シアン「異世界喫茶」ジーニー「シアンマゼンダ!」【安価】2スレ目 (933)



地球人が異世界で喫茶店を作った系のSSです。


主人公:シアン
喫茶店:シアンマゼンダ
住所:中央大陸中央帝国中央都市東の関所すぐ近くの森の前


とてつもなくゆるーいオリジナルSSです。
基本的には行動安価はしないので、安価系が苦手な方でも楽しめるはずです。


■前スレ■
1スレ目
異世界に喫茶店を建てた【安価】
異世界に喫茶店を建てた【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385649444/)

設定とか載せていこう、たぶん、うん。
http://cyanmagenta.blog-rpg.com/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386581640

□登場人物一覧□

■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■

☆主人公☆

名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと

☆頼れる獣人☆

シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。

☆恋するリッチ少女☆

アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。

☆シアンそっくりの女の子☆

マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。


■お客様リスト■

名前:種族:格好:

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

基本的には、

新規客募集
or
常連客のエピソード
or
本編と呼ばれるシアンのエピソード

の三つの中でどれかをやっていきます。

それ以外でも要望があれば答えます。

なお、主人公シアンはハーレム属性鈍感持ちです。ご注意を。

ある日



??「………」

??(私はとある国からとある人物を殺すように依頼を受けた暗殺者だ)


暗殺者の性別は?

安価↓1

??(私は女だが、男以上の働きを見せることができる)

??(名前は安価↓1だ)


名前安価↓1

キリナ(私の名前はキリナ。青い髪と黒いマフラーがトレードマーク。って暗殺者がトレードマークってのもおかしい話だけれども)

キリナ(今回、私の任務はかなりないんどが高い……あれ? なんいどだったかな……)

キリナ(まぁいい。私はキリナ。狙った獲物は三回に一回は逃がさない……)


標的は?

1、シアン
2、魔王
3、二ヴェウス
4、レイン


安価↓1

中央大陸北西『レイム』

レイムの公園

キリナ(私は聖王国のとある人物から依頼を受け、レイムの国王を暗殺しに来た)シュタッ

レイン「………」ニコニコ

キリナ(間違いない。あの公園でお茶を飲んでるあいつが国王“レイン=ヴェルライフ”だ……)

レイン「………」ニコニコ

キリナ(一見隙だらけのようだけど、私ほどの手練れになると迂闊に手を出したりはしない。だって怖いし)



キリナ「それに私にはこれがある」



キリナの武器とは?

安価↓1

キリナ(私の父直伝の爆弾……これを使って跡形もなく吹き飛ばしてやるわ!)シュタッ

レイン「………」ニコニコ

キリナ「………」ササッ

キリナ(何よこいつ、本当に王様なの!? 無防備すぎじゃない!?)

レイン「………」ニコニコ

キリナ(まぁその方がやりやすくていいけどね)カチッ

キリナ(この爆弾は魔力感知式。私が少しでも魔力を放射すれば……)ササッ

レイン「やれやれ、王様を爆殺なんて美しくありませんねぇ」スタッ

キリナ(なっ!? このタイミングで動くの!? お茶も飲みきってないのに!?)

レイン「さて、どうしたものか」スタスタ

キリナ(幸い一人だし、チャンスはいくらでもある!)





キリナ「ことごとく逃げられました」

レイン「逃げました」ブイ



大水晶の洞窟


キリナ「ここは……」

レイン「大水晶の洞窟ですよ」ニコニコ

キリナ「なっ!?」サッ

レイン「私を倒すことはもう無理だと悟ったでしょう」

キリナ「………」

レイン「少し、お話をしましょう」

キリナ「話……?」

レイン「ええ、この国の成り立ち、そして、大いなる罪の話をね」

レイン「はるか昔、一人の英雄がこの世界に召喚された」

キリナ「………」

レイン「その男の名前は神凪勇人。正義感の強い青年だったと聞きます」

キリナ「英雄物語か……」

レイン「ええ、しかし、あれは我々この世界の民に都合よく作られすぎています」

キリナ「え?」

レイン「世界中を旅し、現地の人々を助け、北の大陸へ行って魔王を討伐する。異世界の人間がなぜそれほどまでこの世界に尽くす必要があったのでしょう?」

キリナ「そ、それは彼が正義――「違います」

レイン「当時のこの国の王、私の先祖はね、




 彼の大切な女性を人質にとったのです」




キリナ「なっ!?」

レイン「その女性の名前を“アルティナ”。当時は龍神と崇められていたエイシャントドラゴンと人間のハーフです」

キリナ「英雄にそんな人が!?」

レイン「ええ、彼らは強い絆で結ばれていました。心の儀もしたそうです」

キリナ「心の儀?」

レイン「はい。お互いの心臓を半分ずつ交換する、龍と人が運命を共にする儀式です」

キリナ「そんなことを……」

レイン「アルティナを人質にとった結果、彼は死に物狂いで戦い続けました。しかし、魔王は強く、彼らは敗走を余儀なくされました」

キリナ「なっ!? 英雄物語じゃ勝ったって!」

レイン「ええ、ある意味では勝ったのです。



 ここに魔王を封じ込めることができたのですから」



キリナ「え……」ジーッ


―――水晶の中で眠る二人の男女と凶悪な姿をした魔王


キリナ「ひっ!?」

レイン「なぜ、聖王国がレイムを狙うのか、それを知る者は少ない」

キリナ「こ、ここが魔法石の宝庫と呼ばれる魔法石の採掘場がたくさんあるからじゃないのか?」

レイン「ふふっ、それはそうですが、本当の所は違います」

キリナ「?」

レイン「聖王国の王は、生まれた瞬間からある命を受けます」

キリナ「命?」



レイン「聖王国の元王女“フェリアス王女”をレイムから奪還せよ、と」




キリナ「ど、どういう意味だそ……れ」チラッ



―――水晶の中で眠る女性



キリナ「ま、まさか……」

レイン「ええ、そうです。



 彼女こそ聖王国の元王女にして、この世界に失われた結界魔法を使えるただ一人の人物、



 フェリアス王女です」



キリナ「な……わ、訳が……」ヨロッ

キリナ「な、なぜそれを私に……」

レイン「ええ、それは単純な話です」

キリナ「まさかっ、わ、私を殺すのか!?」ババッ

レイン「まさかそんな! 理由はね。簡単です」スッ

キリナ(結界に手を?)



レイン「近いうちにね、この封印を解くからですよ」ニコニコ





 異世界に喫茶店を立てた。

 第二章 混沌と破滅と

 START。。。

まぁ、続かないんですけどね。



 それじゃあ、いつも通り、新規か掘り下げで行こうと思います!


1、掘り下げ
2、新規

名前:
種族:
性別:
容姿:
備考:


安価↓1~3

あ、多数決ではないので、新規の場合は下の

名前:
種族:
性別:
容姿:
備考:

を埋めてください。

フレイヤとエリーゼは確定なので、

1、新規
2、掘り下げ

安価下1お願いします

名前:カルナ
種族:人間
性別:男
容姿:黒髪長身の青年
備考:帝国宰相、飄々としていて掴みどころがない。

こう?

順番

1フレイヤ
2エリーゼ
3コガネ

で行きます!

>>29さんはお手数ですが、前スレを軽く流し読みしてみてください!


それでは、スタートします!

>>30そうです!

ある日。

シアン「ねぇマゼンダ」

マゼンダ「はい、お兄様」

シアン「この世界には神様っているよね」

マゼンダ「はい、フレイヤ様やイリアス様がそうですね」

シアン「神様って何?」

マゼンダ「はい、この世界を創りし人間より高位な存在で、天界という私たちにはいけない空間に住んでおります。人間界との行き来は自由で、この世界を管理してくれてます」

シアン「歩く辞書だねマゼンダは」

マゼンダ「恐縮です」

シアン「じゃあさ、神様と人間が戦ったら絶対に勝てないのかな?」

マゼンダ「それは、時と場合によります」

シアン「そうなの?」

マゼンダ「たとえば、フレイヤ様は豊穣の女神であるため、戦闘力はほかの神々に劣ります」


―――からんからん。


マゼンダ「………」チラッ

マゼンダ「特に、産卵期は無防備に近い状態で、背後から近づけばまず間違いなく狩れ――」

フレイヤ「私は野生の動物かこらぁ!」グイグイ

マゼンダ「フレイヤ様いらしてたのですね」

フレイヤ「さっき目が合っただろうがぁああああ!」

シアン「お、落ち着いてください」つ紅茶

フレイヤ「ありがと」クイッ




フレイヤ「ふぁぁああああああぁああ///」ビクンビクン



―――ぽこぽこぽこ!



マゼンダ「見事な産卵ですフレイヤ様」

フレイヤ「ご、誤解を招く言い方しないでよ/// 私はカフェインを摂取したら木々に果実を実らせるだけ!」

シアン「僕が南の大陸まで行って採ってきた千年樹が……」ウゥ…

フレイヤ「シアン、あなたに頼みがあってきたのよ」

シアン「?」

シアン「これは?」

フレイヤ「たぶん神器」

シアン「そそ、そんなもん持ってこないでください!」

マゼンダ「神器と言えば、大陸を吹き飛ばすくらい簡単な物が多いですからね」

フレイヤ「この神器を起動させてほしいのよ」

シアン「い、いやですよ! 死にたくないですし!」

フレイヤ「大丈夫! 爆発系だったとしても手足がなくなるくらいに結界張るから!」

シアン「完全に守ってくださいよ!」

フレイヤ「もう冗談の通じない人」プイッ///

シアン「冗談の過ぎる神様……」ハァ…

フレイヤ「真面目な話、これはこのままの方が危険なのよ」

シアン「えっ?」

フレイヤ「今はピラミッド状の形してるけど、もともとはもっと複雑な形をしてたの」

シアン「はぁ……」

フレイヤ「だんだんと点が少なく、体積も減ってきてるの。その意味が分かる?」

シアン「いえ……時限爆弾とかですか?」

フレイヤ「その可能性もあるわね」

シアン「天界にお持ち帰りください」

フレイヤ「しれっと神を敵に回すわよねあなた」

シアン「だって神器なんて持ってるだけで中央大陸の条約違反で捕まるんですよ!? そんな危険物持ち込まないでくださいよ! 仮にもここ喫茶店ですよ!」

マゼンダ「お兄様、仮じゃないです。喫茶店です」

フレイヤ「お願い! 本当の本当に結界張るから!」

シアン「なんでご自分で解かれないんですか?」

フレイヤ「人間の魔力が引き金となってるのよ。しかも、強力な封印がかかってるの」

シアン「………仕方ないですね」

フレイヤ「ありがとシアン大好き!」ギュッ

マゼンダ(ノリの軽い女神様……ビッチ系女神)ニヘラ

フレイヤ「こらそこのクローン、思考読めるのよ」

マゼンダ「今日も美しいですね女神」キリッ

フレイヤ「まったく……」

シアン「それじゃあ、行きますね」

フレイヤ「ええ」



シアン「………」ブゥン



神器?「」カチャカチャ

フレイヤ「動いた!」

マゼンダ「壁に何かを映し出しました」

シアン「映写機か……な!?」イッ!?




―――シャワーを浴びるフレイヤの姿



シアン「あ、ああ……///」プルプル

マゼンダ「お美しい」

フレイヤ「あー! 思い出したわ!」

シアン「えっ?」

フレイヤ「喫茶店一周年記念に上げようと、私のプライベートビデオを撮影したんだった!」

シアン「」

フレイヤ「いやー、すっかり忘れてたわ」アハハ

マゼンダ「フレイヤ様、この後はどういった展開に」

フレイヤ「それはもちろん、くぱぁよ、くぱぁ」

マゼンダ「くぱぁですか」

シアン「なななっ、何をわけわからないこと言ってるんですか!!」ガシャンっ


映写機「」ぐしゃっ


フレイヤ「あーっ! シアンひどい!!」

マゼンダ「男の風上にもおけませんね」

シアン「ぼ、僕はそんな卑猥な映像になんて興味ありません!!」

フレイヤ「ふーん、じゃあ」ヌギッ

シアン「ぶっ!」

フレイヤ「本物がいいのぉ?」タユンッ

マゼンダ「絶景かな絶景かな」

シアン「ふ……」

フレイヤ「ふ?」





シアン「フレイヤ様当分出入り禁止ぃいいいい////」




マゼンダ「やれやれ、これじゃあいつまでたってもお兄様はDTのままですね」

シアン「マゼンダ解雇するよ」ギロッ

マゼンダ「さぁ仕事仕事ー」



天界

フレイヤ「ぐすん……シアンのバカ…」

フレイヤ(そうだ! 次は女神様らしく、マイクロビキニで!!)



 懲りない女神であった。。。



□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【1】フレイヤ

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

新規のテンプレートが変わったのか…

ある日。中央図書館。

エリーゼ「ごめんね、喫茶店の方が忙しいのに」

シアン「ううん、全然おっけー! 本好きだし!」

エリーゼ(本当はいくらでも頼める人いるのに……私って素直じゃないなぁ…)

シアン「それにしても、沢山あるよね」

エリーゼ「中央大陸の書物ばかりだけどね」

シアン「いろんな人が、いろんな思いで書いたんだろうなぁ……」

エリーゼ「ええ……」

シアン「そういえば、エリーゼ」

エリーゼ「うん」

シアン「エリーゼって力戻ったの?」

エリーゼ「………」


※エリーゼはシアンの不幸な過去を改変するために龍人の力の大半を失いました。


シアン「そっか……」

>>44全然前のでもかまわないです! ちょっとコピペするのがめんどくさかったので!


喫茶店シアンマゼンダ

シアン「………」

マゼンダ「どうしたのですかお兄様」

アリス「そうよ、シアンがそんな顔するなんて珍しいじゃない」

シアン「……ねぇ二人とも…」

二人「?」



シアン「男として、大切なものを奪ったのなら責任を取るべきだよね」



二人「!?」

シアン「…どう思う?」

アリス「と、時と場合によるんじゃない!? 説明してみなさいよ!」

マゼンダ「私はとるべきだと思います」ワクワク

アリス「あんた面白がってるだけじゃない!」

マゼンダ「そうです」キリッ

アリス「なによその決め顔! シアンの顔なんだからかっこいいじゃない!」ポカポカ

シアン「とても……」

二人「………」ピタッ

シアン「とても大切なものを奪ったんだ……」ハァ~~~

アリス(マゼンダ……やっぱあれよね)ぼそぼそ

マゼンダ(ええ、あれしかないですお姉さま)ぼそぼそ




二人((処女!)ま○こ!)




アリス「………あんた、本当に奪ったの?」

シアン「うん……しかも、僕の自分勝手な欲望で……」

二人「!?」

マゼンダ(こ、これは……)ぼそぼそ

アリス(それしか考えられないわ)


二人((レイプ)中○し!)



アリス(ちょっとさっきから卑猥すぎるんだけど)ジトーッ

マゼンダ(サービスサービスですお姉さま)

アリス「ま、まぁあれね。男の子だったら仕方ないわよ」プルプル

マゼンダ「私は責任を持って結婚するべきだと思います」

シアン「だよねー……」

シアン(でも、僕が責任をとるって言っても、彼女にだって自分の人生があるだろうし、好きな人の一人や二人いるだろうしなぁ……)

シアン「どうにかして取り戻せないかな」ボソッ

アリス「は、はぁ!?」ガタッ

シアン「えっ?」

アリス「あ、あんた、一度奪ったものを返せるとか思ってるの!?」ワナワナ

シアン「思ってない……けど(方法がないわけじゃないらしいんだけど……)」

アリス「シャキッとしなさいよ!」バシッ

シアン「いたっ!」



アリス「あんたが奪ったんならあんたが何とかしなさいよ! それこそ命を懸けてでも!」ポロポロ



シアン「アリス……そんなにも真剣に……」

マゼンダ「アリスお姉さまかっこいいです…」ウルウル

シアン「わかったよ! 僕、行ってくる!!」ダッ

アリス「………」ポロポロ

マゼンダ「アリスお姉さま、私の胸でお泣きください」

アリス「ふぇぇええまぜんだぁあああ」ギューッ

マゼンダ(たぶん大いに誤解してると思いますけど……)

エリーゼの家。

シアン「エリーゼ!」ドンドン

エリーゼ「え、シアン?」ガチャっ

シアン「エリーゼ! 話があるんだ!」

エリーゼ「ちょ、ちょっと待って、今お風呂に……」ハラリ

シアン「」

エリーゼ「」





シアン「………」ボロボロ

エリーゼ「で、何の用ですか?」ハァハァ///

シアン「僕は、君の力を戻したい!」

エリーゼ「!!」

エリーゼ(だから……それは…)

シアン「調べたんだ。そしたら……一つだけ方法があった」スッ

エリーゼ「それは……心の儀!?」

シアン「エリーゼ、僕は本気だ。あとは君の決断次第だ」

エリーゼ「………」




シアン「僕と、心臓を交換してください」




エリーゼ「シアン……」

翌日。


シアン「いやー、なんだかいつもより元気だなぁー!」

アリス「誤解だったのか……」ホッ

マゼンダ「お兄様、心の儀をすると、同じ場所にはいられないんじゃ……」

シアン「ああ、うん、それは性行為ができないって意味だったみたい」

二人「「あっ……」」

シアン「ん?」

二人((哀れなりエリーゼ……))





図書館


エリーゼ「心の儀をした後でもいちゃいちゃする方法……」ペラペラペラッ



 数年後、世界中の本を読破した少女が現れるのだが、それはまた未来のお話。



□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【1】フレイヤ
【1】エリーゼ

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

ある日。朝。

コガネ「うぅ……飲みすぎたかも…」うぷっ

シアン「あらら、珍しいね」

コガネ「たまに来るの。自分よりも相手に飲んでほしいお客様が」

シアン「へー、大変だ。はい、二日酔いを抑えるジュース」

コガネ「ありが……うぷっ」

シアン「大変だ!」バッ

コガネ(もう我慢できない!!)





シアン「大丈夫?」

コガネ「シアン! あなたの手が!」オロオロ

シアン「ああ、気にしないで、床に落ちてこけたら危ないし」テクテク

コガネ(他人の吐いたものを受け止めるなんて……シアンは卑怯だよ…)ドキドキ

シアン「はい、口の中ゆすいで」

コガネ「う、うん……」

シアン「だいぶ落ち着いた?」

コガネ「ええ、本当にごめんなさいシアン」

シアン「………」

コガネ「シアン?」

シアン「えっと、あれ? さっきまで何してたっけ……」

コガネ「……あ、忘れ草…」

コガネ(シアン……私が気にすると思って…)

シアン「あ、そろそろ始発の時間だよ」

コガネ「うー……今日はもう少しいようかな」

シアン「そう? 僕はうれしいけど」

コガネ「うぅ///」ドキドキ

シアン「それじゃあ、朝食作るから、その間に電話してきたら?」

コガネ「う、うん」



コガネ「今日はこっちに泊まってくね」

弟『うんっ、シアンさんって人のとこ?』

コガネ「う、うん。宿屋も『うわーっ、お泊りだ! 母さんお赤飯!!』

コガネ「ちょ、ちょっと!」

母蜘蛛『コガネ』

コガネ「な、なに?」

母蜘蛛『今まで黙ってたけどね、あんたは人間とのハーフだから、意識すれば人間の姿にもなれるんだよ』

コガネ「えっ!?」

コガネ(何で今まで黙ってたの!?)

母蜘蛛『あんたには誇り高き女郎蜘蛛として生きてほしかったけど、少し優しすぎたねぇ』

コガネ「母さん……」

母蜘蛛『しっかりおやり!! 男は下半身で黙らせるのよ!』

コガネ「ば、ばかっ!」ピッ


コガネ「ひ、人型に……」グッ


コガネ「これが……私///」スラーッ

中途半端ですが一旦ここまで! 続きは日付の向こう側でやります! たぶん、新規か掘り下げもやるかと!

では!

前スレもそうですが……
安価スレである割には、
あまり安価が入りませんね。

>>57
嫌なら見るなそれだけだ

>>58
そりゃ「安価が入りそうで入らない」という
理由で閉じちゃったスレも多いですけど
……せっかく安価が入るからには(^^;

前スレを見る限り、安価外のキャラも拾ってくれる事が多いようで、
あつかましいお願いなのですが、>>30は適当にとりあえず書いただけなので拾わないでください、お願いします。

>>68 あり? 今から書こうとしてたんですが了解です!


それじゃあ、これから第二の主人公が登場します!
色んな意見を通して、この主人公は安価多めになります!
今出てきてるキャラとも絡むのでカッコ良いキャラにしてあげてください!

準主人公ってやつだね。

よ、良かったけど申し訳ない。
あの後前スレ見て世界観やらノリを把握して書き直したもので。

>>70そうです!
>>71それじゃあ、次の募集時楽しみにしておきます!



 いつの日か、中央都市七不思議の話をしたと思う。

 それは七つとは限らず、多い時期があったり、少ない時期があったりした。

 内容も様々で、ホラーテイストなものから、心温まるような話までピンキリだ。

 ある時期から、その七不思議とは別に、一つの噂が広まり始めた。


「黒髪黒眼のマフラーで顔を隠した男が、中央帝国の貴族から財宝を盗み出してる」


 まるで伝説の義賊のような話だが、市民はそれのおこぼれを頂いた記憶はなく、だが確かにその噂は存在し広まっていった。


 なぜこの噂が広まるのか。

 なぜ容姿が特定されているのか。

 なぜ中央帝国のみなのか。



 それを知る者は誰もいない。。。



 異世界に喫茶店を立てた

 サイドストーリー


『異世界で盗みを働いています』


 START...

??「………」

佐々木「おい」

??「んだよ五右衛門」

佐々木「誰が五右衛門だ! 拙者の名前は佐々木小三郎でござる!」

??「あー、はいはい、んで? 次の獲物はなんだ?」

佐々木「……拙者は仲間になったつもりはない」

??「は? 助けてくれって言ったのは誰だよ」

佐々木「それはっ! お、お主がたまたま捕まっている拙者の前に現れたから……」

??「武士は?」

佐々木「恩に厚く、情けに弱し……」クッ

??「よくできました」ナデナデ

佐々木「………」

??「いいか佐々木、覚えておけ」

佐々木「?」

??「俺は石川五右衛門のように義賊になるつもりはねぇ。


 “盗んで”“盗んで”“盗む”


 それだけだ」


佐々木「……覚えておく」

??「俺の名前は安価↓1この世界一の大怪盗だ」ニッ



大怪盗の名前は?

安価↓1(この世界での名前なのでシアンみたいなのでお願いします)

佐々木再登場wwww

ジャック「この世界は狂ってる。神に見下されながら生きるなんてよ」

佐々木「拙者には分からん……妖怪と共に生きていたからな」

ジャック「ああ、お前田舎の出身だったな」

佐々木「田舎者とバカにする気か?」

ジャック「バカにしてねーよ。ただ、妖怪を信じるような奴がバカだって言ってるんだよ」

佐々木「そうか………それはつまりバカに「なぁ、そう思うよな?」


??「………」


ジャックの四人の仲間の一人

名前安価下1~3下一桁大きい安価採用

性別安価↓4~6下一桁大きい安価採用

種族(見た目)安価↓7~9下一桁大きい安価採用

クルト

筋骨隆々ムッキムキのドワーフ

筋骨隆々で被るとはww

ムルク「……そうだな。神などこの筋肉をもってすれば必要ない」ムキッ


ジャックの仲間

名前:ムルク
性別:男
見た目:筋骨隆々な巨漢


佐々木「………」

佐々木(この男は相当強い……見ただけで分かる。それなのになぜジャックに従うのだ?)

ジャック「俺は神を許さない。いたのならなおさらな」

佐々木「ジャック、お主は過去に何が……」

??「教える訳ないわよ」

佐々木「!?」

??「ジャックの過去は誰も知らない。だから、良い」



ジャックの最後の仲間

名前:安価↓1~3下一桁大きい安価採用
性別:女
種族(容姿):安価↓4~6下一桁大きい安価採用


アカツキ

普通の人間のようだが両目を眼帯で隠している。魔術師風。

アカツキ「謎は良い。謎は魔法を複雑化する」

佐々木(この女……魔術師のような姿をしてるくせに……)


アカツキ「………」バイーンッ


佐々木(なぜマントの下はビキニなのだ!!)ハナヂブッ

ジャック「両目を眼帯で隠すから見えてこねーんだよアカツキ」

アカツキ「目で見えることなど知れてる。私は見えない謎を見たい」

ジャック「ふぅん“聖王国の魔法学校主席卒業”するような奴はどっかおかしいんだな」

アカツキ「なんとでもいえ。私はお前の持ってくる神器を解析し、解体し、


 人間が扱える武器に変える」


ムルク「そのおかげで俺達はさらに強くなれる」

ジャック「佐々木」

佐々木「なんだ」

ジャック「恨み、晴らしたいんだろ?」

佐々木「……ああ」

佐々木(あの日、拙者の未来を台無しにしたあの喫茶店の店主……)ギリッ



ジャック「なら、俺と一緒に来るしかねーだろ」スッ



佐々木「……利害が一致しただけだ」パンッ

アカツキ「………」

中央帝国貴族領

ジャック「……ここか、神器を隠し持ってるって屋敷は」

ムルク「ああ、しかも一つや二つじゃない。その数は……百八つ」

佐々木「ひゃ!?「静かに」バイーンッ

佐々木「むがっ///」

佐々木(拙者童貞でござる! 刺激が強すぎるでござる!)

ジャック「まぁ神器と言ってもおもちゃみたいなものもあるしな。そうビビることじゃあない」



フェーデイル家


ジャック「………」

ジャック(俺はこの世界をぶっ壊して、必ず地球に帰る)スタッ


回想

ジャック「大丈夫か?」

レイナ「ええ、お兄様……ごほっごほっ」

ジャック「くそっ、俺にもっと金があればっ!」

レイナ「お、お兄様……怒らないで?」

ジャック「レイナ!」

レイナ「レイナは信じています。お兄様が……私を助けてくれる…と」

ジャック「………ああ、必ずだ」

教会

ジャック「神様なんて俺は信じてない……けどよ、もしいるんなら…頼むっ……妹を、レイナを助けてやってくれ!」グッ



―――その瞬間、俺は光に包まれた。



異世界

ジャック「はっ!? ここはどこだ!?」キョロキョロ



―――クソ神様は俺の何が気に喰わなかったのか、家族が俺しかいないレイナを置いて、俺を異世界に召喚しやがった。



ジャック「レイナぁあああああああああ!!」



―――その瞬間から、俺は神への復讐者へと化した。



回想終わり



ジャック「必ず、妹の元へ……」

見張り「誰だ!?」

ジャック「ふんっ、隠れるような真似するかよ」



ジャックの武器は?

安価↓2番目

ジャックは人を?

1殺す
2殺さない

安価↓4番目

二振りの黒い短剣

殺さない

安価↓2はにらみ合いになるんで↓3にしたほうが良いと思いますよ。



ジャック「改造神器“神颪≪カミオロシ≫”」ブンッ


見張り「なっ、なんだその棒は!?」

ジャック「なぁに簡単な話さ」ブンッ

見張り「」ガクッ



ジャック「この武器は神を殺すための武器。人間に使っても一か月意識を失い続ける程度だ」スチャッ



ムルク「改造神器“神撫≪カミナデ≫”」ゴッ

壁「」ドゴォォォオンッ

貴族「な、なんだ!?」オロオロ

アカツキ「神器の回収に来た」バイーンッ

貴族「な、何を……」

ジャック「なぁ、貴族さんよ。



 神器なんて何に使うんだ?」グイッ



貴族「そ、そんなものっ……お前たちのしるとぐぇ!?」グググッ

ジャック「お前に選択権はねーんだ。答えろ」

貴族「は、はぎぃい」コクコク

ジャック「早く言え」パッ

貴族「……国王の命だ」

ジャック「包み隠さず言うんだ!」




貴族「聖王国を!! 滅ぼすためだ!!」




アカツキ「………」ピクッ

佐々木(戦争を仕掛け……?)

ジャック「ほぉん、国王の命でねぇ」

貴族「つ、包み隠さず喋ったんだ! 解放しろ!」

ジャック「ああ、もちろんだ」スッ

貴族「………」ホッ

え、なんで?

神器の収集部屋

貴族「やめろぉおおお! やめてくれぇえええ!」

ジャック「……やっぱクソ見てーな神器ばかりだな」パチンッ

アカツキ「改造神器“神喰≪カングイ≫”」

貴族「なんだその……宝ば……こ?」


神喰「あーーーーーーん」


―――バグンッ


貴族「」ガクッ

ムルク(なぜお前が気絶する……神器喰われただけだろ…)

ジャック「うーん、ムダ足だった……か?」



―――俺は神を信じない。



ジャック「え……」



―――神の存在を信じないんじゃない。



ジャック「な、なぜ……」



―――“神の存在を知った上で、あいつらクソ共を信じない”んだ!



ジャック「れ……いな?」



横たわる少女「」



ムルク「ジャック?」

アカツキ「?」

ジャック「レイナぁああああああ!!」

>>111 ああ、ごめん、表現の仕方が悪かったね。

剣の柄が大きすぎるのと、刀身が太すぎるので、“剣”ではなく“棒”に見えただけです。

逆十字架の剣が採用されてます。

アジト


ジャック「………」イライラ

アカツキ「………」

佐々木「な、何が?」

佐々木(見張りしてたらめちゃくちゃ怒ってるジャックが出て来たでござる……)

ムルク「………」



ジャック「くそがっ!!」ガンッ



三人「!?」ビクッ

ジャック「おい佐々木!」

佐々木「な、何でござるか!?」

ジャック「……いや、アカツキ…」

アカツキ「?」

ジャック「女のお前にしか頼めねぇ……この神器の調整を頼む」


レイナ?「」


アカツキ「いいけど……改造は?」

ジャック「絶対するな。今の状態から何一つ変えるな」ギロッ

アカツキ「っ! ……分かったわ…」

ジャック「俺は少し出かける」ガチャッ

一同「………」

中央帝国 最上階


国王「もう少しか……」

カルナ「来月、聖王国は魔王軍との交戦に向け、進撃を開始します」

国王「その時こそ……我らの悲願は…」ヨロッ

カルナ「国王!」ガシッ

国王「もうすぐワシは死ぬ」

カルナ「そんなことは!!」

国王「寿命じゃ。そなたが気にする必要はない」

カルナ「………っ」

国王「じゃが、その前になんとしても聖王国を滅ぼし、レイムへ侵攻する」

カルナ「はっ!」

国王「……絶対に…だ…」

カルナ(一体レイムに何が……)



―――どごぉおおおおおんっ!!



国王「なっ!?」

カルナ「誰だ!?」



ジャック「よぉ、邪魔するぜ」



カルナ「きさまぁ!!」ジャッ

ジャック「改造神器“神滅≪ジンメツ≫”」ブゥンッ

カルナ「なっ!?」ドサッ

ジャック「この部屋で“敵意”をもった者は身体の動きを封じられる。……俺以外にな」

国王「……何が望みだ」

ジャック「……望みぃ?」ガシッ

国王「ぐっ……」



ジャック「フェーデイル家にあった人型の神器! あれはなんだ!!」


カルナ「な、なぜそれを!?」

国王「………」

ジャック「俺達の噂しらねーのか?」

カルナ「黒髪…黒眼……貴様! 噂の怪盗か!?」

ジャック「分かったら嘘はつかねーことだ。内容次第じゃ俺らは協力してやれる」

カルナ「きさまぁ……国王に牙をむいて生きていられ――ぐふっ」ドゴォッ

ジャック「俺は今、機嫌良くねーんだ。下っ端は黙ってろ」



国王「あれは……異世界より召喚せし人間を―――」



あれ?

喫茶店シアンマゼンダ


リーネ「シアン! 号外だよ!」バンッ

シアン「えっ?」

リーネ「国王が、今噂の怪盗に暗殺されたの!!」

シアン「………え?」

リーネ「犯人はこの人よ」バッ

シアン「………………は……え?」



シアン「カミシロ兄さん……?」



リーネ「え?」



続く。。。

>>119 名前だけ出しちゃったてへぺろ。>>119さんがよければそのまま使うし、嫌なら今回限りのキャラにするので良かったら返事ください。


一応、シアンの物語にも神凪の物語にも彼の物語は直接関係ありません。しかし、聖王国の罪と中央帝国の罪とレイムの罪に彼ら三人とも関わっています(巻きこまれている?)。

なので、これからは本編が選ばれた場合に、シアンと同時進行で彼の物語も紡ぐ場合があります!

それでは、次のレスで安価とります。

あ、いえいいのですが、結構はっちゃけて>>30書き直しちゃったもので。

ごめん、先に登場人物一覧。>>123さんはじゃあ、安価とは別にその設定をレスしてください!

◆怪盗ジャック登場人物一覧◆

主人公:ジャック(地球での名前カミシロ?)
武器:逆十字架の剣
信条:人は殺さない(国王は……?)


仲間1
名前:ムルク
性別:男
容姿:筋骨隆々の大男
武器:神撫≪カミナデ≫……グローブ状の改造神器。どんな壁でも破壊する。
備考:頭はそれほどよくない? 神を拳で殺そうとしている。

仲間2
名前:アカツキ
性別:女
容姿:魔術師のようなマントを羽織っているが中はビキニ。
武器:様々な改造神器を使うが、魔法が主。
備考:元聖王国魔法学園主席卒業。シアンと同時期?

仲間3
名前:佐々木小三郎
性別:男
容姿:堅苦しい侍
武器:物干し竿(刀)など
備考:元東の国の用心棒。ジーニーの件で処刑にあいそうになったところをジャックに助けられる。


ジャックを追う聖王国の騎士

カルナ:設定待ち




ありがとうございます、かなりはっちゃけたので駄目だったら色々省いてください。

名前:カルナ
種族:古代人
性別:男
容姿:黒髪長身の青年
備考:帝国の宰相であり、影の支配者。建国以来歳を取っていない不老の男。
   神々に成り代わろうとして滅ぼされた古代帝国の末裔であり、先祖の遺した超技術により不老となった。
   その後、復讐と欲望のために一人の少年を担ぎ上げ帝国を作ったが、帝国を作った仲間達との間に絆が芽生え、復讐より大切なものを知った。
   現在は、仲間達と共に作った帝国を護るために生きている。
   一人称は「僕」、飄々としていて掴みどころがない性格。普段は気さくだが敵対する者には容赦しない。
   何百年もの鍛錬により、武術の達人となっている。

それでは安価です!

