榊原「適当になんか能力与えるから現象に立ち向かおう!」(148)

立ったら書く

病院

榊原「まさか夜見山についていきなり病院に担ぎ込まれるとは思っても見なかったな……」

コンコン

榊原「ん?誰だろ…はーい」

赤沢「こんにちは」

桜木「お邪魔しますね」

風見「初めまして」

榊原「えっと…君達は?」

風見「僕達は夜見北の生徒で…あ、夜見北って言うのは夜見山北中学の事ね僕はクラス委員の風見こっちは…」

桜木「同じくクラス委員の桜木です」

赤沢「対策係の赤沢よ」

榊原(対策係……?)

榊原「それで今日はどうして……?」

風見「榊原君休んでてノート取っれてないからコピーとクラスを代表して花を……」

………………

榊原「ふう何か喉渇いたなお茶も飽きたしジュースでも買って来ようかな」

テクテク

榊原(さっき夜見北の人…風見君達が来たけど対策係ってなんだろう?はぐらかされちゃったけど……)

榊原「ん…?この病室扉が半開きだ閉めとこ…」

テクテ…

『ううっ…はっ!ううっ!がぁっ!』

榊原(何だこの声!?もしかして突然の発作とか!?)

榊原「だ、大丈夫ですか!?」ガラッ!

未咲「うぅ…はっはっはっ!」ガクガク

榊原「大丈夫ですか!大丈夫ですか!…!そうだナースコール」ポチッ

榊原「直ぐにお医者さん来るから大丈夫だよ頑張って!」ギュッ

未咲「うぁ…あ…」

榊原(!?このままじゃ持たない!?)

榊原「どうすれば…!……そうだアレなら!」

榊原(でもいいのか……?助かる保証はないしどんなのが発祥するのかわからないし……)

未咲「うぅ…」

榊原「!…そうだ悩んでる暇なんてない……!」

榊原「すーはー……いくぞ破ぁ!」

ゴウッ!…ポンッ

榊原「何だ?失敗…?いや……」



榊原「アホ毛が生えてる?」

榊原(あっれーー!アホ毛が生えるだけ?!ええっー!なにコレ!?)

未咲?「すーぅ…すーぅ…」

榊原「あ、なんか大丈夫そうになった…成功?いやでもアホ毛生えただけだし……」

榊原「…………(考え中)」

榊原「もしかして…実は全然大したことなくて…あれ?僕やっちゃった……?」

コッチデス!
イマユクゾ!

榊原「ヤバ!……後でこの子には説明すればいいか!逃げよう!」

…………

現象『あら未咲ちゃんの気配なくったわ死んだんかの?…引き上げるかあーしんど』

翌日

榊原「ヤバイなあ…あの後病室移動したみたいで全然見つからないぞ……どうしよう……」

榊原「……まあアホ毛が生えただけだし大丈夫かな?でもアホ毛が生える能力って一体」ブツブツ

チーン

榊原「あ、エレベーター来た」

榊原(!?昨日の子だ!)

鳴「………」

榊原(変な様子はないや気にして…いや気づいてない?制服着てるけどまさか今日退院かな?)ジー

鳴(………ん?)

榊原(………うーん)ジー

鳴(………何か見られてる?)

榊原(………昨日は慌ててて余裕なかったけどかわいいなぁ)ジー

鳴(むむむ…)

榊原(アホ毛がかわいい付けて良かった)ジー

鳴「…なに?」

榊原(あれ?でも眼帯なんてしてたっけ?うーむ…)ジー

鳴「ちょっとっ」

榊原「…えっ?…な、なに!?」

鳴「……さっきからじろじろ見てるけどなに?」

榊原「え!じろじろ?!そっ…そんなに見てたかな?」

鳴「うん」コクリ

榊原「そうか…それはね…(どうしようかな…そうだ…)」

榊原「いや…君が昨日調子悪そうなところ見かけたからそれなのにもう退院なのかなって…」

鳴「昨日?私が?」

榊原「う、うん…」

鳴「?ああ…そう言うこと…」

榊原「うん…?どう言うこと?」

鳴「……それは私じゃないよ」

榊原「君じゃない?」

鳴「うんその子私の半身……」

榊原「はん…しん…?(半身?まさかアホ毛が生えただけかと思ってたけど分裂系の能力が発祥したのか!?)」

鳴「……なんて只の従姉妹だけど」

榊原「イトコ…従姉妹?」

鳴「うん…何かと思ったの?」

榊原「!いやよく似てたから姉妹かドッペルゲンガーかと…」

鳴「!?…ドッペルゲンガーじゃないよ」

榊原「そうだよねあははは…」

チーン

鳴「それじゃ私は美咲…従姉妹のお見舞いに行くから」

榊原「うん…それじゃ…あっ!」

×美咲→○未咲
間違えた

鳴「どうしたの?」

榊原「名前…何て言うのかな?」

鳴「鳴…見崎鳴」

榊原「見崎さんか…その制服夜見北のだよね?僕今月から夜見北に通う事になってるんだ同じクラスになったらよろしくね」

鳴「っ!そっか…そうなんだ君が」

榊原「?どうしたの?」

鳴「ううん何でもない…ただ…」

榊原「ただ…?」

鳴「仲良くするのは……」

シャー

鳴「無理かな…」

ガチャッ
ウエニマイリマス

榊原「え……」

榊原「…………」

榊原「嫌われた………?」

数日後

榊原「今日からやっと登校か」

榊原(あの後見崎さんが降りた階を調べて見崎さんのイトコさんの病室を見つけて何回か様子見たけどアホ毛はなくなってた…)

