結衣「あ、ラムレーズン切らしちゃった」(325)
ドーンドーンッ
ピンポンピンポンッ
がちゃっ
結衣「朝からうるさい」ドコッ
京子「痛い★」
結衣「星つけるな」
ある晴れた土曜の朝。
まったく、人がせっかくゆっくり寝ようと思っていたのに。
結衣「で、何しにきたの」
京子「遊びに来た」
結衣「どう見てもただ遊びに来きたような格好じゃないんだけど」
京子「残念、結衣ん家にお泊りでしたー!」
結衣「うん、すごく残念」
結京でよろ
私が言うと、京子は拗ねたように唇を尖らせ、「もうちょっと優しく迎えろよー!」と
変なポーズをとるのでもう一度鉄拳を頭にお見舞いしてやった。
それから仕方なく京子を家へ招き入れる。
これ以上外で騒がれたらご近所迷惑だしね。
京子「いやあ、やっぱ結衣ん家は落ち着くわー」
結衣「それはどうも。朝ごはんは?」
京子「まだ」
結衣「朝くらい食ってこいよ」
京子「朝目覚めてすぐ結衣の顔が見たくなった」
……さらりと恥ずかしいことを。
続けて
思わず顔を逸らすと、京子が「結衣が照れた」と笑った。
逆にあんなことを言われて照れない子なんていないんじゃないかと言いたくなる。
結衣「うるさい。目玉焼きでいい?」
京子「ソースと醤油ね」
結衣「わかってる」
京子「結衣は塩胡椒だっけ」
結衣「それが普通かと」
京子「えぇ!?ソース醤油が一番だって!」
あくまで一番だと言い張るところで、京子もソース醤油は普通じゃないということは
わかってるんだろうな。
じたばた主張する京子を放っておいて、私は台所に立った。
結衣「えーっと、パンと目玉焼きと……」
京子「味噌汁」
結衣「中々豪勢な朝食だな」
京子「当たり前だ、私が来てるんだから」
結衣「お前は何様だ」ベシッ
京子「……」ジッ
結衣「な、なに?」
京子「その突っ込み方、ちょっと古いよ……」ジトッ
発見
じゃあどう突っ込めと。
結衣「ていうか突っ込みを強要するな」
京子「あー!これ、このパン最近発売したばっかのやつじゃん!」
……もう違うものに興味移してるし。
ほんと京子はころころ変わるよなあ。機嫌だったりいろいろ。
京子「食べていい?」
結衣「だめ」
京子「結衣のケチ」
結衣「今日の三時に食べようと思ってとってあったんだよ」
京子「じゃあ半分こ」
結衣「えぇー……」
あーここだここだ、どっこいしょっと。
京子「ね、結衣お願いだからさー!」
結衣「自分で買えよ……」
京子「そこをなんとか!」
うっ。
なんだかんだ言って京子の頼みは断りきれない私は、お湯を沸かしながらがばっと折れた。
結衣「いいよ食べちゃって」
京子「ほんと!?さすが私の結衣だ!」
結衣「だれが京子の私だ」
京子「言い回し変えなくても」
結衣「いや、誰が私の結衣だって、なんか自分で言うの恥ずかしいなって」
京子「意味わからん」
結衣「そうかな」
ごぼぼぼぼ。
お湯が沸いた。
結衣「京子、味噌汁欲しいなら自分で作ってよ」
京子「えー、やだ」
結衣「作れ」
京子「……どっこいしょ」
京子「……」ピタッ
結衣「なに」
京子「いや、何か反応しないかなって」
結衣「べつに」
つづけろください
京子「つまらん」
結衣「はいはい」
油をひいてベーコン敷いてその上に卵を落とす。
それから一つは塩胡椒、もう一つには何もせずふたを置いて。
京子「手際いいな」
結衣「そう?」
京子「結衣ってなんでもできるよな」
結衣「それはどうも」
京子「だから昨日出た数学の宿題も出来るはずだ」
結衣「やらないよ」
京子「まだ何も言って無い」
これは良いぞ
超支援
結衣「京子のことはお見通し」
京子「なにそれ結衣のえっち」
結衣「なぜそうなる」
京子「具は何がいい?」
唐突に話を切り替えるな。
まあ馴れてるからいいんだけど。
結衣「確かそこらへんに乾燥ワカメがあったはずだけど」
京子「えっ、ワカメ!?」
結衣「京子ワカメってだめだっけ?」
こういうの大好き
京子「ううん」ケロッ
結衣「ややこしい反応するなよ」
京子「じゃあワカメいれるよ」
結衣「ん」
ぱらぱら。
ぱらぱら。
結衣「……」
京子「……」
結衣「何してんだ」
京子「ワカメ雨を降らせています」
結衣「わけわからん」
京子「思った」
思ったなら変なことしてないでさっさといれろ。
溜息を吐くと、フライパンからいい香りがしてきた。
京子が「おっ」と覗き込んでくる。
結衣「そんな覗き込んでたら危ないんじゃないの」
京子「美味そうだ!」
結衣「話聞いてる?」
ぱかっ
フライパンのふたを開ける。
京子「いたっ!」
ほら、言わんこっちゃない。
まだぱちぱちと音を立てて焼けていたので油が京子に飛んだらしい。
京子「結衣、なにをする!」
結衣「私のせいじゃないし」
京子「じゃあ結衣のラムレーズンを頂くよ」
結衣「乳首はらめぇ」
こうですか><
そんなこんなしているうちに、朝ごはんの用意は整った。
二人でテーブルに運んでいき、お皿を囲んだ。
京子「あー、腹減った」
結衣「私も」
京子「結衣はのろまなんだからー」
結衣「京子が色々邪魔してくるからだろ」
京子「目玉焼きは半熟?」
結衣「うん」
京子「どれどれ……」スッ...