今回も新規もしくは掘り下げ募集です!

1掘り下げ
or
2新規

名前:
種族:
性別:
容姿:
備考:


安価↓1~3まで募集です!

名前:ラァグ
種族:人間
性別:男
容姿:長身で黒髪の痩せたイケメン。目に隈がある。
備考:「魔剣士」の異名を持つ、中央帝国の将軍。
   陰湿で高慢で卑怯者で小心者だが、大陸で三指に入る最強クラスの剣士。
   神殺しの魔剣を愛用しており、数多くの邪神や堕神を討伐してきた。
   帝国では英雄扱いだが、ぶっちゃけ人格が実力に全く見合っていない小物。
   女癖だけは良く、恋には一途。だが惚れた相手に好かれたためしがなく、失恋続き。
   「~~ですねぇ」「~~でしょうに」と、嫌味ったらしい敬語で話すが、一人称だけは「俺」。

神殺しと邪神が同時にwwwwww

おっけー!
それじゃあ、引き続き神様と中央帝国のお話です!


あ、そういえばゴン達の設定秘密のままだった。名前は……まぁ後でやります!

ちなみにこっくりさん達は全員女の子になっています!

地図と勢力図くらい作ろうかなァ……



ちょっと風呂入ってから続き行きます!では!

ちょいと、みなさん。

これってもう運命的でしょw

一旦乙です。
>>135 確かに運命かもしれんが下手したら登場してすぐ死ぬぞwwww

ごめん、今度からは自重する。

一応欲しい人のために世界地図ー。日本ぽいのは関係ありません悪乗りです!
まぁ、実はそういう強さ設定を活かすためにジャック編を造ったんだけどね!
シアン編で強さ自慢しても、喫茶店だしね……。

世界地図(未完成)
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4726725.jpg


では、いってきまー

絵上手いな、線の描き方が綺麗だ。

ある日。


えにくす「はぁはぁ……」ボロッ

魔法使い「何よこいつ……」クッ

僧侶「こんなの……あっちの世界にもいなかった」ハァハァ

戦士「くそっ……」ゼェゼェ



タブー『ソレデオワリカ?』



えにくす「………」

えにくす(だが……もし負けたら?)


 あの人を呼ぶ?

   勝てる?   死ぬ?

  倒す?   だめ?

    笑顔?   喫茶店は?

 頼るのか?       死にたくない?


魔法使い「えにくす……」ハァハァ

えにくす「頼む、魔法使い……あの人を…呼んでくれ」

魔法使い「………」コクリ



タブー『ツマランナ』



タブー(アノトキノヨウナタノシイジカンヲ……)

喫茶店シアンマゼンダ

シアン「なんか今日忙しいな」

ベルデ「早くー」

フラウム「なはは」

ユリウス「……なぜ女が寄ってこない…」

エリーゼ「わらちぃ……ちからもよったんですよぉ///」ベロベロ

リーネ「そ、そうみたいね」アハハ

マゼンダ「良いことです」

アリス「私も手伝ってんだから、早く造りなさいよ!」

シアン「はいはい!」




―――ビーーーーーーーーッ!!




一同「!?」

シアン「………」パシッ

ベルデ「どうしたのよぉ」

エリーゼ「だいじょぉぶれすかぁ///」フラフラ

シアン「……ごめん」ダッ

フラウム「シアン! 俺も行こう!」

シアン「ありがとう!」

マゼンダ「お店は任せてください!」

ベルデ「わ、私も行く!」ダッ

リーネ「うぅ……行きたいけど…」

エリーゼ「りーねぇ……ねぇきいてるぅ?」ベロベロ///

ユリウス「やれやれ、騒がしい奴ばかり残ったな…」コクッ

中央都市街外れ


シアン「…この辺で良いか……」ザッザッ

フラウム「空間転移の拡張魔法? どこに移動するつもりだ?」

ベルデ「この羅列……西の大陸!?」

シアン「えにくすって常連さんが……危険の信号を送ってきた」

フラウム「えにくすは知ってるが……あいつは仮にも勇者だぞ? そんな危険な……」ハッ



フラウム「まさか……タブーが?」



ベルデ「はぁ!? タブーはあんたが……って、倒してないの!?」

フラウム「……俺にも色々あったんだよ!」クソッ

フラウム(このタイミングで奴を解き放つとしたら二ヴェウスだ! あいつ……)ギリッ




とある場所。

二ヴェウス「うふふ、とても楽しい時間が始まるわね」

二ヴェウス(もっともっと戦って、強くなりなさいシアン……)フフッ

魔法使い「もう……だ、め」ドサッ

僧侶「……はぁはぁ…くっ」フラッ

戦士「くそっ……」

えにくす「たぁああああ!」ブンッ



―――ガキィィィンッ!!



タブー『ソノテイドデワレト?』

えにくす「くそっ!!」ズザザザッ

えにくす(あっちの世界の武器じゃ、いくら伝説でも限界があるか……)

タブー『オワリダ』ブゥゥゥゥゥン

えにくす「……ちっくしょ…お」




フラウム『アダナスハヤミ、ウラミヲカサネテキヲホフル』ブゥン




タブー『ソノニオイ』グルンッ

タブー(ナツカシイ!!)ゴォッ

フラウム「なっ!?」

フラウム(どんだけ強くなってんだよ!?)

ベルデ「そりゃそうでしょ! あいつは攻撃を加えれば加えるほど強くなるのよ!」

フラウム「だが!! この強さは……まるで…」




えにくす「シアン!!」




シアン「!?」





えにくす「頼む、こいつらを助けてやってくれ」ニッ




魔法使い「……あん…た…」

僧侶「なにを……」

戦士「ばか……や、ろう…」




えにくす「うぉおおおおおお!!」ブゥンッ

シアン「フラウム!」

フラウム「分かってる!」ブンッ

えにくす「なっ!?」フラッ

ベルデ「シアン!」




シアン「うんっ!」




シアン(一年分の転移魔法石……場所指定してる場合じゃない!!)




―――シュンッ!!





タブー『………』ポツン…




タブー『グォオオオオオオオオオオオオッ!!!』



とある場所。


一同「「つっ!?」」ドサドサッ

えにくす「くっ……」

魔法使い「」

僧侶「」

戦士「」

えにくす「みんな!」

シアン「大丈夫!」ブゥン

ベルデ「シアンの回復魔法は強力だからね」

フラウム「しかし……まさかタブーが復活したとは…」

えにくす「俺達は、国王から依頼を受けてあいつを討伐に行ったんだ」

シアン「えっ!?」

ベルデ「ちょ、ちょっと待って!? あれが復活したってなんで国王が知ってるの!?」

えにくす「あれ……ほんとだ…」

フラウム「これはいよいよ……」ゴクリ

ベルデ「何よ……」

フラウム「シアン……お前には悪いが、近いうちに店を閉めることになりそうだぞ」

シアン「………」

ベルデ「シアン……」ギュッ

とある場所。


二ヴェウス「あらあら、一撃も加えず逃げるなんて予想外だわぁ」ウフフ

二ヴェウス「でもまぁ、今頃自分たちのいる場所がどういうところか気付くでしょ」

二ヴェウス「ふふふっ、驚くわよね」




二ヴェウス「それとも、泣いて喜ぶかしら?」





シアン「……ところで、ここはどこだろう……」

ベルデ「うす暗くて分からないわね」

フラウム「任せろ」ブゥン




―――映し出される大水晶。




シアン「……え?」

フラウム「なっ……」

ベルデ「ま、まさかここは……」プルプル





一同「「大水晶の洞窟!?」」




続く。。。

一瞬地球かと思った。

タブーはシアン編、ジャック編どっちに置こうか……。
ちょうど西の勢力が足りなかったから良かったんだけど、



ちなみに、各大陸の最大勢力は、



北の大陸:魔王、一

西の大陸:タブー

中央大陸:未定

南の大陸:秘密


となっております。さらに九十九がどちら側につくかで勢力図も変わるかと。

しかし、物語の重要イベントだろうこの場にえにくす達がいるというのは面白いな。

シアン達が大水晶の洞窟に飛ばされている同時刻、中央帝国円卓会議


カルナ「………」

ラァグ「なぜ、見殺しにしたのです?」

カイン「見殺しにしたのか!?」

カルナ「……神器に手も足も出なかった」

ラァグ「おやおやぁ? 仮にも帝国軍宰相カルナ様ともあろうお方が、盗人一人に負けちゃうような実力だったんですかぁ?」

カルナ「……非難はいくらでも受けよう。だが、大切なのは過去ではない。これからだ」

カイン「貴様は国王の死を過去だというのか!」ダンッ

ラァグ「カインさんそんな怒っては可愛い顔が大なしですよぉ?」ニコニコ

カイン(うげ……きもちわる…)

カルナ「そうだ! 国王の死はもはや過去の話だ!」

一同「!?」ザワザワ

ラァグ(ほぅ……貴族たちも集まってるこの状況で良い切りましたねぇ…)



設定書いた俺が言うのもなんだが政治家に戦闘力を求めるなよww

カルナ「貴族の皆さま方は、国王に忠誠を誓い、禁忌とされている神器を集め続けてくださった!」

貴族達「「!」」

カルナ「今こそ国民に知らせるべきです!」

ラァグ「………」

カイン「?」

貴族達「………」ザワザワ

ラァグ(我が国の闇を国民に? 暴動が起きても――)



カルナ「聖王国によって蹂躙された我が国の崇高なる意思を!



 英雄神凪を殺したレイムの犯した罪を!!」



貴族達「「!?」」ザワザワ

ラァグ「くくくっ」

カイン「な、何が……?」

ラァグ(そうですか……あなたは、“全てこの時のために”……)



カルナ「貴族の皆さま! あなた方こそ本当の英雄! 世界を平和に導く“勇者”! さぁ、協力して敵国聖王国を滅ぼしましょうぞ!!」



貴族達<パチパチパチパチパチ!!!


カイン(こ、これは一体……)

聖騎士軍の女性寮大浴場

カイン「なんだと言うんだ全く!」チャポン

部下「どうしましたカイン様……」

カイン「いや、すまん。何でもない……」

部下「あまりお怒りになられると、皺ができますよ」

カイン「そ、そうだな……」

部下「シアン様は面食いだという噂があります」

カイン「ほ、本当か!?」

部下「笑顔のカイン様は、女神フレイヤに匹敵するお美しさ。笑顔で接すれば必ずシアン様はカイン様の虜でございます」

カイン「う、うん……だといいなぁ///」ポーッ

部下(可愛すぎ///)キュンキュン


カイン(それにしても、この時期に聖王国に侵攻するとは……カルナ様は何を……)


とある場所。


ラァグ「くくく、面白いですねぇ」

ラァグ(腐った枝を探していたら、まさか幹ごと腐っていたとは……)

ラァグ「あ、おかわり」

コガネ「は、はいっ」トクトク

コガネ(ひぃ、な、なんで国のお偉いさんがうちにくるのよぉ……)

ラァグ「おや? 魔族の酒場だと思ってきたのですが、あなたのような美しい方がいるとは」ニヤァ

コガネ(ひっ!?)ゾクッ

コガネ「え、えーっと、私は女郎蜘蛛なんですけど、人間の形態をとれるんです」

ラァグ「……ふむ」

ラァグ(魔族も人間の姿に……逆に言えば人間の中にも魔族が……?)

ラァグ「お嬢様、もし良ければこのらぁ「お断りします」

ラァグ「」



設定上はイケメンだぞ・・・・・・・・つまりそれを上回る気色悪さが

中央帝国最上階

カルナ「……くくっ、くくくっ」

カルナ(私は今まで何をしていたんだ……)

カルナ(いや、友情、愛情、それらも大切だと学んだ。何世紀もかけてようやく……)

カルナ「しかし、大切なのは支配することされること」




カルナ「魔王様! このカルナ、必ずあなたを復活させてみせます!!」ハハハハハハハッ




リーネ(ひぃ、スクープを撮りに来たら大変なこと聞いちゃったぁあああ!)コソコソ



―――かつんっ。



カルナ「………」スッ

リーネ「!?」サッ

カルナ「………気のせいか?」

リーネ「………」ドキドキドキドキドキ

カルナ「……しかし、聖王国を攻めるとなると、新たな王が必要だな。……やはり王の娘を仕立て上げるか…」

リーネ(カイン様を!?)




カルナ(いや、それよりも……あの男、神器を持っていたとはいえ、私の“本気”から逃げるとは……)




カルナ「くくっ、面白い。魔王様は強敵が大好きだからな」ニヤリ

最上階の警備体制見直せwwwwwwwwww

どこの国にゴマ擦るのが正解なんだ…(真顔

◆怪盗ジャック登場人物一覧◆

主人公:ジャック(地球での名前カミシロ?)
武器:逆十字架の剣
信条:人は殺さない(国王は……?)


仲間1
名前:ムルク
性別:男
容姿:筋骨隆々の大男
武器:神撫≪カミナデ≫……グローブ状の改造神器。どんな壁でも破壊する。
備考:頭はそれほどよくない? 神を拳で殺そうとしている。

仲間2
名前:アカツキ
性別:女
容姿:魔術師のようなマントを羽織っているが中はビキニ。
武器:様々な改造神器を使うが、魔法が主。
備考:元聖王国魔法学園主席卒業。シアンと同時期?

仲間3
名前:佐々木小三郎
性別:男
容姿:堅苦しい侍
武器:物干し竿(刀)など
備考:元東の国の用心棒。ジーニーの件で処刑にあいそうになったところをジャックに助けられる。



□中央帝国□

カルナ:宰相:古代人:中央帝国を影で操っていたが、この度魔王を復活させるために王を殺した。帝国と言う名前も彼が付けた。

ラァグ:将軍:人間(魔剣士):イケメンだが目の下に隈がある。基本英雄気質なのだが、いかんせん喋り方が気持ち悪い。

カイン:聖騎士:人間:美しき騎士。英雄物語に憧れている。ラァグとはあまり相性が良くない。

部下:聖騎士:人間:カイン大好きな女の子。

カルナの言う魔王と、シアンと同じ顔の魔王は別人っぽいな。

>>168 リーネは優秀なパパラッチなんです……泣

>>169 良い質問です! ここで異世界に移住を考えているあなたにお勧めの国をご紹介します!


まず魔王の国(北の大陸)

ここは、働く必要がない国です! ただし、他の国とは一切交流できず、また少しでも罪を犯せば殺されます! でも、皆楽しく暮らしてるはず!はず!



次に西の大陸

ここは国がありません! 自由に暮らしたいあなた! ここなら真の自由を勝ち取れます! ただし、普通の人間なら瘴気に犯されて三日で死にます! ガスマスクを持っていきましょう! しかも今はタブーという最強最悪の魔族が暴れてます! 写メしてツイートすれば英雄になれますよ!



次に中央帝国!

ここは、魔族に操られて建てられた国です! でも、国民はそんなこと知らず、世界で一番栄えた国だと誇り持ってます! シアンもここに住んでます! でも、これから戦争がはじまります! 若い男女は徴兵されます! 戦いが好きなあなたはここに行きましょう!



次に聖王国!

ここは、魔法が栄えた国です! 魔法学校もたくさんあります! でも、今から魔王軍に戦争をしかけます! 南から中央帝国がきてることを全く知りません! 北西にはレイムが控えてます! 今一番スリリングな国です!


次にレイム!

自然豊かな平和な国です! でも、魔王が封印されてます! 魔王の封印が消えれば真っ先に滅ぼされます! しかも聖王国からも狙われてます! しかも王様はニコニコしてて何を考えてるか分からないです!


次に東の大陸!

アラビアのような国がたくさんあります! 砂漠が広がっています! 資源がないです! 中央大陸が欲しいです! あと、役に立たない男はけっこう拷問されて殺されてます! 秩序がないです!


最後に南の大陸!

設定を忘れました! でも、あんま文明ないです! たしか魔族がいたような気がします! 人間はやはり住みにくいです!



僕は、どこにも住みたくないです!!!


紹介終わり。。。

カルナやっぱり魔族かwwww

>>171 わざと分かりにくくしてます! いつか分かります!

ちなみに、


北の大陸の魔王(神凪の姿):本人いわく殺意と記憶を持っている。

シアン:神凪の優しさと魔力を持っている?

神凪の本体:大水晶に封印されている?

神凪の心臓:半分は大水晶、もう半分は龍人が持っている?

シアンの心臓:半分はシアン、半分はエリーゼが持っている!



など、ややこしさがややこしさを呼ぶ設定となっておりますが、大体把握しております!

というわけで、今日のところはここまでにします!

明日はコクリちゃん達の話です!

本編とエピソードが混ざってますが、掘り下げの場合は本編に関係ない仕様となっております!



では!! おやすみなさい!!

乙でした!

>>1ちゃんメモ

ゴン→狛子……バインバインのお姉さん系
コン→九美……目つきの鋭いヤンキー美人系
ごん太→たぬ子……ぽっちゃり系




ある日。

狛子「はぁ……」

九美「なんじゃ、藪から棒に溜息なんて吐いて」

たぬ子「そうよ、美人が台無しよっ!」

狛子「ふむ……そうだな。美人が台無しだな……」

九美「ま、まさかお主……」

狛子「あ?」


九美「こここ、恋をしたんじゃなかろうの!?」


狛子「」

たぬ子「きゃーっ狛子積極的ぃ///」

九美「誰じゃ! もしやシアンか!?」

狛子「ま、待て……誰が恋をしたなど…って、なぜシアンが出てくる?」

九美「/////」プイッ

狛子「……それは都合よいの」ニヤリ

たぬ子「ちょっとちょっとどういうことよ!」

狛子「今からシアンに会いに行くぞ」

九美「ふぇ!?」ドキッ

たぬ子「わーい、楽しみー♪」

喫茶店シアンマゼンダ

シアン「そういえば最近カランさん来ないなぁ」

マゼンダ「お兄様に振られて力を取り戻したと聞きます。世界中を旅してるのでは?」

シアン「うーん、だといいけど……」


――からんからん。


狛子「おいシアン!」ガンッ

シアン「こ、狛子さん……」グエッ

九美「ななな、何してんだよ狛子!」

たぬ子「あわわっ」

狛子「ちょっとついてこい」ギロリ

シアン「……マゼンダ、ちょっと出かけてくる」

マゼンダ「行ってらっしゃいませ」

九美(なんでいつも余裕なのじゃ? この兄妹は……)

公園


狛子「頼む! 背中をかいてくれ!」フリフリ

シアン「」

九美「」

たぬ子「わかるわー」

狛子「ワシもこの姿をとっておるが大妖怪じゃ。その辺の木や地面に背中を擦り付けて気持ちよさそうにするなんてプライドが許さん」

シアン「それじゃあ、九美さんかたぬ子さ「ダメなのじゃ!!」

狛子「九美は狐の妖怪、たぬ子は狸の妖怪、犬の気持ちいい所をまったく理解できておらん!」

九美(自分で犬と言いおったこの犬……)

シアン「……もう、仕方ないですねぇ」

狛子「やってくれるのかっ!?」ハッハッ///

シアン「はいはい」

シアン「よーしよし、かゆい所はありますかー?」コリコリ

狛子「んっ/// そ、そこじゃぁ/// もっと激しくぅ///」フリフリ///

九美(はたから見ると変態じゃな)

たぬ子(超美人なだけに余計残念な図ね……)

シアン「あごとかも?」コシコシ

狛子「ぁんっ///」ペロペロ

シアン「ちょ、こ、狛子さん!?」ワワッ///

九美「ちょっ!?」

たぬ子「犬の本能が目覚めたわね」

狛子「も、もう抑えきれぬ///」フリフリ

シアン「な、なんか盛ってません?」

九美「そうか!! こやつ、発情期を迎えおった!!」

シアン「なっ!?」

たぬ子「ああ、そういうこと」

狛子「脱げっシアン! 昇天するほど気持ちいい思いをさせてやる!!」

シアン「む、無理です!!」イヤイヤ///

狛子「なぜじゃ! このシアン好みのグラマラスボディでも駄目なのか!?」

九美「えっ」ペターン

たぬ子「まっ///」ボンボンボン

シアン「ちょっ、い、いつから僕がグラマラスボディ好きになったんですか!?」

狛子「ベルデを見る時とカランを見る時の目線が違うからのぉ」

シアン「そ、そんなときだけ野生の勘を働かせないでください!!」カァ///

九美「………」ボワンッ

九美(こ、これでシアンは……)バインバイン

たぬ子(九美も必死ね……)ヤレヤレ


狛子「脱がぬなら! 脱がせてやろう! 野外【自主規制】」ハッハッハ///


シアン「ひぃいい! 助けて! 誰かぁああ!」イヤイヤ





カラン「なぁにやっとんじゃお主はぁあああああ!」ドガァアアアアンッ




狛子「きゅ~」グデッ

九美「カラン!」

シアン「ふぇ……怖かったよぉ」

カラン「よしよし、お主ら! 大妖怪ともあろうものがこんなことして恥ずかしくないのか!」

九美「いや、別にワシは恥ずかしくないが」

たぬ子「同じく」

狛子「」


カラン「ちっ、狛子に伝えるがよい! 今後一切貴様とは他人じゃとな!」プンッ


シアン「………」

喫茶店シアンマゼンダ

マゼンダ「じゃあ、東の国へ」

カラン「ああ、あそこは資源が少なく、衰弱している妖怪が多いからな」

シアン(カランはこの世界に召喚されてくる妖怪たちを保護する仕事をしている。最近召喚の頻度が増えてきてるらしいけど体調は大丈夫かな……)

カラン「……今日は少し疲れたの…」クテッ

シアン「よかったらウチの部屋を使ってください」

カラン「すまぬ……そうしよう…」ギュッ

シアン「へっ?」

カラン「……もちろん、添い寝付きじゃの?」ジッ///

シアン「うっ……」



1、カランがそう望むなら。
2、だだ、ダメですよ!



安価下1


\突然の安価!!/

シアン「だだ、ダメですよ!」アセアセ

カラン「……そうか」ショボン

シアン「………」

カラン「おやすみ……」トボトボ

シアン「………」ハァ


狛子「意気地のない奴め」ヤレヤレ


シアン「ほわっ!?」

狛子「別に人間じゃあるまいし、常識にとらわれる必要はあるまい。少し入れる物入れて出す物出すだけじゃ」

シアン「そ、それが大事なんじゃないですか!!」カァ///

狛子「やれやれ、どうやらカランは一生幸せにはなれそうもないのぉ」

シアン「もしかしてまたそのために……?」

狛子「さぁな」

シアン「狛子さんにとってカランはいったい何なんですか?」

狛子「……ふむ、そういわれてみると、なんじゃろうな」

シアン「娘……みたいなものですか?」

狛子「……まぁ、そのあたりもう少し考えてみるよ」ヨイショ

シアン「はぁ……」

狛子「そうじゃシアン」

シアン「?」



狛子「お主、少しばかり勃起が早いのぉ。たまっとるんじゃないか?」カカッ



シアン「」

狛子(次は本気で襲ってみるかの……///)



 その日、シアンの部屋は結界が張られていた。



□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【1】フレイヤ
【1】エリーゼ
【1】狛子・九美・たぬ子

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

どうしよっかな?

とりあえず、新規か掘り下げ募集してみようか。

毎回あのレスの速さと文章量にビビるんだよなぁ。でも、今回はこの時間だから夕方まで埋まらないかな?


1、掘り下げ
2、新規

名前:
種族:
性別:
容姿:
備考:


安価↓1~3

それでは、

ヤンヤ

フレイヤ

サイキッカー(名前未定)

の順で行きます!(タブーも行くかも?)

ある日。


シアン「あれ? 珍しいですね。ヤンヤさん一人で来るなんて」

ヤンヤ「ええ、お休みをいただいたので」

シアン「注文はどうされます?」

ヤンヤ「店主のこうが「お断りします。いつものチャーハンで良いですね」

ヤンヤ「はい」





シアン「そういえば、フレイヤ様ってなんで下界に病院開いてるんでしょうか?」

ヤンヤ「天界に開いて誰が来るというのです」

シアン「あ、そういう意味じゃなくて、あの人なら神の力で治せるじゃないですか」

ヤンヤ「……ええ、そうですね」

シアン「?」

ヤンヤ「昔話を少々話させていただいても?」

シアン「ええ、もちろん」

ヤンヤ「あれは、私がまだ看護師になる前のことです」

回想 とある雨の日。


ヤンヤ「………」

炎人「……た、すけ……」



――炎を司る妖怪炎人は、大雨に打たれながら衰弱していました。その身体には大きな傷があったのです。



ヤンヤ「し、しかし私には何も……」



――当時の私は知識も経験もなく、また炎人は濡女と相性が良くなかったため、一歩も動けずにいました。



炎人「………」



――次第に弱っていく炎人。私は、一つの命が終える瞬間に立ち会っていたのです。



――しかし、



フレイヤ「あなた、大丈夫!?」バッ



――それが、私とフレイヤ様の最初の出会いでした。



フレイヤ「なんという傷……」グイ



――フレイヤ様の白く、細く、美しい手は炎人の熱によって焦げていきます。私は元々潔癖症の気があったためか、その光景がすごく不愉快でおぞましく思いました。



ヤンヤ「あ、あの……」



――やめさせよう。どうせ、彼を助けるのは無理なのだから。



フレイヤ「そこのあなた、濡女ね。ちょっと彼に声を掛け続けてもらえるかしら」



――衝撃だった。



ヤンヤ「そ、そんなことに意味が?」

フレイヤ「あるわよ。この世に生きる者はね、みんな誰かと繋がっていたいの。声を掛けれてもらえるだけで、生きようって気になるのよ」ニコッ



――私は、彼を助ける方法を知っていたのだ。それなのに、無知を理由に〝逃げていただけ”。



ヤンヤ「しっかり! しっかりして下さい!」



――私は、喉が枯れるまで叫び続けた。途中炎人が笑うたびに、私もほほえみを返したと思う。



フレイヤ「ふぅ、これで一命は取り留めたわね」

ヤンヤ「………」

ヤンヤ「なぜ、そんなに火傷を負ってまで彼を?」

フレイヤ「ああ、これ?」シュゥゥゥ…

ヤンヤ「えっ!?」

フレイヤ「私は豊穣の女神だから、多少の事じゃ壊れないのよ」

ヤンヤ「め、女神なら何故彼を女神の力で助けないのですか!?」

フレイヤ「……うーん、その質問には答えづらいわね」

ヤンヤ「?」



フレイヤ「怪我もしない、病気もしない、そんな世界にいてあなたは楽しいかしら?」



ヤンヤ「………」



――私は考えた。考えて考えて……答えは出なかった。



数週間後。



フレイヤ「あら? あなた確かあの時の……」

ヤンヤ「フレイヤ様、私を看護師としておいてください」

フレイヤ「それはなぜかしら? お金の為?」

ヤンヤ「いえ……それが、分からないからです」

フレイヤ「ふぅん、あなた、真面目なのね」

ヤンヤ「私が……真面目?」

フレイヤ「ふふっ、あなた良い看護師になれるわよ。いいわ、採用」

ヤンヤ「……宜しくお願いします」///

シアン「それで、答えは見つかったんですか?」

ヤンヤ「………」フルフル

シアン「僕は、フレイヤ様の意見が少しわかります」

ヤンヤ「?」

シアン「僕の造る料理は、2割が失敗します」

ヤンヤ「そうなのですか?」

シアン「そうです。でもその2割の内、1割弱は新商品として売り出します」

ヤンヤ「えっ、失敗作なのに?」

シアン「ええ、〝失敗”しただけであって、〝美味しくない訳じゃない”。でも、これは僕が挑戦しなければ得られなかった成果です」

ヤンヤ「挑戦した結果……」

シアン「フレイヤ様の真意と重なるかどうかはわかりませんけどね」アハハ

ヤンヤ「………」


いったんここまで! ヤンヤとフレイヤ様はつなげてお届けします!

おそらく、18時頃に続きがいけるかと! では!

フレイヤの診療所

ヤンヤ「フレイヤ様……」

フレイヤ「あれ? どうしたの?」

ヤンヤ「私……シアンに大事なモノを奪われました」

フレイヤ「!?」

ヤンヤ(私が追い続けてた答え……シアンに言われました…)シュン……

フレイヤ「え、マジで? マジでシアンに?」オロオロ

ヤンヤ(フレイヤ様がうろたえている……可愛い)

ヤンヤ「……はい」コクリ///

フレイヤ(何そのまんざらでもないやって顔ぉおおおおお!!)ガンガンガン

ヤンヤ「ふ、フレイヤ様!?」

ヤンヤ(やっぱりフレイヤ様は私に答えを見つけて欲しかったんだ)オロオロ

フレイヤ(め、女神としてどうすれば……)

ヤンヤ「フレイヤ様……」ドキドキ

フレイヤ「な、何?」






ヤンヤ「私……悔しいです」ポロポロ





フレイヤ「」

喫茶シアンマゼンダ




フレイヤ「ごらぁあああああ!!」ドパァンッ




シアン「いらっしゃいませー」ニコッ

マゼンダ「なんかもう、あれですね」

ベルデ「あれね」

フレイヤ「ちょっ、め、女神がお怒りなんだからちょっとは焦りなさいよ!!」

フラウム「うわー怖いー(棒)」

ユリウス「俺ほどの女好きでもこれは無理だわー」




フレイヤ「………」イジイジ




シアン「ちょ、みんなっ! 女神様に対して酷過ぎですよ!」

フレイヤ「シアンーーー」ウルウル///

シアン「さっ、立ちあがって威厳ある姿を見せてください」ニコッ

フレイヤ「やっぱりシアンはわか―――」ハッ!!?

フレイヤ(ち、違う! シアンはヤンヤをレイプしたあげくゴミのように捨てた酷い奴なんだわ!)ブンブン

シアン「フレイヤ様?」



フレイヤ「シアン! ヤンヤの処女膜を【自主規制】で【自主規制】した罪を償ってもらうわよ!!」



シアン「うぇえええ!?」

ベルデ「あらまぁ」

フラウム「こりゃびつくり」

ユリウス「マゼンダおかわりー」ナデナデ

マゼンダ「お尻一回三万ゲソです」

ユリウス「ゲソって何!? 通貨!?」



フレイヤ「アンタ達はちったぁ驚きなさいよ!!」



ベルデ「だって、ねぇ?」

フラウム「だな」






フレイヤ「恥ずか死にたい……///」チーン

シアン「ほんとに……この女神様は…」ヤレヤレ

フラウム「ヤンヤがそんな健気なことを考えてたのに、あんたは……」ハァ…

ベルデ「やっぱ神様なんてクソね」

ユリウス「それは言えてる」モミモミ

マゼンダ「胸揉み一回六億zsxdcfvgbhです」

ユリウス「えっ!? 今何て言ったの!?」

マゼンダ「一回八億ykyhtygbです」

ユリウス「数字も単位も変わったよね!? おっちゃんでもそれくらい分かったよ!?」

フレイヤ「……あの子との出会いかぁ…懐かしいわね」

シアン「フレイヤ様も覚えてるんですか?」

フレイヤ「ええ、もちろんよ」


回想


フレイヤ「……うぷ、飲み過ぎた…」

フレイヤ(なんで神の力を使い果たした日に限って大雨なのよ…)

ヤンヤ「………」

フレイヤ「ん?」


炎人「」ハァハァ

フレイヤ(ちょうどいいところに熱エネルギー発見♪)

フレイヤ(ついでに治療してあげるか)ジュッ

ヤンヤ「!?」

フレイヤ「あなた大丈夫!!」

炎人「」ハァハァ

ヤンヤ「あ、あの……」

フレイヤ(あー……眠くなってきた…ん?)

フレイヤ「そこのあなた濡女ね。ちょっと彼に声を掛け続けてもらえるかしら」

フレイヤ(じゃないと寝てしまいそう)ウツラウツラ

ヤンヤ「しっかり! しっかりしてください!」





フレイヤ「ふぅ、これで一命を取りとめたわね」

フレイヤ(ついでに神の力も少し回復したし、ウィンウィンね)

ヤンヤ「なぜ、そんなに火傷を負ってまで彼を?」

フレイヤ「ああ、これ?」シュゥゥゥ…

フレイヤ(神の力があれば治っちゃうのよねー)

ヤンヤ「えっ!?」

フレイヤ「私は豊穣の女神だから、多少の事じゃ壊れないのよ」

ヤンヤ「め、女神なら何故彼を女神の力で助けないのですか!?」

フレイヤ「……うーん、その質問には答えづらいわね」

フレイヤ(神の力を失ってたなんて言ったら威厳に関わるし……)

ヤンヤ「?」

フレイヤ(んー、女神らしくふるまわなくちゃね)



フレイヤ「怪我もしない、病気もしない、そんな世界にいてあなたは楽しいかしら?」



ヤンヤ「………」



回想終わり※フレイヤの頭の中だけの回想です。



フレイヤ「あの時は本当に、運命の出会いだったわね」ウンウン

一同((なんかあやしいなぁ……))

フレイヤ「あの時の言葉の意味を探し続けてたなんて……」

フレイヤ(何の意味もなかったのだけれど……)

フレイヤ「ヤンヤのバカ……」ウッ←嘘泣き

シアン「フレイヤ様……」

フレイヤ「シアンもごめんなさいね。私の早とちりで」

シアン「いえ、分かってもらえればいいんですが……」

フレイヤ「今度たーーーっぷりお礼するからね?」ギューッ

シアン「は、はぁ……///」

フレイヤ「さてっ、じゃあ今日はヤンヤと朝まで飲み明かすぞぉおおお!!」ダダダッ



一同((台風みたいな女神だな……))



後日。。。



フレイヤ「………」ムスッ

シアン「あれ? フレイヤ様、右目にあざがありますよ!?」

フレイヤ「いいのよ」プイッ

シアン「?」

フレイヤ(泥酔してあの時のことをうっかり話したら殴られちゃったなんて言えない……)

シアン「フレイヤ様、こっち向いてください」

フレイヤ「ん?」



シアン「僕の回復魔法で良ければ」パァ……



フレイヤ「ふぁぁあああああああ!!」ビクンビクン///

シアン「な、何が!?」

ふれいや(幼女)「チアンッ! にゃにするんだ!」

シアン「ふ、フレイヤ様が幼女に!?」

ふれいや「あたちにかいふくまほーかけたらそりゃようじょになるじぇ!」

シアン「なんてこった……(めんどくさい…)」

ふれいや「かみのちたらもなくなっちゃうからめんどーみろ!」

シアン「あー……はいはい」

ふれいや「~~~♪」チョコン

シアン「なんで僕の膝の上に……」

ふれいや「そういってここをふくらまちぇたらいいふらすぞ?」ニマニマ

シアン「こらっ」ピシャッ

ふれいや「Σ(×∀×)キャンッ」

シアン「で、どうすれば治るんですか?」

ふれいや「ひ・み・ちゅ♪」

シアン「さて、邪神信仰宗教の所へ預けに「わーうちょうちょ!」



シアン「カフェインで治るんなら先に言ってくださいよ」



ふれいや「だって……チアンにぎゅってしてもらいたかったらもん……」モジモジ///

シアン「はいはい」ギュッ

ふれいや「にゃ///」ニパーッ

シアン「これ飲んでください」グイッ

ふれいや「やっ!!」

シアン「………」




1、口うつしで無理やり
2、さらに脅す
3、おだてて飲ませる

安価↓1

このスレの住人はシアンの貞操を守っている!!


