まどか「にほむむかしばなし」(362)
まどか「むかーしむかしあるところに、さやかにと、あんおさるがおった」
さやか「今日のお昼はおにぎりかにー!」
杏子「よっさやかに!いい所にきたな!」
さやか「あんたは、あんおさる!」
杏子「まあそう怒るなって。今日はあんたにもいい話だ」
さやか「また騙そうっての?」
杏子「そんなんじゃないよ。ほら、こいつをご覧。この種とそのおにぎりを交換して欲しいんだ」
さやか「いやだ。どうしておにぎりが、そんな豆粒にされなきゃなんないのさ」
杏子「ところがどっこい、ただの豆粒じゃあないんだな」
さやか「?」
杏子「こいつは柿の種さ。こいつを地面に撒いて水をやれば、みるみる大きく育って、柿がたくさんできる」
さやか「柿がたくさん・・・?う、うそだ!」
杏子「嘘じゃないよ。あたしゃ悪どいこた山ほどやってきたけど、嘘だけは嫌いなのさ」
さやか「うぅ、じゃあ、交換!あとで返してーとか、なしだかにね!」
杏子「そんなこたわかってるよ。ほらよ」
さやか「やった!ありがにー!」
杏子「うききっ!あんな豆粒で喜ぶなんて、ばかなさやかにだな!」
杏子「あーうめえおにぎりうめえな」
さやか「はーやっくめーをだせかっきのったねー!出さなきゃはっさみーでちょんぎるぞー♪」ジョロジョロ
まどか「するとさやかにの柿の種は、みるみる大きな木になって、柿の実をたくさんつけました」
さやか「やったー!おにぎりがまんしてよかったあー」
さやか「あ、あれ?でもあんな高い所にあったら取れないな・・・」
杏子「うききっ!困ってる見たいだね」
さやか「あっ、いい所に!ねえ、あたしの代わりに柿の実をとってきてほしいんだけど」
杏子「お安い御用さ。ちょっとまってな」
まどか「そう言うとあんおさるは、得意の木登りでスルスルと登り、きれいに色づいた柿をとって・・・」
杏子「パクッ」
さやか「あっ!こらー!あたしにもよこせー!」
杏子「うるさーい!あんたにゃこいつがおにあいさ!」
まどか「あんおさるは、まだ青くて固い柿の実を、さやかにに力一杯なげました」
さやか「いたっ!いたたっ!ちくしょー、覚えてろよ!」
さやか「うぅ・・・おにぎりも、かきもとられたぁー!」
QB「さやか、どうしたんだい?浮かない顔をして」
さやか「それがかくかくしかじかで」
QB「またあんおさるかい?僕もあいつには仮がたっぷりあるんだ。仕返しなら力を貸すよ」
さやか「やったあ!」
まどか「こうして、栗のキュゥべぇが仲間になりました」
マミ「それは、許せないわ!」
まどか「正義感に燃える、臼のマミさんも協力してくれることになりました」
ほむら「なにやら楽しそうなことを始めたわね。わたしも仲間にいれて」
まどか「さみしがりやなほむバチもいっしょに戦ってくれそうです」
QB「作戦はこうだよ。僕たちはみんなであんおさるの家に隠れるんだ」
マミ「ほむバチさんは水桶、栗のキュゥべぇは囲炉裏、私は屋根の上に隠れるわ」
ほむら「各々最適なタイミングであんおさるに襲いかかるのね」
さやか「えへへっ、あたしはー?」
QB「きみは・・・」
マミ「・・・」
ほむら「罵声係よ」
さやか「了解!」
まどか「そんなこんなで、猿蟹合戦奇襲攻撃作戦が始まりました」
杏子「ふーんふふーん♪おにぎりも柿も食
えてラッキーだなー」
杏子「にしても冷えるなー!囲炉裏であったまろーっと」
杏子「ふぃー!あったけー!やっぱこれだわー」
QB「っそぉい!」バチンッ
杏子「いった!なんだよこの栗!こんなもんあったっけ?ちっくしょーあっちー!水、水!」
パチャパチャ
ほむら「うりゃあー」
ちくちく
杏子「いたっいたたっ!なんだよここ!あたしんちだろ!どうなってんだ!」タタッ
マミ「そーれっ!」
どしーん
杏子「うきゅっ」
さやか「ばーか!あーほ!」
マミ「死んだ・・・わね」
さやか「まぬけー!おちんちん!」
ほむら「帰りましょ」
さやか「さる!さる!」
QB「そうだね」
さやか「柿マニアー」
まどか「こうして悪いおさるは倒され、村に平和が戻りましたとさ」
おわり
まだ書く・・・!
