歩美「桂木~!」
桂馬「っげ・・・」
歩美「何よ!「っげ」って!」
桂馬「なんだよ・・・僕は忙しいんだ」
歩美「あんたねぇ・・・そんなんだからモテないのよ!」
桂馬「いいや。僕はゲームの女の子さえ居れば何もいらない!」キリッ
歩美「ばっかじゃないの!?」
桂馬「バカとはなんだ!バカとは・・・ギャルゲーも日本の文化だ!それをバカにするなんて」
歩美「もう!バカだからバカって言ってるの!もっと・・・現実を見てよ・・・・私のこともゴニョゴニョ」
桂馬「なんか言ったか?」
歩美「言ってない!まったく・・・」
桂馬「何を怒ってんだ?・・・意味わかんないぞ」
ちひろ「よっ!お二人さん、夫婦喧嘩か?」
歩美「ちょっ///そ、そんな夫婦だなんて」
桂馬「断じて違う」キリッ
歩美「・・・・桂木」
ちひろ「ふ、ふーん・・・別に付き合ってる訳では無いのね?」
桂馬「僕はゲームが恋人だ!」キリッ
ちひろ「あの・・・さ?」
桂馬「なんだ?」
ちひろ「今度の日曜日さ・・・・空いてる・・かな?」
桂馬「僕は日曜日は図書館でゲームをする予定なんだ!だから無理だ」
ちひろ「そんなの予定のうちに入らないよね!?」
桂馬「ふっ・・・これだから一般人は困る」
ちひろ「はぁ?何言ってんの?」
桂馬「日曜日のあの時間、あの場所はとても電波が入りやすい」
ちひろ「・・・・?」
桂馬「つまりネットに繋ぐイベントが一番やりやすい所なんだよ!」
ちひろ「どーでもいー・・・」
歩美「ね?私、今空気!?」
ちひろ「そうかもねー」
歩美「・・・」
桂馬「もう用はないな?僕は行くからな。早く家に帰りたい」
ちひろ「あーはいはい。どうぞ、ご勝手にー」
桂馬「ふん・・・言われなくても帰る」
歩美「あの・・・桂木?」
桂馬「まだ何かあるのか?なんだ?」
歩美「ば、ばいばい・・・」
桂馬「ん、じゃあな」
歩美「うん・・・///」
桂馬「おーい!エルシィ帰るぞ!!」
エルシィ「え?あっ、はーい!!」
桂馬「早くしないと置いてくぞ」
エルシィ「ちょっと待ってくださいよー!神にいさま~」アセアセ
スタスタ・・・
桂馬「まったく・・・ちひろは日曜日に遊ぶ相手がいないほど寂しいのか?」
エルシィ「え?そんなことはないですよ!ちひろさんは結構友達いっぱいいますし・・・もちろん!私もですけど」
桂馬「お前は暇なのか聞かれたか?」
エルシィ「いいえ?聞かれてませんが」
桂馬「じゃあ・・・なぜだ。なぜ僕に聞いてきたんだ?」
エルシィ「神にいさまは女の子の心が分かってませんね♪」どや顔
桂馬「僕は分かっているぞ!少なくともエルシィよりかはな!」
エルシィ「それはゲームの中だけの話ですよね?現実の女の子の心は、とてもとーっても複雑難解なんですよー」
桂馬「お前にしては難しい言葉を使ったな」
エルシィ「あっ!ひどいですよー!」プンプン
桂馬「本当のことだろ」
エルシィ「もうー!!」プンプン
桂馬「うるさい。騒ぐな・・・」
エルシィ「も、もう・・・」ポカポカ
桂馬「叩くな、煩わしい・・・」
エルシィ「ううぅ・・・・」ショボン
桂馬「お前は喜怒哀楽が分かり易いな」
エルシィ「え?きどあ・・・きどあく?」
桂馬「きどあいらく だ!ばか」
エルシィ「きどあいらくって何ですか?」
桂馬「めんどい・・・自分でググれ・・・・」
エルシィ「ぐぐれ・・・?」
桂馬「調べろってことだ!まったく・・・これだからバカは困るんだよ・・・・」
エルシィ「ごめんなさい・・・」
桂馬「・・・・」
スタスタ・・・・
エルシィ「あの・・・・」
桂馬「・・・」ピコピコ
エルシィ「うぅ・・・・」
エルシィ「無視しないでくださいよ・・・」
桂馬「はぁ・・・なんだ?」
エルシィ「神にいさまは私に迷惑してますか・・・?」
桂馬「迷惑だ!お前が来てから全てが面倒だ!ほんと迷惑だらけだ!!」
エルシィ「ひゃっ・・・!」トテッ
桂馬「なに転んでんだよ・・・」
エルシィ「そ、その・・・急に神にいさまが大声を出すから、驚いてしまいまして・・・・」
