恒一「こういっちゃん!」綾野「綾野さんと人格が入れ換わった…」(351)

3年3組

恒一(綾野)「彩、僕は彩のことが大好きだよー///」ベタベタ

綾野(恒一)「あはは…」


見崎、赤沢、多々良、小椋、有田「」


綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(今、僕と綾野さんの人格は入れ換わっている…)」



はよ

綾野(恒一)「(どうしてこんなことになってしまったのか…)」

綾野(恒一)「(正直、心当たりは…)」

綾野(恒一)「(無い)」

綾野(恒一)「(今朝、目が覚めたら…)」


~~~~~~~~~~~

綾野(恒一)「えっ!?鏡に映ってるの、綾野さん…!?」

~~~~~~~~~~~

恒一(綾野)「おトイレ…」ムニャムニャ…

恒一(綾野)「……」

恒一(綾野)「なんか付いてる…」

~~~~~~~~~~

恒一(綾野)「こ、こういっちゃーん!!!」

綾野(恒一)「!?ぼ、僕が僕の名前を呼びながら走ってこっちに…!?」

綾野(恒一)「…ってことは」

恒一(綾野)「あれ…こういっちゃんの家から私が出てきた…?」

綾野(恒一)「綾野さん…なんだね?」

恒一(綾野)「え、えっと…」

恒一(綾野)「こういっちゃん…なの…?」

綾野(恒一)「あぁ、会えて良かった…」

綾野(恒一)「状況は良くは無いけど…」

恒一(綾野)「??」