榊原「それで分かったぞ、きっとイトコさんの能力はアホ毛の出し入れだ……!まさかこんな意味のない能力もあるなんて驚いたよ…」

榊原「……まあ変な能力じゃなくて良かったかな能力によっては本当に命が危なくても助かるんだけどどんなのが発祥するかわからないしね」

榊原「さっ学校に向かおう」

……………

榊原「榊原恒一ですよろしくお願いします」

榊原(なんだろう変な空気だな……赤沢さんはいないな休みかな?対策係について聞きたかったのに)

久保寺「それでは榊原君は望月君の隣の席に…あそこの空いている席です」

榊原(手を振ってる子がいるあそこかな?)

榊原(あっ見崎さんだ同じクラスだったんだ……)チラッ

鳴『仲良くするのは……無理かな……』

榊原(……一声掛けるぐらいはいいよね)

勅使河原「よう!俺は勅使河原よろしくな!」

榊原「よろしく勅使河原君」

綾野「ねえねえ!都会ってどんな感じなの?」

榊原「えっーとね(少年漫画的に)凄い人がいっぱいいるよ」

ワイワイガヤガヤ

榊原(転校生だからか質問責めだな…見崎さんに話しかけるのは後かな…)チラッ

鳴「………」チラッ

榊原(!目があった!)

鳴「………」スクッ

テクテク

榊原(こ、こっち来るかな…?)

テクテク ガラッ

榊原(あ…行っちゃった…)

勅使河原「それじゃ案内は俺がするぜ!」

榊原「うん、ありがとう」

風見「勅使河原だけじゃ不安だから僕も行くよ」

勅使河原「どお言う意味だよ!」

風見「そう言う意味だよ」

榊原「仲がいいんだね」

柿沼「腐った仲よ…」ボソッ

榊原「えっくさ?」

勅使河原「そうだな小学校以来の腐れ縁だな」

柿沼「ホモっ…ホモっ…!」ボソッ


榊原「へ…へぇー……(都会も怖かったけど田舎も怖いなぁ)」

2限休憩
榊原「あの…」

勅使河原「!?」

鳴「………」スルー

テクテク ガラッ

榊原「………」

勅使河原「」ホッ

川堀「さ、榊原君なんか用か?」

榊原「あ、いや……」

3限休憩
榊原「………」トオセンボ

風見(榊原君は何を扉の前でしてるんだ……?)

榊原(これで廊下には出られんぞ……!)チラッ

鳴(?)

昼休憩
榊原「みさ…」

勅使河原「おおい!榊原飯食おうぜ飯!」グイッ

榊原「あ!ちょ!引っ張らないで行くから!行くから!」

鳴(早退した方がいいかな……)

5限

榊原(授業始まったのに見崎さんまだ来ないのか)

榊原「…………」

榊原「!逃げられたか!」

教師「榊原ー!授業中だぞ!」

杉浦(これセーフかしら?)

帰り道

榊原(鞄なかったし見崎さんは早退かな、しかしまさかここまで避けられるとは……)

榊原(しかし逃げられれば逃げられるほど燃えると言うもの!……ん?)

見崎「………」テクテク

榊原(っ!)

見崎「………」テクテク

榊原(みぃつけたぁ…)ニタァ

榊原(家を突き止めれば逃げられまい……!)ササッ

見崎(ん?)チラッ

カーブミラー『ストーカーですよお嬢ちゃん』

見崎(!)

鳴(しまった…駄菓子屋でお菓子食べてたら下校時間に……)

榊原(追跡追跡)ササッ ササッ

鳴(電柱に身を隠しながら素早く移動してる…早い!……でも)

カーブミラー『なんだゴキブ…なんだ人か』

鳴(カーブミラーで丸見え…けっこう抜けてるんだ榊原君…)

榊原(完璧な追跡だ見崎さんも気づけやしまい!)

鳴(あそこの角を曲がれば家まですぐ…撒けるかな?話すのは不味いし…よしっ)

榊原(ん?気配が変わった…もしかして追跡がバレた?撒く気か?!)

鳴「………」ダッ

榊原「くっ」ダッ

鳴「………」ダッダッダッ ガチャッバタンッ

榊原「見失った…」キョロキョロ

榊原「はぁ…何してるんだろ僕帰ろっ…ん?」

『夜見のたそがれの、うつろなる蒼き瞳の。』

榊原「人形屋?」

榊原(………なんかフラグの匂いがするな…入るか)

ガチャッ

榊原「失礼します…」

お婆ちゃん「中学生かい?」

榊原「」ビクッ

お婆ちゃん「中学生なら半額だよ」

榊原「は、はい中学生です」チャリン

お婆ちゃん「どうもごゆっくり…」

……………

榊原「地下もあるんだ」

榊原「しかしこの人形達どっかで似たようなの見たような……気のせいかな?」

榊原「!この人形は…見崎さん?」

「どうしてここにいるの?」

榊原「!?」

鳴「………」ヒョイッ

榊原「見崎さん…?」

鳴「どうしてここにいるの?」

榊原「あっ…飾ってあった人形に釣られて…」

鳴「……ふーん(家だとは気づいてないのかな?)」

鳴(それに誰も教えてないのか……黙ってても余計に話し掛けてくるだけかも…)

榊原「見崎さんこの人形は…?」

鳴「似てるでしょ?」

榊原「うん…」

鳴「でも半分だけ…」

榊原「半分?」

鳴「うん半分…ねえ榊原君………見たい?」

榊原「えっ……」

鳴「ふふ……」ススス…

榊原(眼帯を…まさか魔眼使いか!?)サッ

鳴「………………なに隠れてるの榊原君」

榊原(見崎さんの視界にある人形とかには変化ないな……見崎さんもなんか呆れてる風な声だし…あれ?僕また早とちり?)

