒が生徒会室にいたな」

小鷹「中等部の?」

夜空「ああ」

理科「その人って、海老みたな変な髪型でしたか?」

夜空「いや、タコみたいな青っぽい髪の奴だ」

理科「ああ…それなら…」

小鷹「知ってるのか?」

理科「知ってるも何も、超有名人じゃないですか。バリアン一家長男のナッシュ。度を越したシスコンで、アークライト先輩と仲がいいって…っと、ほら、これですよ、この人」

小鷹「…いや、いくら学園の有名人だからって、何で画像検索で写真が出てくるんだよ」

理科「色んな大会で結果残してますからね。全国大会でも決勝まで進んだみたいですよ。妹さんが大怪我して棄権したみたいですけど」

星奈「にしても、凄い髪型と目つきね。この写真なんて、小鷹よりよっぽど悪そうに見えるじゃない」

夜空「髪型についてはどいつもこいつもおかしいだろう。会長の天城カイトからしてアレだぞ」

夜空「大体、見た目で不良だなんだと騒ぐのなんて、この学校じゃうちのクラスくらいのものだろう。というか、この程度の目つきと金髪のなりそこない程度であんな大騒ぎしていて、よくこの学校で生活出来ているな、あいつら」

小鷹「つまり、俺にとって不幸だったのは、あのクラスに転校しちまったことってわけか」

星奈「ま、アンタの場合は服装もあるんじゃない?不良に見られたくないっていうのなら、制服はきっちりと着ることね。それだけで大分印象って変わるわよ」

小鷹「マジか…」

幸村「男らしい見事な着こなしです。アニキ」

星奈「ま、今更やっても手遅れでしょうけどね。それでも、これ以上印象悪くしないように、次からはしっかりしときなさい」

校内放送『完全下校時刻まで、あと15分です。まだ校内に残っている生徒は~』

夜空「…しまった!?ろくに準備も進まないまま完全下校時刻だ」

小鷹「一応言っておくけど、泊まっていいのは前日だけだぞ」

夜空「くっ…分かっている!」

理科「とりあえず、今日はここで解散ですね。明日一日あれば、多分どうにかなりますよ」

小鷹「だといいんだけどな…」

本当にすみませんでした…まさかここまで遅くなるとは…

受験シーズンが思っていた以上に忙しかった…

とりあえず、今夜はここまでで

美樹家

メラグ「それじゃあ、杏子さんの実家って教会なんですか?」

杏子「ああ。ちょっと遠いから、ここに下宿させて貰ってんだ…っと、ナイトメアシャークをエクシーズチェンジ。FAレイランサーを召喚してターンエンド」

メラグ「私のターン、ドロー。スタンバイを経過」

杏子「こっちは何もないよ」

メラグ「それではメインフェイズに入ります」

メラグ「それにしても…意外ですね。それじゃあ、杏子さん、実家ではシスターとかやってたんですか?」

杏子「たまに仕事を手伝う時はなぁ…正直、ああいう服は似合わない気がするんだけど」

メラグ「それは…実際に見てみないことには何とも言えませんわね。ブリザードサンダーバードを召喚」

メラグ「続いて愚かな埋葬。デッキからブリザードファルコンを墓地に送ります」

ガラッ

杏子「おっ?」

ナッシュ「悪い。遅くなった…」

八雲「やぁ」

杏子「…?なんか増えてねぇか?」

ナッシュ「ああ、学校を出る時に捕まった」

八雲「全く、僕を除け者にしてこんな楽しそうなことをするなんてつれないじゃないか」

八雲「はじめまして。僕は八雲興司…ナッシュの友人だよ」

ドルベ(やはり私やメラグの名前を挙げないか…まぁ、らしいといえばらしいが)

