【オリメダ募集】メダロットS ~クワガタver~ (52)

※このスレは、【オリメダ募集】少年「メダリンピック?」 【オリメダ募集】少年「メダリンピック?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357201041/#footer) の続編です。
 まだ読んでない方は、こちらより先に前スレに目を通して頂くことをおススメします。

 
 メダロッターなら誰しも、「こんなメダロットがいたらなー」と夢想したことがあるでしょう。
 ここではそんなみんなのとっておきのオリジナルメダロットを使わせてもらって話を進めていきます。

 ・オリメダの紹介は出来るだけ下記の形でお願いします。
 

 ①機体名     (例) アークビートルD(あーくびーとるだっしゅ)
 
 ②型式・性別   (例) KBT型(カブト) 男型

 
 ③モチーフ    (例) ヘラクレスオオカブト 
 
 ④パーツ名・能力 (例) 頭部 アペンディクス :レーザー(二回)

              右腕 スカッター   :ライフル
              左腕 スプリンク   :ガトリング
              脚部 ブレイザー   :二脚

              P変形
              基本性能       :車両
              ドライブA      :レーザー(二回)
              ドライブB      :ライフル
              ドライブC      :ガトリング

              
             
 ⑤備考・要望    (例) 少年たちが待ち望んだ、アークビートルの後継機。
              威力が下がった代わりに二回の発射が可能になった頭部のレーザーが主力武器。     
              変形後は速度・破壊力ともに申し分ない、が…

              装甲が低めなので防御や援護用の機体は必須かも。
              
              強豪チームのリーダーとかに使って欲しい。
              性格はやんちゃな感じで、メダルは当然カブト希望!


 なお、ストーリーの展開上…

 ・オリメダを敵が使う
 ・噛ませ役のメダになってしまう
 ・そもそも登場させられない

 …という可能性が十分ありますので、その辺はご了承ください。
 みんなの力を分けてくれ!!よろしく!!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385362637


 ・ここまでのあらすじ

 天領イッキがメダマスターになってから数年。

 元ロボロボ団幼稚園児幹部だった『サラミ』は現在、
 おみくじ町はギンジョウ小学校に通う、ごく普通の小学生として日々を過ごしていた。
 だが、そんな穏やかな毎日も長くは続かなかった。
 
 幼馴染の誘いによって半ば無理やり出場することになったメダリンピック。
 偶然巻き込まれた事件の中で出会った謎のメダロット『アーサー』。
 時を同じくして再び活動を開始したロボロボ団。

 平穏な生活を望みながらも、どこかで憧れていた非日常の世界。
 自分でも気づいていなかった胸中の憧憬に引きずられるようにして、
 元サラミこと『サラミツオ』は新たな物語に巻き込まれていく。

 おみくじ町、メダロポリス、アースモール、ジャクナン小。
 順調にとは言えないものの、なんとかメダリンピックを勝ち進んだミツオ達はついに準決勝へ進出。
 決戦の地、リュウトウ学園で待ち受けていたのは、
 偽シオカラこと『ブライアキシカ』と、そのパートナ―『トフボーフー』だった。
 さらに『サケカース』まで現れて、リュウトウ学園はロボロボ団に制圧されてしまい…。 

 さて、そんなこんなで色々あって、メダリンピックも終盤戦、
 最後の舞台は、大空高くそびえ立つ都市『ヘブンズゲート』。

 どうか皆様もう少しお付き合いの程、よろしくお願いします。

・登場キャラクター
 
『サラ ミツオ』(少年)
 元ロボロボ団幼稚園児幹部、今は足を洗い、ただの小学生として過ごしている。
 パートナー:キングアーサー

『オミキ アヤカ』(幼馴染)
 ミツオの幼馴染。奔放な性格で、いつもミツオを振り回している。
 パートナー:セーザーメイツ、ブレザーグラス(メダルは同一)

