沙苗「溜まった性欲を恒一くんにぶつけたい」(102)

~女子トイレ~

沙苗(ハァ…ムラムラする……)

沙苗(オナニーでもしよっかな)


クチュ… クチュクチュ ピチャッ

沙苗「んっ…ああっ……んっふ…」クチュクチュ



沙苗「…恒一くんとしてみたい」

それは、彼が入院したばかりの頃・・・。


~ナースステーション~

「ねぇねぇ、204号室の男の子見た?」

「あー、すっごい可愛いよねぇ」

「東京から引っ越して来たばかりみたいよ?」



沙苗「……」

沙苗(ふぅ~ん…204号室か…)

婦長「あ、水野さん」

沙苗「はい婦長」

婦長「今日から204号室の榊原さんを担当してもらうから、お願いね」

沙苗「は、はい!」


「いいなぁ…」

「水野さんズルイ…」

「私も榊原きゅんの担当が良かった…」

沙苗「204号室の榊原恒一くんか…」


沙苗(皆して可愛い可愛いってベタ褒めしてたけど…)

沙苗(ま、所詮は中学生だし…)

沙苗(中学生なんか相手にしてる暇…)

ガラッ

沙苗「榊原くーん、採血の時間ですよー」

榊原「はい」



沙苗「……//」キュン

沙苗(ってキュンって何よキュンって…)

沙苗(この子はまだ中学生なんだから…)


榊原「採血ですか?」

沙苗「そうよ。…あ、私は新しく榊原くんの担当になった水野沙苗」

沙苗「よろしくねっ!」

榊原「こちらこそ、お世話になります」ニコッ

沙苗「//」キュンッ



悔しかった・・・。

私は彼に、心を揺れ動かされたのだ。

榊原「…」ビクビク

沙苗「あれぇ~?もしかして榊原くん、注射怖いのかなぁ~?」

榊原「そ、そんな事ないですよ」

沙苗(強がっちゃって…可愛いんだから//)