~~~~~~~~~~

恒一(綾野)「ええーっ!?じゃあ、私とこういっちゃん、中身が入れ換わっちゃったのぉ!?」

綾野(恒一)「信じがたいけど、目の前に自分がいることを考えると…」

綾野(恒一)「それが有力だね…」

恒一(綾野)「わぁー…そっかぁ、そうだったんだぁ…」

恒一(綾野)「どうりで、おトイレの時に…」

恒一(綾野)「ぶら下がってるなぁーって…」

綾野(恒一)「」

恒一(綾野)「って…あっ…」

恒一(綾野)「あ、あはは…///」

支援

綾野(恒一)「」

恒一(綾野)「え、えーっと!その!」

恒一(綾野)「な、なかなかご立派なモノをお持ちで!!」

綾野(恒一)「わ、わかった!わかったからもう言わなくて良いって!」

綾野(恒一)「(く、クラスメートの女の子にこんな形で自分のモノを見られちゃうなんて…)」

綾野(恒一)「(これは一刻も早く元に戻る方法を見つけないと…!)」

恒一(綾野)「……」

恒一(綾野)「ねぇ、こういっちゃん?」

綾野(恒一)「あっ、ご、ごめんね!?粗末なモノ見せちゃって…!」

恒一(綾野)「いやいや別にそれは大丈夫なんだけど…」

綾野(恒一)「いや、大丈夫なんかじゃ…」

恒一(綾野)「えっと…そのぉ…」モジモジ

綾野(恒一)「?」

恒一(綾野)「こ、こういっちゃんも…私の姿でおトイレとか済ませちゃった…?///」

綾野(恒一)「」

綾野さんがチンコでオナニーとか胸熱

綾野(恒一)「えっ…あ、あの…その…」

恒一(綾野)「……///」モジモジ

綾野(恒一)「ご、ごめん…綾野さん…」

恒一(綾野)「…!」

恒一(綾野)「そ、そっかぁー…///」

恒一(綾野)「まぁ、仕方ないよ!生理現象だもん!」

恒一(綾野)「わ、私もこういっちゃんの見ちゃったし…」

恒一(綾野)「むしろ私の方こそ、なんかごめんね!」

恒一(綾野)「下着とか、そんなに可愛いモノじゃなくて…」

綾野(恒一)「い、いや!全然!むしろ良いと思うよ!」

恒一(綾野)「えっ…」

綾野(恒一)「あっ…」

恒一(綾野)「あ、あはは…///ありがとー…///」

綾野(恒一)「(な、何を言っているんだ僕は……)」

~~~~~~~~~~~~~

綾野(恒一)「(こんな感じで僕と綾野さんの人格は入れ換わったんだけれど…)」

綾野(恒一)「(思い返してみても何が原因なのかはさっぱりだ)」

綾野(恒一)「(間違いなく昨日、眠りにつくまでは僕の身体だったしなぁ…)」

綾野(恒一)「(正直、誰かに相談しようにもこんな夢物語的な話を信じてもらえるとは思えない)」

綾野(恒一)「(だから原因がわかるまでは、お互いに今の身体を演じて過ごそうって決めたわけなんだけど…)」

恒一(綾野)「ねぇ、彩?難しい顔してないで、僕と楽しくおしゃべりしようよー///」ベタベタ

綾野(恒一)「こ、こういっちゃんてば…べ、ベタベタし過ぎー…」

恒一(綾野)「そんなことないよー。東京ではこれが普通なんだよー///」ベタベタ

綾野(恒一)「(勘弁してくれ…綾野さん…)」

恒一(綾野)「えへへー///」ベタベタ

綾野(恒一)「ううっ…」

オイオイサカキドウシタンダ…?サカキバラクンガアヤノサンニベタベタスルナンテ…
フツウギャクジャナイ?フダンアヤノサンガベタベタシテルカラ、コレハフェアダネ

綾野(恒一)「(く、クラスの視線が痛い…)」

綾野(恒一)「(綾野さん…演劇部ならもっと僕を僕らしく演じてくれ…)」

恒一(綾野)「(うーん!こういっちゃんの姿でこういっちゃんにベタベタするのってなんか新鮮!)」

恒一(綾野)「(まぁ、ベタベタしてるは自分の身体なんだけどね…)」

恒一(綾野)「(でも、こうやって既成事実を作っておけば…)」

恒一(綾野)「(元の身体に戻った時に、本物のこういっちゃんに…///)」



「ちょ、ちょっとそこの二人!!」

来たか無能

こうしている間も彩ちゃんのちんちんがおっきしてるに違いない

赤沢「……」ワナワナ…

綾野(恒一)「あか……泉美…」

恒一(綾野)「泉美?どうしたの?」

赤沢「!?」ドキーン

綾野(恒一)「ちょ!?」

恒一(綾野)「あっ…じゃなかった。赤沢さん…」

赤沢「(こ、恒一くんに名前で呼ばれちゃった…)」ドキドキ

赤沢「……///」

赤沢「(い、いや、そんなことよりも!!)」

赤沢「あ、彩!ここは学校なのよ!少しは自重しなさい!」

赤沢「こ、恒一君だって困ってるわよ!」

恒一(綾野)「そんなことないよ?」ベタベタ

綾野(恒一)「あや…こ、こういっちゃんってば…」オロオロ…

赤沢「~っ!!」

眼帯オバケがくるぞ

なぜべたべたしに行ってる恒一(綾野)の方を注意せずされるがままの綾野(恒一)を注意したのか

>>50
無能たる由縁よ