結衣「あ」
京子「半熟じゃない……」
結衣「半熟だった」
京子「結衣、交換しろ!」
結衣「え、でもこっち塩胡椒だよ?」
京子「ソース醤油食え!」
結衣「やだし」
京子「半熟とソース醤油、どっちがいいの!?」
結衣「いや、私別にちゃんと固まってるのも半熟のも好きだし」
けどまあ。
たまには京子の食べてる味っていうのを体験してみても、いいかな……。
結衣「仕方ないな、変えて……ってもう変えてある!?」
京子「半熟うめー」
結衣「はあ……」
京子「塩胡椒も中々いけるな!」
結衣「そだね」
なんか京子の目玉焼き、いろいろお箸でほじくってあるんだけど。
しかも黄色の部分だけ。
京子「ん?ソース醤油はいや?」
結衣「いや、そういうんじゃなくって……」
『ゆ・い・へ』
なぜ目玉焼きに字が書ける。
なかなかいい
いいぞ いいぞ
内容がないよう
設営を始める
死守する
京子ちゃんちゅっちゅ
結衣「……」
京子「」ビシッ
いやいや。
なんだよその敬礼。
京子「結衣がソース醤油かけないんだったら私がかける!」
結衣「え、ちょっと、いいよべつに」
京子「まあまあそういわず」
ペチャプチャッ
結衣「……」
音がすごいんですけど。
京子「ほい、食べてみ」
結衣「う、ん……」
正直あまり気が進まない。
目玉焼きがほぼ黒くなっちゃってるんだけど。
結衣「京子、いる?」
京子「半熟じゃないからいや」
結衣「……いただきます」
観念して。
一口、口の中にいれた。
京子「どう?すごくwktkするんだけど」
結衣「勝手にしとけ」ハムハム
結衣「……意外にいけるな」
京子「だろっ!?私が作ったレシピだからな!」
結衣「レシピっていうか、ただ混ぜてみただけだけどな」
もしかしてさるってたのか支援
支援
京子「それは言わないお約束」
結衣「悪い」
京子「あ、このパン」
結衣「ん?」
京子「ほんとにもらっていいんだよね?」
結衣「……うん」
京子「そんな恨めしそうな目で見られても」
結衣「見てない。どうぞ気にしないで食べて」
京子「結衣がこわい」
結衣「そんなこと言いながらもう齧ってるし」
京子「……結衣の食べ物の恨みは怖いからな」パカッ
結衣「そんなつもりないけど」
京子「はい」
結衣「いいの?」
京子「うん、食べかけだけど」
結衣「齧ってないほう渡せよ」
京子「私は大きい方がいい」
結衣「一応私のだったんだけど、このパン」
京子「気にするな」
結衣「気にするわ」
とは言いつつ、ぱくりと京子の食べかけパンを口に入れる。
うん、なかなか。
結衣「……美味しくないな」
京子「うげー、マーマレード入ってる……」
結衣「あー、京子苦手だったな」
京子「結衣ー、食べてよー」
結衣「それは京子のだから謹んで遠慮する」
支援
京子「遠慮しなくていいのに……」
結衣「味噌汁で流し込んだら」
京子「あ、そっか」
ぽんっと手を叩き、京子はぐびりぐびりと味噌汁を口の中へ流し込んでいく。
全て飲み終わり、あーまずかったと脱力。
結衣「今の京子の姿かなり失礼だろうな」
京子「だれに?」
結衣「作った人」
京子「まずいんだから仕方無い」
結衣「うん、仕方無いな」
よいしょ、と立ち上がると食べ終わった皿を流しへ持っていく。
京子がちょいちょいと自分の皿を差し出してくるのは無視。
結京!結京!
京子「ちぇっ」
結衣「自分で持って来るのが普通だろ」
京子「結衣の普通は普通じゃない」キリッ
結衣「まるで私が変人みたいだな」
京子「そんなことはないよ」
結衣「じゃあなに」
京子「結衣は私の恋人!」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……洗うからお皿貸して」
京子「ごめん調子乗った」
結衣「うん」
間違ってないな
一瞬だけどきっとしたことは京子には言わないでおこう。
恥ずかしいし。
京子「私も手伝おうか?」
結衣「珍しいな」
京子「なんとなく」
結衣「いいよ、べつに。座ってゆっくりしといたら」
京子「急に優しくなったな」
結衣「そんなことないよ」
京子「結衣はいつでも私に優しいってか!」
結衣「私はいつでも京子に厳しいよ。はい、これでテーブル拭いて」
全力支援
字面だと変人が既に恋人に見えたけど、違和感が無かった
京子「ていうか結衣今さっき座ってゆっくりしといたらって言ったよね」
結衣「うん、言った」
京子「言ってることと違う気がするんだけど」
結衣「座ってゆっくりしながらでもテーブルは拭けるでしょ」
布巾を手渡すと、京子は渋々それを受取る。
「うぅ」と言いながらテーブルをごしごし拭く京子を見ながら、
二人分の皿とコップを洗い終わると、ようやく落ち着いた。
居間に戻った私を、京子が待っていたかのように飛びついてきた。
支援
京子「どーんっ!」
結衣「うわ、なんだよ!?」
京子「宿題」
結衣「それはやらんと言っただろ」
京子「間違えた」
結衣「どういう間違いだよ」
京子「ねえ、ゆいゆい」
結衣「なに?」
仕方なく京子を受け止めると、京子がごろごろ喉をならす猫のように私を
見上げてきた。
もしこの場面が私と京子じゃなくって綾乃と京子なんだったら、絶対に千歳は
鼻血だしまくっちゃってるんだろうなあなんて考える。
何が言いたいかっていうと。
さすがの私もこの京子には心臓の音が早くなるのを止められないわけで。
京子「呼んでみただけ」
結衣「……わけわからん」
京子「たまにはこうやって結衣に抱きついてみてもいいかなあって」
たまらんわあ
ダバァー
結京はええなぁ…
なにそれ。
こてんと座り込むと、京子も一緒に私の隣に引っ付いてくる。
京子「寂しがり屋の結衣だから、もうそろそろ人肌恋しくなってくるだろうと思ったわけ」
結衣「お節介」
京子「またまたー。ほんとは嬉しいくせに」
結衣「うっさい」
京子「結衣は照れたらすぐそう言う癖がある」
結衣「知るか」
京子「じゃあ帰ろうか」
結衣「……ごめん、嬉しい」
うっ、恥ずかしい。
かあっと顔が熱くなっていくのがわかる。
京子「……」
結衣「……」
京子「……」
結衣「いや、何か言えよ」
京子「あ、うん……びっくりした」
結衣「なにが」
京子「結衣が素直にそんなこと言うとは思わなかった」
結衣「私も」
京子「不覚にもちゅーしちゃおうかと思った」
結衣「やめろ」
結京最高
うんうん続けて
京子「ちゅーはいいすぎでも押し倒そうかと思った」
結衣「そっちのがもっとやめろ」
京子「仕方無い、今日は泊まっていってやろう」
結衣「もともとそのつもりだったんだろ。ていうか上から目線だな」
京子「気のせいだ」
結衣「全然気のせいじゃないから」
京子「で、宿題」
結衣「結局そっちに話戻すのか」
そしてまた結局、私も折れてしまったわけで。
結衣「いいけど、答えは教えないからな」
京子「あいあいさー!」
結衣「じゃあほら、ノートと教科書出して」
京子「えっ」
結衣「えっ、じゃないし」
京子「だって、宿題はプリントだよ?」
結衣「わからないなら基礎から教えるしかないだろ」
京子「結衣先生ひどい」
結衣「教えないぞ」
京子「ごめんなさい」
いいよいいうお
支援支援
――それから数十分後。
京子「……」