まだ書きたいが・・・
電池が少ない・・・!
少ない電池でちびちび保守するから、手伝ってくれるとうれしい・・・!
おそくて8時迄には書き始められる・・・!
次のお話(屮°□°)屮
ほ
>>1です
電源があったんでぼちぼち書きます
____ ..::/ \ おはようございますw
/ \ ─ ─\ ___
今沖田w / ─ ─\ ⌒ ⌒ ヽ / \
/ ⌒ ⌒ ヽノ(、_, )ヽ | / ― ― \ お仕事ですか?ご苦労様ですw
| ,ノ(、_, )ヽ |-=ニ=- / / ⌒ ⌒ ヽ
\ -=ニ=- /:. < | ,ノ(、_, )ヽ |
ノ \⌒ ̄ ⌒⌒~ \ -=ニ=- /
~⌒ ⌒ ̄⌒ ⌒ ̄ ⌒⌒~ > <
―― l ‐┼― ‐┼― _l_ヾ
ー― ト― | ⌒ rー、 | |
―‐― l / ー _ノ / J
|二二| _ヽ γ、ノ`ヽ | ⌒
|__| (_ , lノ ヽ_ノ / ー‐
さやか「むかーしむかしあるところに、まずしいおじいさんと、おばあさんがくらしていました。」
ほむら「あなた、もうお米がありません。これじゃあ暮らせないわ」
まどか「そっか。それじゃあ街に出て薪を売って、お米を買ってくるね」
ほむら「気をつけて」
まどか「うぅ、あんなにいっぱいの薪を売ったのに、これっぽっちのお米しか買えなかったよ・・・これじゃあおばあさんが悲しむなぁ・・・」
ばさっばさっ
まどか「鶴だー!縁起が良いなー、何かいいことあるかも」
マミ「く、くえぇ」
まどか「鶴ってくえって言うんだ・・・」
マミ「くえ、くえっ・・・」
まどか「えっ、とらばさみ?!」
マミ「くえぇ・・・」
まどか「今、助けるからね!」
まどか「うーんっ!」
カシャン
まどか「やったー!」
マミ「くぇー!」
バッサバッサ
まどか「元気でねー」
まどか「いいことをすると、気分が良いなあー」
まどか「ただいま、おばあさん!」
ほむら「おかえりなさい。やけに嬉しそうね。お米は買えた?」
まどか「あ、うん、まぁ・・・これだけ」
ほむら「ふふっ、お疲れ様、おじいさん」
まどか「てぃひひっ。あ、そうだ、おばあさん」
ほむら「どうしたの?」
まどか「町から変える時に、罠に掛かってる鶴を見つけたから、助けてあげたんだ!」
ほむら「そう、おじいさんはやさしいわね」ナデナデ
まどか「てぃひひっ」
ほむら「寒かったでしょ?ほら、あったまって」
まどか「ぬくぬくー」
コンコン
ほむら「こんな時間にお客様かしら?」
ガラッ
マミ「こんばんは」
ほむら「まあ、美しい娘さん」
マミ「ありがとうございます。私、道に迷ってしまったんです。
申し訳ございませんが、一晩だけ泊めてはいただけないでしょうか?」
ほむ
てぃひひっwwww
ほむ
あらあらうふふ
ほむら「でも、おもてなしも出来ませんし・・・」
マミ「おもてなしなんて、そんな・・・」
まどか「いいよ!こんなに寒い中に放っておけないよね?おばあさん」
ほむら「それもそうね。どうぞ、あがってください」
マミ「ありがとうございます」
ほっ
ほむら「ごはんが出来ましたよー」
まどか「わー、ちょこっとー」
ほむら「ごめんなさいね。ほんとにおもてなしができなくて」
マミ「いえ、こちらこそ、貴重なご飯を分けてもらってありがとうございます」
まどか「いいのいいの!ささ、いただきーす」
ほむマミ「「いただきます」」
ぱくっ
まどか「てぃひひっ、ごちそうさま!」
ほむら「ごちそうさま」
マミ「ごちそうさま。ふふ」
まどか「そろそろ寝よっかー」
ほむら「そうね。それくらいしかすることもないし」
マミ「あ、すいません、そこの部屋って・・・」
まどか「昔は子供部屋だったけど・・・」
ほむら「いまはすっかり空き部屋ね」
マミ「では、一晩だけ、あのお部屋を貸してもらえますか?」
ほむら「さすがにこんなきれいな子が私たちみたいな者と一緒の部屋で寝る訳にはいかないものね」
まどか「ん、そうだね。いいよ、その部屋使って」
マミ「いえ、断じてそんなことではございませんよ!」
まどか「大丈夫大丈夫、きにしてなんかないよ」
