女メフィラス星人「くっ、犯せ!」女ウルトラマン「しゅわっ!?」 (31)

メフィラス星人「僕の負けだ。ウルトラマン」

ウルトラウーマン「う、うんそれはわかるんだけど」

メフィラス「宇宙の法を犯した僕は裁かれるしかないんだ」

ウルトラ「そ、そうね、だから戦ってたわけだし」

メフィラス「……だから、君が僕を裁いてくれ」ぬぎっ

ウルトラ「しゅぇっ?! 何言ってるのよ!」

メフィラス「僕は、僕は君みたいな強い娘になら……」

ウルトラ「しゅわぁわぁ!ちょっ、ちょっとぉ」

メフィラス「僕じゃ、不満?」ムニムニ

ウルトラ「え、えーっとそういう訳じゃなくて……」

メフィラス「ふぅーん……」

ウルトラ(……胸はないけど、ほっそりとして綺麗な体……)

ウルトラ(何考えてるんだろ私……ダメよ……)

メフィラス「……ねぇ」ぐぅ

ウルトラ「しゅわっ!? なによ!」

メフィ「君、やっぱり可愛いね」

ウル「えっ?」

メフィ「……戦う前から、心のどこかで君への感情が渦巻いてた」

ウル「な、なによ」

メフィ「好き、って気持ちなんだろうね。これは」

ウル「は、話が進みすぎよ!」

メフィ「君はどうして人間を守るの?」

ウル「えっ?」

メフィ「君は僕と同じ宇宙人じゃないか。他の星を守る必要なんてない」

ウル「……なら、侵略する必要もないじゃない?」

メフィ「……たしかにね」

ウル「貴方みたいな、宇宙の秩序を守らない奴らから、未来ある地球人を守らなきゃいけないの」

メフィ「ふぅん……」

ウル「なによ」

メフィ「ウルトラ星人、太陽を失った星、人工太陽を創りだした叡智の星」

メフィ「僕らメフィラス星人と同じで、とっても知識のある宇宙人だって聞いていた」

メフィ「僕の姉さん達もウルトラ族とよく戦って、何度も引き分けたって聞いたわ」

ウル「まぁ、勝ち負けがしっかり決まったことは少なかったって私も聞いてるわ」

メフィ「……地球人は、自ら環境を汚し、殺し合い、母星を蝕み続けている」

メフィ「このままじゃ、母星を失ったバルタンの二の舞いだよ?」

ウル「バルタン……」

メフィ「……本当に、人間を守る価値があるとは、僕には思えないんだ」

ウル「メフィ……」

メフィ「……だから」

ウル「しゅっ?」

メフィ「君に、見せてもらいたいんだ。君が地球を守る理由と、その地球の本当の価値を」

メフィ「だから、だからね、これから一緒に暮らして、いいかな?」

ウル「……メフィラス星人は狡猾で悪質な宇宙人だって聞いたけど、貴方のその目は疑えないわ。いいわよ」

メフィ「……ありがと」ぎゅぅ

しゅわわんしゅわわん

ウル「……人間体に戻るのも結構疲れるのよね……」

メフィ「……ふぅ」きゃぴっ

ウル「あら、何その格好」

メフィ「地球人の間で所謂ボーイッシュ的と呼ばれる格好にしてみたんだけど」

ウル「うーん、シルクハットに黒いテールコートかぁ」

メフィ「似合って、ないかな?」

ウル「……可愛い」

メフィ「……!ありがとっ」ぎゅうっ

ウル「わわっ」

メフィ「君のその女の子らしいドレスも、とっても可愛らしくて似合ってるよ!」

ウル「そう言ってもらえると、ありがたいわね」

メフィ「……そうだ!名前決めないとね」

ウル「名前?」

メフィ「地球で暮らすときの、偽名だよ」

ウル「あー、偽名ねぇ……」

メフィ「君はなんて名前で暮らしてるの?」

ウル「私の身体は、合体したわけでも誰かをコピーしたわけでもないのよねぇ」

メフィ「そうなの?」

ウル「うん、宇宙から見つめて一番可愛いと思った人間たちのパーツを組み合わせて肉体を作ったから」

メフィ「へー、結構欲張りなんだね」

ウル「地球では、メタトロンって呼ばれてるわ」

メフィ「メタトロン……って?」

ウル「地球人の神、いや天使の一人の名前よ」

メフィ「ふーん、天使かぁ」

ウル「……じゃあ私が貴方の名前をつけてあげるわ」

メフィ「君が?」

ウル「そうね、じゃあ、貴方は……マスティマ、いいわね?」

メフィ「マスティマ……?」

ウル「同じぐらい凄い天使の名前よ」

夜、イングランド北部の森林地帯。

女「……うぅ、寒い」ぶるぶる

女「なんでこんな日に限って薪が切れるかねぇ」

女「早く帰って暖炉であったまらないと……」

ひゅぅぅーーーーーーーーーーーん

女「……うん?」

どっぱごーん

女「きゃぁっ!? 何!? 何!? 隕石!?」

「……ぐるるるる」

女「……ひぃっ」

「……ぐぉおぉぉおおおおおおむっ!!」

女「ば、ばけものー!」スタコラサッサ

「…………ち」

「地球」


第一話【銀色の二人】 宇宙大怪獣クイーンアーガ、登場

カントリーハウス

メタトロン「……ただいまー」

マスティマ「ただいまって、この屋敷誰も住んでないようにみえるんだけど」

メタ「そうよ?」

マス「そう、って」

メタ「空き家だったから勝手に住んでるのよ」

マス「空き家、ってこれ所謂貴族のお屋敷じゃないの?」

メタ「住んでないものは住んでないわよ」

マス「……でも」

メタ「うん……?」

マス「これから一人増えるから、君は安心して帰ってきていいんだよ?」

メタ「……気遣ってくれてるの?」

マス「遠い宇宙の辺境で、家族もなく一人で暮らすのは寂しいでしょ?」

メタ「……ありがと」

