平乃「安価で弟子をとります!」(204)

平乃「さて問題です」

平乃「各種、武道の段位合わせて五十段の達人」

平乃「G4屈指の武闘派、戦闘担当美少女警察官!」

平乃「さて、誰で…」

咲「小泉」

平乃「早いけど違いますっ!!」

平乃「…決めました、弟子を取ります!」

咲「は?」

平乃「格闘キャラを活かすため、弟子を取るんです!」

平乃「そして、合わせて師匠キャラもゲットして…うへへ…」

平乃「よし、>>5さんを弟子にしましょう!」

エリー

平乃「エルキュールさんを弟子にします!」

平乃「エルキュールさんはパワーがありますから!そこに私の技が加わったら無敵ですよ!」

咲「…エルキュールが無敵になったら平乃のキャラがもっと薄くなるよ」

平乃「大丈夫、私は師匠ですから」

平乃「無敵のエルキュールさんでも勝てないような怪盗出現!ミルキィホームズ大ピンチ!」

平乃「そこへ颯爽と現れるG4!っていうか私!!」

平乃『あぁ師匠…!来てくれたんですね…!』

平乃『お待たせしましたエルキュールさん!見ててください、私の最終奥義を!!』

平乃『まだ奥義を残していたなんて…師匠には敵いません…』

平乃『平乃さんかっこいいー!』

平乃「ね?」

咲(これだからオタクは…)

平乃「さぁエルキュールさんを勧誘しにいきましょう」

平乃「でもどうやって勧誘しましょう?>>11とか?」

ネロのパンツで釣る

平乃「譲崎さんのぱんつで釣りましょう!!」

咲「なんで?」

平乃「咲さん、分かりませんか?」

咲「多分IQ1400の小衣でも分からないと思う」

平乃「エルキュールさんは、譲崎さんのことが好きなんですよ!」

平乃「好きな人のぱんつなら、飛びついてくるに決まってるじゃないですか」

咲「何?今度は百合漫画にハマったの?」

咲「本当に平乃は影響されやすいね…」

平乃「違いますぅー、そういうのじゃありませんー」

咲(これだからオタクは…)

平乃「さて、どうやって譲崎さんのぱんつを手に入れましょうか?」

咲「もう>>18でもやってなよ」

根津くんから分けてもらう

咲「根津ってやつから分けて貰えばいいんじゃない」

平乃「根津…誰ですか、それ」

咲「ホームズ探偵学院の生徒、アンリエット生徒会長の取り巻きの一人」

平乃「あぁ、あの影の薄い…」

咲(少なくとも平乃よりは濃いよ)

平乃「…って男の子じゃないですか!?」

平乃「なんで譲崎さんのぱんつを…!?犯罪の香りがします!!」

咲「女の子が持ってたら犯罪じゃないの…?」

平乃「それは愛です」

平乃「こうしちゃいられませんよ!長谷川平乃!出動します!!」

咲「もう付き合ってられないよ」

ホームズ探偵学院
 中庭

平乃「見つけましたよ、根津次郎さん!!」ザッ

根津「ん?」

根津(あいつは確か小泉とか言う…そうだ、G4の一人だ!)

根津(なんで俺のところに!?ドジ踏んだ覚えはないぞ…!)ドキドキ

根津「な、なんか用?」

平乃「とぼけたってだめです!!さぁ!譲崎さんのぱんつを出しなさい!!」

根津「はぁ!?」

平乃「今出せば特別に、逮捕するのは許してあげます」

平乃「逃げたってだめですよ、私は各種武道段位五十段ですから!」

根津(た、確かに俺一人でこいつとやりあうのはキツい…)

根津「>>28

じゃあどれがいい? お気に入りの縞パンはダメだからな!

根津「わ、わかったよ…渡すよ」

平乃「抵抗しないなんてお利口さんですね」

根津「じゃあ、どれがいいんだ?」ズラッ

平乃「す、すごい量ですね…」

根津「あ、言っとくけどこの縞ぱんは駄目だからな!お気にいりなんだ!!」

平乃(エルキュールさんの好きそうな柄はどれでしょう?)