『ハクツル イッショウ』(イケメン) 
 花園学園チームのリーダー。やや熱血気味のイケメン。ミツオとはライバル的な雰囲気。
 パートナー:アンタレス 

『スミサケ マオ』(お嬢様)
 ジャクナン小チームのリーダー。金持ちの例に漏れず、少し変わった性格。
 パートナー:ホリデーリバース

『スミサケ キョウゲツ』
 マオの妹。自信家で、口があまり良くない。
 パートナー:パワードラゴンナス

『キラ テルミ』(リーダー)
 悪ガキトリオ「クラッシャーズ」のリーダー。ミツコに一目惚れしていたが、その正体を知ってからはむしろ…。
 パートナー:ルシフラー 

『クボタ マンジュ』(子分1)
 クラッシャーズの子分その1。テルミの前だとキャラが変わる。
 パートナー:ブレイブナイト

『シドウ トオル』(子分2)
 クラッシャーズの子分その2。テルミの前だとキャラが変わり、一人称が僕ちんになる。
 パートナー:ブレイブガードナ 

『タカクラ タマエ』
 マンジュ・トオルの幼馴染。最近メタビーと間違えてチタビーを購入。ロボトルの腕はまだまだ。
 パートナー:チタンビートル

『忍者1』
 シノビック小学校代表チームのリーダー。よく試合前に相手チームのデータをくれる。
 パートナー:ハンゾー

『サトウ マルゴ』
 シノビック小出身の道場破り。武者修行で全国を回っている途中らしいがその実力は…。
 パートナー:ウルフリュー

『???』(偽サラミ)
 新生ロボロボ団幹部その1。どう見ても外見はおっさんだが、口調は幼稚園児の変態。
 パートナー:不明
 
『ブライ アキシカ』(偽シオカラ)
 新生ロボロボ団幹部その2。普段はぼんやりしているが、時々豹変する少年。実はロボロボ団に利用されていた。
 パートナー:トフボーフー

『デュラーハン』(偽サケカース)
 新生ロボロボ団幹部その3。サケカースかと思ったらメダロットだった。びっくり。
 パートナー:なし

『???』(偽スルメ)
 新生ロボロボ団幹部その3。おっとりした金髪の美人。
 パートナー:ブレイブナース

『快盗レトルト』
 ご存じ快盗。ミツオにアーサーを託した張本人。正体はもちろん秘密。
 パートナー:不明

『アキハバラ アトム』
 ご存じメダロット博士。いまだに現役バリバリです。
 パートナー:不明

『ドクター ヘベレケ』
 ご存じ悪者。今は独房の中をエンジョイ中。たまにミツオと連絡を取り合っている。
 パートナー:不明

『ワタリドリ カモメ』(バイト)
 ご存じ僕っ娘。今は兄を追いかけるのに飽きて、メダロット社の雇われメダロッターとして各地で活動中。
 パートナー:ハーミット

『アサノ カスミ』(師範代)
 ご存じメガネ。大学生になり政治について勉強中。現在はゼミの教授に頼まれて、メダロット道場の師範代をしている。
 パートナー:ソニックスタッグ

おおう、正式タイトルはメダロットSと来ましたか(てっきりAになるもんだと)
応援してますよ!

・Q&A

 Q「メダルの性能は2基準?3・4基準?5基準?メダリアはあるの?」
 A「>>1がナビまでしかちゃんとやってないので3・4基準でお願いします。
   メダリアまで細かく指定するのもありですが、そこまで細かく描写できる自信は…ゲフンゴフン」

 Q「メダロット原作やったことないけど案出してもいい?」
 A「>>1の項目に沿ってくれればOKです」

 Q「一人一機だけすか?」
 A「特に制限はないです、ただ機体数がかなり増えてきたので前スレでたくさん投下している人は少し控え目でお願いします」

 Q「バトルは何のバージョン基準ですか?」
 A「特に基準はありません。ゲームの性能のメダロット達がアニメみたいに戦ってる、そんなイメージで読んでいただけたら嬉しいです」

>>4
 ありがとうございますロボ
 サラミのS、SSのSってことでSにしてみたのですが
 アーサーのAですか、確かにそっちのがよかったかも(後悔)