結衣「で、ここはこうで……」
京子「……」スー、スー
結衣「……こうなって」
結衣「……」
聞いてる?と聞くのは野暮だろう。
どう見ても居眠っている。
結衣「……京子、寝るな」
京子「んんんっ……」
まったく、自分から教えろって言ってきたくせに。
(教えろと言ったのはやり方じゃなくって答えなわけだけど)
すごくいい
京子の身体をゆらゆら揺すっても、京子は目覚めなかった。
気持ち良さそうに眠っちゃって。
まだ午前なのに。
京子「……へへっ」
結衣「何笑ってるんだ」
結衣「……」
京子の髪は、昔から柔らかい。
私はそっと、京子の頭に手を置いてみた。
しえんた
なんか顔赤くなってきた
すばらしい
結衣「……きれいな髪」
ぼそりと呟いて、一回、二回、頭を撫でて。
それから急に恥ずかしくなって、私は手を引っ込めた。
うん、何やってるんだ私は。
ちょうど手を引っ込めたその後すぐ、京子が突然がばりと身体を起こした。
「うわあっ」という声つきで。
結衣「な、なんだ!?」
京子「な、なんか怪獣がおがお人間に頭触られる夢を見た!」
結衣「なんだよ怪獣がおがお人間って」
呆れながらもほっとする。
どうやら今私がしていたことは気付かれていなかったらしい。
京子「あー、びっくりした」
結衣「ていうか寝るなよ人が教えてるのに」
京子「わるいわるい……うわっ!?」
結衣「次はなんだ」
がちゆりSSが多かったけどこれはゆるゆり
支援
いい感じのゆるさだな
しえん
絶対支援
④
京子「シャーペンの芯がない」
結衣「筆箱は?」
京子「買いに行こうとして忘れてたのを今思い出した」
結衣「仕方ないな……」
がさごそと自分の筆箱を漁った。
漁りながら、そういえば私も昨日京子と同じことを考えていたのだということを
思い出した。
京子「あった?」
手元を覗き込んでくる京子に一発デコピンをお見舞いしてみる。
「な、なんだっ!?」と慌てたように額をおさえる京子がおかしくて、つい
噴出してしまった。
京子「ひどいぞ結衣!」
結衣「ごめんごめん」
京子「で、あった?」
結衣「ない」
京子「……」
結衣「買いに行くか」
京子「おぉ!」
結衣「ついでに晩御飯の用意とかも買ってこようか」
京子「結衣の作るハンバーグだと!?」
結衣「そんなことまったくもって言ってない」
京子「昼ごはんは?」
結衣「適当に外で食べる?」
京子「じゃあ早速出かける準備だ、結衣!」
結衣「え、うん」
京子「……」
結衣「なに?行かないの?」
京子「いや、結衣、寝癖。あとパジャマのまま」
京子が来たのが起きてすぐだったから、顔は洗ったものの着替えるのも髪をとかすのも
忘れてしまっていた。
京子「いつ着替えるんだろうなあと思ってみてたんだけど」
結衣「見てないで言えよ」
京子「パジャマ好きなのかと思った」
結衣「ねーから」
京子「好きそうな顔してるのに」
どんな顔だ、どんな。
結衣「じゃあ着替えてくるから」
京子「髪もちゃんととかせよー」
結衣「わかってるって」
京子「結衣の寝癖を見ていいのは私だけなんだからなー」
結衣「なんだよそれ」
京子「結衣の寝癖は私のもの!」
結衣「大声で恥ずかしいこと叫ぶな!」
ニヤニヤ
ここまで100点
寝室に入って、箪笥を探る。
この前京子が私に買ってきたパンダの着ぐるみが見えた気がしたが無視した。
京子「着替えたー?」
結衣「早いよ」
京子「覗いていい?」
結衣「ふざけんな」
京子「照れなくても」
結衣「殴るよ」
京子「声が本気だからやめとく」
まったく……。
なんとか着替え終わり、部屋を出ると京子はもう玄関で靴を履いて私を待っていた。
結衣「お待たせ」
京子「結衣、寝癖」
結衣「あっ」
京子「結衣はまったくー」
結衣「京子にだけはそう言われたくないんだけど」
京子「なんだよー」
結衣「ちょっと待って、とかしてくるから」
京子「ストップ」
結衣「え?」
京子「私がとかしてやろう、きりっ!」
いいよいいよ
寝坊したらこんなとこにゆるゆり神が降臨してた
しえん
ていうかなんでこの神っぷりなのにこんなに人がいないのか不思議
みんな見入ってるんだよ
支援しないとこのままじゃ>>1がさるさんくらっちゃう
出かける前に集中的支援
ばいさるの仕組みわかってないのか
うあ
まだか…
結衣「いちいちきりっとか口で言わなくていいから」
京子「櫛は?」
結衣「洗面所んとこだったと思う」
京子「とってくる!」
言うや否や、靴を脱ぎ捨てて京子は洗面所のほうへ走っていった。
それからすぐ戻ってきた京子の手に握られていたのは見慣れない櫛。
結衣「あれ?そんなの持ってた覚えないんだけど……」
京子「私が前来たとき忘れて帰ったらしい!」
気付かなかった私も私だけど京子はまず、どれくらいの頻度でうちに泊まりに来てるのか
気付けよ。
京子「じゃあ結衣、こっち来て」
結衣「ん」
京子「ほい」
結衣「え?」
座れと?
京子の膝の上に?
ほうほう
結衣「いや、いいよ……」
京子「いいからいいから」
結衣「子供じゃないんだし」
京子「そう言わずに」
結衣「うぅ……」
京子「恥ずかしがる結衣さんも可愛いものですなあ」ニヤニヤ
結衣「うっさいっ!」
支援
かわ結衣
京子「いいじゃん、ほらー。誰も見てないってば」
結衣「や、やだって……」
京子「もーっ!無理矢理にでも座るんだー!」
結衣「うわ、ちょっ、京子!?」
思い切り腕を引かれ、私はいつのまにかちょこんと
京子の膝の上におさまっていた。
京子「よくできましたー」
結衣「京子が無理矢理やったんだろ……」
京子「はい、じゃあ真直ぐ向いて」
結衣「はいはい」
こうなったらもう仕方が無い。
京子の膝の上に乗るの、嫌だけど……たぶん。
京子「……」
結衣「……」
京子「痛くない?」
結衣「全然」
京子「昔さ、よく美容師さんごっこしたよね」
結衣「さあ」
京子「それで結衣ってば目に泡が入って痛いよーって泣いてる女の子の真似しててさー!」
結衣「してねえよどんなシチュエーションだよ」
!! _>-t‐...、
ヾ、 〃 _. -ァく:::::〃ヘ::::::\
_ ‐-′, 二ヽ::!!::::::ゝ、:__}
し 頭 / / 丶ヽ:ゞ;、_:-く
そ が j // | |リノハヽ}丶::二::::イ_
う フ / { ノノ_ ,r !/― リ从ヾ`
= だ ッ = { ノノヘ'´:::/´_..、--―┴ヘ !!
よ ト ) r'〃 ̄ ̄ ̄ __.-<\} ヾ、 〃
お │ / j/{:.|l _....--―T ̄ .._ |
っ (( r' ハ:.ゞ_、´ソ:! | `T "j れ 髪 乗 K
っ )) r、:.:.:.:.:.:.:.:j |/ ノ ! / る を っ Y
〃 ヾ、 (( {三:::::.:.:.:.イ j ! /= な 梳 た O =
!! ヾ、_.ノ´:.:.:::::::/ / ! / ん か ま K
r':.:..:.:.:.:.:.;r' `ニ´ / '/_ て さ ま O
/ゝ、_/!{ ∠ { \ `ヽ に
! : : : / ヾ / \ヽ二二ン ト、 / 〃 ヾ、
! : r'´ / ヾ\ \ \ !!