平乃「じゃあこれを…」

根津「あ、その穿き古したのも駄目だ!!レアもんなんだぞ!?」

平乃「えぇー…」

根津「あぁ…俺のお宝の中から一つ渡さなきゃいけないなんて…屈辱だ!!ちくしょう!!」

平乃(変態だ…本物の変態に出会ってしまった…)

平乃「じゃあ…この、>>35のでいいですよ…」

猫柄のパンツ

平乃「じゃあこのねこさんのプリントされたのを…」ヒョイッ

根津「大事に使えよな…!!」

平乃「それじゃあ確かに受け取りました」

根津「くっそ…ちくしょう…!」ブツブツ

平乃「……当て身!!」ガスッ

根津「な゛っ!?」ドサァッ

平乃「…もしもし、次子さんですか?えぇ、探偵学院で下着泥棒を…はい、気絶させました」

平乃「はい…それじゃあ、えぇ、お願いしまーす」ピッ

平乃「逮捕はしませんよ…私は、ですけどね」

平乃「さぁ!このぱんつを持って屋根裏部屋へ!」


屋根裏部屋

平乃「失礼しまーす…」ガチャッ

>>42「ん?」

平乃「あっ、>>42さん」

小林くぅん

平乃「あっ、小林さん」

小林「なんだ、平乃君じゃないか」

平乃(エルキュールさんがいると思ったんですが…勘が外れましたね)

平乃「何をしているんですか?」

小林「いやぁ…帰ってきたと思ったらみんなの部屋が閉鎖されてて」

小林「アンリエットさんに聞いてここに来たものの…みんなは本当にこんなところに…?」

小林「で、みんなはまだ帰ってきてないから、ここで待たせてもらってるんだ」

小林「平乃君はみんなに何か用かい?」

平乃「うっ!?」

平乃(譲崎さんのぱんつを持ってエルキュールさんを釣りにきました…なんて言えませんよね)

平乃「わ、私は>>50しに…」

オナ

平乃「私は…その、自慰でもしようかなぁ…なんて」

小林「なん…だと…」

平乃「時々、仕事を抜け出してここに来ちゃうんです…」

平乃「いけないことだって分かってますけど…それでも、我慢できなくて…」モジモジ

小林(お、おちつけ、落ちつくんだ小林オペラ)

小林(そういう行為は人間としてある意味当然、仕方のないことだ…)

小林(つまり、問題は『何故』でなく『誰で』と言う事だ!!)

小林(平乃君は『この部屋で』と言った)

小林(つまりこの部屋に住む人物…シャーロック、ネロ、エリー、コーデリア…)

小林(この四人の誰かに想いを寄せていて…それで、そういう事をしていると言うわけだ!!)

小林「ひ、平乃君…?」

平乃「はい?」

小林「そ、その、あの誰で…そういうことを…?」

平乃「>>60

エリーさん

平乃「……エルキュールさん、です」

小林「そうか……」

平乃「………」

小林「………」

小林「僕は…」

平乃「え?」

小林「僕は…!心から君の事を応援するよ!!」

平乃「小林さん…!」

小林「恋愛は自由なんだ、愛の形に性別だとか、そんなものは関係ないんだ」

小林「きっと君が行く道の先には…つらくて苦しいことが待ち受けているかもしれない」

小林「それでも僕は、いつだって君の…いや、君達のことを応援してるから!!」

平乃「…………」

平乃(嘘なんですけど、どうしましょうねこれ)

ワイワイ ソレデーエリーサンガー エー

小林「むっ、みんなが帰ってきたみたいだ!!」

小林「ここは僕に任せて!平乃君はここにいてくれ!」バッ

平乃「えっ、ちょ…あの…」

小林「やぁみんな!」

コーデリア「きょ、教官!?」

シャロ「小林先生ですー!!」

小林「さっき帰ってきたんだ!久しぶりだね!!」

ネロ「なんだよー!帰ってくるなら電話くらいしろよー!」

エリー「小林さん…お帰りなさい…!」

小林「あ、エリー…」

小林「エリー、君に見て欲しいモノがあるんだ」

エリー「えっ?」

小林「部屋の中に置いてあるから、よろしく!!」

小林「さぁみんな!馬に蹴られないうちにちょっと散歩でもしてこようか、さぁ早く!!駆け足!!」グイグイ

ネロ「えっ、ちょっと!?意味わかんないんだけど!?」

シャロ「強引ですー!!」

エリー「なんなんでしょう…?」ガチャッ

エリー「……平乃さん?」

平乃「どうもこんにちは、エルキュールさん」

平乃(過程はどうあれ、うまくエルキュールさんと二人きりになれました!)

平乃(感謝します、小林さん!!)