ほむら「さて、布団を敷くからすこしまっててね」
マミ「あ、布団はいいです」
まどか「汚なくないよ?」
マミ「そうじゃなくって、本当にいいんです」
ほむら「?」
マミ「それと、一つだけお願いがあるんですけど」
まどか「なに?」
マミ「絶対に、部屋の中をのぞかないでくださいね」
ほむら「」チラッ
まどか「だっ、大丈夫だよ!覗かない、覗かない」
マミ「それでは、おやすみなさい」
まどか「おやすみー」
ほむら「おやすみなさい」
まどか「不思議な人だね」
ほむら「そうね。なにか隠してるようにもみえたわ」
まどか「お客さんを疑っちゃだめだよ」
ほむら「それもそうね」
さやか「すると、娘がいる部屋から、なにやら音が聞こえてきましたよ」
杏子「とんとんからり!とんからり!とんとんからり!とんからり!」
ほむら「・・・?」
まどか「機織りの音だね」
ほむら「どういうことかしら」
まどか「明日になればきっとわかるよ」
ほむら「そうね」
まどか「ふぁーあ、よくねたぁ」
ほむら「おはよう。ごはんの用意はできてるから、お客さんをよんできて」
まどか「はいはーい」
ガラッ
まどか「おっはよー!」
マミ「くえっ!」
まどか「くえっ?!」
マミ「み、みたなぁ」
まどか「ひえぇ」
マミ「じゃなくって・・・」
まどか「あなた、もしかして昨日の?」
マミ「そうです。貴方に助けて貰った鶴です。貴方に恩返しがしたくて、娘に姿を変えてきたんです」
まどか「そっかぁー、うれしいな」
マミ「でも、姿を見られてしまったので、もうお別れしなければなりません」
まどか「どうして?私は別に気にしてないよ」
マミ「そういう決まりなんです」
まどか「そうなんだ・・・悪いことしちゃったね」
マミ「いえ、それよりも、これ」
まどか「わぁ、すごい!」
マミ「それを売って、お金にしてください。それが私の恩返しです」
まどか「おばあさんにいってくるね!」
まどか「おばあさーん!」
ほむら「あらあらおじいさんどうしたの?」
まどか「これ、鶴の娘さんが、恩返しにって!」
ほむら「あら、随分きれいな織物ね!」
まどか「おばあさんも鶴の娘さんにお礼を言うといいよ!」
ほむら「そうね!」
ほむら「あれ、いませんよ?」
まどか「まさかもう帰っちゃったのかな?!」
ガラッ
タッタッ
まどか「あっ、あれ!」
ほむら「あ!」
バッサバッサ
ほむら「さよーならー!」
まどか「げんきでねー!」
マミ「くえっ!」
さやか「こうして鶴からもらった織物を売った二人は、とても裕福になりましたもさ」
さやか「も・・・もさ・・・」
おり…もの?
>>83
なぬっ、まちがった?
和子「むかーしむかし、あるところに、貧乏で運の無い、だけど素直な若者がおりました」
杏子「うぅ、真面目に毎日毎日働いてるのに、まるで楽にならない・・・。こんなことなら、観音様に導いていただこう」
杏子「観音様ー!苦労しても、ぜんぜん楽になれません!いったい、どうしたらいいんですか?」
QB「いまから1番最初に触ったものを大切にすれば、きっと君は幸せになれるよ」
杏子「あ、ありがとうございます!」
杏子「よーし、最初に触ったもの・・・最初に触ったも、うわっ!」
ずてん
杏子「いったたた・・・ったく、つくづくついてねーよ・・・あ!」
ノ
杏子「これだ!この藁を大切にするぞー!」
杏子「ふんふふーんふふーん」
ブンブブーンブブーン
杏子「なんだこのアブうるせーなー」
っぱし
杏子「へへっ、まぬけめ。ここにこうやって、くっつけてやる」
ブブブブーンブブブ
ゆま「うわああああん」
杏子「なんだあいつ、親とはぐれたか?」
ゆま「うぁあぁあぁあぁあぁ」
杏子「おーい、こんなところでなくなよー」
ゆま「おねえちゃん・・・」
杏子
杏子「いいかい、なにがあったかしらないけどな、悲しいことがあったって、泣いてちゃなんにもならないんだよ」
ブンブブンブブブ
杏子(ちっ、かっこいいこと言ってる時に・・・)
ブブブンブンブブーン
ゆま「ぷぷっ、はははっ」
杏子「わらうなっ!」
ゆま「えぇーだって面白いんだもん。っふふ」
杏子「そうか?じゃあこれやるよ」
