月「で……であ…でぁー…TH…であのて……?」(628)


ワイワイ ガヤガヤ

月「…………」

月「……ダメだ、サッパリ読めない」

パラッ

月「……ほ、ほ…ほぅー…ほぅー…と…うせ……いt……」

女子(あの人ほーほー言いながら気持ち悪い顔してる……)

月「……どうして日本語じゃないんだよ」

月「ぷっ、でも今はパソコンで翻訳ができる時代なんだよね」

月「よし…帰ったら自室のPCでgoogle翻訳でもしてみるか」

「おーい!月ー!早く帰ろうぜー!」

月「あぁ、今行くよ」


月「ただいまー」

幸子「あら、おかえり月…模試はどうだったの?」

月「受けなかったよ」

幸子「なっ!?どうして受けなかったの!?あれだけ受けなさいって言ったのに…」

月「ははは、母さん…僕が模試なんて受けると思う?」

月「それじゃ、僕は部屋でマリオゴルフをするからこれで」

幸子「お父さんに言いつけますからね!!」

バタン

月「ふー……さて、パソコンを起動、っと」


 ~30分後~

月「くそっ……全部英語だから打つのに時間掛かったよ」

             使用方法

・このノートで記述されている名前を持つ人間は死ぬ。

彼/彼女の名前を書くときに作家が自分の心に人の顔を持っていない場合、このノートでは有効になりません。
したがって、同じ名前を共有する人々は影響を受けません。

・死亡の原因は人の名前を書いて40秒以内に書き込まれた場合、それは起こります。

・死の原因が指定されていない・場合には、人は単に心臓発作で死んでしまう。

・死因を書いた後、死の詳細は次の6分40秒で記述する必要があります。


月「……?」


月「……」カチッ カチッ

1.き‐じゅつ【記述】
[名](スル)1 文章にして書きしるすこと。また、書きしるしたもの。
「見聞したことをつぶさに―する」2 《 description 》事物の特質を、事実そのままに正確かつ組織的にしるしのべること。

月「なるほど……」

月「彼/彼女の名前を書くときに作家が自分の心に人の顔を持っていない場合……?」

月「なにを言ってるんだ、こいつは……」

月「この行は飛ばして……」

月「死亡の原因は人の名前を書いて40秒以内に書き込まれた場合、それは起こります。……」

月「死の原因が指定されていない・場合には、人は単に心臓発作で死んでしまう。……」

月「死因を書いた後、死の詳細は次の6分40秒で記述する必要があります。……」


月「……つまり、こういう事か?」

月「このノートに名前を書かれたら死ぬ……」

月「そして、その名前を書かれた人物を心の中で思い浮かべて……合掌」

月「そうすれば、なんやかんやで40秒後に……病気で亡くなる」

月「死の…カチッ……しょうさい、か」

月「つまり、詳しく書くと病気以外で無くなる、ということだね」

月「ぷっ、がんばってキーボードをカタカタして損したよ」

月「マリオゴルフしよっ、と」

この月ならノートに自分の名前書きそうだな

>>30
バカは名前書かない


月「…くそっ!!どうして玉が入らないんだよ!!」

月「もうやめだ、やめ……」

月「……」チラッ

月「……」テクテク

月「……」パラッ

月「……」カキカキ

クッパ 死ね

月「………」

カチッ カチッ カチッ ・ ・ ・

月「……チッ、やっぱり偽物じゃないか」


月「あ、そういえば合掌してなかったな……」

クッパ 死ね(←さっきは合掌してませんでした)