榊原「……なんでもないです///」

鳴「顔赤いよ」

榊原「うぅ…」

榊原「……その目…義眼?」

鳴「うん、この子と同じ目」

榊原「綺麗だね…何で隠してるの?」

鳴「……この目は見えなくていいものまで見えちゃうから」

榊原「見えなくていいもの……?」

鳴「うん」

榊原「………」

鳴「………」

榊原(どうしようこの子電波だ……)

すまん脳みそ動かん寝る残ってたら書くかけど需要なかったら落としてくれ

おはよう保守サンクス遅いけど書いてく

鳴「それで榊原君、私に聞きたい事あるんじゃない?」

榊原「うん!…あるよ、言ってもいい?」

鳴「あんまり喋れないけどいいよ」

榊原「見崎さん…僕と見崎さんは仲良くって……無理かな?」

鳴「っ!」

鳴「……そ、そっちじゃなくてクラスの雰囲気とかの事を聞くかと思った」

榊原「クラスの雰囲気?そう言えば何か変な感じがしたけど」

鳴「…まあ初日だしね、まだあんまり分かんないっか」

鳴「とりあえずクラスの事から話そっか仲良くの…質問の答えにもなるし」

…………

鳴「26年前の三年三組を……」

鳴「それでみんなで彼をいるって事にしてね……」

鳴「そして卒業式の日にそれは起こったの」

榊原「起こった…?何が?」

鳴「それは……」

ピピピピッ ピピピピッ

榊原「あ!ごめん電話だ!」ピッ

榊原「あ、お婆ちゃんうん…うん…ごめん友達と話しててうん…すぐ帰るね…うんじゃあね、…ごめんねもう帰らないと」

鳴「………私それ嫌い」

榊原「それ?携帯のこと?」

鳴「どこにいても繋がる嫌な機械」

榊原「そうかなマシな方だと思うけど」

鳴「マシな方?」

榊原「うん(いきなりテレパシーで喋りかけられるよりは……)」
…………

親父『おお恒一インドは熱いぞー銃撃戦が』

<サカキーオマエモウテー!
<ヨユウブッコイテンジャネー!
<ウワー!キチョウナイセキガ!

榊原「はは…父さんは相変わらずだね撃たなくていいの?」

親父『そうだぞ男たるもの自分のペースを狂わせたらいかん!ヤバくなった頃に撃ち始めるのが父さん流だ』

<ナンダアノキカイハ!?
<ナンカチャージシテルゾ!?

親父『お、面白そうなのが来たしそろそろ悪のトレジャーハンター共をしばいて来るよ、恒一元気でなー』

<オイサカキキョウジュナンダソノRPG7ハ…
<ココシツナイダゼクレイジーオウクレイジー!

親父『ヒャッハー!』

ドカーン!ドカーン!グラ…ピシッ、ドカーン!!

榊原「………」ピッ

榊原(建物が崩れるような音が聞こえたけどまあいいや)

榊原(見崎さんの話途中までしか聞けなかったな続き…明日にでも聞けるといいけど)

榊原(……一年間死んだ人を『いる』事にした…か)

榊原(普通に考えればその人事態が蘇ったかなんか悪霊でも出たかだよね…)

榊原(そうなるとクラス内にそう言う能力を持った人か高い霊能力を秘めた人が何人かいたかって事かな…)

榊原(あ、でも一年間続けた…その儀式的な物を一年間も続けたんなら能力がショボくても大丈夫なのかも…)

榊原「うーん専門家じゃないし知識が足りないな…ま、明日聞けばいいか見崎さんじゃなくても勅使河原君辺りでも知ってるかもしれないし」

榊原「ふぁー」

コンコン

コウイチクーンマダオキテルノ?

榊原「もう寝るとこですよ怜子さん」

ソウ…オヤスミ、アンマリヨフカシシチャダメヨ

榊原「はーいおやすみなさい」

風見「榊原君についてはこんなところ会話なんかは…」

赤沢「そうありがとう…接触としては微妙なところね」

ガラッ

榊原「おはよう」

風見「………」

赤沢「………」

榊原「風見君、赤沢さんおはよう赤沢さんよくなったんだね」

風見「う、うん榊原君おはよう」

赤沢「ええおはよう」

榊原(あ、そうだ風見君と赤沢さんに聞こ)

榊原「ねえ二人に聞きたい事があるんだけど26年前の三年三組って……」

風見「!えっ」

赤沢「!…榊原君それどこで……!?」

榊原「えっ…ちょっと風の噂で…」

ガラッ

勅使河原「おーい!おはよう!」

榊原「あ、勅使河原君おはよう」

勅使河原「なあ榊原昨日のテレビ……」
榊原「昨日の?」チラッ

赤沢「………」

榊原「(まあ後でいいか)もしかして世界の不思議能力者特集?」

勅使河原「おう!それそれ!いやー手からマイクロ波出して水沸騰させるとかスゲーよな!」

榊原「うんあれね…(食らった事あるなんて言えないよね…)」


風見「どう思う?」

赤沢「とりあえず風見君は男子に昨日現象について話してないか聞いて私は女子を聞くから」

風見「もし誰も話してなければ…」

赤沢「ええ…いないものと話した可能性が高いわ」

望月「ねえ榊原君三神先生てどう思う」

榊原「どうって聞かれても…」チラッ

三神「それでは机の果物を…」

望月「素敵だよねぇ……」

榊原(望月君は年上好きなのか、あれ見崎さんがいない…さっきの授業はいたのに…)

榊原「……見崎さんいないね」

望月「」ビクッ!

