~女子トイレ~
沙苗(ハァ…ムラムラする……)
沙苗(オナニーでもしよっかな)
クチュ… クチュクチュ ピチャッ
沙苗「んっ…ああっ……んっふ…」クチュクチュ
沙苗「…恒一くんとしてみたい」
それは、彼が入院したばかりの頃・・・。
~ナースステーション~
「ねぇねぇ、204号室の男の子見た?」
「あー、すっごい可愛いよねぇ」
「東京から引っ越して来たばかりみたいよ?」
沙苗「……」
沙苗(ふぅ~ん…204号室か…)
婦長「あ、水野さん」
沙苗「はい婦長」
婦長「今日から204号室の榊原さんを担当してもらうから、お願いね」
沙苗「は、はい!」
「いいなぁ…」
「水野さんズルイ…」
「私も榊原きゅんの担当が良かった…」
沙苗「204号室の榊原恒一くんか…」
沙苗(皆して可愛い可愛いってベタ褒めしてたけど…)
沙苗(ま、所詮は中学生だし…)
沙苗(中学生なんか相手にしてる暇…)
ガラッ
沙苗「榊原くーん、採血の時間ですよー」
榊原「はい」
沙苗「……//」キュン
沙苗(ってキュンって何よキュンって…)
沙苗(この子はまだ中学生なんだから…)
榊原「採血ですか?」
沙苗「そうよ。…あ、私は新しく榊原くんの担当になった水野沙苗」
沙苗「よろしくねっ!」
榊原「こちらこそ、お世話になります」ニコッ
沙苗「//」キュンッ
悔しかった・・・。
私は彼に、心を揺れ動かされたのだ。
榊原「…」ビクビク
沙苗「あれぇ~?もしかして榊原くん、注射怖いのかなぁ~?」
榊原「そ、そんな事ないですよ」
沙苗(強がっちゃって…可愛いんだから//)
榊原「……」ビクビク
沙苗「安心して、私こう見えて注射には自信あるの♪」
プスッ
榊原「ッ!……あれ?痛くない…」
沙苗「一発命中、素晴らしい~!」
沙苗「ふっふーん。どんなもんですか」ドヤッ
榊原「すごい上手ですね、水野さん」
沙苗「そうでしょそうでしょ?もっと褒めてくれたまえ、少年」
榊原「水野さんが担当になってくれて良かったです」ニコッ
沙苗「なっ…//」
榊原「?」
沙苗「う、ううん…何でもないよ。ありがとね!」
榊原「ははっ」
沙苗「私のことは、名前で呼んでもいいからね。その代わり、私もこれからは恒一くんって呼ぶから」
榊原「はい、沙苗さん」
沙苗「//」
彼は笑顔も可愛かった。
その笑顔を見ると、仕事のストレスも一気に吹っ飛んでしまう。
少しでも長く、彼と一緒にいたい・・・私はそう思った。
沙苗「…あ、そろそろ次の患者さんのところに行かないと」
榊原「頑張ってくださいね」
沙苗「うん!」
沙苗「…あ、恒一くん」
榊原「はい?」
沙苗「私も、あなたの担当になれて本当に良かった」ニコッ
榊原「…」
コンコンッ ガラッ
沙苗「検温の時間だよ、恒一くん♪」
榊原「あ、お願いします」
沙苗「…へぇ、恒一くん小説読むんだ?」
榊原「ええ、一応」
沙苗「ほぉほぉ、で、何読んでるんだい?」
榊原「ホラー小説なんですけどね」
ハニカミながら、彼は私にコリンズの「ブラック・ローズ」の表紙を見せた。
沙苗「ホラー小説が好きなんだ?」
榊原「はい」
沙苗「じゃあ私と一緒だね//」
榊原「えっ、沙苗さんも?」
沙苗「うん、ホラー小説って面白いのが多いし…好き」
沙苗「…………大好き」
榊原「// そ、そうですよね。話が合う人がいて良かったです」
沙苗「私も、話が合う人がいなかったから…嬉しいな!」
榊原「退院したら、ゆっくりお話したいですね」
沙苗「そうね。じゃあその時は……朝まで語り合おっか?」
榊原「あ、朝までって…」
沙苗「ふふっ、冗談だよ。ったくからかいがいがあるんだから」
榊原「もぉ…意地悪しないで下さいよ」
沙苗「んふっ、ごめんごめん♪」
気付けば、
彼と話す時間が一番の楽しみになっていた。
考えてみれば、学生の頃からずっと恋人を作る暇なんてなかった。
