男(そろそろ来る頃だな……)
ガラッ
幼「おーとーこーくん!」
男「窓の鍵よ、なぜ壊れてるんだ……!!」
幼「あ、あの、さ……///」モジモジ
男「用件は分かってる……ズバリ宿題だろ?」
幼「な、なんで分かったの!?」
男「ふふっ……実は未来が見えるんだ……」
幼「えっ!すごい!すごいよ男!」
男「いや、幼がそろそろ宿題で行き詰まった頃かなと思ってただけで……」
幼「えっ?つまり……どういうこと?」
男「もういい、早く宿題貸して」
幼「えへへ……いつもありがと」
男「はぁ、もう慣れたよ……だって小学生のときからだろ?」
幼「そうだっけ?よく覚えてないや」
男「宿題はいつも100点なのにテストで0点だからおばさんがやってる疑惑とかあったよな」
幼「あー、あったあった!まったく失礼しちゃうよね!」
男「いや、結局やってるのは俺だから」
幼「え?」
男「ま、まあいい……ほら、出来たぞ」
幼「えっ?もう!?」
男「これくらい朝飯前さ」キリッ
幼「えっ、朝ご飯まだ食べてないの!?」
男「食べたけど」
幼「ええっ?でも……」
男「たから食べたって」
幼「嘘つきは泥棒の始まりだよ!」
男「なぜそうなる!?」
幼「じゃあ、ありがとね!ばいばーい!」
男「……はぁ」
男「毎回タダで宿題やってあげるのに見返り無しって結構しんどいなあ」
男「まあ、幼の宿題もやってきたおかげで頭は良くなったけどさ」
男「さて、そろそろ抜きますか」ボロンッ
幼「なにを抜くのー?」
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