r┤ _イ _.\ |. \ ヽ \
ヘ_ゝ∠:_ノー<´:::::::::\ |:. \ ! ヽ
l::::::::::::::::::::::::ノ`7| \ ! ハ
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l:::::::::::::::f|≡!|::::::| / !| j
l::::::::::::ノj≡{|:::::::| / | | /
l::::::::::{´ ソ::::::::| { l ! /
支援
京子「もしかして覚えてないの!?」バッ
結衣「うわ、いきなり後ろに退くな!」
京子「おぉ、結衣まで転がってきた。あと頭打った」
結衣「自業自得だ」
よいしょ、と起き上がろうとしたときだった。
京子が突然、ぎゅっと私の身体に手をまわしてきて。
結衣「……京子?」
京子「結衣、いい匂い」
結衣「嗅ぐなよ」
支援
きたねきたね
ヘタレ攻め結衣ちゃんが見たい
しえんぬ
京子「一度こうやって結衣を後ろからぎゅーってしてみたかったんだよなー」
結衣「夢が叶ってよかったな。後ろからっていうか京子の後ろは床だけどな」
京子「このまま誰かが来たら私たちどんなふうに思われるだろう」
結衣「ラッコかなにか」
京子「あんまりいいもんじゃないな」
結衣「うん」
京子「けども少しこのままじゃだめ?」
結衣「……だめじゃないけど」
うん、だめじゃないけど。
京子は私の返事を聞くと、ひとしきり私の身体をぎゅっとして唐突に離した。
結衣「……苦しかった」
京子「私の精一杯の愛だ受取れ」
結衣「受取れない」
京子「結衣ったらひどいっ」
結衣「もう……っていうか私だけじゃなくって京子の髪までぐしゃぐしゃだよ」
>>102
ヘタレ攻め結衣×誘い受け京子が至高
とか書いてたのは君か
京子「うおっ!?」
結衣「しかたないな、貸してみ、櫛」
京子「えー、自分でするしなんか恥ずかしいじゃん」
結衣「なんでそこで照れんだよ」
京子「照れるっていうか結衣の梳き方痛い」
結衣「……」
京子「いや嘘ごめんなさいお願いします」
私だ
他にも言ってる人は居るけど
支援
ゆるいゆるゆりssは貴重
支援
気持ち悪い書き方だなぁ……君、新参?
古参の俺からしたらもうまだまだ初心者だね
今北
結衣の語りが良いね
やっぱりな支援
しえん
◆
結衣「はー、やっと外出れた」
京子「ねえ結衣、リボンないと落ち着かないんだけど」
隣を歩く京子が確かに落ち着かなさげに頭に手をやっている。
今京子がしているのは、昔京子が誕生日プレゼントにと冗談か本気でか知らないが
贈ってくれたなんとも言えない柄のカチューシャ。結局私は使ったことが無いので
京子に再利用。
結衣「それも似合ってるからいいんじゃない」
京子「そ、そうか……?」
結衣「それに京子はこのカチューシャの柄が好きだから私にもつけてほしいって言って
買ってきてくれたんでしょ?」
京子「……はい、左様で御座います」
結衣「なら問題ないよね」
京子「ぐっ」
〇〇×△△って左が攻めで右が受けだったのか
変なものばかり贈ってくる京子に、たまには仕返しもいいんじゃないかと思う。
だいぶ歩いてやっと馴れてきたのか、次第に京子が元気になってきた。
京子「あっ、結衣!あの雑貨屋、新しいの入荷したみたいだ!」
結衣「あの雑貨屋って、京子がいつも変なおもちゃ買ってくるところか……」
京子「変なとは失敬な。寄ってっても――」
結衣「だめ」
京子「本日二度目の結衣のケチ」
結衣「本日二度目って別に言わなくても」
京子「で、どこ行くんだっけ」
結衣「本来の目的を忘れたのか」
京子「なんだっけ」
結衣「ガチで忘れてるのな」
京子「文房具屋?」
結衣「シャー芯買いに来たんだろ」
京子「あー、そうだっけ」
結衣「うん」
京子「ねえ結衣」
結衣「ん?」
京子「お腹減った」
結衣「……」
ここまではパーフェクトだ
京子「昼食べよう、昼!」
結衣「先に買ってから」
京子「そこにモックあるんだ!今突撃しないでどうする!」
結衣「モックは逃げねーよ」
京子「結衣のケチ三回目」
結衣「もうケチでもなんでもいいわ……京子の使ってるのってこっちだっけ?」
京子「よく覚えてるな」
結衣「まあな」
京子「けどこっちはマンガのネーム用、こっちが勉強用だ」
結衣「わけてるんだ」
京子「今決めた」
しえん
全力支援
結衣「……すいませーん、レジおねがいしまーす」
京子「スルー!?」
ずーんと沈む京子をよそに、私はお金を払うと別々にしてもらった袋の一つを
京子に渡した。
結衣「はい。で、昼はモックで良かったんだっけ」
京子「あ、うん。モックが食いたい!」
結衣「昼ごはんの話になると急に元気になったな」
京子「女子中学生は四六時中食ってないと死ぬんだぞ」
結衣「そんな話聞いたことない」
京子「ていうかそんなの無理だよなー」
結衣「じゃあ言うなよ」
京子「いや、マンガのネタに使えねーかなと」
結衣「無理だろ」
京子「うん、無理だ」
モックに入るとちょうどお昼時だったせいか、かなりの人がいた。
うわあ、いっぱいだと京子が呆然と呟いた。
結衣「そこまでがっかりしなくても。違う店行く?」
京子「だめだ、結衣!私たちがここにいなきゃどうする!」
結衣「べつにどうにもならないが」
京子「ん?ていうかあれちなつちゃんじゃない?」
喚いていた京子が突然、レジの前のほうを指して言った。
本当だ、確かにちなつちゃんっぽい。
モック…?
京子「おーい、ちなつちゃーん!」
結衣「ちょ、そんな大きい声で呼ぶなよ!ちなつちゃんが怒るんじゃ……」
ちなつ「……」ゴゴゴゴゴッ
京子「あ、気付いた」
結衣「そしてやっぱり怒ってる」
ちなつちゃんは並んでいた列を抜け出すと、猛烈な勢いでこちらに
走り寄ってきた。
ちなつ「結衣せんぱーいっ!」
京子にガンを飛ばすかと思いきや、
京子には一瞥もくれずに私に抱きついてくる。
>>123
素で間違えてたorz
ワック脳内変換でお願いします……
京子「ちなつちゃん、列抜けちゃっていいの?」
あかり「本当だよ、ちなつちゃん」
ちなつ「いいんです、結衣先輩がいるからー♪」
結衣「いたいいたい」
ちなつ「きゃっ、すいません結衣先輩ー!ついぎゅーってしすぎちゃいました!」
京子「ていうかあかり」
あかり「なあに、京子ちゃん」ニコニコ
京子「いたんだ」
あかり「ひどいよっ!?」
問題はない
続けてくれたまえ
出さなくても良かったが、ふむふむ
京結いいね
◆
結局、いつもの娯楽部四人でお昼を食べることになった。
私の前にちなつちゃん、隣の席があかりでその前が京子だ。
京子「私はちなつちゃんの隣だー!」
ちなつ「ちょ、こっち来ないでくださいよ!」
あかり「あかり、みんなでお昼嬉しいよー」
結衣「いつも食べてるけどな」
京子「ちなつちゃん、食べさせてあげよう!」
ちなつ「や、やめてくださいよー!ふえーん、結衣せんぱーい!」
京子「まあまあ、そう逃げなさるな」
あかり「京子ちゃん親父みたいー」
京子「あかり、さりげなく酷い事言うな……」
ちなつ「あかりちゃん……いいよもっと言え」
目を離してる隙に進んでた
結京最高
結あか
あかり「えぇっ!?」
京子「ふふっ、もう親父でもなんでもいい!ちなつちゃん!」
ちなつ「ひいっ」
結衣「……」
あかり「ちなつちゃんと京子ちゃん、仲いいなあ、……結衣ちゃん?」
結衣「へ?」
あかり「どうしたの?さっきから全然食べて無いし。あかりのハンバーガーと変えようか?」
結衣「いや、そういうわけじゃなくって」
だめだ、何がだめってよくわからないけど。
今日はずっと京子と二人のつもりだったからというか、なんというか。
親父ってお父さんってことかな?
