ローレシア王子「誰だ俺の靴ぬかみそつけたのは!!」(21)

ローレシア王子「なんだこれ、てかくさっ」

ローレシア王子「でも履くものこれしかないしな…」

ローレシア王子「うわ気持ちわり…やっぱぬいだ方がいいわ…」

ローレシア王子「ってオイ…!!とれねーじゃねえか!!」

―教会―

神父「これはハーゴンの呪いですじゃ、ワシでもとけんのじゃ」

ローレシア王子「そんな、なんとかしてくれよぉぉ!!」

某日…ローレシア城に傷ついた兵士がやってきました

兵士「ローレシアの王様!大神官ハーゴンの軍団がわがムーンブルクの城を…ぐふっ」

王「王子よ、話は聞いたな?」

ローレシア王子「聞いてまへん」

王「そなたも勇者ロトの血をひきしもの…その力をためされる時がきたのだ」

王「旅立つ覚悟が出来たなら ワシについてまいれ」

ローレシア王子「外出たくない臭い消したい」

王「いいからついてまいれっ」

柱にひっつく王子を無理やり引っ張る王様

王「さあ、その宝箱を開け旅の支度を整えるがよい、そして邪悪なるものをほろぼしてまいれっ!」

ローレシア王子(どうやってだよ…)

ローレシア王子(・・・。)

スライム「」ザザザッ

おおナメクジ「」

ローレシア王子(この剣を使う場面がねえwww足だけで充分じゃねえかっ)ブンブン

アイアンアント「」バタッ

―サマルトリア城前―

ローレシア王子「結構でかい城だな。ここの教会なら…!」

―サマルトリア城教会―

神父「ダメじゃ無理じゃ」

ローレシア王子「またかよぉぉぉ!!」

ローレシア王子(この城から東に行ったところに勇者の泉というものがあるらしい)

ローレシア王子(そこならばこのニオイが消せるかも知れね)

ローレシア王子「よぅし 全速力だぁ!」ダダダダダダ

―勇者の泉―

ジャバジャバ

ローレシア王子「ダメだ…落ちねえ」

ローレシア王子「何が光あれじゃボケ、心の中は暗黒色じゃ」ゲシッ

じいさん「ぐふっ…ところでおまいさんサマルトリアの王子をお探しかね」

ローレシア王子「は?誰それ、このニオイ消せる人?なら会いたいよ」

じいさん「一足違いであったな 王子は今頃ローレシア城に向かっているはずじゃ」

ローレシア王子「なんでそーゆう事はよ言わんねん」ブンブン

ローレシア王子「このボケ」ドサッ

ダダダ

じいさん「…」

じいさん「…ニオイ消し…?はて…」

―ローレシア城―

ローレシア王子「親父!ニオイ消しの王子はどこいった!?」

王「ニオイ消しの王子…?ああ、サマルトリア王子の事か、彼ならお前が旅立ったと聞いて帰っていったぞ」

ローレシア王子「うそやんだるいん」

―サマルトリア城前―

ローレシア王子「ハァ…ハァ…」

ローレシア王子「こんなに動き回ったのは初めてだ…もしこれでいなかったら…」

………………

サマルトリア王「王子はまだ帰ってないぞよ」

ローレシア王子「」

ローレシア王子「もうダメだ…日も暮れてきた…今晩は野宿ってかwwうはww」

ローレシア王子「ん?あれ…あんなところに町があるぞ」

―りりザの町―

ローレシア王子「ハァハァ…ここの教会はどうだっ」



神父「ほかあたれ」

ローレシア王子「うはwマジすか学園www」

ローレシア王子「もうダメだ 体が疲れて力が出ない 今日はもう寝る」

―宿―

娘「…」

男「…」

ローレシア王子「ブツブツ クソッ…ハーゴンノヤロウ…ミツケシダイブチコロシテヤル ブツブツ クソ」モグモグ

男「…すさまじいオーラとニオイだ…」

サマルトリア王子「おや…?あなたは…」

ローレシア王子「ブツブツ・・・え?」

サマルトリア王子「もしやローレシアの王子様では!?」

ローレシア王子「え、誰アンタ」

サマルトリア王子「いやー探しましたよ、ボクはサマルトリアの王子、共に力を合わせ戦いましょ…」

ローレシア王子「え、君ニオイ消しの王子かい!?」

サマルトリア王子「へ?」

ローレシア王子「いや こっちも随分探したよ、早く俺の足の臭いを消してくれっ!!」

サマルトリア王子「ニオイ消し?ボクはそんな力は…」

ローレシア王子「なんだツマンネ」

ローレシア王子「あー馬鹿馬鹿しい、もう寝ちまおう」

ローレシア王子「ぐおー」

サマルトリア王子「…」

―朝―

店主「おはようございます ではいってらっしゃいませ」

ローレシア王子「最悪の朝だ」

ローレシア王子「さあ早くニオイ消しの旅に出なければ」

ローレシア王子「・・・」スタスタ

サマルトリア王子「ま、待ってくれよお!」

ローレシア王子「なんだよインチキ王子 うっとうしいなあ」

サマルトリア王子「ボクをおいてくなんてひどいよ」

ローレシア王子「君を仲間にした覚えが無いよ」

サマルトリア王子「昨日言ったじゃないか!共に力を合わせ戦おうって!」

ローレシア王子「いいよお前弱そうだし」

サマルトリア王子「お願いだよ一緒に行こうよ」

ローレシア王子(あーうっとうしい)