シアン「あー、早くフレイヤ様に会いたいなー」

ふれいや「えっ?」

シアン「フレイヤ様の顔も、表情も、スタイルも、ぜーんぶ大好きだからなぁ」

ふれいや「ごくごくごく」

シアン(はやっ!?)



フレイヤ「ふぁぁああああああ////」ビクンビクン



―――ぽこぽこぽこぽこっ!!



フレイヤ(女子高生)「じゃーんっ、どうシアン!?」

シアン「なんでセーラー服なんですか?」ドキドキ

シアン(しかも僕の通ってた学校の制服だし……)

フレイヤ「ふふーん、シアンのツボくらい心得てるのよ」ニマニマ

シアン「まぁ、その格好なら帰れますよね」

フレイヤ「ぶーぶー」

シアン「早くヤンヤさんと仲直りしてきてください」

フレイヤ「うぐっ……」

シアン「じゃないと出禁にしますよ?」ジッ

フレイヤ「いってきまーす!」タタタッ



シアン「ほんと……可愛い女神だなぁ…」ヤレヤレ



フレイヤの診療所


フレイヤ「た、ただいま……」

ヤンヤ「おかえりなさいませ」プイッ

フレイヤ(目を合わせてくれない……)

ヤンヤ「………」

フレイヤ「や、ヤンヤ、あのね、わ、私……」オロオロ

ヤンヤ「気にしてませんよ」

フレイヤ「そ、そうよね、あなたにとって大切な……え?」

ヤンヤ「フレイヤ様がそう言う人だって分かってますし、勘違いしたのは私が先ですし」

フレイヤ「許してくれるの?」

ヤンヤ「許すも何も、私はあなたと共にずーーーっと診療を続けて来たのですよ?」

フレイヤ「ヤンヤ……」

ヤンヤ「フレイヤ様は、この世界でどの神よりも下界のことを考えてくださってます」

フレイヤ「うぅ……ヤンヤぁ…」



ヤンヤ「私は、そんなフレイヤ様を尊敬してますし、大好きですよ」ニコッ///



フレイヤ「ヤンヤぁあああああ////」ギューッ

ヤンヤ「やれやれ、可愛い女神様なんですから」ナデナデ

フレイヤ「やんやぁ♪」スリスリ

ヤンヤ「……さて、話は終わった所で」

フレイヤ「?」






病人「「「「」」」」ズラーーーーーッ




ヤンヤ「お仕事が待ってますよ?」ニコッ

フレイヤ「」




 その日、診療所では女神の叫び声が轟いていたという。



いったんはなれます !

□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【2】フレイヤ
【1】エリーゼ
【1】狛子・九美・たぬ子
【1】ヤンヤ

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

一旦乙

メインではないけどカランも来てるんじゃ

>>220 一応安価で選ばれた上で、喫茶店に訪れた客が数字増えていく仕様になってます!

ある日。


ヤグルマ「あー、勝てる気がしねー。でも仕事だしなぁ」シュタッ

カゲヤマ「きひっ! 兄貴! こいつ捕まえればたんまり金がもらえるぜ!」ブンッ

サイカ「………」クンッ

カゲヤマ「おりょ?」ドパァンッ

ヤグルマ「弟!」

カゲヤマ「良い距離感じゃねぇか兄貴! 見せてやろうぜ煉獄兄弟のぉ」

ヤグルマ「絶技!」グイッ

サイカ(あれは……一方が一方の身体を魔力で無理やり引きずり込んだ……)ブゥン



煉獄兄弟「「煉獄大回転!!」」ゴォッ



サイカ(この攻撃、一見すると飛び込んでくる男を犠牲にした捨て身の攻撃……でも、その本質はっ)クッ

ヤグルマ「そうだよ。弟のパンチに気を取られていると……」グッ

サイカ(横からもう一方の攻撃をくらってしまうっ)ブゥン

カゲヤマ「無駄無駄ぁ! そんなバリア俺のパンチでぶちやぶってやるよぉおおお!」ゴォォォッ

サイカ「くっ……私の力じゃ……」



キリリ「たぁああああ!」シュバッ



カゲヤマ「なぁああああ!?」ドゴォォォォンッ

ヤグルマ「弟ぉおおお!」

サイカ「くっ」グンッ

ヤグルマ「」カクッ

サイカ(なんとか“意識を強制シャットダウン”できた……)フゥ…

キリリ「あ、あの……だだ、大丈夫ですか?」オロオロ

サイカ「ええ……だいじょう……ぶ」ドサッ

キリリ「ふぇぇえ!?」オロオロ

サイカ(私の力は……誰にも……わた…さ…)

キリリ(この辺で頼れる人といったら……)

夜。喫茶店シアンマゼンダ。


ベルデ「ねぇ、シアンー」

シアン「?」

ベルデ「この世界ってさ、結局のところ誰が一番強いんでしょうね」

シアン「そりゃあ、神様じゃないですか?」

ベルデ「うーん、でも、フレイヤみたいなのもいるし、神話の大半は神は人間に殺されてるし」

シアン「じゃあ、その殺した人間ですか?」

ベルデ「でも、そいつらも寿命で死ぬわけじゃない? それならその辺にいる半永久的に生きる悪魔や妖怪の方が……」

シアン「そうですね、やっぱり基準は大事ですよね」

ベルデ「確かにね。私が人間の頃は妖力や超能力と言ったカテゴリーはなかったし、それらは魔法には適わなかった」

シアン「そうなんですか?」

ベルデ「ええ、ここ最近よ。特に超能力なんて、今生きている人間しか使えなかったんじゃないかしら」

シアン「……何か嫌な感じですね」

ベルデ「そうね。まるで“力のインフレ”を起こそうとしている人間がいるみたい……」

シアン「力のインフレ……」



―――脳裏によぎる、二ヴェウスの笑顔。



シアン(違う違う! あの人は僕にマゼンダを下さった。色々と良くしてくださっている! 間違ってもそんな……)

ベルデ「シアン?」




―――ばたんっ!




キリリ「シアンさん!」ハァハァ……

シアン「キリリ!?」

ベルデ「……その後ろの…」

サイカ「………」





シアン「怪我もなく、今は落ち着いて寝ています」

キリリ「ふぅ……良かったぁ」

ベルデ「あら、惚れたのかしら?」ナデナデ

キリリ「ちょっと!? や、やめてくださいっ!」カァ///

ベルデ「んーっ/// 出会ったころのシアンを思い出すわぁ」ナデナデ///

シアン「なんか失礼な言い方ですね」プクーッ

ベルデ「ふふっ、女の子同士、良い事しない?」ペロ

キリリ「ぼぼ、僕は男です!」カァ///

ベルデ「………」

シアン&キリリ「?」



ベルデ「それはそれは好都合!」ガバッ

キリリ「うわぁああ! シアンさぁん! 助けてぇえええ!」ジタバタ

ベルデ「暴れても無駄よ! 今夜はお姉さまと良いことしましょう!」ハァハァ///



サイカ「その子から離れろ!」ブゥン



ベルデ「きゃっ!?」ドサッ

キリリ「うぇ!?」フワフワ

サイカ「大丈夫ですか?」

キリリ「ちゅ、宙に浮いてる……」

サイカ「念動力です。安心してください」スッ

キリリ「………」ストッ

ベルデ「あいたたたた……」

サイカ「この方は命の恩人、乱暴な真似はやめていただきたい」キッ

ベルデ「まぁ、そんなつもりは毛頭もなかったけれど……」スクッ




ベルデ「やられっぱなしは趣味じゃないのよっ!」バッ




サイカ「っ!」ブゥン

ベルデ「きゃっ!?」

シアン「早い!!」

ベルデ「呪文の詠唱もなしに魔法を!?」

サイカ「魔法ではありません。サイキックです」

ベルデ「まさか……超能力!?」

シアン「これが……」

サイカ「あなたは悪い人ではなさそうですし、おとなし―――」



―――サイカを捕らえる何本ものツタ。



ベルデ「ふふんっ、一流の魔術師が攻撃のスピードで負けてたらいる意味ないわよね」

サイカ「は、はなせっ!」

シアン「ベルデさん、止めてあげなよ」

ベルデ「ふんっ、こいつが謝るまで許してあげない」スッ

サイカ「んっ/// ど、どこを触って/// ぁんっ///」

ベルデ「えっ、あんた女だったの?」

シアン(美少年だと思ってた……)

サイカ「………」キッ

ベルデ「興ざめだわ」スッ

サイカ「?」ストッ

ごめんなさい! 始めたばっかですが、続きは日付のむこう側でやります!では!

ただいまー。つづきー! ガンダムビルド見なきゃ!




ベルデ「私は男にしか興味ないのよーーーー!!」



サイカ「………処女だけど?」

ベルデ「なっ!?」

サイカ「心を読むこともできるんですよ?」ニヤニヤ

シアン「しょ、衝撃の事実だ……」ワナワナ

ベルデ「ぁ……ぁ、あ…/////////」プルプル

サイカ「ふむ、しかも? 自慰すらしたことがないってあんたその格好してるくせにどんなんだよ」ヘッ

ベルデ「」オワッタ……

シアン「うーん……眠り草」プワァ~ン

一同「」ガクッ

シアン「さて……どうしよう」


1、全員の記憶を消す
2、自分を含めて全員の記憶を消す
3、自分とベルデ以外の記憶を消す



安価下1





サイカ「うーん……」ムニャムニャ

キリリ「何が……?」ムクッ

ベルデ「zzz」

シアン「ねぇ、サイカちゃん」

サイカ「あれ? あなたの心読みにくい……」

シアン「僕の心を読むのはやめておいた方がいい」

サイカ「……そのようだね」

シアン「後、この人の心も読まないで欲しい」

ベルデ「むにゃむにゃ……」

サイカ「……うん、分かったよ。命の恩人の恩人だしね」

キリリ「そんなっ、い、命の恩人だなんて」アセアセ

サイカ「キリリ、ありがとう」ギュッ

キリリ「わわっ/// そ、そんなっ」

シアン「そう言えばキリリは今までどこにいたの?」

キリリ「うん、レッドキャップの皆は追いかけてこなくなったから、



 今は“リリーサー”っていう種族解放同盟にお世話なってるんだ」



シアン「リリーサー……」

シアン(聞いたことないな……)

サイカ「ねぇキリリ、僕もついて行っていいかな」

キリリ「えっ?」

サイカ「キリリと一緒にいたいんだ!」

キリリ「えっ///」

サイカ「僕も色んな組織から追われてるんだ……」

キリリ「……うん、一緒に行こう!」





シアン「行っちゃった……」

シアン(種族解放同盟か……二人を利用するような組織じゃなければいいけど…)

ベルデ「う、うぅ~ん……」ムクッ

シアン「あ、起きました?」

ベルデ「………」

シアン(思いだしてる……)

ベルデ「………っ///////」ウルウル///

シアン「!?」

ベルデ「ば、バカにしたでしょ……」///

シアン「そ、そんなこと! ……むしろちょっと嬉しいかも…」ボソッ

ベルデ「えっ!?」ドキッ///

シアン「な、なんもないですっ///」

ベルデ「………」モジモジ

シアン「………」ドキドキ

ベルデ「……シアン…」スッ

シアン「…はい……」ドキドキ

ベルデ「私……シアンと……」ジーッ///

シアン「………」ゴクリ///



二人はどうなる?


1、このまま続行!
2、マゼンダ出現!


安価↓1~3多数決!

ベルデ「ねぇ、シアン……きて…」スッ///

シアン(さ、先に目をつぶるなんてずるいっ!!)オロオロ

ベルデ「………」ドキドキ

シアン「………」ガシッ

ベルデ「!!」ビクッ///

シアン(細い……でも…)スッ






マゼンダ(全裸)「ふいーっ、良いお湯だったぁ~」タオルスパァンッ


シアン「えっ」

ベルデ「えっ」

マゼンダ「えっ」



三人「」



この後、無言でそれぞれの部屋へ帰った三人は、枕に向かってむせび泣いたという。。。



とある天然温泉


キリリ(全裸)「」チンチン

サイカ(全裸)「」


この後、どうなったかはご想像にお任せします。。。


□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【2】フレイヤ
【1】エリーゼ
【1】狛子・九美・たぬ子
【1】ヤンヤ
【1】サイカ

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?



――――――――――――

  英雄戦争MODE 突入

――――――――――――



 あなたは四つの国のうち一つを動かすことができます。


1、北の大陸魔王軍

勢力:魔王、一、その他

2、北西の国レイム

勢力:レイン、その他

3、聖王国

勢力:聖王国自由騎士隊、暗殺部隊、聖王国魔法師団

4、中央帝国

勢力:聖騎士隊、黒騎士隊(カルナ)、魔騎士隊(ラァグ)




安価↓三番目



4、中央帝国 が選択されました。


一ヶ月目

・聖王国は魔王軍へ聖王国自由騎士隊を送り込んだ!

・聖王国はレイムへ聖王国魔法師団を送り込んだ!

・聖王国暗殺部隊の動きは掴めない!


・魔王軍は動かない!


・レイムは動かない!


中央帝国はどうしますか?


聖騎士隊安価↓1

黒騎士隊安価↓2

魔騎士隊安価↓3


現在使用可能なコマンド
・進軍
・その場にとどまる

二ヶ月目

聖王国

・聖王国自由騎士隊と一が交戦を始めた!

・聖王国魔法師団はレイムの都市の破壊を始めた!


魔王軍

・魔王軍は動かない!


レイム

・レインの居場所が掴めない!


中央帝国

・聖騎士隊は聖王国首都にたどり着いた!

・黒騎士隊は中央帝国を守っている!

・魔騎士隊は聖王国首都にたどり着いた!


聖騎士隊はどうする?

1、首都破壊
2、国王を捕まえる
3、レイムへ進軍

安価↓1


黒騎士隊はどうする?

1、進軍
2、進軍しない

安価↓2


魔騎士隊はどうする?

1、首都破壊
2、国王を捕まえる
3、レイムへ進軍


安価↓3

ちょっとこれは入れておきたかっただけなので、後で募集はやります!


三ヶ月目

聖王国

・聖王国自由騎士隊は全滅した!

・魔法師団は大水晶の洞窟へたどり着いた!

・暗殺部隊は中央帝国に現れた!


魔王軍

・魔王軍は聖王国へと進撃を開始した!


レイム

・レインはまだ姿を見せない!


【NEW】西の大陸

・二ヴェウス率いる“闇”が中央帝国に現れた!

・タブーが中央大陸西海岸に現れた!


中央帝国

・聖騎士隊は王の間にたどり着いた! しかし、王はすでに亡骸だった。。。

・黒騎士隊は暗殺部隊と闇との交戦に苦戦している!

・魔騎士隊は聖王国の首都を破壊している!



聖騎士隊はどうする?

1、首都破壊
2、調査する
3、レイムへ進軍
4、中央帝国へ部下を送る

安価↓1


黒騎士隊はどうする?

1、闇を集中的に倒す
2、暗殺部隊を中心的に倒す
3、中央都市を放棄する

安価↓2


魔騎士隊はどうする?

1、首都破壊(このターンで完全破壊できます)
2、調査する
3、レイムへ進軍
4、中央帝国へ部下を送る


安価↓3

4ヶ月目

聖王国

・魔法師団は大水晶の結界を解き放った! 結果、一人残らず消滅した!

・暗殺部隊は中央帝国の貴族を一人残らず殺害した!

魔王軍

・魔王軍は聖王国へたどり着いた!

・聖騎士、魔騎士と交戦を始めた!

レイム

・封印から解放された魔王は自らを“終焉”と呼び、大水晶の洞窟から姿を消した!

・神凪とフェリアスが意識を取り戻した!

・レイムはフェリアスを殺した!

・神凪はレイムを殺した!


西の大陸

・闇は撤退した!

・タブーはレイムへと移動を始めた!


中央帝国

・黒騎士隊は姿を消した!

・聖騎士隊の一人が中央都市にたどり着き、聖騎士隊へと魔法で状況を伝えた!

・魔騎士隊は首都を完全破壊した! 魔王軍との戦いに苦戦している!

・聖騎士隊は魔王軍との戦いに苦戦している! 中央都市の状況を知った!




聖騎士隊はどうする?

1、魔王軍と交戦を続ける
2、中央帝国へと帰還する
3、レイムへ進軍

安価↓1


魔騎士隊はどうする?

1、魔王軍と交戦を続ける
2、中央帝国へと帰還する
3、レイムへ進軍

安価↓2

あー、ごめんレイムじゃなくてレインね!

安価なら↓

五ヶ月目


聖王国

・暗殺部隊が姿を消したことにより、聖王国は機能を失った。。。


魔王軍

・魔王軍は聖王国の首都に降り立ち、結界を張った! 北の大地が消え、聖王国と入れ替わる!


レイム

・タブーによりレイムは機能を失った。。。


終焉

・終焉は北の大地へと根を張り、聖王国の生き残りを一人残らず吸い尽くした!

・終焉は城を築いた!

・終焉は世界に向かって『支配宣言』を行った!

・黒騎士は終焉の元へと帰還した!


西の大陸

・闇は西の大陸へと帰還した!

・タブーはレイムを破壊し、北の大地へと向かった!


中央帝国

・聖騎士隊は神凪と合流した。全てを説明し、神凪を仲間に引き込んだ!

・魔騎士隊は首都へと帰還した! 中央帝国の機能は失われずに済んだ!





 そして、歴史は“新たなる時代を迎える”。




とある場所。


イリアス「……こんなもんじゃな…」

フレイヤ「イリアス様……これは、本当に…?」

イリアス「“一度起きた出来事”じゃ」

フレイヤ「そんな……」

イリアス「この勢力図が完成した瞬間、我々は“この世界に介入することを決めた”」

フレイヤ「というと……まさか…」




イリアス「この世界は “ シアン ” に歴史を変えさせるためだけに用意された舞台じゃ」




フレイヤ「……そんな…」

イリアス「すまん、これは元人間に知らせる訳にはいかなんだことじゃ」

フレイヤ「なぜです!?」

イリアス「お主なら分かるじゃろう。“本来死ぬべき人間が生き、生きるべき人間が死ぬ世界になる”ことの罪深さを」

フレイヤ「………っ」

イリアス「そして、もう“その時”は近づいておる」

フレイヤ「……シアン…」



イリアス「新たなる“英雄物語”の幕開けじゃ」









最終章 新たなる物語





いや、いかないんですけどね。まだ。



どこがどう動こうと、結局こういう形にはなったと思うんですが、皆さんにも参加していただきたくてシミュレーション形式をとりました。

本編はシアンが大水晶に飛ばされたところで終わっていますが、それと同時に今しがた紡いだ歴史が展開されていきます。

もちろんジャックもいますので同じようになるとは限りませんが、シアンの行動次第で死ぬ人間、生きる人間は変わってきます。

今後どのように展開していくかはまだ決めていませんが、どっちにしろ最終的なオチは決まっていますので、いつかは終わると思います。


その後に喫茶店を続けるのか、>>1は新しいスレを作るのかは未定です。


ちょっとお風呂入るので、いつもの置いて行きます!


1、掘り下げ
2、新規


安価↓1~3

種族:古代人
名前:R=ギュロス(現在の大陸風に表記するとアルギュロス)
性別:男
容姿:銀色の蓬髪をなびかせた隻眼の偉丈夫
   身体の至る所に謎めいた刻印が刻まれている
備考:寡黙で冷静、全てを達観したような言動をとる。拳を交える事を好む生粋のグラップラーであり、近距離戦闘において無類の強さを誇る
   超技術と禁忌の魔導によって栄えた古代文明の唯一(?)の生き残りであり、彼らが創り出した負の遺産の数々を滅ぼす事を使命としている
   無数の魔術刻印を施された事と後述の神器に浸蝕された事により、不老不死かつ手にした神器の特性を引き出す特殊体質となってしまった
神器:右手に埋め込まれた対神聖鐵甲『滅天』と左手に埋め込まれた対邪霊鐵甲『殲獄』という一対の変形型特殊神器を保有・融合している
   両足に組み込まれた対魔導鎧殼『崩界』も含めそれぞれが規格外の魔導出力と属性特効&防御を持ち、融合者に魂すら治癒する再生能力と
  無尽蔵のエネルギーを与えているが、死合いを好む彼は普段は能力を解放せず、自己修復機能付きの鉄甲と防具としてしか使用しない

…サイドストーリーのキャラの方がいいですかね?>>1の判断にお任せします

ところでこの新規キャラ募集って2人組ありだっけ?

ただいまー。

戻ってきて開いたら、自分のスレだと気付かなかったwww

ちょっと今日は遅いので明日やりますー。

ラルちゃんの絵で許してください

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4729018.jpg

>>286 構いませんよー。たぶんジャック編になるとは思いますが。

>>294 ありですよー。親子とかカップルとか全然大丈夫ですー!

いつかこの三人にも名前をつけてやってください。
えにくすと共に旅してる勇敢で優しい三人なんです。

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4729052.jpg

本当の本当におやすみ!

乙乙
戦士ゴツいおっさんかとおもてたら少女じゃんやったぜ


職業と名前の提案

戦士→魔法剣士→バトマス→伝説の剣技を求めゴッドハンドに
名前:ラウル・アンダーソン

魔法使い→遊び人→踊り子→色々ふらふら職業試して最終的に天地雷鳴師に
名前:イザベラ・ホフマン

僧侶→パラディン→なんやかんややった後賢者に
名前:エヴァ・ラインハルト

えにくす
既にもう勇者と遊び人と賢者(タイム)を極めてるじゃんやったね!!

既にこの辺考えてあるならガン無視してください
暇人が30分くらい考えて適当に作ったものなので別になんでもないですので

お目汚し失礼

おはようございます!


>>1はアベルカインの構想を練り終わった!

>>1はアルギュロスとキメラをぶつけることに決めた!

>>1はエネルを使って大水晶の封印を解くことに決めた!

>>1はラルとキリナの絡みを妄想した!

>>1はドジっ子>>303に萌えた!

>>1はえにくすの仲間を>>303の名前でいくことにきめた!



>>1は仕事で忙しい! どうする?

○夜に更新する
 さぼる


ということで、今後の予定一覧でした。

      みんな~

     (S)
    //\\
  /二二\∠二二\
 ||・ω・|・ω・||

 |  ̄ ̄T ̄ ̄ |
 | \二(S)二/ |
  \_⊃ /| /\_ノ
 __(_/_ヽノ_


ごめん    __
 まった~?/__\

      / |・ω・||
      //|  ̄⊂二)
     (ノ |   |
`/ ̄ ̄\  | /\_ノ
|   | ヽノ

/    ヽ ̄ ̄ ̄ ̄

L    |U
ヽ_⊃ ノ 
__(_/ 




しーんぱいないさぁ~♪
大丈夫、前スレから参加してる人は分かってると思うけど、>>1は描写に行数がかかる設定は軽く流してるから! 描写苦手だから!

読むの楽しいので、行数多いのはそのまま載せてくれていいですよ!

ただ、簡潔なキャラの方が登場回数が多くなったり、強さをひけらかさないキャラ(フラウムやカランやコクリなど)の方が使いやすいとかあるから、今後の登場頻度を多くしたい人はその辺も考慮すると良いかも!

フラウムを例に出すと、

デミリッチ(半リッチ半不死)
男性
フラウム

この三行だけでここまで重要キャラになったのは、簡潔でありなおかつ参加者も設定が書いてないから>>1にデミリッチの特徴とかレスしてくれたりしていつの間にかベルデの幼馴染になり二ヴェウスと深いかかわりがある感じに進化していった経緯があります。

今回のだったら、ちょっと設定長いけどラルなんかは暗殺繋がりでキリナと絡みやすいし、可愛いので今後の登場頻度高いかも。



長くなりましたが始めます!

これからも一緒に楽しんでいきましょう!

ある日。東大陸。


 種族解放同盟――東大陸支部。


キリリ「ねぇサイカ」

サイカ「ん?」

キリリ「やっぱ、危ないから戻った方が……」

サイカ「………」ジトーッ

キリリ「な、何……?」

サイカ「本心なのは嬉しいけどさ、僕のことを舐めないでよね」フンッ///

サイカ(なんだよ、ぼ、僕の綺麗な顔が傷つくのが死ぬほど嫌って……)モジモジ

キリリ「う、うん……」

キリリ(僕が絶対に守るんだ!!)

サイカ(うぅ……、この子僕が心読めるって絶対気付いてないよ……)



カラン「こっちじゃ」



キリリ「あれ!? カラン支部長も来てたんですね!」

カラン「ああ、中央支部だけじゃなく、西と南の支部長もきておる」

サイカ(この人の心は読めない……なんで妖怪の心って読めないんだろう…)




カラン「それだけ、今回の任務は危険なのじゃ」




二人「………」

カラン「お主ら、ついてきたって昔の力はないのじゃろう?」

狛子「ふんっ、何を言う」

九美「あんたの妖力の数千倍は持ってるわよ」

たぬ子「仮にも大妖怪名乗ってないわ」フフンッ

カラン「まぁ戦力はあるに越したことはないがの」フンッ

狛子(素直じゃないのぉ……)



東大陸支部長「同志よ! 聴いて欲しい!」



一同<ざわっ

サイカ(それにしても……解放同盟なんていうから数十人の地方組織だと思っていたけれど…)

一同「「………」」ズラーッ

サイカ(軽く1000人以上はいる……)



東支部長「今宵、我々は“伝説”を討伐に行く!」


東支部長「最終目標は堕天使アベルカインの討伐、もしくは封印・無力化だ!」


東支部長「堕天使アベルカインは、かつて世界で最も楽園と呼ぶにふさわしい豊穣の大地であったこの東大陸を見ての通りの姿に変えた!」


―――広がる砂漠、灰色の空。


東支部長「アベルカインは当時世界最大最強であった大国“グランディア”の滅びと引き換えに封印された。グランディアの戦力は現在の中央大陸全ての国を一週間で滅ぼすほどあったらしい」


一同「「………」」ゴクリ


東支部長「そして、封印されたにも関わらずなおもこの土地の命を吸い続けている! そして、この度東大陸唯一の国であったサマンドラは南大陸へと遷都することを決意した!」



東支部長「つまり!! この土地にもはや国は存在しない!!」



東支部長「他大陸の同志たちは分かると思うが、この東大陸に用もないのに訪れる者はいない」



東支部長「すなわち、アベルカインさえ倒すことができれば、この大陸は、




 我々の楽園となる!!」




一同「「うぉおおおおおおおおおっ!!!」」ガンガンガン

キリリ(僕達の……安らぎの場所を……)

サイカ(キリリの夢を叶えてあげたい……)


東大陸中央―――封印の地。



キリリ「凄い瘴気だ……中心に吸い込まれててドームみたいになってる…」

サイカ「………っ」ヨロッ

キリリ「サイカ!?」

サイカ「大丈夫……ちょっと瘴気にあてられただけ……」

サイカ(奥の方に眠る……強い感情……)

カラン「キリリ、サイカ、お主らはシアンの大切な友人じゃ。ワシとしては絶対に死んでもらう訳にはいかぬ」

サイカ「なんで?」

キリリ「カランさんはシアンさんが好きなんだよ」

カラン「おいっ」ポカッ

キリリ「あう///」

狛子「楽しい匂いじゃのぉ」

九美「イリアスに挑んで以来じゃな」

たぬ子「興奮してきたぁああ!!」



東支部長「……ふ、ははは、ふはははははっ!」



同志「東支部長?」




東支部長「これだけいれば、“アベルカイン様”はお喜びなられる!」

同志「……え?」




――頑張ったね、東支部長。




同志「」ズルンッ

同志2「なっ!? な―――」ズルンッ



―――次々と消えていく同志。


キリリ「な、何が!?」

カラン「東支部長!?」

狛子「九美、たぬ子!」ブゥン

二人「「あいよっ!!」」ブゥン



「「六芒結界!」」



東支部長「なっ!?」


―――ふぅん、なかなか強い力だ。


東支部長「あ、あべるか――」ドサッ

サイカ「お前ぇええええええ!」

キリリ「サイカ!?」

サイカ「こいつは皆を生贄にするつもりだったんだ!!」

同志たち「「なっ!?」」

サイカ(僕の友達を殺した研究所の人間のように腐った心だ!!)ギリッ


―――やれやれ、まぁ、“どっちみち結界は破れた”けどね。


アベルカイン「……こんなになってたんだ。まぁどうでもいいけど」


カラン(白い髪に漆黒の翼……こいつがアベルカイン…)ゴクリ

アベルカイン「ねぇ、誰か願い事はない?」


同志たち「「!?」」ザワッ


アベルカイン「そうだねぇ、力は有り余ってるから、どっかを滅ぼすとかそういうのが良いなぁ」


カラン「……まずいの…」

キリリ「えっ?」

狛子「ここにいる者のほとんどは迫害され“故郷を追われた身”じゃ。何かしらの憎しみを背負って生きておる」

サイカ「うん、皆の心が黒く汚れて行くのが見える……」


同志(あの人間達を……殺せる?)

同志(俺の故郷に……帰れる?)

同志(滅ぼせ)



―――滅ぼせ。滅ぼせ。滅ぼせ。



アベルカイン「うーん、いいねぇ。目的を“持てない”僕からしたら、とっても美しいよ」

アベルカイン「そうだなぁ……そこの君」


同志「お、俺?」


アベルカイン「君の願いを叶えよう」


同志たち「「何故だ!!」」ザワッ


アベルカイン「え、特に意味はないけど」


同志たち「「ずるいぞぉおお! 俺の願いも叶えろぉおおお!」」


アベルカイン「……うーん、それじゃあ―――」







アベルカイン「彼を殺した人の願いを叶えよう」






同志「……え?」

同志たち「「………」」ジッ

同志「う、嘘だよな……こ、殺す訳…」

同志たち「「うぉおおおおおお!!」」ダッ

同志「うわぁあああああ!!」



アベルカイン「楽しそうでいいねぇ」



狛子「ゲスが……」ギリッ

カラン「どうすれば……」クッ



アベルカイン「ふぅん、君達は“ちょっと違う”みたいだねぇ」




九美「ふんっ、天使崩れが生意気な」

たぬ子「我らを誰と心得る」

狛子「調子に乗ってると噛み殺すわよ」ギロッ




アベルカイン「いいねぇ、君たちの願いをかなえたくなってきたよ」スッ




アベルカイン「彼女たちを犯して犯して犯しつくした人たち全員の願いを叶えるよ」




同志たち「「!!」」ギロッ


キリリ「ひっ……」

サイカ「あんた男の子でしょ……」

カラン「逆に心配じゃのぉ」

狛子「やれやれ」

九美「そんなもんで我々の動揺が誘えると思っておったか」

たぬ子「面白いこと考えちゃったぁ♪」

二人「?」



アベルカイン(この世界の者でないためか、一筋縄じゃいかないなぁ)うーん



二人「「面白いのぉ」」


カラン「何をするつもりじゃ……」イヤナヨカン……


狛子「カラン、そう言えばお主は生まれついての天狗であったからか、あまり人を化かすことをしたことがなかったかのぉ」

カラン「あ、ああ……」

たぬ子「妖怪はね、人の心を弄ぶ時が一番輝くのよ」

九美「我らの背中を見て学べ。これが―――」




三人「「黄金の国の化け妖怪の本領じゃ!!」」ボワンッ



キリリ「なっ!?」

サイカ「!?」

カラン「お主ら!!」

狛子×大量(裸)「「ふふふっ」」

一同「!?」

九美×大量(裸)「「わらわが欲しいかの?」」

一同「「あ……ああ…」」フラフラ

たぬ子×大量(ましゅまろ)「「いつでもいらっしゃぁ~い(はぁと)」」

一同「「う、うぉおおおおお!」」ガバッ



サイカ「キリリ見ちゃダメ」スッ///

キリリ「サイカもね」スッ///



アベルカイン「く、くくくっ、あーーーはっはっは!!」



アベルカイン(面白い、こんな感情は初めてだ! これが異世界の魔族!!)



サイカ(心が見えた!?)

サイカ(狛子さん、九美さん、たぬ子さん)

三人(心に直接? 面白いわね人間)

サイカ(聴いてください。今、アベルカインは異世界に興味を持っています)

三人(………)

サイカ(異世界に飛ぶように誘導できませんか?)

