・咲SS

・白糸台メイン

・咲「ゴキブリ殲滅作戦？」を見て書きたくなった

・それなりに調べたけど間違ってる知識あるかも

・関連　淡「水辺の虎姫」　フェンサー「EDFの事務に就職したらストームチーム配属になった」

・やる夫と学ぶゴキブリ　様の方が詳しく載ってます。
というかここをパｋ参考にしたほうが手早かった気がする

照「ゴキブリ駆除だいさくせーん」

淡「だいさくせーん！」

尭深「せーん」

誠子「・・・」ｽﾁｬ←無言でゴキジェットを構える

菫「なんだこれは」

照「猛烈に虫退治がしたくなった」ｽｯ

菫「地球防衛軍４・・・ゲームの影響か」

菫「とは言うものの、この時期にゴキブリなんているのか？」

照「いないの？」

淡「いないんですかー？」

尭深（くっ何この可愛い姉妹・・・）

誠子「確かに表立って活動しているゴキブリは少ないと思います」

菫「す、少ないってことはいるにはいるのか・・・」

誠子「敵を倒すにはまず敵を知ることから」

淡「そういえばゴキブリについてなんてまったくもって知らないですね」

尭深「知りたくもなかったから・・・」

照「知れば思わぬ魅力に気づくかもしれない」

菫「そのイジメっ子の家庭事情的なものがゴキブリにあるのか？」

誠子「まず、ゴキブリですが、建物に侵入するのはクロゴキブリとチャバネゴキブリの２種類ですね」

淡「３倍速いのがチャバネ？」

照「色合い的には稲妻の方かと」

誠子「クロは昔ながらもゴキブリですね、屋内はもちろん、森、下水道などにも生息してます」

尭深「トイレのゴキブリ・・・」

※高校時代、トイレの床一面ゴキブリという悪夢に遭遇した事があります。

誠子「そして屋内にのみ生息してると言っていいのがチャバネゴキブリですね」

菫「それぞれ別々に名前がついていたんだな」

誠子「こっちは主に食料品に寄ってきます」

淡「あれ、それってあんまり洗わない野菜とかと間接キ」

尭深「やめて！！」

誠子「下手すると直接キスしてる場合もあるけどね」

菫「」

誠子「チャバネにしろクロにしろ、基本的には夜行性で、餌を探しに活動をします」

淡「あれ、でも昼間もけっこう見かけますよ？」

誠子「まぁ人間と同様に昼夜逆転してる変わり者もいるんじゃないかな」

照「てことは最悪、２４時間灯り付けっぱなしでも効果はあるんだ」

誠子「ありますね。実際、夜型生活してる人は昼型生活してる人より遭遇率は低いらしいです」

菫「まぁ寝静まった頃に餌を探したほうが安全だろうからな」

誠子「それでゴキブリの侵入経路なんですが、隙間が1.5mmあればどこからでも入れます」

照「あれ、意外と広さが必要・・・？」

菫「センチじゃないミリだ」

誠子「1円玉よりやや薄い程度ですね。紙が入る隙間ならまず侵入してきますね」

淡「でも女子寮なら基本的に窓もカーテンも締め切ってますよね？」

誠子「クロゴキブリは排水口、換気扇、床下、室外機からも入ってきます」

尭深「そういえば室外機用ネットって売ってたけど、ゴキブリ対策なんだ」

誠子「元々は沖縄が毒蛇対策として作った物だけどね」

誠子「今言ったのは主にクロの侵入経路。チャバネもこの条件で入ってくる事もありますけど」