ナッシュ「しかし…生徒に対して教師役が多過ぎはしないか?」

さやか「まぁ、倍の人数ですからね…」

ドルベ「基本的に少ないよりは多いほうがいいだろう」

八雲「各々の意見が衝突したりしなければね」

八雲「特に…僕と君は、中々意見が合わないし」

ドルベ「……」

バリアン家

ミザエル「そんなことの為に、わざわざここまで来たのか…メールですませればいいものを」

カイト「帰り道から少し外れただけの場所だからそこまで手間はかからん。それに、面と向かって言えばそうそう断りはしないだろう。お前は」

ミザエル「タイミングが悪すぎるぞ、カイト」

カイト「タイミング…?」

ドン「おお、そちらはミザエルの友人か?」


ミザエル「……はぁ」

ベクター「はぁ?天城カイトぉ?」

アリト「ああ。なんでも、ナッシュ達の抜けた分、ここで夕食を食っていくんだと。父親と弟もつれて」

ベクター「っつーことは、俺は夕食の席でも演技させられるわけだ」

アリト「させられるって…勝手にお前がやってるだけだろ」

ベクター「一度やったら最後まで止められなくなんだよ、こーいうのは」

ギラグ「なぁ、ポン太の餌、何処にあるか知らないか?」

ベクター「知るかよ。っつーか、あの化け狸ならほっといてもテキトーになんか食うだろ」

アリト「ああ、悪い。ポン太の餌なら俺が朝やったときそのままにしてたな…」

ギラグ「お、朝はアリトがやってくれたのか。ありがとな」

アリト「何、気にすんな。えっと、確か1階の…」


美樹家

ナッシュ「…まぁ、こっちはこれで大丈夫だろ」

杏子「よし、とりあえずデッキ完成だな。サンキュー」

ナッシュ「で、問題はこっちだが…」

さやか「あはは…いやぁ、この前の制限改訂で大分構築難しくなっちゃってさ」

メラグ「同じ水属性とはいえ、ナッシュや私のものとは大分違いますし…中々悩ましいところですね」

ナッシュ「…まぁ、それは仕方ないとしてだ」


ドルベ「私は、3体の光属モンスターでオーバーレイネットワークを再構築…エクシーズ召喚!」

ドルベ「現れよ、No.102!光天使グローリアスヘイロー!」

八雲「おやおや、いきなり切り札とはね。随分と余裕がないじゃないか」

ドルベ「っ!ヘイローの効果発動!対象は地縛神Uru!」

ドルベ「いくぞ…バトルフェイズだ!」


ナッシュ「なんであいつらがデュエルしてるんだ…」

メラグ「案の定、方針の食い違いが発生したみたいですわね」

さやか「あの二人、いつもあんななんですか?」

ナッシュ「どうも馬が合わないらしい」

メラグ「そんなことより、サルベージの採用枚数について…」

バリアン家 食卓

ミザエル「カイト、ミグレイション一枚余っていないか?」

カイト「ああ、俺のデッキには一枚しか入れてないからな」

ミザエル「……」

カイト「…そうだな、フォトンストリーム一枚でどうだ?」

ミザエル「分かった。それなら丁度余っているしな」

ハルト「そういえば、兄さんとミザエルさんってどっちのほうが強いの?直接決闘するの、見たことないけど…」

ミザエル「私だ」

カイト「何を言っている!?俺に決まっている!」


ドン「いやぁ、Dr.フェイカーさんの息子さんがミザエルの友人だったとは…驚きましたよ」

フェイカー「いえいえ、こちらこそ。いやぁ、世界というのも、案外狭いものかもしれませんね」



ギラグ「さっきのデュエルで思ったんだけどよ。やっぱりハンドモンスターがカード化されないからって、エグゾディアの手でデッキを作るのは無謀なんだろうか」

アリト「気づくのが遅すぎだろ…岩石族ぐらいにしとけばいいんじゃねぇか?」

ギラグ「岩石族でランク4だとゴゴゴになっちまいそうな気がするんだが…」



ベクター「………」

ベクター(…我が家のはずなのに、なんなんだこのアウェーな感じ)