桂馬「はぁ・・・」
桂馬「・・・・・すまん。言い過ぎたな・・・」
エルシィ「はい・・・」
桂馬「手を貸してやる・・・早く掴まれ」
エルシィ「あ、ありがとうございます」ギュ
桂馬「お前はいつも世話が焼けるな・・・」グィ
エルシィ「ごめんなさい・・・・」
桂馬「ほら・・・怪我はないか?」
エルシィ「は、はい!(神様が私を心配してくださってる!?)」
桂馬「大丈夫なら早く帰るぞ」
エルシィ「はい」
スタスタ・・・・
エルシィ「鈍感すぎなロミオさん~♪」ギュ~
桂馬「おい・・」
エルシィ「はぴはぴはっぴクレセント~♪」ギュ~
桂馬「・・・エルシィ」
エルシィ「はい!なんですかー?神にいさまー♪」
桂馬「なんで手を繋いだままなんだよ!?」
エルシィ「え・・・ダメですか?」
桂馬「ゲームができん」
エルシィ「あれ?神にいさまは片手でゲームが出来るんじゃないんですか?」
桂馬「できるが、それとこれとは別だ」
エルシィ「いいじゃないですかー!人間界では兄妹は手を繋いで歩くこともあるんでしょう?」
桂馬「あるが!あるがな!だが、お前と僕は兄妹じゃない!」
エルシィ「まだ認めてくれてなかったのですか!?ショックですー・・・」
桂馬「いいから離せ!暑苦しい」
エルシィ「ヤです!」
桂馬「はぁ・・・もう面倒・・・・勝手にしろ」
エルシィ「ありがとうございます!神にいさま♪」ニコッ
麻里「おかえりー」
エルシィ「お母様、ただいまですー」
桂馬「ただいま・・・」
麻里「って、あらまぁ!エルちゃんに桂馬、手を繋いで帰ってくるなんて」
桂馬「エルシィが無理矢理繋いできたんだ。僕の意思ではない」
エルシィ「にいさまが手を差し伸べてくれたんじゃないですか」ニコニコ
麻里「あらあら桂馬ったら」
桂馬「転んだから立つのを手伝ってやったんだよ!まったく!」
エルシィ「にいさまの手はあったかかったです~」
桂馬「ふん・・・そんな取ってつけたような言葉・・・・」
エルシィ「本心ですよ!」
麻里「はいはい、二人とも手を洗ってきなさい。すぐご飯にするから」
エルシィ「はーい!わかりましたぁ」
桂馬「・・・・・」ピコピコ
麻里「あんたも早く行きなさい!」ビシッ
桂馬「はーい・・・」
神のみSSです
今夜は終わりです~
面白そう
桂馬部屋
エルシィ「にいさま~」ガチャガチャ
桂馬「・・・・」ピコピコ
エルシィ「入りますねー」ギィ
桂馬「何の用だ?今日はやけに色んな奴から話しかけられるな・・・・」ピコピコ
エルシィ「特に用はありませんよー」ニコニコ
桂馬「お前は暇な時間を勉強に使え」
エルシィ「そんなー!私は、にいさまの傍にいたいんですよ!」
桂馬「なんの意味がある?」
エルシィ「意味とかないですよ」
桂馬「なんなんだよ・・・お前は」タメイキ
エルシィ「えへへ~(最近のにいさまは、いつもより優しいから・・・)」
桂馬「・・・・・」ピコピコ
『わ、私まで惚れさせるつもりかよ・・・///』
エルシィ「ほえー」
桂馬「・・・・・」ピコ
『私は別にお前のことなんて!!』
エルシィ「ふむふむ」
桂馬「・・・・・おい」ピタ
エルシィ「なんでしょう?」
桂馬「ほんっっとに!何しにきたんだよ!!」
エルシィ「甘えにきました♪」
桂馬「帰れ」
エルシィ「ええー!?にいさまが前にやってたゲームでこう言われて、ニヤニヤしてたじゃないですか!?」
桂馬「ゲームと現実は違うんだよ。誰が現実の妹に恋心を抱くか」
エルシィ「あっ」
桂馬「なんだ?」
エルシィ「にいさま今、私のことを妹って」
桂馬「僕としたことがなんてミスだ・・・失言だ。忘れろ」
エルシィ「忘れませんよ!絶対に」
桂馬「僕は認めてないからな」
エルシィ「にいさま♪」
桂馬「うるさい!」
エルシィ「えへへ~今日はもう部屋に帰りますね!」
桂馬「はぁ・・・・・」
桂馬「現実の女は本当に理解できん・・・」
さてさて今日は日曜日です!休日ですー!
今日は雲ひとつない晴天!