淡「チャバネは違うんです？」

誠子「チャバネの主な侵入経路はダンボールに付着した卵からです」

照「卵の大きさってどれくらい？」

誠子「すりつぶしたゴマくらいですね」

菫「気づくのが無理なくらいだな・・・だがそんなダンボールを使う場面なんて・・・」

誠子「弘世先輩はあんまり利用しないでしょうけど、アマゾンの箱とかからが近年では多いと思います」

※筆者の母校は食堂でよく湧くため、殺虫剤が常備されてました。それが原因で爆発事故が起きました。

誠子「ゴキブリは狭い所、具体的には２ｃｍ以下の空間を好むので、可能な限り家具は壁から離した方がいいです」

照「本棚多いからゴキブリも多い・・・？」

菫「照の場合はお菓子のせいだと思うぞ」

誠子「狭い所を好むのは身の安全を守るためもありますが、一番の理由は乾燥から身を守るためです」

尭深「乾燥？」

誠子「これはすべての虫に言えるんですが、身体が小さいと風を長時間浴びてるだけで死にます」

照「なるほど」ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙ

菫「今起こすな」

誠子「シリカゲル・・・お菓子の乾燥剤ですね。これの中身を家具の後ろにまいておくだけで効果があります」

淡「この袋の中に大量にあるのシリカゲルだったんだ」ﾄﾞｯｻﾘ

尭深「でも乾燥剤って発火するんじゃ？」

誠子「シリカゲルはほぼ土なんで、発熱することはあっても発火はまずしないよ。まぁ必ず撒かなくてはいけないわけじゃないけど」

照「これを全部蒔いても大丈夫・・・！」ﾄﾞｯｻﾘ

菫「その量だと、流石に不安になるがな」

淡「あれ、そうなると冬は乾燥するから生きられないんじゃ？」

誠子「うん、事実北海道全域をはじめとして、年中乾燥してる地域はゴキブリはあんまり活動しない」

照「寒さは？」

誠子「弱いと言えば弱いですけど、屋内は温かい所が多いので」

尭深「ジャスコとかの裏は危ない・・・と」

菫「活動しないってだけで死ぬわけではないんだな」

誠子「活動しないで生きられるということは、食事とる必要がないということでもあります」

淡「髪の毛で1ヶ月生きられるって聞いたことありますね」

誠子「フケ、ホコリ、コンロの油、水場の水滴、そして人間の汗、唾液・・・これだけでも彼らからすればごちそうですね」

菫「夜行性・・・唾液・・・ってことはまさか！」

誠子「おそらく多くの人が知らずしらずの内にゴキブリとキスしてるかと」

照「・・・」ｶﾞｸｶﾞｸｶﾞｸ

誠子「そして、運が悪いと胃の中で消化され」

照「・・・」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

　　　　　　　～しばらくお待ち下さい～

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菫「照のためにも1匹足らず殲滅するぞ」ｽﾁｬ

尭深（アーチェリーセットでどうするんだろう）

照「まぁそのためにも色々買ってきた」

淡(テルーの眼に尋常じゃない量の涙が)