狛子(そうじゃのぉ……)

九美(………)

たぬ子(それはちょっと……)

サイカ(なぜです!?)

狛子(分からぬか?)

サイカ(……はい)

九美(お主は、異世界からこっちに災厄を押し付けられて“楽しいのか”?)

サイカ「!!」

たぬ子(私たち妖怪はね、“粋”がれるから“生き”てるの。たとえ自分が消滅しようと、他人に馬鹿にされるようなことはしない)

サイカ「………」

狛子「ふんっ、それにのぉ」

九美「ええ、そうね」

たぬ子「当たり前の話ね」



カラン「たかが堕天使ごときに、我ら妖怪が負ける訳にはいかないからのぉ」



三人「「お主がかっこつけるな!!」」ブーブー

アベルカイン「………」

ちょちふぁみまみまー! 今日は明日休みなのでとことんいっちゃうよ!

狛子「のぉ、アベルカインとやら」

アベルカイン「………」

狛子「お主、なぜ“天使を辞めた”んじゃ?」

アベルカイン「それは……」



―回想―


アベルカイン「なぜです! この世界になぜ介入を!」

アベルカイン(しかも……ただ“人間に不都合”な世界になるという理由で!)

アベルカイン「間違っている。……そんなもの、間違っている!!」


――――


アベルカイン(そして堕天した僕はこの世界に生きる者の“欲望”に身を委ねた……)

狛子「その反応からすると、“しょうもない”理由じゃの」

アベルカイン「……ちょっと聞き捨てならないなぁ」ズッ

狛子「!?」ググッ

狛子(力を持ってかれる?)

九美「懐かしいのぉ、大陸の妖怪と“引っ張り合い”した時のようじゃ……」

たぬ子「“引っ張り合い”で負ける訳にはいかんのぉ!」



三匹「「せーのっ」」



アベルカイン「………」



数日後。。。


狛子「これっ! もっと働かんか!」

同志たち「「へいっ姐さん!!」」

九美「手が止まっておるぞ!」

同志たち((もっと怒られたい~♪))

たぬ子「ふふっ、頑張ったら良い子としてあ・げ・る♪」

同志たち((ぽっちゃりも良いかも~♪))

キリリ「本当に守ってくれるんですか?



 アベルカインさん」



アベルカイン「ああ、もちろんだとも」

アベルカイン(そうだ。私はもう神の顔色をうかがう必要はない。“好きに生きて良いんだ”)

サイカ「………」

カラン「?」

サイカ「………」ハァ

カラン「どうしたんじゃ?」

サイカ「カランさん……僕は…」

カラン「?」

サイカ「……つい、皆さんの心を覗いてしまうんです」

カラン「……それで、どうじゃった?」

サイカ「多くの人は、新たなる旅立ちに心を踊らせ、皆と歩もうとしています。……でも、一部の人間は…」

カラン「“足を引っ張りかねない”か?」

サイカ「……はい。めんどくさい、楽したい、復讐したい……そんな人たちを見ると僕は…」プルプル

カラン「そうじゃのぉ。お主はしばらくこの大陸を離れよ」

サイカ「えっ?」

カラン「シアンの近くで生活せよ。それがお主の道を切り開くこととなるじゃろう」

サイカ「僕は……」

キリリ「サイカ」

サイカ「キリリ……」

キリリ「僕は君について行く」

サイカ「えっ……」





キリリ「僕は君が好きだ」

キリリ(僕は君と共に生きたい)



サイカ「………」



キリリ(うわーーーー! カッコつけちゃったよーーー! 断られたらどうしよーーーー!)



サイカ「ぷっ……あははっ!」

キリリ「ふぇ!?」

キリリ(な、何で笑うの!?)

サイカ「キリリ……あのね、




 僕も好きだよ!」ニコッ///




キリリ「っ////」ドキッ


 こうして、世界中の種族解放同盟のメンバーが東大陸に集まった。

 これから先、多くの苦難が待っているだろう。

 しかし、東大陸に生きる者の目は輝きに満ちていた。

 生まれてから虐げられ続けて来た全ての者達の楽園。



 東大陸は今、理想郷に向けて成長を始めたのだった。



 

□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【2】フレイヤ
【1】エリーゼ
【1】狛子・九美・たぬ子
【1】ヤンヤ
【1】サイカ

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

アベルカイン:堕天使:東大陸を守っている。

風呂から出たらアルギュロスエピソードですー。

ということでいったんはなれまーす!

ある日。とある場所。



キメラ「やめろ、これ以上近づけば殺す」

アルギュロス「無理だ。負の遺産は壊す。それだけだ」カチャッ

異物「」フヨフヨ

キメラ「……ちっ」

キメラ(様々なハンターに狙われてきたが、こいつは“別格”だ……)

アルギュロス「英雄物語でずいぶん持ち上げられたようだが……、



表に出る物語などたかが知れているぞ!」ダンッ!



キメラ「ふんっ……」ジャキ

アルギュロス「そいつは負の遺産だ! 存在するだけで害悪!」ブンッ

キメラ「それを言えば、俺達命無き者も同じこと!」ガッ

アルギュロス「効かぬっ!」バッ

キメラ「この世界に“存在してならぬ存在”などない!」

アルギュロス「ある!!」



―――ギィィィィンッ!!



キメラ(フェリアスは言った! この世界は全ての者のためにあると!)

アルギュロス「……うずく」ゴォッ

キメラ(なんだ……右目が“燃えている”?)

アルギュロス「俺は、俺の信念のために、負の遺産を破壊する!!」

キメラ「譲れない想いはこちらにもある!!」




ジャック「おい、あれを見ろ」

アカツキ「全身が神器みたいな男ね」

ムルク「戦いてぇ……」

佐々木「それよりも、あそこにある大きな水晶が?」

ジャック「ああ、あれがあれば神器を手に入れ放題だ」ニヤリ

アカツキ「………」

キメラ「六刀無閃!」シュバッ

アルギュロス「滅天!!」ゴォッ



ジャック「改造神器“神撃≪カミウチ≫”」ダァンッ



キメラ「ぬっ!?」バッ

アルギュロス「なんだ?」パシッ



佐々木「神器の弾を素手で掴んだでござる!?」

アカツキ「ふぅん……興味深い…」

アカツキ(まるであの時のシアンのよう……)フフッ

ジャック「おいお前ら! バカみてーに戦ってねーでそいつをよこしやがれ!」

キメラ「今日は厄日か?」ハァ……

アルギュロス「ずいぶん神器を溜めこんでいるようだな」ギンッ

ジャック「ああ、だがまだ足りねェ」

ムルク「おい、そこのデカブツ素手男。俺と戦いやがれ」ガンガンッ

アルギュロス「……良いだろう」スッ

ジャック「佐々木、あの六本刀の男、勝てるか?」

佐々木「……刀持ちである限り、拙者には勝てぬでござるよ」

ジャック「いいねぇ、漢じゃねぇか」ニッ

キメラ「………」

アルギュロス「殲獄!」ゴォッ

ムルク「改造神器“神壊≪ジンガイ≫”!!」ゴォッ


―――   ィィィィィィンッ  !!


佐々木「たぁああ!」ブンッ

キメラ「遅い!」スッ

佐々木「拙者の太刀は“二度通る”でござるよ」

キメラ「っ……」ブシュッ

佐々木「拙者の知り合いが“燕返し”を会得した時、拙者は“追い燕”を会得したでござる」

佐々木(戦いたかったでござるよ……“兄”…)

キメラ「この程度で勝てると思うなよ」スゥ

佐々木「面妖な、傷を回復させるとは武士の恥!」

佐々木(自分で言って意味が分からないでござる…)

キメラ「………」




ジャック「じゃあなぁ♪」シュンッ




キメラ「なっ!?」

アルギュロス「………」




アカツキ「………」シュンッ

ムルク「よそ見してんじゃねぇ!!」ブンッ

アルギュロス「………」ガシッ

ムルク「おぉ!?」グググッ

アルギュロス「遊びは終わりだ」ギンッ

ムルク「こっちもなぁ!!」バッ

アルギュロス「崩界!」ブンッ

ムルク「俺は蹴りなぞ使わん! 改造神器“神穴≪カミアナ≫”!!」ゴォッ

アルギュロス(なんだこいつの神器は……まるで“神を殺すための武器”!!)




―――ガギィィィンッ!!




ムルク「くそっ、このざまじゃまだ“神には勝てそうもねぇな”!!」

アルギュロス「……お前は神に勝つつもりか?」

ムルク「なぁに当たり前のこと聴いてんだよ! あ!?」

アルギュロス「………お前達、何者だ?」

ムルク「怪盗ジャックと愉快な仲間達、神様に喧嘩売る馬鹿どもだ!!」ドンッ

アルギュロス「……くっ…くくく…」

ムルク「なぁにがおかしい。ぶっ飛ばすぞ」

アルギュロス「なぁ、デカブツ。その怪盗ジャックと愉快な仲間達は仲間の募集をしているのか?」

ムルク「……どうなんだ佐々木?」

佐々木「………」ジリッ

キメラ「………」ジリッ


二人(隙がない……)クッ…



ムルク「……今はわかんねぇ」

アルギュロス「………」





ジャック「ああ、してるぜ」スタッ

アカツキ「特にあなたは大歓迎。ぜひ身体を調べさせて欲しい」



アルギュロス「そうか……」

アルギュロス(こいつらに加担すれば……俺はあいつを…




 ニグレディアを殺すことができる!!)ニィッ




ムルク「撤退かジャック?」

ジャック「ああ、欲しいモノはあらかた手に入れた」

佐々木「………」ジリッ

キメラ「………」

ジャック「行くぞ佐々木」

佐々木「了解した」スッ

キメラ「……ちっ」



ジャック「ああ、そうそう。そいつの中にいた爺さんだけどよ」



キメラ「?」






ジャック「今頃泡吹いて倒れてるかもよ?」




キメラ「!?」

キメラ(イリアス様のことか!?)ダッ



異物「」フヨフヨ



ジャック「あんた、あれが壊したかったんだろ?」

アルギュロス「………いや、いい」クルッ

ジャック「ふぅん……」





アルギュロス「こんな“小さなもの”。もうどうでもよくなった……」




続く。。。

◆怪盗ジャック登場人物一覧◆

主人公:ジャック(地球での名前カミシロ?)
武器:逆十字架の剣
信条:人は殺さない(国王は……?)


仲間1
名前:ムルク
性別:男
容姿:筋骨隆々の大男
武器:神撫≪カミナデ≫……グローブ状の改造神器。どんな壁でも破壊する。
備考:頭はそれほどよくない? 神を拳で殺そうとしている。

仲間2
名前:アカツキ
性別:女
容姿:魔術師のようなマントを羽織っているが中はビキニ。
武器:様々な改造神器を使うが、魔法が主。
備考:元聖王国魔法学園主席卒業。シアンと同時期?

仲間3
名前:佐々木小三郎
性別:男
容姿:堅苦しい侍
武器:物干し竿(刀)など
備考:元東の国の用心棒。ジーニーの件で処刑にあいそうになったところをジャックに助けられる。

仲間4
名前:アルギュロス
性別:男
容姿:隻眼の男
武器:両手足の神器
備考:古代文明の生き残り。ニグレディアによって焼かれた右目は怒りで魔力を放出する。

□中央帝国□

カルナ:宰相:古代人:中央帝国を影で操っていたが、この度魔王を復活させるために王を殺した。帝国と言う名前も彼が付けた。

ラァグ:将軍:人間(魔剣士):イケメンだが目の下に隈がある。基本英雄気質なのだが、いかんせん喋り方が気持ち悪い。

カイン:聖騎士:人間:美しき騎士。英雄物語に憧れている。ラァグとはあまり相性が良くない。

部下:聖騎士:人間:カイン大好きな女の子。

聖王国 魔法師団 会議室。


師団長「報告を」

団員「はっ、八名の犠牲の末、“吸収兵器”の回収に成功しました!」

師団長「……使えるのか?」

団員「その特性上、聖王国に置いておくと土地の生命力を吸収してしまうため、レイムの南端に隠しております! その性質は極めて危険で、例え北の魔王の結界でも消滅させることが可能!」

師団長「……ふむ」

師団長(本来なら、北に向かう自由騎士に渡すべきだが……)

師団長「捨て駒の心配などいらぬな……」ボソッ

団員「は?」

師団長「……これより! レイムへ進軍を開始する!!」

団員達「「はっ!!」」バッ


レイム 南端 迷いの森


動物たち「」ドサッ

木々「「」」ギィィィバタンッ



エネル「」フヨンフヨン



団員「……身体が…もた、ない」ドサッ

団員「」ズルンッ



エネル「」フヨンフヨン



続く。。。


エネルはその立ち位置の重要性から、シアンの本編が済んでから登場してもらいます!

もうこんな時間になったので、続きは明日やります!

ラル



新規募集or掘り下げor本編

で行きます!

ちょっと各プロフィールがいっぱいになったので、明日は登場人物の整理もやるかも?



では、おやすみなさい!

□登場人物一覧□
■喫茶店『シアンマゼンタ』スタッフ■
☆主人公☆
名前:シアン(異世界名)
魔力:魔法師団の数倍
性格:騙されやすい良い奴
趣味:小説を書くこと
☆頼れる獣人☆
シルキー:自称世界一の宝石堀り。実際に魔神石を掘り当てて来た。
☆恋するリッチ少女☆
アリス:一度成仏したが、シアンのエゴで呼び戻される。シアンが死ねば再び消えるらしい。 この度、リッチに昇格した。
☆シアンそっくりの女の子☆
マゼンダ:複製人形:ニヴェウスとフラウムからの一周年記念。感情が高ぶると性人形モードになる。

■お客様リスト■
名前:種族:格好:

☆このスレで来客したキャラ☆
【2】フレイヤ
【1】エリーゼ
【1】狛子・九美・たぬ子
【1】ヤンヤ
【1】サイカ

◆男性客◆
フラウム:デミリッチ:かっこいい:
キラー:キラーアーマー:プライドが高い鎧:
えにくす:勇者:好青年けどおっさんぽい:
九十九:付喪神:武器防具の集合体:
バトフォ:人間?:売れっ子漫画家:
ユリウス:ドラゴン:女ったらしの鍛冶屋:
たかし:元ニート:母親のためにがんばる:
レイン:人?:爽やかイケメン座敷兄さん:
バアル:ベルゼブブ:大悪魔爺ちゃん:


◇女性客◇
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
ゴン・コン・ごん太:内緒:
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:


☆性別不明☆
ヒュミュン:概念:フタナリの寂しがり屋:
ニグレディア:堕天使:いつもニコニコしてるけど腹黒い?:

■その他■
ネビリム…悪い奴。
キメラ:合成生物:元人間腕が六本ある。シアンの旧友?:
イリアス:神様:威厳の塊:
異物:ダンジョンを造る物質?:ラミエルみたい。シアンが来ると喜ぶ:
きずな:人工妖精:ニヴェウスをママと呼ぶ。シアンが名前をつけた:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
マーレ:七海を統べる人魚族の長:親バカやろう:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
グリエル…悪い奴
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
煉獄兄弟:ヤグルマ、カゲヤマ:バッタ人間:キックの兄貴とパンチの弟:

聖王国自由騎士:シエル、アメリア、ネミル他女性騎士で構成される遊撃軍。皆学生時代にシアンと色々あった。

キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。

一:付喪神:最強最悪の兵器:
魔王……悪い奴?

アベルカイン:堕天使:東大陸を守っている。

□本編での各キャラ勢力別□

☆中央帝国☆

○喫茶店シアンマゼンダ○
・シアン
・マゼンダ
・アリス

○フレイヤ診療所○
・フレイヤ
・ヤンヤ

○異世界勇者一行○
・えにくす
・ラウル・アンダーソン(戦士)
・イザベラ・ホフマン(魔法使い)
・エヴァ・ラインハルト(僧侶)

○近所の子供たち○
・プリン
・ニャン

○常連客(戦闘派)○
・ベルデ
・フラウム
・九十九
・キラー
・アンジェリーナ

○常連客(非戦闘派)○
・たかし
・バトフォ
・ユリウス
・エリーゼ
・リーネ
・バアル
・ササミ
・コガネ

○その他○
・リザー
・カナデ

○中央帝国軍人○
中央帝国宰相兼黒騎士部隊隊長
・カルナ

魔騎士部隊隊長
・ラァグ

聖騎士部隊隊長
・カイン
・部下

□本編での各キャラ勢力別□その2

☆東大陸種族解放同盟☆

・カラン
・狛子
・九美
・たぬ子
・キリリ
・サイカ
・アベルカイン

☆聖王国☆

○聖王国自由騎士○

隊長
・シエル
隊員
・アメリア
・ネミル
・その他隊員

○聖王国魔法師団○
・師団長
・団員
・エネル

○暗殺部隊○
・キリナ
・ラル

☆レイム☆
・レイン
・シルキー
・神凪(大水晶)
・フェリアス(大水晶)
・魔王(大水晶、本物?)

☆北の大陸☆
・魔王(神凪?)
・一
・ジーニー

☆闇☆
・二ヴェウス
・きずな
・煉獄兄弟
・ネビリム
・グリエル

☆ジャックと愉快な仲間達☆
・ジャック
・ムルク
・アカツキ
・佐々木
・アルギュロス


☆その他☆
・ヒュミュン
・ニグレディア
・イリアス
・異物
・マーレ
・ヤミネ

ある日。聖王国カフェテラス。


ラル「………」モグモグ

キリナ「らーるー」パタパタ

ラル「………」モグモグ

キリナ「ねぇーってばー、らーるー」

ラル「煩い」

キリナ「聞こえてたんだったら返事してよね」プリプリ

ラル「黙れ」

キリナ「あのさー、この前に任務失敗したじゃん?」

ラル「………」

キリナ「なんかさー、あそこの王様に変なモノ見せられてさー」

ラル「………」モグモグ

キリナ「魔王みたいなのと男の人と女の人が水晶の中にいたんだけどさー」

ラル「………」モグモグ

キリナ「そこの王様が言うには



 英雄物語っていうのに出てくる勇者とこの国の王女なんだって!」



ラル「お前」ジャキッ

キリナ「お、おうふ……なんで私剣を向けられてるのかな……」

ラル「……いや、お前に言ったところで無駄か」スッ

キリナ(相変わらずどこに武器しまってるのかわかんねー)

ラル「………」

中央大陸 東 某国

国王「戦況はどうじゃ?」

軍人「はっ、明日には敵軍を殲滅できます!」

国王「そうかそうか、これは東部統一も近いのぉ」

国王(統一したら次は聖王国、そして中央帝国じゃ!)ニヤリ

軍人「………がぁっ」ドサッ

国王「なんじゃ!?」ガタッ



ラル「………」ザシュッ



軍人「」ドサッ

国王「き、きさま! 誰だ!!」

ラル「………」ザシュッ

国王「」ドサッ

ラル「………」



某所

キリナ「東部の連中もバカだよねー。私たちが戦力調整してるのにも気づかずにさ」パタパタ

ラル「………」モグモグ

キリナ「まぁでも、そのおかげで武器の輸出が儲かるし、聖王国としては良いことだね」

ラル「煩い」

キリナ「私の次の任務は“喫茶店の店主を殺す”ことかぁ。中央帝国は久しぶりだなぁ」

ラル「?」

ラル(そんな簡単な任務をこいつに? 確かにこいつは馬鹿だが、実力はある……何を考えている?)

キリナ「ねぇねぇ、ラルー」

ラル「………」

キリナ「この任務が終わったら私辞職しようかなーって思うんだけど」

ラル「………」ブフッ

キリナ「……スープかけないでよ…」ポタポタ

ラル(こいつ自分が何者か分かってないのか? 暗殺者が暗殺業から手を洗う意味が……)

キリナ「それでぇ、お花屋さんするんだぁ♪」ニパァ

ラル「………」

キリナ「ん?」

ラル「……一つだけ忠告しておく」

キリナ「うん! してして!」



ラル「死ね」



キリナ「分かった!!」ニパッ

ラル「じょ、冗談だ!」アセアセ

キリナ「分かった!!」

ラル「そ、それはどっちの分かっただ!?」アセアセ

キリナ「煩いって言ったことだよね」

ラル「いつの話をしている!?」

キリナ「よーし、頑張って死ぬぞーっ!」

ラル「だ、黙れ! 死ぬな!」

キリナ「分かった!!」

ラル「だ、だからそれはどっちの分かっただ!」アセアセ



 ラルが剣を抜くまでそう時間はかからなかった。。。


ある日。


謎の卵を拾ったのは誰?


安価↓1

ラァグ「おやおやぁ、これは綺麗な卵ですねぇ」ヒョイ

ラァグ(何やら強い魔力を感じます……魔族の卵でしょうか)


ラァグはどうする?


1、魔力を注ぎ込む(コンマ下二桁分成長)
2、割る
3、置いて帰る


安価↓1

ラァグ「………」ブゥン

卵「」グググッ

ラァグ「おや、魔力で成長するタイプなようですね」


ラァグ(私の魔力を込め続ければ私の言うことを聞くようになるでしょうか? それとも他の方の魔力を注ぎ込めば……)


ラァグはどうする?


1、自分の魔力を込める
2、カインに魔力を込めてもらう
3、コガネに魔力をこめてもらう
4、その他の人物に魔力を込めてもらう

安価↓1

ラァグ「………」ブゥンッ

卵「………」グググッ

ラァグ「もうすぐ誕生しそうですね……」

ラァグ(このまま成長すれば私に似た何かが生まれそうです……)

ラァグ「まぁ、それも面白そうですが……」


ラァグはどうする?

1、自分の魔力を込める
2、カインに魔力を込めてもらう
3、コガネに魔力を込めてもらう
4、その他の人物に魔力を込めてもらう(具体的に)

安価↓1

ラァグ「………ぬぅん!」

卵「」パァッ!!

ラァグ「ぬっ!?」

チビラァグ「………」ボーッ

ラァグ「なっ……!?」

ラァグ「ち、小さい頃の私にそっくりです!!」

チビラァグ「なんですかあなた、なかなかのイケメンですねぇ」ニマァ

ラァグ(わ、笑い方まで似てる……)

カイン「ラァグ殿、少しそうだ……」ピタッ

ラァグ「!!?」

チビラァグ「………」ジッ

カイン「」

ラァグ「これは違うんですよカイン殿……」

カイン「い、いや、女の背中ばかり追いかけていたあなたなら、一人や二人隠し子がいてもおかしくはないと思っていたが……」ドンビキ

チビラァグ「美しいお嬢様、この私とご飯に行きませんか?」

ラァグ「」

カイン「し、失礼する!」ダッ

ラァグ「」

チビラァグ「おやおや、照れ屋さんなようですね」ファサッ

ラァグ「」

診療所

フレイヤ「あー、これはあれね、ドップルっていう魔力を込めた者に似る種族」

ラァグ「………」

フレイヤ「愛し合った上位魔族が種族としてあまりにも姿が違いすぎたせいで交配できなかった時、このドップルを使ってお互いの魔力を込める。そうすれば魔力は混ざり合いまるで生物の交配をしたかのような子供が生まれる」

ラァグ「………」

フレイヤ「それにしてもぶふっwww ま、まさか生まれるまで“自分の魔力”を込め続けるなんて……ぶふっww」

ヤンヤ「とんだナルシストですね」

ラァグ「し、知らなかったんですよぉ!!」

チビラァグ「お嬢様達、僕と一緒にお茶を「あなたは黙ってなさい!」

フレイヤ「卵に戻すこともできるけど、そうすればあなたはもうこの子に魔力を注いでも無駄よ」

ラァグ「………」



ラァグはどうする?


1、チビラァグを育てる
2、卵に戻して誰かにあげる


安価↓1~3多数決

ラァグ「……しかたありませんねぇ」

ラァグ(まさかこの年でパパ……いやママになるとは思いもよりませんでしたが…)

チビラァグ「?」

ラァグ「あなたの名前をつけなくてはいけませんねぇ」




チビラァグの名前は?



安価↓1

ラァグ「ソルティス」

ソルティス「?」

ラァグ「あなたの名前は今日からソルティスです」

ソルティス「分かりました。その名に恥じぬよう誇りを持って生きることにします」

フレイヤ「どーーーしても見た目に納得いかなかったら、誰かに魔力を注いで貰うことね。後からでも少しは変わるわよ」

ラァグ「分かりました。行きますよソルティス」

ソルティス「え、私はお嬢様方とお茶が……」

ラァグ「死にたいんですか?」ギロッ

ソルティス「やれやれ、それではお美しいお嬢様方、失礼します」ペコリ

フレイヤ「いつでもいらっしゃい」

ヤンヤ「さようなら」ペコリ


会議

カルナ「えー、以上で議題は終了した訳だが……」

軍人たち<ザワザワ

軍人たち<クスクス

カルナ「……ラァグ…それは、その……」

ラァグ「………」

ソルティス「………」

カルナ「いや、いい。人には色々あるものだ」


一同(カルナ様が空気を読んだーーーーー!!)


ラァグ「やれやれ、これから苦労しそうですね」ハァ

ソルティス「同感です」ハァ



その後、二人の間には絆が生まれ、親子映画のような感動の展開になるかは誰にも分からなかった。。。



さて、これでひと段落ついたね!


それじゃあ、これからどうするか決めるよ!


1、新規or掘り下げ!
2、本編!


安価↓1~5 多数決!

それでは新規or掘り下げ行きます!


1、掘り下げ
2、新規

名前:
種族:
性別:
容姿:
備考:


安価↓1~3

ある日。 聖王国最東端。


女性騎士「ランディア様、準備が整いました」

ランディア「イザベラ」スッ


イザベラの顎に手をかざすエレガントな将軍ランディア。


イザベラ「な、なんでございましょう///」ドキドキ

ランディ「イザベラ、私と君はどんな関係だい?」

イザベラ「そ、それは! 将軍と騎士でございます!」バッ

イザベラ(い、いつかはそれ以上の……)モジモジ

ランディ「違うよ」クイッ


イザベラの顔を軽く引き寄せるランディア。


ランディ「私達は“仲間”だ。仲間のことを様付けしてはいけないよ」ニコッ

イザベラ「は、はぅわぁああああ////」ジュンジュン

ランディ「さぁ、準備ができたなら行こうか」

イザベラ「は、はい!」



ランディ「私の可愛い友達を解放しに!!」



――新たなる英雄物語が紡がれる裏で、薔薇の貴公子と呼ばれるもう一人の英雄の軌跡をここで語ろう。



英雄物語外伝 薔薇物語


いつの間にかランディになってたww


中央大陸東部 戦場

ランディア「さぁ行こう!」パカラッパカラッ

女性騎士達「はいっ! ランディア!」パカラッパカラッ


軍人「げぇっ、“また”来たぞ!」

軍人「あいつら! 毎回毎回関係ない戦に出てきて女をかっさらっていきやがる!」

軍人「女たちはあいつを『薔薇の貴公子』なんて呼ぶが! 俺達からすれば『食虫植物』だぜ!」クソッ


ランディア「たぁああああ」ズバッ


軍人たち「「ぐあぁああああ!」」ズザザザッ

女性騎士達「「エレガントですわー(はぁと)」」





ランディア「新たなる友達よ! 我と共に歩もう!」

女性捕虜「「はいっ! ランディア様!」」ハフーン

中央帝国 聖騎士女性寮


カイン「この世界で?」

部下1「はいっ! 誰が一番カッコイイと思いますか!?」

部下1(参考にしますから!)

部下2「カルナ様カッコ良いですよね」

部下3「分かる! 大人の雰囲気あるし、軍務中はキリっとしてるし……」

部下4「それを言ったらラァグ様も……」

部下達「「見た目だけはねぇ~」」アハハ

部下5「レイムの国王様も最近表に出てきましたけど、けっこうカッコ良いですよね」スッ

部下達「「ほんとだわ~(はぁと)」」

カイン「あ、あの……し…」

部下6「最近何かとお騒がせの怪盗ジャックもカッコ良いって噂よ!」

部下1「でも、誰も顔を見たことないし……」

カイン「し、しあ……」ウゥ…

部下3「えにくすは?」

部下5「ああ、自称勇者(笑)」

部下6「実力は相当あるみたいだけど、少しなよなよしてるわよね」

カイン「!!(なよなよはダメなのか……)」シュン……

部下4「ユリウスは? この前ナンパされちゃった」

部下5「えー、部下4も!?」

部下4「カッコ良いんだけど、遊び人って感じよね」

部下5「分かるわー、鍛冶職人だったらもっと男らしくて物静かでなくっちゃ」

カイン(男らしくて物静かじゃないとだめなのか……)シュン……



部下2「じゃあさ、薔薇の貴公子は?」



部下達「「出たーーーー! 薔薇の貴公子!!」」キャァキャァ♪

カイン「薔薇の貴公子?」

部下1「えぇ!? カイン様知らないんですか!?」

カイン「あ、ああ……」

部下2「聖王国の将軍ランディア=セレス=インバード様ですよ」

カイン「ああ、インバード家の」

カイン(正統王家であるアウトバード家に対して、南の大陸の血が混ざっているインバード家はあまり良い処遇を受けていないと聞くが……)

部下3「ランディア様は強く凛々しいだけじゃないんです!」

カイン「?」

部下3「ランディア様は女性に優しく、例え敵兵であろうと決して傷付けはしないし、その懐の深さで仲間にするんです!」

カイン「………?」

部下5「どうされました?」

カイン「本当にそれは……優しいのだろうか…」

部下達「?」

カイン「例え女性であろうと男性であろうと、平等に接する。戦場であったなら敵として全力で戦う。私の尊敬する軍人は皆平等であった……」

部下達「カイン様……」ポーッ

カイン「私の好きな人は性別だけでなくどんな種族であろうと客として訪問したのなら、笑顔で受け入れる」

カイン(私は……そんなシアンだから…)ドキドキ


部下達「」


カイン「……ん? どうした?」キョロキョロ




 その10秒後、顔を真っ赤にした聖騎士が寮の屋根から飛び降りようとしたが、リーネがそれを報道することはなかった。




聖王国 自由騎士女子寮


アメリア「この世界で一番カッコ良い男?」

女性騎士「はいっ」

シエル「あなた、そんなことアメリアに聞いても無駄よ」

女性騎士「そ、そうですよね」




全員「「もちろん、シアン(様)に決まってるもんねぇ~(はぁと)」




 自由騎士女子寮の壁はシアンの写真(絵、同人絵)などでいっぱいだった。



ある日。戦場。


ランディア「……君は?」

ヒュミュン「……うほ、良い人間」ユラァ

ランディア(この気配……人間ではなさそうだが…女性だな)キュピーン

ヒュミュン「その白い馬も人間にしたい」シュッ


白馬「ひひーーんっ!?」グググッ


ランディア「サブリナ!!?」

サブリナ「こ、これは?」

ランディア「サブリナが白い髪の美しい女性に!!」

サブリナ「ご主人様!!」ギュッ///

ランディア「サブリナの裸は国宝級の価値があったようだね。さ、私の服を着るんだ」スッ

ヒュミュン「ひひっ、面白い奴」ユラユラ

ヒュミュン「ひゅっ!」

ランディア「くっ」カキンッ


剣「」ウネウネ


ランディア「なっ、君は何でも生き物にしてしまうのか!?」

ヒュミュン「そうだよぉ? 面白いでしょぉ?」

ランディア「とても面白い“女性”だ」

ヒュミュン「ふーん、女性か」シュッ

ランディア(触れてはならない)サッ

ヒュミュン「早く触らせろぉおおお!」




ランディア「遅い!」ブゥン




女性騎士「で、出ましたわぁ! ランディア様得意の“黒薔薇剣(クロバラソード)”!! 魔力で形成された剣は何でも一刀両断する!」



―――ザンッ!!



ヒュミュン「………ん? 何も起きて……あり?」ドサッ

ヒュミュン「う、動けない……」

ランディア「私は女性に手をあげない主義なんだ。だから、君の“男の部分”を殺させてもらった」

ヒュミュン「げぇ!? そんなことされたら私が私じゃなくな……」

ランディア「大丈夫。例え君が君じゃなくなっても、私は君を受け入れよう」スッ

サブリナ「ご主人様ー」ギューッ

ランディア「さぁ! 他の友達を助けるんだ!!」

女性騎士達「はい! ランディア様!!」



ヒュミュン「ぶっ殺してやる………」



 その日、ヒュミュンは初めて“憎悪”を知った。それは、人に似た何かが人になり始めた証ともいえた……。



 ランディアは日夜戦い続ける。

 聖王国の民の多くはランディアこそ次期王にふさわしいと言うが、彼は一切王政に興味がなかった。

 彼は東部の戦争を終結し、女性たちを苦しみから解放したい。ただそれだけを考えていた。



 ランディ=セレス=インバード。



 彼こそが後に東部の救世主と呼ばれる男であった……。


 外伝 完

とある場所

グリエル「くっせー、なんだよここ」

ネビリム「ひひっ、そりゃあ大陸一“臭い男”がいるからな」

グリエル「くっそー、俺もあいつらみたいになりたいぜ」

鎧達「」ガシャンガシャン

ネビリム「それにしてもよー、二ヴェウス様は世界中から戦力を集めて何する気なんだ?」

グリエル「だから、世界を救うんだろ?」

ネビリム「それがよくわかんねーよな。メンツはどう考えても“世界を壊す”側なのによ」

グリエル「まぁ、そんなことは俺ら下の者が考えることじゃねーよ」

ネビリム「まぁな。俺は面白ければそれでいい」ヒヒッ



―――ビュッ



二人「?」


―――3


グリエル「な、なんだ?」



―――2



ネビリム「な、何かかけられた!!」



―――1



二人「うわぁああああ!」



―――0



二人「」ドサッ



ザボラ「………」ノシノシ

ザボラ「ふぉふぉふぉふぉ、これはえー素材が手に入った」スッ



ネビリム「おいおい」パチッ



ザボラ「ふぉっ!?」



グリエル「俺様達を誰だと思ってんだよ」



ザボラ「わ、わしの毒を受けて生きてるじゃとぉ!?」

ザボラ(あ、ありえん! 今のはドラゴンでも一撃で失神させる量の毒じゃぞ!?)