絶好のお散歩日和♪
なのに・・・
ピコーン・・・
桂馬「おっイベントが来たか!やっぱここは通信状況がいいな・・・周りが本だけだし、無駄な電波が行き交ってないからな」
エルシィ「む、むつかしい話ですね・・・」
桂馬「だからいつも言ってるだろ?暇なら勉強しろって・・・ほら今だって図書館にいるんだから都合がいい」
こんな天気が良いのに図書館という部屋の中でこもりっぱなし
まぁにいさまは、いつもこんな感じですがね・・・とほほ
エルシィ「私に勉強をしろって言うんですか?」
桂馬「あぁ・・・」
エルシィ「私はにいさまの隣で座っていたいんです」ニコッ
桂馬「・・・・。勝手にしろ・・・」ピコピコ
エルシィ「はい!(やっぱり神様は優しくなってる!昔だったら、もっと拒否してきますのに・・・)」
栞「・・・っ!!」ガタッ
桂馬「・・・ん?」
栞(か、桂木くんだ・・・どうしよう・・・)オドオド
栞(ま、まずは挨拶だよね!今は少しお昼に近いし・・・『こんにちは』かな?でもでも、何か他人行儀だよね・・・)ウーン
エルシィ「・・・・・?」
栞(やっぱ『おはよう』でいいかな・・・それで朝じゃないよ。みたいな対応されたら『てへへ冗談だよ♪』って!私はこんなタイプじゃないよ!)ムゥ
エルシィ「にいさま、挨拶なさったらどうでしょう?」
桂馬「久しぶりだな、栞」
栞「あっ・・・・」
栞(そ、その手があったかぁ!!『久しぶり』なら時間も関係ないしね・・・・私の脳内の回転を上回るなんて桂馬くんは凄いなぁ。って驚いてる場合じゃない・・・返事しなきゃ!)アセアセ
栞「お久しぶりでござる」
エルシィ「ござる・・・?」
栞「わわっ///」
栞(やっちゃった・・・さっきまで歴史侍物の本を読んでたから・・・何回目かな。このミスは・・・・仕方ないよね!本を読んでると入り込んじゃうし・・・////)カァァ
桂馬「お前、休日なのに図書館にいるんだな」
栞「あ、は・・・はい。一応・・・・本の貸し借りの管理をしてますから・・・・・」
桂馬「そうか、お前も頑張ってるんだな」
栞「うん・・・・ありがと」
桂馬「こんな話せるようにもなったしな」
栞「桂木君の・・・・おかげだよ・・」
桂馬「そうか。お前は攻略覚えていたんだもんな・・・」
栞「桂木君が私に勇気をくれたから・・・・」
桂馬「・・・・」
栞「だから、だから!」
栞「私はここまで・・・成長できた・・・・///」
桂馬「僕はきっかけを作ったに過ぎないからな・・・お前は自分で努力した」
エルシィ(・・・にいさまが攻略以外でこんなこと!?)
栞「・・・///」
歩美「よっ!桂木奇遇ね」
桂馬「・・・・」ピコピコ
歩美「話聞きなさいよ!」ボコッ
桂馬「いった!なんだよ!聞こえてるわ!!」
栞「か、桂木くん・・・・図書館では静かに」
桂馬「すまん」
エルシィ「歩美さん、こんにちは~♪」
歩美「ん、こんにちはっ!」
桂馬「お前、奇遇とか言っときながら、この前の僕の予定を聞いてたから、ここに来ているんだろ?それに対して奇遇とか意味がわかr
歩美「ち、違うわよ!!私も勉強をしに・・・」
桂馬「・・・陸上バカのお前が図書館なんて無縁なとこじゃないか」
歩美「ば、バカね!私だって勉強くらいするんだから!」
桂馬「はっ・・・口から出任せだな」
歩美「バカにしないでよね!私は中学の時はテストでよく100点をとって」
桂馬「いなかったよな?僕の記憶ではそうだった気が・・・」
歩美「違う!小学生の時は、って・・・ん?誰なの?その人」
栞「・・・・あっ・・わ、私・・・?」
桂馬「お前には関係ないだろ?」
歩美「そ、そうだけど・・・」
桂馬「僕の人間関係に口出ししないでくれ(攻略した奴らが対面なんて、それこそ面倒な展開に・・・)」
栞(桂木君の友達かな?妙に馴れ馴れしいけど・・・)
歩美「で、でも私は気になるの!」
桂馬「顔見知りだ。それ以上でもそれ以下でもない」
栞「なっなっ・・・そんな・・」
歩美「そっか!」
栞「ほっぺに・・・」
桂馬「ばっ」アセアセ
歩美「ほっぺ?」
栞「桂木くん・・・は・・・・ただの顔見知りの人に・・・ほっぺにキスをするのですか・・・それに、口にも・・・・///」
桂馬「なっ!」
歩美「桂木!・・・あんたねぇ!!」
桂馬「待て!なんでお前が怒っているんだ!?」
歩美「わ、私は結婚の約束をしたんだからね///」
桂馬「待てって言ってるだろ。お前らにはもう説明しただろ。僕は仕方なくお前らを攻略したに過ぎないんだ」
歩美「分かってるわよ!この女ったらし」
桂馬「女ったらしだと?僕はお前を助けるために頑張ったんだぞ。なのにお前は恩も忘れて・・・」
栞「私は忘れてないよ・・・」
桂馬「なら僕のことだって」
栞「でも・・・嫌いにはなってないよ・・・」
桂馬「普通はこんな僕のこと幻滅するだろ」
栞「私は・・・桂木くんが初恋の相手だから・・・・///」
歩美「・・・・」
桂馬「僕は一々攻略相手に依存など・・・」
栞「わ、私は・・・桂馬くんが・・・・・好き///」
桂馬「・・・っ!!」ドキッ