月「……」パンッ

カチッ カチッ カチッ ・ ・ ・ 。

月「……はぁ、死ぬわけないよな」

<ライトー、ゴハンヨー

月「わかった、今下に降りるよー!」

バタン


リューク「……」

月「リューク、スマブラしようぜ」

リューク「ククク…やだ」


月「ふー、食べた食べた……」

リューク「おい」

月「……!?う、うわぁああああああ!!!デーモン…」「静かにしろ」

月「むぐっ!?」

リューク「落ち着いたか?」

月「…フー…フー……」コクッ コクッ

月「ぷはっ!誰だよお前!!なに人の部屋でコスプレしてるんだよ!!」

リューク「ククク……俺は死神だ、これはコスプレなんかじゃない」

月「死神……?」

リューク「そうだ」

月「ちょっと待ってくれ、今ググるから」

リューク「…………」


リューク「―――、という訳だ…しかし拾い主がこんなにも馬鹿だったなんてな」

月「うるさい…それで、その死神様が僕に何の用だよ?」

リューク「ククク……お前に選択肢をやろう」

リューク「まず、そのノートは本物だ」

月「はぁ?これが本物だって?クッパは死ななかったぞ」

リューク「クッパ……?」

月「あぁ、そうだよ…ほら、あの画面に映ってるトゲトゲの甲羅を背負ってるキャラクター」

リューク「……はぁ、わかった…俺が直々にデスノートの使い方を説明してやる」

リューク「二度は説明しないからな、ちゃんと聞いておけよ」

この月はイケメンなのか?
イケメンだとしたら多分ホモに嵌められてハメられたりしちゃうんじゃあないかな

>>66
イケメンに決まってんだろ
襲い来るホモはノートで撃退


月「そういうことだったのか……もっと分かりやすく書いてくれてもいいんじゃないか?」

リューク「人間界で一番ポピュラーな英語で説明を付けたんだが……」

月「はぁ!?ここは日本なんだよ!!英語ならアメリカにでも落とせよ!!」

リューク(ダメだこいつ……最悪な奴がノートを拾ったかもしれない)

月「……それで、さっき選択肢がなんだって?」

リューク「あ、あぁ……その前に聞いておくが…お前、このノート使うか?」

月「くれるのか?貰えるなら、僕が貰うよ」

リューク「そうか……俺はデスノートと俺に関する記憶を消す事もできる」

リューク「そうすれば、お前はそのノートを拾い、こうして俺と出会った事を忘れてこれからを過ごすだろう」

月「いや、使い方がわかれば鼻から手が出るくらいほしいくらいだ…感謝するよ、リューク」

リューク(鼻から……?)


リューク「まぁいい、それじゃー今からそれはお前のものだ」

リューク「あと、これも覚えておいてくれ」

月「はぁ……ちょっと待ってくれ、頭がおかしくなりそうだからまた今度じゃダメか?」

リューク「いや、これは今話しておきたいんだが……」

月「うるさい、お前の名前をこのノートに書くぞ」

リューク「ククク、月……俺はデスノートじゃ死なない…死神だからな」

月「へぇー」 カキカキ

デューク 家から落ちる

月「……」ニヤニヤ

リューク(……)


月「……あれ、何も起きないな」

リューク「だから言っただろ?俺はデスノートじゃ死なないって」

リューク「それに、俺の名前を間違ってるんだ…俺は『リューク』だ」

月「ふ、ふーん…まぁ知ってたけど」ケシケシ

リューク「消しゴム……」

リューク「お前……本当に大丈夫か?」

月「うるさい、死神に心配されるほど僕も落ちぶれちゃいないさ」

リューク(十分落ちぶれてるだろ、お前……)


月「はぁ……何か面白いテレビでもやってないかな」ピッ

TV『警視庁は犯人を音原田九郎、無職…』

月「……試しにこいつでも殺してみるか」

リューク「ククク……」

音原田九朗

リューク「……おい」

月「なんだよ?僕は今楽しみにしてるんだけど……」

リューク「ここ、字を間違えてるだろ?これじゃ死なない」

月「いちいちうるさいな、こんなの同じようなもんだろ」

音原田九朋

リューク「……もういい、言っておくがこれじゃ死なないからな」


月「朋……この字、いいな」

月「ダブルライト……僕の子供の名前候補にしておこう」

リューク「……」

月「さて、僕はマリオゴルフでもするかな」

リューク「なんだ、それ?」

月「リュークもやるか?ここに2コンがあるけど…」ゴソゴソ

――
――――
――――――

リューク「ウホッ」

月「くそっ!!やられたっ!!!」ガタッ


 ~1週間後~

リューク「……なぁ」

月「なんだ?リューク……僕はこれから最近発売したみんゴル4をプレイするんだけど」

リューク「お前さ、もう少しノートを使わないのか?」

月「はぁ……わかってないね、リュークは」

リューク「?」

月「人の命は重いんだ……名前を書くだけで命を落とす、なんてのはあってはいけない」

リューク(……拾った日はすぐに名前を書いてたじゃねえか)