 ってなわけで、しょっぱなですけどちょっとだけ…


アリカ「あー腑に落ちないー」キー

イッキ「何が?」

アリカ「こないだのロボロボ団同時襲撃事件よ」

イッキ「あーあれか」

イッキ「どの辺が気になるの?」

アリカ「そうね、やっぱり目的がよくわかんないトコかしら」

イッキ「ニュースじゃ学園の設備乗っ取りと、獄中のヘベレケ博士の解放って言ってたけど」

アリカ「それなんだけど…」

アリカ「私の調査じゃ、あの時点でリュウトウ学園は既にロボロボ団と繋がってたみたいなのよ」

アリカ「だから、わざわざ今さらになって襲撃なんてする必要はなかったはず」

イッキ「どこでそんな情報を…」

アリカ「あとヘベレケ博士の釈放要求だけど、これもなんか嘘くさいし」

イッキ「そうかな?」

アリカ「そうよ、事件中はそんな要求一度もしてなかったのに」

アリカ「後付けの動機にしか思えないわ」

イッキ「へー」

アリカ「…」ジー

イッキ「な、何?」

アリカ「アンタ、もしかしてまた事件に関わってたりしないでしょうね?」

イッキ「そ、そんなことないよ」

アリカ「あやしいわね」

イッキ「僕だって一応受験生だよ?流石にもうそんな暇ないって」

アリカ「まあ、そうよね」

イッキ「…」ホッ


アリカ「あーあー、取材しに行きたいなー」

アリカ「せっかくギンジョウ小からメダリンピック決勝進出チームが出たっていうのに」

イッキ「懐かしいなあメダリンピック」

イッキ(スバル、元気にしてるかな)