桂馬(は?待て・・・これは後遺症だ。一応、女の子を攻略した時に気持ちが入り過ぎてたんだ。そうだ。そうに決まってる)
歩美「あなたはこんな女ったらしが好きなんて・・・おかしいんじゃない・・・・の・・」ウツムキ
桂馬「お前は僕が嫌いなのか、どっちなんだよ・・・」
栞「おかしいと思う・・・・でも・・・好きな気持ちに・・・・・嘘はつきたくない!」
今夜はおわり~
一応、イメージ沸かせるためとして
桂馬=下野
エルシィ=かな恵
歩美=竹達
ちひろ=阿澄
栞=花澤
CVです。分からない人は
つべで聞いてください
リアルタイム遭遇。
元攻略対象と仮妹が修羅場すぎる
栞(あわわわ///我ながら、なんて大それたことを言ってしまったのだ・・・)
桂馬「僕は栞のこと好きじゃない」
栞「・・・・うぅ・・・」
桂馬「でも嫌いでもない。お前といるのは好きだ」
栞「ふぇ///!?」
桂馬「お前はあいつらと違って静かだからな・・・」
※あいつら=エルシィ 歩美
歩美「私がうるさいっていうの!?」
エルシィ「にいさまぁ・・・」
栞「そ、それは・・・喜べばいいのですか?」
桂馬「・・・・・・。よし。訂正しよう。僕はお前のことが好きだ」
栞「・えぇ・・・あわあわ///」
桂馬「お前と一緒にいる時間が一番静かで平和だ・・・お前とが誰よりも落ち着く。そして何よりゲームがしやすい」
エルシィ「結局ゲームしたいが為なんですね!?」
歩美「よし。殴ってもいいのよね・・・?」
桂馬「ふっ・・・ほら違うだろ?お前らと栞の違いだ」
歩美「それじゃあさ・・・静かにしてれば私もありなのかな・・・・?」
桂馬「は?ありって何が、ありなんだ?」
歩美「好きの・・・対象に・・・・///」
桂馬「お前は女ったらしを相手にするのか?」
歩美「仕方なく、よ!仕方なく!あんたは私の親にも挨拶に来たじゃない!」
桂馬「ふっ・・・その問題はない。地獄がもう記憶の消去をしているさ」
歩美「私のプロポーズは」
ちひろ「やっ!奇遇だな!桂木に歩美。それとオマケにエリー!」
エルシィ「おまけなんて酷いですー!」
桂馬「お前らは似たもの同士だな・・・」
歩美「・・・うん」
桂馬「奇遇の使い方から、タイミングの悪さまで」
ちひろ「何なに?私がまるで桂木に会うためだけに図書館に奇遇を装って来たみたいな雰囲気」
エルシィ「違うんですか・・・?」
栞「桂木くんは・・・・たくさん友達がいるね」腕ギュッ
桂馬「ん?お前、人見知りか・・・?」
栞「・・・はい・・少しだけ・・・・」ギュ
歩美「あ、あ・・・・あ・・」
栞「あの・・・迷惑でしたら離れますが・・・・・」オドオド
桂馬「問題ないが・・?ゲームできるし」
エルシィ(にいさまはゲームさえ出来ればいいんですか・・・・)
歩美「わ、私はもう帰るからね!」
桂馬「勉強は?」
歩美「もうした!」
桂馬「いや・・・来てから、ずっと話してたよな」
歩美「そんなことない!私の足の速さなめないでくれる?」
桂馬「・・・お前・・苦しくないか?さすがに無理があるぞ・・・現実見ろ」
歩美「あんたに言われたくないわよ!!」
栞「あ、あの・・・静かにしてください・・・・周りに迷惑です・・・・」
歩美「あっ・・・・ごめん」
桂馬「さて、僕は帰るか。エルシィ行くぞ」
エルシィ「はーい!って全部放置していくのですか!?」
桂馬「僕は今じゃしないが、昔バグでどうにもならなかったクソゲーは全部放置していた」
エルシィ「え?理由になってないですよ!?」
桂馬「いいんだよ・・・帰るぞ」
エルシィ「は、はーい?」
歩美「ちょっ桂木!?勝手に」
栞「桂木くん!」
桂馬「なんだ?」
栞「きっ・・き・・・気をつけてね」
桂馬「ありがとな」
栞「///」
スタスタ・・・・
エルシィ「にいさまモテモテですねー♪」
桂馬「はぁ・・・まさか記憶が残ってるだけで、こんな面倒なことになるなんてな・・・・女神共め」
エルシィ「そうですね!でも、ちひろさんはなぜ・・・?」
桂馬「・・・あいつは前夜祭で・・・・。すまん。言いたくない・・・」
エルシィ「そ、そうですか」
桂馬(僕はあれからだ・・・あれから現実にも優しくしようと少し思いだしたんだ。だから、前だってエルシィが落ち込んでる姿を見て・・・・)
桂馬「僕は変になってるのか・・・」
エルシィ「にいさまは元からおかしいです」
桂馬「エルシィ・・・」
エルシィ「なんですか?」
桂馬「アイス買ってやるよ」
エルシィ「にいさまが!?やったー!嬉しいです!」
桂馬「なあ」
エルシィ「はい!なんでしょう」
桂馬「僕が優しくするのは変か?」
エルシィ「・・・違和感はありますが・・その・・・とっても嬉しいですよ?」
桂馬「僕は周りに優しくしたほうが良いのか?」
エルシィ「どうでしょうね。私は優しいにいさまは好きです。でもそれだと、にいさまじゃない気もして・・・」
桂馬「僕が優しくなれば、あいつらは無駄な絡みもしてこないだろう・・・」
エルシィ「いやもう根本的に違う気が・・・」
桂馬「エルシィ携帯を貸せ!」
エルシィ「はい、どうぞ?」
PiPi-・・・・
歩美『もしもし。なに、エリー?』