榊原「……」ビクビク

沙苗「安心して、私こう見えて注射には自信あるの♪」

プスッ

榊原「ッ!……あれ?痛くない…」

沙苗「一発命中、素晴らしい~!」

沙苗「ふっふーん。どんなもんですか」ドヤッ

榊原「すごい上手ですね、水野さん」

沙苗「そうでしょそうでしょ?もっと褒めてくれたまえ、少年」

榊原「水野さんが担当になってくれて良かったです」ニコッ

沙苗「なっ…//」

榊原「?」

沙苗「う、ううん…何でもないよ。ありがとね!」

榊原「ははっ」

沙苗「私のことは、名前で呼んでもいいからね。その代わり、私もこれからは恒一くんって呼ぶから」

榊原「はい、沙苗さん」

沙苗「//」

彼は笑顔も可愛かった。

その笑顔を見ると、仕事のストレスも一気に吹っ飛んでしまう。

少しでも長く、彼と一緒にいたい・・・私はそう思った。



沙苗「…あ、そろそろ次の患者さんのところに行かないと」

榊原「頑張ってくださいね」

沙苗「うん!」



沙苗「…あ、恒一くん」

榊原「はい?」


沙苗「私も、あなたの担当になれて本当に良かった」ニコッ

榊原「…」

コンコンッ ガラッ

沙苗「検温の時間だよ、恒一くん♪」

榊原「あ、お願いします」

沙苗「…へぇ、恒一くん小説読むんだ?」

榊原「ええ、一応」

沙苗「ほぉほぉ、で、何読んでるんだい?」

榊原「ホラー小説なんですけどね」


ハニカミながら、彼は私にコリンズの「ブラック・ローズ」の表紙を見せた。

沙苗「ホラー小説が好きなんだ?」

榊原「はい」

沙苗「じゃあ私と一緒だね//」

榊原「えっ、沙苗さんも?」

沙苗「うん、ホラー小説って面白いのが多いし…好き」


沙苗「…………大好き」


榊原「// そ、そうですよね。話が合う人がいて良かったです」

沙苗「私も、話が合う人がいなかったから…嬉しいな!」

榊原「退院したら、ゆっくりお話したいですね」

沙苗「そうね。じゃあその時は……朝まで語り合おっか?」

榊原「あ、朝までって…」

沙苗「ふふっ、冗談だよ。ったくからかいがいがあるんだから」

榊原「もぉ…意地悪しないで下さいよ」

沙苗「んふっ、ごめんごめん♪」



気付けば、

彼と話す時間が一番の楽しみになっていた。

考えてみれば、学生の頃からずっと恋人を作る暇なんてなかった。

私は男に飢えていたのだろうか。

私は、


恒一くんを一人の男として見ている自分に気付いた・・・。

~ナースステーション~

沙苗「え?尿管ですか…?」

婦長「そうよ。榊原さんの尿管、外してあげてね」

沙苗「は、はい…」


沙苗「…ゴクッ」




期待している自分が恥ずかしかった。

でも、

胸の高鳴りはいつになっても止まらないでいた。

コンコンッ ガラッ

沙苗「さ、検温の時間ですよ~♪」

榊原「はい」


沙苗「…うん、平熱ね!よしよし」

沙苗「…」

沙苗「……//」ドキドキ

榊原「あの…まだ何か?」

沙苗「うん…あのね、そろそろ尿管外そうと思って」

榊原「そ…そうですか。…え?沙苗さんが外すんですか?」

沙苗「そうだよ?」

榊原「…」

沙苗「ふふっ、恥ずかしい?」

榊原「は、恥ずかしいに決まってますよ…」

沙苗「…安心して、恒一くん」

沙苗「優しく外してあげるから、ね?」

榊原「は、はい…」

沙苗「ズボン…下ろすね。少し腰浮かせてもらえる?」

榊原「はい…」

沙苗「…」ススッ

沙苗「パンツ、ずらすね…?」

榊原「は、はい…」

沙苗「……」ズルッ

ボロンッ

榊原(さ、沙苗さんに見られた…//)

沙苗(恒一くんの……ちんぽ//)

沙苗「……//」ポーッ

榊原「…さ、沙苗さん?」

沙苗「あっ、ごめんなさい…今外すからねっ」

榊原「…んっ」

沙苗「よ、よし…これで大丈夫!」

沙苗「……」

榊原「………」

沙苗「じゃ、じゃあ私はこれで…!」

ガチャッ バタンッ




沙苗「やだ……私、濡れてる……」

いけない事だとは分かってる。

患者を、それも中学生の男の子を、

性の対象として見てしまうなんて・・・。

無意識の内にトイレの個室に入っては、欲求不満の肉壷をほじくり回す。

それが日課になっていた・・・。



沙苗「…恒一くんとしてみたい」

沙苗「恒一くん…ハァハァ…恒一くん…!恒一くんっ!」クチュクチュ

沙苗「んふぅっ!…ああっ…あああっ!……んっ!」ピチャピチャ

沙苗「んふぅ……」ピチャ…



溜まった性欲を、恒一くんにぶつけたい。

コンコンッ ガラッ

沙苗「元気にしてるかなぁ?ホラー少年♪」

榊原「あ、沙苗さん…」

沙苗「どうしたの?起き上がろうとして…」タタッ

榊原「ちょっと、売店に行きたくて」

沙苗「無理しちゃダメよ?ほら、起き上がるの手伝ってあげるから…」

榊原「すみません」

沙苗「いいのよ?これも仕事なんだから」

沙苗「ほら、私に掴まって」

榊原「は…はい…」ギュッ

沙苗「//」

沙苗「…もっと強く」

榊原「こ、こうですか?」ギュウッ

沙苗「…うん//」

沙苗「そのまま掴まっててね…よいしょ」ギュッ

榊原(うわっ…沙苗さんの胸が顔に…!//)

沙苗「ゆっくり起こしてあげるからね…」

榊原「は、はい」

榊原(沙苗さんのおっぱい柔らかい…//)

榊原(それに…沙苗さんいい匂いがする……)

沙苗「……」ギュッ

榊原「…あ、あの、沙苗さん…もう大丈夫です…」

沙苗「おっと、ごめんごめん」

榊原「ありがとうございます。…じゃあ僕、売店行って来ますね」

沙苗「うんっ、いってらっしゃい!」



沙苗「はぁ……」

沙苗「もうちょっと抱いていたかったのになぁ…」

沙苗「……恒一くんが寝てたベッド…」

沙苗「…恒一くん!」

沙苗「恒一くんの匂いがする…」スーッ ハー

沙苗「恒一くん…恒一くん!」スーハー スーハー

沙苗「恒一くん……」モゾモゾッ

沙苗「……」ススッ

沙苗「…んっ……あはぁっ!」クチュクチュ

沙苗(私…何てことしてるのかしら…)

沙苗「あぁぁぁ…!恒一くん……好き…!」クチュピチャ



そして私は、恒一くんのベッドにぐったりとうな垂れた。

ちょっと休憩

再開

♯2「退院」



沙苗「おっ、今度はキング先生ですか?ホラー少年♪」

榊原「ん…?あっ、沙苗さん…」

桜木「…」

風見「…」

赤沢「…」

榊原(誰だこの人たち…?)