そんなこんなで文化祭当日


ナッシュ「とりあえず2時からはライブだから、見回りはそこまでだな」

トーマス「十分だ。俺達のシフトは12時までだからな。ちゃんとライブにも、他二人の演劇にも間に合う」

トーマス「どっちもちゃんと撮っておいてやるからな」

ナッシュ「ライブのほうは残してほしくねぇんだが」

トーマス「お前のファンも団扇作ったりして張り切ってるみたいだけどな」

ナッシュ「止めてくれ…割と本気で」

トーマス「んで、俺達二人は中等部だな…」

ナッシュ「それじゃあ、さっさとはじめるか」

ドルベ「まさか、こんな結果になるとは…」

メラグ「どっちがナッシュといくかという問題の結果、じゃんけんであいこになってこれ…」

ドルベ「……一応言っておくが、私は君と一緒が嫌というわけではない」

メラグ「ええ…それに関しては十二分に承知している」

ドルベ「ただ」

メラグ「ただ…」

ドルベ メラグ「ナッシュと一緒に回りたかった…」

ドルベ「そして…」

八雲「まぁまぁ、一緒に回るだけなら、明日だっていいじゃないか」

ドルベ「どうして君までここにいるんだ?」

隣人部

星奈「手札からオネスト発動…これで私の勝ちね」

モブ「っちゃー、負けたか…」


小鷹「…なんか、思ったより上手くいってるな」

理科「皆コスプレしてる上に、仮面で顔隠れてますからね。普通にやるよりは気が楽なんでしょう」

小鷹「残念度合いは跳ね上がってる気がするけどな」

夜空「だが売上は中々いいスタートだ」

小鷹「あいつがそれなりの客寄せになってるからなぁ…」

ミハエル「ちょっといいですか?」

小鷹「えっ!?あ、はい…」

ミハエル「いえ、貴方ではなく…三日月さん。貴女ですよ。ここの部長ですよね?」

夜空「ああ。その通りだ」

ミハエル「貴女に聞いておくことがあるんです」

夜空「はぁ?」

ミハエル「僕は高等部一年、風紀委員のミハエル・アークライトです。隣人部の担当になりました」

小鷹「担当?」

ミハエル「ええ。最近、この学校には変な部活が多いですからね。この文化祭を機に、査定しておこうということになりまして」

理科「査定って…」

小鷹(あれ?これってかなりやばいんじゃ…)

ミハエル「さて、とりあえず隣人部の活動目的について再度確認させてもらいますね…」


星奈「よっしゃ!これで3連勝!」

小鷹(一番まずい奴は気付いてさえいねぇ…)

ミザエルのクラス

ほむら「ギャラクシー・クイーンズライトを発動!」

ほむら「貴方から奪った終末の騎士のレベルは8となる!」

ほむら「時花の魔女と終末の騎士でオーバーレイ!」

ほむら「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!」

ほむら「来なさい…神竜騎士フェルグラント」



まどか「…絶好調だね、ほむらちゃん」

さやか「いやいや、杏子のやつも負けてないよ」


杏子「カオスエクシーズチェンジ…CNo.101、S・H・Darkknight!」

杏子「そっちのフィールドにいる…そうだな、ガンテツをエクシーズ素材にする!」


まどか「二人とも3連勝だっけ?」

さやか「そうそう。これに勝てば4連勝だね…でも」

まどか「うん、やっぱりミザエル君は頭一つ抜けてるね」

ミザエル「これでとどめだ!タキオンスパイラル!」

モブ「リバースカード!次元幽閉!」

ミザエル「無駄だ!手札からカウンタートラップ発動!」

モブ「手札からトラップだと!?」

ミザエル「タキオントランスミグレイション!」

ミザエル「これで次元幽閉は無効だ!」


さやか「…2対1で圧勝だよ…バリアンの人達って、皆あんな無茶苦茶な強さなの?」

マミ「いえ、あの中でも、シャーク君とミザエル君が頭一つ抜けた強さのはずね。どっちのほうが強いかは分からないけど」

さやか「どっちに聞いても、自分だ!って言いそうですよね」

ナッシュ ミザエル「当然、俺(私)だ!」

さやか「わっ!?」

さやか「…いつからいたんですか、シャーク先輩!?」

ナッシュ「ついさっき…生徒会の手伝いで見回りしてんだよ」

トーマス「僕はナッシュ君に一票ですね。やっぱりライバルには強くあってほしいですから」

さやか「あ、アークライト先輩まで…」

マミ(というか、どうして高等部の生徒会の見回りで中等部に来てるのかしら…)

