千早「みんなが72になればいい」 (11)


千早「ある日、気が付いたときから不思議だった」

千早「誰も私の胸に触れない。常に大きくなることもなく平らなまま変わらない」

千早「なんだこれは。動きやすいぞ体が軽い」
   わたし                わたし              わたし
千早「貧乳 はただ、一人になりたくない。私は貧乳 で満ちているから、この世界に貧乳 以外のものは要らない」

喝采せよ、礼讃せよ。
  てん
これすなわち正道の意思。

さあ、平らな安息をよこせ。

貧乳界七十二道、ここに完成。

歴代の座における最貧最小の理が、ついに真の姿を見せた瞬間だった。

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春香「んーよく寝たー・・・今何時ー・・・って、もうこんな時間!?」

春香「遅刻ですよ遅刻!!」

・・・

765プロ前

春香(セーフですよセーフ!!)

春香(そういえば・・・気のせいかな、いつもより体が軽かったような・・・?)

春香「おはようございまーす!!」

P「お、おう、おはよう春香」

P「・・・やっぱり、春香もか・・・」

春香「はい、おはようございます、プロデューサーさん!! ・・・って、なんですか、それ?」

P「あ、ああ・・・。まぁ、春香。とりあえずあっちにいるあずささんを見てくれ」

春香「はい」チラッ

あずさ「」

春香「———ッッ!?」

春香「ち、乳がない!?」

あずさ「」

春香「プ、プロデューサーさん!! どういうことですか!?」

春香「あずささんの胸が千早ちゃんばりの絶壁になってますよ!?」

春香「ていうかむしろあれ、あずささんのコスプレした千早ちゃんなんじゃないですか!?」

P「いや、まぎれもなくあずささんだ。・・・そして、春香。他の子達も見てみてくれ」

春香「は、はい」

響「」

貴音「」

美希「」

雪歩「」

伊織「」

亜美「」

真美「」

真「」

律子「」

小鳥「」

やよい「ううー」

うわ>>1のルビがズレてる・・・
正道→てん
貧乳→わたし
でオナシャス

春香「oh...」

春香「ここまで絶壁が並ぶと万里の長城みたいですね」

春香「何がどうしてこんなことになってるんです?」

春香「胸ってしぼむものだったんですか?」

P「・・・その様子じゃ、お前自分で自分のこと気付いてないみたいだな」

春香「どういう意味ですか?」

P「胸に手を置いてよく考えてみろ」

春香「はい」ペタ

春香「」

P「ああそうさ。お前の胸も綺麗さっぱりなくなってるんだよ」

・・・

春香「・・・ん」

P「お、気が付いたか、春香」

春香「はい。・・・やっぱり、夢じゃなかったんですね」ペタペタ

P「そうみたいだな」

春香「なんで・・・こんなことになったんでしょう」

P「胸のことだからな・・・。男の俺には分からん」

P「とりあえず春香、みんなも起こしてやってくれ」

春香「はい・・・」

・・・

P「春香がみんなを起こしてる間に少し調べて分かったことがある」

・胸がしぼむ現象は全世界で発生している

・当然だが、胸がしぼむのは女性のみ

・恐らく全世界の全女性の胸がしぼんでいる

P「そして一番興味深かったのが・・・」

・しぼんだ後のバストサイズは72

美希「犯人は千早さんなの」

伊織「千早以外有り得ないわ」

真美「許すまじ千早お姉ちゃん!!」

あずさ「あらあら〜(激怒)」

春香「千早ちゃん・・・」

P「確かに、数値だけ見れば千早の仕業としか思えないんだよな」

小鳥「・・・でも、どのような手を使ったんでしょう・・・?」

律子「全世界の全女性の胸をしぼませるだなんてもはや超常現象じゃない」

響「そんなことできるの、きっと神様くらいだぞ・・・」

貴音「!!」

亜美「そんな神様いやすぎるっしょー」

真「とりあえず、千早が来るのを待ちましょう、プロデューサー!!」

P「いや、今日は千早はオフだから来ないはずだぞ」

雪歩「あ・・・今日のお仕事、どうするんですかぁ、プロデューサー・・・?」

P「世界的にこんな状況だからな・・・さっき今日の撮影やら取材やらは中止って連絡があったよ」

やよい「うー、残念ですー」

春香「プロデューサーさん、とりあえず千早ちゃんにも連絡とってみませんか?」

P「ん、そうだな。みんながこんな状態なんだ。もしかしたら千早の身にも何か変化があるかもしれない」

KITAI

・・・

P「ダメだ、連絡がつかん」

伊織「千早犯人説がとうとう現実味を帯びてきたわね・・・」

律子「でも、どうやって・・・? こんなの有り得ないわよ」

貴音「・・・」

響「ん? どうしたんだ、貴音?」

貴音「・・・」

P「貴音、何か知っているのか?」

貴音「・・・はい」

美希「ホント!? ミキの胸がひんそーになってる理由分かったの!?」

貴音「これは、私のとっぷしーくれっとに関わる事・・・」

貴音「しかし、このような状況になったからには、言わなければなりませんね」

P「・・・すまない、貴音」

貴音「いえ。・・・これからお話するのは、全て真実です」

貴音「私とて、今まで半信半疑でしたが、今の状況と、先ほどの響の言葉で真実だったのだと確信しました」

響「自分の言葉? 何のことだ?」

貴音「『そんなことできるの、きっと神様くらい』」

P「な!? ま、まさか・・・!!」

貴音「そう、天上の主・・・俗にいう、神について・・・です」

「「「「!?」」」」

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