ゆま「えっ、ほんと?!」
杏子「ああ。だからもう泣くんじゃないよ」
ゆま「うん!ありがと!」
杏子「いいってことよ。じゃなっ」
ゆま「あっ、まって、お姉ちゃん」
杏子「ん?」
ゆま「はいっ、あげる!」
杏子「おっ、みかんかー!悪いね、遠慮なくもらっとくよ」
ゆま「うん!またねー!」
杏子「あいよー」
杏子「あーあ、せっかくの藁、もうなくなっちゃった。ま、いい事したし、結果オーライってね」
普段はこんなこと言わないけどこれは本気でまどかでやる必要がない
>>135
キャラの可愛らしさを出したかったんだよ
ごめんね
さやか「やっば!もー水ないじゃん
。うー、のどかわいた」
杏子「よっ、商人かい?やけに苦しげな顔してるね」
さやか「いやー、この辺りを回ってたんだけど、水がなくなっちゃってさ。もー死にそうだよ」
杏子「そうか。じゃあ」ポン
さやか「おっと」
杏子「くうかい?」
さやか「おぉ、みかん!ナイスタイミング!」
杏子「さっきガキにもらったんだ。別に盗んだもんじゃないよ」
さやか「いやーありがたい!命の恩人だよ」
パク
さやか「うーん、ジューシー!」
さやか「お礼といっちゃなんだけどさ、これ。もってってよ」
杏子「ん、布か?って、なかなか上等な物じゃんか!いいのか?」
さやか「えへへっ、いいってことよ!」
杏子「たかがみかんでこんなものもらっちゃって、悪いね」
さやか「たかがみかんで命救われたんだからねー」
杏子「それもそうか。それじゃ、またな」
さやか「じゃーね、命の恩人!」
次、百万回生きたほむでお願い
昔話じゃねーけど
杏子「いやあ、今日はやけにいいこと続きだねー。観音様に感謝感謝だよ。ん?」
まどか「うぅ、エイミー!」
ほむら「まどか殿、今はもうエイミーの事は見捨てるしかない。かわいそうだけど、時間がないわ。」
杏子(お侍さん?エイミーってのは、あの馬か?)
まどか「やだ・・・」
ほむら「まどか殿!」
まどか「だって、エイミーはここまでいっしょにきたんだよ?!」
ほむら「病気にかかってしまえば、もう歩けない。それとも無理に歩かせたいの?」
まどか「じゃあここにエイミーをおいて行くの?!」
ほむら「・・・私がなんとかする」
まどか「・・・」
ほむら「さあ、先に行ってください。後から追いかけます」
まどか「うわぁぁぁん」とぼとぼ
杏子「なになに、困ってるみたいだね」
ほむら「ほんと、あの人の優しさには困ったものよ。まぁ。そこが好きなのだけど」
杏子「あぁ、そーゆうのはいいから」
ほむら「で、あなたは何の用?」
杏子「その馬、あたしに譲ってよ」
ほむら「えっ?」
杏子「もちろんタダでとはいわないさ。この布、なかなのもんだろ?こいつと交換だ」
ほむら「この馬をもらってくれるの?」
杏子「そう言うこった」
ほむら「その話、のったわ!」
杏子「そーこなくちゃ」
杏子「さ、持ってきな」
ほむら「ありがとう。この鞍は持って行っていいかしら」
杏子「べつに構わないけど、どうして?」
ほむら「まどか殿お気に入りの馬がつけていた鞍だから、きっと大切になさるわ」
杏子「なるほど。形見ってわけだ」
ほむら「そんな感じね」
杏子「早く行かなくていいのかい?お侍殿が泣いてるよ」
ほむら「そうね。それじゃ。この子は任せたわ」
タタッ
杏子「ほら、立てるかい?」
エイミー「ヒーン」
杏子「無理か・・・ちょっとまってな。水をもってきてやる」
杏子「ほら、のみな」
エイミー「ヒヒン」ぴちゃぴちゃ
杏子「喉が乾いてたんだね。よしよし、立てないなら、今日はここで寝よっか。大丈夫だよ。あたしがいるからね」
エイミー「ヒーン」
杏子「zzz」
杏子「ん、どこだここ?」
杏子「・・・あー、昨日はこいつと寝たんだっけな。ほら、起きろー」ぺちぺち
エイミー「!」パカパカっ
杏子「あんた、元気になったじゃん!」
エイミー「ヒヒーン!」
杏子「ははっ、よかったよかった!これであのお侍も安心だね」
エイミー「ヒヒヒーン」
杏子「よーし、もっと遠くにいってみるか!よいしょっと、それ!」
パカッパカッ
杏子「えらいところまで来たねー。あんたと一緒ならどこまででも行けそうな気がするよ、エイミー」