桂馬「僕だ。エルシィじゃなくて悪かったな」
歩美『か、かかかっ桂木!?・・・な、なんの用なのよ!』
桂馬「今日はごめんな」
歩美『何言ってんの・・・?』
桂馬「僕もムキになってた。僕は歩美の気持ち分かってて、あんなことを・・・」
歩美『そ、そう。わかってたなら良いのよ・・・』
桂馬「僕のことは諦めてくれ」
歩美『え・・・』
桂馬「歩美の言った通り、僕は最低なやつだ」
歩美『あんた最低だよ・・・でも』
桂木「このままだと人間関係が変になる。僕はお前との友達の関係を崩したくない。ずっと一緒のこの関係を築いていきたいから」
歩美『・・・・・』
桂木「僕はお前のことが好きだ。元気なとこも運動をしている時のお前も」
歩美『・・・ちょっ』
桂木「優しくて、本当は可愛いところも」
歩美『・・・・』
桂馬「でもダメなんだ・・・ごめんな。それだけだ」
プツン・・・pu-pu-
歩美「ばかっばかっ!」
歩美(あんなこと・・・あんなこと言われて・・・諦めれるわけないじゃない・・・・////ほんっとに・・・・ばっかじゃないの・・)
エルシィ「にいさまのそれは優しいって言うのですか」
桂馬「あまり傷付けずにフったんだ・・・」
桂馬(なんでこんな胸が痛いんだよ・・・攻略に入り込み過ぎたんだな・・・・・くそっ)
エルシィ「そうなんですか・・・」
桂馬「僕は現実に浸り過ぎた」
桂馬(人の心を知りすぎた・・・歩美の気持ち考えるだけで、胃の物が逆流しそうだ・・・・なんでこんな『恋愛』というものは辛いんだよ・・・)
エルシィ「どうするんですか?」
桂馬「全員の記憶は消せないのか?」
エルシィ「できません」
桂馬「そうだ・・・お前、僕と結婚しろ」
エルシィ「は、はい///!?」
桂馬「そうだよ・・・僕に結婚相手ができればあいつらは勝手に諦める」
エルシィ「そんな急に言われましても、私達兄妹ですし・・・///」
桂馬「お前は僕のことが嫌いか?」
エルシィ「す、好きですよ!でもそれは、兄だからとか尊敬の意味でしてね///」
桂馬「それを愛の方向へ転換できないか?」
エルシィ「急に言われましても///」
桂馬「僕はお前を幸せにする」
エルシィ「私達、悪魔は人間と血を交わすことは出来ないんですよ・・・・」
桂馬「そうか・・・なら次は」
エルシィ「え!?次!?次ってなんですか?な」
PiPi-・・・・
栞『も、もひもひ///』
栞(桂木くんから電話きた!初めて友達からの電話・・・さっきは噛んじゃったけど、大丈夫!落ち着いて・・・私。)
桂馬「栞!」
栞『なななっ何かな!桂木くん』
桂馬「僕と結婚を前提に付き合ってくれ!」
栞『え・・・・え・・・・・ふぇぇ///』
桂馬「僕は栞を絶対に幸せにする・・・好きだ」
栞『ひゃぁぁ・・・///』バタッ
桂馬「おい!?栞!!」
プツン・・・pu-pu-
エルシィ「ダメでしたか?」
桂馬「勝手に倒れて切れた」
エルシィ「そろそろやめたほうがいいかと・・・」
桂馬「そうだな・・・人間関係がめちゃくちゃになるな」
エルシィ「それに、にいさまは私のにいさまで、ずっといて欲しいですし・・・」
桂馬「僕はお前のものじゃない」
エルシィ「じゃあ私はにいさまのものです!」
桂馬「お前にプライドはないのか?」
エルシィ「むぅ・・・その・・・///キスとかし放題ですよ・・・・?」
桂馬「いらん」
エルシィ「しょ、しょうがないですね!お風呂に一緒に」
桂馬「お前に興味はない」
エルシィ「そ、そんなぁ!優しくなったのでは!?」
桂馬「別によく考えればお前は悪魔だし、どうでもよくなってきた」
エルシィ「うわぁぁん!」ボロボロ
桂馬「おまっ道の真ん中で泣くなよ」
エルシィ「にいさまのキスで元気になります」
桂馬「僕は一人で帰るからな。夕飯までには帰ってこいよ」
エルシィ「ふぇ!?ま、待ってくださいよー!にいさまぁ!」
麻里「おかえりなさい」
桂馬「ただいま」
エルシィ「ただいまですー・・・」
麻里「ちょっと桂馬にエルちゃん?お店手伝ってくれる?」
桂馬「早く帰り過ぎたか・・・・お昼過ぎだから、客が多い・・・・・」
エルシィ「はーい!」
桂馬「逃げるか・・・」
麻里「けーまぁ!!」怒
桂馬「・・・・」
桂馬「いらっしゃいませ・・・」
桂馬「はい。アイスミルクひとつに、パンケーキひとつですね。少々お待ちください」
エルシィ「いらっしゃいませー!」
エルシィ「はい。三途の川茶と、アンデッドの干物ですね」
エルシィ「え?違いますか!?申し訳ありません!!」
桂馬「代われ!はい。カプチーノに、チョコレートケーキですね」
桂馬(エルシィの奴、何をどうミスれば、そんな恐ろしいメニューになるんだよ・・・)
おわりっス~
今夜また出しますっス~
多分
神のみssは珍しいから期待してる
続き期待
麻里「エルちゃん?エルちゃんは、そこに立ってお客様に笑顔を見せてるだけで良いわよ♪」
桂馬(母さんの遠まわしな仕事するな宣言だ)
エルシィ「はーい!わかりました!!」
カランコロン・・・
桂馬「いらっしゃいまっ!?」
結「やあ!桂馬くん♪」
桂馬「五位堂・・・結・・・・・」