それともオヤジ臭いってことかしら…
結衣ってスレタイにあるだけで
結あか書き込むやつうざいんだよ
あ、結衣じゃなくて京子だった
>.134はなかった事に
でも、あかりならおじさんって言う気がするよね!
結衣ちゃん嫉妬か
いいよいいよ
アンニュイ結衣ちゃんかわいすぎるよおおおおおお
予想外のちなつちゃん(とあかり)の登場で混乱してるっていうか、
いつもはなんともないのに京子がちなつちゃんに手出してるの見てると少しいらっと
するというか。
あぁ、そうだ。
ちなつちゃんがかわいそうだからか。
うん、きっとそうだそうに違いない。
結衣「……」スクッ
あかり「結衣ちゃん?」
結衣「京子、ちなつちゃんをいじめるな!」
ちなつ「結衣先輩……!」キラキラ
京子「……うぅ」
ちんこ
ふう、すっきりした。
……ようなしてないような。
京子「別にいじめてなんかないし。ね、ちなつちゃん?」
ちなつ「ちょ、京子先輩、触らないでくださいってばー!」
結衣「だから……!」
京子「……ちなつちゃんばっかずるい」
結衣「え?」
あかり「ちなつちゃんばっか?」
ちなつ「どういうことですか……」
京子「あ、いや、間違えた、ええと……そ、そうだ、ゆ、結衣ばかりちなつちゃんに
手出していいなんてずるいっていうこと!」
ニヤニヤ
4
はあ……京子かわいすぎるだろ強固
結あか
ちなつ「当たり前ですよ!結衣先輩だったら私、どんなとこ触られても平気ですけどっ」ポッ
あかり「どんなとこも!?」
ちなつ「あかりちゃんうるさい」
あかり「ひどいっ」
なんか、突然どうでもよくなってきた。
イライラのかわりに、今の京子が少しおかしくて笑いたくなってくる。
京子「あぁ、えーなんだ……」
混乱したような京子の頭に、朝勉強していたときみたいに私の手をぽんっと置いた。
そしてあの時よりも出来るだけ優しく、京子の頭を撫でてみる。
ちなつ「結衣先輩!?」
すごくいい
④
しえん
結衣「……こうしてほしかった?」
京子「……うっ」
結衣「あまえんぼ」
京子「うっさい結衣のケチ!」
結衣「そこでケチって言う意味がわからん」
まあけど。
こんなに照れてる京子の顔が見れたことだし許すとするか。
あかり「なんか京子ちゃんと結衣ちゃん、すごくいい雰囲気だよ~」
ちなつ「あかりちゃん、その発言はその場の雰囲気を壊すと思うの」
あかり「えっ」
ちなつ「けどいいよもとやっちゃって」
あかり「ちなつちゃん目がこわいよ」
紫煙
◆
それから、四人でゲームセンターやらどこかに遊びに行っているといつのまにか
日が暮れそうになってしまっていた。
あかり「それじゃあ、あかりたちはもう帰るねー」
ちなつ「結衣先輩、さよならあー、またすぐ明日にでも……!」
あかり「明日は日曜日だよ、ちなつちゃん!」
ちなつ「そんな~」
どたばたと帰って行くあかりたちを見送り、
「さて」と私たちは二人のいなくなった方に背を向けた。
京子「おなかすいた」
結衣「またか」
京子「帰ったらすぐご飯な」
結衣「はいはい」
とりあえずスーパーに寄って、晩御飯の食材を揃えていく。
胡瓜を品定めしながら、「それにしてもさ」と呟いてみた。
京子「なんだ?」
結衣「おい売り物で遊んでんなよ」
京子「つい手が勝手に」
結衣「いやそれはおかしい」
京子「で、なにー?」
結衣「……やっぱなんでもない」
まあ、いっか。
聞かなくったって。
支援
京子「なんだよー」
結衣「なんでもないってば」
京子「ヒゲ」
結衣「突然言われてもわけわからん」
京子「胡瓜」
結衣「どう贔屓目に見てもヒゲには見えないんだけど」
京子「ちっ。引っ掛からなかったか……笑かしたら吐くかと思ったのに」
結衣「いや無理だから。第一笑えない」
すまん、一旦空ける
9時くらいには戻ります
なん…だと…
ちょっと聞いてないよー
じゃあお前ら保守よろしく
俺はしないからな
こんな良結京は久々
シエン
胡瓜……細長い棒……
ハッ(*´Д`)
おおう・・・
小休止か
おちりゅー
本気で保守するか
18:00-19:00 14分以内
(19:00-20:00 17分以内)
20:00-22:00 12分以内
(22:00-00:00 10分以内)
9時までおあずけかー
保守
結京保守
ラム子
ほ
し
の
あ
ほ
保守
結
京
なんかかなり早めに済んでしまった…
再開します
>>156
京子「で、挽肉ちゃんと買った?」
結衣「うん、たぶん」
京子「どれどれ」ガサゴソ
結衣「えーっと、他になにかいるものは……」
京子「あー、ないよ結衣!挽肉!」
結衣「えっ」
京子「だからいれといたからな!」
結衣「あ、サンキュー……って、何ちゃっかり色々カゴにいれてんだよ」
京子「お菓子、あと挽肉+100グラム」
結衣「誰が食う」
京子「さあ」
キマシタワー
待っていたぞ
結衣「戻してこい」
京子「えー」
結衣「えーじゃない。行け」
京子「じゃあその代わりこれだけは」
結衣「ラムレーズンは家にあるから」
京子「ほんと!?」
結衣「ほんと」
京子「じゃあ許す」
結衣「何を許されるんだ私」
そろそろスレタイ回収かな
京子「んじゃ戻してくるから先レジ並んどいて」
結衣「わかった」
京子「迷子になっちゃやーよ!」
結衣「それはお前だろ。むしろ迷子なってこい」
たたたっと京子がラムレーズンその他諸々を棚に返しに走っていくのを横目に、
私はレジへと足を向けた。一番少ない列に並びほっと一段楽していると、
知ってる声が聞こえた気がした。
「だーれがおっぱいなんですの、いい加減にしなさい!」
「うっせーよバーカ!おっぱいおっぱいおっぱい魔人!」
一応小さい子とか成人のお兄さんとかいるわけだから、あまりそういうことは
叫ばない方がいいと思うんだけどな。
もしこれがRPGの世界か何かだったら私は迷わずスルーを選択する。
結衣「京子が気付かなきゃいいんだけど……」
絶対絡みに行きそうだしな、あいつのことだから。
よいよいよ
と思った矢先、京子が戻ってくるのが見えた。
よし、ここは絶対に生徒会の一年生二人の姿を――
結衣「って、綾乃に千歳!?」
綾乃「こ、こんばんは、船見さん……」