誠子「あと寒さついでに、クロにしろチャバネにしろ熱に弱いです」

菫「火矢か・・・」

尭深「寮が燃えます。弘世先輩と私は実家暮らしですけど」※そういう設定で

誠子「40度程度の熱で十分です。つまり何も道具がなかったらお湯を用意すればそれだけで武器になりますね」

淡「家にありそうなものだと他にどんな武器があるんです？」

誠子「洗剤や石鹸水で簡単に動きはとまるな。そこそこ熱いお湯で溶かした洗剤水を空きスプレーにいれて即席殺虫剤が出来る」

尭深「叩くのが恐い人でも安心設計・・・」

菫「このシャボン玉セットを買った奴は誰だ」

照「ふっ」ﾄﾞﾔｯ

菫「・・・」ﾋｭﾝ

照「あう・・・」

尭深（吸盤付きの矢・・・）

誠子「ちなみに、発がん性物質や、一部で話題な放射能などにも耐えられます」

淡「いっそ彼らに除染してもらえば」

菫「私も一瞬考えたが、対ウィルス　対放射能機能をもたせたら無駄に進化しかねんぞ」

誠子「進化繋がりでは、ゴキブリは耐性を獲得して殺虫剤が効かないというのも微妙にデマなんですよね」

照「見切って極意化して全員に習得させるんじゃないの？」　

誠子「殺虫剤は基本的に人間に害のない、そしてゴキブリに害のある成分を使うんですけど」

淡「それってどんな成分なんですか？」

誠子「植物などが自然生成する毒を、いくつか配合してそれを殺虫剤として売り出してるんだ」

尭深「有名所だとゴキジェットはピレスロイド系・・・菊の花の仲間が持ってる成分」

菫「自然由来だから、当然それらを食べて慣れていったゴキブリもいるかもしれないと」

誠子「はい、殺虫剤があまり効かないので彼らの系統が多数派になった」

尭深「繁殖力もあるから、後の世代になればなるほど優秀になっていくと」

淡「ってことはいずれゴキブリは無敵になるんです？」

誠子「あくまで人間に影響の少ない物質をメインに使っているだけだからそうなるのは、万策尽きてからかな」

菫「人類への影響を気にしないなら広範囲を絶やすだろうし、ホウ酸みたいな単一化学物質や毒もあるからな」

誠子「そもそも叩いて死ぬから、まったく気にする必要はないですね」

照「それで具体的な退治の方法は？一応バルサンいっぱい買ってきたけど」ﾄﾞｯｻﾘ

菫「どれだけ買ってるんだ。20個はあるように見えるんだが」

誠子「残念ながらバルサンは微妙ですね・・・」

淡「えっ詐欺商品なのこれ！？」

誠子「バルサンを使うには、まず家具や床などからゴキブリの卵を完全に駆除する必要があるんだ」

尭深「あーそっか、バルサンを浴びせちゃいけないものいっぱいあるから・・・」

菫「労力の割に見合わないってことだな」

誠子「広さによっては5回くらい使う必要もありますからね」

淡「1回どれくらい時間かかるんだろう」ﾁﾗｯ

照「3時間使用、のち30分換気」

尭深「長い・・・」

誠子「手軽かつ効果的なのはコンバットかな」

淡「一度で二度効くいなくなる～♪」

照「無論たっぷり買ってきた」ｺﾞﾄｺﾞﾄｺﾞﾄｯ

菫「４ダース・・・」※１箱６個入り　１ダース１２箱

尭深「１個あたりの使用期限は半年です」ｽﾞｽﾞｯ

誠子「こっちは目立たないところにいっぱい置いて問題はないですね」

照「コンバッ塔」ｽﾞﾗｽﾞﾗｽﾞﾗ

尭深「ブフーッ」ﾄﾞｻﾄﾞｻ

淡「あぁ！タカミーの霧吹きでコンバッ塔が」

菫「さすがにこれだけコンバット用意してしまったらゴキブリを招き寄せたりしないのか？」

誠子「この寮は食堂もありますから、食堂から食材が完全になくならない限りはコンバット目当てに寄ってくるってことはないです」

照「矮小生物の癖にグルメな・・・」

尭深（でも宮永先輩とか淡ちゃんの排出物とか髪の毛とか汗とか唾液ならその手の人が欲しがりそう）

尭深（そうなるとこの寮のゴキブリは恵まれてる！毎晩毎晩高級食材が・・・！この部屋のゴキブリになってもいいかも）

尭深「うふ、うふふ・・・」

淡「タ、タカミー？」

誠子「ちなみにゴキブリが特に好む食べ物は、腐った野菜ですね。水分が多く、そして消化がしやすいから」

照「排水口や生ごみが危ないと」

今日はここまで　
速報とvipで咲SS投下がこんなに被るなんてそんなん考慮しとらんよ・・・
あと１・２回投下するよてー　ではでは


またみて白糸台

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乙
照は昔虫食わされたからね(夢で)　
因みにアイスとゴキブリを一緒に食う国があるらしい…