エリー「あ、あの…なにか?」

平乃「まず、これを見てくれませんか」スッ

エリー「…!!こ、これは…!」

平乃「そうです、譲崎さんの…ぱんつです!!」

エリー「ちゃんと名前も書いてある…!!」

平乃「これをあげます、だから…私の弟子になって下さい!!」

エリー「えっ」

平乃「お願いします!!影の薄い私を助けると思って!!」

エリー「……>>75

なんでネロのぱんつを平乃さんが持ってるんですか?

エリー「なんで…ネロのぱんつを、平乃さんが持ってるんですか…?」ガタガタ

平乃「えっ」

エリー「…………」プルプル

平乃(あれ?エルキュールさん…怯えてる?)

平乃(なんででしょう?ネロスキーのエルキュールさんなら喜んで飛びつくと思ったんですが…)

平乃(…はっ!?そうか!!)ピキーン

平乃(譲崎さんのぱんつを私が持っているから…私と譲崎さんが恋人同士だと勘違いしているんですね!?)

エリー「……!」ガタガタ

エリー(平乃さんがネロのぱんつを持っている…つまり…)

エリー(『断ったら譲崎さんの貞操は保証できませんよ』と脅している…!?)

エリー(ど、どうしよう…!)

平乃「ふふふ、大丈夫ですよ!私はネロエリ派ですから!」

エリー(意味が分からないです…!)ガタガタ

エリー「……>>83

ネロの代わりに私の体を好きにしてください!

エリー「わ、私…が…!」ガタガタ

平乃「ん?」

エリー「私が、ネロの代わりになりますから…!」ガタガタ

エリー「だから…ネロには手を出さないでください…!」グスッ

平乃「え?ええぇっ!?」

平乃(そ、そんな…エルキュールさんは…!)ドキドキ

平乃(私の事が好きだったんですか!?)

平乃(私はてっきり、エルキュールさんは譲崎さんの事が好きなんだとばかり…!!)

平乃(そうか、だからあんなに震えて…)

平乃(私の事を譲崎さんに取られてしまうと思って、だからあんなに震えていたんですね!)

平乃「大丈夫ですよ、エルキュールさん!私は誰のものでもありませんから!!」

エリー「…?」

平乃「エルキュールさんが私のことをそんな風に思ってくれていたなんて、嬉しい…!」

平乃「これから…よろしくお願いしますね…?」ギュッ

エリー(な、なにをよろしくされちゃうんだろう…?)ガタガタ

平乃「あぁ…私、今とっても幸せです…」ギュー

エリー(お、女の子なら誰でもいいってことなんでしょうか…?)ガタガタ

エリー(でも…ネロを守るためなら…私…!)ガタガタ

エリー「あ、あの…?」ビクビク

平乃「はい?なんですか?」

エリー「こ、これから…どうするんですか…」ガタガタ

平乃「え…えーっと…」

平乃「じゃあ手始めに>>98でもしてみましょうか」

武者修行

平乃「じゃあまずは武者修行の旅へ出かけましょう!」

エリー「え…?」

平乃「まずは全国を巡り強者と拳を重ね、己の力量を知るんです!」

平乃「さぁ行きましょう、時間は私達を待ってはくれないんです」

エリー(あぁ…私、今まさに誘拐されようとしてます…)

エリー(みんなごめんなさい…今までありがとう…)グスッ

平乃(あれ、エルキュールさん…泣いてる…?)

平乃「大丈夫ですよ、私がついてますから…」ギュッ

エリー「ひいぃ…!」

平乃「さぁまずは>>110に行きましょう!!」

ストーンリバーのところ

平乃「まずは…怪盗ストーンリバーを倒します!」

エリー「ストーンリバーを…」

平乃「怪盗帝国きっての武闘派、彼なら相手に不足はありません!!」

エリー「でも、怪盗はどこにいるんでしょう…?」

平乃「それもそうですね、普段はきっとどこかに身を隠しているでしょうから」

平乃「エルキュールさん、ストーンリバーのいそうなところを知りませんか?」

エリー「え?えーっと…」

エリー「…>>118とかに、いるんじゃないでしょうか」

留置所

エリー「留置所…とか…?」

平乃「なるほど、もしかしたら捕まってるかもしれませんね」

平乃「一度署に戻って、確認してみますか」


ヨコハマ警察

平乃「ただいま戻りましたー!」ガチャッ

エリー「お邪魔します…」

咲「おかえりんこー」

小衣「どこほっつき歩いてたのよ!しかもエルキュールまで連れてきて…!」

平乃「エルキュールさんは私の恋人だからいいんです!!」

小衣「!?」

咲(弟子じゃないの?)

