小鳥「はぁ……今日も一人ぼっち」 (16)

IDがコロコロ変わると思うが気にせず付き合って貰えると助かる。




代行

代行乙
自己解決したから落としてくれ

>>1
代行ありがと

小鳥「チュンチュン!チュンチュンアッー」

小鳥「今日もわっほい棒をしごくぴよ」

 人が出払った事務所で溜息まじりに一人ごちる。今日は社長も某芸能事務所の重役と会食のため本当に一人だ。
 朝の喧騒が嘘のように、しんと静まり返った所内。
 静謐な空間に秒針の無機質かつ規則的な時を刻む音だけが響いていて、それが一層孤独感に拍車をかけていた。

「ダメよ小鳥。忙しいのはいいことなんだから」

 あれほど業績不振だった765プロもここ一年で右肩上がりにそれを伸ばし、今では飛ぶ鳥を落とす勢いの有名事務所になり、テレビをつければみんなの顔を見ない日はないくらい、どの子も売れっ子で、だから、同じ職場の仲間として、それは本当に喜ばしいことなのだけれど。
 どうしても。
 ときどき考えてしまう。
 それは、決まってこんな風に一人事務所に取り残されているとき。

「一年前まではこうやってみんな事務所に集まっていたのよね…」

 パソコンの画面に映し出された動画。そこには、まだあまり仕事もなかったあの頃の日常が切り取られていた。

『亜美キーック!!』
『なんのぉー!こちらも負けじと真美パーンチ!!』
『うっうー、亜美も真美も朝から元気だねー』
『ちょっとアンタたち!そんなところで暴れてるからやよいが通れなくて困ってるじゃないっ!』
『あれあれ~、なんかいおりんってやよいっちには優しいですなぁ、真美さんや』
『そうですなぁ、きっとこれが愛なんでしょうなぁ、亜美さんや』
『べっ、べつにそんなこと…!』

 顔を真っ赤にする伊織ちゃんと嬉しそうなやよいちゃん。それを冷やかす亜美ちゃん、真美ちゃん。

『美希もデコちゃんはやよいに甘い気がするの』
『あ、アンタまで!って誰がデコちゃんよ!』
『なにを恥じることがあるのです』
『そうだよ、伊織。たまには素直になりなって』
『自分も愛情表現は大切だと思うぞ』
『うぅ……アンタたちねぇ』
『あらあら、伊織ちゃんったらお顔が真っ赤よ?』
『おはようございまーす!わわっ…どうしたのみんな!?』
『あ、春香ちゃんおはよー』
『おはよう、春香』
『それがさ、伊織のやつが――』

 みんな、本当に楽しそうで。
 今の伽藍とした事務所からは想像もつかないくらい、毎日笑い声で溢れていて。
 春香ちゃんがいて。
 千早ちゃんがいて。
 やよいちゃん、亜美ちゃん、真美ちゃん。伊織ちゃん。真ちゃん、雪歩ちゃん、響ちゃん、美希ちゃん、貴音ちゃん、あずささん、律子さん、そして――――

『こらこら、騒ぐのもいいが今日は大事なオーディションがあるんだぞ』

 モニターに映る久しぶりに見た彼は、そう言って困ったように笑っていた。
 
「あ、あれ……?私…どう、して…」

 気が付くと。
 ポロポロと。
 零れはじめた涙が私の頬を濡らし、意に反して溢れるそれがおかしくて笑おうとするも上手くいかず、やがて洩れだした嗚咽は次第に大きくなり、もう、どうしようもなかった。

http://i.imgur.com/bXYn0tS.jpg

 4ヶ月前、彼は研修を名目にアメリカへ発った。期間は最低でも一年ということだったので、まだ半分も過ぎていないことになる。
 この数ヶ月間、私はできるだけ彼のことを頭の隅に追いやり、考えないようにしていた。
 みんなとの距離も開き、日に日に孤独感が募るなか、そうでもしなければ耐えられないと思ったからだ。
けれど、それももう限界だった。
 一度溢れ出した想いは、これまで溜め込んでいたぶん抑えられなくて。

「プロデューサー…さん…っ」

 込み上げる嗚咽が邪魔をして上手く言葉にできず、それでも、やっとの思いで絞り出した彼を呼ぶ声は返事がない虚しさを―――

「えーっと、はい」

「ふえ…?」

はい

この時間帯でこの文体はきついぞ

町の人混み肩がぶつかって

音無さん可愛い(^~^)
http://i.imgur.com/y1e6ypP.jpg
PIYO!PIYO!

泣きそうになってきた

書きためてたんじゃないのか

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