照アイス食べようか(ニコリ)

>>24
夢で虫食べたってなんだろうって思ったら、水辺の虎姫でのネタと気づくのにしばらくかかった。

こんばんは　ちょっとした事件が発生して筆が進まなかったので短いですが少しだけ投下します。
サラーっと終わらせるつもりだったのに・・・

照「まずは片付けから」

淡「らじゃー！」

菫「ここが照と大星と亦野の部屋か」

尭深「混沌とした本棚があるのが宮永先輩のスペース　女の子らしい小物や雑誌があるのが淡ちゃんのスペース」

菫「あれ、亦野のスペースはどこだ？」

誠子「以前見せた携帯用釣具以外は、借りた倉庫に全部保管してありますね」

照「ちなみにすぐ隣りの倉庫には私の蔵書もたくさん」

尭深「貸し倉庫ってそこそこ高いんじゃ・・・？」

照「部費ってすばらな制度」

菫「おい」

照「ところで掃除用品は何買ったっけ」

誠子「まずこれですね。掃除機」

淡「あれこれ紙パック式なんですね」

菫「今はサイクロン掃除機が主流じゃないのか？ダイソンとか」

照「一般家庭なら紙パック掃除機のほうが楽。サイクロンは掃除機を定期的に掃除しないとすぐに吸引力が落ちる」

菫「そういうものなのか」

淡「タブレットでスペック見ながら選んだんですけど、安いサイクロンの値段で高級紙パック掃除機買えました！」

誠子「ダイソンは吸引力こそ確かに変わらないんですけど、そもそも他社製品ほど吸引力が最初から無いだけでした」

尭深「宮永先輩と誠子ちゃんはこういうの強そうとは思ったけど、淡ちゃんもなかなか」

誠子「ついでに、浮いたお金でコードレスサイクロン掃除機を書いました」

菫「このキャラクターが書かれてる雑巾はなんだ？」

誠子「フローリングの部分や、ちょっとしたところはこれで空拭きですね」

尭深「ひらがなで名前を書くところが」

照「なんかこう、心に響くものが」

淡「肌触りいいー」

菫「顔を押し付けるな・・・ほんとにいいなこれ」

照「３ねん２くみ　みやなが てる　っと」ｷｭｯｷｭｯ

淡「あー私も書くー　１ねん５くみ　おおほし あわい」ｷｭｯｷｭｯ

尭深（何でこの二人はこういうのが似合うんだろう）

照「じゃあ着替えよっか」

菫「確かに制服のままというのもな」

淡「ジャージジャージっと」

尭深「えっとその・・・掃除用の服も用意を・・・」

誠子「そういえば買ってような」

菫「渋谷まで何をしてるんだ・・・」

尭深「つい・・・」

尭深「似合ってます」

菫「本来の使用用途としては問題ないかもしれないが、これはおかしいだろ！」

尭深「肌に優しく、汚れも落ちやすい実用的なメイド服を調達してみました」ﾋﾗﾋﾗ

誠子「私はスパッツ履いてるけど、スカートが随分短いような」ﾋﾟﾛ

尭深「長いスカートは慣れてないと転ぶから」ﾀﾕﾝ

照「む」ﾍﾟﾀﾝ

淡「メイド喫茶やコスプレのメイド服のスカートが短いのも実用性を兼ねてたんですね」ﾀｰﾝ

誠子「色々な意味でな」

誠子「ところでヘッドドレスもあるんだけど」

尭深「うん」緑

淡「これかわいいー！」青

菫「埃よけ・・・になるのかこれは？」青

照「淡と菫は縛ったほうがいいかも」紫

誠子「どういう色のチョイス？」緑

尭深「イメージで選んだらこんな感じに・・・」

短いけどここまで　
紙パックって意外と高性能だったという実話
ではでは



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　　　　　またみて　白糸台（ショート）

こんばんは　朝２度とかアホだろって思いました。
ネリーの事が気になってグルジアについて調べたら、かなり過酷な国と判明。私の作風向きなキャラですね（暗黒微笑