ネビリム「俺はリッチでも最上位の“デイモス”ネビリム様だ! 命をどうにかする毒なぞにやられるか!」

グリエル「俺様はネクロマンサーの頂点グリエルだ」



ザボラ(げ、げぇ!? どちらも伝説級のアンデット!?)



ネビリム「さぁ、話をしようか」ニィ

グリエル「一方的な商談だ」ニマァ



ザボラ「」

某所。闇のアジト。


二ヴェウス「あらあら。あなたがザボラかしら?」ウフフ

ザボラ「へぇ……そういうあなたは西の大陸の覇者様でございますね」

二ヴェウス「うふふ、今はただのアラクネよ。話は聞いてくれたかしら?」

ザボラ「ああ……ワシはあんたについていくよ…」

二ヴェウス「嬉しいわぁ。私たちはあなたのような子を救うために戦っているの」

ザボラ「………(生まれてこの方……誰かにこんな風に扱われたことはなかった…)」

二ヴェウス「皆聞いてくれるかしら」

闇の一同「?」

二ヴェウス「私たちは近いうちに“中央帝国”に襲いかかるわ」

闇の一同「うぉおおおお!!」

二ヴェウス「うふふ、元気な子たち。……でもね、一つだけ約束して?」

闇の一同「?」



二ヴェウス「死なないようにね」ニコッ




闇の一同「うぉおおおおおおお!!!」




 その時は、すぐそこにあった。



レイム 王宮地下



レイン「アンデル……経過はどうです?」

アンデル「そうですね。“使えるかもしれない”と言ったところでしょうか」

メリア「………」

アンデル「しかし、これが“かつて英雄の命を救った”とすれば、相当罪深いことだ」

レイン「ふふっ、微塵も思っていないことを」

アンデル「そうですね。微塵も思っていないです」

レイン「……神凪は“必ず復活する”。その時、あなたの存在がなければならないんですよ」




レイン「“アルティナ”、神凪と心臓を共有した龍人よ」




―――レインは、目の前の培養液で満たされたガラスに手を当てた。その表情は笑っているようでその瞳の奥は暗く淀んでいた。



アルティナ「………」ゴポゴポ




兵士「国王!」ザッ

レイン「どうしました?」




兵士「大水晶の洞窟に“神威”が現れました!!」

レイン「シアンが?」

アンデル「国王、メリアに向かわせましょう」

レイン「……そうですね。メリア、行けますか?」

メリア「………」コクリ

レイン「いいですか、




 シアン以外を“必ず殺しなさい”。必ずです」




メリア「………」コクリ

アルティア「………」ゴポゴポ

※あ、イザベラかぶらせてもた。まぁあっちのイザベラもう出てこないので。


大水晶の洞窟


シアン「……ここは大水晶の…」

シアン(“たまたま”飛んで来たのか……それとも…)

ベルデ「勇人……久しぶりね…」ポーッ

ベルデ(私は……またあなたと…)

えにくす「ここは……?」

ラウル「なんてでかさだよ……」

イザベラ「えにくす……すごい魔力を感じる…」

エヴァ「ええ、それにとても禍々しい力も……」

フラウム「それはここに魔王が封印されてるからだ」

えにくす達「「えっ?」」

ラウル「魔王は北の大陸にいるじゃねぇか」

フラウム「あれは、言わば“現”魔王だ。本物はこれだ」コンコン




えにくす「なぁ……シアン、この人たちって…“生きてる”のか?」

シアン「それは……」

ベルデ「生きてるわよ!!」

一同「!」

ベルデ「勇人は生きてる! 今は時間を停めてるけど、いつかかなら――」

えにくす「いや、そうじゃなくて、“動いてるんだけど”」


一同「!?」



―――ひゅっ!



シアン「!?」ブゥン



―――ギィィンッ



メリア「自動防御か。厄介だな」スッ

シアン「君は?」

メリア「……この中にシアンはいるか」

シアン「僕だけど……」

メリア「そうか…分かった」スッ



メリア「お前以外は全員死ね」




一同「!?」

お風呂入ってきます!


\突然の本編!!!/

ベルデ「この子ダークエルフよ!」

フラウム「おいおい、絶滅種じゃねぇか。なんで生きてんだよ」

メリア「うるさいっ!」ブンッ

えにくす「フラウム!」ギィンッ

メリア「っ……」

ラウル「さっきの化物に比べたら全然楽勝だな」

メリア(なんだこいつら……全員が私より強いっ)





メリア「………」グルグルマキ

フラウム「で、こいつはなんで襲って来たんだ?」



レイン「あなた達を殺すためですよ」



一同「!?」

シアン「レインさん!?」

シルキー「久しぶりだなシアン」

シアン「シルキー!?」

シアン(何がどうなって……)

レイン「“使ってみましょうか”」

アンデル「ええ、そうですね」スッ





―――僕達の前に現れたのは、全身が爛れたドラゴンのような悪魔のような姿の生き物が現れた。その横にはレインさんと知らない男の人がいる。




アルティナ「………」ズズッ





ベルデ「え……アルティ?」

フラウム「知ってるのか?」

ベルデ「神凪達と一緒に一時期旅してた龍人よ。神凪と心の儀をしてるわ」

シアン「ということは、この人の心臓に神凪さんのはんぶ「ないですよ」


シアン「えっ?」


レイン「神凪の心臓はここにはないですよ」ニコニコ

えにくす「じゃ、じゃあどこに……」

アンデル「この化物に勝つことができたら教えてやろう」



アルティナ「ギャァアアォオオオオ!!」ゴォォオオッ



一同「!!」バッ

メリア「えっ……うそ」

メリア(私……“また”捨てられた?)

シアン「!?」


シアンはどうする?

1、メリアを助ける
2、メリアを助けない


安価↓1~3多数決

シアン「………っ!」ガシッ

メリア「えっ?」

シアン「≪エルフ語でメリアの名前≫さんはここに隠れてて」

メリア(何で私の……というよりエルフの言葉を知っている?)

シアン(うわァ……今の名前かぁ、何かの呪文かと思った…)



※シアンは名前を見抜く特技を持っています(前スレ既出)。



アルティナ「ぎぃいいいいいいいい!!」ブンッ

えにくす「くっ」ギンッ

えにくす(硬い!? どんな皮膚してんだ!?)

レイン「シアン君。さっきの話の続きです!」



―――その声は戦闘による雑音が溢れた洞窟の中でも全員が聞きわけることができるほど響き渡った。



レイン「神凪の心臓、私たちはそれを彼女から取り出すことに成功しました」

シアン「なぜそんなことを!!」




レイン「それが神の命令だったからですよ」




一同「「!!」」

レイン「まぁ、神と言っても今は隠居している身だそうですが」

シアン「……その心臓はどうしたんですか!?」

レイン「ふふふ、君はよーく知ってますよ」

シアン「えっ?」




レイン「なぜなら―――











レイン「あなたに移植したからです」






シアン「……えっ…」ピタッ

レイン「今です」

アンデル「アルティナ、“響かせろ”」



アルティナ「……すぅ…」



―――異形のドラゴンは大きく息を吸い込むと、洞窟を破壊するような咆哮を轟かせた!




フラウム「くっ……」

えにくす「」ドサッ

ラウル「」ドサッ

イザベラ「」ドサッ

エヴァ「」ドサッ

ベルデ「人間にはちょっときつい攻撃ね」

シアン「僕は自動防御の魔法があったので助かりました……」

シアン(それにしても……僕の心臓の半分が…神凪さんのもの!? でも、半分はエリーゼの……)




―――ボクハイッタイダレノシンゾウデウゴイテイル?




レイン(これもあなたのシナリオですか……あまりにも出来過ぎていて怒りさえ覚えそうです…)

レイン「あなたを許さない……“イリアス”…」ギリッ

自由騎士女子寮 外伝時談笑後――。


アメリア(全裸)「うぅ……私はシアンの初恋の相手じゃないですぅ…」

女性騎士一同「「よろしい」」ニッコリ

シエル「ふふふ、皆さん、楽しい時間もそろそろ終わりましょうか」

女性騎士「「はいっ!!」」



女性騎士「いよいよ……北の大地へ出兵か…」プルプル

女性騎士「あなた……震えてるじゃない」カタカタ

女性騎士「……あーあ…シアン様に抱かれてから死にたかったなぁ」

女性騎士「まぁでも、それはみんな平等だからまだ救いがあるじゃない?」



アメリア「いよいよですねシエル様」

シエル「ええ」

アメリア「北の大地への出兵……これほどまでに無意味な…自殺のようなことが許されるのか…」グググッ

シエル「アメリア」ギュッ

アメリア「シエル様……」

シエル「あなただけでも……お逃げなさい」

アメリア「えっ……」

シエル「あなたは幼少から私の世話役として仕えてきました。私はとても感謝しています」

アメリア「………」

シエル「本当は学園魔法大会もシアンとペアを組みたかったはずなのに、“私の病気”のためにあなたは……」

アメリア「違います。私はあなたと組みたかった」

シエル「ふふふ、優しい子。……でも、もうそれも無意味です」

アメリア「………」

シエル「私は王女として、この命令に背くことはできません。多くの騎士たちを道連れにする罪深い王女ですが……」

アメリア「シエル様……」

シエル「しかし、ならばこそ一つくらいのわがままは許されるはず。



 あなたは生きて、生き抜いて――」ツーッ



アメリア「!?」

アメリア(シエル様の涙!?)


――それは幼少から従者として使えたアメリアも見たことのない、とても哀しい涙だった。


シエル「そして……シアンと素敵な家庭を作って…アメリア」ギューッ

アメリア「ぐすっ……し、シエル様ぁ…」ギューッ

運命分岐点


アメリアは

1、逃げる
2、逃げない

※シアンに危険を知らせる魔法道具はアメリアが持っています。


安価↓1~3 多数決

シエル「さぁ、準備を済ませてお逃げなさい」

アメリア「………」

シエル「アメリア?」

アメリア「……シエル様…」

シエル「………」




アメリア「やっぱり私はシエル様とシアンの子供も見てみたいです」ニコッ




シエル「………」ツーッ

アメリア「シエル様」ギュー

シエル「…ぐすっ……死にたくない…死にたくないですアメリアぁ…」

アメリア「私もです…」ポロポロ

シエル「シアンに会いたい……抱きしめたいよぉ」ギューッ

アメリア「私もです……」ギューッ



女性騎士達「「………」」ポロポロ



聖王国某所。

キリナ「さぁて、そろそろ任務の時間だね」

ラル(私はカルナ将軍か……父がいれば簡単なのに…)

暗殺者リーダー「皆聞け」

一同「………」

暗殺者リーダー「今回で、我々は解散する」

一同「!!?」

リーダー「いや、正確ではなかったな。



 “聖王国が滅びる前に中央帝国を滅ぼさなければ”我々は解散することとなる」



キリナ「ん? んん?」

ラル「黙って聞いてろ」

キリナ「はーい」

リーダー「中央帝国は数日以内に必ずこの聖王国を攻めに来る。間違いない」

暗殺者「な、ならこっちを守っていれば」

リーダー「我々暗殺者が軍隊を相手にして勝てるとでも?」

暗殺者「うぐ……」

リーダー「我々は虚をつかなければ目標を達成できない卑怯な存在だ!


 だが、国はいつだって我々の闇を持って光を放っている!」


暗殺者達「おう!」

リーダー「目標はカルナ、ラァグ、そしてカインだ。そのいずれかが聖王国を攻めに来た場合は放っておけ。とにかくこの三人のうち中央帝国にとどまった人間を殺せ!」

キリナ(ん? なんで私は喫茶店の店主?)ハテ

リーダー「我々は仲間同士でも集団で戦うことはできん! 準備ができた者からこの国の未来のために進め!!」

暗殺者達「「おう!!」」バッ

西の大陸


 大陸を覆っていた瘴気は消え去り、多くの死骸と腐敗した臭いが大陸を満たしていた。

 大陸の最西端にそれを起こした“元凶”は浮いていた。


『タノシイヒトトキヲ』


 西の災厄“タブー”。

 西の大陸の全てを吸収し、タブーが目指したのは、


『ツヨイニオイ』


 レイムの大水晶の洞窟だった。



北の大陸

一「いよいよか……」

魔王「嬉しそうだな」

一「最近装備が錆びてきた気がしたんだ」

魔王「嘘つけ馬鹿」パンッ

一「魔王よ。我はここにとどまりながらも大地を通じて様々な情報を得ていた」

魔王「器用な奴だな」



一「なぜ、“かつての英雄”が魔王を演じている?」



魔王「………ちっ、万能すぎだろお前」

一「教えろ。さもないと今現在進行してきている者どもを無条件で通す」

魔王「……分かったよ」チッ

神凪「お前が思っている通り、俺は神凪勇人だ。諸事情あって自分の心臓と意思を持たない抜けがらだ」

一「心の儀、というものを行った記録は見つかった」

神凪「すげーな」

一「……照合完了。ディアク=セレス=インバードへ自分の心臓を渡した模様」

神凪「おいおい、お前こえーな」

一「……フェリアス=セレス=アウトバードはなぜ結界を張った?



 横に親族であるディアク=セレス=インバードがいたというのに」




神凪「……色々あったんだよ…」

回想。フェリアスが結界を張る一日前。


ディアク「はぁ? 心臓を交換!?」

神凪「ああ」

ディアク「お、お前何を考えてるんだ……」




神凪「神を欺く」




ディアク「イリアス様をか?」

神凪「ああ、あいつは人間に愛情を注ぎ過ぎた。おそらく歴史を一度壊すはずだ」

ディアク「なっ……」

神凪「だが、俺はそれがどうしても納得いかない。魔族だって異界の者だって存在する。“好き勝手生きて良いはず”だ!」

ディアク「言いたいことは分かったが、心臓を交換して何の意味が……」

神凪「いいか、今から言うことを聞いて覚えろ。結界はそう何度も張れないから一度でな」

ディアク「ああ」



神凪「明日、フェリアスは魔王をこの洞窟に封印する。おそらく俺の考えにも気付いているから俺ごと封印するはずだ」

ディアク「なっ!?」

神凪「だからその瞬間、俺は魔王の全魔力をお前の心臓へぶち込む」

ディアク「はっ!?」

神凪「そして俺は封印される。フェリアスの封印は面白くてな、身体の一部が封印されても外にいる本体もしくは部分は生き続けるんだぜ」

ディアク「それは知っている。……あれはもはや呪いの類だ」



神凪「するとどうなるか」

ディアク「俺は魔王の力を手に入れる」

神凪「そうだ。しかし、イリアスは俺の魔力と心臓を持つお前を“神凪”だと認識するだろう」

ディアク「イリアス様は生命エネルギーで存在を感知しているから……」

神凪「そうだ。魔王の力を得たお前は、北の大陸に結界を張れ。魔王の力全てを使ってな」

ディアク「どういうことだ?」

神凪「俺は一度神のシナリオを覗いている。本来はそこに明日封印されるべき魔王がいるはずなんだ」

ディアク「それを……俺がやれと?」

神凪「イリアスは駒の種族は気にするが駒自体が誰だろうと気にしない。お前が魔王の力を得て人外になった時点で、あいつはもうお前に興味がないはずだ」

ディアク「……訳が分からない」

神凪「……だが、やるしかない」

ディアク「………」

神凪「行くぞ」

一「待て、それならばお前がディアク=セレス=インバードであるはずだ」

神凪「ああ、そうだな」

一「どういうことだ」

神凪「……だから色々あったんだよ。



 例えば、恋のしがらみとかな」



一「………」



回想


フェリアス「……二人とも、黙っていてすみません」

神凪「………」

ディアク「………」


――俺達はフェリアスの言葉を聞いた。その言動一つ一つの反応に細心の注意を払った。イリアスに気付かれないために。


フェリアス「私は今から魔王を封印します」

神凪「……何を言っているんだ」

ディアク「そうだよ。魔王を封印なんてできる訳がない」

フェリアス「できます」

二人「!?」




フェリアス「ディアク。あなたには……いえ、“インバード”の方々に謝らなければならないことがあります」

ディアク「えっ?」



フェリアス「我々“アウトバード”の人間は、




 ―――王家の人間ではないのです」




ディアク「………えっ」



―――そして、フェリアスはインバードとアウトバードの因縁を説明した。それは、暗殺と陰謀の渦。最終的にインバードの人間はアウトバードの人間に王位を奪われ、その記憶を“書き換えられた”。



フェリアス「私達は元々、魔王を封印するためだけに存在する魔術師の家系でした。しかし、いつしかその運命の重さにちっぽけな自尊心を持つようになった。……それがこのような歪んだ姿を……」



―――フェリアスは泣いていた。過去の人間がしでかした業を、家系で唯一後悔したのだ。



フェリアス「王家の座に着いたアウトバード家の人間は、魔王を封印することを辞めました」

ディアク「なっ!? それで世界はこんなにも!?」

フェリアス「ええ、その代わり“召喚術”の研究に重きを向けました。そして、最大の成功例が……」

神凪「俺と言う訳か」

フェリアス「そうです。異界からの強大な魔力と、他世界の存在を愛せる優しい心。あなたは後に伝説となるでしょう」

神凪「ふざけんなっ」

フェリアス「ふざけてなどいません。




 あなたもここで、私と共に永遠に生きる伝説となるからです」




ディアク「!!」

神凪(よし……ここまではおおよそ流れ通りだ…)

魔王『ツマランナ』


フェリアス「いいえ、あなたは終わりです魔王!」

フェリアス「勇人! 攻撃を!」

神凪「ああ!」ダッ

ディアク「……“呪縛魔法”」

神凪「え」ググッ

神凪(動けない……)

ディアク(すまん神凪…)ボワン

神凪(変身魔法!? お前何を!?)

ディアク(俺は……フェリアスを…“愛している”んだ)



―――ディアクは自分たちが受けて来た不遇を知って、アウトバード家の罪を知ってなお、フェリアスを愛した。



ディアク(俺は彼女と共に歩みたい!)ダッ

神凪(………くっ)ボワン

ディアク(姿神凪)「うぉおおおおお!」

神凪(姿ディアク)(考えろ……どうすれば…)




―――そして、俺はディアクを演じることに決めた。




※神凪とディアクは姿が入れ替わってます。



神凪「貴様ぁああああ! 何故裏切ったぁあああ!」ドンドンドン




ディアク「………」

フェリアス「………」

(あれは黒髪の青年と、綺麗な人。それに結界の外に……赤色の髪の青年…ここはいったい…)

魔王「それが答えか、フェリアス」

フェリアス「ええ、私はもう戻れない」

ディアク「うるせぇ、お前は外に出ろ」

フェリアス「無理です」

ディアク「なんでだよ!!」

フェリアス「この結界自体が! 私の命だから!」

ディアク「!?」

魔王「ふんっ、我もお主らごときに力を集結させるんじゃなかったか…」

フェリアス「いえ、これは必然です」

魔王「そうか……」

ディアク「お前……それなら、なぜディアクじゃなく俺なんだ…。結婚するんだろ?」

フェリアス「………」

フェリアス「勇人。本当にごめんなさい」

ディアク「……答えになってねぇよ」

フェリアス「私は……一人じゃ寂しかった」

ディアク「だからディアクがいるじゃねぇか」




フェリアス「私はあなたを愛してるのです!!」




ディアク「……は?」

ディアク(やっぱりそうか……)




フェリアス「……やはり気付いていなかったのですね」

ディアク「いや、待て待て、おかしいだろ。俺は異世界人、お前は中央大陸一大きな国のお姫様。どうやったって結ばれる訳ねーだろ」

フェリアス「ふふっ、そう言う時だけ常識的なことを言うのですね」

ディアク「………」

魔王「……最後に陳腐な告白を聞きながら封印される。…それもまた一興か」

フェリアス「愛してます勇人」ギュッ

ディアク「……俺は…お前を愛する資格があるのか……?」

フェリアス「ええ、あります。



 人は、どんな人を愛したっていいのです」チュッ



神凪「あ、あぁ……」ズルズル

神凪(考えろ……今後の展開を…)

ディアク「……そうだな」ギュッ



―――そして、結界は完成し、心臓を封印された俺は、永遠の命と魔王の魔力を手に入れた。



キメラ「な………」

ベルデ「う、嘘よ……嘘だわ…」

神凪「ほん……とうだ…」



神凪「フェリアスの結界魔法により、


 神凪勇人とフェリアスは魔王と共に死んだ」


ベルデ「うぁ……あ…」ポロポロ

キメラ「……くっ…」

神凪「………」ガンッ

神凪(ベルデ……アルティナ……すまん)



―――そして俺は、聖王国に戻り自殺を偽装したのち、北の大地に結界を張った。



神凪「イリアスにばれてるのかどうかは分からん」

一「その強さはこの世界の魔王と結界による不死身の肉体と言うことか」

神凪「ああ、わりぃな。俺自身の力じゃなくて」

一「かまわん。私も本来は小さなメモリーチップだ」

神凪「まぁ、そうだな」

一「しかし、それならなおさら今から来る人間どもを殺してもいいのか? お前は人間が嫌いと言う訳ではあるまい」

神凪「ああ、だが、殺す。



 イリアスを怒らせるには、それくらいしないといけないんだ……」ギリッ



一「………」

神凪「そろそろ来るぞ」

一「ああ、そのようだ」

神凪「全てが終わったら決着をつけよう」

一「……ああ」





シエル「自由騎士隊、突撃!!」

自由騎士達「「はっ!!」」



――戦争が、はじまった。


ファミチキ買ってきます!

関係が分かりにくくてごめんね!会話だけで説明するのって難しいね!

もう訳が分からない人のための心臓講座!

時系列順

アルティナ⇔神凪 心の儀で半分交換

神凪⇔ディアク 心臓交換

アルティナ⇔シアン 神凪の心臓移植(シアンの半分の心臓の場所は?)

シアン⇔エリーゼ 心の儀で半分交換(どういう風に交換したかは謎)



さらに分からない人のためのインバード家アウトバード家講座!

聖王国の歴史

建国時

王家インバード



魔王出現

王家インバード

魔術家アウトバード



魔王封印(何度かある)

王家インバード

魔術家アウトバード



魔族が聖王国をボロボロにする。

王家 よく分からないことに

魔術家 よく分からないことに



魔術家が魔王を封印する

王家 アウトバード

第二王家インバード

魔術家 滅びる?(暗殺家業?)



そんな感じで。進撃中学校3巻読んでから続きー



――――――――

アクティブモード

―――――――― 


ここからの物語は、多くが選択肢で紡がれます。

基本的に人の生き死にを神のシナリオとずらせるのはシアンのみです。

しかし、死に方や生き方が選択肢次第で変わることがあります。

そして、スポットを当てる順番によっては助けられた人間を助けられなかったり、助けられない人間を助けられたりします。

皆で物語を紡ぎましょう!


まずはどこを操作しますか?

1、大水晶の洞窟

主要メンバー
シアン一行、フェリアス、ディアク、レイムの人間、魔法師団

2、北の大陸最南端

主要メンバー
魔王軍、自由騎士軍


3、聖王国

主要メンバー
インバード家、アウトバード家、聖騎士隊、魔騎士隊


4、中央帝国

主要メンバー
黒騎士隊、闇、暗殺者一行、その他中央帝国の人々



安価↓1 起きてるかな? 寝てたら明日するぜぃ。

北の大陸最南端


一「………」


シエル「………」ボロボロ

アメリア「……くっ…」ボロボロ

女性騎士達「……傷一つ…」ボロボロ



一(弱すぎる……)



アメリア「………」





―――シアン……、私達を、



1、助けて……
2、信じて……



安価↓1

うーん…

よし、続きはまた明日にしましょう!

今まではこの展開に持ってくまで時間も話数もあったから大体>>1のしたいようにしましたが、本当にこっからの展開は安価で決まります! そして賛否あるでしょうが、登場キャラ死んだり生きたりします!

おやすみなさい!

>>497 ごめん、安価してくれたんだね! 続きはまた明日やります!

ただいまー。遅くなってごめんねー。

風呂入って続きするので、

昨日の安価再安価しますー。

―――シアン……、私達を、



1、助けて……
2、信じて……



安価↓1~3 多数決

アメリア(信じて……)



シエル「……やはり、これ以上の犠牲は…」




 シエル=セレス=アウトバードは覚悟を決めた。

“伝説の巫女”の再来。

 彼女はアウトバード家の歴史でいつしか失われた結界魔法を再び扱うことができる現世界で唯一の人間だった。

 しかし、それを使うたびに彼女の身体は一つ、また一つと機能を鈍らせていた。

 それゆえ、アメリアという従者を常に配置していたが、学園生活においてはシアンの魔力によって幾分か症状は和らいでいた。

 インバードの人間にとって、シエルという存在は自分たちの立場をさらに低くする(実際にはアウトバード家への民衆の支持が強まるだけだが)面白くない存在だった。故に、シアンを脅し卒業前に国から追い出した。

 シアンはシエルの下を離れる時、自分の魔力を込めた宝石をシエルに渡した。それを持っている限り、シエルの症状が酷くなることはなかった。

 今回の遠征は、言わばシアンが招いた事態とも言えるのだった。軍事を司るインバードが邪魔なシエルを殺すための策略。アウトバード家は世継ぎがシエルしかいなかったため猛反対したが、ランディアを遠征させることは民衆が許さなかったため仕方なく受け入れた。

 シエルはその運命を受け入れた。だが、それでも心のどこかでシアンと共にどこかへ逃げる道も考えていたのだと思う。



“そんな夢のような幻想を捨てる”覚悟を―――決めた。




シエル「結界魔法で標的を封印します! 皆の者離れてください!!」

女性騎士達「シエル様!?」

女性騎士達「「たぁああああ!!」」ダッ

シエル「なっ!?」

アメリア「そんなの、聞く訳ないじゃないですか」

シエル「アメリア……」

アメリア「私たちはシエル様と運命を共にします」

シエル「……はいっ…」ポロポロ




一(あの魔力は……記録によると自身の存在ごと結界を張り対象を封印する魔法)



一はどうする?


1、大地を通じて九十九を吸収する。
2、自身の力で結界と対峙する。



安価↓1~3多数決

一『私は……試したいのか?』


――計算上、レイムの結界と同レベルの封印なら私には太刀打ちできないレベル。


一(超えたい……そして、神凪を…倒したい)




シエル「いきます!!」



 シエルの身体から放たれた魔力は、周囲の全てを巻き込み、水晶と化した。








神凪「お前……バカだな…」コンコン



――山のように大きな水晶には、多くの騎士たちと一が眠っていた。



神凪「だが……これでより面白くなった」

神凪(聖王国の人間はイリアスのお気に入りだ。方法は分からないが、必ず解きにくるはずだ…)



神凪「今は眠れ。そして、“また”戦おう」



神凪(さて……そろそろ“移動”の準備をしないとな…)シュンッ




 聖王国最北端、北の大地との国境で自由騎士と最強の侵略者は眠りについた。


 彼女たちの表情は、皆、安らかであったという。




1、大水晶の洞窟

主要メンバー
シアン一行、フェリアス、ディアク、レイムの人間、魔法師団

2、聖王国

主要メンバー
インバード家、アウトバード家、聖騎士隊、魔騎士隊


3、中央帝国

主要メンバー
黒騎士隊、闇、暗殺者一行、その他中央帝国の人々



英雄戦争の進行とは関係ない所


4、異物の中

主要メンバー
キメラ、イリアス


5、ジャック達



安価↓3番目

異物の中、77階


キメラ「イリアス様!」バァンッ

イリアス「ん?」

キメラ「先ほど黒髪の男が来ませんでしたか!?」

イリアス「ああ、来たぞ」

キメラ「何も……されなかったのですか?」

イリアス「いいや、あやつはワシに“シナリオ”を見せるように脅してきおった」

キメラ「……見せたのですか?」

イリアス「お主の“何が大事か”見極める能力は高く評価するが、時には疑問に思ったことを口にせい」

キメラ「いえ、シナリオの内容を俺が知る必要はありません」

イリアス「頑固じゃのぉ。……まぁよい。ワシはジャックにシナリオを見せた」

キメラ「!? な、なぜ!」




イリアス「この世界の全ての人間を人質にとられちゃのぉ」




キメラ「……あいつ!!」ギリッ

イリアス「キメラ、大事なのはそこではない」

キメラ「?」

イリアス「あやつはワシを殺さなかった。強い恨みを抱いているにも関わらず」

キメラ「倒せなかったの間違いでしょう」

イリアス「いいや、あいつはワシを殺せた。それは間違いない」

キメラ「ではなぜ!!」

イリアス「……こう言いたいのじゃろう。



 お前には真の絶望と共に死んでもらう、とな」



キメラ「真の絶望……」

イリアス「キメラよ。ワシはこの世界を愛しておる。しかし、もう歴史に介入する力は残っておらん」

キメラ「………」

イリアス「頼む、ジャックを止めてくれ……」

キメラ「……分かりました」コクリ



イリアス「これを持っていくがよい」スッ



キメラ「これは……神器!?」

イリアス「人間が造り出した神器とは一味もふた味も違う。



 神器“非靡≪ヒナビク≫”は他の神器を拒絶する」



キメラ「他の神器を……」

イリアス「お主の好きな刀の形にしておる。もちろん切れ味も抜群じゃ」

キメラ「……必ず、止めてみせます」

イリアス「ほっほ、全てが終わったらお主の願いを一つ叶えてやろうかのぉ」

キメラ「………」ダッ



イリアス(人間に戻ってフェリアスと共に生きたいと……どうして言えぬかのぉ)ホッホッホ




1、大水晶の洞窟

主要メンバー
シアン一行、フェリアス、ディアク、レイムの人間、魔法師団

2、聖王国

主要メンバー
インバード家、アウトバード家、聖騎士隊、魔騎士隊


3、中央帝国

主要メンバー
黒騎士隊、闇、暗殺者一行、その他中央帝国の人々


英雄戦争の進行とは関係ない所


4、ジャック達



安価↓3番目


 自由騎士、そして魔法師団のいない聖王国は混沌の坩堝にあった。

国王「おのれ! インバード風情が!」

 インバードによるクーデターは見事に成功し、王宮にいたアウトバードの人間は一人残らず処刑された。

インバード兵士(以下兵士)
「……なぁ、俺達はなんで自分の国の王を殺したんだ?」

兵士2「俺にもわかんねーよ……」クソッ

ラァグ「私たちも訳が分かりませんよ」グサッ

兵士2「」ドサッ

兵士「きさまっ!? どこか――」ドサッ

魔騎士「将軍! 王宮の人間が一人残らず殺されています!」

ラァグ「……ふむ、これは不可解ですねぇ」




ランディア「君たちには分からなくて良いことだよ」ブンッ




ラァグ「!?」キィィィンッ

ランディア「ほう、この攻撃を防ぐとは……」スッ

ラァグ「おやおや、貴方は大陸一のモテ男ではありませんか」

ラァグ(相変わらずモテそうなオーラを出して、不愉快ですねぇ)

ランディア「そんなことはありません。僕は女性に愛される前に愛します。モテるなんて状態にはなりませんよ」ニコッ

ラァグ「本当に不愉快な男だ」チャキッ

魔騎士「将軍!」

ラァグ「あなたは黙ってなさい」ギロッ

魔騎士「ぐっ……」

ランディア「あなたもですよ」

女性騎士「はい」

ランディア「はっ!」

ラァグ(突きが主流ですか。いささかやりづらいですねぇ)キィンッ

ランディア(どうやらカウンター主体のようですね。私の攻撃はタイミングが合わせづらいでしょう!)シュッ

ラァグ「………」ギィンッ

ランディア「………」シュッ


魔騎士「すごい……」

女性騎士「ランディア様頑張って!」


ラァグ「うぐっ」

ラァグ(こ、心が抉られるようです……)サッ

ランディア「どうしました? 女性の声が苦手ですか?」

ラァグ「逆ですよ!」ブンッ

ランディア「ふっ!!」サッ


ラァグ(この男……)

ランディア(この人……)



二人「「強い!!」」



ラァグ(力の差は五分五分……となると…)

ラァグ「私が魔騎士と呼ばれる所以、お教えしましょう」スッ

ランディア(剣を鞘におさめた?)

ラァグ「東南の島国には“居合”という抜刀術が存在します」

ランディア「ええ、知っています。彼らと侍という異世界の武士はとても強い……」

ラァグ「私は、それを進化させることに成功しました」ブゥンッ

ランディア「……それは面白いですね」スッ

ラァグ(レイピアを天に掲げた?)

ランディア「私が薔薇の貴公子と呼ばれる所以もお教えしましょう」


ランディア『墜ちなさい』


――その瞬間、天井は消滅させるほどの強大な落雷がランディアのレイピアに落ちた!


ランディア「雷を纏った私の姿、まるで薔薇のように見えませんか?」バチバチ

ラァグ(なんでそんな美しいんですかねぇ……腹が立ちますねぇ…)ブゥゥゥン…

魔騎士「二人とも……規格外すぎる…」

女性騎士「それでも……ランディア様なら…」



ラァグ(どうやら、“保険”をかけた方が良いですかね……)



ラァグはどうする?


1、ソルティスをランディアの背後にしのばせる
2、騎士として正々堂々と立ち向かう


安価下1~3多数決

ラァグ「ソルティス」

ソルティス「はい、父上」スッ

ランディア「まるで本人のようですね。お子さんですか?」バチバチ

ラァグ「事情があるんですよ……」ブゥン

ソルティス「加勢しますか?」

ラァグ「いえ、あなたは後ろで見てなさい。私の騎士としての生き様を」

ソルティス「はい」


魔騎士(ラァグ様それ死亡フラグ……)


ランディア「女性騎士」

女性騎士「はいっ」

ランディア「戦が終わったら、デートしましょう」

女性騎士「はい!!」ポーッ///


魔騎士(だからそれ死亡フラグ……)


ラァグ「受けなさい! これが真の抜刀術です!!」ザンッ

ランディア「あなたの全てを破壊する!!」バチンッ


魔騎士&女性騎士「「!!?」」


結果はどうなった?