パカッパカッ
杏子「ここは、お屋敷かな?いいなあ、こんなところにあたしも住んでみたいなー。ん?」
仁美「こまりましたわ・・・」
杏子「なにかお困りかい?」
仁美「・・・!突然すみません、その馬、譲ってくれませんか?」
杏子「そりゃあ、突然だ・・・」
仁美「ごめんなさい、だめですか?」
杏子「まあまあ、落ち着きなって。どうしたんだい?」
仁美「それが、今すぐにでも都に行かなければならない急用ができたのですが、馬がいなくて・・・」
杏子「都にか・・・もしかしたら、あのお侍さんに会えるかもしれないな」
仁美「お侍さん?」
杏子「いや、大した事じゃない。そんなことより急いでるんだろ?貸してやるよ。こいつはエイミーってんだ、大事にしてくれ」
仁美「まあ、エイミー。よろしくおねがいいたします」
杏子「あ、鞍が無いね・・・」
仁美「鞍なら、物置にありましたわ」
杏子「そっか、よかったよ」
仁美「あなたは、どちらからいらしましたの?」
杏子「あたしは田舎から用もなくきた暇人だよ」
仁美「そうでしたの。それでは、私が留守の間、この屋敷の留守番をしていただけませんか?」
杏子「えぇっ?!」
仁美「ただし、もし私が三年後、帰ってこれなければ、この屋敷はあなたにお譲りします」
杏子「えぇぇぇ!」
仁美「いかがですか?」
杏子「いや、馬をあんたに上げた以上、足も泊まる場所もなくなって困ってたんだ。けど、本当にいいのか?」
仁美「構いません。大切な馬をかしてくださった方になら、この屋敷もまかせられますわ」
杏子「そっか。じゃあ、あんたが帰ってくるの、まってるからな」
仁美「うふふ、きっと帰ってきますわ。残念ですか?」
杏子「ははっ、参ったなこりゃ」
仁美「それでは、私は急ぎですので、これで」
杏子「あっ、待ってくれ」
杏子「エイミーの主にあったら宜しく伝えといてくれ」
仁美「どんなお方ですの?」
杏子「桃色の髪の侍さんと、黒髪の付き人だったな」
仁美「かならず見つけて、この馬をお返しいたします」
杏子「ああ、たのんだよ」
仁美「ふふっ、それでは、また会う日まで」
杏子「あぁ、またなー!エイミーもな!」
パカッパカッ
和子「結局、屋敷の主は三年たっても帰ってきませんでした。若者は、観音様の教えを守って、わらしべをみかん、みかんを布、布を馬、馬をお屋敷にかえ、裕福な暮らしを手に入れました。若者はお金持ちになっても、わらしべ一本、むだにすることはなかったそうです」
まどか「あっ、エイミー?エイミーだ!!」
ほむら「えっ?!」
仁美「あなたは、お侍さん?」
おわり
>>153やろうとおもったんだけど、ほ虐になっちゃうよね
和子「100万回生きた猫がいました。
100万回も死んで、100万回も生きたのです。
りっぱなとらねこでした。
100万人のひとがその猫を可愛がり、
100万人のひとがその猫が死んだ時泣きました。
猫はいっかいも、泣きませんでした。」
和子「ある時猫は、王様のねこでした。」
杏子「ほむら、今日の西の攻防戦、圧勝だったぞ!」
ほむら「ふん・・・」
杏子「ほむらには難しくてわかんねーか。今度、戦場に連れていってあげよう」
杏子「ほーら見えるか?これが戦争だぞー」
ほむら「・・・」
杏子「ほむらは戦争は嫌いなのか・・・」
ドスッ
ほむら「っ!!」
杏子「おっ、おい、ほむら、ほむら?!」
杏子「嘘だろ・・・畜生!ちくしょおおおお!」
杏子「お前ら、戦争はやめだ・・・帰るぞ・・・」
和子「戦争をやめてお城に帰って来た王様は、お城の庭に、猫を埋めました。」
あるとき猫は、サーカスの手品使いの猫でした。
さやか「ほら、ここみててねー!」
ポンッ
さやか「ほーら、すごいでしょ!」
ほむら「ふん・・・」
さやか「ほむらには難しくてわからないかな?」
さやか「こんど、ほむらもいっしょに手品、やってみよっか」
さやか「それではみなさん、この箱にご注目ー!」
ほむら「・・・」
さやか「この箱の中に、猫をいれましてー・・・」
シャキンッ
さやか「この剣で・・・それっ!」
サクッ
キャーッ!