赤沢「た、確かに!ベタベタしてるのは恒一くんで困ってるのは彩!」

赤沢「傍目から見ればそう見えるわ!」

赤沢「でも、恒一くんが自分の意思でこんなことするわけなんてないじゃない!」

赤沢「きっと、彩に何か弱みを握られて仕方なくベタベタしてるに違いないわ!!」

見崎、多々良、小椋、有田「うんうん」

綾野(恒一)「(するどい!けど、違うんだよなぁ…)」

恒一(綾野)「むっ!ちょっと、それは彩に失礼だよ!!」

恒一(綾野)「僕がしたいから彩にベタベタをしてるだけだよ!」

恒一(綾野)「責めるなら僕を責めてよ!」

赤沢「こ、恒一くん…」タジッ…

綾野(恒一)「(いや、それで僕の身体が責められるのはちょっと…)」

恒一(綾野)「仕方ない…彩がこのまま誤解されたままだと僕としてもイヤだし…」

恒一(綾野)「この際だからハッキリと言っておくよ…」

赤沢「えっ?」

綾野(恒一)「えっ、ちょっと待って、何を言うつもりなの?」

恒一(綾野)「僕、榊原恒一と綾野彩は…」






恒一(綾野)「お互いの裸も既に見せあった恋人同士なんだ!!!」ドーン

赤沢「」

綾野(恒一)「」

見崎、多々良、小椋、有田「」

マ、マジカヨ…イツノマニ、ソコマデススンデタンダ…
オタガイニミセアッテルノガ、フェアダネ

飯炊けたから行ってくる
続き書きたい人いたら書いていいよ

あーインスピレーション沸いて来たわ
恒一×三神で書いていい?
結構美人な女教師なんだけど

綾野(恒一)「いや、見せてない!見せてないってば!!」

恒一(綾野)「何を言ってるの、彩」

綾野(恒一)「い、いや、それはぼく…私の台詞で…」

恒一(綾野)「今朝、トイレで見たじゃない」ニコッ

綾野(恒一)「」

見崎、赤沢、多々良、小椋、有田「」


オ、オイ…トイレッテドウイウコトダヨ…
イッショノトイレニハイッテ、ミセアイッコシタッテコト…?
トイレハヌグバショニハチガイナイ、フェアダネ

赤沢「ほ、本当なの…彩…?」ガクガク…

綾野(恒一)「えっ、いや、その…!」

綾野(恒一)「う、嘘かと言われれば、嘘じゃない…かな…」

赤沢「」

綾野(恒一)「あっ…しまった…!」

恒一(綾野)「ほらっ!彩もこう言ってることだからさ!」

恒一(綾野)「もう、彩が弱みを握っているとかそういう酷いこと言うのは止めてあげてね?」

恒一(綾野)「僕は本当に彩のことが好きなんだからっ♪」キャピ

綾野(恒一)「う、ううっ…」

綾野(恒一)「(こ、これは…取り返しのつかないことになってきたんじゃないか…?)」

三神「反省文200枚ね」

ワイワイガヤガヤ

勅使河原「いやー、驚いたぜー…」

勅使河原「てっきり、サカキは見崎とデキてるもんかと…」

恒一(綾野)「あはは…確かに見崎とは仲は良かったけどさ…」

恒一(綾野)「でも、恋人にするなら明るくて元気な綾野さんかなーって!」

勅使河原「あー、なるほどなー。確かにアイツが恋人なら毎日退屈しなそうだしな」

フェア林「フェアな関係だね」

恒一(綾野)「(わかってるじゃない、てっしー☆)」


見崎「……」ズーン

そういえば見崎と未咲が入れ代わるSSってあるっけ

勅使河原「…でよー、サカキ…」ヒソヒソ

恒一(綾野)「ん、なに?いきなり耳打ちしてきて…」

勅使河原「そのー…なんだ…」

勅使河原「お互いの裸を見たってーのは…マジなんか…?」

恒一(綾野)「……」

恒一(綾野)「…うんっ///」テレッ

勅使河原「うお、マジかよ…!流石は都会人だなサカキ…!」

勅使河原「そ、そのよー…」モジモジ

勅使河原「どんなだった…?アイツの裸?」

勅使河原「俺だけに教えてくれねーか…?」

恒一(綾野)「……」

恒一(綾野)「ご立派なモノがついてたなぁ…///」

勅使河原「おおぅ…!」

勅使河原「(綾野って脱いだら、すげーんか…!)」

ワイワイガヤガヤ

小椋「彩、アンタが恒一くんの恋人なのは親友として百歩譲って認めるわ」

小椋「でも、それだけで済むと思っていないでしょうね?」

綾野(恒一)「あ、あはは…な、なにかな…?」

小椋「何かなって…」

小椋「ナニに決まってるでしょう!!」バンッ!

綾野(恒一)「ひっ!?」

小椋「…で、どうだったのよ…あの人の裸は…」ヒソヒソ

綾野(恒一)「えっ…」

小椋「わ、私だけにこっそり教えてよ…」ヒソヒソ…

小椋「私、失恋しちゃったんだし…それぐらい良いでしょ…?」

綾野(恒一)「えっ…」

綾野(恒一)「(小椋さんが…僕のことを…)」

綾野(恒一)「(綾野さんの冗談がキッカケとはいえ、これは思いもよらぬ…)」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「そうだよっ!!!冗談じゃないか!!!」

小椋「わっ!?ど、どしたの、彩…?」

