モバP「あちゃー。加奈はメモ帳より身体に覚えさせられる方が好きだったかー」 (33)


今日はプロデューサーとお仕事に来ていました。

卯月ちゃんと一緒に、アイドル運動会の収録です。

ブルマの体操服に身を包んで、一生懸命に走ります。

まひろーに鍛えてもらいましたから、簡単には負けません!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364881130


ただ、頑張りすぎると疲れちゃいます。

そこでプロデューサーが、差し入れにドリンクを持ってきてくれました!

さすがですね! 気が利くぅ!

そのあと、収録を終えて二人で楽屋に移動です。


……と思ったら、いつのまにか男子トイレの個室に、プロデューサーと二人きりになっていました。

気が付けば身体が燃えるように熱くて、愛梨ちゃんじゃないですけど、一枚でも脱ぎたくなります。

それより、目の前に立つプロデューサーの事が気がかりです。

彼は、人前では絶対に見せない、妖しい笑いを浮かべていました。


プロデューサーは私の口元に手を添えて、ゆっくり口付けてきます。

私はもちろん抵抗しました。

立ったまま、扉を背にして。

でもプロデューサーは力尽くで、邪魔する腕を押さえつけて、さらに舌を差し込んできました。

抵抗は、少しだけ弱まります。


ゆるやかにキスが終わります。

未だに状況が把握できないでいる担当アイドルを、プロデューサーは、きゅっと抱きしめました。

私は、プロデューサーのいつもとは違う求愛に戸惑いました。

普段は私の部屋や、プロデューサーの家でするのです。

今日の彼は、きっと魔が差しただけのはずでした。


ところが彼は、私が本気で抵抗をしないことを知っているのです。

プロデューサーは、体操服の中に大きな手を滑り込ませて、私の自慢出来ない胸を撫で始めました。

スポーツブラはとっくにずり上げられ、胸を覆うのは愛撫を続ける大きな手だけでした。

もう一つの手は、いい子いい子と、私の頭をさすっています。

なんとか抗議の視線を送ると、プロデューサーは分かってるよといわんばかりにキスに応じました。


この頃には、私は抵抗らしい抵抗を止めていました。

プロデューサーは体操服をまどろっこしそうに捲り上げて、両手で胸をこね回します。

いつもお決まりの、胸が大きくなる運動とやらです。

これをすると大きくできるからと、プロデューサーは毎回するのです。

私は豊胸のためという口実のもと、刺激的なマッサージに身を委ねました。


息があがって、キスが長く続かなくなってきた時。

プロデューサーの温まった手が、ブルマの中に飛び込んできました。

お気に入りのショーツをまさぐって、奥で温い指を動かします。

茂みも有るのか無いのか分からないまま、秘裂にそっと指があてがわれます。

ぺちっと局部がノックされると、主の身体はびくりと反応しました。


彼は噴き出すように笑うと、文句を言う私を黙らせるために、もっと敏感な箇所を見つけ出します。

口を開こうとしたとたん、彼の指が、私の体の中で一番弱い部分を摘み上げました。

文句の代わりに甘えた喘ぎ声が響いて、今度は頑張って閉じないといけなくなります。

クリトリスをきゅっきゅっと絞るようにいじくりまわして、彼は私の反応を楽しんでいました。


そのうち私は声を我慢するのも辛くなり、キスで口を塞ぎました。

少しも漏れ出さないように、深く、深く。

不意に下半身からの刺激が途絶えました。

すると突然、胸の突起をつままれ、弛緩した唇から恥ずかしい声が漏れ出します。

それが数回続くと、全身の緊張が無理矢理に解き散らされていきました。


口付けが終わると、よだれが結合の解けた私の口元から、たらりと流れました。

それを拭う余裕も気遣いも、お互いにありません。

ブルマも下着も穿かせたまま、彼は少しずつ私に性交の準備を整えさせます。


脱力したきりの私の片足に、彼の肘を引っかけて、私はいよいよ扉に押し付けられました。

個室に立つ、二人の下半身が近づきます。

溶けるように、あっさりとそれは繋がって、私は小さく、恥ずかしい悲鳴をあげました。

静かに始まった秘密の交わりに、体中が嬉しそうに震えて、一層の快感を求めだします。


プロデューサーは最初、ゆっくりと動きます。

いきなり動くと、私の身体に負担がかかるだろうと、気を遣ってくれているのです。

そうするぐらいなら、きちんと家でしてくれれば。

そんな文句は、頭の中に浮かんだ瞬間、性感の濁流の向こうへ消えていきました。


彼に言いたいことが、それなりにあるはずなのに。

ただ口をついて出るのは甘えた声だけ。

それでも何かを伝えようと、彼の背中に手を回します。

そっと力無く抱きしめれば、彼は腕と腰を倍の力で押し付けてきました。