赤沢「………」チラッ

望月「さっさっは、早く描いちゃお時間なくなっちゃうよ!」

榊原「うん…」

………

榊原「凄い絵だね…」

望月「僕にはこう見えるんだ」

榊原「そうなんだ…」

勅使河原「やっぱあの絵はなぁー」

望月「もう…」

榊原「あはは、…ん?図書室?第二…?」

望月「ああここは卒業アルバムとか卒業生の文集とかそういったのが保管してあるんだよ」

榊原「へぇ…あっ!」

勅使河原「っ!」

望月「っ!」

勅使河原「さっ!行こうぜ!」

榊原「ごめん先行ってて」

勅使河原「おいさか…」

ガラッ ピシャ

榊原「やあ」

鳴「………」

榊原「どうしてここに?それに美術の時間出てなかったの?それと昨日の続き……」

鳴「……そう言う質問攻め嫌い」

榊原「ごめん…」

鳴「……私がいない方がみんな安心するもの」

榊原「安心ってそんな」

鳴「それと……私にはもう話しかけない方がいい昨日の続きは他の人にでも聞いて」

榊原「それってどういう…」

キーンコーンカーンコーン

千曳「予令がなった君はもう行った方がいい」

榊原「えっでも見崎さんは?」

千曳「?君は転校して来たという生徒かね?」

榊原「はい…」

千曳「そうか……」

榊原「あの……」

千曳「いいから行くんだ授業に遅れるよ」

榊原「はい……」

ガラッ ピシャ

千曳「………」

鳴「………」

無能だけどかわいいだろいじめんな無能を

赤沢「そう…」

勅使河原「ああ…すまねぇ…そんでどおするよ?」

赤沢(今から言っても遅い?どうかしら…下手に言えば災厄が起こるまで他のみんな以上に精神的に負荷がかかるでしょうね……)

赤沢(自分のせいで起こるかも自分のせいで起きた…下手をすればそれを現象に漬け込まれる…被害者が増える恐れも……)

赤沢(ああもう!私が風邪さえ引かなければ!)

赤沢「………よし!とりあえ現象の件は言わずに接触を出来るだけ邪魔して」

風見「それで大丈夫なのかな…?」

赤沢「それで駄目なら今の時点でアウトよ」

勅使河原「っ!」

赤沢「もしこれで駄目だった場合にもなんとか出来ないか考えてみるわ…今はこれでお願い…」

勅使河原「わかった」

風見「うん」

さらに数日

榊原(なんか勅使河原と風見君が無茶苦茶構ってくるぞ……)

榊原(まさか僕も狙われてる…?嫌だホモ3Pなんて絶対嫌だ!?)ガクブルッ

高林「大丈夫榊原君?風邪かい?」

榊原「うん何か寒気がしてね…」

高林「そう気を付けないとね」

榊原「うん」

高林「………いいなあ」

榊原「…?何が?」

高林「走れるのが僕心臓が弱くてね…」

榊原「そうなんだ…いつか走れるといいね」

高林「うん」

榊原「…あ(屋上にいるのって)ごめんちょっと行ったくるね」

高林「(トイレかな)行ってらっしゃい」

………

榊原「やあ見崎さん」

鳴「榊原君…話かけない方がいいって行ったよね…」

榊原「それはその…見崎さんは見学みたいだけど下にいなくていいの?」

鳴「榊原君こそ」

榊原「見崎さんが気になって来ちゃった」

鳴「そう…」

榊原「スケッチブック持ってるけど絵書いてるの?」

鳴「うんうん何を書くか決まらなくて…」

鳴「未咲に頼まれたんだけどね」

榊原「ミサキ?ああ入院してるイトコさん…藤岡さんだっけ?」

鳴「うん……ん?ねえ」

榊原「どうしたの?」

鳴「私あの時未咲のイトコの名前言ったけ?」

榊原「えっ言わなかったけ?」

鳴「ええ…確か」ジー

榊原「」タラタラ…

鳴「………」ジー

榊原(どうしよ……)

訂正

鳴「うんうん何を書くか決まらなくて…」

鳴「未咲に頼まれたんだけどね」

榊原「ミサキ?ああ入院してるイトコさん…藤岡さんだっけ?」

鳴「うん……ん?ねえ」

榊原「どうしたの?」

鳴「私あの時未咲のあの子の名字まで言ったけ?」

榊原「えっ言わなかったけ?」

鳴「ええ…確か」ジー

榊原「」タラタラ…

鳴「………」ジー

榊原(どうしよ……)

榊原「それは……」

鳴「それは…なに?サ・カ・キ・バ・ラ・ク・ン」

榊原(ヤバいヤバいどうしようどうしよう…)

勅使河原「おーいサカキ!こんなところで何やってんだ!授業遅れるぞ!」

榊原「(勅使河原ナイスタイミングナイスホモ!)うんわかった行こう!」

勅使河原「ああ早く行こうぜ(なんか言うかと思ったけどえらく素直だな?)」

タッタッタッタッ…

鳴「逃げられた……」

風呂洗ってくる

テスト期間

カリカリカリカリ…

榊原(よしこれで終わりっと)ガラッ

鳴(榊原君早いね…こっちも)カリカリカリカリ!