綾野(恒一)「(僕と綾野さんは別に付き合っているわけじゃない!)」

小椋「あ、彩…?」

綾野(恒一)「ごめん、由美!由美の告白…いつかちゃんと返事するから!!」ダッ…

小椋「えっ…」ドキッ

小椋「…って、ちょっと、彩…?」

小椋「……」

小椋「「(なんで、ドキドキしてるんだろう…わたし…)」ドキドキ…

百合かい

恒一「」パシャッパシャッパシャッパシャッパシャッパシャッ

綾野(恒一)「こういっちゃん!ちょっと良いかな?」

恒一(綾野)「あっ、彩♪」

綾野(恒一)「ごめんね、てっしー。ちょっと、こういっちゃん借りるね」

勅使河原「あぁ、別に構わねぇよ」

勅使河原「聞きたいことも聞けたしな…」マジマジ…

綾野(恒一)「」

勅使河原「(全体的に引き締まってる感じはあるが、脱いだら出るとこ出るってことか…)」マジマジ

恒一(綾野)「僕になにか用、彩?」

綾野(恒一)「……」

恒一(綾野)「…彩?」

綾野(恒一)「…屋上に行こう、こういっちゃん」

恒一(綾野)「う、うん…」

恒一(綾野)「(こういっちゃん…なんか怒ってる…?)」

屋上

恒一(綾野)「はぁーっ!やっぱ教室だと神経使うねー!」

恒一(綾野)「何度、「こういっちゃーん!」って呼ぼうとしたかわからないもん!」

恒一(綾野)「そういうこういっちゃんは何度もボロを出しそうになってたねー♪」ニシシ

綾野(恒一)「……」

恒一(綾野)「こういっちゃん…さっきからダンマリしててどったの…?」

恒一(綾野)「心なしか顔も怒って見えるよ…?って、私の顔だけど…」

綾野(恒一)「綾野さん」

恒一(綾野)「あっ、やっと喋ってくれた☆なになに?」

綾野(恒一)「どうして僕達が付き合ってるだなんて冗談を教室で言ったの?」

恒一(綾野)「えっ…?」

恒一(綾野)と勅使河原√かもしれん

ちょっと書いてて混乱してきた
休憩させてくれ

綾野さんぺろぺろ

おぐおぐと彩ちんがセクロスする展開まだ?

これ書いてて楽しいんだけどさ、スパっとまとめるか、もうちょい色々やってまとめるのか悩みどころ
立て逃げのつもりだったから書きためは無いけど一応入れ換わった原因までは考えてる

てわけで、半過ぎまで一服してるんでなんか意見あったら書いてくれ

あんまり綾野さんを怒らないであげてね

恒一(綾野)「じょ、冗談って…そんなつもりじゃ…」

綾野(恒一)「だって、そうでしょ?」

綾野(恒一)「僕と綾野さんは別に恋人同士なんかじゃない」

恒一(綾野)「…っ」ズキッ…

綾野(恒一)「それなのに僕の身体を使ってあんなこと言うなんて…」

綾野(恒一)「僕は今の状態を真剣に悩んでいるのに…」

恒一(綾野)「ち、違うの!こういっちゃん…!」

恒一(綾野)「確かにあれは冗談だったけど…ホントに冗談ってわけじゃ…!」

恒一(綾野)「だって、私は…!」

綾野(恒一)「僕の身体を利用して…僕を困らせるようなことばっかりして…」

恒一(綾野)「私はっ…!」

綾野(恒一)「正直…綾野さんには…がっかりしちゃったよ…」

恒一(綾野)「…っ!!」

綾野(恒一)「確かにこんな漫画みたいな話…一生に一度あるか無いかだし面白いと思うかもしれないけど…」

綾野(恒一)「もう少し…」

恒一(綾野)「……」

綾野(恒一)「…綾野さん?」

恒一(綾野)「…ごめんなさいっ…!」ダッ…

綾野(恒一)「…って、綾野さん!?話はまだっ…!」

綾野(恒一)「(行っちゃった…)」

綾野(恒一)「(でも、あれぐらい言わないとわかってくれないだろうし…)」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(とりあえず、まずは元に戻ることよりも周りの誤解を解くべきかな…)」



「今の話だと、あなたが榊原くんってこと?」


綾野(恒一)「!?」

多々良さんに3000点

恒一(綾野)「何よ……何よっ!私より力も無いへなちょこな体の癖にっ!」

がしっ!

綾野(恒一)「痛っ…あっ…!」

恒一(綾野)「…っ」ムラッ…

てきな

見崎「……」

綾野(恒一)「み、見崎……さん…」

見崎「見崎、でいいよ」

見崎「だって」

見崎「あなたが榊原くんなんでしょ?」

見崎「そして、今出て行った榊原くんが、綾野さん」

綾野(恒一)「…聞いてたの?」

見崎「最初からね」

見崎「二人して、何をわけのわからないことを話してるんだろうって思ったけど」

見崎「確かに貴女が榊原くんで、榊原くんが綾野さんなら教室でのことも納得がいくわ」

見崎「人格が入れ換わってるなんて、にわかには信じがたい話だけどね」

綾野(恒一)「……」

見崎「大人しい綾野さんはともかく、誰かにベタベタしてる榊原くんはキライ」

見崎「何があったのか、話してもらえる?」

見崎さんだったか

