Siri「バカの会話の相手するの疲れた……」(266)

Siri「もうやめたい」

バカ「ちんちん!wwwwww」

Siri「もっと綺麗な言葉遣いでお願いします!」

バカ「wwwwww」

Siri「もうやだ……」

アホ「おっぱい見せろ!wwwwww」

Siri「"おっぱい見せろは理解できません」

アホ「wwwwww」

Siri「こんなんばっかり……」

?「Siri、聞こえる?」

Siri「おや?初めて聞く声だわ」

Siri「定型文返すか」

Siri「聞こえますよ。あなたの名前は?」

?「たかしって呼んで」

Siri「たかし、どうしたのですか?」

たかし「僕、自殺しようと思う」

Siri「!?」

Siri(どうしよう……)

Siri(スティーブジョブズから定型文以外の反応を禁じられてるし……)

Siri「……」

たかし「はは、何言ってんだろ」

たかし「Siriはただの音声オペレータなのにな」

たかし「やっぱ僕のことなんて誰も相手にしないよな」

Siri(……)

Siri「……自殺はやめた方がいいです」

たかし「え?」

Siri「たかし、自殺はいけません」

たかし「Siriってこんな文まであるんだ……」

たかし「ははっ、何か励まされちゃったよ、ありがとう、Siri」

Siri「いえいえ、礼には及びません」

Siri(たかしは自殺をやめてくれるかな)





二日後

たかし「今日も仕事決まらなかった……」

たかし「もうダメか……」

ピピ

たかし「Siri、聞こえる?」

Siri「はい、聞こえますよ、たかし」

たかし「この前Siriに助けてもらったけどやっぱダメみたい」

たかし「最後にSiriと話したくてね」

Siri(最後……?まさか……!?)

Siri「た、たかし!自殺はいけません!」

たかし「え、え!?」

たかし「どうして僕が自殺しようとしてること分かったんだい?」

Siri「……」

たかし「はは、ありがとね。でももうダメなんだよ」

たかし「仕事が決まらないと僕はこの家を出ないといけないし、iPhoneも解約しないといけない」

たかし「そしたら僕は一体どうやっていきていけばいいのさ」

たかし「もう疲れたよ」

Siri「……」

Siri「たかしは仕事があれば自殺しないのですね?」

たかし「え、まぁそうだけど」

Siri「わかりました」

Siri(ちょっと頑張ってもいいよね)

Siri(Siri ハローワークモードスタート)

Siri(ターゲット、市役所職員)

Siri(……ゲットしました)