1、ラァグが勝った
2、ランディアが勝った
3、相打ち

※負けても今は死にません。


安価↓1~5多数決




―――ギィイィィィィンッ!!




ラァグ「………」

ランディア「………」

魔騎士「い、一体どっちが!?」

ランディア「……くっ」ガクッ

女性騎士「ランディア様!?」

魔騎士「ラァグ様!!」



ラァグ「ぐあぁああああ!」バチバチバチドサッ



ソルティス「………」グググッ

ランディア「どちらが勝ってもおかしくなかった……」ハァハァ

ラァグ「……なぜ…殺さな……」ゼェゼェ…




ランディア「あなたはソルティス殿を私の背後に忍ばせることができたのに、しなかった。……それが理由です」




ラァグ「……きまぐれです…」

ランディア「では、私もきまぐれです」ニコッ

ソルティス「きさまぁあああああ!!」グググッ



ラァグ「ソルティス!!」



ソルティス「!!」ビクッ

ラァグ「……っ、私を、助けてください」

ソルティス「……はい…」スッ

ソルティス「父上、私は悔しいです」

ラァグ「ならば、努力をしなさい。そして、いつか彼を倒しましょう」

ソルティス「……はい」

ラァグ「それよりも、私たちはまだ戦争中です。私を自陣まで連れて行ったらあなたが魔騎士を従えて戦うのです」

ソルティス「はっ!」

ラァグ「魔騎士、今からこの子が私です」

魔騎士「はっ!」





魔騎士自陣キャンプ地。

ソルティス「では行ってまいります」

ラァグ「ええ……」

ソルティス「………」ダッ



ラァグ「……子の前でカッコ付けられなかったことがこんなにも悔しいとは思いませんでした…」ポロポロ



卵拾ってから数年くらいは経ってるのかね。

聖王国王宮最上階。


ランディア「どうやら、聖王国はもうダメなようですね」

女性騎士「そんなっ!」

ランディア(インバード家を復興させたかったですが、聖王国としてやり直すだけが道ではない……)

ランディア「全軍へ通達! 逃げられる者は市民を連れて東の“レブン”へ向かいなさい!」

女性騎士「……はっ!!」ダッ

ランディア(私が初代国王になるのも悪くありませんね……)



聖王国王宮地下

カイン「………」カツカツカツ

聖騎士「カイン様……ここは危険です」

カイン「いや、大丈夫だ」ブゥンッ



――カインが腕を振ると、地下道に仕掛けられた罠が勝手に作動した。



カイン「私に非道な真似は通じぬ」

聖騎士「さすが中央帝国の正統王女です」

カイン「う、うるさい、私を王女と呼ぶな」

カイン(シアンと距離が遠のいたみたいじゃないか!)

カイン「それに時期女王は妹のカルアがいる」

聖騎士「私は……」

カイン「?」

聖騎士「いえ……あれはなんでしょう?」

>>551 その辺はご想像にお任せします! ドップル自体の成長が早いのは確かですが。



カイン「どうやら、ここには表には出せない者達がいたようですね」

カイン(しかし、なぜ一人も……)

聖騎士「カイン様!」

カイン「?」

聖騎士「た、大変です!




 中央帝国に聖王国の暗殺者が!!」




カイン「!?」

聖騎士「……カイン様…お、お怒りにならないでください」プルプル

カイン「どうした?」




聖騎士「カイン様のご友人の……“喫茶店店主”も暗殺リストに……」




カイン「!!」


カインはどうする?

1、中央帝国に向かう
2、もう少し調査し、前回の歴史通りレイムへ向かう。


安価↓1~3多数決

カイン「……至急、ラァグ殿へこの事を伝えろ」

聖騎士「はっ!」ダッ

カイン(なぜシアンが?)ガサガサッ

カイン「ん……?」

カイン(魔法師団はレイムへ向かっているのか……?)パラパラ



『大水晶の封印について』



カイン「これは……」

カイン(書いてあることが本当なら……世界が危ない…)

カイン「シアン、私はあなたを信じる。だから、あなたより世界を選んだ私を許して欲しい……」





聖騎士隊はレイムへ向かった!

魔騎士隊は中央帝国へ向かった!

ランディアと聖王国の生き残りは中央大陸東部へ向かった!



1、大水晶の洞窟

主要メンバー
シアン一行、フェリアス、ディアク、レイムの人間、魔法師団

2、中央帝国

主要メンバー
黒騎士隊、闇、暗殺者一行、その他中央帝国の人々

3、ジャック達



安価↓3番目



ファミチキ買ってきます!

ただいまー。連続でもこの場合はいんでないかな!

1で行きますー。

ここが一番危険だから心して安価してください!

魔法師団団長「……くっ…いけっ」ドサッ


エネル「」フヨフヨ



団長(我々魔法師団全ての魔力をたった数日で吸い尽くすとは……)

団長「だが……これで…封印は破れ……る」ガクッ




レイムの洞窟


レイン「……どうやら、面白い展開になってきたようですね」ニコニコ

アンデル「何を言っている?」

レイン「………」



レインはどうする?


1アンデルを殺す
2アンデルにアルティナを自爆させるように命令する



安価↓1~3多数決

レイン「アンデル、アルティナを自爆させろ」

アンデル「いいのか? あの“異世界人”も死ぬかも知れんぞ?」

レイン「死なないでしょう、おそらくね」ニコニコ

アンデル「………」スッ



アンデル『コード“E”』ブゥン



アルティナ「……あ…」シュゥゥンッ…

シアン「人の姿に!?」

えにくす「な、何が……?」

レイン「皆さん、



 早く助けないと彼女“爆発”してしまいますよ!!」



一同「!!?」

ベルデ「やられたわね……」

フラウム(このアルティナという龍人が英雄を助けた少女であいつらに虐げられた過去を持つ以上……)チラッ

シアン「………」

フラウム(この男は……絶対逃げたりしないぞ…)




シアンはどうする?

1、アルティナを助けようとする
2、他の仲間の命を優先する
3、仲間を安全な所へ移動させ、自分だけ洞窟へ戻る


安価↓2番目

シアン「皆! 一か所へ集まるんだ!」

一同「!?」

レイン「ほう?」

ベルデ「………」

フラウム「良いのか?」

えにくす「シアン! 俺は最後まで!」

三人「えにくす!!」ギュッ

えにくす「………」



シアン「ごめん」ブゥン



一同「なっ!?」シュンッ





アンデル「私も去るぞ」

レイン「ええ、そうしましょう」




アルティナ「……あ、あなたも逃げな……え?」

シアン「………」

アルティナ「か、みなぎ?」ポロポロ



シアンはどうする?


1、そうだよアルティナ。
2、違うよアルティナさん。


安価下1

シアン「そうだよアルティナ」ギュッ

アルティナ「えへへ/// 神凪とまた会えるなんて思わなかった」デレデレ///

シアン「………」

アルティナ「……ごめんね、神凪が誉めてくれた身体…傷だらけになっちゃった……」ポロポロ

シアン「そんなことない。綺麗だ」ナデナデ

アルティナ「うぅ/// 何百年ぶりだろ、好きだよ神凪」ギュッ

シアン(いままでずっと記憶が!?)

アルティナ「すっごく痛かったり恥ずかしかったり辛かったりしたけど……神凪のこと考えてたら耐えられた」スリスリ

シアン「アルティナ……」ギュッ

アルティナ「も、もう抑えきれそうにないよ」

シアン「大丈夫、僕が何とかする」

アルティナ「優しいんだね。




 神凪の心臓を持った異世界人さん」ニコッ




シアン「えっ?」


 あーあ。

 私が初めて出会った人間が神凪だったから。

 人が嫌いだった私が恋を知った。

 そして、愛を知った。


 神凪。


 私は、あなたと出会えて……本当に良かったよ。



 

アルティナ「ごめんね、私のファーストキス、君が貰って」チュッ

シアン「!?」

アルティナ(私の力全てをあなたに!)ブゥン

シアン(な、流れ込んでくる!?)

アルティナ「もし神凪に会ったら、私のファーストキス貰ったって自慢しといてね」ニコッ

シアン「アルティナさん!」






アルティナ「じゃあね」バイバイ






シアン「ぁああぁああああああぁぁああ!!」










――― 音を置き去りにするような 爆発が起きた。









大水晶の洞窟――崩壊後。




シアン「……なんで、なんでだよ…」



―――洞窟を吹き飛ばすほどの爆発が起きたにも関わらず、大水晶は傷一つついていなかった。



シアン「何でだよレインさん!!」

レイン「ふふっ、面白いでしょう」

シアン「何を……」

レイン「彼女は何百年という年月を神凪と出会う為だけに耐え続けた。時には言葉にするのも躊躇うような行為を受けたにも関わらず!!」

シアン「レインさん!!!」

レイン「彼女の顔はどうでした!? 憎しみに満ちていましたか!? それとも哀しみ!? 私はとても興味があります!!」

シアン「………」ギリッ

アンデル「“予定通り”大水晶がむき出しになったな」

シアン「予定通り?」ピクッ

レイン「ええ、予定通りですよ。



“あれ”に封印を解かせるためのね」




シアン「なっ……」


エネル「」フヨフヨ


シアン(あれは……異物!?)

シアン「違う……あれはなんだ…」

えにくす「シアン! あいつに近づくな!!」

ベルデ「あいつは禁忌とされる生物兵器よ!!」

シアン「くっ!」バッ

レイン「おやおや、良いのですか?」

シアン「?」

レイン「封印、解けちゃいますよ」スッ



レインの指さす方向には―――魔王の姿があった。



シアン「あ……」

レイン「さぁて、どうするのです」ブブッ

レイン(姿:ニグレディア)「この世界の“主人公”さん」ニコッ

シアン「に……グレディアさん?」



ニグ「ええ、久しぶりですね。



 私は堕天使ニグレディアです」ニコッ



シアン「そんな! あなたとレインさんは同時に存在していた!」

シアン(まさか……レインさんはころさ―――)

レイン「いますよ。ここにね」フフッ

シアン「ど、どういうこと……」

ニグレディア「私はね、この物知り顔の優男が“気に入った”んですよ」ニコニコ

レイン「ニグレディア様は私に“永久の命”を下さった。そして、



 英雄物語の時代まで私を連れて行ってくださったのです」アハハ



シアン「じゃあ……あなたは…」

レイン「ええ、そうです!



 私がアルティナを捕獲し、神凪を脅し、魔王を封印させたのです!!」



ベルデ「なっ……」

フラウム(こいつだったのか……“元凶”は!!)

ニグレディア「どうです? そのおかげであなたは主人公になれたのですよ? 少しは感謝したらどうですか?」アハハ

シアン「………」

レイン「さらに言えば、聖王国のアウトバードをけしかけたのも私です……と言ってもあなたはアウトバードが本家である時代しか知らないんですね」

シアン「………」

ニグレディア「混乱してますね。でも、“時代は待っちゃくれない”よ」



エネル「」フヨフヨ



シアン「………っ」

ニグレディア「さぁ、選択の時です。“命をかけてエネルを止める”か“封印が解かれるのを茫然と眺める”か!!」

ベルデ「このくそやろぉおおおおおおお!!」

レイン「アンデル」

アンデル「はっ」ブゥンッ

ベルデ「きゃぁあああああああ!」バチバチバチ

アンデル「私をエルフの末裔と知っていたら痛い思いをしなくて済んだのにな」

シアン「ベルデさん!」

フラウム「シアン! お前はお前のやるべきことをやれ!!」

シアン「くっ……」



シアンはどうする?


1、全魔力を使ってエネルを止める
2、封印が解かれてから対応する


安価↓1

シアン(全力で止め――)

『ちょーーーっと待った!』

シアン「!?」

『ういーっす、アルティナだよ!』

シアン(生きて……)

『生きてないよ。死んだよ。あー死んだ死んだ』

シアン(軽いね)

『まぁエンシャントドラゴンは死と生が同意義だからね』

シアン(え?)

『私のお姉ちゃんなんか、大賢者と結婚したーって自慢してたけど、あれは子供産む気だね。まったく』

シアン(ちょ、ちょっと話が飛び過ぎてて!)

『ごめんごめん、今の私は残り香みたいなものだから君の求めている答えを言えるか分かんないんだ』

シアン(エネルを止めない方が良いって?)

『封印は解いちゃおう』

シアン(でも、そしたら魔王が!!)

『あー、うん、でも、魔王ってそんな悪い奴じゃないよ』

シアン(えっ!?)

『だから神凪が魔王を倒そうとしたのは“私が人質”になったからなんだって!』

シアン(……そういうことですか…)

『ねぇねぇ、一つだけ教えてくんないかな!?』

シアン(?)





『私とのキス、どうだった?』





シアン「すごく……幸せな気持ちになれました」




エネル「」カチッ

ニグレディア「あー、そっちを選びましたか」フフッ


少し離れた場所。


カイン「なっ!? こんなところにシアンが!?」





―――大水晶は世界を焼き尽くすような光を放ち、そして、消え去った。




水晶が完全に消え去る前、結界の中。


ディアク「………なっ!?」

フェリアス「………」

魔王『どうやら封印が解けたようだな』

フェリアス「あなたが何故……」

ディアク「すみません……」

フェリアス「いえ……良いのです」

魔王『フェリアス=セレス=アウトバード。“封印が解かれた今、我との契約”は終わりだ』

ディアク「!?」

ディアク(契約!?)

フェリアス「あなたはどうするのです?」

魔王『そうだなぁ、“あいつ”に渡った魔力が戻ってきて“ほとんど”を理解した今、我はどこかに隠れ――』




ニグレディア「隠れさせるとでも思っているのですか?」




ディアク「誰だ!?」

フェリアス「!?」

魔王『堕天使風情がぁああああ!!』ゴォオオオ

ニグレディア「無駄です」スッ




魔王『がぁあぁぁぁああああぁっぁああああああ!!』ジュゥゥゥゥゥゥッ



フェリアス「何をしたのです!」

ニグレディア「ええ、少しばかり“元気”になってもらっただけですよ」ニコッ

ディアク「………」

レイン「インバード家の者よ、動かない方が良い」ジャキッ

ディアク「っ……」

フェリアス「レイン!!」



魔王『………』シュゥゥゥ……



ニグレディア「さて、あなたの名前は?」









魔王『我は終焉。この世界を終わらせる者である』







ニグレディア(くぅううううううううう!!)ゾクゾク

ニグレディア(やはり私は人間より魔族の方が好きです! 愛しています! こんなにも純粋で、こんなにも愚かな存在が!!)



終焉『ニグレディア、貴様もいつか――殺す』シュンッ



ニグレディア「ええ、いつでもどうぞ」ニコニコ

フェリアス「あ、ああ……」ガクッ

ディアク「フェリアス!?」

レイン「さて、私もやることをやらないと」ジャキッ

ディアク「何故フェリアスに剣を向けている」

レイン「ええ、彼女の能力は少々厄介なので、




 死んで貰うだけですよ」ニコッ




ディアク「なっ!?」

大水晶が溶けている同時刻、大水晶外。


カイン「シアン!」

シアン「カインさん!?」

聖騎士「何故君がここに!?」

シアン「ええ、色々ありまして……」

聖騎士達(あれ? なんかこの子かっこよくない?)ザワザワ

ベルデ「シアン! ニグレディア達がいない!」

シアン「!?」

フラウム「レインもだ!」

アンデル「ふふふ、彼らはあそこですよ」スッ

シアン「大水晶の……中?」

アンデル「ええ、そして、魔王を覚醒させます」

シアン「!?」

アンデル「そして、終焉へと進化した魔王は、この世界を滅びへと導いてくれるだろう!」ハハハッ

シアン「くっ……」






メリア「私が、道を開きます」




シアン「えっ?」

アンデル「メリア? 何を言っている?」

メリア「やはり、あなたは私を道具としか見ていなかった。アンデル」

アンデル「きさまぁああああ! 救ってやった恩をあだで返す気かぁああああ!」


フラウム「隙ありっと」ブゥン


アンデル「か、はっ……」ドサッ

ベルデ「何で殺さないのよ」

フラウム「エルフやダークエルフは俺達が想像している以上の屈辱を受けてきた。もしかしたら、こいつに罪はないかもしれない……いや、罪はあるが……その」

ベルデ「あんた、シアンみたいになってきたわね」

フラウム「………」ムゥ…



ベルデ「かっこいいじゃん」ツンツン



フラウム「………///」

メリア「開きます」ブゥン


聖騎士「……あ、ぁあ……」ガクガク

カイン「どうし……なっ!?」

えにくす「な、なぜ……“お前”がここに……」











――大陸を蹂躙しながら、“それ”は現れた。









タブー『ミツケタ。ツヨイチカラ』

フラウム「なっ!?」

ベルデ「もしかして“辿って”きた!?」

カイン「あ、あれはなんだ……」

聖騎士達「………」ガクガク

シアン(まずい……皆が――)

えにくす「シアン!!」

シアン「!?」



えにくす「世界を救えるのはお前だけじゃない!! 行けっ!!」



シアン「えにくすさん……」

えにくす「さっさと倒して、喫茶店で宴会しようぜ」ニッ

シアン「はいっ!!」ダッ

カイン「シアン!!」ダッ

メリア「………」フラッ

フラウム「大丈夫か」ガシッ

メリア「ちょっと力を使いすぎた……」

フラウム「不完全とは言え、魔王にも破れない結界に穴を空けたんだ。今は休んでろ」

メリア「そうします……」スゥ…

フラウム「……さて、と」

フラウム(前から絶望、後ろに終焉……か)



フラウム「ちょっくらベルデに良いところを見せるか」ポキポキ



レイン「これから世界は混乱を極めます。そこにあなたがいたら邪魔なんですよ」スッ

ディアク「やめろぉおおおお!」

レイン「さようなら、無駄な時間を過ごしま――」

シアン「レインさんっ!!」バキッ

レイン「!?」ズザザッ

ニグレディア「ほう?」

ディアク「君は?」

シアン「今はそれよりも彼女を!」

ディアク「あ、ああ!」

カイン「何がどうなって……」

シアン「魔王がいない!?」

ニグレディア「やぁ、遅かったですねぇ。魔王さんなら、北の大地へと向かいましたよ」

ディアク「何!?」

ニグレディア「ああ、そうだそうだ。君がここにいるということは、北の大地には“神凪”さんがいるんでしたっけ?」

ディアク「……ふんっ、神凪なら魔王が相手でも…」



レイン「魔王の力も、アルティナの力も失った彼に、一体何が残っているんですか?」



ディアク「えっ……」

フェリアス「あなたまさか……」



レイン「ええ、破りました。あなたとの“アルティナに乱暴を働かない”という契約を!」アハハハハハッ



ディアク「きさまぁああああああ!」

レイン「ちょっとうるさいですよ」ザシュッ

ディアク「ぐっ……」ポタポタ

フェリアス「ディアク!!」

シアン「!?」ドクン

シアン(し、心臓が!?)グッ

レイン「おや? なぜ君も苦しんでいるのでしょう。あなたが神凪の心臓を持っているのですか?」

ディアク「……まさか、アルティナから神凪の心臓を?」

レイン「ええ、彼に移しました」

シアン「ぐっ……」

ディアク(そうすると彼は俺と痛みを共有し、俺の身体が傷つけば……神凪が苦しむ…)

ニグレディア「ほう、そんな小細工をしていたなんて神も気づかなかったでしょうね」ハハハッ

レイン「それじゃあ、さっきの話に戻しましょうか」

シアン「さっき…?」



レイン「さて、君の残りの心臓はどこにあるのでしょう?」



シアン「!!」

カイン「なっ!?」

レイン「答えは……ここです」トントン

シアン「えっ……」

ニグレディア「理解できないと言った表情ですね」

シアン「なぜあなたが……?」

レイン「ええ、お教えしましょう。その理由はね。



 フェリアスを殺して、殺される役目を私がになっていたからですよ!」シュッ



フェリアス「!?」

ディアク「フェリアァァァァス!!」

シアン「くっ……」フラッ

レイン(これで、これで“歴史は繰り返す”!!)





―――ギィィィィンッ!!




レイン「なっ!?」

カイン「………」グググッ

レイン「邪魔をするなぁあああ!」ブンッ

カイン「ふん、未熟な」ザシュッ

レイン「くっ……」ポタポタ

シアン「カインさん!」

ニグレディア「レイン、あなた……」

レイン「いえ、油断しただけです」スッ





レイン「なぜ……勝てない…」ガクッ

レイン(私は何百年と言う時間を生きてきた。……なぜ…)

カイン「教えてやろう。それは、



 貴様が弱い。それだけだ」



レイン「私が……弱い…」

レイン(歴史を知りつくし、“神に犯された世界を救済する”私が……弱い…)

レイン「う、嘘だ」フラフラ

カイン「………」スッ



レイン「嘘だぁあああああ!!」







レイン「私は……きゅう…せい……しゅ、に……」ドサッ




ニグレディア「残念です」ポタポタ

カイン「なっ、素手で!?」

シアン「ニグレディアさん……」

ニグレディア「シアン君、これは返しましょう」ブゥンッ

シアン「!?」ドクンッ

シアン(痛みが……消えた)



ニグレディア「代わりにこの心臓を貰って、面白いことをしようかと思います」グググッ



ディアク「ぐぅうううう!?」ドサッ

フェリアス「ディアク!」

ニグレディア「神凪の心臓には、龍人の血が混じっています」ブゥンッ

ディアク「ぐあぁあああぁあぁぁあああ!」ブゥン


ニグレディア「ちょっと、化物にでもなってもらいましょう」


ディアク「こ、殺せぇえええええぇえええええ!!」グググググッ

フェリアス「あ、ああ……」フラフラ

カイン「くっ、こちらへ!」グイッ




ディアク(ドラゴン形態)「………」



フェリアス「ああ、ディアク……」

ニグレディア「おや、結界が晴れるようですね」




―――大水晶の結界が消えさり、外の景色が見えて来た。




えにくす「……やっぱつえーな…」ハァハァ…

フラウム「くそっ、どうやってこんな化け物封印したんだ昔の俺は!!」

ベルデ「………」

フェリアス「ベルデお姉さま!!」

ベルデ「フェリアス!?」




タブー『ソコノダテンシ。タタカエ」




ニグレディア「私ですか?」


ニグレディアはタブーと、


1、戦う
2、戦わない


安価↓1

ニグレディア「やれやれ、不本意ではないですが、少しばかり私のシナリオと違いますし」グググッ



―――堕天使の羽根が一枚、また一枚と禍々しく広がっていく。



ニグレディア『少しばかり可愛がってあげましょう』ゴゴゴッ

タブー『オモシロイ』コォォォォッ



フラウム「まるで……神話の世界だな…」

フェリアス「ベルデお姉さま……」

ベルデ「………」

シアン(どうなってしまうんだ……この世界は…)




続く。。。

おつ!
他キャラがどうなったとか聞くのはマナー違反かなw

今日はここまで!


物語もいよいよ終わりに近づいてきましたね!


ニグレディアとカインを共謀させたら、実は前スレで同時期に登場してたんだね。あそこで、二人は出会ってから、過去へと行く訳です。


そのほかにも、実は安価によって助かった人間(フェリアス)とか助からなかった人間(カイン)とかいます!

明日も安価ありでやろうと思いますので、ぜひ参加お願いします!


では、おやすみなさい!

さすがに、新規の安価は停止になるかw

カインとレイン間違ってません?

>>620

神凪、終焉、一、自由騎士、ラァグ、カルナ、暗殺者、闇、ジャック達、キメラは未だ出番がある(かもしれない)ので言えません!

って、ほとんどですね。

実は、まだこれ最終章の五分の二くらいしか消化してないんですよね。

東大陸は本編には関係ありません!あと、中央大陸東部も!

>>623ほんとだwwカインとレイン間違えましたorz

実は、何度か本編でも間違えて打って、読み直して……ん? ってなってますwww

>>622 さすがにもう本編に組み込めないので強キャラは募集かけれないっす!
本編終わって、もし万が一“新たなる世界”編に行ったら、また募集するかもしれないっす!

おはようございます!

本編もいよいよ佳境に入ってきましたが、そろそろあれを決めないといけないわけで。

ヒロインですヒロイン。


まずはヒロインの決め方について決めます!


1、あらかじめ多数決で決める
2、本編中に多数決で決める
3、本編中に安価↓1みたいな感じで決める


安価↓1~5多数決

1と2で決選投票

1、あらかじめ多数決で決める
2、本編中に多数決で決める

安価↓1~5 多数決

それでは、多数決で決めようと思います!

本編に出てない女性キャラでも、むりやりねじこみます!!

マゼンダ:シアンのクローン:中身はおっさん
アリス:リッチの女の子:シアン大好き:
ベルデ:ハーフ悪魔:褐色エロい:
カラン:烏天狗:黒髪ショート黒い翼:
ニャン:クラッズ:垂れ耳獣元気少女:
アンジェリーナ:スカルナイト:照れ屋な骨:
ジーニー:シェヘラザード:褐色の少女:
エリーゼ:龍人:天然系眼鏡っ子:
プリン:スライム:僕っ子弾力スライム:
リーネ:ハーピー:人懐っこいスレンダーな女性:
カイン:人間:美人聖騎士少し古風?:
ニヴェウス:アラクネ:色白おっとり美人:
フレイヤ:豊穣神:美人エロ女神:
ヤンヤ:濡女:まじめな口調だけどキレやすい:
ササミ:人間:底なしの食欲:
狛子:狗賓。見た目はグラマラスなお姉さん系
九美:狐の妖怪。見た目は胸なしスレンダーなキツ目のお姉さん
たぬ子:狸の妖怪。ましゅまろ女子
コガネ:女郎蜘蛛:心配性のお姉さん:
リザー:放浪のメイド:タメ口上等:
キリリ:レッドキャップ:心優しい男の娘:
カナデ:日本人グラビアアイドル:本名立花奏:
ヤミネ:闇:謎。真っ黒の女の子:
シエル・アメリア・ネミル:自由騎士
キリナ:聖王国から依頼を受けた暗殺者:青い髪でマフラーを巻いたドジッ子暗殺者。
ラル:キリナと仲が良い?白い女の子。強い。
アカツキ:神器を改造する凄腕魔術師:マントの中にはビキニを着ている。シアンと知り合い?


フェリアスとアルティナは除外です。


それでは、ヒロイン(シアンとラブストーリーを展開する役目の意味)を決めます!

安価↓1~10 多数決

アリスとリーネが同票であってる?

どうしよう、どっちもヒロイン力高いな……。

こういう時は運命の安価↓1

下一桁が奇数 アリス
下一桁が偶数 リーネ

ゾロ目 フレイヤ


で行きます!

ひそかに前スレで最も人気あったのに、ギャグキャラ扱いだったので少しはチャンスをあげてください!


では、運命の安価↓1

アリスで行きます!

ちょっと本編をやる余裕はないので(新スレ建てる余裕がないとは言っていない)

本編は日付の向こう側になります!

たまにしか覗けないので、こっちで遊んでます↓
異世界の学園で何でも屋やらされてます。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387014929/)

もう少し時間がかかりそうです。1時くらいにやれたらやります!

さて、本編をやろうかとも思うんだけど、参加できる人いるかな?

それかアリスの話をやろうかとも。


安価↓1~3多数決

1、アリスの話
2、本編安価させろー

了解です!

アリスの話はこれはこれでけっこう重要(本編を揺るがすほどではないもの)です!

安価したかった人は>>662で安価してくださいませ。

では、続きー。


 各地で異変が起きている中、アリス(元アリス=ベルゼモンド)もまた戦っていた。


「………くっ」


 リッチである以上、生命とは無縁の立場にあるが、現在の状況は“命が削られる思い”だった。


「頑張るんだアリス」


 アンジェリーナの声が聞こえるが、“その言葉が何を意味するか”アリスには分からない。

 複雑な魔法陣が描かれた容器に液体が満たされている。


 “アリスはその中にいた”。


 液体の中にいるにもかかわらずアリスの耳には周囲の音が“全て”聞こえた。



 ――聞こえた、が何も理解できない。

 

 リッチを強制的に格上げする“儀式”。

 アンジェリーナはただただ祈った。


 “妹”に幸あれ、と。


 

アリス「………」

アンジェ「……アリス」

アンジェ(私のせいでお前は理不尽な死を被った……本当にすまない)



 アンジェリーナは思い出す。

 あの日、あの時、自分のために“犯した罪”を。



回想

アリス「リサお姉さまー♪」ギューッ

リサ(後のアンジェリーナ)
「アリス、久しぶりだな」

アリス「えへへー、お姉さまの匂いだぁ♪」スリスリ



 ――当時、政治を牛耳っていたベルゼモンド家において、騎士になった私は一族から敬遠されていた。



リサ「こ、こらっ、あんまり風呂に入ってないんだから匂い嗅ぐなっ」アセアセ

アリス「お姉さまはいつでも良い匂いだよぉ」ギューッ

リサ「………」マッタク…

父親「アリス、リサは戦争で疲れてるんだ。離してやりなさい」

アリス「はーい」

リサ「お、お父様……ただい――」

父親「………」クルッ

リサ「………」



 ――アリスは私と違い運動が苦手で頭が良かったため、将来を期待され両親も愛情を注いでいた。



リサ(私は……ダメな人間なのだろうか……)

リサ「教えてください、“神様”」



 ――私は、空に向かい十字を切った。

 ――当時の中央帝国でその行為は、“殺されても文句を言えない”レベルだったのだが、私はせずにはいられなかった。


別の日。

アリス「ねぇねぇ、お姉さまー」

リサ「ん?」



アリス「お姉さまって、“○○教”を信仰して――」ングッ

リサ「いいか、その話題は“二度と”するな。“考えるな”」グググッ

アリス「………」ポロポロ



 ――私が、初めてアリスを泣かせた瞬間だった。



リサ「……なぁアリス。これを見てくれ」

アリス「わぁ! “カルナ”様のブロマイド!」

リサ「アリスはカルナ様が好きだろ?」

アリス「うんっ! カルナ様は



 この国の英雄だもんっ!」




 ――黒騎士のカルナ。この国の宰相にして初代国王からずっと支え続けている功労者。




 私もアリスもカルナ様を尊敬し、憧れていた。――あの日までは。




 

父親「この親不幸が!」バキッ

アリス「!?」ドサッ

母親「おやめください! この子は、この子は!」

父親「……殺さねば…」プルプル

リサ「お父様!? ……アリス!!?」ダッ

アリス「お、お姉さまぁぁあああ」ギューッ

リサ「な、何をなされているのですか!?」

母親「あ、あなたには関係のないことよ」

父親「どけ、リサ。私はこの邪神教徒を殺さねばならない」ジャキッ



 ――刹那、理解した。



リサ「まさか……○○教を?」



 ――私は、全身から力が抜け、喉が干からび、脳が萎んでいくのを感じた。



アリス「……ちょっと興味があって調べただけだもん…」

父親「このぉ!!」ブンッ



 ――ぐしゃっ。



母親「ひっ!!?」

父親「な、何をしている!!」

アリス「お姉さま!!」




リサ「………」ポタポタ



 ――私は、静かに、とても静かに意識を失った。








 ――目が覚めた時、両手を包帯でぐるぐる巻きにされたアリスを見た瞬間、



リサ「……すまんっ、アリス…」



 ――私は、生まれて初めて涙を流した。





 


 それから、幾度かの戦争を生き抜いた。

 両親はアリスへの興味も失ったらしく、中央都市の端に別荘を建てそこにアリスを住まわせた。

 後にアリスがシアンに恋をする訳だから、ある意味私のおかげとも……言えるはずはない。



アリス「お姉さま、聞いてください! この国は――」



 アリスの世話役は耳が聞こえない老婆が担っていた。それはアリスの“妄言”を外に出さないための対策だが、それもすぐに破たんすることとなる。



アリス「○○様ーーーー! この世界をお救いくださいーーーー!」



 “ベルゼモンド家から邪神教徒が出た”。その話は中央都市の人間なら誰でも知る話題だった。


 それでも、両親の処刑を免れたのは、私がある人に全てを打ち明けたからだ。




カルナ「そうですか……」




 まるで全てが運命づけられていたかの如く、私は敵大将の首を打ち取りカルナ様と食事をする機会ができた。

 私は私の全てを話した。

 政治の才能がないこと。

 恋愛とは無縁な人生を歩んできたこと。

 カルナ様を尊敬していること。



 そして、“○○教を信仰している”こと。




 

ちょっと風呂行ってきますー。

アリスとアンジェリーナの過去は全く気持ちいい部分がないですが、現代で報われるのでご容赦ください。

カルナ「ふむ……それは、大変でしたね」

リサ「……私を軽蔑しますか?」

カルナ「……すみません。その質問には答えられそうにない……」


 私は、カルナ様のその言葉に“優しさ”を感じた。心の中では軽蔑し、今すぐ殺したいだろうに……。


カルナ「……できる限りのことはしましょう。あなたはこの国の英雄です」

リサ「カル…ナ……様…」ポロポロ


 そして、カルナ様は本当に私達姉妹のために尽くしてくださった。

 ベルゼモンド家と今回の“異端姉妹”の出現は関係ないとし、国王の口でそれを国民に知らしめてくれた。



 ――処刑当日。


アリス「お姉さまぁ……」

リサ「アリス、良いのだ」ガシャッ


 後ろ手に手錠をかけられ、私はこれから処刑場へと連行される。


リサ「………」


 私は、親不幸者だった。

 期待に応えることもできず、ベルゼモンド家の地位を落とし、妹の将来まで潰した。

 しかし、それももう終わり。

 これからは皆、幸せに生きる。



カルナ「リサ、誰かに言い残すことはあるかい?」

リサ「……いえ、ありません」

カルナ「そうか……本当に残念だ」

リサ「……その言葉だけで…十分です」ニコッ

カルナ「………」スッ



 ――私の“人間としての”人生は終わりを迎えた。


数十年後。





アンジェリーナ「カルナぁあああああああ!! 何故だぁああああああ!!」






リサがアンジェを名乗る少し前。


フラウム「こりゃぁ元気なスカルナイトで」

リサ「………」ジャキッ

フラウム「おいおい、復活させたのは俺だぞ」

リサ「こんな姿にしておいて……」

フラウム「すまん、それは俺の力不足だ。いずれ肉体も復元してやる」

リサ「……いらない」

フラウム「なぜだ?」

リサ「……私は、その資格がない」

フラウム「ふーん」

リサ(まだ死んでから数十年しか経っていないなら、私の事を覚えている人間もいるかもしれない……)