さやか「ご安心ください!箱のなかをみてみれば、この通り!」
ほむら「・・・」
おぉーっ
さやか「ほーむらっ!」
ほむら「・・・」
さやか「おつかれ!とっても良くで来てたよ。明日もがんばろーね!」
ほむら「・・・」
さやか「はーいこの箱、種も仕掛けもありません」
さやか「ここに猫をいれちゃいます!」
ほむら「・・・」
さやか「そしてこの箱をー、この剣で!」
シャキンッ
キャーッ!
さやか「真っ二つにー・・・切っちゃいましょうか!」
ブンッ
バキッ
さやか「えっ、うそ・・・」
ざわざわ
さやか「そんな、嘘でしょ?!私、私が・・・」
パカッ
さやか「ひいっ!」
ほむら「」
さやか「うそうそうそ!ははっ、うそだよ!夢かなにか見てるんだ!」
いやあああ!
おえぇ・・・
さやか「ねえ、そうでしょ?ほむら、ほむら!」
ぷらーん
さやか「ほ・・・むら・・・」
おいなにやってんだはやく引っ込めろ!
手品使いは、サーカス小屋の裏に猫を埋めました。
あるときねこは、一人ぼっちのおばあさんのねこでした。
マミ「ほむら、お茶を淹れましたよ」
ほむら「ふん・・・」
マミ「さぁ、お飲み」
ほむら「・・・」ぴちゃぴちゃ
ほむは「!!」
マミ「あ、ごめんね、熱かったわね」
ほむら「・・・」
マミ「今日ものどかな一日ね」
ほむら「zzz」
あるときねこは、一人ぼっちのおばあさんのねこでした。
マミ「ほむら、お茶を淹れましたよ」
ほむら「ふん・・・」
マミ「さぁ、お飲み」
ほむら「・・・」ぴちゃぴちゃ
ほむら「!!」
マミ「あ、ごめんね、熱かったわね」
ほむら「・・・」
マミ「今日ものどかな一日ね」
ほむら「zzz」
マミ「今日ものどかな一日ね」
ほむら「zzz」
マミ「私、あなたと一緒に居られて幸せよ。だってこうやって一緒にお茶を飲んで、外の景色をみていられるんですもの」
ほむら「zzz」
マミ「いつまでも、こうしていたいわね・・・」
マミ「今日ものどかな一日ね」
ほむら「」
マミ「こんな平和な毎日が、いつか終わるのかしらね」
ほむら「」
マミ「ほむら?あなた・・・」
ほむら「」
マミ「私を置いて、うぅっ。先に、いってしまったのね・・・」
マミ「あなたと居られて、ぐすん。本当に幸せだったわ。うっ、ううぅぅぅぅぅ!」
よぼよぼのおばあさんは、よぼよぼの猫をだいて、一日中泣きました。
おばあさんは、庭の木下に猫を埋めました。
④
ねこは、死ぬのなんか、平気だったのです。
あるときねこは、だれのねこでもありませんでした。
ねこは、始めて自分のねこになりました。
ねこは、自分が大好きでした。
なにしろりっぱなとらねこだったので、
りっぱなのらねこになりました。
どんなメスねこも、ねこのおよめさんになりたがりました。
a「ほむらさん!このお魚、とってきたんです!」
c「ほむらさん、私はネズミをとりましたよ!」
f「このマタタビ、とってもめずらしいんですよ!」
d「りっぱなトラもようですね、かっこいいです!」ペロペロ
ほむら「私は100万回もしんだのよ。いまさらおかしいったらないわ!」
ねこは、誰よりも自分が好きだったのです。
たった一匹、ねこに見向きもしない、白い美しいねこがいました。
ねこは、白いねこのそばに寄って
ほむら「私は、100万回も死んだのよ!」
といいました。
白いねこは、
まどか「そっか」
と言ったきりでした。
ある日ねこは、くるくると三回宙返りをしていいました
ほむら「私、サーカスの猫だったこともあるのよ!」
まどか「そっか。」
ほむら「私は、100万回も・・・」
ほむら「そばにいても、いいかしら」
まどか「いいよ。」
白いねこは、可愛いこねこをたくさん産みました
ねこはもう
「100万回も・・・」
とは、決していいませんでした。
ねこは、白いねことたくさんのこねこを、
自分よりも好きなくらいでした。
やがて子ねこたちは大きくなって、それぞれどこかへ行きました。
ねこは、満足げにいいました。
ほむら「あの子たちも、立派なのらねこになったね」
まどか「そうだね」
そして、グルグルと優しく喉をらならしました。
白いねこは、すこしおばあさんになっていました。
ねこは、いっそう優しくグルグルと喉を鳴らしました。
ねこは、白いねこと一緒にいつまでも生きていたいと思いました。
ある日、白いねこはねこのとなりで、静かに動かなくなっていました。
ねこははじめてなきました。
夜になって
朝になって
また夜になって
朝になって
ねこは100万回も泣きました。
朝になって
夜になって
ある日のお昼に、ねこは泣き止みました。
ねこは 白いねこの となりで しずかに うごかなくなりました。
おわり
いやあ、難しい
これはいつかもっと上手いひとにぜひやって欲しい
おちゅ°・(ノД`)・°・
もうひとつくらい昔話書きたいです
なんか希望あります?