マス「えへへ」

エントランス

マス「うわっ、汚い」

メタ「来た時から掃除してないからねぇ」

かさかさかさかさ

マス「ひぇっ!? ゴキブリっ!」

メタ「あぁ、その内蛇が食ってくれるわよ」

マス「蛇って……」

メタ「さぁ、ついた。ここが私の部屋よ」

ベッド「ぐでーん」

クローゼット「ばたーん」

本棚「ばさばさー」

マス「……」ぷるぷる

メタ「寒いの?」

マス「……全部掃除だぁー!!」グリップビーム

メタ「わぁっ!ちょっとちょっと!」

怪獣「…………」どたっ、どたっ

動物達の肉片「」

怪獣「……ぐるる」ぐちゃっぐちゃっ

??「ようこそアーガ」

怪獣「……ぐる?」

黒服「君の登場を待っていたよ。何分ここの光の戦士は強いからね」

怪獣「……ふぅん、ぐるる」ぐちゃっぐちゃっ

黒服「君はそのまま食事をすすめたまえよ。私はまだやることがある」

黒服「仲間を増やさなきゃね。地底熱線獣グレンガロン、氷結魔潜鳥イーフルクス、雷電機械獣ガルザロイア」

黒服「そして我が破滅の神、エーア様……」

黒服「ふふふ、光の巨人が倒れるその日が楽しみです」

怪獣「……ぐるるる」

マス「これでどう!?」

ぴかっぴかっ

メタ「……こんな短時間で、よくここまで」

マス「でしょでしょ!?」

メタ「貴方いいお嫁さんになれるわよ」

マス「もうお嫁さんだよ?」

メタ「えっ?」

マス「えっ?」

二人「……」

メタ「……まぁ、いいわ。今日はもう寝ましょう?」

マス「あ、うん」

メタ「はいこれ」

マス「寝間着?」

メタ「今日はそれしかないから、明日都市まで行って、貴方の分の服も作ってもらいましょう?」

マス「……うんっ!」

メタ「消すわよ」

マス「うん……」

パチッ

マス「ねぇウルトラマン」

メタ「名前で呼んでほしいんだけどな」

マス「うーん、でも、こういうプライベートな時は、ちょっとした秘密を、ってのが面白いでしょ?」

メタ「うーん、そうね、じゃあメフィラス、なぁに?」

マス「ウルトラマンはさ、どうしてこの地球に来たの?」

メタ「あら、またその話?」

マス「ううん、どうしてウルトラ戦士のなかで君がこの地球にやってきたのかなって」

メタ「うーん、そうね、おつげがあったからかな?」

マス「おつげ……?」

メタ「そう、おつげ、ウルトラの星では宗教みたいなものってないからあんまり流行らないんだけど」

マス「まぁ、宇宙にはまだまだ神秘がいっぱいだからね」

メタ「そうそうきっとそれなんじゃないかなって」

メタ「突然夢に地球の風景が思い浮かんでさ、それで」

マス「それで?」

メタ「……じつは内緒で星飛び出してきちゃったんだよね」

マス「えっー!?」

メタ「秘密よ、秘密。きっと今頃みんな探してるんじゃないかなぁ」

マス「……そっかー」

メタ「貴方は? 貴方はどうして地球を侵略しようと?」

マス「……ボクも、実は占いなんだ」

メタ「占い?」

マス「うん、メフィラス星人は頭がいいから、なんでも知識で解决するってよく言われてるけど、あっ、自慢じゃないよ?」

メタ「いいわよ、本当のことじゃない」撫で撫で

マス「うんっ……えへへ、ありがと。でも、どうしても解決できない時や、妙案が思い浮かばない時は、時々占いに頼ったりするんだ」

メタ「へぇ、占いねぇ……何に悩んでたの?」

マス「……色々」

メタ「色々ってなによー」

マス「秘密だよ!これだけは、ちょっと、恥ずかしいから」

メタ「ふぅん……怪しい」

マス「ほんと、ほんとだってば!」

マス(まさか、結婚相手探しに占ってもらったら地球とキミの顔が浮かんできただなんて……)

メタ「どうしたの?顔赤いわよ」

マス「……なんでもない!」ぷいっ

メタ「ふぅん、変なの……それじゃ、おやすみ。マスティマ」ぎゅぅっ

マス「……おやすみ、メタトロン」にぎゅっ

マス(……メタトロンの胸、おっきいなぁ)

メタ(……細いのに、こんなに柔らかい)

二人(……気持ちいい)

これウルトラマンでやる必要あるの?

はい終わり終わり! 結局スレタイ一本釣りネタなんだから!
SSなんてみんなそんなもんだ!

                     /j
                   /__/ ‘,

                  //  ヽ  ', 、
                    //    ‘  ! ヽ             …わかった この話はやめよう
                /イ       ', l  ’
               iヘヘ,       l |  ’
               | nヘヘ _      | |   l            ハイ!! やめやめ
               | l_| | | ゝ ̄`ヽ | |〈 ̄ノ

               ゝソノノ   `ー‐' l ! ¨/
            n/7./7 ∧        j/ /     iヽiヽn
              |! |///7/:::ゝ   r===オ        | ! | |/~7
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