私は男に飢えていたのだろうか。
私は、
恒一くんを一人の男として見ている自分に気付いた・・・。
~ナースステーション~
沙苗「え?尿管ですか…?」
婦長「そうよ。榊原さんの尿管、外してあげてね」
沙苗「は、はい…」
沙苗「…ゴクッ」
期待している自分が恥ずかしかった。
でも、
胸の高鳴りはいつになっても止まらないでいた。
コンコンッ ガラッ
沙苗「さ、検温の時間ですよ~♪」
榊原「はい」
沙苗「…うん、平熱ね!よしよし」
沙苗「…」
沙苗「……//」ドキドキ
榊原「あの…まだ何か?」
沙苗「うん…あのね、そろそろ尿管外そうと思って」
榊原「そ…そうですか。…え?沙苗さんが外すんですか?」
沙苗「そうだよ?」
榊原「…」
沙苗「ふふっ、恥ずかしい?」
榊原「は、恥ずかしいに決まってますよ…」
沙苗「…安心して、恒一くん」
沙苗「優しく外してあげるから、ね?」
榊原「は、はい…」
沙苗「ズボン…下ろすね。少し腰浮かせてもらえる?」
榊原「はい…」
沙苗「…」ススッ
沙苗「パンツ、ずらすね…?」
榊原「は、はい…」
沙苗「……」ズルッ
ボロンッ
榊原(さ、沙苗さんに見られた…//)
沙苗(恒一くんの……ちんぽ//)
沙苗「……//」ポーッ
榊原「…さ、沙苗さん?」
沙苗「あっ、ごめんなさい…今外すからねっ」
榊原「…んっ」
沙苗「よ、よし…これで大丈夫!」
沙苗「……」
榊原「………」
沙苗「じゃ、じゃあ私はこれで…!」
ガチャッ バタンッ
沙苗「やだ……私、濡れてる……」
いけない事だとは分かってる。
患者を、それも中学生の男の子を、
性の対象として見てしまうなんて・・・。
無意識の内にトイレの個室に入っては、欲求不満の肉壷をほじくり回す。
それが日課になっていた・・・。
沙苗「…恒一くんとしてみたい」
沙苗「恒一くん…ハァハァ…恒一くん…!恒一くんっ!」クチュクチュ
沙苗「んふぅっ!…ああっ…あああっ!……んっ!」ピチャピチャ
沙苗「んふぅ……」ピチャ…
溜まった性欲を、恒一くんにぶつけたい。
コンコンッ ガラッ
沙苗「元気にしてるかなぁ?ホラー少年♪」
榊原「あ、沙苗さん…」
沙苗「どうしたの?起き上がろうとして…」タタッ
榊原「ちょっと、売店に行きたくて」
沙苗「無理しちゃダメよ?ほら、起き上がるの手伝ってあげるから…」
榊原「すみません」
沙苗「いいのよ?これも仕事なんだから」
沙苗「ほら、私に掴まって」
榊原「は…はい…」ギュッ
沙苗「//」
沙苗「…もっと強く」
榊原「こ、こうですか?」ギュウッ
沙苗「…うん//」
沙苗「そのまま掴まっててね…よいしょ」ギュッ
榊原(うわっ…沙苗さんの胸が顔に…!//)
沙苗「ゆっくり起こしてあげるからね…」
榊原「は、はい」
榊原(沙苗さんのおっぱい柔らかい…//)
榊原(それに…沙苗さんいい匂いがする……)
沙苗「……」ギュッ
榊原「…あ、あの、沙苗さん…もう大丈夫です…」
沙苗「おっと、ごめんごめん」
榊原「ありがとうございます。…じゃあ僕、売店行って来ますね」
沙苗「うんっ、いってらっしゃい!」
沙苗「はぁ……」
沙苗「もうちょっと抱いていたかったのになぁ…」
沙苗「……恒一くんが寝てたベッド…」
沙苗「…恒一くん!」
沙苗「恒一くんの匂いがする…」スーッ ハー
沙苗「恒一くん…恒一くん!」スーハー スーハー
沙苗「恒一くん……」モゾモゾッ
沙苗「……」ススッ
沙苗「…んっ……あはぁっ!」クチュクチュ
沙苗(私…何てことしてるのかしら…)
沙苗「あぁぁぁ…!恒一くん……好き…!」クチュピチャ
そして私は、恒一くんのベッドにぐったりとうな垂れた。
ちょっと休憩
再開
♯2「退院」
沙苗「おっ、今度はキング先生ですか?ホラー少年♪」
榊原「ん…?あっ、沙苗さん…」
桜木「…」
風見「…」
赤沢「…」
榊原(誰だこの人たち…?)