リューク「ククク……ならヒーローになるのはどうだ?」

月「ヒーロー?」

リューク「そうだ、犯罪者をノートで裁く…デスノートがあれば俺はできると思うがな」


月「僕が……ヒーローに……?」

リューク「そうだ……凶悪犯罪者の名前と顔をわかっていれば、お前は…いや、お前なら裁ける」

リューク「そのデスノートでな…まぁ、ヒーローというよりダークヒーローだな」

月「……ダークヒーロー…月…?」

リューク「これは悪魔で助言だ、やるやらないはお前が決めろ」

月「…………」

リューク「みんゴル4をやらないのか?なら俺は一人でやるが…」

月「すまない、リューク…僕にはやる事が出来た」

リューク「ククク……なら仕方無いな、俺はりんごでも食べながら一人でみんゴルをしてよう」

月「あ、それは僕のりんごだぞ」

リューク「え……」


『ICPOの皆さま、Lです』

『この事件はかつて無い大規模で難しい…そして、』

『絶対に許してはいけない凶悪な大量殺人犯です!!』

――
――――
――――――

リューク「月……随分飛ばしてるな」

月「おかげで手が痛いよ…もう名前は書きたくないね」

リューク「ククク……ホールインワンだ、月」

月「くそっ!手加減くらいしろよ!!僕は手が痛いんだよ!!」

月「もう1回だ、リューク!!」


粧裕『おにいちゃーん!TVで面白いのやってるよー!!』

月「面白いの……リューク、ゲームはここまでだ」カチッ

リューク「あっ!消しやがった!!」

月「電気代の節約だよ」ニヤニヤ

ピッ

TV『しかし、お前のしている事は…悪だ!!』

月「うおっ」

リューク「なんだ、これは?」

月「いや、僕にもわからないよ……」


TV『……』

月「…………?」

リューク「?」

TV『……?キラ、お前は悪だ!!』

月「……キラ?誰の事だ?」

リューク(いや、お前の事だろ……)

TV『………失礼しました』

月「まったく、リューク…みんゴル4の続きだ」


L「各地方に流したが……殺されなかった、か」

L「キラ…お前は日本に居ると思ったが……違ったのか……?」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内


 ~ 数日後 ~

粧裕『お兄ちゃん、居るー?』

月「居ないよー!」

ガチャッ

粧裕「あっ、やっぱり居るじゃん」

月「なんの用だよ?」

リューク「おい、ライ…」「静かにしてくれ!僕は今真剣なんだ!!」

粧裕「あ、それみんゴル4だ!私にもやらせてよー」

月「お前は僕が買ってから一ヶ月後にプレイ可能っていつも言ってるだろ?」

粧裕「ぎゃっ、お兄ちゃんのケチー……あ、なにこれ?」

月「そのノートカッコいいだろ?僕のなんだ」

リューク(……)

粧裕「え…きゃあああああああああああ!!!!」


月「ど、どうした粧裕!?」

粧裕「お、お兄ちゃん!!あそこに変な人が立ってるよ!!」

月「え?粧裕にも見えるのか……?」

リューク「はぁ……月」

リューク「そのデスノートに触った人間は俺の姿が見える」

粧裕「う、嘘……喋った……?」

月(馬鹿!そういう事は早く言えよ!!)

粧裕「お、お兄ちゃん……この人は誰……?」

月「あ、あぁ…その…海外から来た僕の友達なんだ」

粧裕「海外?一体どこの民族を連れて来たの……」


月「ほら、民族って瞬間移動とか得意でさ」

粧裕「はぁ?なにいってるの?」

月「と・に・か・く!!名前はリューク!!終わり!!」

粧裕「う、うん……リュークさん、か」

リューク「くく……よろしくな」

月「あと粧裕、この事は誰にも言わないでくれ…僕たち2人だけで飼おう」

リューク(飼おうって……)

粧裕「で、でもエサ代とかも掛かるし…」

月「りんごをたまに食べさせてあげるだけでいいんだ…!頼む!母さんや父さんには言わないでくれ!!」

粧裕「……わかった、内緒にしておくね」

月「粧裕……!」

粧裕「5000円」

月「……」


 ~ 次の日 ~

月「よし、行くか」

リューク「行くかって…学校か?」

月「あぁ、まずは気に入らない学校の奴らを殺していくよ」

リューク「おい、人の命は重いんじゃなかったのか?」

月「何言ってるんだ、僕が嫌いな奴は軽いに決まってるだろ」

リューク(……月って面白ッ!!)