エリー(本当は違います…)

平乃「咲さん、怪盗ストーンリバーが逮捕されたって話あります?」

咲「ストーンリバー?そんな情報は…」カタカタ

咲「あ、>>128だね」

ブタ箱でクサイ飯食ってるよ

咲「あ、捕まってるね…ブタ箱で臭い飯食ってるよ」

平乃「ありがとうございます咲さん!」

平乃「さぁ行きましょうかエルキュールさん!千里の道も一歩からです!」

エリー「うぅ…分かりました…」




ストーンリバー「まさかこんなところで捕まるとは…一生の不覚!」

根津「本当に一生の不覚だよ…ははは…」

ストーンリバー「お前は何で捕まったんだ?」

根津(言えねえ…!)

平乃「見つけましたよ、怪盗ストーンリバー!!」

ストーンリバー「貴様は…G4の小泉なんとかか!?」

平乃「だからそれは誰なんですか!?」

平乃「早速ですけど武者修行に付き合ってもらいます!エルキュールさん、頑張ってください!」

エリー「わ、私が…いくんですか…!?」

ストーンリバー「事情はよく分からんが…エルキュールと戦えばいいのか?」

エリー「うぅ…」モジモジ

平乃(ストーンリバーとエルキュールさんの、本来の力は互角!)

平乃(でも、エルキュールさんはトイズを失ってますからまず負けてしまうでしょう)

平乃(とどめを刺されようというその間際!間に割って入る私!!)

平乃(かっこよくストーンリバーを倒す私!エルキュールさんが駆け寄ってくる!)

平乃(『ありがとうございます平乃さん…好きです!』)

平乃(武者修行をこなし、エルキュールさんにも惚れ直される!一石二鳥!!)

平乃「さぁいきますよ!!探偵ファイトォ!!レディー・ゴーーーっ!!」

ストーンリバー「貴様に恨みは無いが…悪く思うな!」バッ

エリー「……っ!」

エリー(ここは…>>137で…!)

破滅のフォトンストリーム

エリー「狩らせて貰おうか!貴様の魂ごと!!」

ストーンリバー「!?」

平乃「!?」

エリー「ストーンリバーにダイレクトアタック!!破滅のフォトン・ストリーム!!」ギュオオオオ ズドーン

ストーンリバー「ぎにゃああああああああああ!!」 ストーンリバー LP0

エリー「なんとか…勝てました…」

ストーンリバー「ぐふぅっ…!」ドサッ

平乃(あれ…私の計画が…)

エリー「あの…平乃さん?」

平乃「はい?」

エリー「ネロを人質にとったり…私を戦わせたり…」

エリー「……なにが目的なんですか?」

平乃「え…?そりゃあ…」

平乃「>>148ですけど…?」

ノリ

平乃「なんだか、ノリだけでここまで来ちゃいました」

エリー「…………」イラッ

平乃(あ、あれ…?エルキュールさんが珍しく怒っている…?)

平乃「ちょ、ちょっと状況を整理しましょう!」アタフタ

平乃「私は弟子が欲しくて、エルキュールさんのところに行って…」

平乃「譲崎さんのぱんつを餌にエルキュールさんを釣ろうと思ったんですが…」

平乃「なんと!エルキュールさんは私の事が好きだったことが判明!!」

平乃「師弟関係であり、恋人同士でもある私たちはラブラブ武者修行の旅に出て…今に至る!ですよね?」

エリー「…平乃さんがネロの貞操を人質にとって私を脅迫して…」

エリー「私がネロの身代わりになって…平乃さんは私を連れて逃亡」

エリー「そして何故かストーンリバーと戦う事になって…今に至る…」

エリー「…確か、こうじゃなかったかと…」

平乃「………」

エリー「………」

平乃「……>>157

>>155

平乃「……ねぇ」

エリー「はい…?」

平乃「…しちゃおっか?」

エリー「…はい!?」

平乃「なんなんですかこの展開!!最初は単に弟子が欲しいって話だったのに!!」

平乃「エルキュールさんの中じゃあ私、ただの性犯罪者じゃないですかぁー!!」

エリー(ぱんつで釣ろうとした時点で…かなりあれですけど…)

平乃「私はただ!師匠キャラになるために弟子が欲しかっただけなのに!!」

平乃「あと純粋な気持ちで、エリネロっていいなぁって思ってただけなのに…!」

エリー「うわぁ…」

平乃「エルキュールさん…いいですよね!?」ガッシィ

エリー「え…!?は、離して…!!」グイグイ

平乃「もうこうなったたイケるとこまでイっちゃいますよ!!うわあぁーーん!!」

エリー「だ、誰か…!助けて…!!」

平乃「くんかくんか!むふーむふー!」

エリー「いやーーっ!!」ドゴォッ!