川堀(なんだこの速度はまだ上がるだと!)

鳴(終わりっ)ガラッ

榊原「雨かー…」

鳴「そうね」

榊原「うわっ!」

鳴「…その反応はひどいと思う」

榊原「ごめんけっこう早く終わらしたからまだ他の人は出てこないと思ってたから」

鳴「急いだから…」

榊原「急いだって…なんで?」

鳴「…何で未咲の名字知ってたか聞こうと思って(私を着けてたしもしかすると未咲のストーカーかも…)」

榊原「う゛…」

鳴「その反応言えない様な理由があるの?後ろ暗い事?(未咲が危ない…!)」

サクラギサンイマスカ?

ハイ、ドウシマシタ?

榊原「別に後ろ暗くなんて…」

ジツハデンワがアッテ…

エッ!ホントデスカ!?

鳴「じゃあ言えるよね」

チビキセンセイガクルマダスカラ

ハイ!オネガイシマス!

榊原「それは…か…」

鳴「か……?」

ガラッ!

桜木「(急がなきゃっ!)あっ!」

榊原「桜木さん?」

鳴「………」

桜木「っ!」クルッ タッ

カツーン

榊原「(眼鏡ケース?これはチャンスだ!)桜木さん眼鏡ケース落としたよ」タッタッ

鳴「またか……」

桜木(急がなきゃっ!お母さん!)

タッタッ…ツルッ

桜木(えっ!)

カンカン パサァ

榊原「桜木さ…(階段を転がってる!それに傘がこのままじゃ!)」

桜木(いたっ…えっあ傘目の前…嫌ぁ!)ギュッ

榊原「間に合え!破ぁ!」

ゴゥ! ピカー

桜木(………あれ痛くない?それに何だろう身体が軽いような)パチッ

フワフワ フワフワ

桜木「え?ええー浮いてる!浮いてます!?」

榊原「天使みたいな翼が桜木さんのおっぱい付近から!?これは!

 エンジェルバスト
おっぱいウィング!?

レアな浮遊能力だよ!」

桜木「えっ!?おっぱ!何ですかそれー!?下ろしてー!」

榊原「大丈夫だよ桜木さんゆっくり羽を休めるイメージをするんだ」

桜木「羽を休める……」コトッ

榊原「よし成功!扱いやすい能力で良かったね桜木さん」

桜木「あの榊原君今のこれは…?あと能力って一体…?」

榊原「うん話すけど時間は大丈夫?」

桜木「そうだお母さん!榊原君また!」タッタッ

榊原「足元に気を付けてねー!……あ眼鏡ケース忘れてた傘も置いたまんまだ」

榊原「桜木さんには後で説明しないとな……」

…………

医者1「くっこのままでは…!?」

医者2「そんな…出血もこれくらいなら何とかなりそうなものなのに!」

医者1「くっ!………むっ!なんだいきなり持ち直しただと!」

医者2「これならいけます!」

医者1「ああ!」

…………

現象『なんや桜木の嬢ちゃん死んでないがな、ああーなんか興が削がれたわもういい寝るわ』

病院

榊原「検査の結果は問題なしっか再入院とかならなくてよかった」

榊原(あの後先生から聞いた話に寄ると桜木さんはお母さんが事故にあって急いでたらしい)

榊原(峠は越えたものの桜木さんはお母さんに付き添って少し学校を休むとか)

榊原「お母さん、か……ん?あれは」

榊原「見崎さん?」

「ん?呼んだ?えっと…君は?」

榊原「え?榊原だよ同じクラスの……と言うか昨日もあったじゃないか」

「あーなるほど君は鳴の友達なんだ」

榊原「見崎さん…?」

未咲「私は未咲、藤岡未咲だよっ」

未咲「榊原恒一君て言うんだよろしくね恒一君」

榊原「うん僕の方こそよろしくね藤岡さん」

榊原(そうかそう言えばこの病院に入院してたんだっけすっかり忘れてた)

未咲「硬いなー未咲って呼んでくれていいのに」

榊原「そうすると見崎さんと被っちゃうからね」

未咲「だったら鳴の事も名前で呼んじゃえばいいのに」

榊原「いやいやまだそこまでの仲じゃないし…」

未咲「ふーん『まだ』なんだ」

榊原「まだまだそんな仲じゃないよ」

未咲「ふふっ『まだ』ならいつかそんな仲になる気があるんだ~」

榊原「!?いやそう言う意味じゃ!///」

榊原「……それにもしかしたら嫌われてるかもしれないし」

未咲「嫌われて?それはないと思うけどな」

榊原「そうかなぁ…」

未咲「うん私と鳴は好きなものとかけっこう似てるし私が嫌わないものは鳴も嫌わないって事も多いんだよ」

榊原「そうなんだ顔も似てるしなんだか双子みたいだね」

未咲「………そう?」

榊原「そうだよ性格は正反対だけど」

未咲「んーなら恒一君はどっちが好きかな?」

未咲「明るいミサキと」スッ

榊原(片目を手で隠した?)