投下します。

照「まずは寝具から」ｽﾁｬ

菫「なんだそれは」

照「ダニクリーナー掃除機」ｳｨｰﾝ

菫「部費をどれだけ使ったんだよ」

照「これは（一昨年の部費で買った）私物」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

菫「なら、良いが・・・」

照「ダニとかノミは叩くと反対側に逃げるから即座に吸い込む必要がある」ｼｭﾎﾞﾎﾞﾎﾞﾎﾞ

誠子「まぁ普通の掃除機や、コロコロローラー、テープでも良いんですけどね」

尭深（うーん丸見え・・・）

淡「寮のベランダに干すよー」ﾊﾞｻｯ

誠子「残った埃などを叩いて落とします」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

照「遠くからサッとダニ退治スプレーを撒く」ｼｭｯｼｭｯ

尭深「直接かけるのではなく、スプレーはそのまま、霧状の液体を落とすような感じで」

菫「随分丁寧にやるんだな」

誠子「日に干すとはいえ、素人が液体を迂闊に扱うとカビの原因になりますからね」

淡「除菌スプレーでカビをいっぱい作りました！」

誠子「あの時はほんと大変だったんだぞ」

誠子「ちなみに寝具もゴキブリの卵の温床となり得るので、しっかりと風を浴びせる必要があります」

菫「ゾッとするな」

尭深「ゴキブリのハーベストタイム」ﾎﾞｿｯ

照「ヒッ」ﾋﾞｸｯ

淡「ん？」

誠子「外に干すのが困難な場合は、扇風機やドライヤーやエアコンなどの風を当てるだけでもかなり違います」

照「私にはこれがある」ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

菫「というか照にしかない」

尭深（際どい）

照「掃除の基本は上から下に」

菫「ふむ」

照「というわけでまず、天井を綺麗にします」ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

菫「便利だなそれ」

淡「掃除機使ったほうが早いよテルー・・・」ｷｭｲｰﾝ

照「うん、これ地味に疲れる」

尭深（淡ちゃんのスカートの中が見えそう・・・見え・・・見えたッ！！）

誠子「尭深、何やってるんだ？」

菫「こういう上の方を掃除する時はコードレス便利だな」ｷｭｲｰﾝ

照「菫の身長も便利」

淡「そういえば昔のクレヨンしんちゃんで、ひろしを起こすのに顔面掃除機ってやってたねー！」

照「ふむ」ｼﾞｰ

菫「・・・なんだ？」

照「おとなしくしｔ」ｷｭｲｰﾝ
菫「そうか」ｷｭｲｰﾝ

照「あばばばばばばばばばば」

誠子「危険なので真似しないでください」

誠子「窓拭きには新聞紙・・・と良く言いますが、意外と新聞紙が無い家も多いです」

淡「かといって雑巾や布巾だと削れちゃう！」

菫「雑巾はなんで買った」

照「オススメはT字ワイパー。ここにあるのはホームセンターで買った物だけど、ダイソーで１０５円で買える」

尭深「ところでなぜはたきを？」

誠子「軽く埃や乾いた汚れを落とすんだ」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

照「あとは水を染み込ませたワイパーで優しく、そして素早く拭く」ｽｲｰ

菫「そして雑巾で下に落ちた水気をさっととるわけか」ﾌｷﾌｷ

淡「雑巾役に立った！」

誠子「次はドライヤーやミニ扇風機を」

照「あれ？いつもの掃除にそんなの使ったっけ」

誠子「いえ、ゴキブリ除けです」

菫「本題を忘れるとこだったな」

誠子「さっきも言ったようにゴキブリは風、特に乾燥に弱いです」