結「桂馬くんのエプロン姿は可愛いな♪」
桂馬「そ、そんなことない・・・お客様。それより、どうぞここへお座りください」
結「うん」スタッ
桂馬「お決まりになりましたら、スタッフをお呼びください」
結「桂馬くんが欲しいな」
桂馬「ここはそういうお店ではありません」
結「いいじゃないか♪まあここに座りなよ」
桂馬「僕は店員なんだが」
結「桂馬くんと二人だとデートみたいだね」ニコニコ
桂馬「メニュー決まりましたか?」
結「んー・・・このカフェオレで」
桂馬「はい。少々お待ちください」
カランコロン・・・
エルシィ「いらっしゃいましたー♪」
麻里「エルちゃん?意味が分からないわよ」
桂馬「母さん、カフェオレひとつ」
麻里「はーい。あの男の子、桂馬の友達?」
エルシィ「お母さま、あれは女の子なんですよ!男装してるだけです」
麻里「あら、そうなの」
桂馬「まぁ友達・・・かな・・」
桂馬「お待たせしました。カフェオレです」コトッ
結「桂馬くんに口移ししてあげたいな」
桂馬「お客様、ここはそういうお店ではありません」
結「桂馬くんが僕にしてくれないかな♪」
桂馬「何度もすみません。ここはそういうお店ではありません」
結「僕と君の仲だろ?」
桂馬「僕は好きな人がいる。だからそういうことは」
結「僕のことかい!?うれしいなぁ///」
桂馬「ちがっ」
麻里「桂馬ぁ!お客様が待ってるわよ!」
桂馬「う、うん、わかったよ」
結「桂馬くんは可愛いなぁ♪」
数分後
エルシィ「結さん帰っちゃいましたね」
桂馬「僕はあいつは苦手だ・・・」
エルシィ「遠目から見るとあれですね・・・男の子×男の子ですからね」
桂馬「そんな目で見られてるのか?」
エルシィ「お母さまが焦ってらしましたよ」
桂馬「くそっ・・・・」
エルシィ「でも結さんも、にいさまが好きだからあんなことをしているのですよ」
桂馬「・・・あいつといるとドキドキが止まらないんだよ」
エルシィ「ふぇ!?」
桂馬「結に僕は攻略されてるからな・・・そのせいで僕は結の前だとな・・・・」
エルシィ「にいさまも大変ですね」
桂馬「お・ま・え・の・せ・い・だ・ろ!!」
エルシィ「えへへ・・・すみません・・」
桂馬「ふん・・・」
ちゅんちゅん・・・
桂馬「おい、朝だ!起きろ。置いてくぞ」
エルシィ「・・すー・・・すー・・・・」
桂馬「はぁ・・・起きろ」ペシペシ
エルシィ「むにゃ・・にいさまぁ」ギュ~
桂馬「ばかっ!離れろ!」
エルシィ「ふぁぁ・・・・ふぇ?にいさま・・・おはようございます」
桂馬「離せ」
エルシィ「何をしてるのですか?もしかして、私の身体を///」
桂馬「聞いてるのか?離せ」イライラ
エルシィ「あっごめんなさい・・・」
桂馬「早く着替えて、ご飯食べろ」
エルシィ「はい」
桂馬「お前は珍しいな。こんなに遅く起きるなんて・・・」
エルシィ「昨日は消防車の本を読みふけってまして・・・」
桂馬「なんとも言えんな・・・とにかく早くしろよ」
スタスタ・・・・
エルシィ「にいさまぁ・・・寝坊してお弁当作れなくて、すみません」
桂馬「問題ない。僕はお前の弁当には何も期待してない」
エルシィ「そんなぁ~・・・」
桂馬「お昼は購買に買いに行くからな」
エルシィ「はいー・・・」
歩美「桂木ー!」
桂馬「・・・・」ウツムキ
歩美「なぁに、しけた顔してんのよ」
桂馬「お前は昨日のこと忘れたのか?」
歩美「忘れてないよ。でも・・・変わったんだよね」
桂馬「?」
歩美「私は素直に生きるよ。だから私はあんたを諦めるつもりはないから」
桂馬「なっ!」
歩美「私は桂木が大好きだから」ニコッ
桂馬「・・・そ、そうか///」
歩美「まっ、それだけだから!私は朝練あるし、もう行くね」
エルシィ「にいさまの昨日の勇気はなんでしたのでしょうね」
桂馬「全くだ。まあ・・・少し気が晴れた気もするがな」
エルシィ「はい?」
桂馬「歩美の暗い顔を見ずに済んだってことだ」
エルシィ「やっぱにいさまは優しいんですね」
桂馬「ふん・・・」
エルシィ「にいさまも素直になったらどうですかー?」ニヤニヤ
桂馬「僕はこれが素だ」
きんこんかーん・・・・
お昼放課
エルシィ「にいさま!早く購買に行きましょう!売り切れてしまいます!」
桂馬「そんな急ぐなって」
ちひろ「あ、あんたお昼無いの?」
桂馬「お前には関係ないだろ」
ちひろ「ほ、ほら私のお弁当わけてやるよ」
桂馬「いいよ。購買行くし」
ちひろ「いいから、食ってけよ」
桂馬「お前の分が無くなるだろ」
ちひろ「私は朝にたくさん食べてきたから良いんだよ」
桂馬「本当にいいのか?」
ちひろ「最初っからそう言ってんでしょ」
桂馬「じゃあ喜んでいただくよ」
エルシィ「えぇぇ!?にいさま!?そんな・・・」
桂馬「エルシィ頑張ってこいよー」
エルシィ「はいぃ・・・・」トボトボ
桂馬「・・・・」パクパク
ちひろ「おいしい・・・?」
桂馬「なんだ?お前の手作りとかか?」
ちひろ「う、うん・・・男の人に食べさせるのは初めてなんだ」
桂馬「そうか・・・結構いけるぞ」
桂馬(なんだよ!その意味深な言葉は!)