やばい、どれも書きたい
支援
まどか「むかーしむかし、ある雪の降る家に、貧しいおじいさんとおばあさんがすんでいました。」
さやか「おじいさん、おじいさん」
杏子「どうした?」
さやか「もうすぐ年越しだっていうのに、おモチがありません。これじゃあ年は越せませんよ」
杏子「それじゃあこのかさを売って、年越し用のおモチを買おう」
さやか「風引かないようにしてくださいねー」
杏子「へへっ、大丈夫だよ。んじゃ、ちょっくらいってくるよ」
④
まどか「ところがおじいさんのかさはまるで売れません」
杏子「ちぇっ、全然売れないじゃんか。そろそろ吹雪になりそうだし、ばあさんに心配かけちゃ悪いから、そろそろしまいにするか」
杏子「あー。こんな寒いなかわざわざ出てきて損したなぁ」
まどか「おじいさんがあるいていると、7体のお地蔵様が、雪をかぶっていました」
杏子「お地蔵様もこんななか立たされて、寒いだろうなぁ。そうだ!」
ガサゴソ
杏子「お地蔵様、売れ残りで悪いけど、せめてこれでも使ってください」
まどか「おじいさんは、それぞれのお地蔵様に一つずつ、かさをかぶせていきました」
杏子「よーし、これでお地蔵様も・・・あっ」
杏子「まいったな、かさが1つたりねー・・・そうだ!」
パサッ
まどか「かさが足りないお地蔵様には、おじいさんがつけていたかさをつけてあげました」
杏子「あたしの使い古しでわるいね。でも、お地蔵様なら分かってくれるよな」
杏子「うぅさむっ!ばあさん、ばあさーん、帰ったよ!」
さやか「おじいさん!」
ガラッ
杏子「いろりいいい!」
さやか「ちょっと、雪を落としてくださいよ!」
杏子「ん、あぁ、わりいな」
さやか「そんなに売れたんですか?」パンパン
杏子「いや、それがさ」
むかしむかし、神さまが世界中の人を作りましたが、まだどの人に何を食べさせるのか決めていませんでした。?
みんなは何を食べていいのかわからないのでお腹がペコペコです。?
そこでみんなは神さまのところへ行って「神さま早く食べる物を決めてください」と、お願いをしました。?
すると神さまが「明日の朝、みんなの食べる物を決めるから集まってね」と、おふれを出しました。?
喜んだ人たちは、夜が明けるのを待って神さまのところへ出かけました。
さやかがノロノロと歩いていると後ろから杏子がやってきて言いました。
杏子「は、そんなノロノロと。もう少しはやく進めないのか?」
さやか「そんな事言ったって、お腹が空いて力が出ないんだよ…」
さやかが、力のない声で言いました。
杏子「ふん、そんな事じゃ昼になっちまうぜ、まあ、アンタは後から来てアタシの尻でも舐めるんだな」
杏子はさやかをバカにして、魔法少女に変身してピョンピョンと飛んで行きました。
さやか「へぇー、そんなことがあったんですか!きっと、ご利益がありますね!