未咲「物静かでミステリアスなミサキ」ピョコン

榊原(アホ毛が…)

未咲「鳴ちゃんかと思った?残念未咲ちゃんでした!」

榊原(よく見たらアホ毛だけじゃないなんか雰囲気?そんなのまで見崎さんみたい…)ジー

未咲「えへへ最近習得したんだ鳴の物真似っ……榊原君?」

榊原(見れば見るほどさっきまでとは微妙に変わってる気がする)ジー

未咲「こう…いち…くん…?///」シュルッ

榊原(あ、アホ毛が戻ったやっぱり違う……もしかしてアホ毛の出し入れだけじゃない?)ジー

未咲「ちかい…よ…///」

榊原「ん…あっ!ご、ごめん!」

未咲「も、もう女の子の顔をジーっと見るのはマナー違反だよ」

榊原「ご、ごめんあのその…つい見とれて……」

未咲「みとれ…!///」ボンッ!

榊原「藤岡さん!大丈夫真っ赤だよ!?」

未咲「ちょっとタイムそこ動かないで!///」タッタッ

榊原「あ、藤岡さん!……大丈夫かな?」

沙苗「ファンタジー少年改めラブコメ少年にでもなる気?榊原君」

あれ?これ未咲ちゃんヒロインじゃねちょっと離れる

榊原「あ、水野さん!ファンタジー少年は止めて下さいよ!」

沙苗「ファンタジーじゃないの君、その設定なら剣と魔法の物語にも出れそうだよ♪」

榊原「本気にしないんだから、はぁ…言って失敗したかなぁ」

沙苗「だったら私にも発祥だかなんだかしてみればいいじゃないそしたら信じるのに」

榊原「無理ですよ水野さんはその……年齢的に、僕は学園モノ専用ですから…」

沙苗「失礼なっ、私はまだピチピチじゃない」

榊原「ピチピチ(笑)」

沙苗「失礼な少年だことっ」

沙苗「で、その学園モノ専用のラブコメ少年はどっちが本命なの?」ニヤニヤ

榊原「ラブコメ少年…しかも本命だとかどこから聞いてたんですか?」

沙苗「うんっとね『まだそこまでの仲じゃない』辺りだよ」

沙苗「それで榊原君は双子のどっちが好きなものかな?」ズィッ

榊原「もうっ水野さんの趣味はホラーモノじゃなかったんですか!?」

沙苗「うふふ…別腹別腹♪」

榊原「それに藤岡さんとは今日知り合ったばかりだしそんな事考えられませんって!」

沙苗「その割には未咲ちゃんと仲良かったじゃない!さあさあ吐いちゃいなさいお姉さん口固いから安心よ?」

榊原「信用出来ない…」ジトー

榊原「…未咲ちゃん?水野さん藤岡さんと仲いいんですか?」

沙苗「うん入院し始めた4月は違ったんだけど下旬辺りに病室が移動になってねその時から担当なんだ」

榊原「……なんで病室が変わったんですか?」

沙苗「んー未咲ちゃん一回ちょっと体調が急変してね」

榊原(あの時のかな?)

沙苗「その時は大丈夫だったんだけどまた急変した時に備えて病室移動したんだよ」

榊原「へぇ…」

沙苗「ま、今のところ経過も順調だしそろそろ退院かな」

榊原(……もしかしてアホ毛能力(?)がなんかいい方に作用したのかな?)