ちひろ「私って料理とか出来なさそうでしょ?」
桂馬「まぁそうだな」
ちひろ「私だって料理くらいできるんだからね!女子力よ」
桂馬「へぇ・・・」パクパク
ちひろ「興味無さげね」
桂馬「まあな。女子力の話されてもな・・・」
ちひろ「・・・まぁおいしいって言ってもらえて私は嬉しいよ」ニコッ
桂馬「・・・・そんな僕を見るな。食いにくいわ///」モグモグ
ちひろ「いいじゃん。減るもんじゃないし」
桂馬「気力が減る」
ちひろ「なんだよ、それ」
桂馬「静かに食わせてくれ」
ちひろ「ね。」
桂馬「なんだ?」
ちひろ「私って、桂木が好きなんだよ?」
桂馬「ぶふっー!」
ちひろ「きゃっ!ちょっとぉ!ハンカチハンカチ!」
桂馬(人生で初めてこんなベタなリアクションをしてしまった)
ちひろ「もうほら私の顔にも・・・飛んできてるじゃん///」
桂馬「ごめんな。ほら目を瞑ってくれ。拭いてやる」
ちひろ「ん、うん・・・//」フキフキ
桂馬「お前が急に変なこと言うのが悪いんだぞ」
ちひろ「めんごめんご」
桂馬「で、僕はさっきのことに対しては、良い返事はできないぞ?」
ちひろ「まぁわかってたさ。私はなんの良いところもないしね・・・特別可愛いわけでも特別優しいわけでもないしね」
桂馬「まあな」
ちひろ「たはは・・・自分で言っといてなんだけど、肯定されると辛いな」
桂馬「まぁそれがお前の特徴なんだよ」
ちひろ「え?」
桂馬「お前は特別はつかないものの、可愛いし優しいじゃないか。人なんて人それぞれ違うもんなんだよ」
ちひろ「うん」
桂馬「お前は変わったじゃないか。僕の知ってるちひろは、仲間思いで何事にも一生懸命だ」
ちひろ「・・・・」
桂馬「僕はそういうやつは嫌いじゃないぞ。まぁ・・・むしろ好きなほうだ」
ちひろ「ありがと・・・///」
桂馬「でもエルシィくらいやり過ぎて空回りするのは、どうかと思うがな」
ちひろ「ね?私が足りなかったものって何?・・・私の何がダメなの?」
桂馬「お前に足りないものはお前にしか分からないだろ。それに・・・僕が思うお前にダメなとこなんてないと思うぞ」
桂馬「お前はそれで良いんだよ。それがちひろなんだよ・・・。僕にそれ以上に大切なものがあっただけのことだからだ」
ちひろ「ふーん・・・大切なものね」
桂馬「あぁだから、お前に返せる返事は良い返事ではないからな」
ちひろ「そう。でも私は桂木を振り向かせるよ」
桂馬「お前もか・・・」
ちひろ「お前も?」
桂馬「歩美も似たようなこと言って来たからな」
ちひろ「そうか。まぁ諦める選択肢はないからね」
桂馬「まぁそれを決めるのはお前だからな。僕がどうこう言うつもりはないけどな」
ちひろ「そうだよね」
桂馬「僕の言えることはここまでだ」
ちひろ「桂木、ほっぺにご飯粒付いてるぞ♪」
桂馬「ふん・・・僕がそんなベタなことしてるわけ」
ちゅっ・・・
桂馬「な・・・い・・・・・って、はぁぁああ///!?」
ちひろ「ほら、口で取ってあげたんだから」ニコッ
桂馬「ばかっ!誰も見てなかったから良いものの、誰か見てたら・・・」
ちひろ「誰も見てない時を狙ったんだから♪」
桂馬「・・・///」ウツムキ
ちひろ「ははは!桂木もそんな顔するんだな」
桂馬「う、うるさい///」
昨日は出せなくて猛省っス~
今回ここまでっス~
乙
周りが落とし女神と化してきているな乙
乙
栞(昨日あれはなんだったのかな・・・私は返事も伝えることできなかった・・・・お詫びの品として、今日の家庭科で作ったクッキーをあげようと思います!・・・って誰に話してるのよ)
栞「・・・勇気を出さなきゃ・・・・」ギュ
栞(昨日のは私の妄想なのかな・・・)
栞「・・・うぅ・・・・」オロオロ
栞(ち、違うよね!携帯の履歴には桂木くんの名前と電話番号が残ってるし・・・じゃあやっぱり桂木くんから付き合ってって言われたんだよね)
栞「・・・・////」カァァ
栞(一旦落ち着こう・・・)
栞「・・・・」ウロウロ
栞「・・・・・・」ウロウロ
栞(だいじょうぶ・・・私はただ桂木くんに会って、このクッキーを渡すだけ・・・・こんなの四日前に読んだ恋愛推理ものの内容に比べれば、そんな難しいことじゃないわ)
栞「・・・・よし・・・」
栞(まず桂木くんに会わなきゃ・・・)
スタスタ・・・
栞(ここが桂木くんのクラスだよね・・・。他クラス入るのって少し緊張するよね・・・・無駄に人の目線を感じる気がするし・・・よし、ここは)
栞「す、すまぬが」
もぶ子「はい、なんでしょう?(すまぬ?)」