」
杏子「ははっ、これでモチがなくてもとしが越せるよ」
さやか「あーぁ、でもやっぱりおもちは欲しかったですね」
杏子「言ったってしょうがないさ。それよりばあさん、腹減ったよ」
さやか「てっきりおもちが食べられる物かと思ってたから、なにもないですよー」
杏子「えぇー、漬物くらいはあるだろ?」
さやか「たべちゃったでしょー」
杏子「そうだっけかー?まま、そんな日もあるって。腹が減っても飯がなけりゃ、とっとと寝ちまおうや」
さやか「うぅ、おもち・・・」
えっ、これどうしたらいいん
杏子「くぁー、くぅー」
さやか「すー、すー」
ドサッドサドサッ
さやか「・・・?どなた?」
ガラッ
さやか「わっ、これ・・・あっ!おじいさん、おじいさん!」
ゆさゆさ
杏子「な、なんだよこんな時間に?」
さやか「あれ!あれ見てください!」
とりあえず、この地蔵話がおわったら一旦>>301にあずけます
杏子「なんだこれ!米に、野菜に、モチもあるじゃねーか!」
さやか「そっちもそうですけど、あれ!」
杏子「あっ、お地蔵様!」
さやか「ご利益が、あったんですよ!」
杏子「これで、年が越せるな!」
さやか「はい!」
まどか「こうしてふたりは、楽しいお正月をむかえました」
おわり
ありがとう
>>301いる?
すまんね
マミ「むかーしむかしあるところに、浦島どか太郎という漁師がおりました」
まどか「よーし、今日もお魚いっぱい釣ろっと」
まどか「あれ?子供達が集まってる。なにかあったのかな?」
杏子「はははっ、馬鹿面でやんの」
ゲシッゲシッ
ほむら「なかなかしぶといわね」
ゲシッゲシッ
QB「う、うぅ」
まどか「えっ、な、なにしてるの?」
ほむら「まぬけでのろまなかめをいじめてるのよ。あなたも一緒にどう?」
まどか「だめだよ!すごく傷ついてる・・・死んじゃったらどうするの?!」
杏子「いいんだよ、こんなやつ、生きてたってすぐに食われて死ぬんだしさ」
まどか「だめったらだめ!それ以上いじめると、釣竿でたたくよ!」
ほむら「・・・」
杏子「ちぇーっ!正義の味方きどりかよー」
QB「きゅぷ・・・ありがとう、浦島どか太郎!」
まどか「うん。困ったときはお互い様でしよ?」
QB「お礼に、君を竜宮城に連れて行ってあげる!」
まどか「竜宮城・・・?」
QB「そうだよ。この汚れ切った世界の事なんて忘れられる、素晴らしいところだ!いって見たいかい?」
まどか「うん、行く行く!」
QB「君の願いはエントロピーを凌駕した!」
背景がまどっちちなだけやん
くりーむぐらタン推しで
まどっちの私服だっせえな殺すぞ
QB「さあ、僕の背中に乗って」
まどか「え、乗るの・・・?」
QB「うん」
まどか「つぶれないかな・・・」
QB「大丈夫だから、はやく!」
まどか「うん・・・」
ぽふっ
QB「行くよ!」
ずん ずん ずん
まどか「恥ずかしい・・・」
杏子「うわっ!なんだあれ!」
ほむら「漁師さんが亀に乗ってる・・・」
杏子「漁師のねーちゃんだって亀いじめてるじゃねーか!」
ぽいっ
ずん ずん ずん
まどか「いたっ!石投げたら危ないよ!」
まどか「亀さん、もっとはやく進めないかな」
QB「は、はい」
ずずんずずんずずん
まどか「うぅ・・・」
杏子「おい、漁師さん沈んでくぞ!」
ほむら「?!」
杏子「あぁ、いなくなっちゃう・・・」
ほむら「寒くないのかしら・・・」
まどか「すぅぅーっ!」
QB「?」
ずずんずずん
まどか「んんん!んんー!」
QB「どうしたんだい、浦島どかさん」
まどか「んんんー!」ぺちぺち
QB「はい?」
まどか「っぷはぁ!はぁ・・・はぁ・・・あれ?」
QB「ああ、呼吸なら僕の不思議な力でなんとかなってるから安心して」
まどか「もう、先に言ってよね・・・」
QB「ここからは僕のテリトリーだよ。浦島どかさん、つかまってて」
まどか「?うん」
QB「いくよ、それ!」
バシューン
まどか「うわぁぁぁぁー!やだ、とまって、とまってってばー!しんじゃう!いや、いやあああああ!」
QB「えっ、ごめん、一度流れに乗っちゃうととまれないんだ。でも、すぐに着くよ」
まどか「わああああー」
まどか「・・・ん」
QB「おっ」
まどか「夢オチ・・・」
QB「じゃないから」
まどか「あっ!この亀!」
QB「いい夢はみれたかい?」
まどか「みれるわけないでしょ・・・」
QB「それは悪い事をしたね」
まどか「それより、ここが竜宮城?」
QB「いかにも!ここが竜宮城だ!」
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