まどか「私はミザエル君かな…シャーク先輩のデュエルって直接見たことないし…」

さやか「私はどっちも見たことあるけど、強さの方向性が全く違うからなぁ…」

ミザエル「強さなど、直接結果が出るまでは分かるはずがない…どちらのほうが強いか、今ここで証明してやろう!」

ナッシュ「面白ぇ…やってやろうじゃねーか!」

ミザエル「行くぞ…!」

ナッシュ「来い!」

さやか「あ、挑戦料金は一回500円ですよ」

ナッシュ「え?あ、ああ…っと」

ナッシュ「…悪い、1000円からでいいか?」

さやか「はい…っと、500円のお返しになりますね」

さやか「ありがとうございます」

ナッシュ「ああ…それじゃ、今度こそ…」

杏子「ちょっと待った!」

ミザエル「…どうした、いきなり?」

杏子「その勝負、あたしが預かる!」

ナッシュ「…なに?」

杏子「見せ付けてやんだよ、私の進化したデュエルってやつを!アンタにさ」

杏子「な、いいだろ?」

ミザエル「……仕方ない、決着は帰ってからにしよう」

ナッシュ「…分かった。そのデュエル、受けて立つ!」

杏子「よっしゃ!先に言っとくけど、私が本番前だからって、手加減とかするなよな」

ナッシュ「ああ。手加減も容赦も一切無しだ…俺の本当のデッキを見せてやる!」

杏子「そうこなくっちゃ…デュエルディスク、セット!」

杏子「Dゲイザー、セット」

機械音声「ARヴィジョン、リンク完了」

ナッシュ 杏子「「デュエ…」」

校内放送「受付十分前になりました。プロとのタッグデュエルを希望する生徒は、今すぐ事務室前に…」

ナッシュ「……おい」

杏子「…ま、まぁ、勝負は後のお楽しみってことで」

更新、遅くなってすみません

正直、七皇の戦力ってナッシュとミザエルで7割以上しめてる気がする

隣人部


ミハエル「はぁ…やっぱり、こうなる訳ですか」

夜空「当然だ」

ミハエル(こういう時の為にデュエル専門の人員も連れて来る予定だったんだけど、八雲君はちょっと遅れてるのか)

ミハエル「まぁでも…貴女相手なら僕でも充分勝てるでしょう」

夜空「言ってくれるな」

ミハエル「それでは、デュエルを…」

バン

八雲「ちょっと待ってくださいよ」

ミハエル「八雲君…」

ドルベ「いきなり変な部活に引っ張られて連れ込まれたと思ったら…」

メラグ「そういう事情があったわけですわね」

ドルベ「そもそも、そういう事情があるなら我々にちょっかいを出している暇など無かっただろうに」

八雲「まぁ、いいじゃないか。ほら、その辺にいるモブの皆も」

八雲「見せてあげるよ…前年度極東デュエルチャンピオンの実力を!」

夜空「つまり…私の相手は貴様という訳か」

八雲「ええ。さぁ、楽しいデュエルをはじめよう」

ミハエル「遅いよ、八雲君」

八雲「ハハ、すみません。それでは…」

夜空「…デュエルディスク、セット!」

夜空「Dゲイザー、セット!」

機械音声「ARヴィジョン、リンク完了」

夜空 八雲「「デュエル!!」」

タッグデュエル会場


杏子「うわ…やっぱ凄い賑わいだな」

さやか「あ、まどかだ。おーい!」

さやか(お、振り返してくれた。凄く微妙な表情してるけど)

杏子「…で」

海美「貴女たちが最初の対戦者ね。よろしく」

さやか「よろしくお願いします!」

飛夫「それじゃあ、早速はじめようか…」

機械音声「ARヴィジョン、リンク完了」

「「「「デュエル!」」」」

杏子「私の先行だな…メインフェイズ!」

杏子「マーメイドシャークを召喚して、デッキからサイレントアングラーをサーチだ」

杏子「カードを一枚伏せてターンエンド」

海美「私のターン、ドロー!」

海美「モンスターとカードを一枚ずつ伏せてターンエンド!」

杏子(確かあの二人のデッキは幻獣機を使って高ランクのエクシーズを狙うデッキだったはずだ…)

杏子(となると、セットモンスターはハムストラットか…さやかに任せればトークン二体の処理くらいは出来るだろうし、セットカードがあの永続罠だと面倒だな)

杏子(ここは…)

杏子「エンドフェイズ!フィッシャーチャージを発動…マーメイドをリリースして、バックを割らせてもらうぜ」

海美「っ…!?」

杏子(強制脱出装置だったか…狙ったカードじゃねぇけど、中々いいカードを割れたな)

杏子「カードを一枚引かせてもらうぜ」

海美「…改めて、ターンエンド」

さやか「私のターン、ドロー!」

さやか(幻獣機にトークンを残すのはまずい。多少強引でも、破壊させて貰おう)