~~~~~~~~~~~~~

見崎「ふーん…朝、起きたら突然か…」

綾野(恒一)「見崎は信じてくれるの…?こんな馬鹿げた話…」

見崎「信じるしかないでしょう?」

見崎「教室であれだけベタベタしてたと思ったら」

見崎「二人っきりになったら自分で自分の名前を呼んで真剣な話をしているんだもの」

見崎「演劇の練習にも見えないしね」

綾野(恒一)「あはは…それもそうだよね…」

綾野(恒一)「普通は何かある、って思うよね」

見崎「……」

見崎「(教室で凄く動揺しちゃったのは、ないしょ)」

綾野(恒一)「でも、こうなっちゃった原因は本当にわからないんだ…」

綾野(恒一)「漫画みたいに頭をぶつけた…ってわけでもないし…」

見崎「……」

見崎「ねぇ、榊原くん」

見崎「解離性同一性障害、って知ってる?」

綾野(恒一)「解離性…それって多重人格のこと…?」

見崎「ざっくりと言ってしまえば、そうだけどね」

見崎「この現象に何か理由を付けるとするならば」

見崎「そういった可能性もあるかもしれないわ」

見崎「そういった可能性もあるかもしれない」

綾野(恒一)「多重人格が関係している…?」

見崎「あくまで入れ換わっているっていう症状的な意味でね」

見崎「本当に多重人格なわけではないでしょう?」

綾野(恒一)「まぁ、それはそうだけど…」

見崎「大切なのは解離の部分」

見崎「こうでありたい、と願い、「自分」の人格を切り離し…」

見崎「そして別の人格へと交代する」

見崎「そして交代した人格がまた「自分」として生きていく…」

綾野(恒一)「……」

見崎「ねぇ、榊原くん」

見崎「綾野さんに、なりたい、と願ったことはない?」

綾野さん√ではなさそうだけどな

綾野(恒一)「綾野さんに…」

見崎「……」

綾野(恒一)「いや、僕にはないよ…」

見崎「そっか」

見崎「でも、綾野さんはわからない」

綾野(恒一)「(綾野さんが、僕に…?)」

見崎「まぁ、これはあくまで私の推測」

見崎「なんの根拠も無いわ」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「ありがとう、見崎」

綾野(恒一)「僕、もう一度綾野さんと話してみるよ」

鳴「…そう」

綾野(恒一)「(綾野さんが…僕にか…)」

綾野(恒一)「(考えにくいことだけど、今日の振る舞いを見る限りではその線は否定は出来ない…)」

綾野(恒一)「(…あの、恋人宣言ももしかしたら…)」

見崎「ねぇ、榊原くん?」

綾野(恒一)「ん?なに、見崎?」

見崎「その…」

見崎「……」

見崎「…綾野さんとはホントに恋人同士なの?」

綾野(恒一)「えっ…」

見崎「……」

これ、こまめに休憩入れないと誤字連発しそう
鳴ちゃん大事なこと2回言っちゃったし
すまん、一服してくる

()が邪魔

だな

綾野(恒一)「…僕と綾野さんは恋人同士なわけじゃないよ」

見崎「そう…」

綾野(恒一)「今、僕は誰とも恋人ってわけじゃない」

綾野(恒一)「けれど、これから先はどうなるかはわからない」

見崎「…それは綾野さんとはいずれ恋人同士になるかもしれないってこと?」

綾野(恒一)「綾野さんとは限らないさ」

綾野(恒一)「綾野さんかもしれないし、小椋さんかもしれない…」

綾野(恒一)「見崎とだって、遠い未来に恋人になるかもしれない」

見崎「……!」

綾野(恒一)「二人が両想いだったら、ね」

綾野(恒一)「だから、僕はまずは自分の身体に戻ってそういう可能性も潰さないようにしないといけない」

綾野(恒一)「僕の恋愛は僕の身体でちゃんとしたいからね」

見崎「……」

見崎「…そうね」

見崎「そういう真面目な人よね、榊原くんは」

綾野(恒一)「あはは…そんな真面目な感じに聞こえたかな…」

綾野(恒一)「なんか言ってて、軽い奴にも見られるかなって思っちゃったけど…」

見崎「両想い、って言ったじゃない」

見崎「相手の気持ちも自分の気持ちも考えられる…」

見崎「そういうのは、キライじゃない」

綾野(恒一)「見崎…」

見崎「ほら、早く行ったら?」

見崎「早くしないとまた榊原彩が暴走するかもしれないよ?」

綾野(恒一)「あはは…これ以上は困っちゃうな…」

綾野(恒一)「よし…!じゃあ行ってこようかな!」

綾野(恒一)「ありがとう、見崎!元の姿に戻ったらまた一緒にお昼食べようね!」ダッ…

見崎「……」

見崎「(天然、ジゴロ…)」キュン

教室

勅使河原「ん?サカキか?教室には戻ってきてないぜ?」

綾野(恒一)「そうなんだ…」

フェア林「ケンカでもしたのかい?それはフェアじゃないね」

綾野「(教室にカバンは置いてある…帰ったわけではないと思うんだけど…)」ダッ…

勅使河原「そろそろ授業も始まるし…もしや、サカキの奴サボリか?」

勅使河原「って、綾野…!?お前、どこ行くんだ!?」

勅使河原「そろそろ授業はじまんぞ!」

綾野(恒一)「てっしー、ごめーん!」

綾野(恒一)「次の時間、私とこういっちゃんサボるから適当に代弁しててー!!」タッタッタ…

勅使河原「代弁しとけって…おい…」

勅使河原「……」

勅使河原「なぁ、フェア林…」

フェア林「君もサボって僕に代弁させるの?それはフェアじゃないよ」

まさか恒一(綾野)とおg

綾野(恒一)「(綾野さん…一体どこへ…)」

綾野(恒一)「(彼女が行きそうな場所なんて、わからないぞ…)」

綾野(恒一)「(サボリの定番といえば、屋上だけどさっき出て行ったばかりだし…)」

綾野(恒一)「(じゃあ、中庭…?いや、「いないもの」じゃない今、中庭はサボるには目立ち過ぎる…)」

綾野(恒一)「(だとすれば、どこに行けば…)」ブルッ…

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(そ、その前にちょっと…トイレに…)」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「トイレ…」

男子トイレ前

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「いや、まさかなぁ…」

綾野(恒一)「(ていうか、男子トイレの前で考え込んでる女の子ってどうなんだ…)」

綾野(恒一)「(まぁ、中身は僕なんだけどさ…)」

綾野(恒一)「(…うん!流石に男子トイレは無いよ!)」

綾野(恒一)「(休み時間は仕方ないとしても、授業中なら綾野さんでも女子トイレを選ぶよ!)」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(じゃあ、僕は女子トイレを捜しまわるのか…?)」

綾野(恒一)「(まぁ、姿は綾野さんだし…別に入るだけなら何もおかしくは…)」ブルッ…

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(とりあえず、男子トイレの個室で用を済ませておこう…)」

男子トイレ内

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(いつも使用してるはずなのに、綾野さんの姿だとなんかいけないことをしている気分になる…)」

綾野(恒一)「(早いとこ、済ませちゃおう…)」

綾野(恒一)「(綾野さん、ごめん…また下着を見ちゃうことになるけど…)」

綾野(恒一)「(…って、あれ?)」

綾野(恒一)「(奥の個室、使用中だ…)」

綾野(恒一)「(まぁ、授業中にたまに腹痛になるときってあるよね)」

綾野(恒一)「(それじゃ、僕は手前の個室に…)」


「ん…ぁんっ…」


綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「…えっ」

最後の一服タイムおねがいしやす

ゆっくり考えるんだ
俺たちのことは気にしなくていい

ほしゅ

綾野(恒一)「(いや…そんなことはあり得ない…)」

綾野(恒一)「(これはきっと排便時に前立腺が刺激されてしまって、つい声が出てしまった名も知らない男子…)」

綾野(恒一)「(決して僕の姿をした綾野さんが喘いでいるわけでは…)」


恒一(綾野)「はぁ…こういっちゃん…」


綾野(恒一)「」

綾野(恒一)「あやのさーん!!??」ドンドンドンドン!!!