優しい挿入から一転して激しさを増した動きに、私の立っている足は、とうとう崩れ始めます。

まだ、立とうとしているだけの意識があるのかどうか、分かりませんでした。


がくがくと揺れる足を固定するように、プロデューサーが膝を絡めてきます。

さらに体重がかかると、その倍の快感が全身に染み渡りました。

エサをねだる雛みたいに、彼の唇を啄ばみます。

私の声は彼の口の中に吸い込まれて、代わりにプロデューサーのだ液を啜りました。

口の中はいつまでも、癒着する唾液に満たされて、どれだけ興奮が高まっても二人の唇は離れません。

区切り

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今井加奈(16)

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島村卯月(17)

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北川真尋(17)

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十時愛梨(18)



空いているほうのプロデューサーの手は、絶えず私の身体を撫で回していました。

背中をねっとりとなぞり、頬に添えては舌を咥え、鎖骨から胸を愛でて。

熱された意識がそっと包まれて、私の身体は限界を迎えました。

びくっと震えた身体が、扉をガタンと叩きます。

他に誰も居ない男子トイレに、無機質な音と、爛れた淫行の象徴が幾度か響き渡りました。

背徳の興奮に、頭の中で性愛の光が点滅して、性器の結合をより満たされたものにします。


プロデューサーはまだ絶頂を迎えてはいませんでした。

私だけひとりのぼりつめて、恥ずかしさと気持ちよさに溺れてしまって。

溢れ、零れていた私のよだれを、彼は舌ですくい取り、そのまま深いキスを続けました。

もはや自分から彼を求め始めていた私は、腰をゆっくり前後させます。

下手なダンスに、プロデューサーは痺れをきらして、力強く身勝手な運動を再開しました。


快感の迷宮に迷い込み、私は二度目の絶頂から脱け出すことは出来ませんでした。

呆れたような目つきでこちらを見つめる瞳に写っていたのは。

涙とよだれでどろどろに汚れた、いやらしいアイドルの顔でした。

なんてはしたない顔をして。

そんな様子を見られたくはなく、彼の胸に顔をうずめます。

彼はすぐに、私の顔を上げさせました。

深い深い口付けと、下半身の結合部から押し寄せる甘い波に私はもう、どうでもよくなってしまいました。


激しく強く、逞しくそそりたつそれを、プロデューサーは私の大事なところに何度も叩きつけます。

この動きは何度も経験がありました。

彼が一番気持ち良い瞬間を迎えるための動きです。

私の下腹部で、熱く弾ける瞬間を迎えるための動きです。

プロデューサーが避妊具を着けていたかどうか、確認する術も余裕もありませんでした。

きっと、着けていたら、がっかりしていたと思います。

プロデューサーにとって一番気持ち良い瞬間は、加奈にとって一番待ち遠しい瞬間でもあるんです。


ぎゅっと腰をくっ付けて、プロデューサーが止まりました。

何度も悲鳴をあげそうになった私の口を、固く塞いだまま。

下半身で大きい拍動が数回、脈打つのが感じられます。

じんわり伝わってくる鼓動と熱が、頭の中を白く白くかき回して。

三度目の絶頂は、今日の記憶へ最も派手に刻み付けられました。


強引に押さえ込まれた身体が、ゆっくりと開放されます。

持ち上げられていた足も下ろされて、私は立つのがやっとでした。

プロデューサーにしがみついて、やっと体勢を立て直せました。

がくがくと震えの収まらない両足の間を、糸を引く液体が零れ落ちます。

粘着質な音をたてて滴る液体は白濁していて、愛液と混じって水音を伴いました。

膣から滴るそれを指ですくうと、ねっとりと粘つき、まるで私達の絡み合いを再現しているようです。

その時にはすでに、彼を叱るより、早く家で続きをねだる事しか頭になかったのでした……。


───。


ちひろ「『ところが、私は息を整える暇も無く2回戦へと誘われ……』」

P「おい」

ちひろ「はい」

P「事務所で何やってんの?」

ちひろ「小説の執筆です」

P「何の」

ちひろ「『彼だけのアイドル・今井加奈 〜私はプロデューサー専用のメモ帳〜』」

P「……」

ちひろ「買います? 現品限りですよ」

P「いくらですかね」

おしまい
画像ありがとう
加奈ちゃんのSRが待ち遠しいです

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