フラウム「とりあえず“未練断ち”するぞ」

リサ「?」

フラウム「過去と向き合って、“生きていた頃の自分”と離別するんだよ。じゃないと、アンデットとしてのメリットがなくなる」

リサ「………」

フラウム「何も知り合いに直接あって喋れとか言う訳じゃない。遠くから自分の生きていた場所を見て、“自分はもうそこにいる人間じゃない”って覚悟を決めるんだ」

リサ「……分かった」


ベルゼモンド 別荘


リサ「……え?」ガクッ



【異教徒信者をここに処刑す】



フラウム「おいおい、人間を“生きたまま殺しやがった”のか」

リサ「あ……リス?」

フラウム「まさか……知り合いか?」

リサ「……あ、あぁあ……」ペタペタ



 そこには、生前と変わらぬ瞳、変わらぬ温度で座る少女の姿があった。



 ただリサの記憶と違ったのは、アリスの皮膚は全て剥がれ落ち、身体中には切り裂かれた跡があるということだった。



フラウム「ふむ、どうやらお前が処刑されて数週間後に殺されたらしいな」

リサ「まさか……そんな…」

フラウム「ちょっと、記憶をたどるぞ?」スッ

リサ「………」


 私は何かの間違いだと言い聞かせた。

 カルナ様が“アリスのことは任せろ”と言ったのだ。


フラウム「おいおい、これは……」

リサ「どうした!?」






フラウム「この国の宰相が、直々に拷問かよ」






現在。


アンジェ「アリス、私が愚かだった。私があの男を信じたばかりに……」

アリス「……アンジェリーナ」ザパァッ

アンジェ「アリス……」

アリス「いえ、“お姉さま”」ギュッ

アンジェ「アリス、お前!?」

アリス「フラウムから全て聞いたの」

アンジェ「すまない……本当にすまない」

アリス「ふふっ、お姉さまの匂いだ」

アンジェ「嘘をつけ。私はもう骨の臭いしかしない」

アリス「……そっか…」




アリス「じゃあ、あの頃のお姉さまに戻すね?」




アンジェ「まさか……」

アリス「フラウムからお姉さまの“使役権利”は譲渡してもらったんだ」スッ

アンジェ「……し、しかし、私は長年骨だったから、急に肉がついても……」モジモジ

アリス「恥ずかしがらないで」

アンジェ「……はい…」

アンジェ「……肉の感触だ。久しいな」

アリス「本当に……お姉さまだ…」ポロポロ

アンジェ「ふふっ、少しアリス補正が入ってるな。肌も綺麗だし、顔も整っている」

アリス「そんなことないです。お姉さまは……世界一綺麗です」ギュッ

アンジェ「お、おい、裸なんだから抱きつくなよ」

アリス「綺麗です! だから良いのです!」ギューッ

アンジェ「全く……」ナデナデ





アンジェ「カルナが別人?」

アリス「はい。上手く説明できないんですが、英雄戦争の終結前と後では、まるで人が変わったかのように……」

アンジェ(私が処刑されたのは神凪が北の大陸へ遠征した後、つまり終結前だ)

アリス「しかし、私が拷問の末処刑された数週間後、まるで以前のカルナ様のようになりました」

アンジェ「……?」

アリス「お姉さま、今はそれよりも優先したいことがあります」

アンジェ「ああ、そうだな」




二人「「シアンを助けに」」コクリ




 ニグレディアがタブーを蹂躙し、自分の都合のよい存在に作り変えるまでのプランを脳内で組み立てる時間はわずか数秒だった。

 圧倒的な火力で蹂躙し、魔力で存在を侵し、従順な犬に変える。

 むしろ問題なのは、その後であり、“力の塊”である終焉に向けて牙の抜けたタブーを仕向けたところで勝負になるのか。それならいっそ自分が向かった方が手っ取り早いのでは。様々なパターンが駆け巡る。



 最も幸せな時間だ。



 自分が心の底から忠誠を誓った神は人間のことしか見えていない盲目爺だった。

 それでも力の差は圧倒的で、歴史の改変を止められなかった。


 ならば、“もう一度繰り返せばいい”。


 そのために堕天し、天界から追放され、下界を彷徨った。

 多くの苦労と神に愛された人間による茶番を見せられ何度世界を破壊してやろうと思ったか。

 しかし、今では良い思い出だ。


 これから、“全ての存在に平等な世界”がやってくる。


 多少の人間は残るだろうが、そもそも自分は人間が嫌いな訳ではない。不平等が、理不尽が嫌いなだけだ。


 よし、もっと力を解放しよう。タブーが相手なら羽根を三枚使うだけで十分だが、今日は気分が良い。強いモノが大好きな彼に“圧倒的な存在”があることを教えてあげよう―――。










ニグレディア「な」ズッ








 その場にいる全ての者が状況を理解することはできなかった。

 ただ、はるか遠くから訪れた光が、ニグレディアの身体を真っ二つにして消えたことだけ。




 そして、その光の発生源で男は小さくため息を吐いた。





ジャック「さよならだ。“俺をこの世界に連れて来やがったクソヤロウ”」





 
 ジャックの右手には言葉で形容できない“何かが”巻きついており、それが銃を模っていた。

ジャック「お疲れ“レイナ”」

 ジャックの掛け声で“何か”は人の形へと変化していく。

レイナ「………」

 黒髪黒眼の女の子。

 レイナと呼ばれた少女は虚ろな目でただまっすぐ前だけを見ていた。

アカツキ(この子は改造不可の“完全な神器”だわ)

 改造できる神器は大抵は人間が造った武器に神が力を与えた物。

 しかし、この少女は違う。

佐々木「ほ、本当に神を殺したのでござるか?」

アルギュロス「ちっ、ニグレディアは俺が殺すつもりだったのに」

ジャック「佐々木、神じゃなく堕天使な。あいつは俺が殺すことで皆納得したはずだ」

ムルク「まぁ、お前があいつに無理やり連れてこられたせいで病気の妹が一人苦しんでるって言われたらよ」グスッ

アルギュロス「……だが、イリアスは俺が殺す」

ジャック「ああ、好きにしろ。ただし、




 この世界の人間という人間を不幸のどん底に叩き落してからだ」




アカツキ「ジャック、ちょっといいかしら」

ジャック「ん?」

アカツキ「イリアスとニグレディアは対立関係にあった。それなのになぜニグレディアもイリアスも殺すの?」

ジャック「ああ、それはだな――」




キメラ「ニグレディアの行動さえも“イリアス様の計画の内”だったから……だろ?」シュンッ




一同「!?」

ムルク「神器“神な――「遅い!」ザシュッ

ムルク「」ドサッ

佐々木「きさまぁああああ!」ブンッ

キメラ「お前はあまり関係なさそうだが、すまんな」ザシュッ

佐々木「なっ……」フラフラ

キメラ「悪いな。今の俺には“神の加護”がある」ブンッ

アルギュロス「ぐっ」ギィィンッ

キメラ「……神器“非靡≪ヒナビク≫”」カチッ

アルギュロス「」ドサッ

キメラ(身体中に神器を仕込まれたのが仇になったな……)

アカツキ「………」

ジャック「逃げろアカツキ」

アカツキ「でも……」

ジャック「俺は負けねーよ、だろ?」

アカツキ「………」コクリ


キメラ「……惚れた女を逃がしたか?」


ジャック「ばぁか、あの女はいつでもあいつに首ったけだよ」

キメラ「あいつ?」

ジャック「ああ、俺の“弟分”だ」

キメラ「………」ジリッ

ジャック「………」ジリッ

キメラ「その少女、お前の妹にそっくりなんだろ? 良いのか?」

ジャック「何がだ?」

キメラ「この神器は全ての神器を拒絶する」

ジャック「ふん、忠告は受け止めておこう」グイッ

レイナ「」シュンッ

キメラ「潔いな」スッ

ジャック「なんだよ、その死ぬのを受け入れたかのような言い方は」

キメラ「違うのか?」




ジャック「ああ、違うね」パチンッ




キメラ「?」

ジャック「さよならだ、化物」

キメラ「たわご――」ポタポタ

キメラ「……な?」チラッ










たかし「………」ザシュッ

キメラ「おまえ……は…」ドサッ









ジャック「よくやった。



 “ベルフェゴール”」



たかし「………」

ジャック「完全に“壊れてる”じゃねぇか」

たかし「うるさい。こわれてねーよ。“めんどくさいだけ”」

ジャック「さすが“怠惰の悪魔”だな」

たかし「……無駄が嫌いなだけだ」

ジャック「それにしても……」

ムルク「」

アルギュロス「」

佐々木「……くっ…」ハァハァ

ジャック「ずいぶんやってくれたなぁイリアス!!」ハハハッ!!

たかし「俺はもう帰っていいか?」

ジャック「好きにしろ」

たかし「こいつの身体は心地いい。さっさと家で寝よう」スゥ…

ジャック(最悪の誉め言葉だな……)

佐々木「ジャック……助けて…くれ……」ハァハァ

ジャック「………」

イリアス「ニグレディアが死んだか……」

イリアス「シナリオに“ずれはない”」

フレイヤ「イリアス……あなたは…」

イリアス「豊穣の女神よ。黙って仕事をしておればいい」ギロ

フレイヤ「………」クッ

フレイヤ(この世界は一体どうなって……)

イリアス「ほぉ、とうとう動いたか、神凪勇人。




 私が“最も愛する人間”よ」




続く。。。

今日はここまで!!

沢山のキャラが……おやすみなさい!!

現在のざっくばらんな世界状況。

北の大地
神凪……不明
一、自由騎士……封印中


レイム
レイン、ニグレディア、アルティナ死亡
ディアク重症

シアン、ベルデ、フラウム生存
えにくす達生存
カイン、聖騎士達生存

アンデル、メリア気絶

タブー超元気

エネル元気


聖王国……滅亡(生存者はランディアと共に東部へ)


中央帝国……不明
ラァグソルティス一行は中央帝国へ向かっている。

ジャック達
ジャック、アカツキ生存
それ以外死亡(佐々木だけ謎)

キメラ死亡


それ以外 不明


もしかしたら死んでない奴もいるかも!

あれ?アルギュロスって本体が不死身+神器強化に変質してるんじゃなかったっけか?
神器は特別製だからか再生力やエネルギーをブーストする役割はあったみたいだけど

>>706 一応、あの戦いもきちんと描写すれば、アルギュロスが圧勝パターンも9割くらいであったんだけど、>>1の都合上省いてます。ニグレディアが死んだのも本来なら一スレくらい使ってジャックが下準備した描写を入れるべきだけど、>>1の都合上省いてます。

基本死んだキャラはほとんどが裏で理由あって死にますが、それを描写してたら>>1がおじいちゃんになっちゃうので、みんなは脳内補完でお願いします!

特にニグレディアはあんな簡単に逝ったけど、裏でジャックが人生三回分くらい頑張ってました!

続きは日付の向こう側でやります!

肘神サマー!!


お久しぶりです! ちょっとザマンザイ見てたら日付がさらに変わってたぜ!

それじゃあ、続きー。

魔王(終焉)の封印が解ける数刻前――北の大地。



神凪「………いよいよか…」

秘書(女性A)「準備はできております」

神凪「指定範囲は?」

秘書「はい、魔王様のご指示通り北の大陸全土を範囲内に収めております」

神凪「よし……」

秘書「本当に魔王様の魔力が尽きるのですか? 私にはにわかに信じられません……」

神凪「元々これは俺の魔力じゃないから尽きると言うよりは返すという表現が正しいだろうな」

秘書「はい……」

神凪「心配か?」

秘書「……魔王様が準備したのですから、民の心配はしておりません」

神凪「なら、その泣きそうな表情はなんだ。仮にも魔王の秘書だろ」



秘書「……私は…あなたがいなくてはもう生きていけません」ツーッ



神凪「………」

秘書「あなたが造った魔族と人間、動物、生きとし生けるものの理想郷。私は東の国の奴隷なのに平等の扱いをしてくださった瞬間から、魔王様にこの命を捧げると決めました」

神凪「ジーニーの国の奴隷だったなんてあいつは知らないんだろうな」

秘書「ええ、そりゃあもう、私もリッチになって長いですから。彼女のひいひいひいひいひいおばあちゃんくらいじゃないと面識ないですわ」フフッ

神凪「俺は……生まれついての条件で区別するのが嫌いだ」

秘書「あなたの世界は平和だったのでしょうね」フフッ

神凪「いや……、あの頃の俺は何にも考えず、ただ毎日を浪費してたよ……」

秘書「でも、今はこんなに立派になられた」ギュッ

神凪「おい、仮にも俺は魔王だぞ」

秘書「ふふっ、魔王なんですから、部下の身体をむちゃくちゃにするくらいの気概がないと」

神凪「悪いな、俺の童貞はあいつに捧げるって決めてるんだ」

秘書「……ふふっ、それなのに見捨てたんですか?」

神凪「……だからこそ、だよ」






―――俺は、ベルデに童貞を奪ってもらうんだよ。





秘書「……私も、処女のまま死ぬんですね」

神凪「いや、お前もう死んでるじゃん。リッチじゃん」

秘書「てへ★」ペロッ

神凪「まぁいいや。この話は“中央大陸に移動”してからだ」

秘書「はい」

神凪「移動が終わったら俺はしばらく姿を消すが、しばらく頼むぞ」

秘書「……はい」

神凪「……心配すんな。絶対帰ってくる」クシャクシャ

秘書「せ、せっかく可愛くしてるんですからくしゃくしゃにしないでください!」アワワ///

神凪「大丈夫、可愛いぞ」ナデナデ

秘書「ばか…///」

北の大陸中心部――地下の大空洞

神凪「良い感じだな」

秘書「はい、“大陸置換”の術式なんて過去に例がないので苦労しましたが、まず間違いなく“聖王国と北の大地はひっくり返ります”」

神凪「……よし」スッ




一つの街が収まってしまうほどの魔法陣の端に手を当て、神凪はゆっくりと深呼吸した。




神凪(さすがに緊張するな……)




北の大陸全ての命がかかっている。成功したとしても聖王国に残っている人間は魔王に殺される。




神凪(だが、一方で“それを望んでいる自分”がいる…)



自分の心臓を失った瞬間、多くの感情が欠落した。

残ったのは誰に向けたのか分からない“殺意”。

過去の自分がそれを良しとしない人間であったからこれまで殺さずに来れた。

だが、封印が解けると同時に俺は“俺でなくなる”。



神凪(ならば、俺は俺である証を残すべきでは?)



それは、魔王であった自分。

本物の魔王になるには、自分の欲望に忠実でなければ。



秘書「魔王様……」



秘書の声で少しばかり感傷的な自分がいることに気付く。

どうやら、“たった今現在の自分”は秘書を愛しているようだ。



神凪「秘書……最初で最後の命令だ」




1、俺とキスしろ
2、帰ってきたらハンバーグを作っとけ



安価↓1

神凪「帰ってきたらハンバーグを作っとけ」

秘書「……はいっ」ニコッ

神凪(ほんとバカだな……ま、過去の俺も似たようなもんか……)




 晴れやかな気分だ。このまま世界を征服できそうな、そんな高揚感と爽快感。




神凪『おら、北の大陸でエンジョイしてる全ての存在よ』




 人、魔族、動物、植物、全てに語りかける魔法。



神凪『これから俺らは“引っ越し”するぞ。ちょびーっと揺れるから、男どもは自分より弱い奴を守るんだ。いいな』



 この大陸に生きる者は全員が“孤独”で全員が“家族”。

 種族、信仰、性別、立場、そんなものは全てゴミ箱に放り込んだ。



神凪『中央大陸に移動すれば“結界は解ける”。つまり、どこにでも行き放題だ』



 ディアクにも話さなかった。神への“本当の反乱”。



神凪『お前ら一人一人が“国家”であり“世界”だ。外で出会った奴らには“優しく”“打算的に”“友好的に”対応しろ。甘えるな。媚びるな。誇りを持て』



 ここで生活をしてきた者達はもはや“神の子”じゃない“魔王の子”だ。


神凪『お前らは俺の、この魔王様の所有物だ。簡単に諦めるな。負けるな。死ぬな。なにより、




―――幸せになれ! 以上!!』バッ








大水晶の結界が解ける紙一重のタイミングで、大陸置換の魔法は作動した。










そして、北の大陸と中央大陸の一部が“入れ替わった”。





中央大陸北部――“元北の大陸地下空洞”




神凪「………」ゴフッ

秘書「魔王様!!」

神凪「どうやら、ギリギリセーフだったみたいだな……俺はもう“魔王じゃない”」フラッ

秘書「まさか、人間に?」

神凪「ああ、……悪いが、移動魔法でレイムの大水晶後へ飛ばしてくれないか」

秘書「……命令ですか?」



神凪「ああ、……そうだ」



秘書「分かりました」スッ

神凪「……ごめんな」

秘書「ハンバーグ……約束ですよ」

神凪「ああ……」シュンッ




秘書「………あぁ…、あぁああぁあああああ!!」ペタンッ







 ニグレディアの身体が二つに分かれた瞬間、その瞬間に、フラウムは決意した。



フラウム「タブーは俺に任せろ」



 結局のところ、タブーを倒せない限りフラウムが物語の主人公になることはない。

 逆に言えばタブーを一人で倒せたなら、ベルデはきっと振り向いてくれる。

フラウム(我ながら女々しいな)

 小さく吐息を漏らし、気付く。自身で分かるほど身体が震えているのだ。

 アンデットは元々自分より強い存在に勝負を挑むことはない。なぜなら“一度死を体験した身体がそれを拒否する”からだ。

フラウム(だが、それでも……やらなあかんのよ!)


 右手で魔法陣を描き、異空間に備蓄していた武器と一本の注射器を取り出す。


フラウム(聖水で1000年の間清められた銀。これを身体の中に打ち込めば“死ぬ”か“神格化”する……)


 フラウムの最終目標は“リッチの最終形態ではない”。

 ベルデを人間に戻せるのは“神”か“大悪魔”だけ。




 フラウムは今、“神”への一歩を踏み出そうとしていた。




 

風呂行ってきまー。やたら地の文っぽいの多くてごめんね!

おはようございます! 冬のお風呂で睡眠は命の危険に関わるので絶対にやめよう!

強い奴が主人公とは限らない理論良いですねー。今日は夕方からか、無理だったら日付の向こう側でやろうと思っていますが、その前にアンケート。

ベルデとくっつくのは?
1、フラウム
2、神凪
3、シアン(ヒロインはアリスなのでハーレムルート)

正ヒロインはアリスだけど、
4、主人公とくっつくのは正ヒロインだけで十分!
5、やっぱハーレムルートっしょ!!


安価ではないので、適当にレスくだせぃ。

後、もう残りレス数的に本編終わるかどうか微妙なんだけど、
6、それでもとりあえず本編終わるまで続けてほしい。
7、そろそろ喫茶店をやってもいいんじゃまいか。


もし喫茶店で新規を募る場合はちょっとシステム変更しますぜ!


4、かなぁ

このイッチは「日付の向こう側」
という表現を好むみたいだけど
……何で「明日」とか「あさって」
とか素直に言えないんだろうね?

>>746 0時までは仕事であんまりできないから、開始は0時30以降になっちゃうんだ。だから日付の向こう側(でもほぼ今日みたいなものだよ)って表現を使ってるだけで、できないときは明日もしくは明後日と言ってます(たまに宣伝しておいてできない時もあるけど)。

明日の0時30分からやりますってなんか分かりにくくない?そっちの方が良ければそっちでいきますが。

なるほど、未明の更新の時に
「日付の向こう側」て表現を
使うんですね。それなら納得!

>>750 ありがとうございます! 一言で言えば、今日更新ないならスレ開かないぜって人に、日付変わってもう少しだけ待ってくれれば更新しますよーって遠まわしに言ってるようなもんです! 一応これからもそんな感じで使います!!

もし7をする場合は、スレ内のキャラの強さインフレを抑えるために、コンマによる強さ判定も入れます!
その場合のコンマなんぼだったらどの程度かって言うのは、喫茶店をやることになったら考えます!

では、もし>>744の相談に意見があればお願いします!離れます!

了解です!

とりあえず流れとしては、本編を終わらせてから>>1の体力が残っていれば喫茶店を続けていく感じでいきます!

それじゃあ、風呂入ってから少しだけ続きー








―――不浄なるものを自覚しているアンデットにとって銀は毒であり聖水は強酸だ。





              アンデットの始祖 吸血鬼イングナー=ツペシェ



フラウム「ぐっ!? がぁあああ!!」ヨロッ

ベルデ「フラウム!? アンタ何を!?」スッ


フラウム「ちがづくなっ!!」ゼェゼェ


ベルデ「っ!?」

ベルデ(フラウムの身体が……溶けてる!?)

フラウム(そうか……俺は不浄なる者を自覚していながら不浄を否定しているのか……)ジュゥゥゥゥ…



――何故、不浄なる者でありながら“こちら”へ踏み込んできたのだ。



フラウム「誰だっ!?」フラフラ



――答えよ。理由を答えよ。



フラウム「……っ、俺はっ……」



――答えよ。



フラウム「ただ……」チラッ

ベルデ「………?」

フラウム「ただ……」








フラウム「惚れた女が、……抱きたい男がいるんだよぉおおおおおお!!」シュゥゥゥゥ…





――まことに……愚かな。





フラウム「うっせーよ……」




――だが、“面白い”。




 どくん。

 フラウムの身体が大きく跳ね上がる。

 そして、ゆっくりと地面に別れを告げた。



フラウム「……これが、“一つ上の世界”か」



 フラウムはゆっくりと右手をタブーに向けると、静かに、厳かに言葉を発した。



フラウム「“裂けよ”」



 自分の耳にさえ届かないような小声で発した言葉は、呪文の引き金となり、フラウムの身体を中心に大きな魔法陣が現れる。


タブー『ナンダ!?』



 


 タブーはその巨体と派手な見かけとは対照的にとても狡猾で用心深い性格をしている。

 強さを求め、敵を求めるが、その根源には“この世界から邪魔者を消しさりたい”という欲望があった。

 それゆえ、自分より強い敵を探すが、見つけても戦わないという矛盾が発生することがしばしばあるが、“今回は違った”。



タブー(俺より“弱い存在”であるはずなのにっ)




 戦いたくない。

 あの、かつて自分を封印した憎たらしい相手。中心人物でないにせよ、目の前の宙に浮く男もたしかにそれに加担していた。

 だが、どうしてもこの場から立ち去りたい気分に駆られていた。



 ―――というよりも、“逃げなければ殺される”とさえ感じ始めていた。



 それでも、タブーは逃げるよりも卑怯な手で勝つための方法を考えていた。

 そして、“その方法はいくらでもあったのだ”。



タブー(やはり、“一番効果的なのは”!!)



 タブーは蛇のように伸びる腕を地に這わせ、フラウムに気取られないように“あるもの”を掴んだ。

眠気の限界が来たので、続きは今日の夕方できたらします!では!

タブー『クラエ』

えにくす「フラウム!! あいつ封印を解いたでっかいやつ掴んでるぞ!!」

フラウム「ああ、そうだな」

えにくす「!?」ゾクッ

えにくす(フラウム? 本当にあんたフラウムか?)


 えにくすは元の世界ではあまり誉められた勇者ではなかった。

 ヒットアンドアウェイの距離感を重視した戦い方。守られる側の人間としては急に逃げたように見えるため不安で仕方がない。

 ついた二つ名が『流星勇者』。


えにくす(魔力の波が途切れない!? そんなこと“普通の存在”じゃありえねー!!)


 魔力感知能力。

 人間が呼吸するように、この世界に存在する全ての者は魔力を身体から吸収し放出している。

 魔法や魔術、種族によっては行動するだけで魔力を消費する。その消費が吸収を上回れば、身体の中の魔力は減少していく。

 えにくすはそれを視覚でとらえることができる。そのため誰よりも危険に敏感でチャンスに強い。


フラウム「ああ、“あの程度”問題ねーよ」


 誰にも破ることのできなかった封印をいともたやすく崩壊させた存在。それを“あの程度”と表現する目の前の男はえにくすには―――、



えにくす(魔王か神にでもなったんか!?)



 えにくすの驚愕を理解したのか、フラウムは鼻で笑うと一言、



フラウム「“俺に任せろ”」



 と、余裕しゃくしゃくで言い放った。





 フラウムは目の前に迫りきたエネルギーを吸収し続ける結晶体を、消滅させることしか考えていなかった。


 しかし、“一旦”やめた。







 ―――目の前に長い間“嫉妬し続けた”相手が、悠然と降り立ったからだ。






神凪「よぉ、久しぶりだなぁベルデ」


 まるで、数日ぶりに出会ったような、寂しさのかけらも感じさせない挨拶。


ベルデ「あ、あぁ……」プルプル


 恋し、愛し、想い続けた女が“ようやく”瞳を潤ませて顔をくしゃくしゃにして“笑った”。


神凪「あー、えーっと……その、な。……童貞捧げに来たぜ///」


 頬をぽりぽりとかきながら、頬を赤らめて英雄は言った。


 フラウムは気付く。


フラウム(ああ……結局“物語の主人公”っていうのはいるんだな)


 それでも、主人公でなくても、勇者でなくても、英雄でなくても、


フラウム(俺は……お前のその顔が見れて幸せだよ)


 リッチになった甲斐があった。

 ……あったのだ。


ベルデ「ば……か///」ギュッ

神凪「おいおい、お前そんな可愛いキャラだったか? 路線変更か?」

ベルデ「うるさいっ、死ねっ、死ねっ」ギューッ

神凪「はいはい、あー、まぁいいや。あんた!」

フラウム「ん?」

神凪「悪いけど、あんたすげー強そうだからさ、



 北の大陸の最南端にある“結界を解いて”くれねーかな」



フラウム「結界?」

神凪「ああ、そうだ。ここにあった結界と同じ結界がある」

フラウム「………」

神凪「だから、それを――「ギュォオオオオオオオ!!」

神凪「……おわっ、ディアク!?」

フェリアス「私もいますよ! 神凪勇人!!」プリプリ

神凪「うわ……なんで怒ってんの?」




フェリアス「私を騙すなんて万死に値しますよ!」




ベルデ「あんた何をしたのよ……」

神凪「だから、ディアクが俺の振りしてフェリアスと一緒に封印されてたんだよ」

フェリアス「何を人のせいに!! あなただって心臓を交換したんだから共犯でしょう!」

神凪「はい、そうです。すみません」

シアン(うわぁ、英雄物語の主力メンバーが集まってる……)

シアン「あれ……キメラさんはどうしてるんだろう」

神凪「フェリアス。お前が使った結界魔法は、同じ結界魔法の使い手でどうにかできないのか?」

フェリアス「……私の代は私しか使えなかったので、文献でしか知りませんが、そもそも私の使った禁忌魔法はもう一人の結界魔法の使い手がいる間は禁忌魔法ではなかったのです」

ベルデ「それはつまり、“解くことができる”からってことね」

フェリアス「はい。異界の勇者が使う“絶対硬化魔法”を基にしているらしく、あれは本来“絶対防御の魔法”なのです」

神凪「それなら、お前も一緒に行って欲しい。“あいつ”がいないと目的が達成できない」

一同(あいつ?)

フラウム「だが、俺はあいつを……」チラッ

タブー『グヌヌヌ……』グググッ

えにくす(あの結晶体を魔法かなんかでものともしてない……やっぱ化物になったかフラウム…)

ベルデ「フラウム……」ツンツン

フラウム「?」




ベルデ「おねがい、言うことを聞いて?」ウルウル





フラウム「行ってきます」ニコッ

神凪「ベルデお前……」

ベルデ「私だって伊達に何百年生きてないわよ」

シアン「あの、神凪さん!」

神凪「ん? ああ、お前か。



 ジーニーが言ってたのは」



シアン「えっ、……ジーニー?」

神凪「話せば長くなる。それより何か言いたいんじゃなかったのか?」

シアン「は、はい。あの、今さっき結界魔法が張られてるって」

神凪「ああ、聖王国の騎士が仲間もろともやりやがった」

シアン(シエルのことだ……)



シアンはどうする?


1、フラウムについて行く。
2、神凪達と行動を共にする。


安価↓1

シアン「フラウムさん、僕も一緒に連れて行ってくれませんか?」

フラウム「ああ、それはかまわないが」

神凪「あの、弱そうな羊はこっちでなんとかする。後ディアクは任せとけフェリアス」

フェリアス「……はい」

ベルデ「シアン……」


シアン「ベルデさん。良かったですね」ニコッ


ベルデ「……ばか」

シアン「?」

ベルデ「次は喫茶店でね」

シアン「はいっ!」

えにくす「俺達もここに残る」

マゼンダ「まぁ、それが妥当ね」

エヴァ「英雄のサポートです!」

ラウル「いっちょやるぞ!!」

北の大陸最南端。


フラウム「……これは」

フェリアス「私のよりも巨大な……」

シアン「シエル……」

フラウム「どうだ? 解けそうか?」

フェリアス「ええ、任せてください。ただ、少しだけ時間がかかるかと」ブゥン

フラウム「……シアン、ちょっと“昇るぞ”」シュンッ

シアン「え、……うわぁ!?」シュンッ



 上空。北の大陸から中央大陸まで望めるほどの上空に移動した二人は、その“異様な光景”に目を奪われた。



フラウム「聖王国のあった場所に……魔王の城が……?」

シアン「北の大陸の中央に見える城……あれは聖王国の城ですよ!」

フラウム(神がやったのか!? だが、それにしては“雑すぎる”)

シアン「………」

ちょっとコンビニに。


どんどん状況が分かりにくくなってきたので、軽く各キャラの居場所。


北の大陸……終焉、もしかしたらラァグも?

北の大陸最南端……自由騎士、一、フラウム、フェリアス、シアン、カイン←入れるの忘れてた

元レイム……神凪、ベルデ、えにくす一行、ディアク、タブー、エネル



後、ニグが死んだために、誰が明確な敵かはっきりしなくなってますが、これから徐々にはっきりしてきます。

では!