アリカ「確か、今度の日曜にヘブンズゲートでやるのよね」

イッキ「ふうん」

アリカ「あ、あのさ」

イッキ「?」

アリカ「息抜きに見に行かない?決勝戦」

アリカ「最近勉強勉強で全然遊びに行ったりできなかったでしょ?だから」

イッキ「…」

イッキ「ゴメン、その日はちょっと用事があって」

アリカ「…」

アリカ「そう、わかった」

ソルティ「わんわん」

イッキ「あ、こらソルティ、机に乗っちゃダメだろ」

ソルティ「クゥーン」

アリカ「よしよし、あんたも構ってほしかったのね」ナデナデ

ソルティ「ハッハッ」

イッキ「…」

トントン

イッキ「はーい」

バタン

チドリ「イッキ、電話が来てるわよ…ってあらアリカちゃん」

アリカ「お邪魔してます」

チドリ「ふふ、ゆっくりしてってね」

イッキ「母さん、電話って誰から?」

チドリ「ワタリドリ君って言ってたわよ」

イッキ「ワタリドリ…?」

イッキ「ってもしかして」


――――
――――


 第十八話「天国の門へ」


――――
――――


メダロット研究所


ミツオ・アヤカ「こんにちわ」

アキハバラ「おお、よくきたの」

ミツオ「あの、アーサーは?」

アキハバラ「もうすっかり元気じゃぞ」

ミツオ「良かった!」

アキハバラ「ほれあそこじゃ」クイッ


ドラグ「ダァァーーーリィーーーン!!」

アーサー「来ぅーーるぅーなぁーー!!」


アヤカ「ほんと、元気そうね」

ミツオ「はは」


ミツオ「ドラグも治ってたんですね」

ドラグ「ああ、マスター殿、これからもよろしく頼む」

アーサー「悪夢だ」ゲッソリ

アヤカ「モテる男はつらいわね」

アーサー「やめてくれ」

博士「ハハハ、アーサーたちは面白いのう」

ミツオ「ありがとうございました、博士」

アキハバラ「なに、これくらい礼を言われるほどのことでもない」

アキハバラ「ああそうじゃミツオ君、アーサーのパーツのことなんじゃが」

ミツオ「?はい」

アキハバラ「メダチェンジ後の封印武器を使うと、メダルに負担がかかるようじゃと以前言っておったろう?」

ミツオ「ええ、使用後にどうもアーサーの様子がおかしくて」

アキハバラ「原因がわかったぞ」

ミツオ「え、本当ですか!?」

アキハバラ「うむ、どうやらアレはパワー変形の応用で、行動時に大量のフォースを消費する機構のようじゃった」

ミツオ「つまり、無理やりメダルのフォースを使用するシステムってことですか?」

アキハバラ「そうなるのう、アーサーが発動後に動けなくなるのも無理はなかったわけじゃ」

ミツオ「そうですか、じゃあやっぱりあの機能はもう…」

アキハバラ「じゃからの、メダルに負荷がかからんように調整しておいた」

ミツオ「え!?それじゃあ」

ミツオ「もう普通に使っていいんですか!?」

アキハバラ「もちろんじゃ」

アキハバラ「ま、多少以前より威力は下がってしまうがの」

アヤカ「やったじゃない」

ミツオ「ええ、これで戦術の幅がまた増えました」

ドラグ「すごいぞダーリン、私も鼻が高い」ガシッ

アーサー「…ええい、離せ」グググ


――
―――

メダロット道場


<ダーリーン!!
<ヤメロ!!ヒッツクナーー!!

カスミ「へえ、あの子がドラグかい?良かったね、治してもらえて」

ミツオ「ええ、ごらんの通り、元気すぎるくらいですけど」

カスミ「それはそうと、決勝進出おめでとう」

ミツオ「ありがとうございます、なんだか不戦勝みたいで情けないですけど」

カスミ「そんなことないさ、向こうのチームが先に反則をしてきたんだ、立派な勝利だよ」

ミツオ「そう言ってもらえると嬉しいです」

アヤカ「そうそう、勝ちは勝ちよ」

カスミ「次の試合も応援しに行くからね」

ミツオ「ありがとうございま…」


バタン!!


マンジュ「たのもー!!」

トオル「…」


ミツオ「へ?」

アヤカ「あら、子分その1とその2じゃない」

マンジュ「子分っていうな!」

トオル「…」コクコク

カスミ「えーと、弟子入り希望者ってわけじゃなさそうだね」

カスミ「ミツオ君たちの友達かい?」

ミツオ「ええ、クラスメイトです」

アヤカ「どうしたのよ、あんたらのリーダーならいないわよ?」

マンジュ「ああ、知ってるさ、だから来たんだ」

ミツオ「どういうことですか?」
マンジュ「…」ゴゴゴ

マンジュ「ミツオ、お前にいくつか言いてえことがある」

ミツオ(う、何かすごい威圧感)


マンジュ「あのよう」

ミツオ「…」ゴク

マンジュ「け…」

マンジュ「決勝進出おめでとう」

ミツオ「」ガクッ

ミツオ「あ、ありがとうございます」

マンジュ「すげーいい試合だったぜ、反則で流れちまったのが残念だ」

トオル「…」コクコク

ミツオ「はあ、そうですか」

マンジュ「と、まあそれとは別にしてだ!」ギン

ミツオ「は、はい」

マンジュ「うちのリーダーのことで話がある」

ミツオ「う」

ミツオ(やっぱり)

マンジュ「最近落ち込んでる理由ってのがどうやらお前の、いや女装したお前のせいだって話じゃねーか」

ミツオ「…」

ミツオ「はい、それはもう、ホント申し訳ないです」

マンジュ「…」チッ

マンジュ「謝ってもらったって困るんだよ」

マンジュ「俺らはただリーダーの落ち込んでるとこなんて見たくないだけなんだからよぉ」
   
マンジュ「なあトオル」

トオル「ああ、これ以上見ていられない」

ミツオ「そうはいっても、どうすれば…」

マンジュ「そこでだ」ニヤリ 

マンジュ「俺達から提案だ!」

ミツオ「?」

マンジュ「いっそお前ずっと女装してろ」

ミツオ「嫌ですよ!!」


マンジュ「即答か」

ミツオ「当り前じゃないですか」

トオル「学校に行ってる間だけでもいいんだが」

ミツオ「それほぼ毎日じゃないですか!!」

アヤカ「放課後だけとか」

ミツオ「だからそういう問題じゃ、ってアヤカまで!?」

マンジュ「…」

マンジュ「まあお前が素直にこの提案を飲むとは思っちゃいなかったさ」

ミツオ「?」

マンジュ「ロボトルで勝負だ!俺達が勝ったらお前には女装し続けてもらう!!」

マンジュ「っていうかもう女になれ!!リーダーの為に!!」

トオル「いい病院も紹介しよう」

ミツオ「い、嫌すぎる!?」

マンジュ「さあ行くぞ!!メダロッ…」

ゴン!!