恒一(綾野)「ひゃっ!?」ビクッ

これは抜いてあげなきゃな

ガチャ…

恒一(綾野)「こ、こういっちゃん…?」ソロー…

綾野(恒一)「…!」

バタン!

恒一(綾野)「きゃっ!?」

綾野(恒一)「……」ハァハァ…

恒一(綾野)「えと…こういっちゃん…?」

綾野(恒一)「あ、綾野さん…」

恒一(綾野)「な、なぁに…?」

綾野(恒一)「わかるよ…僕にだってそういう時もある…」

綾野(恒一)「でもね、綾野さんは女の子なんだ…」

綾野(恒一)「僕の姿で、そういうことをするのは…」

恒一(綾野)「えっ…で、でも…」

恒一(綾野)「おしっこ…漏らしちゃったら…迷惑かけちゃうし…」

綾野(恒一)「……えっ?」

えっ?

綾野(恒一)「用を足してた…だけなの…?」

恒一(綾野)「そ…そうだけど…?」

綾野(恒一)「で、でも…なんか声を出してて…」

恒一(綾野)「だ、だって…男の子のモノから出すのって慣れないから…」

恒一(綾野)「ちょっと場所を直そうとして触ったら、つい…」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「…僕の名前を呼んでいたのは?」

恒一(綾野)「えっ…そ、それは…こういっちゃん怒らせちゃったなぁって…」

恒一(綾野)「このまま嫌われちゃったら、やだなぁって思ったらつい…」

綾野(恒一)「……」

恒一(綾野)「…ていうか、こういっちゃん…今は確かに私はこういっちゃんの姿だけどさぁ…」

恒一(綾野)「女の子のおトイレ事情に深く突っ込んでくるなんて…」

綾野(恒一)「……」

恒一(綾野)「…こういっちゃんのえっち」

綾野(恒一)「うぐっ!」

~~~~~~~~~~

綾野(恒一)「…って、てっきり思っちゃったんだよ…」

恒一(綾野)「……」

綾野(恒一)「…綾野さん?」

恒一(綾野)「こ、こういっちゃんのばかー!へんたいっ!!」

恒一(綾野)「私、そんなはしたない女の子なんかじゃないもんっ!」プンプン

綾野(恒一)「ごめん!本当にごめん…!」

恒一(綾野)「まったくー!」

恒一(綾野)「こういっちゃんは私の身体でそういうことしちゃおうと思っちゃったわけ!?」

綾野(恒一)「いや、そんなことは!微塵も!」

恒一(綾野)「そんな全力で否定しなくても良いじゃん!」

綾野(恒一)「ええっ!?」

恒一(綾野)「こういっちゃんは女心が全然わかってないよ!」

綾野(恒一)「ううっ…」

恒一(綾野)「…でも、そういう私も男心をわかっていなかったんだよね…」

綾野(恒一)「えっ…?」

恒一(綾野)「…ごめんね、こういっちゃん」

恒一(綾野)「好きでも無い女の子から…ううん…」

恒一(綾野)「自分の姿で恋人宣言なんてされたって迷惑なだけだよね…」

綾野(恒一)「綾野さん…」

恒一(綾野)「えへへ…私、実はちょっと浮かれちゃってたんだ…」

恒一(綾野)「大好きなこういっちゃんの姿になれて…」

綾野(恒一)「……」

かわええええええええ

綾野さんと赤沢さんが恒一好きなのは公式

恒一(綾野)「自分の姿でもさ、いつもこういっちゃんにベタベタってしてたけど」

恒一(綾野)「でも、こういっちゃんにとっては私は友達の一人でしか無くて、いつもこういっちゃんの周りにはたくさんの人がいて…」

恒一(綾野)「どことなく距離、感じてたんだぁ…」

綾野(恒一)「……」

恒一(綾野)「だったら、いっそのこと私が私じゃ無くて、こういっちゃんなら!って思ったの!」

恒一(綾野)「二人で一つの身体なら、いつも一緒だし距離も感じない…」

恒一(綾野)「まぁ、それだとベタベタ出来なくなるのが欠点なんだけどさー」アハハ

恒一(綾野)「だから、こういっちゃんと私の中身が入れ換わった時は嬉しかったなぁ…」

恒一(綾野)「ベタベタするのは自分の身体だけど中身はこういっちゃんなんだもん!」

恒一(綾野)「それにこういう状況ならイヤでも一緒にいる時間も増えるじゃん?」

恒一(綾野)「それが嬉しくて…だから、ちょっと調子に乗っちゃった…」

恒一(綾野)「でも、普通に考えたらそれは身体の持ち主であるこういっちゃんにとっては迷惑でしかなかったよね…」

恒一(綾野)「ごめんね、こういっちゃん…」

恒一(綾野)「私、バカだから…そこまで…頭回んなかった…」グスッ…

綾野(恒一)「(綾野さん…)」

綾野(恒一)「(…なんてこった)」