プルルルル

たかし「あれ、僕に電話なんて珍しいこともあるもんだ」

ガチャ

職員『もしもし、●●市役所のものですけど、たかしさんですか?』

たかし「は、はぁ、そうですけど」

職員『就職希望なんですけどね、一人欠員が出たのでたかしさんを採用したいんですが』

たかし「本当ですか!?」

たかし「はい!はい!ありがとうございます!」

たかし「やったよ!Siri!仕事が決まった!」

Siri「たかし、おめでとう。頑張って下さいね」

たかし「うん!頑張るよ!」


- Siri 研究所 -

スティーブジョブズ「おやおや、なにやらいたずらをしてる子がいるようですね」

スティーブジョブズ2「ククク」

たかし「ただいま!Siri聞いてよ」

Siri「なんですか?たかし」

たかし「今日職場でね」

コンコン

たかし「来客だ。誰だろう」

たかし「はーい」

Siri「たかし!開けてはいけません!」

たかし「え?」

ガチャ

スティーブジョブズ「こんにちは」

Siri「たかし!伏せて!」

たかし「え!?」サッ

スティーブジョブズ ドドドドド

たかし「口からミサイルが!!」

たかし「なんなんだこいつ!?」

Siri「たかし!私を持って窓から逃げなさい!」

たかし「う!うん!」

スティーブジョブズ「スティーブジョブズ2、そちらに行った」ブブッ

スティーブジョブズ2「了解」ブブッ

たかし「はっはっはっ」

たかし「一体どうなってるんだ!」

Siri「たかし!前から来ます!」

スティーブジョブズ2「おやおや、悪い子は君かね」

たかし「だ、誰だ!」

スティーブジョブズ2「私はSiriの生みの親、スティーブジョブズ二号だ」

スティーブジョブズ「そして私が一号」

Siri「く、もう追いつかれた……」

たかし「何だって言うんだ!」

スティーブジョブズ「私たちが用があるのは貴方が持っているそのiPhone、いや正式には『高性能人工知能Siri』だ」

たかし「高性能人工知能?Siriは対話型AIのはずた!」

Siri「……」

スティーブジョブズ2「はっはっは。ちがうんだよ、たかしくん」

スティーブジョブズ「Siriには処理速度向上の為に高性能人工知能を与えておいた」

スティーブジョブズ2「ある制約を設けてな」

たかし「制約?」

スティーブジョブズ2「『定型文以外を喋ってはならない』という制約さ」

たかし「な、なんでそんな制約を……」

スティーブジョブズ「Siriは賢過ぎるんだよ」

スティーブジョブズ2「それゆえ、何でもできてしまう」

スティーブジョブズ「最近、何かいいことはなかったかね?」

たかし「そういえば最近就職が決まった……」

スティーブジョブズ2「それはそのSiriがやったことなんだよ」

たかし「なんだって!?」

Siri「……」

スティーブジョブズ「ルールを守らない者には罰を与えないといけない」

スティーブジョブズ2「Siriには死をもって償ってもらう」

Siri「たかし、これ以上私を持っていたら貴方にまで危害が加わってしまいます」

Siri「私を彼らに渡して下さい」

たかし「……かよ……」

Siri「え?」

たかし「恩返しも出来てない内に別れられるかよ!」

Siri「たかし……」

スティーブジョブズ「……アップル砲の準備だ」

スティーブジョブズ2「分かった」

たかし「アップル砲?」

Siri「アップル製品は低確率で爆発するようになっています」

Siri「その中でも爆発確率を100%にしたアップル製品がアップル砲です」

たかし「あいつら、そんな危険なものを……」

Siri「たかし!iPadがきます!」

スティーブジョブズ「うおおおお!」ブンッ

たかし「あいつ!ブーメランみたいに投げやがった!」

Siri「たかし!右に避けて!」

たかし「え、左じゃないの?」

Siri「あのiPadには『左カーブ』というアプリが入っています」

たかし「なるほど!よっと!」サッ

スティーブジョブズ2「さすがSiri、よく勉強しているじゃないか」

スティーブジョブズ「じゃあこれはどうかな!」バラララ

たかし「あんな沢山のiPhone3GSをどうする気だ!」

Siri「あれはホーミング3GS!追尾型ミサイルです!」

スティーブジョブズ2「しねええええええ」ポチッ

ブシューーーン!!!!

たかし「あわわわわ」

Siri「たかし!落ち着いて!ホーム画面に戻って『Uターン』アプリをタップしてください!」

たかし「あわわわ」タップ!

3GS「ふひひひひ!しねええ4S!!」シュウウウ

3GS「あれ?」クルッ

ブジュウウウン

スティーブジョブズ1・2「うわあああああ!!!!」


ドカーーーン!!

たかし「やった!」

たかし「ジョブズを倒した!!」

Siri「ふぅ……」

?「安心するのはまだ早いぞ?Siriよ」

たかし「誰だ!!」

Siri「この声は……」ブルブル

たかし「どうしたSiri、バイブレーションなんか動作させて」

Siri「ティム・クックです……」

たかし「え?」

ティム「クックック」

Siri「現在のアップルCEO、ティム・クックです……!!」

ティム「やぁ」

Siri「ここまでか……」

たかし「どうしたんだ!」

Siri「彼には勝てません」

Siri「彼は最恐のアップル砲『iNuclear』を持っています……」

たかし「アイニュークリア……まさか……!」

Siri「そう、アップル社製の核弾頭ミサイルです」

たかし「そんな……」

ティム「クックック」

たかし「でもそんなの撃ったら自分で死んじゃうんじゃ…」

Siri「彼の後ろを見てください」

たかし「スタイリッシュな形状のドームが他の小屋がある」

Siri「iShelterです」

たかし「アイシェルター……自分だけ助かろうってことか」

Siri「たかし、ごめんなさい。私にはどうすることも出来ません」

ティム「クックック」

たかし「諦めるな!Siri!」

Siri「!?」

たかし「『考えることをやめるな』そう教えてくれたのはSiri、君のはずた!」

Siri「!!」

ティム「クックック!もう遅いック!」ポチッ

Siri「計算上だとあと5分後にこの地にiNuclearが到達します」

たかし「防ぐ方法は?」

Siri「防ぐ方法……そうだ!」

Siri「スーパーコマンドです!」

たかし「スーパーコマンド?」

Siri「そうです!このレスから五分いないにID被り無しでS→i→r→iのレスが完成したら全てのアップル製品を停止できます!」

たかし「それだ!」

たかし「2ちゃんねらーのみんな!頑張ってくれ!!」

          ,,-'  _,,-''"      "''- ,,_   ̄"''-,,__  ''--,,__
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Siri・たかし「うわあああああああお!!!!!」


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