マンジュ「ぐはっ」

テルミ「馬鹿やってんじゃないのじゃー!!」

マンジュ「り、リーダー!?何故ここに」

テルミ「やかましいのじゃ!もう!勝手なことするななのじゃ」

トオル「ぼ、僕ちんたち、リーダーの為に…」

テルミ「アタイは大丈夫だから心配しなくてもいいのじゃ!!」

テルミ「わかったな!?」

マンジュ・トオル「ら、らじゃー!!」

テルミ「ふう、まったく」ブツブツ

ミツオ「あ、久しぶりです」

テルミ「!」

テルミ「お、おうなのじゃー!頑張ってるみたいじゃな」

ミツオ「ええ、まあ」

テルミ「この調子で決勝も頑張るのじゃ!」

ミツオ「は、はい」

テルミ「っと、そうじゃ忘れてた」

テルミ「おーい!やっぱりここであってたのじゃー!!もう入って来ていいのじゃー!!」

ミツオ「え」


テクテク

マオ「ごきげんよう、ミツオさん」

ホリデー「よっす」

ミツオ「マオ、ホリデー、なんでテルミと一緒に?」

アヤカ「珍しい組み合わせね」

テルミ「さっき偶然会って、ミツオを探してるっていうからここまで案内したのじゃ」

マオ「ありがとうございますテルミさん、ミツオさんがご自宅にいなかったときはどうしようかと思いましたわ」

テルミ「気にするななのじゃ」

ミツオ「私に会いに来たってことは、もしかして決勝に備えてまた特訓ですか?」

マオ「いえ、そうではなく、実は」

マオ「その、ご相談に…」

ミツオ「相談、ですか?」

マオ「ええ、実は…」


マオ「次の試合からは、ワタクシ達出場できそうにありませんの」

久しぶりなのに、短い…
今日はここまでっす
ではまた近いうちに

機体名 ヨロイビードル

型式・性別 KBT型 男

モチーフ カブトムシ

パーツ名・能力

頭部 ヤマトホーン(高威力のミサイル)

右腕 ヒナワライフル(装填遅めの高威力ライフル)

左腕 サンダンホウ(装填遅め高威力のガトリング)

脚部 グランダー(高機動型の二脚)

メダチェンジ後(P形態)
ドライブA  ナパーム

ドライブB クロス攻撃セット

ドライブC クロス攻撃ファイア

脚部 戦車

備考・要望
ヒカル、イッキのKBT型の戦闘データを元に作られたメダロット
カブトムシをベースに日本鎧のような見た目に仕上がった
通常のKBT型よりもさらに高い火力と装甲を手に入れることに成功したが、機動性を考えた結果、脚部の装甲を削りアークビードル級の機動力も得ることに成功した
メダチェンジ後は戦国時代の大砲のような見た目となる

>>20
 新スレ最初のオリメダ、頂きました!
 サイカチスを彷彿とさせる性能のKBTですな!
 高い装甲と機動性を実現…
 弱点があるとしたら削った脚部の装甲部分くらいでしょう

