ーひまホームー
ドンドン
櫻子「向日葵ぃ―!遊べぇー!」
櫻子「…………」ウズウズ
櫻子「あぁー!もういいっ!私がそっちに行くから!」
ガチャ
ダッダッダッダッ
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向日葵「……やれやれですわ」
向日葵「まったく、櫻子はせわしな――」
ガッ!
ゴロゴロゴロ
バターン!
向日葵(えっ……?なに、今の大きな物音は……)
スッ
向日葵「さ、櫻子ぉ……?」
櫻子「」グター
向日葵「」
向日葵「……」ハッ
向日葵「さ、櫻子ぉおおおおおお!?」
ー病院ー
向日葵「それで櫻子の容態は、今いったいどうなってるんですか……」グスッ
撫子「大丈夫」
撫子「どうやら死の危険や後遺症といった点に関しては、問題ないみたい」
撫子「おそらくは思い切り頭から階段を転げ落ちただろうにこの子は凄いね、ってお医者さん言ってた」
向日葵「そ、そうなんですか」ホッ
撫子「――ただし、完全に何事もなくとは、いかなかったようだけど」
向日葵「えっ……?」
撫子「でも一時的な物だってさ。時間が経てば自然に治るみたい」
向日葵「い、いったいどんな……!」ゴクリ
撫子「……まあ、自分で見てみればいいよ」
ー病室ー
花子「ちょ、痛いし!髪引っ張るの止めるし!櫻子のバカぁ!」
さくらこ「うばー!うばばー!」キャッキャッキャ
向日葵「……」
撫子「ざっくり一言で表現するとね、櫻子の精神が幼児の頃に戻った」
向日葵「櫻子……」
向日葵(前から実年齢より子供っぽい子ではありましたけど)
向日葵(小さい頃と比べてまるで進歩がない、なんて心の中では時々思ってましたけど)
向日葵(ついには本当に現実で幼児退行してしまうなんて……)ホロリ
さくらこ「……」ピタッ
さくらこ「……」
ポイッ
花子「ふぅ……」ジンジン
花子「や、やっと離してくれたし……。凄く痛かったし……」グスッ
撫子「花子、お疲れさま」
さくらこ「あー、うー、あー!」バタバタ
向日葵「!」ビクッ
向日葵「い、いきなりどうしたのかしら、櫻子……?」
撫子「なんか両腕をひま子の方にバタバタさせてるし、ひま子にこっちに来いって言ってるんじゃない?」
向日葵「そうでしょうか……?」
撫子「駄目元でとりあえず行ってみなよ」
向日葵「わ、わかりました」
向日葵「はーい、さ、櫻子ぉ……、向日葵ですよー……、怖くないですよー……」
撫子 花子(ぎこちなっ……!)
さくらこ「……」
さくらこ「だぁ!」グイッ
向日葵「うわっ!ちょっと、櫻子!」
さくらこ「ふぃー」ムギュー
向日葵「……」
ムギュー
向日葵「……」
ムギュー
向日葵「……」ヨシヨシ
さくらこ「うー」スリスリ
ムギュー
向日葵「……」ツンツン
さくらこ「ふぇー」プニプニ
ムギュー
向日葵「…………」
向日葵「――ああ、これ、凄くイイですわっ……!」ゾクゾク
撫子(うわぁ、ひま子何かヤバいのに目覚めた……?)
花子(ひま姉、櫻子を見る目つきがいつもと違ってて怖いし……)
さくらこ「うー?」ニコニコ
今日はここまで
スレタイの候補だけなら現時点でもう他に7つあるんだけどなぁ……
色々あってゆるゆりSS書く時間あまり取れてない
乙
絵的にやばそうだな
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