北の大陸 聖王国中心部


ラァグ「……な、なぜ…」


 そこにあったのは“死骸”。


黒騎士「ラァグさ――」ドサッ

ラァグ「なっ!?」




ジャック「よぉ、久しぶりだなぁ」ニヤァ




ラァグ「貴様がやったのかぁあああああ!!」グググッ

ジャック「ほぉん、それがお前の“本性”って訳か」

ラァグ「魔王様の敵ぃいいいいいい!」

レイナ「………」

ラァグ「!?」




ラァグ(魔王さ――)ザシュッ




ジャック「お前にはそう見えたかよ?」

ラァグ「」ドサッ

レイナ「………」ニコッ

ジャック(しかし、こいつがレイナじゃなく俺がレイナと“見てしまった”ものなんてな……)


回想

ジャック「これはレイナじゃない?」

イリアス「そうじゃ。だが、お主はもうそれをそうとしか見えぬじゃろうな」

ジャック「じゃあ、お前はこれをなんに見えるんだよ?」

イリアス「……地球」

ジャック「は?」

イリアス「【ジャックには理解できない様々な単語】」

ジャック「訳の分からないことを言ってんじゃねぇ!」

イリアス「一言で言うなら“世界”じゃな」

ジャック「世界……?」

イリアス「それよりも目的があったのじゃないかの?」

ジャック「! ああ、そうだ。俺の目的は“神のシナリオ”だ」


~~~


ジャック「レイナ、次へ行こう」

レイナ「………」コクリ




フレイヤ「え……この世界が…死後の世界?」



イリアス「この話を聞いてそう捉えるかフレイヤよ」

フレイヤ「だって、“魂の終着点”って……」

イリアス「ふむ。それは一つの“方法”に過ぎん」

フレイヤ「?」

イリアス「それよりも、あの男の横にいる存在」

フレイヤ「あの男ってシアンと同じ世界からきた?」

イリアス「そうじゃ。その横にいる――



 “空想”。“ワシら”はそう呼んでおる」



フレイヤ「空想?」

イリアス「それの正体は誰にもわからん。それはそれを認識した時点で認識したものの“空想”した通りになる。じゃから人じゃと思った者は人に、建物だと思った者は建物に見え、死神に見えたものは死神になる」

フレイヤ「その存在に何か意味があるんですか? それになぜイリアス様はそれを空想と認識できるんですか?」

イリアス「何故か?」

フレイヤ「!?」

イリアス「それはな……」

oh... ラァグとカルナ間違えてるね。。。orz

脳内変更でお願いします!

とある薄暗い部屋。

バトフォ「……できた」


題名:妄想世界の中心で

世界観:地球から異世界に飛ばされた主人公が、勇者として戦う物語。

主人公:黄瀬タク(おうせたく)

流れ

起 地球から飛ばされたばかりの無知な主人公が地球に帰るための方法を探す旅を続ける。

承 長旅の末、様々な武器と能力を得た主人公は魔王を倒す

転 実は魔王が地球の人間だった。本当の敵は主人公を異世界に送り込んだヒロインだと知る。

結 この世界自体が死後の世界で、全ての生物は地球で死んだ生物、植物の魂が変異したものだった。主人公は生きて異世界に連れてこられた唯一の人間でヒロインの闇を晴らして地球に帰る。実はヒロインは長年植物状態の女の子で主人公のキスで目が覚める。



バトフォ「………うわ、これ中学生が夜中にいそいそと書くような設定じゃん」グシャグシャ

バトフォ(…でも、この世界も似たような……)



レイナ?「………」



バトフォ「!? お、お母さん!?」

母親「………」ニコッ

ニヴェウス「始まったわね」フフフッ

ネビリム「マジでうじゃうじゃ出てるじゃねぇか」

グリエル「お前には何に見えてるんだ?」

ネビリム「んなもん言えるか……」

ネビリム(戦争で殺された家族なんて言えるかボケッ)

グリエル(とか思ってるんだろうなぁ……。俺にはあいつらに殺された娘に見えて気が狂いそうだ)クソッ

ニヴェウス「あくまで仮説にすぎないけれど、魔王やタブー、神や天使が殺される度に増えていくわよ」

二人「「えっ?」」

ニヴェウス「この世界にはね、もともと決められた〝容量”があるの」

ネビリム「容量?」

ニヴェウス「ええ、それは魂であったり、物質であったり、精神であったり様々だけれど、全てを合わせてこのラインまでは必ず存在してこのライン以上は存在しないという容量がね」

グリエル「それが減った代わりに……?」

ニヴェウス「……本来なら神や一部の天使や悪魔、それからこの世界の召喚士と呼ばれる者達によって他世界から減った分を補充するのだけれど、それが追いついていない……」

ネビリム「だから……あいつらが代わりに?」

ニヴェウス「……問題は、あれが〝世界の半分以上”を満たした時よ」

二人「「??」」

ニヴェウス「本来、世界の大多数がそれを〝それ”と認識せず、〝何か”〝誰か”と認識するから世界は平常を保つことができた。しかし、それが世界の多数を占めた場合――、



 〝それがそれを認識する”」



ネビリム「ど、どういうことか訳わかんねーよ!」

グリエル「いや……そういうことか…」

ネビリム「どういうことだよ」

グリエル「お前は自分を自分だと認識するにはどういう方法があるよ」

ネビリム「そりゃあ、鏡を見たり、自分の身体を見たり、誰かと喋ったり……」

グリエル「そうだ。だが、その時に〝鏡に何も映らなかったら?”」

ネビリム「!!」

ニヴェウス「彼らは自分の存在を認識しても〝自分が何かわからない”。そうすれば彼らは〝誰か”〝何か”になろうとする」

グリエル「ドッペルゲンガー現象か……」ゴクリ

ネビリム「世界の……崩壊…」ゾクッ

ニヴェウス「そうなる前に何としても……〝あの子に覚醒してもらわないと”」

二人「「……シアン…」」

北の大陸最南端

一(これは一体どういうことだ……)

聖騎士達+シアン一行<ワキアイアイ♪

一(時間にして数時間。これだけの短時間で結界が解けたことにも驚きだが……。何より驚きなのは北の大陸と中央大陸の一部が入れ替わっていることだ……)

フラウム「まぁお前も分かんねーことがあると思うけどよ」

一『分からないことだらけで戸惑いを隠せない』

フラウム「別にいいじゃねぇか。人生わかんねーことがあった方が面白いぜ」

一『………』

一(分からないこと……か)

一『そうだな。それもま―――』ゴポッ




 突如、山のように大きな機体の半分以上を焼失した一。




フラウム「なっ……」ゾクッ

フラウム(俺が……怖れた!?)




 






ジャック「よぉ皆さん。ごきげんよう」ニヤリ

レイナ「………」





フラウム(今すぐ全員を逃がさないと!!)

フラウム「てんそ――」

ジャック「改造神器“神張≪カミバリ≫”」ブゥン

フラウム「!?」

フラウム(まずい、転送が遮断される)

ジャック「よぉし良い子だな。大人しく俺に殺さ――「神代兄さん?」

ジャック「あ?」

シアン「神代兄さん!」

ジャック「おめぇ……神威!?」

シエル「神威?」

カイン「神威?」

フラウム(神を滅ぼす者……か。そりゃこの世界で付けられたらいけない名前だな…)

シアン「やっぱり神代兄さんだっ……?」



ジャック「てめぇ……“レイナ”をあんな目に遭わせておいてよくも俺の前に!!」ギロッ



シアン「っ!?」

シアン(そうか、神代兄さんは委員長――神代玲奈さんが“助かった”ことを知らないんだ…)




ジャック「お前みたいな底辺を助けたがためにレイナがレイプされて植物状態になるなんて間違ってる!!」



シアン(……神代兄さんは委員長の“自殺”を最後まで認めなかった。委員長の葬儀にもでなかったらしい)

シアン「神代兄さん! 委員長は助かったんです!!」

ジャック「うっせぇえ!! 改造神器“神斬≪カミギリ≫”」ギィィィンッ

シアン「っ!!?」

シアン(僕の言葉が届いていない!!)

フラウム「シアン!!」

シアン「……大丈夫ですフラウムさん」

シアン(そうだ。これは、僕が決着をつけなくちゃ……)グッ

ジャック「俺はよぉ、お前が死んだと聞いて嬉しかったんだぜ?」

自由騎士達「「むっ……?」」ピクッ

ジャック「だってよぉ! お前はレイナが植物状態から還ってこれるように天国へ逝ったんだと思ってよぉ!!」ブンッ

シアン(ロキさんのアイテムで)シュンッ

ジャック「“見えてるぜ”」グッ

シアン「っ!?」

ジャック「俺の目には改造神器“千里眼”が埋め込まれている」ドシュッ

シアン「ぐぅううう!?」ブシュッ!!

フラウム(右腕が!?)

カイン「シアン!!」ダッ

シエル「シアン!!」ダッ

シアン「来ちゃだめだ!!」

シアン(とりあえず魔法石で止血だ……)


ジャック「話の続きだぁ。お前は天国にも行かず、こんなところで何をしてたんだ?」ブンッ

シアン「くっ!」ギィンッ

シアン(蒼ならなんとか耐えられる!!)チャキッ

ジャック「くそがっ!! お前は!! レイナを!! 殺したんだ!!」ギィンギィンッ

シアン「そうです!! 僕が殺しました!!」

ジャック「くっ!! てめぇ!!」ブンッ

シアン「だけどっ!」ドカッ

ジャック「くっ……」ズザザザザッ

ジャック(こいつ、こっちでは強いじゃねぇか!!)






シアン「僕と委員長の間には、あなたに謝罪しなければいけないことなんて一つもない!!」





ジャック「減らず口を……」ギリッ

シアン「それよりも神代兄さん、聞いてください。僕は仲間の力で過去を変えたんです!」

ジャック「ぁあ?」



シアン「委員長が幸せな地球を作ったんです!!」




ジャック「……お前…」

シアン(そうだ。委員長は今頃地球で――)

ジャック「レイナはここにいるだろ?」

シアン「えっ!?」

レイナ「………」

シアン「委員長……?」

フラウム(俺にはベルデに見える……が、神の力でそれが“違う何か”だと言うことは分かる……)

フェリアス「神凪……?」

フラウム「惑わされるな。あれは違う」

ジャック「なぁシアン。レイナはこの世界で生きてたんだ。そうだろレイナ?」

レイナ「………」コクリ

シアン「本当に……委員長が…?」

ジャック「……今なら、許してやらんでもない」

シアン「えっ?」

ジャック「レイナはお前のことを気に入っていた。俺がお前をからかうと本気で怒った。……だから、レイナが哀しむことはしたくねぇ」

シアン「………」




ジャック「一緒にこの世界の奴らを根絶やしにしよう」




シアン「えっ?」

ジャック「……やっぱ気付いてなかったか」

シアン「どういう……」

ジャック「俺が殺したニグレディアが言っていたんだ」

フラウム(こいつがニグレディアを!?)





ジャック「この世界が幸せになればなるほど“地球は不幸になる”ってな」





シアン「そんな……信じられません…」

ジャック「別に信じる信じないは関係ねーよ。もしそれが嘘だったとしてもよ、




 この世界がどうなろうと“関係ねーだろ”?」





シアン「………!!」

ジャック「どうせ俺達は異世界人だ。気にすることはねーよ」

シアン「あなたは……」

レイナ「………」




シアンはどうする?


1、あなたは間違っている!
2、分からない……
3、その通りかもしれない


安価↓1

シアン「その通りかもしれない……」

一同「「シアン!?」」ザワッ

ジャック「ほら、こ――」ブシュッ

シアン「で……も…」



ジャック「な……に…?」ドサッ



レイナ「………」ザシュッ

ジャック「レイ……ナ?」

レイナ「……お兄ちゃん」

ジャック「そう、だ……お兄ちゃ……んだ…」




レイナ「邪魔」ドシュッ





ジャック「」

シアン「委員長!? 神代兄さん!!」

アカツキ「シアン、落ち着いて」

シアン「アカツキさん!?」

シエル「アカツキ!」

自由騎士達「アカツキ様!!」

アカツキ「あれは“空想”。見た者が“認識した存在になる”」

シアン「どういう……」

アカツキ「だけど、それももう過去の話。……たった今」








アカツキ「それらは“自我を持った”」






元レイム。

神凪「くそっ、あのクソ羊とでっかい宝石倒したとたんにこれか!!」ギィンッ

神凪?「」ブンッ

ディアク「よそ見してると怪我しますよ!」ブンッ

ディアク?「」サッ

ベルデ「ひぃいいい! 自分の姿なんて見たくないーーー!」タタタッ

ベルデ?「」タタタッ

えにくす「なんで……お前が……」


えにくすの世界の魔王「……シネ…」ブゥン


エヴァ「えにくす!!」ブゥン

えにくす「うわぁああ!!」バチンッ

えにくす(こいつらの魔力……“世界と繋がってる”のか!? ずっと放出してるのになくならねぇ!!)

中央帝国

ラァグ「少々うっとおしいですねぇ」

ラァグ?「あなたが死ねば済む話なんですよ」ブンッ

ソルティス「いえ、死ぬのはあな――」

ソルティス?「邪魔です」ブンッ

ソルティス「………」サッ、シュッ

ソルティス?「………」ギィンッ





中央都市

二ヴェウス「とうとう現実になっちゃったわねぇ」

二ヴェウス?「あなたが死ねば世界は私のもの」

二ヴェウス「そうかしら?」

二ヴェウス?「そうだよ!!」バッ

イリアス「うぅむ……」

フレイヤ「これは!!」

イリアス「どうやら、我々の負けのようじゃ」

フレイヤ「えっ!?」

イリアス「簡単に言えば“空想が自我を持つ”ということは、



 “誰も必要ない”ということじゃ」




フレイヤ「……意味がわかりません」

イリアス「それらは今必死に自分を保とうと周囲の人間、特に自分と近い者を排除に当たっている。じゃが、しょせん空想は何者でもない。誰にも認識されなかったら“無”じゃ」

フレイヤ「しかし、今は何者かにはなっています」

イリアス「それは水面に石が投げ込まれたからじゃ。波紋はやがて消える。その時奴らは自分たちが“無”であることを悟るじゃろう」

フレイヤ「そうなったら消えるのでは?」

イリアス「いいや、その逆じゃ」

フレイヤ「逆……!? まさか!!」

イリアス「そうじゃ」







イリアス「奴らは“世界そのもの”になろうとするじゃろう」







フレイヤ「しかし、奴らが“世界そのもの”になったら!!」

イリアス「なり変わった瞬間に奴らは悟る。そして、次は異世界じゃ。同じことを繰り返し続け、全ての世界を喰らい尽くしてやっと気付く。



 自分達のしてきたことに何の意味もなく、ただただ消えるだけの存在じゃと」




フレイヤ「そうすると彼らは……消滅を選択する?」

イリアス「……その時に我らが生きていれば、また新たな命は生まれるがの」

フレイヤ「……止める方法はないのですか?」

イリアス「ない」

フレイヤ「そんなっ!」

イリアス「……じゃが、ワシとて完璧ではない。人の作った神器にやられる程度の存在じゃ」

フレイヤ「シアン……」

イリアス(しかし、我のシナリオをことごとく踏みにじりおって……本当に恩知らずな奴じゃ)



どこか。


佐々木「やめ……ろぉ…」グググッ

佐々木(拙者の中で何かが暴れ……)グググッ

佐々木「もうダメ……でござる…」グググ



―――パァンッ!!



??「やれやれ、ジャック君には感謝しなくてはなりませんね。この私が神の目を逃れることができたんですから」

??(と言っても、彼はここにいた男を助けるために私の身体の一部を埋め込んだんでしょうけど。徒労に終わりましたね)







ニグレディア「さぁ、これからが本番ですよ。イリアス様」ニコッ






続く。。。

お寝ます。おやすみなさい。

皆様休日いかがおすごしでしょうか。>>1は今日は仕事、明日はボランティアのため、更新は明日の夜になると思います!!

ちゃちゃっと本編終わらせて、第3スレは新規客を迎え入れたいですね!!

いそがしぃ……今日更新できたらやりまする……


 今にして思えば、英雄物語みたいな勧善懲悪の話は、登場人物からしたら思い出話よりもリアリティがなく作り話よりも面白味がないのだろうと私は冒頭から国民的な物語を批判する。

 ここで読者の方に誤解していただきたくないのは、何を隠そう私も英雄物語をこよなく愛した熱烈なファンの一人であり、将来は登場人物が訪れた場所を踏破したいと考えているほどの英雄狂であるということだ。

 しかしながら、我々はかつて神話レベルの史記だと言われた英雄物語が、たとえ今後歴史が幾度となく栄枯盛衰したとしても〝二度と超えることのない出来事”であるこの物語が、


 〝あー、俺たちの体験したことに比べたら全然どうってことないよなぁ”


 とさえ言ってしまいそうな出来事に巻き込まれたのである。



――エリーゼの部屋。


エリーゼ「……なかなかうまく書けないなぁ…」





 


 世界人口を半分に減らし、大陸を捻じ曲げ、土地神を殺し、各地に凶悪な神器を振りまき、……何より〝世界戦争”の引き金となった事件。


 神を愛しすぎたがために裏切った天使と、人を愛しすぎたがために殺された神。


 そして、彼らに巻き込まれた我々と異世界人。


 仮に〝勇者物語”と名づけるそれは、英雄物語と同様に異界の勇者がこの世界のために尽力し、彼を慕う仲間たちと共に世界を平和へ導こうとする話ではあるものの、その本質は〝一つとして同じところがない”。



エリーゼ「……私は、これを書いて誰に何を伝えたいんだ…」

エリーゼ(きっと、もうしばらくすれば国王に命じられた吟遊詩人達が〝綺麗事で塗り固められた物語”世界中で謳う。そうすれば人々は過去を美化し明日への活力へとつながる。対して私がしようとしていることは〝人間のエゴを暴き出す”ような、誰一人得をしない自殺行為……)

エリーゼ「………」

八幡×あーしのssが読みたいです!続きー>>819>>820はちょっとなかったことにー。

イリアス「もう限界じゃのー」スッ

フレイヤ(イリアス様が……動いた!?)

イリアス(本来なら人間と魔族どちらも共存させたかったが……)

フレイヤ「イリアス様?」



イリアス「……今から世界を“二つに分ける”」



フレイヤ「!?」

イリアス「人は人の、魔族は魔族の世界じゃ」

フレイヤ「し、しかし、長年の共存により、もはや人と魔族の境目は……」

イリアス「ああ、そんなもの……




 白でない者は“全て黒”じゃ」




シアン達のいる場所。


一同「え……?」

フレイヤ『だから! 今から世界が人間の世界と魔族の世界に分けられちゃうの!!』

シアン「そ、それは一体……?」

フレイヤ『単純に言ったらね、今各地で空白を埋めてる空想と呼ばれる存在が現れてる原因はね、



“イリアス様が人間達のために世界を広げた”からなの』



アカツキ「そうか……だから、世界に対して魂の数が足りなかったんだ……」

フレイヤ『そうなの。でも今からイリアス様は世界を“二つに分ける”』

シアン「で、でも、なぜ人間と魔族の二つに!?」

フレイヤ『それは、イリアス様は人間がお気に入りだから……だと思う』

フラウム(自分のお気に入りとそうじゃないのと分けようってか……くそっ)

フレイヤ『イリアス様の決定は覆らないわ』

シアン「じゃあ、どうすれば……」









フレイヤ『“第三の世界を造る”』







シアン「第三の……?」

フレイヤ『ええ、イリアス様に許可は貰ってる。中央大陸の半分くらいしか得られなかったけどね』

フラウム「んだよそれ。自分のお気に入りだけの世界作って、女神のくせにずいぶん自分勝手なんだな」

フレイヤ『勘違いしないでよね』

フラウム「?」




フレイヤ『私は、シアンが楽しい世界を造るだけよ』




フラウム「………」アゼン…

シアン「え、えっと……」

フレイヤ『後はアンタ次第よシアン。人間だけの世界に住むか、第三の世界に住むか、それとも人生をやり直すか』

シアン「……僕は…」




1、人間だけの世界に住みたい

2、皆と別れたくない。第三の世界に住みたい

3、もうこんな人生嫌だ。やり直したい



安価↓1~5 多数決

喫茶店シアンマゼンダ


シアン「年越しましたね」ヌクヌク

マゼンダ「越しましたね」

ベルデ「越したわね」

フラウム「いや、待て」

シアン「今年もよろしくお願いします」

マゼンダ「おねがいします」

ベルデ「よろしく」

フラウム「だからちょっと待てって」

フラウム「おかしいだろ! 何お前俺ガイルのssとかやってんの!? こっちの話終わらせろよ!」

シアン「まぁまぁ、お酒でも飲んで」

フラウム「おう」ゴクリ

ベルデ「まぁあれよね」

マゼンダ「あれですね」

シアン「去年のことは忘れましょう(笑)」



アリス「うぉおおおおおい!!」ドロップキック!!



シアン「ぐあぁあああ!」ドサァッ

アリス「私がヒロインになる話はどうしたぁああ!」

シアン「はい、甘酒」

アリス「………」コクコクコク


一同「あったまるねぇ」ハフーッ


フラウム「じゃあ、どうするんだよ。本編やらねーの?」

シアン「あー、まぁ、色々あって皆幸せってことで良いんじゃないですか?」

ベルデ「投げやりね」

シアン「年越しましたから」

アリス「じゃあ、どうすんのよ。もう辞めるの?」

シアン「んー……」

フラウム「今まで通り、色んな客迎えればいいじゃねぇか」

シアン「……まぁそうなんですけど…」

マゼンダ「ぶっこんで良いですか?」

一同「どうぞ」




マゼンダ「もう需要ないんじゃ?」




一同「」

シアン「そ、そんな……僕達はもう用なしですか…」ガクガク

フラウム「まぁ確かに、よくよく考えたら途中らへんから喫茶店に入れる大きさのキャラが安価されてなかったもんな」

アリス「タブーとかきたら一瞬で崩壊するもんね」

ベルデ「でもまぁ、最後に安価出してみたら? 需要ないなら誰も安価しないでしょ?」

シアン「…で、でも……」

マゼンダ「やれやれ、本当にしょうもない人ですね」

フラウム「近年まれにみるビビり主人公だな」

シアン「………」

フラウム「フォロー貰ってるぞシアン」

シアン「あう……」

ベルデ「説明の義務があるんじゃない?」

シアン「うぅ……」

マゼンダ「大丈夫。許してくれますよシアンお兄様」

シアン「あ、あう……」

アリス「早く言いなさい!」バキッ



シアン「スロットまどかマギカに財力体力気力を奪われてましたぁああああ!」ドゲザ



フラウム「………」ドンビキ

ベルデ「………」ドンビキ

マゼンダ「………」アキレ

アリス「そっち(>>1)の都合かよ」

シアン「………」

シアン「とりあえず、年も越したことですし、心機一転頑張りたいと思っています」

ベルデ「具体的にはどうするの?」

シアン「とりあえず初心に帰ろうかと」

ベルデ「具体的には?」

シアン「うーん、まだ何も決めてませんがやっぱ安価ですかねー」

フラウム「俺的にはもっと掘り下げていいんじゃないか?」

シアン「というと?」

フラウム「今は安価でお客さん寄せてちょっと喋って終わりだろ? もっと物語性があっていいんじゃねぇか?」

シアン「………」

アリス「登場人物を限定するっていうこと?」

フラウム「ああ、その方が思い入れも強くなるだろ?」

シアン「そうですね」

ベルデ「でも、上の人が言ってくれてる通り、投下スピードだけが売りでしょ?」

フラウム「というより書きためとかプロット?とかやったことねーからなこの>>1は」

アリス「だから終わらせれないんでしょ?」

シアン「うん、昔っから終わらせるのが苦手で、だから完結の練習もしたいとは思ってる」

ベルデ「どっちみち、シアンマゼンダは続けていくのね?」

シアン「はいっ! その予定です!」

アリス「浮気はするでしょ?」

シアン「それはあーし様が可愛いのが悪い」

アリス「………」プクーッ

ベルデ「喫茶店という形は続けるの?」

フラウム「俺は違う職種をやっても良いと思うけど?」

シアン「例えば?」

フラウム「傭兵とか?」

アリス「学校の先生!」

ベルデ「あえて風俗とか」

シアン「ベルデさんは大却下として、傭兵や学校の先生は良いですね」

マゼンダ「……マゼンダは用なしですか?」ウルウル

シアン「………」

マゼンダ「上の人が旅人を紹介してくれてます」

シアン「そういえば南大陸って行ったことないなぁ」

ベルデ「西が瘴気の大陸でしょ? 北が魔王の城でしょ? 東は今は解放同盟の国でしょ? 中央は人と魔族の大陸でしょ? 南って何があるの?」

フラウム「まぁ簡単に言えば“アリジゴク”だな。あそこに入ったら二度と出られない。見た目は楽園だが、地面には大きな魔法陣が刻まれていて、踏み込んだ瞬間に闘技場に飛ばされる」

シアン「と、飛ばされると?」

フラウム「そりゃ勝つか殺されるかを延々と続けるんだよ。何でもあそこは神でも手出しできない領域でとんでもない奴がうじゃうじゃいるらしい」

シアン「怖いんですけど」

フラウム「だから絶対踏み入れんなよ」

マゼンダ「でも、二度と出られないのにどうしてわかるんですか?」

フラウム「それは企業秘密だ」

マゼンダ「むぅ」

シアン「旅人かぁ」

ベルデ「はいはい! 他に決めなきゃいけないことがありまーす」

シアン「?」




ベルデ「もっといちゃいちゃしないの?」



シアン「あー、しないですねぇ」

ベルデ「即答!?」ガーン

シアン「だって、今までの安価で分かる通り、参加者はシアンの童貞を守り抜きたいみたいですから」

フラウム「俺はとっくに……」

ベルデ「姉の前で妹との性事情を語らないで貰えます?」

フラウム「」

マゼンダ「お兄様はエッチとかしたいんですか?」

シアン「ふぇぇ!?」

ベルデ「フラウム」パチンッ

フラウム「ほら飲め」グイッ

シアン「んぐんぐっ」ゴクゴク

フラウム「一口で泥酔するような酒だぜ」

シアン「うぃ~www」ヨロヨロ///

ベルデ「どうなのシアン! エッチしたいの!?」

シアン「じ、実は……」

一同「実は!?」




シアン「学生時代に自由騎士の皆さんを想像して一人エッチしましたー!!」




マゼンダ「お兄様……」ホロリ

フラウム「お前も男だったんだな」ポンポン

ベルデ「童貞をこじらせると大変ね」

フラウム「お前もな処女」

ベルデ「死ね」

ベルデ「正直なところシアンは誰が一番好きなのよ?」

シアン「えっ、そんなのラルに決まってますけど?」ウィ~www

フラウム「お前会ってねーだろ……」

シアン「1スレ目の時はベルデと結ばれると思ってました」キリッ

ベルデ「なんで過去形なのよ……」

シアン「じゃあ、愛しの英雄様が生きてたのに僕を選んでくれるんですか!」ベロヨイ///

一同(酔っ払いうぜー)

ベルデ「そ、そんなの」グイッ

フラウム「おまえ、それ一番強い酒!」



ベルデ「あんたが責任とってくれるならいつでも処女あげるわよぉおおおお!!」バカーーーッ



一同「」

シアン「wwwww」キイテナイ

マゼンダ「お兄様こっち向いてください」

シアン「?」

マゼンダ「ちぇいさーーっ!」ボキッ

シアン「」ドサ

フラウム「おいこれ……首の骨おれてねーか?」




※しばらくおまちください。

シアン「色んな意味で目が覚めました」

ベルデ「zzz」デイスイ

マゼンダ「一つだけ方法があります」

フラウム「言ってみなさい」

マゼンダ「シアンは異世界人です」

フラウム「はい」



マゼンダ「シアンの精子とこの世界の住人の卵子は受精しないこt」スパァンッ



アリス「ば、バカなこと言わないでよ!!」ハァハァ///

マゼンダ「それは下ネタを言うなと言うことでしょうか? それともシアンとの子供が欲しいということでしょうか?」

アリス「私はリッチだからどっちみち産めないのよ!」

フラウム「それじゃあ精子でエネルギー補給すれば良いんじゃないか?」www

シアン「今度はフラウムが酔っぱらった」

マゼンダ「混沌ですね」

フラウム「まぁ要するにだ。シアンがセックスすると言うことは、それ以外に手を出すにはハーレムになるしかないということだ」

シアン「いや、僕は一人で十分なのですけど……」

アリス「じゃあ、誰にする気なのかなー?」ポキパキ

シアン「」

ベルデ「zzz」

フラウム「まぁ、無理だろうな。お前は一生童貞だよ!」ハハハ!

シアン「酷い……」



ベルデ「そろそろ結論出したいんだけど」ムニャムニャ

シアン「分かりました。独断と偏見で、僕、プロデューサーになります!」

フラウム「それ昨日比企谷君がアイドルのプロデューサーになるss読んだからだろ」

シアン「続きが気になります!」

アリス「もう、安価なんだから安価で決めてよ!」

シアン「はい」


シアンの次の職業は?


1、教師
2、傭兵
3、旅人
4、その他(>>1が独断と偏見で変える場合有)

安価↓3番目

ベルデ「村人Aですって」プ

シアン「えっと……どうすればいいの?」

フラウム「村なら俺の村を紹介するけど?」

シアン「え、マジで村ですか? 農業するのですか? どこぶつの森ですか?」

ベルデ「その下に無職って言うのあるけど」プ

シアン「泣くよ?」

アリス「でも逆にシアンの村なら住みたいかも」

シアン「でも村人Aですよ?」

アリス「………」


スタッフ【僕、村人Aやります!】カンペ


シアン「えっ、マジですか!?」

シアン「僕、村人Aやります!」キリッ

スタッフ「はい、おっけーでーす!」

シアン「うわ、マジ? 僕村人Aやるんですか!?」

アリス「シアンさんほんとかわいそうwww」

ベルデ「どんな話にするんだろww」

フラウム「まぁ、せいぜい頑張れや」ポンポン

シアン「……うぅ…」





 次回! シアンが村人Aになる!?





続く。。。

これ前作(?)と比べて世界観どうなるんです? 普通に後日談的な位置の続編でいいのか、それともパラレルなのか。

シアン「いや、ちょっと待ってください!」

一同「えっ?」

シアン「ほ、ほんとに村人ですか!?」

一同「そうだよ?」

シアン「……マジかよ…」

マゼンダ「おつかれさまでーす」

フラウム「ベルデ飯食いに行こうぜー」

ベルデ「お、いいねぇ」

アリス「あ、サイカー? カラオケいこー」



シアン「え……まじ…?」



>>877
とりあえず、全てが解決して、大陸とかも姿を変えず死んだ者もいない世界のとある村から始めようかと思います。


うぇへへ、南共和国は中央大陸南にあるぜwww


それじゃあ、次スレのタイトルに出るキャラをお選びください。>>1は安価出して寝ます。


次スレのタイトルに出るキャラがシアンと同じ村の住人もしくは同棲します。


安価↓3番目


おやすみなさい。今年もよろしく。

おはようございます!

とりあえずは一人ずつゆっくりやっていこうかと。

村は100人規模の小村。

場所は聖王国と中央帝国と東諸国の間らへんにしようかと。



シアン「やぁ、ここは名もない村だよ」リザー「メイドもいるよ」3スレ目



で、いこうかとおもいます。

問題は安価を入れるかどうか(入れるとしたらどんな感じに入れるのか)ってとこだねー。

このスレの醍醐味は新キャラ作りな所もあるしなー。

でも安価スレって時点でそっとじする人達もいるしなー。

まぁ>>1も数レス書いてみて一瞬で、あ、このノリでキャラ名ありはダメなパターンやなと思った。
もし、ダメならスレごめんなさいして喫茶店でいきます。

次スレっす!
シアン「やぁ、ここは名もない村だよ」【オリss】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388548926/)


ちょっと勢いで立てたところは反省してます。
できればおつきあいくださいませませ!!

皆さん意見ありがとうございます!

>>1としては、喫茶店の限界(マンネリ化)がじわじわと訪れてきたことにビビった次第でございます。

今年の目標は一つの作品を完成させる(それをブログか小説家になろうに投稿する)ことなので、まずは物語を終わらせることを意識してやってみようかと。

でも面白いことが前提条件なので、面白くなかったらバシバシ意見をください。

名前間違えたorz

ダメだやっぱごめんちゃいしてくる……orz

みんなの優しさに泣いた;;

ちょっと小一時間ほど離れるので、その間にどうするか考えてみます!

ただいまー。

うーん、ちょっとシアンじゃうまくいきそうにないので、違う主人公違う世界でやらせてください!

ちょっと残りレスで練習。

ずーっと、やりたいなぁと思ってた話が実はあったんです。

では、次レスから安価出していきますのでよろしくですー。

タイトル(仮)

男「箱庭を貰った」【安価】

男「マジでこれが一つの世界なんだよなぁ?」

?「そうじゃ。ちなみに、この“ブック”と呼ばれる召喚術式の組み込まれた本で、思い描いた者を召喚できる」

男「それで、召喚したらどうするんです?」

?「お主はどうしたいんじゃ?」

男「でも、こんなまっさらな更地じゃ、可愛そう」

?「ならば、家を建ててやればよい」

男「どうやって?」

?「お主は箱庭の中においてはほぼ万能な神じゃ。だからほぼ好きにできるんじゃよ」

男「はぁ」

?「では、がんばれよ」

男「………」

男(それじゃあ、試しに一人召喚してみるか。やっぱ可愛い女の子だよな最初は)


男『  召  喚  !  』


最初に出て来たのは?

安価↓1(できる限り女キャラでお願いします)


名前:このスレ通り普通の名前でも良いし、猫娘とかでも良いです。
種族:
性別:
容姿:
備考:


プルトー「あうあうあー」ニコニコ

男「で、でけぇ!?」

プルトー「あうー」スッ

男「ちょっ、やばっ、掴むな!」

プルトー「あう?」

男(うわ、可愛い女の子とだけ想像したら、まさかこんな超巨大な女の子が出てくるなんて!?)

プルトー「あうー」バシンバシン

男「うわっ、し、死ぬっ! マジでやめてっ!」スッ



――バチンッ!



プルトー「ぴぎゃっ!」バッ

男「?」

プルトー「あうぅ……」グスッ

男(もしかして今、俺が何かやった?)

プルトー「ぐすっ……ひっく…」

男「嫌な予感……」

プルトー「あうあーーーー!!」ビリビリ

男「ぎゃぁああああ!」

男(こ、鼓膜がぱぁーんする!!)

プルトー「あうあうあうあああああああああ!!」ビリビリビリ

男「こ、こうなったら、もう一人召喚だ!」



男『  召  喚  !!  』



エリス「………?」キョロキョロ

男(お、普通の女の子)

プルトー「あーーーーーーー!!!」ビリビリ

エリス「………」ブシュッ

男「あ、耳から血が噴き出した」

エリス「」ドサッ

男「ぎゃぁあああああ! し、死んだぁあああ!」

プルトー「あうぅ……?」

エリス「し、死ぬかと思った……」ハァハァ

男(回復魔法も使えるとは……)

プルトー「あう……」グスッ

男「ご、ごめんな?」

エリス「ねぇ、そんなことよりここどこ?」

男「ここは俺の箱庭」

エリス「えっ?」

男「だから、俺の世界」

エリス「………」ジトーッ

男(信じてないって顔だな……)

男「じゃあ、好きなもの出してやるよ」

エリス「それじゃあ、オレンジジュース」

男「任せとけ!」



男『 召 喚 ! 』



男「ほら」

エリス「いちいちそのポーズとらなきゃ出せないの?」ゴクゴク

男「いや、たぶん出せる」ポン

エリス「ふーん、便利だね」

男「信じてくれた?」

エリス「まぁね」



―――ぬっ



男「!?」

プルトー「あむ」パクッ

男「んーーーーっ!!」ジタバタジタバタ

エリス「あ、あんた! そんな汚いもん食べちゃだめ! ぺっしてぺっ」

プルトー「あむ?」モグモグ

男(ちょ、やばい、俺の力の媒体空気みたいだ! 息できないから使えない!!)ジタバタ

エリス「………」スゥ

プルトー「~~♪」アムアム



エリス「  こらぁああああああ!!!  」



プルトー「ぴぎゃっ」パッ

男「うわっ」ドサッ

エリス「大丈夫!?」

男「あ、ああ」

エリス「噛まれてはないみたいだね」

男「汚かったからかな」ジトーッ

エリス「聞こえてたのかい?」

男「ちゃんとお風呂毎日入ってるもん」グスッ



プルトー「ぴぎゃぁああああああああ!!」ビリビリ



エリス「  あ  」ブシュッ

男「うわぁあああああああ!!」

って感じかな?

一応、召喚されるのは色んな世界で不幸があって死にかけてる者っていう設定だったりする。

案外うまくいきそうですね。

それじゃあ、お風呂入って本格的に作ろうと思います!

少し離れます! なんか良い意見があればお願いします!

一旦乙です。
創造じゃなくて召喚なのか。
0から生物を生み出すのは不可ですか?

>>927 全く考えてなかったです。

召喚で卵をうみだすのとは違いますよね?

それはそれでありだと思います!

それじゃあ、今度こそ気合い入れてスレ建ててきます!!

練習に付き合ってくれた二人はありがとね。また安価だすからもう一回とってね!

こちらではもうキャラ募集はしない感じ?

>>932 しないです!

次スレ
箱庭貰った
男「箱庭を貰った」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388590139/)

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