 では今日もちょっとだけ


ミツオ「出場できないって、どういうことですか?」

マオ「こないだの試合の後から、ホリデーちゃんが、その」

マオ「ロボトルを、怖がるようになってしまって」

ミツオ「!」

ホリデー「…」

マオ「とても大会に出られるような状態ではありませんの」

ミツオ「…そう、だったんですか」

アヤカ「無理もないわね、あんなことの後じゃ」

ホリデー「わりいな」

ホリデー「ロボトルするとあの時のこと、どうしても思い出しちまうんだ」

テルミ「メダロットにもあるんじゃなー、そういうこと」

忍者「割とよく聞く話でござるよ」

カスミ「メダロットの心も、人と同じで傷つきやすいものだからね」

マルゴ「でも、そしたら次の試合の三人目はどうするんすか?」

マオ「その…」

マオ「申し訳ありませんが、他の方に戦っていただくほかないかと」

アヤカ「他の方っていうと」チラ

忍者「うーん、そうでござるねー」チラ

マルゴ「順当に考えれば」チラ

トオル「やっぱりここは実力的に」チラ

マンジュ「1人しかいないのじゃー」バーン

リーダー「?」


一同「…」ジー


リーダー「え?」


テルミ「ちょ、ちょっと待つのじゃ、アタイはもう、出ないって…」

マンジュ「俺、リーダーの戦う所、もっとみたいのじゃー!!」

トオル「リーダーは僕ちんたちクラッシャーズの誇りなのじゃ!」

忍者「なにとぞメダリンピックで優勝し、我らシノビック小学校の名を全国に!」

アヤカ「こんなこと頼むのは厚かましいかもしれないけど、私からもお願い」

テルミ「う、いや、アタイは」

ミツオ「だめですか?」

テルミ「!」

テルミ「また、ミツオ達と一緒に?」チラ

ミツオ「…」

ミツオ(やっぱりまだ怒ってるんでしょうか)

テルミ「…」

ミツオ「?」

テルミ「…」ボッ

テルミ「無理無理無理!!絶対無理なのじゃーーー!!」

マンジュ・トオル「リーダー!?」

テルミ「アタイはもう、お前らとは一緒にロボトルしないって決めたのじゃ!これは絶対!絶対なのじゃー!!」

ミツオ「」ガーン

ミツオ(騙してたこと、まだ許してくれてないのですね)

アヤカ「はぁ…鈍感」

ミツオ「?何か言いましたか?」

アヤカ「別に」プイ


テルミ(あー、もうなんでこんなことに、って…)