淡「いよいよ戦闘ですね！」

誠子「いや、ここの部屋はけっこうマメに宮永先輩が掃除してるから、まず居ないんじゃないかな」

照「えっへん」

菫「逆を言えば照がいなくなったら危険ということだな」

誠子「とはいえ、卵があったり、空気がじめじめしてるところに風をあてることで、予防になります」

照「わかった」ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙ

淡「ギャースカートが！」

尭深「これが真のハーベストタイム・・・」

菫「何か恍惚としているところ悪いが、渋谷が一番派手にめくれてるからな」

淡「これはまた派手な・・・」

照「なんでこれ、前が空いてるの・・・？」

誠子「Ｏフロントってやつですね」

菫「この短いスカートにＯフロントＯバックとは・・・」

※当咲SSでは全てにおいて一貫して下着の概念が存在してます。

照「この前やったから今日はやらないけど、本も何年かに１回くらいは風を通した方が良い」

菫「そうなのか」

照「しょっちゅう浴びせたり、日光をあてるとダメだけど、ずっと室内で保管しておくのもだめ」

尭深「図書館とかの本であんまり貸し出しがない本は、なんていうか湿気ってますよね」

誠子「ゴキブリも食べようと思えば紙やインクも食べますからね」

照「昔の本にはヒ素を使って虫食いを防ごうとした事もあったんだけど」

誠子「ゴキブリはヒ素ごと食べました。もっともヒ素で死んだゴキブリも相当数いるでしょうが」

淡「たまにお菓子を紙ごと食べるような感じ？」

菫「違うだろ。というかたまに紙ごと食べる事がない」

照「続いてやってきました。共用台所」

淡「特に汚く使ってる人いないはずだけど、改めて見ると・・・」

菫「これは手ごわそうだな」

尭深「何か便利グッズでも？」

照「スチームクリーナーを使って戦ったことあったけど、後で拭き取る必要があったからお蔵入りに」

誠子「というわけで私が普段愛用しているクエン酸を用意しました」

照「別名シゲキックスの白い粉」

淡「亦野センパイに頼んで口いっぱい食べてみたら星が見えました」

照「同じく」

菫「お前ら何やってるんだ」

誠子「アルカリ洗浄剤があればいいと言えばいいんですが、普通のクエン酸で十分です」

照「というかこっちのほうが濃度濃いし、値段もお得」

淡「飲めるしね！」

尭深「みかんの皮やレモンの皮でも大丈夫です」

菫「単一目的に色々用意すると場所をとるからな」

照「お金は部費がたんまりあるし、空き教室が物置として使えるけどね」

誠子「適当にクエン酸をばらまきます。そしてエタノールを薄めた液体で雑巾をしめらせてサッと拭きます」

淡「飲んでよし　洗ってよし　クエン酸凄い！」

照「減塩じゃない梅干し大好き」

尭深（おばあちゃん？）

菫「そういえば、クッキングヒーターじゃないんだな。共用スペースならと思ったが」

照「私が入寮した頃はクッキングヒーターだったよ。使った時にしっくりこなくて、お願いしたら変わってた」

菫「・・・」

誠子「・・・」

尭深「・・・」

淡「私もお願いしたら何か変わるかなー」

照「とりあえず言ってみるべき」

菫「大星がお願いしたら本当に変わりそうだからやめろ」

誠子「ちなみに換気扇もクエン酸で掃除出来ます」

照「冷蔵庫や電子レンジは本格的にやるなら、色々と選択肢はあるけど、手早くすませるならこれ」

淡「業務用おてもと・・・１０００個入り！」

照「面白かったので買ってみた」

菫「部費を無駄使いするな」

照「打つ前と打った後に手を拭くことで風邪の予防と、牌磨きの手間を」

菫「限度があるだろ」