さやか「手札から、フィッシュボーグ・アーチャーとタイダルを捨てて、メガロアビスを特殊召喚!アビスフィアーをサーチ!」

さやか「更に、深海のディーヴァを召喚!その効果でデッキから海皇の狙撃兵を特殊召喚!」

さやか「狙撃兵をリリースして、メガロアビスはこのターン2回攻撃出来る!」

さやか「更に!狙撃兵の効果でセットモンスターを破壊!」

海美「っ…破壊されたオライオンの効果で、トークンを一体フィールドに残す」

さやか(ハムストラットじゃなかったか…)

さやか「行きますよ…墓地のマーメイド、狙撃兵を除外してタイダルを特殊召喚!」

さやか「バトルフェイズ!ディーヴァで幻獣機トークンを…」

トーマス「おお、やってるじゃねぇか」

ナッシュ「中々優勢みてぇだな。まだ始まったばかりだからなんともいえねぇが…」



さやか「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚…」

さやか「ガイオアビス!」

さやか「カードを一枚伏せて、ターンエンド!」


トーマス「厄介なモンスターの召喚にも成功か。残りのライフも三桁まで削れたな…って、おい。見ていかねぇのかよ?」

ナッシュ「当たり前だろ。まだ見回りの途中だぞ?」

トーマス「デュエル一回見終えるくらいならいいんじゃねぇか?」

ナッシュ「…あいつのデュエルを見るのは、直接デュエルするまでの楽しみにとっておくよ」

トーマス「あー、はいはい。分かったよ。んじゃ、次は二階だな」

隣人部

八雲「サモンリミッターにスキルドレイン…そして禁止令でサイクロン指定に、セットカードは…多分、スタロだね?」

八雲「この部活は友達を作る部活って聞いてたけど…そんなデッキで友達なんて作れるのかな?」

夜空「ふん、負け惜しみか?そっちのデッキだって似たようなものだろう?」

八雲「ま、確かにね…でも、こんなことで嫌な顔をするような友達なら、ボクには必要ないよ」

八雲「友達がいそうにない君には分からない話かもしれないけどね」

夜空「…とても友達の多い奴の台詞には聞こえないな」

八雲「それなりに顔は広いけど、決して友達が多い訳じゃないさ」

八雲「本当の友達…というとそこまで数はいないのは確かだね、でも、いないわけじゃない」

八雲「それはとても素晴らしいことなんだけど…」

八雲「まぁ、君には関係ない話か」

夜空「っ…言ってろ!私はSinサイバーエンドを特殊召喚…」

八雲「させないよ。罠発動、奈落の落とし穴」

夜空「くっ…だが、そんなことは分かっていたさ!」

夜空「私は更に、Sinパラレルギアを召喚…手札のSinスターダストとシンクロだ!」

夜空「吠えろ…神樹の守護獣、牙王!」

八雲「牙王か…厄介なモンスターだけど…その魅力的な耐性もスキルドレインで無効化されちゃってるね」

夜空「それでも火力は充分だ!バトルフェイズ!牙王でトリオンに攻撃!」

八雲「…」

八雲LP8000→6500

夜空「これで…ターンエンドだ!」

八雲「ボクのターン、ドロー」

八雲「…手札から、速攻魔法、アーティファクト・ムーブメント」

夜空「アーティファクトだと!?」

八雲「スキルドレインを破壊…そして、デッキからモラルタをセット」

八雲「続けて、ティオの蠱惑魔を召喚…その効果で、墓地からトリオンを蘇生する」

八雲「更に、特殊召喚されたトリオンの効果だ。サモンリミッターを破壊」

八雲(これでボクはエクシーズ召喚が狙えるようになった)

八雲(…問題は牙王だね。アークナイトでの吸収は出来ないし、ダイヤモンドクラブでは打点が足りない。ここは…)

八雲「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

八雲「現れろ!キングレムリン!」

八雲「表示形式は守備表示だ」

八雲「効果を発動!ORUを一つ使って、デッキからカゲトカゲを手札に加えるよ」

八雲「さぁ、ボクはこれでターンエンドだ」

サモンリミッターあったんだよな?
sinサイエン→パラレルギア→牙王で3回召喚行為してね?