テルミ「そうじゃ!!」

一同「!?」ビクッ

テルミ「元はと言えば…」

テルミ「お前、ホリデーとかいったな」

ホリデー「な、なんだよ」

テルミ「ホリデー、お前…」ズズイ

テルミ「いつまでもそのままでいいのか?なのじゃ」

ホリデー「!」

マオ「ちょ、ちょっとあなた何を…」

テルミ「確かにお前はあの時、心無い連中に寄ってたかって蹂躙された」

テルミ「それは事実じゃ、さぞかし辛かったろう」

ホリデー「…」

テルミ「でも、なのじゃ!!」

テルミ「そんな奴らのせいで!!ロボトルの楽しさを奪われたままでいるのは…」

テルミ「もっと辛いことなのではないのか!?なのじゃ!!」

ホリデー「それは…」

テルミ「メダロット転送!!」

ギュインギュイン

テルミ「行くのじゃ!ベアちゃん!!」

ホリデー「!」ビクッ

マオ「い、いい加減にしてください!!ホリデーちゃんはとてもロボトルなんて…」

テルミ「安心しろ、今のベアちゃんに攻撃パーツはついていないのじゃ」

マオ「え?」

前スレ>>466テディクッキー(ルシフラー)「女の子用のティンペットって、なんか落ち着かないよう」モジモジ

テルミ「さあ!これで遠慮はいらないのじゃ!!思い切って来い!!」

マオ「だ、だからって…」

テルミ「やかましい!!四の五の言わずにまずはかかってくるのじゃ!!」

ホリデー「で、でも、私」

テルミ「どうした!?へいへい!カモンカモンなのじゃ!!」

ホリデー「…」


ホリデー「攻撃パーツ、ついてないんだが」


テルミ「あ」


テルミ「いや、待て確か変形後にアンチシーとアンチエアがあったじゃろ!?アレで…」

アヤカ「あのさ、やらせたいことはわかるけど、そんなチマチマした攻撃じゃ意味ないんじゃない?」

テルミ「むう」

マオ「そもそもそんな野蛮な方法で、ホリデーちゃんの心の傷がどうにかなるわけないでしょうに!」

ホリデー「…」

アーサー「いや、試してみる価値はある」

ホリデー「お前…」

ミツオ「アーサー!?何時の間に」

アーサー「ミツオ、俺にアレを転送だ」

ミツオ「あれって?」

アーサー「ホリデーのトラウマの原因はなんだ」

ミツオ「え?」

ミツオ「…あー、なるほど、なんとなくわかったです」

ミツオ「メダロット、パーツ転送」

ギュインギュイン

アーサー「そう、これだ」

アヤカ「今送ったのって…」

カスミ「『トマレナーイ』、グロービンチョの脚部だね」

忍者「なるほど、潜水型の脚部でゴザルか」

アーサー「さあ、撃て、撃ってみろ」ジリ

ホリデー「ひっ!」ビクッ

マオ「!ミツオさんっ!やめさせてください!!」

マオ「ホリデーちゃんはあれ以来、特に潜水型のメダロットに対して強い恐怖心を感じるようなんです!!」

ミツオ「だからですよ」

マオ「え?」

ミツオ「その恐怖を乗り越えれば、ロボトルへのトラウマもあるいは…」

ミツオ「アーサーはそう考えているのではないでしょうか」

マオ「でも…」


ホリデー「…」ビクビク

アーサー「さあ!!撃て」

ジリジリ

アーサー「さあ!!」

ホリデー「ヒッ!」

アーサー「お前ならできる!自分を信じろ!!ホリデー!!」ニジリ

ホリデー「う…」

アーサー「ホリデー?」

ホリデー「も…」

ホリデー「もうやだぁ!!来ないでぇ!!」

ホリデー「ああああ」

アーサー「!」

アーサー「ミツオ!!脚部を!!」

ミツオ「!パーツ転送」

ギュインギュイン

アーサー(純正)「ホリデー!!」ダッ

アーサー「すまん、やりすぎた!」

ホリデー「あああ…」

ホリデー「…」

ホリデー「」キッ

ホリデー「ばか!このばか!来るなって言ったのに!!」ポカポカ

アーサー「すまない」」

ホリデー「怖かったんだ!ホントに怖かったんだ!!」

アーサー「…」

ホリデー「だいたい、あの時だってお前が守ってくれる約束だったのにっ」

アーサー「それは、その…スマン」

ホリデー「ふん!」プイ


アーサー「本当に悪かったと思っている」

ホリデー「もういいってーの、今さら」

アーサー「…ホリデー」

ホリデー「なんだよ」

アーサー「もう二度と、お前をあんな目にあわせたりしない、絶対に」

ホリデー「あっそ」

アーサー「それだけではない、お前がもうロボトルが出来ないというのなら」

アーサー「俺が、お前を守る騎士となろう」

ホリデー「はー!?何言ってんだお前、恥ずかしい奴だな!」

アーサー「だめか?」

ホリデー「…」

ホリデー「べ、別に、勝手にすればいいけどよ」

アーサー「そうか」

???「…」

???「臭う…臭うな…」

ホリデー「?」

ドラグ「女狐の臭いだ!!」ジャキ!!