沙苗「夜見北の生徒さん達よ。恒一くんのお見舞いに来たんだってさ」

榊原「そうなんですか」

沙苗「…じゃあ、私はこれで」

ガラッ



沙苗「…」

~30分後~

沙苗「おや?もうお友達は帰ったのかな?」

榊原「はい。さっき帰りました」

沙苗「そっかそっか♪」

沙苗「…で、どんな話してたの?」ズイッ

榊原「え…」

榊原(か、顔が近い//)

沙苗「もしかして、もう愛の告白とかされちゃった?」

榊原「そんな訳ないじゃないですか…やめて下さいよ」

沙苗「あははっ、冗談よ冗談♪」


沙苗「…でも、恒一くんイケメンだから…有り得なくもないかなぁ、なんて…」

榊原「イケメンじゃないですって…勘弁して下さいよ…」

沙苗「そう?私はかっこいいと思うけどなぁ、恒一くん」

榊原「えっ…//」

沙苗「とにかく、誰かに告白されたらすぐ私に相談する事!」

沙苗「いい?」ズイッ

榊原「は、はい…」

沙苗「ふふっ」

そしてついに、その日はやって来た。

来て欲しくなかった。

この日が来るのが・・・怖かった。



榊原「今日で退院か…」

医者「無理はしないようにね」

榊原「はい!」

怜子「それじゃあ恒一くん、行きましょうか」

榊原「わかりました、怜子さん」



榊原(沙苗さん…今日は夜勤なんだっけ……)


その場所に、私はいなかった。

コンコン ガラッ

沙苗「こんばんは、恒一くん♪」

沙苗「…って、あれ…?」

婦長「ん?水野さん、こんな所で何してるの?」

沙苗「あ、婦長。あの…恒一くんは…?」

婦長「何言ってるの、今日の昼間退院したわよ。昨日も言ったでしょ」

沙苗「!」


沙苗(…何やってるんだろ、私)


がらんと空いた病室で、私は立ち尽くしていた。

静寂が、突き刺さって痛い。

沙苗「はぁ……」

沙苗「何で今日に限って夜勤なんだろ…」

沙苗「チッ…婦長のせいで…!」

沙苗「はぁ……」

沙苗「恒一くんに会いたいなぁ」



沙苗「…そう言えば恒一くんって夜見北よね…」

沙苗「それもうちの弟と同じ3年3組……」

沙苗さんの顔面グシャァする画像ください

~榊原家~

怜子「退院したとは言え、学校に通うまでは安静にね」

榊原「はい」



榊原「とは言え、家の中にずっといるのも暇だよなぁ」

榊原「そうだ!沙苗さんに本借りてたんだっけ…」

榊原「せっかくだし、読もうかな」

ペラッ

榊原「ん…?何だこのシミ……」

>>75
なんて悪趣味な…

榊原「まぁ…いいか」ペラッ

榊原「あ、またシミが…」



沙苗「いけないっ!」

沙苗「あの本…オナニーしながら読んでたの忘れてた…!」

沙苗「…ま、いいか」

沙苗「そんな事より恒一くんに会いたいなぁ…」

メシ

♯3「来訪」



~ナースステーション~

沙苗「ハァ…カルテ書くのも面倒臭いなぁ…」

沙苗(恒一くん、今頃何してるのかなぁ)

沙苗(この時間帯だと…もうそろそろお風呂に入ってるのかな?)

沙苗(恒一くんと一緒にお風呂入りたいなぁ……)



榊原「こんばんは」

沙苗「!?」

沙苗「こ、恒一きゅ…恒一くん!?」

榊原「夜分遅くにすみません」



~休憩室~

沙苗「身体の調子はどう?」

榊原「ええ、おかげさまで順調です」

沙苗「そう言えば、この前貸した本読んでくれた?」

榊原「はい、面白かったですよ。一日で読み終わっちゃいましたよ」

沙苗「うんうん、やっぱ恒一くんはいいね」

榊原「え//」

沙苗「うちの弟も本読めばいいのに。漫画しか読まないからねぇ~」

榊原「弟…?」

沙苗「一緒のクラスなんでしょ?3年3組、バスケ部の水野猛」

榊原「…あぁ」

沙苗「で、今日はそんな話をしに来たわけじゃないみたいね…」

榊原「は、はい。聞きたいことがあって」

沙苗「何?私のスリーサイズ?」

榊原「な、何言ってるんですかっ//」

沙苗「冗談よっ。本当に騙されやすいんだから」

榊原「ったく…」

沙苗「でも、知りたくなったら言ってね!いつでも教えてあげるよ♪」

榊原「い、いい加減にして下さいよ//」

沙苗「それで、本題は?」

榊原「はい、この病院で昨日亡くなった人っていました…?」

榊原「…そうですか」

沙苗「うん。ごめんね、力になれなくて…」

榊原「そんな、別にいいですよ」

沙苗「それで、何でそんな事を調べてるの?」

榊原「それは…」

沙苗「ま、今は無理に話さなくてもいいよ。何か事情がありそうだしね」

榊原「はい…」

沙苗「何か分かったら連絡してあげるよ!」

沙苗「だから携帯の番号、交換しましょう」

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