月「さぁ、行くよリューク」


月「ふー……大体こんなもんか」

リューク「ここ、漢字を間違えてるぞ」

月「あ、ほんとだ」ケシケシ

リューク「それにしても、いいのか?30人も書いちゃって」

月「あぁ、このノートがある限り僕は見つからないよ」

リューク「ククク……」

キャー イヤー!! ドウシター!!

月「はぁ……帰りは遅くなりそうだ」

リューク「だな」


L「この学校で心臓麻痺が30人……?」

L「やっと手掛かりが掴めたぞ……キラ」

L「私が正義だ!!」



月「ただいまー」

幸子「ら、月!良かった…平気だったのね……」

月「ははは、なにを言ってるだ母さん?」

幸子「ほら、TV見て……」

TV『――高校で、30人の生徒が死亡…』

月「ど、どうしてTVに僕の高校が…一体なにが起きているんだ……?」

リューク(やっぱ馬鹿だ、こいつ……)


月「くそっ!!まさかニュースになるなんて思わなかったよ!!!」

リューク「そりゃあ1日で生徒30人が心臓麻痺で死んだらニュースになるだろ」

月「はぁ……完全に予測範囲外だったよ……」

リューク「それで、どうするんだ?」

月「しばらくデスノートは使わないよ、逮捕怖いし」

リューク(あんなに自信満々に見つからないって言ってたじゃねえか……)

月「ま、お休みって所かな……リューク、マリオパーティーしよう」

リューク「お、いいね」


 ― 一週間後 ―

先生「え…えぇー……転校生を紹介します……」

月(こんな時期に転校生か……まぁ気に入らなかったら殺すだけだ)

L「流河早樹と言います、皆さんよろしくお願いします」

先生「えぇー、では…あそこの席の隣でいいか?」

L「はい、構いませんよ」

月「……よろしく」

L「よろしくおねがいします」

先生「えぇー、では…」

L(夜神月……夜神総一郎の息子、か……)


L「月くん、…教科書を見せてもらってもいいですか?」

月「あぁ……ほら、これ」

L「ありがとうございます……月君、君は警察庁 夜神総一郎局長の息子でしたね」

L(しかし、わからないな……局長の息子がどうしてこんな底辺高校に……?)

月「父さんを知ってるのか?」

L「はい……月君、単刀直入に言いますね」

月「なんだよ?」



L「私はLです」

月「え?お前リュークなの?」


月「……ごめん、Lってなんだ?」

L「……」

月「確かに僕もマクドナルドのポテトを頼む時はLだけど…」

L「……」

月「あ、そういえばLと言えば僕のパンツもLだったね、流河もそうなのか?」

L「……」

L(……な、何が何だかわからない……)

月「……どうした?」

L「い、いえ…その、なんでもありません」


L(おかしい……どういうことだ……?)

L(夜神月はキラではない……?いや、しかし…)

リューク(クク……こいつは月の馬鹿さ加減を知らないようだな)

月「おい、そこまで言われたら気になるだろ?Lってなんだよ?」

L「……」

月「はぁ…だんまりか」

L「……すいません、正直言うと月君がキラじゃないかと私は疑っていたのです」

月「僕がきらら?確かに妹のまんがタイムきららを読むのは好きだけど…」

L「わかりました、もう結構です…喋らないでください」


先生「―――――、であるからして」

月「…………」

L(こんな授業内容…猿でもわかる……)

L(しかし、月君がキラじゃないとなると次のターゲットは……)

月「はぁー、誰か殺そうかなー……」

L「……!!」

L「……月君、さっきなんて言いました?」

月「え?僕、なにか言ったか?」

L「言ったでしょ、『誰か殺そうかなー』って」

みさわかと思ったwww


月「あぁ、こっちの話だから気にしないでくれ」

L(……これはキラからの挑発か?)