栞(うぅぅ・・・またやっちゃった///はずかしいよぉ・・・・)
栞「か、桂木くんっていますか・・・?」
もぶ子「ん?オタメガね・・・ちょっと待ってね」
栞(・・・おためが?桂木くんはクラスではそう呼ばれてるの?どういう意味かな・・・・)
もぶ子「オタメガー!なんか女の子が読んでるわよー!」
桂馬「わかった」
ちひろ「早く行ってこれば」
桂馬「あぁ。ごちそうさま・・・・弁当ありがとな。おいしかったぞ」スタッ
ちひろ「桂木からお礼なんて珍しいね」
桂馬「僕だって、お礼の1つくらいできるわ・・・じゃ、いってくる」
ちひろ「うん!」
ちひろ(桂木・・・お前も十分変わってるよ。昔は私のこと虫以下みたいに見てたくせに・・・)
ちひろ「・・・・。なんか虚しいな・・・」
桂馬「栞か」
栞「はい・・・・あ・・・あの・・・・これ・・」
桂馬「?」
栞「家庭科で作った・・・・クッキーです」
桂馬「クッキーか」
栞「もし・・・良ければ食べてもらいたい・・・・です・・」
桂馬「ありがとな」
栞「・・・おいしくなかったら、ごめんなさい・・・・」
桂馬「僕はあんまり甘いものは好きじゃないんだけどな・・・」
栞「そ、そうなんですか・・・」
栞(桂木くん甘いの好きそうな顔してるのに・・・というか、どうしよう・・・クッキー結構甘いかも・・・・)
桂馬「まあ折角作ってくれたんだもんな」
栞「む、無理して・・・食べなくても・・・・いいですから・・・・」
桂馬「まぁ無理だったら無理で食わないから安心しろ」
栞「・・・あう・・・・」
栞(そういえば桂木くん、昨日の電話のこと話題に出さないよね・・・・やっぱ私の聞き間違いだったのかな)
桂馬「・・・・」シュル ガサガサ
栞「じーっ・・・・」
桂馬「・・・んっ」パクッ
栞「・・・・・」ドキドキ
桂馬「甘いな・・・」
栞「ごめんなさい・・・」
桂馬「でもおいしいと思うぞ」
栞「そんな・・・無理して・・・」
桂馬「ほら、食べてみろって」
栞「んむっ///」
栞(かかかっか桂木くんが私に食べせてくれた///)
栞「・・・おいしい」
栞(自分で言うのもなんだけどね・・・。味見をするの忘れてたから、少し怖かったけど・・・)
桂馬「栞の愛を感じるな」ニコッ
栞「ば、ばかぁ・・・・///」
栞(桂木くんはなんでそんな恥ずかしいことを平然と言えるのよ!ばかばかばかばか///って、別に桂木くんバカじゃないけど・・・・)
桂馬「で、話は変わるけどさ・・・」
栞「はい?」
桂馬「昨日の返事をもらいたいと思ってさ」
栞(やっぱり本当だったんだ)
栞「・・・か・・桂木くんは、私なんかで良いの・・・・?昨日いた女の子達のが私より・・・」
桂馬「お前が良いんだ。というか、僕は昨日正直不純な理由でお前に告白したんだよな・・・」
栞「そうなんだ・・・」
桂馬「でも僕はやはり栞がいいんだ」
栞「・・・・」
桂馬「僕は栞を他に渡したくない。守ってやりたい・・・初めて現実の女の子にそう思えたんだ。まぁ僕に女の子を守れるだけの力はないけどさ・・・」
栞「私は・・・・・桂木くんが傍にいれば・・・守られてる気が・・・するから・・」
桂馬「ありがとな。それと僕らしくないが・・・男に二言はない」
桂馬「僕にもプライドがあるんだ!一度決めたからには真っ当するよ」
栞「そう言って・・・もらえて嬉しいです・・・・」
桂馬「・・・」
栞「こ、こんな私で良ければ悦んでお願いします」ニコッ
あれから数日
エルシィ「にいさまは栞さんと付き合ってるんですよね」
桂馬「あぁ」イライラ
エルシィ「前と状況変わらないですね」
桂馬「なんでだよ!」
歩美「桂木のこと、桂馬って呼んでいい?」
桂馬「好きにしろ!」イライラ
栞「あ・・・う・・桂木くんは・・・・桂木くんは」
ちひろ「まあエリーこれはあれだ」
エルシィ「・・・?」
桂馬「なんだ?」
ちひろ「焚き付けられたってことだよ」
エルシィ「燃えますね」
桂馬「こんなアフターストーリーのあるギャルゲーは見たことあるな・・・」
ちひろ「まあ私もあんたを狙ってるんだから」
栞「桂木くん・・・・私も下の名前で呼んでいいかな・・・・///」モジモジ
桂馬「あぁいいぞ」
今夜の分はおわりっす~
ではまた後日に~
どう続くか期待
スクイズやっててもリアルは違うしなぁ。期待
期待してる
栞とくっつくとは思わなんだ
いや栞好きだから嬉しいんだけど
失踪したか
続きみたいな
貴重な神のみSSが……。
このSSまとめへのコメント
いいぞ、続けろ
あれ失踪?
あれ失踪?
失踪www
良いぞもっとやれ