榊原「………」ウーム

沙苗「なーに考えてるの?」

榊原「ええ…藤岡さんが無事でよかったなぁって…」

沙苗「へぇ…ふぅん…ほぉ…」ニヤニヤ

榊原「な、何ですか変な顔して」

沙苗「べっつにー…お!」

未咲「やっと収まった……あ、沙苗さん」

榊原「藤岡さんおかえー沙苗「未咲ちゃん榊原君が未咲ちゃんが生きててよかった逢えてよかっただってー!」

未咲「えっえっ///」カァー

榊原「えっちょ水野さん!?」

未咲「また!タイムー!」タッタッ

榊原「あ!藤岡さん!もう水野さん何を……」

沙苗「うふふ…初々しいねぇ青春青春」

榊原「結局あの後藤岡さんは三回ぐらい顔真っ赤にしたりどっかに行ったりを繰り返してたけど大丈夫かな……」

榊原「それと水野さんに夜見北の怪談を調べて貰える事になった」

榊原「みんなは教えてくれないし見崎さんは(藤岡さんの件で)話し掛け難いしこれで何か分かるといいけど」

榊原「とりあえず…また聞かれた時用に言い訳考えとくかな…」

綾野「おっ同類はっけーん!」

榊原「ん?あ!同じクラスの…えっと」

綾野「もうっ綾野だよ綾野彩」

榊原「ごめんまだクラスの名前覚え切れてなくて…」

綾野「もうっ榊原君はかわいい女の子しか覚えれないタイプかな?」

榊原「そんなんじゃ…!それに綾野さんもかわいいよ!」

綾野「あはは!ありがとう」


綾野「まあ榊原君は勅使河原君や風見君といつも一緒だったりで話す機会なかったもんね」

榊原「うん……………」

綾野「どうしたの榊原君?」

榊原「実は綾野さんに聞きたい事があるんだ…」

綾野「聞きたい事?もしかしてクラスの事…?」

榊原「うん…もし言えないなら言えないで構わないから聞いて欲しいんだ」

綾野「……うんわかった…言って」

榊原「あの…さ」





榊原「勅使河原と風見君ってホモカップルなの?」

綾野「えっ…ええー!何言ってるの榊原君!?」

榊原「だっていつも一緒にいるし時折目で会話するんだよあの二人……」

綾野「だ、だって幼なじみ何でしょ?それなら仲がいいのも納得だし」

榊原「二人は自分達の事を腐れ縁って言ってるけどさ…もしかしてコレって腐った仲って意味じゃないかな……」

綾野「そう言われて見れば…」

榊原「それにあの二人たまに僕を変な目で見るんだもしかすると僕は…」

綾野「榊原君は……?」

榊原「二人に狙われてるのかも…腐った意味で……」

綾野「榊原君…」

榊原「二人は友達だけど三人で施錠出来る部屋に入るとたまに怖くなるんだ……」

榊原「いつか…いつか二人がかりで襲われるんじゃないかと…」

綾野「榊原君…」

榊原「ごめんね綾野さんいきなり変な事言って……」


綾野「榊原君……ううん!こういっちゃん!」

榊原「綾野さん…?」

綾野「私と友達になろそれで私とも一緒に遊ぼ!そうすれば二人も簡単には手を出せないから!」

榊原「でもそれじゃ綾野さんが危険じゃないか!」

綾野「大丈夫私は女だから二人がホモでも対象外のハズだよ!」

綾野「だから友達になろ……こういっちゃん!」

榊原「綾野さん……!うん!ありがとうこれからよろしくね綾野さん!…うわっ!」

綾野「きゃっ!」

ビュー!グラグラ!ヒュー

榊原(ガラスがこっちに倒れて!)

榊原「綾野さん危ない!」

綾野「えっきゃっ!」

ガシャーン!パラパラパラ…
綾野「あ…まさか現象?」ガクガク

榊原「綾野さん大丈夫?」

綾野「うん大丈夫でも…」ギュッ


榊原「あ、綾野さん!?」

綾野「こわかったからごめんね…」ギュゥゥ

榊原「うん…もう大丈夫大丈夫だからね……」

綾野「うん…うん…」

…………

榊原「その後綾野さんを送って僕も家に帰った」

榊原「綾野さんが言っていた現象とは一体……?」

…………

勅使河原「なあ赤沢もういいんじゃねーか?」

風見「5月も全員無事だったしね」

赤沢「そうね…ただ桜木さんのお母さんが事故にあってるのよね…」

杉浦「でも死んでない」

風見「もしかすると…今年は結局無い年だったんじゃないかな」

赤沢「そうだといいのだけれど…話す前にちょっと桜木さんと話しをしてからでも良いかしら?」

風見「桜木さんと?」

赤沢「彼女お母さんが入院した日病院に行く途中に何かあったみたいだから」

勅使河原「それが現象となんか関係あるってか?」

赤沢「わからないわ…だからあくまでも念のため無ければいいでも有ったら……」

…………

赤沢「…………」

勅使河原「どうだった?」

赤沢「桜木さん階段で転けたらしいわ」

杉浦「それだけ?」

赤沢「いえ…その時危うく傘の先が喉を刺さりそうになったらしいわ…」

風見「なっ!」

杉浦「……どうするの?今の状態を継続する?」

赤沢「いえ…今日の昼にでも話すわ」

勅使河原「いいのか?」

赤沢「ええ今のところいないもの対策はギリギリで持ってるみたいだから後は決壊しない様にするだけ…」

勅使河原「サカキのヤツ信じるかな?」

赤沢「信じるも信じないも…信じさせるしかないわ」

榊原「勅使河原話しってなに?あれ、赤沢さんも?」

勅使河原「ああ…、サカキこそなんで綾野も?」

綾野「あたしは…、何か気になって」

榊原(ホモ告白対策とは言えないよな…)

赤沢「まあ三組なら誰が一緒でもいいわ、榊原君に大切な話があるの」

榊原「大切な話?」

赤沢「ええ、まずはこのクラスの事を……」

ピピピピッ! ピピピピッ!

赤沢「………」

榊原「ごめん出るね!」

赤沢(はぁ…腰を折られちゃったわね…)

沙苗『もしもしー?榊原君?』

榊原「水野さん?……僕学校なんですけど……」

沙苗『昼休みでしょいいじゃない?同僚に夜見北出身がいたから例の怪談聞いたわよ』

榊原「ああ、この前頼んでたやつですか」

沙苗『ええ…ザザッ…そうよ…ザザッ…』

榊原「水野さん?なんか声が変ですよ」

沙苗『ザザッ…まおくじょ…ザザッ…エレベ…ザザッ…の…ザザッ』

沙苗『今エレベーター乗ったから聞こえる?』

榊原「ええ聞こえますよ」

<ポーン
<ア、コンニチハ

沙苗『こんにちはー』

榊原「水野さん?」

沙苗『ああこっちの話気にしないで、それで怪談はね……きゃっ!』

<キャァ!
<ガチャ ブチ! ギュゥーィン!

沙苗『いや!な…なにこれ!?』

榊原「水野さん!?水野さん!?」

沙苗『きゃぁーーー!!』

ガン!ブッ! ツーツーツー

榊原「水野…さん?えっ…?」

勅使河原「お、おいサカキどうしたんだ……すげぇ顔だぜお前……」

榊原「っ!」ダッ!