L(いや、しかしこの馬鹿に心臓麻痺を起こせるとは到底思えない……)


L「……月君、放課後に月君の家へ遊びに行ってもいいですか?」

月「ははは、僕の家?別にいいけど妹目当てだったら許さないぞ」

L「可愛い妹さんが居るんですか?」

月「あぁ、夜神粧裕って妹が居るんだけど…」

L(夜神粧裕、か……一応ターゲットに入れておこう)

L(夜神月……お前は本当にキラなのか……)

昼飯食ってくる


 ― 月の家 ―

月「ただいま母さんー」

L「お邪魔します」

幸子「あら、おかえり月…その隣の人は友達?」

月「あぁ、Lって言うんだっ」「流河です、よろしくおねがいします」

幸子「わかったわ よろしくね、流河君」

L「はい、よろしくおねがいします」

月「それじゃ僕たちは僕の部屋に行くよ、こっちだ」

L「わかりました……」

L(夜神幸子……夜神総一郎の妻……)


月「なにする?マリパ?マリゴ?」

L「マリオパーティーでもしましょうか」

月「わかった、用意するから少し待っててくれ」

L(……怪しい物は特になし、か)

月(デスノートは僕のお宝本の隠し場所に置いてある……だから触られないだろうな)

――――
――


月「くそっ!!!やられた!!!!」

L「月君、あなたはワンパターンです…これじゃ、負けるのも納得ですよ」

月「うるさい!!もう1回だ!!」


粧裕『お兄ちゃーん』

ガチャッ

粧裕「……あれ?お友達?」

L「……初めまして、月君の友達の流河と言います」

粧裕「え!?流河!?好きな芸能人の名前とそっくりじゃん……」

月「それで粧裕、なんの用だよ?」

粧裕「うん、りんごを買ってきたからリュークにあげようと思ったんだけど…」

リューク「ウホッ」

月「はぁ……リューク、粧裕の部屋へ行って流河に見つからないよう食べてくれ」

リューク「わかった、それじゃあ行こうぜ」

L(私に見つからない様……?この兄弟はなにを言ってるんだ……)


月「さぁ、邪魔者も消えたし続きをしようか」

L「……待って下さい、質問をしてもいいですか?」

月「なんだ?あっ、もしかしてたった今思いついた僕の打倒流河攻略…」

L「違います、……月君、あなたと妹さんは何か隠し事でも…」

月「ん、あぁ、父さんと母さんに内緒でな…絶対に言わないでくれよ?」

L「……私も月君が良ければ仲間に入れてもらえませんか?」

月「いや、それはダメだ流河……これ以上、この事を広められたら困るからね」

L「誓います、私は口が裂けてでもその秘密を言いません」

月「……はぁ……わかったよ」

月「今、ペットみたいなのを飼ってるんだ……死神を、ね」

L「わかりました、もう結構です」


L「今日はとても楽しかったです、月君」

月「あぁ、またいつでも来てくれ」

L「それでは、また明日」

月「気を付けて帰れよ」

ガチャン

月「ふー……完璧だな、抜かりは無かった」

月「それにしても粧裕の奴、僕の友達が来てるのにリュークの話題を出すなよ……」

月「まったく、僕が居なかったら今頃どうなってたのかわからない」


月「さて、デスノートを取りだして……」

月「…………」

月「暇だし紙飛行機でも作るか」ビリッ

月「…………」

月「……よし、完成だ」

月「名前は「神飛行機」っと……」

 ―――――

L(…………)

L(…………夜神月はキラじゃない)

L(しかし、何かが引っかかる……)


L「…………」

L「……ワタリ、今から学校の門まで向かいます…そこで合流しましょう」

L「…………」コツン

L「ん……?」

L「紙飛行機……?」ペラッ

L「…………!」

L「これは!!心臓麻痺を起こした犯罪者と生徒達!!!」

L「…………どういうことだ…もうめちゃくちゃだ……」


 ― 次の日 ―

月「おはよう、流河」

L「おはようございます……月君、少し私とお話しましょう」

月「ん?話ってなんだよ?」

L「この紙を見てください……私が帰っていたら、このような紙が飛んできました」ピラッ

L「見覚えとかは無いですか?」

月「あ、それ僕の紙飛行機だ…なんだ、流河が拾ったのか」

L「この書かれている名前を見てください」

L「ここに書かれている名前は死亡した犯罪者達と、死亡したここの生徒達です」

^ω^)ジー… ④ 

^ω^)つ④ ガシッ

ミ ピャ


月「!」

L「……どうしました?月君」

月「流河……それ」

L「はい」

月「どうして開いたんだ……?」

L「え?」

月「どうして開いたんだよ……せっかくの僕の紙飛行機が……」

L「月君……?」

月「あぁー、ほら!ここに折り目が付いてるじゃないか!!これじゃ上手く飛ばないだろ!!!」

L「……っ!?」

L(駄目だコイツ…早くなんとかしないと…)


L(これは月君が書いたものではない……?)