遅くなってすみません、今日はここまでで

4月の中旬くらいからはペースアップ出来ると思います
今回は八雲vs夜空がダイジェストになってますが、今のところフルでやってるタッグデュエルとどっちがいいですか?…というか、タイトルの七皇何処行った?

あと、>>52さんと>>57さん、夜空のデッキの参考にさせていただきました。ありがとうございます

>>127
すみません、完全にミスってました。発動タイミングが八雲のターンだったということで補完していただけるとありがたいです

>>125の修正

夜空「くっ…だが、そんなことは分かっていたさ!」

夜空「私は更に、デッキからブルーアイズを除外して、Sinブルーアイズを特殊召喚!」

八雲「ブルーアイズか…さっきフィールド魔法の効果で手札に加えたのはそのモンスターかな?」

夜空「バトルフェイズに移る!ブルーアイズの攻撃だ!」

八雲「…」

八雲LP8000→6600

夜空「これで…ターンエンドだ!」

八雲「ボクのターン、ドロー」

八雲「…手札から、速攻魔法、アーティファクト・ムーブメント」

夜空「アーティファクトだと!?」

八雲「スキルドレインを破壊…そして、デッキからモラルタをセット」

八雲「続けて、ティオの蠱惑魔を召喚…その効果で、墓地からトリオンを蘇生する」

>>126の修正

八雲「更に、特殊召喚されたトリオンの効果だ。サモンリミッターを破壊」

八雲(さて、これでボクはエクシーズ召喚が狙えるようになった)

八雲(まぁ、ここはアークナイトでいいかな?)

八雲「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

八雲「現れろ!№101、アークナイト!」

八雲(ボクの残りライフは6600…サイバーエンドにリミッター解除を使われても耐えられる)

八雲(ただし、ナイトエクスプレスでも出てきて、グスタフの2000バーンを受ければ終わってしまか…けど)

八雲「表示形式は攻撃表示だ」

八雲「効果を発動!ORUを二つ使って、ブルーアイズを素材にする」

八雲「バトル!アークナイトのダイレクトアタック!」

夜空「…ライフで受けよう」

夜空LP5400➝3300

八雲「これでボクはターンエンド」

ミスすみませんでした
今後はできるだけこういうことの無いように気を付けます

で、今度は>>130で攻撃対象がトリオンということが分からなくなってますね、すみません
4行目の夜空の台詞のあとに

夜空「攻撃対象はトリオン」

という台詞が入ります。脳内補完していただけるとありがたいです

  我々の間には「無能」などという都合のいい言葉は存在せん。

   ,イ人(_           あるとすれば、ホーリーライトニングから生じる「有能」だけだ。

  Y /  Vヽ                           /}  
  | 人 ,ノイ{  }`^゙'⌒ '^^{    w          ノ^⌒ 'V/〉         _)W(_
  〈〈口ー口〉 . .{ 人j_人 }J(口ー口)しl\v /l ヽ ノ^-<Y//〉xーv‐-、    /ー'^ーヘ
   ,r‐ヽゝ、.   (口ー口)'   _,ゝ、ノl、,. l l{"リ'l l /|(口ー口| [//::/ァ-ヘ:レ <〔 口ー口〕>
  /     `i  r‐'\ィ'ヽ ./ ヽ::::/ `i 口ー口 lヽゝ  ,rゝ ハ | V<:_/-□ )|丿),r‐ヘ..ハ-、
  | ソ    ::| |゙i: | | | ,| l  |::| l .i r‐'トvイヽ | 〈ii〉 `l ,r'~^ヽ/^ヽ、 /  V  :i
  f_=}:::.....  .|} 彡二二シ .{ 、 .|::| l | fゝ‐-ミ | .i l  .Y l:.|〈 ィ:... ゚..:: ト, 〉 .l .l:. l  l.:}
  \l_:::....  i.l  l`´ ||. ゙i ヽノ__/::l__,トイ ヽ‐'~ヽノ | l::. | :l.:l ヽミ_ ........_キ/ .|_.l:: l  |/
    (.:/ ̄ll ̄l' .|  .|:|  .|  | ::..ll .}U ./ H. ヽ `/ /ヽ.::ソ  |:`~ll~..::l  .U__/::ヽイ
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    i、  |.|:. l `i-‐i'.:l‐-′ l ::l l  l  |   l::l  l  l  i.i  l   i  ll::.. l   .l  l l  l
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