千歳「今日は二人で買物やってんなあ」
京子「そういう綾乃と千歳も二人っきりで買物してるじゃーん」
千歳「なんややらしい言い方やけどうちと綾乃ちゃんは別に」
綾乃「ち、千歳!こんな奴の言うことなんかほうっておいて帰りましょ!」
千歳「えー、待ってーや綾乃ちゃーん」
京子「あり、行っちゃった」
結衣「なんだったんだ……」
京子「あ、綾乃、何か落とした……ってもう聞こえないか」
結衣「なに拾ったの?」
京子「チラシだ」
綾乃の落としていったチラシを二人で覗き込む。
『ラブラブデート企画!一日参加してくれたカップルには抽選で――』
昇竜拳
ほうほう
支援
結衣「なんだこれ」
京子「あ、日付今日になってる」
結衣「ほんとだ」
京子「ってことはあの二人、これに参加してたってわけか」
結衣「まさか」
京子「幸せそうだねえ」
結衣「羨ましい?」
京子「今は私も充分幸せ者だからね。結衣のハンバーグただで食べさせてもらえるし」
店員「お次のお客様ー」
結衣「……ふーん」
いい展開だ
◆
ガチャッ
重い荷物を持って、ようやく家へ辿り着いた。
結衣「あー、疲れた」
京子「ふいー、私ゃもう思い遺すことはねえ……」
結衣「勝手に死んどけ」
京子「やだ」
結衣「嫌なら玄関で寝転がってないで晩御飯の用意手伝え」
京子「はい」
あやちと成立済みとは珍しい
結衣「じゃ、ちゃんと手洗って」
京子「なんか結衣ってお母さんみたい」
結衣「褒めてんの?けなしてんの?」
京子「褒めてる」
結衣「複雑な気分だ」
京子「これをコネコネすればいいのか」
結衣「そう」
京子「コネコネ、コネコネ」
結衣「いちいち口に出さなくていいから」コネコネ
京子「けどさー、私結衣の作ったハンバーグ食べたかったんだけど」
結衣「じゃあ今こねてるの食べる?」
京子「なら結衣は今私のこねてるやつを食うんだな!」
結衣「べつにいいけど」
京子「コネコネー、コネコネッコネッコネッ♪」
結衣「変な歌」
京子「えぇーそうかー?コネッココネッコネコロコロ♪」
結衣「コロコロに変わってるし」
京子「あー、なんか楽しくなってきた」
結衣「それは良かった」
京子「たまには結衣ん家で料理するのも悪くないな!」
結衣「やるのはいいけどどうせやるんなら自分家でやれよ」
京子「えっ」
結衣「なんだよその反応……」
京子「だって、自分の母親と夫婦みたいなんて嫌じゃん」
結衣「……は?」
京子「いやさ、こうして二人でコネコネってると夫婦みたいじゃん?」
結衣「……」
鼻血が止まらぬ
これは誘ってる明らかに
京子「反応薄いぞ結衣ー」
結衣「私は京子の考えることがいまいちよくわからない」
京子「むー、そうかー?朝は私のことなんでもお見通しって言ってたくせに」
突然何言い出すかと思ったら。
恋人の次は夫婦みたいって。
絶対、私が京子のことを知っているよりも数倍京子は私のことを知ってるんじゃないかと思う。
結衣「あれはあれ、これはこれ」
あーもう。
なんで私がこんなに恥ずかしくならなきゃいけないんだ。
京子「また照れたな」
結衣「うるさいなあ」
京子「ふふっ、だんだんこの京子様に堕ちかけてると見えた!」
結衣「変なこと言ってないで手動かせ」
京子「へーい」コネコネ
結衣「……」
京子「結衣」
結衣「なんだよ」
京子「なんでもない」
結衣「……」
京子「……」
結衣「……」チラッ
しえん
支援
結衣「なにしてんの!?」
京子「にくにくまん試作品」
結衣「いや意味わかんないから」
京子「かっこいいだろ」
結衣「全然。ていうか食べ物で遊ぶな」
京子「結衣のだから特に筋肉もりもりさをアップさせてみた」
結衣「すごくどうでもいいんだけど」
京子「なにー!?まあいい、結衣もなんか私にプレゼントするつもりで形作ってよー」
結衣「私、京子ほど器用じゃないんだけど……ていうか京子のが本当にプレゼントなんだったら
絶対受取りたくないわ」
京子「そこまで言うかっ!?」
結衣「で、何の形作ってほしいの?」
京子「なんでも」
結衣「そういうのが一番困る」
京子「にくにくまん」
結衣「無理。ていうかそれ欲しいなら自分の食え」
京子「じゃあ結衣の思う私でどうだ!」
結衣「は?」
京子「私の顔」
結衣「自分の顔を食べるのか」
京子「じゃあ結衣の顔」
結衣「絶対無理」
京子「えーっ。それならよし、日ごろ結衣が私に感じている気持ちを形一人であらわせ!」
結衣「漢字一文字であらわせ的な?」
京子「うん」
しえんぬ
>>204
ミスった
京子「なんでも」
結衣「そういうのが一番困る」
京子「にくにくまん」
結衣「無理。ていうかそれ欲しいなら自分の食え」
京子「じゃあ結衣の思う私でどうだ!」
結衣「は?」
京子「私の顔」
結衣「自分の顔を食べるのか」
京子「じゃあ結衣の顔」
結衣「絶対無理」
京子「えーっ。それならよし、日ごろ結衣が私に感じている気持ちを形一つであらわせ!」
結衣「漢字一文字であらわせ的な?」
京子「うん」
4
結衣「うーん……」
京子「完成するまで私見ないから安心して!あっちで待っとくから!」
結衣「お前作るの飽きたから逃げたいだけだろ」
京子「てへっ」
結衣「もう……」
京子「テレビつけるよー」
結衣「どうせテレビ見るならナモクエのレベル上げといてよ」
京子「ん、りょーかい」
京子のことだからそこまでレベル上げずにボス倒しちゃうんだろうな
二人とも可愛い
さて、何の形にしようか。
頭を悩ませても京子の叫び声やうなり声で何も浮かばない。
テレッテー♪
京子「あ、レベル上がった」
結衣「そのままボス戦になんていくなよ」
京子「えー、いいじゃん」
結衣「まあいいけど」
京子「じゃー行くぞ、うあっ、出た!」
結衣「……」
京子「ち、ちくしょー、こいつめー!」
結衣「……」
京子「ぎゃー、やられたー!」
結衣「……わざとやってるだろ、それ」
京子「バレたか」
結衣「晩御飯欲しくないの?」
京子「欲しいです」
結衣「じゃあ黙れ」
京子「了解っす!」
さるよけ
さるよけ支援
ごゆるり
支援
保守
好き好き大好き愛してる
ほいほい
紫煙
支援
ちょっと支援が少ないんだけど?
真面目にやってるの?