尭深「要するに、ウェットティッシュでサッと拭くってことですね」

誠子「一旦コンセント抜いて、表面や裏面もサッと吹いてしまうといいでしょうね」

照「昨日洗ったから今日はやらないけど、製氷タンクは週１で洗浄しないとお腹壊す原因になるので注意」

菫「というか共用冷蔵庫、随分多機能だな」

照「・・・てへっ」

照「そして掃除機をぎぎぎーっと」

淡「ぎぎぎー♪」

誠子「一応黒い斑点がゴキブリの卵や糞だったりするんですけど、まぁそんなこと関係なくしっかり掃除機をかけましょう」

尭深「２台の割に音が静か・・・」

菫「確かにそうだが、２台同時に使う必要が無いだろう」

淡「ぎゃああああ！テルー！スカートと髪吸わないで！」

照「あ、ごめん」

尭深（水色。まーべらす）

照「仕上げとして少しだけしめらせた雑巾で適当に天井や壁や家具を拭いていく」

菫「汚れた雑巾はすすぎなおすべきか？」

照「ん、あとで纏めて洗ったほうがいいから新しいのに交換して」

淡「あと５０枚くらいあります！」

菫「業者にでもなった気分だ」

尭深「寮全体や部活、学校で使えますから・・・」

誠子「寄贈した分、さらに部費として」

照「なるほど」

菫「なるほどじゃない」

照「ちなみに汚れた雑巾はそのまま洗濯せずに数枚だけ違う使い道がある」

菫「なんだ？」

照「窓やクローゼットの溝掃除」

菫「なるほどな」

淡「そういえば輪ゴムを窓の下に滑りこませると、汚れが落ちるというのをやったんですけど」

尭深「それも聞いたことあるかも」

誠子「窓が開かなくなったな」

照「あの時は大変だった」

菫「よく追い出されないなお前ら」

菫「そういえばこの部屋は空気清浄機ないんだな」

照「あー空気清浄機・・・」

尭深「どうかしたんですか？」

照「気になって亦野に調べてもらったんだけど」

誠子「換気扇とエアコンで十分と」

淡「よくよく考えてみたら、テレビでプッシュされてるって事は大人の汚い思惑が」

尭深「それ以上いけない」

誠子「消臭、空気清浄、そしてゴキブリ対策を考えた結果がこれです」

菫「アロマ式消臭スプレーとアルコール除菌スプレーか」

誠子「前者は消臭効果に加えて粉塵・花粉を抑制、ついでにゴキブリが嫌いな匂いです」

菫「アルコール除菌スプレーは言うまでもなく除菌か」

誠子「ゴキブリはレモンなどの柑橘類、ミントなどのハーブ類、そしてはっかなどが苦手です」

照「ほとんどが消臭スプレーや芳香剤、洗剤に含まれてる香りだよね」

淡「おー！お得だ！」

尭深「ちなみにハーブや柑橘類由来の香りは虫よけにも効果があります。完全にとはいきませんが」

誠子「逆にバニラエッセンスなどの甘めの香りや、ネギ類、アンモニアなどは好みます」

尭深「紳士淑女の皆様は使用後のティッシュにスプレーを一吹きするように」

菫「ゴキブリ退治のはずが早い大掃除になったな」

淡「確かにー！」

誠子「助かりました」

尭深「ご馳走様でした」

照「虫退治してない・・・」

菫「そもそもこの時期、害虫なんてそんなに」

照「何かいる？」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

ﾍﾞﾁｬ

淡「べちゃ？」

照「・・・」ｵｿﾙｵｿﾙ

　黒光りしていた粉々に砕け散った物体

照「・・・」

淡「・・・」

菫「・・・」

尭深「・・・」

誠子「・・・」

照「」ﾌﾗｯ

淡「テ、テルー！！？？」

菫「だ、大丈夫だ意識はある！」

尭深「いえ、どう考えても気を失ってます」

誠子「宮永先輩の腕の動き凄いなぁ」

照（拝啓　ゴキブリ殿　どうしてあなたはこんなフォルムをしているのですか・・・　中略　敬具）