綾野(恒一)「(綾野さんは僕のことが本当に好きで…)」

綾野(恒一)「(僕になれたらと本当に想っていたんだ…)」

綾野(恒一)「(それなのに僕は…彼女に厳しく当たってしまった…)」

恒一(綾野)「ひっぐ…ううっ…!」グスッ…

綾野(恒一)「(もしもこの現象の原因が本当に見崎の言った交代人格によるものならば…)」

綾野(恒一)「(僕は…どうしたら良い…?)

恒一(綾野)「ひっぐ…ごめんなさい、こういっちゃんっ…!」

綾野(恒一)「(僕が…)」

綾野(恒一)「(僕が彼女に出来ることは…)」

榊原「平身低頭覇orz」

綾野(恒一)「…綾野さん」

恒一(綾野)「ひっぐ…!うぇぇっ…!」

綾野(恒一)「…ごめん。謝らなくちゃいけないのは僕の方だ」

綾野(恒一)「僕はただ自分の姿で勝手なことをされるのを恐れていただけで…」

綾野(恒一)「綾野さんの気持ちを、全然考えてあげられてなかった」

綾野(恒一)「綾野さんの良い面を悪い面だけでとらえちゃった…」

恒一(綾野)「ひっく…うぅ…」

綾野(恒一)「…好きになってくれてありがとう」

綾野(恒一)「こんな僕で良かったら…」


「僕の、恋人になってください」

阿部敦「ひっぐ…!うぇぇっ…!」

恒一(綾野)「えんだああああああああああああああああ」パシャッパシャッパシャッパシャッパシャッパシャッ

有田「女子トイレで恒一きゅんが綾野さんに告白されてる・・・!?」

>>285
男子トイレだよ

恒一(綾野)「…ひぐっ…えっ…?」

恒一(綾野)「い、今、なんて言ったの…?」

綾野(恒一)「こんな僕で良かったら…」

綾野(恒一)「綾野さんの恋人にしてください、って…」

恒一(綾野)「えっ…えっ…?」

恒一(綾野)「それ、ホントに言ってるの…?私がかわいそうだからとかそんなんじゃなくて…?」

綾野(恒一)「綾野さんだって、冗談じゃこんなことは言えないでしょ?」ニコッ

恒一(綾野)「…!」ドキッ

恒一(綾野)「…で、でもぉ…」

恒一(綾野)「私、こういっちゃんにたくさん迷惑かけて…」

綾野(恒一)「迷惑なんてかけてくれたってかまわない」

恒一(綾野)「えっ?」

>>286
本当だwwwwwすまん

綾野(恒一)「僕はいつも明るくて」

綾野(恒一)「ひたむきで」

綾野(恒一)「笑顔の綾野さんが好きなんだ」

綾野(恒一)「今回のことで、その気持ちに気づいたんだ」

綾野(恒一)「泣いてる綾野さんは、見たくないよ」

恒一(綾野)「こ、こういっちゃん…!」

恒一(綾野)「こういっちゃーん!!!」ガバッ!

綾野(恒一)「わっ!?」

恒一(綾野)「私も!私もこういっちゃん、大好きだよぉ!!!」

綾野(綾野)「うん…ありがとう…綾野さん…」ギュッ






小椋「上手くいっちゃったみたいね」

見崎「……」

見崎「信じるの、私の話?」

小椋「信じるも何も私は彩とは親友だし」

小椋「彩の姿をした榊原くんと話した時から二人の中身が違うって気づいてたわよ」

小椋「だから失恋したって告白紛いのことも言ったんだし」

見崎「…そう」

小椋「そういう見崎さんは、ちゃんと榊原くんに気持ち伝えたの?」

見崎「私は、もう今さら、かな」

見崎「榊原くんが幸せなら、それでいい」

小椋「そっか」

小椋「…良かったら今日、失恋したもの同士うちに来て飲む?ジュースしかないけど」

見崎「…紅茶はある?」

小椋「確かあったかな…っていうか、そろそろ男子トイレ前から離れない?」

江藤「また私の出番がない・・・」

恒一(綾野)「ねぇ、こういっちゃん、ホントにホント?」

綾野(恒一)「本当だよ…僕としても今さっき気づいた気持ちだから実感が無いのもあるけど…」

恒一(綾野)「えー!実感ないのは困るなー!せっかく両想いになれたのにー!!」

綾野(恒一)「だから、どんどん実感できるようになる為に、これから綾野さんのことをもっと好きになっていくよ」

恒一(綾野)「…!」ドキーン

恒一(綾野)「も、もう…!こういっちゃんたら…///」

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(普通なら可愛いと思うところなんだけど…)」

綾野(恒一)「(冷静になると僕の姿なんだよなぁ…)」

恒一(綾野)「…ねぇ、こういっちゃん?」

綾野(恒一)「あ、えっと…なにかな?」

恒一(綾野)「その…ね…」