支援
――数十分後
京子「おいしそうな匂いがしてきた」
結衣「私特製だからな」
京子「仕方無い、京子大王の手下として認めてやろう」
結衣「晩御飯」
京子「すいませんでした」
結衣「運ぶの手伝って」
京子「おー」
結衣「ゲーム消した?」
京子「あー、そういえばボス倒せたんだけどさー」ピッ
結衣「マジでっ!?」
京子「セーブし忘れてて」
結衣「……」
京子「……正直すまなかった」
結衣「バカだろお前」
ID変わってるが>>1
京子「結衣ー、機嫌なおしてよー」
結衣「まあ別に怒ってないけど」
京子「ほんとか」
結衣「別に自分で倒したわけじゃないし」
京子「自分で倒したい派か」
結衣「いや、勝つためなら人にやってもらっても構わない派」
京子「……」モジモジ
結衣「よし、食べよっか」
京子「おぉ!」バッ
結衣「やっぱ食べ物になると元気になるな」
京子「結衣のハンバーグが目の前にあるからつい」
結衣「いただきます」
京子「ん、いただきます」
パチンッ
手を合わせると、京子は嬉しそうに私特製のハンバーグを見下ろした。
京子「!」
結衣「……あっ」
京子「……結衣、これ」
結衣「……う、うん」
4
えんだー待機中
京子「何があった」
結衣「ごめん、形崩れた」
京子「原形とどめてないよ」
結衣「そんなことはないけど。ちょっと崩れただけで」
京子「いや、でも本当の形って……」
結衣「スライムくん。けど、崩れたからちょっとアレに見えるだけ」
京子「……」
結衣「京子の作ってくれたにくにくまんは美味しそうだなあ」
京子「嫌味か」
結衣「自分で作ればこんなことにはならなかったのにな」
京子「うっ」
さあ来るか
スライムくんだと…
支援
結衣「……美味い美味い」パクッ
京子「うー。ていうかなんでスライムくん?」
結衣「作ったときちょうど京子が倒してたからさ」
京子「なんという」
結衣「まあ味は悪くないし形なんて気にしちゃだめだよ」
京子「結衣には言われたくない!」
そうは言いつつ箸を持って一気に食べ始める京子。
そういえば、なんだかんだ言いつついつも京子は残さず食べてくれる。
京子のおかげで料理が好きというか、ある程度の料理スキルを身につけられた。
そんな京子だから、最後の最後にサプライズ、してみたわけだけど。
京子「はーっ、確かに形はアレだけど美味いな!」
結衣「どうも」
京子「って、あれ?なんかスライムくんの下からまたハンバーグが」パクパク
結衣「……」
京子「……あ」
結衣「……まあその、なんていうか」
京子「ん」
結衣「日ごろの感謝、ってわけじゃないけど」
おお
フヒヒ
京子「ハートマーク」
結衣「うっさい」
京子「結衣が」
結衣「嫌なら食うな」
京子「うん、食いたくないな」
結衣「とっとくとか言わないでよ」
京子「保存しときたい」
結衣「なんだそれ」
京子「……ちょっと嬉しい、かも」
ウフフ
えんだああああああああああああああああああああああ
いや嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああ
いやあああああああああああああああああああ
キマシタワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
支援倍プッシュ
__
/▲ LIVE中継
▼/ 木間
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
▼/
/▲
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木間市タワー [Kima City Tower]
(1990竣工 日本)
デレた!結衣がデレたよ!
これはいいスレ
結衣「……かもはいらない」
京子「私の乙女心を切り捨てるな」
結衣「素直に嬉しいって言えばいいのに」
京子「結衣には言われたくねー」
結衣「……そこまで照れられたらこっちもかなり照れるから」
京子「先に照れてたのは結衣だと思う」
結衣「いや、京子だろ」
京子「いやいや結衣だ」
結衣・京子「……」クスッ
京子「結衣、大好き」
結衣「それはどうも」
早く、早く書くんだ。いや書いてください。
しえん
◆
結衣「京子ー、風呂空いた」
京子「へーい」
結衣「なにしてんの?」
京子「レベル上げ」
結衣「ボス戦は?」
京子「結衣がやるでしょ?結衣がボス戦すぐに出来るようにレベル上げといてやるって魂胆」
結衣「京子にしては気が利くな」
京子「へへっ」
結衣「で、京子風呂」
京子「あともうちょい」
結衣「冷めるよ」
京子「じゃあこっからバトンタッチ!絶対勝てよ!」
結衣「うん、バスタオルは出してあるから」
京子「結衣の使いかけ?」
結衣「なんでだよ」
支援
ちんこ
渡されたコントローラーを受け取ると、京子は「ふう、疲れた疲れた」と
肩や首をまわしながら風呂に入っていった。
結衣「やれやれ……」
溜息を吐きつつ画面を見る。
そして絶句。
いつのまにこんなに上げたんだ、レベル……。
これなら次のステージのボスも余裕で倒せるんじゃないか。
結衣「侮れないな京子……」
とりあえずボス戦へと望み始めると――
「結衣ー、負けるなよー!」
計ったように声がし始めた。
結衣「わかってるってー」
京子「そこ、右、あ、じゃなくって下!」
結衣「え、ちょ、え?」
京子「あー、死ぬーっ!」
結衣「……」
京子「うん、どしたの?」
結衣「風呂入ったんじゃないのかよ。ていうかそんな際どい格好でドアの隙間から覗いてんな」
うむ
京子「いや、ちょっと気になっちゃって」
結衣「さっさと入ってこいよ」
京子「結衣、一人寂しいでしょ?」
結衣「全然」
京子「嘘だ!」
結衣「少なくとも今はむしろさっさと入れと言いたい」
京子「えぇー」
結衣「ほら、風邪引くよ」グイッ
京子「一緒に入る?」
結衣「入らん」
京子「ちぇー」
結衣「ゲームはあとで京子がいるときにやるから」
京子「なら仕方無い」
結衣「怖いならドアの前で待っててもいいけど」
京子「……怖くは無いがよし、覗き見は許してやろう」
結衣「覗き見はしねーよ」
京子「しろよ」
結衣「してほしいのかよ」
京子「嘘だし」
結衣「ふざけてないでさっさと入れ。身体冷たくなってる」
京子「ん」
しえん
まったく、中学生は最高だぜ!
ティッシュがもう無いよ
支援
ガチャガチャ
カポーン
やっと京子が風呂に入ったらしい音が聞こえてきた。
まったく、京子はどれだけ私に世話を焼かせる気だ。
京子「ゆいー」
結衣「なにー」
京子「いるのか」
結衣「いないほうがよかったのか」
京子「いてくれたほうがいい」
結衣「そ」
京子「ただ結衣のことだからさっさとどこかに行ってるものだと」
結衣「私をどんな人間だと思ってるんだ」
京子「あれ、石鹸ない」
結衣「え、ほんとに?」
京子「うん」
結衣「どっかに転がってない?」
京子「ないない」
結衣「じゃあちょっと待って、新しい石鹸出すから」
京子「おー」
結衣「えーっと、石鹸石鹸……はい、京子」ガチャッ
京子「ん」
結衣「って……あるじゃん」
京子「引っ掛かったな」ニヤッ
なんか鬱になってきた
いいよいいよー
結衣「引っ掛かったって」
京子「覗いたついでに背中流してけ!」
結衣「それをやらせたかっただけか」
京子「おぉ!」
結衣「服濡れる」
京子「濡れないようにすりゃいいさ」
結衣「無茶言うなよ」
京子「じゃあ脱がしてやろう」
結衣「遠慮する」
京子「えーっ」
結衣「ほれ、洗面器貸して」
京子「濡れるよ」
結衣「濡れないようにすりゃいいんだろ」
京子「無茶な」
結衣「無茶なことを先に言ったのはお前だ。いくよ」
京子「おう、来い!」
結衣「ほい」
ザババッ
京子「もう覚悟はできて……うおあっ!?」
結衣「変な反応するな!ていうかそんなに動くな!」
京子「あっ」
結衣「あっ」
京子「濡れちゃったね、結衣」
しえーん
良いね 支援
支援
―――――
―――――
結衣「で、結局私ももっかい入るって……」
京子「自業自得だ」
結衣「完璧お前のせいだろ」
京子「悪かった」
結衣「まあいいけど」
京子「結衣と一緒に風呂入ったのはいつ以来だっけ」
結衣「んー、小学校五年のときが最後だったんじゃないっけ」
京子「あー、そうそう。結衣が突然恥ずかしがっちゃって」ニヤニヤ
結衣「そんな覚えはない」フイッ
京子「覚えてるくせにー」
結衣「あ、また髪乾かさなきゃ」
京子「結衣、先にドライヤー使っていい?」
結衣「あ、京子の髪長いし乾かすの大変だもんな。いいよ」
京子「あんがとー」
結衣「じゃあ私、先向こう行っとくから」
京子「えっ、どうせだったら最後まで私に付き合えよ!」
結衣「いやいや」
京子「ラムレーズン!」
結衣「は?」
京子「ラムレーズン、私がいない間に勝手に食うなよ!」
結衣「食わねーし」
可愛いなちくしょう
ずっと見てたくなるな
しえんぬ
トトトッ...