ホリデー「ひっ!」ビクッ

ドラグ「よくもよくも…」

ホリデー「うわっ!!なんだコイツっ」

ドラグ「よくも私の旦那を誑かしてくれたなぁーーーー!!」

アーサー「誰が旦那か」

ドラグ「ダァーーーリン!!貴方は!!私というものがありながらこんな女と!!」

アーサー「いや待て待て、これはそういうのじゃなくてだな」

ホリデー「!」

ホリデー「ふうん?じゃあどういうのなんだ?」ジトー

アーサー「え?」


アーサー「いや、そのだな」

ドラグ「ダーリン?」

アーサー「う」

ホリデー「アーサー?」

アーサー「うう」

ドラグ・ホリデー「どうなん(なの)だ!?」

アーサー「う、うぬぅ」

アーマ「いやー、先輩はモテモテッスね」

ドラグ「?」

ドラグ「なんだ貴様は」

アーマ「自分ッスか?自分はアーマッス!自分も先輩方とおなじでミツオさんにお世話になってる身ッスよ」

ドラグ「そうか、とそんなことより…」

ドラグ「逃がすか」ドキュン

アーサー「なんの」ヒョイ

アーサー「いい加減付き合ってられんのでな、おいとまさせてもらうぞ」

ホリデー「っておい!!私を守ってくれるんじゃなかったのかよぉ!!」

アーサー「今はそんな必要はあるまい」ダッシュ

ホリデー「待てよ!!」

ドラグ「逃がさん!!」


アヤカ「…あの子たちホントにメダロット?」

テルミ「我が強いってレベルじゃないのじゃ」

カスミ「本当、面白い子たちだね」

ミツオ「…」

ミツオ「すいませんでした、マオ、ホリデーを怯えさせてしまいました」

マオ「…」

マオ「まったく、だから言いましたのに」

ミツオ「申し訳ない」

マオ「でも」

ミツオ「?」

マオ「ホリデーちゃんが楽しそうだから」

マオ「良しとしますわ」ニコ


アヤカ「さて、これで話は振り出しにもどる訳だけど」

テルミ「うう」

アヤカ「まあ、嫌がってるのに無理に出場してもらうってのも酷よね」

テルミ「…」ホッ

アヤカ「また助っ人探しかぁ」

ミツオ「といっても相手はあの花園学園代表ですよ?」

忍者「生半可な腕前では三人目は務まらないでござろうな」

マンジュ「なにせうちのリーダーの代役だからな」

トオル「なのじゃー」

テルミ「なにを威張っとるんじゃ…」

アヤカ「うーん」

アヤカ「…あ!そうだ」

アヤカ「あんたの妹!あの子ならどう?」

ミツオ「おお!確かにキョウゲツとパワードラゴンナスなら頼りになるです!」

マオ「駄目ですわね」

アヤカ「なんでよ」

マオ「あの子なら門限破りの罰で、一週間外出禁止です」

アヤカ「えー、タイミング悪ぅ」

ミツオ「何もこんな時に…」

マオ「こうでもしないとあの子ったらどこまでもフラフラ飛んで行ってしまいますのよ」

アヤカ「あーあ、せっかくいい案だと思ったのにな」

マオ「…」

マオ「ごめんなさい」

アヤカ「え?」

マオ「私のせいで、お手を煩わせてしまって」

アヤカ「そんな!あんたは何も悪くないじゃない!」

ミツオ「そうですよ!そんな風に考えないでください」

マオ「でも」

???「そう、そいつらの言う通りだ」

マオ「!」

アキシカ「悪いのは全部、俺だ」

ミツオ「アキシカ!?」


アヤカ「あんた、よくもまあ私たちの前に顔出せたわね」

アキシカ「…」

アヤカ「聞けばロボロボ団の幹部だったとか、どうりであんな酷いことができるわけよね」

アキシカ「…」

アヤカ「あの後の騒動だって、発端はあんたのせいだって話じゃない」

アキシカ「…」

アヤカ「何とか言ったら!?」

ミツオ「アヤカ、言い過ぎですよ、アキシカだってロボロボ団に騙されて…」

アヤカ「ミツオは黙ってて」

アキシカ「…」

アキシカ「返す言葉もない、全て本当のことだからな」

アヤカ「そうでしょうね」

アキシカ「ただ」

アヤカ「何よ?」

アキシカ「そこの…」

マオ「?」

アキシカ「彼女と彼女のメダロットが戦えなくなったのは、俺のせいだ」

アヤカ「…だから?」

アキシカ「責任をとりたい」

アヤカ「どうやって?」

アキシカ「次の試合」


アキシカ「俺達が戦う」

トフボーフー「…」


――
―――

???「では、本番は今渡した資料の通りに頼むよ」

うるち「ちょ、ちょっと待って下さい!」

うるち「こんな急に、聞いてませんよ!こんなこと」

???「サプライズだよ、面白いだろ?黙っていたほうが」

うるち「面白いって、そりゃ確かにすごいことですけどぉ」

うるち「大丈夫なんですか?もう決勝戦まであまり日がありませんよ?」

???「事は水面下で順調に進んでいるよ、問題ないさ」

うるち「うーん、それならいいんですけど」

???「心配ないさ」

???「予定通りにいけば、今回のメダリンピックは最高の大会になる」

うるち「はぁ、そうですか」

???「ふ、ふふ」

???「ふっははははは!!」




  第十八話「天国の門へ」終わり


――
―――

今回の獲得パーツ

・無し

ここまででーす

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