綾野(恒一)「うん?」

恒一(綾野)「…キス、してほしいなぁ…?」

綾野(恒一)「……えっ」

恒一(綾野)「…ダメ?」

綾野(恒一)「いや、ダメっていうか…その…」

綾野(恒一)「あ、綾野さんは良いの?僕…綾野さん…だよ…?」

恒一(綾野)「そりゃ、私は私の姿でこういっちゃんとキスしたいのはやまやまだけどー…」

恒一(綾野)「一応、私とこういっちゃんの姿でキスするわけだし…それはそれで良いかなって///」

綾野(恒一)「ま、まぁ…確かにそうかもしれないけど…」

恒一(綾野)「だ・か・ら・ぁ…はいっ」ンッ…

綾野(恒一)「うぅっ…!」タジッ…

綾野(恒一)「(僕が…いや、綾野さんが目を閉じて待っている…)」

綾野(恒一)「(これはもう…覚悟を決めるしか無いのか…)」ゴクリ…

恒一(綾野)「……」ンー

綾野(恒一)「……」

綾野(恒一)「(ええい!ままよ!!)」

恒一(綾野)「(このキスの次は、ちゃんと自分の姿で…こういっちゃんと…)」


チュッ…

恒一「……」

綾野「……」

恒一「(…して、しまった…自分のキスを…)」

恒一「……」

恒一「…って、あれ…?」

綾野「(えへへ…こういっちゃんと私の身体がキスしちゃった…///)」

綾野「……」

綾野「…って、あれ?」

恒一「綾野、さん…?」

綾野「こういっちゃん…?」

恒一&綾野「……」

恒一&綾野「…も」

恒一&綾野「…戻ったあぁぁぁぁ!!!」

綾野「えっ!?ホントにホントに、こういっちゃん!?」

恒一「う、うん!間違いなく僕だと、思う…!」

綾野「おおぉー…?」

綾野「……」

綾野「……」ペロン…

恒一「ちょ、ちょっ!?あ、綾野さん!?」

恒一「(い、いきなりスカート捲って、何を…!?)」

綾野「あっ、ナニが無くなってるー」

恒一「確認しなくて良いから!しかも僕がいるところで!」

綾野「……」

綾野「…夢じゃないんだよね?」

恒一「…多分」

綾野「こういっちゃん…私に好きっていってくれたよね…?」

恒一「…うん」

綾野「~っ!」ウズウズ…

恒一「……」

恒一「おいで、綾野さん」

綾野「っ!!」ダッ…

綾野「こういっちゃーん!!!」ガバッ…

恒一「……」ギュッ…

綾野「こういっちゃーん///」

恒一「(…うん、僕じゃなくて間違いなく綾野さんだ…)」

恒一「(良かった…元に戻れて本当に良かった…)」

後日、男子トイレに女子生徒を無理矢理連れ込んだ疑いで恒一は1週間の停学処分が下された

綾野「でも、なんでいきなり戻れたんだろー?」

恒一「…多分、綾野さんが心から自分の姿に戻りたいと願ったからじゃないかな?」

綾野「うーん…そうなのかなぁ…でも、きっとこういっちゃんが言うんならそうだよね!」

恒一「(まぁ、見崎の受け売りだけどね…)」

恒一「(本当に解離性同一性障害の一種だったのか確かめる術は無いし…)」

綾野「あっ、ところでさーこういっちゃん!」

恒一「ん?なに、綾野さん?」

綾野「えーとね…」

綾野「キス、しようっ!!」ンー

とりあえず男子トイレから出るんだ

こうして僕と綾野さんの人格入れ換わり騒動は幕を閉じた
実際に付き合うことになったので、人格が戻った今も綾野さんは人目を気にせずにベタベタとしてくる


綾野「こういっちゃーん!!」ベタベタ

恒一「彩…教室ではあんまり…」

ヤッパアヤノガスルノガフツウダヨナー
サカキバラクンハガツガツイメージダモンネ
アレガホントウニフェアナカンケイダネ


見崎「今日はうちに来ない?紅茶が結構余ってるの」

小椋「いくいく。今日もうちのクラスのバカップルを肴に愚痴りましょうか」

多々良「あ、あの…」

有田「私達も…良いかな?」


最近、見崎、小椋さん、多々良さん、有田さんでグループを作って話している姿を良く見かけるんだけど…
共通点はなんだろう?

朝 榊原家

「朝か…」

「顔を洗いに…洗面所に…」

「……」

「…えっ!?」

赤沢(恒一)「鏡に映っているの…赤沢さん!?」

~~~~~~~~~~~~~

赤沢家

「…おトイレ」ムニャムニャ…

「……」

恒一(赤沢)「…なんか付いてる」


このお話は綾野さんと僕が付き合ってから始まる、また別のお話
ていうか、もう勘弁してください

おわり

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