結衣「ふう、なんか二倍すっきりした気分」
髪は自然に乾かせばいいか。
そんなことを考えながら、居間に敷いた二つの布団のうち右端のほうに座り込んだ。
なんだか急に、眠たくなってきた。
布団の上だからきっとよけいにだ。
私はうとうとと舟をこぎ始める。
「結衣!」
突然、冷たいものが額に当てられ私はぱっと目を覚ました。
いつのまにか京子がいて、私にラムレーズンを差し出しながら笑っていた。
結衣「あ、京子」
京子「ほい、ラムレーズン」
結衣「ありがと……って、これうちん家のラムレーズンなんだけど」
京子「細かいことは気にせず、いただきますっ」
結衣「はいどうぞ」
京子「いやー、風呂上りのラムレーズンは美味いねえ」
結衣「ん、そうだな」
京子「結衣、眠そう」
結衣「ちょっと眠いかも」
京子「じゃあこれ食べたら寝るか」
結衣「ゲームはしなくていいの?」
京子「明日もあるしな」ニッ
結衣「……そうだな」
超和む
京子はもっとかつでつ悪い
ちくしょうなんでこんなに可愛いんだ
>>276
ナニイテンダ
京子「ふいー、食った食った」
結衣「下品だな」
京子「美味いもんは美味いんだから仕方無い」
結衣「下品と美味いは関係ないだろ」
京子「じゃあ品のある私か品のない私、結衣はどっちを選ぶ!」
結衣「品のない京子」
京子「でしょ?」
結衣「うん」
京子「……でも即答されてもあまり嬉しくなかったわ」
結衣「カップ、片付けるよ」
京子「あ、いい、私が持ってく!」
結衣「え、なんだよ急に」
京子「結衣は先に寝といてよし!ただ歯磨きするのは忘れない!」
結衣「……うん」ハテ、
続いてて安心した
いいね
まだまだ支援
おもしろいよ
◆
結衣「じゃ、電気消すよ」
京子「おーどうぞ」
パチッ
シーン
電気を消すと、周囲の音まで静かになった気がするのはどうしてだろう。
聞こえるのは自分の息遣いと、京子の息遣いだけ。
結衣「……」
京子「ふふっ」
結衣「なにその笑い」
京子「悪いか」
結衣「べつに」
京子「やっぱいつ泊まっても結衣ん家はいいなって思った」
結衣「……そう」
京子「寂しがり屋の結衣が一人暮らしなんてまだまだ早い」
結衣「……ん」
支援
いい雰囲気
だんだん京子の声がフェードアウトしてくる。
それでも私は、京子の声に耳を傾けた。
京子「だから私と一緒に暮らせばいいんじゃないかって思う」
結衣「……なに、言ってんの」
京子「まあ無理だろうけど」
結衣「そりゃ、な……」
京子「でも、出来るだけ結衣の傍にいたいって思うんだよ」
ふざけた調子の言葉遣いなのに、なんだか京子の声はとても温かく聞こえた。
つい、私は布団の中で京子の手を探した。
京子「だから、これからもすっごいたくさん結衣ん家来ちゃうよ」
いいよね、と小さな声が聞こえたような気がしたとき、ようやく京子の手を見つけた。
私は眠い瞳を無理に開けると、そっと隣に顔を向けた。
暗闇の中、京子と目が合う。
結衣「……京子なのに、そんなこと聞く必要ないじゃん」
京子「どういう意味だ」
私は答えず目を閉じた。
京子の隣はとても安心する。私は答える代わりに京子の手をぎゅっと握った。
結衣「……おやすみ」
いいねいいね
キマシタワー
まちがいなく殿堂入り
しえん
京子がなんと言ったのかはもう聞こえなかった。
私はずるずると、温かな眠りの中に引き込まれていった。
―――――
―――――
そして次の日。
結衣「おい京子、起きろって」
ユサユサ
京子「うぅ、お、おなべ……」
結衣「なんの夢だよ……京子ってば」
京子「うわあ!?」ガバッ
結衣「うわっ!?」ゴッチーン
京子「……」ボーッ
結衣「……」
京子「あ、結衣。おはよう」
結衣「はいおはよう」
超支援
京子「なんかいい匂いする」
結衣「朝ごはん」
京子「食う!」バッ
結衣「の前に顔洗って来い」
京子「へーい。あ、そうだ結衣」
結衣「ん?」
京子「今日は何する?」
結衣「んー」
京子「たまには二人家の中でのんびりってのもいいかもな!」
結衣「……そだな。昨日のゲームの続きもあるし」
京子「おぉ!」
支援
いやー癒されるね
最後までついて行きたいのにそろそろスレから離れなきゃいけない…
最後の支援
それから時間が過ぎるのは早かった。
いつのまにか昼になっていて、昼が終わればもう夕方で。
京子「あ、そろそろ五時か」
結衣「もう帰る?」
京子「うん……」
結衣「じゃ、送るよ」
京子「そこまででいいよ」
結衣「わかった」
なんとなくお互い緩慢な動作で立ち上がり、京子と一緒に玄関に向かう。
京子は靴を履き終えると、「それじゃ」と私に向き直った。
京子「結衣、また学校でな」
結衣「うん」
京子「泊めてくれてあんがと」
結衣「来てくれてありがと」
京子「……ん。じゃあまた明日!」
ガチャっとドアが開き、京子が出て行く。
手を振る京子に、私も振り返した。
ええなあ…
支援
◆
家の中に戻り、誰もいない部屋を見渡す。
なんだか京子がいないだけでひどく殺風景に見えた。
結衣「……そうだ、何か買いに行こう」
私は急に思い立って、冷蔵庫の中を覗いた。
何か買いに行くものはっと……。
結衣「あ、ラムレーズン切らしちゃった」
何個も買い溜めてあったラムレーズンがなくなっている。
ふと台所のゴミ箱を見ると、カラになったラムレーズンのカップがいくつも
捨ててあった。
まったく、京子のやつ……。
今ならまだ、家へ帰る京子に追いつけるだろうか。
ラムレーズン、また来るときのためにたっぷり買い込んでおかなきゃ。
終わり。
これは乙すぎる
初めてのゆるゆりSSは京結に捧げる
最後まで支援、見てくださった方、ありがとうございました!
乙
イイ!
うおおお間に合った
乙乙乙
とてもよかった、乙
面白かった
乙カレー
乙
超乙
よかったぜ
是非次回にも期待したい!
乙 これはいい…和んだ
おつ!なごんだ
ゆるい感じがよかった
おつ
良い緩さだった
乙
乙
おお、乙!
平和なこの2人のやり取りは癒された
やるじゃん
おつ
乙
よかったわ
乙!
言い終わり方だな
初めてってことはまたやるんだよな期待してる
乙
最高だった
乙
次回作期待してる
じゃあジャンプしてみようか
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