跡部「あーん?テニヌ禁止令だぁ?」(199)

忍足「そうや、昨日全国テニス協会から発表されたんは知ってるやろ?」

跡部「忍足テメー俺様を誰だと思ってんだ?知ってるに決まってんだろーが」

忍足「ならなんで何の対策もたてへんねや?」

跡部「俺様のテニスはまぎれもねーテニスだ。それを否定する奴はいねぇ」

忍足「えらい自信やな、ならこの情報は知っとるか?」

跡部「あんだよ?言ってみな」

忍足「手塚の手塚ゾーン、テニヌ禁止令にひっかかって全国大会やと使えへんらしいで」

跡部「なん……だと……!?」

忍足「おそらく乾の情報網やな、青学は発表された当日に全国テニヌ協会から審判呼んで、テニヌかどうか判断してもろたらしいで」

跡部「おい忍足……その話マジなんだろうな?」

忍足「全国レベルの手塚の情報やで?嘘ついても何の意味もあらへんわ」

跡部「なるほどな……だとしたら俺様も……」

忍足「この間立海まで行って会得してきた技、危ないかもしれんな。ちなみに立海もテニヌ判定してもろたらしいで、まだ詳しい情報は入ってへんがな」

跡部「こうしちゃいられねぇ、急いで対策すんぞ」

――翌日――


榊「……というわけで全国テニヌ協会の審判の方に来ていただいた。皆失礼のないように」

鳳「宍戸さん……テニヌってなんなんですか?」ヒソヒソ

宍戸「俺が知るかってんだ」ヒソヒソ

向日「おい侑士、テニヌってなんなんだよ?」ヒソヒソ

忍足「なんでもテニスの域を超えたテニスらしいで。そのテニスを突き抜けたプレイからテニヌ言われるようになったさかい」

跡部「さっきからうるせーぞテメーら!」

榊「レギュラーは早速試合。一年は副審、ラインジャッジに入れ」

宍戸「テニスだかテニヌだかなんだか知らねーが、試合できんならやってやるぜ!」

鳳「おぉ……宍戸さん、随分やる気ですね!」

宍戸「試合を前にやる気になれないヤツは激ダサだぜ、長太郎」

日吉(わかりやすい下剋上のチャンスだ)

榊「あぁ宍戸、日吉、おまえらは引っかかる要素がないから試合しなくていい」

宍戸「えっ」

日吉「下剋上……する前に破れたり……」

鳳「宍戸さん……」

宍戸「フッ、あばよ長太郎」

鳳「宍戸さーん!」

忍足「茶番はええねん」

榊「まずは>>36>>39が試合に入れ!」

樺地

跡部王国

跡部「樺地……コートに入りな」

樺地「……ウス」

審判「ベストオブ1セットマッチ!跡部サービスプレイ!」

跡部「いくぜ……フッ!」パコン!

向日「いきなりタンホイザーサーブだ!」

忍足「あれは全く跳ねへんでぇー!」

――跡部のタンホイザーサーブ!これはテニス?テニヌ?  >>44-48

これは流石にテニヌだなw

ピーーーーーーーーーーーーーッ!

審判「ソレ!テニヌ!ダメ!ゼッタイ!」

跡部「ンだとぉ!?」

樺地「……ウス」

忍足「いきなりアウトかいな……」

鳳「なんかスカッドサーブも危ない予感がしますね……」

審判「0-15!」

跡部「オラッ!」パコン!

樺地「い゛いぃー!」パコン!

跡部「ほうら、凍れ」キーーーン ザクザクザクザク!

――跡部の氷の世界!これはテニス?テニヌ?  >>58-62

審判「…………」

忍足「今度はセーフみたいやな」

審判「15-15!」

樺地「…………」

跡部「次いくぜ……ッラァ!」パコン!

樺地「ばあぁう!」パコン!

跡部「ハッ!」パコン!    ダダッ!

鳳「前にでた!」

樺地「ほぉーーーーっ!」パーン!

跡部「俺様の美技に酔いな」キラン…キラン…

跡部「ハァッ!」パコン!

――跡部の破滅への輪舞曲!これはテニス?テニヌ?  >>69-73

これはスだな

樺地「!」バシッ!

審判「…………」

忍足「これもセーフみたいやな」

跡部「ハァッ!」パコン!

審判「30-15!」

跡部「勝者は俺だ!」

樺地「…………」

鳳「タンホイザーサーブ以外は大丈夫みたいですね」

向日「手塚ゾーンはダメだったみたいだし、これで跡部も安心だな!」

保守もとい議論してくれたひとありがとう。
ちょっと爺の家のエアコンの取り外しを手伝わされてた。
汗だくだから今から風呂、上がったら書くわ

跡部「ッラァ!」パコン!

樺地「ばあぁう!」パコン!

跡部「ォオッ!」パコン!

樺地「い゛いぃー!」パコン!

――20分経過――

審判「ゲーム跡部!3-0!」

跡部「フッ!どうした樺地!もっとかかってきな!」

樺地「……ウス」

樺地「ばあぁう!」パコン!

跡部「オラッ!」パコン!

跡部(見つけろ……奴の死角!)キーーーン!

跡部(刺さった氷柱がテメーの死角だ!)

――ドカカカカカッ!

跡部(!?)

跡部(バカな……!?氷柱が俺のコートに……!?)

樺地「い゛いぃー!」パコン!

――パキーン!

審判「15-0!」

跡部(コイツ……俺の氷の世界まで……!)

樺地「……ツルツル……です」

――15分経過――

審判「ゲーム樺地!4-3!樺地リード!」

忍足「あかんな、お互いに死角が見えあっとる以上、リーチとパワーがある樺地が有利や」

鳳「跡部部長……」

向日「樺地のやつ……マジありえねぇ……!」

跡部「はっ!」パコン!

樺地「い゛いぃー!」パコン!

跡部(ざまぁねぇな、テメーで作った技でテメーがやられるとはな)パコン!

跡部(だが俺は、負けるワケにはいかねぇ)パコン!

跡部(これは磨きあげた俺の眼力を奪われたことに対するプライドの問題なんかじゃなく)パコン!

跡部(上に立つ者としての――氷帝テニス部部長としての誇りだ!)パコン!

跡部(眼力を研ぎ澄ませ……)パコン!

跡部(奴の死角を、視ろ!)キィィィィン!

――シャガッ!スケルトーン!

跡部「スケスケだぜ!」パコン!

――土壇場で進化した跡部が跡部王国を発動!これはテニス?テニヌ? >>175-179

審判「ソレ!テニヌ!ダメ!ゼッタイ!」

跡部(あ……?)

跡部(なに言ってやがんだコイツ?)

跡部(俺の……氷帝テニス部部長としての誇りをかけた技がダメだと!?)

跡部(…………もう、どうでもいいわ、テニスとかテニヌとか)

跡部(俺が信じたテニスは、誰がなんと言おうとテニスなんだよ!)

跡部「樺地……」

樺地「……ウス」

跡部「やれ!樺地ホームランだ!」

樺地「ばああぁぁう!!」ドコォ!

審判「ソレテニヌー!ダメゼッタイーーー!」ヒューーーン!

跡部「フッ、テメーらも自分の信じたテニスをしろ!いいな?」

部員×200「はい!跡部部長!」

忍足「なんや何も解決してない気がするさかい……」


終わり

次は四天王寺するつもり
立海編で青学の残りをやるわ

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