沙苗「夜見北の生徒さん達よ。恒一くんのお見舞いに来たんだってさ」
榊原「そうなんですか」
沙苗「…じゃあ、私はこれで」
ガラッ
沙苗「…」
~30分後~
沙苗「おや?もうお友達は帰ったのかな?」
榊原「はい。さっき帰りました」
沙苗「そっかそっか♪」
沙苗「…で、どんな話してたの?」ズイッ
榊原「え…」
榊原(か、顔が近い//)
沙苗「もしかして、もう愛の告白とかされちゃった?」
榊原「そんな訳ないじゃないですか…やめて下さいよ」
沙苗「あははっ、冗談よ冗談♪」
沙苗「…でも、恒一くんイケメンだから…有り得なくもないかなぁ、なんて…」
榊原「イケメンじゃないですって…勘弁して下さいよ…」
沙苗「そう?私はかっこいいと思うけどなぁ、恒一くん」
榊原「えっ…//」
沙苗「とにかく、誰かに告白されたらすぐ私に相談する事!」
沙苗「いい?」ズイッ
榊原「は、はい…」
沙苗「ふふっ」
そしてついに、その日はやって来た。
来て欲しくなかった。
この日が来るのが・・・怖かった。
榊原「今日で退院か…」
医者「無理はしないようにね」
榊原「はい!」
怜子「それじゃあ恒一くん、行きましょうか」
榊原「わかりました、怜子さん」
榊原(沙苗さん…今日は夜勤なんだっけ……)
その場所に、私はいなかった。
コンコン ガラッ
沙苗「こんばんは、恒一くん♪」
沙苗「…って、あれ…?」
婦長「ん?水野さん、こんな所で何してるの?」
沙苗「あ、婦長。あの…恒一くんは…?」
婦長「何言ってるの、今日の昼間退院したわよ。昨日も言ったでしょ」
沙苗「!」
沙苗(…何やってるんだろ、私)
がらんと空いた病室で、私は立ち尽くしていた。
静寂が、突き刺さって痛い。
沙苗「はぁ……」
沙苗「何で今日に限って夜勤なんだろ…」
沙苗「チッ…婦長のせいで…!」
沙苗「はぁ……」
沙苗「恒一くんに会いたいなぁ」
沙苗「…そう言えば恒一くんって夜見北よね…」
沙苗「それもうちの弟と同じ3年3組……」
沙苗さんの顔面グシャァする画像ください
~榊原家~
怜子「退院したとは言え、学校に通うまでは安静にね」
榊原「はい」
榊原「とは言え、家の中にずっといるのも暇だよなぁ」
榊原「そうだ!沙苗さんに本借りてたんだっけ…」
榊原「せっかくだし、読もうかな」
ペラッ
榊原「ん…?何だこのシミ……」
>>75
なんて悪趣味な…
榊原「まぁ…いいか」ペラッ
榊原「あ、またシミが…」
沙苗「いけないっ!」
沙苗「あの本…オナニーしながら読んでたの忘れてた…!」
沙苗「…ま、いいか」
沙苗「そんな事より恒一くんに会いたいなぁ…」
メシ
♯3「来訪」
~ナースステーション~
沙苗「ハァ…カルテ書くのも面倒臭いなぁ…」
沙苗(恒一くん、今頃何してるのかなぁ)
沙苗(この時間帯だと…もうそろそろお風呂に入ってるのかな?)
沙苗(恒一くんと一緒にお風呂入りたいなぁ……)
榊原「こんばんは」
沙苗「!?」
沙苗「こ、恒一きゅ…恒一くん!?」
榊原「夜分遅くにすみません」
~休憩室~
沙苗「身体の調子はどう?」
榊原「ええ、おかげさまで順調です」
沙苗「そう言えば、この前貸した本読んでくれた?」
榊原「はい、面白かったですよ。一日で読み終わっちゃいましたよ」
沙苗「うんうん、やっぱ恒一くんはいいね」
榊原「え//」
沙苗「うちの弟も本読めばいいのに。漫画しか読まないからねぇ~」
榊原「弟…?」
沙苗「一緒のクラスなんでしょ?3年3組、バスケ部の水野猛」
榊原「…あぁ」
沙苗「で、今日はそんな話をしに来たわけじゃないみたいね…」
榊原「は、はい。聞きたいことがあって」
沙苗「何?私のスリーサイズ?」
榊原「な、何言ってるんですかっ//」
沙苗「冗談よっ。本当に騙されやすいんだから」
榊原「ったく…」
沙苗「でも、知りたくなったら言ってね!いつでも教えてあげるよ♪」
榊原「い、いい加減にして下さいよ//」
沙苗「それで、本題は?」
榊原「はい、この病院で昨日亡くなった人っていました…?」
榊原「…そうですか」
沙苗「うん。ごめんね、力になれなくて…」
榊原「そんな、別にいいですよ」
沙苗「それで、何でそんな事を調べてるの?」
榊原「それは…」
沙苗「ま、今は無理に話さなくてもいいよ。何か事情がありそうだしね」
榊原「はい…」
沙苗「何か分かったら連絡してあげるよ!」
沙苗「だから携帯の番号、交換しましょう」
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