ローレシア王子「わかったよ 2人で行けばいいんだろ2人で行けば」

サマルトリア王子「やった!今日からよろしく!」

ローレシア王子「・・・」スタスタ

サマルトリア王子「ま、待ってくれ!」タタタ

この時から王子はニオイを消す事だけが旅の目的となった

ローレシア王子「…。」スタスタ

サマルトリア王子「~♪」ワクワク

ローレシア王子「…。」スタスタ

サマルトリア王子「~♪」

ローレシア王子「…。」スタスタ

サマルトリア王子「…」スタスタ

ローレシア王子「…。」

サマルトリア王子「…。」スタスタ

カァーカァー

ローレシア王子「…。」スタスタ

サマルトリア王子「」

サマルトリア王子「…ねえ」

ローレシア王子「なんだよ」

サマルトリア王子「どうしてこう…魔物が全然出ないわけ…?」

ローレシア王子「俺の足が臭いからだろ、言わせないでくれ恥ずかしい」

サマルトリア王子「ごめん…」

ローレシア王子「ふん」スタスタ

サマルトリア王子「あ…町だ」

―ムーンペタの教会―

ローレシア王子「この足の臭いの事なんですけd」

神父「ムリ」キッパリ

ローレシア王子「ちょw」

―宿屋―

ローレシア王子「もうダメだ…「ムリ」だってよ「ム・リ」 2文字だよ2文字w 希望を全て失った 笑うしかない」

ローレシア王子「ははははは」

サマルトリア王子「なにを言ってるんだよ ぼく等の旅はまだ始まったばかりだろ あきらめるなよ」

ローレシア王子「少なくとも今日はもうやる気ない また明日な」バタン

サマルトリア王子「…」

………………

ローレシア王子「あーもうクソやってらんねー」

ローレシア王子「気分転換に漫画でも読みますかね」

ローレシア王子「…」ペラ

ローレシア王子「つまらん、面白くもなんともない」ブツブツ

ローレシア王子「次は雑誌でも読むか…」

ローレシア王子「…」ペラ

ローレシア王子「うっ…誰だよこのページにぶっかけた奴…肝心な部分が…」ブツブツ

ローレシア王子「なんだよろくな本ねーじゃん…  ん…?」

ローレシア王子「おおっ これはっ!」

―次の日―

ローレシア王子「ああ いい朝だ 早起きは三文の得とはよく言ったものだ」

ローレシア王子「ほんじゃあなダンナ メシうまかったぜ」

宿主「あの…お連れの方は…?」

ローレシア王子「え、あ!忘れてた」

―部屋―

サマルトリア王子「ぐぅ」

ローレシア王子「はよ起きんかボケ!!」バサッ

サマルトリア王子「なんだよ…まだ6時じゃ…」

ローレシア王子「うるせーもう行くっつったら行くぞ」ずるずる

サマルトリア王子「わ、わかった 歩くから引っ張らないでくれ!!」

―ムーンブルク城前―

ローレシア王子「おいおいなんかヤバそーな城だな…」

ローレシア王子「お前ちょっと見てこいよ、オレは外で見張ってるからよ」

サマルトリア王子「わ、わかったよ…」

サマルトリア王子「…」

サマルトリア王子「うわ…魔物が多いな…やはり2人で行った方が…」

サマルトリア王子「って誰もいない…」

ローレシア王子「…」ツッタカツッタカ

ローレシア王子はサマルトリア王子を放って違うところへ行ってしまう

サマルトリア王子「あ、置いてかないでくれ!」

―ほこら―

サマルトリア王子「はあ…はあ…置き去りにするなんて酷いよ」

ローレシア王子「ふん、お前がトロイだけだ」

ローレシア王子「それより見ろよコイツwあまりにもぐちぐちうるさいから半殺しにしたったw」

ほこらの老人「」ヒクヒク

ローレシア王子「うわこいつ壁に頭ぶつけてあわ吹いてやがるwザマァw」

ローレシア王子「オレの力をあなどるからこうなるんじゃボケ」ゲシゲシ

サマルトリア王子「もういいだろ!行くぞ」

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