綾野「こういっちゃん!?」

赤沢「ちょっと!ドコ行くの!?」

榊原「病院!!」

勅使河原「どうすんだ!?」

赤沢「勅使河原は私と榊原は早退って久保寺先生に伝えて来て!」

勅使河原「おお!わかった!」

綾野「赤沢さんは?」

赤沢「私は榊原君を追いかけるから貴女は教室に戻ってなさい、じゃあね」ダッ!

綾野「赤沢さん!」

……………

赤沢「ヤバい見失った上に迷ったわ……」

「エレベーターが落下したんだって…」

「怖いわねぇ…」

「あれって普通に落ちたのと変わらないんでしょ?」

榊原「嘘…嘘だよね、水野さん…水野さん水野さん水野さんみず……うっあ…あぁ…!」ヒックヒック

『へぇ…君けっこう怖い話知ってるんだね』

『じゃあこの本貸してあげる』

『ラブコメ少年にでもなるつもり?』

『大丈夫よお姉さんを信用しなさいっ!』

榊原「水野さぁぁぁぁぁん!」






沙苗「あれ?榊原君?」

榊原「はぇ?」グスグス…

未咲「わっ!どうしたの恒一君!」

榊原「あれ?何で?えっ!幽霊!?」

沙苗「失礼なっ、こーんな綺麗な足した幽霊何かいません!」

未咲「恒一君涙拭いて、はいハンカチ」ゴシゴシ

榊原「藤岡さん自分で拭けるよ///」

沙苗「さすがはラブコメ少年見せつけるわねぇ」

未咲「えへへっ///」

榊原「水野さんからかわないで!それよりなんで生きてるの!エレベーターが落下したんじゃないの!?」

沙苗「なるほどー榊原君は私の事心配して来てくれたんだねぇ、いやーお姉さん嬉しいなぁ!」

沙苗「いやね、確かにエレベーターは落下したんだけど最近はちゃんと安全装置着いてるんだね。そのお陰かこうして傷一つないよ」

沙苗「ただ携帯は壊れちゃった見たいでね、ほらボロボロ」

沙苗「しっかし恐かったわ、一緒に乗ってた眼鏡の子と抱き合ったまま他の人が来るまで動けなかったもん」

未咲「すっごい音がしたけどね…」

榊原「そっか良かったぁ……、僕もしかしたら水野さんが死んじゃったんじゃないかって……」

沙苗「大丈夫よ私は短い花じゃないからね!」

榊原「もうっなんですかそれ…」

榊原(しかし)チラッ

榊原(エレベーターは酷い有り様だけど安全装置?携帯はあんなにボロボロだったし)

榊原(一緒に乗ってた眼鏡の子……もしかすると……)

榊原「水野さんちょっと聞きたいんですけど……」

沙苗「なに?」

榊原「一緒に乗ってた子って巨乳でしたか?」

未咲「えっ……」

沙苗「えっ……」

沙苗「えっ…と、うん大きかったよ…うん…」

未咲「………」

榊原(これは間違い無い桜木さんだ!おそらく落ちる瞬間無意識に浮遊したんだろう!)

榊原「そうですか!ありがとうございます!」パァァ

沙苗(凄い晴れやかな顔をしてるわこの子…、逆にこっちは…)

未咲「………」ペタペタ スットーン

沙苗「(これはいけない…!)さあ!さあ!榊原君はそろそろ帰らないと!暗くなって来たよ!」

榊原「本当だ、藤岡さん水野さんそれじゃ!」

未咲「玄関まで見送るね……」

榊原「………」

未咲「………」

榊原「………」

未咲「………」

榊原(あれ?なんか空気が重い……)

榊原「ふ、藤岡さん玄関に着いたからもういいよ、またね」

未咲「恒一君……私……私……」

未咲「牛乳飲むからね!」

榊原「…?う、うん…」

未咲「それで大きくなるから……!」

榊原「は、はい……(な、なんだ??)」

……………

赤沢「やっと病院まで着いた…もう暗くなって来たじゃないのよぉ……」

赤沢「ん?あれは……」

榊原『ーーーー』

未咲『ーーーー』

赤沢「っ!これは……くっプランBに変更ねっ……!!」

赤沢「ごめんなさい恒一君!許さなくていい、でもクラスのためなのっ……!」

これで五話のAパート序盤ぐらいだよな終わる気がしないんだが

翌日赤沢さんがなんか謝って来て高林君が苦しんでたから「破ぁ!」したらメカ高林になって復活した『フェアジャナイヨ!フェアジャナイヨ!』
そして僕もまたいないものになり見崎から三組の現象について聞いた
見崎と藤岡さんの見舞いに行っている間に久保寺先生は亡くなりいないものが解除された、あと無能と言ったら赤沢さんが泣いた
海に行ったら中尾君が分裂してミニ中尾×8になったり赤沢さんが踏んづけて×7になったせいで合体しても身体が20センチ減ったりしたがどうでもいい
小椋さん家の前で「破ぁっくしょん!」としたら小椋さんのお兄さんがデュラハンとなったが知らんぷりした
合宿では熱を出した見崎の代わりに藤岡…未咲が来て何だかんだでバトロワ展開は食い止めた
結局死者はわからなかったがクラスの大半を能力者にすることで死傷者は久保寺先生だけとなり僕達は無事に卒業した

おわり

すまんもう体力が限界なんだすまん…
もう書き溜めなしノープランでスレ立てなんか絶対にしないよ!

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