平乃「ぐほぉっ!!?」ドサッ

エリー「た、助かりました…」ハァハァ

平乃「…もう、なんなんですか」

エリー「あ、あの…?」

平乃「もうやってられませんよ!!一体私が何をしたって言うんですかーっ!!」キー

平乃「なんか知らないけど影薄いし!!小泉ちゃんとか呼ばれるし!!」

平乃「挙句の果てにこんな…みじめな役回りでっ…!!」

平乃「私だって…私だって…!他のみなさんみたいに目立ちたいだけなのに…!!」グスッ

エリー「平乃…さん…」

平乃「もうほっといてください!!もう弟子も、恋人もどうだっていいです!!」

平乃「脇役は脇役らしく、すみっこのほうにいますから…もう、構わないで…」ウジウジ

エリー「…平乃さん!」ガッ

エリー「ひ、平乃さんは…脇役なんかじゃないです…」

平乃「エルキュールさん…?」

エリー「私、知ってます…平乃さんがいつも頑張っていること…」

エリー「いつも怪盗と戦って…最前線で活躍してるじゃないですか…!」

エリー「自分のことを…脇役だなんて言わないでください…!」

平乃「…………」

エリー「弟子だって、恋人だって…その…」

エリー「……私がなります、から…」

エリー「だから元気出してください…」

平乃「……本当ですか?」

エリー「え?」

平乃「本当に…私の>>175になってくれるんですか!?」

だし

平乃「だしに…出汁に、なってくれるんですかっ!?」

平乃「私と一緒にお鍋の中に入ってくれるんですか!?」

平乃「私と一緒にじっくりことこと煮込まれてくれるんですか!?」

平乃「どうなんですか、エルキュールさん!!」

エリー「…平乃さんが、そう望むなら…」

平乃「え、エルキュールさん…」キュンッ

エリー「平乃さんとなら私…だしになっても平気です…!」

平乃「エルキュールさん…!」ジーン

エリー「だしになりましょう…平乃さん…」

平乃「なりましょう!だしをとりにいきましょう!!」

平乃(あぁ…私今とっても幸せです)

平乃(生きていればこんなに幸せな事があるんですね…!)

平乃「いいお湯ですねー…」カポーン

エリー「そうですね…あったかいです…」カポーン

平乃「だしでてますかねー」

エリー「多分…でてます…」

平乃「ふう…やっぱり汗をかいた後の温泉は最高ですね…」

エリー「気持ちいいです…」

平乃「…はっ!?」ビクッ

エリー「どうしたんですか…?」

平乃「武者修行のあとにいっしょにお風呂に入る…!これって師匠と弟子っぽいですね!!」

エリー「それを、言うなら…」

エリー「一緒にお風呂って…恋人っぽいと思います…」カアァ

平乃「……えへへ、なんだかぜーんぶ、どうでもよくなっちゃいました」

平乃「生きていると温泉があったかい…すばらしいです」

平乃「エルキュールさん…また一緒に温泉に来ましょうね」

エリー「…>>192

ええ、一緒に

エリー「えぇ、一緒に…二人だけで…」

平乃「…ありがとうございます」

エリー「…………」

平乃「…………」

平乃(なんだか、今日一日でエルキュールさんと随分仲良くなれたような…そんな気がします)

平乃(…毎日毎日、お仕事をこなして)

平乃(たまに、仲のいい友達とこうやって一緒に温泉でのんびりしてみたりする…そんな日々)

平乃「ふふっ…」

平乃「エルキュールさん、たとえ目立てなくても、名前を間違えられても」

平乃「弟子ができなくても、恋人がいなくても」

平乃「人生って、すっごく楽しいですね!」

エリー「…そうですね」

平乃「さて…明日からまた、頑張りますか…」


おしまい

平乃さんがエリーのことを「エルキュール」と呼ぶのか「エリー」と呼ぶのか正直よく分かっていない
おしまい

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