L(指紋鑑定からは夜神月が出てきた…どういうことだ……まさか、)

月「ここをこう折ってこうするんだ、聞いてるか?流河」

L(まさかこいつ……落ちてる紙で紙飛行機を作っただけだというのか……?)

L「……月君、この名前に見覚えはないんですね?」

月「名前…………流河」

L「はい」

月「字が汚くて読めないんだけど……一体誰が書いたんだ?」

L「…………」


L「……わかりました、これは月君の物じゃないんですね?」

月「あぁ、こんな汚い字…まったく、一体どこのどいつが書いたんだ……」

L「本当に見覚えありませんね?」

月「見覚え無いよ……まるで僕の書く字じゃないか」

L「……!」

L「月君……ノートを見せてもらってもよろしいですか?」

月「僕の?何に使うんだよ」

L「見せてください、これまでの授業の参考にしたいんです」

月「は、はぁ……わかったよ」


L(……掴んだ)

L(これでこの紙飛行機に書かれた字と酷似していれば……)

L(夜神月……お前はキラだ!!)

月「ほら、これが僕のノートだ……あんまりジロジロ見ないでくれよ?」

L「……ありがとうございます」

L(……)ゴクリ

L「……」ペラッ

月「?どうした?」

L「……月君、どうしてノートが真っ白なんですか?」ペラッ ペラッ

月「え?そりゃあ僕、ノートは執らない主義だし……」

L「ふざけないでください、返します、ありがとうございました死ね」

この月の進路は心配だわwww


月(Lは途中でお腹が痛くなって保健室に行くし……誰かになんかされたのか?)

月「母さんただいまー」

幸子「あ、おかえり月…部屋の掃除しておいたわ」

月「はぁ、もう僕も高校生だし部屋の掃除くらい自分でやるよ」

幸子「あら、そう?あ、庭に来て!今リューク君と粧裕とお父さんとで焼き芋してるのよー」

月「へぇー、焼き芋ねぇー……ん?ちょっと待って?いまリュークって言わなかった?」

幸子「それがお父さんと一緒に月の部屋を掃除してたら、怪しいノートを見つけちゃってねえ」

月「え……母さん!!そのノートいまどこ!!」

幸子「え?あそこよ?」

デスノートと月のお宝本「……」パチ…パチ…

総一郎「こんな卑猥な本、こうしてやる……!」

リューク「おっ、帰ったか月……デスノートが燃えてるが俺は何もしてないぞ……それと芋っておいしいな」

月「な、……な…なんてことを……!!」


月「リューク!これは一体どういうことだ!!」

リューク「いやそれがさ、お前のお父さんとお母さんがデスノートに触れちまったんだよな」

リューク「それで俺の姿が見えて最初は驚いてたが…お前の妹のコイツが説得してくれた」

粧裕「いえい♪」

リューク「それでお前のお父さんとお母さんがお前の部屋を掃除してたから俺が手伝ってやったんだ」

リューク「そしたら追い出すどころか一緒に焼き芋パーティーをしないか?なんて言うからさ」

月「…………」

リューク「俺と粧裕で芋を買いに行ったんだ、もちろんりんごもな」

リューク「芋とりんごを買って家に帰って来るともう枯れ葉を集めて準備してたんだ」

リューク「ま、流石の俺でも落ち葉の中に隠れている物を透視するのは不可能だ」

リューク「落ち葉の中にデスノートと月のお宝本があるとは死神の俺でも予想ができない」


リューク「ま、そういうことだ」

月「……」

リューク「それにしても月、人間界の芋っておいしいんだな」

幸子「ふふ、リューク君はたくさん手伝ってくれたからね、たくさん食べていいわよ」

リューク「ウホッ!」

総一郎「最初は私も驚いたが……月、ペットを飼うならまずは父さんと母さんに相談しなさい」

月「はぁ……」

月「父さん、僕の芋は?」

総一郎は大丈夫かと思ってたら全然大丈夫じゃなかった

>>523
Lだけがまともな世界だったんだな


L「……………」

L「はぁ……また一からやり直しか…仕方ない、この紙に書いて整理するとしよう」

L「まずは私が一番キラだと思う夜神月と私の関係から筆記していこう……」

夜神 月

  ↑ 疑い

L=Lawliet

L「……………」

L「うぐっ……!」ドクン


いちおつ

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